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JPH10330513A - プリプレグ及び繊維強化複合材料 - Google Patents

プリプレグ及び繊維強化複合材料

Info

Publication number
JPH10330513A
JPH10330513A JP14382197A JP14382197A JPH10330513A JP H10330513 A JPH10330513 A JP H10330513A JP 14382197 A JP14382197 A JP 14382197A JP 14382197 A JP14382197 A JP 14382197A JP H10330513 A JPH10330513 A JP H10330513A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
epoxy resin
type epoxy
prepreg
prepreg according
tetraglycidylamine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14382197A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruhiko Kondo
晴彦 近藤
Junko Tamai
順子 玉井
Hajime Kishi
肇 岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP14382197A priority Critical patent/JPH10330513A/ja
Publication of JPH10330513A publication Critical patent/JPH10330513A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 135℃、2時間程度の加熱で十分硬化し、
ライフ、タック性、ドレープ性に問題がないプリプレグ
を提供する。さらにこのプリプレグを用いて、優れた耐
水性、耐熱性を示す繊維強化複合材料を提供する。 【解決手段】 次の構成要素[A]、[B]、[C]、
[D]を必須とするプリプレグ及びこれから成る繊維強
化複合材料。 [A]テトラグリシジルアミン型エポキシ樹脂を含むエ
ポキシ樹脂 [B]ジシアンジアミド硬化剤 [C]硬化促進剤 [D]引張強度が4000MPa以上である炭素繊維

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭素繊維とエポキ
シ樹脂組成物からなるプリプレグ及び繊維強化複合材料
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、航空機等に利用されているプリプ
レグのマトリックス樹脂としては、耐熱性、剛性等が良
好であるという理由から、エポキシ樹脂が主に用いられ
ている。航空機用のエポキシ樹脂の硬化剤としては、優
れた耐熱性、剛性が得られることから、ジアミノジフェ
ニルスルホンが広く使用されている。ただし、この硬化
剤を用いた場合、180℃程度の高温まで加熱してマト
リックス樹脂を硬化させる必要がある。このため現在、
成形時の省エネルギー化を進め、成形コストを削減する
ために、より低温で硬化が可能なマトリックス樹脂の出
現が強く望まれている。
【0003】より低温で硬化が可能なエポキシ樹脂の硬
化剤系としては、ジシアンジアミドとウレア化合物の組
み合わせが広く知られている。この硬化剤系を用いた場
合、135℃、2時間程度の加熱で硬化が可能であり、
しかも樹脂組成物の貯蔵安定性が優れている。しかしな
がら、多くの場合、吸水後の樹脂硬化物の剛性が十分で
ないという問題がある。このため、吸水後の圧縮強度が
要求される航空機用のマトリックス樹脂としては、何ら
かの改善が必要である。例えば、特開平2−11303
1に記載されているように、多官能エポキシ樹脂と2官
能エポキシ樹脂の組み合わせに、この硬化剤系を用いる
