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JPH1054830A - テストストリップの製造システム - Google Patents

テストストリップの製造システム

Info

Publication number
JPH1054830A
JPH1054830A JP21290996A JP21290996A JPH1054830A JP H1054830 A JPH1054830 A JP H1054830A JP 21290996 A JP21290996 A JP 21290996A JP 21290996 A JP21290996 A JP 21290996A JP H1054830 A JPH1054830 A JP H1054830A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strip
test strip
master
cutting
dispensing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21290996A
Other languages
English (en)
Inventor
Shii Chisoone Toomasu
シー. チソーネ トーマス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OMOMO SOUUEMON
Original Assignee
OMOMO SOUUEMON
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OMOMO SOUUEMON filed Critical OMOMO SOUUEMON
Priority to JP21290996A priority Critical patent/JPH1054830A/ja
Publication of JPH1054830A publication Critical patent/JPH1054830A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不良品を迅速かつ高精度に取り除く。 【解決手段】 マスターストリップを切断してテストス
トリップを製造するシステム1において、マスタースト
リップに試薬を分注する分注手段としての分注装置2
と、一端がマスターストリップの端縁に達すると共に他
端がマスターストリップ内に位置される互いに交差しな
い切れ目をマスターストリップに形成する切込手段とし
ての切込機3と、切れ目の他端の近傍同士を結んで切り
込んでテストストリップをマスターストリップから切り
離す切断手段としての切断機4とを備えると共に、分注
装置2から切断機4までの流れの間に、試薬の分注の不
良部分を検出する検査手段としての検査装置5と、不良
部分を含むテストストリップの付け根となる部分に穿孔
する穿孔手段としての穿孔機6とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試薬等を染み込ま
せた細長い紙片やメンブラン等から成るテストストリッ
プを製造するシステムに関する。更に詳述すると、本発
明は不良なテストストリップを自動的に取り除くテスト
ストリップの製造システムに関する。
【0002】
【従来の技術】テストストリップは、試薬等を染み込ま
せて乾燥させた細長い紙片等から成り、被検査液を滴下
することによって該被検査液の性状を判断することがで
きるものである。ここで、試薬等としては体外診断用の
薬品が使用され、そこに例えば尿や血液などを滴下する
ことにより、所定の診断を行うことができる。
【0003】このテストストリップを製造する際は、例
えばロール状の基板と試薬等が分注されたメンブラン及
び吸着材とをラミネート加工により密着させてマスター
ストリップを形成し、このマスターストリップを幅方向
に一定間隔で切断してテストストリップとして切り落と
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たテストストリップの製造方法では、テストストリップ
を切り離してから不良品の選別を行っているので、作業
が煩雑になってしまう。すなわち、多量のテストストリ
ップの良否を作業者が1つずつ確認し、不良品であれば
取り除くという作業を行わなければならないので、多大
な作業時間が費やされてしまうと共に不良品を見逃して
しまうことも多かった。
【0005】そこで、本発明は、不良品を迅速かつ高精
度に取り除くことができるテストストリップの製造シス
テムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1の発明は、マスターストリップを切断して
