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JPH10307741A - ランダムアクセス可能な記録媒体に記録された電子出版物の表示・再生方法、ならびに同方法を実現する情報機器、及び同方法がプログラムされ記録されるコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

ランダムアクセス可能な記録媒体に記録された電子出版物の表示・再生方法、ならびに同方法を実現する情報機器、及び同方法がプログラムされ記録されるコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Info

Publication number
JPH10307741A
JPH10307741A JP9233606A JP23360697A JPH10307741A JP H10307741 A JPH10307741 A JP H10307741A JP 9233606 A JP9233606 A JP 9233606A JP 23360697 A JP23360697 A JP 23360697A JP H10307741 A JPH10307741 A JP H10307741A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
read
section
time
date
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9233606A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sakai
浩 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP9233606A priority Critical patent/JPH10307741A/ja
Publication of JPH10307741A publication Critical patent/JPH10307741A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、記録された文書情報、あるいは、
映画のような連続メディアを表示・再生する日時に応じ
てその内容を変化させて表示・再生を行う。 【解決手段】 (1) 電子出版物の表示対象となる範囲の
データを読み出して区間およびその有効期間を抽出し、
現在日時が上記有効期間の範囲内にあるか判断して有効
期間の範囲内にないことが確認された場合、区間内のデ
ータを除去し、除去されずに残されたデータのみ表示す
る。(2) 連続メディアを読み出し、読み出されたデータ
の中から、現在の利用日時がある有効期間内の範囲内に
あれば、読み出し位置を別の指示された位置に変更する
ことを要求する情報を抽出し、その情報が抽出された
時、現在日時が上記有効期間の範囲にあるか否かを判定
し、有効期間内にあると判定されたとき、読み出し位置
を別の指示された位置に変更し、読み出されたデータを
再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD−ROM、D
VD−ROM、LD(レーザディスク)、DVD(ディ
ジタルビデオディスク)等、ランダムアクセス可能な記
録媒体に記録された電子出版物の表示・再生方法、なら
びに同方法を実現する情報機器、及びそれら方法がプロ
グラムされ記録されるコンピュータ読み取り可能な記録
媒体に関する。
【0002】特に、記録媒体に記録された文書情報、あ
るいは、映画のような連続メディアを表示・再生する日
時に応じてその内容を変化させたり、ある情報の記録・
再生をあらかじめ設定された確率で行うことのできる方
法、装置ならびにプログラムに関する。
【0003】
【従来の技術】CD−ROMやDVD−ROMを使った
辞典、地図、雑誌、カタログ等の電子出版物には、従来
の同一内容の書籍出版物と比較して、製作コストが安い
こと(CD−ROMやDVD−ROM1枚を製造するコ
ストと書籍の用紙代、印刷代、製本代の比較)、小型で
あるため輸送コストが低いこと、検索や表示機能の柔軟
さ(検索プログラムによるパターンマッチング機能や表
示プログラムによる縮小拡大機能等)等の長所がある。
ただ、CD−ROMやDVD−ROMは、それらの読取
り装置を備えたパソコン、ワークステーション等の計算
機でしか利用できないため、現在のところ利用者人口が
少なく、書籍出版物に比べて普及が遅れている。しかし
ながら、近年、日本国内のパソコン出荷台数は年間一千
万台近くに達し、今後CD−ROMやDVD−ROMを
使った電子出版物が、急速に一般化すると予想される。
また、LDやDVDは、高品質の動画像が再生でき、ま
たランダムアクセス可能であるため、映画や音楽アルバ
ム等で今後着実に普及するものと予想される。
【0004】従来、CD−ROM、DVD−ROM、L
D、DVD等に記録された内容(コンテンツ)は、同じ
手順で表示あるいは再生を指示すれば、何時でも同じ内
容が表示・再生される。例えば、地図を記録したCD−
ROMの場合、表示したい地域を例えば市町村名で入力
することにより、何時でも同じ地図が表示される。ま
た、映画を記録したDVDの場合、例えば、最初から順
に再生するとDVDプレーヤに指示すると、何時でも同
じ内容が再生される。DVDの場合、例えば、再生中に
表示されるメニューを選択することにより、例えば、歌
手の公演を4つの異なるアングルで収録したもののうち
の一つを再生したり、あるいは、ある場面で利用者に2
種類の行為のうちのいずれかを選択させることにより、
その後のストーリ−を変えることができる、いわゆるマ
ルチストーリーになっているものある。しかし、この場
合も、メニューで同じ項目を選択する限り、常に同一の
内容が表示・再生される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従
来、CD−ROM、DVD−ROM、LD、DVD等に
記録された内容(コンテンツ)は、同じ手順で表示ある
いは再生を指示すれば、何時でも同じ内容が表示・再生
される。そのため、例えば、以下に列挙する(1)〜
(3)のニーズに応えることができない。
【0006】(1)CD−ROMやDVD−ROMに記
録した電子カタログの場合、時節に応じたイラストや写
真を表示したり、季節商品の並ぶ順序を変えることで、
利用者が飽きるのを防ぎ、また、利便性を増したい。
【0007】(2)CD−ROMやDVD−ROMに記
録した時事用語辞典を使って、利用する日の暦(月齢、
24節季等)や何年か前のその日に起きた出来事を、例
えば「今日」という見出しに関連付けて表示したい。
【0008】(3)電子出版物の一部として、有料の広
告を載せる場合、ある位置にある広告を固定的に表示す
るのでは、繰返し表示・再生する場合、2度め以降は注
視してもらえなくなる可能性が高い。また、複数の広告
を載せる場合、ある位置にある広告を固定的に表示する
のでは、位置的な有利/不利が大きい。そこで、ある位
置に表示・再生される広告を複数の候補の中から予め決
められた頻度で選択し、表示・再生されるようにした
い。
【0009】書類の有効期限を利用する従来の技術とし
ては、文書単位に有効期限を設定し、その期限内に行わ
れたアクセスは許可し、そうでなければアクセスは許可
しない方法が特開平8−328922号「文書管理装
置」で提案されている。この方法を、例えばWWW(W
orld Wide Web)で標準的に使用されるH
TML(Hyper Text Markup Lan
guage)形式の文書に適用すると、ある文書からリ
ンクされている別文書をオープンしようとする毎に、そ
の文書が有効期間内であるか否かチェックし、有効期間
を過ぎていれば表示しないということが実現できる。
【0010】しかしながら、この方法では、HTML形
式で書かれた文書の内容を部分的に変えるような場合、
例えば、「今日」という文字に対応づけて、過去の同じ
日に起こった出来事を表示させる場合、1年の日数分の
