[go: up one dir, main page]

JPH10336769A - リモートコントロールシステム - Google Patents

リモートコントロールシステム

Info

Publication number
JPH10336769A
JPH10336769A JP13841897A JP13841897A JPH10336769A JP H10336769 A JPH10336769 A JP H10336769A JP 13841897 A JP13841897 A JP 13841897A JP 13841897 A JP13841897 A JP 13841897A JP H10336769 A JPH10336769 A JP H10336769A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
remote control
control device
display information
controlled
controlled device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13841897A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichiro Ono
修一郎 小野
Hiroaki Niwamoto
浩明 庭本
Kaoru Hieda
薫 稗田
Fujiko Iso
冨士子 居相
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP13841897A priority Critical patent/JPH10336769A/ja
Publication of JPH10336769A publication Critical patent/JPH10336769A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】単一個であっても複数個の被制御装置を操作可
能な遠隔制御装置と、この遠隔制御装置によって操作さ
れる被制御装置とからなるリモートコントロールシステ
ムを提供する。 【解決手段】本発明に係るリモートコントロールシステ
ムは、相互間での赤外線通信を実行する被制御装置1と
遠隔制御装置11とを備えており、被制御装置1は、動
作内容が示された表示情報を遠隔制御装置11に送信
し、かつ、遠隔制御装置11から返送されてきた操作情
報に基づく動作を実行するものである一方、遠隔制御装
置11は、被制御装置1から送信されてきた表示情報を
受信して表示し、かつ、表示情報に加えられたユーザの
指示内容を示す操作情報を被制御装置1に対して返送す
るものであることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リモートコントロ
ールシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種のリモートコントロー
ルシステムは、エアコン機器やテレビ受像機などのよう
な特定の被制御装置と、被制御装置それぞれ専用の遠隔
制御装置、つまり、リモートコントローラとから構成さ
れており、被制御装置ごとに遠隔制御装置が異なるのは
極めて一般的なことであった。しかしながら、数多くの
被制御装置が同一室内に設置されているにも拘わらず、
被制御装置ごとに遠隔制御装置が異なっているのでは利
便性に欠けるため、近年においては、このような不都合
を解消したうえで利便性の向上を図る必要上、以下に示
すような各種の提案がなされている。
【0003】すなわち、特開平5−122779号公報
では、種々の被制御装置に対応可能とするため、固定さ
れたボタンではなく、タブレットなどを具備したプログ
ラマブル遠隔制御装置を利用する技術が提案されてお
り、また、特開平6−6872号公報においては、各種
の被制御装置に対する制御情報を外部記憶装置から供給
することによってプログラマブルに使用し得る遠隔制御
装置が提案されている。さらにまた、特開平7−321
942号公報には、無線を利用しながら被制御装置から
遠隔操作可能な機能情報を取得し、かつ、複数の被制御
装置の遠隔操作が可能な遠隔制御装置が提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平5−
122779号公報で示された技術を利用するのでは、
被制御装置ごとに専用の遠隔制御装置が必要であること
に変わりなく、例えば、テレビ受像機及びビデオ機器、
エアコン機器を同一の室内で使用する場合には各々の遠
隔制御装置を手元に置いておかねばならなかった。そし
て、複数の被制御装置を操作可能な遠隔制御装置であっ
たとしても、操作可能な被制御装置を登録するためのボ
タン数や記憶容量などの制限から、登録し得る被制御装
置の数が限定されることは避けられなかった。また、被
制御装置が複数の機能を提供できるものであったとして
も、遠隔制御装置に設けられたボタンの数や記憶容量な
どの制限を受けることから、やはり制御可能な機能の数
は限られることになり、従来の不都合は解消できないの
が現状であった。
【0005】一方、特開平6−6872号公報で開示さ
れた技術を利用する際には、被制御装置ごとに外部記憶
装置が必要となり、これらの外部記憶装置を手元に取り
寄せておいたうえで各々の制御情報を供給しなければな
らないため、煩わしい手間を要してしまう。さらにま
た、無線によるデータ転送を利用する特開平7−321
942号公報の技術を採用したのでは、国ごとの電波規
制が異なっている現状下において国際間での共通化を実
現することが困難とならざるを得ず、世界中の国々で使
用されている全ての被制御装置の制御情報を理解するた
めの解釈方式を遠隔制御装置が有していなければならな
いという現実には不可能な要件を満足する必要があるこ
とになる。
【0006】本発明は、このような不都合に鑑みて創案
されたものであり、単一個であっても複数個の被制御装
置を操作可能な遠隔制御装置と、この遠隔制御装置によ
って操作される被制御装置とからなるリモートコントロ
ールシステムの提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
リモートコントロールシステムは、相互間での赤外線通
信を実行する被制御装置と遠隔制御装置とを備えてお
り、被制御装置は、動作内容が示された表示情報を遠隔
制御装置に対して送信し、かつ、遠隔制御装置から返送
されてきた操作情報に基づく動作を実行するものである
一方、遠隔制御装置は、被制御装置から送信されてきた
表示情報を受信して表示し、かつ、表示情報に加えられ
たユーザの指示内容を示す操作情報を被制御装置に対し
て返送するものであることを特徴としている。本発明の
請求項2に係るリモートコントロールシステムは、被制
御装置が表示情報を解釈するための解釈方式をも送信す
るものであり、遠隔制御装置が被制御装置から送信され
てきた解釈方式に基づく表示情報の解釈を実行したうえ
で表示情報を表示するものであることを特徴とする。
【0008】本発明の請求項3に係るリモートコントロ
ールシステムは、被制御装置が、待機中の遠隔制御装置
を見いだすための探索信号を送信しており、かつ、遠隔
制御装置を動作開始させたうえで表示情報の送信を開始
