JPH1057784A - ゼオライト分離膜及びその製造方法 - Google Patents
ゼオライト分離膜及びその製造方法Info
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- JPH1057784A JPH1057784A JP23469696A JP23469696A JPH1057784A JP H1057784 A JPH1057784 A JP H1057784A JP 23469696 A JP23469696 A JP 23469696A JP 23469696 A JP23469696 A JP 23469696A JP H1057784 A JPH1057784 A JP H1057784A
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Abstract
やナノ濾過膜としても使用できるゼオライト分離膜とそ
の製造方法を提供する。 【解決手段】多孔質基材の表面に、基材の平均気孔径の
0.4〜8倍の平均結晶粒径を有するゼオライト種結晶
を一面に付着させ、基材をSiとAlを合わせた濃度が
1000〜10000ppmであり、アルカリイオン濃
度が10000〜60000ppmである原料溶液中に
浸して水熱合成し、基材に厚さ0.5〜30μmの緻密
なゼオライト結晶の膜が密着した使用耐圧が1.0MP
a以上のゼオライト分離膜を得る。
Description
できる使用耐圧が高く、逆浸透膜用にも好適なゼオライ
ト分離膜とその製造方法に関する。
ロームの細孔を有しており、この細孔の分子ふるい特性
や特異な吸着特性を利用したガス分離膜、浸透気化分離
膜(以下、PV膜という)、逆浸透分離膜(以下RO膜
という)、メンブレンリアクター、ガスセンサー等への
応用が期待されている。特にRO膜では有機溶剤に対す
る安定性が高く、細孔径が揃っていて、耐熱性と耐薬品
性があり、使用耐圧を高められると期待できることか
ら、ゼオライト分離膜は水と有機溶剤との混合液から有
機溶剤を分離する分離膜として有機物のRO膜等と比べ
て優れた分離性能と耐久性を期待される。また、ゼオラ
イト膜はゼオライトの種類による吸着性の違いを利用し
て水や有機溶剤を選択的に透過させることができるた
め、ゼオライトの種類を選択して有機溶剤の混合液から
特定の有機溶剤を分離するなど、目的に応じた分離が可
能である。
ば、従来行なわれている蒸留法と比べて分離に要するエ
ネルギーが少なくてすみ、分離のランニングコストが安
い等のメリットがあるので、研究が盛んに行なわれてい
る。
公平4−80726号に開示されているようにゾル又は
ゲルの懸濁液中に基材を浸漬して水熱合成する方法、特
開平7−89714号に開示されているように基材表面
にコーティングしたゾル又はゲルを蒸気中で水熱処理し
てゼオライト膜を合成する方法、特開平6−99044
号に開示されているように希薄な合成原料のゾルに基材
を浸漬し、水熱合成によって基材上にゼオライト膜を形
成する方法が知られている。
ノシリカゲルあるいはゾルを原料とする水熱処理によっ
て合成され、ゼオライト膜の形成過程は基材に付着せし
めたゲルがアモルファス状態から結晶化してゼオライト
膜になるモデルや、反応液中に生成したゼオライト結晶
が基材上に沈積して膜になるモデルがある。これらの水
熱合成法によるゼオライト膜は、通常膜厚が数十〜数百
μmと厚く、図2に示すように膜内に大きな空隙のある
ブリッジ構造を有している。
される理由は、反応液中に多くの結晶核が発生して基材
上に沈積したり、ゲルが結晶化するに際して大きい体積
減少を伴うことによると考えられる。膜内にブリッジ構
