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JPH10308684A - ダイレクトコンバージョン受信機 - Google Patents

ダイレクトコンバージョン受信機

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JPH10308684A
JPH10308684A JP6453698A JP6453698A JPH10308684A JP H10308684 A JPH10308684 A JP H10308684A JP 6453698 A JP6453698 A JP 6453698A JP 6453698 A JP6453698 A JP 6453698A JP H10308684 A JPH10308684 A JP H10308684A
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offset voltage
output signal
delta
frequency
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JP6453698A
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Masataka Mitama
正隆 海琳
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Publication of JPH10308684A publication Critical patent/JPH10308684A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路規模の増大を招くことなく、高速かつ微
少なオフセット電圧の消去が可能なオフセット電圧キャ
ンセル回路付きのダイレクトコンバージョン受信機を提
供する。 【解決手段】 受信した高周波信号と局部発振信号とを
周波数混合するミキサ13a、13bと、ミキサ13
a、13bの出力信号をベースバンド信号に変換する信
号処理部18と、信号処理部18の出力信号からオフセ
ット電圧を検出するデルタシグマ変調器210と、検出
されたオフセット電圧に応じてオフセットキャンセル電
圧を出力するオフセットホールド回路220と、所定の
規則に基づく特定の期間に、ミキサ13a、13bの出
力信号をデルタシグマ変調器210に供給し、その他の
期間に、オフセットキャンセル電圧をミキサ13a、1
3bの出力に供給するスイッチ20とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイレクトコンバ
ージョン受信機に関し、特に携帯電話機その他の無線端
末装置に使用されゼロ中間周波数(IF)受信機として
知られるダイレクトコンバージョン受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話その他の無線携帯端末の
普及に従って無線機の小型化、低消費電力化、低価格化
といった要求が高まりつつある。このような要求を実現
する無線受信方式の一つとして、ダイレクトコンバージ
ョン方式が注目されている。
【0003】図9に、この種の代表的なダイレクトコン
バージョン受信機のブロック図を示す。図9を参照する
と、高周波信号はアンテナ71、高周波増幅器72を介
して直交ミキサ73a、73bへそれぞれ入力される。
そして、ミキサ73aにおいて局部発振器74の局部発
振周波数と乗算され、またミキサ73bにおいて当該局
部発振周波数の直交成分と乗算されて、I成分、Q成分
として出力される。局部発振器74の局部発振周波数の
直交成分は、90度移相器75により生成される。この
場合、ミキサ73a、73bの各出力信号は、入力搬送
周波数と局部発振周波数との和成分と、ゼロ周波数を中
心(スペクトラムの±表現の場合)とする差成分とから
なる。そして、LPF76a、76bによりゼロ周波数
を中心とする差成分(以下、ゼロ周波数成分)のみが抽
出される。抽出されたゼロ周波数成分は、さらに基底帯
域(ベースバンド)増幅器77a、77bよりそれぞれ
信号処理され復調される。
【0004】上述したダイレクトコンバージョン方式
は、入力周波数から直接ベースバンド周波に変換してい
る。これは、スーパーヘテロダイン方式における中間周
波数がゼロの場合に相当する。これにより、イメージ周
波数応答がないため、高周波フィルタが原理的に不要と
なる。また、ベースバンド信号はゼロ周波数で折返した
形になるから、チャネルフィルタはLPF型で良い。し
たがって、スーパーヘテロダイン方式が用いられるBP
F型チャネルフィルタに比較してIC化が容易である。
すなわち、ダイレクトコンバージョン方式は、外付け部
品が少なく、かつ、LSI化がスーパーヘテロダイン方
式に比較して容易であるため、1チップ受信機に適した
