JPH106348A - 中空中子及びその製造方法並びに中空中子を用いた中空樹脂製品の製造方法 - Google Patents
中空中子及びその製造方法並びに中空中子を用いた中空樹脂製品の製造方法Info
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- JPH106348A JPH106348A JP16173196A JP16173196A JPH106348A JP H106348 A JPH106348 A JP H106348A JP 16173196 A JP16173196 A JP 16173196A JP 16173196 A JP16173196 A JP 16173196A JP H106348 A JPH106348 A JP H106348A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低融点合金の使用料を低減した中空中子及び
その製造方法並びに中空中子を用いた中空樹脂製品の製
造方法を提供することにある。 【解決手段】 パイプ10の外周面17に低融点合金層
30を形成して成る。パイプ10は、アルミニウム、
鉄、耐熱性樹脂である。低融点合金層30は中空樹脂製
品の成形領域を構成する。パイプ10を鋳造型20に配
設し、パイプ10と鋳造型20との間に低融点合金を注
入し、パイプ10の外周面17に低融点合金層30を形
成する。パイプ10の外周面17に低融点合金層30を
形成して成る中空中子Aを射出成形用金型40内に配設
し、射出成形用金型40と中空中子Aとの間に樹脂を射
出した後、射出成形された樹脂硬化体50からパイプ1
0及び低融点合金を取り出す。
その製造方法並びに中空中子を用いた中空樹脂製品の製
造方法を提供することにある。 【解決手段】 パイプ10の外周面17に低融点合金層
30を形成して成る。パイプ10は、アルミニウム、
鉄、耐熱性樹脂である。低融点合金層30は中空樹脂製
品の成形領域を構成する。パイプ10を鋳造型20に配
設し、パイプ10と鋳造型20との間に低融点合金を注
入し、パイプ10の外周面17に低融点合金層30を形
成する。パイプ10の外周面17に低融点合金層30を
形成して成る中空中子Aを射出成形用金型40内に配設
し、射出成形用金型40と中空中子Aとの間に樹脂を射
出した後、射出成形された樹脂硬化体50からパイプ1
0及び低融点合金を取り出す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のキャブレ
ータとエンジンとを接続する樹脂製インテークマニホー
ルド、ターボチャージャで加圧された空気をエンジンの
吸気側に導く樹脂管、ラジエータとヒーターコアとを繋
ぐ樹脂管等の中空樹脂製品を製造するために使用される
中空中子及びその製造方法並びに中空中子を用いた中空
樹脂製品の製造方法に関するものである。
ータとエンジンとを接続する樹脂製インテークマニホー
ルド、ターボチャージャで加圧された空気をエンジンの
吸気側に導く樹脂管、ラジエータとヒーターコアとを繋
ぐ樹脂管等の中空樹脂製品を製造するために使用される
中空中子及びその製造方法並びに中空中子を用いた中空
樹脂製品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の中空樹脂製品としては、
例えば、特開平4−229236号公報等に記載される
ものが知られている。図3は中空樹脂製品の一例を示
す。
例えば、特開平4−229236号公報等に記載される
ものが知られている。図3は中空樹脂製品の一例を示
す。
【0003】この種の中空樹脂製品4は、3次元形状を
なしているので、通常の射出成形で成形することができ
ない。そこで、従来では、低融点中子法が採用されてい
る。先ず、中子鋳造機によってBi57−Sn43合金
(融点138℃、比重8.7)等の低融点合金で中子1
を作る。
なしているので、通常の射出成形で成形することができ
ない。そこで、従来では、低融点中子法が採用されてい
る。先ず、中子鋳造機によってBi57−Sn43合金
(融点138℃、比重8.7)等の低融点合金で中子1
を作る。
