JPH1073756A - 焦点検出装置 - Google Patents
焦点検出装置Info
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- JPH1073756A JPH1073756A JP8231823A JP23182396A JPH1073756A JP H1073756 A JPH1073756 A JP H1073756A JP 8231823 A JP8231823 A JP 8231823A JP 23182396 A JP23182396 A JP 23182396A JP H1073756 A JPH1073756 A JP H1073756A
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- optical system
- light
- condenser lens
- imaging means
- focus detection
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カメラなどの焦点検出装置において、迷光の
発生を防止して高精度の焦点検出を行う。 【解決手段】 コンデンサレンズ21および再結像レン
ズ23、24を透明プラスチック材料にて一体成形して
光学系ブロック20を形成する。光学系ブロック20の
偏向面48に折り曲げミラー22を形成する。光学系ブ
ロック20の外周面には、遮光膜が塗布された複数の遮
光溝50を形成する。これにより、コンデンサレンズ2
1を透過して再結像レンズ23、24に向かって光軸に
略平行に直進する光束以外の光は遮光溝50により吸収
されるため、迷光の発生が防止され、高精度の焦点検出
を行うことができる。
発生を防止して高精度の焦点検出を行う。 【解決手段】 コンデンサレンズ21および再結像レン
ズ23、24を透明プラスチック材料にて一体成形して
光学系ブロック20を形成する。光学系ブロック20の
偏向面48に折り曲げミラー22を形成する。光学系ブ
ロック20の外周面には、遮光膜が塗布された複数の遮
光溝50を形成する。これにより、コンデンサレンズ2
1を透過して再結像レンズ23、24に向かって光軸に
略平行に直進する光束以外の光は遮光溝50により吸収
されるため、迷光の発生が防止され、高精度の焦点検出
を行うことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影光学系の合焦
状態を検出するカメラなどの焦点検出装置に関する。
状態を検出するカメラなどの焦点検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラなどの焦点検出装置として、撮影
光学系によって形成された被写体像を一対の被写体像と
して再結像してイメージセンサで受光し、このイメージ
センサの出力信号を処理して一対の被写体像の相対的な
位置ズレ量を求め、この位置ズレ量に基づき撮影光学系
の合焦状態を検出する位相差検出方式の焦点検出装置が
知られている。このような焦点検出装置においては、瞳
分割型再結像光学系が一般に用いられている。
光学系によって形成された被写体像を一対の被写体像と
して再結像してイメージセンサで受光し、このイメージ
センサの出力信号を処理して一対の被写体像の相対的な
位置ズレ量を求め、この位置ズレ量に基づき撮影光学系
の合焦状態を検出する位相差検出方式の焦点検出装置が
知られている。このような焦点検出装置においては、瞳
分割型再結像光学系が一般に用いられている。
【0003】図12に瞳分割型再結像光学系を用いた従
来の焦点検出装置の焦点検出光学系87とイメージセン
サ88の基本的な構成を示す。焦点検出光学系87は長
方形の開口部70を有する視野マスク71と、コンデン
サレンズ72と、1対の絞り開口部73、74を有する
絞りマスク75と、1対の再結像レンズ76、77をプ
ラスチック光学材料で一体成形した再結像手段78とか
らなる。イメージセンサ88は電荷蓄積型イメージセン
サ(CCD)から構成された1対の受光部80、81か
らなる半導体基板82(チップ、IC基板)とこれを納
めるパッケージ90(セラミックパッケージ)からな
る。視野マスク71、コンデンサレンズ72、絞りマス
ク75および再結像手段78はホルダ91により一体的
に支持されている。
来の焦点検出装置の焦点検出光学系87とイメージセン
サ88の基本的な構成を示す。焦点検出光学系87は長
方形の開口部70を有する視野マスク71と、コンデン
サレンズ72と、1対の絞り開口部73、74を有する
絞りマスク75と、1対の再結像レンズ76、77をプ
ラスチック光学材料で一体成形した再結像手段78とか
らなる。イメージセンサ88は電荷蓄積型イメージセン
サ(CCD)から構成された1対の受光部80、81か
らなる半導体基板82(チップ、IC基板)とこれを納
めるパッケージ90(セラミックパッケージ)からな
る。視野マスク71、コンデンサレンズ72、絞りマス
ク75および再結像手段78はホルダ91により一体的
に支持されている。
【0004】上記の構成において1対の絞り開口部7
3、74はコンデンサレンズ72により撮影光学系の射
出瞳近傍の仮想的な面80の光軸に対して対称な1対の
領域81、82に投影されており、この領域81、82
を通る光束は、視野マスク71付近でまず一次像を形成
する。視野マスク71の開口部70に形成された一次像
はさらに、コンデンサレンズ72、1対の絞り開口部7
3、74を通り、1対の再結像レンズ76、77により
イメージセンサ88の受光部80、81上に1対の2次
像として結像される。上記1対の2次像の相対的位置関
係は撮影光学系の焦点調節状態(すなわち予定焦点面と
