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JP2019184811A - 現像装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

現像装置およびそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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JP2019184811A
JP2019184811A JP2018075307A JP2018075307A JP2019184811A JP 2019184811 A JP2019184811 A JP 2019184811A JP 2018075307 A JP2018075307 A JP 2018075307A JP 2018075307 A JP2018075307 A JP 2018075307A JP 2019184811 A JP2019184811 A JP 2019184811A
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有香里 太田
Yukari Ota
有香里 太田
昭宏 渡辺
Akihiro Watanabe
昭宏 渡辺
友浩 玉木
Tomohiro Tamaki
友浩 玉木
雄二 神山
Yuji Kamiyama
雄二 神山
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Abstract

【課題】第1搬送室と第2搬送室との現像剤量のバランスが崩れるのを抑制しながら、現像剤が凝集するのを抑制することが可能な現像装置およびそれを備えた画像形成装置を提供する。【解決手段】現像装置2は、第1搬送室22cと、第1搬送室22cに比べて上方に配置される第2搬送室22dと、を有する現像容器22と、第1スパイラル43と、第2搬送室22d内の現像剤をA2方向に攪拌搬送する第2スパイラル44と、を備える。現像容器22は、第1搬送室22cおよび第2搬送室22dを仕切る仕切り部22bと、第1搬送室22cおよび第2搬送室22dのA2方向の下流側端部同士を連通する第2連通部22fと、第2搬送室22dに設けられ、第1搬送室22cに繋がるバイパス経路51と、を有する。バイパス経路51の第2搬送室22d側の開口部52は、第2連通部22fよりも上方に配置されている。【選択図】図2

Description

本発明は、現像装置およびそれを備えた画像形成装置に関し、特に、現像剤を攪拌搬送する攪拌搬送部材が内部に配置される第1搬送室と、第1搬送室に比べて上方に配置される第2搬送室と、を有する現像装置およびそれを備えた画像形成装置に関するものである。
画像形成装置においては、感光体等からなる像担持体上に形成した潜像を現像装置により現像し、トナー像として可視化することを行っている。このような現像装置として、現像剤を収容する現像容器と、現像剤を攪拌搬送する第1攪拌搬送部材および第2攪拌搬送部材と、第2攪拌搬送部材から供給される現像剤を担持する現像ローラー(現像剤担持体)と、を備える現像装置が知られている。第1攪拌搬送部材は、現像剤を現像ローラーの軸方向の一方側に搬送し、第2攪拌搬送部材は、現像剤を他方側(一方側とは反対側)に搬送しながら現像ローラーに供給する。
ところで、近年、画像形成装置の小型化の要求が高まっており、特にカラー機においては現像装置を複数配置するので、現像装置の小型化が要求されている。
そこで、第1攪拌搬送部材が内部に配置される第1搬送室と、第1搬送室の上方に配置されるとともに第2攪拌搬送部材が内部に配置される第2搬送室と、を備えた現像装置が知られている。この現像装置では、第1搬送室と第2搬送室とを上下に配置することによって、現像装置を水平方向に小型化することが可能である。このため、現像装置の配置スペースを削減することが可能であるので、画像形成装置を小型化することが可能である。
