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JPH1061284A - 引戸用電気錠のデッドボルトの出没機構 - Google Patents

引戸用電気錠のデッドボルトの出没機構

Info

Publication number
JPH1061284A
JPH1061284A JP24430796A JP24430796A JPH1061284A JP H1061284 A JPH1061284 A JP H1061284A JP 24430796 A JP24430796 A JP 24430796A JP 24430796 A JP24430796 A JP 24430796A JP H1061284 A JPH1061284 A JP H1061284A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding door
dead bolt
latch
lock
dead
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24430796A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3845481B2 (ja
Inventor
Mamoru Shigetani
茂谷守
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
Original Assignee
Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miwa Lock KK, Miwa Lock Co Ltd filed Critical Miwa Lock KK
Priority to JP24430796A priority Critical patent/JP3845481B2/ja
Publication of JPH1061284A publication Critical patent/JPH1061284A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3845481B2 publication Critical patent/JP3845481B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引戸の全閉時施錠又は半開時施錠を問わず、
所望する時にはキー操作などにより、機械的に引戸用電
気錠のデッドボルトを支持箱内に後退させ、自由に引戸
を開放することができること。 【解決手段】 引戸1側の支持箱4に取付けられた複数
個のデッドボルト3A、3Bと、前記支持箱4に内装さ
れたデッドボルト出没用同期機構Yと、一方、戸枠側の
錠ケース7に内蔵され、かつ、前記デッドボルト3A、
3Bに対してそれぞれ係脱するラッチ50及びこのラッ
チを駆動源30の駆動力に基づき係止する回動ロック部
材35を備える施解錠機構Xとから成る引戸用電気錠の
デッドボルトの出没機構であり、デッドボルト出没用同
期機構Yは、支持箱4の中央部に回動可能に設けられた
駆動用ピニオン部材90と、この駆動用ピニオン部材9
0の左右にそれぞれ回動可能に配設された同期用ピニオ
ン部材91A、91Bと、これらの同期用ピニオン部材
91A、91B並びに前記駆動用ピニオン部材90と噛
合するように左右動可能に配設されたラック92とから
構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は引戸用電気錠のデッ
ドボルトの出没機構に関し、特に特別養護老人ホームや
病院などの引戸用電気錠のデッドボルトの出没機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】特別養護老人ホームや病院では、天気の
良い日などには、「風を入れたい」という理由で引戸を
多少開くような場合がある。このような場合、管理上の
観点から、引戸の全閉時はもちろん、所望の通風空間を
設定した半開状態(ここでは一般に人の通過が不可能な
空間状態:例えば12cmを意味する。)に於いても確
