JPH1048730A - 電子的画像表示手段を有するカメラ - Google Patents
電子的画像表示手段を有するカメラInfo
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- JPH1048730A JPH1048730A JP8202685A JP20268596A JPH1048730A JP H1048730 A JPH1048730 A JP H1048730A JP 8202685 A JP8202685 A JP 8202685A JP 20268596 A JP20268596 A JP 20268596A JP H1048730 A JPH1048730 A JP H1048730A
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- Japan
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- image
- silver halide
- camera
- electronic image
- electronic
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- Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
- Cameras In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トリミングプリントサイズ等のプリント参考
情報が銀塩フィルムの各駒毎に設定可能なカメラにおい
て、上記設定された情報に基づいた画像表示を電子的画
像表示手段にて行わせることにより、使用者がプリント
画像を容易に確認できるカメラを得る。 【解決手段】 撮影動作に同期して露光される被写体像
と略等価な電子画像を電子画像作成手段10により作成
し、これを電子的画像表示手段11、53にて表示する
とともに、プリント参考情報設定手段36、37、3
8、47、48、49により設定された情報に応じて表
示手段11、53の表示状態を変化させる。
情報が銀塩フィルムの各駒毎に設定可能なカメラにおい
て、上記設定された情報に基づいた画像表示を電子的画
像表示手段にて行わせることにより、使用者がプリント
画像を容易に確認できるカメラを得る。 【解決手段】 撮影動作に同期して露光される被写体像
と略等価な電子画像を電子画像作成手段10により作成
し、これを電子的画像表示手段11、53にて表示する
とともに、プリント参考情報設定手段36、37、3
8、47、48、49により設定された情報に応じて表
示手段11、53の表示状態を変化させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀塩フィルムを使
用するカメラ(以下銀塩カメラと略称する)、特に被写
体像を確認するための電子ビュ−ファインダやモニタ画
面等の電子的画像表示手段を有した銀塩カメラに関す
る。
用するカメラ(以下銀塩カメラと略称する)、特に被写
体像を確認するための電子ビュ−ファインダやモニタ画
面等の電子的画像表示手段を有した銀塩カメラに関す
る。
【0002】
【従来技術】電子技術の発展に伴い、被写体像を銀塩フ
ィルムに撮影するとともに、被写体像確認用ファインダ
を電子ビューファインダとした銀塩カメラが、特開平7
−203256号公報や特開平8−70399号公報,
特開平7−261254号公報等で提案されている。こ
れらのカメラは、銀塩フィルムへの露光動作に同期して
被写体像データを撮像素子から取り込み、撮影動作終了
後に、銀塩フィルムに露光される被写体像とほぼ等価な
像を電子ビューファインダにて表示するものである。ま
た、被写体像を確認するための装置として例えばカメラ
ボディの背面等に液晶等からなるモニタ画面を設けたカ
メラも知られている。一方、近年、磁気記録部が設けら
れているフィルムが実用化されている。この磁気記録部
に、撮影画像内のどの部分をプリントするかというトリ
ミングプリント範囲、プリント濃度、色補正等の“プリ
ント参考情報”を撮影時に記録しておけば、プリント時
に撮影者の意図にあった、より高品位のプリントを作成
することができる。
ィルムに撮影するとともに、被写体像確認用ファインダ
を電子ビューファインダとした銀塩カメラが、特開平7
−203256号公報や特開平8−70399号公報,
特開平7−261254号公報等で提案されている。こ
れらのカメラは、銀塩フィルムへの露光動作に同期して
被写体像データを撮像素子から取り込み、撮影動作終了
後に、銀塩フィルムに露光される被写体像とほぼ等価な
像を電子ビューファインダにて表示するものである。ま
た、被写体像を確認するための装置として例えばカメラ
ボディの背面等に液晶等からなるモニタ画面を設けたカ
メラも知られている。一方、近年、磁気記録部が設けら
れているフィルムが実用化されている。この磁気記録部
に、撮影画像内のどの部分をプリントするかというトリ
ミングプリント範囲、プリント濃度、色補正等の“プリ
ント参考情報”を撮影時に記録しておけば、プリント時
に撮影者の意図にあった、より高品位のプリントを作成
することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の被写
体像を確認するための電子ビューファインダやモニタ画
面等の電子的画像表示手段を有する銀塩カメラは、銀塩
フィルムの撮影画面とほぼ等価な画像を表示することに
重点を置いており、フィルムの磁気記録部にトリミング
プリント範囲やプリント濃度、色補正等のプリント参考
情報が記録されている場合の画像表示に関しては考慮さ
れていないものであった。本発明の目的は、被写体像を
確認するための電子的画像表示手段を有する銀塩カメラ
において、上述の磁気記録部に記録されているプリント
参考情報に基づいて作成されるプリントとほぼ等価な被
写体像を電子的画像表示手段にて表示可能なカメラを提
供することにある。
体像を確認するための電子ビューファインダやモニタ画
面等の電子的画像表示手段を有する銀塩カメラは、銀塩
フィルムの撮影画面とほぼ等価な画像を表示することに
重点を置いており、フィルムの磁気記録部にトリミング
プリント範囲やプリント濃度、色補正等のプリント参考
情報が記録されている場合の画像表示に関しては考慮さ
れていないものであった。本発明の目的は、被写体像を
確認するための電子的画像表示手段を有する銀塩カメラ
において、上述の磁気記録部に記録されているプリント
参考情報に基づいて作成されるプリントとほぼ等価な被
写体像を電子的画像表示手段にて表示可能なカメラを提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のカメラは、被写
体像を撮影する銀塩フィルムと、撮影動作すなわちこの
銀塩フィルムへの露光動作に同期して上記銀塩フィルム
上に露光された被写体像とほぼ等価な電子画像を作成す
る電子画像作成手段と、上記電子画像作成手段出力に基
づき被写体像を表示する電子的画像表示手段と、各撮影
駒毎にプリント参考情報を設定可能な情報設定手段と、
上記プリント参考情報に基づき上記電子的画像表示手段
に表示される画像に所定の処理を施す処理手段とを具備
している。また本発明のカメラは、モニタ画面を有し銀
塩フィルムを装填可能なカメラであって、上記銀塩フィ
ルムへの露光動作に同期して上記銀塩フィルム上に露光
された被写体像とほぼ等価な電子画像を作成する電子画
像作成手段と、上記電子画像を上記モニタ画面に表示す
る表示手段と、各撮影駒毎にプリント参考情報を設定可
能な設定手段と、上記プリント参考情報を用いて上記モ
ニタ画面に表示される画像に所定の処理を施す処理手段
とを具備している。また本発明のカメラは、モニタ画面
を有し銀塩カメラを装填可能なカメラであって、上記銀
塩フィルムへの露光動作に同期して上記銀塩フィルム上
に露光された被写体像とほぼ等価な電子画像を作成する
電子画像作成手段と、上記電子画像を上記モニタ画面に
表示する表示手段と、トリミングプリント範囲を設定す
るための設定手段と、上記トリミングプリント範囲に関
する情報に応じて上記モニタ画面上にマスキング処理を
施すマスキング手段と、を具備している。
体像を撮影する銀塩フィルムと、撮影動作すなわちこの
銀塩フィルムへの露光動作に同期して上記銀塩フィルム
上に露光された被写体像とほぼ等価な電子画像を作成す
る電子画像作成手段と、上記電子画像作成手段出力に基
づき被写体像を表示する電子的画像表示手段と、各撮影
駒毎にプリント参考情報を設定可能な情報設定手段と、
上記プリント参考情報に基づき上記電子的画像表示手段
