JPH10299735A - ブラインドリベットのマンドレル、ブラインドリベットの環状ボディ、ブラインドリベットおよびブラインドリベット構造体 - Google Patents
ブラインドリベットのマンドレル、ブラインドリベットの環状ボディ、ブラインドリベットおよびブラインドリベット構造体Info
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Abstract
位置の変化の発生しない締結を行うことができるブライ
ンドリベットを提供する。 【解決手段】 マンドレル1は、環状ボディ2の一端部
に当接されるヘッド部1fと、ヘッド部1fに連結さ
れ、環状ボディ2に挿通されるシャフト部1aとを有
し、シャフト部1aは、ヘッド部1fに連結される太径
の第1胴部1bと、第1胴部1bより細径に形成された
第2胴部1cと、第1胴部1bと第2胴部1cとの間に
設けられた段差部1dとを備えるとともに、環状ボディ
2は、太径の第1穴部2bと、第1穴部2bに段差部2
dを介して連続する、第1穴部2bより細径の第2穴部
2cと、第2穴部2cの端部に設けたフランジ部2hと
を備えている。マンドレル1の段差部1dが環状ボディ
2の段差部2dに圧接して膨径することができ、締結後
の隙間をなくすことができる。
Description
ことができるブラインドリベット、ブラインドリベット
構造体、ブラインドリベットに用いるマンドレルおよび
環状ボディに関し、特に複写機等の締結に好適なマンド
レル、環状ボディ、ブラインドリベットおよびブライン
ドリベット構造体に関する。
しては、主として上から順に、スキャナユニット(読取
部分)51と、本体ユニット(感光体等が入っている部
分)52と、給紙ユニット53との3つに分かれてい
る。従来では、量産段階の製造効率を上げるため、荷重
のあまりかからないスキャナユニット51にのみリベッ
ト54を使用していた。
板金で折った形にして穴を開けて止めている。このよう
な締結では、片面から締結操作ができるブラインドリベ
ット54が使用されている。このブラインドリベット5
4は、図15に示すように、塑性変形される環状のボデ
ィ55とこのボディ55を塑性変形するマンドレル56
とを備えている。
する同径の筒部の一端に被締結部材に当接するフランジ
部55aを備えている。前記マンドレル56は、先端に
ボディ55の筒部を座屈させるヘッド部56aおよびヘ
ッド部56aの後方に突出する同径の円柱部56bを備
え、この円柱部56bには締結後に破断される括れを形
成した破断部56cが設けられている。
被締結部材である第1部材3および第2部材4を締結す
るには、先ず、図14(A)に示すように、リベッター
57にリベット54を装着し、結合部分である第1部材
3および第2部材4の穴に差し込む。次に、図14
(B)に示すように、リベッター57のハンドル(不図
示)を握ってマンドレル56を方向α(図15参照)に
引いて、ボディ55を座屈させる。次に、図14(C)
に示すように、さらにマンドレル56を引いて破断部5
6cから破断させて締結が完了する。
を締結するとき、ブラインドリベットを挿通する穴径3
a,4aをブラインドリベットの挿通部分の外径より充
分に大きくして余裕をもたせている。その理由は、リベ
ット54を入れやすくする点と、寸法精度を上げるとコ
スト増となる点と、穴径に余裕が少ないと反りを抑える
ための治具が必要になる点とを避けるためである。
うなブラインドリベットを本体ユニット52や給紙ユニ
ット53に使用するには、先ず、スキャナユニット51
との荷重のかかり方の違いを考慮する必要がある。締結
したときに従来のブラインドリベットでは、穴径に余裕
をもたせた分、隙間が残っている。したがって、大きな
荷重がかかるとずれてしまうという問題があった。
ンドリベットにおいては、締結後に環状ボディ55と締
結される第1部材3及び第2部材4との間に隙間Sが発
生していた。第1部材3及び第2部材4の穴径を環状ボ
ディ55の外径と同径、またはそれに近い径にしておけ
ば、隙間Sを少なくすることは可能である。しかし、隙
間Sを少なくした場合には、加工性や組み付け性が悪く
なるという欠点がある。
変形による喰い付き部により、力を受けても環状ボディ
55と第2部材4との相対的な位置関係は保たれるが、
環状ボディ55と第1部材3との位置関係は、リベット
締結により得た締結力F1に基づく力に依存している。
つまり、図16、17に示すように第1部材3および第
2部材4が、環状ボディ55に対してせん断力を与える
ような力f2を受け、かつせん断力f2の大きさが締結
力F1と摩擦係数との積を越えたときに、環状ボディ5
5と第1部材3は相対的に隙間Sの量だけ移動してしま
う。
ボディ55、第1部材3および第2部材4の表面の状態
などによる影響が大きく、小さい力によってでも移動が
起きてしまう場合がある。つまり、第1部材3と第2部
材4とを高位置精度でブラインドリベットにより締結す
る場合に、隙間Sがあることによって構造体、あるいは
機構部品として位置関係が変化してしまうという問題が
あった。
た隙間をなくし、加工性及び組み付け性を損なうことが
なく、複写機の最下段等の荷重が大きくかかる部分に適
用しても経時的に位置の変化の発生しない締結を行うこ
とができるマンドレル、環状ボディ、ブラインドリベッ
トおよびブラインドリベット構造体を提供することにあ
る。
に請求項1のブラインドリベットのマンドレルは、被締
結部材に一方側から挿入して締結するブラインドリベッ
トのマンドレルにおいて、前記マンドレルは、締結時に
マンドレルが環状ボディ内を移動するのに伴い、前記環
状ボディの被締結部材に接する部分を膨径する手段を備
えていることを特徴としている。
ンドレルは、環状ボディに挿通して該環状ボディを塑性
変形させる、ブラインドリベットのマンドレルにおい
て、前記マンドレルは、前記環状ボディの一端部に当接
されるヘッド部と、該ヘッド部に連結され、前記環状ボ