実に引戸を電気錠で施錠状態にする必要がある。
【0003】しかしながら、引戸の全閉時又は半開時を
問わず、引戸が電気的に施錠状態になっている場合であ
っても、所望する時には、キー操作などにより、機械的
に引戸用電気錠のデッドボルトをケース内に後退させ、
引戸を自由に開放したい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
従来の要望点に鑑み、第1の目的は引戸の全閉時施錠又
は半開時施錠を問わず、所望する時にはキー操作などに
より、機械的に引戸用電気錠のデッドボルトを支持箱内
に後退させ、自由に引戸を開放することができることで
ある。また第2の目的は複数個のデッドボルト3A、3
Bを支持箱内に同期的に後退させることができ、この場
合デッドボルト出没用同期機構Yを支持箱に内蔵して
も、支持箱のコンパクト化を図ることができることであ
る。また第3の目的は、容易に同期機構Yの駆動用ピニ
オン部材を回転させることができることである。第4の
目的は引戸の全閉時及び通風空間の設定が可能な半開時
にラッチを施錠する引戸用電気錠に合理的に適合するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の引戸用電気錠の
デッドボルトの出没機構は、引戸1側の支持箱4に取付
けられた複数個のデッドボルト3A、3Bと、前記支持
箱4に内装されたデッドボルト出没用同期機構Yと、一
方、戸枠側の錠ケース7に内蔵され、かつ、前記デッド
ボルト3A、3Bに対してそれぞれ係脱するラッチ50
及びこのラッチを駆動源30の駆動力に基づき係止する
回動ロック部材35を備える施解錠機構Xとから成る引
戸用電気錠のデッドボルトの出没機構であり、前記デッ
ドボルト出没用同期機構Yは、支持箱4の中央部に回動
可能に設けられた駆動用ピニオン部材90と、この駆動
用ピニオン部材90の左右にそれぞれ回動可能に配設さ
れた同期用ピニオン部材91A、91Bと、これらの同
期用ピニオン部材91A、91B並びに前記駆動用ピニ
オン部材90と噛合するように左右動可能に配設された
ラック92とから構成されていることを特徴とする。
【0006】また上記構成に於いて、ラック92は、略
クランク状に形成されていることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す本発明の実施の
形態を、引戸1の上端部或いは上框2に設けられた支持
箱4に取付けられた複数個のデッドボルト3A、3B
と、前記支持箱4に内装されたデッドボルト出没用同期
機構Yと、デッドボルト3A、3Bに対してそれぞれ係
脱〜係合するラッチ50を有する電気錠の施解錠機構X
を内蔵し、かつ、望ましくは戸枠の上枠5内に設けられ
た錠ケース7との関係で説明する。
【0008】まず複数個のデッドボルト3A、3Bにつ
いて説明する。デッドボルト3A、3Bは、図1乃至図
3で示すように引戸1のデッドボルト用支持箱4に所要
間隔を有して固定されている。ここで「所要間隔」と
は、通風空間用の半開状態を形成するためのあいだを意
味する。なお、デッドボルト3A、3Bの幅は同一であ
るが、同一の直線ライン上には位置していない(互い違
い)。
【0009】デッドボルト3A、3Bは、各々同一形態
であり、横方向に横設された長箱状の支持箱4に対称的
に配設され、かつ、デッドボルト出没用同期機構Yを介
し、支持箱4に出没可能に設けられている。そこで、図
3又は図4を基準に一方のデッドボルト3Aの形態につ
いて説明する。他方のデッドボルト3Bの形態について
はデッドボルト3Aと同一の符号を付し、重複する説明
を省略する。
【0010】しかして、3aはデッドボルト3Aの下端
部の中央部に形成された垂直長孔で、この垂直長孔3a
には支持箱4に横架されたガイドピン6が貫通してい
る。3bはデッドボルト3Aの下端部の左側壁に突出形
成され、かつ、支持箱4の内側壁4aと摺接する垂直板
状ガイド部である。3cはデッドボルト3Aの右側壁に
突出形成され第1係合部である。3dは第1係合部3c
に対向するようにデッドボルト3Aの右側壁に突出形成
された第2係合部である。そして、デッドボルト3Aの
