JPH1060309A - 防曇性を有する放射線硬化性ハードコート組成物 - Google Patents
防曇性を有する放射線硬化性ハードコート組成物Info
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Abstract
組成物の提供。 【解決手段】 微粉シリカ、2以上のオレフィン部分と
1以上の式 -((CX 2)nO)x((CX2)mO)y- の二価オキ
シアルキレン基とを含む多官能性オレフィン(ただし、
各々の二価オキシアルキレン基についての化学量論的符
号xの合計及び各々の二価オキシアルキレン基について
の化学量論的符号yの合計はそれらをさらに合計したと
きに10以上であり、化学量論的符号n及びmは異なっ
ていて各々独立に1〜10の値を有するもので、各Xは
水素、炭素数1〜40の一価炭化水素基及び炭素数6〜
40の一価芳香族炭化水素基からなる群から独立に選択
される)、及びオレフィン官能化トリアルコキシシラン
を含んでなるハードコート組成物で透明基材を塗布し、
次いで硬化することによって、透明基材に防曇性を賦与
する。
Description
ン部分含有ポリアクリレートとシリコーンとを含んでな
り、それによって湿り空気曝露下で防曇性を示す放射線
及び電子線硬化可能な透明熱可塑性樹脂用ハードコート
組成物に関する。
ラス、テールランプ及びヘッドライト用レンズ、矯正用
光学レンズ、建築用ガラスなどの数多くの用途において
ガラス代替物として用いられるようになっている。透明
熱可塑性ポリマーはガラスよりも軽量で耐破砕性に優れ
る。したがって、透明熱可塑性樹脂を輸送車窓ガラスに
使用すると、車体が軽量化され、燃費の改善につなが
る。さらに、透明熱可塑性樹脂は耐破砕性に優れている
ので、ガラス板又はガラスレンズが通常破砕してしまう
ような事故が起きたときの安全性を向上させる。
くなく、そのためこれらの材料は普通に使用していても
ほこり、研磨材との接触、クリーニング器具及び屋外曝
露のために引掻傷や擦傷ができやすい。引掻傷や擦傷が
続けてできると、材料の可視度又は透明度が落ちてその
当初の目的が果たせなくなる。そのため材料を取り替え
る必要が生じる。実際、広く使用されている熱可塑性樹
脂の一つであるポリカーボネートは未処理もしくは未被
覆状態では柔らかいティッシュペーパーで表面に傷がで
きてしまうほど柔らかい。この材料は眼鏡用レンズの代
替材料として広く応用されているので、このことは重大
な欠点となり得る。
具備している重量の優位性を保持したままガラスの性能
特性により近くなるようにその性能特性を向上すべく、
透明熱可塑性樹脂を被覆して透明ラミネートを製造する
手段について相当数の技術が開発されている。米国特許
第4348462号には、このような熱可塑性樹脂用
の、コロイドシリカ、アクリルオキシシラン及び非シリ
ル系アクリレートを含んでなる放射線硬化性ハードコー
ト組成物が開示されている。この組成物はコーティング
として、被覆されていない同じ熱可塑性樹脂に比べ向上
した耐摩耗性を透明熱可塑性樹脂に与える。これがハー
ドコートという名前の由来である。この種の配合物は絶
えず改良されてきたが、最近の米国特許においても依然
としてコロイドシリカ、アルコキシシリルアクリレート
(アクリルオキシシランと対比されたい)及び反応性ア
クリル系モノマーが記載されている(米国特許第546
8789号)。それに代わる配合物として、コロイドシ
リカと多官能性アクリレートについて記載されている
(米国特許第5075348号)が、多官能性アクリレ
ートは主としてジアクリレート種である。
ガラスを模しているとも仮定できるコロイドシリカが存
在するのでコーティングにある程度の硬さを与えるもの
の、コーティング内にコロイドシリカを結合するととも
にコーティングを透明熱可塑性樹脂基材と結合するマト
リックスは、疎水性になる傾向をもつ有機ポリマーであ
る。
のような高分子有機マトリックス中に分散したコロイド
シリカは湿性環境中では十分に機能しない。雨、霧、も
や、湿気などの水分に曝露されると、透明熱可塑性樹脂
の表面で凝縮が起こり、水分が集合して滴となる。透明
熱可塑性樹脂の表面の水滴の相境界は光を反射し屈折さ
せる働きをもつが、これは望ましくないことである。さ
らに、水は透明で透明熱可塑性基材とは異なる屈折率を
もつので、表面の水滴はレンズ効果を示し可視性を妨害
する。したがって、防曇性(anti-fog)、すなわち水滴形
成防止性をもつ親水性コーティングは水分の作用を受け
たときの光学特性に優れているはずである。これは、表
面コーティングの親水性が増すにつれて、表面で凝縮し
た水が、可視性や光の透過を妨害するような多数の水滴
ではなく、シート状に一面に広がる傾向が増すためであ
る。
の透明熱可塑性樹脂にも使われているが、それらは格別
耐摩耗性ではなかった(米国特許第3933407
号)。米国特許第3933407号に開示されている防
曇性コーティングは、可撓性ポリエチレンフィルムのみ
ならずガラスや透明熱可塑性樹脂でできた剛性製品にも
適用される。しかし、これらのコーティングは特に耐摩
耗性というわけではなく、コロイドシリカを全く含んで
いない。
ードコート組成物を開示する。本発明は、下記成分: (A)微粉シリカ; (B)2以上のオレフィン部分と1以上の次式の二価オ
キシアルキレン基とを含む多官能性オレフィン -((CX2)nO)x((CX2)mO)y- (ただし、各々の二価オキシアルキレン基についての化
学量論的符号xの合計及び各々の二価オキシアルキレン
基についての化学量論的符号yの合計はそれらをさらに
合計したときに10以上であり、化学量論的符号n及び
mは異なっていて各々独立に1〜10の値を有するもの
で、各Xは水素、炭素数1〜40の一価炭化水素基及び
炭素数6〜40の一価芳香族炭化水素基からなる群から