像面との光軸方向の隔たり)に応じて変化する。受光部
80、81の1対の2次像を光電変換して得られる電気
的な被写体像信号を、不図示のマイクロコンピュータに
取り込んで処理することにより、上記1対の2次像の相
対的位置関係を求め、それに応じて撮影光学系の焦点調
節状態を示すデフォーカス量を求めることにより焦点検
出が行われる。
3、74はコンデンサレンズ72により撮影光学系の射
出瞳近傍の仮想的な面80の光軸に対して対称な1対の
領域81、82に投影されており、この領域81、82
を通る光束は、視野マスク71付近でまず一次像を形成
する。視野マスク71の開口部70に形成された一次像
はさらに、コンデンサレンズ72、1対の絞り開口部7
3、74を通り、1対の再結像レンズ76、77により
イメージセンサ88の受光部80、81上に1対の2次
像として結像される。上記1対の2次像の相対的位置関
係は撮影光学系の焦点調節状態(すなわち予定焦点面と
像面との光軸方向の隔たり)に応じて変化する。受光部
80、81の1対の2次像を光電変換して得られる電気
的な被写体像信号を、不図示のマイクロコンピュータに
取り込んで処理することにより、上記1対の2次像の相
対的位置関係を求め、それに応じて撮影光学系の焦点調
節状態を示すデフォーカス量を求めることにより焦点検
出が行われる。
【0005】また、上記焦点検出光学系を用いた焦点検
出装置を一眼レフカメラボディに組み込む場合は、ファ
インダー光学系に光を偏向するメインミラーの一部をハ
ーフミラーとして形成し、メインミラーを透過する光束
をメインミラーの背後に配置されたサブミラーでミラー
ボックスの底部に偏向し、ミラーボックス底に設置した
焦点検出装置に光を導く。
出装置を一眼レフカメラボディに組み込む場合は、ファ
インダー光学系に光を偏向するメインミラーの一部をハ
ーフミラーとして形成し、メインミラーを透過する光束
をメインミラーの背後に配置されたサブミラーでミラー
ボックスの底部に偏向し、ミラーボックス底に設置した
焦点検出装置に光を導く。
【0006】一方、ミラーボックス底部において焦点検
出光学系を図12のように直列に配列すると、ボディ寸
法が大きくなってしまうので、図13に示すように、コ
ンデンサレンズ72から再結像レンズ76、77の間に
折り曲げミラー79を配置して、焦点検出光束を偏向す
ることが一般的に行われている。図13において、コン
デンサレンズ72、再結像レンズ76、77および折り
曲げミラー79はホルダ92に接着により固定されるの
が一般的である。
出光学系を図12のように直列に配列すると、ボディ寸
法が大きくなってしまうので、図13に示すように、コ
ンデンサレンズ72から再結像レンズ76、77の間に
折り曲げミラー79を配置して、焦点検出光束を偏向す
ることが一般的に行われている。図13において、コン
デンサレンズ72、再結像レンズ76、77および折り
曲げミラー79はホルダ92に接着により固定されるの
が一般的である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したような瞳分割
型焦点検出光学系においては、コンデンサレンズ、再結
像レンズ、折り曲げミラー、およびホルダをそれぞれ別
部品として作成し、これらを接着して構成していたた
め、部品点数が多くなり、かつ製造コストが大きくなる
とともに、温度変化、湿度変化あるいは衝撃などにより
接着した部分がずれ、焦点検出結果が変化してしまい、
信頼性の高い焦点検出を行うことができなかった。
型焦点検出光学系においては、コンデンサレンズ、再結
像レンズ、折り曲げミラー、およびホルダをそれぞれ別
部品として作成し、これらを接着して構成していたた
め、部品点数が多くなり、かつ製造コストが大きくなる
とともに、温度変化、湿度変化あるいは衝撃などにより
接着した部分がずれ、焦点検出結果が変化してしまい、
信頼性の高い焦点検出を行うことができなかった。
【0008】このため、焦点検出光学系を例えば透明プ
ラスチック材料にて一体的に形成することにより、部品
点数および接着箇所を低減することが考えられる。しか
しながら、透明材料にて一体成形した場合、コンデンサ
レンズから再結像レンズまでの光路上にある壁面での光
の反射により迷光が生じ、この迷光がイメージセンサの
受光部に入射するため、高精度な焦点検出を行うことが
できないという問題がある。
ラスチック材料にて一体的に形成することにより、部品
点数および接着箇所を低減することが考えられる。しか
しながら、透明材料にて一体成形した場合、コンデンサ
レンズから再結像レンズまでの光路上にある壁面での光
の反射により迷光が生じ、この迷光がイメージセンサの
受光部に入射するため、高精度な焦点検出を行うことが
できないという問題がある。
【0009】本発明の目的は、製造コストを低減すると
ともに、迷光の影響のない高精度な焦点検出を行うこと
ができる焦点検出装置を提供することにある。
ともに、迷光の影響のない高精度な焦点検出を行うこと
ができる焦点検出装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
および図2を参照して説明すると、請求項1の発明は、
撮影光学系の予定焦点面近傍に配設されたコンデンサレ
ンズ21と、コンデンサレンズ21の後方に配置され、
撮影光学系により予定焦点面に形成される被写体像を再
結像する再結像手段23、24と、再結像手段23、2
4により再結像された被写体像を受光する受光部40と
を備えた焦点検出装置に適用され、コンデンサレンズ2
1および再結像手段23、24を透明材料にて一体の光
学部材20として形成し、光学部材20における光の入
射面、反射面および出射面以外の外周面に迷光防止加工