ファイル、365乃至366個に対して順にオープンを
試み、有効期限内であるものを読み出すという方法をと
ることになり、実行時間が極端にかかる。また、文章や
画像の一部だけ利用日に応じて変えたい場合、上記方法
では、ほとんど同じ内容のファイルを複数格納しておく
必要があり、記憶領域の無駄を生ずる。また、この方法
では、複数の広告をある決められた頻度で表示すること
はできない。
【0011】本発明は、以上述べたような問題に鑑みて
なされたものであり、電子出版物をある一定の操作手順
で表示する場合、利用日時に応じて内容を変化させるこ
とが可能な表示方法ならびに情報機器を提供することを
第1の目的とする。併せてその方法がプログラムされ記
録されるコンピュータ読み取り可能な記録媒体も提供す
ることを目的とする。
【0012】また、電子出版物をある一定の操作手順で
表示する場合、利用者が設定した日時に応じて内容を変
化させることが可能な表示方法ならびに情報機器を提供
することを第2の目的とする。更に、電子出版物をある
一定の操作手順で表示する場合、電子出版物の製作者が
決めたある確率に応じて、内容を変化させることが可能
な表示方法を提供することを第3の目的とする。本発明
の第4の目的は、電子出版物をある一定の操作手順で表
示する場合、利用者の年齢、性別、利用場所等利用属性
に応じて内容を変化させることが可能な表示方法を提供
することにある。
【0013】また、本発明の第5の目的は、LDやDV
Dのようなランダムアクセス可能な記憶媒体に記録され
た映画のような連続メディアの再生について、上述した
第1〜第4の目的を実現する同等の機能を有する再生方
法ならびに情報機器、更には、その方法がプログラムさ
れ記録されるコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提
供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴は、
区間とその区間が有効である期間のデータを含む、ラン
ダムアクセス可能な記録媒体に記録された電子出版物を
有し、上記電子出版物の表示対象となる範囲のデータを
読み出して上記の区間およびその有効期間を抽出し、現
在日時が上記有効期間の範囲内にあるか判断し、有効期
間の範囲内にないことが確認された場合、上記区間内の
データを除去し、除去されずに残されたデータのみ表示
することを特徴とする電子出版物の表示方法にある。
【0015】本発明の第2の特徴は、区間とその区間が
有効である期間のデータを含む、電子出版物データが記
録されたランダムアクセス可能な記録媒体と、その記録
媒体が装填されていることを確認してその記録媒体が持
つ属性を認識し、その属性に従うフォーマットにてデー
タの読み取りを行う記録媒体読み取り装置と、上記電子
出版物データの表示対象となる範囲のデータをメインメ
モリに読み出して上記の区間およびその有効期間を抽出
し、現在日時が上記有効期間の範囲内にあるか判断し、
有効期間の範囲内にないことが確認された場合、上記区
間内のデータを除去し、除去されずに残されたデータの
み表示するプロセッサを含む制御装置と、制御装置によ
り生成される画像をグラフィックメモリ上に展開し、こ
れを表示する表示装置とを具備することを特徴とする情
報機器にある。
【0016】本発明の第3の特徴は、区間とその区間が
有効である期間の情報を含む電子出版物の表示方法がプ
ログラムされ、記録されるコンピュータ読み取り可能な
記録媒体であって、電子出版物の表示対象範囲のデータ
を読み出し、上記区間およびその有効期間を抽出する手
段と、現在の日時が上記有効期間の範囲内にあるか否か
を判定する手段と、現在の日時が有効期間の範囲内にな
いと判定した場合、上記区間内のデータを除去する手段
と、上記手段にて除去されずに残されたデータのみを表
示する表示手段とを実行するプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体にある。
【0017】本発明の第4の特徴は、ランダムアクセス
可能な記憶媒体に記録された連続メディアを連続的に読
み出し、読み出されたデータの中から、現在の利用日時
がある有効期間内の範囲内にあれば、読み出し位置を別
の指示された位置に変更することを要求する情報を抽出
し、その情報が抽出された時、現在日時が上記有効期間
の範囲にあるか否かを判定し、ここで有効期間内にある
と判定されたとき、読み出し位置を別の指示された位置
に変更し、読み出されたデータを再生することを有する
ことを特徴とする連続メディア再生方法にある。
【0018】本発明の第5の特徴は、区間とその区間が
有効である期間のデータを含む、電子出版物データが記
録されたランダムアクセス可能な記録媒体と、その記録
媒体が装填されていることを確認してその記録媒体が持
つ属性を認識し、その属性に従うフォーマットにてデー
タの読み取りを行う記録媒体読み取り装置と、記録媒体
に記録された連続メディアを連続的に読み出し、読み出
されたデータの中から、現在の利用日時がある有効期間
内の範囲内にあれば、読み出し位置を別の指示された位
置に変更することを要求する情報を抽出し、その情報が
抽出された時、現在日時が上記有効期間の範囲にあるか
否かを判定し、ここで有効期間内にあると判定されたと
き、上記記録媒体読み出し装置に対し、読み出し位置を
別の指示された位置に変更することを指示し、読み出さ
れたデータを再生するプロセッサを含む制御装置と、制
御装置により生成される画像をグラフィックメモリ上に
展開し、これを再生する連続メディア再生装置とを具備
することを特徴とする。
【0019】本発明の第6の特徴は、区間とその区間が
有効である期間の情報を含む電子出版物の再生方法がプ
ログラムされ、記録されるコンピュータ読み取り可能な
記録媒体であって、ランダムアクセス可能な記憶媒体に
記録された連続メディアを連続的に読み出す手段と、読
み出されたデータの中から、現在の利用日時がある有効
期間の範囲内にあれば、読み出し位置を別の指示された
位置に変更することを要求する情報を抽出する手段と、
その情報を抽出した時、現在の日時が上記有効期間の範
囲内にあるか否かを判定する手段と、現在の日時が有効
期間の範囲内にあると判定した時、前記読み出し位置を
別の指示された位置に変更する手段と、読み出したデー
タを再生する再生手段とを実行するプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体にある。
【0020】本発明により、記録媒体に記録された文書
情報、あるいは、映画のような連続メディアを表示・再
生する日時に応じてその内容を変化させたり、ある情報
の記録・再生をあらかじめ設定された確率で行うことの
できる方法、装置ならびにプログラムを提供できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を使用して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0022】図1は、本発明の電子出版物の表示方法を
備えた家庭用情報機器100の全体構成を示すブロック
図である。家庭用情報機器100は、情報を表示するた
めテレビ120に接続され、主にDVD(デジタルビデ
オディスク)読取り装置101にマウントされたDVD
−ROM102に記録されている電子出版物を利用者の
要求に応じて表示する。いまDVD−ROM102に記
録されている電子出版物は、ツアー案内の電子カタログ
であるとする。
【0023】家庭用情報機器100は、プロセッサ10
3、メイメモリ105、リードオンリメモリ104と、
上記プロセッサ103と各ハードウェア104、105
他を接続するバス106を有し、全体の制御はプロセッ
サ103が、メイメモリ105をデータ領域とし、リー
ドオンリメモリ104に格納された然るべきアプリケー
ションプログラムを実行することにより実現される。リ
ードオンリメモリ104に格納されているプログラムの
内訳を図2に示す。
【0024】テレビ120に表示する画像は、プロセッ