また、上記現像装置では、第1攪拌搬送部材によって現像剤が一方側に搬送され、第1搬送室の一方側に現像剤が徐々に堆積していく。第1搬送室の一方側では、現像剤は後続の現像剤に押され、第1連通部を介して第2搬送室に押し上げられる。第2搬送室では、第2攪拌搬送部材によって現像剤が他方側に搬送されながら現像ローラーに供給される。第2搬送室の他方側まで搬送された現像剤は、第2連通部を介して第1搬送室に落下する。このようにして、現像剤は現像装置内を循環する。
ところで、第1搬送室と第2搬送室とを上下に配置した場合、重力の影響によって、現像剤は、第2搬送室から第1搬送室へ移動(落下)しやすくなる一方、第1搬送室から第2搬送室へ移動しにくくなる。このため、第1搬送室と第2搬送室との現像剤量のバランスが崩れてしまう。
この不都合を改善するために、第2搬送室から第1搬送室への現像剤の落下口である第2連通部を第1連通部に比べて小さくした現像装置が提案されている。この現像装置では、第1搬送室と第2搬送室とを仕切る仕切り部を現像容器の他方側の端部まで形成し、仕切り部の他方側の端部の一部を切り欠くなどすることによって第2連通部を設けている。これにより、第1搬送室および第2搬送室の他方側の端部に仕切り部を設けず第2連通部のみを設ける場合と異なり、第2連通部の大きさによって第2搬送室から第1搬送室に落下する現像剤量を規制することができるので、第1搬送室と第2搬送室との現像剤量のバランスが崩れるのをある程度抑制することができる。
なお、第1搬送室と第2搬送室とを仕切る仕切り部の端部の一部に第2連通部を設けた現像装置は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2015−075677号公報
しかしながら、第2連通部を小さくすると、周囲環境により現像剤の流動性が低下した場合に、第2搬送室の第2連通部近傍で現像剤が滞留し、凝集が発生してしまうという問題点があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、第1搬送室と第2搬送室との現像剤量のバランスが崩れるのを抑制しながら、現像剤が凝集するのを抑制することが可能な現像装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の構成の現像装置は、第1搬送室と、第1搬送室に比べて上方に配置される第2搬送室と、を有し、トナーを含む現像剤を収容する現像容器と、第1搬送室内に回転可能に支持され、第1搬送室内の現像剤を第1方向に攪拌搬送する第1攪拌搬送部材と、第2搬送室内に回転可能に支持され、第2搬送室内の現像剤を第1方向と逆方向である第2方向に攪拌搬送する第2攪拌搬送部材と、現像容器に回転可能に支持され、第1搬送室又は第2搬送室内の現像剤を表面に担持する現像剤担持体と、を備える。現像容器は、第1搬送室および第2搬送室を仕切る仕切り部と、第1搬送室および第2搬送室の第1方向の下流側端部同士を連通する第1連通部と、第1搬送室および第2搬送室の第2方向の下流側端部同士を連通する第2連通部と、第2搬送室の第2方向の下流側端部に設けられ、第1搬送室に繋がるバイパス経路と、を有し、第2連通部とバイパス経路の第2搬送室側の開口部とは、仕切り部を挟んで第2方向と直交する容器幅方向に並設されており、開口部は、第2搬送室の側面のうちの第2連通部よりも上方に形成されている。
本発明の第1の構成の現像装置によれば、現像容器は、第1搬送室および第2搬送室を仕切る仕切り部と、第1搬送室および第2搬送室の第2方向の下流側端部同士を連通する第2連通部と、第2搬送室の第2方向の下流側端部に設けられ、第1搬送室に繋がるバイパス経路と、を有し、第2連通部とバイパス経路の第2搬送室側の開口部とは、仕切り部を挟んで第2方向と直交する容器幅方向に並設されている。すなわち、仕切り部および第2連通部は、第1搬送室および第2搬送室の第2方向の下流側端部に設けられている。これにより、第1搬送室および第2搬送室の第2方向の下流側端部に仕切り部を設けず第2連通部のみを設ける場合と異なり、第2連通部の大きさによって第2搬送室から第1搬送室に落下する現像剤量を規制することができるので、第1搬送室と第2搬送室との現像剤量のバランスが崩れるのを抑制することができる。