テストストリップを製造するシステムにおいて、マスタ
ーストリップに試薬を分注する分注手段と、一端がマス
ターストリップの端縁に達すると共に他端がマスタース
トリップ内に位置される互いに交差しない切れ目をマス
ターストリップに形成する切込手段と、切れ目の他端の
近傍同士を結んで切り込んでテストストリップをマスタ
ーストリップから切り離す切断手段とを備えると共に、
分注手段から切断手段までの流れの間に、試薬の分注の
不良部分を検出する検査手段と、不良部分を含むテスト
ストリップの付け根となる部分に穿孔する穿孔手段とを
有する。
【0007】なお、本明細書中で、「テストストリッ
プ」とは、単層または積層された細長い紙片等から成る
と共に試薬等を分注してあり、他の液体状の検体を滴下
することにより該検体の性状を判断する機能を有する物
をいう。
【0008】したがって、請求項1の発明によれば、切
断手段により切断を行う前に切込手段による切り込みと
穿孔手段による穿孔とが行われるので、全てのテストス
トリップが切り離される前に不良部分を有するテストス
トリップのみがマスターストリップから切り離される。
これにより、マスターストリップには、不良部分を有し
ないテストストリップのみがつながった状態となる。こ
のため、その後の切断手段により切り落とされて形成さ
れるテストストリップは、全て不良部分を有していない
ものになる。
【0009】また、請求項2の発明は、マスターストリ
ップを切断してテストストリップを製造するシステムに
おいて、マスターストリップに試薬を分注する分注手段
と、一端がマスターストリップの端縁に達すると共に他
端がマスターストリップ内に位置される互いに交差しな
い切れ目をマスターストリップに形成する切込手段と、
切れ目の他端の近傍同士を結んで切り込んでテストスト
リップをマスターストリップから切り離す切断手段とを
備えると共に、分注手段から切断手段までの流れの間に
試薬の分注の不良部分を検出する検査手段と不良部分を
有するテストストリップに識別印を付するマーキング手
段とを備え、またマーキング手段から切断手段までの流
れの間に識別印を読み取る読取手段と該読取手段の読取
結果により該識別印が付されたテストストリップの付け
根となる部分に穿孔する穿孔手段を有する。
【0010】したがって、検査手段による検査の直後に
マーキング手段が識別印を表示すると共に穿孔手段は識
別印に対応して穿孔するので、検査手段と穿孔手段とを
流れの中で離して設けてこれらの間に別の手段を配置す
ることができる。このため、例えばテストストリップの
ラミネート加工を行う場合は、ラミネート加工手段の上
流側に検査手段を設け、ラミネート加工手段の下流側に
穿孔手段を配置することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。
【0012】図1に示すように、本実施形態のテストス
トリップの製造システム1は、マスターストリップに試
薬を分注する分注手段としての分注装置2と、複数の平
行な切れ目をマスターストリップに形成する切込手段と
しての切込機3と、マスターストリップにつながってい
るテストストリップの付け根付近に切り込んで切り離す
切断手段としての切断機4とを備えると共に、分注装置
2から切断機4までの流れの間に、試薬の分注の不良部
分を検出する検査手段としての検査装置5と、不良部分
を含むテストストリップの付け根となる部分に穿孔する
穿孔手段としての穿孔機6とを有している。なお、本明
細書中では、分注装置2から切断機4へのマスタースト
リップが給送される方向に対して、分注装置2側を上流
側、切断機4側を下流側と呼ぶ。
【0013】図1及び図2に示すように、分注装置2の
上流側にはメンブランリール7が配置されている。メン
ブランリール7にはテープ状のメンブラン8が巻かれて
分注装置2に供給されている。分注装置2では、メンブ
ラン8に試薬が分注される。図3(B)に示すように、
メンブラン8の長手方向に沿って第1の試薬9と第2の
試薬10とが分注される。具体的には、第1の試薬9と
して例えば試験薬を、第2の試薬10として例えば調整
薬を分注する。そして、図2に示すように、分注装置2
の下流側にはメンブラン8を巻き取るリール11が配置
されている。また、このメンブラン8は、図1に示すよ
うに、ラミネート加工機12に供給される。
【0014】一方、ラミネート加工機12の上流側に
は、吸着材リール13が直接、または分注装置14及び
乾燥機15を介して接続されている。このため、吸着材
リール13からテープ状の吸着材が直接ラミネート加工
機12に供給されると共に、分注装置14にも供給され
る。この分注装置14では、吸着材に第3の試薬17の
分注がなされる。具体的には、第3の試薬17として例
