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JPH10319721A - 現像器 - Google Patents

現像器

Info

Publication number
JPH10319721A
JPH10319721A JP9131962A JP13196297A JPH10319721A JP H10319721 A JPH10319721 A JP H10319721A JP 9131962 A JP9131962 A JP 9131962A JP 13196297 A JP13196297 A JP 13196297A JP H10319721 A JPH10319721 A JP H10319721A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
screw
developer
circulating
developing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9131962A
Other languages
English (en)
Inventor
Itsutaka Miyamoto
厳恭 宮本
Naoto Yamamoto
直人 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP9131962A priority Critical patent/JPH10319721A/ja
Publication of JPH10319721A publication Critical patent/JPH10319721A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリアとトナーとの混合が良好な現像器を
提供することを課題とする。 【解決手段】 並列に配置され、搬送方向が逆方向の2
本のスクリュー51,52で現像剤を循環させ、循環し
ている現像剤にトナーを補給し、現像剤のキャリアとト
ナーとを混合する機構を有する現像器であって、スクリ
ュー51,52のうち少なくとも一本のスクリュー51
に、キャリアの循環を行なう循環部51aと、トナーが
補給され、循環部51a方向にトナーを搬送する突出部
51bとを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子画像形成装置
に設けられ、像担持体上の静電潜像をトナー像にする現
像器に関し、更に詳しくは、並列に配置され、搬送方向
が逆方向の2本のスクリューで現像剤を循環させ、循環
している現像剤にトナーを補給し、前記現像剤のキャリ
アと前記トナーとを混合する機構を有する現像器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】次に、図面を用いて従来例を説明する。
図5はトナーとキャリアとからなる二成分現像剤を用い
る従来の現像器の平面構成図、図6は図5の切断線A-A
における断面図である。これらの図において、ハウジン
グ201内には、羽の向きが同一のスクリュー202,
203が並列に配置されている。図6に示すように、こ
れらスクリュー202,203は図示しない駆動手段に
よって互いに逆方向に回転駆動される。
【0003】又、204は現像剤を現像スリーブ205
へ供給する供給ローラである。現像スリーブ205の下
部には、現像スリーブ205上の現像剤を一定の厚さに
規制する現像剤形成棒207が設けられている。208
は静電潜像が形成される像担持体としてのドラムであ
る。
【0004】本例では、絶縁性のトナーと鉄粉等のキャ
リアとからなる二成分現像剤を用いる電子画像形成装置
に設けられる現像器であるので、像担持体に現像される
のは、トナーのみであり、キャリアは現像されない。よ
って、トナーの補給が必要となる。従って、スクリュー
202の一方の端部側に対向するハウジングの上面に
は、トナーが供給されるトナー供給口206が形成され
ている。
【0005】次に、上記構成の動作を説明する。トナー
とキャリアとからなる現像剤は、ハウジング201内に
充填されている。スクリュー202,203は、羽の向
きが同一で、回転方向が逆方向なので、搬送方向が互い
に逆方向となり、現像剤を図5に示す矢印方向に循環さ
せる。この時、スクリュー202,203によって、ト
ナーとキャリアとが攪拌され、摩擦帯電により、トナー
にドラム208に形成された静電潜像と反対の極性を持
つ電荷が付与される。
【0006】スクリュー202,203によって、循環
されている現像剤の一部は、供給ローラ204によっ
て、現像スリーブ205方向に搬送される。現像スリー