【0004】次に、これを射出成形金型2内に配置し、
例えば、ナイロン66又はナイロン6にガラス繊維を3
0重量%混入したナイロン樹脂、ポリプロピレン樹脂等
を、射出成形用金型2と中子1との間に射出し、中子1
の周囲に樹脂層3を形成する。次に、周囲に樹脂層3を
形成した中子1を取り出し、中子1の溶出槽(図示せ
ず)で加熱処理して、中子1を溶出し、中空樹脂製品4
とする。
例えば、ナイロン66又はナイロン6にガラス繊維を3
0重量%混入したナイロン樹脂、ポリプロピレン樹脂等
を、射出成形用金型2と中子1との間に射出し、中子1
の周囲に樹脂層3を形成する。次に、周囲に樹脂層3を
形成した中子1を取り出し、中子1の溶出槽(図示せ
ず)で加熱処理して、中子1を溶出し、中空樹脂製品4
とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、低融点
中子法では、低融点合金で中子1を作るため、下記のよ
うな問題点がある。例えば、500gの樹脂製デュアル
ダクトを製造するのに10Kg以上の中子1を必要とす
る。
中子法では、低融点合金で中子1を作るため、下記のよ
うな問題点がある。例えば、500gの樹脂製デュアル
ダクトを製造するのに10Kg以上の中子1を必要とす
る。
【0006】而も、中子1は、射出成形金型2内に固定
するために、両端部に幅木部5を必要とする。そのた
め、重量が更に増大する。中子1の中子鋳造機からの取
出、射出成形機へのセットに、大型ロボットを必要と
し、設備が大型化する。射出成形後に中子入り成形品を
取り出すのにも、大型ロボットを必要とする。
するために、両端部に幅木部5を必要とする。そのた
め、重量が更に増大する。中子1の中子鋳造機からの取
出、射出成形機へのセットに、大型ロボットを必要と
し、設備が大型化する。射出成形後に中子入り成形品を
取り出すのにも、大型ロボットを必要とする。
【0007】中子溶出時に、10Kg相当の中子1の場
合、180℃で40分かかるため、多量の電気エネルギ
ーを必要とする。本発明は斯かる従来の問題点を解決す
るためになされたもので、その目的は、低融点合金の使
用料を低減した中空中子及びその製造方法並びに中空中
子を用いた中空樹脂製品の製造方法を提供することにあ
る。
合、180℃で40分かかるため、多量の電気エネルギ
ーを必要とする。本発明は斯かる従来の問題点を解決す
るためになされたもので、その目的は、低融点合金の使
用料を低減した中空中子及びその製造方法並びに中空中
子を用いた中空樹脂製品の製造方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、パイ
プの外周面に低融点合金層を形成して成ることを特徴と
するものである。請求項2の発明は、請求項1記載の中
空中子において、パイプは、アルミニウム、鉄、耐熱性
樹脂であることを特徴とするものである。
プの外周面に低融点合金層を形成して成ることを特徴と
するものである。請求項2の発明は、請求項1記載の中
空中子において、パイプは、アルミニウム、鉄、耐熱性
樹脂であることを特徴とするものである。
【0009】請求項3の発明は、請求項1記載の中空中
子において、低融点合金層は中空樹脂製品の成形領域を
構成することを特徴とするものである。請求項4の発明
は、パイプを鋳造型に配設し、パイプと鋳造型との間に
低融点合金を注入し、パイプの外周面に低融点合金層を
形成することを特徴とするものである。
子において、低融点合金層は中空樹脂製品の成形領域を
構成することを特徴とするものである。請求項4の発明
は、パイプを鋳造型に配設し、パイプと鋳造型との間に
低融点合金を注入し、パイプの外周面に低融点合金層を
形成することを特徴とするものである。
【0010】請求項5の発明は、請求項1記載の中空中
子を射出成形用金型内に配設し、射出成形用金型と中空
中子との間に樹脂を射出した後、射出成形された樹脂硬
化体からパイプ及び低融点合金を取り出すことを特徴と
するものである。
子を射出成形用金型内に配設し、射出成形用金型と中空
中子との間に樹脂を射出した後、射出成形された樹脂硬
化体からパイプ及び低融点合金を取り出すことを特徴と
するものである。