するものである一方、遠隔制御装置が、被制御装置から
の探索信号を受信するまで待機しており、かつ、探索信
号の受信に伴って動作開始したうえで被制御装置から送
信されてくる表示情報の受信を開始するものであること
を特徴としている。本発明の請求項4に係るリモートコ
ントロールシステムは、被制御装置が、遠隔制御装置か
ら出力された電源ON信号を受信するまで待機してお
り、かつ、電源ON信号の受信に伴って動作開始したう
えで遠隔制御装置に対する表示情報の送信を開始するも
のである一方、遠隔制御装置が、待機中の被制御装置を
動作開始させるための電源ON信号を送信しており、か
つ、被制御装置を動作開始させたうえで表示情報の受信
を開始するものであることを特徴とする。
【0009】本発明の請求項5に係るリモートコントロ
ールシステムが備えている被制御装置は、動作内容が示
された表示情報をネットワークから受信したうえで遠隔
制御装置に対して送信し、かつ、遠隔制御装置から返送
されてきた操作情報に基づく動作を実行するものである
一方、遠隔制御装置は、被制御装置から送信されてきた
表示情報を受信して表示し、かつ、表示情報に加えられ
たユーザの指示内容を示す操作情報を被制御装置に対し
て返送するものであることを特徴としている。本発明の
請求項6に係るリモートコントロールシステムは、被制
御装置が表示情報を解釈するための解釈方式をもネット
ワークから受信したうえで遠隔制御装置に対して送信す
るものであり、遠隔制御装置が被制御装置から送信され
てきた解釈方式に基づく表示情報の解釈を実行したうえ
で表示情報を表示するものであることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項7に係るリモートコントロ
ールシステムは、被制御装置が遠隔制御装置からの検索
コマンドを受信したうえで自らを特定する固有情報を返
送するものである一方、遠隔制御装置が、複数の被制御
装置に対して検索コマンドを送信し、かつ、被制御装置
のそれぞれから返送されてきた固有情報を表示するもの
であることを特徴としている。本発明の請求項8に係る
リモートコントロールシステムが備える被制御装置は、
遠隔制御装置から受信した検索コマンドの光強度を数値
化したうえで光強度パラメータを生成し、かつ、光強度
パラメータを固有情報とともに返送するものである一
方、遠隔制御装置は、複数の被制御装置に対して検索コ
マンドを送信し、かつ、被制御装置のそれぞれから返送
されてきた光強度パラメータが最大の被制御装置を選択
するものであることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態を
図面に基づいて説明する。
【0012】(実施の形態1)図1は実施の形態1に係
るリモートコントロールシステムが備える被制御装置の
機能構成を簡略化して示すブロック図、図2は被制御装
置がエアコン機器である際の外観形状を簡略化して示す
正面図、図3は遠隔制御装置の機能構成を簡略化して示
すブロック図であり、図4はその外観形状を簡略化して
示す斜視図である。そして、図5は表示画面の一例を示
す説明図であり、図1ないし図5における符号1は被制
御装置を、また、符号11は遠隔制御装置を示してい
る。なお、ここでは被制御装置1がエアコン機器である
としているが、エアコン機器に限定されることはなく、
例えば、図6で簡略化された外観形状の正面図を示すよ
うなテレビ受像機、あるいはまた、電話機などの家電製
品や通信機器であってもよいことは勿論である。
【0013】本実施の形態に係るリモートコントロール
システムは、赤外線通信を利用したうえでのデータ転送
が相互間で実行されるエアコン機器などである被制御装
置1と、リモートコントローラといわれる遠隔制御装置
11とを備えて構成されたものである。そして、この際
における被制御装置1は、自らの動作内容が示された表
示情報を遠隔制御装置11に対して送信し、かつ、遠隔
制御装置11から返送されてきた操作情報に基づく動作
を実行するものである一方、遠隔制御装置11は、被制
御装置1から送信されてきた表示情報を受信して表示
し、かつ、表示情報に加えられたユーザの指示内容を示
す操作情報、つまり、表示情報のうちから所要の動作命
令を選択して指示された内容を示す操作情報を被制御装
置1に対して返送するものとなっている。
【0014】ところで、被制御装置1及び遠隔制御装置
11の双方における表示情報の解釈方式、例えば、本実
施の形態ではインタプリタが互いに同一である場合に
は、被制御装置1から遠隔制御装置11に対して表示情
報のみが送信されることになるが、被制御装置1及び遠
隔制御装置11それぞれの解釈方式が異なるときは、例
えば、エラー表示を行った遠隔制御装置11が被制御装
置1に対して解釈方式の相違を知らせるなどの手順に従
った処理を実行した後、表示情報を解釈するための解釈
方式が表示情報とともに被制御装置1から遠隔制御装置
11へと送信される。そして、遠隔制御装置11におい
ては、被制御装置1から送信されてきた解釈方式に基づ
く表示情報の解釈を実行したうえで表示情報を表示する
ことが行われる。なお、図示省略しているが、このよう
な手順に従った動作を実行するための切換スイッチなど
を遠隔制御装置11に配設していることは勿論である。
【0015】すなわち、エアコン機器である被制御装置
1は、図1及び図2で示すように、被制御装置1が実行
すべき動作を統括的に制御するCPU2と、ソフトウェ
ア的な制御を実行するためのデータ、例えば、動作手順
などの制御情報を記憶しており、かつ、CPU2の作業
バッファとしても機能するRAM3と、被制御装置1の
ハードウェア的な制御を実行するためのデータが書き込
まれたROM4と、被制御装置1そのものの機械的な動
作を制御する制御部5と、パルス変調された赤外線によ
る光デジタルデータの送受信を行うための送信器及び受
信器からなり、かつ、被制御装置1の正面位置に配設さ
れた光通信インタフェース6と、これらの構成要素同士
を互いに接続したうえで必要なデータが伝送されるバス
7とを具備している。そして、RAM3に記憶された被
制御装置1自らの動作内容を示す表示情報、つまり、自
らが実行すべき動作命令を画面表示した際の座標位置と
対応付けられて動作命令を表すことになる表示情報は、
光通信インタフェース6を介したうえで遠隔制御装置1
1に対して送信されることになっており、必要ならば、
表示情報を解釈するための解釈方式が表示情報とともに
送信されることになっている。
【0016】また、遠隔制御装置11から被制御装置1
へと送信されてきた操作情報は、光通信インタフェース
6を介して取り込まれたうえでRAM3によって記憶さ
れることになっており、このRAM3が記憶した操作情
報に基づく動作をもCPU2は被制御装置1に対して実
行させ得ることとなっている。なお、本実施の形態にお
いては被制御装置1がエアコン機器であるとしている
が、ここでの被制御装置1がエアコン機器に限定される
ことはなく、図6で外観形状を示すようなテレビ受像機
であってもよいことは勿論である。
【0017】一方、遠隔制御装置11は、図3及び図4
で示すように、遠隔制御装置11の全体動作を統括的に
制御するCPU12と、遠隔制御装置11自体の動作を
ソフトウェア的に制御するためのデータを記憶し、か