ディに挿通されるシャフト部とを有し、該シャフト部
は、前記ヘッド部に連結される太径の第1胴部と、第1
胴部より細径に形成された第2胴部と、前記第1胴部と
第2胴部との間に設けられた段差部とを備えていること
を特徴としている。
ンドレルは、請求項2記載のブラインドリベットのマン
ドレルにおいて、前記段差部は、前記第1胴部と第2胴
部との間に形成された所定角度の傾斜面であることを特
徴としている。
ンドレルは、請求項2記載のブラインドリベットのマン
ドレルにおいて、前記マンドレルは、前記環状ボディよ
り硬いことを特徴としている。
ンドレルは、環状ボディに挿通して該環状ボディを塑性
変形させる、ブラインドリベットのマンドレルにおい
て、前記マンドレルは、前記環状ボディに挿通されるシ
ャフト部と、該シャフト部の一端に連結されるヘッド部
とを備えるとともに、前記シャフト部は、前記ヘッド部
側から順に、被締結部材の締結用有効長さを有する第1
胴部と、前記環状ボディの外径を膨径する膨径部と、該
膨径部に連結され、前記環状ボディを塑性変形するため
に保持される第2胴部とを備えていることを特徴として
いる。
ンドレルは、請求項2又は5に記載のブラインドリベッ
トのマンドレルにおいて、前記シャフト部は、締結後に
破断される破断部を有していることを特徴としている。
ンドレルは、請求項6記載のブラインドリベットのマン
ドレルにおいて、前記破断部は前記段差部に連続してい
ることを特徴としている。
ンドレルは、請求項6又は7記載のブラインドリベット
のマンドレルにおいて、前記破断部はV溝であることを
特徴としている。
ンドレルは、請求項6記載のブラインドリベットのマン
ドレルにおいて、前記破断部は前記段差部を挟んで前記
ヘッド部と反対側に配置されていることを特徴としてい
る。
マンドレルは、請求項6〜9の何れかに記載のブライン
ドリベットのマンドレルにおいて、前記破断部の径はマ
ンドレル全体の最小径であることを特徴としている。
マンドレルは、請求項2又は5記載のブラインドリベッ
トのマンドレルにおいて、前記第1胴部の断面積から前
記第2胴部の断面積を除いた環状面積は、前記環状ボデ
ィを挿入する被締結部材の穴の断面積から環状ボディ外
形の断面積を除いた環状面積に比べて同一又は大きいこ
とを特徴としている。
マンドレルは、請求項2記載のブラインドリベットのマ
ンドレルにおいて、前記段差部と第2胴部とは、先細テ
ーパ形状に連続していることを特徴としている。
環状ボディは、被締結部材に一方側から挿入して締結す
るブラインドリベットの環状ボディにおいて、締結時に
マンドレルが環状ボディ内を移動するのに伴い、前記環
状ボディの被締結部材に対応する部分を膨径する手段を
備えていることを特徴としている。
環状ボディは、マンドレルを挿通して該マンドレルによ
り塑性変形される、ブラインドリベットの環状ボディに
おいて、前記環状ボディは、太径の第1穴部と、該第1
穴部に段差部を介して連続する、前記第1穴部より細径
の第2穴部と、該第2穴部の端部に設けたフランジ部と
を備えていることを特徴としている。
環状ボディは、請求項14記載のブラインドリベットの
環状ボディにおいて、前記段差部は、傾斜面であること
を特徴としている。
環状ボディは、請求項14記載のブラインドリベットの
環状ボディにおいて、前記環状ボディは前記マンドレル
より軟らかいことを特徴としている。
環状ボディは、請求項14記載のブラインドリベットの
環状ボディにおいて、前記環状ボディの段差部の傾斜角
より前記マンドレルの段差部の傾斜角の方が緩やかであ
ることを特徴としている。
環状ボディは、請求項14記載のブラインドリベットの
環状ボディにおいて、前記環状ボディのフランジ部には
被締結部材が接触する面に環状溝部が設けられているこ
とを特徴としている。
環状ボディは、請求項18記載のブラインドリベットの
環状ボディにおいて、前記環状溝部は、少なくとも被締
結部材と環状ボディとにより形成される隙間の端部まで
前記環状ボディの膨径により充填される大きさを有して
いることを特徴としている。
環状ボディは、請求項19記載のブラインドリベットの
環状ボディにおいて、前記環状溝部は、第2穴部に対応
する環状ボディの外周に連続していることを特徴として
いる。
環状ボディは、請求項14記載のブラインドリベットの
環状ボディにおいて、前記環状ボディは、少なくともフ
ランジ部と反対側の端部が他の部分より強度が高い高強
度部分であることを特徴としている。
環状ボディは、請求項21記載のブラインドリベットの
環状ボディにおいて、前記高強度部分は、前記第1穴部
を形成する第1環状胴部に形成されていることを特徴と
している。
環状ボディは、マンドレルを挿通して該マンドレルによ
り塑性変形される、ブラインドリベットの環状ボディに
おいて、前記環状ボディは、その穴部がフランジ側から
他端に向かってテーパ状に拡開していることを特徴とし
ている。
環状ボディは、請求項14記載のブラインドリベットの
環状ボディにおいて、前記第2穴部を構成する第2環状
胴部における膨径による有効容積が被締結体の穴部と環
状ボディの外周との間の隙間の容積より大きい場合に、
この膨径による有効容積が隙間からはみ出した部分を吸
収する吸収部を備えていることを特徴としている。
環状ボディは、請求項24記載のブラインドリベットの
環状ボディにおいて、前記吸収部は、前記フランジの穴
部開口部に穴部の内径に連通して形成された環状溝部で
あることを特徴としている。
環状ボディは、被締結部材に一方側から挿入して締結す
るブラインドリベットにおいて、締結時にマンドレルが
環状ボディ内を移動するのに伴い、前記環状ボディの被
締結部材に接する部分を膨径する手段を備えていること
を特徴としている。
は、被締結部材に挿通される環状ボディと、該環状ボデ
ィに挿通して該環状ボディを塑性変形させるマンドレル
とを備えたブラインドリベットにおいて、前記マンドレ