に表示される画像に所定の処理を施す処理手段とを具備
している。また本発明のカメラは、モニタ画面を有し銀
塩フィルムを装填可能なカメラであって、上記銀塩フィ
ルムへの露光動作に同期して上記銀塩フィルム上に露光
された被写体像とほぼ等価な電子画像を作成する電子画
像作成手段と、上記電子画像を上記モニタ画面に表示す
る表示手段と、各撮影駒毎にプリント参考情報を設定可
能な設定手段と、上記プリント参考情報を用いて上記モ
ニタ画面に表示される画像に所定の処理を施す処理手段
とを具備している。また本発明のカメラは、モニタ画面
を有し銀塩カメラを装填可能なカメラであって、上記銀
塩フィルムへの露光動作に同期して上記銀塩フィルム上
に露光された被写体像とほぼ等価な電子画像を作成する
電子画像作成手段と、上記電子画像を上記モニタ画面に
表示する表示手段と、トリミングプリント範囲を設定す
るための設定手段と、上記トリミングプリント範囲に関
する情報に応じて上記モニタ画面上にマスキング処理を
施すマスキング手段と、を具備している。
【0005】
【発明の実施の形態】まず本発明における実施の形態で
の主要な部分を概略的に説明する。第1に、このカメラ
はフィルムへの露光動作に同期して上記フィルム上に露
光された被写体像とほぼ等価な電子画像を作成可能に構
成されている。第2に、その電子画像を表示する電子ビ
ュ−ファインダ、モニタ装置等の電子的画像表示手段を
有している。第3に、各撮影駒毎にプリント作成時に参
考となる情報を設定可能とされている。第4に、上記電
子画像を上記電子的画像表示手段の画面に表示する際に
は上記プリント参考情報を考慮した処理が施される。上
記のプリント参考情報とは、前述した如く、例えばトリ
ミングプリントの範囲、プリント濃度、色補正等、銀塩
フィルムに記録された像をプリントするにあたって像の
補正のために参考となる種々の情報である。
の主要な部分を概略的に説明する。第1に、このカメラ
はフィルムへの露光動作に同期して上記フィルム上に露
光された被写体像とほぼ等価な電子画像を作成可能に構
成されている。第2に、その電子画像を表示する電子ビ
ュ−ファインダ、モニタ装置等の電子的画像表示手段を
有している。第3に、各撮影駒毎にプリント作成時に参
考となる情報を設定可能とされている。第4に、上記電
子画像を上記電子的画像表示手段の画面に表示する際に
は上記プリント参考情報を考慮した処理が施される。上
記のプリント参考情報とは、前述した如く、例えばトリ
ミングプリントの範囲、プリント濃度、色補正等、銀塩
フィルムに記録された像をプリントするにあたって像の
補正のために参考となる種々の情報である。
【0006】次に本発明の第1の実施の形態として、ト
リミングプリントの範囲を参考情報とした場合につき説
明する。なお、現在実用化されているトリミングカメラ
は、トリミングプリントする範囲を3つの画面サイズで
表し、その画面サイズのうちの1つを選択する構成とな
っている。すなわちトリミングプリント範囲をあらかじ
め設定された3種類の内から選択する構成であり、画面
サイズが選択可能なカメラと言い換えることもできる。
以下の説明ではこの様なカメラを基にしているが、この
トリミング範囲を全く任意に設定できる様にしたカメラ
であっても本発明が適用できることは勿論である。ここ
で上記実用化されているトリミングカメラについて見る
と、上記3つの画面サイズは図2に示されるような寸法
となっている。すなわちこのフィルムの一駒分の画面
は、縦16.7mm、横30.2mmとされ、これは通
常Hタイプ(ハイビジョンサイズタイプ)といわれる。
一方、縦寸法をそのままにして横寸法を23mmにした
サイズは通常Cタイプ(コンベンショナルサイズタイ
プ)といわれる。また横寸法をそのままに縦寸法を10
mmにしたサイズは通常Pタイプ(パノラマサイズタイ
プ)といわれる。これらのサイズの縦横比は、Cタイプ
が1:1.5、Hタイプが1:1.8、Pタイプが1:
2.8である。
リミングプリントの範囲を参考情報とした場合につき説
明する。なお、現在実用化されているトリミングカメラ
は、トリミングプリントする範囲を3つの画面サイズで
表し、その画面サイズのうちの1つを選択する構成とな
っている。すなわちトリミングプリント範囲をあらかじ
め設定された3種類の内から選択する構成であり、画面
サイズが選択可能なカメラと言い換えることもできる。
以下の説明ではこの様なカメラを基にしているが、この
トリミング範囲を全く任意に設定できる様にしたカメラ
であっても本発明が適用できることは勿論である。ここ
で上記実用化されているトリミングカメラについて見る
と、上記3つの画面サイズは図2に示されるような寸法
となっている。すなわちこのフィルムの一駒分の画面
は、縦16.7mm、横30.2mmとされ、これは通
常Hタイプ(ハイビジョンサイズタイプ)といわれる。
一方、縦寸法をそのままにして横寸法を23mmにした
サイズは通常Cタイプ(コンベンショナルサイズタイ
プ)といわれる。また横寸法をそのままに縦寸法を10
mmにしたサイズは通常Pタイプ(パノラマサイズタイ
プ)といわれる。これらのサイズの縦横比は、Cタイプ
が1:1.5、Hタイプが1:1.8、Pタイプが1:
2.8である。
【0007】次に、上記第1の実施の形態が適用される
カメラの構成について、図1のブロック図を用いて説明
する。このカメラは、カメラシーケンスを制御する制御
回路9と、その制御回路9からの制御信号に従って動作
する種々の機構とから構成されている。また、このカメ
ラに装着された撮影レンズには、撮影光学系1と絞り部
材13が設けられている。この絞り部材13は、撮影時
には設定された絞り開口値まで絞り込まれるように絞り
駆動機構20によって駆動される。撮影光学系1の後方
のカメラ本体のミラーボックス(図示省略)内には、被
写体光を上方に反射するための可動ミラー2が配置され
ている。この可動ミラー2の上方には、被写体像を結像
するためのフォーカシングスクリーン3が配置され更に
その上方には、画面枠をファインダ内にスーパーインポ
ーズするための液晶表示板39が配置されている。この
液晶表示板39には、図3に示すように、16個の表示
エレメント100〜115が配置されており、これらの
点灯/消灯を組み合わせることで上記3つの画面枠を表
示するようになっている。今、Hタイププリントが選択
されていれば、表示エレメント100,108,10
9,110,101,111,112,113が点灯す
る。また、Cタイププリントが選択されていれば、表示
エレメント100,103,106,104,101,
105,107,102が点灯する。また、Pタイププ
リントが選択されていれば、表示エレメント114,1
09,115,112が点灯する。この表示エレメント
のどれを点灯させるかは、制御回路9からの指示に基づ
いて液晶駆動回路40が決定する。この液晶表示板39
のさらに上方には、被写体像の左右を反転させるための
ペンタプリズム4が固設され、このペンタプリズム4の
被写体光の出射側にファインダ接眼部5が設けてある。
カメラの構成について、図1のブロック図を用いて説明
する。このカメラは、カメラシーケンスを制御する制御
回路9と、その制御回路9からの制御信号に従って動作
する種々の機構とから構成されている。また、このカメ
ラに装着された撮影レンズには、撮影光学系1と絞り部
材13が設けられている。この絞り部材13は、撮影時
には設定された絞り開口値まで絞り込まれるように絞り
駆動機構20によって駆動される。撮影光学系1の後方
のカメラ本体のミラーボックス(図示省略)内には、被
写体光を上方に反射するための可動ミラー2が配置され
ている。この可動ミラー2の上方には、被写体像を結像
するためのフォーカシングスクリーン3が配置され更に
その上方には、画面枠をファインダ内にスーパーインポ
ーズするための液晶表示板39が配置されている。この
液晶表示板39には、図3に示すように、16個の表示
エレメント100〜115が配置されており、これらの
点灯/消灯を組み合わせることで上記3つの画面枠を表
示するようになっている。今、Hタイププリントが選択
されていれば、表示エレメント100,108,10
9,110,101,111,112,113が点灯す
る。また、Cタイププリントが選択されていれば、表示
エレメント100,103,106,104,101,
105,107,102が点灯する。また、Pタイププ
リントが選択されていれば、表示エレメント114,1
09,115,112が点灯する。この表示エレメント
のどれを点灯させるかは、制御回路9からの指示に基づ
いて液晶駆動回路40が決定する。この液晶表示板39
のさらに上方には、被写体像の左右を反転させるための