造(空隙)を有するゼオライト膜はブリッジ構造の部分
の強度が弱いため使用耐圧が劣るという欠点がある。ま
た、膜厚が数十〜数百μmと厚いと透過流束が小さいと
いう問題がある。このようなゼオライト膜はRO膜には
適さず、今のところゼオライト膜をRO膜に使用したと
いう報告はない。
点が改善されたゼオライト膜の製造方法が開示されてい
る。すなわち、希薄なシリカゾルの溶液にゼオライト種
結晶を懸濁させてスラリーとし、このスラリーをアルミ
ナ基板に含浸してゼオライト結晶を付着せしめた後、必
要に応じて基板を洗浄、乾燥する。この基板をゼオライ
ト前駆体を含む反応液に浸漬して水熱合成し、付着した
ゼオライト結晶を核として基板上にゼオライト膜を形成
する。
イト前駆体を含む反応液中に結晶核が生成してゼオライ
ト結晶が成長する副生ゼオライト結晶の生成を大幅に少
なくでき、基材上に結晶粒界の少ない緻密なゼオライト
膜を形成できるという。結晶核は反応液の過飽和度が高
いほど生成しやすく、反応液の過飽和度が高いとゼオラ
イトイの結晶成長が抑制される。反応液の過飽和度を低
くすると、結晶核の生成速度を一桁少なくでき、ゼオラ
イトが結晶成長しやすいので、予め基材に付着させてあ
る種結晶を成長させることによって緻密で結晶粒界の少
ないゼオライト結晶層からなるゼオライト膜を水熱合成
できるとしている。
れたゼオライト膜がどのような構造と特性を有している
かについて実施例等による具体的なデータが示されてい
ない。実施例による具体的な成膜条件は不明であるが、
過飽和度の小さい反応液中で成膜するとしている。この
場合、過飽和度が小さいといっても反応溶液は過飽和で
あり、反応溶液中にも結晶核が生成してゼオライト結晶
が成長している。このことは、水熱合成時に反応液中で
生成したゼオライト結晶を分離して種結晶に利用するフ
ローシートが図示されていることから明白である。した
がって、特開平7−109116号に記載の方法によっ
てもゼオライト膜中にブリッジ構造ができるのを充分に
防げない。
成されたゼオライト膜の使用耐圧が大きく、分離性能に
優れ、かつRO膜としても使用できるゼオライト分離膜
とその製造方法を提供することにある。
離膜は、多孔質基材上に厚さ0.5〜30μmの緻密な
ゼオライト結晶の膜が密着して形成されており、その分
離膜としての使用耐圧が1.0MPa以上あることを特
徴とする。
に優れたゼオライト膜は従来知られていない。このよう
に密着性、すなわち使用耐圧に優れたゼオライト膜は、
水熱合成の初期において種結晶の一部が消失して他の種
結晶が成長するような薄い原料溶液を水熱合成に用いる
ことによって始めて形成できる。この条件下で合成され
たゼオライト膜は、ゼオライト種結晶が多孔質基材上で
結晶成長してゼオライト結晶同志、及びゼオライト結晶
と多孔質基材とが密着した状態になる。使用される多孔
質基材の平均気孔径にもよるが、水熱合成時に多孔質基
材の平均気孔径の8倍以下のゼオライトの種結晶を使用
すれば、多孔質基材と密着した緻密なゼオライト結晶膜
となる。
成するのに長時間を要し、長時間かけて、あるいは繰り
返し水熱合成を行なうとゼオライト分離膜がコスト高に
なり、透過性能が低下することになるため、ゼオライト
膜の厚さは30μm以下としてある。ゼオライト膜の厚
さは、好ましくは1〜10μmである。
は、ゼオライト膜が形成されている側から多孔質基材の
方向に圧力を加えたときの使用耐圧をいう。ゼオライト
膜のゼオライト結晶が隙間なく多孔質基材の表面を覆う
ようにするには、ゼオライト種結晶は多孔質基材の表面
の一面に付着させなければならない。
耐圧が劣ることになるが、ゼオライト結晶が30μmよ
り厚く形成されているゼオライト膜では、ゼオライト膜