サ103がグラフィックメモリ107上に作成し、グラ
フィックコントローラ108がグラフィックメモリ10
7の内容を読み出し、それをビデオ信号に変換すること
により、テレビ120に表示される。利用者が家庭用情
報機器100に要求を伝えるための道具として、リモコ
ン121を使用する。利用者がテレビ120に表示され
た複数の項目の中からひとつを選択する場合、テレビ1
20の画面上に表示されているカーソルを、リモコン1
21のカーソル移動用の上下左右ボタンのいずれかを押
すことにより移動し、カーソルが希望する項目上にきた
時、リモコン121の選択ボタンを押す。リモコン12
1は、押されたボタンに応じた赤外線信号を発し、それ
を家庭用情報機器100の赤外線受光部109が受信
し、プロセッサ103が押されたリモコン121のボタ
ンの種類に応じた処理を実行する。
【0025】家庭用情報機器100は、他にモデム11
0を有し、例えば、ツアー案内の電子カタログが記録さ
れたDVD−ROM102を利用する場合、業者のサー
バ計算機と電話回線で接続することにより、希望するホ
テルの予約状況を確認したり、実際に予約する。また、
家庭用情報機器100はリアルタイムクロック111を
備え、プロセッサ103がリアルタイムクロック111
のデータを読み出すことにより、現在の時刻を知ること
ができるようになっている。更に、映画等の連続メディ
ア再生用にMPEG2デコーダ112を備える。MPE
G2デコーダ112の詳細は後述する。
【0026】本発明実施例において、家庭用情報機器1
00の主要なアプリケーションプログラムのひとつとし
て、本発明の表示方法を組込んだWWWブラウザプログ
ラム130を備える。WWWブラウザプログラム130
は、本発明の表示方法の主要部分を実装した前処理ルー
チン131およびプラグインプログラム132を含み、
リードオンリメモリ104に格納されている。
【0027】次に、家庭用情報機器100全体の動作に
つき、プロセッサ103を中心に説明する。プロセッサ
103はDVD読取り装置101にDVD−ROM10
2がマウントされていない時は、リードオンリメモリ1
04に格納された基本制御プログラムを実行する。基本
制御プログラムは、図3にフローチャートで示すとお
り、まず、DVD読取り装置101に何らかのディスク
がマウントされたか否か周期的にチェックする。そし
て、例えば、利用者がツアーの電子カタログを記録した
DVD−ROM102をマウントすると、プロセッサ1
03はDVD読取り装置101を使ってマウントされた
ディスクの管理情報を読取ることにより、DVD−RO
Mであると判断する。次に、DVD−ROM102に格
納されている最初のファイル(FIRST.HTMLと
いう名前であるとする)の識別子を読み取り、それが
“HTML”という文字列であるので、リードオンリメ
モリ104に格納されたWWWブラウザプログラム13
0へジャンプする。
【0028】WWWブラウザプログラム130は、DV
D−ROM102に格納されている多数のファイルの各
々を処理単位として処理する。図4にその方式を示す。
WWWブラウザプログラム130は、DVD−ROM1
02の最初のファイル(FIRST.HTML)の内容
をメインメモリ105に読み出す。図5は、FIRS
T.HTMLというファイルの内容の例を示す。図5に
示すファイルの内容は、通常のHTML形式のファイル
と類似しているが、<date ....> と</date> という字句
が挿入されている点で異なる。<date *.1.*>(記号2
00)は、現在が1月の場合( *.1.* は、年に関し
ては不問、月に関しては1、日に関しては不問を表わ
す)だけ、有効とする区間の開始を示す記号である。ま
た、</date>(記号201)は、上記区間の終了を示す
記号である。図5に示すファイルの場合、1月から12
月までの各月に対応する計12個の領域が定義されてお
り、現在の日時がいずれの月に属するかに応じて、いず
れかひとつの区間のみを有効とし、残りの11個の区間
のデータは除去されることを意図した内容となってい
る。
【0029】WWWブラウザプログラム130は、図5
に示すデータに対して前処理ルーチン131を実行す
る。前処理ルーチンは、図6に示すように、データを先
頭から順に走査し、<date で始まる記号があるか否か調
べる。<date を検出すると、次の字句(例えば、*.1.*
)を読む。そして、リアルタイムクロック111から
読み出した現在の時刻と読み出した字句を比較する。も
し、条件に適合する場合は、領域開始を示す記号(<dat
e *.1.*>等)、および、領域終了を示す記号(</date
> )を除去するが、上記2つの記号で囲まれる文字列は
除去せずに残す。また、条件に適合しない場合は、領域
開始を示す記号(<date *.1.*>等)、から領域終了を
示す記号(</date> )までのすべての文字列を除去す
る。
【0030】いま、現在の時刻を1997年2月15日
午前10時5分10秒であるとすると、<date *.2.*>の
条件に合致するので、前処理ルーチン131は図7に示
す処理結果を、メインメモリ105に生成する。WWW
ブラウザプログラム130は、前処理ルーチン131の
処理結果をそのタイプ識別子に従って処理し、表示すべ
き画像イメージをグラフィックメモリ107に書込む。
ファイルFIRST.HTMLの場合、タイプ識別子は
HTMLであるので、HTML形式の文書として処理す
る。
【0031】WWWブラウザプログラム130は、図7
に示す文字列を処理するが、この部分は発明の本旨では
ないので説明を要点だけにとどめる。表示されるのは、
図7に示す<body bgcolor=FFFFFF>>から後だけである。
まず、bgcolor=FFFFFFによって、背景色が白であること
が示される。次に、“見るだけでも楽しい○○デパート
電子カタログ”という文字列が、<h2>という指示に従っ
て、大きめの文字フォントを使い、<center>という指示
に従い中央に表示されるよう、グラフィックメモリ10
5に書込まれる。
【0032】次に、<img src="gifs/february.gif" wid
th=425 height=118>は、gifs/february.gif という名前
で示されるGIFファイル(GIFは画像ファイルの一
種)を幅425、高さ118の領域に表示することを意
味している。従って、gifs/january.gifからgifs/decem
ber.gif の各ファイルに各月に応じた絵を格納しておく
ことにより、季節感のある画面を構成できる。WWWブ
ラウザプログラム130は、gifs/february.gif をメイ
ンメモリ105上に読込み、再び、前処理プログラム1
31を実行する。もし、gifs/february.gif の中に<dat
e ...>という字句が含まれていれば、前処理プログラム
131は、上記と同様の処理を行う。
【0033】尚、GIFファイルの場合は、WWWブラ
ウザプログラム130本体が処理できるが、タイプ識別
子によっては、WWWブラウザプログラム130本体で
処理できないものもある。その場合、WWWブラウザプ
ログラム130は、そのタイプ識別子に応じたプラグイ
ンプログラム132を呼び出し、プラグインプログラム
132が表示すべき画像イメージをグラフィックメモリ
107に書き込む。
【0034】本発明実施例によれば、DVD−ROM等
の記録媒体に格納されているファイルを利用時刻に応じ
て取捨選択できるため、利用時刻に応じたメニューやイ
メージ情報を表示できる。本発明実施例では、上記有効
期間つきの区間の取捨選択は、前処理ルーチン131に
よって処理されるため、例えば、HTML形式のデータ
だけでなく、画像データや音声データ等、データの種類
に拘わらず適用可能である。また、前処理ルーチン13
1という形態で実現することにより、既存のWWWブラ
ウザプログラム130やプラグインプログラム132を
修正する必要がない。
【0035】尚、本発明実施例では、利用月に応じたイ
ラストを表示する例を示したが、例えば、<date 1997.