また、現像容器は、第2搬送室の第2方向の下流側端部に設けられ、第1搬送室に繋がるバイパス経路を有し、開口部は、第2搬送室の側面のうちの第2連通部よりも上方に配置されている。これにより、周囲環境により現像剤の流動性が低下し、第2搬送室の第2連通部近傍で現像剤が滞留した場合であっても、現像剤の喫水面(上面)が開口部に到達すると、現像剤が開口部から溢れ出て第1搬送室に移動する。このため、現像剤が凝集するのを抑制することができるとともに、第1搬送室と第2搬送室との現像剤量のバランスが崩れるのをより抑制することができる。
本発明の一実施形態の現像装置を備えた画像形成装置の全体構成を概略的に示した断面図である。 本発明の一実施形態の現像装置の構造を示した断面図である。 本発明の一実施形態の現像装置の構造を示した断面図である。 本発明の第1変形例の現像装置の構造を示した断面図である。 本発明の第2変形例の現像装置の構造を示した断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1〜図3を参照して、本発明の一実施形態の現像装置2a〜2dを備えた画像形成装置1の構造について説明する。本実施形態の画像形成装置1はタンデム型のカラープリンターであり、回転可能である感光体ドラム(像担持体)11a〜11dは、マゼンタ、シアン、イエロー、及びブラックの各色に対応させて配設される。各感光体ドラム11a〜11dの周囲に、現像装置2a〜2d、露光ユニット12、帯電器13a〜13d及びクリーニング装置14a〜14dが配設される。
現像装置2a〜2dは、感光体ドラム11a〜11dにトナーを供給する。帯電器13a〜13dは、感光体ドラム11a〜11dの表面に対向して配置され、感光体ドラム11a〜11d表面を一様に帯電させる。
露光ユニット12は、パーソナルコンピューター等から画像入力部(図略)に入力された画像データに基づいて、各感光体ドラム11a〜11dを走査露光する。露光ユニット12により各感光体ドラム11a〜11d表面には静電潜像が形成され、この静電潜像が各現像装置2a〜2dによりトナー像に現像される。
無端状の中間転写ベルト17は、テンションローラー6、駆動ローラー25及び従動ローラー27に張架されている。駆動ローラー25は図示しないモーターによって回転駆動され、中間転写ベルト17は駆動ローラー25の回転によって循環駆動させられる。
この中間転写ベルト17に接触するように各感光体ドラム11a〜11dが中間転写ベルト17の下方で搬送方向(図1の矢印方向)に沿って隣り合うように配列されている。各一次転写ローラー26a〜26dは、中間転写ベルト17を挟んで各感光体ドラム11a〜11dと対向し、中間転写ベルト17に圧接して一次転写部を形成する。この一次転写部において、中間転写ベルト17の回転とともに所定のタイミングで各感光体ドラム11a〜11dのトナー像が中間転写ベルト17に順次転写される。これにより、中間転写ベルト17表面にはマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色のトナー像が重ね合わされたフルカラートナー像が形成される。
二次転写ローラー34は、中間転写ベルト17を挟んで駆動ローラー25と対向し、中間転写ベルト17に圧接して二次転写部を形成する。この二次転写部において、中間転写ベルト17表面のトナー像が用紙Pに転写される。転写後に、ベルトクリーニング装置31が中間転写ベルト17に残存するトナーを清掃する。
画像形成装置1内の下方には、用紙Pを収納する給紙カセット32が配設され、給紙カセット32の右方には、手差しの用紙を供給するスタックトレイが配設される。画像形成装置1の左上方には、画像が形成された用紙Pに対して定着処理を行う定着部18が配設される。
給紙カセット32又はスタックトレイから送り出された用紙Pは、レジストローラー対33により、中間転写ベルト17における画像形成動作と給紙動作とのタイミングを取って、二次転写部に搬送される。二次転写部に搬送された用紙Pは、バイアス電位が印加された二次転写ローラー34によって、中間転写ベルト17上のフルカラーのトナー像を二次転写され、定着部18に搬送される。