ルは、前記環状ボディの一端部に当接されるヘッド部
と、該ヘッド部に連結され、前記環状ボディに挿通され
るシャフト部とを有し、該シャフト部は、前記ヘッド部
に連結される太径の第1胴部と、第1胴部より細径に形
成された第2胴部と、前記第1胴部と第2胴部との間に
設けられた段差部とを備えるとともに、前記環状ボディ
は、太径の第1穴部と、該第1穴部に段差部を介して連
続する、前記第1穴部より細径の第2穴部と、該第2穴
部の端部に設けたフランジ部とを備えていることを特徴
としている。
は、被締結部材に挿通される環状ボディと、該環状ボデ
ィに挿通して該環状ボディを塑性変形させるマンドレル
とを備えたブラインドリベットにおいて、前記環状ボデ
ィは、前記第2穴部を構成する第2環状胴部における膨
径による有効容積が被締結体の穴部と環状ボディの外周
との間の隙間の容積より大きい場合に、この膨径による
有効容積が隙間からはみ出した部分を吸収する吸収部を
備えているとともに、少なくとも被締結部材と環状ボデ
ィとにより形成される隙間の端部まで前記環状ボディの
膨径により充填される大きさを有する環状溝部を備えて
いることを特徴としている。
は、被締結部材に挿通される環状ボディと、該環状ボデ
ィに挿通して該環状ボディを塑性変形させるマンドレル
とを備えたブラインドリベットにおいて、前記マンドレ
ルは、前記環状ボディの一端部に当接されるヘッド部
と、該ヘッド部に連結され、前記環状ボディに挿通され
るシャフト部とを有し、該シャフト部は、前記ヘッド部
に連結される太径の第1胴部と、第1胴部より細径に形
成された第2胴部と、前記第1胴部と第2胴部との間に
設けられた段差部とを備え、前記段差部は、前記第1胴
部と第2胴部との間に形成された所定角度の傾斜面であ
るとともに、前記環状ボディは、太径の第1穴部と、該
第1穴部に段差部を介して連続する、前記第1穴部より
細径の第2穴部と、該第2穴部の端部に設けたフランジ
部とを備え、前記段差部は傾斜面であり、前記環状ボデ
ィの傾斜面より前記マンドレルの傾斜面の方が緩やかで
あることを特徴としている。
は、請求項26〜29の何れかに記載のブラインドリベ
ットにおいて、前記マンドレルのヘッド部とシャフト部
との間にはシャフト部先端径より小径の小径部分がある
ことを特徴としている。
造体は、被締結部材に挿通される環状ボディと、該環状
ボディに挿通して該環状ボディを塑性変形させるマンド
レルとを備えたブラインドリベット構造体において、前
記環状ボディは、被締結部材と環状ボディとにより形成
される隙間の端部まで前記環状ボディの膨径により充填
されていることを特徴としている。
を参照して説明する。なお、重複した繁雑な説明を避け
るため、同一の構成、同様な構成は、共通の符号をもっ
て示し、その説明を割愛する。
ドリベットの断面図である。図1に示すように、このブ
ラインドリベットは、塑性変形される環状ボディ2とこ
の環状ボディ2を塑性変形するマンドレル1とを備えて
いる。
する第2環状胴部2gの基端に被締結部材(図2の第1
部材3および第2部材4)に当接するフランジ部2hを
備えるとともに、環状ボディ2の内径には膨径手段であ
る環状の段差部2dを備えている。即ち、先端寄りの第
1環状胴部2fに第1穴部である太径穴部2bが形成さ
れ、この太径穴部2bに段差部2dを介して第2環状胴
部2gの第2穴部である細径穴部2cが連続し、太径穴
部2b、段差部2dおよび細径穴部2cで貫通穴が形成
されている。前記細径穴部2cの基端側には、膨径によ
る有効容積が隙間S(図16参照)からはみ出した部分
を吸収する吸収部である環状溝部2iが、細径穴部2c
に対応する環状ボディ2の外周、即ち第2環状胴部2g
に連続して形成されている。前記環状溝部2iは、被締
結部材と環状ボディ2とにより形成される隙間Sの端部
まで環状ボディ2の膨径により充分に充填される大きさ
を有している。前記段差部2dは所定角度、本実施形態
ではマンドレル1の軸に対して45度の傾斜面である。
部に当接されるヘッド部1fと、ヘッド部1fに連結さ
れ、環状ボディ2に挿通されるシャフト部1aとを有し
ている。このシャフト部1aは、ヘッド部1fに連結さ
れる太径の第1胴部1bと、第1胴部1bより細径に形
成された第2胴部1cと、第1胴部1bと第2胴部1c
との間に設けられた段差部1dとを備えている。この段
差部1dは、マンドレル1の引き抜き方向αに対して傾
斜面に形成されている。また、環状ボディ2の段差部2
dもマンドレル1と同様にマンドレル1の引き抜き方向
αに対して傾斜面に形成されている。
してマンドレル1の最小径である破断部1eが段差部1
dを挟んでヘッド部1fと反対側に配置されて形成され
ている。この破断部1eは本実施形態では段差部1dに
連続してV溝に形成されている。この破断部1eはV溝
以外にもU溝等でもよいが、V溝とすることにより破断
位置を正確に設定することができる。前記段差部1dは
所定角度、本実施形態ではマンドレル1の軸に対して4
5度の傾斜面である。
応じた締結用有効長さYを有している。また、前記第2
胴部1cは図14に示すようなチャックで保持される。
前記第1胴部1bの断面積から第2胴部1cの断面積を
除いた環状面積は、環状ボディ2を挿入する被締結部材
の穴部4aの断面積から環状ボディ2の外形の断面積を
除いた環状面積に比べて同一又は大きく形成されてい
る。
インドリベットを用いて、被締結部材である第1部材3
および第2部材4を締結するには、先ず、第1部材3お
よび第2部材4の穴部3a,4aに環状ボディ2および
環状ボディ2に挿通したマンドレル1を、マンドレル2
を引き抜く側から差し込み、次に、マンドレル1を引き
抜き方向αに引いて環状ボディ2を座屈させるととも
に、図2(B)に示すように、環状ボディ2の段差部2
dとマンドレル1の段差部1dとを圧接させる。これに
よりマンドレル1の段差部1dから環状ボディ2の段差
部2dの内部へ外力f3を作用させる。