2.15>という具合に、ある特定の日であるか否かを判断
することにより、暦を表示したり、「10年前の今日」
という見出しで、10年前に起きたイベントへのリンク
を張ることができる。また、時刻まで判断することによ
り、例えばパソコンの電話サービス窓口や公共機関の電
話サービス窓口のように、受け付け時間帯が決められて
いる電話番号の表示・非表示を制御したり、昼間受付け
用の電話番号と夜間受付け用の電話番号を利用時刻に応
じて選択的に表示することもできる。
【0036】以上は、HTML形式のファイルについ
て、利用日時に応じて、表示すべき情報を変える方法を
説明した。但し、この方法は、図4のWWWブラウザの
処理フローに示すように、HTML形式のファイルだけ
でなく、GIF形式のファイル、あるいは、プラグイン
プログラムが処理可能なすべてのファイルに対して適用
できる。従って、GIF形式のファイルの一部を利用日
時に応じて変えるようなこともHTML形式のファイル
に対するのと同様に実現できる。
【0037】次に上述した本発明実施例の変形例を5つ
説明する。まず、変形例1から説明する。上述した実施
例では、前処理プログラム130が<date...> および</
date> という字句を認識し、リアルタイムクロック11
1を使って現在の日時と比較することにより、利用する
日時に応じた情報を表示する方法を示した。しかし、現
在の日時と比較するのではなく、利用者が指定した日時
と比較することの方が有効な場合がある。例えば、ツア
ーの電子カタログの場合、利用者に出発予定日を入力さ
せることにより、その日に利用可能なツアーのみを表示
したり、価格を表示できるようになる。そこで、図5に
示した<date...> および</date> に加えて、<designate
d-date...>および</designated-date>という字句で新た
な領域の開始と終了を表現することとし、前処理プログ
ラム130でその処理を合わせて実行する方法を説明す
る。例えば、<designated-date 1997.3.*>は、指定され
た日時が1997年3月に合致していれば、対応する</
designated-date>までの区間が有効であることを示す。
【0038】利用者に日時を指定させる方法としては、
例えば、次に示す方法によるのが望ましい。前処理ルー
チン131は、利用者に日時を指定させた場合、その入
力値を格納するための領域をメインメモリ105内に設
け、初期値として明らかに未入力と分かる値を設定して
おく。そして、前処理ルーチン131は、<designated-
date> トークンを読み取ると、上記入力値格納領域にデ
ータが入力済みであるか否か調べ、未入力の場合には、
例えば図8に示す画面を表示し、利用者に希望する日を
入力させる。図8では、2種類の年、月、日を入力させ
ることにより、出発日を特定の一日に固定しなくても良
いようにしている。入力方法は、例えば、今日の日付を
表示し、カーソルの上下移動のボタンを、それぞれ日付
の進み/戻しとして使用すれば良い。
【0039】前処理プログラム131は、例えば、<des
ignated-date 1997.3.15..1997.3.21>となっていれば、
それは指定日が1997.3.15 から1997.3.21 であれば有効
と解釈する。従って、指定日の範囲と上記1997.3.15 か
ら1997.3.21 の範囲を比較し、もし、共通部分があれ
ば、その区間を有効とし、もし、共通部分がなければそ
の区間を無効とする。前処理プログラムの大まかな処理
の流れは、図6に示すフローチャートと変わらない。
【0040】次に変形例2について説明する。例えば、
電子出版物の特定のページを利用者に読んでもらった場
合、その報奨として、何か利用者にメリットのある情報
をある確率で表示したい場合がある。これを実現する方
法としては、<prob X> および</prob> という2種類の
字句で区間の開始と終了を表わす。ただし、Xは上記区
間を有効にする確率であり、例えば、0から1までの浮
動小数点数表現とする。前処理プログラムは、<prob X
> という字句を認識すると、0から1までの間の一様な
確率分布となるような擬似乱数を発生させ、それがXよ
り小さいか等しい場合、上記区間を有効とし、そうでな
ければ無効とする。図9に変形例2のHTML文書例
を、図10に変形例2の前処理プログラムによる処理の
流れを示す。
【0041】次に変形例3について説明する。地図や辞
典等、利便性の高い電子出版物に有料広告を掲載するこ
とにより、その分だけ上記電子出版物の価格を下げて、
より多くの利用者を獲得しようというビジネスが考えら
れる。多数の広告を掲載する場合、それらを同時に表示
するのは、利便性を著しく損なうので、一度に表示する
広告は1またはせいぜい数個までとしたい。また、広告
を電子出版物の各所に固定的に配置すると、一般に利用
者は電子出版物の各部をまんべんなく見るようなことは
期待出来ず、例えば、索引ページや特定のページ(例え
ば、利用者の仕事や趣味に関連する項目や自宅の周辺地
図)へのアクセスが多くなる。そこで、各ページに表示
する広告の数を例えば1個とし、複数の広告の中から、
いずれを表示するかをある与えられた確率で決めるとい
うのが望ましい。
【0042】例えば、各広告に表示確率を0.1%単位
で与え、合計が100%になるようにする。そして、そ
れぞれの表示確率に応じて、広告主から料金を徴収す
る。このためには、<prob X> および<else>および</pr
ob> という3種類の字句を用い、<prob X> から<else>
までを第一の区間、<el se> から</prob> までを第二の
区間とし、確率Xで第一の区間を有効かつ第二の区間を
無効に、そして、それ以外の場合は、第一の区間を無効
かつ第二の区間を有効にすることにより、ある位置に2
種類の候補のうちのいずれか片方を確率Xで、他方を確
率(1−X)で選択的に表示できる。図11に第3の変
形例のHTML文書例を、図12に変形例3による前処
理プログラムの処理の流れをフローチャートで示す。
【0043】次に、変形例4について説明する。変形例
4では、携帯情報端末において磁気ディスク上に格納し
たHTML文書の表示に適用する場合を考える。例え
ば、得意客向けの自動車訪問販売用の携帯情報端末にお
いて、ホスト計算機から携帯端末の磁気ディスクにダウ
ンロードしたデータを表示する場合を考える。
【0044】図13は、あるRV車に関する情報を記載
したHTML文書の例である。この文書には、RV車の
モデル名、商品の写真("gifs/XYZ1234.gif")、得意先
に対する割引価格とともに、粗利や販売目標・実績等の
社外秘データも含まれている。そこで、社内で本HTM
L文書を利用する場合は、社外秘データも含めて表示
し、社外で本HTML文書を利用する場合は、社外秘デ
ータを除いて表示する目的で、<area=社内> と</area>
というトークンを設定し、利用場所が社外である場合
は、内部処理ルーチン131が上記2つのトークンに挟
まれた区間のデータを除去する。
【0045】利用者に場所を指定させる方法としては、
例えば、次に示す方法によるのが望ましい。前処理ルー
チン131は、利用者に場所を指定させた場合、その入
力値を格納するための領域をメインメモリ105内に設
け、初期値として明らかに未入力と分かる値を設定して
おく。そして、前処理ルーチン131は、<area>トーク
ンを読み取ると、上記入力値格納領域にデータが入力済
みであるか否か調べ、未入力の場合には、例えば図15
に示す画面を表示し、社内・社外のいずれかを選択させ
る。入力方法は、例えば、社内を選択した状態を表示
し、カーソルの上下移動のボタンを、それぞれの項目の
選択に使用すれば良い。
【0046】尚、利用場所を偽るといった不正使用を防
止するため、上記前処理ルーチン131は、利用場所が
選択される毎に、その選択した値とリアルタイムクロッ
クから読み取った日時の組をメインメモリ105あるい
は不揮発性メモリ等に記録するステップと、上記ステッ
プで記録したデータを表示するステップを前処理ルーチ
ン131に更に付加することにより、利用場所の選択が
