JPH10309482A - 粉砕方法及び装置 - Google Patents
粉砕方法及び装置Info
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- JPH10309482A JPH10309482A JP9134392A JP13439297A JPH10309482A JP H10309482 A JPH10309482 A JP H10309482A JP 9134392 A JP9134392 A JP 9134392A JP 13439297 A JP13439297 A JP 13439297A JP H10309482 A JPH10309482 A JP H10309482A
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- rolls
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 粉砕粒度のばらつきが少ない粉砕方法及び装
置を提供する。 【構成】 互いに逆方向に且つ異なる速度で回転する少
なくとも一対のロール2,3間に穀物を供給して粉砕す
る粉砕方法において、前記穀物を、該穀物一層の厚みで
前記ロール2,3間に供給する。
置を提供する。 【構成】 互いに逆方向に且つ異なる速度で回転する少
なくとも一対のロール2,3間に穀物を供給して粉砕す
る粉砕方法において、前記穀物を、該穀物一層の厚みで
前記ロール2,3間に供給する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀物、特に小麦を
粉砕するための粉砕方法及び装置に関する。
粉砕するための粉砕方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の粉砕装置は、間隔を遠近調節可能
にした一対の粉砕ロールの略上方に穀物ホッパを設け、
該ホッパから穀物をフィードロール、流量調節バルブを
介して上記一対の粉砕ロール間に供給し、該一対の粉砕
ロールを互いに逆方向で且つ異なる周速度で回転させ粉
砕を行うようにしている。上記ホッパから供給される穀
物はフィードロール及び流量調節バルブを介して上記一
対の粉砕ロール間に送り込まれるだけであることから、
穀物は厚い層でしかも不規則な層厚でロール間に供給さ
れ、粉砕ロール間を通過する際に粉砕ロールによる圧
力、回転により粉砕される。
にした一対の粉砕ロールの略上方に穀物ホッパを設け、
該ホッパから穀物をフィードロール、流量調節バルブを
介して上記一対の粉砕ロール間に供給し、該一対の粉砕
ロールを互いに逆方向で且つ異なる周速度で回転させ粉
砕を行うようにしている。上記ホッパから供給される穀
物はフィードロール及び流量調節バルブを介して上記一
対の粉砕ロール間に送り込まれるだけであることから、
穀物は厚い層でしかも不規則な層厚でロール間に供給さ
れ、粉砕ロール間を通過する際に粉砕ロールによる圧
力、回転により粉砕される。
【0003】また、互いのロールは、金属片等の異物の
進入によるロールの破損を防止するためにスプリングを
介して連結されており、異物がロール間に供給された場
合にはロール間隙が広がる構成となっている。
進入によるロールの破損を防止するためにスプリングを
介して連結されており、異物がロール間に供給された場
合にはロール間隙が広がる構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、穀物
が厚い層でしかも不規則な層厚で粉砕ロール間に供給さ
れることにより、穀物が粉砕ロール間で重なりあって、
一方の粉砕ロールにより一部が削り取られる穀物や、粉
砕ロールと全く接触せず無傷のままでロール間を通過す
る穀物や、ロールとロールとの間で挽砕されるのではな
く穀物と穀物との間で圧砕される穀物が生じ、不均一な
粉砕となり粉品質が低下するとともに、粉砕粒度に大き
なばらつきが生じるという問題点があった。
が厚い層でしかも不規則な層厚で粉砕ロール間に供給さ
れることにより、穀物が粉砕ロール間で重なりあって、
一方の粉砕ロールにより一部が削り取られる穀物や、粉
砕ロールと全く接触せず無傷のままでロール間を通過す
る穀物や、ロールとロールとの間で挽砕されるのではな