えばコンジュゲートを分注する。なお、この分注装置1
4は図2に示す分注装置2と同様の構成とされているの
で、図示を省略する。
【0015】図3(B)に示すように、第3の試薬17
の分注は、吸着材16の長手方向の一側端部にのみなさ
れる。さらに、図1に示すように、この第3の試薬17
は乾燥機15により乾燥される。そして、第3の試薬付
き吸着材16は、ラミネート加工機12に供給される。
【0016】さらに、ラミネート加工機12の上流側に
は基板リール18が配置されている。基板リール18に
は基板23が巻き付けられている。この基板23がラミ
ネート加工機12に供給される前に、図示しない穿孔機
により該基板23の長手方向に沿った一側端部に給送用
のスプロケットが噛合するスプロケット孔25aが形成
される。これにより、マスターストリップ25が給送さ
れる際の送り量を高精度に設定することができる。
【0017】そして、図1及び図4に示すように、ラミ
ネート加工機12は、メンブランリール19とカバーシ
ートリール20と図示しない吸着材リールと基板リール
と押圧機21と巻き取りリール22とを備えている。基
板リールからの基板23とメンブランリール19からの
メンブラン8と吸着材リールからの各吸着材16,16
とカバーシートリール20からの各カバーシート24,
24とは積層されて、押圧機21により密着されてラミ
ネート加工される。これにより、1枚のテープ状のマス
ターストリップ25が形成されて、巻き取りリール22
により巻き取られる。そして、マスターストリップ25
は図示しない装置により、図5に示すように、所定の長
さ毎に切断される。
【0018】ここで、図3(B)に示すように、ラミネ
ート加工による積層は、基板23を基にして、メンブラ
ン8と各吸着材16,16とが積層されて、その上にカ
バーシート24,24が被せられる。そして、メンブラ
ン8は基板23のほぼ中央部に付着されている。また、
第3の試薬17が付された吸着材16は、基板23の一
側縁からメンブラン8の端縁部までに重ねられ、第3の
試薬17がメンブラン8に重なるように配置されてい
る。第3の試薬17の無い吸着材16は、基板23の他
側縁付近からメンブラン8の端縁部までに重ねられてい
る。さらに、カバーシート24,24は、各吸着材1
6,16のメンブラン8上の端縁部を僅かに露出して各
吸着材16,16を覆っている。したがって、マスター
ストリップ25を切断して得られるテストストリップ2
7の断面構造も同様であることは勿論である。
【0019】さらに、図1に示すように、ラミネート加
工機12の下流側には検査装置5が配置されている。検
査装置5はマスターストリップ25におけるメンブラン
8及び吸着材16の分注状態の不良の有無等を検査す
る。検査の方法としては、例えば画像認識による方法や
光センサを用いた方法を用いることができる。画像認識
による方法では、マスターストリップ25の試薬の分注
部分をデジタルカメラにより読み取って、その画像情報
を処理して試薬の分注位置・分注幅・分注濃度・色を検
出する。そして、これらの情報を基準データと比較し
て、良好か不良かを認識する。また、光センサを用いた
方法では、試薬が分注されて湿っているか又は分注され
るべき部分に分注されずに乾燥しているかを検出する。
【0020】本実施形態では、検査装置5は分注状態の
不良の有無を検査するものとしているが、これに限らず
ラミネート状態の不良の有無等を検出するものとしても
構わない。
【0021】また、検査装置5の下流側には穿孔機6が
配置されている。穿孔機6は、供給されたマスタースト
リップ25の所定位置に透孔から成る分離孔26を形成
可能な装置とされている。分離孔26の形成位置は、具
体的には図5に示すように、検査装置5により発見され
たマスターストリップ25の分注の不良部分29が含ま
れることになるテストストリップ27の付け根部分とさ
れている。
【0022】さらに、図1に示すように、穿孔機6の下
流側には切込機3が配置されている。図6に示すよう
に、切込機3はマスターストリップ25の幅方向に沿っ
た切込カッタ28を備えている。この切込カッタ28
は、マスターストリップ25の幅方向に平行に所定間隔
で切れ目を形成する。この切れ目は、マスターストリッ
プ25のスプロケット孔25aが形成されていない側の
端縁からスプロケット孔25aの近辺まで切り込まれた
形状とされている。このため、マスターストリップ25
は、多数のテストストリップ27が一端だけで繋がれた
状態、いわゆる紙マッチと同様の状態となる。
【0023】ここで、穿孔機6により分離孔26が形成
されている場合は、切れ目が分離孔26に達するので、
その分離孔26が形成されたテストストリップ27は切
り落とされる。すなわち、不良部分29を有するテスト
ストリップ27が切り落とされる。