独立に選択される);及び (C)オレフィン官能化トリアルコキシシラン を含んでなる紫外線硬化性ハードコート組成物を提供す
る。
ト組成物の製造方法であって、 (a)オレフィン官能化トリアルコキシシランと微
粉シリカをヒドロキシル系溶媒の存在下で反応させ
て、反応生成物を生じさせる段階;及び (b)上記反応生成物を、2以上のオレフィン部分と1
以上の次式の二価オキシアルキレン基とを含む多官能性
オレフィン -((CX2)nO)x((CX2)mO)y- (ただし、各々の二価オキシアルキレン基についての化
学量論的符号xの合計及び各々の二価オキシアルキレン
基についての化学量論的符号yの合計はそれらをさらに
合計したときに10以上であり、化学量論的符号n及び
mは異なっていて各々独立に1〜10の値を有するもの
で、各Xは水素、炭素数1〜40の一価炭化水素基及び
炭素数6〜40の一価芳香族炭化水素基からなる群から
独立に選択される)と混合する段階 を含んでなる方法も提供する。
であって、 (a)オレフィン官能化トリアルコキシシランと微
粉シリカをヒドロキシル系溶媒の存在下で反応させ
て、反応生成物を生じさせる段階; (b)上記反応生成物を、2以上のオレフィン部分と1
以上の次式の二価オキシアルキレン基とを含む多官能性
オレフィン -((CX2)nO)x((CX2)mO)y- (ただし、各々の二価オキシアルキレン基についての化
学量論的符号xの合計及び各々の二価オキシアルキレン
基についての化学量論的符号yの合計はそれらをさらに
合計したときに10以上であり、化学量論的符号n及び
mは異なっていて各々独立に1〜10の値を有するもの
で、各Xは水素、炭素数1〜40の一価炭化水素基及び
炭素数6〜40の一価芳香族炭化水素基からなる群から
独立に選択される)と混合して、紫外線硬化性ハードコ
ート組成物を調製する段階;及び (c)透明基材に上記紫外線硬化性ハードコート組成物
を塗布する段階 を含んでなる方法も提供する。
するための方法であって、 (a)オレフィン官能化トリアルコキシシランと微
粉シリカをヒドロキシル系溶媒の存在下で反応させ
て、反応生成物を生じさせる段階; (b)上記反応生成物を、2以上のオレフィン部分と1
以上の次式の二価オキシアルキレン基とを含む多官能性
オレフィン -((CX2)nO)x((CX2)mO)y- (ただし、各々の二価オキシアルキレン基についての化
学量論的符号xの合計及び各々の二価オキシアルキレン
基についての化学量論的符号yの合計はそれらをさらに
合計したときに10以上であり、化学量論的符号n及び
mは異なっていて各々独立に1〜10の値を有するもの
で、各Xは水素、炭素数1〜40の一価炭化水素基及び
炭素数6〜40の一価芳香族炭化水素基からなる群から
独立に選択される)と混合して、紫外線硬化性ハードコ
ート組成物を調製する段階; (c)透明基材に上記紫外線硬化性ハードコート組成物
を塗布する段階; (d)上記紫外線硬化性ハードコート組成物を硬化させ
る段階 を含んでなる方法も提供する。
射性又は電子線で硬化可能な組成物であり、基材を被覆
することができて、被覆した材料に耐摩耗性とともに防
曇性を賦与する(特許請求の範囲における「紫外線硬化
性」という用語には、フリーラジカルプロセスによって
起こる硬化プロセスも包含される)。本発明のコーティ
ング組成物の主たる用途は、ガラスに比べると概して柔
らかくて容易に引掻傷のできる透明熱可塑性樹脂を被覆
することである。本発明の組成物でガラスを被覆した場
合、ガラスの耐摩耗性には格別の改善はみられないかも
しれないが、そうして被覆したガラスの防曇特性を向上
させることは可能であり、自動車ガラスや建築用ガラス
などの用途に役立つと考えられる。したがって、特許請
求の範囲における「透明基材」という用語にはガラスも
含まれる。「透明熱可塑性樹脂」という用語には、ポリ
カーボネート類、ポリアクリレート類、ポリメチルメタ
クリレート類、ポリスチレン類、ポリエチレンやポリプ
ロピレンやシンジオタクチック結晶性ポリプロピレンの
ようなポリオレフィン類、ポリエチレンテレフタレート
やポリブチレンテレフタレートのようなポリエステル
類、スチレンアクリロニトリル共重合体、ナイロンのよ
うなポリアミド類、ポリイミド類並びにこれらの物質の
各種共重合体が含まれるが、これらに限定されるもので
はない。その定義としては、熱可塑性でしかも5mmの
光路を通してのASTM D871ヘイズ(haze)が約2
00未満(D871法は実際には溶液の濁度の測定に用
いられるので同等のASTM測定法によるものでもよ
い)の透明高分子材料であればその種類を問わず透明熱
可塑性樹脂と定義される。
の成分を含んでなる。 (A)約0.3重量%〜約35.0重量%、好ましくは
約1.5重量%〜約24.0重量%、さらに好ましくは
約4.5重量%〜約18.0重量%、最も好ましくは約
8.0重量%〜約15.0重量%の微粉もしくはコロイ
ドシリカで、平均粒度が直径約5〜約40nm、好まし
くは約10〜約30nm、さらに好ましくは約15〜約
25nm、最も好ましくは約16〜約22nmのもの。
コロイドシリカとして調達されるとき、微粉シリカは溶
媒(典型的には水、或いは水と水混和性アルコールとの
混液)中のコロイド分散液として供給される。本発明の
組成物はコーティングとして製造かつ使用するので、該
組成物を塗布可能なものにするため液体ビヒクルが通例
必要とされる。残りの成分の性状から、水或いは水と水
混和性溶媒との混液が一般に用いられ、特に好ましい種
類の水混和性溶媒はアルコールである。
%、好ましくは約40.0重量%〜約95.0重量%、
さらに好ましくは約50.0重量%〜約92.0重量
%、最も好ましくは約60.0重量%〜約90.0重量
%の二官能性又は多官能性アルケニル化合物で、該分子