中にブリッジ(空隙)が形成されやすく、ゼオライト膜
の耐圧強度が損なわれることがある。ゼオライト分離膜
の膜厚を0.5〜30μmの範囲とすることによって比
較的低コストで分離性能に優れたゼオライト分離膜を提
供できる。ゼオライト膜の膜厚は、安定して良好な耐圧
強度が得られるように、好ましくは1〜10μmとす
る。緻密なゼオライト膜とは、その断面を走査型電子顕
微鏡(SEM)で500倍に拡大して調べるとき、識別
しうる空隙が膜内に認められないものをいう。
多孔質基材の表面に、多孔質基材の平均気孔径の0.4
〜8倍の平均結晶粒径を有するゼオライト種結晶を一面
に付着させ、該多孔質基材をSiとAlを合わせた濃度
が1000〜10000ppmであり、アルカリイオン
濃度が10000〜60000ppmである原料溶液中
に浸漬して水熱合成することを特徴とする。
均等に一面に多孔質基材に付着させやすいことから、ゼ
オライト種結晶の平均結晶粒径は、多孔質基材の平均気
孔径の0.4〜8倍とする。ゼオライト種結晶の平均結
晶粒径は、好ましくは多孔質基材の平均気孔径の0.5
〜3倍とする。細か過ぎる種結晶を使用すると、基材中
に種結晶が侵入して種結晶の付着が不均一になる。種結
晶が大き過ぎると多孔質基材上に種結晶を付着させるの
が難しい。種結晶の基材への付着方法には、乾いたゼオ
ライト結晶の粉末を多孔質基材にこすり付けたり、種結
晶を水中に分散させた分散液を塗布したり、分散液中に
基材を浸漬するなどの方法がある。
た後、この多孔質基材を原料溶液中に浸漬して水熱合成
を行なう。水熱合成にはSiとAlを合せた濃度が10
00〜10000ppmであり、アルカリイオン濃度が
10000〜60000ppmである希薄な原料溶液を
使用する。SiとAlを併せた濃度が1000ppm未
満であるとゼオライト結晶の成長速度が非常に遅く、好
ましい膜厚のゼオライト膜を形成しにくい。
0ppm超であると、原料溶液が過飽和になって原料溶
液中にゼオライトの結晶核が生成し、原料溶液中で結晶
成長したゼオライト結晶が基材上に沈積して形成される
ゼオライト膜が不均質になり、膜中にブリッジ(空隙)
ができやすく、使用耐圧の高い分離膜を得るのが難し
い。アルカリイオン濃度は、大きい方がSiとAlを合
わせた濃度を高くでき、実用的なゼオライト結晶の成長
速度を確保できるので、アルカリイオン濃度は1000
0ppm以上とする。しかし、アルカリイオン濃度が大
き過ぎるとゼオライト結晶が原料溶液中に溶ける速度が
速くなり、結晶成長が進まないので60000ppm以
下とする。
リの濃度は、種結晶の成長を最優先する組成になってい
なければならず、原料溶液は基材が配置されている水熱
合成の系内でゼオライト結晶について概ね飽和状態にな
っていなければならない。上記原料溶液の組成はこの条
件を充たすものであり、この構成の原料溶液を使用する
ことによって形成されるゼオライト膜中にブリッジ(空
隙)が生じない。
分離膜の透過性が小さくなり、ゼオライト膜の有効膜面
積も小さくなるので、多孔質基材の気孔率は10%以上
であるのが好ましい。また、多孔質基材の気孔率が大き
過ぎると基材自体の強度が低下し、ゼオライト膜の使用
耐圧が小さくなるので、多孔質基材の気孔率は50%以
下であるのが好ましい。基材のより好ましい気孔率は3
0〜40%である。
ト膜を形成し得るものであればよく、薄板状、筒状、ペ
レット状、中空糸状、ハニカム状などの形状のものを使
用できる。これらの基材の製造方法には、目的とする形
状に合わせてプレス成形法、押し出し成形法、泥漿鋳込
み法などを採用する。複層構造の基材の使用ももちろん
可能であり、この場合、たとえば第1の基材層の上にデ
ィップコート、スピンコートなどで第2の基材層を積層
