JPH10504165A - 通信システム及び通話確立方法 - Google Patents
通信システム及び通話確立方法Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、通信システム及び通話確立方法に係る。通信システムは、移動サービス交換センター(MSC)、ベースステーションコントローラ(XBSC)及びベースステーション(BTS)を含むセルラー移動通信ネットワークと、少なくとも1つのベースステーション(PABX _BTS)を含む構内交換システム(PABX)とを備えている。本発明において、移動通信ネットワークのベースステーションコントローラにはPABXの内線側が接続されたインターフェイスが設けられる。ベースステーションコントローラとPABXとの間のインターフェイスは、内線に向かう標準的なPABX信号インターフェイスである。PABXのトランクライン側は、例えば、PSTNローカル交換機に接続される。ベースステーションコントローラのもとにあるベースステーション(PABX _BTS)は、ワイヤレスPABXのオフィスセルとして望ましい位置であるスペース又は建物に配置される。ベースステーションコントローラとベースステーションとの間には、移動通信ネットワークの標準信号インターフェイスが存在し、オフィスセル(10)のベースステーションは、移動通信ネットワークの標準インターフェイスを有する。この考え方は、固定ネットワークの標準的PABXに対し移動通信システムの無線インターフェイスを形成できるようにする。
Description
【発明の詳細な説明】
通信システム及び通話確立方法発明の分野
本発明は、移動サービス交換センター、ベースステーションコントローラ及び
ベースステーションを含むセルラー移動通信ネットワークと、少なくとも1つの
ベースステーションを有する構内交換(PBX)システムとを備えた通信システ
ムに係る。先行技術の説明
固定電話ネットワークへの従来のアクセス技術は、ローカル交換機から加入者
の電話まで完全に延びた加入者回線(2線ライン)によるものである。しかしな
がら、現在では、ワイヤレスアクセス技術がデータ通信において最も迅速に成長
している分野である。その結果、通信ネットワークへの新たな加入者接続の増加
し続ける部分がワイヤレスとなる。ワイヤレス加入者接続の第1世代は、公衆交
換電話ネットワーク(PSTN)の布線された加入者回線に接続されたベースス
テーションと、ハンドヘルド型のハンドセットとを含むアナログコードレス電話
(例えば、CT1システム)で構成される。それに続く世代は、CT2システム
として知られているデジタルコードレス電話より成る。従来のコードレス電話に
加えて、CT2システムは、テレポイントサービス及びワイヤレス構内自動交換
(PABX)を提供する。更に、DECTという省略形で知られているヨーロッ
パデジタルワイヤレス電話システムのための規格が作られている。DECTは、
CT2に非常に良く似ているが、TDMA技術を用いている。更に、NMTシス
テムのような移動通信システムの無線インターフェイスに基づくコードレスシス
テムであって、加入者の移動度に関連した特徴が限定されるか又は完全に存在し
ないようなシステムが実現化されている。
ワイヤレス通信の1つの形態は、ネットワーク内の固定のアクセスポイントを
加入者に全く与えない移動通信システムによって代表される。むしろ、加入者は
ネットワークのいずれかのベースステーションを経てネットワークと通信する。
移動着信通話を一度に正しいポイントにルート指定するために、ネットワークは
加入者の位置情報を加入者データベースに維持している。移動着信通話がネット
ワークによって受け取られると、ネットワークの第1のMSCが加入者のデータ
ベースに問合せを行い、ネットワークのルートアドレスが与えられる。
ワイヤレス通信において関心のある領域は、ワイヤレスPABXによって代表
されるものである。PABX(又はPBX)は、良く知られたように、複数の内
線と、ローカル交換機への少数のトランクラインとを有するオフィス特有の校内
交換機である。PABXにおいては、安価な(無料の)内線通話をある内線から
別の内線へと設定することができると共に、内線とPSTNトランクラインとの
間で外線通話を設定することができる。ワイヤレスPABXは、通常、その基本
的構造については、従来の「布線型」PABXであるが、建物内の配線が部分的
に又は完全に無線接続に置き換えられている。PABXの用途に潜在的に適用で
きる無線規格は、例えば、上記のCT2及びDECT、或いはパンヨーロピアン
デジタル移動通信システムGSMから発展した解決策によって代表される。ワイ
ヤレスPABXの効果は、次のものを含む。
− ターミナル装置の移動性。ユーザはもはや建物内の特定の場所にいる必要
がない。
− 個人の位置。オフィスビル以外のところにいる人々に容易にコンタクトす
ることができる。
− 建物内のケーブル配線にかかる資本の減少。
− PABXの拡張端におけるケーブルの再配線又は維持に関する費用が不要
である。
上記したように、ワイヤレスPABXは、通常、交換機の延長端にCT2又は
DECT無線インターフェイスを使用することによって実施される。PABXの
トランクラインは、従来のやり方でPSTNローカル交換機に接続される。その
結果、ワイヤレスPABXにより与えられる自由移動性は、PABX自体のベー
スステーションによりカバーされるエリア、即ちオフィス環境に限定される。オ
フィス以外の電話の使用は、テレポイントサービスに制限される。
ワイヤレス加入者ステーションの移動性を拡張するために、ワイヤレスPAB