ペンタプリズム4が固設され、このペンタプリズム4の
被写体光の出射側にファインダ接眼部5が設けてある。
【0008】また、上記可動ミラー2はハーフミラー構
造になっており、その後方にはサブミラー6が配置され
ていて、被写体観察時には、被写体光の一部がこのサブ
ミラー6で図面上の左斜め下方に導かれる。上記可動ミ
ラー2はミラーボックスの上方に可動軸2aを有し、サ
ブミラー6はミラーボックスの底部側に可動軸6aを有
し、各々撮影時にはミラー駆動機構21によって撮影光
路外に退避するように駆動される。また上記ミラーボッ
クスの底部には被写体像をアナログイメージデータに変
換するための撮像素子8が設けられており、上記サブミ
ラー6で反射された被写体光を受けるようになってい
る。この撮像素子8は画像処理回路10に接続されてお
り、この画像処理回路10は、制御回路9からの制御信
号によって制御され、撮像素子8からのアナログイメー
ジデータをデジタルイメージデータに変換すると共に、
撮像素子8の制御を行う。また、上記画像処理回路10
は画像メモリ12と双方向で接続されており、制御回路
9からの制御信号に応じてデジタルイメージデータを画
像メモリ12に記憶させたり、画像メモリ12に記憶さ
れた画像データを読み出してモニタ11の表示画面53
に表示させたりする。さらに、この画像処理回路10
は、画像データをモニタ11に表示させる際に制御回路
9からの画面サイズ情報に基づいて表示画像のマスキン
グも行う。尚、これに関しては、後に具体例を示して説
明する。また、カメラ本体内に装填された銀塩フィルム
15は、フィルム給送機構23によって駆動され、その
給送量は給送量検知機構24によって検知される。
造になっており、その後方にはサブミラー6が配置され
ていて、被写体観察時には、被写体光の一部がこのサブ
ミラー6で図面上の左斜め下方に導かれる。上記可動ミ
ラー2はミラーボックスの上方に可動軸2aを有し、サ
ブミラー6はミラーボックスの底部側に可動軸6aを有
し、各々撮影時にはミラー駆動機構21によって撮影光
路外に退避するように駆動される。また上記ミラーボッ
クスの底部には被写体像をアナログイメージデータに変
換するための撮像素子8が設けられており、上記サブミ
ラー6で反射された被写体光を受けるようになってい
る。この撮像素子8は画像処理回路10に接続されてお
り、この画像処理回路10は、制御回路9からの制御信
号によって制御され、撮像素子8からのアナログイメー
ジデータをデジタルイメージデータに変換すると共に、
撮像素子8の制御を行う。また、上記画像処理回路10
は画像メモリ12と双方向で接続されており、制御回路
9からの制御信号に応じてデジタルイメージデータを画
像メモリ12に記憶させたり、画像メモリ12に記憶さ
れた画像データを読み出してモニタ11の表示画面53
に表示させたりする。さらに、この画像処理回路10
は、画像データをモニタ11に表示させる際に制御回路
9からの画面サイズ情報に基づいて表示画像のマスキン
グも行う。尚、これに関しては、後に具体例を示して説
明する。また、カメラ本体内に装填された銀塩フィルム
15は、フィルム給送機構23によって駆動され、その
給送量は給送量検知機構24によって検知される。
【0009】また、銀塩フィルム15の裏面(ベース
面)には、磁気記録部が設けられており(不図示)、磁
気ヘッド25にて磁気情報を記録可能となっている。上
記磁気記録部への記録データは制御回路9で生成され、
磁気記録回路26がその磁気記録データを受けて磁気ヘ
ッド25を駆動する。銀塩フィルム15の前面にはシャ
ッタ14が配置されており、撮影時にはシャッタ駆動機
構22によって開閉制御される。また、制御回路9に
は、カメラの裏蓋の開閉状態を検知するための裏蓋スイ
ッチ31,撮影モードと表示モードのいずれか一方を設
定するためのモードスイッチ32,レリーズスイッチ3
3,モニタ11に表示される画像を選択するための表示
アップスイッチ34および表示ダウンスイッチ35,H
タイププリントを指示するためのHスイッチ36,Cタ
イププリントを指示するためのCスイッチ37,Pタイ
ププリントを指示するためのPスイッチ38,巻戻動作
の実行を指示する巻戻スイッチ41が接続されている。
これらHスイッチ36、Cスイッチ37、Pスイッチ3
8はプリント参考情報としてのトリミングプリント範囲
を設定する情報設定手段の少なくとも一部を構成してい
る。また表示アップスイッチ34、表示ダウンスイッチ
35は表示画像選択手段の少なくとも一部を構成してい
る。
面)には、磁気記録部が設けられており(不図示)、磁
気ヘッド25にて磁気情報を記録可能となっている。上
記磁気記録部への記録データは制御回路9で生成され、
磁気記録回路26がその磁気記録データを受けて磁気ヘ
ッド25を駆動する。銀塩フィルム15の前面にはシャ
ッタ14が配置されており、撮影時にはシャッタ駆動機
構22によって開閉制御される。また、制御回路9に
は、カメラの裏蓋の開閉状態を検知するための裏蓋スイ
ッチ31,撮影モードと表示モードのいずれか一方を設
定するためのモードスイッチ32,レリーズスイッチ3
3,モニタ11に表示される画像を選択するための表示
アップスイッチ34および表示ダウンスイッチ35,H
タイププリントを指示するためのHスイッチ36,Cタ
イププリントを指示するためのCスイッチ37,Pタイ
ププリントを指示するためのPスイッチ38,巻戻動作
の実行を指示する巻戻スイッチ41が接続されている。
これらHスイッチ36、Cスイッチ37、Pスイッチ3
8はプリント参考情報としてのトリミングプリント範囲
を設定する情報設定手段の少なくとも一部を構成してい
る。また表示アップスイッチ34、表示ダウンスイッチ
35は表示画像選択手段の少なくとも一部を構成してい
る。
【0010】図4は、本発明を適用した一眼レフカメラ
の外観図である。カメラ本体42の背面の上部には前記
ファインダ接眼部5の接眼レンズ57が、グリップ部に
はレリーズ釦40が、背面の中央部には上記モニタ11
における画像表示用のモニタ画面53がそれぞれ設けら
れている。このモニタ11の画面53は電子的画像表示
手段を構成している。このモニタ画面53の外側には、
撮影モードと表示モードのいずれかを選択的に設定する
ために手動操作されるスライド式のモ−ド設定部材44
が設けられており、EXPマ−クとDISPマ−クとの
間でスライドすることにより、前述のモードスイッチ3
2を作動させる。また、上記背面のモニタ画面43を挟
んでモード設定部材44と反対側には、既に記憶されて
いる画像を選択して表示するためのアップ釦45とダウ
ン釦46の2つのプッシュ式の釦が配置されている。こ
のアップ釦45は前記表示アップスイッチ34を作動さ
せ、ダウン釦46は前記表示ダウンスイッチ35を作動
させる。また、ダウン釦46の下方には、前述のHスイ
ッチ36を作動させるHタイプ選択釦47と、上述のC
スイッチ37を作動させるCタイプ選択釦48と、上述
のPスイッチ38を作動させるPタイプ選択釦49とが
配置されている。これらHタイプ選択釦47、Cタイプ
選択釦48、Pタイプ選択釦49はプリント参考情報と
してのトリミングプリント範囲を設定する情報設定手段
の少なくとも一部を構成している。またアップ釦45、
ダウン釦46は表示画像選択手段の少なくとも一部を構
成している。
の外観図である。カメラ本体42の背面の上部には前記
ファインダ接眼部5の接眼レンズ57が、グリップ部に
はレリーズ釦40が、背面の中央部には上記モニタ11
における画像表示用のモニタ画面53がそれぞれ設けら
れている。このモニタ11の画面53は電子的画像表示
手段を構成している。このモニタ画面53の外側には、
撮影モードと表示モードのいずれかを選択的に設定する
ために手動操作されるスライド式のモ−ド設定部材44
が設けられており、EXPマ−クとDISPマ−クとの
間でスライドすることにより、前述のモードスイッチ3
2を作動させる。また、上記背面のモニタ画面43を挟
んでモード設定部材44と反対側には、既に記憶されて
いる画像を選択して表示するためのアップ釦45とダウ
ン釦46の2つのプッシュ式の釦が配置されている。こ
のアップ釦45は前記表示アップスイッチ34を作動さ
せ、ダウン釦46は前記表示ダウンスイッチ35を作動
させる。また、ダウン釦46の下方には、前述のHスイ
ッチ36を作動させるHタイプ選択釦47と、上述のC
スイッチ37を作動させるCタイプ選択釦48と、上述
のPスイッチ38を作動させるPタイプ選択釦49とが
配置されている。これらHタイプ選択釦47、Cタイプ
選択釦48、Pタイプ選択釦49はプリント参考情報と
してのトリミングプリント範囲を設定する情報設定手段