50を施したことにより上記目的を達成する。
および図2を参照して説明すると、請求項1の発明は、
撮影光学系の予定焦点面近傍に配設されたコンデンサレ
ンズ21と、コンデンサレンズ21の後方に配置され、
撮影光学系により予定焦点面に形成される被写体像を再
結像する再結像手段23、24と、再結像手段23、2
4により再結像された被写体像を受光する受光部40と
を備えた焦点検出装置に適用され、コンデンサレンズ2
1および再結像手段23、24を透明材料にて一体の光
学部材20として形成し、光学部材20における光の入
射面、反射面および出射面以外の外周面に迷光防止加工
50を施したことにより上記目的を達成する。
【0011】図10を参照して説明すると、請求項2の
発明は、撮影光学系の予定焦点面近傍に配設されたコン
デンサレンズ21と、コンデンサレンズ21の後方に配
置され、撮影光学系により予定焦点面に形成される被写
体像を再結像する再結像手段23、24と、再結像手段
23、24により再結像された被写体像を受光する受光
部40とを備えた焦点検出装置に適用され、コンデンサ
レンズ21および再結像手段23、24を透明材料にて
一体の光学部材20として形成し、光学部材20にコン
デンサレンズ21から再結像手段23、24へ向かう有
効光束を偏向する偏向面48を形成し、偏向面48にお
ける有効光束の偏向角度を透明材料の全反射角度よりも
小さくし、偏向面48の有効光束が照射される部分に反
射部22を、それ以外の部分には光吸収部49を形成し
たことにより上記目的を達成する。ここで、全反射角度
は、透明材料の屈折率に基づいて定められるものであ
る。
発明は、撮影光学系の予定焦点面近傍に配設されたコン
デンサレンズ21と、コンデンサレンズ21の後方に配
置され、撮影光学系により予定焦点面に形成される被写
体像を再結像する再結像手段23、24と、再結像手段
23、24により再結像された被写体像を受光する受光
部40とを備えた焦点検出装置に適用され、コンデンサ
レンズ21および再結像手段23、24を透明材料にて
一体の光学部材20として形成し、光学部材20にコン
デンサレンズ21から再結像手段23、24へ向かう有
効光束を偏向する偏向面48を形成し、偏向面48にお
ける有効光束の偏向角度を透明材料の全反射角度よりも
小さくし、偏向面48の有効光束が照射される部分に反
射部22を、それ以外の部分には光吸収部49を形成し
たことにより上記目的を達成する。ここで、全反射角度
は、透明材料の屈折率に基づいて定められるものであ
る。
【0012】請求項3の発明は、光学部材20における
光の入射面、反射面および出射面以外の外周面に迷光防
止加工50を施したものである。請求項4の発明は、撮
影光学系の予定焦点面近傍に配設されたコンデンサレン
ズ21と、コンデンサレンズ21の後方に配置され、撮
影光学系により予定焦点面に形成される被写体像を再結
像する再結像手段23、24と、再結像手段23、24
により再結像された被写体像を受光する受光部40とを
備えた焦点検出装置に適用され、コンデンサレンズ21
および再結像手段23、24を透明材料にて一体の光学
部材20として形成したことにより上記目的を達成す
る。
光の入射面、反射面および出射面以外の外周面に迷光防
止加工50を施したものである。請求項4の発明は、撮
影光学系の予定焦点面近傍に配設されたコンデンサレン
ズ21と、コンデンサレンズ21の後方に配置され、撮
影光学系により予定焦点面に形成される被写体像を再結
像する再結像手段23、24と、再結像手段23、24
により再結像された被写体像を受光する受光部40とを
備えた焦点検出装置に適用され、コンデンサレンズ21
および再結像手段23、24を透明材料にて一体の光学
部材20として形成したことにより上記目的を達成す
る。
【0013】請求項1の発明によれば、光学部材20に
入射された光束は、コンデンサレンズ21、再結像手段
23、24などの入射面、反射面および出射面を通過し
て受光部40に入射するが、この際、光学部材20の外
周面に向かう迷光は、外周面に施された迷光防止加工5
0によりその発生が防止され、これにより迷光が受光部
40に入射することが無くなる。
入射された光束は、コンデンサレンズ21、再結像手段
23、24などの入射面、反射面および出射面を通過し
て受光部40に入射するが、この際、光学部材20の外
周面に向かう迷光は、外周面に施された迷光防止加工5
0によりその発生が防止され、これにより迷光が受光部
40に入射することが無くなる。
【0014】請求項2の発明によれば、光学部材20に
入射された光束のうち、コンデンサレンズ21から再結
像手段23、24へ向かう有効光は、偏向面48の反射
部22において全反射して受光部40に入射する。この
際、偏向部48の反射部22以外に到達する光束は光吸
収部49により吸収される。また、有効光束の全反射角
度よりも大きい角度で反射部22に入射する光束は反射
部22を透過する。このため、迷光が受光部40に到達
することが防止される。
入射された光束のうち、コンデンサレンズ21から再結
像手段23、24へ向かう有効光は、偏向面48の反射
部22において全反射して受光部40に入射する。この
際、偏向部48の反射部22以外に到達する光束は光吸
収部49により吸収される。また、有効光束の全反射角
度よりも大きい角度で反射部22に入射する光束は反射
部22を透過する。このため、迷光が受光部40に到達
することが防止される。
【0015】請求項3の発明によれば、光学部材20の
外周面に向かう迷光は、外周面に施された迷光防止加工
50によりその発生が防止され、これにより迷光が受光
部40に入射することが無くなる。請求項4の発明によ
れば、コンデンサレンズ21および再結像手段23、2
