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JPH10298470A - インクの脱気方法及びインク脱気装置 - Google Patents

インクの脱気方法及びインク脱気装置

Info

Publication number
JPH10298470A
JPH10298470A JP11256197A JP11256197A JPH10298470A JP H10298470 A JPH10298470 A JP H10298470A JP 11256197 A JP11256197 A JP 11256197A JP 11256197 A JP11256197 A JP 11256197A JP H10298470 A JPH10298470 A JP H10298470A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
hollow fiber
fiber membrane
porous layer
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11256197A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Watari
謙治 亘
Satoru Takeda
哲 竹田
Masumi Kobayashi
真澄 小林
Makoto Uchida
誠 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP11256197A priority Critical patent/JPH10298470A/ja
Priority to DE69837974T priority patent/DE69837974T2/de
Priority to TW087106690A priority patent/TW408161B/zh
Priority to EP98917731A priority patent/EP1052011B1/en
Priority to CA002289494A priority patent/CA2289494C/en
Priority to PCT/JP1998/001965 priority patent/WO1998048926A1/ja
Priority to US09/403,986 priority patent/US6447679B1/en
Publication of JPH10298470A publication Critical patent/JPH10298470A/ja
Priority to US10/176,620 priority patent/US6858063B2/en
Priority to US10/176,575 priority patent/US6824261B2/en
Priority to US10/176,624 priority patent/US6860922B2/en
Pending legal-status Critical Current

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  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクから溶存ガスを除去するに際して、系
内の圧力損失が低く、更に圧力変化時における中空糸膜
の破損のないインクの脱気をおこなうこと。 【解決手段】 気体透過性を有し、内径が50〜500
μm、膜厚が10〜150μmである中空糸膜内にイン
クを通液し、中空糸膜の外表面側を減圧することによ
り、インク中の溶存気体を除去することを特徴とするイ
ンクの脱気方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンター等に利
用されるインクの製造工程において、その印刷物の解像
度や鮮明さを損なう要因となったり、微細な気泡発生を
引き起こす溶存ガスを、インク中から除去するためのイ
ンクの脱気方法及びインク脱気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンター等に利用されるインクにおい
ては、インク中に含まれる溶存気体が、その印刷物の解
像度や鮮明さを損なったり、微細な気泡発生を引き起こ
す要因となる。インク中から溶存気体を脱気する方法と
