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JPH10292425A - バックホー - Google Patents

バックホー

Info

Publication number
JPH10292425A
JPH10292425A JP10357997A JP10357997A JPH10292425A JP H10292425 A JPH10292425 A JP H10292425A JP 10357997 A JP10357997 A JP 10357997A JP 10357997 A JP10357997 A JP 10357997A JP H10292425 A JPH10292425 A JP H10292425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control valve
traveling
swing
spool
lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10357997A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Kobayashi
昌彦 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP10357997A priority Critical patent/JPH10292425A/ja
Publication of JPH10292425A publication Critical patent/JPH10292425A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種油圧機器を制御する制御バルブを連結固
定してなるコントロールバルブの構成及び配置を考慮
し、走行用操作レバーと走行用制御バルブとを連動連結
するリンク機構を簡素化することを考慮したバックホー
を提供する。 【解決手段】 旋回台6上の運転席の前方に、前後に揺
動操作されると共に、走行用油圧モータを制御する走行
用制御バルブB3,B5とリンク機構を介して連動連結
された走行用操作レバー23L,23Rを備え、旋回台
6内に、各種油圧機器を制御する制御バルブB1〜9を
スプールS1〜9の操作方向に直交する方向に設けてな
るコントロールバルブ32を備えたものにおいて、コン
トロールバルブ32を、走行用制御バルブB3,B5を
含む第1コントロールバルブ32Aと第2コントロール
バルブ32Bとに分割し、第1コントロールバルブ32
Aを、走行用操作レバー23L,23Rの側方側で且つ
スプールの操作方向が前後方向となるように配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バックホーに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、バックホーとして、走行装置上に
旋回台が上下軸廻りに旋回自在に設けられ、この旋回台
の前部に、揺動ブラケットが左右揺動自在に支持され、
この揺動ブラケットにブームが揺動自在に支持され、ブ
ームの先端側にはアームが揺動自在に支持され、アーム
の先端側にはバケットが揺動自在に支持され、走行装置
の前部にはドーザが設けられており、これら揺動ブラケ
ット、ブーム、アーム、バケット、ドーザは油圧シリン
ダによって揺動動作される。また、走行装置はゴムクロ
ーラ型式の左右一対の走行体からなり、これら走行体及
び前記旋回台は油圧モータによって駆動される。さら
に、バケットの代わりに取り付けられる油圧ブレーカ等
の油圧アタッチメントを駆動させるべく、油圧取出部が
設けられている。
【0003】前記揺動ブラケット、ブーム、アーム、バ
ケット、ドーザ用の油圧シリンダ、走行体及び旋回台用
の油圧モータ、油圧アタッチメントを制御する制御バル
ブは、直動スプール形切換バルブが採用され、これら制
御バルブはスプールの摺動方向に直交する方向に重合連
結されて一体のコントロールバルブが構成されており、
このコントロールバルブは、小型のバックホーにあって
は、スペース的な関係から、旋回台内の左側前部に、各
制御バルブの配置方向が前後方向となるように設けられ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のものにあっ