の少なくとも一部を構成している。またアップ釦45、
ダウン釦46は表示画像選択手段の少なくとも一部を構
成している。
【0011】そして、被写体41にカメラ本体42を向
けると、その被写体41の像は光学ファインダの接眼部
5を介して観察できる。ここで、上記モード設定部材4
4の「EXP」側への設定が制御回路9へ入力されると
露光動作が可能となる。この状態でレリーズ釦40を操
作すると、被写体41が銀塩フィルム15に露光され
る。また、この露光動作に同期して、銀塩フィルム15
に露光された被写体像とほぼ等価な電子画像が画像メモ
リ12に記憶される。一方、上記モード設定部材44を
「DISP」側に設定すると、制御回路9は画像メモリ
12に記憶された画像の再生を行わせるようになってい
る。また、モード設定部材44を「DISP」側に設定
したままアップ釦45またはダウン釦46を操作する
と、現在表示されている画像以外の画像(ダウン釦46
が操作されれば1つ前の画像、アップ釦45が操作され
れば次の画像)が表示される。このとき、撮影時にPタ
イプもしくはCタイプが選択されていれば、それに応じ
て図5にPM,CMとして示すように画面の一部がマス
キングされて表示される。この状態で、前記Hタイプ選
択釦47,Cタイプ選択釦48,Pタイプ選択釦49の
いずれかを再度操作して異なる画面サイズを選択する
と、新たな画面サイズに従ってマスキング範囲が変更さ
れる。
けると、その被写体41の像は光学ファインダの接眼部
5を介して観察できる。ここで、上記モード設定部材4
4の「EXP」側への設定が制御回路9へ入力されると
露光動作が可能となる。この状態でレリーズ釦40を操
作すると、被写体41が銀塩フィルム15に露光され
る。また、この露光動作に同期して、銀塩フィルム15
に露光された被写体像とほぼ等価な電子画像が画像メモ
リ12に記憶される。一方、上記モード設定部材44を
「DISP」側に設定すると、制御回路9は画像メモリ
12に記憶された画像の再生を行わせるようになってい
る。また、モード設定部材44を「DISP」側に設定
したままアップ釦45またはダウン釦46を操作する
と、現在表示されている画像以外の画像(ダウン釦46
が操作されれば1つ前の画像、アップ釦45が操作され
れば次の画像)が表示される。このとき、撮影時にPタ
イプもしくはCタイプが選択されていれば、それに応じ
て図5にPM,CMとして示すように画面の一部がマス
キングされて表示される。この状態で、前記Hタイプ選
択釦47,Cタイプ選択釦48,Pタイプ選択釦49の
いずれかを再度操作して異なる画面サイズを選択する
と、新たな画面サイズに従ってマスキング範囲が変更さ
れる。
【0012】次に、上述の如く構成されているカメラの
動作を、図6以降の動作フローチャートで説明する。図
6は、メインシーケンスを示すフローチャートである。
尚、このフローチャートにおいては、簡単化のためにフ
ィルムカートリッジの装填以降についてのみ説明してい
る。まず、S1にて裏蓋スイッチ31のオンオフをチェ
ックすることにより、裏蓋の開閉状態を検出する。フィ
ルムカートリッジが装填されてカメラの裏蓋が閉状態に
なったと判断したら、S2の<空送>サブルーチンを実
行してフィルム15を第1駒まで送る。続いて、S3に
てフィルム感度や撮影枚数等のフィルム情報をフィルム
カートリッジに設けられた情報記録部位から読み込む。
そして、S4にて、すべての比率レジスタに0を入れて
初期化する。この比率レジスタは、各駒毎の画面サイズ
を記憶しておくためのレジスタで、各撮影駒のそれぞれ
に対応して用意されており、上述のHタイプ選択釦47
を操作すると「0」、Cタイプ選択釦48を操作すると
「1」、Pタイプ選択釦49を操作すると「2」がセッ
トされる。したがって、S4においてすべての撮影駒数
分の比率レジスタすべてに「0」を入れることによっ
て、初期状態ではHタイププリントが選択されたことに
なる。次に、S5にて駒数カウンタに「1」を入れて初
期化する。次に、S6にて駒数カウンタの内容から1を
引いた値をアドレスレジスタに設定する。このアドレス
レジスタは、撮影駒番号と対応付けて画像メモリ12に
記憶される被写体画像のアドレスを設定するためのレジ
スタである。
動作を、図6以降の動作フローチャートで説明する。図
6は、メインシーケンスを示すフローチャートである。
尚、このフローチャートにおいては、簡単化のためにフ
ィルムカートリッジの装填以降についてのみ説明してい
る。まず、S1にて裏蓋スイッチ31のオンオフをチェ
ックすることにより、裏蓋の開閉状態を検出する。フィ
ルムカートリッジが装填されてカメラの裏蓋が閉状態に
なったと判断したら、S2の<空送>サブルーチンを実
行してフィルム15を第1駒まで送る。続いて、S3に
てフィルム感度や撮影枚数等のフィルム情報をフィルム
カートリッジに設けられた情報記録部位から読み込む。
そして、S4にて、すべての比率レジスタに0を入れて
初期化する。この比率レジスタは、各駒毎の画面サイズ
を記憶しておくためのレジスタで、各撮影駒のそれぞれ
に対応して用意されており、上述のHタイプ選択釦47
を操作すると「0」、Cタイプ選択釦48を操作すると
「1」、Pタイプ選択釦49を操作すると「2」がセッ
トされる。したがって、S4においてすべての撮影駒数
分の比率レジスタすべてに「0」を入れることによっ
て、初期状態ではHタイププリントが選択されたことに
なる。次に、S5にて駒数カウンタに「1」を入れて初
期化する。次に、S6にて駒数カウンタの内容から1を
引いた値をアドレスレジスタに設定する。このアドレス
レジスタは、撮影駒番号と対応付けて画像メモリ12に
記憶される被写体画像のアドレスを設定するためのレジ
スタである。
【0013】続いて、S7にてモード設定部材44に連
動するモードスイッチ32をチェックする。ここで、モ
ード設定部材44が撮影モード(EXPマ−ク側)に設
定されていない場合には、S8の<表示>サブルーチン
を実行することで表示モードに移行する。この表示モー
ドに関しては、後述する。一方、撮影モードが設定され
ている場合には、S9にてレリーズ釦40に連動するレ
リーズスイッチ33をチェックする。モード設定部材4
4が撮影モードに設定され、レリーズ釦40が操作され
ていなければ、S10にて<F内表示>のサブルーチン
を実行しながらS7→S9→S10を繰り返す。
動するモードスイッチ32をチェックする。ここで、モ
ード設定部材44が撮影モード(EXPマ−ク側)に設
定されていない場合には、S8の<表示>サブルーチン
を実行することで表示モードに移行する。この表示モー
ドに関しては、後述する。一方、撮影モードが設定され
ている場合には、S9にてレリーズ釦40に連動するレ
リーズスイッチ33をチェックする。モード設定部材4
4が撮影モードに設定され、レリーズ釦40が操作され
ていなければ、S10にて<F内表示>のサブルーチン
を実行しながらS7→S9→S10を繰り返す。
【0014】ここで、<F内表示>のサブルーチンにつ
いて、図7を用いて説明する。このサブルーチンは、選
択されている画面サイズに対応する画面枠をファインダ
内にスーパーインポーズするサブルーチンである。この
サブルーチンにおいては、S100にてPタイププリン
トを指示するためのPスイッチ38がONしているか否
かを判断し、ONしていればS101にて現在の撮影駒
に対応する比率レジスタに「2」を入れて、S106に
進む。ONしていなければ、S102にてCタイププリ
ントを指示するためのCスイッチ37がONしているか
否かを判断し、ONしていればS103にて現在の撮影
駒に対応する比率レジスタに「1」を入れて、S106
に進む。ONしていなければ、S104にてHタイププ
リントを指示するためのHスイッチ36がONしている
か否かを判断し、ONしていればS105にて現在の撮
影駒に対応する比率レジスタに「0」を入れて、S10
6に進む。Hスイッチ36もONしていない場合には、
比率レジスタの内容を変更せずにS106に進む。S1
06では、比率レジスタの内容を前述の液晶駆動回路4
0に転送する。それを受けた液晶駆動回路40は、上述
のように表示エレメント100〜115を選択的に点灯
させて、画面枠をファインダ内にスーパーインポーズす
る。
いて、図7を用いて説明する。このサブルーチンは、選
択されている画面サイズに対応する画面枠をファインダ
内にスーパーインポーズするサブルーチンである。この
サブルーチンにおいては、S100にてPタイププリン
トを指示するためのPスイッチ38がONしているか否
かを判断し、ONしていればS101にて現在の撮影駒
に対応する比率レジスタに「2」を入れて、S106に