Xが移動通信システムの一部分として一体化された多数の解決策が提案されてい
る。このような場合に、ワイヤレスPABXのトランクライン端は、従来のベー
スステーションに代わりBSC又はMSCに接続される。PABXの拡張端は、
PSTNネットワークに接続されたワイヤレスPABXの場合と同様、CT2、
DECT又は同様の無線インターフェイスで実施される。位置の管理に関する限
り、ワイヤレス加入者は、移動通信ネットワークにおける通常の移動加入者と同
様に管理される。原理的に、これは、2つのワイヤレスPABXが移動通信ネッ
トワークに接続されている場合に、ワイヤレス加入者がその一方のPABXから
他方へ移動できるようにする。更に、公知の電話は、二重モード装置であり、ワ
イヤレスPABXのベースステーションと、移動通信ネットワークのベースステ
ーションの両方を経て動作することができる。従って、1つの加入者装置が、全
移動通信ネットワーク内で移動できると共に、オフィス内で安価なPABX内線
通話を行うことができる。しかしながら、これらの解決策は、外線通話を確立す
るために移動通信ネットワークの手順を使用しており、従って、通話の費用が高
くなる。加えて、移動通信ネットワークの要素間の信号伝達と、PABXの無線
インターフェイスに使用される信号伝達には、通常、特殊な解決策が必要とされ
る。更に、移動通信ネットワークの全ての特徴を利用できるようにするには二重
モードの加入者装置が必要となり、加入者装置のコストを増大する。発明の要旨
本発明の目的は、PABX又は移動通信ネットワークにおいて従来よりも変更
を必要としないやり方でワイヤレス構内交換を移動通信ネットワークに関連して
実施できるような通信システムを提供することである。
又、本発明の目的は、移動通信ネットワークに接続されたワイヤレスPABX
において安価な内線及び外線通話を行えるようにすることである。
本発明の更に別の目的は、移動通信ネットワーク及びワイヤレスPABXに同
様の無線インターフェイス及び同様の加入者装置を有する通信システムを提供す
ることである。
これらの目的は、移動サービス交換センター、ベースステーションコントロー
ラ及びベースステーションを含むセルラー移動通信ネットワークと、少なくとも
1つのベースステーションを有する構内交換システムとを備えた通信システムに
よって達成される。本発明によれば、このシステムは、PABXシステムの加入
者側がBSCに接続されそしてトランク側が別の通信ネットワークに接続され;
PABXのベースステーションがベースステーションコントローラに接続され;
ベースステーションコントローラが、PABXベースステーションから発信され
る加入者通話をPABXシステムへそしてPABXシステムを経て到来する通話
をPABXベースステーションへルート指定するように構成されることを特徴と
する。
又、本発明は、移動サービス交換センター、ベースステーションコントローラ
及びベースステーションを含むセルラー移動通信ネットワークと、少なくとも1
つのベースステーションを有する構内交換(PABX)システムとを備えた通信
システムにおいて出呼びを確立する方法であって、加入者からPABXベースス
テーションを経てベースステーションコントローラへ接続要求を送信し、そして
通話設定を開始する段階を備えた方法にも係る。本発明によれば、この方法は、
ベースステーションコントローラにおいて接続要求の送信者がPABXの加入者
であるか移動通信ネットワークの標準加入者であるかをチェックし;PABXの
加入者の通話をベースステーションコントローラからPABXシステムへルート
指定し、該システムの加入者側はベースステーションコントローラに接続されそ
してそのトランク側は別の通信ネットワークに接続されており;そして加入者が
PABXの加入者でない場合にその通話を移動サービス交換センターに接続する
という段階を備えたことを特徴とする。
又、本発明は、移動サービス交換センター、ベースステーションコントローラ
及びベースステーションを含むセルラー移動通信ネットワークと、少なくとも1
つのベースステーションを有する構内交換(PABX)システムとを備えたワイ
ヤレス通信システムにおいて着信通話を確立する方法であって、PABX加入者
に着信する通話がPABXシステムに受け取られる方法にも係る。本発明によれ
ば、この方法は、PABXシステムの加入者側及び上記PABXベースステーシ
ョンが接続されたベースステーションコントローラにおいて構内交換システムか
ら通話の確立を開始し;ベースステーションコントローラからページングメッセ
ージをPABXベースステーションを経て上記PABX加入者へ送信し;PAB
X加入者から確認メッセージを受け取り;ベースステーションコントローラと
PABX加入者との間に移動通信ネットワークに基づく接続を確立し;そしてP
ABX加入者と上記PABXシステムとの間にベースステーションコントローラ
及びPABXベースステーションを経てスピーチ接続を確立するという段階を備
えたことを特徴とする。
本発明によれば、移動通信ネットワークのBSCには、PABXの内線側が接
続されるインターフェイスが設けられる。PABXのトランクライン側は、PS
TNネットワークのローカル交換機に接続される。BSCの制御のもとにある1
つ以上のベースステーションが、ワイヤレスPABXのオフィスセルに対する所
望の位置であるスペース又は建物内に配置される。この用途においては、ベース
ステーションをPABXベースステーションと称する。BSCとPABXベース
ステーションとの間には、移動通信ネットワークの通常の信号インターフェイス