2部材4の穴部3a,4aに対応する第2環状胴部2g
が膨径、即ち、第2環状胴部2gの外径が膨らむ。そし
て、マンドレル1の引き抜き量が大きくなるとともに、
膨径量が増大して、第1部材3および第2部材4の穴部
3a,4aの内径と第2環状胴部2gの外径との間の隙
間Sが減少する。
膨径による有効容積が隙間Sからはみ出した部分を吸収
する吸収部である環状溝部2jが形成されているので、
細径穴部2cを構成する第2環状胴部2gが膨径して有
効容積が被締結体の穴部3a,4aと第2環状胴部2g
の外周との間の隙間Sの容積より大きい場合に吸収する
ことができる。したがって、膨径量を隙間Sより充分に
大きくすることができる。
1bを座屈する「ボディ座屈工程」と隙間Sを充填する
「ボディ膨径工程」とがほぼ同時に終了する。この終了
状態では、環状ボディ2の座屈部分とフランジ部2hと
の間で第1部材3および第2部材4を締結することが出
来るとともに、環状ボディ2の膨径部分により環状ボデ
ィ2の外径と第1部材3および第2部材4の穴部3a,
4aとが密着される。次に、マンドレル1をさらに引き
抜くことにより、図2(C)に示すように、マンドレル
1の最小径である破断部1eで破断されて締結が完了す
る。
ば、環状ボディ2の第2環状胴部2gの外径と第1部材
3および第2部材4の穴部3a,4aとの間に隙間Sが
ほとんどないので、環状ボディ2に対してせん断力を与
えるような外力f2(図17参照)を受けたときにも第
1部材3および第2部材4が移動することがない。即
ち、締結前の環状ボディ2の第2環状胴部2gの外径と
穴部3a,4aとの間に余裕があっても、締結後の経時
的な位置変化が発生することがない。また、経時的な位
置変化を防止出来るにも拘わらず、ブラインドリベット
を挿入する被締結部材の穴部3a,4aの穴径を充分に
大きくすることができ、加工性や組み付き性を悪化させ
ることがない。
4の反りを矯正するための治具を用いる必要がない。そ
の上、従来と比べて環状ボディ2と被締結部材との接触
部分が多く、強固に固定されるので、リベットの打点数
を少なくすることが出来る。
ぼ均等に発生するので、第1部材3の穴部3aと第2部
材4の穴部4aとが自動的に調芯されるので、穴部3
a,4aに遊びがあっても締結後に第1部材3と第2部
材4とがずれて締結されることがない。
同じ硬さであっても良いが、マンドレル2の方が硬い方
が望ましい。例えば、冷間圧造用炭素鋼線のJIS規格
として、「JIS G 3539」があるが、この中の
2種類のうち硬さ(HRB)の硬い方をマンドレル1に
用い、軟らかい方を環状ボディ2に用いることが出来
る。傾斜面の角度に応じて材料の硬さを適宜選択するこ
とができる。
ディ2は、少なくともフランジ部2hと反対側の端部が
他の部分より強度が高い高強度部分2eとしたので、マ
ンドレル1ヘッドが環状ボディ2の第1環状胴部2fの
太径穴部2b内にもぐり込むことがなく、安定して座屈
を行うことができる。なお、前記高強度部分2eはスウ
ェージング加工(槌打ち鍛造)等により加工することが
できる。
ベットの断面図であり、(A)は全体図、(B)は段差
部の拡大図である。図3の実施形態のブラインドリベッ
トでは、図1の実施形態に比べて段差部1d,2dが異
なっている。この実施形態では、図3(A),(B)に
示すように、段差部1d,2dを断面円弧状に形成した
ものである。このように断面円弧状またはその他の曲線
状に形成することにより、膨径する部分の形状を変える
ことが出来る。
ドリベットの断面図であり、(A)、(B)、(C)は
それぞれブラインドリベットの断面図である。図4
(A)の実施形態のブラインドリベットにおいて、図1
の実施形態のブラインドリベットと異なる点は、マンド
レル1の段差部1dをマンドレル1の引き抜き方向αに
対して直交方向の面にしたことにある。このようにマン
ドレル1の段差部1dを引き抜き方向αに直交させても
マンドレル1の第1胴部1bの方が環状ボディ2の細径
穴部2cより太いので環状ボディ2を膨径させることが
出来る。
トでは、図1の実施形態のブラインドリベットと異なる
点は、環状ボディ2の段差部2dをマンドレル1の引き
抜き方向αに対して直交方向の面にしたことにある。こ
のように環状ボディ2の段差部2dを引き抜き方向αに
直交させてもマンドレル1の第1胴部1bの方が環状ボ
ディ2の細径穴部2cより太いので環状ボディ2を膨径
させることが出来る。
トでは、図1の実施形態のブラインドリベットと異なる
点は、環状ボディ2の段差部2dおよびマンドレル1の
段差部1dを共にマンドレル1の引き抜き方向αに対し
て直交方向の面にしたことにある。このように環状ボデ
ィ2の段差部2dおよびマンドレル1の段差部1dを共
に引き抜き方向αに直交させてもマンドレル1の第1胴
部1bの方が環状ボディ2の細径穴部2cより太いので
環状ボディ2を膨径させることが出来る。
ドリベットの断面図であり、(A)、(B)、(C)、
(D)はそれぞれブラインドリベットの断面図である。
図5(A)の実施形態のブラインドリベットでは、図3
(A)の実施形態のブラインドリベットと異なる点は、
破断部1eを段差部1dに連続させずにマンドレル1の
引き抜き方向αに分離させたことにある。このようにマ
ンドレル1の破断部1eを引き抜き方向αに分離させる
ことにより、段差部1dと独立して破断位置を設定する
ことができる。
トでは、図4(A)の実施形態のブラインドリベットと
異なる点は、破断部1eを段差部1dに連続させずにマ
ンドレル1の引き抜き方向αに分離させたことにある。
このようにマンドレルの破断部を引き抜き方向αに分離
させることにより、段差部1dと独立して破断位置を設
定することができる。
トでは、図4(B)の実施形態のブラインドリベットと
異なる点は、破断部1eを段差部1dに連続させずにマ
ンドレル1の引き抜き方向αに分離させたことにある。
このようにマンドレル1の破断部1eを引き抜き方向α
