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JPH1059238A - 自転車サドルの高さ調節機構 - Google Patents

自転車サドルの高さ調節機構

Info

Publication number
JPH1059238A
JPH1059238A JP8164028A JP16402896A JPH1059238A JP H1059238 A JPH1059238 A JP H1059238A JP 8164028 A JP8164028 A JP 8164028A JP 16402896 A JP16402896 A JP 16402896A JP H1059238 A JPH1059238 A JP H1059238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
saddle
bicycle
height
gas spring
lock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8164028A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Isoda
幸男 磯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP8164028A priority Critical patent/JPH1059238A/ja
Publication of JPH1059238A publication Critical patent/JPH1059238A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K19/00Cycle frames
    • B62K19/30Frame parts shaped to receive other cycle parts or accessories
    • B62K19/36Frame parts shaped to receive other cycle parts or accessories for attaching saddle pillars, e.g. adjustable during ride
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J1/00Saddles or other seats for cycles; Arrangement thereof; Component parts
    • B62J1/02Saddles resiliently mounted on the frame; Equipment therefor, e.g. springs
    • B62J1/06Saddles capable of parallel motion up and down
    • B62J1/065Saddles supported on a parallelogram linkage
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J1/00Saddles or other seats for cycles; Arrangement thereof; Component parts
    • B62J1/08Frames for saddles; Connections between saddle frames and seat pillars; Seat pillars

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、新たに生産される自転車及
び既存の自転車に対して適用でき、自転車の使用中にお
いてサドルの高さを使用者に適した高さに簡便に調節す
ることができる自転車サドルの高さ調節機構を提供する
ことにある。 【解決手段】 自転車に設けられるサドルの高さを調節
するための機構であって、上記サドルを上方に付勢し、
且つその付勢がサドルの押下によって抑制される付勢手
段と、該付勢手段の付勢及びその抑制によって昇降する
サドルを所定高さに保持し得る保持手段と、上記保持手
段によるサドル高さの保持及びその解除を自転車の使用
中において操作し得る操作手段とからなることを特徴と
する自転車サドルの高さ調節機構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自転車サドルの高さ
