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JPH10322190A - 論理インターフェース回路 - Google Patents

論理インターフェース回路

Info

Publication number
JPH10322190A
JPH10322190A JP9128385A JP12838597A JPH10322190A JP H10322190 A JPH10322190 A JP H10322190A JP 9128385 A JP9128385 A JP 9128385A JP 12838597 A JP12838597 A JP 12838597A JP H10322190 A JPH10322190 A JP H10322190A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
active element
current mirror
circuit
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9128385A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Ueno
直樹 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Precision Circuits Inc
Original Assignee
Nippon Precision Circuits Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Precision Circuits Inc filed Critical Nippon Precision Circuits Inc
Priority to JP9128385A priority Critical patent/JPH10322190A/ja
Priority to EP98109013A priority patent/EP0880229A1/en
Publication of JPH10322190A publication Critical patent/JPH10322190A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/0175Coupling arrangements; Interface arrangements
    • H03K19/0185Coupling arrangements; Interface arrangements using field effect transistors only
    • H03K19/018507Interface arrangements
    • H03K19/018521Interface arrangements of complementary type, e.g. CMOS
    • H03K19/018528Interface arrangements of complementary type, e.g. CMOS with at least one differential stage
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/0175Coupling arrangements; Interface arrangements
    • H03K19/017509Interface arrangements
    • H03K19/017518Interface arrangements using a combination of bipolar and field effect transistors [BIFET]
    • H03K19/017527Interface arrangements using a combination of bipolar and field effect transistors [BIFET] with at least one differential stage

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力信号に対してフルスイングの論理振幅の
出力信号を得るとともに、最大応答周波数の向上、低消