ては、左右の走行体の油圧モータを操作する左右の走行
操作レバーは運転席の前方に前後揺動自在に設けられ、
走行操作レバーを前後に揺動操作することによって、油
圧モータが駆動操作されるようになっているが、コント
ロールバルブは各制御バルブの配置方向が前後方向とな
るように設けられていて、制御バルブのスプールは左右
方向に摺動操作されるようになっており、走行用制御バ
ルブのスプールと走行操作レバーとを連動連結するリン
ク機構が複雑なものとなっている。
【0005】そこで、コントロールバルブを各制御バル
ブの配置方向が左右方向となるように配置することによ
って、走行操作レバーの揺動方向に、走行用制御バルブ
のスプールの摺動操作方向を合わせて、リンク機構の簡
素化を図りたいという要望がある、しかしながら、小型
のバックホーでは、旋回台内部は、揺動ブラケットを支
持するための強度部材が前後方向に配設されていると共
に、旋回台内の中央部分には、旋回モータやスイベルジ
ョイントが配置されていることから、コントロールバル
ブを各制御バルブの配置方向が左右方向となるように配
置するのは困難である。
【0006】本発明は、前記問題点に鑑みて、走行用操
作レバーと走行用制御バルブとを連動連結するリンク機
構を簡素化することを考慮したバックホーを提供するこ
とを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明が前記目的を達成
するために講じた技術的手段は、走行装置上に旋回自在
に支持された旋回台を備え、この旋回台上に設けられた
運転席の前方に、前後に揺動操作されると共に、走行用
油圧モータを制御する制御バルブとリンク機構を介して
連動連結された走行用操作レバーを備え、前記旋回台内
に、各種油圧機器を制御する走行用制御バルブをスプー
ルの操作方向に直交する方向に設けてなるコントロール
バルブを備えたバックホーにおいて、前記コントロール
バルブは、走行用制御バルブを含む第1コントロールバ
ルブと第2コントロールバルブとに分割され、第1コン
トロールバルブは、走行用操作レバーの側方側で且つス
プールの操作方向が前後方向となるように配置されてい
ることを特徴とする。
【0008】また、運転席の側方に、左右方向に揺動操
作されると共に、旋回台の旋回用油圧モータを制御する
制御バルブを操作する旋回用操作レバーが設けられ、第
2コントロールバルブは旋回用制御バルブを含むと共
に、スプールの操作方向が左右方向となるように配置す
るのがよい。
【0009】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図3、図4及び図5は小型のバックホー
1の全体構成を示し、該バックホー1は上部の旋回体2
と、下部の走行装置3とから主構成されている。走行装
置3は、ゴムクローラ型式の走行体4を左右一対備える
と共に、この左右走行体4をフレームに連結してなり、
左右各走行体4の履帯は油圧モータM1によって正逆に
駆動されて循環回走されるようになっている。また、走
行装置3のフレームの前部にはドーザ5が上下揺動自在
に設けられており、このドーザ5は、該ドーザ5と走行
装置3のフレームとの間に介装された油圧シリンダによ
って上下揺動されるよう構成されている。
【0010】旋回体2は、走行装置3に支持された旋回
台6、旋回台6前部に支持された掘削装置7、旋回台6
上に備えられた運転席8及び4ポストキャノピ9によっ
て主構成されている。旋回台6は、底部を構成するベー
ス部材10上に、前後方向に配設されていて後方に向か
うにしたがって左右方向の間隔が大とされた左右一対の
主枠材11及び補強部材,各種機器の取付部材を固定す
ると共に、上面,左右側面及び前面を樹脂板又は鋼板か
らなるカバー体で被覆して主構成されていて、内部が中
空状に構成されている。
【0011】旋回台6の後部には、エンジンルームの隔
壁となる隔壁体12が立設されると共に、重量バランス
を図るためのウェイトが備えられ、隔壁体12の後方側
には、エンジン,ラジエータ,油圧ポンプ,エアクリー
ナ,作動油タンク,燃料タンク等がベース部材10上の
取付部材に取り付けられ、隔壁体12には、エンジン等
の後方を覆うボンネット13が開閉自在に取り付けられ