回路であるとされ、近年、注目されてきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ダイレクトコ
ンバージョン受信機を携帯電話のような無線システムに
使うためには、一般に、ミキサに数mVから数10mV
のオーダで存在する直流オフセット電圧を除去する必要
があり、従来、実用化上の最大の課題となっていた。す
なわち、PDC(国内ディジタル携帯電話)やPHS
(簡易携帯電話)システムにおいて必要とされる受信感
度を得るためには、基底帯域増幅器77a、77bの増
幅度は、例えば、数10dBといった非常に高い値にす
る必要があるが、上述したようにミキサに発生する直流
オフセット電圧の存在により基底帯域増幅器が飽和し受
信機としての機能が得られなかった。
【0006】当該直流オフセット電圧を除去する方法と
しては、図10に示すように、ミキサ73a、73bの
直後に、直流カットコンデンサ78a、78bを使うこ
とが先ず考えられる。しかし、この方法は信号情報のゼ
ロ周波数成分も同時にカットされるため、例えばページ
ャーシステムで用いられているFSK変調方式にしか使
えない。また、ページャーのような携帯型無線機では電
池寿命を長くするために間欠受信機能を備えることが必
要であるが、当該機能を設けるには、一般にキャパシタ
の充放電時間を短縮するための付加回路が別に必要にな
るため、回路規模が増大するという欠点があった。
【0007】また、直流オフセット電圧を除去するため
の他の従来技術として、日本国公開特許公報、平成3−
220823号「ダイレクトコンバージョン受信機」に
開示された技術がある。同公報には、図11に示すよう
に、AD、DAコンバータを用いた負帰還ループにより
直流オフセット電圧を除去する方法について記載されて
いる。なお、図11のブロック図において、図9のブロ
ック図と同等の構成要素には同一符号を付している。
【0008】図11に示すダイレクトコンバージョン受
信機は、AD変換器81a、81bを用いて基底帯域増
幅器77a、77bの出力信号から直流オフセッ電圧を
抽出し、この抽出結果に基づき、閉ループ制御手段であ
るデータ処理回路82とDA変換器83a、83bとを
用いて、直流電圧オフセット分を抑圧する。
【0009】この方法であれば、信号情報のゼロ周波数
成分はカットされないから、PDCやPHSシステムで
用いられるπ/4QPSK変調にも適用可能である。し
かし、当該従来技術は閉ループを使用するものであるた
め、ループ収束時間等の制約から時間的に早いオフセッ
ト電圧の変動に対しては余り効果がなかった。すなわ
ち、オフセット電圧の平均値が、例えば、1秒間程度の
長時間にわたってゼロになるように制御を行う場合に
は、ある程度効果が期待できるが、デジタル携帯電話方
式におけるスロット時間の速さ(例、PHSでは0.6
25msec)程度で変化するオフセット電圧変動に対
してはあまり効果がなかった。さらに、AD変換器とD
A変換器を使うため、回路規模が大きくなるという欠点
もあった。
【0010】本発明の目的は、上記従来の欠点を解決
し、高速かつ微少なオフセット電圧の消去が可能なオフ
セット電圧キャンセル回路付きのダイレクトコンバージ
ョン受信機を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、上記目的に加えて、
回路規模の増大を回避し、携帯電話機その他の携帯用無
線端末装置に好適なダイレクトコンバージョン受信機を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明のダイレクトコンバージョン受信機は、受信した高
周波信号と局部発振信号とを周波数混合する周波数混合
手段と、前記周波数混合手段の出力信号をベースバンド
信号に変換する信号変換手段と、前記信号変換手段の出
力信号からオフセット電圧を検出するオフセット電圧検
出手段と、前記オフセット電圧検出手段により検出され
たオフセット電圧に応じて、前記周波数混合手段の出力
信号における該オフセット電圧を打ち消すオフセットキ
ャンセル電圧を出力するオフセット消去手段と、所定の
規則に基づく特定の期間に、前記周波数混合手段の出力
信号を前記オフセット電圧検出手段に供給し、前記特定
の期間以外の期間に、前記オフセット消去手段から出力
される前記オフセットキャンセル電圧を前記周波数混合
手段の出力に供給するスイッチ手段とを備える。
【0013】請求項2の本発明のダイレクトコンバージ
ョン受信機は、時分割方式の通信システムに適用される
場合に、前記スイッチ手段が、自受信機に割当てられた
タイムスロット以外の期間に、前記周波数混合手段の出
力信号を前記オフセット電圧検出手段に供給し、自受信
機に割当てられたタイムスロットの期間に、前記オフセ
ット消去手段から出力される前記オフセットキャンセル
電圧を前記周波数混合手段の出力に供給するように接続
を切り換えることを特徴とする。
【0014】請求項3の本発明のダイレクトコンバージ
