JPH10339015A - パネル - Google Patents
パネルInfo
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- JPH10339015A JPH10339015A JP14760397A JP14760397A JPH10339015A JP H10339015 A JPH10339015 A JP H10339015A JP 14760397 A JP14760397 A JP 14760397A JP 14760397 A JP14760397 A JP 14760397A JP H10339015 A JPH10339015 A JP H10339015A
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Abstract
面硬度や平滑性を向上でき、さらに温湿度に対する寸法
安定性を向上できるパネルを提供する。 【解決手段】 熱硬化性合成樹脂を含浸したロックウー
ルボード1の表面側に剛性を有し且つ表面が平滑な補強
層6を介して表面化粧材3を積層してパネルを形成す
る。このようにすることにより、パネルが床材Aの場
合、従来の合板を基材とするものに比較してキャスター
付き家具の使用による傷付き、物の落下によるへこみが
少なくなり、また従来の合板を基材とするのものに比較
して表面が平滑になるために、パネルが床材Aの場合、
表面化粧材のV溝5部分へのストッキング、靴下の引っ
掛かりが少なくなり、さらに温湿度に対するパネルの寸
法変化が小さくなる。
Description
を含浸させたロックウールボードを基材とした床材のよ
うなパネルの構造に関するものである。
下地上に直接貼り付ける工法で施工されるものであり、
主に軽量床衝撃音を低減することを目的としており、床
表面に加わる衝撃力を緩和し、階下に伝わる衝撃音を低
減するものである。従来のこの種の直貼り防音床の施工
に用いる木質防音床材は例えば図12に示すように構成
されている。つまり、床材の基材は合板1′にて形成さ
れており、合板1′の裏面には複数の切り溝2が列設さ
れており、合板1′の表面には表面化粧材3が積層一体
化されており、合板1′の裏面にはクッション層4が積
層一体化されている。この構造の木質防音床材は合板
1′に切り溝2を設けることで曲げ剛性を低減させる、
クッション層4を積層することより床全体の総合的な単
位面積当たりのバネ定数を低減させる、制振材を積層さ
せることにより衝撃により発生した振動を減衰させる、
などの方策により衝撃緩和作用をもたらし防音性能を向
上させている。
木質防音床材はバネ定数や曲げ剛性を低減させて防音性
能を向上させているため歩行感が悪くなるという問題を
生じやすく、主に合板1′を基材に使用しているために
湿度による寸法変化を生じやすく、吸湿による突き上げ
や乾燥による目隙、表面化粧材のクラック発生などの問
題も生じやすい。また基材を合板1′としただけの表面
硬度では、キャスター付き家具の使用や、物の落下など
の衝撃による傷付きやへこみの発生を生じやすく、表面
もあまり平滑でないために表面に設けたV溝5へのスト
ッキング、靴下の引っ掛かりなども生じやすい。
あって、防音性能を向上させることができ、しかも表面
硬度や平滑性を向上でき、さらに温湿度に対する寸法安
定性を向上できるパネルを提供することを課題とする。
本発明の請求項1のパネルは、熱硬化性合成樹脂を含浸
させたロックウールボードの表面側に剛性を有し且つ表
面が平滑な補強層を介して表面化粧材を積層したことを
特徴とする。上記のように表面側に剛性を有し且つ表面
が平滑な補強層を用いることにより、パネルが床材の場
合、従来の合板を基材とするものに比較してキャスター
付き家具の使用による傷付き、物の落下によるへこみが
少なくなる。また表面側に剛性を有し且つ表面が平滑な
補強層を用いることにより、パネルが床材の場合、従来
の合板を基材とするものに比較して表面が平滑になるた
めに、表面化粧材のV溝部分へのストッキング、靴下の
引っ掛かりが少なくなる。またロックウールボードは従
来の合板の基材と比較して湿度による寸法変化率も温度
による寸法変化率も小さい材料であるために温湿度に対
するパネルの寸法変化が小さく、突き上げ、目隙などが
低減される。さらにロックウールボードは合板の基材と
