JPH10325467A - 密封装置 - Google Patents
密封装置Info
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- JPH10325467A JPH10325467A JP9150373A JP15037397A JPH10325467A JP H10325467 A JPH10325467 A JP H10325467A JP 9150373 A JP9150373 A JP 9150373A JP 15037397 A JP15037397 A JP 15037397A JP H10325467 A JPH10325467 A JP H10325467A
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Landscapes
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Abstract
を向上させて、回転防止を図る。 【解決手段】 補強環11a(第1の金属環)の円筒部
11bに備えられた折り曲げ部11fを、内側環状部材
12(第2の金属環)の円筒部13aの端部に当接する
ように折り曲げてカシメ固定することで組み立てられる
密封装置において、折り曲げ部11fが当接する内側環
状部材12の円筒部13aの端部に、カシメ固定によっ
て折り曲げ部11fの一部がくい込む凹み13cを備え
る。
Description
に用いられる密封装置に関し、特に、カシメ固定される
2つの金属環の回転防止を図る技術に関する。
2と樹脂リップ103を備えた密封装置101の断面構
成を説明する図である。
と、外周面にOリング112を保持する溝部111を備
えた環状部材110に、ゴムリップ102、樹脂リップ
103、ダストリップ104が嵌め込まれ、それらリッ
プが溝部111により形成される径方向部113と環状
部材110の端部のカシメ部114により積層状に固定
されている。
は、密封装置101の組み立てに先立って、加硫成形等
により予め金属の補強環102a,104aと一体化さ
れている。樹脂リップ103はPTFEを材料とした平
ワッシャ形状のものであり、組み立て後に挿嵌される軸
と略同一の外径寸法の円柱状治具を挿入して内径部を拡
径すると共に密封側Mに向けて撓ませている。
ング部材、202はハウジング部材201に挿嵌される
軸であり、この図においては仮想線により描かれてい
る。
Mの密封流体の漏れを防止する為に、密封側Mにゴムリ
ップ102を備え、ゴムリップ102に連接する大気側
Oに樹脂リップ103を備えた構成を備えている。
102bの摺動表面203(軸202の外周面)に対す
る緊迫力によりシール性を発揮する。
によりゴムリップ102が変形した場合に、リップ上面
103aがゴムリップ102の下面に当たりゴムリップ
102の過度の変形を抑えるサポート部として機能する
と共に、樹脂リップ103のリップ当接部103bによ
る摺動表面203との摺動接触によりシール性を発揮し
ている。
持しながら構成を変更することにより、コスト低減を可
能とした密封装置130の断面構成説明図である。即
ち、上記における図4の密封装置101が、環状部材1
10,Oリング112,ゴムリップ102,樹脂リップ
103,ダストリップ104の5部品で構成されている
のに対し、密封装置130では、外側環状部材131,
樹脂リップ132,内側環状部材133の3部品で構成
され、部品点数が削減された簡易な構成となっている。
状の補強環131aを備え、補強環131aの軸方向部
131bの外周にはゴム嵌合部131c、径方向部13
1dにはゴムリップ131eが一体的に成形されてい
る。
同じようにPTFEを材料とした平ワッシャ形状のもの
であり、組み立て後に挿嵌される軸と略同一の外径寸法
の円柱状治具を挿入して内径部を拡径すると共に密封側
Mに向けて撓む。
軸方向部131bの内側に嵌合される軸方向部133a
と、軸方向部133aの密封側Mの端部から内側に向い
た径方向部133bを備えた断面L字状の金属性環状部
材である。
側環状部材131の内側に樹脂リップ132と内側環状
部材133を挿入して、補強環131aの軸方向部13
1bの大気側Oの端部131fを内側に折り曲げてカシ
メ固定することにより行われている。
プ132のリップ当接部132aは、ゴムリップ131
eのリップ先端部と比べると、柔軟性に乏しいことから
摺動表面203との接触領域における密封流体の「にじ
み」(わずかな漏出)が発生することに対して、図5に
示されるように樹脂リップ132のリップ当接部132
aにネジ溝132bを形成して、当接部132aと摺動
表面203の境界面に存在する流体を、軸202の回転
により移動させる流体ポンプ作用を働かせて密封流体の
漏出を防止している。
5の密封装置101,130に関して、密封装置130
を一例として説明すると、内側環状部材133は、樹脂
リップ132と内側に折り曲げられた端部131fの間
に挟持されることで固定されている。
樹脂リップ132及び補強環131aの径方向部131
dの大気側Oに形成されたゴム部131gには圧縮応力
がかかり、無負荷の状態よりも若干薄くつぶれた状態で
挟持されることになるが、樹脂リップ132に経年変化
等により発生する圧縮クリープや、ゴム部131gの反
発力の低下によりカシメ固定にゆるみが発生し、軸20
2の回転に伴って樹脂リップ132及び内側環状部材1
