JPH1055360A - 住所録処理装置及び住所録処理方法 - Google Patents
住所録処理装置及び住所録処理方法Info
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- JPH1055360A JPH1055360A JP8211504A JP21150496A JPH1055360A JP H1055360 A JPH1055360 A JP H1055360A JP 8211504 A JP8211504 A JP 8211504A JP 21150496 A JP21150496 A JP 21150496A JP H1055360 A JPH1055360 A JP H1055360A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】複数の項目の情報を含む住所録を簡単、かつ効
率的に作成することを可能にする。 【解決手段】複数の項目から任意に選択された入力対象
項目に対して、住所録に関する情報を入力する住所録処
理装置において、入力対象項目の属性に応じて、項目に
入力すべき住所録に関する情報の種類を特定する動作モ
ードを設定するかな漢字変換動作モード設定部20b
と、入力対象項目に入力されたかな読みに対してかな漢
字変換を行なうことによって複数の変換候補を求めるか
な漢字変換部26と、かな漢字変換部26によって求め
られた複数の変換候補をかな漢字変換動作モード設定部
20bによって設定された情報の種類に対応する候補の
出力優先度が高くなるよう変更する優先度変更部26a
とを具備する。
率的に作成することを可能にする。 【解決手段】複数の項目から任意に選択された入力対象
項目に対して、住所録に関する情報を入力する住所録処
理装置において、入力対象項目の属性に応じて、項目に
入力すべき住所録に関する情報の種類を特定する動作モ
ードを設定するかな漢字変換動作モード設定部20b
と、入力対象項目に入力されたかな読みに対してかな漢
字変換を行なうことによって複数の変換候補を求めるか
な漢字変換部26と、かな漢字変換部26によって求め
られた複数の変換候補をかな漢字変換動作モード設定部
20bによって設定された情報の種類に対応する候補の
出力優先度が高くなるよう変更する優先度変更部26a
とを具備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の項目につい
ての情報からなる住所録を作成する住所録処理装置及び
住所録処理方法に関する。
ての情報からなる住所録を作成する住所録処理装置及び
住所録処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、文書作成装置等において、住所
録を作成するための住所録機能を有するものは広く知ら
れている。住所録機能とは、一般的に氏名、氏名のふり
がな、住所、郵便番号、電話番号等の個人住所情報を1
件の住所データとしてカード感覚で扱い、キーボード等
より各項目に対する情報(文字)を入力し、一覧表示、
はがきやラベルに宛名印刷するものである。
録を作成するための住所録機能を有するものは広く知ら
れている。住所録機能とは、一般的に氏名、氏名のふり
がな、住所、郵便番号、電話番号等の個人住所情報を1
件の住所データとしてカード感覚で扱い、キーボード等
より各項目に対する情報(文字)を入力し、一覧表示、
はがきやラベルに宛名印刷するものである。
【0003】従来では、氏名、住所、自由欄等の項目に
対する情報の入力は、読み(ひらがな)を入力し、この
読みをかな漢字変換することによって行なわれている。
そして、かな漢字変換による変換結果は、入力対象とし
て項目に関係のない、かな漢字変換によって得られる複
数の変換候補の中から例えば学習情報に基づく均一な優
先度で出現していた。従って、例えば常に一般語が優先
されて、同音異義語として表示される。
対する情報の入力は、読み(ひらがな)を入力し、この
読みをかな漢字変換することによって行なわれている。
そして、かな漢字変換による変換結果は、入力対象とし
て項目に関係のない、かな漢字変換によって得られる複
数の変換候補の中から例えば学習情報に基づく均一な優
先度で出現していた。従って、例えば常に一般語が優先
されて、同音異義語として表示される。
【0004】ところで、氏名のふりがなの項目は、1件
毎の住所データを氏名順でソートするような場合に、氏
名の読みのあいうえお順にソートする際に参照すること
ができるため有効である(文字コードを単にJISコー
ド順に並べたのでは、読みのあいうえお順にならな
い)。近年では、このふりがなの項目に対する入力を、
氏名の項目に入力される漢字の読みを用いて自動的に入
力する機能がある。この機能は、氏名の項目にかな漢字
変換によって漢字を入力するために入力した読みを、氏
名のふりがなとして、ふりがなの項目に出力するもので
ある。
毎の住所データを氏名順でソートするような場合に、氏
名の読みのあいうえお順にソートする際に参照すること
ができるため有効である(文字コードを単にJISコー
ド順に並べたのでは、読みのあいうえお順にならな
い)。近年では、このふりがなの項目に対する入力を、
氏名の項目に入力される漢字の読みを用いて自動的に入
力する機能がある。この機能は、氏名の項目にかな漢字
変換によって漢字を入力するために入力した読みを、氏
名のふりがなとして、ふりがなの項目に出力するもので
ある。
【0005】また、住所の項目については、郵便番号と
住所とが対応づけられて登録された郵便番号辞書を用い
て入力する機能がある。この機能では、まず郵便番号を
入力し、住所録変換指示キーの操作による指示が入力さ
れると、郵便番号辞書を検索することによって対応する
住所の候補を求め、この候補を表示して、その中から任
意に選択された住所を住所の項目に入力するものであ
る。
住所とが対応づけられて登録された郵便番号辞書を用い
て入力する機能がある。この機能では、まず郵便番号を
入力し、住所録変換指示キーの操作による指示が入力さ
れると、郵便番号辞書を検索することによって対応する
住所の候補を求め、この候補を表示して、その中から任
意に選択された住所を住所の項目に入力するものであ
る。
【0006】また、逆に、郵便番号の項目について、ま
ず住所を入力することで対応する郵便番号を求める機能
もある。この機能では、まず都道府県一覧が表示され、
その一覧から何れかを選択すると、次に区、市町村レベ
ルの地名一覧が表示され、さらにその中の何れかを選択
すると、町名一覧が表示され、さらに何れかの町名を選
択すると初めて郵便番号が決定されるものである。
ず住所を入力することで対応する郵便番号を求める機能
もある。この機能では、まず都道府県一覧が表示され、
その一覧から何れかを選択すると、次に区、市町村レベ
ルの地名一覧が表示され、さらにその中の何れかを選択
すると、町名一覧が表示され、さらに何れかの町名を選
択すると初めて郵便番号が決定されるものである。
【0007】また、住所録の情報について、複数の項目
に対応する情報を含む1件分の住所データを大別して自
宅情報と会社情報とに分類して管理する機能がある。管
理方法としては、第1に、住所録として住所という項目
が1つ設けられ、この項目については個人の住所あるい
は会社の住所の何れを入力しても良いというものであ
り、第2に、1件の住所データ中に自宅情報と会社情報
とを両方入力可能なものもある。第2の管理方法では、
自宅情報と会社情報を入力する場合、最初の1画面にお
いて自宅情報、2画面目において会社情報を入力する、
あるいは1画面中の左側領域において自宅情報を入力
し、右側領域において会社情報を入力するといった手順
によって行われる。
に対応する情報を含む1件分の住所データを大別して自
宅情報と会社情報とに分類して管理する機能がある。管
理方法としては、第1に、住所録として住所という項目
が1つ設けられ、この項目については個人の住所あるい
は会社の住所の何れを入力しても良いというものであ
り、第2に、1件の住所データ中に自宅情報と会社情報
とを両方入力可能なものもある。第2の管理方法では、
自宅情報と会社情報を入力する場合、最初の1画面にお
いて自宅情報、2画面目において会社情報を入力する、
あるいは1画面中の左側領域において自宅情報を入力
し、右側領域において会社情報を入力するといった手順
によって行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
住所録処理装置においては次のような問題があった。第
1に、かな漢字変換によって項目に対して漢字を入力す
る場合、例えば氏名「佐藤」を読み「さとう」で入力し
た場合、一般語が優先されてしまうと「砂糖」が第1優
先となってしまうため、他の変換候補(同音異義語)か
ら必要な変換結果を探し出して選択する必要があり操作
が繁雑となってしまう。
住所録処理装置においては次のような問題があった。第
1に、かな漢字変換によって項目に対して漢字を入力す
る場合、例えば氏名「佐藤」を読み「さとう」で入力し
た場合、一般語が優先されてしまうと「砂糖」が第1優
先となってしまうため、他の変換候補(同音異義語)か
ら必要な変換結果を探し出して選択する必要があり操作
が繁雑となってしまう。
【0009】第2に、氏名の項目に入力される氏名の読
みをもとにふりがなの項目に入力する機能においては、
例えば「佐藤」のような本来の読み「さとう」を入力す
ることで変換される姓名の場合であれば自動的にふりが
なを出力することができる。しかし、かな漢字変換用の
辞書に存在しない姓名の場合、例えば単漢字変換等の機
能を用いて、本来の姓名の読みではない読みを入力して
姓名(漢字)を入力することになる。従って、入力され
た読みから変換結果である姓名に対するふりがなを自動
的に付けることは困難であり、実際は改めてふりがなを
別途入力する方法が採られていた。
みをもとにふりがなの項目に入力する機能においては、
例えば「佐藤」のような本来の読み「さとう」を入力す
ることで変換される姓名の場合であれば自動的にふりが
なを出力することができる。しかし、かな漢字変換用の
辞書に存在しない姓名の場合、例えば単漢字変換等の機
能を用いて、本来の姓名の読みではない読みを入力して
姓名(漢字)を入力することになる。従って、入力され
た読みから変換結果である姓名に対するふりがなを自動
的に付けることは困難であり、実際は改めてふりがなを
別途入力する方法が採られていた。
【0010】第3に、郵便番号を入力することにより対
応する住所を入力する機能では、住所録変換指示キーの
操作による指示があって初めて郵便番号辞書の検索を行