ョン受信機は、周波数分割方式の通信システムに適用さ
れる場合に、前記スイッチ手段が、受信フレームのうち
のパイロット信号の部分に該当する期間に、前記周波数
混合手段の出力信号を前記オフセット電圧検出手段に供
給し、その他の期間に、前記オフセット消去手段から出
力される前記オフセットキャンセル電圧を前記周波数混
合手段の出力に供給するように接続を切り換えることを
特徴とする。
【0015】請求項4の本発明のダイレクトコンバージ
ョン受信機は、前記オフセット電圧検出手段が、前記周
波数混合手段の出力を入力してデルタシグマ変調するデ
ルタシグマ変調手段と、前記デルタシグマ変調手段によ
るデルタシグマ変調出力信号を平均化する平均化手段と
を備えることを特徴とする。
【0016】請求項5の本発明のダイレクトコンバージ
ョン受信機は、前記デルタシグマ変調手段が、1次また
は2次以上のデルタシグマ変調器であり、請求項6の本
発明のダイレクトコンバージョン受信機は、前記デルタ
シグマ変調手段が、MASH型のデルタシグマ変調器で
あることを特徴とする。
【0017】請求項7の本発明のダイレクトコンバージ
ョン受信機は、前記オフセット消去手段が、前記オフセ
ット電圧検出手段により検出されたオフセット電圧を反
転してオフセットキャンセル電圧とし、得られた該オフ
セットキャンセル電圧をホールドすることを特徴とす
る。
【0018】請求項8の本発明のダイレクトコンバージ
ョン受信機は、前記周波数混合手段と、前記信号変換手
段との間に、1段または2段以上の基底帯域増幅器を介
在させ、最も後段の基底帯域増幅器よりも前段に位置す
る任意の基底帯域増幅器の出力に対して、前記オフセッ
ト電圧検出手段に供給するための出力信号の抽出および
前記オフセットキャンセル電圧の供給を行なうための前
記スイッチ手段への接続がなされていることを特徴とす
る。
【0019】また、請求項9の本発明のダイレクトコン
バージョン受信機は、受信した高周波信号と局部発振信
号とを周波数混合する周波数混合手段と、前記周波数混
合手段の出力信号をベースバンド信号に変換する信号変
換手段と、前記信号変換手段の出力信号からオフセット
電圧を検出するオフセット電圧検出手段と、前記オフセ
ット電圧検出手段により検出されたオフセット電圧に応
じて、前記周波数混合手段の出力信号における該オフセ
ット電圧を打ち消すオフセットキャンセル電圧を出力
し、前記周波数混合手段の出力信号に重畳するオフセッ
ト消去手段と、所定の規則に基づく特定の期間に、前記
オフセット電圧検出手段の出力信号の前記オフセット消
去手段への供給を遮断し、前記特定の期間以外の期間
に、前記オフセット電圧検出手段の出力信号を前記オフ
セット消去手段へ供給するスイッチ手段とを備えること
を特徴とする。
【0020】請求項10の本発明のダイレクトコンバー
ジョン受信機は、時分割方式の通信システムに適用され
る場合、前記スイッチ手段が、自受信機に割当てられた
タイムスロット以外の期間に、前記オフセット電圧検出
手段の出力信号の前記オフセット消去手段への供給を遮
断し、自受信機に割当てられたタイムスロットの期間
に、前記オフセット電圧検出手段の出力信号を前記オフ
セット消去手段へ供給することを特徴とする。
【0021】請求項11の本発明のダイレクトコンバー
ジョン受信機は、周波数分割方式の通信システムに適用
される場合に、前記スイッチ手段が、受信フレームのう
ちのパイロット信号の部分に該当する期間に、前記オフ
セット電圧検出手段の出力信号の前記オフセット消去手
段への供給を遮断し、その他の期間に、前記オフセット
電圧検出手段の出力信号を前記オフセット消去手段へ供
給することを特徴とする。
【0022】さらにまた、請求項14の本発明のダイレ
クトコンバージョン受信機は、受信した高周波信号と局
部発振信号とを周波数混合してベースバンド信号に変換
する周波数変換手段と、所定の規則に基づく特定の期
間、前記周波数変換手段の出力信号からオフセット電圧
を検出するオフセット電圧検出手段と、前記特定の期間
以外の期間、前記オフセット電圧検出手段により検出さ
れたオフセット電圧に応じて、前記周波数変換手段の出
力信号における該オフセット電圧を打ち消すオフセット
消去手段とを備えることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第
1実施形態によるダイレクトコンバージョン受信機の構
成を示すブロック図である。なお、以下の説明では、P
HS、PDC等で用いられている時分割多重方式(Ti
me Division Multiplex Acc
ess:TDMA方式)の場合を例として説明する。
【0024】図1を参照すると、本実施形態のダイレク
トコンバージョン受信機において、アンテナ11にて受
信されたRF(高周波)信号は、高周波増幅器12を経
てミキサ13a、13bにてそれぞれ直交変換される。
そのために、局部発振器14及び90度移相器15が設