調節機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自転車サドルの高さを調節す
る機構としては、例えば自転車フレームを構成するサド
ル支持用外管内に嵌挿したサドル支持用内管をサドルと
共に任意の高さに引き上げ、その引き上げた上記サドル
支持用内管を締結具によって締め付けてサドルの高さを
維持するものが主に採用されている。
【0003】また自転車において、ペダルを力学的に効
率良く踏むことができる走行時のサドルの高さは、停止
状態で利用者が地面に足をつけて安全に自転車を支えら
れる高さよりも高いことが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の自転車サドルの高さ調節機構を採用した自転車に
あっては、自転車に乗る前に、予めサドルの高さを調節
するものであり、その調節された高さは自転車に乗って
いる時は変更することができないため、サドルの高さが
合わない場合には一旦自転車から降りてから調節し直さ
なければならない。従って、自転車のペダルを踏む際の
上記力学的効率にのみ着目して高い位置にサドルを設定
した場合には、信号待ちや、横断歩道手前での一時停止
等で自転車を止める際において地面に足をつけることが
非常に困難であり、一旦自転車から降りなければならな
いといった欠点があり、乗る時においてもサドルが高い
状態のままでは自転車に加速を加えてからでなければサ
ドルに跨ることができないといった欠点がある。しか
も、一台の自転車を複数人で共有する場合においても、
使用する度にサドルの高さを上述したような面倒な手順
により調節しなければならない。
【0005】本発明は上述の従来の技術の欠点に着目
し、これを解決せんとしたものであり、その目的は、新
たに生産される自転車及び既存の自転車に対して適用で
き、自転車の使用中においてサドルの高さを使用者に適
した高さに簡便に調節することができる自転車サドルの
高さ調節機構を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的に鑑
みてなされたものであり、その要旨とするところは、自
転車に設けられるサドルの高さを調節するための機構で
あって、上記サドルを上方に付勢し、且つその付勢がサ
ドルの押下によって抑制される付勢手段と、該付勢手段
の付勢及びその抑制によって昇降するサドルを所定高さ
に保持し得る保持手段と、上記保持手段によるサドル高
さの保持及びその解除を自転車の使用中において操作し
得る操作手段とからなることを特徴とする自転車サドル
の高さ調節機構にある。
【0007】この態様によれば、付勢手段によって上方
に付勢されるサドルを押下によって抑制可能とし、サド
ルを所定の高さに保持する保持手段をハンドルに設けら
れる操作手段によって操作するようにしたので、新たに
生産される自転車及び既存の自転車に対して適用でき、
自転車の使用中においてサドルの高さを使用者に適した
高さに簡便に調節することができる。従って、走行時に
はサドル位置を高くし、力学的に効率良くペダルを踏む
ことができ、停止又は低速時にはサドル位置を低くし、
地面に足を付けて安全に自転車を支えることができる。
特に本発明の自転車サドルの高さ調節機構を、上述した
ような既存の自転車に設けられている従来の高さ調節機
構と共に採用すれば、本発明の自転車サドルの高さ調節
機構による調節範囲を予め高めに設定しておくことがで
きる。更に、サドル角度を一定に保持した状態での高さ
調節を可能とすることにより、安定した座り心地を提供
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の自転車サドルの高さ調節
機構において、自転車サドルを上方に付勢する付勢手段
とは、サドルを上方に付勢し、且つその付勢がサドルの
押下によって抑制される手段をいい、具体的には例えば
ガススプリング、コイルスプリング、油圧スプリング
等、任意の手段を採用することができる。
【0009】また、付勢手段の付勢及びその抑制によっ
て昇降するサドルを所定の高さに保持する保持手段とし
ては、掛止することによってサドルを所定の高さに保持
し、また掛止を解除することによってその保持を解除し
得る機構等を採用することができる。尚、本発明におい
ては、上記付勢手段及び保持手段の機能を備えたロック
式ガススプリング等を採用することができる。