第2係合部3dと前記第1係合部3cとの間は、適当な
逃がし用切欠部3eと成っている。
【0011】ところで、本実施例では支持箱4の所定位
置に合計2個のデッドボルト3A、3Bがそれぞれ設け
られているが、引戸の開放側端部に位置するデッドボル
ト3Aは、引戸1を半開状態にした時に施解錠機構Xの
ラッチ50に係止ロックされる係合片であり、一方、引
戸の開放側端部寄りの部位に位置するデッドボルト3B
は、引戸1を全閉状態にした時に前記ラッチ50に係止
ロックされる係合片である。
【0012】次にデッドボルト出没用同期機構Yについ
て説明する。この同期機構Yは、図3を基準にすると、
支持箱4の中央部に回動可能に設けられた駆動用ピニオ
ン部材90と、この駆動用ピニオン部材90の左右にそ
れぞれ回動可能に配設された同期用ピニオン部材91
A、91Bと、これらの同期用ピニオン部材91A、9
1B並びに前記駆動用ピニオン部材90と噛合するよう
に左右動可能に配設された略クランク状のラック92と
から構成されている。
【0013】しかして、前記駆動用ピニオン部材90
は、シリンダー状の内筒体93と、この内筒体93の外
周壁の適宜部位に突出形成された複数個の駆動爪部93
aによって回動し、かつ、ラック92の中央係合歯92
aと噛合するピニオン外筒体94と、前記内筒体93内
に固定的に取り付けられ、かつ、キーガイド95a、摘
み部などを有する中心駆動体95から成る。なお、キー
操作又はサムターンによって回動する中心駆動体95
は、普通一般のタンブラーシリンダー錠(ダルマ)であ
ることが望ましいが、必ずしも鍵機構を有するタンブラ
ーシリンダー錠である必要はない。
【0014】また前記同期用ピニオン部材91A、91
Bは、デッドボルト3A、3Bが支持箱4に互い違いに
設けられていることに対応し、支持箱4の左右に互い違
いに、かつ、反対向きに軸支されている。
【0015】そこで、図4を基準に一方の同期用ピニオ
ン部材91Aの形態について説明し、他方の同期用ピニ
オン部材91Bの形態については説明の便宜上同期用ピ
ニオン部材91Aと同一の符号を付し、重複する説明を
省略する。
【0016】しかして、96は同期用ピニオン部材91
Aの中心軸孔で、この中心軸孔96には支持箱4に横架
された中心軸97が貫通している。98は同期用ピニオ
ン部材91Aの外周壁の適宜部位に形成されたこぶ状突
起部で、このこぶ状突起部98の一側壁面には、デッド
ボルト3Aの第1係合部3c及び第2係合部3dに選択
的に係合する係合ピン99が突設されている。100は
外周壁に形成されたピニオンで、このピニオン100は
ラックの端部に形成された係合歯92bと噛合する。1
01はデッドボルト用付勢バネ102を取り付けるため
の取付けピンで、この取付けピン101は係合ピン99
に対して反対側の側面に位置している。デッドボルト用
付勢バネ102は、デッドボルト3Aを支持箱4の突出
方向並びに後退方向に付勢する。なお、103は前記付
勢バネ102の一端部を取付けるために支持箱4に設け
られた固定ピンである。また同期用ピニオン部材91A
の外周壁部は一部カットされている。
【0017】次に錠ケース7について説明する。錠ケー
ス7は長箱状に形成され、上述したように戸枠の上枠5
内に横設されている。ここで図1又は図5を基準にする
と、7aは前壁、7bは後壁、7cは左側壁、7dは右
側壁、7eは上壁、7fは底壁である。図1又は図5で
示すように前壁7a及び後壁7bには、それぞれ対向す
る複数個の案内部としての垂直ガイド長孔11、12や
軸孔13、14、15が適宜に形成されている。
【0018】しかして、11は錠ケース7の右側壁7d
寄りの部位に形成された弧状部を有する第1垂直ガイド
長孔で、この第1垂直ガイド長孔11にはラッチ50を
案内するガイド部材としての横軸16が横架されてい
る。
【0019】また12は第1垂直ガイド長孔11に対し
て形成され、かつ、錠ケース7の略中央部に位置する第
2垂直ガイト長孔で、この第2垂直ガイド長孔12には
横軸16と相俟ってラッチ50を上下方向に案内するラ
ッチ突起軸60が係合する。
【0020】また13は錠ケース7の中央部寄りの部位
に形成された第1軸孔で、この第1軸孔13には後述す