に分離させることにより、段差部1dと独立して破断位
置を設定することができる。
トでは、図4(C)の実施形態のブラインドリベットと
異なる点は、破断部1eを段差部1dに連続させずにマ
ンドレル1の引き抜き方向αに分離させたことにある。
このようにマンドレル1の破断部1eを引き抜き方向α
に分離させることにより、段差部1dと独立して破断位
置を設定することができる。
ドリベットの断面図であり、(A)、(B)はそれぞれ
ブラインドリベットの断面図である。図6(A)の実施
形態のブラインドリベットでは、図5(A)の実施形態
のブラインドリベットと異なる点は、環状ボディ12の
細径穴部12cと太径穴部12bとを同一の円錐状にし
て貫通穴を構成したことにある。即ち、環状ボディ12
は、その穴部12b,12cがフランジ12h側から他
端に向かってテーパ状に拡開しているので、環状ボディ
12の貫通穴を容易に加工することができる。
トでは、図6(A)の実施形態のブラインドリベットと
異なる点は、環状ボディ22の細径穴部22cと太径穴
部22bとを同径の円柱状にして貫通穴を構成するとと
もに、マンドレル11のシャフト部21aの段差部21
dと第2胴部21cとを同一の円錐状にしたことにあ
る。このように構成することにより、環状ボディ22お
よびマンドレル21を容易に加工することができる。
マンドレル11,21のヘッド部11f,21fとシャ
フト部11a,21aとの間にはシャフト部11a,2
1aの先端径より小径の小径部分11k,21kを形成
したので、締結後に環状ボディ12,22の先端部がこ
の凹部にくい込み一体化される。
ドリベットの断面図である。図8は図7のブラインドリ
ベットを被締結体に挿入した状態を示す断面図、図9は
図8の状態からマンドレルを少し引き抜いて膨径が開始
した状態を示す断面図、図10は図9の状態からマンド
レルをさらに引き抜いて膨径が終了した状態を示す断面
図、図11は図10の状態からマンドレルをさらに引き
抜いて座屈が終了して締結が完了した状態を示す断面図
である。
トは、塑性変形される環状ボディ32とこの環状ボディ
32を塑性変形するマンドレル31とを備えている。前
記環状ボディ32は、マンドレル31を挿通する筒部3
2bの基端に被締結部材に当接するフランジ部32hを
備えるとともに、筒部32bの内径には膨径手段である
環状の段差部32dを備えている。即ち、先端寄りの第
1環状胴部32fに太径穴部32bが形成され、この太
径穴部32bに段差部32dを介して第2環状胴部32
gの細径穴部32cが連続し、太径穴部32b、段差部
32dおよび細径穴部32cで貫通穴が形成されてい
る。前記細径穴部32cの基端側には、膨径による有効
容積が隙間Sからはみ出した部分を吸収する吸収部であ
る環状溝部32jが形成されている。
一端部に当接されるヘッド部31fと、ヘッド部31f
に連結され、環状ボディ32に挿通されるシャフト部3
1aとを有している。このシャフト部31aは、ヘッド
部31fに連結される太径の第1胴部31bと、本実施
形態ではこの第1胴部31bとほぼ同径であって破断部
31eを介して連結される第3胴部31mと、第1胴部
31bより細径に形成された第2胴部31cと、第1胴
部31bと第2胴部31cの間に設けられた段差部31
dとを備えている。この段差部31dは、マンドレル3
1の引き抜き方向αに対して傾斜面に形成されている。
また、環状ボディ32の段差部32dもマンドレル31
と同様にマンドレル31の引き抜き方向αに対して傾斜
面に形成されている。前記破断部31eは、マンドレル
31の最小径である。また、図7に示すように、環状ボ
ディ32に備える段差部32dのマンドレル31の軸に
対する傾斜角よりマンドレル31に備える段差部31d
のマンドレル31の軸に対する傾斜角の方が緩やかであ
る。
示すように、Wはマンドレル31のヘッド部31fの後
面と環状ボディ32の先端との距離、Xは膨径用締結有
効部の長さで被締結部材の合計厚さに依存する長さ、Y
は座屈用締結有効部の長さでXと同様に被締結部材の合
計厚さに依存する長さ、Z1は膨径開始位置からフラン
ジ32hの後端までの距離、Z2は膨径開始位置からフ
ランジ面までの距離である。ここで、X≧Z2は充分に
膨径するための条件であり、W≧Vは膨径後に座屈させ
るための条件である。
被締結部材である第1部材および第2部材を締結するに
は、先ず、図8に示すように、第1部材3および第2部
材4の穴部3a,4aに環状ボディ32および環状ボデ
ィ32に挿通したマンドレル31を、マンドレル31を
引き抜く側から差し込む。この差し込んだ状態では、第
1部材3および第2部材4の穴部内周と環状ボディ32
の第2環状筒部32gの外周との間には隙間Sが生じて
いる。
を引き抜き方向αに引いてマンドレル31の段差部31
dを環状ボディ32の段差部32dに圧接させ、膨径を
開始する。これによりマンドレル31の段差部31dか
ら環状ボディ32の段差部32dの内部へ外力f3を作
用させる。この外力f3により、第1部材3および第2
部材4の穴部3a,4aに対応する環状ボディ32の部
分が膨径する。そして、マンドレル31の引き抜き量が
大きくなるとともに、膨径量が増大して、第1部材3お
よび第2部材4の穴部3a,4aの内径と環状ボディ3
2の外径との間の隙間Sが減少する。
は、膨径による有効容積が隙間Sからはみ出した部分を
吸収する吸収部である環状溝部32jが形成されている
ので、第2穴部4aを構成する第2環状胴部32gが膨
径して有効容積が被締結体の穴部3a,4aと環状ボデ
ィ32の外周との間の隙間Sの容積より大きい場合に吸
収することができる。
らさらにマンドレル31を引き抜き方向αに引いて膨径
を終了させ、「ボディ膨径工程」が終了する。この「ボ
ディ膨径工程」が終了した状態では、第1部材3および
第2部材4の穴部3a,4a内周と環状ボディ32の第
2環状筒部32gの外周との間に生じていた隙間Sに第
