JPH10314655A - 粉体塗装ブース - Google Patents
粉体塗装ブースInfo
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- JPH10314655A JPH10314655A JP9129880A JP12988097A JPH10314655A JP H10314655 A JPH10314655 A JP H10314655A JP 9129880 A JP9129880 A JP 9129880A JP 12988097 A JP12988097 A JP 12988097A JP H10314655 A JPH10314655 A JP H10314655A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating
- powder
- powder coating
- zone
- automatic
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B16/00—Spray booths
- B05B16/20—Arrangements for spraying in combination with other operations, e.g. drying; Arrangements enabling a combination of spraying operations
- B05B16/25—Arrangements for spraying in combination with other operations, e.g. drying; Arrangements enabling a combination of spraying operations for both automatic and manual spraying
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B14/00—Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material
- B05B14/40—Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material for use in spray booths
- B05B14/48—Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material for use in spray booths specially adapted for particulate material
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B14/00—Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material
- B05B14/40—Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material for use in spray booths
- B05B14/43—Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material for use in spray booths by filtering the air charged with excess material
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B05B14/00—Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material
- B05B14/40—Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material for use in spray booths
- B05B14/46—Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material for use in spray booths by washing the air charged with excess material
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/10—Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S118/00—Coating apparatus
- Y10S118/07—Hoods
Landscapes
- Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 回収した粉体塗料の再利用率を向上させる。
【解決手段】 被塗装物に粉体塗装を施す粉体塗装ブー
ス1において、粉体塗装ブース1を自動塗装機7a,7
bのみで塗装を施す自動塗装ゾーン6と作業者が塗装を
施す人手塗装ゾーン51 ,52 とに区分けし、自動塗装
ゾーン6の未塗着の粉体塗料のみを回収する乾式の第1
粉体塗料回収装置を、人手塗装ゾーン51 ,52 の未塗
着の粉体塗料を回収する第2粉体塗料回収装置とは別個
に設けた。
ス1において、粉体塗装ブース1を自動塗装機7a,7
bのみで塗装を施す自動塗装ゾーン6と作業者が塗装を
施す人手塗装ゾーン51 ,52 とに区分けし、自動塗装
ゾーン6の未塗着の粉体塗料のみを回収する乾式の第1
粉体塗料回収装置を、人手塗装ゾーン51 ,52 の未塗
着の粉体塗料を回収する第2粉体塗料回収装置とは別個
に設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被塗装物に粉体塗
装を施す粉体塗装ブースに関する。
装を施す粉体塗装ブースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の粉体塗装ブースとして
は、特開平8−299888号公報に示される如く、粉
体塗装ブースに搬入された被塗装物に自動塗装機の塗装
ガンにより粉体塗料を吹き付けて粉体塗装を施し、被塗
装物に塗着されなかった粉体塗料を乾式の粉体塗料回収
装置で回収するものが知られている。そして、被塗装物
が車体のように複雑な形状のものである場合は、自動塗
装機により粉体塗料を吹き付けるだけでは塗り残しが発
生することがあるため、自動塗装機による吹き付け後、
作業員が塗装ガンにより必要な場所に粉体塗料を吹き付
けて、被塗装物全体に必要十分な粉体塗装を施してい
る。
は、特開平8−299888号公報に示される如く、粉
体塗装ブースに搬入された被塗装物に自動塗装機の塗装
ガンにより粉体塗料を吹き付けて粉体塗装を施し、被塗
装物に塗着されなかった粉体塗料を乾式の粉体塗料回収
装置で回収するものが知られている。そして、被塗装物
が車体のように複雑な形状のものである場合は、自動塗
装機により粉体塗料を吹き付けるだけでは塗り残しが発
生することがあるため、自動塗装機による吹き付け後、
作業員が塗装ガンにより必要な場所に粉体塗料を吹き付
けて、被塗装物全体に必要十分な粉体塗装を施してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、作業員によ
り粉体塗装を施すようにすると、作業者により粉体塗装
ブース内にごみ等の異物が持ち込まれて、粉体塗料回収
装置により回収した粉体塗料中に異物が混入するという
問題がある。粉体塗料中の異物を完全に分離することは
極めて困難であるため、異物が混入した粉体塗料の再利
用は極めて困難であり、塗料の無駄が多くなると共に塗
装コストが高くなってしまう。また多量の異物が持ち込
まれた場合は、一旦塗装作業を停止させてブース全体を
清掃しなければ再利用可能な粉体塗料を回収できるよう
にはならないため、生産性が低下してしまう。
り粉体塗装を施すようにすると、作業者により粉体塗装
ブース内にごみ等の異物が持ち込まれて、粉体塗料回収
装置により回収した粉体塗料中に異物が混入するという
問題がある。粉体塗料中の異物を完全に分離することは
極めて困難であるため、異物が混入した粉体塗料の再利
用は極めて困難であり、塗料の無駄が多くなると共に塗
装コストが高くなってしまう。また多量の異物が持ち込
まれた場合は、一旦塗装作業を停止させてブース全体を
清掃しなければ再利用可能な粉体塗料を回収できるよう
にはならないため、生産性が低下してしまう。
【0004】以上の問題点に鑑み、本発明は、回収した
粉体塗料の再利用率を向上させることを課題とする。
粉体塗料の再利用率を向上させることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
本発明は、被塗装物に粉体塗装を施す粉体塗装ブースに
おいて、粉体塗装ブースを自動塗装機のみで塗装を施す
自動塗装ゾーンと作業者が塗装を施す人手塗装ゾーンと
に区分けし、自動塗装ゾーンの未塗着の粉体塗料のみを