けられており、この局部発振周波数とその直交成分と
が、ミキサ13a、13bへそれぞれ供給されるように
なっている。また、ミキサ13a、13bの出力信号は
オフセット電圧キャンセル回路100a、100bにそ
れぞれ入力され処理される。図1では、ミキサ13aか
ら出力されるI成分に対するオフセット電圧キャンセル
回路100aについてのみ具体例を示すが、Q成分に対
するオフセット電圧キャンセル回路100bは、構成、
機能ともオフセット電圧キャンセル回路100aと同一
であるので、図示せず説明も省略する。なお、図1に
は、本実施形態の特徴的な構成のみを記載し、他の一般
的な構成については記載を省略してある。
【0025】ミキサ13aの出力信号は2つに分岐さ
れ、一方は、LPF16及び基底帯域増幅器17を介し
て信号処理部18へ入力され、ベースバンド信号処理さ
れる。他方は、スイッチ20の接点“n”を介してオフ
セットキャンセル電圧発生回路200へ入力される。オ
フセットキャンセル電圧発生回路200は、オフセット
電圧を検出するデルタシグマ変調器210と、デルタシ
グマ変調器210による変調出力信号を反転するインバ
ータ230と、インバータ230の出力信号を平均値化
する平均値化回路240と、平均値化回路240の出力
信号をホールドするホールド回路220とを有してい
る。ホールド回路220の出力信号は、スイッチ20の
接点“m”を介してミキサ13aの出力へ供給される。
スイッチ20は切替制御器19により切替制御される。
【0026】デルタシグマ変調器210に入力されたミ
キサ13aの分岐出力は、減算器211の正相入力へ印
加され、減算器211の減算出力は、積分器212を介
して1ビット量子化器213へ供給される。1ビット量
子化器213の出力信号は、1サンプル遅延器214を
介して減算器211の逆相入力へ印加される。
【0027】切替制御器19によるスイッチ20の切替
え制御は次のようにして行う。上述したように、本実施
形態はTDMA方式であるから、図2に示すTDMAの
スロット構成の1例(PHSシステムの例)を参照し、
例えば、端末No.2(R2で示す)の場合を考える
と、受信スロット21の期間では、高周波増幅器12は
活性化されてデータ受信状態であり、スイッチ20は接
点“m”に接続される。受信スロット21の期間が終了
してから次のフレームの受信スロット22が始まるまで
の期間23では、高周波増幅器12は非活性化されたス
リープ状態であり、スイッチ20は接点“n”に接続さ
れる。
【0028】図2における期間21、22がオフセット
電圧キャンセル期間であり、期間23がオフセット電圧
検出期間である。オフセット電圧検出期間におけるオフ
セット電圧の検出には、デルタシグマ変調器210が用
いられている。その動作原理は、例えば、1989年1
2月に発行された文献「電子情報通信学会誌」第72
巻、No.12のpp.1422〜1429に詳述され
ている。同文献によれば、デルタシグマ変調器210
は、入力信号を“+a”または“−a”(“a”は定
数)の値を有する1ビットのオーバサンプリング周波数
の信号系列へ変調する。したがって、期間23において
ミキサ出力に現れるオフセット電圧は、デルタシグマ変
調器210を通過した後、正または負の値を有する“±
a”の1ビットデジタル信号に変換されることになる。
当該デジタル信号は、さらにインバータ230にて符号
反転され、平均値化回路240にて平均値化される。こ
れにより、期間23におけるミキサ13aの直流オフセ
ット電圧の符号を反転した値を得ることができる。この
値は、バッファ221とコンデンサ222とからなるホ
ールド回路220にて保持される。次に、期間22にお
いて、ミキサ13aの直流オフセット電圧は、スイッチ
20を介してホールド回路220による反転値によりキ
ャンセルされる。このため、データ受信時にはオフセッ
ト電圧が除去されることとなる。
【0029】以上の説明からも明白なように、本実施形
態のオフセット電圧キャンセル回路100は、オフセッ
トキャンセル電圧発生回路200とスイッチ20とが一
巡開ループを構成するため、キャンセル動作が閉ループ
に比して高速である。したがって、例えば、図2に示す
“A”点のように、受信スロットのすぐ近くでオフセッ
トキャンセル動作を行わせることができる。これによ
り、スロット時間のオーダでオフセット電圧が変動する
場合にも、きめ細かくキャンセル動作を行わせることが
できるため、受信特性の劣化を最小限に抑圧できる。
【0030】なお、上記の説明では、オフセット電圧値
が一定の場合を考えたが、オフセット電圧が時間的に変
動する場合は、変動する電圧の平均値の反転出力信号が
スイッチ20の接点“m”において得られることとな
る。
【0031】TDMA方式の場合に関して、図2を参照
して説明したが、時間的に連続して信号を受信するFD
MA(Frequency Division Mul
tiplex Access) 方式のダイレクトコン