く穀物と穀物との間で圧砕される穀物が生じ、不均一な
粉砕となり粉品質が低下するとともに、粉砕粒度に大き
なばらつきが生じるという問題点があった。
【0005】また、粉砕粒度に大きなばらつきがあるた
めに、粉砕装置の後工程に配置される篩い装置には、異
なる目幅を有する複数の篩い網を複数段に載設する必要
があり、また、篩い網により複数の粒度に篩い分けられ
た粉砕物を、各粒度ごとに次工程に搬送する必要がある
ため、搬送経路が複雑となるという問題点があった。
めに、粉砕装置の後工程に配置される篩い装置には、異
なる目幅を有する複数の篩い網を複数段に載設する必要
があり、また、篩い網により複数の粒度に篩い分けられ
た粉砕物を、各粒度ごとに次工程に搬送する必要がある
ため、搬送経路が複雑となるという問題点があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記従来技術の
問題点を解決し粉砕粒度のばらつきを少なくする粉砕方
法及び装置を提供することを技術的課題とする。
問題点を解決し粉砕粒度のばらつきを少なくする粉砕方
法及び装置を提供することを技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、互いに逆方向に且つ異なる速度で回転する少
なくとも一対のロール間に穀物を供給して粉砕する粉砕
方法において、前記穀物を、該穀物一層の厚みで前記ロ
ール間に供給する、という技術的手段を講じた。
するため、互いに逆方向に且つ異なる速度で回転する少
なくとも一対のロール間に穀物を供給して粉砕する粉砕
方法において、前記穀物を、該穀物一層の厚みで前記ロ
ール間に供給する、という技術的手段を講じた。
【0008】前記穀物のロール間への供給を、前記一対
のロールの各回転中心軸を結ぶ直線と略垂直となるよう
に行うとよい。
のロールの各回転中心軸を結ぶ直線と略垂直となるよう
に行うとよい。
【0009】前記ロール間への前記穀物の供給速度を、
低速回転側のロールの周速度と同一叉はそれ以下とする
と更に効果的である。
低速回転側のロールの周速度と同一叉はそれ以下とする
と更に効果的である。
【0010】また、互いに逆方向に且つ異なる周速度で
回転する少なくとも一対の粉砕ロールと、該粉砕ロール
に供給タンクからの穀物を供給する供給装置とからなる
粉砕装置において、前記供給装置が、前記供給タンクか
らの穀物を該穀物一層の厚みで搬送する振動フィーダ
と、該振動フィーダからの穀物を前記ロール間に供給す
る案内シュートとから構成する、という技術的手段を講
じた。
回転する少なくとも一対の粉砕ロールと、該粉砕ロール
に供給タンクからの穀物を供給する供給装置とからなる
粉砕装置において、前記供給装置が、前記供給タンクか
らの穀物を該穀物一層の厚みで搬送する振動フィーダ
と、該振動フィーダからの穀物を前記ロール間に供給す
る案内シュートとから構成する、という技術的手段を講
じた。
【0011】前記穀物の前記ロール間への供給速度が調
節可能となるように、前記案内シュートの傾斜角度を調
節可能に構成するとよい。
節可能となるように、前記案内シュートの傾斜角度を調
節可能に構成するとよい。
【0012】前記一対のロールの各回転中心軸を異なる
高さに設けると共に、該回転中心軸を結ぶ直線と前記案
内シュートから投出される穀物の飛行軌跡とが略垂直に
なるように構成すると更に効果的である。
高さに設けると共に、該回転中心軸を結ぶ直線と前記案
内シュートから投出される穀物の飛行軌跡とが略垂直に
なるように構成すると更に効果的である。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態の粉
砕装置1の断面図である。一方を遠近調節可能にした一
対の粉砕ロール2,3が機枠4内に回転可能に軸支さ
れ、図示しないベルト等により駆動電動機17によって
駆動され、該一対の粉砕ロール2,3は互いに逆方向に
回転し且つ周速度に差をもって回転駆動されるように構
成されている。
砕装置1の断面図である。一方を遠近調節可能にした一
対の粉砕ロール2,3が機枠4内に回転可能に軸支さ
れ、図示しないベルト等により駆動電動機17によって
駆動され、該一対の粉砕ロール2,3は互いに逆方向に
回転し且つ周速度に差をもって回転駆動されるように構
成されている。