回収する乾式の第1粉体塗料回収装置を、人手塗装ゾー
ンの未塗着の粉体塗料を回収する第2粉体塗料回収装置
とは別個に設けた。
本発明は、被塗装物に粉体塗装を施す粉体塗装ブースに
おいて、粉体塗装ブースを自動塗装機のみで塗装を施す
自動塗装ゾーンと作業者が塗装を施す人手塗装ゾーンと
に区分けし、自動塗装ゾーンの未塗着の粉体塗料のみを
回収する乾式の第1粉体塗料回収装置を、人手塗装ゾー
ンの未塗着の粉体塗料を回収する第2粉体塗料回収装置
とは別個に設けた。
【0006】このように構成すれば、作業者により粉体
塗装ブース内に持ち込まれたごみ等の異物は、人手塗装
ゾーンの未塗着の粉体塗料を回収する第2粉体塗料回収
装置により回収され、第1粉体塗料回収装置が回収した
自動塗装ゾーンの未塗着の粉体塗料中への異物の混入が
防止されるため、第1粉体塗料回収装置により回収した
粉体塗料を安定して再利用でき、再利用率が向上する。
また、第1粉体塗料回収装置を乾式のものにできれば、
湿式のものと異なり、回収した粉体塗料を乾燥処理する
必要がないため、乾燥不良等の問題がなく、粉体塗料の
再利用率が向上する。
塗装ブース内に持ち込まれたごみ等の異物は、人手塗装
ゾーンの未塗着の粉体塗料を回収する第2粉体塗料回収
装置により回収され、第1粉体塗料回収装置が回収した
自動塗装ゾーンの未塗着の粉体塗料中への異物の混入が
防止されるため、第1粉体塗料回収装置により回収した
粉体塗料を安定して再利用でき、再利用率が向上する。
また、第1粉体塗料回収装置を乾式のものにできれば、
湿式のものと異なり、回収した粉体塗料を乾燥処理する
必要がないため、乾燥不良等の問題がなく、粉体塗料の
再利用率が向上する。
【0007】ところで、粉体塗装ブースを区分けする
と、各ゾーンの未塗着の粉体塗料をそれぞれ別個の粉体
塗料回収装置で回収することが可能になる。そこで、第
2粉体塗料回収装置を湿式にすれば、人手塗装ゾーン内
の異物等の浮遊物の落下が促進されて浮遊物の付着によ
る塗装品質の低下が防止されると共に、粉体塗装ブース
から粉体塗料の漏れを防止する湿式のエアシールゾーン
を設ける必要がなくなり、乾式のものより有利である。
また湿式のものは乾式のものより構造が簡易であると共
に低コストであるため、メインテナンスやコストの面で
も有利である。
と、各ゾーンの未塗着の粉体塗料をそれぞれ別個の粉体
塗料回収装置で回収することが可能になる。そこで、第
2粉体塗料回収装置を湿式にすれば、人手塗装ゾーン内
の異物等の浮遊物の落下が促進されて浮遊物の付着によ
る塗装品質の低下が防止されると共に、粉体塗装ブース
から粉体塗料の漏れを防止する湿式のエアシールゾーン
を設ける必要がなくなり、乾式のものより有利である。
また湿式のものは乾式のものより構造が簡易であると共
に低コストであるため、メインテナンスやコストの面で
も有利である。
【0008】尚、粉体塗料回収装置を湿式にすると、乾
式のものより粉体塗料の再利用率が低くなるかもしれな
いが、第2粉体塗料回収装置により回収される人手塗装
ゾーンの未塗着の粉体塗料は、作業者により持ち込まれ
た異物の混入により再利用できる可能性が低いため、再
利用できない場合を想定して粉体塗料回収装置を選択す
る方が有利である。
式のものより粉体塗料の再利用率が低くなるかもしれな
いが、第2粉体塗料回収装置により回収される人手塗装
ゾーンの未塗着の粉体塗料は、作業者により持ち込まれ
た異物の混入により再利用できる可能性が低いため、再
利用できない場合を想定して粉体塗料回収装置を選択す
る方が有利である。
【0009】
【発明の実施の形態】図1を参照して、1は被塗装物た
る車体Wに粉体塗装を施す粉体塗装ブースであり、該ブ
ース1内の多孔板からなる床板2上にコンベア3を設置
し(図2及び図3参照)、該コンベア3によって粉体塗
装ブース1内に車体Wを搬送している。粉体塗装ブース
1の上流側及び下流側には、エアシールゾーン41 ,4
2 が設けられており、粉体塗装ブース1の外への粉体塗
料の漏れが防止されている。
る車体Wに粉体塗装を施す粉体塗装ブースであり、該ブ
ース1内の多孔板からなる床板2上にコンベア3を設置
し(図2及び図3参照)、該コンベア3によって粉体塗
装ブース1内に車体Wを搬送している。粉体塗装ブース
1の上流側及び下流側には、エアシールゾーン41 ,4
2 が設けられており、粉体塗装ブース1の外への粉体塗
料の漏れが防止されている。
【0010】両エアシールゾーン41 ,42 間のブース
1内空間は、上流側の第1人手塗装ゾーン51 と、中間
