JPH10338896A - 粘着テ―プ類用剥離性処理剤 - Google Patents
粘着テ―プ類用剥離性処理剤Info
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- JPH10338896A JPH10338896A JP15324697A JP15324697A JPH10338896A JP H10338896 A JPH10338896 A JP H10338896A JP 15324697 A JP15324697 A JP 15324697A JP 15324697 A JP15324697 A JP 15324697A JP H10338896 A JPH10338896 A JP H10338896A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 印字適性にすぐれ、種々のインクでも美しく
印刷でき、しかも軽くてかつ経時変化の少ない安定した
剥離力を示し、剥離音の小さい粘着テ―プ類用剥離性処
理剤を提供する。 【解決手段】 粘着テ―プ類用剥離性処理剤の主剤とし
て、1分子中にポリエチレン鎖やポリスチレン鎖などか
らなる擬似架橋構造部分と、炭素−炭素二重結合鎖やエ
チレン−プロピレン共重合体鎖などからなるエラストマ
―構造部分とを持つ高分子化合物を使用する。
印刷でき、しかも軽くてかつ経時変化の少ない安定した
剥離力を示し、剥離音の小さい粘着テ―プ類用剥離性処
理剤を提供する。 【解決手段】 粘着テ―プ類用剥離性処理剤の主剤とし
て、1分子中にポリエチレン鎖やポリスチレン鎖などか
らなる擬似架橋構造部分と、炭素−炭素二重結合鎖やエ
チレン−プロピレン共重合体鎖などからなるエラストマ
―構造部分とを持つ高分子化合物を使用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着テ―プ類用剥
離性処理剤、つまり、粘着テ―プや粘着ラベルなどの粘
着テ―プ類の背面処理や、上記粘着テ―プ類の粘着面保
護用のセパレ―タの形成などに用いる剥離性処理剤に関
するものである。
離性処理剤、つまり、粘着テ―プや粘着ラベルなどの粘
着テ―プ類の背面処理や、上記粘着テ―プ類の粘着面保
護用のセパレ―タの形成などに用いる剥離性処理剤に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の剥離性処理剤としては、従来よ
り、シリコ─ン系ポリマ―、フツ素系ポリマ―、長鎖ア
ルキル系ポリマ―などを主剤としたものが数多く知られ
ており、各々の特徴を生かした用途に利用されている。
り、シリコ─ン系ポリマ―、フツ素系ポリマ―、長鎖ア
ルキル系ポリマ―などを主剤としたものが数多く知られ
ており、各々の特徴を生かした用途に利用されている。
【0003】近年、技術の進歩とともに、剥離性処理剤
に対する要求も多種多様化し、かつ高度化している。こ
のような要求の中には、軽い剥離力や、粘着面への移行
が少なく粘着剤の本来持つている特性を損なわないなど
の基本特性以外に、さまざまなインクによる印字適性に
すぐれていること、また経時変化の少ない安定した剥離
力が得られて、とくに剥離速度に依存することのないス
ム―ズな剥離により剥離音が小さいなどの特性が挙げら
れる。
に対する要求も多種多様化し、かつ高度化している。こ
のような要求の中には、軽い剥離力や、粘着面への移行
が少なく粘着剤の本来持つている特性を損なわないなど
の基本特性以外に、さまざまなインクによる印字適性に
すぐれていること、また経時変化の少ない安定した剥離
力が得られて、とくに剥離速度に依存することのないス
ム―ズな剥離により剥離音が小さいなどの特性が挙げら
れる。
【0004】これらの要求に対して、たとえば、シリコ
―ン系剥離性処理剤として、硬化型のポリオルガノシロ
キサンに対して有機溶剤に親和性の樹脂微粒子を含ませ
たもの(特開平5−156216号公報)や、特定のシ
ロキサン変性アクリル系ポリマ―とオルガノハイドロジ
エンポリシロキサンとを組み合わせたもの(特開平6−
329987号公報)などが提案されている。
―ン系剥離性処理剤として、硬化型のポリオルガノシロ
キサンに対して有機溶剤に親和性の樹脂微粒子を含ませ
たもの(特開平5−156216号公報)や、特定のシ
ロキサン変性アクリル系ポリマ―とオルガノハイドロジ
エンポリシロキサンとを組み合わせたもの(特開平6−
329987号公報)などが提案されている。
【0005】また、長鎖アルキル系剥離性処理剤とし
て、活性水素含有高分子と長鎖脂肪族イソシアネ―ト化