【0024】また、図1に示すように、切込機3の下流
側には切断機4が配置されている。図7に示すように、
切断機4は切断カッタ30を備えている。切断カッタ3
0は、マスターストリップ25につながっているテスト
ストリップ27の付け根の付近をマスターストリップ2
5の長手方向に沿って切断する。これにより、マスター
ストリップ25から残り全てのテストストリップ27が
切り落とされる。
【0025】さらに、切断機4の下流側には梱包機31
が配置され、切断機4により切り落とされたテストスト
リップ27を梱包する。
【0026】ところで、本実施形態の各手段として使用
される装置は上述した物に限られず、同様の作用を有す
る装置であれば他の既知または新規の装置で構わない。
【0027】次に、上述したテストストリップの製造シ
ステムによる製造方法を図8に示すフローチャートに沿
って説明する。
【0028】マスターストリップ25を構成する基板2
3・メンブラン8・吸着材16・カバーシート24を用
意する(ステップ41)。ここで、分注装置2によりメ
ンブラン8に試薬9,10を分注し、分注装置14によ
り吸着材16の一方に第3の試薬17を分注する。ま
た、マスターストリップ25の長手方向に沿ったスプロ
ケット孔25aを形成する。そして、基板23にメンブ
ラン8及び2枚の吸着材16,16を重ね合わせカバー
シート24,24を重ねてラミネート加工機12により
ラミネート加工して(ステップ42)、マスターストリ
ップ25を製造する。さらに、マスターストリップ25
を所定の長さに切断する(ステップ43)。図5に示す
ように、マスターストリップ25の長辺は短辺の数倍程
度であることが好ましい。
【0029】そして、検査装置5によりマスターストリ
ップ25の検査を行う(ステップ44)。ここで不良部
分29が発見されると、当該不良部分29を備えること
になるテストストリップ27の付け根部分に穿孔機6に
より分離孔26の穿孔が行われる(ステップ45)。
【0030】そして、切込機3によりマスターストリッ
プ25に幅方向と平行な等間隔の切れ目を多数形成し
て、切り込みが行われる(ステップ46)。この時、テ
ストストリップ27の付け根部分に分離孔26が形成さ
れていると、切れ目を形成した瞬間に当該テストストリ
ップ27がマスターストリップ25から切り落とされ
る。これは不良品であるので、集められて処分される。
【0031】さらに、切断機4によりテストストリップ
27の付け根部分がマスターストリップ25から切断さ
れる(ステップ47)。これにより、良好なテストスト
リップ27が切り落とされて、梱包機31により梱包さ
れる(ステップ48)。
【0032】したがって、上述した実施形態の製造シス
テムによれば、検査装置5と穿孔機6とが連続して配置
されているので、作業工程を最小限に抑えることができ
る。そして、不良部分29を有するテストストリップ2
7を取り除いてから良好なテストストリップ27のみを
切り落とすことができるので、不良なテストストリップ
を迅速かつ高精度に取り除くことができ、生産性を向上
させることができる。
【0033】また、上述した実施形態によれば、ラミネ
ート加工機12の下流側に検査装置5が配置されている
ので、吸着材16への第3の試薬17の分注の状態も検
査することができる。このため、不良品の除去をより確
実に行うことができる。
【0034】一方、上述した実施形態では検査装置5を
ラミネート加工機12の下流側に設置しているが、これ
に限らずこれをラミネート加工機12の上流側に設ける
こともできる。この場合、図9に示すように、検査装置
5’はメンブラン8への分注装置2の下流側に配置され
る。また、検査装置5’の下流側にはマーキング手段と
してのマーキング機32が配置される。検査装置5’に
より不良部分が発見されると、図5に示すように、マー
キング機32が当該不良部分を有することになるテスト
ストリップ27の所定の位置にインク等により識別印3
3を付する。このインクとしては、植物染料等が好まし
い。
【0035】さらに、マーキング機32の下流側にはラ
ミネート加工機12が配置され、ラミネート加工機12
の下流側には読取手段としての読取装置34が配置され
ている。この読取装置34の下流側には穿孔機6が配置
されている。そして、読取装置34では識別印33の読
み取りが行われる。識別印33が検出されると、穿孔機
6により当該識別印33を有するテストストリップ27
の付け根付近に分離孔26が形成される。なお、他の装
置については、図1に示す実施形態と同様であるので、
説明を省略する。
【0036】上述した図9に示すテストストリップの製
造システム1’による製造方法を図10に示すフローチ
ャートに沿って説明する。
【0037】マスターストリップ25を構成する基板2