試みがなされているが、航空機用途に用いるには、吸水
後の剛性が十分とは言い難い。
【0004】さらに低温で硬化が可能なエポキシ樹脂の
硬化剤としては、イミダゾールがよく知られている。こ
の硬化剤を用いた場合、100℃程度の加熱で十分硬化
し、しかも一般に硬化物は低吸水である。この点は、航
空機用のマトリックス樹脂として非常に好ましい。しか
しながら、通常は、エポキシ樹脂との反応性が高いた
め、樹脂組成物の貯蔵安定性が不十分であるという問題
がある。このため、そのままマトリックス樹脂として用
いるのは実用的ではなく、何らかの工夫を施す必要があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は低温条件、例
えば135℃、2時間程度の加熱で十分硬化し、ライ
フ、タック性、ドレープ性に問題がないプリプレグを提
供すること、さらにこのプリプレグを用いて、優れた耐
水性、耐熱性を示す繊維強化複合材料を提供することを
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、次の構成を有する。すなわち、次の構成
要素[A]、[B]、[C]、[D]を必須とするプリ
プレグである。
【0007】[A]テトラグリシジルアミン型エポキシ
樹脂を含むエポキシ樹脂 [B]ジシアンジアミド硬化剤 [C]硬化促進剤 [D]引張強度が4000MPa以上である炭素繊維 また、本発明は上記の課題を解決するために、次の構成
を有する。すなわち、前記プリプレグを硬化してなる繊
維強化複合材料である。
【0008】
【発明の実施の形態】一般にエポキシ樹脂は、フェノー
ル類、アミン類等の前駆体とエピクロルヒドリンとの反
応により得られる。
【0009】本発明において、構成要素[A]に用いら
れるエポキシ樹脂としては、テトラグリシジルアミン型
エポキシ樹脂(ジアミンを前駆体とするエポキシ樹
脂)、テトラグリシジルエーテル型エポキシ樹脂(テト
ラフェノールを前駆体とするエポキシ樹脂)、トリグリ
シジルアミノフェノール型エポキシ樹脂(アミノフェノ
ールを前駆体とするエポキシ樹脂)、トリグリシジルエ
ーテル型エポキシ樹脂(トリフェノールを前駆体とする
エポキシ樹脂)、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂
(クレゾールノボラックを前駆体とするエポキシ樹
脂)、フェノールノボラック型エポキシ樹脂(フェノー
ルノボラックを前駆体とするエポキシ樹脂)、レゾルシ
ノール型エポキシ樹脂(レゾルシノールを前駆体とする
エポキシ樹脂)、ナフタレン型エポキシ樹脂(ジヒドロ
キシナフタレンを前駆体とするエポキシ樹脂)、ビフェ
ニル型エポキシ樹脂(ジヒドロキシビフェニルを前駆体
とするエポキシ樹脂)、フルオレン型エポキシ樹脂(ビ
スヒドロキシフェニルフルオレンを前駆体とエポキシ樹
脂)、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂(ジシクロ
ペンタジエンとフェノールの縮合物からなるエポキシ樹
脂)、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(ビスフェノー
ルAを前駆体とするエポキシ樹脂)、ビスフェノールF
型エポキシ樹脂(ビスフェノールFを前駆体とするエポ
キシ樹脂)、ビスフェノールS型エポキシ樹脂(ビスフ
ェノールSを前駆体とするエポキシ樹脂)等を挙げるこ
とができる。
【0010】中でも、吸水後の高温状態において、樹脂
硬化物が高い弾性率を示すという理由から、テトラグリ
シジルアミン型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型
エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、
ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂が、特に好ましく
用いられる。
【0011】テトラグリシジルアミン型エポキシ樹脂
は、4官能であるため、硬化物の架橋密度が向上し、高