があり、そしてPABXベースステーションは、移動通信ネットワークの通常の
無線インターフェイスを有する。又、BSCとPABXとの間のインターフェイ
スは、内線に向かう通常のPABX信号インターフェイスである。本発明の好ま
しい実施形態では、このインターフェイスは、BSCに接続された通常のPAB
X内線を含む。
この考え方は、従来の固定ネットワークのPABXに対し、通常の信号インタ
ーフェイスを変更せずに移動通信システムの無線インターフェイスを得ることが
できるようにする。本発明が付加的な特徴を必要とする唯一の要素は、BSCで
ある。
BSCの容量は、PABXのベースステーションと、移動通信ネットワークの
標準的ベースステーションの両方に同時にサービスするように共用される。従っ
て、BSCとMSCとの間のおそらく長い送信接続は、PABXにおいてローカ
ル通話を行うときに回避されるが、確証及び暗号化のような移動通信ネットワー
クの標準的な機能は依然として使用できる。
ワイヤレスPABXの加入者ステーションに特殊な特徴は必要とされず、それ
らの加入者ステーションは、移動通信ネットワークの通常の移動ステーションで
よい。従って、それらは、移動通信ネットワークの通常のベースステーションを
経て動作することもできる。又、これら移動ステーションは、それらのホーム
PABXベースステーション以外の移動通信ネットワークの通常の加入者ステー
ションとして処理することもできる。
本発明の好ましい実施形態においては、移動通信ネットワークの標準的加入者
が、PABX加入者番号が割り当てられることにより、PABX加入者となる。
この加入者番号は、PABX内線番号であってもよいし、移動ステーションを特
定のPABX内線に関連付ける他の識別子であってもよい。このように、移動加
入者の移動ステーションは、オフィスビル内ではコードレス電話として働き且つ
屋外では通常の移動ステーションとして働くことができる。着信通話のルート指
定は、2つの方法で行われる。発呼加入者がPABX加入者番号をダイヤルする
と、公衆交換電話ネットワークPSTNがその通話をワイヤレスPABXへルー
ト指定し、そして移動ステーションへの通話の接続は、PABXとBSCとの間
の無線インターフェイスを経て取り扱われる。発呼加入者がPLMN番号(例え
ば、MSISDN番号)をダイヤルすると、PSTNが通話をPLMNに直接ル
ート指定し、通話は、通常の通話確立手順で着信される。
ホームPABXベースステーションから到来する移動発信通話は、BSCによ
り加入者番号に基づいてPABXへルート指定され、従って、PABX内線通話
は、MSCを経てのMSC通話制御機能又は接続を伴わずに直接交換することが
できる。従って、PABXベースステーションを経ての内線通話及びPSTN通
話は、公知解決策よりも更に経済的となる。図面の簡単な説明
以下、添付図面を参照し、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明によるワイヤレス通信システムを示す図である。
図2は、拡張されたベースステーションコントローラのブロック図である。
図3は、移動着信通話の設定を示す信号図である。
図4は、移動発信通話の設定を示す信号図である。好ましい実施形態の詳細な説明
実際に、本発明は、ワイヤレスPABX又はPBXをPABXシステムに接続
すべき場合にほとんどの移動通信システムに適用することができる。
1つの例は、ヨーロッパデジタルセルラー移動通信システムGSM(移動通信
用のグローバルなシステム)である。GSMシステムの基本的な要素は、GSM
推奨勧告に記載されている。GSMシステムの詳細な説明については、GSM推
奨勧告及び「移動通信用のGSMシステム(The GSM System for Mobile Communi
cations)」、M.モーリ及びM.ポーテット著、パライゼウ、フランス、199
2年、ISBN:2−9507190−0−7を参照されたい。
GSM及びその変形、例えば、1800MHzの周波数レンジで動作するDC
S1800(デジタル通信システム)は、本発明の主たるターゲットであるが、
本発明はこれらの無線システムに限定されるものではない。
図1は、GSMシステムの基本的要素を非常に簡単に示している。移動サービ
ス交換センターMSCは、入呼び及び出呼びの接続を取り扱う。これは、公衆交
換電話ネットワーク(PSTN)の交換機と同様の機能を実行する。これらに加
えて、加入者位置管理のような移動通信のみの特徴である機能も実行する。移動
ステーションMSは、ベースステーションシステムによりセンターMSCに接続
される。ベースステーションシステムは、ベースステーションコントローラBS
C及びベースステーションBTSを含む。Aインターフェイスは、MSCに向か
ってBSCに対して決定され、そしてAbisインターフェイスは、BTSに向
かって決定される。これらのインターフェイスは、GSM推奨勧告に規定されて
いる。
加入者レジスタとして、システムは、ホーム位置レジスタHLRと、ビジター
位置レジスタVLRとを備えている。HLRは、加入者情報と、MSがどのVL
Rエリアに位置するかの情報を永久的に記憶する。ビジター位置レジスタVLR
は、次いで、VLRエリアに訪問している加入者の加入者情報を一時的に記憶す
る。更に、VLRは、加入者の詳細な位置情報、即ちいわゆる位置エリア識別を
記憶する。
又、図1は、ワイヤレスPABXとして実施されたオフィスシステムも示して
いる。このオフィスシステム10は、延長ケーブルが無線インターフェイスと置