3・メンブラン8・吸着材16・カバーシート24を用
意する(ステップ50)。ここで、分注装置2によりメ
ンブラン8に試薬9,10を分注し、分注装置14によ
り吸着材16の一方に第3の試薬17を分注する。そし
て、検査装置5’によりメンブラン8の検査を行う(ス
テップ51)。ここで不良部分29が発見されると、当
該不良部分29を備えることになるテストストリップ2
7の付け根部分にマーキング機32により識別印33が
記される。
【0038】そして、基板23にメンブラン8及び2枚
の吸着材16,16を重ね合わせカバーシート24,2
4を重ねてラミネート加工機12によりラミネート加工
して(ステップ52)、マスターストリップ25を製造
する。さらに、マスターストリップ25を所定の長さに
切断する(ステップ53)。
【0039】次いで、読取装置34により識別印33の
有無を検出し(ステップ54)、識別印33が検出され
ると、そのテストストリップ27の付け根部分に分離孔
26の穿孔が行われる(ステップ55)。そして、切込
機3によりマスターストリップ25に幅方向と平行な等
間隔の切れ目を多数形成して、切り込みが行われる(ス
テップ56)。この時、テストストリップ27の付け根
部分に分離孔26が形成されていると、切れ目を形成し
た瞬間に当該テストストリップ27がマスターストリッ
プ25から切り落とされる。
【0040】さらに、切断機4によりテストストリップ
27の付け根部分がマスターストリップ25から切断さ
れる(ステップ57)。これにより、良好なテストスト
リップ27が切り落とされて、梱包機31により梱包さ
れる(ステップ58)。
【0041】したがって、上述した図9に示す製造シス
テムによれば、検査装置5’による検査の直後にマーキ
ング機32が識別印33を記すと共に穿孔機6は識別印
33の付されたテストストリップ27の付け根に穿孔す
るので、検査装置5’と穿孔機6とを流れの中で離して
設けてこれらの間に別の装置を配置することができる。
これにより、検査装置5’をラミネート加工機12の前
に配置することができる。
【0042】すなわち、検査装置5’と穿孔機6とを分
離できない場合は、検査装置5’をラミネート加工機1
2の前に配置するためには穿孔機6もラミネート加工機
12の前に配置しなければならず、この場合は分注の不
良部分29に対応して分離孔26が形成されてもラミネ
ート加工機12で埋められてしまうが、本実施形態によ
ればこのような不都合が生じない。
【0043】さらに、この実施形態であっても、不良部
分29を有するテストストリップ27を取り除いてから
良好なテストストリップ27のみを切り落とすことがで
きるので、生産性を向上させることができるのは勿論で
ある。
【0044】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、本実施形態ではテストストリップ27を
基板23とメンブラン8と吸着材16,16とを積層し
てラミネート加工した構造としているが、これに限らな
いのは勿論である。すなわち、用途に応じて必要な構造
のテストストリップを製造することができる。この場合
であっても、不良部分を有するテストストリップを取り
除いてから良好なテストストリップのみを切り落とすこ
とができるので、生産性を向上させることができる。
【0045】また、図1及び図9に示す製造システム
1,1’に限られないのは勿論である。例えば、ラミネ
ート加工機12を有しない製造システムとしても構わな
い。
【0046】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の請求項1のテストストリップの製造システムによれ
ば、分注手段から切断手段までの流れの間に、試薬の分
注の不良部分を検出する検査手段と、不良部分を含むテ
ストストリップの付け根となる部分に穿孔する穿孔手段
とを有するので、切断手段により全てのテストストリッ
プが切り離される前に不良部分を有するテストストリッ
プのみをマスターストリップから切り離すことができ
る。これにより、切断手段で得られるテストストリップ
は、全て良好なものとなる。したがって、不良なテスト
ストリップを迅速かつ高精度に取り除くことができ、製
作コストを低減することができる。
【0047】また、請求項2の発明によれば、分注手段
から切断手段までの流れの間に試薬の分注の不良部分を
検出する検査手段と不良部分を有するテストストリップ
に識別印を付するマーキング手段とを備え、またマーキ
ング手段から切断手段までの流れの間に識別印を読み取
る読取手段と該読取手段の読取結果により該識別印が付
されたテストストリップの付け根となる部分に穿孔する
穿孔手段を有するので、検査手段と穿孔手段とを流れの
中で離して設けてこれらの間に別の手段を配置すること
ができる。このため、例えばテストストリップのラミネ