ブ205内には、磁石が設けられているので、現像剤が
付着する。このとき、現像剤形成棒により、現像スリー
ブ205上の現像剤層の厚さは、一定となるように規制
される。
【0007】そして、ドラム208上の静電潜像と現像
スリーブ205上の現像剤とが接触又は接近すると、静
電潜像と反対の極性を有するトナーが、主にクーロン力
によりドラム208の静電潜像面上に付着し、トナー像
となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現像剤のト
ナーの比重は、キャリアの比重と比べて軽い。一方、上
記構成の現像器においては、トナー供給口206から、
即ち、上方から供給される。
【0009】従って、トナーは、現像剤の上部で滞留
し、搬送されるのみで、キャリアと混合されにくい問題
点がある。更に、キャリアとトナーとが十分に混合され
ていない現像剤が現像スリーブ205に供給されると、
ドラム208上に部分的な現像過多や トナー飛散等の
問題が生じる。
【0010】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、その目的は、 キャリアとトナーとの混合が良好な
現像器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、並列に配置され、搬送方向が逆方向の2本のスク
リューで現像剤を循環させ、循環している前記現像剤に
トナーを補給し、前記現像剤のキャリアと前記トナーと
を混合する機構を有する現像器であって、前記スクリュ
ーのうち少なくとも一本のスクリューに、前記キャリア
の循環を行なう循環部と、前記トナーが補給され、循環
部方向にトナーを搬送する突出部とを設けたことを特徴
とする現像器である。
【0012】補給されたトナーは、突出部によって循環
部方向に搬送され、循環部内で、現像剤のキャリアと混
合される。このとき、突出部によって搬送されるトナー
は、循環している現像剤の下部に供給されるので、現像
剤のキャリアとの良好な混合を行なうことができる。
【0013】本発明において、突出部は、下記のような
形態及びこれら複数の形態の組み合わせがより好まし
い。 (1) 突出部のスクリューのピッチを循環部のスクリュー
のピッチと異なるように設定する。即ち、ピッチを狭め
ると、搬送速度が遅くなり、ピッチを広げると搬送速度
が速くなり、突出部のトナー搬送速度を、循環部の現像
剤の搬送速度と異ならせる。
【0014】プリント(コピー)の最中に、突出部に補給
されるトナーの時間あたりの補給量は、機器によって異
なる。即ち、トナーが減少し始めると、不足したトナー
を短時間で補給するタイプや、不足したトナーを長時間
にわたって補給するタイプがある。
【0015】突出部から循環部へのトナー供給は、プリ
ント完了時に終了するのが最も好ましい。従って、不足
したトナーが短時間で多量に補給される場合は突出部で
のトナー搬送速度を遅くし、不足したトナーが長時間に
わたって少量ずつ補給される場合は、突出部でのトナー
搬送速度を速くすることで、突出部から循環部へのトナ
ー供給は、プリント完了時に終了し、現像剤とトナーと
の良好な混合を行なうことができる。
【0016】(2) 前記突出部のスクリューの外径を前記
循環部のスクリューの外径より小さく設定する。突出部
でのスクリューの外径を小さくすることで、突出部に補
給されたトナーを循環部のスクリューの中心部に供給す
ることが可能となる。
【0017】スクリューによる攪拌搬送の場合、現像剤
は、スクリューの中心部から外側へ攪拌されやすいの
で、現像剤のキャリアとトナーとの良好な混合を行なう
ことができる。
【0018】(3) 前記突出部のスクリューの表面粗さを
前記循環部のスクリューの表面粗さより粗く設定する。
突出部の表面粗さを粗くすると、トナーがスクリュー表
面にからみやすくなり、循環部に対して広い面で供給す
ることができる。
【0019】(4) 前記突出部のスクリューの回転数を前
記循環部のスクリューの回転数と異なるように設定す
る。即ち、突出部のトナー搬送速度を、循環部の現像剤
の搬送速度と異ならせる。
【0020】プリント(コピー)の最中に、突出部に補給
されるトナーの時間あたりの補給量は、機器によって異
なる。即ち、トナーが減少し始めると、不足したトナー
を短時間で補給するタイプや、不足したトナーを長時間
にわたって補給するタイプがある。
【0021】突出部から循環部へのトナー供給は、プリ
ント完了時に終了するのが最も好ましい。従って、不足
したトナーが短時間で多量に補給される場合は突出部で
のトナー搬送速度を遅くし、不足したトナーが長時間に