しては、大きく分けて、煮沸や減圧等の物理的方法によ
り脱気する方法と、吸収剤をインク中に混入させる化学
的方法とがあるが、物理的方法においては脱気の程度が
充分でなかったり、インクの劣化を引き起こす等の不都
合を有する。また、化学的方法においても、インク中の
染料の変質を引き起こす等の不都合を有する。
【0003】これらを解決する方法として、特開平5−
17712号公報には、気体透過性のある中空糸膜内に
インクを通液し、中空糸膜の外表面側を減圧することに
より、インクジェット記録用インク中の溶存気体を透
過、除去する方法が記載されている。中空糸膜を用いて
インク中の溶存ガスの除去を行うと、インクの物性に悪
影響を与えずに効率よくインク中の溶存気体を除去する
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−17712号公報に記載されたインクの脱気方法に
おいては、その内径が20〜30μmである中空糸膜を
用いているため、中空糸膜モジュール内の圧力損失が高
くなる。よって系全体の機械的強度を高く設定する必要
があり、コストアップの原因となる。また、真空ポンプ
により中空糸膜外表面側の減圧を開始する際や、常圧に
戻す際に、中空糸膜が振動、接触し、中空糸膜が破損し
やすいといった不都合を有する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、この様な不都
合に鑑みてなされたものであり、インクから溶存ガスを
除去する方法において、系内の圧力損失が低く、更に圧
力変化時における中空糸膜の破損のないるインクの脱気
方法及びインク脱気装置の開発を目的としてなされたも
のである。
【0006】本発明のインクの脱気方法は、気体透過性
を有し、内径が50〜500μm、膜厚が10〜150
μmである中空糸膜内にインクを通液し、中空糸膜の外
表面側を減圧することにより、インク中の溶存気体を除
去することをその要旨とするものである。内径が50〜
500μm、膜厚が10〜150μmである中空糸膜を
用いることにより、系内の圧力損失が低く、かつ圧力の
変動が起こった際にも中空糸膜の損傷が少ないインクの
脱気を行うことができる。
【0007】好ましくは、中空糸膜内を通過したインク
を一旦合流させた後、他の中空糸膜内に通液させると、
インク内の溶存ガス濃度が一旦均一化された後他の中空
糸膜により再び脱気されるので、高い脱気効率で溶存ガ
スを除去することができる。また、中空糸膜として、非
多孔質層の両面に多孔質層が配された三層構造を有する
複合中空糸膜を用いると、インクのリークが少なく、か
つ脱気効率の高いインクの脱気を行うことができる。
【0008】複合中空糸膜として、非多孔質層の厚みが
0.3〜2μmであり、多孔質層の厚みがそれぞれ5〜
100μmである複合中空糸膜を用いると、機械的強度
が高く、かつ脱気を行う際の気体の透過量を向上させる
ことができる。
【0009】更に好ましくは、複合中空糸膜として、多
孔質層の孔径が0.01〜1μmである複合中空糸膜を
用いると、非多孔質層がインクによって濡れにくくな
り、インクによる非多孔質層の劣化が低減されるととも
に、脱気を行う際の気体の透過量を向上させることがで
きる。
【0010】本発明のインク脱気装置は、インク導入口
と、インク導入口に連通した導入接続口と、インク導出
口と、インク導出口に連通した導出接続口と、気体排気
口とが設けられた缶体と、気体透過性を有し、内径が5
0〜500μm、膜厚が10〜150μmである中空糸
膜の両端が開口状態を保ちながら固定部材により固定さ
れた中空糸膜モジュールとからなり、固定部材を導入接
続口及び導出接続口に接続したことをその要旨とするも
のである。
【0011】また、中空糸膜モジュールが複数個の中空
糸膜モジュールからなり、モジュール間でインク合流室
を形成するように連結された中空糸膜モジュールである
インク脱気装置は、インク中の溶存ガス濃度が、インク
合流室で一旦均一化された後に次の中空糸膜モジュール
に送液されるので、脱気効率の高いインク脱気装置とす
ることができる。
【0012】好ましくは、中空糸膜として、非多孔質層
の両面に多孔質層を配した三層構造を有する複合中空糸
膜を用いると、インクのリークが少なく、かつ高い脱気
効率で溶存気体を脱気可能なインク脱気装置とすること
ができる。
【0013】複合中空糸膜として、非多孔質層の厚みが
0.3〜2μmであり、多孔質層の厚みがそれぞれ5〜
100μmである複合中空糸膜を用いると、機械的強度