ない、郵便番号に対応する住所の候補を求めていた。従
って、この機能を利用するためには、操作方法を理解し
て、必要なタイミングで逐次、機能実行を指示しなけれ
ばならず操作が面倒であった。
応する住所を入力する機能では、住所録変換指示キーの
操作による指示があって初めて郵便番号辞書の検索を行
ない、郵便番号に対応する住所の候補を求めていた。従
って、この機能を利用するためには、操作方法を理解し
て、必要なタイミングで逐次、機能実行を指示しなけれ
ばならず操作が面倒であった。
【0011】第4に、住所(地名)から郵便番号を求め
る機能は、入力済みの住所に対する郵便番号を得ようと
しても、その入力済みの住所の情報をそのまま使えず、
前述したように住所の最上位のレベル、すなわち都道府
県名から順次下位のレベルの地名を選択する操作を行な
うしかなかった。このため、住所から郵便番号を得るた
めには、既に住所を入力済みであっても非常に繁雑な操
作が必要となってしまう。
る機能は、入力済みの住所に対する郵便番号を得ようと
しても、その入力済みの住所の情報をそのまま使えず、
前述したように住所の最上位のレベル、すなわち都道府
県名から順次下位のレベルの地名を選択する操作を行な
うしかなかった。このため、住所から郵便番号を得るた
めには、既に住所を入力済みであっても非常に繁雑な操
作が必要となってしまう。
【0012】第5に、住所録として自宅情報と会社情報
の両方入力可能な機能においては、自宅情報と会社情報
の入力順が、例えば最初の1画面に自宅情報、2画面目
に会社情報、または画面左が自宅情報、右が会社情報と
いったように予め決められていた。両方の情報を入力す
る場合には、この決められた順番で入力する操作性は妥
当であるが、場合によっては会社情報のみ、あるいは自
宅情報のみを入力する場合もある。また、1件の住所デ
ータ毎に、入力すべき情報が自宅情報と会社情報の何れ
かに変更される場合もある。こうした場合、目的とする
入力対象項目まで入力位置を変更(カーソル位置の移動
など)するまでに項目移動が多く発生してしまう。例え
ば、会社情報のみを入力する場合、入力画面が2画面に
分かれている場合、1件目の住所データ用の2画面目に
おいて情報入力した後、2件目の1画面目を情報入力せ
ずに飛ばして2画面を表示させる必要がある。また、1
画面の領域が分かれている場合には、1件目の左側領域
から右側領域に入力位置を変更してから情報入力を行な
い、2件目に画面を切替えた後、同様にして左側領域を
飛ばして右側領域に入力位置を変更する必要がある。こ
のため、入力する情報によっては非常に操作が繁雑とな
ってしまうことがあった。
の両方入力可能な機能においては、自宅情報と会社情報
の入力順が、例えば最初の1画面に自宅情報、2画面目
に会社情報、または画面左が自宅情報、右が会社情報と
いったように予め決められていた。両方の情報を入力す
る場合には、この決められた順番で入力する操作性は妥
当であるが、場合によっては会社情報のみ、あるいは自
宅情報のみを入力する場合もある。また、1件の住所デ
ータ毎に、入力すべき情報が自宅情報と会社情報の何れ
かに変更される場合もある。こうした場合、目的とする
入力対象項目まで入力位置を変更(カーソル位置の移動
など)するまでに項目移動が多く発生してしまう。例え
ば、会社情報のみを入力する場合、入力画面が2画面に
分かれている場合、1件目の住所データ用の2画面目に
おいて情報入力した後、2件目の1画面目を情報入力せ
ずに飛ばして2画面を表示させる必要がある。また、1
画面の領域が分かれている場合には、1件目の左側領域
から右側領域に入力位置を変更してから情報入力を行な
い、2件目に画面を切替えた後、同様にして左側領域を
飛ばして右側領域に入力位置を変更する必要がある。こ
のため、入力する情報によっては非常に操作が繁雑とな
ってしまうことがあった。
【0013】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、複数の項目の情報を含む住所録を簡単、か
つ効率的に作成することが可能な住所録処理装置及び住
所録処理方法を提供することを目的とする。
れたもので、複数の項目の情報を含む住所録を簡単、か
つ効率的に作成することが可能な住所録処理装置及び住
所録処理方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の項目か
ら任意に選択された入力対象項目に対して、住所録に関
する情報を入力する住所録処理装置において、前記入力
対象項目の属性に応じて、項目に入力すべき住所録に関
する情報の種類を特定する動作モードを設定する動作モ
ード設定手段と、前記入力対象項目に入力されたかな読
みに対してかな漢字変換を行なうことによって複数の変
換候補を求めるかな漢字変換手段と、前記かな漢字変換
手段によって求められた前記複数の変換候補を前記動作
モード設定手段によって設定された情報の種類に対応す
る候補の出力優先度が高くなるよう変更する優先度変更
手段とを具備することを特徴とする。
ら任意に選択された入力対象項目に対して、住所録に関
する情報を入力する住所録処理装置において、前記入力
対象項目の属性に応じて、項目に入力すべき住所録に関
する情報の種類を特定する動作モードを設定する動作モ
ード設定手段と、前記入力対象項目に入力されたかな読
みに対してかな漢字変換を行なうことによって複数の変
換候補を求めるかな漢字変換手段と、前記かな漢字変換
手段によって求められた前記複数の変換候補を前記動作
モード設定手段によって設定された情報の種類に対応す
る候補の出力優先度が高くなるよう変更する優先度変更
手段とを具備することを特徴とする。
【0015】これにより、住所録入力において各入力項
目が、氏名、住所、会社名、自由欄等の項目であること
は予め分かっていることを利用し、氏名の項目には姓名
変換優先、住所の項目には地名・固有名詞変換優先、会
社名には固有名詞優先変換、自由欄には一般語優先変換
といった制御がなされるので、各項目に対する情報を効
率的に入力することができる。
目が、氏名、住所、会社名、自由欄等の項目であること
は予め分かっていることを利用し、氏名の項目には姓名
変換優先、住所の項目には地名・固有名詞変換優先、会
社名には固有名詞優先変換、自由欄には一般語優先変換
といった制御がなされるので、各項目に対する情報を効
率的に入力することができる。
【0016】また本発明は、複数の項目から任意に選択
された入力対象項目に対して、住所録に関する情報を入
力する住所録処理装置において、ある項目が入力対象項
目として選択された際に、この項目と予め関連づけられ
た別の項目に対して既に情報が入力されているか否かを
判別するデータ変換制御手段と、前記データ変換制御手
段によって既に情報が入力されていると判別された場合
に、入力されている情報を予め定められた方式に従って
変換する変換手段とを具備し、前記変換手段による変換
結果を前記入力対象項目に対する入力情報とすることを
特徴とする。
された入力対象項目に対して、住所録に関する情報を入
力する住所録処理装置において、ある項目が入力対象項
目として選択された際に、この項目と予め関連づけられ
た別の項目に対して既に情報が入力されているか否かを
判別するデータ変換制御手段と、前記データ変換制御手
段によって既に情報が入力されていると判別された場合
に、入力されている情報を予め定められた方式に従って
変換する変換手段とを具備し、前記変換手段による変換
結果を前記入力対象項目に対する入力情報とすることを
特徴とする。
【0017】また、ふりがな読みが入力されるべき第1
の項目と、前記第1の項目に入力されたふりがな読みに
対するかな漢字変換の結果が入力されるべき第2の項目
とが予め関連づけられており、前記データ変換制御手段
は、前記第2の項目が入力対象項目として選択された際
に、前記第1の項目の入力状態を判別し、前記変換手段
は、前記第1の項目に既にふりがな読みが入力されてい
ると判別された場合に、前記ふりがな読みをかな漢字変
換することを特徴とする。
の項目と、前記第1の項目に入力されたふりがな読みに
対するかな漢字変換の結果が入力されるべき第2の項目
とが予め関連づけられており、前記データ変換制御手段
は、前記第2の項目が入力対象項目として選択された際
に、前記第1の項目の入力状態を判別し、前記変換手段
は、前記第1の項目に既にふりがな読みが入力されてい
ると判別された場合に、前記ふりがな読みをかな漢字変
換することを特徴とする。
【0018】これにより、例えば姓名に対するふりがな
項目が先に入力されると、姓名項目を入力対象項目に選
択すると、この姓名項目への入力のための読みとして利
用され、かな漢字変換に供される。姓名項目へ入力され
た読みに対するかな漢字変換と同様に変換が実行される
ので、当然、姓名優先変換を行なうことができる。仮に
かな漢字変換辞書に存在しない姓名があった場合でも、
最低限ひらがな候補はそのままの形で存在するので、こ
のかなを使って、文節切り直し(言葉の区切りを指定す
ること)、単漢字変換等で目的の漢字を表示することも
できる。
項目が先に入力されると、姓名項目を入力対象項目に選
択すると、この姓名項目への入力のための読みとして利
用され、かな漢字変換に供される。姓名項目へ入力され
た読みに対するかな漢字変換と同様に変換が実行される
ので、当然、姓名優先変換を行なうことができる。仮に
かな漢字変換辞書に存在しない姓名があった場合でも、
最低限ひらがな候補はそのままの形で存在するので、こ
のかなを使って、文節切り直し(言葉の区切りを指定す
ること)、単漢字変換等で目的の漢字を表示することも
できる。
【0019】また、郵便番号が入力されるべき第1の項
目と、前記第1の項目に入力された郵便番号に対応する
住所が入力されるべき第2の項目とが予め関連づけられ
ており、前記データ変換制御手段は、前記第2の項目が
入力対象項目として選択された際に、前記第1の項目の
入力状態を判別し、前記変換手段は、前記第1の項目に
既に郵便番号が入力されていると判別された場合に、入
力された郵便番号に対応する住所の候補一覧を提示し、
この候補一覧から選択された住所を変換結果とすること
を特徴とする。
目と、前記第1の項目に入力された郵便番号に対応する
住所が入力されるべき第2の項目とが予め関連づけられ
ており、前記データ変換制御手段は、前記第2の項目が
入力対象項目として選択された際に、前記第1の項目の
入力状態を判別し、前記変換手段は、前記第1の項目に
既に郵便番号が入力されていると判別された場合に、入
力された郵便番号に対応する住所の候補一覧を提示し、
この候補一覧から選択された住所を変換結果とすること