したものを使用すればよい。
質、ジルコニア質、コージライト質等の各種のセラミッ
クス基材やステンレス鋼の粉末を焼結した多孔質金属等
を使用できるが、ゼオライト結晶との密着性が特に優れ
ていることから、多孔質基材としてはアルミナ質セラミ
ックスが好ましい。また、多孔質基材の平均気孔径は、
小さ過ぎると種結晶を付着させにくいので0.05μm
以上であるのが好ましい。逆に大き過ぎると種結晶が多
孔質基材中に侵入して種結晶の付着が不均一になるの
で、多孔質基材の平均気孔径は10μm以下とするのが
好ましい。より好ましい平均気孔径は0.1〜5μmで
ある。
れている側から流体圧力を加える使用耐圧は、1.0M
Pa以上の圧力で分離膜として使用することができる。
使用耐圧が1.0MP以上あれば、従来使用耐圧が低か
ったために使用できないと考えられていたRO膜にも本
発明のゼオライト分離膜を使用できる。RO膜としては
使用耐圧の高い方が好ましいので、1.5MPa以上、
さらには2MPa以上の使用耐圧のある分離膜を使用す
るのが好ましい。ゼオライト分離膜の他の用途に、ナノ
濾過膜、ガス分離膜、PV膜などの分離膜があり、ガス
センサーにも使用できる。ナノ濾過膜としては使用耐圧
の大きいものが適している。
ナ/シリカのモル比が大きい親水性のものから、ZSM
−5、シリカライト等のようにアルミナ/シリカのモル
比が低い疎水性のものがある。また、ゼオライト結晶中
のAlの個所にFe、Cr、Y等の元素を導入したゼオ
ライト結晶もある。ゼオライト膜にはこれらの中から使
用目的に合わせた種類のゼオライト結晶を選択するのが
好ましい。この場合、種結晶として目的とする種類のゼ
オライト種結晶を使用して水熱合成条件を調整すれば、
単一種のゼオライト結晶からなるゼオライト分離膜を製
造できる。
ゼオライト膜の密着強度が大きくなるように多孔質基材
にアルミナ質基材が使用される。アルミナ質基材を用い
るときにゼオライト膜の密着強度が大きくなる理由は、
アルミナ結晶中の原子間距離がゼオライト結晶中の原子
間距離と近いためと推定される。
密なゼオライト膜の形成が困難であり、逆に多過ぎると
膜中に空隙が形成されやすいので、ゼオライト種結晶の
基材表面への付着量は0.2〜3mg/cm2とするの
が好ましい。ゼオライト種結晶の基材表面へのより好ま
しい付着量は0.3〜1mg/cm2である。
シリカゾル、水ガラス、珪酸ナトリウムを使用でき、ア
ルミナ源としてアルミン酸ナトリウム、硝酸アルミニウ
ム、水酸化アルミニウムを使用でき、アルカリ源として
水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムなどを使用できる。
また、原料溶液に臭化テトラプロピルアンモニウム、水
酸化テトラプロピルアンモニウム等の結晶化剤を混合し
てもよい。
密閉した状態、又は図3に示す冷却器を取り付けた常圧
下の容器中において、通常80〜250℃に加熱して3
〜180時間保持して行なう。水熱合成後、ゼオライト
を形成した基材は水で洗浄し、次いで乾燥する。結晶化
促進剤等の熱分解性成分を添加したときには、次いで熱
処理してこれらを除去する。ゼオライト膜の水熱合成
は、一回のみで好ましい性能が得られないとき、複数回
水熱合成を繰り返してゼオライト結晶を成長させて結晶
粒界を埋めることによって分離性能が向上することがあ
る。
するが、本発明はこれらの実施例に限定されない。
で精製した水(以下、逆浸透水という)に珪酸ナトリウ
ム、水酸化アルミニウム、水酸化ナトリウムを溶かし、
Na2O、Al2O3、SiO2及びH2Oのモル比が9
0:1:9:5760の原料溶液(Alを608pp