【0014】上部機枠5には、その上部に穀物を貯留す
る供給タンク10が設けられ、該供給タンク10の下部
には、供給タンク10からの穀物を受け入れ振動によっ
て穀物を搬送する振動フィーダ11が設けられている。
振動フィーダ11は上部機枠5に対してフィーダベース
15がスプリング16,16を介して取り付けられ、該
フィーダベース15に一端が固着された板ばね13,1
3の他端に振動搬送枠12が固着されている。また、フ
ィーダベース15には振動レベルを変えることができる
振動装置14が取り付けられている。振動装置14を作
動させることによって振動搬送枠12を振動させ、供給
タンク10から送り込まれた穀物を図中右方に搬送す
る。この振動フィーダ11は既存の振動搬送装置を使用
するものであり、市販されている振動搬送装置と何等変
わりがないので詳細は省略する。
る供給タンク10が設けられ、該供給タンク10の下部
には、供給タンク10からの穀物を受け入れ振動によっ
て穀物を搬送する振動フィーダ11が設けられている。
振動フィーダ11は上部機枠5に対してフィーダベース
15がスプリング16,16を介して取り付けられ、該
フィーダベース15に一端が固着された板ばね13,1
3の他端に振動搬送枠12が固着されている。また、フ
ィーダベース15には振動レベルを変えることができる
振動装置14が取り付けられている。振動装置14を作
動させることによって振動搬送枠12を振動させ、供給
タンク10から送り込まれた穀物を図中右方に搬送す
る。この振動フィーダ11は既存の振動搬送装置を使用
するものであり、市販されている振動搬送装置と何等変
わりがないので詳細は省略する。
【0015】振動フィーダ11の先端下方には振動フィ
ーダ11から送り込まれた穀物を上記一対の粉砕ロール
2,3間に送り込むための案内シュート6が所定の傾斜
角、例えば60度の傾斜角をもって機枠5に設けられて
いる。この案内シュート6はシュート枠7によって固持
され、シュート枠7は支持軸8を中心に回動可能に設け
られ、先端がシュート枠7に当接する螺杆9によって案
内シュート6の傾斜角が調整されるようになっており、
案内シュート6の先端が上記一対の粉砕ロール2,3の
間隔方向に向くように上記螺杆9によって調整される。
なお、振動フィーダ11の振動搬送枠12及び案内シュ
ート6の幅(図中紙面垂直方向)は、一対の粉砕ロール
2,3の幅とほぼ等しいように構成されている。
ーダ11から送り込まれた穀物を上記一対の粉砕ロール
2,3間に送り込むための案内シュート6が所定の傾斜
角、例えば60度の傾斜角をもって機枠5に設けられて
いる。この案内シュート6はシュート枠7によって固持
され、シュート枠7は支持軸8を中心に回動可能に設け
られ、先端がシュート枠7に当接する螺杆9によって案
内シュート6の傾斜角が調整されるようになっており、
案内シュート6の先端が上記一対の粉砕ロール2,3の
間隔方向に向くように上記螺杆9によって調整される。
なお、振動フィーダ11の振動搬送枠12及び案内シュ
ート6の幅(図中紙面垂直方向)は、一対の粉砕ロール
2,3の幅とほぼ等しいように構成されている。
【0016】電源を入れ、電動機20を駆動すると、一
対の粉砕ロール2,3は互いに逆方向に且つ周速度差を
もって回転する。そして、振動装置14を駆動させる
と、振動搬送枠12が振動を開始し、供給タンク10か
ら供給された穀物は上下に重なり合うことなく一層で帯
状になって振動搬送枠12を通過した後、振動搬送枠1
2の先端から案内シュート6に落下する。なお、穀物は
挽砕前の完全粒であっても、挽砕後の砕粒であってもよ
い。案内シュート6上に落下した穀物は案内シュート6
を滑り落ち、粉砕ロール2,3の幅とほぼ同等な幅であ
って穀物どうしが重なり合うことなく帯状に広がった状
態で粉砕ロール2,3,間に供給されることとなる。穀
物は粉砕ロール2,3間を通過する際にロールによる圧
力と回転により粉砕される。
対の粉砕ロール2,3は互いに逆方向に且つ周速度差を
もって回転する。そして、振動装置14を駆動させる
と、振動搬送枠12が振動を開始し、供給タンク10か
ら供給された穀物は上下に重なり合うことなく一層で帯
状になって振動搬送枠12を通過した後、振動搬送枠1
2の先端から案内シュート6に落下する。なお、穀物は