い弾性率を得るのに有効であるばかりでなく、アミン型
窒素原子を有するため、炭素繊維との接着性が良好であ
るため好ましい。エポキシ樹脂の弾性率が高くても、炭
素繊維と樹脂の接着性が低い場合は、水に浸漬したとき
に、繊維と樹脂の界面に水が入り込み、結果として吸水
後の複合材料の圧縮強度が不十分になることがある。し
かしながら、テトラグリシジルアミン型エポキシ樹脂を
用いた場合は、こうした懸念が少ない。
【0012】テトラグリシジルアミン型エポキシ樹脂と
しては、とりわけ優れた耐熱性、耐水性、接着性が得ら
れという理由から、テトラグリシジルジアミノジフェニ
ルメタンが、好ましく用いられる。
【0013】本発明に用いられるテトラグリシジルアミ
ン型エポキシ樹脂のエポキシ当量は、90〜180の範
囲内であることが、好ましい。エポキシ当量が90以下
であると、架橋密度が高くなり過ぎ、硬化物の靭性の低
下を招き、逆に、エポキシ当量が180以上であると、
硬化物の架橋密度が低くなり過ぎ、硬化物の耐熱性、耐
水性の低下を招く。
【0014】本発明において、エポキシ樹脂100重量
部中、テトラグリシジルアミン型エポキシ樹脂は、50
重量部以上含まれることが好ましく、さらに好ましくは
60重量部以上である。50重量部以下では、架橋密度
が低くなるため、硬化物の吸水状態での弾性率が不足
し、さらに炭素繊維との接着性も不十分になりやすい。
【0015】また、テトラグリシジルアミン型エポキシ
樹脂を用いたプリプレグは、タックが過多になりやすい
という傾向がある。タックを抑制する手法としては、他
のエポキシ樹脂の配合が考えられる。しかしながら、エ
ポキシ樹脂として、テトラグリシジルアミン型エポキシ
樹脂の他にテトラグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、
トリグリシジルアミノフェノール型エポキシ樹脂、トリ
グリシジルエーテル型エポキシ樹脂、レゾルシノール型
エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、ビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹
脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂等よりなる群から
選ばれる少なくとも1種を配合した場合、タックの抑制
は可能になるものの、硬化物の吸水状態で貯蔵弾性率の
低下を伴うという問題がある。すなわち、これらのエポ
キシ樹脂の配合では、タックの抑制と物性の維持が両立
できない。
【0016】ところが、テトラグリシジルアミン型エポ
キシ樹脂にクレゾールノボラック型エポキシ樹脂、フェ
ノールノボラック型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエ
ン型エポキシ樹脂よりなる群から選ばれる少なくとも1
種を配合すると、硬化物の弾性率を維持したまま、これ
を用いたプリプレグのタックが抑制されるため、非常に
好ましい。中でも、クレゾールノボラック型エポキシ樹
脂は、タックの抑制に特に有効である。また、ジシクロ
ペンタジエン型エポキシ樹脂は、タックの抑制に有効で
あるばかりでなく、立体障害の大きいジシクロペンタジ
エン骨格を有するため、硬化物が低吸水になるという利
点がある。
【0017】クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、フ
ェノールノボラック型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジ
エン型エポキシ樹脂の軟化点は、40〜140℃の範囲
内であることが好ましい。軟化点が40℃以下では、タ
ックの抑制にあまり有効ではなく、また140℃以上で
は、他の樹脂成分との相溶性が不十分になる懸念があ
る。
【0018】本発明において、エポキシ樹脂100重量
部中、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、フェノー