4が透明材料にて一体に形成されているため、部品数お
よび接着箇所を低減することができる。
外周面に向かう迷光は、外周面に施された迷光防止加工
50によりその発生が防止され、これにより迷光が受光
部40に入射することが無くなる。請求項4の発明によ
れば、コンデンサレンズ21および再結像手段23、2
4が透明材料にて一体に形成されているため、部品数お
よび接着箇所を低減することができる。
【0016】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。 −第1の実施の形態− 図1は本発明の第1の実施の形態に係る焦点検出光学系
の構成を示す斜視図、図2は光軸を通る断面図、図3は
本実施の形態に係る焦点検出光学系が用いられるカメラ
の構成を示すブロック断面図である。図3に示すよう
に、本実施の形態に係る焦点検出光学系が用いられるカ
メラは、ボディ1にメインミラー4(ハーフミラー)
と、サブミラー5と、ファインダー光学系(スクリーン
6、ペンタプリズム7、接眼レンズ8)と、後述する焦
点検出光学系およびイメージセンサからなる焦点検出モ
ジュール10と、演算手段11とが内蔵され、交換レン
ズ2には撮影光学系3と、レンズ駆動手段12とが内蔵
される。なお、ボディ1内には、撮影光学系3により形
成される画像を記録するためのフィルムが配置されるフ
ィルム面9が配置される。
施の形態について説明する。 −第1の実施の形態− 図1は本発明の第1の実施の形態に係る焦点検出光学系
の構成を示す斜視図、図2は光軸を通る断面図、図3は
本実施の形態に係る焦点検出光学系が用いられるカメラ
の構成を示すブロック断面図である。図3に示すよう
に、本実施の形態に係る焦点検出光学系が用いられるカ
メラは、ボディ1にメインミラー4(ハーフミラー)
と、サブミラー5と、ファインダー光学系(スクリーン
6、ペンタプリズム7、接眼レンズ8)と、後述する焦
点検出光学系およびイメージセンサからなる焦点検出モ
ジュール10と、演算手段11とが内蔵され、交換レン
ズ2には撮影光学系3と、レンズ駆動手段12とが内蔵
される。なお、ボディ1内には、撮影光学系3により形
成される画像を記録するためのフィルムが配置されるフ
ィルム面9が配置される。
【0018】以上の構成により以下の動作で焦点検出お
よび自動焦点調節動作が達成される。まず非撮影時に撮
影光学系3を通りメインミラー4で一部反射された光束
により、撮影光学系3のフィルム面9と共役な面に配置
されたスクリーン6上に被写体像が形成される。スクリ
ーン6上で形成された被写体像は、スクリーン6上で散
乱された後、ペンタプリズム7、接眼レンズ8を介して
ファインダー像(撮影画面)として観察される。一方、
メインミラー4を透過した一部の光束はサブミラー5に
より下方に偏向され、ボディ底部に配置された焦点検出
モジュール10に導かれる。
よび自動焦点調節動作が達成される。まず非撮影時に撮
影光学系3を通りメインミラー4で一部反射された光束
により、撮影光学系3のフィルム面9と共役な面に配置
されたスクリーン6上に被写体像が形成される。スクリ
ーン6上で形成された被写体像は、スクリーン6上で散
乱された後、ペンタプリズム7、接眼レンズ8を介して
ファインダー像(撮影画面)として観察される。一方、
メインミラー4を透過した一部の光束はサブミラー5に
より下方に偏向され、ボディ底部に配置された焦点検出
モジュール10に導かれる。
【0019】焦点検出モジュール10は焦点検出光学系
により一対の被写体像を形成するとともに、イメージセ
ンサにより一対の被写体像を光電変換し、この一対の被
写体像の強度分布に応じた出力を演算手段11に送る。
演算手段11は焦点検出モジュール10のイメージセン
サから送られる出力信号を演算処理し、撮影光学系3の
焦点調節状態に対応する焦点信号すなわちフィルム面9
に対する被写体像面のデフォーカス量(デフォーカス方
向を含む)を発生し、このデフォーカス量を交換レンズ
2に内蔵されるレンズ駆動手段12に送出する。レンズ
駆動手段12はデフォーカス量を撮影光学系3の光軸方
向の移動量に換算し、換算された移動量だけ撮影光学系
3を駆動して合焦状態を達成する。その後、不図示のレ
リーズ操作部材の操作によりメインミラー4およびサブ
ミラー5が撮影光路から待避し、不図示のシャッター機
構の動作によりフィルム面9に配置されたフィルムへの
露光が制御される。
により一対の被写体像を形成するとともに、イメージセ
ンサにより一対の被写体像を光電変換し、この一対の被
写体像の強度分布に応じた出力を演算手段11に送る。
演算手段11は焦点検出モジュール10のイメージセン
サから送られる出力信号を演算処理し、撮影光学系3の
焦点調節状態に対応する焦点信号すなわちフィルム面9
に対する被写体像面のデフォーカス量(デフォーカス方
向を含む)を発生し、このデフォーカス量を交換レンズ
2に内蔵されるレンズ駆動手段12に送出する。レンズ
駆動手段12はデフォーカス量を撮影光学系3の光軸方
向の移動量に換算し、換算された移動量だけ撮影光学系
3を駆動して合焦状態を達成する。その後、不図示のレ
リーズ操作部材の操作によりメインミラー4およびサブ
ミラー5が撮影光路から待避し、不図示のシャッター機
構の動作によりフィルム面9に配置されたフィルムへの
露光が制御される。
【0020】次に、本発明実施の形態に係る焦点検出モ
ジュール10に用いられる焦点検出光学系の構成につい
て、図1および図2を用いて詳細に説明する。図2およ
び図3に示すように、本実施の形態に係る焦点検出光学
系17は、透明プラスチックにより一体的に形成された
光学系ブロック20からなり、光学系ブロック20内に
は、コンデンサレンズ21、折り曲げミラー22および
一対の再結像レンズ23、24が形成されている。折り