が高く、気体の透過量の高いインク脱気装置とすること
ができ好ましい。
【0014】更に好ましくは、複合中空糸膜として、多
孔質層の孔径が0.01〜1μmである複合中空糸膜を
用いると、非多孔質層がインクによって濡れにくくイン
クによる非多孔質層の劣化が低減されるとともに、気体
の透過量の高いインク脱気装置とすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に従い本発明を更に詳
細に説明する。図1は、本発明のインク脱気装置の一例
を示す断面模式図である。中空糸膜モジュールが、缶体
容器6及びその上下に配設された缶体キャップ7とから
なる缶体内に収納されており、缶体容器6と、缶体キャ
ップ7とは、ガスケット8により気密に接続される。
【0016】図2は、中空糸膜モジュールの構造を示す
断面模式図である。壁面に多数の孔あるいは空隙を有す
る円筒多孔ケース1の中に、その内径が50〜500μ
m、膜厚が10〜150μmであって気体透過性を有す
る中空糸膜2が多数本収納されており、中空糸膜2は円
筒多孔ケース1の両端部で中空糸膜の端部がそれぞれ開
口するように固定部材3で集束、固定されている。ま
た、円筒多孔ケース1の端部外周部の2カ所に接続用O
リング4を装着している。
【0017】円筒多孔ケース1の材質は、適度な機械的
強度を有するとともに、インクに対して耐久性を有する
ものが良く、例えば硬質ポリ塩化ビニル樹脂、ポリカー
ボネート、ポリスルフォン系樹脂、ポリプロピレン等の
ポリオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、ABS樹脂、
変性PPO樹脂等を用いることができる。
【0018】中空糸膜2は、気体透過性を有し、内径が
50〜500μm、膜厚が10〜150μmの範囲内に
ある。内径及び膜厚がこの様な範囲内にある中空糸膜を
用いることにより、中空糸膜モジュール内の圧力損失が
低く、更に中空糸膜の振動等が起こっても、中空糸膜が
破損することなくインクの脱気処理を行うことができ
る。この様な中空糸膜としては、多孔質の中空糸膜或い
は非多孔質の均質層からなる中空糸膜を用いることがで
きる。好ましくは、気体透過性の非多孔質層の両面に、
多孔質層が配された三層構造を有する複合中空糸膜を用
いると、インクのリークが無く、かつ溶存気体の除去効
率に優れた、インクの脱気を行うことができる。
【0019】この様な複合中空糸膜の非多孔質層を構成
するポリマー素材としては、ガス透過性の優れたシリコ
ンゴム系ポリマーを始めとして、ポリジメチルシロキサ
ン、シリコンとポリカーボネートの共重合体等のシリコ
ンゴム系ポリマー、ポリ4−メチルペンテン−1、低密
度ポリエチレン等のポリオレフィン系ポリマー、パーフ
ルオロアルキル系ポリマー等のフッ素含有ポリマー、エ
チルセルロース等セルロース系ポリマー、ポリフェニレ
ンオキサイド、ポリ4−ビニルピリジン、ウレタン系ポ
リマー及びこれらポリマー素材の共重合体あるいはブレ
ンドポリマー等を用いることができる。
【0020】また、多孔質層を構成するポリマー素材と
しては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ3−メチ
ルブテン−1、ポリ4−メチルペンテン−1等のポリオ
レフィン系ポリマー、ポリフッ化ビニリデン、ポリテト
ラフルオロエチレン等のフッ素系ポリマー、ポリスチレ
ン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルケトン
等のポリマーを用いることができる。
【0021】非多孔質層を構成するポリマー素材と、多
孔質層を構成するポリマー素材との組み合わせについて
は特に限定されず、異種のポリマーはもちろん、同種の
ポリマーであっても構わない。
【0022】複合中空糸膜として、非多孔質層の厚みが
0.3〜2μm、多孔質層の厚みがそれぞれ5〜100
μmの範囲内にある複合中空糸膜を用いると、機械的強
度が高く、破損等が発生しにくくなるとともに、気体の
透過量が向上するため好ましい。更に好ましくは、複合
中空糸膜として、多孔質層の孔径が0.01〜1μmで
ある複合中空糸膜を用いると、非多孔質層が濡れにく
く、インクによる非多孔質層の劣化が低減されるととも
に、気体の透過量が高くなり好ましい。
【0023】このような三層構造を有する複合中空糸膜
は、例えば多重円筒型の複合紡糸ノズルを用いて均質層