合物との反応生成物を主剤としたもの(特開平5−29
5332号公報)や、ポリアミン化合物と長鎖アルキル
モノイソシアネ―ト化合物との付加化合物にアミノ基の
活性水素と反応できる官能基を有する化合物を含ませた
もの(特開平6−73351号公報)などが提案されて
いる。
て、活性水素含有高分子と長鎖脂肪族イソシアネ―ト化
合物との反応生成物を主剤としたもの(特開平5−29
5332号公報)や、ポリアミン化合物と長鎖アルキル
モノイソシアネ―ト化合物との付加化合物にアミノ基の
活性水素と反応できる官能基を有する化合物を含ませた
もの(特開平6−73351号公報)などが提案されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記提案のシ
リコ―ン系剥離性処理剤は、軽くて経時変化の少ない安
定した剥離力が得られ、またインクによる印字適性の改
善効果も認められるが、インクの選択性があり、この点
で汎用性に乏しかつた。また、上記提案の長鎖アルキル
系剥離性処理剤は、インクによる印字適性にすぐれてい
るものの、剥離力が重くかつその経時変化も認められる
ため、剥離時の剥離速度依存性が大きく、剥離音がどう
しても大きくなるという難点があつた。
リコ―ン系剥離性処理剤は、軽くて経時変化の少ない安
定した剥離力が得られ、またインクによる印字適性の改
善効果も認められるが、インクの選択性があり、この点
で汎用性に乏しかつた。また、上記提案の長鎖アルキル
系剥離性処理剤は、インクによる印字適性にすぐれてい
るものの、剥離力が重くかつその経時変化も認められる
ため、剥離時の剥離速度依存性が大きく、剥離音がどう
しても大きくなるという難点があつた。
【0007】本発明は、上記の事情に照らし、印字適性
にすぐれ、種々のインクでも美しく印刷でき、しかも軽
くてかつ経時変化の少ない安定した剥離力を示し、剥離
音の小さい粘着テ―プ類用剥離性処理剤を提供すること
を目的とする。
にすぐれ、種々のインクでも美しく印刷でき、しかも軽
くてかつ経時変化の少ない安定した剥離力を示し、剥離
音の小さい粘着テ―プ類用剥離性処理剤を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的に対して、鋭意検討した結果、1分子中にポリスチレ
ン鎖やポリエチレン鎖などの擬似架橋構造部分と、炭素
−炭素二重結合鎖やエチレン−プロピレン共重合体鎖な
どのエストラマ―構造部分を持つ特定の高分子化合物が
インクによる印字適性と剥離特性にすぐれ、種々のイン
クでも美しく印字でき、しかも剥離力が軽くてかつ経時
変化も少なく、剥離する際の剥離音の小さい剥離性処理
剤が得られることを知り、本発明を完成した。
的に対して、鋭意検討した結果、1分子中にポリスチレ
ン鎖やポリエチレン鎖などの擬似架橋構造部分と、炭素
−炭素二重結合鎖やエチレン−プロピレン共重合体鎖な
どのエストラマ―構造部分を持つ特定の高分子化合物が
インクによる印字適性と剥離特性にすぐれ、種々のイン
クでも美しく印字でき、しかも剥離力が軽くてかつ経時
変化も少なく、剥離する際の剥離音の小さい剥離性処理
剤が得られることを知り、本発明を完成した。
【0009】すなわち、本発明は、1分子中に擬似架橋
構造部分とエラストマ―構造部分を持つ高分子化合物を
主剤としてなる粘着テ―プ類用剥離性処理剤(請求項
1)に係るものであり、この剥離性処理剤において、上
記の高分子化合物における擬似架橋構造部分の占める割
合が20〜90重量%、エラストマ―構造部分の占める
割合が80〜10重量%である構成(請求項2)、擬似
架橋構造部分がポリエチレン鎖またはポリスチレン鎖で
ある構成(請求項3)、エストラマ―構造部分が炭素−
炭素二重結合鎖またはエチレン−プロピレン共重合体鎖
である構成(請求項4)、高分子化合物の重量平均分子
量が1万〜50万である構成(請求項5)を、それぞれ
好ましい態様としている。
構造部分とエラストマ―構造部分を持つ高分子化合物を
主剤としてなる粘着テ―プ類用剥離性処理剤(請求項
1)に係るものであり、この剥離性処理剤において、上
記の高分子化合物における擬似架橋構造部分の占める割
合が20〜90重量%、エラストマ―構造部分の占める
割合が80〜10重量%である構成(請求項2)、擬似
架橋構造部分がポリエチレン鎖またはポリスチレン鎖で
ある構成(請求項3)、エストラマ―構造部分が炭素−
炭素二重結合鎖またはエチレン−プロピレン共重合体鎖
である構成(請求項4)、高分子化合物の重量平均分子
量が1万〜50万である構成(請求項5)を、それぞれ
好ましい態様としている。