【0010】更に、操作手段としては、例えばハンドル
のグリップでの回動操作或いはグリップ付近に設けたレ
バーでの操作によって上記保持手段に連繋したワイヤー
を緊張制御するものや、サドルを傾動させ或いは前後方
向にスライド移動させることによって上記保持手段に連
繋したワイヤーを緊張制御するもの等を採用することが
できる。操作手段は、自転車の使用中にその使用自体に
支障を来さないように設けられることが望ましく、上述
したようなハンドルのグリップ或いはグリップ付近に設
けたレバーほか、操作手段を設ける望ましい位置として
フレーム本体のハンドル付近等を掲げることができ、自
転車サドル自体をその操作手段として採用することもで
きる。この態様によれば、自転車の使用中にその使用自
体に支障を来すことなく、サドルの高さを使用者に適し
た高さに簡便に調節することができるといった効果が得
られる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0012】
【実施例1】ここで、図1は本発明の自転車サドルの高
さ調節機構の一実施例を分解して示す概略透視斜視図、
図2は図1のロック機構を更に分解して示す概略透視斜
視図である。また、図3は図1の自転車サドルの高さ調
節機構において、サドルを最低位置に保持した状態を示
す概略透視側面図であり、図4は図1の自転車サドルの
高さ調節機構において、サドルを最高位置に保持した状
態を示す概略透視側面図である。
【0013】図1〜図4に示される本発明にかかる自転
車サドルの高さ調節機構は、自転車(図示せず)に設け
られるサドルの高さを調節するための機構であって、サ
ドル1が固定されるサドルサポート13を連結部材12
を介して上方に付勢し、且つその付勢がサドル1の押下
によって抑制されるガススプリング11と、ロック機構
ハウジング20内に配設されたロック棒21(図2)に
よって上記サドルサポート13を掛止し、上記ガススプ
リング11の付勢及びその抑制によって昇降するサドル
1を所定高さに保持するロック機構と、ハンドルに設け
られ、上記ロック機構によるサドル1の所定高さの保
持、及びその解除をワイヤー31(図2)を介して操作
するグリップ或いはレバー(図示せず)とによって主要
部が構成されている。尚、本実施例においては、図1に
示すように、自転車フレームの一部を構成するサドル支
持用外ポスト2内に嵌挿されるサドル支持用内ポスト3
が緊締金具2aによって締め付けられるようになってい
る。
【0014】ガススプリング11は、サドル支持用内ポ
スト3の内方に収容され、下端がサドル支持用内ポスト
3の下端付近において軸支され、上端がサドル支持用内
ポスト3の上端口から突出するように配設されている。
このガススプリング11の上端には、連結部材12の中
央に溶接固定されたブラケット12cが支軸12c’に
て軸支連結される。そして、連結部材12の一端にはサ
ドルサポート13に軸支連結するための連結軸12aが
備えられ、他端にはロック機構ハウジング20に軸支連
結するための連結軸12bが備えられる。
【0015】サドル1が固定されるサドルサポート13
には、サドル1を固定するための固定孔13cと、上記
連結部材12の連結軸12a、及び連結部材12と同様
の後述する連結部材14の連結軸14aを支承するため
の軸受13a,13bと、上記ロック機構のロック棒2
1によって掛止される凹部13dと、サドル1が昇降す
る範囲を定める掛止部13eとが備えられる(図2)。
【0016】ロック機構ハウジング20は、図2に示す
ように、ロック棒21が移動する軌道を確保するガイド
溝20aと、上記連結部材12の連結軸12bを支承す
る軸受20b(図1)と、後述する反力受板20cとを
備え、サドル支持用内ポスト3の上端に配設されてお
り、サドルサポート13を掛止する上記ロック棒21
と、該ロック棒21がガイド溝20aに沿って移動し得
るようにこれを支持するコ字状の引金22と、ロック機
構ハウジング20に溶接固定された反力受板20cに反
力をとって上記引金22を付勢する伸張スプリング23
とを収容している。ロック機構ハウジング20には、連
結部材14の連結軸14bを支承するための軸受24a
を備えたブラケット24が更に溶接固定されている(図
1)。また、上記引金22にはワイヤー31の一端が連
繋されており(図2)、このワイヤー31の他端がハン
ドルに配設されたグリップ或いはレバーにワイヤーチュ
ーブ32内を通して連繋されている(図示せず)。