比較してバネ定数が小さく、衝撃吸収性能に優れた材料
であるため、パネルが床材の場合、合板の基材を用いた
同一床構成と比較して同程度の歩行感で防音性能(L
値)が1ランク向上する。さらにロックウールボードは
熱硬化性合成樹脂を含浸したものであるために床材のよ
うなパネルの基材として用いても十分に強度を有するも
のである。
1において、補強層が木粉−プラスチック複合材である
ことを特徴とする。補強層に木粉−プラスチック複合材
を用いることにより、硬度が高く平滑なパネルの表面が
得られる。またロックウールボードや木粉−プラスチッ
ク複合材は合板と比較して温湿度変化に対する寸法安定
性が高い材料であり、従ってロックウールボード、木粉
−プラスチック複合材からなるパネルにより、パネル全
体の温湿度変化による寸法変化が小さく、突き上げ、目
隙などが低減される。
1において、補強層がロックウールボードの表層に樹脂
を含浸させた樹脂含浸層であることを特徴とする。ロッ
クウールボードの表層に樹脂を含浸させるだけで補強層
を形成でき、別途補強層をロックウールボードと接着し
て設ける必要がなく、容易に強度及び表面強度が得られ
る。この表層の樹脂含浸層を形成する含浸用樹脂として
はウレタン樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂等を用
いることができる。
1において、補強層が中密度繊維板(MDFボード)で
あることを特徴とする。補強層に中密度繊維板を用いる
ことにより、硬度が高く平滑なパネルの表面が得られ
る。またロックウールボードや中密度繊維板は合板と比
較して温湿度変化に対する寸法安定性が高い材料であ
り、従ってロックウールボード、中密度繊維板からなる
パネルにより、パネル全体の温湿度変化による寸法変化
が小さく、突き上げ、目隙などが低減される。
1乃至請求項4のいずれかにおいて、ロックウールボー
ドの裏面側にクッション層を積層したことを特徴とす
る。ロックウールボードは合板の基材に比較してバネ定
数、曲げ剛性が小さく、衝撃吸収性能に優れた材料であ
るため、ロックウールボード裏面にクッション層を設け
る床材の場合、従来のように合板の基材を用いた同一床
構成のようなバネ定数の低いクッション層を用いる必要
がなく、歩行感を損なうことなく、防音性能を向上させ
ることが可能である。
1乃至請求項4のいずれかにおいて、補強層とロックウ
ールボードとの間にクッション層を積層したことを特徴
とする。ロックウールボードと補強層との間にクッショ
ン層を設けることで、表面の局部圧縮変形、制振効果に
よる振動の減衰、総合的な単位面積当たりのバネ定数の
低減により防音性能を向上させることができる。
6において、クッション層が接着性を有し、接着硬化後
に弾性を有する樹脂であることを特徴とする。クッショ
ン層の材料にロックウールボードと補強層とを接着する
効果があり、且つ接着後も弾性を有することで請求項6
のものより一層防音性能を向上させることができる。ク
ッション層の材料としては発泡ウレタン樹脂などを用い
ることができる。
5において、クッション層が接着性を有し、接着硬化後
に弾性を有する樹脂であることを特徴とする。クッショ
ン層の材料にロックウールボードに接着する効果があ
り、且つ接着硬化後も弾性を有することで請求項5のも
のより防音性能を向上させることができる。またクッシ
ョン層の材料として発泡ウレタン樹脂などを用いること
ができ、ロックウールボード製造時にクッション層と一
体成形することも可能であり、クッション層を別途接着
する必要もなくなる。
6において、ロックウールボードの表面側若しくは補強
層の裏面側に凹部を形成し、凹部にクッション材を設け
てクッション層を形成したことを特徴とする。ロックウ
ールボードの表面側若しくは補強層の裏面側に凹部を形
成し、この凹部にクッション層を設けることで、パネル
全体の厚さを厚くすることなく、総合的な単位面積当た
りのバネ定数の低減を図ることが可能である。ロックウ
ールボードの表面側若しくは補強層の裏面側の上記凹部
以外の部分に凸部が存在することにより、パネルが床材
の場合、歩行感や耐荷重性などが確保できる。
項9において、凹部のクッション材が接着性を有し、接
着硬化後に弾性を有する樹脂であることを特徴とする。
クッション層の材料がロックウールボードと補強層を接