つ、CPU12の作業バッファとしても機能するRAM
13と、ハードウェア的な制御を実行するためのデータ
が書き込まれたROM14と、パルス変調された赤外線
による光デジタルデータの送受信を行うための送信器及
び受信器からなる光通信インタフェース15と、指や筆
記用具などでもって押圧された部位のXY座標をデジタ
ルデータに変換して出力するためのデジタイザ16と、
透光性を有するデジタイザ16の下側位置に積層して設
けられた液晶表示パネルなどのようなビットマップディ
スプレイからなる表示部17とを具備したものであり、
これらの構成要素同士はバス18を介したうえで互いに
接続されている。なお、ここでの表示部17は、デジタ
イザ16の入力画面や入力方法の指示、データの処理結
果などを表示する機能を有している。
【0018】そして、光通信インタフェース15を介し
ては、被制御装置1から送信されてきた表示情報を取り
込むとともに、遠隔制御装置11から被制御装置1に対
して返送される操作情報が出力される一方、RAM13
では、デジタイザ16及び表示部17との間における入
力データ及び出力データを記憶するとともに、光通信イ
ンタフェース15を介して取り込まれたデータ、つま
り、被制御装置1の表示情報及び解釈方式を記憶するこ
とが行われている。また、遠隔制御装置11が具備する
CPU12では、RAM13が記憶しているデータの処
理、すなわち、被制御装置1から受信した解釈方式に基
づいて被制御装置1の表示情報が解釈されることになっ
ており、被制御装置1の表示情報は表示部17上におい
て図5で示すような表示画面として表示される。なお、
被制御装置1及び遠隔制御装置11の双方が同一の解釈
方式を有する際には、被制御装置1から遠隔制御装置1
1に対して表示情報のみが送信されることになり、送信
された表示情報は遠隔制御装置11の解釈方式に基づい
て解釈されたうえで表示されることになる。
【0019】そこで、被制御装置1から送信された表示
情報、つまり、この被制御装置1における動作命令がビ
ットマップ形式の座標位置でもって表された状態の表示
情報は視認可能となったうえでユーザ(システム利用
者)が保持する遠隔制御装置11の表示部17上におい
て画面表示されることになり、被制御装置1の動作内容
が示された表示情報を視認したユーザが被制御装置1に
実行させようとする動作命令に対応した座標位置を指や
筆記用具などでもって押圧すると、表示部17上におけ
る押圧部位、例えば、表示画面の「冷房」という動作命
令を示す座標位置に指示を加えたことがデジタイザ16
でもって検知される。そして、表示情報に対して加えら
れたユーザの指示内容を示す操作情報、つまり、ビット
マップ形式の座標位置で表される操作情報は、遠隔制御
装置11から被制御装置1に対して光通信インタフェー
ス15を通じたうえで返送されることになり、返送され
た操作情報は被制御装置1の光通信インタフェース6を
介して取り込まれたうえでRAM3によって記憶される
こととなる。その結果、被制御装置1が具備しているC
PU2は、受信した操作情報に基づき、この操作情報と
対応付けられた動作命令に従った動作を被制御装置1に
行わせることとなり、この被制御装置1においてはユー
ザの指示内容に従った動作が実行される。
【0020】(実施の形態2)ところで、遠隔制御装置
11には、被制御装置1からの指示を受けて自動的に動
作を開始する受動型と、自らの指示に基づいて被制御装
置1の動作を自動的に開始させる能動型とがあり、受動
型の遠隔制御装置11によっては、以下の手順に従った
リモートコントロールが行われる。なお、図7は被制御
装置1であるエアコン機器1a及びテレビ受像機1bと
遠隔制御装置11との配置関係を示す説明図、図8は遠
隔制御装置11が受動型である場合のプロトコルシーケ
ンスを模式化して示す説明図、図9及び図10のそれぞ
れは被制御装置1がエアコン機器もしくはテレビ受像機
である場合における各種の信号やデータの内容を例示す
る説明図である。
【0021】まず、受動型の遠隔制御装置11を備えて
なるリモートコントロールシステムを構成する被制御装
置1は、待機中の遠隔制御装置11を見いだすための探
索信号21を送信しており、かつ、見いだした遠隔制御
装置11を動作開始させたうえで表示情報の送信を開始
するものである一方、遠隔制御装置11は、被制御装置
1からの探索信号21を受信するまで待機しており、か
つ、探索信号21の受信に伴って動作開始したうえで被
制御装置1から送信されてくる表示情報の受信を開始す
るものとなっている。なお、ここでの遠隔制御装置11
は、ユーザによって電源OFF状態から待機状態へと移
行させられている。
【0022】すなわち、この際における被制御装置1で
あるエアコン機器1aは図7で示すように同一室内にお
いてテレビ受像機1bと離間配置された状態にあり、被
制御装置1の一例であるエアコン機器1aは、図8で例
示しているように、遠隔制御装置11の探索状態下にお
ける一定の時間間隔ごとに光通信インタフェース6を介
したうえ、図9(a)で例示するような探索信号21、
つまり、エアコン機器1aが遠隔制御装置11を探索中
であることを内容とする探索信号21を送信しながら待
機中の遠隔制御装置11を見いだすための動作を実行し
続けている。そこで、図7で示すように、エアコン機器
1aに対して遠隔制御装置11を差し向けた場合、つま
り、これらの光通信インターフェース6,15同士を対
面配置した場合、遠隔制御装置11は光通信インタフェ
ース15を通じてエアコン機器1aからの探索信号21
を受信したうえで電源ON状態となって動作開始するこ
ととなり、図9(b)で例示するような電源ON信号2
2、すなわち、エアコン機器1aの電源ONを内容とし
た電源ON信号22をエアコン機器1aに向かって送信
する。その結果、電源ON信号22を受信したエアコン
機器1aは探索状態から電源ON状態へと移行したう
え、図9(c)で示すようなユーザインタフェース(U
/I)制御データ23、つまり、エアコン機器1aの動
作内容が示された表示情報を含んでなるU/I制御デー
タ23を遠隔制御装置11に対して送信することにな
る。
【0023】なお、図9(c)で例示したU/I制御デ
ータ23は、エアコン機器1a自身の動作命令と対応付
けられた座標位置を示す表示情報がビットマップ形式の
サイズや色情報でもって表されたものであり、U/I制
御データ23にはこのデータがエアコン機器1aから送
信されてきたことを表す内容も含まれている。ところ
で、この際における表示情報を解釈するための解釈方式
を表示情報とともに送信する必要がある場合には、図示
省略しているが、U/I制御データ23における表示情
報の前後いずれか一方側に対して解釈方式のデータを付
随させたうえで送信することが行われる。
【0024】そして、エアコン機器1aの光通信インタ
ーフェース6から送信されたU/I制御データ23は光
通信インタフェース15を介したうえで遠隔制御装置1
1によって取り込まれることになり、この遠隔制御装置
11においては、電源ON状態を維持しながらU/I制
御データ23に含まれた表示情報を解釈方式に基づいて
解釈し、かつ、解釈されて表示可能となったエアコン機
器1aの表示情報を図5で例示したような表示画面とし
たうえで表示部17上に画面表示することが行われる。
従って、エアコン機器1aの表示情報は遠隔制御装置1