進む。ONしていなければ、S102にてCタイププリ
ントを指示するためのCスイッチ37がONしているか
否かを判断し、ONしていればS103にて現在の撮影
駒に対応する比率レジスタに「1」を入れて、S106
に進む。ONしていなければ、S104にてHタイププ
リントを指示するためのHスイッチ36がONしている
か否かを判断し、ONしていればS105にて現在の撮
影駒に対応する比率レジスタに「0」を入れて、S10
6に進む。Hスイッチ36もONしていない場合には、
比率レジスタの内容を変更せずにS106に進む。S1
06では、比率レジスタの内容を前述の液晶駆動回路4
0に転送する。それを受けた液晶駆動回路40は、上述
のように表示エレメント100〜115を選択的に点灯
させて、画面枠をファインダ内にスーパーインポーズす
る。
【0015】図6のS9に戻って、レリーズ釦40が操
作され、レリーズスイッチ33がオンとなると、S50
の<露光>サブルーチンでもって露光動作が行われる。
この露光動作は上記可動ミラー2を上昇させ、サブミラ
ー6を下降させると共に、絞り部材13による絞り込み
動作を行い、その後シャッタ14を開放し、銀塩フィル
ム上に被写体像を露光する動作を行うが、詳細は公知の
技術であるので省略する。露光動作が終了すると、S1
1にて画像処理回路10に画像取り込み指示信号を送
る。この信号を受けた画像処理回路10は、撮像素子8
に制御信号を送り撮像素子8は結像面上の被写体像をア
ナログ画像データに変換して画像処理回路10に転送
し、画像処理回路10はデジタル画像データに変換して
取込む。次にS12にて現在のアドレスレジスタの内容
を画像処理回路10に転送してから、S13にて画像記
憶指示信号を送る。画像処理回路10は、アドレスデー
タに対応する画像メモリ12のメモリ領域を設定し、画
像記憶指示信号に従って画像データを画像メモリ12の
指定領域に記憶させる。したがって、画像メモリ12に
記憶される画像データは、撮影駒数に関連付けて記憶さ
れることになる。以上のように、銀塩フィルム15への
露光動作に同期してデジタル画像データの記憶動作が行
われるので、銀塩フィルム15に光学記録された画像と
画像メモリ12に記憶された画像はほぼ等価になる。
作され、レリーズスイッチ33がオンとなると、S50
の<露光>サブルーチンでもって露光動作が行われる。
この露光動作は上記可動ミラー2を上昇させ、サブミラ
ー6を下降させると共に、絞り部材13による絞り込み
動作を行い、その後シャッタ14を開放し、銀塩フィル
ム上に被写体像を露光する動作を行うが、詳細は公知の
技術であるので省略する。露光動作が終了すると、S1
1にて画像処理回路10に画像取り込み指示信号を送
る。この信号を受けた画像処理回路10は、撮像素子8
に制御信号を送り撮像素子8は結像面上の被写体像をア
ナログ画像データに変換して画像処理回路10に転送
し、画像処理回路10はデジタル画像データに変換して
取込む。次にS12にて現在のアドレスレジスタの内容
を画像処理回路10に転送してから、S13にて画像記
憶指示信号を送る。画像処理回路10は、アドレスデー
タに対応する画像メモリ12のメモリ領域を設定し、画
像記憶指示信号に従って画像データを画像メモリ12の
指定領域に記憶させる。したがって、画像メモリ12に
記憶される画像データは、撮影駒数に関連付けて記憶さ
れることになる。以上のように、銀塩フィルム15への
露光動作に同期してデジタル画像データの記憶動作が行
われるので、銀塩フィルム15に光学記録された画像と
画像メモリ12に記憶された画像はほぼ等価になる。
【0016】次に、S14にて画像処理回路10に対し
て、画像表示指示信号を転送し、続いてS15にて直前
に撮影された駒に対応する比率レジスタの内容を転送す
る。これを受けた画像処理回路10は、取り込んだ画像
データをモニタ11に表示させるとともに、比率レジス
タの内容に応じて図5に示す如く表示画面上にマスキン
グ処理を施す。この処理は、被写体画像に単色(例えば
白色)のマスク(画面枠部分)を重ねて表示する処理で
あり、これによって現像所で作成されるプリントの事前
確認が可能になる。次に、S16にて現在の駒が最終駒
か否かを判断する。その方法は、上述のフィルムカート
リッジに設けられた情報記録部位から読み込んだ撮影枚
数情報と現在の駒数カウンタの内容とを比較して、両者
が一致していたら最終駒まで露光済みであると判断する
ものである。ここで、最終駒でないと判断した場合に
は、S17に進んで<一駒巻上>サブルーチンを実行す
る。
て、画像表示指示信号を転送し、続いてS15にて直前
に撮影された駒に対応する比率レジスタの内容を転送す
る。これを受けた画像処理回路10は、取り込んだ画像
データをモニタ11に表示させるとともに、比率レジス
タの内容に応じて図5に示す如く表示画面上にマスキン
グ処理を施す。この処理は、被写体画像に単色(例えば
白色)のマスク(画面枠部分)を重ねて表示する処理で
あり、これによって現像所で作成されるプリントの事前
確認が可能になる。次に、S16にて現在の駒が最終駒
か否かを判断する。その方法は、上述のフィルムカート
リッジに設けられた情報記録部位から読み込んだ撮影枚
数情報と現在の駒数カウンタの内容とを比較して、両者
が一致していたら最終駒まで露光済みであると判断する
ものである。ここで、最終駒でないと判断した場合に
は、S17に進んで<一駒巻上>サブルーチンを実行す
る。
【0017】ここで、<一駒巻上>のサブルーチンにつ
いて、図8を用いて説明する。まずS201にてフィル
ム給送モータ(フィルム給送機構23に含まれている)
を正転させる。次に、S202にて<磁気記録>サブル
ーチンを実行する。この<磁気記録>サブルーチンは、
フィルム15の給送動作中に銀塩フィルム面上の磁気記
録部に比率レジスタの内容を最下位ビットから1ビット
ずつ最上位ビットまで順次記録するものである。尚、こ
の磁気記録に関する具体的な手法は、従来より種々提案
されているのでここでは詳細説明を省略する。そして、
S203にて一駒分の巻上を待って、S204にてフィ
ルム給送モータを停止させた後にリターンする。
いて、図8を用いて説明する。まずS201にてフィル
ム給送モータ(フィルム給送機構23に含まれている)
を正転させる。次に、S202にて<磁気記録>サブル
ーチンを実行する。この<磁気記録>サブルーチンは、
フィルム15の給送動作中に銀塩フィルム面上の磁気記
録部に比率レジスタの内容を最下位ビットから1ビット
ずつ最上位ビットまで順次記録するものである。尚、こ
の磁気記録に関する具体的な手法は、従来より種々提案
されているのでここでは詳細説明を省略する。そして、
S203にて一駒分の巻上を待って、S204にてフィ
ルム給送モータを停止させた後にリターンする。
【0018】図6に戻って、一駒巻上が終了したら、S
18にて駒数カウンタに1を足す。そして、S19にて
巻戻スイッチ41が押されているか否かをチェックす
る。巻戻スイッチ41が押されていなければ、再びS6
に移行して上述の処理を繰り返す。一方、S16にて最
終駒であると判断したら、S20にて巻戻スイッチ41
をチェックし、巻戻スイッチ41が押されていなければ
S21にてモードスイッチ32をチェックする。そし
て、巻戻スイッチ41がおされておらず、また、モード
スイッチ32が撮影モード側に設定されている場合に
は、上述のS20からS21を繰り返す。一方、モード
スイッチ32が表示モード側に切り換えられていたら、
S22に進んでS8と同様に<モニタ表示>サブルーチ
ンを実行する。一方、S20にて巻戻スイッチ41が押
されていることを検知したら、S23にて<巻戻>サブ
ルーチンを実行する。このサブルーチンは、フィルム1
5を巻き戻すだけでなく、巻戻動作の途中に上述の比率
レジスタの内容を各撮影駒の磁気記録部に磁気記録する
機能も含んでいる。尚、S19にて巻戻スイッチ41が
押されていると判断した場合にも同様の巻戻動作が実行
される。
18にて駒数カウンタに1を足す。そして、S19にて
巻戻スイッチ41が押されているか否かをチェックす
る。巻戻スイッチ41が押されていなければ、再びS6
に移行して上述の処理を繰り返す。一方、S16にて最
終駒であると判断したら、S20にて巻戻スイッチ41
をチェックし、巻戻スイッチ41が押されていなければ
S21にてモードスイッチ32をチェックする。そし
て、巻戻スイッチ41がおされておらず、また、モード
スイッチ32が撮影モード側に設定されている場合に
は、上述のS20からS21を繰り返す。一方、モード
スイッチ32が表示モード側に切り換えられていたら、
S22に進んでS8と同様に<モニタ表示>サブルーチ
ンを実行する。一方、S20にて巻戻スイッチ41が押