る回動ロック部材を枢支する軸(突起軸又は横軸)17
が取付けられる。また14は錠ケース7の略中央部に位
置する第2軸孔で、この第2軸孔14にはトリガーバネ
用軸18が取付けられる。また15は錠ケース7の右端
部に位置する第3軸孔で、この第3軸孔15にはラッチ
バネ用軸19が取付けられる。
【0021】さらに、錠ケース7の底壁7fには、錠ケ
ース7の一部を形成する長板状の取付け板20が固定的
に設けられ、この取付け板20には固着具21を介して
フロント板22が一体的に取付けられている。そして、
各板20、22の右端部よりの部位には、ラッチ用貫通
孔23が形成されている。
【0022】次に施解錠機構Xを構成する各部材につい
て説明する。この施解錠機構Xは、本発明の主要部とし
て回転及び上下方向に移動可能な駆動体(ラッチ)50
と、この駆動体と共に錠ケース7内に後退動する従動体
(トリガ)70と、この従動体の回転動を利用し、本実
施例ではソレノイドに素早く通電させるための検出信号
を拾う検出手段(スイッチ)80などを有している。
【0023】そこで、まず30は駆動源の一例としての
ソレノイドである。このソレノイド30は錠ケース7内
に横設され、かつ、図示しない接続コードを介し、複数
個のスイッチング回路を制御する制御装置に接続してい
る。31はソレノイド30の作動杆で、この作動杆31
は水平方向に伸縮動するが、本実施例では通電時に伸張
し、一方、非通電時には収縮する。しかして、図6で示
すように作動杆31の突出先端部にはやや大径の駆動部
32が設けられ、この駆動部32の中央部には駆動ピン
33が作動杆と交差する水平方向に突出している。
【0024】次に35は作動杆31の伸縮動により回動
するように錠ケース7に軸17を介して軸支された回動
ロック部材である。回動ロック部材35は、前記駆動ピ
ン33を介し、通電時に作動杆31が伸張するとラッチ
50の回転を阻止するロック方向に、一方、非通電時に
作動杆31が収縮するとラッチ50の回転を許容するロ
ック解除の方向にそれぞれ回転する。
【0025】この回動ロック部材35は、図6を基準に
すると、基本的には前後一対の対向軸受板36と、これ
らの対向軸受板36を作動杆31の下方の位置で連結す
る垂直連結板37とから成る。そして、前記対向軸受板
36の上端部は作動杆31の駆動部32と外嵌合するよ
うに上方に延び、かつ、駆動ピン33と係合するU字状
切欠部38を有する。また対向軸受板36の一方の左下
端部には突起部39が形成され、この突起部39は底壁
7fに設けられた施解錠信号検出手段(スイッチ)81
とプッシュ的に接触可能である。さらに、対向軸受板3
6の下端部寄りの右側にはやや幅広のロックアーム部4
1が突出し、このロックアーム部41にはラッチの後退
側垂直面と当接する水平ローラ42が設けられている。
なお、43は軸17に設けられた軸筒であり、また44
は回動ロック部材35内に位置するように該軸筒43に
巻装された回動ロック部材用バネ44である。回動ロッ
ク部材35はこのバネ44により常時ロック解除の方向
(反時計方向)に付勢されている。
【0026】次にラッチ50について説明する。本実施
例に於いては、ラッチ50は従動体(トリガ)70との
関係では支軸59を介して従動体70を錠ケース7内に
持ち上げ(後退させ)たり、錠ケース7内から元の位置
へと復帰(突出)させたりする。また引戸1の係合部材
(デッドボルト)との関係ではストッパーとしの機能を
発揮する。
【0027】そこで、このラッチ50を図7に基づいて
説明する。51は錠ケース7から突出する垂直係止面で
ある。この垂直係止面51は引戸1を半開〜全開方向へ
開くと、デッドボルト3B、3Aの一側面に係脱〜係合
する。
【0028】52は垂直係止面51の下端縁から後方へ
連設するテーパー状摺接面である。このテーパー状摺接
面52は引戸1を全開〜半開位置から全閉位置へと閉じ
ると、デッドボルト3A、3Bの他側面に係脱する。
【0029】53はテーパー状摺接面52にやや弧状に
連設すると共に、ラッチ用貫通孔22に遊嵌合する後方
連設部である。54はこの後方連設部53と錠ケース7
内に常時位置する上壁55にそれぞれ連設する突起部