を形成するポリマーと多孔質層を形成するポリマーと溶
融紡糸し、次いで均質層を多孔質化することなく多孔質
層となる部分だけを多孔質化する条件で延伸する方法に
より製造することができる。
【0024】固定部材3は、多数の中空糸膜の両端を開
口状態を保ったまま固定するとともに、インク流路側と
排気される気体流路側を気密に仕切る部材として機能す
る。固定部材3には、エポキシ樹脂、不飽和エポキシ樹
脂、ポリウレタン樹脂等の液状樹脂を硬化させたもの
や、ポリオレフィン等を溶融、冷却固化させたものを用
いることができる。
【0025】中空糸膜モジュールの形状は、中空糸膜の
束の両端が固定部材で集束、固定されてなり、ドレンが
容易に除去できる構造であれば特に限定されないが、円
筒多孔ケースに収納された形態を有するものは、中空糸
膜モジュールの加工時に中空糸膜の損傷を防ぎ、かつ中
空糸膜モジュールを高度な寸法精度で加工することが可
能であることから好ましい。
【0026】中空糸膜モジュールの固定部材の1つは、
上部に設けられた缶体キャップ7においてインク導出口
11に連通して設けられた導出接続口10'に接続され
る。また、他の固定部材は、下部に設けられた缶体キャ
ップ7においてインク導入口9に連通して設けられた導
入接続口10に接続される。
【0027】缶体容器6の上部及び下部に接続された缶
体キャップ7には、真空ポンプ等に接続して缶体内を真
空に減圧するための排気口12が配設されており、缶体
内を減圧することにより、インク中から、中空糸膜を介
して溶存気体が除去される。なお、この排気口は缶体容
器6に配設されていても差し支えない。
【0028】インク導入口9から供給されたインクは、
導入接続口10をへて中空糸膜モジュールに送液され、
中空糸膜の中空部を流れながら、中空糸膜面を通して脱
気処理を受ける。脱気処理を受けたインクは、インク導
出口11から取り出される。
【0029】また、下部に配設された缶体キャップ7に
は凝縮液を適宜缶体外へ除去するためのコック14を付
設したドレン抜き口13が配設されており、インクから
中空糸膜を介して揮発した水蒸気等が凝縮したドレン液
を缶体外へ簡易に排出することができる。
【0030】図3は、本発明のインク脱気装置の他の一
例を示す断面模式図である。本形態例においては、複数
個の中空糸膜モジュールが連結した中空糸膜モジュール
が配設されており、中空糸膜モジュールの開放された固
定部材の1つが、インク導入口9に連通した導入接続口
10に配設されるとともに、開放された他の固定部材
が、インク導出口11に連通した導出接続口10'に接
続される。
【0031】図4は、中空糸膜モジュールの接続部分を
示す断面模式図である。中空糸膜モジュールは、連結材
5により、多段に連結されており、連結部においてイン
ク合流室15が形成される。連結材5は、機械的強度及
びインクに対する耐久性を有するものであれば良く、例
えば硬質ポリ塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート、ポリ
スルフォン系樹脂、ポリプロピレン等のポリオレフィン
系樹脂、アクリル系樹脂、ABS樹脂、変性PPO樹脂
等や、ステンレス等の金属製のものも適している。
【0032】インク導入口9から供給されたインクは、
缶体内の中空糸膜モジュールにおいて中空糸膜の中空部
を流れながら、中空糸膜面を通して脱気処理を受ける。
一つの中空糸膜モジュールの中空糸膜内を通過したイン
クは、中空糸膜モジュール間に形成されるインク合流室
15内で一旦合流するため、インク中の溶存ガス濃度が
均一化された後、次の中空糸膜モジュールに送液され
る。そのため、インク合流室を有さない中空糸膜モジュ
ールを使用した場合に較べ、膜面積当たりの除去効率が
向上し、高いインク処理量でインク内の溶存ガスの除去
を行うことができる。
【0033】また、中空糸膜モジュールは、接続材5で
接続されているので容易に取付及び取り外しを行うこと
ができるので簡易に交換が可能である。また、缶体の長
さ応じて、モジュールの長さや接続材の数を変えること
により、容易に最適な設計を行うことができる。また、
複数個の中空糸膜モジュールを接続する場合には、図3
の様な直列方向の接続だけでなく、複数個の導入接続口
及び導出接続口を設けて、中空糸膜モジュールを並列に
接続することもできる。
【0034】
【発明の効果】本発明のインクの脱気方法及び脱気装置
によれば、気体透過性を有し、内径が50〜500μ