定着部18は、ヒーターにより加熱される定着ベルトと、定着ベルトに内接する定着ローラーと、定着ベルトを挟んで定着ローラーに圧接して配設された加圧ローラー等とを備え、トナー像が転写された用紙Pを加熱及び加圧することにより定着処理を行う。定着部18を通過した用紙Pは、複数方向に分岐した分岐部によって搬送方向が振り分けられ、そのまま(或いは、両面搬送路に送られて両面印刷された後に)排出ローラー対19により用紙排出部37に排出される。
次に、図2を参照して、現像装置2aの詳細構造について説明する。なお、図2は図1の背面側から見た状態を示しており、現像装置2a内の各部材の配置は図1と左右が逆になっている。また、以下の説明では、図1に示す感光体ドラム11aに対応する現像装置2aの構成及び動作について説明するが、現像装置2b〜2dの構成及び動作については現像装置2aと同様であるので、説明を省略し、また各色の現像装置及び感光体を示すa〜dの符号を省略する。
図2に示すように、現像装置2は、現像ローラー(現像剤担持体)20と、攪拌搬送部材42と、現像容器22とを備えている。
現像容器22は、現像装置2の外郭を構成し、仕切り部22bによって第1搬送室22cと第2搬送室22dとに仕切っている。第1搬送室22c及び第2搬送室22dには、キャリアおよびトナーからなる二成分現像剤が収容される。また、現像容器22は、攪拌搬送部材42及び現像ローラー20を回転可能に保持している。更に、現像容器22には、現像ローラー20を感光体ドラム11に向けて露出させる開口22aが形成されている。
攪拌搬送部材42は、第1スパイラル(第1攪拌搬送部材)43と第2スパイラル(第2攪拌搬送部材)44の2本で構成される。第1スパイラル43は第2スパイラル44に比べて下方に配置され、第1搬送室22c内に設けられる。第2スパイラル44は第1搬送室22cに比べて上方に配置された第2搬送室22d内に設けられる。なお、第2スパイラル44は、第1スパイラル43に対して図2の右斜め45度以上(ここでは約50度)上方に配置されている。
第1及び第2スパイラル43、44は現像剤を攪拌して現像剤中のトナーを所定のレベルに帯電させる。これによりトナーはキャリアに保持される。また、第1搬送室22cと第2搬送室22dとを仕切る仕切り部22bの長手方向(図2の紙面に対して垂直方向)の両端部分には、連通部(後述する第1連通部22eおよび第2連通部22f)が設けられており、第1スパイラル43が回転すると、帯電した現像剤が仕切り部22bに設けた一方の連通部から第2スパイラル44に搬送され、現像剤が第1搬送室22c内と第2搬送室22d内とを循環する。そして、第2スパイラル44から現像ローラー20に現像剤が供給され、現像ローラー20に磁気ブラシが形成される。
現像ローラー20は、固定軸(図示せず)と円筒状に形成される現像スリーブ20aとを備えて構成されている。固定軸には、現像スリーブ20aが回転可能に保持される。現像スリーブ20aの近傍には、現像スリーブ20aから所定の距離を隔てて配置され、現像スリーブ20a表面の磁気ブラシを層厚規制する規制ブレード21が設けられている。ここでは、規制ブレード21は、現像容器22の外面に固定されている。現像スリーブ20aは、図示しないモーターと歯車からなる駆動機構により、図2の矢印方向(反時計回り方向)に回転させられる。また、現像スリーブ20aには、直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイアスが印加される。
現像バイアスを印加された現像スリーブ20aが図2の反時計回り方向に回転すると、現像バイアス電位と感光体ドラム11の露光部位の電位との電位差により、現像スリーブ20a表面に担持されたトナーが感光体ドラム11に供給される。トナーは時計回り方向に回転する感光体ドラム11上の露光部位に順次付着し、感光体ドラム11上の静電潜像が現像される。
次に、現像装置2の攪拌部について詳しく説明する。
図3に示すように現像容器22には、前述のように、仕切り部22bと、第1搬送室22cと、第2搬送室22dと、第1連通部22eと、第2連通部22fとが形成されている。