【0010】また、本発明は、上記構成の高分子化合物
からなる主剤100重量部あたり、滑剤0.1〜10重
量部を含ませた構成の粘着テ―プ類用剥離性処理剤(請
求項6)に係るものである。さらに、本発明は、このよ
うな種々の粘着テ―プ類用剥離性処理剤において、粘着
テ―プ類がアクリル系粘着剤を用いたものからなる構成
(請求項7)を、とくに好ましい態様としている。
からなる主剤100重量部あたり、滑剤0.1〜10重
量部を含ませた構成の粘着テ―プ類用剥離性処理剤(請
求項6)に係るものである。さらに、本発明は、このよ
うな種々の粘着テ―プ類用剥離性処理剤において、粘着
テ―プ類がアクリル系粘着剤を用いたものからなる構成
(請求項7)を、とくに好ましい態様としている。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に使用する高分子化合物
は、1分子中に擬似架橋構造部分とエラストマ―構造部
分を持つものであつて、擬似架橋構造部分はドメイン
(分域)構造や結晶構造部分として高分子の架橋点の役
割を果たす一方、エラストマ―構造部分は高分子にゴム
的性質を付与する役割を果たすものである。
は、1分子中に擬似架橋構造部分とエラストマ―構造部
分を持つものであつて、擬似架橋構造部分はドメイン
(分域)構造や結晶構造部分として高分子の架橋点の役
割を果たす一方、エラストマ―構造部分は高分子にゴム
的性質を付与する役割を果たすものである。
【0012】このような擬似架橋構造部分としては、ポ
リエチレン鎖またはポリスチレン鎖が望ましく、これら
は、剥離処理膜の凝集力を高めて、耐熱性の向上に寄与
し、また粘着剤との相互作用を抑制して、剥離力を軽減
化させる。一方、上記のようなエラストマ―構造部分と
しては、粘着剤との相互作用が小さく、軽くてスム―ズ
な剥離に好都合である、炭素−炭素二重結合鎖またはエ
チレン−プロピレン共重合体鎖が望ましく、これらは、
剥離性処理剤に良好な被膜形成能を付与して、ピンホ―
ルのない剥離処理膜の形成を可能とする。
リエチレン鎖またはポリスチレン鎖が望ましく、これら
は、剥離処理膜の凝集力を高めて、耐熱性の向上に寄与
し、また粘着剤との相互作用を抑制して、剥離力を軽減
化させる。一方、上記のようなエラストマ―構造部分と
しては、粘着剤との相互作用が小さく、軽くてスム―ズ
な剥離に好都合である、炭素−炭素二重結合鎖またはエ
チレン−プロピレン共重合体鎖が望ましく、これらは、
剥離性処理剤に良好な被膜形成能を付与して、ピンホ―
ルのない剥離処理膜の形成を可能とする。
【0013】本発明に使用する高分子化合物において、
擬似架橋構造部分の占める割合は、20〜90重量%、
好ましくは40〜80重量%であり、エラストマ―構造
部分の占める割合は、80〜10重量%、好ましくは6
0〜20重量%であるのがよい。擬似架橋構造部分が2
0重量%未満、エラストマ―構造部分が80重量%を超
えると、剥離処理膜の凝集力が低下して、耐熱性に劣つ
たり、粘着剤との相互作用が大きくなつて、剥離力が重
くなり、剥離時の剥離音が大きくなる。また、擬似架橋
構造部分が90重量%を超え、エラストマ―構造部分が
10重量%未満となると、剥離性処理剤としての溶融粘
度が高くなつて造膜性に劣り、皮膜形成性に乏しくなる
などの不都合が起こりやすい。
擬似架橋構造部分の占める割合は、20〜90重量%、
好ましくは40〜80重量%であり、エラストマ―構造
部分の占める割合は、80〜10重量%、好ましくは6
0〜20重量%であるのがよい。擬似架橋構造部分が2
0重量%未満、エラストマ―構造部分が80重量%を超
えると、剥離処理膜の凝集力が低下して、耐熱性に劣つ
たり、粘着剤との相互作用が大きくなつて、剥離力が重
くなり、剥離時の剥離音が大きくなる。また、擬似架橋
構造部分が90重量%を超え、エラストマ―構造部分が
10重量%未満となると、剥離性処理剤としての溶融粘
度が高くなつて造膜性に劣り、皮膜形成性に乏しくなる
などの不都合が起こりやすい。
【0014】このようなふたつの構造部分からなる高分
子化合物は、重量平均分子量が1万〜50万、好ましく
は5万〜30万であるのがよい。重量平均分子量が1万
より小さくなると、剥離処理膜の耐熱性が低下したり、
皮膜形成性に劣りやすい。また、重量平均分子量が50
万未満となると、溶剤への溶解性が悪くなつて、塗工作
業性などの取り扱い性の面で問題を生じやすい。
子化合物は、重量平均分子量が1万〜50万、好ましく
は5万〜30万であるのがよい。重量平均分子量が1万
より小さくなると、剥離処理膜の耐熱性が低下したり、