m、Siを2710ppm、Naを40300ppm含
む)とした。気孔率が38%、平均細孔径が1μm(水
銀ポロシメータによる積算気孔容積が50%の細孔
径)、厚さ3mm、直径47mmのアルミナ質基材(A
l2O399.9重量%)の表面に平均結晶粒径が1μm
のA型ゼオライトの種結晶を直接基材表面に擦り込んで
付着させた。
/cm2の種結晶が付着していた。次いでこの基材を前
記原料溶液を充たした図3に示す構成の水熱合成容器に
挿入し、原料溶液に浸して100rpmで撹拌しつつ常
圧下で80℃に加熱して5時間保持し、このアルミナ質
基材上にゼオライト膜を形成した。次いで容器から基材
を取り出し、洗浄後乾燥してゼオライト分離膜を得た。
また、水熱合成を開始5時間経過後に原料溶液の一部を
取り出して分析した結果、Al553ppm、Si28
70ppm、Na42200ppmであった。また、水
熱合成後の原料溶液をろ過したが、ろ紙上にはろ過物が
ほとんど残留しなかった。
電子顕微鏡(SEM)によって観察したところ、立方体
形状の結晶が基材の表面に一様に形成されていた。X線
回折で調べた結果、ゼオライト膜はA型ゼオライトのみ
からなることが分かった。ゼオライト膜の断面をSEM
で5000倍に拡大して観察して調べた結果、ゼオライ
ト膜中にはブリッジ構造(空隙)が認められず、緻密で
あった。また、ゼオライト膜の厚さは約6.3μmであ
った。図1は、実施例1で製造された緻密で使用耐圧の
大きいゼオライト分離膜の断面の模式図である。このゼ
オライト膜の使用耐圧は、後述するように6MPa以上
であった。
てNa2O、Al2O3、SiO2及びH2Oのモル比が
3.2:1:2.5:156の懸濁液を作り、これをろ
過した液(Alを610ppm、Siを2720pp
m、Naを38400ppm含む)を原料溶液に使用
し、他は実施例1と同じ条件で水熱合成を行なった。S
EMとX線回折で調べた結果、合成されたゼオライト膜
はA型ゼオライト結晶のみからなり、緻密で厚さが約
6.5μm、使用耐圧が5MPaであった。また、水熱
合成を開始5時間経過後に原料溶液の一部を取り出して
分析したところ、Alを557ppm、Siを2820
ppm、Naを35700ppm含んでいた。また、水
熱合成後の原料溶液をろ過したが、ろ紙上にはろ過物が
ほとんど残留せず、X線回折では調べられなかった。
成条件を90℃で5時間とし、他は実施例1と同じ条件
で水熱合成してゼオライト分離膜(実施例3)を得た。
また、実施例3で得られたゼオライト分離膜の上に、同
様に種結晶を塗布して同じ条件で水熱合成を行なう操作
を2回追加(合計3回)してゼオライト分離膜(実施例
4)を得た。これらをSEMとX線回折で調べた結果、
A型ゼオライト結晶のみからなる緻密なゼオライト膜が
基材上に形成されていた。基材上に形成されたゼオライ
ト膜の厚さは、それぞれ約7.7μmと約8.9μmで
あり、使用耐圧はいずれも6MPa以上であった。
材にSUS304の粉末を焼結した気孔率が30%で平
均気孔径が15μmの多孔質金属を使用し、他は実施例
1と同じ条件で水熱合成を行ない、ゼオライト膜の厚さ
が5.3μmのゼオライト分離膜を得た。このゼオライ
ト分離膜の使用耐圧は、後述するように6MPa以上で
あった。
てNa2O、Al2O3、SiO2及びH2Oのモル比が
3.2:1:2.5:78の懸濁液を作り、これをろ過
した液(Alを752ppm、Siを10200pp
m、Naを42800ppm含む)を原料溶液に使用
し、他は実施例1と同じ条件で水熱合成を行なった。S
EMとX線回折で調べた結果、基材の表面に塗布したA
型ゼオライト種結晶はほとんど成長しておらず、形成さ
れた厚さ約15μmの膜は緻密でなく、使用耐圧は0.