き換えられた従来型の固定ネットワークPABXを備えている。従って、オフィ
スシステム10は、PABXの制御のもとにある少なくとも1つのベースステー
ションPABX_BTSを備え、このPABX_BTSは、オフィス(例えば、
ビルディング)の内部セルを形成する。コードレスハンドセットは、このセル内
を自由に移動することができ、そして内線通話、公衆交換電話ネットワークPS
TNへの通話等の通常のPABX機能を用いることができる。
PABXのトランクライン側は、通常そうであるように、PSTNのローカル
交換機又はISDN交換機(或いは他の形式の通信用交換機)からトランクライ
ンへ接続される。上記したように、公知の解決策では、PABXの内線側は、ベ
ースステーションPABX_BTSに直結される。本発明によれば、図1は、移
動通信ネットワークPLMNのBSCに接続されたPABXの内線側を示してい
る。このため、BSCには特殊なインターフェイスモジュールIFが設けられて
いる。この用途において、本発明によるこのようなベースステーションコントロ
ーラは、拡張ベースステーションコントローラXBSCと称する。PABXBT
Sは、次いで、GSMシステムの通常のBSC−BTSインターフェイスである
Abisにより拡張ベースステーションコントローラに接続される。PABX_
BTSは、通常のGSMベースステーションであるから、オフィスセル10のワ
イヤレスPABXの無線インターフェイスも、GSM推奨勧告に完全に従うGS
M/DCSインターフェイスである。その結果、従来のGSM/DCS移動ステ
ーションは、オフィスセル10においてコードレスハンドセット11として使用
することができる。しかしながら、本発明は、PABXシステムのベースステー
ションPABX_BTSが移動通信ネットワークの標準ベースステーションとは
異なる無線インターフェイス(例えば、DECT)を有するのを妨げるものでは
ない。その結果、PABXシステムの加入者ステーションは、両方の無線インタ
ーフェイスで動作できるように二重モード装置でなければならなくなり、これは
、好ましい実施形態に比して著しく不利なものとなる。
MSCと拡張ベースステーションコントローラXBSCとの間のAインターフ
ェイスは、何ら変更を伴わずに通常のGSMインターフェイスとして維持するこ
とができる。このように、本発明によれば、GSM/DCSインターフェイスの
特徴を、標準信号インターフェイスに変更を伴わずに標準PABXに与えること
ができる。PLMNネットワークに変更を必要とする唯一の要素は、拡張ベース
ステーションコントローラXBSCである。XBSCの容量は、PABX_BT
Sベースステーション及びPLMN_BTSベースステーションの両方に同時に
サービスするように分担される。従って、BSCとMSCとの間のおそらく長い
送信接続が、PABXにおいてローカル(内線)通話を行うときに回避される。
オフィスセル10では、確証及び暗号化のような移動通信ネットワークの標準的
な機能が依然として使用できる。
移動通信ネットワークの各加入者は、移動通信システムにおいて独特の識別、
例えば、GSMシステムにおけるIMSI(国際移動加入者識別)が割り当てら
れる。好ましい実施形態によれば、オフィスセルを使用する権利が与えられた移
動加入者には、更に、PABX加入者番号が割り当てられ、このようなPABX
加入者番号は、例えば、PABXの内線番号又は他の適当な識別である。IMS
I及びPABX加入者番号が与えられた加入者移動ステーションMSは、オフィ
スセル内ではコードレスハンドセットとして使用できると共に、オフィスセルの
外部では移動通信ネットワークの標準移動ステーションとして使用することがで
きる。移動着信通話のルート指定は、2つの方法で行われる。発呼側PSTNの
加入者がPABX加入者番号をダイヤルすると、PSTNは通話をワイヤレスP
ABXにルート指定し、そして移動ステーションへの通話の送信は、PABXと
XBSCとの間のインターフェイスIFを経て取り扱われる。発呼加入者が移動
通信ネットワークにおいて加入者に割り当てられた加入者番号(MSISDN番
号のような)をダイヤルすると、PSTNは、移動通信ネットワークのゲートウ
ェイMSCに通話を直接ルート指定する。オフィスセルにおいてMSから行われ
る通話は、XBSCによりPABXへルート指定される。このように、PABX
内線通話は、MSCの通話制御機能やMSCを経ての接続を伴わずに直接交換す
ることができる。
以下、種々の通話ルート指定手順について詳細に説明する。しかしながら、最
初に、拡張XBSCの構造及び動作、特にそのインターフェイスモジュールIF
を図2について説明する。
図2のブロック図は、ベースステーションコントローラXBSCを例示するも
のである。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、特に使用
するPABXの形式及び特性に基づいて多数の実施形態が存在することを理解さ
れたい。一般的に述べると、インターフェイスモジュールIFは、PABXの特
徴に基づいて実施され、PABXの信号及び加入者接続を変更せずに、標準PA
BXを拡張XBSCに接続することができる。ある場合には、PABXは、その
信号インターフェイス及び内線に関する限り、ベースステーションコントローラ
への接続に特に良く適するように調整することができる。しかしながら、全ての
変更は、PABXの加入者側即ち内線側に関連した信号及びスピーチ接続がXB
SCに接続され、公知のシステムのようにPABXベースステーションに直結さ
れないことを特徴とする。