皮膜形成性に劣りやすい。また、重量平均分子量が50
万未満となると、溶剤への溶解性が悪くなつて、塗工作
業性などの取り扱い性の面で問題を生じやすい。
【0015】このような高分子化合物としては、擬似架
橋構造部分がポリエチレン鎖、エラストマ―構造部分が
炭素−炭素二重結合鎖からなるトランスポリオクテネマ
―ゴム(たとえば、イムペツクス・ケミカルス社販売の
「ベステネマ―8012」)、擬似架橋構造部分がポリ
スチレン鎖、エラストマ―構造部分がエチレン−プロピ
レン共重合体鎖からなるポリスチレン/エチレン−プロ
ピレン共重合体ブロツクゴム(たとえば、クラレ社製の
「セプトン1050」)などが挙げられる。
橋構造部分がポリエチレン鎖、エラストマ―構造部分が
炭素−炭素二重結合鎖からなるトランスポリオクテネマ
―ゴム(たとえば、イムペツクス・ケミカルス社販売の
「ベステネマ―8012」)、擬似架橋構造部分がポリ
スチレン鎖、エラストマ―構造部分がエチレン−プロピ
レン共重合体鎖からなるポリスチレン/エチレン−プロ
ピレン共重合体ブロツクゴム(たとえば、クラレ社製の
「セプトン1050」)などが挙げられる。
【0016】本発明の粘着テ―プ類用剥離性処理剤は、
上記構成の高分子化合物を主剤としたものであつて、使
用に際しては、通常、上記の高分子化合物をトルエンな
どの適宜の有機溶剤に溶解させた低濃度溶液として取り
扱われる。この溶液には、剥離性処理剤の性能をより良
く発揮させるために、適宜の添加剤を加えることができ
る。この添加剤の最も代表的なものとして、滑剤が挙げ
られる。この滑剤は、剥離処理膜の表面に存在して、粘
着剤との相互作用をコントロ―ルする役割を果たし、適
切な剥離力を得るうえで有効である。
上記構成の高分子化合物を主剤としたものであつて、使
用に際しては、通常、上記の高分子化合物をトルエンな
どの適宜の有機溶剤に溶解させた低濃度溶液として取り
扱われる。この溶液には、剥離性処理剤の性能をより良
く発揮させるために、適宜の添加剤を加えることができ
る。この添加剤の最も代表的なものとして、滑剤が挙げ
られる。この滑剤は、剥離処理膜の表面に存在して、粘
着剤との相互作用をコントロ―ルする役割を果たし、適
切な剥離力を得るうえで有効である。
【0017】このような滑剤としては、流動パラフイ
ン、天然パラフイン、合成パラフイン、低分子量ポリエ
チレンなどの炭化水素系滑剤、高級脂肪酸、オキシ脂肪
酸などの脂肪酸系滑剤、脂肪酸アミド、アルキレンビス
脂肪酸アミドなどの脂肪酸アミド系滑剤、脂肪酸低級ア
ルコ―ルエステル、脂肪酸多価アルコ―ルエステル、脂
肪酸ポリグリコ―ルエステルなどのエステル系滑剤、脂
肪族アルコ―ル、多価アルコ―ル、ポリグリコ―ルなど
のアルコ―ル系滑剤が挙げられる。
ン、天然パラフイン、合成パラフイン、低分子量ポリエ
チレンなどの炭化水素系滑剤、高級脂肪酸、オキシ脂肪
酸などの脂肪酸系滑剤、脂肪酸アミド、アルキレンビス
脂肪酸アミドなどの脂肪酸アミド系滑剤、脂肪酸低級ア
ルコ―ルエステル、脂肪酸多価アルコ―ルエステル、脂
肪酸ポリグリコ―ルエステルなどのエステル系滑剤、脂
肪族アルコ―ル、多価アルコ―ル、ポリグリコ―ルなど
のアルコ―ル系滑剤が挙げられる。
【0018】これら滑剤の配合量は、前記の高分子化合
物100重量部に対して、0.1〜10重量部、好まし
くは1〜5重量部となるようにするのがよい。0.1重
量部未満では、添加効果に乏しく、10重量部を超える
と、滑剤が粘着剤面に移行して、粘着特性を阻害するの
で望ましくない。
物100重量部に対して、0.1〜10重量部、好まし
くは1〜5重量部となるようにするのがよい。0.1重
量部未満では、添加効果に乏しく、10重量部を超える
と、滑剤が粘着剤面に移行して、粘着特性を阻害するの
で望ましくない。
【0019】本発明の粘着テ―プ類用剥離性処理剤は、
これを、紙、布、金属箔、プラスチツクフイルムなどの
基材の片面または両面に塗布、乾燥し、所望厚さの剥離
処理膜を形成して、粘着テ―プ類用のセパレ―タとす
る。このセパレ―タは、これを両面粘着テ―プや両面粘
着ラベル、さらには表面保護シ―トなどの各種粘着テ―
プ類の粘着面に貼り合わせ、上記粘着面を実用に供する
までの間、保護する目的などに用いられる。また、この
ようなセパレ―タのほか、片面粘着テ―プなどの背面側
に上記剥離性処理剤を塗布、乾燥することにより、上記
テ―プなどの巻回や重ね合わせを容易にする目的などで
も用いられる。
これを、紙、布、金属箔、プラスチツクフイルムなどの
基材の片面または両面に塗布、乾燥し、所望厚さの剥離
処理膜を形成して、粘着テ―プ類用のセパレ―タとす