【0017】尚、連結部材14は、サドルサポート13
を自転車本体或いは地面に対して所定角度に保ちつつ平
行移動するために、上記連結部材12に対して平行に配
置されている。また軸受13a,20bに挿入された連
結部材12の各連結軸12a,12bの先端部、及び軸
受13b,24aに挿入された連結部材14の各連結軸
14a,14bの先端部には、止め金具(12a’,1
2b’,14b’等)が取り付けられており、その抜け
落ちが防止されている。
【0018】この自転車サドルの高さ調節機構によれば
(図1〜図4)、ハンドルに配設したグリップ或いはレ
バーの操作によりワイヤー31が引かれ、これによって
引金22と共にロック棒21がサドルサポート13の凹
部13dから後退した状態において、ガススプリング1
1の伸張によって該ガススプリング11の上端に軸支連
結された連結部材12が押し上げられ、これに伴って該
連結部材12の一端に備えた連結軸12aが連結軸12
bを中心とする円周軌道に沿って上昇移動し、サドルサ
ポート13に固定されたサドル1が押し上げられる。こ
の押し上げられるサドル1は、利用者の体重による押下
加減によってその高さが調節され、グリップ或いはレバ
ーの操作により引かれていたワイヤー31の緊張を解除
することにより、ロック棒21がサドルサポート13の
凹部13dに嵌り込み、そのサドル1の高さが維持され
る(図3及び図4)。
【0019】
【実施例2】また、本発明にかかる他の自転車サドルの
高さ調節機構は、上記実施例1と同様に自転車(図示せ
ず)に設けられるサドルの高さを調節するための機構で
あって、図5及び図6に示すように、サドル1が固定さ
れるサドルサポート53を連結部材52を介して上方に
付勢し、且つその付勢がサドル1の押下によって抑制さ
れるロック式ガススプリング51と、ハンドルに設けら
れ、上記ロック式ガススプリング51によるサドル1の
所定高さの保持、及びその解除をワイヤー31(図6)
を介して操作するグリップ或いはレバー(図示せず)と
によって主要部が構成されている。尚、本実施例におい
ては、図5に示すように上記実施例と同様に、自転車フ
レームの一部を構成するサドル支持用外ポスト2内に嵌
挿されるサドル支持用内ポスト3が緊締金具2aによっ
て締め付けられるようになっている。
【0020】ロック式ガススプリング51は、サドル支
持用内ポスト3の内方に収容され、下端がサドル支持用
内ポスト3の下端付近において支軸51aにて軸支さ
れ、上端がサドル支持用内ポスト3の上端口から突出す
るように配設されている。このガススプリング51の上
端には、軸受51bが設けられており、連結部材52の
中央に溶接固定された連結軸52cが軸支連結される。
【0021】このロック式ガススプリング51の下端に
は(図5において参照番号6(ロック機構))、図6に
示すように、固定用ブラケット51dが設けられてお
り、この固定用ブラケット51dの鉛直部51d’が、
上述したように支軸51aによって軸支されている。固
定用ブラケット51dの一端にはロック式ガススプリン
グ51のロックを解除するために、該ロック式ガススプ
リング51の下端部のプランジャー(図示せず)を押す
可動用ブラケット51eがヒンジ51cを介して設けら
れており、また固定用ブラケット51dの他端には上記
ヒンジ51cに対向してワイヤー31の一端が連繋され
ている。固定用ブラケット51dに一端が連繋されたワ
イヤー31の他端は、可動用ブラケット51eに一端が
固定されたワイヤーチューブ32内を通してハンドルに
設けたグリップ或いはレバーに連繋されている(図示せ
ず)。そして、連結部材52の一端にはサドルサポート
53に軸支連結するための連結軸52aが備えられ、他
端にはサドル支持用内ポスト3の上端に設けたハウジン
グ60に軸支連結するための連結軸52bが備えられる
(図5)。
【0022】サドル1が固定されるサドルサポート53
には、サドル1を固定するための固定孔53cと、上記
連結部材52の連結軸52a、及び連結部材52と同様
の後述する連結部材54の連結軸54aを支承するため
の軸受53a,53bと、ハウジング60の掛止片60
aによって掛止され、サドル1が昇降する範囲を定める
掛止部53dとが備えられる。この実施例においては、
上記ロック式ガススプリング51の下端にロック機構6
を設けた態様としたが、ロック式ガススプリング51の
上端に上記ロック機構6を設ける態様とすることもでき
る。
【0023】尚、連結部材54は、サドルサポート53