で、この突起部54には固定軸筒56を介して横軸16
が設けられている。
【0030】57は全体としてピストル形状に形成され
た前後の側壁で、この前後の側壁57には錠ケース7の
第2垂直ガイド長孔12と係合する一対の突起軸60が
形成されている。また本実施例では一方側壁57の略中
間部(突起軸60と横軸16とに間)に、従動体70を
枢支する支軸59が突設されている。
【0031】61は前記上壁55の先端部に突起状に形
成され、かつ、回動ロック部材35の水平ローラ42と
当接する後退側垂直面61aを有する当接部である。
【0032】次に従動体70について説明する。この従
動体(トリガー)70は、本発明を特定するための構成
ではないが、便宜上説明する。この従動体70は全閉用
デッドボルト3Bが半開方向へ水平動するとラッチ50
と共に移動(本実施例ではやや回転しながら上下動)
し、かつ、トリガーバネのバネ力により所定量回転した
まま所定位置に保持され、一方、全閉用デッドボルト3
Bが全閉方向へ水平動すると再びラッチ50と共に移動
し、かつ、トリガーバネのバネ力により元の位置に復帰
する従動体70について説明する。
【0033】図8及び図9で示すように、71はラッチ
50の支軸59が嵌挿する中心孔である。従動体70は
この中心孔71を介してラッチ50に回動可能に装着さ
れている。72はこの中心孔71から左下半径方向へ広
がるように一部切欠された切欠部で、この切欠部72は
ラッチ50の垂直係止面51と全閉用デッドボルト3B
との係合関係を考慮し、本実施例では山形状に切欠され
ている。そこで、従動体70を山形状切欠部72との関
係で親指〜人差し指の形態に例えると、73はラッチ5
0の前の側壁57の一部に対向する親指部であり、一
方、74は引戸の半開時錠ケース7から突出する反面、
引戸の全閉の際には全閉用デッドボルト3Bの上端面と
一旦摺接する人差し指部である。
【0034】75は、図8を基準にすると板状従動体7
0の前壁面70aの上部に設けられた突出ピンで、一
方、76は板状従動体70の後壁面70bの上部に設け
られた検出手段用突起部である。前記突出ピン75は検
出手段用突起部76よりも右側に位置し、トリガーバネ
78と相俟って従動体70を左右いずれかの方向に回転
させる役割を果たす。また前記検出手段用突起部76
は、トリガー70が一方向へ回転した際にラッチ50の
上壁55と当接し、トリガー70がフリーにならないよ
うに所定位置に保持する役割を果たす。
【0035】次に78は軸18に巻装され、かつ、一端
部78a側が従動体70の突出ピン75に圧接係合する
従動体用付勢バネである。一方、79は軸19に巻装さ
れ、かつ、ラッチ50の固定軸筒56に圧接するラッチ
用復帰バネである。
【0036】次に検出手段(スイッチ部材)80につい
て説明する。この検出手段80は錠ケース7に内装さ
れ、従動体70に対して設けられている。本実施例では
引戸1が全閉状態の時、その可動接片80aが検出手段
用突起部76に押圧され、ソレノイド30に対して通電
スイッチOFFであり、一方、全閉用デッドボルト3B
が半開方向へ水平動することにより従動体70がラッチ
50と共に移動し、その可動接片80aが検出手段用突
起部76から離れるや否や、ソレノイド30に対して通
電スイッチONと成る。なお、81は前述したように施
解錠機構Xの施解錠信号を検出するための検出手段であ
る。
【0037】上記構成に於いて、まず図10は半開用デ
ッドボルト3A及び全閉用デッドボルト3Bが支持箱4
内に同期的に後退した場合の状態を示す。
【0038】すなわち、図示しないキー操作によりダル
マ部材を介して駆動用ピニオン部材90を時計方向に回
転すると、ラック92は矢印で示すように左側に水平移
動する。そうすると、一方の同期用ピニオン部材91A
は付勢バネ102のバネ力に抗して反時計方向に回転
し、これに対し、他方の同期用ピニオン部材91Bは同
じく付勢バネ102のバネ力に抗して時計方向に回転す
る。その結果、半開用デッドボルト3A及び全閉用デッ
ドボルト3Bは支持箱4内に同期的に後退する。
【0039】したがって、後述するように、ラッチ50
が半開用デッドボルト3A又は全閉用デッドボルト3B
をロック状態に係止している場合に於いて、引戸1を自