ルノボラック型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型
エポキシ樹脂は、20〜50重量部含まれることが好ま
しい。20重量部以下では、タックの抑制が不十分にな
り、また50重量部以上では、炭素繊維と樹脂の接着性
が不足する。
【0019】本発明において、構成要素[B]に用いら
れるジシアンジアミド硬化剤は、粒子状の硬化剤であ
り、25℃ではエポキシ樹脂にほとんど溶解しないが、
100℃以上まで加熱すると溶解し、エポキシ基と反応
する。すなわち、低温で不溶、高温で可溶であるという
特性を有する潜在性硬化剤である。こうした性質を有す
るため、ジシアンジアミドを硬化剤としたエポキシ樹脂
組成物は、優れた貯蔵安定性を示す。
【0020】プリプレグを作製する場合、粒径の大きい
粒子は、加圧含浸しても、強化繊維束中に入り込まな
い。このため、ジシアンジアミドの平均粒径が大きくな
ると、強化繊維束中の硬化剤の量が少なくなり、部分的
に硬化反応が不完全になる。このような現象は、複合材
料の吸水率の増大及び吸水後の圧縮強度の低下を招くた
め好ましくない。こうした理由から、本発明において
は、ジシアンジアミドの平均粒径が10μm以下である
ことが必要であり、さらに好ましくは5μm以下であ
る。ここで平均粒径は体積平均を意味する。平均粒径が
10μm以下であれば、マトリックス樹脂が均一に硬化
し、吸水後も優れた圧縮強度を示す複合材料が得られ
る。
【0021】ジシアンジアミドは、エポキシ樹脂100
重量部に対して、2〜10重量部用いることが好まし
い。2重量部以下では、硬化反応が不完全になり、硬化
剤として機能しなくなり、10重量部以上では、硬化反
応に直接寄与しないものが残存し、物性低下の要因とな
る。
【0022】ジシアンジアミドを単独で硬化剤として用
いた場合、十分な硬化反応率を得るには、180℃、2
時間程度の加熱が必要である。そこで、本発明では、ジ
シアンジアミドの他に、硬化促進剤を併用する。適切な
硬化促進剤を選べば、十分な硬化反応率を得るにのに、
135℃、2時間程度の加熱で済むようになり、成形時
の消費エネルギー及び成形コストの大幅な削減が可能と
なる。
【0023】本発明において、構成要素[C]に用いら
れる硬化促進剤としては、特に限定されないが、イミダ
ゾール化合物、ウレア化合物、3級アミン等を挙げるこ
とができる。樹脂組成物の貯蔵安定性を高めるために、
表面が樹脂被膜で覆われているマイクロカプセル型の硬
化促進剤を用いてもよい。
【0024】イミダゾール化合物としては、2−メチル
イミダゾール、2−エチルイミダゾール、2−イソプロ
ピルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−エ
チル−4−メチルイミダゾール、1−ベンジル−2−メ
チルイミダゾール、1−ベンジル−2−エチルイミダゾ
ール、1−ベンジル−2−フェニルイミダゾール、1−
ベンジル−2−エチル−4−メチルイミダゾール、1−
ベンジル−2−エチル−4−メチルイミダゾール、1−
ベンジル−2−エチル−5−メチルイミダゾール、1−
(2−シアノエチル)−2−メチルイミダゾール、1−
(2−シアノエチル)−2−エチルイミダゾール、1−
(2−シアノエチル)−2−イソプロピルイミダゾー
ル、1−(2−シアノエチル)−2−フェニルイミダゾ
ール、1−(2−シアノエチル)−2−エチル−4−メ
チルイミダゾール、1−(2−シアノエチル)−2−エ
チル−5−メチルイミダゾール等を挙げることができ
る。
【0025】ウレア化合物としては、3−フェニル−
1、1−ジメチルウレア、3−(4−クロロフェニル)
−1、1−ジメチルウレア、3−(3、4−ジクロロフ
ェニル)−1、1−ジメチルウレア等を挙げることがで
きる。
【0026】3級アミンとしては、1、8−ジアザビス
シクロ(5、4、0)ウンデセン−1、2−(ジメチル
アミノメチル)フェノール、2、4、6−トリス(ジメ
チルアミノメチル)フェノール、トリエタノールアミ
ン、トリエチルアミン、ピコリン、ピリジン、ベンジル
メチルアミン等を挙げることができる。