中の複数のアルケニル官能基が式 -((CX2)nO)x((CX2)mO)y- の少なくとも1個の二価ポリオキシアルキレン部分で隔
てられているか或いは該二価ポリオキシアルキレン部分
で結合しているもの。上記式中、x+yは10以上であ
り、n≠mであって、n及びmは1〜10の値、好まし
くは1〜8、さらに好ましくは1〜7、最も好ましくは
1〜5の値を有し、各Xは水素、炭素数1〜40の一価
炭化水素基及び炭素数6〜40の一価芳香族炭化水素基
からなる群から独立に選択される。上記アルケニル官能
基は二価オキシアルキレン部分に一価、二価又は多価ア
ルキレン部分で結合しており、それにより該アルケニル
化合物はオレフィン性不飽和について二官能性、三官能
性又は多官能性となる。好ましくはXは水素、炭素数1
〜10の一価炭化水素基又は炭素数6〜10の一価芳香
族基であり、さらに好ましくはXは水素又はメチルであ
り、最も好ましくはXは水素である。「炭化水素基」と
いう用語は、例えばアルキル、アルケニル、アルキニ
ル、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、アミノアルキ
ル、チオアルキル、アリール、フェニル、ベンジル、ピ
リジニル、チオフェニル、フラニル、ナフチル、アント
ラセニル並びにその他の縮合環芳香族及び縮合環ヘテロ
環(ヘテロ原子は酸素、窒素、硫黄又はリンである)を
含むものとして定義されるが、これらに限定されるもの
ではない。
され、二価アルキレン部分は式:
を有し、三価アルキレン部分は式:
を有する。二価及び三価アルキレン基を適切に用いる
と、多官能性アルキレン化合物が組み立てられる。定義
として、二価原子の具体例はO、S、Seであり、さら
に(−2)の酸化状態を有する非金属並びに(+2)の
酸化状態を有する金属及び非金属がある。同様に、定義
として、三価原子の具体例はN、P、As、Sbであ
り、さらに(−3)の酸化状態を有する非金属並びに
(+3)の酸化状態を有する金属及び非金属がある。最
後に、定義として、四価原子の具体例はC、Si、G
e、Snがあり、さらに(−4)の酸化状態を有する非
金属並びに(+4)の酸化状態を有する金属がある。
る2以上の元素の集合であって、化学結合が満たされて
いない箇所を2箇所有していて、その結果分子構造中に
組み込むことができてそれにより化学結合の法則が満足
されるようになるものであると定義される。この定義に
包含される二価基の例は、-(CH2)p- (式中、pは1
〜40の数である)、-CH=CH-、
ェニル)、-C6H10- (二価シクロヘキシル)などで
ある。2又はそれ以上の二価の基又は原子を互いに結合
させてもよく、そうすると化学構造及び化学結合に関し
て同様に機能するような別の二価基を作ることができ
る。三価基は、化合についての諸法則を満足する2以上
の元素の集合であって、化学結合が満たされていない箇
所を3箇所有していて、その結果分子構造中に組み込む
ことができてそれにより化学結合の法則が満足されるよ
うになるものであると定義される。この定義に包含され
る二価基の例は、
H3= (三価フェニル)、-C6H9-(三価シクロヘキシ
ル)などである。複数の二価の基又は原子を1つの三価
の基又は原子と組み合わせて別の三価基を作ることがで
きる。2以上の三価の原子又は基を1以上の二価原子又
は基と組み合わせると多価基を生じる。この定義に包含
される構造上の組合せ及び順列は極めて多い。本発明の
組成物がハードコートに防曇性を賦与する紫外線又は電
子線硬化性組成物として機能するためには、この二又は
多官能性アルケニル化合物が1以上の次式の二価ポリオ
キシアルキレン部分: -((CX2)nO)x((CX2)mO)y- (上記式中、x+yは10以上であり、n≠mであっ
て、n及びmは1〜10の値、好ましくは1〜8、さら
に好ましくは1〜7、最も好ましくは1〜5の値を有
し、各Xは水素、炭素数1〜40の一価炭化水素基及び
炭素数6〜40の一価芳香族炭化水素基からなる群から
独立に選択される)及び2以上の下記構造式のオレフィ
ン部分:
は二価、三価又は四価の原子又は基で満たされるか或い
は一価原子又は基で末端封鎖されるが、かかる一価の原
子又は基は水素、ハロゲン、すなわちフッ素、塩素、臭
素及びヨウ素、炭素数1〜40の一価炭化水素基及び炭
素数6〜40の芳香族炭化水素基からなる群から選択さ
れる)を有していなければならない。この多官能性オレ
フィンは2以上のオレフィン部分と1以上の二価オキシ
アルキレン基とを含んでいなければならず、これらは二
価、三価及び四価の原子又は基による化学結合でつなが
っていて化学結合の満たされていない箇所は一価の原子
又は基によって末端封鎖される。二又は多官能性アルケ
ニル化合物が例えば次に示すような2以上のポリオキシ
アルキレン部分を有している場合、 -((CX2)nO)x(i)((CX2)mO)y(j)-, -((CX2)nO)x(ii)((CX2)mO)y(jj)-, -((CX2)nO)x(iii)((CX2)mO)y(jjj)-,・・・ 化学量論的符号x(x(i) + x(ii) + x(iii) + …)及び
y(y(i) + y(ii) + y(iii) + …)の合計は10以上で
ある。したがって、二又は多官能性アルケニル化合物に
おけるポリオキシアルキレン橋の鎖長は、分子中に存在
する二価ポリオキシアルキレン橋基の数が増えれば、短
くすることができ。なお、Xは上記で定義した通りであ
る。
のもう一つの式は、 J2C=CJQ((CH2)nO)x((CH2)mO)yQJC=CJ2 式中、Qは、三価又は四価の原子又は基が選択される場
合には化学結合の満たされていない箇所は一価の原子又
は基で満たされるという条件の下に、二価、三価及び四
価の原子又は基からなる群から独立に選択されるもので