費電力化を進める。 【解決手段】 入力信号を受ける差動回路1の一方のト
ランジスタQ1のコレクタを第1のカレントミラー回路
3の入力側のラインとし、他方のトランジスタQ2のそ
れを第2のカレントミラー回路4の入力側のラインと
し、これら第1、第2のカレントミラー回路3、4のそ
れぞれの出力側のラインの第1、第2のカレントミラー
回路3、4とは異なる電位側に第3のカレントミラー回
路5を形成することにより、最大応答周波数の向上させ
るとともに、フルスイングの出力可能とする。また、少
ない素子数で構成できることから低消費電力化が進めら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は論理インターフェース回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、ECL(Emitter Coupled Logi
c)回路のように論理振幅が比較的小さい回路と、CM
OS回路のように大きな論理振幅を必要とする回路との
間の接続は論理レベルの違いから単純には行えないた
め、次のような論理インターフェース回路を介して接続
されている。例えば、図6に示されるように、まず、そ
れぞれのベースに入力端子in、inバーから入力され
る互いに反転したECLレベルの信号を受けるnpnバ
イポーラトランジスタ(以後、単にトランジスタとい
う)q1、q2からなる差動回路61と、差動回路61
のトランジスタq1、q2のコレクタと電源端子VDD
との間に接続された抵抗r2、r3と、トランジスタq
1、q2のエミッタと電源端子VSSとの間に直列に接
続されたトランジスタq3と抵抗r1とからなる電流供
給回路62とからなり、トランジスタq1、q2のコレ
クタと抵抗r2、r3との接続点に増幅された出力を発
生する増幅段を備える。増幅段によって増幅された出力
は、エミッタホロワ回路63、64によって後述する出
力段のPチャネルMOSトランジスタが動作可能な電位
レベルまで下げられる。エミッタホロワ回路63、64
は増幅段の出力をそれぞれ受けるトランジスタq4、q
5と、これらの電流供給回路としてのトランジスタq
6、q7及びそれぞれの抵抗r4、r5とからなる。な
お、トランジスタq3、q6、q7のベースは共通して
制御端子Vcsに接続されている。
【0003】出力段はエミッタホロワ回路63、64を
介した増幅段からの出力を受けるNチャネルMOSトラ
ンジスタm1、m2からなる差動回路65と、差動回路
65を構成するNチャネルMOSトランジスタm1、m
2の共通に接続されたソースへの電流供給用のNチャネ
ルMOSトランジスタm3、m4からなるカレントミラ
ー回路66と、差動回路65を構成するNチャネルMO
Sトランジスタm1、m2のドレインのいずれか一方を
入力、他方を出力とするようにPチャネルMOSトラン
ジスタm5、m6から構成されたカレントミラー回路6
7とからなる。
【0004】以上の構成により、差動回路65のNチャ
ネルMOSトランジスタm2とカレントミラー回路67
のPチャネルMOSトランジスタm6との接続点に設け
られた出力端子outよりMOSレベルの信号を出力す
るものである。なお、同図のものでは入力端子inより
入力されるECLレベルの信号に対して反転した信号を
出力するものとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記図6に示すもので
は、増幅段のバイポーラトランジスタ構成の差動回路6
1の入力感度に比べて出力段のMOSトランジスタ構成
の差動回路64の入力感度が低くいため、差動回路61
の出力振幅を一旦抵抗r2、r3によって増幅する必要
がある。このような増幅段のため、周波数帯域が狭くな
る問題点を有する。また、素子数、消費電流の点でも不
利となる。
【0006】さらに、カレントミラー回路66を構成す
るMOSトランジスタのゲートは通常電源電圧であり、
すなわち、NチャネルMOSトランジスタm3、m4の
ゲートは電源端子VSSの電位レベルにあり、Nチャネ
ルMOSトランジスタm4による電流値は電源電圧依存
性が大きい。このため、最大応答周波数の電源電圧依存
性が大きい。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、入
力信号を受ける差動回路の2つの出力のいずれかの一方