る。このセパレ―タは、これを両面粘着テ―プや両面粘
着ラベル、さらには表面保護シ―トなどの各種粘着テ―
プ類の粘着面に貼り合わせ、上記粘着面を実用に供する
までの間、保護する目的などに用いられる。また、この
ようなセパレ―タのほか、片面粘着テ―プなどの背面側
に上記剥離性処理剤を塗布、乾燥することにより、上記
テ―プなどの巻回や重ね合わせを容易にする目的などで
も用いられる。
【0020】ここで、セパレ―タ基材や粘着テ―プ類の
背面側に形成される剥離処理膜は、その膜表面、つまり
剥離処理面に対する印字適性にすぐれ、種々のインクで
も美しく印刷することが可能である。また、この剥離処
理膜は、粘着テ―プなどの粘着面に対して軽くてかつ経
時変化の少ない安定した剥離力を示して、剥離速度に依
存することのないスム―ズな剥離を可能とし、従来の剥
離性処理剤を用いたものに比べて、剥離時の剥離音を小
さくすることができる。
背面側に形成される剥離処理膜は、その膜表面、つまり
剥離処理面に対する印字適性にすぐれ、種々のインクで
も美しく印刷することが可能である。また、この剥離処
理膜は、粘着テ―プなどの粘着面に対して軽くてかつ経
時変化の少ない安定した剥離力を示して、剥離速度に依
存することのないスム―ズな剥離を可能とし、従来の剥
離性処理剤を用いたものに比べて、剥離時の剥離音を小
さくすることができる。
【0021】このような剥離効果は、粘着テ―プ類がア
クリル系粘着剤を用いたものであるとき、とくに顕著に
発現される。このため、本発明の剥離性処理剤は、この
ようなアクリル系粘着テ―プ類に対して、とくに有効で
ある。アクリル系粘着剤は、アクリル系共重合体にポリ
イソシアネ―ト化合物などの架橋剤を加えた通常の粘着
剤のほか、硬化型の粘着剤構成としたものであつてもよ
い。
クリル系粘着剤を用いたものであるとき、とくに顕著に
発現される。このため、本発明の剥離性処理剤は、この
ようなアクリル系粘着テ―プ類に対して、とくに有効で
ある。アクリル系粘着剤は、アクリル系共重合体にポリ
イソシアネ―ト化合物などの架橋剤を加えた通常の粘着
剤のほか、硬化型の粘着剤構成としたものであつてもよ
い。
【0022】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を記載して、より具
体的に説明する。なお、以下において、部とあるのは重
量部を意味するものとする。
体的に説明する。なお、以下において、部とあるのは重
量部を意味するものとする。
【0023】実施例1 高分子化合物として、ポリエチレン鎖76重量%(擬似
架橋構造部分)と炭素−炭素二重結合鎖24重量%(エ
ストラマ―構造成分)とを持つ、重量平均分子量12万
のトランスオクテネマ―ゴム(イムペツクス・ケミカル
ス社販売の「ベステネマ―8012」)を使用し、これ
をトルエンに溶解させて、上記高分子化合物の10重量
%溶液からなる剥離性処理剤を調製した。
架橋構造部分)と炭素−炭素二重結合鎖24重量%(エ
ストラマ―構造成分)とを持つ、重量平均分子量12万
のトランスオクテネマ―ゴム(イムペツクス・ケミカル
ス社販売の「ベステネマ―8012」)を使用し、これ
をトルエンに溶解させて、上記高分子化合物の10重量
%溶液からなる剥離性処理剤を調製した。
【0024】ポリエステルフイルム(東レ社製の「ルミ
ラ―」)の片面にコロナ処理を施して、表面張力を52
ダイン/cmとしたのち、このコロナ処理面に、マイヤ―
バ―(No.7)により、上記の剥離性処理剤を塗布
し、熱風乾燥器により130℃で2分間の乾燥を行い、
剥離処理膜を有するセパレ―タを作製した。
ラ―」)の片面にコロナ処理を施して、表面張力を52
ダイン/cmとしたのち、このコロナ処理面に、マイヤ―
バ―(No.7)により、上記の剥離性処理剤を塗布
し、熱風乾燥器により130℃で2分間の乾燥を行い、
剥離処理膜を有するセパレ―タを作製した。
【0025】つぎに、上記と同じポリエステルフイルム
に、2−エチルヘキシルアクリレ―ト100部とアクリ
ル酸2部との共重合体に架橋剤としてポリイソシアネ―
ト化合物1部を加えてなるアクリル系粘着剤溶液を、乾
燥後の固形分厚さが20μmとなるように塗布し、乾燥
して、粘着テ―プを作製した。この粘着テ―プの粘着面
に、前記のセパレ―タの剥離処理面、つまり剥離処理膜
を有する面を貼り合わせて、セパレ―タ付き粘着テ―プ
とした。
に、2−エチルヘキシルアクリレ―ト100部とアクリ
ル酸2部との共重合体に架橋剤としてポリイソシアネ―
ト化合物1部を加えてなるアクリル系粘着剤溶液を、乾
燥後の固形分厚さが20μmとなるように塗布し、乾燥