【0027】こうした硬化促進剤の中では、樹脂組成物
の貯蔵安定性をほとんど損なうことなく、十分な促進効
果が得られるという理由から、ウレア化合物が特に好ま
しく用いられる。
【0028】ウレア化合物は、エポキシ樹脂100重量
部に対して、2〜10重量部用いることが好ましい。2
重量部以下では、促進効果が弱くなるため、樹脂組成物
が135℃、2時間程度の加熱では、十分硬化しなくな
り、逆に10重量部以上では、促進効果が強くなるた
め、樹脂組成物の貯蔵安定性が不十分になる。
【0029】本発明におけるエポキシ樹脂組成物には、
必要に応じて熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー、エ
ラストマー、無機粒子等を添加することもできる。
【0030】これらは、樹脂組成物の粘度調整、、硬化
物の靭性及び耐衝撃性の向上、プリプレグのタック調
整、炭素繊維とマトリックス樹脂の接着性の改善等の目
的で添加される。
【0031】本発明に用い得る熱可塑性樹脂としては、
エポキシ樹脂に可溶なものが好ましい。またエポキシ樹
脂に不溶のものであっても、粉砕し、微粒子化したもの
であれば、配合することができる。
【0032】具体的にはポリアミド、ポリアミドイミ
ド、ポリアラミド、ポリアリーレンオキシド、ポリアリ
レート、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリ
エーテルスルホン、ポリカーボネート、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリスチレン、ポリスルホン、ポリビニルアセター
ル、ポリビニルアルコール、ポリビニルホルマール、、
ポリフェニレンオキシド、ポリフェニレンスルフィド、
ポリプロピレン、ポリベンズイミダゾール、ポリメタク
リル酸メチル等が用いられる。
【0033】これらのうち、特にポリアミドは硬化物の
弾性率をほとんど損なわずに、靭性及び耐衝撃性を向上
させるのに有効である。また特にポリエーテルイミド、
ポリエーテルスルホンは、硬化物の耐熱性を損なうこと
なく、炭素繊維との接着性を改善するのに有効である。
【0034】ポリアミド、ポリエーテルイミド、ポリエ
ーテルスルホンは、エポキシ樹脂100重量部に対し
て、5〜20重量部配合することが好ましい。5重量部
以下では、改質効果が十分に現れず、また20重量部以
上では、粘度が高くなりすぎるため作業性に問題を生じ
る。
【0035】ポリアミドとしては、とりわけナイロン−
12の微粒子が靭性及び耐衝撃性の向上に効果的であ
る。例えば、特公平4−5688に示されているよう
に、粒子によって靭性、耐衝撃性を改善する場合は、プ
リプレグの表面付近に粒子を偏在させ、プリプレグを積
層した後、その積層体の層間に粒子が局在する方法がよ
り効果的である。ところが、粒径の小さい粒子は、含浸
工程で加圧したときに、強化繊維束内に入り込むため、
積層体の層間に残らない。このため、粒径が小さすぎる
のは好ましくない。一方、粒径があまり大きすぎると、
プリプレグを作製する場合、粒子が強化繊維の配向を乱
し、複合材料の物性を低下させる可能性がある。こうし
た理由から、ナイロン−12の微粒子の粒径は、5〜1
00μmの範囲内にあることが好ましい。
【0036】本発明に熱可塑性エラストマーを用いる場
合には、エポキシ樹脂に溶解が容易なものを用いるのが
好ましい。具体的には、ソフトセグメントとしてポリエ
ーテル構造、ハードセグメントとして、脂肪族ポリアミ
ド構造または芳香族ポリエステルをもつブロック共重合
体が好ましい。これらのポリアミド系またはポリエステ
ル系熱可塑性エラストマーの添加は、硬化物の靭性向上
の効果があり、かつ通常のエラストマーを添加した場合
より、硬化物の耐熱性が優れるという利点がある。
【0037】ポリアミド系またはポリエステル系熱可塑
性エラストマーの融点が低下すると、それに伴い高温で
の硬化物の弾性率が低下する。このためこれらの熱可塑
性エラストマーの融点は100℃以上が好ましく、さら
に好ましくは150℃以上である。また、ポリアミド系