曲げミラー22は、光軸Xに対して45度の角度をなす
ように光学系ブロック20に形成された偏向面48の一
部の領域60に形成されている。一対の再結像レンズ2
3、24は面25より一段低くなった面26に形成され
ている。また、面25から脚部27、28が突出してお
り、脚部27、28の先端面29、30にイメージセン
サパッケージ40が接着される。また、光学系ブロック
20の壁面には、光束の反射を防止するための複数の遮
光溝50が形成されている。遮光溝50は、図2に示す
ように、光軸Xに垂直な平面を光束の入射側に向け、光
軸Xに対して45度傾斜する平面を光束の出射側に向く
ように形成されている。遮光溝50が形成された壁面は
遮光塗料が塗布され、遮光溝50に入射する有害な光束
を吸収する。なお、遮光溝以外の反射防止対策として、
シボ面や砂ズリ面を壁面に形成してもよい。
ジュール10に用いられる焦点検出光学系の構成につい
て、図1および図2を用いて詳細に説明する。図2およ
び図3に示すように、本実施の形態に係る焦点検出光学
系17は、透明プラスチックにより一体的に形成された
光学系ブロック20からなり、光学系ブロック20内に
は、コンデンサレンズ21、折り曲げミラー22および
一対の再結像レンズ23、24が形成されている。折り
曲げミラー22は、光軸Xに対して45度の角度をなす
ように光学系ブロック20に形成された偏向面48の一
部の領域60に形成されている。一対の再結像レンズ2
3、24は面25より一段低くなった面26に形成され
ている。また、面25から脚部27、28が突出してお
り、脚部27、28の先端面29、30にイメージセン
サパッケージ40が接着される。また、光学系ブロック
20の壁面には、光束の反射を防止するための複数の遮
光溝50が形成されている。遮光溝50は、図2に示す
ように、光軸Xに垂直な平面を光束の入射側に向け、光
軸Xに対して45度傾斜する平面を光束の出射側に向く
ように形成されている。遮光溝50が形成された壁面は
遮光塗料が塗布され、遮光溝50に入射する有害な光束
を吸収する。なお、遮光溝以外の反射防止対策として、
シボ面や砂ズリ面を壁面に形成してもよい。
【0021】さらに、光学系ブロック20には、カメラ
ボディ本体への取り付け部31、32、33が形成され
ており、取り付け部31、32、33にはねじが螺合さ
れる孔部34、35、36が形成されている。図4は光
学系ブロック20をカメラボディ1に取り付けた状態を
示す図である。光学系ブロック20はカメラボディ1の
ミラーボックス底を形成する板51に形成された開口部
52にコンデンサレンズ21が対向するように、ボディ
1の内部基板53にネジ54、55により取り付け部3
1、32の孔部34、35を介して取り付けられる。な
お、図4に示す側と反対側の側面においては、不図示の
ネジにより取り付け部33の孔部36を介して内部基板
53に取り付けられる。
ボディ本体への取り付け部31、32、33が形成され
ており、取り付け部31、32、33にはねじが螺合さ
れる孔部34、35、36が形成されている。図4は光
学系ブロック20をカメラボディ1に取り付けた状態を
示す図である。光学系ブロック20はカメラボディ1の
ミラーボックス底を形成する板51に形成された開口部
52にコンデンサレンズ21が対向するように、ボディ
1の内部基板53にネジ54、55により取り付け部3
1、32の孔部34、35を介して取り付けられる。な
お、図4に示す側と反対側の側面においては、不図示の
ネジにより取り付け部33の孔部36を介して内部基板
53に取り付けられる。
【0022】図2に示すように、再結像レンズ23、2
4の後段には、赤外カットフィルタ41が取り付けられ
る。赤外カットフィルタ41は板状のプラスチック表面
に誘電体多層膜を形成し、焦点検出に不要な赤外光をカ
ットする機能を備えたフィルタであって、光学系ブロッ
ク20の面25に接着される。
4の後段には、赤外カットフィルタ41が取り付けられ
る。赤外カットフィルタ41は板状のプラスチック表面
に誘電体多層膜を形成し、焦点検出に不要な赤外光をカ
ットする機能を備えたフィルタであって、光学系ブロッ
ク20の面25に接着される。
【0023】また、イメージセンサパッケージ40には
半導体基板42が設けられ、光学系ブロック20の脚部
27、28の先端面29、30にイメージセンサパッケ
ージ40の表面部が接着される。イメージセンサパッケ
ージ40とは、透明プラスチックにより半導体基板42
をモールドしたパッケージのことであり、光学系ブロッ
ク20とはプラスチック同志の接着となるため、一般的
なセラミックパッケージとプラスチックとの接着に比較
して熱膨張率差が少なくなるよう、光学系ブロック20
とイメージセンサパッケージ40とは等相性のものを用
いることが好ましい。
半導体基板42が設けられ、光学系ブロック20の脚部
27、28の先端面29、30にイメージセンサパッケ
ージ40の表面部が接着される。イメージセンサパッケ
ージ40とは、透明プラスチックにより半導体基板42
をモールドしたパッケージのことであり、光学系ブロッ
ク20とはプラスチック同志の接着となるため、一般的
なセラミックパッケージとプラスチックとの接着に比較
して熱膨張率差が少なくなるよう、光学系ブロック20
とイメージセンサパッケージ40とは等相性のものを用
いることが好ましい。
【0024】一方、図5に示すように、コンデンサレン
ズ21のレンズ面には、塗りまたは印刷による遮光部4
4により視野マスク開口部43が形成されている。な
お、開口部43に誘電体多層膜を蒸着して赤外カットフ
ィルタ41の機能を持たせるようにしてもよい。また、
図6に示すように、一対の再結像レンズ23、24に