して、粘着テ―プを作製した。この粘着テ―プの粘着面
に、前記のセパレ―タの剥離処理面、つまり剥離処理膜
を有する面を貼り合わせて、セパレ―タ付き粘着テ―プ
とした。
【0026】実施例2 実施例1で用いたトランスオクテネマ―ゴムの10重量
%トルエン溶液に、重合開始剤としてベンゾフエノンパ
―オキサイド1重量%を加えて、窒素気流下で反応を行
い、重量平均分子量18万のトランスオクテネマ―ゴム
を得た。このトルエン溶液を剥離性処理剤とし、これを
用いて、以下、実施例1と同様にして、セパレ―タ付き
粘着テ―プを作製した。
%トルエン溶液に、重合開始剤としてベンゾフエノンパ
―オキサイド1重量%を加えて、窒素気流下で反応を行
い、重量平均分子量18万のトランスオクテネマ―ゴム
を得た。このトルエン溶液を剥離性処理剤とし、これを
用いて、以下、実施例1と同様にして、セパレ―タ付き
粘着テ―プを作製した。
【0027】実施例3 実施例1で用いたトランスオクテネマ―ゴムの10重量
%トルエン溶液に、滑剤として天然パラフイン(日本石
油社製の「パラフインワツクス135」)3部を加え
て、剥離性処理剤とし、これを用いて、以下、実施例1
と同様にして、セパレ―タ付き粘着テ―プを作製した。
%トルエン溶液に、滑剤として天然パラフイン(日本石
油社製の「パラフインワツクス135」)3部を加え
て、剥離性処理剤とし、これを用いて、以下、実施例1
と同様にして、セパレ―タ付き粘着テ―プを作製した。
【0028】実施例4 実施例2で得た重量平均分子量18万のトランスオクテ
ネマ―ゴムのトルエン溶液に、滑剤として低分子量ポリ
エチレン(Allied Chemical社製の「A
Cポリエチレン6A」)5部を加えて、剥離性処理剤と
し、これを用いて、以下、実施例1と同様にして、セパ
レ―タ付き粘着テ―プを作製した。
ネマ―ゴムのトルエン溶液に、滑剤として低分子量ポリ
エチレン(Allied Chemical社製の「A
Cポリエチレン6A」)5部を加えて、剥離性処理剤と
し、これを用いて、以下、実施例1と同様にして、セパ
レ―タ付き粘着テ―プを作製した。
【0029】実施例5 高分子化合物として、ポリスチレン鎖50重量%(擬似
架橋構造部分)とエチレン−プロピレン共重合体鎖50
重量%(エストラマ―構造部分)とを持つ、重量平均分
子量15万のポリスチレン/エチレン−プロピレン共重
合体ブロツクゴム(クラレ社製の「セプトン105
0」)を使用し、これをトルエンに溶解させて、上記高
分子化合物の10重量%溶液からなる剥離性処理剤を調
製した。この剥離性処理剤を用いて、以下、実施例1と
同様にして、セパレ―タ付き粘着テ―プを作製した。
架橋構造部分)とエチレン−プロピレン共重合体鎖50
重量%(エストラマ―構造部分)とを持つ、重量平均分
子量15万のポリスチレン/エチレン−プロピレン共重
合体ブロツクゴム(クラレ社製の「セプトン105
0」)を使用し、これをトルエンに溶解させて、上記高
分子化合物の10重量%溶液からなる剥離性処理剤を調
製した。この剥離性処理剤を用いて、以下、実施例1と
同様にして、セパレ―タ付き粘着テ―プを作製した。
【0030】実施例6 実施例5で用いたポリスチレン/エチレン−プロピレン
共重合体ブロツクゴムの10重量%トルエン溶液に、滑
剤として脂肪酸アミド(日本水素工業社製の「ダイヤミ
ツド200」)3部を加えて、剥離性処理剤とし、これ
を用いて、以下、実施例1と同様にして、セパレ―タ付
き粘着テ―プを作製した。
共重合体ブロツクゴムの10重量%トルエン溶液に、滑
剤として脂肪酸アミド(日本水素工業社製の「ダイヤミ
ツド200」)3部を加えて、剥離性処理剤とし、これ
を用いて、以下、実施例1と同様にして、セパレ―タ付
き粘着テ―プを作製した。
【0031】比較例1 実施例1で用いたポリエステルフイルムに、長鎖アルキ
ル系剥離性処理剤として、一方社油脂社製の「ピ―ロイ
ル1010」の1重量%トルエン溶液を、マイヤ―バ―
(No.10)で塗布し、熱風乾燥器で130℃で2分
間の乾燥を行い、剥離処理膜を有するセパレ―タを得
た。このセパレ―タを用いて、以下、実施例1と同様に
して、セパレ―タ付き粘着テ―プを作製した。
ル系剥離性処理剤として、一方社油脂社製の「ピ―ロイ
ル1010」の1重量%トルエン溶液を、マイヤ―バ―
(No.10)で塗布し、熱風乾燥器で130℃で2分
間の乾燥を行い、剥離処理膜を有するセパレ―タを得
た。このセパレ―タを用いて、以下、実施例1と同様に
して、セパレ―タ付き粘着テ―プを作製した。
【0032】比較例2 実施例1で用いたポリエステルフイルムに、シリコ─ン