着する効果があり、接着硬化後も弾性を有することによ
り請求項9のものより防音性能を向上させることができ
る。またロックウールボードの表面側若しくは補強層の
裏面側に設けた凹部により、接着性のあるクッション層
の接着成形時の必要厚み出しを容易にすることも可能で
ある。クッション層の材料としては発泡ウレタン樹脂な
どを用いることができる。
項1乃至請求項4のいずれかにおいて、補強層にてロッ
クウールボードの両側端面を覆うと共に、補強層に実部
を設けたことを特徴とする。補強層がロックウールボー
ドの両側端部を覆うと共に、その部分に実部を設けるこ
とで実部の強度を向上させることができる。またロック
ウールボードの両端部を覆う補強層の部分で請求項7の
ような接着性のあるクッション層の接着成形時の必要厚
み出しを容易にすることも可能である。木粉−プラスチ
ック複合材のように任意の形状が容易に確保できる材料
では、実部も含めてその形状を押し出し成形などにより
成形することが可能である。
項5または請求項8において、ロックウールボードの表
面側若しくは裏面側に複数本の溝を形成したことを特徴
とする。ロックウールボードの表面側若しくは裏面側に
複数本の溝を設けるこどとで、曲げ剛性をさらに低減さ
せて防音性能を向上できる。
ルの一例として床材Aの例により説明する。まず、図1
に示す実施の形態(請求項1や請求項2、請求項4に対
応する実施の形態)から述べる。床材Aの基材は熱硬化
性合成樹脂を含浸して硬化させたロックウールボード1
の表面側に補強層6を一体に設けて形成され、基材の補
強層6に表面化粧材3を積層一体化することで床材Aを
形成してある。ロックウールボード1の両側端面のうち
一方には雌実7を設けてあり、他方には雌実7に嵌合す
る雄実8を設けてある。ロックウールボード1に含浸す
る熱硬化性合成樹脂としてはウレタン樹脂、フェノール
樹脂、メラミン樹脂等がある。ロックウールボード1の
表面側に設ける補強層6には木粉−プラスチック複合材
や中密度繊維板(MDFボード)がある。表面化粧材3
は薄い木質単板であり、表面に必要に応じてV溝5を設
けてある。上記熱硬化性合成樹脂を含浸したロックウー
ルボード1の厚さaは例えば9mmであり、補強層6の
厚さbは例えば3mmである。この熱硬化性合成樹脂を
含浸して補強したロックウールボード1に木粉−プラス
チック複合材の補強層6を積層したものを基材とし、表
面に表面化粧材3を貼った床材(熱硬化性合成樹脂を含
浸したロックウールボード1の厚さaは9mm、補強層
6の厚さbは3mm、表面化粧材3の厚さは0.3m
m)と、合板を基材として表面に表面化粧材を貼った床
材(合板の厚さは12mm、表面化粧材の厚さは0.3
mm)の防音性能を比較したものを表1に示す
率の試験や、吸水試験や、硬球圧縮試験した結果を表2
に示す。
応する実施の形態)について述べる。本例も図1に示す
ものと基本的に同じであるが、熱硬化性合成樹脂を含浸
したロックウールボード1の表面に設ける補強層6が樹
脂含浸層6aで形成されている。つまり、ロックウール
ボード1全体に含浸させる熱硬化性合成樹脂の含浸量よ
り十分に多量の樹脂を含浸させて樹脂含浸層6aを形成
してある。かかる樹脂含浸層6aを形成する樹脂として
はウレタン樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂等があ
る。かかる樹脂含浸層6aを形成する樹脂はロックウー
ルボード1全体に含浸する樹脂と同じものが望ましい。
求項8に対応する実施の形態)について述べる。本例も
図1に示すものと基本的に同じであるが、熱硬化性合成
樹脂を含浸したロックウールボード1の裏面側に裏面用
のクッション層4を積層一体化してある。このクッショ
ン層4は軟質発泡ウレタンシートやポリエステル不織布
等で構成される。この場合、ロックウールボード1の裏
面にクッション層4を設けてあるために従来の合板の裏
面に設けるクッション層4に比べてバネ定数の高いもの
を用いることができる。またクッション層4の材料は軟
質発泡ウレタンのように接着性を有し、接着硬化後に弾
性を有する材料が好ましい。
による防音性能を次の表3に示す。
6や請求項7に対応する実施の形態)について述べる。
本例も上記図1に示すものと基本的に同じであるが、熱
硬化性合成樹脂を含浸したロックウールボード1と補強