1を保持しているユーザにも視認可能であることにな
り、遠隔制御装置11を利用してエアコン機器1aの表
示情報を視認したユーザが表示画面上における所要の座
標位置、すなわち、エアコン機器1aに実行させようと
する動作命令に対応付けられた座標位置を押圧すると、
表示部17上における座標位置に指示を加えたことがデ
ジタイザ16でもって検知される。
【0025】さらに、この遠隔制御装置11からは、図
9(d)で例示するような操作データ24、つまり、表
示情報に対して加えられたユーザの指示内容を示す操作
情報を含んだ操作データ24が光通信インタフェース1
5を通じたうえで返送されることになり、ユーザのボタ
ン操作などに伴って返送された操作データ24はエアコ
ン機器1aによって光通信インタフェース15を通じた
うえで受信される。なお、この際における操作データ2
4は、ユーザの指示内容がビットマップ形式の横及び縦
の位置座標として表されたものであり、この操作データ
24には操作データ24を受信すべき被制御装置1がエ
アコン機器1aであることを指定する内容も含まれてい
る。その結果、操作データ25を受信したエアコン機器
1aにおいては、操作データ24の座標位置でもって示
されたユーザの指示内容と対応する動作命令に従った動
作が実行される。
【0026】ところで、実施の形態2では、遠隔制御装
置11によって操作される被制御装置1がエアコン機器
1aであるとしているが、複数個の被制御装置1が同一
室内に設置されている場合もあるので、被制御装置1が
テレビ受像機1bである場合を説明する。なお、テレビ
受像機1bもエアコン機器1aと当然に同一の機能構
成、つまり、図1と同一の機能構成を有しており、ま
た、同一室内に3個以上の被制御装置1が設置されてい
る場合であっても同様のリモートコントロールが実行さ
れることになる。
【0027】まず、以上のような手順でもってエアコン
機器1aの操作を実行したうえでエアコン機器1aに対
する差し向け状態が解除された遠隔制御装置11は再び
待機中であることになり、この遠隔制御装置11を被制
御装置1であるテレビ受像機1bに対して差し向ける
と、エアコン機器1aの場合と同じく、被制御装置1で
あるテレビ受像機1bも待機中の遠隔制御装置11を見
いだすための探索信号25、例えば、図10(a)で示
すような内容の探索信号25を出力しており、かつ、見
いだした遠隔制御装置11を動作開始させたうえでデー
タの送信を開始する機能を有しているので、テレビ受像
機1bからの探索信号25を受信した遠隔制御装置11
は電源ON状態となって動作開始したうえ、図10
(b)で例示するような内容の電源ON信号26を被制
御装置1に向かって出力する。そこで、電源ON信号2
6を受信したテレビ受像機1bは電源ON状態となった
うえ、例えば、図10(c)で示すようなU/I制御デ
ータ27、つまり、テレビ受像機1bの動作命令と対応
付けられた座標位置からなる表示情報がビットマップ形
式のサイズや色情報でもって表されたU/I制御データ
27を遠隔制御装置11に対して送信することとなる。
【0028】そして、テレビ受像機1bから送信されて
きたU/I制御データ27は遠隔制御装置11によって
取り込まれることになり、遠隔制御装置11において
は、電源ON状態を維持しながらU/I制御データ27
に含まれた表示情報を与えられた解釈方式に基づいて解
釈し、解釈されて表示可能となった表示情報を表示部1
7上において画面表示することが行われる。引き続き、
視認可能な状態として表示された被制御装置1の表示情
報における所要の表示部位、つまり、被制御装置1の動
作命令と対応付けられた座標位置をユーザが押圧する
と、押圧された座標位置をユーザが選択して指示したこ
とになる。そのため、遠隔制御装置11からは、図10
(d)で例示するような操作データ28、つまり、表示
情報に対して加えられたユーザの指示内容を示す操作情
報を含んだ操作データ28が光通信インタフェース15
を通じたうえで返送されることになり、ユーザのボタン
操作などに伴って返送された操作データ28は光通信イ
ンタフェース6を通じたうえでテレビ受像機1bによっ
て受信される。
【0029】ところで、この際における操作データ28
はユーザの指示内容がビットマップ形式の横及び縦の位
置座標として表されたものであり、この操作データ28
には受信すべき被制御装置1がテレビ受像機1bである
ことを指定する内容も含まれている。そのため、操作デ
ータ28を受信した被制御装置1としてのテレビ受像機
1bにおいては、操作データ28でもって表された座標
位置と対応付けられた命令動作に従った動作が実行され
ることになる。
【0030】なお、本実施の形態では、遠隔制御装置1
1がエアコン機器1aから受信した表示情報を全て消去
したうえで新たにテレビ受像機1bから受信した表示情
報に基づく処理を実行することになるが、このような構
成には限られず、遠隔制御装置11がエアコン機器1a
から受信した表示情報を記憶したままの状態でテレビ受
像機1bから受信した表示情報に基づく処理を実行する
構成とすることも可能であり、このような場合には遠隔
制御装置11に配設されたスイッチ(図示していない)
などを用いたうえで被制御装置1の動作を切り換えるこ
とが行われる。しかしながら、操作が終了した被制御装
置1の表示情報を順次消去することとしておけば、遠隔
制御装置11でもって登録し得る被制御装置1の数が限
定されることはなくなり、単一個の遠隔制御装置11で
もって多数個の被制御装置1に対応し得ることとなる。
【0031】(実施の形態3)つぎに、遠隔制御装置1
1が能動型である場合、つまり、自らの指示に基づいて
被制御装置1の動作を自動的に開始させる能動型の遠隔
制御装置11を用いて構成されたリモートコントロール
システムである場合の実施の形態を、実施の形態2と同
一の図9と、図11及び図12とに基づいて説明する。
なお、ここでの図11は遠隔制御装置11が能動型であ
る際のプロトコルシーケンスを模式化して示す説明図、
図12は電源ON信号の内容を例示する説明図であり、
図11において図9と同一の信号及びデータについては
同一の符号を付している。
【0032】まず、実施の形態3に係るリモートコント
ロールシステムが備える遠隔制御装置11は、待機中の
被制御装置1を動作開始させるための電源ON信号31
を送信しており、かつ、被制御装置1を動作開始させた
うえで表示情報の受信を開始するものである一方、エア
コン機器1aやテレビ受像機1bである被制御装置1
は、遠隔制御装置11から送信されてきた電源ON信号
31を受信するまで待機し続けており、かつ、電源ON
信号31の受信に伴って動作開始したうえで遠隔制御装
置11に対する表示情報の送信を開始するものである。
そして、この際における遠隔制御装置11は、図11で
示すプロトコルシーケンスからも分かるように、ユーザ
の操作でもって電源OFF状態から電源ON状態に移行
させられた後、一定の時間間隔ごとに光通信インタフェ
ース15を介したうえで全ての被制御装置1に対する電
源ON信号31、つまり、図12で例示するような内容
の電源ON信号31を送信しながら待機状態にある被制
御装置1を検索する動作を続行しており、待機状態下に
あって遠隔制御装置11からの電源ON信号31を受信
した被制御装置1であるエアコン機器1aは電源ON信