熱可塑性エラストマーとポリエステル系熱可塑性エラス
トマーを用いた場合を比較すると、前者の方が後者より
複合材料の圧縮強度が優れるためより好ましい。
【0038】本発明に用い得るエラストマーとしては、
液状のものでも、固形のものでもよいが、一般に同量を
エポキシ樹脂に添加した場合は、前者より後者の方が、
耐熱性が維持できるため好ましい。固形エラストマーと
しては、アクリロニトリルとブタジエンの共重合体が、
エポキシ樹脂に対する溶解性に優れるため好ましく用い
られる。アクリロニトリルとブタジエンの共重合比を変
化させることで、エポキシ樹脂との相溶性の制御が可能
である。アミノ基、エポキシ基、カルボキシル基などの
エポキシ樹脂と反応しうる官能基を有するアクリロニト
リル−ブタジエン共重合体を用いると、エポキシ樹脂と
の接着性及び硬化物の靭性の改善に効果があるため好ま
しい。これらの官能基の中では、特にカルボキシル基
は、エポキシ樹脂との接着性の向上に有効である。
【0039】エラストマーとしては、エラストマー粒子
をコア成分とし、その表面がエラストマー以外のシェル
成分で被覆されているコア/シェル型エラストマー粒子
を用いることもできる。この場合、エラストマーを被覆
するシェル成分が、エポキシ樹脂に溶解するものである
と、粒子のエポキシ樹脂中への分散が良好になるため好
ましい。こうしたコア/シェル型エラストマーの添加に
は、硬化物の靭性の向上効果のみならず、プリプレグの
タックの改善効果がある。特に粒径が0.1〜0.3μ
m程度の微細なエラストマー粒子を配合した場合は、靭
性の向上効果が著しい。コア/シェル型エラストマー
は、コア成分の含有量が10〜90重量%、シェル成分
の含有量が90〜10重量%の範囲内である必要があ
る。コア成分の含有量が10重量%以下では、硬化物の
靭性の向上させるために、多量の粒子が必要となり、ま
たシェル成分の含有量が10重量%以下では、コアをシ
ェルで完全に被覆できず、樹脂組成物の粘度が経時的に
増大する可能性がある。
【0040】コア成分の具体例としては、ポリアクリレ
ート、ポリブタジエン、ポリメタクリレート、エチレン
−プロピレンポリマー、スチレン−ブタジエンポリマー
等が挙げられる。シェル成分の具体例としては、ポリア
クリレート、ポリアクリロニトリル、ポリスチレン、ポ
リメタクリル酸メチル等が挙げられる。
【0041】本発明に用い得る無機粒子としては、具体
的に、アルミナ、雲母、カーボンブラック、ケイ酸アル
ミニウム、酸化スズ、酸化チタン、シリカ、ジルコニ
ア、スメクタイト、タルク、炭酸カルシウム、粘土鉱
物、フェライト、マイカ、モンモリロナイト等を挙げる
ことができる。これらの無機粒子の添加により、樹脂組
成物にチキソトロピー性を付与することが可能となる。
【0042】中でも、微粒子状シリカは、チキソトロピ
ー性付与に効果的であるばかりでなく、硬化物の弾性率
の向上にも有効であるため特に好ましく用いられる。
【0043】微粒子状シリカは、二酸化ケイ素を基本骨
格とし、その表面がシラノール基で覆われている親水性
タイプのものとそのシラノール基の水素がアルキル基、
シリル基等で置換されている疎水性タイプのものがあ
る。吸水後の硬化物の弾性率を向上させるには、親水性
シリカより疎水性シリカの方がより効果的である。
【0044】本発明において、構成要素[D]として
は、引張強度が4000MPa以上、さらに好ましくは
4500MPa以上である炭素繊維が用いられる。炭素
繊維の引張強度が、4000MPa以下であると、複合
材料の引張強度が不十分になり、航空機の構造材料等に
用いることが困難になる。また、かかる炭素繊維は、そ
れを構成する単繊維の断面変形度が、1.1以下、すな
わち1〜1.1と小さいのがよい。単繊維断面の変形度
とは、断面形状の外接円半径Rと内接円半径rの比(R
/r)を指す。
【0045】一般に、変形度の小さい炭素繊維は、エポ
キシ樹脂との接着性が不良になり、結果として、吸水後
の複合材料の圧縮強度が不十分になりやすい。ところ
が、テトラグリシジルアミン型エポキシ樹脂が50重量
部以上含まれるエポキシ樹脂を用いると、変形度が1.