図2のインターフェイスモジュールIFは、標準的なアナログPABXの内線
をこのインターフェイスモジュールIFに接続できるように実施される。PAB
Xは、n本の内線を有すると仮定する。この場合、インターフェイスモジュール
IFは、PABXの各内線ごとに1つづつ、N個のラインモジュールを有する。
各ラインモジュールは、D/A及びA/Dコンバータ21と、トランスコーダ2
2と、リング信号検出器23と、DTMF発生器30Nと、オフ/オンフックス
イッチ24とを備えている。D/Aコンバータ21は、PABX内線から受け取
ったアナログスピーチ信号をデジタル信号に変換し、これは、移動通信システム
のスピーチエンコード方法によりトランスコーダ22においてエンコードされた
後に、移動通信ネットワークへ送られる。同様に、移動通信ネットワークから受
け取られたエンコードされたスピーチ信号は、トランスコーダ22においてデコ
ードされ、そしてD/Aコンバータ21においてアナログスピーチ信号に変換さ
れ、これがPABXの内線に送られる。リング信号検出器23は、入呼びの場合
には、PABXにより当該内線に送られるリンギングトーンを検出するのに用い
られる。リンギングトーンが検出されると、検出器23は、信号DETを出力と
して与える。制御信号HOOKにより制御されるスイッチ24は、次いで、従来
の電話の場合と同様に、加入者が受話器を持ち上げる(オフフック)ことにより
通話に応答するか又は通話を発するようにしてPABX内線の加入者ループを閉
じると共に、従来の電話の場合と同様に、加入者が通話の終わりに受話器をフッ
クにかける(オンフック)ようにして加入者ループを開くのに使用される。二重
トーン多周波数(DTMF)発生器30は、従来の電話の内線においてダイヤ
ルが行われるのと同様に、PABX内線を経てワイヤレスPABX内線へ送られ
るべきトーン周波数ダイヤルデジットを発生するのに使用される。この発生器3
0は、制御信号DIALにより制御され、この信号は、移動ステーションMSの
GSM形式のダイヤル信号に基づいて発生される。
インターフェイスモジュールIFは、更に、全てのラインモジュールに共通の
コントローラ25を備えている。このコントローラ25は、リンギングトーン検
出器23l−23Nにより発生される検出信号DETNのための入力と、スイッチ
24l−24Nのための制御出力HOOKl−HOOKN及び発生器30のためのD
IALl−DIALNを備えている。コントローラ25は、更に、BSCの制御ユ
ニット28との信号リンクを有している。コントローラ28は、BSC内部スイ
ッチ29を制御し、そしてBSCに割り当てられた全ての通話制御及び信号デュ
ーティを取り扱う。
本発明による拡張XBSCでは、インターフェイスモジュールIFに信号イン
ターフェイス28が更に設けられ、これにより、BSCとビジター位置レジスタ
VLRとの間に信号リンクが形成される。本発明の好ましい実施形態では、当該
インターフェイスがGSMシステムにおいてMSCとVLRとの間に定められる
信号インターフェイス(Bインターフェイス)と同様である。Bインターフェイ
スは、GSM推奨勧告0902の第2.4.3章に規定されており、そこに使用
される信号は、MAP_B信号と称する。本発明に関する限り、暗号化及び確証
のような異なる種類の通話設定に関するデータベースの問合せ、及びおそらくは
位置の更新についても、ある形式のVLR−BSC信号リンクが存在することが
重要であるに過ぎない。このため、MAP_B信号インターフェイス28は、コ
ントローラ28によって使用される。
更に、XBSCのコントローラ28は、インターフェイスモジュールIFのP
ABX/IMSIデータベース26にアクセスする。データベース26は、オフ
ィスセル10及びPABXを使用する権利が与えられた移動加入者の識別IMS
Iを含む。更に、データベース26は、各IMSIと、それに対応するPABX
加入者番号、この場合は物理的なPABX内線との間のマッピングも通知する。
又、データベース26は、以下に述べるように、インターフェイスモジ
ュールIF自体のコントローラ25によっても使用される。
ベースステーションコントローラBSCのスイッチは、MSCに使用されるデ
ジタルスイッチであり、そのポートには、BSCとMSCとの間の接続部が接続
され、即ちBSCとPABX_BTSとの間の接続部、BSCと従来のベースス
テーションとの間の接続部、及びBSCとトランスコーダ22との間の接続部が
接続される。コントローラ28によって制御されて、スイッチ29は、これらの
接続部を互いに切り換え、移動通信ネットワークの標準手順及び以下に述べる本
発明の手順に基づいて通話をルート指定できるようにする。
以下、図1及び2の実施形態、及び図3及び4の信号図を参照して、移動着信
通話及び移動発信通話の確立を詳細に説明する。
移動着信通話
図4の信号チャートは、通話確立に関連した信号を包括的に示すものではない
ことに注意されたい。図3の目的は、通話設定に関連した情報交換を、本発明を
説明するに必要な程度に示すに過ぎない。従って、実際に、図3に示す信号以外
の通話設定信号も存在するが、これは、本発明にとって重要ではない。
PSTN又は他のPABX内線からPABXの内線1へ通話がなされたと仮定
する。その結果、PABXは、入呼びをBSCに何とかして通知し、当該内線の
移動ステーションMSに対して通話を設定しなければならない。この通話設定の
開始は、図3の信号チャートに、PABXからBSCへ送信されるSET_UP
メッセージで示されている。ある実施形態においては、これは実際のメッセージ