わたって少量ずつ補給される場合は、突出部でのトナー
搬送速度を速くすることで、突出部から循環部へのトナ
ー供給は、プリント完了時に終了し、トナーとの良好な
混合を行なうことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施の
形態を説明する。先ず、本発明の一実施の形態例の現像
器が用いられた画像形成装置の構成図である図3を用い
て、画像形成装置の全体構成を説明する。尚、本実施の
形態例の画像形成装置は、多色((Y(イエロー),M(マゼン
タ),C(シアン),K(黒)の四色)画像形成装置である。
【0023】最初に、上ローラ3と下ローラ5と横ロー
ラ7とに巻回された無端ベルト状の像担持体(感光体)1
は、上ローラ3と下ローラ5とにより上下方向に張架さ
れ、矢印I方向に駆動される。
【0024】更に、像担持体1が下から上へ移動する面
には、像担持体1によって形成された閉空間CS方向に像
担持体1を押圧し、像担持体1を閉空間CS方向に案内す
るガイド手段としての押圧ローラ9が設けられている。
【0025】像担持体1が下から上へ移動する面の上部
には、像担持体1に摺接し、像担持体1上の現像剤を除
去するクリーニング手段11が設けられている。クリー
ニング手段11の下方には、クリーニング手段11によ
って除去された現像剤を捕集する捕集手段としての回収
ボックス21が像担持体1に沿って設けられている。
【0026】次に、像担持体1に対して潜像を形成する
潜像形成手段の説明を行なう。本実施の形態例の画像形
成装置は、四色の画像形成装置であるので、各色に応じ
て四つの潜像形成手段を有している。即ち、像担持体1
に対してレーザ光を用いてY(イエロー)用の潜像を形成
するY光学書き込み部25と、像担持体1に対してレー
ザ光を用いてM(マゼンタ)用の潜像を形成するM光学書き
込み部27と、像担持体1に対してレーザ光を用いてC
(シアン)用の潜像を形成するC光学書き込み部31と、
像担持体1に対してレーザ光を用いてK(黒)用の潜像を
形成するK光学書き込み部である。
【0027】これら四つの光学書き込み部25,27,2
9,31の構成は同一なので、図3及び図4を用いてY光
学書き込み部25について説明を行い、他の光学書き込
み部の説明は省略する。図4はY光学書き込み部の平面
構成図である。
【0028】これらの図において、33はYの画像信号
が重畳されたレーザ光を出射するレーザ光源である。レ
ーザ光源33からのレーザ光は、ポリゴンミラー37の
回転面の移動により反射し、走査されて、fθレンズ3
9,シリンドリカルレンズ41を経て、像担持体1の感
光面を走査露光する。この走査露光により、像担持体1
の感光面には、静電潜像が形成される。
【0029】次に、図3に戻って、現像器の説明を行な
う。像担持体1上に形成された各色の静電潜像を現像す
る四つの現像器が設けられている。即ち、Y光学書き込
み部25で形成された潜像を現像するY現像器42と、M
光学書き込み部27で形成された潜像を現像するM現像
器43と、C光学書き込み部29で形成された潜像を現
像するC現像器45と、K光学書き込み部31で形成され
た潜像を現像するK現像器47である。
【0030】これら四つの現像器42,43,45,47
の構成は同一なので、図1及び図2を用いてY現像器4
2について説明を行い、他の現像器の説明は省略する。
図1はY現像器の平面構成図、図2(a)は図1の切断線B-
Bにおける断面図、図2(b)はY現像器の駆動系を説明す
る図である。
【0031】図において、ハウジング301内には、ハ
ウジング301の底面に形成された仕切り部301aを
介して羽の向きが同一で、現像剤の循環を行なうスクリ
ュー51,52が並列に配置されている。
【0032】又、53は現像剤を現像スリーブ55へ供
給する供給ローラである。本実施の形態例では、絶縁性
のトナーと鉄粉等のキャリアとからなる二成分現像剤を
用いる電子画像形成装置に設けられる現像器であるの
で、像担持体に現像されるのは、トナーのみであり、キ
ャリアは現像されない。よって、トナーの補給が必要と
なる。
【0033】スクリュー51,52には、現像剤(トナー
とキャリア)を循環搬送する循環部51a,52aが形成
され、更に、スクリュー51には、循環部51a方向に
トナーを搬送する突出部51bが形成されている。
【0034】そして、スクリュー51の突出部51bに
対向するハウジング301の天面には、トナー供給口3
01bが形成されている。更に、スクリュー51の突出
部51bの搬送力は、スクリュー51の循環部51a及
びスクリュー52の循環部52aの搬送力と異なるよう
に設定している。
【0035】本実施の形態例の現像器でのトナー補給