バージョン受信機の場合は、オフセットキャンセルのた
めのオフセット電圧検出に必要最小限の無受信状態を設
定しておくことにより、前述のTDMA方式の場合と同
様な効果を実現できる。この無受信状態は、例えば、高
周波増幅器12をオフとすることで得られる。図3は、
FDMA方式の無線フレームの例を示す。図3におい
て、高周波増幅器12をオフとするタイミングは、図3
の“B”に示す受信フレームのパイロット信号(Pil
ot)の一定の期間を選べば良いことになる。すなわ
ち、選択した期間のみスイッチ20を接点“n”側に制
御し、他の期間は接点“m”側としてオフセット電圧キ
ャンセルを行う。また、高周波増幅器12をオフするタ
イミングは、必ずしも全てのパイロット信号おいて行う
必要はなく、間欠的に間引いてオフするタイミングを選
んでも良い。
【0032】一般に、ミキサのオフセット電圧相当の数
mV程度の電圧を検出するには、例えば、AD変換器の
フルスケールを1Vと仮定した場合、10ビット(60
dB)以上の分解能のAD変換器が必要となる。しか
し、図1の例では、デルタシグマ変調器210による変
調処理における“a”の値を、例えば、100mVに設
定すれば、40dBすなわち約7ビット相当の分解能の
AD変換器であれば十分である。ここで、1次デルタシ
グマ変調器のS/N比(signal to nois
e ratio)は、 S/N=(9π/2)・{fs/(2π・fb)}3 で表される。なお、fsはサンプリング周波数、fbは信
号帯域である。したがって、S/N=40dBの分解能
は、図1に示した1次のデルタシグマ変調器210を用
いて容易に得ることができることになる。
【0033】また、図1に示したオフセットキャンセル
電圧発生回路200は、1次のデルタシグマ変調器21
0を用いているが、2次以上のデルタシグマ変調器やM
ASH(Multi Stage Noise Sha
ping)タイプのデルタシグマ変調器を用いれば、回
路が複雑になるものの、さらに微少なオフセット電圧の
除去と、高速な動作を期待できる。
【0034】図4は、2次のデルタシグマ変調器の構成
例である。図示のデルタシグマ変調器の回路構成は、上
記文献「電子情報通信学会誌」に開示されている。図4
を参照すると、当該2次のデルタシグマ変調器は、減算
器41、43と、積分器42、44と、1ビット量子化
器45、1サンプル遅延器46とを備える。入力信号
は、減算器41の正相入力に印加され、減算器41の出
力信号が積分器42を経て減算器43の正相入力に印加
され、減算器43の出力信号が積分器44を経て1ビッ
ト量子化器45に入力する。1ビット量子化器45の出
力信号は、1サンプル遅延器46で遅延した後、減算器
41、43の逆相入力に印加される。
【0035】図5は3段のMASH型のデルタシグマ変
調器の構成例である。図示のデルタシグマ変調器の回路
構成は、上記文献「電子情報通信学会誌」に開示されて
いる。図5を参照すると、当該MASH型のAD変換器
は、減算器51、54、55、59、60と、積分器と
52、56、61と、1ビット量子化器53、57、6
2と、微分器58、63、64と、加算器65とを備え
る。入力信号は、減算器51の正相入力に印加され、積
算器52を経て1ビット量子化器53に入力する。また
積算器52の出力信号は減算器54の正相入力に印加す
る。1ビット量子化器53の出力信号は、減算器51、
54の逆相入力に印加すると共に、加算器65に供給さ
れる。減算器54の出力信号は、減算器55の正相入力
に印加され、積算器56を経て1ビット量子化器57に
入力する。また積算器56の出力信号は減算器59の正
相入力に印加する。1ビット量子化器57の出力信号
は、減算器55、59の逆相入力に印加すると共に、微
分器58を経て加算器65に供給される。減算器59の
出力信号は、減算器60の正相入力に印加され、積算器
61を経て1ビット量子化器62に入力する。1ビット
量子化器62の出力信号は、減算器60の逆相入力に印
加すると共に、直列に設けられた微分器63、64を経
て加算器65に供給される。
【0036】図6は、本発明の第2実施形態によるダイ
レクトコンバージョン受信機の構成を示すブロック図で
ある。図6を参照すると、本実施形態のダイレクトコン
バージョン受信機は、ミキサ13a、13bの出力信号
を入力して処理し、信号処理部18に出力する2段にわ
たって設けたことを除き、図1に示した第1の実施形態
と同様に構成される。図6において、図1に示す構成要
素と同等の構成要素には同一の符号を付してある。な
お、図6には、本実施形態の特徴的な構成のみを記載
し、他の一般的な構成については記載を省略してある。
【0037】本実施形態は、図示のように、ミキサ13
a、13bの出力信号から直接オフセット検出を行うの
ではなく、一旦LPF21および基底帯域増幅器22に
よる処理を経て、基底帯域増幅器22の出力信号からオ
フセット検出を行う。このため、基底帯域増幅器21の
出力信号を信号処理する2段目のLPF23および基底