1以下の炭素繊維とでも接着性が良好であり、優れた圧
縮強度が発現されるため好ましい。樹脂組成物にポリエ
ーテルイミド、ポリエーテルスルホンを添加すれば、炭
素繊維との接着性をさらに向上させることが可能であ
る。
【0046】また、本発明で用いる炭素繊維は、繊維束
の状態でフックドロップ値が10cm以下、好ましくは
5〜10cmであるのがよい。繊維束のフックドロップ
値とは、繊維束の撚り、捩りの程度を表す指標であっ
て、具体的には、繊維束に引っ掛けた12gのU字型重
りの30分後の落下距離をいう。
【0047】一般に、テトラグリシジルアミン型エポキ
シ樹脂を用いたプリプレグはタックが強くなりやすい。
ところが、フックドロップ値が10cm以下の炭素繊維
を用いると、エポキシ樹脂100重量部中テトラグリシ
ジルアミン型エポキシ樹脂が50重量部以上含まれてい
ても、適度なタックを有するプリプレグが得られるため
好ましい。なお、フックドロップ値が小さすぎると、複
合材料における繊維方向の引張強度や圧縮強度が低下す
る傾向にある。
【0048】テトラグリシジルアミン型エポキシ樹脂の
他にクレゾールノボラック型エポキシ樹脂、フェノール
ノボラック型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エ
ポキシ樹脂よりなる群から選ばれる少なくとも1種を併
用すると、さらに良好なタックを有するプリプレグが得
られる。
【0049】炭素繊維の形態や配列は特に限定されるも
のではなく、例えば、一方向に引き揃えられた長繊維、
織物、組み紐、トウ、ニット、マット等を用いることが
できる。
【0050】本発明のプリプレグの製造法は、特に限定
されないが、例えば、未硬化のエポキシ樹脂組成物をリ
バースロールコーターなどを用いて離型紙の上に塗布し
て樹脂フィルムを作製し、炭素繊維の片面または両面か
ら樹脂フィルムを重ね、加熱加圧して炭素繊維に含浸さ
せる方法等を用いることができる。
【0051】プリプレグには、貯蔵安定性が不十分なエ
ポキシ樹脂を用いることは、実用的ではない。ところ
が、本発明のエポキシ樹脂組成物は貯蔵安定性に優れる
ため、これを用いたプリプレグは、冷蔵あるいは冷凍す
れば、長期間保管することが可能である。
【0052】本発明のプリプレグは、通常適宜積層さ
れ、低温条件で硬化することにより、優れた耐水性、耐
熱性を示す繊維強化複合材料が得られる。
【0053】
【実施例】以下、実施例により本発明をより具体的に説
明する。
【0054】(実施例1〜5、比較例1〜3)以下に記
載した化合物を用いたエポキシ樹脂組成物を熱風オーブ
ン中で、2時間加熱硬化させ、厚さ2mmの樹脂板を作
成した。この樹脂板を長さ50mm、幅10mmに切り
出した。この試料を100℃の沸騰水に20時間浸した
後、吸水率及び貯蔵弾性率を測定した。吸水率は、乾燥
試料と吸水試料の重量差から算出した。貯蔵弾性率は、
動的粘弾性測定(周波数3.14rad/s、歪み量
0.1%)により求めた。
【0055】それぞれ樹脂組成、硬化温度、硬化物の弾
性率、硬化物の吸水率を表1にまとめた。なお、エポキ
シ樹脂についてはその構造式を化1〜化5に示した。
【0056】<エポキシ樹脂>テトラグリシジルアミン
型エポキシ樹脂 ELM−434(住友化学(株)製)
【化1】 クレゾールノボラック型エポキシ樹脂 ESCN−22
0(住友化学(株)製)
【化2】 フェノールノボラック型エポキシ樹脂 Ep−154
(油化シェル(株)製)
【化3】 ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂 HP−7200
(大日本インキ(株)製)
【化4】 ビスフェノールA型エポキシ樹脂 YD−128(東都
化成(株)製)
【化5】 ここで、Gは、グリシジル基を表す。
【0057】<改質剤> ポリアミド微粒子 SP−500(東レ(株)製) ポリエーテルスルホン PES 5003P(三井東圧
化学(株)製) シリカ微粒子 R812(日本アエロジル(株)製)
【表1】 表中、DICYはジシアンジアミド、DCMUは3−
(3,4−ジクロロフェニル)−1,1−ジメチルウレ
ア、DDSは4,4’−ジアミノジフェニルスルホンを
表す。なお、表中の樹脂の欄の数値は全て重量部数であ
る。
【0058】(実施例6〜15、比較例4〜9)実施例
1〜5、比較例1〜3で用いた樹脂組成物をフィルムコ
ーターを用いて、離型紙上に塗布し、樹脂フィルム(目
付52g/m2)を作製した。この樹脂フィルムを 一方
向に引き揃えた炭素繊維(目付190g/m2)の両面
から加熱加圧含浸し、プリプレグを得た。なお、炭素繊
維は以下のものを用いた。
【0059】T700S−12K−50C(東レ(株)
製)(引張強度:4900MPa、単繊維断面の変形
度:1.05、フックドロップ値:17.1cm) T800H−12K−40B(東レ(株)製)(引張強