を特徴とする。
【0020】これにより、郵便番号入力が終了し、入力
項目が住所欄に移ると、自動的に郵便番号変換を行なう
制御がなされる。また、前記変換手段によって変換結果
である住所が入力された前記入力対象項目において、前
記住所の直後の位置を次の入力位置に変更する入力位置
制御手段を具備したことを特徴とする。
項目が住所欄に移ると、自動的に郵便番号変換を行なう
制御がなされる。また、前記変換手段によって変換結果
である住所が入力された前記入力対象項目において、前
記住所の直後の位置を次の入力位置に変更する入力位置
制御手段を具備したことを特徴とする。
【0021】これにより、変換によって得られた住所の
後に継続する残りの部分(例えばマンション等の名称や
番地等)を入力するための操作を、入力位置の変更等を
行なうことなくできるので操作性が良好となる。
後に継続する残りの部分(例えばマンション等の名称や
番地等)を入力するための操作を、入力位置の変更等を
行なうことなくできるので操作性が良好となる。
【0022】また、郵便番号が入力されるべき第1の項
目と、前記第1の項目に入力された郵便番号に対応する
住所が入力されるべき第2の項目とが予め関連づけられ
ており、前記データ変換制御手段は、前記第1の項目が
入力対象項目として選択された際に、前記第2の項目の
入力状態を判別し、前記変換手段は、前記第2の項目に
既に住所が入力されていると判別された場合に、入力さ
れた住所をもとに郵便番号が対応づけられた住所を検索
して該当する郵便番号を求め、入力された住所が検索で
きなかった場合に住所の一覧を提示し、この一覧から選
択された住所に対応する郵便番号を変換結果とすること
を特徴とする。
目と、前記第1の項目に入力された郵便番号に対応する
住所が入力されるべき第2の項目とが予め関連づけられ
ており、前記データ変換制御手段は、前記第1の項目が
入力対象項目として選択された際に、前記第2の項目の
入力状態を判別し、前記変換手段は、前記第2の項目に
既に住所が入力されていると判別された場合に、入力さ
れた住所をもとに郵便番号が対応づけられた住所を検索
して該当する郵便番号を求め、入力された住所が検索で
きなかった場合に住所の一覧を提示し、この一覧から選
択された住所に対応する郵便番号を変換結果とすること
を特徴とする。
【0023】これにより、必ずしも住所の最上位(都道
府県名)から下位への地名を順次指示することなく、入
力済みの住所をもとに自動的に対応する郵便番号が検索
されるので最小の操作で良く操作性が向上する。
府県名)から下位への地名を順次指示することなく、入
力済みの住所をもとに自動的に対応する郵便番号が検索
されるので最小の操作で良く操作性が向上する。
【0024】また本発明は、複数の項目から任意に選択
された入力対象項目に対して、住所録に関する情報を入
力する住所録処理装置において、住所録を構成する複数
の項目に対応する情報を含む1件分の住所データが個人
情報と会社情報とに分類して管理されるもので、何れの
情報を優先して入力対象とするかを指定する優先情報切
替指定手段と、住所データを作成する際に、前記優先情
報切替手段による指定に応じて、指定された情報に対応
する項目への情報入力用の画面を提示して情報を入力す
る住所録処理手段とを具備したことを特徴とする。
された入力対象項目に対して、住所録に関する情報を入
力する住所録処理装置において、住所録を構成する複数
の項目に対応する情報を含む1件分の住所データが個人
情報と会社情報とに分類して管理されるもので、何れの
情報を優先して入力対象とするかを指定する優先情報切
替指定手段と、住所データを作成する際に、前記優先情
報切替手段による指定に応じて、指定された情報に対応
する項目への情報入力用の画面を提示して情報を入力す
る住所録処理手段とを具備したことを特徴とする。
【0025】これにより、1件分の住所データ中に自宅
情報入力か会社情報入力かどちらを先に入力する方を決
めることで、次の件への情報入力に移行しても、優先度
を継承させることができる。
情報入力か会社情報入力かどちらを先に入力する方を決
めることで、次の件への情報入力に移行しても、優先度
を継承させることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本実施形態に係わる
住所録処理装置の構成を示すブロック図である。本実施
形態における住所録処理装置は、例えば記憶媒体に記録
されたプログラムを読込み、このプログラムによって動
作が制御されるコンピュータによって実現される。
施の形態について説明する。図1は本実施形態に係わる
住所録処理装置の構成を示すブロック図である。本実施
形態における住所録処理装置は、例えば記憶媒体に記録
されたプログラムを読込み、このプログラムによって動
作が制御されるコンピュータによって実現される。
【0027】図1に示すように、CPU10、メモリ1
2、外部記憶装置14、キーボード16、表示装置1
8、及び印刷装置19によって構成されている。CPU
10は、装置全体を制御するもので、メモリ12に格納
されたプログラムに従う動作により住所録を作成するた
めの住所録処理機能を制御する。
2、外部記憶装置14、キーボード16、表示装置1
8、及び印刷装置19によって構成されている。CPU
10は、装置全体を制御するもので、メモリ12に格納
されたプログラムに従う動作により住所録を作成するた
めの住所録処理機能を制御する。
【0028】メモリ12は、CPU10を制御するため
のプログラム(プログラム領域)や、住所録を作成する
ために参照されるかな漢字変換辞書や郵便番号辞書等の
辞書(辞書領域)が格納される他、住所録に関する情報
がバッファ(データバッファ22、読み入力バッファ2
4、変換バッファ28)として格納される。プログラム
領域に格納されるプログラムは、例えば記録媒体から読
出して格納される。
のプログラム(プログラム領域)や、住所録を作成する
ために参照されるかな漢字変換辞書や郵便番号辞書等の
辞書(辞書領域)が格納される他、住所録に関する情報
がバッファ(データバッファ22、読み入力バッファ2
4、変換バッファ28)として格納される。プログラム
領域に格納されるプログラムは、例えば記録媒体から読
出して格納される。
【0029】外部記憶装置14は、住所録データのファ
イル等のフロッピーディスクやハードディスクに対する
読み書きや、装置の動作を制御するためのプログラムの
ファイルの読出し等を行なう。
イル等のフロッピーディスクやハードディスクに対する
読み書きや、装置の動作を制御するためのプログラムの
ファイルの読出し等を行なう。
【0030】キーボード16は、文字の入力や住所録作
成する際の各種指示を行なうための入力装置である。キ
ーボード12には、「文字」キー、「数値」キーをはじ
め、「カーソル」キー等の他、各種機能の実行を指示す
るためのキーが割り当てられている。
成する際の各種指示を行なうための入力装置である。キ
ーボード12には、「文字」キー、「数値」キーをはじ
め、「カーソル」キー等の他、各種機能の実行を指示す
るためのキーが割り当てられている。
【0031】表示装置18は、住所録処理機能にあける
住所録作成用の画面等を表示する。詳細な表示内容につ
いては後述する。印刷装置19は、住所録処理機能によ
って作成された住所録等の印刷を行なう。
住所録作成用の画面等を表示する。詳細な表示内容につ
いては後述する。印刷装置19は、住所録処理機能によ
って作成された住所録等の印刷を行なう。
【0032】図2は、図1に示す構成によって実現され
る住所録処理装置の機能構成(ソフトウェア)を示す図
である。なお、図1と同一の部分については同一符号を
伏して説明を省略する。
る住所録処理装置の機能構成(ソフトウェア)を示す図
である。なお、図1と同一の部分については同一符号を
伏して説明を省略する。
【0033】各部は、CPU10によってメモリに格納
されたプログラムを実行することによって実現される機
能、及びメモリ12または外部記憶装置14において格
納されたデータ構造である。図2に示すように、住所録
処理装置は、住所録処理装置20、キー入力制御部2
1、データバッファ22、読み入力バッファ24、かな
漢字変換部26、変換バッファ28、辞書部30、及び
郵便番号変換制御部32によって構成されている。
されたプログラムを実行することによって実現される機
能、及びメモリ12または外部記憶装置14において格
納されたデータ構造である。図2に示すように、住所録
処理装置は、住所録処理装置20、キー入力制御部2
1、データバッファ22、読み入力バッファ24、かな
漢字変換部26、変換バッファ28、辞書部30、及び
郵便番号変換制御部32によって構成されている。
【0034】住所録処理装置20は、住所録処理装置全
体の制御を司るもので、画面に住所録作成用の入力フォ
ーマットを表示させ、住所録を構成する複数の項目(氏
名等)の各入力項目別に、キーボード16から入力され
るデータに対する入力制御を行なう。また、住所録に関
する情報に対する編集や情報の表示制御等を行なう機能
を有する。住所録処理装置20には、データ変換制御部
20a、かな漢字変換動作モード設定部20b、住所録
カーソル制御部20c、及び優先情報切替指定部20d
が設けられている。
体の制御を司るもので、画面に住所録作成用の入力フォ
ーマットを表示させ、住所録を構成する複数の項目(氏
名等)の各入力項目別に、キーボード16から入力され
るデータに対する入力制御を行なう。また、住所録に関
する情報に対する編集や情報の表示制御等を行なう機能
を有する。住所録処理装置20には、データ変換制御部
20a、かな漢字変換動作モード設定部20b、住所録
カーソル制御部20c、及び優先情報切替指定部20d
が設けられている。
【0035】データ変換制御部20aは、ある項目が入
力対象項目として選択された際に、この項目と予め関連
づけられた別の項目に対して既に情報が入力されている
か否かを判別し、既に情報が入力されていると判別され
た場合に、かな漢字変換部26または郵便番号変換制御
部32(郵便番号変換部32a、住所変換部32b)に
よって入力済みの情報をもとにした変換を実行させる。
力対象項目として選択された際に、この項目と予め関連
づけられた別の項目に対して既に情報が入力されている
か否かを判別し、既に情報が入力されていると判別され
た場合に、かな漢字変換部26または郵便番号変換制御
部32(郵便番号変換部32a、住所変換部32b)に
よって入力済みの情報をもとにした変換を実行させる。
【0036】かな漢字変換動作モード設定部20bは、