8MPa以下であった。この膜中には少量のフォージャ
サイトの混在が確認された。また、水熱合成後の原料溶
液をろ過したところ、ろ紙上に残留するろ過物中にフォ
ージャサイトが検出された。
合成の条件を、温度80℃で10時間(比較例2)、温
度100℃で5時間(比較例3)とし、他は比較例1と
同じ条件で水熱合成を行ない、基材上にゼオライト膜を
形成した。SEMとX線回折で調べた結果、いずれにつ
いても基材の表面に塗布したA型ゼオライト結晶はほと
んど成長しておらず、形成された厚さ約15μmのゼオ
ライト膜は緻密でなく、使用耐圧は0.8MPa以下で
あった。この膜中には少量のフォージャサイト結晶の混
在が確認された。また、水熱合成後の原料溶液をろ過し
たところ、ろ紙上に残留したろ過物中にはフォージャサ
イト結晶が検出された。
用してNa2O、Al2O3、SiO2及びH2Oのモル比
が2:1:2:120の過飽和の原料溶液(Alを25
000ppm、Siを25900ppm、Naを426
00ppm含む)を作り、水熱合成の条件を温度100
℃で3.5時間(比較例4)、温度100℃で5時間
(比較例5)とし、他は実施例1と同じ条件で水熱合成
を行なった。得られた分離膜をSEMとX線回折で調べ
た結果、いずれについても基材の表面に塗布したA型ゼ
オライト結晶はほとんど成長しておらず、形成された膜
の厚さは約70μmであり、ゼオライト膜は緻密といえ
ず、種結晶の隙間にはゲル状物質が存在しているのを認
めた。このゼオライト膜の使用耐圧は0.8MPa以下
であった。また、水熱合成後の原料溶液をろ過し、洗浄
後乾燥したろ過物をX線回折で調べた結果、A型ゼオラ
イトとフォージャサイトの存在を認めた。
条件を80℃とし、他は比較例5と同じ条件で水熱合成
を行なった。得られた分離膜をSEMとX線回折で調べ
た結果、いずれについても基材の表面に塗布したA型ゼ
オライト結晶はほとんど成長しておらず、形成されたゼ
オライト膜は厚さ約50μmであって緻密でなく、種結
晶の隙間にゲル状物質が存在しているのを認めた。この
ゼオライト膜の使用耐圧は0.8MPa以下であった。
また、水熱合成後の原料溶液をろ過し、洗浄後乾燥した
ろ過物をX線回折で調べた結果、A型ゼオライトとフォ
ージャサイトの存在を認めた。
てNa2O、Al2O3、SiO2及びH2Oのモル比が
1:0.5:1:60の過飽和の原料溶液(Alを25
000ppm、Siを25900ppm、Naを426
00ppm含む)を使用し、水熱合成の条件を温度10
0℃で3時間とした以外は実施例1と同じ条件で水熱合
成を行ない、ゼオライト膜の膜厚が30μmのA型ゼオ
ライトの分離膜を得た。この分離膜は後述するように、
使用耐圧が0.8MPaであった。
てNa2O、Al2O3、SiO2及びH2Oのモル比が
1:0.5:1:120の原料溶液(Alを12500
ppm、Siを13000ppm、Naを21000p
pm含む)を使用し、水熱合成の条件を温度100℃で
3時間とした以外は実施例1と同じ条件で水熱合成を行
ない、ゼオライト膜の膜厚が30μmのA型ゼオライト
の分離膜を得た。この分離膜は後述するように、使用耐
圧が0.9MPaであった。
lを合わせた濃度が1000〜10000ppmであ
り、アルカリイオン濃度が10000〜60000pp
mである原料溶液中に種結晶を一面に塗布された多孔質
基材を浸漬して水熱合成を行なうと、多孔質基材の表面
に緻密なゼオライト膜が密着したゼオライト分離膜を製
造できることが分かる。また、本発明によるゼオライト
膜の実施例では、水熱合成の少なくとも初期において原
料溶液中のAlとSiの濃度がほとんど変わっておら
ず、ゼオライト膜の形成に原料溶液中のAlとSiが消
費されていないことから、主として基材に塗布された種
結晶がゼオライト膜の形成に使用されたと考える。
ト分離膜を逆浸透水中に保管しておいたものを使用して
RO分離試験を行なった。すなわち、図4に示す構成の
装置を使用し、30℃の恒温槽中において、10重量%
のエタノール水溶液を供給液とし、100rpmで撹拌
しつつ膜面における濃度分極の影響を抑えた。また、操
作圧力を最大8MPaまで上げ、透過液側に氷のコール
ドトラップを用いてエタノールの蒸発を防ぎ、供給液と
透過液の濃度をガスクロマトグラフで測定した。
とし、透過側のエタノール濃度をCp(重量%)とする
とき、見かけの阻止率RobsをRobs=(Cf−C