あり、Jは、二価、三価又は四価の原子又は基が選択さ
れる場合には化学結合の満たされていない箇所は一価の
原子又は基で満たされるという条件の下に、一価、二
価、三価及び四価の原子又は基からなる群から独立に選
択されるものである。上記の目的とするところは、化合
物が符号n及びmで定義される長鎖オキシアルキレン鎖
を少なくとも1つ有しオレフィン性不飽和の数に関して
二又は多官能性でなければならないという最低限の条件
を満足する多様な構造を示すことである。少なくとも1
つのオキシアルキレン部分を含むジオレフィンについて
完全に一般化された式を書くことは可能ではないかもし
れないが、上記の式はこの最低限の条件を満足すること
のできる構造的変形を説明するためのものである。した
がって、特許請求の範囲にこの最低限の条件を満足する
ような単純な分子種が記載されていたとしても、このよ
うな構造的変形又は入れ替えのため、上記の最低限の条
件を満足する化合物すべてが包含される。本発明の組成
物の成分(B)についての条件を満足する2つの実例と
しては、ペンシルバニア州エクストン(Exton) のSar
tomer社から市販のSR610及びSR295があ
る。その他成分(B)についての条件を満たすものは当
技術分野及び有機化学の領域で公知の有機合成技術を用
いて合成できる。
な下位分類は次式のもの
ものであり、このジオレフィンはジアクリレートであ
る。この具体例において、アルキレン部分はH2C=C
H-であり、Jは水素であり、Qは二価基Rであってそ
れ以上の置換基のための分岐点をもたない-C(=O)-O-
である。この例は、このように、二又は多官能性オレフ
ィン(これらの用語は二又は多官能性アルキレン化合物
という用語と互換的に用いられる)が少なくとも1つの
オキシアルキレン(ポリオキシアルキレンという用語と
互換的に用いられる)二価基を有していなければならな
いという条件を最低限満足する。
%、好ましくは約0.5重量%〜約30.0重量%、さ
らに好ましくは約1.0重量%〜約20.0重量%、最
も好ましくは約2.0重量%〜約10.0重量%の次式
のオレフィン官能化トリアルコキシシラン。 R4Si(OR3)3 式中、R4は炭素数2〜40の一価アルキレン基であ
り、R3は炭素数1〜40の一価アルキル炭化水素基及
び炭素数6〜40の一価芳香族炭化水素基からなる群か
ら選択される。オレフィン官能化トリアルコキシシラン
のさらに具体的な式は次の通りである。
又は基(又はそれらの組合せ)が選択される場合には化
学結合の満たされていない箇所は一価の原子又は基で満
たされるという条件の下に、前記で定義した一価、二
価、三価及び四価の原子又は基からなる群から独立に選
択されるものであり、Q′は三価又は四価の原子又は基
が選択される場合には化学結合の満たされていない箇所
は一価の原子又は基で満たされるという条件の下に、前
記で定義した二価、三価及び四価の原子又は基からなる
群から独立に選択されるものであり、R3 は炭素数1〜
40の一価アルキル炭化水素基及び炭素数6〜40の芳
香族炭化水素基からなる群から選択される。
である。
R3)3 と対比されたい)を有する分子はヒドロキシル系
溶媒との反応を受けやすいので、T樹脂の単量体形前駆
体である。「ヒドロキシル系溶媒」という用語は加溶媒
分解(ソルボリシス)を開始するような水、アルコー
ル、ブレンステッド酸又はそれらの混合物を意味する。
ヒドロキシル系溶媒中でのT樹脂前駆体の加溶媒分解は
重縮合として知られる反応を引き起こしてT樹脂を生じ
る。反応の程度に応じて、生成物は完全に加水分解及び
縮合することもあればそうでないこともある。紫外線硬
化性コーティングの分野で一般に用いられている通り、
このような反応性T樹脂前駆体は水のようなヒドロキシ
ル系溶媒中に溶解したときには水解物(hydrolyzates)と
呼ぶことができ、換言すれば水その他のヒドロキシル系
溶媒中に溶解したT樹脂前駆体の加水分解及び重縮合生
成物である。本願の実施例の項で用いたように、「水解
物」という用語はT樹脂前駆体を水性コロイドシリカと
混合して得られる複雑な反応混合物を意味する。このよ
うな複雑な混合物は、その他に、後段で添加された例え
ばヘキサンジオールジアクリレートのようなジアクリレ
ートなどの追加重合性分子種を含んでいてもよい。
溶媒)中でも同様の反応が起こるが、アルコールの反応
性は水に比べて格段に低いので多分同じ反応速度ではな
い。完全な加水分解及び重縮合反応を仮定すると、10
0重量部のメタクリルオキシプロピルトリメトキシシラ
ンで、メタクリルオキシプロピルトリメトキシシランの
完全に加水分解して縮合した反応生成物として約72重
量部のメタクリルオキシプロピルシルセスキオキサンを
生じる。
として本発明の組成物に配合されるのが通常であり、そ
れでヒドロキシル系溶媒が存在しなくてはならないとい
う条件は満足される。成分(C)のオレフィン官能化ト
リアルコキシシランは、上述の通り、水と反応性であ
る。水性又はアルコール分散液としての成分(A)と成
分(C)との混合物は成分(A)の微粉(もしくはコロ
イド)シリカを官能化して、成分(C)の水(ヒドロキ
シル系溶媒)との反応性のために微粉シリカと均質混合
状態にある成分(C)の重縮合生成物である水解物を生
じる。シリカがアルコール分散液として配合される場
合、成分(C)のアルケニル加水分解性シラン中に存在
するアルコキシ基(又はハライド基)を加水分解するた
めに少量の水を加えなければならない。このように、成
分(A)と(B)と(C)又は(A)と(C)のような
硬化性又は反応性の分子種を含んでなる組成物に関する
特許請求の範囲の記載には、それらの反応生成物及びそ
うした反応生成物の混合物も包含される。(B)と
(C)のいずれか一方がヒドロキシル系溶媒の溶液中に
存在していてこれらを一緒に混合する場合には、(B)