は、塗りまたは印刷による遮光部45により絞りマスク
開口46、47が形成される。さらに、図7に示すよう
に、偏向面48の領域60は、塗りまたは印刷による遮
光部49により遮光され、折り曲げミラー22の部分に
はアルミ蒸着により反射膜が形成される。
ズ21のレンズ面には、塗りまたは印刷による遮光部4
4により視野マスク開口部43が形成されている。な
お、開口部43に誘電体多層膜を蒸着して赤外カットフ
ィルタ41の機能を持たせるようにしてもよい。また、
図6に示すように、一対の再結像レンズ23、24に
は、塗りまたは印刷による遮光部45により絞りマスク
開口46、47が形成される。さらに、図7に示すよう
に、偏向面48の領域60は、塗りまたは印刷による遮
光部49により遮光され、折り曲げミラー22の部分に
はアルミ蒸着により反射膜が形成される。
【0025】以下、このように構成した焦点検出光学系
の光路について説明する。図8は、本発明の第1の実施
の形態に係る焦点検出光学系の光路の展開図である。図
8に示すように、光軸Xに略平行にコンデンサレンズ2
1に入射する光束L1,L2は折り曲げミラー22によ
り反射されて一対の再結像レンズ23、24に入射す
る。一方、コンデンサレンズ21を透過する光軸Xに平
行でない光束L3,L4は、光学系ブロック20の壁面
に形成された遮光溝50により光束L1,L2の進行方
向とは逆方向に反射されて遮光溝50に吸収され、さら
に光束L5は偏向面48に形成された遮光部49により
吸収される。したがって、コンデンサレンズ21から再
結像レンズ23、24までの光路上にある壁面において
光束が反射して迷光が生じることが無くなり、したがっ
て、迷光がイメージセンサ40の半導体基板42に入射
することが無くなって、高精度の焦点検出を行うことが
可能となる。
の光路について説明する。図8は、本発明の第1の実施
の形態に係る焦点検出光学系の光路の展開図である。図
8に示すように、光軸Xに略平行にコンデンサレンズ2
1に入射する光束L1,L2は折り曲げミラー22によ
り反射されて一対の再結像レンズ23、24に入射す
る。一方、コンデンサレンズ21を透過する光軸Xに平
行でない光束L3,L4は、光学系ブロック20の壁面
に形成された遮光溝50により光束L1,L2の進行方
向とは逆方向に反射されて遮光溝50に吸収され、さら
に光束L5は偏向面48に形成された遮光部49により
吸収される。したがって、コンデンサレンズ21から再
結像レンズ23、24までの光路上にある壁面において
光束が反射して迷光が生じることが無くなり、したがっ
て、迷光がイメージセンサ40の半導体基板42に入射
することが無くなって、高精度の焦点検出を行うことが
可能となる。
【0026】また、コンデンサレンズ21および再結像
レンズ23、24を透明プラスチック材料にて一体に形
成しているため、部品点数および接着箇所を少なくし、
これにより製造コストを低減することができる。
レンズ23、24を透明プラスチック材料にて一体に形
成しているため、部品点数および接着箇所を少なくし、
これにより製造コストを低減することができる。
【0027】なお、上記実施の形態においては、光軸X
に対して45度の角度をなすように光学系ブロック20
に形成された偏向面48の一部の領域に折り曲げミラー
22を形成したが、図9(a),(b)に示すように、
光学系ブロック20内部にベース68を形成しこのベー
ス68の上面を光軸Xに対して45度の角度をなすよう
に形成し、この上面に折り曲げミラー22を形成しても
よい。なお、図9(b)は図9(a)のA方向矢視図で
ある。
に対して45度の角度をなすように光学系ブロック20
に形成された偏向面48の一部の領域に折り曲げミラー
22を形成したが、図9(a),(b)に示すように、
光学系ブロック20内部にベース68を形成しこのベー
ス68の上面を光軸Xに対して45度の角度をなすよう
に形成し、この上面に折り曲げミラー22を形成しても
よい。なお、図9(b)は図9(a)のA方向矢視図で
ある。
【0028】−第2の実施の形態− 次いで、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図10は本発明の第2の実施の形態に係る焦点検出光学
系の構成を示す光軸における断面図である。なお、図1
0において図2と同一の構成については同一の参照番号
を付し、詳細な説明は省略する。第2の実施の形態と第
1の実施の形態とは、偏向面48に対する光軸Xの角度
が小さくなっている点が異なるものである。ここで、偏
向面48の傾斜角度は、コンデンサレンズ21の視野開
口部43を通り偏向面48により入射する光束の入射角
度が偏向面48上で全反射の条件を満たさない角度に設
定される。すなわち、光学系ブロック20を形成するプ
ラスチック材料の屈折率により偏向面48の傾斜角度が
決定され、それに応じて光束の反射角度も変わる。
図10は本発明の第2の実施の形態に係る焦点検出光学
系の構成を示す光軸における断面図である。なお、図1
0において図2と同一の構成については同一の参照番号
を付し、詳細な説明は省略する。第2の実施の形態と第
1の実施の形態とは、偏向面48に対する光軸Xの角度
が小さくなっている点が異なるものである。ここで、偏
向面48の傾斜角度は、コンデンサレンズ21の視野開
口部43を通り偏向面48により入射する光束の入射角
度が偏向面48上で全反射の条件を満たさない角度に設
定される。すなわち、光学系ブロック20を形成するプ
ラスチック材料の屈折率により偏向面48の傾斜角度が
決定され、それに応じて光束の反射角度も変わる。
【0029】例えば、光学系ブロック20を形成するプ
ラスチック材料としてポリカーボネートを用いた場合、
屈折率n=1.584であり全反射する臨界角θはSI