33が回転してしまうという問題が発生することがあっ
た。
めになされたもので、その目的とするところは、カシメ
固定される2つの金属環のカシメ強度を向上させて、回
転防止を図ることにある。
に本発明にあっては、円筒部と該円筒部の一方の端部か
ら径方向に折り曲がるフランジ部とを有する第1の金属
環と、前記第1の金属環の円筒部に嵌合する円筒部と該
円筒部の一方の端部から径方向に折り曲がるフランジ部
とを有する第2の金属環と、前記第1及び第2の金属環
のフランジ部に挟持される環状のリップ部材とを備え、
前記第1の金属環の円筒部の他方の端部に備えられた折
り曲げ部を、前記第2の金属環の円筒部のいずれかの端
部に当接するように折り曲げてカシメ固定することで組
み立てられる密封装置において、前記折り曲げ部が当接
する第2の金属環の円筒部の端部に、カシメ固定によっ
て折り曲げ部の一部がくい込む凹みを備えることを特徴
とする。
金属環に対して回転してしまうことが防止される。
環に一体的に形成されるゴム状弾性材によるゴムリップ
を備え、前記環状のリップ部材は、樹脂材料によるもの
であり、前記第1及び第2の金属環のフランジ部に挟持
される被挟持部と、この被挟持部から軸方向に折り曲が
るリップ部とを有することを特徴とする。
に、第2の金属環と環状のリップ部材との相対回転を防
止する係合突起を備えることも好適であり、環状のリッ
プ部材が第1の金属環に対して回転してしまうことが防
止される。
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではない。
の形態に係る密封装置が示されている。図1は密封装置
の概略構成を示す一部断面図であり、図2は密封装置を
ハウジング80に組み付け、軸70が挿嵌される使用状
態を示す概略構成断面図である。
軸70と円筒状の開口部を有するハウジング80の間の
環状の隙間をシールし、密封流体側Mの油などの流体が
大気側Oに漏れないようにしているものである。
1,樹脂リップ12,内側環状部材13の3部品で構成
されている。
の断面L字状の補強環11aを備え、補強環11aの円
筒部11bの外周にはゴム嵌合部11c、内向きのフラ
ンジ部11dにはゴムリップ11eが一体的に成形され
ている。
PTFEを材料とした平ワッシャ形状のものであり、組
み立て後に挿嵌される軸70と略同一の外径寸法の円柱
状治具を挿入することにより内径部を拡径すると共に密
封側Mに向けて撓む。
は、補強環11aの円筒部11bの内側に嵌合される円
筒部13aと、円筒部13aの密封側Mの端部から内側
に向いたフランジ部13bを備えた断面L字状の金属環
である。
状部材11の内側に樹脂リップ12と内側環状部材13
を挿入して、補強環11aの円筒部11bの大気側Oの
端部を折り曲げ部11fとし、これを内側に折り曲げて
カシメ固定することにより行われている。
ゴムリップ11eのリップ先端部11gと比べると、柔
軟性に乏しいことから軸70の摺動表面70aとの接触
領域における密封流体の「にじみ」(わずかな漏出)が
発生することに対して、図に示されるように樹脂リップ
12のリップ当接部12aにネジ溝12bを形成して、
当接部12aと摺動表面70aの境界面に存在する流体
を、軸70の回転により流体ポンプ作用を働かせて密封
側Mに移動させ、密封流体の漏出を防止している。
1gの軸70への摺動面には、ポンプねじ11hが設け
られている。このポンプねじ11hは、例えば、ハの字
形状とすることによって、軸70が密封装置1に対して
いずれの方向に回転しても流体を密封流体側Mへ流動さ
せるようなポンプ効果を発揮させる構造となっている。
えるばね環である。
た図である。この図に示されるように、内側環状部材1
3の円筒部13aの端部に、外側環状部材11の円筒部
11bの大気側Oの折り曲げ部11fが折り曲げられる
ことによりカシメ固定されており、円筒部13aの端部
に折り曲げ部11fがくい込む凹み13cが備えられて
いる。
られており、この実施の形態においては、円弧状の凹み
となっている。そして、凹み13cの両端部にカシメ固
定による押圧力により、折り曲げ部11fが変形してく
い込んでいる(K1の箇所)。
と折り曲げ部11fの当接部の摩擦力によって、それぞ
れの相対回転が防止されていたものが、機械的な嵌合力
による回転防止がなされることになり、経年変化により
樹脂リップ12に圧縮クリープが発生したりゴム部の反
発力の低下によりカシメ固定にゆるみが発生(摩擦力の
低下)した場合でも、内側環状部材13が軸70の回転
と共に共回りしてしまうことはない。
bには、内側環状部材13と樹脂リップ12との相対回
転を防止するスパイク状の係合突起13dが備えられ、
密封装置1の組み立ての際に、係合突起13dが樹脂リ
ップ12に刺さるように係合して樹脂リップ12の回転
も防止されている。
ンを示す図であり、図3(a)は円弧状の凹み13c、
図3(b)は三角形状の凹み13e、図3(c)は矩形
状の凹み13fのように形成されている。尚、折り曲げ
部11fの一部が凹みに進入するものであれば、この他
の形状でも問題ない。
金属環を強固にカシメ固定を行うことが可能となり、ま
た挟持される部材の経年変化等によりカシメ固定が緩ん
できても、第2の金属環が第1の金属環に対して回転し
てしまうことはない。
けた場合には、環状のリップ部材の回転を防止すること
ができる。
面図。
み付けた状態を示す断面図。
ーションを説明する図。