挽砕前の完全粒であっても、挽砕後の砕粒であってもよ
い。案内シュート6上に落下した穀物は案内シュート6
を滑り落ち、粉砕ロール2,3の幅とほぼ同等な幅であ
って穀物どうしが重なり合うことなく帯状に広がった状
態で粉砕ロール2,3,間に供給されることとなる。穀
物は粉砕ロール2,3間を通過する際にロールによる圧
力と回転により粉砕される。
【0017】穀物の供給量は、振動装置14の振動レベ
ルを変化させることにより調整することができ、従来の
粉砕装置において必要であった流量調整バルブを必要と
せず流量を調整することができる。また、振動によって
穀物を案内シュート6に供給することから、穀物は振動
フィーダ11の幅全体に均等に分布し帯状になって案内
シュート6に供給され、従来流量調節バルブ等の供給部
において夾雑物が多い原料の場合発生していたブリッジ
現象も生じることなく、安定して穀物を供給することが
できる。
ルを変化させることにより調整することができ、従来の
粉砕装置において必要であった流量調整バルブを必要と
せず流量を調整することができる。また、振動によって
穀物を案内シュート6に供給することから、穀物は振動
フィーダ11の幅全体に均等に分布し帯状になって案内
シュート6に供給され、従来流量調節バルブ等の供給部
において夾雑物が多い原料の場合発生していたブリッジ
現象も生じることなく、安定して穀物を供給することが
できる。
【0018】案内シュート6は、穀物が案内シュート6
上を滑り落ち粉砕ロール2,3間に突入する際には自然
落下に近い速度にまで加速されるような長さと傾きに調
整されており、穀物のこの供給速度は概略1〜4m/秒
となるように調整される。振動フィーダ11からこのフ
ィーダ11の幅方向に対して均等に帯状にしかも穀物ど
うしが重なり合うことなく分布して供給された穀物は、
案内シュート6上を滑り落ち、加速されて穀物一層の厚
みの状態で粉砕ロール2,3の幅方向に均等に供給され
ること となる。その結果、穀物の1粒1粒に粉砕ロー
ル2,3の作用が均等に働き効率よく粉砕が行われる。
上を滑り落ち粉砕ロール2,3間に突入する際には自然
落下に近い速度にまで加速されるような長さと傾きに調
整されており、穀物のこの供給速度は概略1〜4m/秒
となるように調整される。振動フィーダ11からこのフ
ィーダ11の幅方向に対して均等に帯状にしかも穀物ど
うしが重なり合うことなく分布して供給された穀物は、
案内シュート6上を滑り落ち、加速されて穀物一層の厚
みの状態で粉砕ロール2,3の幅方向に均等に供給され
ること となる。その結果、穀物の1粒1粒に粉砕ロー
ル2,3の作用が均等に働き効率よく粉砕が行われる。
【0019】なお、穀物の粉砕ロール2,3への供給を
穀物一層の厚みとしても、穀物が案内シュート6により
加速されて供給されるため、ロール2,3間を通過する
穀物の量を低下させることはない。
穀物一層の厚みとしても、穀物が案内シュート6により
加速されて供給されるため、ロール2,3間を通過する
穀物の量を低下させることはない。
【0020】上記図1に示した本発明の第1実施の形態
では、穀物の粉砕ロール2,3間への供給は粉砕ロール
2,3の間隔が最小となる点にめがけて投入される。し
かし、粉砕ロール2,3の軸心がほぼ同じ高さに配置さ
れると共に、案内シュート6が所定の傾きを有している
ことから、穀物を確実に粉砕ロール2,3の間隔が最小
となる点に供給することは難しく、穀物が粉砕ロール
2,3に接触してはじき飛ばされる場合があるが、穀物
の供給速度を低速側の粉砕ロール3の周速度と同一叉は
それ以下にするか、叉は、案内シュート6から滑り落ち
る穀物の落下軌跡と粉砕ロール2,3の各回転軸心を結
ぶ直線とが略垂直になるように粉砕ロール2,3を配置
することにより、穀物の飛散を防いで良好に穀物を粉砕
ロール2,3間に流入させることができる。図2は本発
明の第二の実施形態の要部を示しており、案内シュート
6から滑り落ちる穀物の落下軌跡と粉砕ロール2,3の
各回転軸心を結ぶ直線とが略垂直になるように粉砕ロー
ル2,3を配置しており、他の構成は図1に示す構成と
同様である。
では、穀物の粉砕ロール2,3間への供給は粉砕ロール
2,3の間隔が最小となる点にめがけて投入される。し
かし、粉砕ロール2,3の軸心がほぼ同じ高さに配置さ
れると共に、案内シュート6が所定の傾きを有している