を第1のカレントミラー回路の入力側のラインとし、他
方を第2のカレントミラー回路の入力側のラインとし、
これら第1、第2のカレントミラー回路のそれぞれの出
力側のラインの第1、第2のカレントミラー回路とは異
なる電位側に第3のカレントミラー回路を形成すること
により、増幅段を無くして周波数帯域を広げて最大応答
周波数を向上させるとともに、フルスイングの出力を可
能とする。
【0008】
【発明の実施の形態】それぞれの一方の端子同士を共通
の電流供給回路に接続し、他方の端子をそれぞれ異なる
第1、第2のラインに接続し、それぞれの制御端子に第
1、第2の入力信号を受ける第1、第2の能動素子から
なる差動回路と、上記第1のライン上に設けられた第3
の能動素子と、第3のライン上に設けられた第4の能動
素子とを有し、上記第1のラインを入力側、上記第3の
ラインを出力側としてなる第1のカレントミラー回路
と、上記第2のライン上に設けられた第5の能動素子
と、第4のライン上に設けられた第6の能動素子とを有
し、上記第2のラインを入力側とし、上記第4のライン
を出力側としてなる第2のカレントミラー回路と、上記
第3のライン上に設けられ、上記第4の能動素子とは異
なる導電型の第7の能動素子と、上記第4のライン上に
設けられ、上記第6の能動素子とは異なる導電型の第8
の能動素子とを有し、上記第3のラインおよび上記第4
のラインのいずれか一方を入力側、他方を出力側として
なる第3のカレントミラーと、上記第3のカレントミラ
ーの上記出力側に設けられた出力端子とを具備し、上記
出力端子より上記第1の入力信号または上記第2の入力
信号に対応した出力を発生する論理インターフェース回
路を構成する。
【0009】上記第1、第2の能動素子は第1の導電型
のバイポーラトランジスタであり、上記第3〜第6の能
動素子は第2の導電型のMOSトランジスタであり、上
記第7、第8の能動素子は上記第1の導電型のMOSト
ランジスタであることが好ましい。
【0010】上記第1、第2の能動素子は第1の導電型
のMOSトランジスタであり、上記第3〜第6の能動素
子は第2の導電型のMOSトランジスタであり、上記第
7、第8の能動素子は上記第1の導電型のMOSトラン
ジスタであることも好ましい。
【0011】上記第3〜第8の能動素子の電源端子側に
抵抗を設けることも好ましい。
【0012】上記第1の入力信号、上記第2の入力信号
は互いに反転信号であることも好ましい。
【0013】上記第1の入力信号、上記第2の入力信号
のいずれか一方を基準電位とすることも好ましい。
【0014】また、それぞれのエミッタを共通の電流供
給回路に接続し、それぞれのコレクタをそれぞれ異なる
第1、第2のラインに接続し、それぞれのベースに第
1、第2の入力信号を受ける第1、第2のnpn型バイ
ポーラトランジスタからなる差動回路と、上記第1のラ
イン上に設けられた第1のPチャネルMOSトランジス
タと、第3のライン上に設けられた第2のPチャネルM
OSトランジスタとを有し、上記第1のラインを入力
側、上記第3のラインを出力側としてなる第1のカレン
トミラー回路と、上記第2のライン上に設けられた第3
のPチャネルMOSトランジスタと、第4のライン上に
設けられた第4のPチャネルMOSトランジスタとを有
し、上記第2のラインを入力側、上記第4のラインを出
力側としてなる第2のカレントミラー回路と、上記第3
のライン上に設けられた第5のNチャネルMOSトラン
ジスタと、上記第4のライン上に設けられた第6のNチ
ャネルMOSトランジスタ能とを有し、上記第3のライ
ンおよび上記第4のラインのいずれか一方を入力側、他
方を出力側としてなる第3のカレントミラーと、上記第
3のカレントミラーの上記出力側に設けられた出力端子
とを具備し、上記出力端子より上記第1の入力信号また
は上記第2の入力信号に対応した出力を発生するように
論理インターフェース回路を構成することも好ましい。
【0015】また、互いに異なる電位の第1、第2の電
位ラインと、それぞれの一方の端子を共通の電流供給回
路を介して第1の電位ラインに接続され、それぞれの制
御端子に第1、第2の入力信号を受ける第1、第2の能
動素子からなる差動回路と、上記第1の能動素子の他方
の端子と上記第2の電位ラインとの間に接続された第3
の能動素子と、上記第2のラインに一方の端子を接続さ
れた第4の能動素子とを有し、上記第3の能動素子を入