帯域増幅器24を設け、基底帯域増幅器21の出力信号
がスイッチ20に接続されている。なお、LPFと基底
帯域増幅器との組合せを3段以上にわたって設ける構成
としても良く、オフセット電圧の検出、消去をいずれの
段で行っても良い。
【0038】図7は、本発明の第3実施形態によるダイ
レクトコンバージョン受信機の構成を示すブロック図で
ある。図7を参照すると、本実施形態のダイレクトコン
バージョン受信機において、ミキサ3aの出力信号は、
2つに2分岐され、一方は加算器400にそのまま供給
される。他方の出力信号は、オフセットキャンセル電圧
発生回路200へ入力される。
【0039】オフセットキャンセル電圧発生回路200
は、オフセット電圧を検出するデルタシグマ変調器21
0と、デルタシグマ変調器210による変調出力信号を
反転するインバータ230と、インバータ230の出力
信号を平均値化する平均値化回路240と、平均値化回
路240の出力信号をホールドするホールド回路220
と、インバータ230の出力信号を平均値化回路240
に対して伝達するか否かを制御する伝達スイッチ250
とを有している。
【0040】伝達スイッチ250は、伝達制御器300
により制御されてインバータ230の出力信号を伝達し
たり、切断したりする。伝達制御器300は、以下のよ
うにして伝達スイッチ250を制御する。すなわち、図
2に示した受信スロット21の期間において、高周波増
幅器12が活性化されてデータ受信状態であり、伝達制
御スイッチ250がインバータ230と平均値化回路2
40との間の接続を切断(OFF)する。また、受信ス
ロット21の期間が終了してから次のフレームの受信ス
ロット22が始まるまでの期間23において、伝達制御
スイッチ250がインバータ230と平均値化回路24
0との間を接続(ON)する。以上の関係を図8に示
す。
【0041】図8において、期間21、22がオフセッ
ト電圧キャンセル期間であり、期間23がオフセット電
圧検出期間である。オフセット電圧検出期間におけるオ
フセット電圧の検出は、図1に示した第1実施形態の場
合と同様に行われる。したがって、当該期間21、22
において、ホールド回路220には、ミキサ3a、3b
のオフセット電圧とは逆極性のオフセットキャンセル電
圧が出力される。また、当該期間21、22の受信スロ
ットにおいて、上述したように伝達スイッチ250はO
FFとなるから、当該受信スロットの直前に検出された
オフセットキャンセル電圧が加算器400に印加され
る。したがって、加算器400の出力信号には、オフセ
ット電圧がキャンセルされてベースバンド信号のみが得
られることになる。
【0042】以上の説明から分かるとおり、図7に示す
オフセット電圧キャンセル回路100aも開ループを形
成していることは明らかである。
【0043】また、上記説明では、TDMA方式の場合
に関して説明したが、上述した他の実施形態の場合と同
様に、FDMA方式へ適用することも可能である。さら
に、図7に示したデルタシグマ変調器210の構成は、
必要に応じて図4に示したような複数次のデルタシグマ
変調器としたり、図5に示したようなMASH型のデル
タシグマ変調器とすることも可能である。
【0044】以上好ましい実施形態をあげて本発明を説
明したが、本発明は必ずしも上記実施形態に限定される
ものではない。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のダイレク
トコンバージョン受信機によれば、ミキサのオフセット
キャンセルのための一巡ループが開ループを構成してい
るので、従来のように当該一巡ループを閉ループとした
場合に比して、キャンセル動作をより高速化できるとい
う効果がある。
【0046】また、本発明によれば、簡単な構成で微少
なオフセット電圧の検出が可能であるので、ダイレクト
コンバージョン受信機の小型化、ローコスト化を図るこ
とができ、携帯電話機その他の携帯用無線端末装置に好
適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態によるダイレクトコン
バージョン受信機の構成を示すブロック図である。
【図2】 TDMA方式のフレーム構成例を示す図であ
る。
【図3】 FDMA方式のフレーム構成例を示す図であ
る。
【図4】 2次のデルタシグマ変調器の構成例を示すブ
ロック図である。
【図5】 3段のMASH型のデルタシグマ変調器の構
成例を示すブロック図である。
【図6】 本発明の第2実施形態によるダイレクトコン
バージョン受信機の構成を示すブロック図である。
【図7】 本発明の第3実施形態によるダイレクトコン
バージョン受信機の構成を示すブロック図である。
【図8】 図7の実施形態における動作を説明するTD
MA方式のフレーム構成例を示す図である。
【図9】 従来のダイレクトコンバージョン受信機の構
成を示すブロック図である。
【図10】 従来のダイレクトコンバージョン受信機の