ことから、穀物を確実に粉砕ロール2,3の間隔が最小
となる点に供給することは難しく、穀物が粉砕ロール
2,3に接触してはじき飛ばされる場合があるが、穀物
の供給速度を低速側の粉砕ロール3の周速度と同一叉は
それ以下にするか、叉は、案内シュート6から滑り落ち
る穀物の落下軌跡と粉砕ロール2,3の各回転軸心を結
ぶ直線とが略垂直になるように粉砕ロール2,3を配置
することにより、穀物の飛散を防いで良好に穀物を粉砕
ロール2,3間に流入させることができる。図2は本発
明の第二の実施形態の要部を示しており、案内シュート
6から滑り落ちる穀物の落下軌跡と粉砕ロール2,3の
各回転軸心を結ぶ直線とが略垂直になるように粉砕ロー
ル2,3を配置しており、他の構成は図1に示す構成と
同様である。
【0021】図2では、一対の粉砕ロール2,3のうち
高速回転側の粉砕ロール3を下側に、低速回転側の粉砕
ロール2を上側に配置している。案内シュート6は、こ
の案内シュート6で加速されて滑り落ちる穀物の軌跡が
一対の粉砕ロール2,3の間隔が最小になる位置に向け
て且つ粉砕ロール2,3の回転軸中心を結ぶ直線に対し
て垂直になるように配設されている。なお、この構成に
おいても穀物の供給速度を低速回転側の粉砕ロール3の
周速度と同一叉はそれ以下とすることにより、穀物の飛
散を防ぎながら良好に穀物を粉砕ロール2,3間に流入
させることができ、効率の良い粉砕を行うことができ
る。
高速回転側の粉砕ロール3を下側に、低速回転側の粉砕
ロール2を上側に配置している。案内シュート6は、こ
の案内シュート6で加速されて滑り落ちる穀物の軌跡が
一対の粉砕ロール2,3の間隔が最小になる位置に向け
て且つ粉砕ロール2,3の回転軸中心を結ぶ直線に対し
て垂直になるように配設されている。なお、この構成に
おいても穀物の供給速度を低速回転側の粉砕ロール3の
周速度と同一叉はそれ以下とすることにより、穀物の飛
散を防ぎながら良好に穀物を粉砕ロール2,3間に流入
させることができ、効率の良い粉砕を行うことができ
る。
【0022】なお、上記実施の形態においては、振動フ
ィーダ11と案内シュート6とを用い、穀物を進行方向
に対して長手方向に整列させ、この穀物一層の厚みで加
速させて一対のロール2,3間に供給する構成としてい
るが、回転するブレードにより穀物を跳ね出すいわゆる
スロワーにより穀物を一対のロール2,3間に供給して
もよい。
ィーダ11と案内シュート6とを用い、穀物を進行方向
に対して長手方向に整列させ、この穀物一層の厚みで加
速させて一対のロール2,3間に供給する構成としてい
るが、回転するブレードにより穀物を跳ね出すいわゆる
スロワーにより穀物を一対のロール2,3間に供給して
もよい。
【0023】
【発明の効果】互いに逆方向に且つ異なる速度で回転す
る少なくとも一対のロール間に穀物を供給して粉砕する
粉砕方法において、前記穀物を、該穀物一層の厚みで前
記ロール間に供給することにより、穀物の1粒1粒にロ
ールの作用が均等に働き、不均一な粉砕となることな
く、粉砕粒度に大きなばらつきのない効率の良い粉砕を
行うことができる。また、粉砕粒度にばらつきが少ない
ために、後工程の搬送経路が複雑になることがない。
る少なくとも一対のロール間に穀物を供給して粉砕する
粉砕方法において、前記穀物を、該穀物一層の厚みで前
記ロール間に供給することにより、穀物の1粒1粒にロ
ールの作用が均等に働き、不均一な粉砕となることな
く、粉砕粒度に大きなばらつきのない効率の良い粉砕を
行うことができる。また、粉砕粒度にばらつきが少ない
ために、後工程の搬送経路が複雑になることがない。
【0024】穀物のロール間への供給を、前記一対のロ
ールの各回転中心軸を結ぶ直線と略垂直となるように行
うことにより、穀物がロールに接触して整列を乱すこと
なくロール間隔が最小となる点に確実に供給されるた
め、穀物の粉砕を良好に行うことができる。
ールの各回転中心軸を結ぶ直線と略垂直となるように行
うことにより、穀物がロールに接触して整列を乱すこと
なくロール間隔が最小となる点に確実に供給されるた
め、穀物の粉砕を良好に行うことができる。
【0025】ロール間への前記穀物の供給速度を、低速
回転側のロールの周速度と同一叉はそれ以下としたこと
により、穀物がロールに接触した場合であっても、穀物