系剥離性処理剤として、信越化学工業社製の「KS−7
23AB」の1重量%トルエン溶液を、マイヤ―バ―
(No.10)で塗布し、熱風乾燥器で130℃で2分
間の乾燥を行い、剥離処理膜を有するセパレ―タを得
た。このセパレ―タを用い、以下、実施例1と同様にし
て、セパレ―タ付き粘着テ―プを作製した。
系剥離性処理剤として、信越化学工業社製の「KS−7
23AB」の1重量%トルエン溶液を、マイヤ―バ―
(No.10)で塗布し、熱風乾燥器で130℃で2分
間の乾燥を行い、剥離処理膜を有するセパレ―タを得
た。このセパレ―タを用い、以下、実施例1と同様にし
て、セパレ―タ付き粘着テ―プを作製した。
【0033】以上の実施例1〜6および比較例1,2の
各セパレ―タ付き粘着テ―プについて、剥離力試験およ
び経時後の剥離音試験を、下記の方法で行つた。また、
各セパレ―タの剥離処理面、つまり剥離処理膜の表面に
対する印字適性試験を、下記の方法で調べた。これらの
結果は、表1に示されるとおりであつた。
各セパレ―タ付き粘着テ―プについて、剥離力試験およ
び経時後の剥離音試験を、下記の方法で行つた。また、
各セパレ―タの剥離処理面、つまり剥離処理膜の表面に
対する印字適性試験を、下記の方法で調べた。これらの
結果は、表1に示されるとおりであつた。
【0034】<剥離力試験>セパレ―タ付き粘着テ―プ
について、粘着面にセパレ―タを貼り合わせたのち、常
温で30分放置後、万能引張試験機により、引張速度3
00mm/分でセパレ―タの180度ピ―リングを行い、
その剥離力を調べた。
について、粘着面にセパレ―タを貼り合わせたのち、常
温で30分放置後、万能引張試験機により、引張速度3
00mm/分でセパレ―タの180度ピ―リングを行い、
その剥離力を調べた。
【0035】<経時後の剥離音試験>セパレ―タ付き粘
着テ―プについて、粘着面にセパレ―タを貼り合わせた
のち、50℃で1日放置後、万能引張試験機により、引
張速度300mm/分でセパレ―タの180度ピ―リング
を行い、この時の剥離音を観察した。
着テ―プについて、粘着面にセパレ―タを貼り合わせた
のち、50℃で1日放置後、万能引張試験機により、引
張速度300mm/分でセパレ―タの180度ピ―リング
を行い、この時の剥離音を観察した。
【0036】<印字適性試験>セパレ―タの剥離処理面
に、ワツクスレジン系およびレジン系のインクを用い
て、熱転写方式により印字し、その印字適性を調べた。
目視により印字した文字に乱れがなく、かつ消しゴムに
2Kgの荷重を負荷して10往復したときに、文字の汚れ
や脱落がない場合を「良い」、ある場合を「悪い」、と
評価した。
に、ワツクスレジン系およびレジン系のインクを用い
て、熱転写方式により印字し、その印字適性を調べた。
目視により印字した文字に乱れがなく、かつ消しゴムに
2Kgの荷重を負荷して10往復したときに、文字の汚れ
や脱落がない場合を「良い」、ある場合を「悪い」、と
評価した。
【0037】
【0038】上記の表1から明らかなように、本発明の
剥離性処理剤は、印字適性にすぐれており、しかも、ア
クリル系粘着剤を用いた粘着テ―プに対する剥離力が軽
く、経時後もスム―ズに剥離できるため、剥離音が小さ
くなつている。
剥離性処理剤は、印字適性にすぐれており、しかも、ア
クリル系粘着剤を用いた粘着テ―プに対する剥離力が軽
く、経時後もスム―ズに剥離できるため、剥離音が小さ
くなつている。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明は、1分子中に擬
似架橋構造部分とエストラマ―構造部分を持つ高分子化
合物を主剤としたことにより、インクによる印字適性と
剥離特性にすぐれ、種々のインクでも美しく印字でき、
しかも剥離力が軽くてかつ経時変化も少なく、剥離する
際の剥離音の小さい剥離性処理剤を提供できる。
似架橋構造部分とエストラマ―構造部分を持つ高分子化
合物を主剤としたことにより、インクによる印字適性と
剥離特性にすぐれ、種々のインクでも美しく印字でき、
しかも剥離力が軽くてかつ経時変化も少なく、剥離する
際の剥離音の小さい剥離性処理剤を提供できる。
Claims (7)
- 【請求項1】 1分子中に擬似架橋構造部分とエラスト
マ―構造部分を持つ高分子化合物を主剤としてなる粘着
テ―プ類用剥離性処理剤。 - 【請求項2】 高分子化合物における擬似架橋構造部分
の占める割合が20〜90重量%、エラストマ―構造部
分の占める割合が80〜10重量%である請求項1に記
載の粘着テ―プ類用剥離性処理剤。 - 【請求項3】 擬似架橋構造部分がポリエチレン鎖また