と(C)も共反応性となり得る。
重合性分子種を含んでいてもよい。このような分子種
は、例えばアクリル酸又はそのエステルのような一官能
性オレフィン類、或いはモノブチニルマレエート又はフ
マレートのようなアセチレン類である。それらはジアク
リレートのように二又は多官能性であってもよい。特に
好ましいジアクリレートは追加重合性成分としてのヘキ
サンジオールジアクリレートである。このような追加重
合性成分を使用する場合、それらは成分(A)と(B)
と(C)を含む基本組成物に対して加えられ、約2.9
重量%〜約23.1重量%、好ましくは約4.7重量%
〜約16.6重量%、さらに好ましくは約7.4重量%
〜約12.2重量%の量で使用される。これらの範囲は
(A)、(B)及び(C)の合計100重量部当たりの
重量部(pph)として表現することができ、2.9重
量%はおよそ3pph、23.1重量%はおよそ30p
ph、4.7重量%はおよそ5pph、16.6重量%
はおよそ20pph、7.4重量%はおよそ8pph、
12.2重量%はおよそ14pphである。
含んでいるので、オレフィン重合阻害剤を約0.000
1重量%〜約1.50重量%、好ましくは約0.001
重量%〜約1.00重量%、さらに好ましくは約0.0
05重量%〜約0.50重量%、最も好ましくは約0.
01重量%〜約0.25重量%の重量レベル(組成物全
体を基準)で含んでいるのが望ましいことが多い。
ジ−tert−ブチル−4−メチル−フェノール、2−
tert−ブチル−4−メトキシフェノール、3−te
rt−ブチル−4−メトキシフェノール、アルキル基の
炭素数が1〜30であるようなアルキル置換フェノー
ル、各アルキル基の炭素数が独立に1〜30であるよう
なジアルキル置換フェノール、各アルキル基の炭素数が
独立に1〜30であるようなトリアルキル置換フェノー
ル、スチリルフェノール、ジスチリルフェノール、トリ
スチリルフェノール、2,2′−メチレンビス(4−メ
チル−6−tert−ブチルフェノール)、2,2′−
メチレンビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェ
ノール)、4,4′−メチレンビス(2,6−ジ−te
rt−ブチルフェノール)、2,2′−エチレンビス
(4,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、2,
2′−メチレンビス(4−メチル−6−(1−メチルシ
クロヘキシル)−フェノール)、4,4′−ブチリデン
ビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノー
ル)、4,4′−チオビス(6−tert−ブチル−3
−メチルフェノール)、4,4′−メチレンビス(2,
6−ジメチルフェノール)、1,1′−チオビス(2−
ナフトール)、2,2′−チオビス(4−メチル−6−
tert−ブチルフェノール)、2,2′−イソブチリ
デンビス(4,6−ジメチルフェノール)、テトラキス
(メチレン3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロピオネート)メタン、1,
3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ
−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼ
ン、1,3,5−トリス(3,5−ジ−tert−ブチ
ル−4−ヒドロキシベンジル)−s−トリアジン−2,
4,6(1H,3H,5H)トリオン、2,4−ビス
(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5
−ジ−tert−ブチルアミノ)1,3,5−トリアジ
ン、4−(ヒドロキシメチル)−2,6−ジ−tert
−ブチルフェノール、2,2−ジフェニル−1−ピクリ
ルヒドラジル(2,2-diphenyl-1-picryhydrazyl)、ジラウ
リルチオジプロピオネート、ジステアリルチオジプロピ
オネート、O,O−ジ−n−オクタデシル(3,5−ジ
−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ホスホ
ネート、1,6−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t
ert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート、チオジエチレンビス(3,5−ジ−tert−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、オク
タデシル3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート、N,N′−ヘキサ
メチレンビス(3−(3,5−ジ−tert−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド、1,3,
5−トリス(2−ヒドロキシエチル)−s−トリアジン
−2,4,6(1H,3H,5H)トリオン、N−(4
−ヒドロキシフェニル)ブチルアミド、N−(4−ヒド
ロキシフェニル)ペラルゴンアミド、N−(4−ヒドロ
キシフェニル)ドデカンアミド、N−(4−ヒドロキシ
フェニル)ステアルアミド、2,6−ジ−tert−ブ
チル−4−(ジメチルアミノエチル)フェノール、1,
3,5−トリス(4−tert−ブチル−3−ヒドロキ
シ−2,6−ジメチルベンジル−s−トリアジン−2,
4,6−(1H,3H,5H)トリオン、ニッケルビス
(O−エチル(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンジル)ホスホネート)、2,2′−オキサ