でもよい。PABXが本発明により変更されておらずそして内線がインターフェ
イスモジュールIFに直結された本発明の好ましい実施形態では、PABXが従
来の内線と同様に通話を確立する。換言すれば、PABXは、内線1にリンギン
グ信号を発生し、このリンギング信号は、インターフェイスモジュールIFのリ
ンギングトーン検出器23lにより検出される。検出器23lは、信号DETlを
アクティブにすることにより、リンギング信号を受信したことをコントローラ2
5に指示する。信号DETlのアクティブな状態は、内線1に到来信号があるこ
とをコントローラ25に指示する。コントローラ25は、PABXの内線1に対
応すると共に内線1の移動加入者を識別するIMSI識別子をデータベース
26からサーチする。これに続いて、コントローラ25は、検索されたIMSI
を含む通話設定コマンドをコントローラ28に与える。その結果、コントローラ
25は、スイッチ28を経てオフィスセルのベースステーションPABX_BT
SにページングメッセージPAGING_COMMANDを送信する。ベースス
テーションPABX_BTSは、このメッセージをオフィスセルの移動ステーシ
ョンMSへ送信する。ベースステーションPABX_BTSを経て、移動ステー
ションは、応答メッセージPAGING_RESPONSEをBSCに送信する
。
移動ステーションからの応答を受け取ると、BSCは、確証要求MAP_PR
OCESS_ACCESS_REQUEST(MAP_AUTHENTICAT
ION)をVLRに送信し、VLRは、MAP_PROCESS_REQUES
T_ACKメッセージをこれに応答する。これらメッセージは、GSMシステム
に通常使用されるものと同じ情報をMSCとVLRとの間に搬送する。本発明の
好ましい実施形態では、コントローラ28は、この信号伝送をMAP_B信号イ
ンターフェイス28を経て行う。
VLRからの応答を受け取ると、BSCのコントローラ28は、GSM推奨勧
告に基づいて確証要求AUTH_REQUESTをMSに送信し、MSは、GS
M推奨勧告に基づいて確証メッセージAUTH_RESPONSEでこれに応答
する。確証が首尾良く終わりそして移動ステーションMSがネットワークにアク
セスすることが許されると、暗号化モードが設定される。このため、BSCは、
MAP_PROC_ACC_REQ(CIPH_MODE)メッセージをVLR
に送信し、VLRは、MAP_PROC_ACC_REQ_ACKメッセージで
これに応答する。これらのメッセージは、GSMシステムに通常使用されるもの
と同じ情報をMSCとVLRとの間に搬送する。従って、BSCは、MSの暗号
化モードをCIPH_MODE_CMDメッセージと共に転送し、これは、MS
によりCIPH_MODE_COMメッセージで確認される。
暗号化モードが設定されると、ベースステーションPABX_BTSを通して
通話に割り当てられたトラフィックチャンネルを経てスイッチ29とMSとの間
に接続が設定される。これは、SET_UPメッセージで示される。MSはリン
ギングし、加入者が応答するときに、それに関する情報がコントローラ28に送
られ、コントローラ25がスイッチ24lをOFF_HOOK状態にセットする
ように指令する。これは、PABX内線1の加入者ループを閉じ、PABXは、
これを、加入者が内線において通話に応答したと解釈する。これは、図3に、C
ALL_CONFメッセージで示されている。加入者Bによる応答に関する情報
は、当然、他の形式のメッセージで送られる。このように、MSとPABXとの
間にスピーチ接続が確立される。
BSCは、オフィスセル10のエリア内ではPABX通話のみを確立する。上
記の例では、被呼MSがオフィスセル10内にいるかどうかの予めのチェックが
行われなかった。しかしながら、無益なページング信号を回避するために、ペー
ジングを開始する前に、VLRへの位置の問合せを行うことができる。
移動発信通話
以下、移動発信PABX通話の確立を、図4の信号チャートを参照して本発明
によるシステムにおいて説明する。図4の信号チャートは、通話設定信号の完全
な説明を意図するものではない。この図は、本発明を説明するのに必要な程度に
信号を示すものに過ぎない。実際に、信号には他のメッセージを含むことができ
るが、これら他のメッセージは、本発明にとって意味のないものである。
以下の説明では、オフィスセル10におけるコードレスハンドセットMSのユ
ーザが通話を行いたいと仮定する。移動通信ネットワークにおいて通常そうであ
るように、無線経路の通話設定信号は、ユーザが被呼者の番号をダイヤルしそし
て特定の「送信」ボタンを押した後にのみ開始する。ユーザが「送信」ボタンを
押すと、MSは、オフィスセル10のPABX_BTSに「チャンネル要求」メ
ッセージを送信し、これはBSCに送られる。BSCは、これに応答して「即時
指定」メッセージを送信する。これらは、両方とも、GSM推奨勧告に基づくメ
ッセージである。MSからの次のメッセージは、トランザクションの理由を含む
「CMサービス要求」である。このメッセージも、GSM推奨勧告に基づくもの
である。オフィスセル10においてPABX_BTSを経て接続要求が受け取ら
れたことにより、コントローラ28は、データベース26において、IMSIが
PABX加入者に属するかどうかチェックする。当該IMSIがデータベース2
6に含まれない場合には、通話の確立が移動通信ネットワークの標準的な手順
に基づいて進められる。
IMSIがPABX加入者に属している場合には、コントローラ28は、本発
明の通話設定手順をアクチベートし、通話がPABXにルート指定される。最初