正当であったか否かを、後日、チェックできるようにす
れば、不正な利用場所の選択を防止することができる。
また、この変形例によれば、利用場所だけでなく、利用
者名、利用者の身分(会社においては、管理職か否か、
あるいは、当該データを必要とする部課か否か等)等に
よって、表示すべきデータを取捨選択することができ
る。図14に前処理プログラムによる上述した処理の流
れがフローチャートで、図15に利用場所指定のための
フォーム表示例が示されている。
【0047】最後に変形例5について説明する。
【0048】これまで説明してきた区間を入れ子構造に
することにより、更に高度な機能が達成できる。例え
ば、図16に示す文書の場合、1月には、広告Aが確率
1/2で、2月には、広告Bが確率1/2で表示され
る。このような入れ子構造の区間を処理可能な前処理ル
ーチンの構成法を図17に示す。この中で、開始トーク
ンとあるのは、<date>や<prob>等、条件付きで有効にす
る区間の開始を表わす記号のことであり、終了トークン
とあるのは、</date> や</prob> 等、上記区間の終了を
表わす記号のことである。図示する区間保存処理とは、
条件に適合するため、その区間の終了に達するまで、デ
ータを有効にする処理である。ただし、その中に、新た
な区間が定義されている場合、新たに条件がなされる。
また、区間除去処理とは、条件に適合しないため、その
区間の終了に達するまで、データを削除する処理であ
る。
【0049】図17に示す前処理ルーチンを図16に示
すHTML文書に適用した場合、まず、<date *.1.*>の
条件判定がなされる。仮に、現在の日時が1997年2
月15日であるとすると、区間除去処理が適用される。
区間除去処理では、その中に現れる<prob>の条件を判定
することなく、</date> までのデータがすべて除去され
る。次に、<date *.2.*>の条件判定がなされ、今度は条
件が成立するので、区間保存処理が適用される。そし
て、<prob>では、指定された確率に従って、広告Cまた
は広告Dがそれぞれ確率0.5で表示される。
【0050】以下、本発明の他の実施例について説明す
る。上述した5つの変形例を含む第一の実施例では、図
1の家庭用情報機器100を使用し、図2の140で示
す連続メディア処理プログラムの一機能として実現して
いたものである。ここで、連続メディアとは、定められ
た速度で再生すべき動画像(音を含む)を指す。例え
ば、DVDからMPEG2形式でエンコードされたデー
タを連続的に読み出し、デコードして、テレビに表示す
る。第一の実施例で説明した、まずデータをメインメモ
リ105上に読み出し、それを順に走査して条件付きの
区間を見出し、条件に適合しない場合には、上記区間内
のデータを除去するという方法では、読み出した大量の
データを除去しなければならない場合、動画像の再生が
中断するので、別の方法が必要となる。
【0051】まず、図1に示す家庭用情報機器100に
おいて、DVD読取り装置101にマウントされた映画
を記録したDVDを再生する方法について説明する。D
VDには磁気ディスクのトラック番号のように連続的な
アドレスがつけられている。DVD読取り装置101
は、プロセッサ103に指示されたアドレスから順にM
PEG2形式でエンコードされたデータを読み出し、M
PEG2デコーダ112がそれをデコードして、グラフ
ィックメモリ107に書き込む。そして、グラフィック
コントローラ108がグラフィックメモリ107の内容
を読み出し、それをビデオ信号に変換することにより、
テレビ120に表示される。
【0052】図18は、本実施例の形態において、利用
日時により、連続メディアの再生箇所を変えるための記
録形式の例である。ここで、左端に付した数字0〜12
00は、DVDに付されたアドレスである。また、動画
像0〜12は、MPEG2でエンコードされたデータで
あり、例えば、DVDの場合、6Mbit/秒の速度で
読み出される。図に示す連続メディアの再生では、ま
ず、アドレス0から記録されている動画像0が再生さ
れ、<date *.1.* 100>という記号に遭遇すると、現在日
時と比較し、もし条件を満たす場合には、アドレス10
0から記録されている動画像1の再生を行なう。そし
て、<date *.*.* 2000> という記号に遭遇すると、今度
は、常にこの条件が成立するので、アドレス2000か
ら記録されている動画像20の再生を行なう。
【0053】また、<date *.1.* 100>の条件を満たさな
い場合は、次に記録されているデータすなわち<date *.
2.* 200>に進み、現在日時と比較する。従って、現在が
何月であるかによって、再生する動画像を動画像1から
動画像12まで変えることができ、そして、それらを再
生した後は、動画像20の再生を開始できる。<date*.
1.* 100>等は、6Mbit/秒と比較すれば無視できる
程小さいので、この部分の判定に時間がかかるために、
動画像の再生が途切れるということはない。
【0054】図18に示す連続メディアの再生では、D
VD読取り装置101またはMPEG2デコーダ112
が、例えば、<date *.1.* 100>を検出すると、その記号
をメインメモリ105に書き込む。そして、プロセッサ
103は、メインメモリ105に書き込まれた<date *.
1.* 100>という記号と、リアルタイムクロック111か
ら得られた現在日時を比較し、条件に適合すれば、 D
VD読取り装置101にアドレス100から読み出すよ
うに要求する。図19に上述した連続メディア再生時に
おけるプロセッサ103の動作がフローチャートで示さ
れている。
【0055】次に上述した第二の実施例における変形例
を説明する。
【0056】図20に連続メディアの記録形式の例が示
されている。この例では、動画像0を再生後、<date *.
1.* 1000> を検出した時、もし、現在の日時が1月であ
れば、アドレス1000に移って、動画像1の再生を始
める。動画像1の再生が終了した時、<date *.*.* RA>
を検出し、アドレス1000に移る前に再生していたア
ドレス1000から再生する。この結果、例えば、映画
を再生中に広告を挿入する場合、映画の任意の位置で中
断させ、広告の再生を始めた場合でも、その広告が終了
すると、映画の中断した時点から再生できるようにな
る。
【0057】これを実現するには、図21に連続メディ
ア再生時のプロセッサ103の動作をフローチャートで
示すように、まず、プロセッサ103は、変数Yをメイ
ンメモリ105上に設け、<date>トークンを検出し、D
VD読み取り装置101が読み出し位置を変えた時に、
元の読み出し位置をYに記憶する。そして、<date>トー
クンで、DVD読み取り装置101が読み出し位置を
“RA”に変える場合、変数Yに格納されている値を使
用すれば良い。
【0058】以上説明したように、連続メディアに関し
ては、利用日時に関する条件が成立するか否かを判断
し、条件が成立した時、DVD読取り装置の読み出し位
置を変えることにより、連続メディアの再生を途切らす
ことなく実現できる。また、第1の実施例の変形1〜5
で説明したように、現在の日時に代えて、利用者が設定
した日時、確率、利用場所等の条件によって連続メディ
アの再生順序を制御することも同様の手法により実現で
きる。
【0059】この結果、例えば、ツアー紹介の電子カタ
ログで、出発予定日前後の目的地の様子を表示したり、
有料広告つきの映画では、季節に応じた広告を再生した
り、複数の広告の中から再生頻度を制御した上で、ラン
ダムに選ばれたものが再生できるようになる。
【0060】以上説明のように本発明の第1の特徴は、
区間とその区間が有効である期間のデータを含む、ラン
ダムアクセス可能な記録媒体に記録された電子出版物を
有し、上記電子出版物の表示対象となる範囲のデータを
読み出して上記の区間およびその有効期間を抽出し、現
在日時が上記有効期間の範囲内にあるか判断し、有効期
間の範囲内にないことが確認された場合、上記区間内の
データを除去し、除去されずに残されたデータのみ表示
することを特徴とする電子出版物の表示方法にある。