力側、上記第4の能動素子を出力側としてなる第1のカ
レントミラー回路と、上記第2の能動素子の他方の端子
と上記第2の電位ラインとの間に接続された第5の能動
素子と、上記第2のラインに一方の端子を接続された第
6の能動素子とを有し、上記第5の能動素子を入力側、
上記第6の能動素子を出力側としてなる第2のカレント
ミラー回路と、上記第4の能動素子の他方の端子と上記
第1の電位ラインとの間に接続された第4の能動素子と
は異なる導電型の第7の能動素子と、上記第6の能動素
子の他方の端子と上記第1の電位ラインとの間に接続さ
れた第6の能動素子とは異なる導電型の第8の能動素子
とを有し、上記第7の能動素子および上記第8の能動素
子のいずれか一方を入力側、他方を出力側としてなる第
3のカレントミラーと、上記第3のカレントミラーの上
記出力側に設けられた出力端子とを具備し、上記出力端
子より上記第1の入力信号または上記第2の入力信号に
対応した出力を発生する論理インターフェース回路を構
成しても良いし、上記第3〜第6の能動素子は個々に抵
抗を介して上記第2の電位ラインに接続され、上記第
7、第8の能動素子は個々に抵抗を介して第1の電位ラ
インに接続されることも好ましい。
【0016】
【実施例】次に本発明の一実施例として、信号の論理振
幅をECLレベルからMOSレベルへと変換する論理イ
ンターフェース回路について説明する。
【0017】まず、本例の構成について図1を参照しな
がら説明する。同図において1は差動回路であり、2は
電流供給回路である。差動回路1はnpnバイポーラト
ランジスタ(以後、単にトランジスタという)Q1、Q
2のエミッタ同士を電流供給回路2に接続してなり、そ
れぞれのベースに互いに反転したECLレベルの入力信
号を受ける。ここでは、トランジスタQ1のベースを入
力端子INバー、トランジスタQ2のベースを入力端子
INとする。ここでは、入力信号に対応した出力信号を
出力することとしたが、入力端子IN、INバーを入れ
替えれば、入力信号に対して反転した信号を出力するよ
うに構成することもできる。電流供給回路2は上述した
トランジスタq3、抵抗r1から構成される従来の電流
供給回路62と同様の構成とし、図示して詳しく述べな
い。また、トランジスタQ1、Q2のエミッタは電流供
給回路62を介して電源端子VSSに接続されている。
本例では電源端子VSSを第1の電位ライン、後述する
電源端子VDDを第2の電位ラインとしてある。
【0018】3、4はそれぞれ第1、第2のカレントミ
ラー回路であり、それぞれトランジスタQ1、Q2を入
力側としてある。すなわち、第1のカレントミラー回路
3はPチャネルMOSトランジスタM1のゲートおよび
ドレインをトランジスタQ1のコレクタに接続し、この
接続点を出力側のPチャネルMOSトランジスタM3の
ゲートに接続して構成される。同様に第2のカレントミ
ラー回路4はPチャネルMOSトランジスタM2のゲー
トおよびドレインをトランジスタQ2のコレクタに接続
し、この接続点を出力側のPチャネルMOSトランジス
タM4のゲートに接続して構成される。
【0019】5は第3のカレントミラー回路であり、N
チャネルMOSトランジスタM5、M6からなる。Nチ
ャネルMOSトランジスタM5のドレインは第1のカレ
ントミラー回路3の出力側、すなわち、PチャネルMO
SトランジスタM3のドレインに接続され、Nチャネル
MOSトランジスタM6のドレインは第2のカレントミ
ラー回路4の出力側、すなわち、PチャネルMOSトラ
ンジスタM4のドレインに接続されている。Nチャネル
MOSトランジスタM5のドレインおよびゲートを接続
し、この接続点をNチャネルMOSトランジスタM6の
ゲートに接続してあり、PチャネルMOSトランジスタ
M5の側が入力側、PチャネルMOSトランジスタM6
の側が出力側としてあり、PチャネルMOSトランジス
タM6のドレインに接続された出力端子OUTから入力
端子INに対応した出力を発生する。なお、入力側、出
力側を入れ替えれば、入力信号に対して反転した出力信
号を発生させる構成とすることができる。ここで、Pチ
ャネルMOSトランジスタM1〜M4のソースは第2の
電位ラインとしての電源端子VDD(5V)に接続さ
れ、NチャネルMOSトランジスタM5、M6のソース
は第1の電位ラインとしての電源端子VSS(0V)に
接続されているものとする。
【0020】次に本例の動作について説明する。