【0011】(作用)請求項1乃至請求項4の発明にお
いては、先ず、パイプを、中空樹脂製品の形状に則して
曲げ加工する。
いては、先ず、パイプを、中空樹脂製品の形状に則して
曲げ加工する。
【0012】次いで、曲げ加工されたパイプを鋳造型に
配設し、パイプと鋳造型との間に低融点合金を注入し、
パイプの外周面に中空樹脂製品の成形領域を構成する低
融点合金層を形成する。その後、鋳造型からパイプの外
周面に低融点合金層を形成して成る中空中子を得ること
ができる。
配設し、パイプと鋳造型との間に低融点合金を注入し、
パイプの外周面に中空樹脂製品の成形領域を構成する低
融点合金層を形成する。その後、鋳造型からパイプの外
周面に低融点合金層を形成して成る中空中子を得ること
ができる。
【0013】請求項5記載の発明によれば、パイプの外
周面に低融点合金層を形成して成る中空中子を射出成形
用金型内に配設し、射出成形用金型と中空中子との間
に、例えば、ナイロン66又はナイロン6にガラス繊維
を30重量%混入したナイロン樹脂、ポリプロピレン樹
脂等を射出する。射出成形後、射出成形された樹脂硬化
体を射出成形用金型から取り出す。
周面に低融点合金層を形成して成る中空中子を射出成形
用金型内に配設し、射出成形用金型と中空中子との間
に、例えば、ナイロン66又はナイロン6にガラス繊維
を30重量%混入したナイロン樹脂、ポリプロピレン樹
脂等を射出する。射出成形後、射出成形された樹脂硬化
体を射出成形用金型から取り出す。
【0014】次いで、樹脂硬化体を低融点合金の溶出槽
で加熱処理して、低融点合金を溶出する。その後、樹脂
硬化体からパイプを取り出し、中空樹脂製品を得ること
ができる。
で加熱処理して、低融点合金を溶出する。その後、樹脂
硬化体からパイプを取り出し、中空樹脂製品を得ること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0016】図1は、請求項1乃至請求項4の中空中子
及びその製造方法の一実施形態を示す。先ず、図1
(イ)に示すように、2本のアルミニウム製パイプ1
1,12を一端側13,14で接合したアルミニウム製
のパイプ10を用意する。アルミニウム製のパイプ10
は、二股形状の中空樹脂製インテークマニホールドに則
して曲げ加工が施されている。
及びその製造方法の一実施形態を示す。先ず、図1
(イ)に示すように、2本のアルミニウム製パイプ1
1,12を一端側13,14で接合したアルミニウム製
のパイプ10を用意する。アルミニウム製のパイプ10
は、二股形状の中空樹脂製インテークマニホールドに則
して曲げ加工が施されている。
【0017】次いで、図1(ロ)に示すように、曲げ加
工されたアルミニウム製のパイプ10を鋳造型20に配
設する。鋳造型20は、2分割される上型21と下型2
4とで構成されている。上型21は、Bi57−Sn4
3合金(融点138℃、比重8.7)等の低融点合金を
充満させる凹溝部22と、アルミニウム製のパイプ10
の端部16を固定する段部23とを有する。
工されたアルミニウム製のパイプ10を鋳造型20に配
設する。鋳造型20は、2分割される上型21と下型2
4とで構成されている。上型21は、Bi57−Sn4
3合金(融点138℃、比重8.7)等の低融点合金を
充満させる凹溝部22と、アルミニウム製のパイプ10
の端部16を固定する段部23とを有する。
【0018】下型24は、アルミニウム製のパイプ10
の端部15を嵌入させる凹部25と、低融点合金を充満
させる凹溝部26と、アルミニウム製のパイプ10の端
部16を載置する段部27とを有する。
の端部15を嵌入させる凹部25と、低融点合金を充満
させる凹溝部26と、アルミニウム製のパイプ10の端
部16を載置する段部27とを有する。
【0019】次いで、図1(ハ)に示すように、アルミ
ニウム製のパイプ10の外周面17と鋳造型20の凹溝
部22、26との間に低融点合金を注入し、アルミニウ
ム製のパイプ10の外周面17に中空樹脂製品の成形領
域を構成する低融点合金層30を形成する。次いで、図
1(ニ)に示すように、鋳造型20からアルミニウム製
のパイプ10の外周面17に低融点合金層30を形成し
て成る中空中子Aを取り出す。