Nθ=1/nよりθ=約39.1度となり、この角度よ
り小さい入射角となるように光軸Xに対する偏向面48
の角度を定める。このように構成すると、偏向面48に
おける折り曲げミラー22以外の部分に入射する光束は
全反射せずに遮光部49にトラップすることができ、迷
光を防止できる。
ラスチック材料としてポリカーボネートを用いた場合、
屈折率n=1.584であり全反射する臨界角θはSI
Nθ=1/nよりθ=約39.1度となり、この角度よ
り小さい入射角となるように光軸Xに対する偏向面48
の角度を定める。このように構成すると、偏向面48に
おける折り曲げミラー22以外の部分に入射する光束は
全反射せずに遮光部49にトラップすることができ、迷
光を防止できる。
【0030】図11は、本発明の第2の実施の形態に係
る焦点検出光学系の光路の展開図である。図11に示す
ように、光軸Xに略平行にコンデンサレンズ21に入射
する光束L6,L7は折り曲げミラー22により反射さ
れて一対の再結像レンズ23、24入射する。一方、コ
ンデンサレンズ21を透過する光軸Xに平行でない光束
L8,L9は、光学系ブロック20の壁面において反射
され、遮光部49に吸収される。さらに光束L5は偏向
面48に形成された遮光部49により吸収される。した
がって、コンデンサレンズ21から再結像レンズ23、
24までの光路上にある壁面において光束が反射して迷
光が生じることが無くなり、したがって、迷光がイメー
ジセンサ40の受光部に入射することが無くなって、高
精度の焦点検出を行うことが可能となる。
る焦点検出光学系の光路の展開図である。図11に示す
ように、光軸Xに略平行にコンデンサレンズ21に入射
する光束L6,L7は折り曲げミラー22により反射さ
れて一対の再結像レンズ23、24入射する。一方、コ
ンデンサレンズ21を透過する光軸Xに平行でない光束
L8,L9は、光学系ブロック20の壁面において反射
され、遮光部49に吸収される。さらに光束L5は偏向
面48に形成された遮光部49により吸収される。した
がって、コンデンサレンズ21から再結像レンズ23、
24までの光路上にある壁面において光束が反射して迷
光が生じることが無くなり、したがって、迷光がイメー
ジセンサ40の受光部に入射することが無くなって、高
精度の焦点検出を行うことが可能となる。
【0031】なお、上記第2の実施の形態においては、
光学系ブロック20の外周面には何等特殊な処理を施し
ていないが、第1の実施の形態と同様に、光学系ブロッ
ク20の外周面に遮光溝50を形成してもよい。また、
偏向面48に遮光部49を形成しているが、偏向面48
の折り曲げミラー22以外の面をシボ面や砂ズリ面とし
て反射成分を散乱させるようにしてもよい。
光学系ブロック20の外周面には何等特殊な処理を施し
ていないが、第1の実施の形態と同様に、光学系ブロッ
ク20の外周面に遮光溝50を形成してもよい。また、
偏向面48に遮光部49を形成しているが、偏向面48
の折り曲げミラー22以外の面をシボ面や砂ズリ面とし
て反射成分を散乱させるようにしてもよい。
【0032】以上の実施の形態と請求項との対応におい
て、再結像レンズ23、24が再結像手段を、光学系ブ
ロック20が光学部材を、イメージセンサパッケージ4
0が受光部を、遮光溝50が迷光防止加工を、折り曲げ
ミラー22が反射部を、遮光部49が光吸収部を構成す
る。
て、再結像レンズ23、24が再結像手段を、光学系ブ
ロック20が光学部材を、イメージセンサパッケージ4
0が受光部を、遮光溝50が迷光防止加工を、折り曲げ
ミラー22が反射部を、遮光部49が光吸収部を構成す
る。
【0033】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
発明によれば、光学部材の外周面に向かう迷光は、外周
面に施された迷光防止加工によりその発生が防止される
ため、迷光が受光部に入射することが無くなる。したが
って、迷光による影響を無くして高精度な焦点検出を行
うことができる。請求項2の発明によれば、偏向部の反
射部以外に到達する光束は光吸収部により吸収されるた
め、迷光が受光部に入射することが無くなる。したがっ
て、迷光による影響を無くして高精度な焦点検出を行う
ことができる。請求項4の発明によれば、コンデンサレ
ンズおよび再結像手段が透明材料にて一体に形成されて
いるため、部品数および接着箇所を少なくして製造コス
トを低減することができる。
発明によれば、光学部材の外周面に向かう迷光は、外周
面に施された迷光防止加工によりその発生が防止される
ため、迷光が受光部に入射することが無くなる。したが
って、迷光による影響を無くして高精度な焦点検出を行
うことができる。請求項2の発明によれば、偏向部の反
射部以外に到達する光束は光吸収部により吸収されるた
め、迷光が受光部に入射することが無くなる。したがっ
て、迷光による影響を無くして高精度な焦点検出を行う
ことができる。請求項4の発明によれば、コンデンサレ
ンズおよび再結像手段が透明材料にて一体に形成されて
いるため、部品数および接着箇所を少なくして製造コス
トを低減することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る焦点検出光学
系の構成を示す斜視図
系の構成を示す斜視図
【図2】図1の光軸における断面図
【図3】本発明の実施の形態に係る焦点検出光学系を適
用したカメラの構成を示すブロック図
用したカメラの構成を示すブロック図
【図4】光学系ブロックをカメラボディに取り付けた状
態を示す図
態を示す図
【図5】コンデンサレンズの構成を示す図
【図6】再結像レンズの構成を示す図
【図7】折り曲げミラーが形成される面の構成を示す図