入力対象項目の属性(データバッファ22に記憶されて
いる)に応じて、項目に入力すべき住所録に関する情報
の種類を特定する動作モードを設定し、かな漢字変換部
26によって動作モードに応じたかな漢字変換を実行さ
せる。動作モードには、姓名変換優先モード、地名・固
有名詞優先モード等がある。
入力対象項目の属性(データバッファ22に記憶されて
いる)に応じて、項目に入力すべき住所録に関する情報
の種類を特定する動作モードを設定し、かな漢字変換部
26によって動作モードに応じたかな漢字変換を実行さ
せる。動作モードには、姓名変換優先モード、地名・固
有名詞優先モード等がある。
【0037】住所録カーソル制御部20c(入力位置制
御手段)は、郵便番号変換制御部32の郵便番号変換部
32aによって変換結果である住所が入力された入力対
象項目において、住所の直後の位置を次の入力位置に変
更する制御を行なう。
御手段)は、郵便番号変換制御部32の郵便番号変換部
32aによって変換結果である住所が入力された入力対
象項目において、住所の直後の位置を次の入力位置に変
更する制御を行なう。
【0038】優先情報切替指定部20dは、住所録を構
成する複数の項目に対応する情報を含む1件分の住所デ
ータが個人情報と会社情報とに分類して管理されてお
り、何れの情報を優先して入力対象とするかをキーボー
ド16からの指示に応じて決定し、指定された情報に対
応する項目への情報入力用の画面を提示して情報を入力
させる。
成する複数の項目に対応する情報を含む1件分の住所デ
ータが個人情報と会社情報とに分類して管理されてお
り、何れの情報を優先して入力対象とするかをキーボー
ド16からの指示に応じて決定し、指定された情報に対
応する項目への情報入力用の画面を提示して情報を入力
させる。
【0039】キー入力制御部21は、キーボード16か
ら入力されるキー入力情報の制御を行なうもので、装置
の動作を制御するための指示は住所録処理装置20に出
力し、住所録作成用の文字データは読み入力バッファ2
4に格納する。
ら入力されるキー入力情報の制御を行なうもので、装置
の動作を制御するための指示は住所録処理装置20に出
力し、住所録作成用の文字データは読み入力バッファ2
4に格納する。
【0040】データバッファ22は、住所録処理装置2
0における制御で得られた各種データや、住所録作成用
の入力フォーマットにおける各項目に対する属性データ
を記憶する。
0における制御で得られた各種データや、住所録作成用
の入力フォーマットにおける各項目に対する属性データ
を記憶する。
【0041】読み入力バッファ24は、キー入力制御部
21を介して入力されたキー入力文字列を記憶する。か
な漢字変換部26は、住所録処理装置20(かな漢字変
換動作モード設定部20b)からの動作モードの指示
と、読み入力バッファ24からのキー入力文字列(かな
漢字変換対象文字列)を得て、辞書部30のかな漢字変
換辞書30aを検索して目的の漢字(仮名混り文字列)
に変換する。かな漢字変換部26は優先度変更部26a
によって、かな漢字変換によって求められた複数の変換
候補を、動作モードによって設定される情報の種類に対
応する候補の出力優先度が高くなるよう変更する。
21を介して入力されたキー入力文字列を記憶する。か
な漢字変換部26は、住所録処理装置20(かな漢字変
換動作モード設定部20b)からの動作モードの指示
と、読み入力バッファ24からのキー入力文字列(かな
漢字変換対象文字列)を得て、辞書部30のかな漢字変
換辞書30aを検索して目的の漢字(仮名混り文字列)
に変換する。かな漢字変換部26は優先度変更部26a
によって、かな漢字変換によって求められた複数の変換
候補を、動作モードによって設定される情報の種類に対
応する候補の出力優先度が高くなるよう変更する。
【0042】変換バッファ28は、かな漢字変換部26
によるかな漢字変換によって得られた変換結果文字列を
一時記憶する。変換バッファ28に記憶される変換結果
は住所録処理装置20を介してデータバッファ22に記
憶される。
によるかな漢字変換によって得られた変換結果文字列を
一時記憶する。変換バッファ28に記憶される変換結果
は住所録処理装置20を介してデータバッファ22に記
憶される。
【0043】辞書部30は、かな漢字変換部26におけ
るかな漢字変換において参照されるかな漢字変換辞書3
0aと、郵便番号変換制御部32における郵便番号変換
または住所変換において参照される郵便番号辞書30b
を含む。かな漢字変換辞書30aには、入力される読み
と変換結果である漢字(仮名混り文字列)とが対応づけ
られて登録されており、例えば一般辞書、姓名辞書、地
名辞書、固有名詞辞書、単漢字辞書、部首辞書等の各種
辞書を含んでいる。郵便番号辞書30bは、郵便番号と
対応する住所(地名)とが対応づけられて登録されてい
る。
るかな漢字変換において参照されるかな漢字変換辞書3
0aと、郵便番号変換制御部32における郵便番号変換
または住所変換において参照される郵便番号辞書30b
を含む。かな漢字変換辞書30aには、入力される読み
と変換結果である漢字(仮名混り文字列)とが対応づけ
られて登録されており、例えば一般辞書、姓名辞書、地
名辞書、固有名詞辞書、単漢字辞書、部首辞書等の各種
辞書を含んでいる。郵便番号辞書30bは、郵便番号と
対応する住所(地名)とが対応づけられて登録されてい
る。
【0044】郵便番号変換制御部32は、住所録処理装
置20から郵便番号または住所を表す文字列を取得し
て、郵便番号辞書30bを参照して変換し、変換結果を
住所録処理装置20に出力する。郵便番号変換制御部3
2には郵便番号変換部32aと住所変換部32bが設け
られている。
置20から郵便番号または住所を表す文字列を取得し
て、郵便番号辞書30bを参照して変換し、変換結果を
住所録処理装置20に出力する。郵便番号変換制御部3
2には郵便番号変換部32aと住所変換部32bが設け
られている。
【0045】郵便番号変換部32aは、郵便番号の項目
に対応する住所の項目が入力対象項目として選択された
際に、郵便番号の項目に既に郵便番号が入力されていれ
ば、入力された郵便番号に対応する住所の候補一覧を郵
便番号辞書30bから読出して提示(表示)し、この候
補一覧から選択された住所を変換結果とする。
に対応する住所の項目が入力対象項目として選択された
際に、郵便番号の項目に既に郵便番号が入力されていれ
ば、入力された郵便番号に対応する住所の候補一覧を郵
便番号辞書30bから読出して提示(表示)し、この候
補一覧から選択された住所を変換結果とする。
【0046】住所変換部32bは、住所の項目に対応す
る郵便番号の項目が入力対象項目として選択された際
に、住所の項目に既に住所が入力されていれば、入力さ
れた住所をもとに郵便番号が対応づけられた住所を郵便
番号辞書30bから検索して該当する郵便番号を求め、
入力された住所が検索できなかった場合に住所の一覧を
提示し、この一覧から選択された住所に対応する郵便番
号を変換結果とする。
る郵便番号の項目が入力対象項目として選択された際
に、住所の項目に既に住所が入力されていれば、入力さ
れた住所をもとに郵便番号が対応づけられた住所を郵便
番号辞書30bから検索して該当する郵便番号を求め、
入力された住所が検索できなかった場合に住所の一覧を
提示し、この一覧から選択された住所に対応する郵便番
号を変換結果とする。
【0047】次に、本実施形態における住所録作成(入
力)の動作についてフローチャートを参照しながら説明
する。まず、住所録処理機能が起動され、住所録入力を
行なう場合、既存のデータを外部記憶装置14から読み
込み、データバッファ22に格納しておく。ここでは、
住所録中の各入力項目とその属性(氏名、郵便番号、住
所、会社名、自由欄の区別等)が決められている。住所
録処理装置20は、表示装置18の画面に住所録作成用
の入力フォーマットを表示させ、入力状態となる(ステ
ップA1,A2)。
力)の動作についてフローチャートを参照しながら説明
する。まず、住所録処理機能が起動され、住所録入力を
行なう場合、既存のデータを外部記憶装置14から読み
込み、データバッファ22に格納しておく。ここでは、
住所録中の各入力項目とその属性(氏名、郵便番号、住
所、会社名、自由欄の区別等)が決められている。住所
録処理装置20は、表示装置18の画面に住所録作成用
の入力フォーマットを表示させ、入力状態となる(ステ
ップA1,A2)。
【0048】ここで、図3に示すフローチャートを参照
しながら、氏名とふりがなの項目への入力の処理につい
て説明する。図4には住所録作成用の入力フォーマット
の一例を示している。
しながら、氏名とふりがなの項目への入力の処理につい
て説明する。図4には住所録作成用の入力フォーマット
の一例を示している。
【0049】入力フォーマットの最初の入力位置にある
ふりがなの項目に対して、キーボード16より入力され
たふりがな(例えば「かどのたろう」)は、読み入力バ
ッファ24に順次入力され、入力内容が住所録処理装置
20に通知されて最終的にデータバッファ22に格納さ
れる(ステップA3,A4,A7,A8,A9)。デー
タバッファ22に格納されたふりがなは、表示装置18
によって表示されたふりがなの項目内に表示される(図
4参照)。
ふりがなの項目に対して、キーボード16より入力され
たふりがな(例えば「かどのたろう」)は、読み入力バ
ッファ24に順次入力され、入力内容が住所録処理装置
20に通知されて最終的にデータバッファ22に格納さ
れる(ステップA3,A4,A7,A8,A9)。デー
タバッファ22に格納されたふりがなは、表示装置18
によって表示されたふりがなの項目内に表示される(図
4参照)。
【0050】ふりがなの項目に対する入力が完了し、キ
ーボード16の「カーソル」キーの操作によって次の入
力対象項目を次の入力欄に変更されると、住所録処理装
置20のデータ変換制御部20aは、入力対象項目がふ
りがなの項目と関連づけられた氏名欄(項目)であるか
否かを判定する(ステップA5)。他の項目が入力対象
として選択された場合には、各項目に応じた処理が実行
される(ステップA6)。
ーボード16の「カーソル」キーの操作によって次の入
力対象項目を次の入力欄に変更されると、住所録処理装
置20のデータ変換制御部20aは、入力対象項目がふ
りがなの項目と関連づけられた氏名欄(項目)であるか
否かを判定する(ステップA5)。他の項目が入力対象
として選択された場合には、各項目に応じた処理が実行
される(ステップA6)。
【0051】入力対象項目が氏名欄である場合、データ
変換制御部20aは、ふりがなの項目が入力済みである
か否かを判定する(ステップA10)。ふりがなが入力