層6との間に表層用のクッション層9を積層一体化して
ある。このクッション層9は軟質発泡ウレタンシート、
ポリエステル不織布、接着兼用発泡ウレタン層等で形成
されている。また表層用のクッション層9の材料は接着
兼用発泡ウレタンのように接着性を有し、接着硬化後に
弾性を有する材料が好ましい。図5は裏面側にクッショ
ン層4も設けたものである。
ッション層9を設けたものの防音性能を表4に示す。
応する実施の形態)について述べる。本例も、上記例と
基本的に同じであるが、本例の場合、熱硬化性合成樹脂
を含浸したロックウールボード1の表面側に凹部10を
設け、この凹部10にクッション材を充填してクッショ
ン層9を形成してある。つまり、図6(b)に示すよう
にロックウールボード1の表面側に矩形状の凸部11を
略等間隔に立設することで凸部11以外の部分に凹部1
0を形成し、この凹部10にクッション材を充填してク
ッション層9を形成してある。図6(b)で例えば、符
号cは50mm、dは50mm、eは10mm、fは6
5mmであり、凸部11の高さは例えば2mmである。
また図7に示す実施の形態(請求項10に対応する実施
の形態)では、凹部10に設けるクッション層9が接着
兼用発泡ウレタンのように接着性を有し、接着硬化後に
弾性を有する材料にて形成されている。またロックウー
ルボード1の裏面側に裏面用のクッション層4が設けら
れている。なお、上記例ではロックウールボード1の方
に凹部10を設けてこの凹部10にクッション層9を設
けるものについて述べたが、図8に示すように補強層6
の方に凹部10を設けて凹部10にクッション層9を設
けてもよい。
対応する実施の形態)について述べる。本例も上記例と
基本的に同じであるが、本例の場合、木粉−プラスチッ
ク複合材よりなる補強層6をロックウールボード1の表
面側のみならず、ロックウールボード1の両側端面まで
設けてあり、この両側端面の補強層6の部分で一方に雌
実7を設けると共に他方に雄実8を設けてある。
に対応する実施の形態)について述べる。本例も上記例
と同じあるが、熱硬化性合成樹脂を含浸したロックウー
ルボード1の裏面側に複数条の切り溝2を列設してあ
る。この切り溝2はロックウールボード1の表面側に設
けてあってもよい。次に図11に示す実施の形態につい
て述べる。本例の場合、熱硬化性合成樹脂を含浸したロ
ックウールボード1が複数のブロック1aを並べ、隣合
うブロック1aをクッション層9aで一体化することで
形成されている。この場合、ロックウールボード1の表
面側に設けるクッション層9は接着兼用発泡ウレタン樹
脂のような接着性を有し接着硬化後に弾性を有するクッ
ション材で形成されており、ロックウールボード1の表
面側にクッション層9を形成するとき、隣合うブロック
1a間の隙間1bにクッション材を充填することでクッ
ション層9aを形成してある。
成樹脂を含浸させたロックウールボードの表面側に剛性
を有し且つ表面が平滑な補強層を介して表面化粧材を積
層したので、パネルが床材の場合、従来の合板を基材と
するものに比較してキャスター付き家具の使用による傷
付き、物の落下によるへこみが少なくなるものであり、
またパネルが床材の場合、従来の合板を基材とするのも
のに比較して表面が平滑になるために、表面化粧材のV
溝部分へのストッキング、靴下の引っ掛かりが少なくな
るものであり、またロックウールボードは従来の合板の
基材と比較して湿度による寸法変化率や温度による寸法
変化率も小さい材料であるために温湿度に対するパネル
の寸法変化が小さく、突き上げ、目隙などが低減される
ものであり、さらにロックウールボードは合板の基材と
比較してバネ定数が小さく、衝撃吸収性能に優れた材料
であるため、パネルが床材の場合、合板の基材を用いた
同一床構成と比較して同程度の歩行感で防音性能(L
値)が1ランク向上するものであり、さらにロックウー
ルボードは熱硬化性合成樹脂を含浸したものであるため
に床材のようなパネルの基材として用いても十分に強度
を有するものである。
において、補強層が木粉−プラスチック複合材であるの
で、硬度が高く平滑なパネルの表面が得られるものであ
り、またロックウールボードや木粉−プラスチック複合
材は合板と比較して温湿度変化に対する寸法安定性が高
い材料であり、従ってロックウールボード、木粉−プラ