他の構成を示すブロック図である。
【図11】 従来のダイレクトコンバージョン受信機の
さらに他の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 アンテナ 12 高周波増幅器 13a、13b ミキサ 14 局部発振器 15 90度位相器 16 LPF(チャネルフィルタ) 17 基底帯域増幅器 18 信号処理部 19 切替制御器 20 スイッチ 100a、100b オフセット電圧キャンセル回路 200 オフセットキャンセル電圧発生回路 210 デルタシグマ変調器 211 減算器 212 積分器 213 1ビット量子化器 214 1サンプル遅延器 220 ホールド回路 221 バッファ 222 コンデンサ 230 インバータ 240 平均値化回路

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した高周波信号と局部発振信号とを
    周波数混合する周波数混合手段と、 前記周波数混合手段からの出力信号をベースバンド信号
    に変換する信号変換手段と、 前記信号変換手段の出力信号からオフセット電圧を検出
    するオフセット電圧検出手段と、 前記オフセット電圧検出手段により検出されたオフセッ
    ト電圧に応じて、前記周波数混合手段の出力信号におけ
    る該オフセット電圧を打ち消すオフセットキャンセル電
    圧を出力するオフセット消去手段と、 所定の規則に基づく特定の期間に、前記周波数混合手段
    の出力信号を前記オフセット電圧検出手段に供給し、前
    記特定の期間以外の期間に、前記オフセット消去手段か
    ら出力される前記オフセットキャンセル電圧を前記周波
    数混合手段の出力に供給するスイッチ手段とを備えるこ
    とを特徴とするダイレクトコンバージョン受信機。
  2. 【請求項2】 時分割方式の通信システムに適用される
    場合、 前記スイッチ手段が、自受信機に割当てられたタイムス
    ロット以外の期間に、前記周波数混合手段の出力信号を
    前記オフセット電圧検出手段に供給し、自受信機に割当
    てられたタイムスロットの期間に、前記オフセット消去
    手段から出力される前記オフセットキャンセル電圧を前
    記周波数混合手段の出力に供給するように接続を切り換
    えることを特徴とする請求項1に記載のダイレクトコン
    バージョン受信機。
  3. 【請求項3】 周波数分割方式の通信システムに適用さ
    れる場合、 前記スイッチ手段が、受信フレームのうちのパイロット
    信号の部分に該当する期間に、前記周波数混合手段から
    の出力信号を前記オフセット電圧検出手段に供給し、そ
    の他の期間に、前記オフセット消去手段から出力される
    前記オフセットキャンセル電圧を前記周波数混合手段の
    出力に供給するように接続を切り換えることを特徴とす
    る請求項1に記載されたダイレクトコンバージョン受信
    機。
  4. 【請求項4】 前記オフセット電圧検出手段が、 前記周波数混合手段の出力を入力してデルタシグマ変調
    するデルタシグマ変調手段と、 前記デルタシグマ変調手段によるデルタシグマ変調出力
    信号を平均化する平均化手段とを備えることを特徴とす
    る請求項1ないし請求項3に記載されたダイレクトコン
    バージョン受信機。
  5. 【請求項5】 前記デルタシグマ変調手段が、1次また
    は2次以上のデルタシグマ変調器であることを特徴とす
    る請求項4に記載されたダイレクトコンバージョン受信
    機。
  6. 【請求項6】 前記デルタシグマ変調手段が、MASH
    型のデルタシグマ変調器であることを特徴とする請求項
    4に記載されたダイレクトコンバージョン受信機。
  7. 【請求項7】 前記オフセット消去手段が、 前記オフセット電圧検出手段により検出されたオフセッ
    ト電圧を反転してオフセットキャンセル電圧とし、得ら
    れた該オフセットキャンセル電圧をホールドすることを
    特徴とする請求項1ないし請求項6に記載されたダイレ
    クトコンバージョン受信機。
  8. 【請求項8】 前記周波数混合手段と、前記信号変換手
    段との間に、1段または2段以上の基底帯域増幅器を介
    在させ、 最も後段の基底帯域増幅器よりも前段に位置する任意の
    基底帯域増幅器の出力に対して、前記オフセット電圧検
    出手段に供給するための出力信号の抽出および前記オフ
    セットキャンセル電圧の供給を行なうための前記スイッ
    チ手段への接続がなされていることを特徴とする請求項
    1ないし請求項7に記載されたダイレクトコンバージョ
    ン受信機。
  9. 【請求項9】 受信した高周波信号と局部発振信号とを
    周波数混合する周波数混合手段と、 前記周波数混合手段からの出力信号をベースバンド信号