の自動塗装ゾーン6と、下流側の第2人塗装手ゾーン5
2 とにエアカーテン5aにより区分けされており、該エ
アカーテン5aにより、各ゾーン51 ,6,52 内の空
気が隣接するゾーン51 ,6,52 内に流れ込まないよ
うになっている。このうち自動塗装ゾーン6では、コン
ベア3の両側に配置した複数の第1自動塗装機7aによ
り車体Wに側方から粉体塗装をすると共に、コンベア3
を跨ぐように配置した第2自動塗装機7bにより車体W
に上方から粉体塗装をする。またそれぞれの人手塗装ゾ
ーン51 ,52 においては、自動塗装機7bでは十分に
塗装できない車体Wの部分を、作業者が携帯式の塗装ガ
ン(図示せず)を用いて粉体塗装する。
1内空間は、上流側の第1人手塗装ゾーン51 と、中間
の自動塗装ゾーン6と、下流側の第2人塗装手ゾーン5
2 とにエアカーテン5aにより区分けされており、該エ
アカーテン5aにより、各ゾーン51 ,6,52 内の空
気が隣接するゾーン51 ,6,52 内に流れ込まないよ
うになっている。このうち自動塗装ゾーン6では、コン
ベア3の両側に配置した複数の第1自動塗装機7aによ
り車体Wに側方から粉体塗装をすると共に、コンベア3
を跨ぐように配置した第2自動塗装機7bにより車体W
に上方から粉体塗装をする。またそれぞれの人手塗装ゾ
ーン51 ,52 においては、自動塗装機7bでは十分に
塗装できない車体Wの部分を、作業者が携帯式の塗装ガ
ン(図示せず)を用いて粉体塗装する。
【0011】自動塗装ゾーン6は、図2に示す如く、コ
ンベア3の両側に立設した仕切板8,8により外側の塗
装機設置ゾーン9と区分けされている。そして、塗装機
設置ゾーン9に各自動塗装機7a,7bの本体7a1 ,
7b1 を配置すると共に、該本体7a1 ,7b1 に支持
される可動アーム7a2 ,7b2 を各仕切板8に形成し
た図示されないスリットを通して自動塗装ゾーン6に突
出させ、可動アーム7a2 ,7b2 に取り付けた塗装ガ
ンから粉体塗料を吐出させて車体Wに塗装を施す。この
ような仕切板8を設けることで自動塗装機7a,7bか
らの異物が自動塗装ゾーン6に侵入することが可及的に
防止される。また、仕切板8は床板2の下側に延びてお
り、床下空間を塗装機設置ゾーン9の床下空間から隔絶
している。
ンベア3の両側に立設した仕切板8,8により外側の塗
装機設置ゾーン9と区分けされている。そして、塗装機
設置ゾーン9に各自動塗装機7a,7bの本体7a1 ,
7b1 を配置すると共に、該本体7a1 ,7b1 に支持
される可動アーム7a2 ,7b2 を各仕切板8に形成し
た図示されないスリットを通して自動塗装ゾーン6に突
出させ、可動アーム7a2 ,7b2 に取り付けた塗装ガ
ンから粉体塗料を吐出させて車体Wに塗装を施す。この
ような仕切板8を設けることで自動塗装機7a,7bか
らの異物が自動塗装ゾーン6に侵入することが可及的に
防止される。また、仕切板8は床板2の下側に延びてお
り、床下空間を塗装機設置ゾーン9の床下空間から隔絶
している。
【0012】自動塗装ゾーン6には、上側から例えば
0.3m/秒程度の風速で空気が供給されており、床下
に送られた自動塗装ゾーン6内の空気は、矢印Aに示さ
れるように、図示しないブロアにより吸引されて床下か
ら第1排気系10を介して粉体塗装ブース1の外に排出
される。自動塗装ゾーン6の床下空間の下部には乾式の
第1粉体塗料回収装置11が設置されており、自動塗装
ゾーン6の空気はこれによりろ過された後排気される。
ろ過により自動塗装ゾーン6内の空気から分離されて回
収された粉体塗料は、粉体塗料配送系11aを介して図
示しない粉体タンクに送られ、粉体塗装用の塗料として
再利用される。
0.3m/秒程度の風速で空気が供給されており、床下
に送られた自動塗装ゾーン6内の空気は、矢印Aに示さ
れるように、図示しないブロアにより吸引されて床下か
ら第1排気系10を介して粉体塗装ブース1の外に排出
される。自動塗装ゾーン6の床下空間の下部には乾式の
第1粉体塗料回収装置11が設置されており、自動塗装
ゾーン6の空気はこれによりろ過された後排気される。
ろ過により自動塗装ゾーン6内の空気から分離されて回
収された粉体塗料は、粉体塗料配送系11aを介して図
示しない粉体タンクに送られ、粉体塗装用の塗料として
再利用される。
【0013】他方、人手塗装ゾーン51 ,52 の床下に
は、図3に示す如く、人手塗装ゾーン51 (52 )内で
粉体塗装に用いられて車体Wに塗着しなかった粉体塗料
を回収する湿式の第2粉体塗料回収装置12が設置され