を自転車本体或いは地面に対して所定角度に保ちつつ平
行移動するために、上記連結部材52に対して平行に配
置されている。サドルサポート53の軸受53a及びハ
ウジング60の軸受60bに挿入された連結部材52の
各連結軸52a,52bの先端部には補強板52’が取
り付けられ、更にナット52a’,52b’が螺合され
ており、またサドルサポート53の軸受53b及びハウ
ジング60に溶接固定されたブラケット24の軸受24
aに挿入された連結部材54の各連結軸54a,54b
の先端部には止め金具54a’,54b’が取り付けら
れており、その抜け落ちが防止されている。
【0024】この自転車サドルの高さ調節機構によれば
(図5及び図6)、ハンドルに配設したグリップ或いは
レバーの操作によりワイヤー31が引かれ、ワイヤーチ
ューブ32が固定された可動用ブラケット51eによっ
てロック式ガススプリング51のプランジャーを押した
状態、即ちロック式ガススプリング51のロックが解除
された状態において、ガススプリング51が伸張し、該
ガススプリング51の上端に軸支連結された連結部材5
2が押し上げられ、これに伴って該連結部材52の一端
に備えた連結軸52aが連結軸52bを中心とする円周
軌道に沿って上昇移動し、サドルサポート53に固定さ
れたサドル1が押し上げられる。この押し上げられるサ
ドル1は、利用者の体重による押下加減によってその高
さが調節され、グリップ或いはレバーの操作により引か
れていたワイヤー31の緊張を解除することにより、プ
ランジャーの押しが解除され、該ロック式ガススプリン
グ51をロックし、そのサドル1の高さが維持される。
【0025】
【実施例3】更に、本発明にかかる更に他の自転車サド
ルの高さ調節機構は、図7に示すように、自転車フレー
ムの一部を構成するサドル支持用外ポスト2に下端が支
持金具2bによって軸支され、上端にサドル1が固定さ
れるサドルサポート内外ポスト70a,70bと、該サ
ドルサポート内外ポスト70a,70bの内方に収容さ
れ、該サドルサポート内外ポスト70a,70bを介し
てサドル1を上方に付勢し、且つその付勢がサドル1の
押下によって抑制されるガススプリング71と、ロック
機構ハウジング20内に配設されたロック棒21によっ
てサドルサポート外ポスト70bを掛止し、上記ガスス
プリング71の付勢及びその抑制によって昇降するサド
ル1を所定高さに保持するロック機構と、ハンドルに設
けられ、上記ロック機構によるサドル1の所定高さの保
持、及びその解除をワイヤー31(図2参照)を介して
操作するグリップ或いはレバー(図示せず)とによって
主要部が構成されている。尚、本実施例においては、図
7に示すように上記実施例と同様に、自転車フレームの
一部を構成するサドル支持用外ポスト2内に嵌挿される
サドル支持用内ポスト3が緊締金具2aによって締め付
けられるようになっている。
【0026】ガススプリング71は、サドルサポート内
外ポスト70a,70bの内方に伸縮可能に収容されて
おり、下端がサドルサポート内ポスト70a内に軸支さ
れ、上端がサドルサポート外ポスト70b内に軸支され
ている。このサドルサポート内ポスト70aは、その下
端が固定金具2bによって軸支されている。また、サド
ル1が固定されるサドルサポート外ポスト70bの側面
には、ロック機構により掛止される掛受部材72と、該
掛受部材72の反対方向に軸受73aを備えたブラケッ
ト73が設けられている。
【0027】上記ブラケット73の軸受73aには、連
結部材74の一端に設けられた連結軸74aが挿入さ
れ、止め金具74a’によってその抜け落ちが防止され
る。また連結部材74の他端に設けられた連結軸74b
は、ロック機構ハウジング20の軸受20bに挿入さ
れ、上記止め金具74a’と同様の止め金具によってそ
の抜け落ちが防止される(図示せず)。上記掛受部材7
2には、上記ロック機構のロック棒21によって掛止さ
れる凹部72aと、サドル1が昇降する範囲を定める掛
止部72bとが備えられる。
【0028】ロック機構ハウジング20は、上述した実
施例1と同様に、ロック棒21が移動する軌道を確保す
るガイド溝20aと、上記連結部材74の連結軸72b
を支承する軸受20bと、後述する反力受板20cとを
備え、サドル支持用内ポスト3の上端に配設されてお
り、サドルサポート外ポスト70bに設けた掛受部材7
2を掛止する上記ロック棒21と、該ロック棒21がガ
イド溝20aに沿って移動し得るようにこれを支持する