に、BSCは、加入者を確証し、そして暗号化モードを設定し、BSCとVLR
との間、及びBSCとMSとの間には、図3に示したものと同様の信号が関連さ
れる。暗号化モードが設定されると、移動ステーションは、ダイヤルされた加入
者番号Bを含む通話確立メッセージSET_UPをBSCに送信する。データベ
ース26への以前の問合せに関連して、コントローラ28には、当該加入者のI
MSIがどのPABX内線に一致するかの情報が与えられている。IMSIがP
ABXの内線Nに対応すると仮定する。MSからSET_UPメッセージを受け
取ると、コントローラ28は、内線Nのスイッチ24NをOFF_HOOKにセ
ットするようにコントローラ25に指令する。その結果、内線Nの加入者ループ
が閉じる。PABXはこれに応答して内線にダイヤルトーンを発生し、そしてダ
イヤルされるのを待機する。ここで、コントローラ28は、コントローラ25に
加入者Bの番号を与える。コントローラ25は、加入者番号Bに基づいてDTM
Fデジットを発生するようにDTMF発生器30Fに指令する。加入者Bによる
PABXへの信号は、図4にB_NUMBERメッセージで示されている。加入
者Bの番号を受け取ると、PABXは、標準的な内線からダイヤルがなされたか
のように通話設定を行う。
ダイヤルと同時に、ダイヤルの後、又はダイヤルの前に、BSCは、PABX
_BTSを経て通話に割り当てられたトラフィックチャンネルにおいてスイッチ
29とMSとの間に接続を確立する。これは、図4にSET_UPメッセージで
示されている。加入者Bの番号がPABXへ転送されるや否や、コントローラは
トランスコーダ22Nを上記トラフィックチャンネルへ接続するようにスイッチ
29に指令する。従って、図4に「接続」と示された接続がMSとPABXとの
間に確立される。
通話の解除
移動ステーションが通話の解除を要求するときには、BSCが移動ステーショ
ンに応答を送り、それをオンフック状態に切り換える。MSのオンフック状態に
関する情報は、PABXに同時に信号送信される。本発明の好ましい実施形態で
は、これは、コントローラ28が当該PABX内線のスイッチ24をオンフック
状態にセットするようにコントローラ25に指令することにより行われる。その
結果、加入者ループが開き、PABXは、接続が遮断されたと解釈する。これに
続いて、通話に対しBSCに保持されたリソース及び接続が解除される。
他方の当事者が通話を終了すると決定すると、PABXは、内線にビジートー
ンを発生し、これは移動ステーションMSへも送られる。通常、これは、MSユ
ーザをオンフックさせ、即ちMS側から上記の通話解除をアクチベートさせる。
更に、インターフェイスモジュールIFには、ビジートーン検出器を設けること
ができ、これがアクチベートされると、コントローラ28は、GSM推奨勧告に
基づいて通話解除メッセージを移動ステーションへ送信する。この後者の場合に
は、MSのオンフック状態は、スイッチ24で加入者ループを開くことによって
PABXへ通知される。
移動ステーションのMSISDNになされた通話は、通常の仕方で(PABX
を経ずに)移動通信ネットワークに到達し、それに関連した通話設定は、MSが
オフィスセル10にあるか否かに係わりなく通常に行われる。
無線ネットワークのリソースを節約するために、オフィスセルからのハンドオ
ーバーは、最小に制限される。このような場合には、ハンドオーバーに代わって
通話の解除を受け入れることもでき。
更に、オフィスセル10を使用する権利が与えられた移動ステーションは、特
定のアクセス分類を有してもよい。このような場合は、他の全てのアクセス分類
がオフィスセルから禁止される。これにより、他の移動ステーションがオフィス
セルにロックされるのを防止することができる。例えば、GSM移動ステーショ
ンにおいては、加入者のアクセス分類に関する情報が加入者のSIMカード(加
入者識別モジュール)に位置され、これは、分類が移動ステーションのソフトウ
ェアへの変更を必要としないことを意味する。
以上、特定の実施形態を参照して本発明を説明したが、これは単なる例示に過
ぎず、本発明の精神及び範囲から逸脱せずに種々の変更や修正がなされ得ること
を理解されたい。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S
Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD
,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ
,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ,
DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I
L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK
,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,
MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R
U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR
,TT,UA,UG,US,UZ,VN
【要約の続き】
ワークの標準インターフェイスを有する。この考え方
は、固定ネットワークの標準的PABXに対し移動通信
システムの無線インターフェイスを形成できるようにす