ート加工を行う場合は、ラミネート加工手段の上流側に
検査手段を設け、ラミネート加工手段の下流側に穿孔手
段を配置することができる。これにより、テストストリ
ップの製造手順の自由度を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテストストリップの製造システムの一
の実施形態を示すブロック図である。
【図2】分注装置を示す側面図である。
【図3】テストストリップを示す図で、(A)は平面
図、(B)は側面図である。
【図4】ラミネート加工機を示す側面図である。
【図5】テストストリップを製造するためのマスタース
トリップを示す平面図である。
【図6】切込機を示す平面図である。
【図7】切断機を示す平面図である。
【図8】テストストリップの製造システムの一の実施形
態による製造手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明のテストストリップの製造システムの他
の実施形態を示すブロック図である。
【図10】テストストリップの製造システムの他の実施
形態による製造手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,1’ 製造システム 2 分注装置(分注手段) 3 切込機(切込手段) 4 切断手段(切断機) 5,5’ 検査装置(検査手段) 6 穿孔機(穿孔手段) 9 第1の試薬 10 第2の試薬 17 第3の試薬 25 マスターストリップ 27 テストストリップ 29 不良部分 33 識別印 34 読取装置(読取手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスターストリップを切断してテストス
    トリップを製造するシステムにおいて、前記マスタース
    トリップに試薬を分注する分注手段と、一端が前記マス
    ターストリップの端縁に達すると共に他端が前記マスタ
    ーストリップ内に位置される互いに交差しない切れ目を
    前記マスターストリップに形成する切込手段と、前記切
    れ目の前記他端の近傍同士を結んで切り込んで前記テス
    トストリップを前記マスターストリップから切り離す切
    断手段とを備えると共に、前記分注手段から前記切断手
    段までの流れの間に、前記試薬の分注の不良部分を検出
    する検査手段と、前記不良部分を含む前記テストストリ
    ップの付け根となる部分に穿孔する穿孔手段とを有する
    ことを特徴とするテストストリップの製造システム。
  2. 【請求項2】 マスターストリップを切断してテストス
    トリップを製造するシステムにおいて、前記マスタース
    トリップに試薬を分注する分注手段と、一端が前記マス
    ターストリップの端縁に達すると共に他端が前記マスタ
    ーストリップ内に位置される互いに交差しない切れ目を
    前記マスターストリップに形成する切込手段と、前記切
    れ目の前記他端の近傍同士を結んで切り込んで前記テス
    トストリップを前記マスターストリップから切り離す切
    断手段とを備えると共に、前記分注手段から前記切断手
    段までの流れの間に前記試薬の分注の不良部分を検出す
    る検査手段と前記不良部分を有する前記テストストリッ
    プに識別印を付するマーキング手段とを備え、また前記
    マーキング手段から前記切断手段までの流れの間に前記
    識別印を読み取る読取手段と該読取手段の読取結果によ
    り該識別印が付された前記テストストリップの付け根と
    なる部分に穿孔する穿孔手段を有することを特徴とする
    テストストリップの製造システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007026895A1 (ja) 2005-09-02 2007-03-08 Toray Industries, Inc. 尿路上皮ガンの検出用キットおよび方法
WO2010050554A1 (ja) 2008-10-31 2010-05-06 東レ株式会社 ヒトcxcl1タンパク質の免疫学的測定方法
WO2011108628A1 (ja) 2010-03-03 2011-09-09 東レ株式会社 胃癌検出用マーカー及び胃癌検出方法
WO2011108626A1 (ja) 2010-03-03 2011-09-09 東レ株式会社 胃癌検出用マーカー及び胃癌検出方法
WO2013031756A1 (ja) 2011-08-29 2013-03-07 東レ株式会社 大腸癌または食道癌の検出用マーカー及び検査方法

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