ミドビスエチル3−(3,5−ジ−tert−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、トリス(2
−tert−ブチル−4−(2−メチル−4−ヒドロキ
シ−5−tert−ブチルフェニルチオ)−5−メチ
ル)フェニルホスファイト、テトラキス(2,4−ジ−
tert−ブチルフェニル)4,4′−ジフェニリレン
ジホスホナイト、n−プロピル3,4,5−トリ−ヒド
ロキシベンゾエート、カルシウムビス(O−エチル
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル)ホスホネート、バンフィールドラジカル(Banfiel
d's radical)、1,3,5−トリフェニルベルダジル
(1,3,5-triphenyl verdazyl)、ケルシュラジカル(Koels
h's raidcal)、1−ニトロソ−2−ナフトール、4−ヒ
ドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリ
ジン−1−オキシル、ガルビノキシル(garvinoxyl)、
2,5−ジ−tert−アミルヒドロキノン、tert
−ブチルヒドロキノン及びメチルヒドロキノンからなる
群から選択し得る。
引用した名前が余り具体的でない下記の化合物について
は下記に示すそれらの構造式で定義される。ガルビノキシル:
2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジン−1−
オキシル):
は水素であり、同じ商標をもつがその識別番号の異なる
他の阻害剤についてはRは水素、炭素数1〜約30の一
価炭化水素基及びアルコキシル基のアルキル基の炭素数
が1〜約30である一価アルコキシル基からなる群から
選択される。1,3,5−トリフェニルベルダジル:
ジル(DPPH):
可能である。紫外線硬化速度を高めるために光開始剤を
組成物に配合するのがしばしば望ましい。この目的に適
う幾つかの化合物が市販されており、例えばジョージア
州スミルナ(Smyrna)のRadcure社からDaroc
ur(商品名)として市販されている2−ヒドロキシ−
2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オンがある。
んだ二又は多官能性アルケニル化合物を含有する紫外線
又は電子線硬化性コーティング組成物にコロイドシリカ
を配合すると、組成物は防曇性かつ耐摩耗性となる。本
発明の組成物の被膜厚さは、水又は適当な水混和性アル
コール又はそれらの混合物で組成物を希釈することで調
節し得る。その他の水混和性有機化合物、例えばアセト
ンなどを使用することも可能である。水混和性アルコー
ルは通常は低分子量アルコールであって、こうした組成
物の希釈に特に有用であり、具体的には炭素数1〜10
のアルコール、好ましくは炭素数2〜8のアルコール、
さらに好ましくは炭素数3〜8のアルコール、最も好ま
しくは炭素数3〜6のアルコールである。アルコールは
一価でもよいし、エチレングリコールのように二価のも
のでもよいし、多価でもよい。
めのものであり、特許請求の範囲に限定を加えるための
ものではない。本明細書中で引用した米国特許明細書は
すべて文献の援用によって本明細書の内容の一部をな
す。
うにして行った。ビーカーに上端から1インチ以内の位
置まで水を満たして50℃に維持した。透明基材の処理
パネルを処理面を下にしてピーカーの上に置き、パネル
の処理面(加熱した水に最も近い面)で凝縮(曇り)が
生じるまでの時間を測定した。この時間測定は通常1秒
未満から数秒までの間であった。一般に、この試験で測
定した曇り時間の精度は±1秒であった。10±1秒も
しくはそれ以上の曇り時間を有するコーティング(もし
くはハードコート)を防曇性と定義した。
D−1044) このASTM試験プロトコルでは補助重り及び摩耗輪に
ついては規定されていない。この試験はCS−10F輪
を用いて輪当たり500gの重りで実施した。例1 コーティング組成物を下記の成分から調製した。 1)100gの水性コロイドシリカ、平均粒度20±4
nm、シリカ含有量34重量%(成分(A)、Nalc
oag 1034A(登録商標)); 2)100gのCH2=CHC(O)O-(CH2CH2O)x-
OC(O)CH=CH2、ただし、xは平均して約13であ
り、ペンシルバニア州エクストンのSartomer社
からSR610(商品名)として市販(成分(B)); 3)12gの2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニ
ルプロパン−1−オン、ジョージア州スミルナのRad
cure社からDarocur 1173(商品名)と
して市販。
アルコールで希釈し、振盪して十分に混合した。この混
合物は25℃で9センチポアズの粘度を有していた。ポ
リエチレンテレフタレート(PET)フィルムをこの混
合物で流し塗りして約30分間自然乾燥した。流し塗り
したフィルムを、300W/in2のFusion−Hラ
ンプから2インチの距離でFusion System
プロセッサーに30fpmの処理速度で2回通過させる
ことにより紫外線照射して硬化を開始させた。
20秒であった。100サイクル後のコーティングのテ
ーバーヘイズ(ASTM D−1044)の変化は26
%であり、これに対して未被覆PETフィルムではテー
バーヘイズの変化は49%であった。例2 例1の混合物をイソプロピルアルコールでアルコール
2.8重量部に対して混合物1重量部となるように希釈
した。このコーティング組成物を例1と同様にしてPE
Tフィルムに塗布し、20秒間のフラッシュ時間の後、
50fpmの処理速度で1回通過させて硬化した。得ら