済みでない場合、住所録処理装置20(かな漢字変換動
作モード設定部20b)は、かな漢字変換部26に対し
て、姓名変換優先モードによるかな漢字変換の実行を指
示する。かな漢字変換部26は、氏名の項目に対して入
力すべき文字列(漢字)の読みを、キー入力制御部21
及び読み入力バッファ24を介してキーボード16から
入力し、姓名変換優先モードによりかな漢字変換を実行
する(ステップA12。詳細については後述する)。
変換制御部20aは、ふりがなの項目が入力済みである
か否かを判定する(ステップA10)。ふりがなが入力
済みでない場合、住所録処理装置20(かな漢字変換動
作モード設定部20b)は、かな漢字変換部26に対し
て、姓名変換優先モードによるかな漢字変換の実行を指
示する。かな漢字変換部26は、氏名の項目に対して入
力すべき文字列(漢字)の読みを、キー入力制御部21
及び読み入力バッファ24を介してキーボード16から
入力し、姓名変換優先モードによりかな漢字変換を実行
する(ステップA12。詳細については後述する)。
【0052】一方、ふりがなが入力済みである場合、デ
ータ変換制御部20aは、データバッファ22に格納さ
れた、ふりがなの項目に入力された文字列を、あたかも
キーボード16から氏名欄に入力された読みと同じよう
にしてかな漢字変換対象文字列としてかな漢字変換部2
6に渡す。また、かな漢字変換動作モード設定部20b
は、な漢字変換部26に対して、姓名変換優先モードに
よるかな漢字変換の実行を指示する(ステップA1
1)。
ータ変換制御部20aは、データバッファ22に格納さ
れた、ふりがなの項目に入力された文字列を、あたかも
キーボード16から氏名欄に入力された読みと同じよう
にしてかな漢字変換対象文字列としてかな漢字変換部2
6に渡す。また、かな漢字変換動作モード設定部20b
は、な漢字変換部26に対して、姓名変換優先モードに
よるかな漢字変換の実行を指示する(ステップA1
1)。
【0053】かな漢字変換部26は、姓名変換優先モー
ドによるかな漢字変換を実行する(ステップA13)。
すなわち、かな漢字変換部26は、住所録処理装置20
から与えられた読み(ふりがな)によりかな漢字変換を
実行し、変換候補を変換バッファ28に格納する。さら
に優先度変更部26aは、姓名変換優先モードに基づい
て、かな漢字変換によって得られる複数の変換候補のう
ち、姓名(情報の種類)に関係する候補が優先されるよ
うに、変換バッファ28に格納される変換候補の順番を
入れ替える。
ドによるかな漢字変換を実行する(ステップA13)。
すなわち、かな漢字変換部26は、住所録処理装置20
から与えられた読み(ふりがな)によりかな漢字変換を
実行し、変換候補を変換バッファ28に格納する。さら
に優先度変更部26aは、姓名変換優先モードに基づい
て、かな漢字変換によって得られる複数の変換候補のう
ち、姓名(情報の種類)に関係する候補が優先されるよ
うに、変換バッファ28に格納される変換候補の順番を
入れ替える。
【0054】図5のフローチャートには、かな漢字変換
部26におけるかな漢字変換の詳細な処理手順を示し、
変換候補の順番を入れ替える操作の状態を図6に示して
いる。なお、図5、図6における品詞とは、一般的な動
詞、名詞等を示すものではなく、動作モードによって設
定される情報の種類を示すものである。
部26におけるかな漢字変換の詳細な処理手順を示し、
変換候補の順番を入れ替える操作の状態を図6に示して
いる。なお、図5、図6における品詞とは、一般的な動
詞、名詞等を示すものではなく、動作モードによって設
定される情報の種類を示すものである。
【0055】かな漢字変換部26は、入力の読みについ
てかな漢字変換辞書30aを参照してかな漢字変換を実
行し、複数の変換候補を検出して変換バッファ28に格
納する(ステップB1〜B3)。図6に示すように、ふ
りがな「かどの」に対しては、第1位から第5位までの
変換候補が得られている。
てかな漢字変換辞書30aを参照してかな漢字変換を実
行し、複数の変換候補を検出して変換バッファ28に格
納する(ステップB1〜B3)。図6に示すように、ふ
りがな「かどの」に対しては、第1位から第5位までの
変換候補が得られている。
【0056】優先度変更部26aは、姓名変換優先モー
ドであれば(ステップB4)、かな漢字変換後の優先順
位を示すINカウンタと、順番入替え後の優先順位を示
すOUTカウンタを用いて、品詞が「姓名」である候補
の優先順位が高くなるようにする。
ドであれば(ステップB4)、かな漢字変換後の優先順
位を示すINカウンタと、順番入替え後の優先順位を示
すOUTカウンタを用いて、品詞が「姓名」である候補
の優先順位が高くなるようにする。
【0057】ステップB6〜B10においては、「姓
名」の変換候補を抽出して、同じ種類の変換候補間での
優先順位を保持したまま第1位から順に配列し、ステッ
プB11〜B16においては、「姓名」以外の変換候補
間での優先順位を保持したまま、「姓名」の変換候補に
後続するように配列している。
名」の変換候補を抽出して、同じ種類の変換候補間での
優先順位を保持したまま第1位から順に配列し、ステッ
プB11〜B16においては、「姓名」以外の変換候補
間での優先順位を保持したまま、「姓名」の変換候補に
後続するように配列している。
【0058】住所録処理装置20は、かな漢字変換部2
6によって得られた変換結果をもとに、並べ替え後の第
1位の変換候補を、図7(a)に示すようにして表示す
る(ステップA14)。
6によって得られた変換結果をもとに、並べ替え後の第
1位の変換候補を、図7(a)に示すようにして表示す
る(ステップA14)。
【0059】このようにして、ふりがなの項目に対して
入力した後に、単に入力対象項目を氏名の項目に変更す
るだけで、ふりがなの項目において入力された読みをも
とに、項目に応じた動作モードに応じてかな漢字変換が
実行され、氏名の項目に必要とする情報が入力される。
入力した後に、単に入力対象項目を氏名の項目に変更す
るだけで、ふりがなの項目において入力された読みをも
とに、項目に応じた動作モードに応じてかな漢字変換が
実行され、氏名の項目に必要とする情報が入力される。
【0060】なお、氏名の項目が図7に示すように、主
と副の2つが設けられているような場合、ふりがなの項
目に例えば図7(b)に示すように、主と副に対応する
ふりがなの区分位置を示す記号(スラッシュ、スペー
ス、その他の特定の文字等)を挿入しておくことで、主
と副の氏名の項目のそれぞれに、前述のような処理によ
ってかな漢字変換を自動的に入力するようにもできる。
と副の2つが設けられているような場合、ふりがなの項
目に例えば図7(b)に示すように、主と副に対応する
ふりがなの区分位置を示す記号(スラッシュ、スペー
ス、その他の特定の文字等)を挿入しておくことで、主
と副の氏名の項目のそれぞれに、前述のような処理によ
ってかな漢字変換を自動的に入力するようにもできる。
【0061】次に、図8に示すフローチャートを参照し
ながら、郵便番号と住所の項目への入力(郵便番号が先
に入力される)の処理について説明する。入力フォーマ
ットの郵便番号の項目に対して、キーボード16より入
力された郵便番号(例えば「198」)は、住所録処理
装置20に通知されて最終的にデータバッファ22に格
納される(ステップC1,C2)。データバッファ22
に格納された郵便番号は、図9(a)に示すように、表
示装置18によって表示された郵便番号の項目内に表示
される。
ながら、郵便番号と住所の項目への入力(郵便番号が先
に入力される)の処理について説明する。入力フォーマ
ットの郵便番号の項目に対して、キーボード16より入
力された郵便番号(例えば「198」)は、住所録処理
装置20に通知されて最終的にデータバッファ22に格
納される(ステップC1,C2)。データバッファ22
に格納された郵便番号は、図9(a)に示すように、表
示装置18によって表示された郵便番号の項目内に表示
される。
【0062】郵便番号の項目に対する入力が完了し、キ
ーボード16の「カーソル」キーの操作によって次の入
力対象項目として他の入力欄に変更されると、住所録処
理装置20のデータ変換制御部20aは、入力対象項目
が郵便番号の項目と関連づけられた住所欄(項目)であ
るか否かを判定する(ステップC3)。他の項目が入力
対象として選択された場合には、各項目に応じた処理が
実行される(ステップC4)。
ーボード16の「カーソル」キーの操作によって次の入
力対象項目として他の入力欄に変更されると、住所録処
理装置20のデータ変換制御部20aは、入力対象項目
が郵便番号の項目と関連づけられた住所欄(項目)であ
るか否かを判定する(ステップC3)。他の項目が入力
対象として選択された場合には、各項目に応じた処理が
実行される(ステップC4)。
【0063】入力対象項目が住所欄である場合、データ
変換制御部20aは、郵便番号の項目が入力済みである
か否かを判定する(ステップC5)。郵便番号が入力済
みでない場合、他の項目が入力対象として選択された場
合には、各項目に応じた処理が実行される(ステップC
4)。
変換制御部20aは、郵便番号の項目が入力済みである
か否かを判定する(ステップC5)。郵便番号が入力済
みでない場合、他の項目が入力対象として選択された場
合には、各項目に応じた処理が実行される(ステップC
4)。
【0064】一方、郵便番号が入力済みである場合、デ
ータ変換制御部20aは、データバッファ22に格納さ
れた、郵便番号の項目に入力された文字列を郵便番号変
換制御部32に渡し、郵便番号変換の実行を指示する。
ータ変換制御部20aは、データバッファ22に格納さ
れた、郵便番号の項目に入力された文字列を郵便番号変
換制御部32に渡し、郵便番号変換の実行を指示する。
【0065】郵便番号変換制御部32の郵便番号変換部
32aは、住所録処理装置20から与えられた郵便番号
をもとに郵便番号辞書30bを検索し、該当する住所を
求める(ステップC6)。郵便番号変換部32aは、入
力された郵便番号を含む(部分一致)全ての郵便番号に
対応する住所を郵便番号辞書30bから読出して住所録
処理装置20に出力する。
32aは、住所録処理装置20から与えられた郵便番号
をもとに郵便番号辞書30bを検索し、該当する住所を
求める(ステップC6)。郵便番号変換部32aは、入
力された郵便番号を含む(部分一致)全ての郵便番号に
対応する住所を郵便番号辞書30bから読出して住所録
処理装置20に出力する。
【0066】住所録処理装置20は、郵便番号変換部3
2aによる郵便番号変換結果をデータバッファ22に格