【0021】さて、入力端子IN、INバーに互いに反
転した入力信号が印加されると、これらの入力信号によ
る差動入力電圧に対応した差動出力電流がトランジスタ
Q1、Q2のコレクタにあらわれる。ここで、入力端子
INの電位が“L”の側に、入力端子INバーの電位が
“H”の側にあれば、トランジスタQ1のコレクタ電流
が増大し、その分トランジスタQ2のコレクタ電流が減
少する。これにより第1のカレントミラー回路3の入力
側のPチャネルMOSトランジスタM1がオンとなり、
第2のカレントミラー回路4の入力側のPチャネルMO
SトランジスタM2がオフとなる。なお、ここでいう
「オン」、「オフ」という表現はそれぞれのMOSトラ
ンジスタに流れる電流値を比較して「より大きい」、
「より小さい」状態を示し、以降の説明においても同様
に表現する。例えば、出力端子OUTからの出力が
“H”になるか“L”になるかは、PチャネルMOSト
ランジスタM4、NチャネルMOSトランジスタM6に
流れる電流値の大小関係によって決まり、PチャネルM
OSトランジスタM4に流れる電流値がNチャネルMO
SトランジスタM6に流れる電流値と比べてより小さい
状態、すなわち、ここでいうPチャネルMOSトランジ
スタM4、NチャネルMOSトランジスタM6がそれぞ
れオフ、オンの状態であれば、出力は“L”となる。第
1のカレントミラー回路3においては、入力側の電流値
の増加により出力側のPチャネルMOSトランジスタM
3もオンとなる。第2のカレントミラー回路4において
は入力側の電流値の減少により出力側のPチャネルMO
SトランジスタM4もオフとなる。さて、第3のカレン
トミラー回路5においては、第1のカレントミラー回路
3の出力側のPチャネルMOSトランジスタM3のドレ
イン電流により入力側のNチャンネルMOSトランジス
タM5がオンとなるとともに、出力側のNチャネルMO
SトランジスタM6もオンとなる。これにより、出力端
子OUTの電位は電源端子VSS側に下降する。
【0022】逆に入力端子INの電位が“H”の側に、
入力端子INバーの電位が“L”の側にあれば、トラン
ジスタQ2のコレクタ電流により、第2のカレントミラ
ー回路4の入力側のPチャネルMOSトランジスタM2
がオンとなり、第1のカレントミラー回路3の入力側の
PチャネルMOSトランジスタM1がオフとなる。第2
のカレントミラー回路3においては、入力側の電流値の
増加により出力側のPチャネルMOSトランジスタM4
もオンとなり、出力端子OUTの電位は電源端子VDD
側に引かれる。このとき、第1のカレントミラー回路4
においては入力側の電流値の減少により出力側のPチャ
ネルMOSトランジスタM3もオフとなるため、第3の
カレントミラー回路5において入力側のNチャンネルM
OSトランジスタM5がオフとなり、出力側のNチャネ
ルMOSトランジスタM6もオフとなる。これにより、
出力端子OUTは電源端子VSSから遮断され、出力端
子OUTの電位は電源端子VDD側に上昇する。
【0023】以上のように、トランジスタQ1、Q2へ
の差動入力に対応した差動出力電流がこれらのコレクタ
電流の差に現れ、この差分の電流が第1〜第3のカレン
トミラー回路を介して端子OUTへ流入または流出する
ことにより、出力端子OUTの電位を変化させる。これ
により、出力端子OUTの電位は電源端子VDD、VS
S間の電圧でフルスイングすることが可能となる。
【0024】なお、実際の使用においては出力端子OU
TはMOSトランジスタのゲートに接続されるため、容
量性の負荷がつく。
【0025】また、出力端子OUTの電位がPチャネル
MOSトランジスタM4、NチャネルMOSトランジス
タM6のソース電位に等しくなったとき、出力電流は流
れなくなる。MOSトランジスタにより構成された第1
〜第3のカレントミラー回路においては、このような出
力電流の流れない状態であって電流がミラーされなくて
も正常な動作状態である。
【0026】以上の動作により、信号の論理振幅をEC
LレベルからフルスイングのMOSレベルへと良好に変
換可能となる。
【0027】また、従来のもののようにECLレベルを
増幅する増幅段を設ける必要がなく、高速動作が可能と
なる。すなわち、差動回路1の出力は第1〜第3のカレ
ントミラー回路により相補的に増幅されるので、上述の
ような増幅段は必要なく高速動作が可能となる。すなわ