号31の受信に伴って動作開始したうえ、図9(c)で
例示するようなU/I制御データ23を遠隔制御装置1
1に対して送信することになっている。
【0033】さらに、被制御装置1であるエアコン機器
1aから送信されてきたU/I制御データ23は光通信
インタフェース15を介したうえで遠隔制御装置11に
よって取り込まれることとなり、この遠隔制御装置11
においては、U/I制御データ23に含まれた表示情報
を解釈方式に基づいて解釈し、解釈されて表示可能にな
ったエアコン機器1aの表示情報を表示部17上でもっ
て画面表示することが行われる。従って、視認可能とな
って表示部17上に画面表示された表示情報における所
要の座標位置、例えば、「暑いとき」をユーザが指など
でもって押圧すると、「暑いとき」という動作命令と対
応付けられた座標位置がユーザによって指示されたこと
になる。その結果、遠隔制御装置11からエアコン機器
1aに対しては、図9(d)で示すような操作データ2
4、つまり、表示情報に対して加えられたユーザの指示
内容を示す操作情報を含んだ操作データ24が光通信イ
ンタフェース15を通じて返送されることになり、操作
データ24を受信したエアコン機器1aではユーザの指
示内容に従った動作が実行される。
【0034】ところで、能動型の遠隔制御装置11を使
用する場合には、複数個の被制御装置1、例えば、エア
コン機器1a及びテレビ受像機1bが同時的に遠隔制御
装置11からの電源ON信号31を受信することにな
り、エアコン機器1a及びテレビ受像機1bの各々から
U/I制御データ23,27から送信されることも考え
られるが、U/I制御データ23,27のそれぞれには
エアコン機器1aもしくはテレビ受像機1bのいずれか
ら送信されてきたデータであるかを示す内容が含まれて
いるので、遠隔制御装置11において表示情報が混乱す
ることは起こり得ず、これらの被制御装置1を順次操作
し得ることは勿論である。
【0035】さらにまた、以上説明した各実施の形態で
は、エアコン機器1aである被制御装置1から遠隔制御
装置11へと送信されるU/I制御データ23における
表示情報の表現形式としてビットマップを利用している
が、被制御装置1の進化に伴っては、図13(a)で例
示するようなU/I制御データ23、つまり、ビットマ
ップ形式ではなくてコンポーネント形式の表示情報を含
んだU/I制御データ23を利用することも考えられ
る。すなわち、このU/I制御データ23は、エアコン
機器1aの動作命令と対応付けられた各種の機能そのも
のを示すコンポーネントの個数やボタン状などのような
表示形態、並びに、各コンポーネントに付与される漢字
コードを表示情報として含んでなるデータであり、この
ようなU/I制御データ23を利用した際には送信デー
タ量が少なくて済むことになるばかりか、遠隔制御装置
11が旧型であったとしても被制御装置1からの表示情
報を新しい形式でもって画面表示できるという利点が得
られる。
【0036】そして、このようなU/I制御データ23
を使用した際には、動作命令の漢字コードでもって表示
された機能のボタンをユーザが押圧すると、ユーザによ
って指示された機能を示す操作情報が遠隔制御装置11
から被制御装置1へと送信されることになり、被制御装
置1においては指示された動作が実行されることにな
る。なお、遠隔制御装置11がビットマップ形式である
場合にはコンポーネント方式のデータを理解できないこ
とがあるので、電源ON信号31の受信に伴って動作開
始した被制御装置1から遠隔制御装置11に対して送信
されるU/I制御データ23を図13(b)で例示する
ようなデータとし、かつ、遠隔制御装置11から被制御
装置1に対して返送される操作データ24の内容を図1
3(c)で示すようなデータとしておくことが望ましい
と考えられる。
【0037】(実施の形態4)さらにまた、以上説明し
た実施の形態それぞれにおいては、リモートコントロー
ルシステムを構成する被制御装置1が自らの動作内容と
対応付けられた表示情報を遠隔制御装置11に対して送
信するものとなっているが、このような構成のみに限ら
れることはなく、被制御装置1が公衆電話網などのよう
なネットワークに接続されていてもよいことは勿論であ
る。そこで、この実施の形態4においては、被制御装置
1であるテレビ受像機1bがネットワークに対して接続
されたものである場合のリモートコントロールについて
説明する。なお、この際における被制御装置1としての
テレビ受像機1b及び遠隔制御装置11それぞれの機能
構成は図1及び図3と同じであり、遠隔制御装置11の
外観形状は図4と同じであるから、これらについての詳
しい説明は省略する。
【0038】本実施の形態に係るリモートコントロール
システムは、赤外線通信を利用したうえでのデータ転送
が相互間で実行される被制御装置1と遠隔制御装置11
とを備えて構成されたものであり、被制御装置1である
テレビ受像機1bは、図6中の仮想線で示すようなネッ
トワーク35に対して接続されている。そして、この際
におけるテレビ受像機1bは、動作内容が示された表示
情報をネットワーク35から、つまり、このネットワー
ク35が接続されたデータベースから受信したうえで遠
隔制御装置11に対して送信し、かつ、遠隔制御装置1
1から返送されてきたデータに基づく動作を実行するも
のである一方、遠隔制御装置11は、テレビ受像機1b
から送信されてきた表示情報を受信して表示し、かつ、
表示情報に加えられたユーザの指示内容を示す操作情報
を被制御装置1に対して返送するものとなっている。
【0039】なお、テレビ受像機1bから送信されてく
る表示情報と同一の解釈方式を遠隔制御装置11が有す
るときは、テレビ受像機1bから遠隔制御装置11に対
しては表示情報のみが送信されてくることになり、テレ
ビ受像機1bから送信されてくる表示情報の解釈方式と
遠隔制御装置11の有する解釈方式とが互いに相違して
いるときは解釈方式もがテレビ受像機1bから遠隔制御
装置11へと送信されてくる。そして、このようなリモ
ートコントロールシステムを採用した際には、ネットワ
ーク35を通じて得られた表示情報を被制御装置1でも
って利用し得ることになる結果、当初から被制御装置1
に対して与えられている機能を越えた操作を実行するこ
とも可能になる。
【0040】ところで、以上説明したリモートコントロ
ールシステムを採用した際には、単一個の遠隔制御装置
11でもって不特定多数の被制御装置1のうちのいずれ
を選択したうえで操作することが可能となるが、複数の
被制御装置1が互いに隣接して配置された状態にある場
合には、これら複数の被制御装置1のうちから特定の被
制御装置1のみを積極的に選択し、選択した被制御装置
1からのみ表示情報をダウンロードしたうえで操作する
ことが困難であるため、誤動作を招くことにもなりかね
ない。そこで、このような不都合を解消する必要上、以
下に示す実施の形態5及び実施の形態6のようなリモー
トコントロールシステムを採用することが好ましいと考
えられる。
【0041】(実施の形態5)図14は実施の形態5に
係る遠隔制御装置の表示画面を示す説明図であり、図1
5は実施の形態5に係る被制御装置及び遠隔制御装置の
プロトコルシーケンスを模式化して示す説明図である。
なお、この際における被制御装置1及び遠隔制御装置1