納し、表示装置18において候補一覧として表示させる
(ステップC7)。
2aによる郵便番号変換結果をデータバッファ22に格
納し、表示装置18において候補一覧として表示させる
(ステップC7)。
【0067】図10には、郵便番号変換によって得られ
た候補の一覧表示の形態を示している。ここで、住所録
処理装置20は、住所の項目に入力すべき住所を選択す
る指示をキーボード16から入力する(ステップC
8)。
た候補の一覧表示の形態を示している。ここで、住所録
処理装置20は、住所の項目に入力すべき住所を選択す
る指示をキーボード16から入力する(ステップC
8)。
【0068】例えば、図10に示す候補一覧中の2番目
の候補が選択されると、住所録処理装置20は、該当す
る候補の住所の文字数を保持すると共に(ステップC
9)、選択された住所を入力フォーマット中の住所の項
目に入力し、表示する(ステップC10)。
の候補が選択されると、住所録処理装置20は、該当す
る候補の住所の文字数を保持すると共に(ステップC
9)、選択された住所を入力フォーマット中の住所の項
目に入力し、表示する(ステップC10)。
【0069】次に、住所録カーソル制御部20cは、保
持された該当する候補の住所の文字数をもとに、図9
(b)に示すように、住所の項目内の次の文字の入力位
置を示すカーソル位置を、表示した住所末の次の位置に
変更する(ステップC11)。
持された該当する候補の住所の文字数をもとに、図9
(b)に示すように、住所の項目内の次の文字の入力位
置を示すカーソル位置を、表示した住所末の次の位置に
変更する(ステップC11)。
【0070】すなわち、郵便番号辞書30bに格納され
た住所は、郵便番号が付された地域範囲のものであっ
て、住所録の情報としてさらに追加入力する必要があ
る。そこで、住所録カーソル制御部20cによって自動
的に入力された住所の文字数に応じて、次に入力すべき
文字位置にカーソルを移動することによって、特別な操
作を行なうことなくそのまま住所入力を継続することが
できる。
た住所は、郵便番号が付された地域範囲のものであっ
て、住所録の情報としてさらに追加入力する必要があ
る。そこで、住所録カーソル制御部20cによって自動
的に入力された住所の文字数に応じて、次に入力すべき
文字位置にカーソルを移動することによって、特別な操
作を行なうことなくそのまま住所入力を継続することが
できる。
【0071】住所録処理装置20は、かな漢字変換動作
モード設定部20bによって、地名・固有名詞優先モー
ドによるかな漢字変換の実行を優先度変更部26aに指
示する。優先度変更部26aは、地名・固有名詞優先モ
ードに応じて、キーボード16から住所の項目に対して
入力される読みについてかな漢字変換を行ない、前述と
同様にして(図5)、住所に関係する変換候補が優先さ
れるように変換結果の順番を入れ替えて変換結果とす
る。
モード設定部20bによって、地名・固有名詞優先モー
ドによるかな漢字変換の実行を優先度変更部26aに指
示する。優先度変更部26aは、地名・固有名詞優先モ
ードに応じて、キーボード16から住所の項目に対して
入力される読みについてかな漢字変換を行ない、前述と
同様にして(図5)、住所に関係する変換候補が優先さ
れるように変換結果の順番を入れ替えて変換結果とす
る。
【0072】なお、図10に示す住所の一覧表示におい
て選択された住所に対応する郵便番号が、郵便番号の項
目に入力された郵便番号と一致しない場合には、図9
(b)に示すように、選択された住所に対応する郵便番
号に、郵便番号の項目内を変更する。
て選択された住所に対応する郵便番号が、郵便番号の項
目に入力された郵便番号と一致しない場合には、図9
(b)に示すように、選択された住所に対応する郵便番
号に、郵便番号の項目内を変更する。
【0073】このようにして、郵便番号の項目に対して
入力した後に、単に入力対象項目を住所の項目に変更す
るだけで、郵便番号の項目において入力された郵便番号
をもとに住所の候補の一覧が提示され、この一覧中から
任意の住所を選択するだけで住所の項目に(さらには郵
便番号の項目にも)必要とする情報が入力される。
入力した後に、単に入力対象項目を住所の項目に変更す
るだけで、郵便番号の項目において入力された郵便番号
をもとに住所の候補の一覧が提示され、この一覧中から
任意の住所を選択するだけで住所の項目に(さらには郵
便番号の項目にも)必要とする情報が入力される。
【0074】次に、図11に示すフローチャートを参照
しながら、住所と郵便番号の項目への入力(住所がさき
に入力される)の処理について説明する。入力フォーマ
ットの住所の項目に対して、キーボード16より入力さ
れた住所(例えば「青梅市」)は、住所録処理装置20
に通知されて最終的にデータバッファ22に格納される
(ステップD1,D2)。データバッファ22に格納さ
れた住所は、図12(a)に示すように、表示装置18
によって表示された住所の項目内に表示される。
しながら、住所と郵便番号の項目への入力(住所がさき
に入力される)の処理について説明する。入力フォーマ
ットの住所の項目に対して、キーボード16より入力さ
れた住所(例えば「青梅市」)は、住所録処理装置20
に通知されて最終的にデータバッファ22に格納される
(ステップD1,D2)。データバッファ22に格納さ
れた住所は、図12(a)に示すように、表示装置18
によって表示された住所の項目内に表示される。
【0075】住所の項目に対する入力が完了し、キーボ
ード16の「カーソル」キーの操作によって次の入力対
象項目として次の入力欄に変更されると、住所録処理装
置20のデータ変換制御部20aは、入力対象項目が住
所の項目と関連づけられた郵便番号欄(項目)であるか
否かを判定する(ステップD3)。他の項目が入力対象
として選択された場合には、各項目に応じた処理が実行
される(ステップD5)。
ード16の「カーソル」キーの操作によって次の入力対
象項目として次の入力欄に変更されると、住所録処理装
置20のデータ変換制御部20aは、入力対象項目が住
所の項目と関連づけられた郵便番号欄(項目)であるか
否かを判定する(ステップD3)。他の項目が入力対象
として選択された場合には、各項目に応じた処理が実行
される(ステップD5)。
【0076】入力対象項目が郵便番号欄である場合、デ
ータ変換制御部20aは、住所の項目が入力済みである
か否かを判定する(ステップD4)。住所が入力済みで
ない場合、他の項目が入力対象として選択された場合に
は、各項目に応じた処理が実行される(ステップD
5)。
ータ変換制御部20aは、住所の項目が入力済みである
か否かを判定する(ステップD4)。住所が入力済みで
ない場合、他の項目が入力対象として選択された場合に
は、各項目に応じた処理が実行される(ステップD
5)。
【0077】一方、住所が入力済みである場合、データ
変換制御部20aは、データバッファ22に格納され
た、住所の項目に入力された文字列を郵便番号変換制御
部32に渡し、住所変換の実行を指示する。
変換制御部20aは、データバッファ22に格納され
た、住所の項目に入力された文字列を郵便番号変換制御
部32に渡し、住所変換の実行を指示する。
【0078】郵便番号変換制御部32の住所変換部32
bは、住所録処理装置20から与えられた住所をもとに
郵便番号辞書30bを検索し、入力された住所に都道府
県名が含まれているかを検索する(ステップD6)。す
なわち、住所変換部32bは、入力された住所の先頭か
ら最大4文字を対象として都道府県名について一致検索
を行なう。
bは、住所録処理装置20から与えられた住所をもとに
郵便番号辞書30bを検索し、入力された住所に都道府
県名が含まれているかを検索する(ステップD6)。す
なわち、住所変換部32bは、入力された住所の先頭か
ら最大4文字を対象として都道府県名について一致検索
を行なう。
【0079】入力された住所に都道府県名が含まれてい
る場合、住所変換部32bは、次のレベルの部分、すな
わち区、市、群が含まれていれば、これらの文字列部分
について郵便番号辞書30bに対して一致検索を行ない
候補を選択する(ステップD13)。ここで、郵便番号
を特定できる住所レベルに到達していれば処理を完了す
るが、郵便番号が確定できなければ同様にして、次のレ
ベルの部分(文字列)をもとに検索を行なう。従って、
例えば「東京都青梅市二俣尾」と住所が入力されていれ
ば、郵便番号「198−01」を自動的に求めることが
できる。
る場合、住所変換部32bは、次のレベルの部分、すな
わち区、市、群が含まれていれば、これらの文字列部分
について郵便番号辞書30bに対して一致検索を行ない
候補を選択する(ステップD13)。ここで、郵便番号
を特定できる住所レベルに到達していれば処理を完了す
るが、郵便番号が確定できなければ同様にして、次のレ
ベルの部分(文字列)をもとに検索を行なう。従って、
例えば「東京都青梅市二俣尾」と住所が入力されていれ
ば、郵便番号「198−01」を自動的に求めることが
できる。
【0080】また、入力された住所に都道府県名が含ま
れているが、途中までしか住所が入力されていない場
合、住所変換部32bは、検索対象とする住所のレベル
に応じた住所の候補一覧を表示させ、一覧中から特定の
地名の選択指示を入力することによって住所を特定して
いく(ステップD11,D12)。例えば、「東京都」
と住所が入力されていれば、図13(b)に示すよう
な、次のレベルの地名一覧を表示させ、特定の地名を選
択させる。
れているが、途中までしか住所が入力されていない場
合、住所変換部32bは、検索対象とする住所のレベル
に応じた住所の候補一覧を表示させ、一覧中から特定の
地名の選択指示を入力することによって住所を特定して
いく(ステップD11,D12)。例えば、「東京都」
と住所が入力されていれば、図13(b)に示すよう
な、次のレベルの地名一覧を表示させ、特定の地名を選
択させる。
【0081】また、ステップD7において、都道府県名
が入力された住所に含まれていないと判別された場合、
住所変換部32bは、図13(a)に示すように、都道
府県名の一覧を表示させて、この一覧中から特定の都道
府県の選択指示を入力することにより確定する(ステッ
プD8,D9)。
が入力された住所に含まれていないと判別された場合、
住所変換部32bは、図13(a)に示すように、都道
府県名の一覧を表示させて、この一覧中から特定の都道
府県の選択指示を入力することにより確定する(ステッ
プD8,D9)。
【0082】以下、入力された住所の内容に応じて、順
に住所の次のレベル部分について、図13(b)(c)
に示すように、一覧表示させて、特定の地名を選択させ