m、膜厚が10〜150μmである中空糸膜内にインク
を通液し、中空糸間膜の外表面側を減圧することによ
り、インク中の溶存気体を除去するので、低い圧力損失
でインクの脱気を行うことができるとともに、圧力の変
化が生じた際においても、中空糸膜が破損することがな
く、安定したインクの脱気を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のインク脱気装置の一例を示す
縦断模式図である。
【図2】図2は、本発明のインク脱気装置に用いる中空
糸膜モジュールの一例を示す断面模式図である。
【図3】図3は、本発明のインク脱気装置の他の一例を
示す縦断模式図である。
【図4】図4は、本発明のインク脱気装置に用いる中空
糸膜モジュールの一例を示す断面模式図である。
【符号の説明】
1 円筒多孔ケース 2 中空糸膜 3 固定部材 4 Oリング 5 連結材 6 缶体容器 7 缶体キャップ 8 ガスケット 9 インク導入口 10 導入接続口 10' 導出接続口 11 インク導出口 12 排気口 13 ドレン抜き口 14 コック 15 インク合流室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 誠 東京都中央区京橋二丁目3番19号 三菱レ イヨン株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体透過性を有し、内径が50〜500
    μm、膜厚が10〜150μmである中空糸膜内にイン
    クを通液し、中空糸膜の外表面側を減圧することによ
    り、インク中の溶存気体を除去することを特徴とするイ
    ンクの脱気方法。
  2. 【請求項2】 中空糸膜内を通過したインクを一旦合流
    させた後、他の中空糸膜内に通液することを特徴とする
    請求項1記載のインクの脱気方法。
  3. 【請求項3】 中空糸膜が、非多孔質層の両面に多孔質
    層が配された三層構造を有する複合中空糸膜であること
    特徴とする請求項1または2記載のインクの脱気方法。
  4. 【請求項4】 非多孔質層の厚みが0.3〜2μmであ
    り、多孔質層の厚みがそれぞれ5〜100μmである複
    合中空糸膜を用いることを特徴とする請求項3記載のイ
    ンクの脱気方法。
  5. 【請求項5】 多孔質層の孔径が0.01〜1μmであ
    る複合中空糸膜を用いることを特徴とする請求項4記載
    のインクの脱気方法。
  6. 【請求項6】 インク導入口と、インク導入口に連通し
    た導入接続口と、インク導出口と、インク導出口に連通
    した導出接続口と、気体排気口とが設けられた缶体と、
    気体透過性を有し、内径が50〜500μm、膜厚が1
    0〜150μmである中空糸膜の両端が開口状態を保ち
    ながら固定部材により固定された中空糸膜モジュールと
    からなり、固定部材を導入接続口及び導出接続口に接続
    したことを特徴とするインク脱気装置。
  7. 【請求項7】 中空糸膜モジュールが複数個の中空糸膜
    モジュールからなり、モジュール間でインク合流室を形
    成するように連結された中空糸膜モジュールであること
    を特徴とする請求項6記載のインク脱気装置。
  8. 【請求項8】 中空糸膜が、非多孔質層の両面に多孔質
    層が配された三層構造を有する複合中空糸膜であること
    を特徴とする請求項6または7記載のインク脱気装置。
  9. 【請求項9】 非多孔質層の厚みが0.3〜2μmであ
    り、多孔質層の厚みがそれぞれ5〜100μmである複
    合中空糸膜を用いることを特徴とする請求項8記載のイ
    ンク脱気装置。
  10. 【請求項10】 多孔質層の孔径が0.01〜1μmで
    ある複合中空糸膜を用いることを特徴とする請求項9記
    載のインク脱気装置。
JP11256197A 1997-04-30 1997-04-30 インクの脱気方法及びインク脱気装置 Pending JPH10298470A (ja)

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JP11256197A JPH10298470A (ja) 1997-04-30 1997-04-30 インクの脱気方法及びインク脱気装置
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