ニウム製のパイプ10の外周面17と鋳造型20の凹溝
部22、26との間に低融点合金を注入し、アルミニウ
ム製のパイプ10の外周面17に中空樹脂製品の成形領
域を構成する低融点合金層30を形成する。次いで、図
1(ニ)に示すように、鋳造型20からアルミニウム製
のパイプ10の外周面17に低融点合金層30を形成し
て成る中空中子Aを取り出す。
【0020】これによって、目的とする中空中子Aを得
ることができる。以上のように、本実施形態に係る中空
中子Aによれば、アルミニウム製のパイプ10と低融点
合金層30とで構成されているので、低融点合金だけで
構成された従来の中空中子に比し、軽量化が図られる。
又、中子ハンドリングロボット、中子搬送コンベヤ等の
設備が小型化でき、設備投資が少なくてすむ。
ることができる。以上のように、本実施形態に係る中空
中子Aによれば、アルミニウム製のパイプ10と低融点
合金層30とで構成されているので、低融点合金だけで
構成された従来の中空中子に比し、軽量化が図られる。
又、中子ハンドリングロボット、中子搬送コンベヤ等の
設備が小型化でき、設備投資が少なくてすむ。
【0021】尚、本実施形態では、アルミニウム製のパ
イプ10を用いた場合について説明したが、これに限る
ことなく、260℃以上の耐熱性、鋳造時の圧力に耐え
得る強度を有する材質であれば、鉄、耐熱性樹脂であっ
ても良い。又、アルミニウム製のパイプ10を二股形状
の中空樹脂製インテークマニホールドに則した形状に曲
げ加工した場合について説明したが、これに限ることな
く、目的とする中空樹脂製品の形状に則して曲げ加工を
施すことができる。
イプ10を用いた場合について説明したが、これに限る
ことなく、260℃以上の耐熱性、鋳造時の圧力に耐え
得る強度を有する材質であれば、鉄、耐熱性樹脂であっ
ても良い。又、アルミニウム製のパイプ10を二股形状
の中空樹脂製インテークマニホールドに則した形状に曲
げ加工した場合について説明したが、これに限ることな
く、目的とする中空樹脂製品の形状に則して曲げ加工を
施すことができる。
【0022】図2は、請求項5記載の発明に係る中空樹
脂製品の製造方法の一実施形態を示す。ここでは、図1
(ニ)に示されるアルミニウム製のパイプ10の外周面
17に低融点合金層30を形成して成る二股形状の中空
樹脂製インテークマニホールド用の中空中子Aを用いた
場合について説明する。図2(イ)には、中空中子1を
示す。
脂製品の製造方法の一実施形態を示す。ここでは、図1
(ニ)に示されるアルミニウム製のパイプ10の外周面
17に低融点合金層30を形成して成る二股形状の中空
樹脂製インテークマニホールド用の中空中子Aを用いた
場合について説明する。図2(イ)には、中空中子1を
示す。
【0023】先ず、図2(ロ)に示すように、中空中子
Aを射出成形用金型40内に配設する。射出成形用金型
40は、2分割される上型41と下型44とで構成され
ている。上型41は、例えば、ナイロン66又はナイロ
ン6にガラス繊維を30重量%混入したナイロン樹脂、
ポリプロピレン樹脂等の樹脂を充満させる凹溝部42
と、アルミニウム製のパイプ10の端部16を固定する
段部43とを有する。
Aを射出成形用金型40内に配設する。射出成形用金型
40は、2分割される上型41と下型44とで構成され
ている。上型41は、例えば、ナイロン66又はナイロ
ン6にガラス繊維を30重量%混入したナイロン樹脂、
ポリプロピレン樹脂等の樹脂を充満させる凹溝部42
と、アルミニウム製のパイプ10の端部16を固定する
段部43とを有する。
【0024】下型44は、アルミニウム製のパイプ10
の端部15を嵌入させる凹部45と、樹脂を充満させる
凹溝部46と、アルミニウム製のパイプ10の端部16
を載置する段部47とを有する。次いで、図2(ハ)に
示すように、射出成形用金型40と中空中子Aとの間
に、例えば、ナイロン66又はナイロン6にガラス繊維
を30重量%混入したナイロン樹脂、ポリプロピレン樹
脂等の樹脂を射出する。
の端部15を嵌入させる凹部45と、樹脂を充満させる
凹溝部46と、アルミニウム製のパイプ10の端部16
を載置する段部47とを有する。次いで、図2(ハ)に