ることによって住所を確定していく(ステップD10〜
D12)。また、途中のレベルから住所が入力されてい
れば、自動的に候補が選択されていく(ステップD1
0,D13,D14)。
に住所の次のレベル部分について、図13(b)(c)
に示すように、一覧表示させて、特定の地名を選択させ
ることによって住所を確定していく(ステップD10〜
D12)。また、途中のレベルから住所が入力されてい
れば、自動的に候補が選択されていく(ステップD1
0,D13,D14)。
【0083】住所録処理装置20は、住所変換部32b
による住所変換結果をデータバッファ22に格納し、表
示装置18において表示させる。最終的な表示結果を図
12(b)に示している。
による住所変換結果をデータバッファ22に格納し、表
示装置18において表示させる。最終的な表示結果を図
12(b)に示している。
【0084】なお、住所の項目に対して住所の一部しか
入力されていない場合でも(図12(a))、郵便番号
の項目に特定の郵便番号を入力できれば、郵便番号を特
定できる住所レベルまで住所が確定されているので、図
12(b)に示すように、確定された郵便番号を郵便番
号の項目に入力すると共に、住所の項目に対しても確定
された部分までの住所を入力する。
入力されていない場合でも(図12(a))、郵便番号
の項目に特定の郵便番号を入力できれば、郵便番号を特
定できる住所レベルまで住所が確定されているので、図
12(b)に示すように、確定された郵便番号を郵便番
号の項目に入力すると共に、住所の項目に対しても確定
された部分までの住所を入力する。
【0085】このようにして、住所の項目に対して入力
した後に、単に入力対象項目を郵便番号の項目に変更す
るだけで、住所の項目において入力された住所をもとに
住所レベルに応じた地名の一覧が提示され、この一覧中
から任意の地名を選択するだけで郵便番号の項目に(さ
らには住所の項目にも)必要とする情報が入力される。
郵便番号が特定できるレベルまで住所が入力されていれ
ば、地名一覧を表示することなく自動的に郵便番号が特
定され、郵便番号の項目に入力される。
した後に、単に入力対象項目を郵便番号の項目に変更す
るだけで、住所の項目において入力された住所をもとに
住所レベルに応じた地名の一覧が提示され、この一覧中
から任意の地名を選択するだけで郵便番号の項目に(さ
らには住所の項目にも)必要とする情報が入力される。
郵便番号が特定できるレベルまで住所が入力されていれ
ば、地名一覧を表示することなく自動的に郵便番号が特
定され、郵便番号の項目に入力される。
【0086】次に、図14に示すフローチャートを参照
しながら、住所録が個人情報と会社情報とに分類して管
理される場合の入力制御について説明する。1つの住所
録によって両方の情報を管理する場合、場合によっては
自宅情報のみを入力する、あるいは会社情報のみを入力
する、あるいは両方を入力する場合などがある。
しながら、住所録が個人情報と会社情報とに分類して管
理される場合の入力制御について説明する。1つの住所
録によって両方の情報を管理する場合、場合によっては
自宅情報のみを入力する、あるいは会社情報のみを入力
する、あるいは両方を入力する場合などがある。
【0087】そこで、図15に示すように、自宅情報入
力用のフォーマット(図15(a))と、会社情報入力
用のフォーマット(図15(b))を2つの画面で切替
えることができるようにする。現在、入力対象としてい
る情報が何れであるかは、データバッファ22に何れで
あるかを示す優先情報を格納することによって管理す
る。
力用のフォーマット(図15(a))と、会社情報入力
用のフォーマット(図15(b))を2つの画面で切替
えることができるようにする。現在、入力対象としてい
る情報が何れであるかは、データバッファ22に何れで
あるかを示す優先情報を格納することによって管理す
る。
【0088】例えばデフォルトの状態での住所録作成用
の入力フォーマットは、自宅情報入力用であるとする。
ここで、キーボード16から入力されるデータが優先切
替キー(例えば「次候補」キー)からのデータではない
場合、前述したような各欄に対する入力として、それぞ
れの項目に応じた処理を実行する(ステップE1〜E
3)。
の入力フォーマットは、自宅情報入力用であるとする。
ここで、キーボード16から入力されるデータが優先切
替キー(例えば「次候補」キー)からのデータではない
場合、前述したような各欄に対する入力として、それぞ
れの項目に応じた処理を実行する(ステップE1〜E
3)。
【0089】一方、優先切替キーの操作によって入力さ
れたデータである場合、住所録処理装置20の優先情報
切替指定部20dは、現在、情報の入力対象となってい
る情報が何れであるかをデータバッファ22中の優先情
報を参照して判別する(ステップE1,E2,E4)。
現在、自宅情報入力用となっているので、優先情報切替
指定部20dは、優先情報を会社情報に設定し(ステッ
プE5)、図15(b)に示すように、会社情報入力用
のフォーマットに表示切替する(ステップE6)。
れたデータである場合、住所録処理装置20の優先情報
切替指定部20dは、現在、情報の入力対象となってい
る情報が何れであるかをデータバッファ22中の優先情
報を参照して判別する(ステップE1,E2,E4)。
現在、自宅情報入力用となっているので、優先情報切替
指定部20dは、優先情報を会社情報に設定し(ステッ
プE5)、図15(b)に示すように、会社情報入力用
のフォーマットに表示切替する(ステップE6)。
【0090】同様にして、会社情報入力用のフォーマッ
トが表示された状態で、優先切替が指示されると、自宅
情報入力用のフォーマットに表示切替する(ステップE
7,E8)。
トが表示された状態で、優先切替が指示されると、自宅
情報入力用のフォーマットに表示切替する(ステップE
7,E8)。
【0091】本実施形態では、1つの画面において1件
分の各項目に対して情報の入力が完了し、次の件の入力
に移行する場合、優先情報切替指定部20dは、優先情
報に従う方の情報入力フォーマットを表示させる。従っ
て、優先切替が指示されなければ、各件に対して会社情
報、自宅情報の何れか一方を継続的に入力することがで
きる。勿論、1件の住所データに両方の情報を入力する
場合には、前述したように任意に画面を切替えることで
実現できる。
分の各項目に対して情報の入力が完了し、次の件の入力
に移行する場合、優先情報切替指定部20dは、優先情
報に従う方の情報入力フォーマットを表示させる。従っ
て、優先切替が指示されなければ、各件に対して会社情
報、自宅情報の何れか一方を継続的に入力することがで
きる。勿論、1件の住所データに両方の情報を入力する
場合には、前述したように任意に画面を切替えることで
実現できる。
【0092】このようにして、1件分の住所データ中に
自宅情報入力か会社情報入力かどちらを先に入力する方
を決めることで、次の件への情報入力に移行しても、優
先度を継承させることができる。従って、入力対象項目
を指定する操作などを非常に簡単にすることができ操作
性が向上される。
自宅情報入力か会社情報入力かどちらを先に入力する方
を決めることで、次の件への情報入力に移行しても、優
先度を継承させることができる。従って、入力対象項目
を指定する操作などを非常に簡単にすることができ操作
性が向上される。
【0093】なお、前述した実施形態において記載した
手法は、コンピュータに実行させることのできるプログ
ラムとして、磁気ディスク(フロッピーディスク、ハー
ドディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVDな
ど)、半導体メモリなどの記録媒体に格納して提供する
ことができる。本実施形態における住所録処理装置を実
現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプログラ
ムを読み込み、このプログラムによって動作が制御され
ることにより、前述した処理を実行する。
手法は、コンピュータに実行させることのできるプログ
ラムとして、磁気ディスク(フロッピーディスク、ハー
ドディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVDな
ど)、半導体メモリなどの記録媒体に格納して提供する
ことができる。本実施形態における住所録処理装置を実
現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプログラ
ムを読み込み、このプログラムによって動作が制御され
ることにより、前述した処理を実行する。
【0094】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、複
数の項目の情報を含む住所録を簡単、かつ効率的に作成
することが可能となるものである。
数の項目の情報を含む住所録を簡単、かつ効率的に作成
することが可能となるものである。
【図1】本発明の実施形態に係わる住所録処理装置の構
成を示すブロック図。
成を示すブロック図。
【図2】図1に示す構成によって実現される住所録処理
装置の機能構成(ソフトウェア)を示す図。
装置の機能構成(ソフトウェア)を示す図。
【図3】本実施形態における氏名とふりがなの項目への
入力の処理を説明するためのフローチャート。
入力の処理を説明するためのフローチャート。
【図4】本実施形態における住所録作成用の入力フォー
マットの一例を示す図。
マットの一例を示す図。
【図5】本実施形態におけるかな漢字変換部26におけ
るかな漢字変換の詳細な処理手順を示すフローチャー
ト。
るかな漢字変換の詳細な処理手順を示すフローチャー
ト。
【図6】本実施形態における変換候補の順番を入れ替え
る操作を説明するための図。
る操作を説明するための図。
【図7】本実施形態におけるかな漢字変換部26によっ
て得られた変換結果の表示形態の一例を示す図。
て得られた変換結果の表示形態の一例を示す図。
【図8】本実施形態における郵便番号と住所の項目への
入力(郵便番号が先に入力される)の処理を説明するた
めのフローチャート。
入力(郵便番号が先に入力される)の処理を説明するた
めのフローチャート。
【図9】本実施形態における郵便番号と住所の項目への
入力形態の一例を示す図。
入力形態の一例を示す図。
【図10】本実施形態における郵便番号変換によって得
られた候補の一覧表示の形態を示す図。
られた候補の一覧表示の形態を示す図。
【図11】本実施形態における住所と郵便番号の項目へ
の入力(住所がさきに入力される)の処理を説明するた
めのフローチャート。
の入力(住所がさきに入力される)の処理を説明するた