仕切り部22bは、現像容器22の長手方向に延びて第1搬送室22cと第2搬送室22dを上下に並列させるように仕切っている。第1連通部22eおよび第2連通部22fは、仕切り部22bの長手方向の一方側および他方側(A1方向側およびA2方向側)にそれぞれ形成されている。第1連通部22eは、第1搬送室22cおよび第2搬送室22dのA1方向(第1方向)の端部同士を連通している。第2連通部22fは、第1搬送室22cおよび第2搬送室22dのA2方向(第2方向)の端部同士を連通している。そして現像剤は、第1搬送室22c、第1連通部22e、第2搬送室22d、及び第2連通部22f内を循環することが可能である。なお、現像ローラー20は、第2搬送室22dの長手方向に延びるように形成されており、第1連通部22e及び第2連通部22fに対向する位置まで設けられている。
第1搬送室22c内に配設される第1スパイラル43は、回転軸43bと、回転軸43bに一体に設けられ、回転軸43bの軸方向に一定のピッチで螺旋状に形成される第1螺旋羽根43aとを有する。回転軸43bは現像容器22に回転可能に軸支されている。第1螺旋羽根43aは、第1搬送室22cの長手方向に延びるように形成されており、第1連通部22e及び第2連通部22fに対向する位置まで設けられている。第1螺旋羽根43aは、図2の反時計回り方向に回転することによって、第1搬送室22c内の現像剤を攪拌しながらA1方向に搬送する。
また、第1スパイラル43のうちの第1連通部22eに対向する部分には、第1螺旋羽根43aよりもA1方向(現像剤搬送方向)の下流側に配置され、第1螺旋羽根43aと巻き方向が逆である逆螺旋羽根55が一体で設けられている。逆螺旋羽根55は、第1螺旋羽根43aと略同じ直径に形成されている。逆螺旋羽根55が第1螺旋羽根43aと巻き方向が逆であるため、第1螺旋羽根43aと逆螺旋羽根55とによって搬送される現像剤が第1連通部22eで衝突し、現像剤に圧力がかかり現像剤が嵩高となる。そして、現像剤が第1搬送室22cから第2搬送室22dに搬送される。
また、第1搬送室22cのA2方向の端面には、現像容器22内にトナーを補給するトナー補給口23が設けられている。トナー補給口23には、トナーコンテナ(図示せず)に連接されたトナー補給経路24が接続されている。回転軸43bは、トナー補給口23を通過し、トナー補給経路24内にまで配置されている。回転軸43bのトナー補給経路24内に配置された部分には、回転軸43bの軸方向に一定のピッチで螺旋状に形成される補給羽根43cが一体で形成されている。補給羽根43cは、第1螺旋羽根43aと同方向を向く螺旋状の羽根によって形成されているとともに、第1螺旋羽根43aと比べて小さいピッチで小さい直径に形成されている。
第2搬送室22d内に配設される第2スパイラル44は、回転軸44bと、回転軸44bに一体に設けられ、回転軸44bの軸方向に第1螺旋羽根43aと同じピッチで第1螺旋羽根43aとは逆方向を向く羽根で螺旋状に形成される第2螺旋羽根(螺旋羽根)44aとを有する。また、第2螺旋羽根44aは、現像ローラー20の軸方向長さ以上の長さを有し、第1連通部22e及び第2連通部22fに対向する位置まで延びるように形成されている。回転軸44bは、回転軸43bと平行に配置され、現像容器22に回転可能に軸支されている。第2螺旋羽根44aは、図2の反時計回り方向に回転することによって、第2搬送室22d内の現像剤をA2方向(A1方向とは反対方向)に攪拌搬送しながら現像ローラー20に現像剤を供給する。
この現像装置2では、第1搬送室22c内の現像剤は、第1スパイラル43により一方側(第1連通部22e側)に攪拌搬送され、第1搬送室22cの一方側に徐々に堆積していく。第1搬送室22cの一方側では、現像剤は第1螺旋羽根43aと逆螺旋羽根55との搬送力によって嵩高となり、第1連通部22eを介して第2搬送室22dに押し上げられる。