れたコーティングは5μmの厚さであり、10秒を上回
る曇り時間(合格)を有しており、テーバーヘイズの変
化は32%であった。
イソプロピルアルコール、86.9gの水性コロイドシ
リカNalcoag 1034A(登録商標)(シリカ
含有量34重量%)及び0.07gの4−OH−TEM
POを加えた。この混合物に13.0gのメタクリルオ
キシプロピルトリメトキシシランを加えた。この混合物
を約80℃の還流温度に2時間加熱し、次いで室温に冷
却した。36.2gのヘキサンジオールジアクリレート
と325gのイソプロピルアルコールを加えた。この混
合物をロータリーエバポレーターにより10〜20to
rrでそれ以上のオーバーヘッドが回収されなくなるま
で真空ストリッピングした。75gの材料が回収された
が、これは、シリカ(29.5g)、ヘキサンジオール
ジアクリレート(36.2g)及び9.4gのメタクリ
ルオキシプロピルシルセスキオキサン(アクリレート官
能性T樹脂)という組成を有していた。
ートとアクリレート官能性T樹脂とを含んだ混合物33
gに、ペンシルバニア州エクストンのSartomer
社からSR9035(商品名)として市販されている次
式:
+x(2)+x(3)の合計は平均15であって、xとyの
合計が10以上であるという最低限の条件を満たしてい
る)の化合物67g及びジョージア州スミルナのRad
cure社からDarocur1173(商品名)とし
て市販されている2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フ
ェニルプロパン−1−オン6gを加えた。この混合物を
ポリエチレンテレフタレートフィルム上に流し塗りし
た。被覆したフィルムを5分間自然乾燥した後、300
ワット毎平方インチ(W/in2)のFusion−Hラ
ンプから2インチの距離でFusion System
プロセッサーに30フィート毎分(fpm)の処理速度
で2回通過させることにより紫外線曝露して硬化させ
た。コーティングは20μmの厚さであり、曇り時間は
15秒で、テーバーヘイズの変化は10%であった。
レン橋は10反復単位の長さのものではなく、x=5で
あったが、分子中には15個の反復単位が存在してお
り、10以上という最低限の条件を満たしている。この
ように、この例は、反復エーテル基の必要な数が存在す
る限り、一つの鎖として途切れることなく連なったポリ
エーテル基を形成している必要はないことを示してい
る。したがって、オキシアルキレン部分が2以上存在す
る場合、各オキシアルキレン部分の化学量論的符号が1
0未満であっても、そうした化学量論的符号の合計が1
0以上であればよい。
nm、シリカ含有量34重量%(成分(A)、Nalc
oag 1034A(登録商標)); 2)100gのCH2=CHC(O)O-(CH2CH2O)x-
OC(O)CH=CH2、ただし、xは平均して約13であ
り、ペンシルバニア州エクストンのSartomer社
からSR610(商品名)として市販(成分(B)); 3)12gの2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニ
ルプロパン−1−オン、ジョージア州スミルナのRad
cure社からDarocur 1173(商品名)と
して市販。
ルコールで希釈し、ポリカーボネートパネル上に塗布し
た。空気中で5分間乾燥した後、被覆パネルを例1の記
載と同様に紫外線照射してコーティングを硬化させた。
硬化被膜の厚さは20μmで、曇り時間は25秒であ
り、テーバーヘイズの変化は20%であった。これに対
して未被覆ポリカーボネートのテーバーヘイズの変化は
40%であった。
m、シリカ含有量34重量%(成分(A)、Nalco
ag 1034A(登録商標)); 2)20gのCH2=CHC(O)O-(CH2)6-OC(O)C
H=CH2、すなわちヘキサンジオールジアクリレート
(HDDA); 3)2.4gの2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェ
ニルプロパン−1−オン、ジョージア州スミルナのRa
dcure社からDarocur 1173(商品名)
として市販。
アルコールで希釈し、ポリカーボネート(PC)パネル
及びポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上
に塗布した。紫外線硬化した後の被覆PC及び被覆PE
Tは共に曇り試験に付すと即座に曇りを生じた。この結
果を例1及び例4と対比すると、CH2=CHC(O)O-
(CH2CH2O)x-OC(O)CH=CH2(xは平均約1
3)のように少なくとも1つのポリオキシアルキレン二
価基を有する二又は多官能性アルキレン化合物の存在に
よって、コーティング組成物に防曇性が賦与されること
が分かる。
脂)とヘキサンジオールジアクリレートとシリカの混合
物を生成させるため、メタクリルオキシプロピルトリメ
トキシシランを下記の通り水性コロイドシリカと反応さ
せることで、幾つかの少量バッチを調製した。
21.7gのイソプロピルアルコール、86.9gの水
性コロイドシリカNalcoag 1034A(登録商
標)(シリカ含有量34重量%)及び0.07gの4−
OH−TEMPOを加えた。この混合物に13.0gの
メタクリルオキシプロピルトリメトキシシランを加え
た。この混合物を約80℃の還流温度に2時間加熱し、
次いで室温に冷却した。36.2gのヘキサンジオール
ジアクリレートと325gのイソプロピルアルコールを
加えた。この混合物をロータリーエバポレーターにより
10〜20torrでそれ以上のオーバーヘッドが回収
されなくなるまで真空ストリッピングした。75gの材
料が回収されたが、これはシリカ(29.5g)、ヘキ
サンジオールジアクリレート(36.2g)及び9.4