2環状筒部32gの膨径した部分が充填している。ま
た、環状ボディ32のフランジ部32hの根元に設けら
れた環状凹部32iにより、第2環状筒部32gの膨径
した部分が隙間Sの端部まで拡大する。これにより、第
1部材3および第2部材4と環状ボディ32の第2環状
筒部32gとは密着する。そして、マンドレル31のヘ
ッド部31fが環状ボディ32の先端部に当接する。
からさらにマンドレル31を引き抜き方向αに引いて環
状ボディ32の第1環状胴部32fを座屈させて「ボデ
ィ座屈工程」を終了させ、さらにマンドレルを引き抜き
方向αに引いて破断部31eで破断させることにより、
締結が完了する。
ば、環状ボディ32の外径と第1部材3および第2部材
4の穴部との間に隙間Sがほとんどないので、環状ボデ
ィ31に対してせん断力を与えるような外力を受けたと
きにも第1部材3および第2部材4が移動することがな
い。即ち、締結前の環状ボディ32の外径と穴部3a,
4aとの間に余裕があっても、締結後の経時的な位置変
化が発生することがない。
4の反りを矯正するための治具を用いる必要がない。そ
の上、従来と比べて環状ボディ32と被締結部材との接
触部分が多く、強固に固定されるので、リベットの打点
数を少なくすることが出来る。
ほぼ均等に発生するので、第1部材3の穴部3aと第2
部材4の穴部4aとが自動的に調芯されるので、穴部3
a,4aに遊びがあっても締結後に第1部材3と第2部
材4とがずれて締結されることがない。
に「ボディ座屈工程」を開始させるので、「ボディ膨径
工程」に必要なマンドレル31の引き抜き力と「ボディ
座屈工程」に必要なマンドレル31の引き抜き力とを同
時に作用させる必要がなく、締結時にマンドレル31に
かかる負荷を分割することができ、これにより、締結時
に必要な引き抜き力を小さくすることができる。また、
マンドレル31自体の引っ張り強度も少ないものを使用
することができる。
ている環状ボディ32とマンドレル31との段差部32
d,31dの形状は図7のようなテーパ形状以外に、図
12のような断面円弧状を有した形状の段差部32d,
31dとしてもよい。
ラインドリベットによれば、環状ボディの被締結部材に
接する部分を膨径する手段を備えているので、環状ボデ
ィと被締結手段との隙間を小さくすることができ、環状
ボディに対するせん断力を受けたときにも被締結部材の
移動を防止することができる。
当接されるヘッド部と、該ヘッド部に連結され、前記環
状ボディに挿通されるシャフト部とを有し、該シャフト
部は、前記ヘッド部に連結される太径の第1胴部と、第
1胴部より細径に形成された第2胴部と、前記第1胴部
と第2胴部との間に設けられた段差部とを備えているの
で、マンドレルを引き抜くことにより環状ボディに対す
るせん断力を受けたときにも被締結部材の移動を防止す
ることができる。
成された所定角度の傾斜面であるので、マンドレルの引
き抜きをスムーズ且つ効率的に行うことが出来る。
るシャフト部と、該シャフト部の一端に連結されるヘッ
ド部とを備えるとともに、前記シャフト部は、前記ヘッ
ド部側から順に、被締結部材の締結用有効長さを有する
第1胴部と、前記環状ボディの外径を膨径する膨径部
と、該膨径部に連結され、前記環状ボディを塑性変形す
るために保持される第2胴部とを備えているので、強度
上有利である。
を有しているので、締結後に任意の長さとすることがで
きる。破断部は段差部に連続しているので、加工が容易
である。破断部はV溝であるので、破断位置を正確に設
定することができる。破断部の径はマンドレル全体の最
小径であるので、マンドレルに張力を作用させることに
より破断することができる。
積を除いた環状面積は、前記環状ボディを挿入する被締
結部材の穴の断面積から環状ボディ外形の断面積を除い
た環状面積に比べて同一又は大きいので、膨径により隙
間を充分に埋めることができる。
連続しているので、加工が容易である。環状ボディは、
太径の第1穴部と、該第1穴部に段差部を介して連続す
る、前記第1穴部より細径の第2穴部と、該第2穴部の
端部に設けたフランジ部とを備えているので、環状ボデ
ィの段差部にマンドレルを係合させることにより膨径す
ることができる。
することができる。環状ボディの段差部の傾斜角よりマ
ンドレルの段差部の傾斜角の方が緩やかであるので、効
率良く膨径することができる。環状ボディのフランジ部
には被締結部材が接触する面に環状溝部が設けられてい
るので、隙間の端部まで膨径することができる。
ボディとにより形成される隙間の端部まで前記環状ボデ
ィの膨径により充填される大きさを有しているので、隙
間の端部まで十分に膨径することができる。
ィの外周に連続しているので、環状ボディの膨径のはみ
出し量を効率的に吸収することができる。環状ボディ
は、少なくともフランジ部と反対側の端部が他の部分よ
り強度が高い高強度部分であるので、安定した座屈を行
うことができる。
他端に向かってテーパ状に拡開しているので、環状ボデ
ィの加工が容易である。第2穴部を構成する第2環状胴
部における膨径による有効容積が被締結体の穴部と環状
ボディの外周との間の隙間の容積より大きい場合に、こ
の膨径による有効容積が隙間からはみ出した部分を吸収
する吸収部を備えているので、隙間の充填を充分に行う
ことができる。
内径に連通して形成された環状溝部であるので、隙間の
充填を充分に行うことができる。マンドレルは、環状ボ
ディの一端部に当接されるヘッド部と、該ヘッド部に連
結され、前記環状ボディに挿通されるシャフト部とを有
し、該シャフト部は、前記ヘッド部に連結される太径の
第1胴部と、第1胴部より細径に形成された第2胴部
と、前記第1胴部と第2胴部との間に設けられた段差部
とを備えるとともに、前記環状ボディは、太径の第1穴
部と、該第1穴部に段差部を介して連続する、前記第1
穴部より細径の第2穴部と、該第2穴部の端部に設けた
フランジ部とを備えているので、隙間のない締結を行う
ことができる。