は、不足したトナーが短時間で多量に補給されるタイプ
なので、スクリュー51の突出部51bのピッチをスク
リュー51の循環部51a及びスクリュー52の循環部
52aのピッチより小さくした。
【0036】次に、このY現像器42の駆動系の説明を
行なう。先ず、図1において、310は図示しない駆動
手段によって、回転駆動される駆動ギヤである。312
は現像スリーブ55の軸の一方の端部に固着され、駆動
ギヤ310に噛合する現像スリーブ入力ギヤである。現
像スリーブ55の軸の他方の端部には、現像スリーブ出
力ギヤ314が固着されている。
【0037】次に、図2(b)において、現像スリーブ出
力ギヤ314の回転は、第1の中間ギヤ316を介し
て、第2の中間ギヤ318の小ギヤ部318aに伝達さ
れる。第2の中間ギヤ318の大ギヤ部318bには、
スクリュー52の軸に固着された第2のスクリューギヤ
320が噛合し、更に、第1のスクリューギヤ320に
は、スクリュー51の軸に固着された第1のスクリュー
ギヤ322が噛合している。
【0038】又、第2の中間ギヤ318の大ギヤ部31
8bには、供給ローラ53の軸に固着された供給ローラ
ギヤ324が固着している。従って、図示しない駆動源
の駆動力は、先ず、現像スリーブ55を回転し、次に、
第1及び第2の中間ギヤ316,318を介して、供給
ローラ53,スクリュー52を回転し、最後に、スクリ
ュー51を回転する。このとき、スクリュー51とスク
リュー52との回転方向は逆方向となる。
【0039】又、各色の現像器42,43,45,47に
対応して、像担持体1に電荷を付与する帯電手段の帯電
極が設けられている。即ち、Y用の帯電極61と、M用の
帯電極63と、C用の帯電極65と、K用の帯電極67で
ある。更に、本実施の形態例の各色の帯電手段は、像担
持体1上の帯電電位を制御するグリッド71,73,7
5,77を有している。
【0040】81は給紙部で、転写材としての転写紙P
が収納されたカセット83が設けられている。このカセ
ット83の転写紙Pは、搬送ローラ85により搬出さ
れ、搬送ローラ対87,レジストローラ88により挟持
搬送され、転写手段91に給送される。
【0041】転写手段91には、像担持体1と異なる極
性の電位に保たれた転写ローラ92が設けられ、この転
写ローラ92は横ローラ7と協働して像担持体1を挟む
ように設けられている。
【0042】100は熱ローラ対101の挟着により、
転写紙Pに熱,圧力を加え、トナーを転写紙Pに融着させ
る定着部、110は熱定着を終えた転写紙Pを排紙トレ
イ111まで挟持搬送する搬送ローラ対である。
【0043】又、120は装置外に設けられた給紙部か
ら搬送された別サイズの転写紙Pが通る給紙路である。
次に、上記構成の画像形成装置の全体の作動を説明す
る。像担持体1が矢印I方向に駆動されると、先ず、帯
電極61及びグリッド71からなるY用の帯電手段によ
り、像担持体1上は所定の帯電電位となる。
【0044】次に、Y光学書き込み部25により、像担
持体1に静電潜像が形成される。そして、Y現像器42
の現像スリーブ55に担持された現像剤中のトナーがク
ーロン力により像担持体1上に移動し、像担持体1上に
トナー像が形成される。
【0045】これと同様な動作を残りの色、即ち、M,C,
Kについて行い、像担持体1上のY,M,C,Kのトナー像を形
成する。一方、給紙部81からは、転写紙Pが、搬送ロ
ーラ85,搬送ローラ対87によって転写手段91に向
け給送される。
【0046】給送された転写紙Pは、レジストローラ8
8により、像担持体1上のトナー画像とタイミング調整
した上で、同期して給送経路Sを介して転写手段91に
給送され、転写手段91の転写ローラ92により帯電さ
れ、像担持体1上の現像剤像が転写紙Pに転写される。
【0047】次に、転写紙Pは、定着部100で加熱,加
圧され、トナーが転写紙Pに融着され、搬送ローラ対1
10により排紙トレイ111上に排出される。又、転写
が終了した像担持体1上の余剰のトナーは、クリーニン
グ手段11のブレード17により除去され、回収ボック
ス21内に貯留される。
【0048】次に、Y現像器42の作動を詳細に説明す
る。尚、他の現像器、即ち、M現像器43,C現像器45,
K現像器47の作動も同様である。トナーとキャリアと
からなる現像剤は、ハウジング301内に充填されてい
る。スクリュー51,52は、羽の向きが同一で、回転
方向が逆方向なので、搬送方向が互いに逆方向となり、
現像剤を図1に示す矢印方向に循環させる。この時、ス
クリュー51,52によって、トナーとキャリアとが攪
拌され、摩擦帯電により、トナーに像担持体1に形成さ
れた静電潜像と反対の極性を持つ電荷が付与される。