は飛び跳ねて整列を乱すことなくロールの回転によりロ
ール間に供給することができ、良好な粉砕を行うことが
できる。
回転側のロールの周速度と同一叉はそれ以下としたこと
により、穀物がロールに接触した場合であっても、穀物
は飛び跳ねて整列を乱すことなくロールの回転によりロ
ール間に供給することができ、良好な粉砕を行うことが
できる。
【0026】互いに逆方向に且つ異なる周速度で回転す
る少なくとも一対の粉砕ロールと、該粉砕ロールに供給
タンクからの穀物を供給する供給装置とからなる粉砕装
置において、前記供給装置を、前記供給タンクからの穀
物を該穀物一層の厚みで搬送する振動フィーダと、該振
動フィーダからの穀物を前記ロール間に供給する案内シ
ュートとから構成したことにより、案内シュートからロ
ール間に供給される穀物には1粒1粒にロールの作用が
均等に働き、不均一な粉砕となることなく、粉砕粒度に
大きなばらつきのない効率の良い粉砕を行うことができ
る。
る少なくとも一対の粉砕ロールと、該粉砕ロールに供給
タンクからの穀物を供給する供給装置とからなる粉砕装
置において、前記供給装置を、前記供給タンクからの穀
物を該穀物一層の厚みで搬送する振動フィーダと、該振
動フィーダからの穀物を前記ロール間に供給する案内シ
ュートとから構成したことにより、案内シュートからロ
ール間に供給される穀物には1粒1粒にロールの作用が
均等に働き、不均一な粉砕となることなく、粉砕粒度に
大きなばらつきのない効率の良い粉砕を行うことができ
る。
【0027】穀物の前記ロール間への供給速度が調節可
能となるように、前記案内シュートの傾斜角度を調節可
能に構成したことにより、ロールの周速度叉は穀物の供
給量に対応して容易に穀物の供給速度を調整することが
できる。
能となるように、前記案内シュートの傾斜角度を調節可
能に構成したことにより、ロールの周速度叉は穀物の供
給量に対応して容易に穀物の供給速度を調整することが
できる。
【0028】一対のロールの各回転中心軸を異なる高さ
に設けると共に、該回転中心軸を結ぶ直線と前記案内シ
ュートから投出される穀物の飛行軌跡とが略垂直になる
ように構成したことにより、穀物がロールに接触して整
列を乱すことなくロール間隔が最小となる点に確実に供
給されるため、穀物の粉砕を良好に行うことができる。
に設けると共に、該回転中心軸を結ぶ直線と前記案内シ
ュートから投出される穀物の飛行軌跡とが略垂直になる
ように構成したことにより、穀物がロールに接触して整
列を乱すことなくロール間隔が最小となる点に確実に供
給されるため、穀物の粉砕を良好に行うことができる。
【図1】本発明の第一の実施形態を示す粉砕装置の断面
図である。
図である。
【図2】本発明の第二の実施形態を示す粉砕装置の要部
図である。
図である。
1 粉砕装置 2 粉砕ロール 3 粉砕ロール 4 機枠 5 上部機枠 6 案内シュート 7 シュート枠 8 支持軸 9 螺杆 10 供給タンク 11 振動フィーダ 12 振動搬送枠 13 板ばね 14 振動装置 15 フィーダベース 16 スプリング 17 駆動電動機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榊 秀樹 広島県東広島市西条西本町2番30号 株式 会社佐竹製作所内 (72)発明者 岡本 克己 広島県東広島市西条西本町2番30号 株式 会社佐竹製作所内
Claims (6)
- 【請求項1】 互いに逆方向に且つ異なる速度で回転す
る少なくとも一対のロール間に穀物を供給して粉砕する
粉砕方法において、前記穀物を、該穀物一層の厚みで前
記ロール間に供給することを特長とする粉砕方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の粉砕方法であって、前記
穀物のロール間への供給を、前記一対のロールの各回転
中心軸を結ぶ直線と略垂直となるように行うことを特長
とする粉砕方法。 - 【請求項3】 請求項1叉は2記載の粉砕方法であっ
て、前記ロール間への前記穀物の供給速度を、低速回転
側のロールの周速度と同一叉はそれ以下としたことを特
長とする粉砕方法。 - 【請求項4】 互いに逆方向に且つ異なる周速度で回転
する少なくとも一対の粉砕ロールと、該粉砕ロールに供
給タンクからの穀物を供給する供給装置とからなる粉砕