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る焦点検出光学
系の光路の展開図
系の光路の展開図
【図9】本発明の第1の実施の形態の変形例を示す図
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る焦点検出光
学系の構成を示す光軸における断面図
学系の構成を示す光軸における断面図
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る焦点検出光
学系の光路の展開図
学系の光路の展開図
【図12】従来の焦点検出光学系の構成を示す斜視図
【図13】従来の焦点検出光学系の構成を示す斜視図
1 カメラボディ 2 交換レンズ 3 撮影光学系 4 メインミラー 5 サブミラー 6 スクリーン 7 ペンタプリズム 8 接眼レンズ 9 フィルム面 10 焦点検出モジュール 11 演算手段 12 レンズ駆動手段 17 焦点検出光学系 20 光学系ブロック 21 コンデンサレンズ 22 折り曲げミラー 23、24 再結像レンズ 50 遮光溝
Claims (4)
- 【請求項1】 撮影光学系の予定焦点面近傍に配設され
たコンデンサレンズと、 該コンデンサレンズの後方に配置され、前記撮影光学系
により前記予定焦点面に形成される被写体像を再結像す
る再結像手段と、 該再結像手段により再結像された被写体像を受光する受
光部とを備えた焦点検出装置において、 前記コンデンサレンズおよび前記再結像手段を透明材料
にて一体の光学部材として形成し、 前記光学部材における光の入射面、反射面および出射面
以外の外周面に迷光防止加工を施したことを特徴とする
焦点検出装置。 - 【請求項2】 撮影光学系の予定焦点面近傍に配設され
たコンデンサレンズと、 該コンデンサレンズの後方に配置され、前記撮影光学系
により前記予定焦点面に形成される被写体像を再結像す
る再結像手段と、 該再結像手段により再結像された被写体像を受光する受
光部とを備えた焦点検出装置において、 前記コンデンサレンズおよび前記再結像手段を透明材料
にて一体の光学部材として形成し、 前記光学部材に前記コンデンサレンズから前記再結像手
段へ向かう有効光束を偏向する偏向面を形成し、該偏向
面における前記有効光束の偏向角度を前記透明材料の全
反射角度よりも小さくし、該偏向面の前記有効光束が照
射される部分に反射部を、それ以外の部分には光吸収部
を形成したことを特徴とする焦点検出装置。 - 【請求項3】 前記光学部材における光の入射面、反射
面および出射面以外の外周面に迷光防止加工を施したこ
とを特徴とする請求項2記載の焦点検出装置。 - 【請求項4】 撮影光学系の予定焦点面近傍に配設され
たコンデンサレンズと、 該コンデンサレンズの後方に配置され、前記撮影光学系
により前記予定焦点面に形成される被写体像を再結像す
る再結像手段と、 該再結像手段により再結像された被写体像を受光する受
光部とを備えた焦点検出装置において、 前記コンデンサレンズおよび前記再結像手段を透明材料
にて一体の光学部材として形成したことを特徴とする焦
点検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8231823A JPH1073756A (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 焦点検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8231823A JPH1073756A (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 焦点検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1073756A true JPH1073756A (ja) | 1998-03-17 |
Family
ID=16929585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8231823A Pending JPH1073756A (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 焦点検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1073756A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1528358A1 (de) * | 2003-10-29 | 2005-05-04 | Leica Geosystems AG | Optisches Bauteil und Verfahren zu dessen Herstellung |
-
1996
- 1996-09-02 JP JP8231823A patent/JPH1073756A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1528358A1 (de) * | 2003-10-29 | 2005-05-04 | Leica Geosystems AG | Optisches Bauteil und Verfahren zu dessen Herstellung |
US7193792B2 (en) | 2003-10-29 | 2007-03-20 | Leica Geosystems Ag | Optical component and method for its production |
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