2環状胴部における膨径による有効容積が被締結体の穴
部と環状ボディの外周との間の隙間の容積より大きい場
合に、この膨径による有効容積が隙間からはみ出した部
分を吸収する吸収部を備えているとともに、少なくとも
被締結部材と環状ボディとにより形成される隙間の端部
まで前記環状ボディの膨径により充填される大きさを有
する環状溝部を備えているので、隙間の端部まで充填す
ることができる。
当接されるヘッド部と、該ヘッド部に連結され、前記環
状ボディに挿通されるシャフト部とを有し、該シャフト
部は、前記ヘッド部に連結される太径の第1胴部と、第
1胴部より細径に形成された第2胴部と、前記第1胴部
と第2胴部との間に設けられた段差部とを備え、前記段
差部は、前記第1胴部と第2胴部との間に形成された所
定角度の傾斜面であるとともに、前記環状ボディは、太
径の第1穴部と、該第1穴部に段差部を介して連続す
る、前記第1穴部より細径の第2穴部と、該第2穴部の
端部に設けたフランジ部とを備え、前記段差部は傾斜面
であり、前記環状ボディの傾斜面より前記マンドレルの
傾斜面の方が緩やかであるので、マンドレルが環状ボデ
ィにくい込みにくく効率的に膨径することができる。
にはシャフト部先端径より小径の小径部分があるので、
締結後に環状ボディの先端部がこの凹部にくい込みマン
ドレルと一体化される。環状ボディは、被締結部材と環
状ボディとにより形成される隙間の端部まで前記環状ボ
ディの膨径により充填されているので、締結後に生じて
いた隙間をなくし、加工性及び組み付け性を損なうこと
がなく、複写機の最下段等の荷重が大きくかかる部分に
適用しても経時的に位置の変化の発生しない締結を行う
ことができる。
の断面図である。
めの図である。
ための図である。
ための図である。
ための図である。
説明するための図である。
説明するための図である。
めの図である。
めの図である。
ための図である。
ための図である。
るための図である。
図である。
ための図である。
するための図である。
力を説明するための図である。
Claims (31)
- 【請求項1】 被締結部材に一方側から挿入して締結す
るブラインドリベットのマンドレルにおいて、 前記マンドレルは、締結時にマンドレルが環状ボディ内
を移動するのに伴い、前記環状ボディの被締結部材に接
する部分を膨径する手段を備えていることを特徴とする
ブラインドリベットのマンドレル。 - 【請求項2】 環状ボディに挿通して該環状ボディを塑
性変形させる、ブラインドリベットのマンドレルにおい
て、 前記マンドレルは、前記環状ボディの一端部に当接され
るヘッド部と、該ヘッド部に連結され、前記環状ボディ
に挿通されるシャフト部とを有し、該シャフト部は、前
記ヘッド部に連結される太径の第1胴部と、第1胴部よ
り細径に形成された第2胴部と、前記第1胴部と第2胴
部との間に設けられた段差部とを備えていることを特徴
とするブラインドリベットのマンドレル。 - 【請求項3】 前記段差部は、前記第1胴部と第2胴部
との間に形成された所定角度の傾斜面であることを特徴
とする請求項2記載のブラインドリベットのマンドレ
ル。 - 【請求項4】 前記マンドレルは、前記環状ボディより
硬いことを特徴とする請求項2記載のブラインドリベッ
トのマンドレル。 - 【請求項5】 環状ボディに挿通して該環状ボディを塑
性変形させる、ブラインドリベットのマンドレルにおい
て、 前記マンドレルは、前記環状ボディに挿通されるシャフ
ト部と、該シャフト部の一端に連結されるヘッド部とを
備えるとともに、前記シャフト部は、前記ヘッド部側か
ら順に、被締結部材の締結用有効長さを有する第1胴部
と、前記環状ボディの外径を膨径する膨径部と、該膨径
部に連結され、前記環状ボディを塑性変形するために保
持される第2胴部とを備えていることを特徴とするブラ
インドリベットのマンドレル。 - 【請求項6】 前記シャフト部は、締結後に破断される
破断部を有していることを特徴とする請求項2又は5に
記載のブラインドリベットのマンドレル。 - 【請求項7】 前記破断部は前記段差部に連続している
ことを特徴とする請求項6記載のブラインドリベットの
マンドレル。 - 【請求項8】 前記破断部はV溝であることを特徴とす
る請求項6又は7記載のブラインドリベットのマンドレ
ル。 - 【請求項9】 前記破断部は前記段差部を挟んで前記ヘ
ッド部と反対側に配置されていることを特徴とする請求
項6記載のブラインドリベットのマンドレル。 - 【請求項10】 前記破断部の径はマンドレル全体の最
小径であることを特徴とする請求項6〜9の何れかに記
載のブラインドリベットのマンドレル。 - 【請求項11】 前記第1胴部の断面積から前記第2胴
部の断面積を除いた環状面積は、前記環状ボディを挿入
する被締結部材の穴の断面積から環状ボディ外形の断面
積を除いた環状面積に比べて同一又は大きいことを特徴
とする請求項2又は5記載のブラインドリベットのマン
ドレル。 - 【請求項12】 前記段差部と第2胴部とは、先細テー
パ形状に連続していることを特徴とする請求項2記載の
ブラインドリベットのマンドレル。 - 【請求項13】 被締結部材に一方側から挿入して締結
するブラインドリベットの環状ボディにおいて、 締結時にマンドレルが環状ボディ内を移動するのに伴
い、前記環状ボディの被締結部材に対応する部分を膨径
する手段を備えていることを特徴とするブラインドリベ
ットの環状ボディ。 - 【請求項14】 マンドレルを挿通して該マンドレルに
より塑性変形される、ブラインドリベットの環状ボディ
において、 前記環状ボディは、太径の第1穴部と、該第1穴部に段
差部を介して連続する、前記第1穴部より細径の第2穴
部と、該第2穴部の端部に設けたフランジ部とを備えて
いることを特徴とするブラインドリベットの環状ボデ
ィ。 - 【請求項15】 前記段差部は、傾斜面であることを特
徴とする請求項14記載のブラインドリベットの環状ボ