その後、現像剤は、第2スパイラル44により他方側(第2連通部22f側)に攪拌搬送されながら現像ローラー20に供給される。現像に用いられなかった現像ローラー20上の現像剤は、現像ローラー20から落下して第2搬送室22dに回収される。そして、第2スパイラル44により第2搬送室22dの他方側まで搬送され、第2連通部22fを介して第1搬送室22cに落下する。
ここで、本実施形態では、仕切り部22bは、第1搬送室22cおよび第2搬送室22dのA2方向(図3参照)の端面まで設けられている。そして、図2に示すように、仕切り部22bのA2方向の端部の一部を切り欠くことによって、第2連通部22fが形成されている。このため、第2連通部22fおよび仕切り部22bは、A2方向と直交する容器幅方向(図2の左右方向)に隣接して設けられている。
その一方、仕切り部22bは図3に示すように、第1搬送室22cおよび第2搬送室22dのA1方向の端面から所定の距離を隔てて配置されている。そして、第1搬送室22cおよび第2搬送室22dのA1方向の端面と仕切り部22bとの隙間が第1連通部22eとなっている。
このため、第2連通部22fは、第1連通部22eに比べて開口面積が小さくなっている。
また、第2連通部22fは図2に示すように、容器幅方向において、仕切り部22bよりも第2スパイラル44の回転によって現像剤が移動する側(右側)に配置されているとともに、第2スパイラル44の回転軸44bの真下の位置に配置されている。
また、本実施形態では、第2搬送室22dのA2方向の端部には、第1搬送室22cに繋がるバイパス経路51が形成されている。バイパス経路51の第2搬送室22d側の開口部52は、第2スパイラル44の軸方向において第2連通部22fとオーバーラップする位置に設けられている。ここでは、開口部52は、第2スパイラル44の軸方向において第2連通部22fと同じ長さで同じ位置に設けられている。また、第2連通部22fと開口部52とは、仕切り部22bを挟んで容器幅方向に並設されている。
開口部52は、第2搬送室22dの側面のうちの第2連通部22fよりも上方に配置されている。また、開口部52は、図2に示す断面視において、仕切り部22bよりも第2スパイラル44の回転によって現像剤が移動する方向と反対側(上側)に配置されている。
また、開口部52の下端縁52aは、第2スパイラル44の第2螺旋羽根44aの上端P44aよりも下方に配置されており、開口部52の上端縁52bは、第2スパイラル44の回転軸44bの中心O44よりも上方に配置されている。ここでは、開口部52の下端縁52aは、第2スパイラル44の回転軸44bの下端P44bよりも上方で回転軸44bの上端P44cよりも下方に配置されている。また、開口部25の上端縁52bは、第2スパイラル44の回転軸44bの上端P44cよりも上方で第2スパイラル44の第2螺旋羽根44aの上端P44aよりも下方に配置されている。
また、図3に示すように、第2連通部22fおよび開口部52(図2参照)は、第2スパイラル44の軸方向において現像ローラー20の現像領域Rとオーバーラップする位置に配置されている。
本実施形態では、上記のように、現像容器22は、第1搬送室22cおよび第2搬送室22dを仕切る仕切り部22bと、第1搬送室22cおよび第2搬送室22dのA2方向の下流側端部同士を連通する第2連通部22fと、第2搬送室22dのA2方向の下流側端部に設けられ、第1搬送室22cに繋がるバイパス経路51と、を有し、第2連通部22fとバイパス経路51の開口部52とは、仕切り部22bを挟んでA2方向と直交する容器幅方向に並設されている。すなわち、仕切り部22bおよび第2連通部22fは、第1搬送室22cおよび第2搬送室22dのA2方向の下流側端部に設けられている。これにより、第1搬送室22cおよび第2搬送室22dのA2方向の下流側端部に仕切り部22bを設けず第2連通部22fのみを設ける場合と異なり、第2連通部22fの大きさによって第2搬送室22dから第1搬送室22cに落下する現像剤量を規制することができるので、第1搬送室22cと第2搬送室22dとの現像剤量のバランスが崩れるのを抑制することができる。