ち、応答周波数の帯域を向上させることが可能となる。
【0028】また、第3のカレントミラー回路5を構成
するNチャネルMOSトランジスタのゲート電圧は第1
のカレントミラー回路3に流れる電流値により制御され
るため、電源電圧依存性が小さい。これにより、最大応
答周波数の電源電圧依存性を小さくできることも応答周
波数の向上に貢献している。また、差動回路1の差動出
力電流の片方をすてることなく、両方を有効に使うた
め、入力感度の向上が期待できる。
【0029】上述のような増幅段が不要となったことに
より、素子数の減少、低消費電力化が可能となる。
【0030】以上の構成においては、論理インターフェ
イス回路を電源端子VDD、VSS間に構成して電源端
子VDD、VSS間の電圧を論理振幅としてフルスイン
グさせたが、電源端子に限らず、様々な電圧の信号端子
間に設けて様々な電圧を論理振幅としてフルスイングさ
せることも可能である。
【0031】また、以上の構成においては、差動回路1
の入力にはそれぞれ互いに反転した入力信号を印加した
が、他方の入力を基準電位に固定しても良く、その場
合、入力信号の電位と基準電位との電位差に対応するコ
レクタ電流がトランジスタQ1、Q2に流れ、それぞれ
PチャネルMOSトランジスタM1、M2を駆動する。
すなわち、例えば入力端子INバーを固定電位とした場
合、固定電位より入力端子INからの入力信号の電位が
高ければその分トランジスタQ1により大きなコレクタ
電流が流れ、PチャネルMOSトランジスタM1、M2
がそれぞれオン、オフし、逆に固定電位より入力信号の
電位が低ければその分トランジスタQ2により大きなコ
レクタ電流が流れ、PチャネルMOSトランジスタM
1、M2がそれぞれオフ、オンする。その他の動作につ
いては上述のものと同様である。
【0032】以上の構成においては、PチャネルMOS
トランジスタM1、M2とPチャネルMOSトランジス
タM3、M4とのサイズ(ゲート幅W/ゲート長L)は
同じものとして良いが、これに限るものではなく、Pチ
ャネルMOSトランジスタM1、M2のサイズに対して
PチャネルMOSトランジスタM3、M4のサイズを大
きくすれば、電流供給回路2の電流供給能力はそのまま
にしてドライブ能力を向上させることができる。
【0033】また、上記実施例では、差動回路1をnp
nバイポーラトランジスタにて構成し、第1、第2のカ
レントミラー回路をPチャネルMOSトランジスタにて
構成し、第3のカレントミラー回路をNチャネルMOS
トランジスタにて構成したが、各トランジスタの導電型
を変更しても良く、その場合、図2に示すように極性が
逆になる。なお、同図において図1と同じ符号は図1と
同じ構成要素を示してあり、以下の図についても同様で
ある。同図において6は差動回路であり、7は電流供給
回路であり、8〜10はそれぞれ第1〜第3のカレント
ミラー回路である。また、Q3、Q4はpnpバイポー
ラトランジスタであり、M8〜M11はNチャネルMO
Sトランジスタであり、M12、M13はPチャネルM
OSトランジスタである。また、図2に示す第二実施例
の動作についいては特に説明しないが、上記一実施例と
ほぼ同様であり、同様の作用効果を示す。なお、以下の
図に示す実施例についても同様のことが言える。
【0034】また、図1、図2に示すものでは、差動回
路1、6はバイポーラトランジスタにて構成したがMO
Sトランジスタで構成しても良く、それぞれ図3、図4
に示すように構成できる。これらの図において、11、
12は差動回路であり、M14、15はNチャネルMO
Sトランジスタであり、M16、M17はPチャネルM
OSトランジスタである。
【0035】また、上記各図に示したものにおいては各
MOSトランジスタのソースは直接電源端子に接続して
いるが、これに限らず、各MOSトランジスタのソース
を抵抗を介して電源端子に接続しても良い。例えば、図
1のものでは図5に示すようになる。同図においてR1
〜R6は抵抗である。
【0036】上記各実施例ではECLレベルからMOS
レベルへと変換するものとして述べたが、本発明はこれ
に限らず、様々な信号レベル間での変換を行うものに応
用可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、従来のような増幅段を
設ける必要がなく高速動作が可能となり、また、応答周