度:5500MPa、単繊維断面の変形度:1.37、
フックドロップ値:8.2cm) 25℃の雰囲気中で、製造直後のプリプレグに指を触れ
て、その触感によりタックの良否について、5段階評価
を行った。結果を表2にまとめた。
【0060】こうして得られたプリプレグを一方向に6
層の構成で積層した。これらの積層板をオートクレーブ
中で、2時間加熱加圧し硬化した。得られた硬化板から
試験片を切り出し、室温乾燥状態及び高温高湿状態(7
0℃の温水に2週間浸漬後、82℃まで加熱)での0度
圧縮強度及び0度引張強度を測定した。なお、0度圧縮
強度の測定はJIS K7076、0度引張強度の測定
はJIS K7073に従った。測定結果を表2にまと
めた。
【表2】 なお、表中、RTDは室温乾燥状態、HWは高温高湿
(70℃の温水に2週間浸漬後、82℃まで加熱)を意
味する。また、タック評価欄の数値は次を意味する。
【0061】+2:やや強め、+1:少々強い、0:適
切 −1:少々弱い −2:やや弱い
【0062】
【発明の効果】本発明のプリプレグは135℃、2時間
程度の加熱で十分硬化し、ライフ、タック性、ドレープ
性に問題がない。さらにこのプリプレグを用いた繊維強
化複合材料は、優れた耐水性、耐熱性を有し、圧縮強
度、引張強度が優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 63/00 C08L 63/00

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の構成要素[A]、[B]、[C]、
    [D]を必須とするプリプレグ。 [A]テトラグリシジルアミン型エポキシ樹脂を含むエ
    ポキシ樹脂 [B]ジシアンジアミド硬化剤 [C]硬化促進剤 [D]引張強度が4000MPa以上である炭素繊維
  2. 【請求項2】 構成要素[A]として、テトラグリシジ
    ルアミン型エポキシ樹脂の他に、クレゾールノボラック
    型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹
    脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂よりなる群か
    ら選ばれる少なくとも1種を含むことを特徴とする請求
    項1に記載のプリプレグ。
  3. 【請求項3】 構成要素[A]100重量部中、テトラ
    グリシジルアミン型エポキシ樹脂を50重量部以上含む
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のプリプレ
    グ。
  4. 【請求項4】 テトラグリシジルアミン型エポキシ樹脂
    が、テトラグリシジルジアミノジフェニルメタンである
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
    プリプレグ。
  5. 【請求項5】 構成要素[B]の平均粒径が、10μm
    以下であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
    かに記載のプリプレグ。
  6. 【請求項6】 構成要素[C]が、ウレア化合物である
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の
    プリプレグ。
  7. 【請求項7】 熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー、
    エラストマー、無機粒子よりなる群から選ばれる少なく
    とも1種をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし
    6のいずれかに記載のプリプレグ。
  8. 【請求項8】 ポリアミド、ポリエーテルイミド、ポリ
    エーテルスルホンよりなる群から選ばれる少なくとも1
    種をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし6のい
    ずれかに記載のプリプレグ。
  9. 【請求項9】 構成要素[D]は、その単繊維断面の変
    形度が、1.1以下であることを特徴とする請求項1な
    いし8のいずれかに記載のプリプレグ。
  10. 【請求項10】 構成要素[D]は、そのフックドロッ
    プ値が、10cm以下であることを特徴とする請求項1
    ないし8のいずれかに記載のプリプレグ。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれかに記載
    のプリプレグが硬化してなる繊維強化複合材料。
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