ると共に、エンジン等の左右両側を覆うカバー体14が
取付固定されている。
【0012】ベース部材10には軸受のアウタレースが
固定され、走行装置3のフレームには軸受のインナレー
スが固定されていて、ベース部材10が上下方向の軸心
廻りに旋回自在に支持されており、また、ベース部材1
0上の中心側には、ベース部材10を支持する軸受のイ
ンナレース内周側に設けた内歯ギヤに咬合する駆動ギヤ
を駆動する油圧モータM2が固定されていて、この油圧
モータM2により旋回台6が旋回可能とされている。
【0013】旋回台6の左右主枠材11の前端側には、
支持ブラケット15が固定され、この支持ブラケット1
5に揺動ブラケット16が上下方向の軸心廻りに左右揺
動自在に支持され、この揺動ブラケット16は、該揺動
ブラケット16と右側主枠材後部との間に介装された油
圧シリンダによって左右に揺動されるよう構成されてい
る。
【0014】掘削装置7はブーム17とアーム18とバ
ケット19とを備えて主構成されており、ブーム17は
揺動ブラケット16に左右方向の軸心廻りに揺動自在に
支持され、アーム18はブーム17の先端側に左右方向
の軸心廻りに揺動自在に支持され、バケット19はアー
ム18の先端側に枢軸及びリンク機構を介して左右方向
の軸心廻りに揺動自在に支持されている。
【0015】そして、ブーム17は、揺動ブラケット1
6とブーム17の中途部との間に介装されたブームシリ
ンダ20の伸縮によって揺動され、アーム18は、ブー
ム17の中途部とアーム18との間に介装されたアーム
シリンダ21の伸縮によって揺動され、バケット19
は、アーム18とリンク機構との間に介装されたバケッ
トシリンダ22によって揺動され、ブームシリンダ2
0、アームシリンダ21及びバケットシリンダ22は油
圧シリンダによって構成されている。
【0016】また、旋回台6の前面又はアーム18の先
端側には、バケット19の代わりに取り付けられる油圧
アタッチメント等を作動させるための油圧取出部が設け
られている。運転席8は、旋回台6の後部の隔壁体12
の前方の左右方向中央部に設けられ、運転席8の前方に
は左右走行体4を別々に操作する左右一対の走行用操作
レバー23L,23Rが配置され、運転席15の左右両
側には操作台24L,24Rが配置されている。
【0017】右側の操作台24Rには、ブームシリンダ
20及びバケットシリンダ22を操作するバケット・ブ
ーム用操作レバー25と、ドーザ5を操作するドーザ用
操作レバー26と、バケット・ブーム用操作レバー25
をロックするロックレバー27とが設けられている。一
方、左側の操作台24Lには、油圧モータM2及びアー
ムシリンダ21を操作する旋回・アーム用操作レバー2
8と、この旋回・アーム用操作レバー28をロックする
ロックレバー29とが設けられている。
【0018】また、走行用操作レバー23L,23Rの
右側には、油圧アタッチメント等を操作するSP操作ペ
ダル30が設けられ、走行用操作レバー23L,23R
の左側には、揺動ブラケット16を揺動させる油圧シリ
ンダを操作するスイング用操作ペダル31が設けられて
いる。図1及び図2に示すように、旋回台6内には、前
記各種油圧機器を制御するコントロールバルブ32が設
けられている。このコントロールバルブ32は第1コン
トロールバルブ32Aと、第2コントロールバルブ32
Bとに分割され、それぞれ各油圧機器を制御する直動ス
プール形切換バルブからなる制御バルブB1〜9がスプ
ールS1〜9の操作(摺動)方向に直交する方向に連結
固定されてなる。
【0019】第1コントロールバルブ32Aは、旋回台
6の前部左側に、スプールS1〜6の操作方向が前後方
向となるように配置されており、右から順に、ブームシ
リンダ20を制御するブーム用制御バルブB1、バケッ
トシリンダ22を制御するバケット用制御バルブB2、
右側走行体4の油圧モータM1を制御する右側走行用制
御バルブB3、油圧アタッチメントを制御するSP制御
バルブB4、左側走行体4の油圧モータM1を制御する
左側走行用制御バルブB5、アームシリンダ21を制御
するアーム用制御バルブB6が連結固定されてなり、ベ
ース部材10に固定された取付台46に固定されてい
る。ブーム用制御バルブB1、バケット用制御バルブB
2、アーム用制御バルブB6のスプールS1,S2,S
6は後方に突出状とされ、右側走行用制御バルブB3、