る。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 円筒部と該円筒部の一方の端部から径方
向に折り曲がるフランジ部とを有する第1の金属環と、 前記第1の金属環の円筒部に嵌合する円筒部と該円筒部
の一方の端部から径方向に折り曲がるフランジ部とを有
する第2の金属環と、 前記第1及び第2の金属環のフランジ部に挟持される環
状のリップ部材とを備え、 前記第1の金属環の円筒部の他方の端部に備えられた折
り曲げ部を、前記第2の金属環の円筒部のいずれかの端
部に当接するように折り曲げてカシメ固定することで組
み立てられる密封装置において、 前記折り曲げ部が当接する第2の金属環の円筒部の端部
に、カシメ固定によって折り曲げ部の一部がくい込む凹
みを備えることを特徴とする密封装置。 - 【請求項2】 前記第1の金属環は、該第1の金属環に
一体的に形成されるゴム状弾性材によるゴムリップを備
え、 前記環状のリップ部材は、樹脂材料によるものであり、
前記第1及び第2の金属環のフランジ部に挟持される被
挟持部と、この被挟持部から軸方向に折り曲がるリップ
部とを有することを特徴とする請求項1に記載の密封装
置。 - 【請求項3】 前記第2の金属環のフランジ部に、第2
の金属環と環状のリップ部材との相対回転を防止する係
合突起を備えることを特徴とする請求項1または2のい
ずれかに記載の密封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9150373A JPH10325467A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9150373A JPH10325467A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 密封装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10325467A true JPH10325467A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15495581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9150373A Pending JPH10325467A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 密封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10325467A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000079157A1 (fr) * | 1999-06-18 | 2000-12-28 | Nok Corporation | Joint haute pression a levre |
JP2011127771A (ja) * | 2006-01-24 | 2011-06-30 | Elringklinger Ag | ラジアルシール |
CN105386464A (zh) * | 2015-12-19 | 2016-03-09 | 赵学坤 | 一种城市地下智能综合管廊维修进出口 |
-
1997
- 1997-05-23 JP JP9150373A patent/JPH10325467A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000079157A1 (fr) * | 1999-06-18 | 2000-12-28 | Nok Corporation | Joint haute pression a levre |
US7055824B2 (en) | 1999-06-18 | 2006-06-06 | Nok Corporation | Lip-type high pressure seal |
JP2011127771A (ja) * | 2006-01-24 | 2011-06-30 | Elringklinger Ag | ラジアルシール |
CN105386464A (zh) * | 2015-12-19 | 2016-03-09 | 赵学坤 | 一种城市地下智能综合管廊维修进出口 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040210 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040406 |
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RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
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A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
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|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
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