スチック複合材からなるパネルにより、パネル全体の温
湿度変化による寸法変化が小さく、突き上げ、目隙など
が低減されるものである。
において、補強層がロックウールボードの表層に樹脂を
含浸させた樹脂含浸層であるので、ロックウールボード
の表層に樹脂を含浸させるだけで補強層を形成でき、別
途補強層をロックウールボードと接着して設ける必要が
なく、容易に強度及び表面強度が得られるものである。
において、補強層が中密度繊維板(MDFボード)であ
るので、硬度が高く平滑なパネルの表面が得られるもの
であり、またロックウールボードや中密度繊維板は合板
と比較して温湿度変化に対する寸法安定性が高い材料で
あり、従ってロックウールボード、中密度繊維板からな
るパネルにより、パネル全体の温湿度変化による寸法変
化が小さく、突き上げ、目隙などが低減されるものであ
る。
請求項4のいずれかにおいて、ロックウールボードの裏
面側にクッション層を積層したものあって、ロックウー
ルボードは合板の基材に比較してバネ定数、曲げ剛性が
小さく、衝撃吸収性能に優れた材料であるため、ロック
ウールボード裏面にクッション層を設ける場合、従来の
ように合板の基材を用いた同一床構成のようなバネ定数
の低いクッション層を用いる必要がなく、歩行感を損な
うことなく、防音性能を向上させることが可能である。
乃至請求項5のいずれかにおいて、補強層とロックウー
ルボードとの間にクッション層を積層したので、表面の
局部圧縮変形、制振効果による振動の減衰、総合的な単
位面積当たりのバネ定数の低減により防音性能を向上さ
せることができるものである。また本発明の請求項7の
発明は、請求項6において、クッション層が接着性を有
し、接着硬化後に弾性を有する樹脂であるので、クッシ
ョン層の材料にロックウールボードと補強層とを接着す
る効果があり、且つ接着後も弾性を有することで請求項
6のものより一層防音性能を向上させることができるも
のである。
において、クッション層が接着性を有し、接着硬化後に
弾性を有する樹脂であるので、クッション層の材料にロ
ックウールボードに接着する効果があり、且つ接着硬化
後も弾性を有することで請求項5のものより防音性能を
向上させることができるものであり、またロックウール
ボード製造時にクッション層と一体成形することも可能
であり、クッション層を別途接着する必要もなくなるも
のである。
において、ロックウールボードの表面側若しくは補強層
の裏面側に凹部を形成し、凹部にクッション材を設けて
クッション層を形成したので、床材全体の厚さを厚くす
ることなく、総合的な単位面積当たりのバネ定数の低減
を図ることが可能であり、またロックウールボードの表
面側若しくは補強層の裏面側の上記凹部以外の部分に凸
部が存在することにより歩行感や耐荷重性などが確保で
きるものである。
9において、凹部のクッション材が接着性を有し、接着
硬化後に弾性を有する樹脂であるので、クッション層の
材料がロックウールボードと補強層を接着する効果があ
り、接着硬化後も弾性を有することにより請求項9のも
のより防音性能を向上させることができるものであり、
またロックウールボードの表面側若しくは補強層の裏面
側に設けた凹部により、接着性のあるクッション層の接
着成形時の必要厚み出しを容易にすることも可能であ
る。
1乃至請求項4のいずれかにおいて、補強層にてロック
ウールボードの両側端面を覆うと共に、補強層に実部を
設けたので、実部の強度を向上させることができるもの
であり、またロックウールボードの両端部を覆う補強層
の部分で請求項7のような接着性のあるクッション層の
接着成形時の必要厚み出しを容易にすることも可能であ
る。
5または請求項8において、ロックウールボードの表面
側若しくは裏面側に複数本の溝を形成したので、ロック
ウールボードの表面側若しくは裏面側に複数本の溝を設
けることで、曲げ剛性をさらに低減させて防音性能を向
上できるものである。
る。
(b)はロックウールボードの平面図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 熱硬化性合成樹脂を含浸させたロックウ
ールボードの表面に剛性を有し且つ表面が平滑な補強層
を介して表面化粧材を積層したことを特徴とするパネ
ル。 - 【請求項2】 補強層が木粉−プラスチック複合材であ