装置において、前記供給装置が、前記供給タンクからの
穀物を該穀物一層の厚みで搬送する振動フィーダと、該
振動フィーダからの穀物を前記ロール間に供給する案内
シュートとからなる粉砕装置。 - 【請求項5】 請求項4記載の粉砕装置であって、前記
穀物の前記ロール間への供給速度が調節可能となるよう
に、前記案内シュートの傾斜角度を調節可能に構成して
なる粉砕装置。 - 【請求項6】 請求項4叉は5記載の粉砕装置であっ
て、前記一対のロールの各回転中心軸を異なる高さに設
けると共に、該回転中心軸を結ぶ直線と前記案内シュー
トから投出される穀物の飛行軌跡とが略垂直になるよう
に構成してなる粉砕装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9134392A JPH10309482A (ja) | 1997-05-07 | 1997-05-07 | 粉砕方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9134392A JPH10309482A (ja) | 1997-05-07 | 1997-05-07 | 粉砕方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10309482A true JPH10309482A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=15127338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9134392A Pending JPH10309482A (ja) | 1997-05-07 | 1997-05-07 | 粉砕方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10309482A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001032312A1 (en) * | 1999-11-02 | 2001-05-10 | Agrex S.P.A. | A roller mill for grinding granular materials, particularly cereals |
EP2078791A1 (de) * | 2008-01-09 | 2009-07-15 | Backers Maschinenbau GmbH | Vorrichtung zum Sieben oder Brechen von grobem Material |
CN108745495A (zh) * | 2018-05-29 | 2018-11-06 | 安徽德鑫源食品有限公司 | 一种用于面粉加工厂的面粉加工设备 |
KR20210003578A (ko) * | 2019-07-02 | 2021-01-12 | 케이엠텍 주식회사 | 롤 밀 |
-
1997
- 1997-05-07 JP JP9134392A patent/JPH10309482A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001032312A1 (en) * | 1999-11-02 | 2001-05-10 | Agrex S.P.A. | A roller mill for grinding granular materials, particularly cereals |
EP2078791A1 (de) * | 2008-01-09 | 2009-07-15 | Backers Maschinenbau GmbH | Vorrichtung zum Sieben oder Brechen von grobem Material |
CN108745495A (zh) * | 2018-05-29 | 2018-11-06 | 安徽德鑫源食品有限公司 | 一种用于面粉加工厂的面粉加工设备 |
KR20210003578A (ko) * | 2019-07-02 | 2021-01-12 | 케이엠텍 주식회사 | 롤 밀 |
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