由に開くことができる。
【0040】次に図11乃至図15を参照に施解錠機構
Xの作用について説明する。前述したように本実施例で
は引戸1の全閉状態に於いて、ソレノイド30が通電状
態のの場合(引戸全閉時施錠)、ソレノイド30の作動
杆31は伸張し、回動ロック部材35の水平ローラ42
はラッチ50の後退側垂直面61aに当接している。そ
のためラッチ50は反時計方向に回転することができ
ず、全閉用デッドボルト3Bはラッチ50に阻止されて
いる。
【0041】そこで、ソレノイド30が非通電状態に成
ると(引戸全閉時解錠)、ソレノイド30の作動杆31
は収縮し、回動ロック部材35は反時計方向に回転す
る。これにより回動ロック部材35の水平ローラ42は
ラッチ50の後退側垂直面61aから離れる。また施解
錠信号用検出手段81は、図示しない施解錠制御回路の
解錠信号(引戸開放可能の信号)を検出する。
【0042】次に図11で示すように引戸1を開放方向
Aへと開くと、ラッチ50は全閉用デッドボルト3Bの
移動により、ラッチ用復帰バネ79のバネ力に抗して突
起軸60を支点に反時計方向へ回転する。そうすると、
従動体70はラッチ50に支軸59を介して一体的に連
結されているので、ラッチ50の軌跡に基づいて錠ケー
ス7内に回転後退する。この場合従動体70の突出ピン
75は付勢バネ78の一端部78aをそのバネ力に抗し
て押し上げ、従動体70の中心孔71よりも左側へと移
行しようとする。この突出ピン75の移行時に従動体7
0の突起部76も検出手段80の可動接片80aから離
れようとする。
【0043】そこで、引戸1を開放方向Aへとさらに開
き、全閉用デッドボルト3Bがラッチ50の下方を通過
中にソレノイド30が通電状態になる。引戸1を開放方
向Aへとさらに開くと、前述したように突出ピン75は
トリガーバネ78のバネ力に抗して従動体70の中心孔
71よりも左側へと移行し、従動体70の突起部76は
検出手段80の可動接片80aから離れる。しかして、
検出手段80は前記突起部76が可動接片80aから離
れるや否や「スイッチON」となることから、ソレノイ
ド30が通電状態になる。
【0044】次に図12は、図11に於いて、引戸1を
開放方向Aへさらに開き、全閉用デッドボルト3Bがラ
ッチ50の下方を通過した場合を示す。この場合ラッチ
50はラッチ用復帰バネ79のバネ力により回転して直
ぐ元の位置に復帰する。この時従動体70は突出ピン7
5の位置が左側に移行しているため、付勢バネ78のバ
ネ力により支軸59を支点に反時計方向へ回転し、その
まま付勢バネ78により押さえ付けられ、かつ、突起部
76がラッチ50の上壁55と当接するため、所定位置
に回転停止する。したがって、検出手段80は「スイッ
チON」のままである。回動ロック部材35は作動杆3
1の伸張により、バネ44のバネ力に抗して時計方向に
回転し、ラッチ50の回転を確実に阻止している。
【0045】しかして、図13は、引戸1を半開状態に
し、半開用デッドボルト3Aがラッチ50に係止ロック
された場合の説明図(引戸半開時施錠)である。この場
合半開用デッドボルト3Aは、全閉用デッドボルト3B
に対して互い違いに位置しているので、従動体70の人
差し指部74が錠ケース7から突出していても邪魔にな
らない。
【0046】次に図14は、引戸1を半開状態から全閉
方向Bへ移動させ、全閉用デッドボルト3Bによりラッ
チ50が錠ケース7内へと後退した場合の説明図であ
る。この場合全閉用デッドボルト3Bがラッチ50のテ
ーパー状摺接面52に摺接すると、ラッチ50はラッチ
用復帰バネ79のバネ力に抗し、かつ、横軸16、突起
軸60を介し、第1垂直ガイド長孔11及び第2垂直長
孔12に案内されながら錠ケース7内へと水平後退す
る。したがって、従動体70もラッチ50と共に錠ケー
ス7内へと水平後退する。
【0047】しかして、図15で示すように全閉用デッ
ドボルト3Bがラッチ50及び従動体70の下方を通過
する際、従動体70はその人差し指部74が全閉用デッ
ドボルト3Bの上端面と摺接する一方、その後ラッチ5
0が錠ケース7から突出するのに追従し、かつ、トリガ
ーバネ78のバネ力により支軸59を支点に時計方向に