1のそれぞれは図1ないし図13で示したと同様の構成
を有し、かつ、同様の動作を実行するものであるが、こ
こでの被制御装置1であるエアコン機器1aやテレビ受
像機1bにおいては自らを特定するための固有情報、例
えば、メーカ名や機種、製造番号などもがRAM3など
に記憶されており、遠隔制御装置11からの検索情報を
受信したうえで固有情報を返送するものである一方、遠
隔制御装置11は、複数の被制御装置1に対して検索コ
マンドを送信し、かつ、被制御装置1のそれぞれから返
送されてきた固有情報を表示部17上に表示したうえで
ユーザが視認して選択し得る構成とされている。
【0042】すなわち、本実施の形態に係るリモートコ
ントロールシステムは、ユーザから検索の指示を受けた
遠隔制御装置11が自らの通信可能範囲内に存在する被
制御装置1を検索し、かつ、検索に応答した複数の被制
御装置1から各々の固有情報を受信したうえで表示する
ことが可能なものであり、このリモートコントロールシ
ステムにおいては、以下のような動作が実行される。ま
ず、遠隔制御装置11の表示部17上における初期画面
には、図14(a)で示すように、被制御装置1の検索
動作を実行するための検索ボタン40が表示されてお
り、ユーザが検索ボタン40の表示部位を押圧すると、
図15で示すように、遠隔制御装置11は隣接配置され
た複数の被制御装置1に対して検索コマンド41を一括
的に送信する。
【0043】そして、この遠隔制御装置11からの検索
コマンド41を受信した被制御装置1のそれぞれ、つま
り、エアコン機器1aやテレビ受像機1bの各々は、ス
ロット時間(送信前マージンT1+(検索応答42のデ
ータ長さ)/通信速度+送信後マージンT2)を乱数倍
した時間に対して送信前マージンT1を加えた時間が経
過した後、メーカ名や機種、製造番号などの被制御装置
1ごとに特定された固有情報を含んでなる検索応答42
を遠隔制御装置11に送信することになり、図14
(b)で示すように、検索応答42を受信した遠隔制御
装置11の表示部位17上にはエアコン機器1a及びテ
レビ受像機1bの各々から受信した検索応答42a,4
2bが検索結果として画面表示される。
【0044】そこで、引き続き、ユーザが操作しようと
する被制御装置1に対応した検索応答42a,42bを
押圧することによってエアコン機器1aもしくはテレビ
受像機1bのいずれかを選択すると、選択された被制御
装置1、例えば、エアコン機器1aと遠隔制御装置11
との間における赤外線通信が開始されることになり、エ
アコン機器1aの表示情報のみが遠隔制御装置11にダ
ウンロードされたうえで遠隔制御装置11による被制御
装置1の操作が開始される。そして、この実施の形態5
を採用した際には、複数の被制御装置1が互いに隣接し
て配置された状態にあったとしても、これらのうちから
特定の被制御装置1のみを積極的に選択したうえで操作
することが容易となり、誤動作が発生することを防止し
得ることとなる。
【0045】(実施の形態6)ところで、実施の形態5
に係るリモートコントロールシステムでは、ユーザが遠
隔制御装置11の表示部17上において被制御装置1を
選択する動作が不可欠となるが、遠隔制御装置11によ
って操作すべき被制御装置1を自動的に選択するリモー
トコントロールシステムを構成することも可能である。
すなわち、被制御装置1であるエアコン機器1aとテレ
ビ受像機1bとが互いに隣接配置されている場合におい
ても、これらの各々と遠隔制御装置11との離間距離及
び遠隔制御装置11の光軸からの距離は若干相違してお
り、エアコン機器1a及びテレビ受像機1bのそれぞれ
が受信する赤外線の光強度は互いに異なっているので、
この事実を利用することによってはユーザが介在せずと
も被制御装置1を選択できることとなる。
【0046】そして、ここでの被制御装置1及び遠隔制
御装置11のそれぞれは、図1ないし図15で示したと
同様の構成を有し、かつ、同様の動作を実行するもので
あるが、以下のような構成及び機能がさらに付加されて
いる。まず、この際における被制御装置1は、遠隔制御
装置11から受信した検索コマンド41の有する光強度
を数値化したうえで光強度パラメータを生成し、かつ、
光強度パラメータを固有情報とともに検索応答42とし
て返送するものであり、被制御装置1が具備した光通信
インタフェース6には受信した検索コマンド41の光強
度を数値化するためのA/Dコンバータなどが組み込ま
れている一方、そのCPU2は光通信インタフェース6
から送信される単位時間当たりの光強度を平均化して光
強度パラメータを生成するものとなっている。また、遠
隔制御装置11は、複数の被制御装置1に対して検索コ
マンド41を送信し、被制御装置1のそれぞれから返送
されてきた光強度パラメータが最大となる被制御装置1
を選択するものであり、被制御装置1を選択するための
処理はCPU12でもって実行されることになる。
【0047】以下、本実施の形態に係るリモートコント
ロールシステムの動作を説明する。まず、実施の形態5
と同じく、遠隔制御装置11の表示部17上における初
期画面には、図14(a)で示すように、被制御装置1
の検索動作を実行するための検索ボタン40が表示され
ており、ユーザが検索ボタン40の表示部位を押圧する
と、図15で示すように、遠隔制御装置11は隣接配置
された複数の被制御装置1に対して検索コマンド41を
送信する。そして、この遠隔制御装置11からの検索コ
マンド41を受信した被制御装置1のそれぞれは、スロ
ット時間を乱数倍した時間に対して送信前マージンT1
を加えた時間が経過した後、メーカ名や機種、製造番号
などの被制御装置1ごとに特定された固有情報を送信す
るが、この際における被制御装置1であるエアコン機器
1aやテレビ受像機1bのそれぞれは、CPU2でもっ
て生成された光強度パラメータをも固有情報とともに含
んでなる検索応答42を遠隔制御装置11に対して送信
することとなる。
【0048】そして、これらの被制御装置1から送信さ
れた検索応答42は遠隔制御装置11でもって受信され
ることになり、検索応答42を受信した遠隔制御装置1
1によっては、CPU12の選択処理に基づいて光強度
パラメータが最大であると判定された被制御装置1、例
えば、エアコン機器1aと遠隔制御装置11との間にお
ける赤外線通信が開始されることになる。その結果、選
択された被制御装置1であるエアコン機器1aの表示情
報のみが遠隔制御装置11に対してダウンロードされる
ことになり、この遠隔制御装置11による被制御装置1
の操作が開始される。従って、この実施の形態に係るリ
モートコントロールシステムを採用した場合には、ユー
ザの介在をなくしたうえ、遠隔制御装置11によって被
制御装置1を自動的に選択することが可能となる。
【0049】さらにまた、本実施の形態に係るリモート
コントロールシステムでは、光強度パラメータが最大で
あったため過去に自動選定及び操作されたことのある被
制御装置1それぞれの固有情報を履歴データとして遠隔
制御装置11のRAM13に蓄積しておくとともに、C
PU12でもってRAM13に蓄積された各被制御装置
1の固有情報のうちから古い順や新しい順に、あるいは
また、遠隔制御装置11の電源OFF時に操作していた
被制御装置1の固有情報を優先的に選択する構成を採用
することも可能であり、このような構成とした際には、