また、開口部52は、第2搬送室22dの側面のうちの第2連通部22fよりも上方に配置されている。これにより、周囲環境により現像剤の流動性が低下し、第2搬送室22dの第2連通部22f近傍で現像剤が滞留した場合であっても、現像剤の喫水面(上面)が開口部52に到達すると、現像剤が開口部52から溢れ出て第1搬送室22cに移動する。このため、現像剤が凝集するのを抑制することができるとともに、第1搬送室22cと第2搬送室22dとの現像剤量のバランスが崩れるのをより抑制することができる。
また、上記のように、開口部52の下端縁52aは、第2螺旋羽根44aの上端P44aよりも下方に配置されている。これにより、現像剤の喫水面が第2スパイラル44の第2螺旋羽根44aの上端P44aに到達する前に、現像剤を開口部52から溢れされることができるので、現像剤が凝集するのをより抑制することができる。
また、上記のように、第2連通部22fは、回転軸44bの真下の位置に配置されている。これにより、第2スパイラル44によって第2搬送室22dのA2方向の下流側端部まで搬送された現像剤をスムーズに第1搬送室22cに落下させることができる。
また、上記のように、開口部52は、仕切り部22bよりも第2スパイラル44の回転によって現像剤が移動する方向と反対側に配置されている。これにより、開口部52を仕切り部22bよりも第2スパイラル44の回転によって現像剤が移動する側に配置する場合と異なり、現像剤が第2スパイラル44の回転によって押し上げられて開口部52から溢れるのを防止することができる。
また、上記のように、第2連通部22fは、第2スパイラル44の軸方向において現像ローラー20の現像領域Rとオーバーラップする位置に配置されている。これにより、第2連通部22fを第2スパイラル44の軸方向において現像ローラー20の現像領域Rに対して外側に配置する場合と比べて、現像装置2を軸方向に小型化することができる。
なお、第2連通部22fを、第2スパイラル44の軸方向において現像ローラー20の現像領域Rとオーバーラップする位置に配置した場合において、第1搬送室22cおよび第2搬送室22dのA2方向の下流側端部に仕切り部22bを設けず第2連通部22fのみを設けると、現像ローラー20に現像剤が十分に供給されないので、白抜け画像が発生してしまう。しかしながら、本実施形態では、仕切り部22bおよび第2連通部22fを、第1搬送室22cおよび第2搬送室22dのA2方向の下流側端部に設けることによって、第2搬送室22dから第1搬送室22cに落下する現像剤量を規制しているので、現像ローラー20に現像剤が十分に供給されなくなるのを抑制することができ、白抜け画像の発生を抑制することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、図1に示したタンデム式のカラープリンターに本発明を適用した例について示したが、本発明はこれに限らない。言うまでもなく、モノクロプリンター、モノクロ複写機、カラー複写機、ファクシミリ等の、第1搬送室と第1搬送室に比べて上方に配置される第2搬送室とを含む現像装置を備えた種々の画像形成装置に本発明を適用可能である。
また、上記実施形態では、攪拌搬送部材から現像ローラーに現像剤を供給する例について示したが、本発明はこれに限らない。攪拌搬送部材と現像ローラーとの間に磁気ローラー等の現像剤担持体をさらに設け、攪拌搬送部材から磁気ローラー等に現像剤を供給した後に、磁気ローラー等から現像ローラーに現像剤を供給してもよい。
また、上記実施形態では、第2スパイラル44を第1スパイラル43に対して斜め上方に配置する例について示したが、本発明はこれに限らない。例えば図4に示した本発明の第1変形例の現像装置2のように、第2スパイラル44を第1スパイラル43の真上の位置に配置してもよい。なお、この構成では、第2連通部22fは、仕切り部22bの容器幅方向の中央部に設けられている。
また、上記実施形態では、第2連通部22fを第2スパイラル44の回転軸44bの真下の位置に設ける例について示したが、本発明はこれに限らない。例えば図2に示した構成において、第2連通部22fを仕切り部22bの容器幅方向の中央部に設けてもよい。また、例えば図4に示した構成において、第2連通部22fを仕切り部22bよりも第2スパイラル44の回転によって現像剤が移動する側に設けてもよい。