されていることを検知したら、S23にて<巻戻>サブ
ルーチンを実行する。このサブルーチンは、フィルム1
5を巻き戻すだけでなく、巻戻動作の途中に上述の比率
レジスタの内容を各撮影駒の磁気記録部に磁気記録する
機能も含んでいる。尚、S19にて巻戻スイッチ41が
押されていると判断した場合にも同様の巻戻動作が実行
される。
【0019】ここで、<巻戻>サブルーチンによる巻戻
動作について、図9を用いて説明する。このサブルーチ
ンは、巻戻スイッチ41が操作された時にフィルム15
をカートリッジ内に巻き戻すために実行される。そし
て、このサブルーチンは、上述の比率レジスタの内容を
各撮影駒に対応する磁気記録部に記録する機能も有して
いる。まず、S301にてフィルム給送機構23に含ま
れるフィルム給送モータ(不図示)を逆転させて巻戻を
開始させる。次に、S302にて上述の<磁気記録>サ
ブルーチンを実行する。磁気記録部には、すでに上述の
<一駒巻上>サブルーチンにて各撮影駒に対応する比率
レジスタの内容が記録されているが、その後で撮影者が
プリントするサイズを設定変更していることもあるた
め、巻戻動作においても磁気記録する必要がある。尚、
巻戻時の磁気記録においては、設定変更された撮影駒に
関してのみ再記録するようにしても良い。また、この記
録動作は、銀塩フィルムが一駒分巻き戻されるよりも短
時間で終了するので、<磁気記録>サブルーチンからリ
ターンしたら、続いてS303にて一駒分の巻戻が終了
するのを待つ。一駒分の巻戻が終了したら、S304に
て駒数カウンタから「1」を引きそしてS305にて駒
数カウンタが「0」になったか否かをチェックする。駒
数カウンタがまだ「0」になっていなければ、次の駒の
枚数データを記録するために再びS302に戻る。一
方、駒数カウンタが「0」になったら、巻戻が完了した
と判断して、S306にて所定時間待った後に、S30
7にてフィルム給送モータを停止してリターンする。
動作について、図9を用いて説明する。このサブルーチ
ンは、巻戻スイッチ41が操作された時にフィルム15
をカートリッジ内に巻き戻すために実行される。そし
て、このサブルーチンは、上述の比率レジスタの内容を
各撮影駒に対応する磁気記録部に記録する機能も有して
いる。まず、S301にてフィルム給送機構23に含ま
れるフィルム給送モータ(不図示)を逆転させて巻戻を
開始させる。次に、S302にて上述の<磁気記録>サ
ブルーチンを実行する。磁気記録部には、すでに上述の
<一駒巻上>サブルーチンにて各撮影駒に対応する比率
レジスタの内容が記録されているが、その後で撮影者が
プリントするサイズを設定変更していることもあるた
め、巻戻動作においても磁気記録する必要がある。尚、
巻戻時の磁気記録においては、設定変更された撮影駒に
関してのみ再記録するようにしても良い。また、この記
録動作は、銀塩フィルムが一駒分巻き戻されるよりも短
時間で終了するので、<磁気記録>サブルーチンからリ
ターンしたら、続いてS303にて一駒分の巻戻が終了
するのを待つ。一駒分の巻戻が終了したら、S304に
て駒数カウンタから「1」を引きそしてS305にて駒
数カウンタが「0」になったか否かをチェックする。駒
数カウンタがまだ「0」になっていなければ、次の駒の
枚数データを記録するために再びS302に戻る。一
方、駒数カウンタが「0」になったら、巻戻が完了した
と判断して、S306にて所定時間待った後に、S30
7にてフィルム給送モータを停止してリターンする。
【0020】図6に戻って、巻戻動作が完了すれば、S
24にて裏蓋スイッチ31が開になるのを待ち、開にな
ったら(つまり、フィルムカートリッジの取り出し操作
が行われたら)、S25において画像メモリ12の全画
像データを消去し、次にS26にて駒数カウンタに0を
入れて内容をクリアする。尚、画像メモリ12に記憶さ
れている全デジタル画像データを消去する理由は、この
画像メモリ12に記憶されているデジタル画像データ
は、銀塩フィルム15に光学的に記録された画像に対応
したものであるから、そのフィルムカートリッジが取り
出された場合には、その後も画像データを記憶しておく
必要はないし、そのまま残しておくと新しいフィルムカ
ートリッジにて撮影動作を行う際に撮影者の混乱を招く
危険があるからである。
24にて裏蓋スイッチ31が開になるのを待ち、開にな
ったら(つまり、フィルムカートリッジの取り出し操作
が行われたら)、S25において画像メモリ12の全画
像データを消去し、次にS26にて駒数カウンタに0を
入れて内容をクリアする。尚、画像メモリ12に記憶さ
れている全デジタル画像データを消去する理由は、この
画像メモリ12に記憶されているデジタル画像データ
は、銀塩フィルム15に光学的に記録された画像に対応
したものであるから、そのフィルムカートリッジが取り
出された場合には、その後も画像データを記憶しておく
必要はないし、そのまま残しておくと新しいフィルムカ
ートリッジにて撮影動作を行う際に撮影者の混乱を招く
危険があるからである。
【0021】次に、図10の<モニタ表示>サブルーチ
ンについて説明する。まず、S401にてアドレスレジ
スタの内容が0であるか否かをチェックする。この時点
でアドレスレジスタの内容が0であれば、まだ撮影が行
われていない状態であり、表示すべき画像データが画像
メモリ12に記憶されていないので、そのままリターン
する。一方、アドレスレジスタの内容が1でない、つま
り、少なくとも1枚の画像データが記憶されている場合
には、S402からS405に渡って、アドレスレジス
タの内容,画像読出指示信号,アドレスレジスタに対応
する比率レジスタの内容,表示指示信号の順に画像処理
回路10に転送する。画像処理回路10は、アドレスデ
ータに対応する画像メモリ12のメモリ領域を設定し、
画像読出指示信号に応じて設定された記憶領域から画像
データを読み出し、画像表示指示信号に応じて読み出し
た画像データをマスキングしてモニタ11に表示する。
ンについて説明する。まず、S401にてアドレスレジ
スタの内容が0であるか否かをチェックする。この時点
でアドレスレジスタの内容が0であれば、まだ撮影が行
われていない状態であり、表示すべき画像データが画像
メモリ12に記憶されていないので、そのままリターン
する。一方、アドレスレジスタの内容が1でない、つま
り、少なくとも1枚の画像データが記憶されている場合
には、S402からS405に渡って、アドレスレジス
タの内容,画像読出指示信号,アドレスレジスタに対応
する比率レジスタの内容,表示指示信号の順に画像処理
回路10に転送する。画像処理回路10は、アドレスデ
ータに対応する画像メモリ12のメモリ領域を設定し、
画像読出指示信号に応じて設定された記憶領域から画像
データを読み出し、画像表示指示信号に応じて読み出し
た画像データをマスキングしてモニタ11に表示する。
【0022】次に、S406にてPタイププリントを指
示するためのPスイッチ38がONしているか否かを判
断し、ONしていればS407にて現在の撮影駒に対応
する比率レジスタに「2」を入れて、S412に進む。
ONしていなければ、S408にてCタイププリントを
指示するためのCスイッチ37がONしているか否かを
判断し、ONしていればS409にて現在の撮影駒に対
応する比率レジスタに「1」を入れて、S412に進
む。ONしていなければ、S410にてHタイププリン
トを指示するためのHスイッチ36がONしているか否
かを判断し、ONしていればS411にて現在の撮影駒
に対応する比率レジスタに「0」を入れてS412に進
む。Hスイッチ36もONしていない場合には、比率レ
ジスタの内容を変更せずにS412に進む。次に、S4
12にてダウン釦46に連動する表示ダウンスイッチ3
4を、S416にてアップ釦45に連動する表示アップ
スイッチ33を、S420にてモード設定部材44に連
動するモード設定スイッチ31の状態を順次チェックす
る。この一連のチェックにおいて、表示ダウンスイッチ
34と表示アップスイッチ33がともにONしておら
ず、モード設定スイッチ31が撮影モードに設定されて
いなければ、SS412以降を繰り返すこととなる。一
方、S420にてモード設定スイッチ31が撮影モード
側に戻されたことを判別したら、リターンする。
示するためのPスイッチ38がONしているか否かを判
断し、ONしていればS407にて現在の撮影駒に対応
する比率レジスタに「2」を入れて、S412に進む。
ONしていなければ、S408にてCタイププリントを
指示するためのCスイッチ37がONしているか否かを
判断し、ONしていればS409にて現在の撮影駒に対
応する比率レジスタに「1」を入れて、S412に進