ユーザが操作すべき被制御装置1をより一層選択し易く
なるという利点が得られる。なお、この構成が実施の形
態6に係るリモートコントロールシステムのみによって
採用可能なものではなく、他の実施の形態で示したリモ
ートコントロールシステムによっても採用可能であるこ
とは勿論である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るリモ
ートコントロールシステムは相互間での赤外線通信を実
行する被制御装置と遠隔制御装置とを備えており、被制
御装置は、動作内容が示された表示情報を遠隔制御装置
に送信し、かつ、遠隔制御装置から返送されてきた操作
情報に基づく動作を実行するものである一方、遠隔制御
装置は、被制御装置から送信されてきた表示情報を受信
して表示し、かつ、表示情報に加えられたユーザの指示
内容を示す操作情報を被制御装置に対して返送するもの
となっている。従って、本発明によれば、単一個の遠隔
制御装置であるにも拘わらず、この遠隔制御装置でもっ
て複数個の被制御装置を操作することが可能となるばか
りか、電波規制が異なっていても世界中の国々で使用さ
れている全ての被制御装置を単一個の遠隔制御装置でも
って操作できるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リモートコントロールシステムが備える被制御
装置の機能構成を簡略化して示すブロック図である。
【図2】被制御装置がエアコン機器である場合の外観形
状を簡略化して示す正面図である。
【図3】遠隔制御装置の機能構成を簡略化して示すブロ
ック図である。
【図4】遠隔制御装置の外観形状を簡略化して示す斜視
図である。
【図5】表示画面の一例を示す説明図である。
【図6】被制御装置がテレビ受像機である場合の外観形
状を簡略化して示す正面図である。
【図7】被制御装置であるエアコン機器及びテレビ受像
機と遠隔制御装置との配置関係を示す説明図である。
【図8】遠隔制御装置が受動型である場合のプロトコル
シーケンスを模式化して示す説明図である。
【図9】遠隔制御装置が受動型である場合における各種
の信号やデータの内容を例示する説明図である。
【図10】遠隔制御装置が受動型である場合における各
種の信号やデータの内容を例示する説明図である。
【図11】遠隔制御装置が能動型である場合のプロトコ
ルシーケンスを模式化して示す説明図である。
【図12】遠隔制御装置が能動型である場合における電
源ON信号の内容を例示する説明図である。
【図13】U/I制御データの変形例を例示する説明図
である。
【図14】遠隔制御装置の表示画面を示す説明図であ
る。
【図15】被制御装置及び遠隔制御装置のプロトコルシ
ーケンスを模式化して示す説明図である。
【符号の説明】
1 被制御装置 11 遠隔制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 居相 冨士子 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互間での赤外線通信を実行する被制御
    装置と遠隔制御装置とを備えており、 被制御装置は、動作内容が示された表示情報を遠隔制御
    装置に送信し、かつ、遠隔制御装置から返送されてきた
    操作情報に基づく動作を実行するものである一方、 遠隔制御装置は、被制御装置から送信されてきた表示情
    報を受信して表示し、かつ、表示情報に加えられたユー
    ザの指示内容を示す操作情報を被制御装置に対して返送
    するものであることを特徴とするリモートコントロール
    システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のリモートコントロール
    システムであって、 被制御装置は表示情報を解釈するための解釈方式をも送
    信するものであり、 遠隔制御装置は被制御装置から送信されてきた解釈方式
    に基づく表示情報の解釈を実行したうえで表示情報を表
    示するものであることを特徴とするリモートコントロー
    ルシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のリモー
    トコントロールシステムであって、 被制御装置は、待機中の遠隔制御装置を見いだすための
    探索信号を送信しており、かつ、遠隔制御装置を動作開
    始させたうえで表示情報の送信を開始するものである一
    方、 遠隔制御装置は、被制御装置からの探索信号を受信する
    まで待機しており、かつ、探索信号の受信に伴って動作
    開始したうえで被制御装置から送信されてくる表示情報
    の受信を開始するものであることを特徴とするリモート
    コントロールシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載のリモー
    トコントロールシステムであって、 被制御装置は、遠隔制御装置から出力された電源ON信
    号を受信するまで待機しており、かつ、電源ON信号の
    受信に伴って動作開始したうえで遠隔制御装置に対する
    表示情報の送信を開始するものである一方、 遠隔制御装置は、待機中の被制御装置を動作開始させる
    ための電源ON信号を送信しており、かつ、被制御装置
    を動作開始させたうえで表示情報の受信を開始するもの
    であることを特徴とするリモートコントロールシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載のリモートコントロールシステムであって、 被制御装置は、動作内容が示された表示情報をネットワ
    ークから受信したうえで遠隔制御装置に対して送信し、
    かつ、遠隔制御装置から返送されてきた操作情報に基づ
    く動作を実行するものである一方、 遠隔制御装置は、被制御装置から送信されてきた表示情
    報を受信して表示し、かつ、表示情報に加えられたユー
    ザの指示内容を示す操作情報を被制御装置に対して返送
    するものであることを特徴とするリモートコントロール
    システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のリモートコントロール
    システムであって、 被制御装置は表示情報を解釈するための解釈方式をもネ
    ットワークから受信したうえで遠隔制御装置に対して送
    信するものであり、 遠隔制御装置は被制御装置から送信されてきた解釈方式
    に基づく表示情報の解釈を実行したうえで表示情報を表
    示するものであることを特徴とするリモートコントロー
    ルシステム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載のリモートコントロールシステムであって、 被制御装置は、遠隔制御装置からの検索コマンドを受信
    したうえで自らを特定する固有情報を返送するものであ
    る一方、 遠隔制御装置は、複数の被制御装置に対して検索コマン
    ドを送信し、かつ、被制御装置のそれぞれから返送され
    てきた固有情報を表示するものであることを特徴とする