波数の電源電圧依存性を小さくできるここと相まって最
大応答周波数を向上させることが可能となる。しかも、
フルスイングの論理振幅の出力信号が得られる。また、
上記増幅段が無い分、ディレイ値も小さくできるという
効果も得られる。また、差動回路の差動出力電流の片方
をすてることなく、両方を有効に使うため、入力感度の
向上が期待できる。さらに、素子数の減少、低消費電力
化を進めることが可能となる。
【0038】以上のように本発明は従来のものに比べて
性能を向上させることができるとともに構造の簡略化を
進め、経済効果を上げることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を説明するための説明
図。
【図2】本発明の第二実施例の構成を説明するための説
明図。
【図3】本発明の第三実施例の構成を説明するための説
明図。
【図4】本発明の第四実施例の構成を説明するための説
明図。
【図5】本発明の第五実施例の構成を説明するための説
明図。
【図6】従来の技術を説明するための説明図。
【符号の説明】
1 差動回路 2 電流供給回路 3 第1のカレントミラー回路 4 第2のカレントミラー回路 5 第3のカレントミラー回路 6 差動回路 7 電流供給回路 8 第1のカレントミラー回路 9 第2のカレントミラー回路 10 第3のカレントミラー回路 11 差動回路 12 差動回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれの一方の端子同士を共通の電流
    供給回路に接続し、他方の端子をそれぞれ異なる第1、
    第2のラインに接続し、それぞれの制御端子に第1、第
    2の入力信号を受ける第1、第2の能動素子からなる差
    動回路と、 上記第1のライン上に設けられた第3の能動素子と、第
    3のライン上に設けられた第4の能動素子とを有し、上
    記第1のラインを入力側、上記第3のラインを出力側と
    してなる第1のカレントミラー回路と、 上記第2のライン上に設けられた第5の能動素子と、第
    4のライン上に設けられた第6の能動素子とを有し、上
    記第2のラインを入力側とし、上記第4のラインを出力
    側としてなる第2のカレントミラー回路と、 上記第3のライン上に設けられ、上記第4の能動素子と
    は異なる導電型の第7の能動素子と、上記第4のライン
    上に設けられ、上記第6の能動素子とは異なる導電型の
    第8の能動素子とを有し、上記第3のラインおよび上記
    第4のラインのいずれか一方を入力側、他方を出力側と
    してなる第3のカレントミラーと、 上記第3のカレントミラーの上記出力側に設けられた出
    力端子とを具備し、上記出力端子より上記第1の入力信
    号または上記第2の入力信号に対応した出力を発生する
    ことを特徴とする論理インターフェース回路。
  2. 【請求項2】 上記第1、第2の能動素子は第1の導電
    型のバイポーラトランジスタであり、上記第3〜第6の
    能動素子は第2の導電型のMOSトランジスタであり、
    上記第7、第8の能動素子は上記第1の導電型のMOS
    トランジスタであることを特徴とする請求項1記載の論
    理インターフェース回路。
  3. 【請求項3】 上記第1、第2の能動素子は第1の導電
    型のMOSトランジスタであり、上記第3〜第6の能動
    素子は第2の導電型のMOSトランジスタであり、上記
    第7、第8の能動素子は上記第1の導電型のMOSトラ
    ンジスタであることを特徴とする請求項1記載の論理イ
    ンターフェース回路。
  4. 【請求項4】 上記第3〜第8の能動素子の電源端子側
    に抵抗を設けたことを特徴とする請求項1記載の論理イ
    ンターフェース回路。
  5. 【請求項5】 上記第1の入力信号、上記第2の入力信
    号は互いに反転信号であることを特徴とする請求項1記
    載の論理インターフェース回路。
  6. 【請求項6】 上記第1の入力信号、上記第2の入力信
    号のいずれか一方を基準電位とする請求項1記載の論理
    インターフェース回路。
  7. 【請求項7】 それぞれのエミッタを共通の電流供給回
    路に接続し、それぞれのコレクタをそれぞれ異なる第
    1、第2のラインに接続し、それぞれのベースに第1、