む。ONしていなければ、S410にてHタイププリン
トを指示するためのHスイッチ36がONしているか否
かを判断し、ONしていればS411にて現在の撮影駒
に対応する比率レジスタに「0」を入れてS412に進
む。Hスイッチ36もONしていない場合には、比率レ
ジスタの内容を変更せずにS412に進む。次に、S4
12にてダウン釦46に連動する表示ダウンスイッチ3
4を、S416にてアップ釦45に連動する表示アップ
スイッチ33を、S420にてモード設定部材44に連
動するモード設定スイッチ31の状態を順次チェックす
る。この一連のチェックにおいて、表示ダウンスイッチ
34と表示アップスイッチ33がともにONしておら
ず、モード設定スイッチ31が撮影モードに設定されて
いなければ、SS412以降を繰り返すこととなる。一
方、S420にてモード設定スイッチ31が撮影モード
側に戻されたことを判別したら、リターンする。
【0023】上述のように、表示アップスイッチ34と
表示ダウンスイッチ35は、現在表示されている画像以
外の画像を表示させるためのスイッチで、ダウンスイッ
チ35がONであれば1つ前の画像を、アップスイッチ
34がONであれば1つ後の画像を選択できる。S41
2で表示ダウンスイッチ35がONしていると判断され
ると、次にS413にてアドレスレジスタの内容が1で
あるか否かをチェックする。この時点でアドレスレジス
タの内容が1でなければ、S414にてアドレスレジス
タの内容をマイナス1し、S415にてチャタリングに
よる誤動作を防止するために所定時間待ってからS40
2に戻って、選択された画像の表示を行う。一方、アド
レスレジスタの内容が1ならば、すでに最初に撮影され
た画像データが表示されていることを意味しており、そ
れより前の画像にさかのぼることはできない。したがっ
て、何の処理も行わずにS406に戻る。また、S41
6で表示アップスイッチ34がONしていると判断され
ると、次にアドレスレジスタの内容と駒数カウンタの内
容をS417にて比較し、アドレスレジスタの内容と駒
数カウンタの内容が等しくなければ、S418にてアド
レスレジスタの内容をプラス1し、S419にてチャタ
リングによる誤動作を防止するために所定時間待ってか
らS402に戻って、選択された画像の表示を行う。一
方、S417にてアドレスレジスタの内容と駒数カウン
タの内容が等しければ、現在表示されている画像が最新
駒であるから、表示アップスイッチ34の操作は無視さ
れ、S406に戻る。
表示ダウンスイッチ35は、現在表示されている画像以
外の画像を表示させるためのスイッチで、ダウンスイッ
チ35がONであれば1つ前の画像を、アップスイッチ
34がONであれば1つ後の画像を選択できる。S41
2で表示ダウンスイッチ35がONしていると判断され
ると、次にS413にてアドレスレジスタの内容が1で
あるか否かをチェックする。この時点でアドレスレジス
タの内容が1でなければ、S414にてアドレスレジス
タの内容をマイナス1し、S415にてチャタリングに
よる誤動作を防止するために所定時間待ってからS40
2に戻って、選択された画像の表示を行う。一方、アド
レスレジスタの内容が1ならば、すでに最初に撮影され
た画像データが表示されていることを意味しており、そ
れより前の画像にさかのぼることはできない。したがっ
て、何の処理も行わずにS406に戻る。また、S41
6で表示アップスイッチ34がONしていると判断され
ると、次にアドレスレジスタの内容と駒数カウンタの内
容をS417にて比較し、アドレスレジスタの内容と駒
数カウンタの内容が等しくなければ、S418にてアド
レスレジスタの内容をプラス1し、S419にてチャタ
リングによる誤動作を防止するために所定時間待ってか
らS402に戻って、選択された画像の表示を行う。一
方、S417にてアドレスレジスタの内容と駒数カウン
タの内容が等しければ、現在表示されている画像が最新
駒であるから、表示アップスイッチ34の操作は無視さ
れ、S406に戻る。
【0024】この様な構成とすることにより、使用者は
Hタイプ、Cタイプ、Pタイプのいずれのタイプでプリ
ントされるか、またその時の画面構成はどうなるかを視
覚的に明瞭に電子的画像表示手段にて確認することがで
きる。なお、上記第1の実施の形態においては、モニタ
装置に表示される画像には設定された画面サイズに応じ
て単色のマスキング処理を施しているが、半透明のマス
クにしてプリントされない部分を薄く表示するようにす
れば、全体像との比較ができるのでさらに使いやすくな
る。また、上記第1の実施形態においては、モニタ表示
動作を露光動作が終了した後に行っているが、一連のモ
ニタ表示動作を露光動作の前(レリーズ釦が操作される
前)に繰り返すようにすれば、気に入らない画面サイズ
でフィルム露光をするという無駄を防止できる。
Hタイプ、Cタイプ、Pタイプのいずれのタイプでプリ
ントされるか、またその時の画面構成はどうなるかを視
覚的に明瞭に電子的画像表示手段にて確認することがで
きる。なお、上記第1の実施の形態においては、モニタ
装置に表示される画像には設定された画面サイズに応じ
て単色のマスキング処理を施しているが、半透明のマス
クにしてプリントされない部分を薄く表示するようにす
れば、全体像との比較ができるのでさらに使いやすくな
る。また、上記第1の実施形態においては、モニタ表示
動作を露光動作が終了した後に行っているが、一連のモ
ニタ表示動作を露光動作の前(レリーズ釦が操作される
前)に繰り返すようにすれば、気に入らない画面サイズ
でフィルム露光をするという無駄を防止できる。
【0025】次に本発明の第2の実施の形態について説
明する。この第2の実施の形態はプリント参考情報とし
てプリント濃度を記録するものである。この第2の実施
の形態においては、上記第1の実施の形態で設けられて
いた3つの操作ボタン(Hタイプ選択釦47、Cタイプ
選択釦48、Pタイプ選択釦49)の代わりに、プリン
ト濃度を所定量ずつ変化させるための2つの釦(明度釦
及び暗度釦)を設け、表示モ−ドにおいて選択された画
像を見ながら上記2つの釦のいずれかを操作することに
より、モニタ画面上の画像の濃度が変化し、それととも
にその調整量を各撮影駒に対応する磁気記録部に巻戻し
時に記録させる。また、ファインダ内には『+』マ−ク
または『−』マ−クによる表示が、上記操作の都度ス−
パ−インポ−ズされるようになっている。この様に構成
することにより、使用者は露出の±補正に応じた画像を
モニタ画面上にて確認することができる。尚、前述した
ようにプリント参考情報にはトリミング情報、濃度情報
以外にも種々のものが考えられ、本発明はこれら種々の
情報に適用できることは勿論である。
明する。この第2の実施の形態はプリント参考情報とし
てプリント濃度を記録するものである。この第2の実施
の形態においては、上記第1の実施の形態で設けられて
いた3つの操作ボタン(Hタイプ選択釦47、Cタイプ
選択釦48、Pタイプ選択釦49)の代わりに、プリン
ト濃度を所定量ずつ変化させるための2つの釦(明度釦
及び暗度釦)を設け、表示モ−ドにおいて選択された画
像を見ながら上記2つの釦のいずれかを操作することに
より、モニタ画面上の画像の濃度が変化し、それととも
にその調整量を各撮影駒に対応する磁気記録部に巻戻し
時に記録させる。また、ファインダ内には『+』マ−ク
または『−』マ−クによる表示が、上記操作の都度ス−
パ−インポ−ズされるようになっている。この様に構成
することにより、使用者は露出の±補正に応じた画像を
モニタ画面上にて確認することができる。尚、前述した
ようにプリント参考情報にはトリミング情報、濃度情報
以外にも種々のものが考えられ、本発明はこれら種々の
情報に適用できることは勿論である。
【0026】尚、本発明の実施の形態によれば以下のご
とき構成が得られる。 (付記1)銀塩フィルムへ被写体像を撮影するカメラに
おいて、フィルムへの露光動作に同期して、上記フィル
ム上に露光された被写体像とほぼ等価な電子画像を作成
する電子画像作成手段と、上記電子画像作成手段出力に
基づき被写体像を表示する電子的画像表示手段と、各撮
影駒毎にプリント参考情報を設定可能な設定手段と、上
記プリント参考情報に基づき上記電子的画像表示手段に
所定の処理を施す処理手段と、を具備したことを特徴と
する電子的画像表示手段を有するカメラ。 (付記2)銀塩フィルムに撮影される像の確認用モニタ
画面を有したカメラにおいて、各撮影駒毎にプリント参
考情報を選択的にフィルムへ記録するための記録設定手
段と、上記プリント参考情報に応じて上記モニタ画面に
表示される電子画像を処理する手段と、を具備している
ことを特徴とするカメラ。 (付記3)銀塩フィルムに撮影される像の確認用モニタ