ている。第2粉体塗料回収装置12は、人手塗装ゾーン
51 ,52 の床下に配置した、排水口12bが形成され
た流水トレー12aを備えており、該流水トレー12a
は、塗装機設置ゾーン9の床下まで延びている。流水ト
レー12aには図示しない給水口から流水12cが供給
され、該流水12cは矢印Bに示されるように排水口1
2bから図示しない分離槽へと排水されている。
は、図3に示す如く、人手塗装ゾーン51 (52 )内で
粉体塗装に用いられて車体Wに塗着しなかった粉体塗料
を回収する湿式の第2粉体塗料回収装置12が設置され
ている。第2粉体塗料回収装置12は、人手塗装ゾーン
51 ,52 の床下に配置した、排水口12bが形成され
た流水トレー12aを備えており、該流水トレー12a
は、塗装機設置ゾーン9の床下まで延びている。流水ト
レー12aには図示しない給水口から流水12cが供給
され、該流水12cは矢印Bに示されるように排水口1
2bから図示しない分離槽へと排水されている。
【0014】また人手塗装ゾーン51 ,52 及び塗装機
設置ゾーン9には、自動塗装ゾーン6と同様、上側から
例えば0.3m/秒程度の風速で空気が供給されてお
り、各ゾーン51 ,52 ,9内の空気は、床下側に送ら
れて流水トレー12aを流れる流水12cと共に排水口
12bから排出された後、矢印Cに示されるように、第
2排気系13を介して粉体塗装ブース1の外に排気され
る。このようにすれば各ゾーン51 ,52 ,9内の空気
中の粉体塗料を効率よく流水12c中に取り込むことが
できる。この後、排水をろ過あるいは遠心分離して、粉
体塗料を分離し回収する。回収された粉体塗料は、アン
ダーコート等、外観品質が要求されない塗装に用いるこ
とが可能である。尚、上述のように人手塗装ゾーン
51 ,52 と塗装機設置ゾーン9とはエアカーテン5a
により区分けされており、自動塗装機本体7a1 ,7b
1 からの異物が人手塗装ゾーン51 ,52 に流れ込んで
車体Wに付着するようなことはない。また2つの排気系
10,13で別個に排気している空気を1つの排気系で
まとめて排気するようにしてもよい。
設置ゾーン9には、自動塗装ゾーン6と同様、上側から
例えば0.3m/秒程度の風速で空気が供給されてお
り、各ゾーン51 ,52 ,9内の空気は、床下側に送ら
れて流水トレー12aを流れる流水12cと共に排水口
12bから排出された後、矢印Cに示されるように、第
2排気系13を介して粉体塗装ブース1の外に排気され
る。このようにすれば各ゾーン51 ,52 ,9内の空気
中の粉体塗料を効率よく流水12c中に取り込むことが
できる。この後、排水をろ過あるいは遠心分離して、粉
体塗料を分離し回収する。回収された粉体塗料は、アン
ダーコート等、外観品質が要求されない塗装に用いるこ
とが可能である。尚、上述のように人手塗装ゾーン
51 ,52 と塗装機設置ゾーン9とはエアカーテン5a
により区分けされており、自動塗装機本体7a1 ,7b
1 からの異物が人手塗装ゾーン51 ,52 に流れ込んで
車体Wに付着するようなことはない。また2つの排気系
10,13で別個に排気している空気を1つの排気系で
まとめて排気するようにしてもよい。
【0015】このように構成すれば、作業者の立ち入り
がなく従ってごみなどの異物が混入していない自動塗装
ゾーン6内の粉体塗料を専用の乾式の第1回収装置10
により回収して安定して再利用できるため、粉体塗料の
再利用率が向上する。また、流水12cにより人手塗装
ゾーン51 ,52 内や塗装機設置ゾーン9内の湿度が高
まるため、異物等の浮遊物の落下が促進され、浮遊物が
車体Wに付着して塗装品質が低下したり、仕切板8のス
リットから自動塗装ゾーン6内に侵入したりすることが
防止される。
がなく従ってごみなどの異物が混入していない自動塗装
ゾーン6内の粉体塗料を専用の乾式の第1回収装置10
により回収して安定して再利用できるため、粉体塗料の
再利用率が向上する。また、流水12cにより人手塗装
ゾーン51 ,52 内や塗装機設置ゾーン9内の湿度が高
まるため、異物等の浮遊物の落下が促進され、浮遊物が
車体Wに付着して塗装品質が低下したり、仕切板8のス
リットから自動塗装ゾーン6内に侵入したりすることが
防止される。
【0016】尚、人手塗装ゾーン51 ,52 から粉体塗
料を回収する第2粉体塗料回収装置12を湿式にすれ
ば、本実施形態では設けられている粉体塗装ブース1の
上流側及び下流側のエアシールゾーン41 ,42 を省略
することも可能であり、また湿式の粉体塗料回収装置は