示すように、射出成形用金型40と中空中子Aとの間
に、例えば、ナイロン66又はナイロン6にガラス繊維
を30重量%混入したナイロン樹脂、ポリプロピレン樹
脂等の樹脂を射出する。
【0025】射出成形後、射出成形された樹脂硬化体5
0を射出成形用金型40から取り出す。次いで、樹脂硬
化体50を低融点合金の溶出槽で加熱処理して、低融点
合金を溶出する。その後、樹脂硬化体50からアルミニ
ウム製のパイプ10パイプを取り出す。
0を射出成形用金型40から取り出す。次いで、樹脂硬
化体50を低融点合金の溶出槽で加熱処理して、低融点
合金を溶出する。その後、樹脂硬化体50からアルミニ
ウム製のパイプ10パイプを取り出す。
【0026】斯くして、図2(ニ)に示すように、二股
形状の中空樹脂製インテークマニホールド(中空樹脂製
品)60を得ることができる。以上のように、本実施形
態に係る中空樹脂製品の製造方法によれば、中空中子A
がアルミニウム製のパイプ10と低融点合金層30とで
構成されているので、低融点合金だけで構成された従来
の中空中子に比べて極めて軽量となり、射出成型用金型
40への搬入、射出成形後の搬出が容易となる。
形状の中空樹脂製インテークマニホールド(中空樹脂製
品)60を得ることができる。以上のように、本実施形
態に係る中空樹脂製品の製造方法によれば、中空中子A
がアルミニウム製のパイプ10と低融点合金層30とで
構成されているので、低融点合金だけで構成された従来
の中空中子に比べて極めて軽量となり、射出成型用金型
40への搬入、射出成形後の搬出が容易となる。
【0027】而も、低融点合金の使用料が従来の低融点
中子に比し少ないので、低融点中子の溶出時間を減少で
きる。勿論、溶出設備を小型化できる。
中子に比し少ないので、低融点中子の溶出時間を減少で
きる。勿論、溶出設備を小型化できる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、請求項1乃至請求項4の
発明によれば、パイプとこの外周面を被覆する低融点合
金層とで構成されているので、低融点合金だけで構成さ
れた従来の中空中子に比し、軽量化が図られる。
発明によれば、パイプとこの外周面を被覆する低融点合
金層とで構成されているので、低融点合金だけで構成さ
れた従来の中空中子に比し、軽量化が図られる。
【0029】又、中子ハンドリングロボット、中子搬送
コンベヤ等の設備が小型化でき、設備投資が少なくてす
む。又、請求項5の発明によれば、パイプとこの外周面
を被覆する低融点合金層とで構成されているので、低融
点合金だけで構成された従来の中空中子に比べて極めて
軽量となり、射出成型用金型への搬入、射出成形後の搬
出が容易となる。而も、低融点合金の使用料が従来の低
融点中子に比し少ないので、低融点中子の溶出時間を減
少できると共に、溶出設備を小型化できる。
コンベヤ等の設備が小型化でき、設備投資が少なくてす
む。又、請求項5の発明によれば、パイプとこの外周面
を被覆する低融点合金層とで構成されているので、低融
点合金だけで構成された従来の中空中子に比べて極めて
軽量となり、射出成型用金型への搬入、射出成形後の搬
出が容易となる。而も、低融点合金の使用料が従来の低
融点中子に比し少ないので、低融点中子の溶出時間を減
少できると共に、溶出設備を小型化できる。
【図1】請求項1乃至請求項4の中空中子及びその製造
方法の一実施形態を示す説明図である。
方法の一実施形態を示す説明図である。
【図2】請求項5の中空樹脂製品の製造方法の一実施形
態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
【図3】従来の低融点中子法を示す説明図である。
【符号の説明】 10 アルミニウム製のパイプ 17 アルミニウム製のパイプ10の外周面 20 鋳造型 30 低融点合金層 40 射出成形用金型 50 樹脂硬化体 60 二股形状の中空樹脂製インテークマニホールド
(中空樹脂製品) A 中空中子
(中空樹脂製品) A 中空中子
Claims (5)
- 【請求項1】 パイプ(10)の外周面(17)に低融
点合金層(30)を形成して成ることを特徴とする中空
中子。 - 【請求項2】 請求項1記載の中空中子において、パイ