めのフローチャート。
【図12】本実施形態における郵便番号と住所の項目へ
の入力形態の一例を示す図。
の入力形態の一例を示す図。
【図13】本実施形態における郵便番号が対応づけられ
た住所を特定するための地名一覧の表示形態を示す図。
た住所を特定するための地名一覧の表示形態を示す図。
【図14】本実施形態における住所録が個人情報と会社
情報とに分類して管理される場合の入力制御を説明する
ためのフローチャート。
情報とに分類して管理される場合の入力制御を説明する
ためのフローチャート。
【図15】本実施形態における個人情報と会社情報のそ
れぞれの入力フォーマットの一例を示す図。
れぞれの入力フォーマットの一例を示す図。
10…CPU 12…メモリ 14…外部記憶装置 16…キーボード 18…表示装置 19…印刷装置 20…住所録処理装置 20a…データ変換制御部 20b…かな漢字変換動作モード設定部 20c…住所録カーソル制御部 20d…優先情報切替指定部 21…キー入力制御部 22…データバッファ 24…読み入力バッファ 26…かな漢字変換部 26a…優先度変更部 28…変換バッファ 30…辞書部 30a…かな漢字変換辞書 30b…郵便番号辞書 32…郵便番号変換制御部 32a…郵便番号変換部 32b…住所変換部
Claims (11)
- 【請求項1】 複数の項目から任意に選択された入力対
象項目に対して、住所録に関する情報を入力する住所録
処理装置において、 前記入力対象項目の属性に応じて、項目に入力すべき住
所録に関する情報の種類を特定する動作モードを設定す
る動作モード設定手段と、 前記入力対象項目に入力されたかな読みに対してかな漢
字変換を行なうことによって複数の変換候補を求めるか
な漢字変換手段と、 前記かな漢字変換手段によって求められた前記複数の変
換候補を前記動作モード設定手段によって設定された情
報の種類に対応する候補の出力優先度が高くなるよう変
更する優先度変更手段とを具備することを特徴とする住
所録処理装置。 - 【請求項2】 複数の項目から任意に選択された入力対
象項目に対して、住所録に関する情報を入力する住所録
処理装置において、 ある項目が入力対象項目として選択された際に、この項
目と予め関連づけられた別の項目に対して既に情報が入
力されているか否かを判別するデータ変換制御手段と、 前記データ変換制御手段によって既に情報が入力されて
いると判別された場合に、入力されている情報を予め定
められた方式に従って変換する変換手段とを具備し、 前記変換手段による変換結果を前記入力対象項目に対す
る入力情報とすることを特徴とする住所録処理装置。 - 【請求項3】 ふりがな読みが入力されるべき第1の項
目と、前記第1の項目に入力されたふりがな読みに対す
るかな漢字変換の結果が入力されるべき第2の項目とが
予め関連づけられており、 前記データ変換制御手段は、前記第2の項目が入力対象
項目として選択された際に、前記第1の項目の入力状態
を判別し、 前記変換手段は、前記第1の項目に既にふりがな読みが
入力されていると判別された場合に、前記ふりがな読み
をかな漢字変換することを特徴とする請求項2記載の住
所録処理装置。 - 【請求項4】 郵便番号が入力されるべき第1の項目
と、前記第1の項目に入力された郵便番号に対応する住
所が入力されるべき第2の項目とが予め関連づけられて
おり、 前記データ変換制御手段は、前記第2の項目が入力対象
項目として選択された際に、前記第1の項目の入力状態
を判別し、 前記変換手段は、前記第1の項目に既に郵便番号が入力
されていると判別された場合に、入力された郵便番号に
対応する住所の候補一覧を提示し、この候補一覧から選
択された住所を変換結果とすることを特徴とする請求項
2記載の住所録処理装置。 - 【請求項5】 前記変換手段によって変換結果である住
所が入力された前記入力対象項目において、前記住所の
直後の位置を次の入力位置に変更する入力位置制御手段
を具備したことを特徴とする請求項4記載の住所録処理
装置。 - 【請求項6】 郵便番号が入力されるべき第1の項目
と、前記第1の項目に入力された郵便番号に対応する住
所が入力されるべき第2の項目とが予め関連づけられて
おり、 前記データ変換制御手段は、前記第1の項目が入力対象
項目として選択された際に、前記第2の項目の入力状態
を判別し、 前記変換手段は、前記第2の項目に既に住所が入力され
ていると判別された場合に、入力された住所をもとに郵
便番号が対応づけられた住所を検索して該当する郵便番
号を求め、入力された住所が検索できなかった場合に住
所の一覧を提示し、この一覧から選択された住所に対応
する郵便番号を変換結果とすることを特徴とする請求項
2記載の住所録処理装置。 - 【請求項7】 複数の項目から任意に選択された入力対
象項目に対して、住所録に関する情報を入力する住所録
処理装置において、 住所録を構成する複数の項目に対応する情報を含む1件
分の住所データが個人情報と会社情報とに分類して管理
されるもので、何れの情報を優先して入力対象とするか
を指定する優先情報切替指定手段と、 住所データを作成する際に、前記優先情報切替手段によ
る指定に応じて、指定された情報に対応する項目への情
報入力用の画面を提示して情報を入力する住所録処理手
段とを具備したことを特徴とする住所録処理装置。 - 【請求項8】 複数の項目から任意に選択された入力対
象項目に対して、住所録に関する情報を入力する住所録
処理方法において、 前記入力対象項目の属性に応じて、項目に入力すべき住
所録に関する情報の種類を特定する動作モードを設定
し、 前記入力対象項目に入力されたかな読みに対してかな漢
字変換を行なうことによって複数の変換候補を求め、 このかな漢字変換手段によって求められた前記複数の変
換候補を、設定された情報の種類に対応する候補の出力
優先度が高くなるよう変更することを特徴とする住所録
処理方法。 - 【請求項9】 複数の項目から任意に選択された入力対
象項目に対して、住所録に関する情報を入力する住所録
処理方法において、 ある項目が入力対象項目として選択された際に、この項
目と予め関連づけられた別の項目に対して既に情報が入
力されているか否かを判別し、 既に情報が入力されていると判別された場合に、入力さ
れている情報を予め定められた方式に従って変換し、 この変換結果を前記入力対象項目に対する入力情報とす
ることを特徴とする住所録処理方法。 - 【請求項10】 複数の項目から任意に選択された入力
対象項目に対して、住所録に関する情報を入力する住所
録処理方法において、 住所録を構成する複数の項目に対応する情報を含む1件
分の住所データが個人情報と会社情報とに分類して管理
するもので、 何れの情報を優先して入力対象とするかを指定し、 住所データを作成する際に、指定された情報に対応する
項目への情報入力用の画面を提示して情報を入力するこ
とを特徴とする住所録処理方法。 - 【請求項11】 複数の項目から任意に選択された入力
対象項目に対して、住所録に関する情報を入力するため
のプログラムであって、 ある項目が入力対象項目として選択された際に、この項
目と予め関連づけられた別の項目に対して既に情報が入
力されているか否かを判別し、 既に情報が入力されていると判別された場合に、入力さ
れている情報を予め定められた方式に従って変換し、 この変換結果を前記入力対象項目に対する入力情報とす
るようにコンピュータを制御するためのプログラムを格
納したコンピュータ読取可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8211504A JPH1055360A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 住所録処理装置及び住所録処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8211504A JPH1055360A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 住所録処理装置及び住所録処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1055360A true JPH1055360A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=16607037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8211504A Pending JPH1055360A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 住所録処理装置及び住所録処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1055360A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004145796A (ja) * | 2002-10-28 | 2004-05-20 | Konami Co Ltd | サーバ装置、利用者端末、文字列変換システム及びプログラム |
JP2009146222A (ja) * | 2007-12-14 | 2009-07-02 | Sharp Corp | 入力システム、携帯端末装置、データ処理装置および入力方法 |
JP2012025005A (ja) * | 2010-07-22 | 2012-02-09 | Casio Computer Co Ltd | 印字装置、印字方法、印字制御プログラム |
-
1996
- 1996-08-09 JP JP8211504A patent/JPH1055360A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004145796A (ja) * | 2002-10-28 | 2004-05-20 | Konami Co Ltd | サーバ装置、利用者端末、文字列変換システム及びプログラム |
JP2009146222A (ja) * | 2007-12-14 | 2009-07-02 | Sharp Corp | 入力システム、携帯端末装置、データ処理装置および入力方法 |
JP2012025005A (ja) * | 2010-07-22 | 2012-02-09 | Casio Computer Co Ltd | 印字装置、印字方法、印字制御プログラム |
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