    に変換する信号変換手段と、 前記信号変換手段の出力信号からオフセット電圧を検出
    するオフセット電圧検出手段と、 前記オフセット電圧検出手段により検出されたオフセッ
    ト電圧に応じて、前記周波数混合手段の出力信号におけ
    る該オフセット電圧を打ち消すオフセットキャンセル電
    圧を出力し、前記周波数混合手段の出力信号に重畳する
    オフセット消去手段と、 所定の規則に基づく特定の期間に、前記オフセット電圧
    検出手段の出力信号の前記オフセット消去手段への供給
    を遮断し、前記特定の期間以外の期間に、前記オフセッ
    ト電圧検出手段の出力信号を前記オフセット消去手段へ
    供給するスイッチ手段とを備えることを特徴とするダイ
    レクトコンバージョン受信機。
  10. 【請求項10】 時分割方式の通信システムに適用され
    る場合、 前記スイッチ手段が、自受信機に割当てられたタイムス
    ロット以外の期間に、前記オフセット電圧検出手段の出
    力信号の前記オフセット消去手段への供給を遮断し、自
    受信機に割当てられたタイムスロットの期間に、前記オ
    フセット電圧検出手段の出力信号を前記オフセット消去
    手段へ供給することを特徴とする請求項9に記載された
    ダイレクトコンバージョン受信機。
  11. 【請求項11】 周波数分割方式の通信システムに適用
    される場合、 前記スイッチ手段が、受信フレームのうちのパイロット
    信号の部分に該当する期間に、前記オフセット電圧検出
    手段の出力信号の前記オフセット消去手段への供給を遮
    断し、その他の期間に、前記オフセット電圧検出手段の
    出力信号を前記オフセット消去手段へ供給することを特
    徴とする請求項9に記載されたダイレクトコンバージョ
    ン受信機。
  12. 【請求項12】 前記オフセット電圧検出手段が、 前記周波数混合手段の出力を入力してデルタシグマ変調
    するデルタシグマ変調手段と、 前記デルタシグマ変調手段によるデルタシグマ変調出力
    信号を平均化する平均化手段とを備え、 前記デルタシグマ変調手段が、1次または2次以上のデ
    ルタシグマ変調器であることを特徴とする請求項9ない
    し請求項11に記載されたダイレクトコンバージョン受
    信機。
  13. 【請求項13】 前記オフセット電圧検出手段が、 前記周波数混合手段の出力を入力してデルタシグマ変調
    するデルタシグマ変調手段と、 前記デルタシグマ変調手段によるデルタシグマ変調出力
    信号を平均化する平均化手段とを備え、 前記デルタシグマ変調手段が、MASH型のデルタシグ
    マ変調器であることを特徴とする請求項9ないし請求項
    11に記載されたダイレクトコンバージョン受信機。
  14. 【請求項14】 受信した高周波信号と局部発振信号と
    を周波数混合してベースバンド信号に変換する周波数変
    換手段と、 所定の規則に基づく特定の期間、前記周波数変換手段の
    出力信号からオフセット電圧を検出するオフセット電圧
    検出手段と、 前記特定の期間以外の期間、前記オフセット電圧検出手
    段により検出されたオフセット電圧に応じて、前記周波
    数変換手段の出力信号における該オフセット電圧を打ち
    消すオフセット消去手段とを備えることを特徴とするダ
    イレクトコンバージョン受信機。
  15. 【請求項15】 時分割方式の通信システムに適用され
    る場合、 自受信機に割当てられたタイムスロット以外の期間に、
    前記オフセット電圧検出手段がオフセット電圧を検出
    し、 自受信機に割当てられたタイムスロットの期間に、前記
    オフセット消去手段が前記オフセットキャンセル電圧を
    前記周波数変換手段の出力に供給することを特徴とする
    請求項14に記載されたダイレクトコンバージョン受信
    機。
  16. 【請求項16】 周波数分割方式の通信システムに適用
    される場合、 受信フレームのうちのパイロット信号の部分に該当する
    期間に、前記オフセット電圧検出手段がオフセット電圧
    を検出し、 その他の期間に、前記オフセット消去手段から出力され
    る前記オフセットキャンセル電圧を前記周波数変換手段
    の出力に供給することを特徴とする請求項14に記載さ
    れたダイレクトコンバージョン受信機。
  17. 【請求項17】 前記オフセット電圧検出手段が、前記
    周波数変換手段の出力信号を、1段または2段以上の基
    底帯域増幅器を介して取り出し、得られた出力信号のオ
    フセット電圧を検出することを特徴とする請求項14な
    いし請求項16に記載されたダイレクトコンバージョン
    受信機。
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