回転する。その結果、従動体の突出ピン75は元の位置
へと戻ると共に、その突起部76が検出手段80の可動
接片80aを押圧し、検出手段80は「スイッチOF
F」と成る。したがって、ソレノイド30は一旦非通電
状態になるが、この時図示しない並列回路を有する施解
錠制御装置は、検出手段80の「スイッチOFF」の信
号に基づき、ソレノイド30を通電状態にする。そし
て、前述した図8で示すように全閉状態になると、ラッ
チ50はラッチ用復帰バネ79のバネ力により錠ケース
7から突出し、全閉用デッドボルト3Bを係止する。
【0048】
【実施例】まず本発明の実施例に於いては、ラック92
は、支持箱4のコンパクト化を図るために側端面が略ク
ランク状に形成されているが、例えば左右の同期用ピニ
オン部材91A、91Bの外周壁を普通一般の円形に形
成した場合は、ラック92を単なる長板状に形成しても
良い。また同期用ピニオン部材91A、91Bには、駆
動用ピニオン部材90の回転の容易化を図るために、デ
ッドボルト3A、3Bをそれらの移動中に支持箱4の突
出方向並びに後退方向にそれぞれ付勢するデッドボルト
用付勢バネ102が合計2個設けられているが、付勢バ
ネ102は本発明の構成を特定するための要件ではな
く、また同期用ピニオン部材91A、91Bのいずれか
一方に装着しても良い。
【0049】さらに、駆動用ピニオン部材90を構成す
る各部品93、94、95に関し、シリンダー状の内筒
体93を錠ケース7に固定的に設け、一方、中心駆動体
95キーを用いて回動すると、該中心駆動体95と一緒
にピニオン外筒体94が所定量回動するように構成して
も良い。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙するような効果がある。 (1)引戸の全閉時施錠又は半開時施錠を問わず、所望
する時にはキー操作などにより、機械的に引戸用電気錠
のデッドボルトを支持箱内に後退させ、自由に引戸を開
放することができる。 (2)複数個のデッドボルト3A、3Bを支持箱内に同
期的に後退させることができ、この場合デッドボルト出
没用同期機構Yを支持箱に内蔵しても、支持箱のコンパ
クト化を図ることができる。 (3)デッドボルトを元の位置へと突出させる場合、容
易に同期機構Yの駆動用ピニオン部材を回転させること
ができる。 (4)引戸の全閉時及び通風空間の設定が可能な半開時
にラッチを施錠する引戸用電気錠に合理的に適合する。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図15は本発明の実施の形態を説明するための
第1実施例に基づく各説明図。
【図1】引戸の全閉状態に於いて、正面から見た場合の
概略説明図。
【図2】支持箱側の部材(主にデッドボルト)を示す斜
視からの説明図。
【図3】支持箱側のデッドボルトと同期機構との関係を
示す説明図
【図4】本発明の主要部の分解斜視図。
【図5】施解錠機構を構成する各部材の説明図。
【図6】駆動源、回動ロック部材等を示す斜視からの説
明図。
【図7】駆動体(ラッチ)と従動体(トリガー)との関
係を示す斜視からの説明図。
【図8】従動体を示す斜視図。
【図9】従動体と他の部材との関係を示す概略説明図。
【図10】デッドボルトが支持箱に後退した状態の説明
図。
【図11】引戸を開放方向Aへと開いた初期時の場合に
於いて、駆動体と従動体の動きを示す説明図(引戸の半
開状態への初期の移行時)。
【図12】図11に於いて、引戸を開放方向へさらに開
き、全閉用デッドボルトがラッチの下方を通過した場合
を示す説明図。
【図13】図12に於いて、引戸を半開状態にし、半開
用デッドボルトがラッチに係止ロックされた場合の説明
図(引戸半開時施錠)。
【図14】引戸を半開状態から全閉方向Bへ移動させ、
全閉用デッドボルトによりラッチが錠ケース内へと後退
した場合の説明図。
【図15】図14に於いて、従動体が元の位置へ戻る場
合の説明図。
【符号の説明】
1…引戸、2…上框、3A…半開用デッドボルト、3B
…全閉用デッドボルト、4…支持箱、5…上枠、6…ガ
イドピン、7…錠ケース、11、12…垂直ガイド長
孔、13、14、15…軸孔、16…横軸、17、1