プ(10)は、アルミニウム、鉄、耐熱性樹脂であるこ
とを特徴とする中空中子。 - 【請求項3】 請求項1記載の中空中子において、低融
点合金層(30)は中空樹脂製品の成形領域を構成する
ことを特徴とする中空中子。 - 【請求項4】 パイプ(10)を鋳造型(20)に配設
し、パイプ(10)と鋳造型(20)との間に低融点合
金を注入し、パイプ(10)の外周面(17)に低融点
合金層(30)を形成することを特徴とする中空中子の
製造方法。 - 【請求項5】 請求項1記載の中空中子を射出成形用金
型(40)内に配設し、射出成形用金型(40)と中空
中子との間に樹脂を射出した後、射出成形された樹脂硬
化体(50)からパイプ(10)及び低融点合金を取り
出すことを特徴とする中空中子を用いた中空樹脂製品の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16173196A JPH106348A (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 中空中子及びその製造方法並びに中空中子を用いた中空樹脂製品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16173196A JPH106348A (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 中空中子及びその製造方法並びに中空中子を用いた中空樹脂製品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH106348A true JPH106348A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=15740819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16173196A Pending JPH106348A (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 中空中子及びその製造方法並びに中空中子を用いた中空樹脂製品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH106348A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4867561A (en) * | 1986-08-22 | 1989-09-19 | Nippondenso Co., Ltd. | Apparatus for optically detecting an extraneous matter on a translucent shield |
JP2003525437A (ja) * | 2000-03-02 | 2003-08-26 | マイクロ・モーション・インコーポレーテッド | 主としてプラスチックからなるコリオリ流量計を製造するための方法及び装置 |
EP1457302A1 (en) * | 2003-03-10 | 2004-09-15 | Calsonic Kansei Corporation | Insert molding die and method for molding hollow component |
-
1996
- 1996-06-21 JP JP16173196A patent/JPH106348A/ja active Pending
Cited By (4)
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US4867561A (en) * | 1986-08-22 | 1989-09-19 | Nippondenso Co., Ltd. | Apparatus for optically detecting an extraneous matter on a translucent shield |
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