【0049】スクリュー51,52によって、循環され
ている現像剤の一部は、供給ローラ53によって、現像
スリーブ55方向に搬送される。現像スリーブ55内に
は、磁石が設けられているので、現像剤が付着する。こ
のとき、現像剤形成棒により、現像スリーブ55上の現
像剤層の厚さは、一定となるように規制される。
【0050】そして、像担持体1上の静電潜像と現像ス
リーブ55上の現像剤とが接触又は近接すると、静電潜
像と反対の極性を有するトナーが、主にクーロン力によ
り像担持体1の静電潜像面上に付着し、トナー像とな
る。
【0051】一方、プリントの最中に、トナー供給口3
1bから補給されたトナーは、スクリュー51の突出部
51bによって循環部51a方向に搬送され、循環部5
1a内で、現像剤のキャリアと混合される。
【0052】上記構成のY現像器42,M現像器43,C現
像器45,K現像器47によれば、本実施の形態例の現像
器では、突出部51bを設けたことにより、突出部に5
1bよって搬送されるトナーは、循環している現像剤の
上部から下部にわたって広い面で供給され、現像剤のキ
ャリアとの良好な混合が行なうことができる。
【0053】又、本実施の形態例の現像器でのトナー補
給は、不足したトナーが短時間で多量に補給されるタイ
プであり、スクリュー51の突出部51bのピッチをス
クリュー51の循環部51a及びスクリュー52の循環
部52aのピッチより小さくし、突出部51bでのトナ
ー搬送速度を循環部51a,52aの現像剤搬送速度よ
り遅くなるように設定したことにより、プリント完了時
に、突出部51bから循環部51aへのトナー供給が完
了するので、現像剤とトナーとの良好な混合を行なうこ
とができる。
【0054】尚、本発明は、上記実施の形態例に限定す
るものではない。他に、下記のような構成でもよい。 (1) 突出部51bのスクリュー51の外径を循環部51
aのスクリュー51の外径より小さく設定する。
【0055】突出部51bでのスクリューの外径を小さ
くすることで、突出部51bに補給されたトナーを循環
部51aのスクリューの中心部に供給することが可能と
なる。
【0056】スクリューによる攪拌搬送の場合、現像剤
は、スクリューの中心部から外側へ攪拌されやすいの
で、現像剤のキャリアとトナーとの良好な混合を行なう
ことができる。
【0057】(2) 突出部51bのスクリューの表面粗さ
を循環部51a,52aのスクリューの表面粗さより粗
く設定する。突出部51bのスクリューの表面粗さを粗
くすると、トナーがスクリュー表面にからみやすくな
り、循環部51aに対して広い面で供給することができ
る。
【0058】(3) 突出部51bのスクリューの回転数を
循環部51a,52aのスクリューの回転数と異なるよ
うに設定する。即ち、突出部51bのトナー搬送速度
を、循環部の現像剤の搬送速度と異ならせる。
【0059】プリント(コピー)の最中に、突出部51b
に補給されるトナーの時間あたりの補給量は、機器によ
って異なる。即ち、トナーが減少し始めると、不足した
トナーを短時間で補給するタイプや、不足したトナーを
長時間にわたって補給するタイプがある。
【0060】突出部51bから循環部51aへのトナー
供給は、プリント完了時に、終了するのが最も好まし
い。従って、不足したトナーが短時間で多量に補給され
る場合は突出部51bでのトナー搬送速度を遅くし、不
足したトナーが長時間にわたって少量ずつ補給される場
合は、突出部51bでのトナー搬送速度を速くすること
で、現像剤とトナーとの良好な混合を行なうことができ
る。
【0061】
【実施例】本願発明者は、本発明の効果を確認するため
に、下記のような実験を行った。 (1) 突出部のスクリューのピッチと循環部のスクリュー
のピッチを異ならせる。循環部のスクリューのピッチ14
mmに対し、突出部の長さを20mm、突出部のスクリューの
ピッチを11mmとすることで、良好な混合を得ることがで
きた。
【0062】(2) 突出部のスクリュー外径を循環部のス
クリュー外径より小さくする。循環部のスクリューの外
径16mmに対し、突出部のスクリューの外径を10mmとする
ことで、良好な混合が得られた。 (3) 循環部のスクリューの表面粗さ約50μmに対して突
出部のスクリューの表面粗さを約100μmとすることで、
良好な混合が得られた。
【0063】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、2本
のスクリューのうち少なくとも一本のスクリューに、キ
ャリアの循環を行なう循環部と、トナーが補給され、循
環部方向にトナーを搬送する突出部とを設けたことによ