gのメタクリルオキシプロピルシルセスキオキサンとい
う組成を有していた。この組成物をその構成成分である
シリカ、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート及び
アクリレート官能性T樹脂(この場合メタクリルオキシ
プロピルシルセスキオキサン。メタクリルオキシプロピ
ルシルセスキオキサンはメタクリルオキシプロピルトリ
メトキシシランの加水分解及び重縮合生成物である)に
分けて、表1に示す、
ージア州スミルナのRadcure社からDarocu
r 1173(商品名)として市販されている2−ヒド
ロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン
6重量部及び追加のイソプロピルアルコール200重量
部を加えた。ポリカーボネートパネルを流し塗りして2
〜5分間自然乾燥した後、2基の300W/in2のFu
sion−Hランプの下で20fpmの処理速度で1回
通過させることで紫外線照射して硬化させた。
時間が大幅に改善されたことを示している。さらに、こ
れらの組成物の幾つかは改善された耐摩耗性、すなわち
少ないテーバーヘイズ変化(%変化)も示した。これら
の結果は、良好な耐摩耗性と防曇性とを同時に組み合わ
せることができることを実証している。
Claims (10)
- 【請求項1】 下記成分: (A)微粉シリカ; (B)2以上のオレフィン部分と1以上の次式の二価オ
キシアルキレン基とを含む多官能性オレフィン -((CX2)nO)x((CX2)mO)y- (ただし、各々の二価オキシアルキレン基についての化
学量論的符号xの合計及び各々の二価オキシアルキレン
基についての化学量論的符号yの合計はそれらをさらに
合計したときに10以上であり、化学量論的符号n及び
mは異なっていて各々独立に1〜10の値を有するもの
で、各Xは水素、炭素数1〜40の一価炭化水素基及び
炭素数6〜40の一価芳香族炭化水素基からなる群から
独立に選択される);及び (C)オレフィン官能化トリアルコキシシラン を含んでなる紫外線硬化性ハードコート組成物。 - 【請求項2】 前記多官能性オレフィンが二価オキシア
ルキレン基を1個含む、請求項1記載の組成物。 - 【請求項3】 Xが水素又はメチルである、請求項2記
載の組成物。 - 【請求項4】 前記多官能性オレフィンが次式で表され
る、請求項3記載の組成物。 【化1】 - 【請求項5】 前記微粉シリカが水性コロイドシリカで
ある、請求項4記載の組成物。 - 【請求項6】 前記オレフィン官能化トリアルコキシシ
ランが次式: R4Si(OR3)3 (式中、R4は炭素数2〜40の一価アルキレン基であ
り、R3は炭素数1〜40の一価アルキル炭化水素基及
び炭素数6〜40の一価芳香族炭化水素基からなる群か
ら選択される)を有する、請求項5記載の組成物。 - 【請求項7】 請求項1記載の硬化組成物。
- 【請求項8】 下記成分: (A)微粉シリカ; (B)2以上のオレフィン部分と1以上の次式の二価オ
キシアルキレン基とを含む多官能性オレフィン -((CX2)nO)x((CX2)mO)y- (ただし、各々の二価オキシアルキレン基についての化
学量論的符号xの合計及び各々の二価オキシアルキレン
基についての化学量論的符号yの合計はそれらをさらに
合計したときに10以上であり、化学量論的符号n及び
mは異なっていて各々独立に1〜10の値を有するもの
で、各Xは水素、炭素数1〜40の一価炭化水素基及び
炭素数6〜40の一価芳香族炭化水素基からなる群から
独立に選択される); (C)オレフィン官能化トリアルコキシシラン;及び (D)ヒドロキシル系溶媒 の反応生成物を含んでなる紫外線硬化性ハードコート組
成物。 - 【請求項9】 紫外線硬化性ハードコート組成物の製造
方法であって、 (a)オレフィン官能化トリアルコキシシランと微
粉シリカをヒドロキシル系溶媒の存在下で反応させ
て、反応生成物を生じさせる段階;及び (b)上記反応生成物を、2以上のオレフィン部分と1
以上の次式の二価オキシアルキレン基とを含む多官能性
オレフィン -((CX2)nO)x((CX2)mO)y- (ただし、各々の二価オキシアルキレン基についての化
学量論的符号xの合計及び各々の二価オキシアルキレン
基についての化学量論的符号yの合計はそれらをさらに
合計したときに10以上であり、化学量論的符号n及び
mは異なっていて各々独立に1〜10の値を有するもの
で、各Xは水素、炭素数1〜40の一価炭化水素基及び
炭素数6〜40の一価芳香族炭化水素基からなる群から
独立に選択される)と混合する段階 を含んでなる方法。 - 【請求項10】 透明基材に防曇性を賦与するための方
法であって、 (a)オレフィン官能化トリアルコキシシランと微
粉シリカをヒドロキシル系溶媒の存在下で反応させ
て、反応生成物を生じさせる段階; (b)上記反応生成物を、2以上のオレフィン部分と1
以上の次式の二価オキシアルキレン基とを含む多官能性
オレフィン -((CX2)nO)x((CX2)mO)y- (ただし、各々の二価オキシアルキレン基についての化
学量論的符号xの合計及び各々の二価オキシアルキレン
基についての化学量論的符号yの合計はそれらをさらに
合計したときに10以上であり、化学量論的符号n及び
mは異なっていて各々独立に1〜10の値を有するもの
で、各Xは水素、炭素数1〜40の一価炭化水素基及び
炭素数6〜40の一価芳香族炭化水素基からなる群から
独立に選択される)と混合して、紫外線硬化性ハードコ
ート組成物を調製する段階; (c)透明基材に上記紫外線硬化性ハードコート組成物
を塗布する段階; (d)上記紫外線硬化性ハードコート組成物を硬化させ
る段階 を含んでなる方法。
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