【0061】また、第2の特徴は、区間とその区間が有
効である期間のデータを含む、電子出版物データが記録
されたランダムアクセス可能な記録媒体と、その記録媒
体が装填されていることを確認してその記録媒体が持つ
属性を認識し、その属性に従うフォーマットにてデータ
の読み取りを行う記録媒体読み取り装置と、上記電子出
版物データの表示対象となる範囲のデータをメインメモ
リに読み出して上記の区間およびその有効期間を抽出
し、現在日時が上記有効期間の範囲内にあるか判断し、
有効期間の範囲内にないことが確認された場合、上記区
間内のデータを除去し、除去されずに残されたデータの
み表示するプロセッサを含む制御装置と、制御装置によ
り生成される画像をグラフィックメモリ上に展開し、こ
れを表示する表示装置とを具備することを特徴とする情
報機器にある。
【0062】更に第3の特徴は、区間とその区間が有効
である期間の情報を含む電子出版物の表示方法がプログ
ラムされ、少なくとも、(a)電子出版物の表示対象範
囲のデータを読み出し、上記区間およびその有効期間を
抽出する走査ステップ、(b)現在の日時が上記有効期
間の範囲内にあるか否かを判定する日時判定ステップ、
(c)日時判定ステップbが現在の日時は有効期間の範
囲内にないと判定した場合、上記区間内のデータを除去
する区間除去ステップ、(d)区間除去ステップcで除
去されずに残されたデータのみを表示する表示ステッ
プ、から成るステップがプロクラムされ記録されるメモ
リ等記録媒体にある。
【0063】本発明の第4の特徴は、ランダムアクセス
可能な記憶媒体に記録された連続メディアを連続的に読
み出し、読み出されたデータの中から、現在の利用日時
がある有効期間内の範囲内にあれば、読み出し位置を別
の指示された位置に変更することを要求する情報を抽出
し、その情報が抽出された時、現在日時が上記有効期間
の範囲にあるか否かを判定し、ここで有効期間内にある
と判定されたとき、読み出し位置を別の指示された位置
に変更し、読み出されたデータを再生することを有する
ことを特徴とする連続メディア再生方法にある。
【0064】また、第5の特徴は、区間とその区間が有
効である期間のデータを含む、電子出版物データが記録
されたランダムアクセス可能な記録媒体と、その記録媒
体が装填されていることを確認してその記録媒体が持つ
属性を認識し、その属性に従うフォーマットにてデータ
の読み取りを行う記録媒体読み取り装置と、記録媒体に
記録された連続メディアを連続的に読み出し、読み出さ
れたデータの中から、現在の利用日時がある有効期間内
の範囲内にあれば、読み出し位置を別の指示された位置
に変更することを要求する情報を抽出し、その情報が抽
出された時、現在日時が上記有効期間の範囲にあるか否
かを判定し、ここで有効期間内にあると判定されたと
き、上記記録媒体読み出し装置に対し、読み出し位置を
別の指示された位置に変更することを指示し、読み出さ
れたデータを再生するプロセッサを含む制御装置と、制
御装置により生成される画像をグラフィックメモリ上に
展開し、これを再生する連続メディア再生装置とを具備
することを特徴とする。
【0065】更に、第6の特徴は、区間とその区間が有
効である期間の情報を含む電子出版物の再生方法がプロ
グラムされ、少なくとも、(a)ランダムアクセス可能
な記憶媒体に記録された連続メディアを連続的に読み出
す順読み出しステップ、(b)順読み出しステップaが
読み出したデータの中から、現在の利用日時がある有効
期間の範囲内にあれば、上記順読み出しステップの読み
出し位置を別の指示された位置に変更することを要求す
る情報を抽出する走査ステップ、(c)走査ステップb
が上記を情報を抽出した時、現在の日時が上記有効期間
の範囲内にあるか否かを判定する日時判定ステップ、
(d)日時判定ステップcが現在の日時は有効期間の範
囲内にあると判定した時、順読み出しステップbの読み
出し位置を別の指示された位置に変更する読み出し位置
変更ステップ、(e)順読み出しステップbが読み出し
たデータを再生する再生ステップ、がプログラムされ記
録されるメモリ装置等記録媒体にある。
【0066】本発明により、記録媒体に記録された文書
情報、あるいは、映画のような連続メディアを表示・再
生する日時に応じてその内容を変化させたり、ある情報
の記録・再生をあらかじめ設定された確率で行うことの
できる方法、装置ならびにプログラムを提供できる。
【0067】尚、本発明実施例では、前処理ルーチン
(プログラム)に対し本発明実現のための機能がインプ
リメントされ、実現時にはROMに格納されるものを例
示したが、これに限定されるものではなく、ドライバに
インストールするもよし、また、アプリケーションレベ
ルで磁気ディスク(フロッピーディスク、ハードディス
ク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導
体メモリ等記録媒体に書き込んで各種装置に適用した
り、通信媒体により伝送して各種装置に適用することは
勿論可能である。この装置を実現するコンピュータは、
記録媒体に記憶されたプログラム情報を読み込み、この
プログラム情報によって動作が制御されることにより上
述した処理を実行する。
【0068】
【発明の効果】以上説明のように本発明は、記録媒体に
記録された文書情報、あるいは、映画のような連続メデ
ィアを表示・再生する日時に応じてその内容を変化させ
たり、ある情報の記録・再生をあらかじめ設定された確
率で行うことのできる表示・再生方法、ならびに情報機
器、併せてその方法がプログラムされ格納されるメモリ
装置を提供するものであり、以下に列挙する効果が得ら
れるものである。
【0069】(1)ある記憶媒体に格納されている情報
の中から、利用する日時に応じた部分だけを表示でき
る。例えば、広告つきの雑誌を格納したCD−ROMの
場合、雑誌を見る時間帯や曜日に応じて、広告の内容を
変えることができる。
【0070】(2)電子出版物の作成時に、各利用時刻
に意図した通りの内容が表示されるか否かの検証が容易
になる。また、ツアーの電子カタログでは、現在の日時
の代わりに、旅行の出発予定日を使用することにより、
出発予定日に利用可能なツアーのみを表示することが可
能となる。
【0071】(3)記憶媒体に格納されている情報を表
示する場合、同じ操作手順でも、例えば、ある位置に広
告を表示するか否かを確率的に制御できる。また、ある
操作をした後にそれに対する報奨として、サービス画面
を表示する場合、その表示するか否かを確率的に制御で
きる。
【0072】(4)電子出版物の内容を表示する場合、
ある位置に複数の広告のうちのいずれかひとつを、予め
決められた確率で表示できる。
【0073】(5)利用者に応じて、表示する情報を制
御できる。例えば、広告つきの辞典を格納した電子出版
物の使用開始時点で、利用者の属性として、年齢と性別
を入力させるようにし、それを利用して区間を有効にす
るか否か制御をすることにより、利用者の年齢や性別に
応じて、広告の種類を変えることができる。
【0074】(6)利用者が不正な利用属性を入力する
ことにより、情報を不正に表示するのを抑止する効果が
ある。例えば、利用属性として使用場所が社内/社外の
いずれであるかを入力させ、社内の場合だけ、機密性の
高い情報も表示できるようにしたシステムで有効であ
る。
【0075】(7)例えば、有効期間と確率を併用する
ことにより、ビールや贈答品のような季節商品の広告に
効果がある。
【0076】(8)映画のような連続メディアの途中
に、利用日時に適合した広告を挿入できる。
【0077】(9)映画のような連続メディアの途中
に、利用日時に適合した広告を挿入できる。広告の終了
時に、映画の元の位置に復帰する処理を記述しやすくな
る。
【0078】(10)連続メディアの作成時に、各利用
時刻に意図した通りの内容が表示されるか否かの検証が
容易になる。また、ツアーの紹介ビデオでは、現在の日
時の代わりに、旅行の出発予定日を使用することによ
り、そのシーズンの風景等を表示することが可能とな
る。
【0079】(11)映画の途中に広告を確率的に挿入
することが可能となる。
【0080】(12)映画の途中に複数の広告のうちの