8、19…軸、59…支軸、60…突起軸、20…取付
け板、21…固着具、22…フロント板、Y…同期機
構、X…施解錠機構、30…駆動源、31…作動杆、3
3…駆動ピン、35…回動ロック部材、36…対向軸受
板、37…垂直連結板、38…切欠部、39…突起部、
41…ロックアーム部、42…水平ローラ、43…軸
筒、50、50A…ラッチ、51…垂直係止面、52…
摺接面、54…突起部、55…上壁、56…固定軸筒、
57…前後の側壁、61…当接部、70、70A…従動
体、71…中心孔、72…切欠部、73…親指部、74
…人差し指部、75…突出ピン、78…付勢バネ、79
…復帰バネ、80…検出手段、81…施解錠信号検出手
段、90…駆動用ピニオン部材、91A、91B…同期
用ピニオン部材、92…ラック、97…中心軸、99…
係合ピン、102…付勢バネ、A…開放方向、B…全閉
方向。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引戸1側の支持箱4に取付けられた複数
    個のデッドボルト3A、3Bと、前記支持箱4に内装さ
    れたデッドボルト出没用同期機構Yと、一方、戸枠側の
    錠ケース7に内蔵され、かつ、前記デッドボルト3A、
    3Bに対してそれぞれ係脱するラッチ50及びこのラッ
    チを駆動源30の駆動力に基づき係止する回動ロック部
    材35を備える施解錠機構Xとから成る引戸用電気錠の
    デッドボルトの出没機構であり、前記デッドボルト出没
    用同期機構Yは、支持箱4の中央部に回動可能に設けら
    れた駆動用ピニオン部材90と、この駆動用ピニオン部
    材90の左右にそれぞれ回動可能に配設された同期用ピ
    ニオン部材91A、91Bと、これらの同期用ピニオン
    部材91A、91B並びに前記駆動用ピニオン部材90
    と噛合するように左右動可能に配設されたラック92と
    から構成されていることを特徴とする引戸用電気錠のデ
    ッドボルトの出没機構。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、ラック92は、略ク
    ランク状に形成されていることを特徴とする引戸用電気
    錠のデッドボルトの出没機構。
  3. 【請求項3】 請求項1に於いて、同期用ピニオン部材
    91A、91Bには、デッドボルト3A、3Bを付勢す
    るデッドボルト用付勢バネ102が設けられていること
    を特徴とする引戸用電気錠のデッドボルトの出没機構。
  4. 【請求項4】 請求項1に於いて、複数個のデッドボル
    ト3A、3Bは、一個は引戸1の開放側端部に位置する
    引戸半開用デッドボルト3Aであり、他の一個はこの半
    開用デッドボルト3Aに対して所要間隔を有して位置す
    る全閉用デッドボルト3Bであることを特徴とする引戸
    用電気錠のデッドボルトの出没機構。
  5. 【請求項5】 請求項1に於いて、施解錠機構Xは、駆
    動源30の作動杆31の伸縮動により回動するように錠
    ケース7に軸支された回動ロック部材35と、この回動
    ロック部材35にロックされるように錠ケース7に回転
    及び上下動可能に軸支され、かつ、ラッチ用復帰バネ7
    9で常時突出方向に付勢されたラッチ50と、このラッ
    チと一緒に移動することができるように軸支され、か
    つ、全閉用デッドボルト3Bが引戸を開く初期の段階で
    開放方向Aに移動すると、従動体用復帰バネ78のバネ
    のバネ力により所定量回転してそのまま所定位置で停止
    する従動体70とから成ることを特徴とする引戸用電気
    錠のデッドボルトの出没機構。
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JP2005105569A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Fujisash Co クレセント装置
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