コ字状の引金22と、ロック機構ハウジング20に溶接
固定された反力受板20cに反力をとって上記引金22
を付勢する伸張スプリング23とを収容している(詳細
については図2参照)。また、上記引金22にはワイヤ
ー31の一端が連繋されており、このワイヤー31の他
端がハンドルに配設されたグリップ或いはレバーにワイ
ヤーチューブ32内を通して連繋されている(図示せ
ず)。
【0029】この自転車サドルの高さ調節機構によれば
(図7)、ハンドルに配設したグリップ或いはレバーの
操作によりワイヤー31が引かれ、これによって引金2
2と共にロック棒21が掛受部材72の凹部72aから
後退した状態において、ガススプリング71の伸張によ
ってサドルサポート外ポスト70bが押し上げられ、こ
れに伴って外サドルサポート外ポスト70bに固定され
たサドル1が押し上げられる。この押し上げられるサド
ル1は、利用者の体重による押下加減によってその高さ
が調節され、グリップ或いはレバーの操作により引かれ
ていたワイヤー31の緊張を解除することにより、ロッ
ク棒21が掛受部材72の凹部72aに嵌り込み、その
サドル1の高さが維持される。
【0030】
【発明の効果】本発明の自転車サドルの高さ調節機構
は、付勢手段によって上方に付勢されるサドルを押下に
よって抑制可能とし、サドルを所定の高さに保持する保
持手段をハンドルに設けられる操作手段によって操作す
る態様を採用したことにより、新たに生産される自転車
及び既存の自転車に対して適用でき、自転車の使用中に
おいてサドルの高さを使用者に適した高さに簡便に調節
することができる。従って、走行時にはサドル位置を高
くし、力学的に効率良くペダルを踏むことができ、停止
又は低速時にはサドル位置を低くし、地面に足を付けて
安全に自転車を支えることができるといった顕著な効果
を奏する。特に、本発明の自転車サドルの高さ調節機構
を、上述したような既存の自転車に設けられている従来
の高さ調節機構と共に採用すれば、本発明の自転車サド
ルの高さ調節機構による調節範囲を予め高めに設定して
おくことができるといった他の顕著な効果を奏する。ま
た、サドル角度を一定に保持した状態での高さ調節を可
能とすることにより、安定した座り心地を提供できる他
の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自転車サドルの高さ調節機構の一実施
例を分解して示す概略透視斜視図である。
【図2】図1のロック機構を更に分解して示す概略透視
斜視図である(図1に軸受20bは省略する)。
【図3】図1の自転車サドルの高さ調節機構において、
サドルを最低位置に保持した状態を示す概略透視側面図
である。
【図4】図1の自転車サドルの高さ調節機構において、
サドルを最高位置に保持した状態を示す概略透視側面図
である。
【図5】本発明の自転車サドルの高さ調節機構の他の実
施例を分解して示す概略透視斜視図である。
【図6】図5のロック機構6を拡大して示す概略斜視図
である。
【図7】本発明の自転車サドルの高さ調節機構の更に他
の実施例を分解して示す概略透視斜視図である。
【符号の説明】
1 サドル 2 サドル支持用外管 3 サドル支持用内管 11,51,71 ガススプリング 12,14,52,54,74 連結部材 13,53 サドルサポート 20 ロック機構ハウジング 21 ロック棒 22 引金 23 伸張スプリング 24,73 ブラケット 31 ワイヤー 32 ワイヤーチューブ 51 ロック式ガススプリング 60 ハウジング 70a,70b サドルサポート内外ポスト 72 掛受部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車に設けられるサドルの高さを調節
    するための機構であって、 上記サドルを上方に付勢し、且つその付勢がサドルの押
    下によって抑制される付勢手段と、該付勢手段の付勢及
    びその抑制によって昇降するサドルを所定高さに保持し
    得る保持手段と、上記保持手段によるサドル高さの保持
    及びその解除を自転車の使用中において操作し得る操作
    手段とからなることを特徴とする自転車サドルの高さ調
    節機構。
JP8164028A 1996-06-25 1996-06-25 自転車サドルの高さ調節機構 Pending JPH1059238A (ja)

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