画面を有したカメラにおいて、各撮影駒毎にトリミング
範囲を選択的にフィルムへ記録するための記録手段と、
上記トリミング範囲に応じて上記モニタ画面に表示され
る電子画像にマスキング処理を行う手段と、を具備して
いることを特徴とするカメラ。 (付記4)付記3において、マスキング手段は、上記ト
リミング範囲以外の範囲を単色にて覆うことを特徴とす
るカメラ。 (付記5)銀塩フィルムと撮影される像の確認用モニタ
画面とを有したカメラにおいて、各撮影駒毎にプリント
画面サイズ情報を選択的にフィルムへ磁気記録するため
の記録設定手段と、上記プリント画面サイズ情報に応じ
て上記モニタ画面に表示される電子画像にマスキング処
理を行う手段と、を具備していることを特徴とするカメ
ラ。
とき構成が得られる。 (付記1)銀塩フィルムへ被写体像を撮影するカメラに
おいて、フィルムへの露光動作に同期して、上記フィル
ム上に露光された被写体像とほぼ等価な電子画像を作成
する電子画像作成手段と、上記電子画像作成手段出力に
基づき被写体像を表示する電子的画像表示手段と、各撮
影駒毎にプリント参考情報を設定可能な設定手段と、上
記プリント参考情報に基づき上記電子的画像表示手段に
所定の処理を施す処理手段と、を具備したことを特徴と
する電子的画像表示手段を有するカメラ。 (付記2)銀塩フィルムに撮影される像の確認用モニタ
画面を有したカメラにおいて、各撮影駒毎にプリント参
考情報を選択的にフィルムへ記録するための記録設定手
段と、上記プリント参考情報に応じて上記モニタ画面に
表示される電子画像を処理する手段と、を具備している
ことを特徴とするカメラ。 (付記3)銀塩フィルムに撮影される像の確認用モニタ
画面を有したカメラにおいて、各撮影駒毎にトリミング
範囲を選択的にフィルムへ記録するための記録手段と、
上記トリミング範囲に応じて上記モニタ画面に表示され
る電子画像にマスキング処理を行う手段と、を具備して
いることを特徴とするカメラ。 (付記4)付記3において、マスキング手段は、上記ト
リミング範囲以外の範囲を単色にて覆うことを特徴とす
るカメラ。 (付記5)銀塩フィルムと撮影される像の確認用モニタ
画面とを有したカメラにおいて、各撮影駒毎にプリント
画面サイズ情報を選択的にフィルムへ磁気記録するため
の記録設定手段と、上記プリント画面サイズ情報に応じ
て上記モニタ画面に表示される電子画像にマスキング処
理を行う手段と、を具備していることを特徴とするカメ
ラ。
【0027】
【発明の効果】銀塩フィルムに露光される被写体像を確
認するための電子的画像表示手段を有する銀塩カメラに
おいて、設定された種々のプリント参考情報に基づいて
画像表示が行なわれるため、作成されるプリントとほぼ
等価な被写体像を確認することができ、使用者にとり非
常に使いやすいカメラを得ることができる。
認するための電子的画像表示手段を有する銀塩カメラに
おいて、設定された種々のプリント参考情報に基づいて
画像表示が行なわれるため、作成されるプリントとほぼ
等価な被写体像を確認することができ、使用者にとり非
常に使いやすいカメラを得ることができる。
【図1】 本発明の第1の実施の形態の全体構成を示す
図。
図。
【図2】 上記実施の形態におけるフィルム画面寸法を
示す図。
示す図。
【図3】 上記実施の形態における画面枠の表示エレメ
ントを示す図。
ントを示す図。
【図4】 上記実施の形態におけるカメラ後方外観を示
す図。
す図。
【図5】 上記実施の形態におけるモニタ画面の切換え
状態を示す図。
状態を示す図。
【図6】 上記実施の形態におけるフロ−チャ−トを示
す図。
す図。
【図7】 上記実施の形態におけるフロ−チャ−トを示
す図。
す図。
【図8】 上記実施の形態におけるフロ−チャ−トを示
す図。
す図。
【図9】 上記実施の形態におけるフロ−チャ−トを示
す図。
す図。
【図10】上記実施の形態におけるフロ−チャ−トを示
す図。
す図。
9 制御回路 10 画像処理回路 11 モニタ 12 画像メモリ 15 銀塩フィルム 26 磁気記録回路 36 Hスイッチ 37 Cスイッチ 38 Pスイッチ 44 モ−ド設定部材 47 Hタイプ選択釦 48 Cタイプ選択釦 49 Pタイプ選択釦 53 モニタ画面
Claims (3)
- 【請求項1】銀塩フィルムへ被写体像を撮影するカメラ
において、 撮影動作に同期して、上記銀塩フィルム上に露光される
被写体像とほぼ等価な電子画像を作成する電子画像作成
手段と、 上記電子画像作成手段出力に基づき被写体像を表示する
電子的画像表示手段と、 各撮影駒毎にプリント参考情報を設定可能な情報設定手
段と、 上記プリント参考情報に基づき上記電子的画像表示手段
に表示される画像に所定の処理を施す処理手段と、 を具備したことを特徴とする電子的画像表示手段を有す
るカメラ。 - 【請求項2】モニタ画面を有し、銀塩フィルムを装填可
能なカメラにおいて、 上記銀塩フィルムへの露光動作に同期して、上記銀塩フ
ィルム上に露光された被写体像とほぼ等価な電子画像を
作成する電子画像作成手段と、 上記電子画像を上記モニタ画面に表示する表示手段と、 各撮影駒毎にプリント参考情報を設定可能な設定手段
と、 上記プリント参考情報を用いて上記モニタ画面に表示さ
れる画像に所定の処理を施す処理手段と、 を具備していることを特徴とするカメラ。 - 【請求項3】モニタ画面を有し、銀塩フィルムを装填可
能なカメラにおいて、 上記銀塩フィルムへの露光動作に同期して、上記銀塩フ
ィルム上に露光された被写体像とほぼ等価な電子画像を
作成する電子画像作成手段と、 上記電子画像を上記モニタ画面に表示する表示手段と、 トリミングプリント範囲を設定するための設定手段と、 上記トリミングプリント範囲に関する情報に応じて上記
モニタ画面上にマスキング処理を施すマスキング手段
と、 を具備していることを特徴とするカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8202685A JPH1048730A (ja) | 1996-08-01 | 1996-08-01 | 電子的画像表示手段を有するカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8202685A JPH1048730A (ja) | 1996-08-01 | 1996-08-01 | 電子的画像表示手段を有するカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1048730A true JPH1048730A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16461466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8202685A Withdrawn JPH1048730A (ja) | 1996-08-01 | 1996-08-01 | 電子的画像表示手段を有するカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1048730A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6222998B1 (en) | 1998-09-17 | 2001-04-24 | Olympus Optical Co., Ltd. | Camera for controlling light emission timing of electronic flash device |
CN114031804A (zh) * | 2021-10-22 | 2022-02-11 | 山东纳美德生物科技有限公司 | 一种细菌纤维素膜快速均匀吸水膨胀的方法及其应用 |
-
1996
- 1996-08-01 JP JP8202685A patent/JPH1048730A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6222998B1 (en) | 1998-09-17 | 2001-04-24 | Olympus Optical Co., Ltd. | Camera for controlling light emission timing of electronic flash device |
CN114031804A (zh) * | 2021-10-22 | 2022-02-11 | 山东纳美德生物科技有限公司 | 一种细菌纤维素膜快速均匀吸水膨胀的方法及其应用 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031007 |