はポリスチレン鎖である請求項1または2に記載の粘着
テ―プ類用剥離性処理剤。 - 【請求項4】 エストラマ―構造部分が炭素−炭素二重
結合鎖またはエチレン−プロピレン共重合体鎖である請
求項1〜3のいずれかに記載の粘着テ―プ類用剥離性処
理剤。 - 【請求項5】 高分子化合物の重量平均分子量が1万〜
50万である請求項1〜4のいずれかに記載の粘着テ―
プ類用剥離性処理剤。 - 【請求項6】 高分子化合物からなる主剤100重量部
あたり、滑剤0.1〜10重量部を含ませてなる請求項
1〜5のいずれかに記載の粘着テ―プ類用剥離性処理
剤。 - 【請求項7】 粘着テ―プ類がアクリル系粘着剤を用い
たものからなる請求項1〜6のいずれかに記載の粘着テ
―プ類用剥離性処理剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15324697A JPH10338896A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 粘着テ―プ類用剥離性処理剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15324697A JPH10338896A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 粘着テ―プ類用剥離性処理剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10338896A true JPH10338896A (ja) | 1998-12-22 |
Family
ID=15558265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15324697A Pending JPH10338896A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 粘着テ―プ類用剥離性処理剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10338896A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003022572A1 (fr) * | 2001-09-10 | 2003-03-20 | Lintec Corporation | Feuille de decollage et article autocollant |
JP2006241220A (ja) * | 2005-03-01 | 2006-09-14 | Ge Toshiba Silicones Co Ltd | 剥離性被膜形成用シリコーン組成物 |
US7390544B2 (en) | 2004-03-02 | 2008-06-24 | Nitto Denko Corporation | Thermosetting adhesive or pressure-sensitive adhesive tape or sheet, and process of producing the same |
-
1997
- 1997-06-11 JP JP15324697A patent/JPH10338896A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003022572A1 (fr) * | 2001-09-10 | 2003-03-20 | Lintec Corporation | Feuille de decollage et article autocollant |
US7390544B2 (en) | 2004-03-02 | 2008-06-24 | Nitto Denko Corporation | Thermosetting adhesive or pressure-sensitive adhesive tape or sheet, and process of producing the same |
JP2006241220A (ja) * | 2005-03-01 | 2006-09-14 | Ge Toshiba Silicones Co Ltd | 剥離性被膜形成用シリコーン組成物 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050201 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050607 |