また、上記実施形態では、開口部52を仕切り部22bよりも第2スパイラル44の回転によって現像剤が移動する方向と反対側に配置する例について示したが、本発明はこれに限らない。例えば図5に示した本発明の第2変形例の現像装置2のように、開口部52を仕切り部22bに対して第2スパイラル44の回転によって現像剤が移動する側に配置してもよい。
1 画像形成装置
2、2a〜2d 現像装置
20 現像ローラー(現像剤担持体)
22 現像容器
22b 仕切り部
22c 第1搬送室
22d 第2搬送室
22e 第1連通部
22f 第2連通部
43 第1スパイラル(第1攪拌搬送部材)
44 第2スパイラル(第2攪拌搬送部材)
44a 第2螺旋羽根(螺旋羽根)
44b 回転軸
51 バイパス経路
52 開口部
52a 下端縁
52b 上端縁
O44 中心
P44a 上端
R 現像領域

Claims (7)

  1. 第1搬送室と、前記第1搬送室に比べて上方に配置される第2搬送室と、を有し、トナーを含む現像剤を収容する現像容器と、
    前記第1搬送室内に回転可能に支持され、前記第1搬送室内の現像剤を第1方向に攪拌搬送する第1攪拌搬送部材と、
    前記第2搬送室内に回転可能に支持され、前記第2搬送室内の現像剤を前記第1方向と逆方向である第2方向に攪拌搬送する第2攪拌搬送部材と、
    前記現像容器に回転可能に支持され、前記第1搬送室又は前記第2搬送室内の現像剤を表面に担持する現像剤担持体と、
    を備え、
    前記現像容器は、前記第1搬送室および前記第2搬送室を仕切る仕切り部と、前記第1搬送室および前記第2搬送室の前記第1方向の下流側端部同士を連通する第1連通部と、前記第1搬送室および前記第2搬送室の前記第2方向の下流側端部同士を連通する第2連通部と、前記第2搬送室の前記第2方向の下流側端部に設けられ、前記第1搬送室に繋がるバイパス経路と、を有し、
    前記第2連通部と前記バイパス経路の前記第2搬送室側の開口部とは、前記仕切り部を挟んで前記第2方向と直交する容器幅方向に並設されており、
    前記開口部は、前記第2搬送室の側面のうちの前記第2連通部よりも上方に形成されていることを特徴とする現像装置。
  2. 前記第2攪拌搬送部材は、回転軸と、前記回転軸の外周面に形成されるとともに前記第2方向の下流端が前記第2連通部に対向して配置され、前記現像剤を前記第2方向に搬送する螺旋羽根と、を有し、
    前記開口部の下端縁は、前記螺旋羽根の上端よりも下方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記開口部の上端縁は、前記回転軸の中心よりも上方に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記第2攪拌搬送部材は、回転軸と、前記回転軸の外周面に形成されるとともに前記第2方向の下流端が前記第2連通部に対向して配置され、前記現像剤を前記第2方向に搬送する螺旋羽根と、を有し、
    前記第2連通部は、前記回転軸の真下の位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  5. 前記第2連通部は、前記容器幅方向において、前記仕切り部よりも前記第2攪拌搬送部材の回転によって前記現像剤が移動する側に配置され、
    前記開口部は、前記仕切り部よりも前記第2攪拌搬送部材の回転によって前記現像剤が移動する方向と反対側に配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の現像装置。
  6. 前記第2連通部は、前記第2攪拌搬送部材の軸方向において前記現像剤担持体の現像領域とオーバーラップする位置に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の現像装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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