乾式のものより構造が簡易であると共に低コストである
ので、メインテナンスやコストの面でも有利である。
料を回収する第2粉体塗料回収装置12を湿式にすれ
ば、本実施形態では設けられている粉体塗装ブース1の
上流側及び下流側のエアシールゾーン41 ,42 を省略
することも可能であり、また湿式の粉体塗料回収装置は
乾式のものより構造が簡易であると共に低コストである
ので、メインテナンスやコストの面でも有利である。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、自動塗
装ゾーン内の粉体塗料を乾式の第1粉体塗料回収装置に
より回収して安定して再利用できるため、粉体塗料の再
利用率が向上する。
装ゾーン内の粉体塗料を乾式の第1粉体塗料回収装置に
より回収して安定して再利用できるため、粉体塗料の再
利用率が向上する。
【図1】 本実施形態の粉体塗装ブースの内部を示す平
面図
面図
【図2】 図1のII−II面を示す断面図、
【図3】 図1のIII−III面を示す断面図
1 粉体塗装ブース 51 ,52 人手塗装ゾーン 6 自動塗装ゾーン 7a,7b 自動塗装機 11 第1粉体塗料回収装置 12 第2粉体塗料回収装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 健一郎 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 被塗装物に粉体塗装を施す粉体塗装ブー
スにおいて、粉体塗装ブースを自動塗装機のみで塗装を
施す自動塗装ゾーンと作業者が塗装を施す人手塗装ゾー
ンとに区分けし、自動塗装ゾーンの未塗着の粉体塗料の
みを回収する乾式の第1粉体塗料回収装置を、人手塗装
ゾーンの未塗着の粉体塗料を回収する第2粉体塗料回収
装置とは別個に設けたことを特徴とする粉体塗装ブー
ス。 - 【請求項2】 前記第2粉体塗料回収装置は湿式である
ことを特徴とする請求項1に記載の粉体塗装ブース。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9129880A JPH10314655A (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | 粉体塗装ブース |
CA002237754A CA2237754A1 (en) | 1997-05-20 | 1998-05-15 | Powder coating booth |
US09/080,531 US6066207A (en) | 1997-05-20 | 1998-05-18 | Powder coating booth |
GB9810744A GB2325423B (en) | 1997-05-20 | 1998-05-19 | Powder coating booth |
CN98108391A CN1200307A (zh) | 1997-05-20 | 1998-05-19 | 粉末涂敷间 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9129880A JPH10314655A (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | 粉体塗装ブース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10314655A true JPH10314655A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=15020616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9129880A Pending JPH10314655A (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | 粉体塗装ブース |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6066207A (ja) |
JP (1) | JPH10314655A (ja) |
CN (1) | CN1200307A (ja) |
CA (1) | CA2237754A1 (ja) |
GB (1) | GB2325423B (ja) |
Families Citing this family (4)
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