    リモートコントロールシステム。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載のリモートコントロールシステムであって、 被制御装置は、遠隔制御装置から受信した検索コマンド
    の光強度を数値化したうえで光強度パラメータを生成
    し、かつ、光強度パラメータを固有情報とともに返送す
    るものである一方、 遠隔制御装置は、複数の被制御装置に対して検索コマン
    ドを送信し、かつ、被制御装置のそれぞれから返送され
    てきた光強度パラメータが最大の被制御装置を選択する
    ものであることを特徴とするリモートコントロールシス
    テム。
JP13841897A 1997-05-28 1997-05-28 リモートコントロールシステム Pending JPH10336769A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13841897A JPH10336769A (ja) 1997-05-28 1997-05-28 リモートコントロールシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13841897A JPH10336769A (ja) 1997-05-28 1997-05-28 リモートコントロールシステム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006189231A Division JP4404075B2 (ja) 2006-07-10 2006-07-10 被制御装置ならびに遠隔制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10336769A true JPH10336769A (ja) 1998-12-18

Family

ID=15221509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13841897A Pending JPH10336769A (ja) 1997-05-28 1997-05-28 リモートコントロールシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10336769A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008131532A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Sony Corp 遠隔制御装置および遠隔制御方法
JP2010081499A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Toshiba Lighting & Technology Corp リモコン装置及び機器制御システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008131532A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Sony Corp 遠隔制御装置および遠隔制御方法
JP2010081499A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Toshiba Lighting & Technology Corp リモコン装置及び機器制御システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102932695B (zh) 一种遥控方法、智能终端及智能遥控系统
CN102510458B (zh) 电视的控制方法及控制系统
KR100546674B1 (ko) 통합 리모컨 구현장치 및 그 방법
CA2401726A1 (en) Browser based command and control home network
JP5891383B2 (ja) 通信方法、コンピュータプログラム、携帯端末、家庭電気機器、及び家庭電気機器の動作設定システム
JP2003523144A (ja) 相互接続されたオーディオ/ビデオ装置の制御
WO2002093347A1 (fr) Procede permettant de connecter un corps d'ordinateur a un peripherique sans fil, ordinateur et peripherique sans fil
US20050185102A1 (en) Single touch launch of remote applications over video
JP2009010486A (ja) 機器制御装置、機器制御システム、機器制御方法及びプログラム
JP2003087881A (ja) 学習リモコン、リモコン機能学習システムおよびリモコン機能学習方法
JPH10336769A (ja) リモートコントロールシステム
JP2005303659A (ja) リモートコントロールシステム,操作対象装置,リモコン装置,及びリモートコントロール方法
JP4404075B2 (ja) 被制御装置ならびに遠隔制御装置
USRE44957E1 (en) Monitor control device and control method thereof
JP2001036979A (ja) 通信制御システム
JP2003198871A (ja) 家電機器制御システム及び方法並びにそのシステムに用いられるリモコン装置及び家電機器
JPH08275255A (ja) ホームバスシステムおよびホームバスシステムにおけるリモート機器制御方法
JP2000165968A (ja) 携帯型ポインティング入出力装置およびそれを用いた遠隔操作設備
JP3989619B2 (ja) リモコン装置、機器制御装置、リモコンシステム、及びリモコンシステム制御方法
CN108469107A (zh) 空调器控制方法、装置、空调器及存储介质
JP3181133B2 (ja) 電気機器装置
JP5035451B2 (ja) 情報機器及び情報機器の制御方法
JP3514599B2 (ja) テレビジョン受信機
JPH08191352A (ja) 制御端末装置
JP2000232693A (ja) 遠隔操作器、遠隔操作装置および遠隔操作方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040415

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A521 Written amendment

Effective date: 20050511

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A977 Report on retrieval

Effective date: 20060417

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060509

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20060710

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060801