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.移動サービス交換センター(MSC)、ベースステーションコントローラ(XBSC) 及びベースステーション(BTS)を含むセルラー移動通信ネットワークと、少なく とも1つのベースステーション(PABX _BTS)を有する構内交換システム(PABX)と を備えた通信システムにおいて、 PABXシステム(PABX)の加入者側がベースステーションコントローラ(XBS C)に接続されそしてトランク側が別の通信ネットワーク(PSTN)に接続され; PABXのベースステーション(PABX _BTS)がベースステーションコントロ ーラ(XBSC)に接続され; ベースステーションコントローラ(XBSC)が、PABXベースステーションか ら発信される加入者通話をPABXシステムへそしてPABXシステムを経て到 来する通話をPABXベースステーションへルート指定するように構成されたこ とを特徴とする通信システム。 2.上記ベースステーションコントローラは、例えば、加入者を確証するために 、移動通信ネットワークの加入者データベース(VLR)への信号リンク(28)を有す る請求項1に記載のシステム。 3.上記PABXシステム(PABX)の内線が、ベースステーションコントローラ(X BSC)に接続される請求項1又は2に記載のシステム。 4.上記ベースステーションコントローラ(XBSC)は、PABXシステムのサービ スを受ける権利を有する加入者に属するのは移動通信ネットワークのどの識別か に関する情報(26)を有する請求項1、2又は3に記載のシステム。 5.上記ベースステーションコントローラ(XBSC)は、移動通信ネットワークの識 別と、それに対応するPABX加入者番号又はPABX内線との間のマッピング 情報(26)を有する請求項4に記載のシステム。 6.上記ベースステーションコントローラは、PABXシステムにより要求され た仕方でPABXシステムの方向に及び移動通信ネットワークにより要求された 仕方で移動通信システムの方向に信号伝送するための信号ユニットを有する請求 項1、2、3、4又は5に記載のシステム。 7.PABX移動加入者番号への着信通話は、移動通信ネットワークにおいて標 準的な着信通話として移動通信ネットワークの加入者へルート指定される請求項 4に記載のシステム。 8.PABXベースステーション及び移動通信ネットワークは、異なる無線イン ターフェイスを有し、そしてPABX加入者装置は、両方の無線インターフェイ スにおいて動作できる二重モード装置である請求項1に記載のシステム。 9.移動サービス交換センター、ベースステーションコントローラ及びベースス テーションを含むセルラー移動通信ネットワークと、少なくとも1つのベースス テーションを有する構内交換(PABX)システムとを備えた通信システムにおいて出 呼びを確立する方法であって、加入者からPABXベースステーションを経てベ ースステーションコントローラへ接続要求を送信し、そして通話設定をアクチベ ートする段階を備えた方法において、 ベースステーションコントローラにおいて接続要求の送信者がPABX加入 者であるか移動通信ネットワークの標準加入者であるかをチェックし; PABX加入者の通話をベースステーションコントローラからPABXシス テムへルート指定し、該システムの加入者側はベースステーションコントローラ に接続されそしてそのトランク側は別の通信ネットワークに接続され;そして 加入者がPABX加入者でない場合にその通話を移動サービス交換センター に接続する、 という段階を備えたことを特徴とする方法。 10.ベースステーションコントローラからPABXシステムに通話をルート指定 する上記段階は、 例えば、内線において加入者ループを閉じることにより、PABXシステム に要求された仕方で加入者装置の内線をアクチベートするために、PABXシス テムへオフフック情報を伝送し、 例えば、DTMFダイヤルデジットをそのアクチベートされた内線へ送信す ることにより、PABXシステムに要求された仕方でPABXシステムへ加入者 のダイヤル信号を伝送する、 という段階を備えた請求項9に記載の方法。 11.移動サービス交換センター、ベースステーションコントローラ及びベースス テーションを含むセルラー移動通信ネットワークと、少なくとも1つのベースス テーションを有する構内交換(PABX)システムとを備えた通信システムにおいて着 信通話を確立する方法であって、PABX加入者に着信する通話がPABXシス テムに受け取られる方法において、 PABXシステムの加入者側及びPABXベースステーションが接続された ベースステーションコントローラにおいて構内交換システムから通話の確立を開 始し; ベースステーションコントローラからページングメッセージをPABXベー スステーションを経て上記PABX加入者へ送信し; PABX加入者から確認メッセージを受け取り; ベースステーションコントローラとPABX加入者との間に移動通信ネット ワークに基づく接続を確立し;そして PABX加入者と上記PABXシステムとの間にベースステーションコント ローラ及びPABXベースステーションを経てスピーチ接続を確立する、 という段階を備えたことを特徴とする方法。 12.上記ベースステーションコントローラは、各PABX加入者に対して、移動 通信ネットワークの識別と、それに対応するPABX加入者番号又はPABX内 線との間のマッピング情報を維持する請求項11に記載の方法。
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