p)/Cfによって求めた。操作圧1.5MPaにおけ
るRO試験の結果を図5に示す。図5−aから、試験開
始直後には基材中に含まれる水が混じるため阻止率が高
いが、徐々に減少して60時間経過後に定常状態になっ
た。このゼオライト分離膜では1.5MPaの操作圧で
10重量%のエタノール水溶液から40%以上の阻止率
でRO分離が可能であることが分かった。図5−bは透
過流束の経時変化を示すが、経時変化は認められなかっ
た。
ときの透過流束(Flux)と阻止率の経時変化を図6
に示す。図6−aから分かるように、操作圧を4、6M
Paと上げても膜構造は安定しており、透過流束と阻止
率は50時間後も経時変化を示さず、10重量%のエタ
ノール水溶液で20%程度の阻止率が得られた。このR
O分離膜は8MPaの操作圧においても、10時間まで
安定した性能を示したが、20時間経過後に透過流束が
急激に増加し、阻止性能が損なわれた。試験後のこのR
O分離膜の表面には、幅0.2μm程度の亀裂が縦横に
生じているのが認められ、膜の断面についても亀裂が観
察された。
膜及び比較例7と比較例8で製造したゼオライト分離膜
をそれぞれRO分離試験に供した。実施例5で製造した
ゼオライト分離膜は6MPaの圧力を50時間かけても
実施例1のゼオライト分離膜と同様に安定した分離性能
を示した。他方、比較例7と比較例8で製造したゼオラ
イト分離膜はそれぞれ0.8MPaと0.9MPaに圧
力を上げたときに、透過率が急激に上昇して分離膜が破
損した。破損したゼオライト分離膜には、SEMによる
観察でいずれもクラックが認められた。
ライト分離膜を使用してPV分離試験を行なった。すな
わち、図7に示す構成の装置を用い、30℃の恒温槽中
において、供給液を0〜90重量%のエタノール水溶液
とし、供給液及び透過液の濃度をガスクロマトグラフで
測定した。供給側のエタノールと水のモル濃度をそれぞ
れX1モル%とX2モル%とし、透過側のエタノールと水
のモル濃度をそれぞれY1モル%とY2モル%とすると
き、分離係数αをα=(X1・Y2)/(X2・Y1)によ
って計算し、求めた。得られた結果を図8に示す。図8
−aから分かるように、実施例4のゼオライト分離膜を
使用したPV分離試験では、90重量%のエタノール水
溶液を供給液とするとき、約400という高い分離性能
が得られた。図8−bは透過流束を示す。
高いゼオライト分離膜の提供が可能になった。本発明に
よるゼオライト分離膜は使用圧力が高いので、従来のゼ
オライト分離膜では適さなかったRO膜やナノ濾過膜の
用途にも好適である。このような使用耐圧の高いゼオラ
イト膜は、多孔質基材の表面一面に種結晶を付着せしめ
ておき、少なくとも水熱合成の初期において、主に種結
晶がゼオライト膜の形成に使用されるような薄い原料溶
液を使用することによって形成できる。
式図
置の概要を示す断面図
要図
したときの透過流束と見掛け阻止率Robsの経時変化
を示すグラフ
し、圧力を変えたときの透過流束と見掛け阻止率Rob
sの経時変化を示すグラフ
概要図
用したときの透過流束と分離係数αを示すグラフ
Claims (6)
- 【請求項1】多孔質基材上に厚さ0.5〜30μmの緻
密なゼオライト結晶の膜が密着して形成されており、そ
の分離膜としての使用耐圧が1.0MPa以上あること
を特徴とするゼオライト分離膜。 - 【請求項2】多孔質基材の気孔率が10〜50%で、そ
の平均気孔径が0.05〜10μmである請求項1に記
載のゼオライト分離膜。 - 【請求項3】多孔質基材がアルミナ質である請求項1又
は2に記載のゼオライト分離膜。 - 【請求項4】ゼオライト分離膜が逆浸透膜用又はナノ濾
過膜用である請求項1〜3のいずれかに記載のゼオライ
ト分離膜。 - 【請求項5】多孔質基材の表面に、多孔質基材の平均気
孔径の0.4〜8倍の平均結晶粒径を有するゼオライト
種結晶を一面に付着させた後、該多孔質基材をSiとA
lを合わせた濃度が1000〜10000ppmであ
り、アルカリイオン濃度が10000〜60000pp
mである原料溶液中に浸漬して水熱合成することを特徴
とするゼオライト分離膜の製造方法。 - 【請求項6】基材の表面に0.2〜3mg/cm2のゼ
オライト種結晶を付着させる請求項5に記載のゼオライ
ト分離膜の製造方法。
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