り、突出部によって搬送されるトナーは、循環している
現像剤の下部に供給されるので、現像剤のキャリアとの
良好な混合を行なうことができる。
【0064】又、プリント完了時に、突出部から循環部
へのトナー供給が終了するように、突出部のスクリュー
のピッチを循環部のスクリューのピッチと異なるように
設定すれば、現像剤のキャリアとの良好な混合を行なう
ことができる。
【0065】更に、突出部でのスクリューの外径を小さ
くすることで、突出部に補給されたトナーは循環部のス
クリューの中心部に供給され、現像剤のキャリアとトナ
ーとの良好な混合を行なうことができる。
【0066】更に又、突出部の表面粗さを粗くすると、
トナーがスクリュー表面にからみやすくなり、循環部に
対して広い面で供給することができる。又、プリント完
了時に、突出部から循環部へのトナー供給が終了するよ
うに突出部のスクリューの回転数を前記循環部のスクリ
ューの回転数と異なるように設定すれば、現像剤のキャ
リアとの良好な混合を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の要部を説明する図で、
図3のY現像器の平面構成図である。
【図2】(a)図は図1の切断線B-Bにおける断面図、(b)
図はY現像器の駆動系を説明する図である。
【図3】本発明の実施の形態例の現像器が用いられた画
像形成装置の構成図である。
【図4】図3におけるY光学書き込み部の平面構成図で
あるである。
【図5】従来の現像器の平面構成図である。
【図6】図5の切断線A-Aにおける断面図である。
【符号の説明】
51,52 スクリュー 51a,52a 循環部 51b 突出部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列に配置され、搬送方向が逆方向の2
    本のスクリューで現像剤を循環させ、循環している前記
    現像剤にトナーを補給し、前記現像剤のキャリアと前記
    トナーとを混合する機構を有する現像器であって、 前記スクリューのうち少なくとも一本のスクリューに、
    前記キャリアの循環を行なう循環部と、前記トナーが補
    給され、循環部方向にトナーを搬送する突出部とを設け
    たことを特徴とする現像器。
  2. 【請求項2】 前記突出部スクリューのピッチは、前記
    循環部のスクリューのピッチと異なることを特徴とする
    請求項1記載の現像器。
  3. 【請求項3】 前記突出部のスクリューの外径は、前記
    循環部のスクリューの外径より小さいことを特徴とする
    請求項1又は2記載の現像器。
  4. 【請求項4】 前記突出部のスクリューの表面粗さは、
    前記循環部のスクリューの表面粗さより粗いことを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載の現像器。
  5. 【請求項5】 前記突出部のスクリューの回転数は、前
    記循環部のスクリューの回転数と異なることを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれかに記載の現像器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007094160A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Kyocera Mita Corp 現像装置
JP2007225854A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Konica Minolta Business Technologies Inc 現像装置及び画像形成装置
US7471920B2 (en) 2005-10-24 2008-12-30 Sharp Kabushiki Kaisha Developing apparatus and image forming apparatus having the same
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US7502576B2 (en) 2004-10-08 2009-03-10 Sharp Kabushiki Kaisha Development apparatus for mixing recycled developer with toner in a toner supply path and image forming apparatus having same

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