ひとつを確率的に挿入することが可能となる。広告の終
了時に、映画の元の位置に復帰する処理を記述しやすく
なる。
【0081】(13)映画の途中に挿入する広告の内容
を、利用者の年齢や性別に応じて制御できる。
【0082】(14)映画の途中に複数の広告のうちの
ひとつを確率的に挿入することが可能となる。広告の終
了時に、映画の元の位置に復帰する処理を記述しやすく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実現される家庭用情報機器の内部構成
例をブロックで図で示す。
【図2】図1に示すROMに格納されるプログラムの内
訳を示す図。
【図3】ディスクが装填される前後の基本制御プログラ
ムの処理の流れをフローチャートで示す図。
【図4】WWWブラウザプログラムの処理の流れをフロ
ーチャートで示す図。
【図5】前処理ルーチンで処理する前の電子化情報の例
を示す図。
【図6】前処理ルーチンの処理の流れをフローチャート
で示す図。
【図7】前処理ルーチンで処理する前の電子化情報の例
を示す図。
【図8】日時指定のフォーム表示の例を示す図。
【図9】本発明実施例の変形例2における文書の例を示
す図。
【図10】本発明実施例の変形例2における前処理ルー
チンの動作の流れをフローチャートで示す図。
【図11】本発明実施例の変形例3における文書の例を
示す図。
【図12】本発明実施例の変形例3における前処理ルー
チンの動作の流れをフローチャートで示す図。
【図13】本発明実施例の変形例4における文書の例を
示す図。
【図14】本発明実施例の変形例4における前処理ルー
チンの動作の流れをフローチャートで示す図。
【図15】利用場所指定のフォーム表示の例を示す図。
【図16】本発明実施例の変形例5における文書の例を
示す図。
【図17】本発明実施例の変形例5(入れ子構造の区間
に対応可能な)における前処理ルーチンの動作の流れを
フローチャートで示す図。
【図18】本発明の他の実施例である、連続メディアの
記録形式の例を示す図。
【図19】本発明の他の実施例である、連続メディア再
生時のプロセッサの動作をフローチャートで示す図。
【図20】本発明の他の実施例である変形例1の、連続
メディアの記録形式の他の例を示す図。
【図21】本発明の他の実施例における変形例1の連続
メディア再生時におけるプロセッサの動作をフローチャ
ートで示す図。
【符号の説明】
100…家庭用情報機器、101…DVD読み取り装
置、102…記録媒体、103…プロセッサ、104…
リードオンリメモリ、105…メインメモリ、106…
バス、107…グラフィックメモリ、108…グラフィ
ックコントローラ、109…赤外線受光回路、110…
モデム、111…リアルタイムクロック、112…MP
EG2デコーダ、120…テレビ、121…リモコン、
130…WWWブラウザプログラム、131…前処理ル
ーチン(プログラム)、132…プラグインプログラ
ム、140…連続メディア処理プログラム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (54)【発明の名称】 ランダムアクセス可能な記録媒体に記録された電子出版物の表示・再生方法、ならびに同方法を 実現する情報機器、及び同方法がプログラムされ記録されるコンピュータ読み取り可能な記録媒 体

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 区間とその区間が有効である期間のデー
    タを含む、ランダムアクセス可能な記録媒体に記録され
    た電子出版物を有し、上記電子出版物の表示対象となる
    範囲のデータを読み出して上記の区間およびその有効期
    間を抽出し、現在日時が上記有効期間の範囲内にあるか
    判断し、有効期間の範囲内にないことが確認された場
    合、上記区間内のデータを除去し、 除去されずに残されたデータのみ表示することを特徴と
    する電子出版物の表示方法。
  2. 【請求項2】 利用者に日時指定を促し、利用者が指定
    した日時が上記有効期間の範囲内にあるか否かを判定す
    ることを特徴とする請求項1記載の電子出版物の表示方
    法。
  3. 【請求項3】 電子出版物は、更に、その区間が有効で
    ある確率のデータを含み、電子出版物の表示対象範囲の
    データを読み出して区間およびその確率のデータを抽出
    し、ここで抽出した確率に従い区間内のデータを確率的
    に除去し、除去されずに残されたデータのみ表示するこ
    とを特徴とする請求項1記載の電子出版物の表示方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも2つの区間(S−1〜S−
    N)と、上記各区間(S−k)に対して、区間(S−
    k)内のデータのみを残し、他のすべての区間内のデー
    タを除去する確率の情報を含むものであって、上記電子
    出版物の表示対象範囲のデータを読み出し、上記各区間
    および上記各区間に付与された確率データを抽出し、抽
    出された確率に従って、上記各区間のうち、いずれかひ
    とつの区間内のデータを残し、他のすべての区間内のデ
    ータを確率的に除去し、除去されずに残されたデータの
    み表示することを有することを特徴とする請求項3記載
    の電子出版物の表示方法。
  5. 【請求項5】 電子出版物は更に、その区間を有効とす
    るための利用属性データを含み、上記電子出版物の表示
    対象範囲のデータを読み出し、上記区間およびその区間
    を有効とするための利用属性データを抽出し、現在の利
    用属性が上記区間を有効とするための利用属性を満たし
    ているか否かを判定し、現在の利用属性は上記区間を有
    効とするための利用属性を満たしていないと判定した場
    合、上記区間内のデータを除去し、残されたデータのみ
    表示することを特徴とする請求項1記載の電子出版物の
    表示方法。
  6. 【請求項6】 利用者に利用属性を入力させることを促
    し、上記電子出版物の表示対象範囲のデータを読み出し
    て上記区間およびその区間を有効とするための利用属性
    を抽出して現在の利用属性が上記区間を有効とするため
    の利用属性を満たしているか否かを判定することを特徴
    とする請求項5記載の電子出版物の表示方法。
  7. 【請求項7】 複数の区間が入れ子になって含まれる電
    子出版物の表示方法であって、上記電子出版物の表示対
    象となる範囲のデータを読み出して上記の区間およびそ
    の有効期間を抽出し、現在日時が上記有効期間の範囲内
    にあるか判断し、有効期間の範囲内にないことが確認さ
    れた場合、上記区間内のデータを除去する処理は、最初
    に外側の区間に対して適用され、次に除去されずに残さ
    れた区間に対してその処理を適用し、その区間が有効で
    ある期間のデータを表示、もしくは指定された確率にて
    表示することを特徴とする請求項1もしくは3記載の電
    子出版物の表示方法。
  8. 【請求項8】 区間とその区間が有効である期間のデー
    タを含む、電子出版物データが記録されたランダムアク
    セス可能な記録媒体と、その記録媒体が装填されている
    ことを確認してその記録媒体が持つ属性を認識し、その
    属性に従うフォーマットにてデータの読み取りを行う記
    録媒体読み取り装置と、上記電子出版物データの表示対
    象となる範囲のデータをメインメモリに読み出して上記
    の区間およびその有効期間を抽出し、現在日時が上記有
    効期間の範囲内にあるか判断し、有効期間の範囲内にな
    いことが確認された場合、上記区間内のデータを除去
    し、除去されずに残されたデータのみ表示するプロセッ
    サを含む制御装置と、制御装置により生成される画像を
    グラフィックメモリ上に展開し、これを表示する表示装
    置、とを具備することを特徴とする情報機器。
  9. 【請求項9】 区間とその区間が有効である期間の情報