ることを特徴とする請求項1記載のパネル。 - 【請求項3】 補強層がロックウールボードの表層に樹
脂を含浸させた樹脂含浸層であることを特徴とする請求
項1記載のパネル。 - 【請求項4】 補強層が中密度繊維板(MDFボード)
であることを特徴とする請求項1記載のパネル。 - 【請求項5】 ロックウールボードの裏面側にクッショ
ン層を積層したことを特徴とする請求項1乃至請求項4
のいずれかに記載のパネル - 【請求項6】 補強層とロックウールボードとの間にク
ッション層を積層したことを特徴とする請求項1乃至請
求項5のいずれかに記載のパネル。 - 【請求項7】 クッション層が接着性を有し、接着硬化
後に弾性を有する樹脂であることを特徴とする請求項6
記載のパネル。 - 【請求項8】 クッション層が接着性を有し、接着硬化
後に弾性を有する樹脂であることを特徴とする請求項5
記載のパネル。 - 【請求項9】 ロックウールボードの表面側若しくは補
強層の裏面側に凹部を形成し、凹部にクッション材を設
けてクッション層を形成したことを特徴とする請求項6
記載のパネル。 - 【請求項10】 凹部のクッション材が接着性を有し、
接着硬化後に弾性を有する樹脂であることを特徴とする
請求項9記載のパネル。 - 【請求項11】 補強層にてロックウールボードの両側
端面を覆うと共に、補強層に実部を設けたことを特徴と
する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のパネル。 - 【請求項12】 ロックウールボードの表面側若しくは
裏面側に複数本の溝を形成したことを特徴とする請求項
5または請求項8記載のパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14760397A JP3470552B2 (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14760397A JP3470552B2 (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | パネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10339015A true JPH10339015A (ja) | 1998-12-22 |
JP3470552B2 JP3470552B2 (ja) | 2003-11-25 |
Family
ID=15434071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14760397A Expired - Fee Related JP3470552B2 (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3470552B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001341268A (ja) * | 2000-03-27 | 2001-12-11 | Fuji Photo Film Co Ltd | 積層ポリエステルフィルム |
JP2002129740A (ja) * | 2000-10-20 | 2002-05-09 | Matsushita Electric Works Ltd | 床暖房機能付き防音床材 |
JP2003034011A (ja) * | 2001-07-25 | 2003-02-04 | Toppan Printing Co Ltd | 床用化粧シート |
-
1997
- 1997-06-05 JP JP14760397A patent/JP3470552B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2002129740A (ja) * | 2000-10-20 | 2002-05-09 | Matsushita Electric Works Ltd | 床暖房機能付き防音床材 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3470552B2 (ja) | 2003-11-25 |
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