    第2の入力信号を受ける第1、第2のnpn型バイポー
    ラトランジスタからなる差動回路と、 上記第1のライン上に設けられた第1のPチャネルMO
    Sトランジスタと、第3のライン上に設けられた第2の
    PチャネルMOSトランジスタとを有し、上記第1のラ
    インを入力側、上記第3のラインを出力側としてなる第
    1のカレントミラー回路と、 上記第2のライン上に設けられた第3のPチャネルMO
    Sトランジスタと、第4のライン上に設けられた第4の
    PチャネルMOSトランジスタとを有し、上記第2のラ
    インを入力側、上記第4のラインを出力側としてなる第
    2のカレントミラー回路と、 上記第3のライン上に設けられた第5のNチャネルMO
    Sトランジスタと、上記第4のライン上に設けられた第
    6のNチャネルMOSトランジスタ能とを有し、上記第
    3のラインおよび上記第4のラインのいずれか一方を入
    力側、他方を出力側としてなる第3のカレントミラーと
    上記第3のカレントミラーの上記出力側に設けられた出
    力端子とを具備し、上記出力端子より上記第1の入力信
    号または上記第2の入力信号に対応した出力を発生する
    ことを特徴とする論理インターフェース回路。
  8. 【請求項8】 互いに異なる電位の第1、第2の電位ラ
    インと、 それぞれの一方の端子を共通の電流供給回路を介して第
    1の電位ラインに接続され、それぞれの制御端子に第
    1、第2の入力信号を受ける第1、第2の能動素子から
    なる差動回路と、 上記第1の能動素子の他方の端子と上記第2の電位ライ
    ンとの間に接続された第3の能動素子と、上記第2のラ
    インに一方の端子を接続された第4の能動素子とを有
    し、上記第3の能動素子を入力側、上記第4の能動素子
    を出力側としてなる第1のカレントミラー回路と、 上記第2の能動素子の他方の端子と上記第2の電位ライ
    ンとの間に接続された第5の能動素子と、上記第2のラ
    インに一方の端子を接続された第6の能動素子とを有
    し、上記第5の能動素子を入力側、上記第6の能動素子
    を出力側としてなる第2のカレントミラー回路と、 上記第4の能動素子の他方の端子と上記第1の電位ライ
    ンとの間に接続された第4の能動素子とは異なる導電型
    の第7の能動素子と、上記第6の能動素子の他方の端子
    と上記第1の電位ラインとの間に接続された第6の能動
    素子とは異なる導電型の第8の能動素子とを有し、上記
    第7の能動素子および上記第8の能動素子のいずれか一
    方を入力側、他方を出力側としてなる第3のカレントミ
    ラーと、 上記第3のカレントミラーの上記出力側に設けられた出
    力端子とを具備し、上記出力端子より上記第1の入力信
    号または上記第2の入力信号に対応した出力を発生する
    ことを特徴とする論理インターフェース回路。
  9. 【請求項9】 上記第3〜第6の能動素子は個々に抵抗
    を介して上記第2の電位ラインに接続され、上記第7、
    第8の能動素子は個々に抵抗を介して上記第1の電位ラ
    インに接続されたことを特徴とする請求項8記載の論理
    インターフェース回路。
JP9128385A 1997-05-19 1997-05-19 論理インターフェース回路 Withdrawn JPH10322190A (ja)

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JPH07118642B2 (ja) * 1986-01-08 1995-12-18 株式会社東芝 レベル変換回路
US4841175A (en) * 1987-01-23 1989-06-20 Siemens Aktiengesellschaft ECL-compatible input/output circuits in CMOS technology
US5332935A (en) * 1993-04-12 1994-07-26 Sierra Semiconductor ECL and TTL to CMOS logic converter

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