    を含む電子出版物の表示方法がプログラムされ、記録さ
    れるコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 電子出版物の表示対象範囲のデータを読み出し、上記区
    間およびその有効期間を抽出する手段と、 現在の日時が上記有効期間の範囲内にあるか否かを判定
    する手段と、 現在の日時が有効期間の範囲内にないと判定した場合、
    上記区間内のデータを除去する手段と、 上記手段にて除去されずに残されたデータのみを表示す
    る表示手段と、を実行するプログラムを記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
  10. 【請求項10】 ランダムアクセス可能な記憶媒体に記
    録された連続メディアを連続的に読み出し、読み出され
    たデータの中から、現在の利用日時がある有効期間内の
    範囲内にあれば、読み出し位置を別の指示された位置に
    変更することを要求する情報を抽出し、その情報が抽出
    された時、現在日時が上記有効期間の範囲にあるか否か
    を判定し、 ここで有効期間内にあると判定されたとき、読み出し位
    置を別の指示された位置に変更し、読み出されたデータ
    を再生することを特徴とする連続メディア再生方法。
  11. 【請求項11】 ランダムアクセス可能な記憶媒体に記
    録された連続メディアを連続的に読み出し、読み出され
    たデータの中から、現在の利用日時がある有効期間の範
    囲内にあれば、読み出し位置を別の指示された位置に変
    更することを要求する第1の情報と、変更前の読み出し
    位置に復帰することを要求する第2の情報を抽出し、第
    1の情報が抽出された時、現在日時が上記有効期間の範
    囲内にあるか否かを判定し、現在日時が有効期間の範囲
    内にあると判定された時、読み出し位置を別の指示され
    た位置に変更するとともに変更前の読み出し位置を記録
    し、第二の情報が抽出された時、読み出し位置を上記変
    更前の読み出し位置に変更し、読み出したデータを再生
    することを特徴とする請求項10記載の連続メディア再
    生方法。
  12. 【請求項12】 利用者に日時指定を促し、利用者が指
    定した日時が上記有効期間の範囲内にあるか否かを判定
    することを特徴とする請求項10記載の電子出版物の再
    生方法。
  13. 【請求項13】 ランダムアクセス可能な記憶媒体に記
    録された連続メディアを連続的に読み出し、読み出され
    たデータの中から、指示された確率で、読み出し位置を
    別の指示された位置に変更することを要求する情報を抽
    出し、その情報が抽出された時上記確率に従って読み出
    し位置を別の指示された位置に変更し、読み出されたデ
    ータを再生することを有することを特徴とする請求項1
    0記載の連続メディア再生方法。
  14. 【請求項14】 ランダムアクセス可能な記憶媒体に記
    録された連続メディアを連続的に読み出すし、読み出さ
    れたデータの中から、指示された確率で、読み出し位置
    を別の指示された位置に変更することを要求する第1の
    情報と、変更前の読み出し位置に復帰することを要求す
    る第2の情報を抽出し、上記第1の情報が抽出された場
    合、上記確率に従って読み出し位置を別の指示された位
    置に変更するとともに、変更前の読み出し位置を記録
    し、第2の情報が抽出された場合、読み出し位置を変更
    前の読み出し位置に変更し、読み出されたデータを再生
    することを特徴とする請求項13記載の連続メディア再
    生方法。
  15. 【請求項15】 ランダムアクセス可能な記憶媒体に記
    録された連続メディアを連続的に読み出し、読み出され
    たデータの中から、現在の利用属性がある条件を満たす
    場合に読み出し位置を指示された位置に変更することを
    要求する情報を抽出し、この情報を抽出した時、現在の
    利用属性が上記条件を満たすか否かを判定し、現在の利
    用属性は上記条件を満たすと判定した場合読み出し位置
    を指示された位置に変更し、読み出されたデータを再生
    する再生することを特徴とする請求項10記載の連続メ
    ディア再生方法。
  16. 【請求項16】 ランダムアクセス可能な記憶媒体に記
    録された連続メディアを連続的に読み出し、読み出され
    たデータの中から、現在の利用属性がある条件を満たす
    場合に、読み出し位置を指示された位置に変更すること
    を要求する第1の情報と、変更前の読み出し位置に復帰
    することを要求する第2の情報を抽出し、第1の情報が
    抽出された場合、現在の利用属性が上記条件を満たすか
    否かを判定し、現在の利用属性は上記条件を満たすと判
    定されたとき、読み出し位置を別の指示された位置に変
    更するとともに変更前の読み出し位置を記録し、第2の
    情報を抽出した時、上記順読み出しステップの読み出し
    位置を上記変更前の読み出し位置に変更し、読み出され
    たデータを再生することを特徴とする請求項15記載の
    連続メディア再生方法。
  17. 【請求項17】 区間とその区間が有効である期間のデ
    ータを含む、電子出版物データが記録されたランダムア
    クセス可能な記録媒体と、その記録媒体が装填されてい
    ることを確認してその記録媒体が持つ属性を認識し、そ
    の属性に従うフォーマットにてデータの読み取りを行う
    記録媒体読み取り装置と、記録媒体に記録された連続メ
    ディアを連続的に読み出し、読み出されたデータの中か
    ら、現在の利用日時がある有効期間内の範囲内にあれ
    ば、読み出し位置を別の指示された位置に変更すること
    を要求する情報を抽出し、その情報が抽出された時、現
    在日時が上記有効期間の範囲にあるか否かを判定し、こ
    こで有効期間内にあると判定されたとき、上記記録媒体
    読み取り装置に対し、読み出し位置を別の指示された位
    置に変更することを指示し、読み出されたデータを再生
    するプロセッサを含む制御装置と、制御装置により生成
    される画像をグラフィックメモリ上に展開し、これを再
    生する連続メディア再生装置と、を具備することを特徴
    とする情報機器。
  18. 【請求項18】 区間とその区間が有効である期間の情
    報を含む電子出版物の再生方法がプログラムされ、記録
    されるコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 ランダムアクセス可能な記憶媒体に記録された連続メデ
    ィアを連続的に読み出す手段と、 読み出されたデータの中から、現在の利用日時がある有
    効期間の範囲内にあれば、読み出し位置を別の指示され
    た位置に変更することを要求する情報を抽出する手段
    と、 その情報を抽出した時、現在の日時が上記有効期間の範
    囲内にあるか否かを判定する手段と、 現在の日時が有効期間の範囲内にあると判定した時、前
    記読み出し位置を別の指示された位置に変更する手段
    と、読み出したデータを再生する再生手段と、を実行す
    るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
JP9233606A 1997-03-03 1997-08-29 ランダムアクセス可能な記録媒体に記録された電子出版物の表示・再生方法、ならびに同方法を実現する情報機器、及び同方法がプログラムされ記録されるコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Pending JPH10307741A (ja)

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