ディ。 - 【請求項16】 前記環状ボディは前記マンドレルより
軟らかいことを特徴とする請求項14記載のブラインド
リベットの環状ボディ。 - 【請求項17】 前記環状ボディの段差部の傾斜角より
前記マンドレルの段差部の傾斜角の方が緩やかであるこ
とを特徴とする請求項14記載のブラインドリベットの
環状ボディ。 - 【請求項18】 前記環状ボディのフランジ部には被締
結部材が接触する面に環状溝部が設けられていることを
特徴とする請求項14記載のブラインドリベットの環状
ボディ。 - 【請求項19】 前記環状溝部は、少なくとも被締結部
材と環状ボディとにより形成される隙間の端部まで前記
環状ボディの膨径により充填される大きさを有している
ことを特徴とする請求項18記載のブラインドリベット
の環状ボディ。 - 【請求項20】 前記環状溝部は、第2穴部に対応する
環状ボディの外周に連続していることを特徴とする請求
項19記載のブラインドリベットの環状ボディ。 - 【請求項21】 前記環状ボディは、少なくともフラン
ジ部と反対側の端部が他の部分より強度が高い高強度部
分であることを特徴とする請求項14記載のブラインド
リベットの環状ボディ。 - 【請求項22】 前記高強度部分は、前記第1穴部を形
成する第1環状胴部に形成されていることを特徴とする
請求項21記載のブラインドリベットの環状ボディ。 - 【請求項23】 マンドレルを挿通して該マンドレルに
より塑性変形される、ブラインドリベットの環状ボディ
において、 前記環状ボディは、その穴部がフランジ側から他端に向
かってテーパ状に拡開していることを特徴とするブライ
ンドリベットの環状ボディ。 - 【請求項24】 前記第2穴部を構成する第2環状胴部
における膨径による有効容積が被締結体の穴部と環状ボ
ディの外周との間の隙間の容積より大きい場合に、この
膨径による有効容積が隙間からはみ出した部分を吸収す
る吸収部を備えていることを特徴とする請求項14記載
のブラインドリベットの環状ボディ。 - 【請求項25】 前記吸収部は、前記フランジの穴部開
口部に穴部の内径に連通して形成された環状溝部である
ことを特徴とする請求項24記載のブラインドリベット
の環状ボディ。 - 【請求項26】 被締結部材に一方側から挿入して締結
するブラインドリベットにおいて、 締結時にマンドレルが環状ボディ内を移動するのに伴
い、前記環状ボディの被締結部材に接する部分を膨径す
る手段を備えていることを特徴とするブラインドリベッ
ト。 - 【請求項27】 被締結部材に挿通される環状ボディ
と、該環状ボディに挿通して該環状ボディを塑性変形さ
せるマンドレルとを備えたブラインドリベットにおい
て、 前記マンドレルは、前記環状ボディの一端部に当接され
るヘッド部と、該ヘッド部に連結され、前記環状ボディ
に挿通されるシャフト部とを有し、該シャフト部は、前
記ヘッド部に連結される太径の第1胴部と、第1胴部よ
り細径に形成された第2胴部と、前記第1胴部と第2胴
部との間に設けられた段差部とを備えるとともに、 前記環状ボディは、太径の第1穴部と、該第1穴部に段
差部を介して連続する、前記第1穴部より細径の第2穴
部と、該第2穴部の端部に設けたフランジ部とを備えて
いることを特徴とするブラインドリベット。 - 【請求項28】 被締結部材に挿通される環状ボディ
と、該環状ボディに挿通して該環状ボディを塑性変形さ
せるマンドレルとを備えたブラインドリベットにおい
て、 前記環状ボディは、前記第2穴部を構成する第2環状胴
部における膨径による有効容積が被締結体の穴部と環状
ボディの外周との間の隙間の容積より大きい場合に、こ
の膨径による有効容積が隙間からはみ出した部分を吸収
する吸収部を備えているとともに、少なくとも被締結部
材と環状ボディとにより形成される隙間の端部まで前記
環状ボディの膨径により充填される大きさを有する環状
溝部を備えていることを特徴とするブラインドリベッ
ト。 - 【請求項29】 被締結部材に挿通される環状ボディ
と、該環状ボディに挿通して該環状ボディを塑性変形さ
せるマンドレルとを備えたブラインドリベットにおい
て、 前記マンドレルは、前記環状ボディの一端部に当接され
るヘッド部と、該ヘッド部に連結され、前記環状ボディ
に挿通されるシャフト部とを有し、該シャフト部は、前
記ヘッド部に連結される太径の第1胴部と、第1胴部よ
り細径に形成された第2胴部と、前記第1胴部と第2胴
部との間に設けられた段差部とを備え、前記段差部は、
前記第1胴部と第2胴部との間に形成された所定角度の
傾斜面であるとともに、 前記環状ボディは、太径の第1穴部と、該第1穴部に段
差部を介して連続する、前記第1穴部より細径の第2穴
部と、該第2穴部の端部に設けたフランジ部とを備え、
前記段差部は傾斜面であり、 前記環状ボディの傾斜面より前記マンドレルの傾斜面の
方が緩やかであることを特徴とするブラインドリベッ
ト。 - 【請求項30】 前記マンドレルのヘッド部とシャフト
部との間にはシャフト部先端径より小径の小径部分があ
ることを特徴とする請求項26〜29の何れかに記載の
ブラインドリベット。 - 【請求項31】 被締結部材に挿通される環状ボディ
と、該環状ボディに挿通して該環状ボディを塑性変形さ
せるマンドレルとを備えたブラインドリベット構造体に
おいて、 前記環状ボディは、被締結部材と環状ボディとにより形
成される隙間の端部まで前記環状ボディの膨径により充
填されていることを特徴とするブラインドリベット構造
体。
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JP11306597A JP3866827B2 (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | ブラインドリベット、及び、ブラインドリベット構造体 |
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