SP制御バルブB4、左側走行用制御バルブB5のスプ
ールS3,S4,S5は後方に突出状とされている。ま
た、左右走行用操作レバー23L,23R、SP操作ペ
ダル30及びスイング用操作ペダル31は、前後方向に
関して第1コントロールバルブ32Aよりも前方側に配
置されている。
【0020】第2コントロールバルブ32Bは、旋回台
6の後部略中央側の運転席8の下方に、スプールS7〜
9の操作方向が左右方向となるように配置されており、
前から順に、揺動ブラケット16を揺動する油圧シリン
ダを制御するスイング用制御バルブB7、油圧モータM
2を制御する旋回用制御バルブB8、ドーザ5を揺動す
る油圧シリンダを制御するドーザ用制御バルブB9が連
結固定されてなり、ベース部材10に固定された取付台
47上に固定されている。各制御バルブB7,B8,B
9のスプールS7,S8,S9は左方に突出状とされて
いる。
【0021】図6乃至図8に示すように、左右走行用操
作レバー23L,23Rと、左右走行用制御バルブB
3,B5とはリンク機構33,34を介して連動連結さ
れている。右側走行用操作レバー23Rと、右側走行用
制御バルブB3とを連動連結するリンク機構33は、左
方に延設された右側走行用操作レバー23Rの下部に固
定された筒体35と、この筒体35を支持する支軸36
と、筒体35の下部側に下方突出状に固定されたリンク
37と、前端側が前記リンク37の下端側に枢軸38に
よって左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着されると共
に後端側が右側走行用制御バルブB3のスプールS3に
左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着されたリンク39
とから構成されている。前記支軸36は、取付台46上
に固定された左右一対の支持板40間に固定され、筒体
35は支軸36の右側に左右方向に軸心廻りに回動自在
に外嵌されている。
【0022】また、左側走行用操作レバー23Lと、左
側走行用制御バルブB5とを連動連結するリンク機構3
4は、左側走行用操作レバー23Lの下部に左方突出状
に固定された連動リンク41と、この連動リンク41の
左端側に固定された筒体42と、この筒体42を支持す
る支軸36と、筒体42の下部側に下方突出状に固定さ
れたリンク43と、前端側が前記リンク43の下端側に
枢軸44によって左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着
されると共に後端側が左側走行用制御バルブB5のスプ
ールS5に左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着された
リンク45とから構成されている。前記筒体42は支軸
36の左側に左右方向に軸心廻りに回動自在に外嵌され
ている。
【0023】したがって、左右走行用操作レバー23
L,23Rは左右方向の軸心廻りに前後揺動操作自在に
支持され、該操作レバー23L,23Rを前方に倒す
と、リンク機構33,34を介してスプールS3,S5
が押し込まれて走行体4が前進し、後方に倒すと、リン
ク機構33,34を介してスプールS3,S5が引き出
されて走行体4が後進するようになっている。
【0024】SP操作ペダル30の下面側には、揺動ア
ーム48が下方突出状に固定され、この揺動アーム48
は、旋回台6上面側に固定された支持台49に固定の前
後方向の筒体50に相対回動自在に内嵌支持された支軸
51を介して前後方向の軸心廻りに左右揺動自在に支持
されている。このSP操作ペダル30と、SP制御バル
ブB4とはリンク機構52によって連動連結されてい
る。このリンク機構52は、揺動アーム48の下端側に
球継手を介して枢着されると共に左方に延設された連動
ロッド53と、この連動ロッド53の左端側に球継手を
介して枢着された揺動レバー54と、この揺動レバー5
4の前下部に固定されていて前記取付台46に上方突出
状に固定された支軸55に上下方向の軸心廻りに回動自
在に外嵌された筒体56と、この筒体56に左方突出状
に固定されたリンク57と、このリンク57に上下方向
の軸心廻りに回動自在に枢着されると共にSP制御バル
ブB4のスプールS4に上下方向の軸心廻りに回動自在
に枢着されたリンク58とから構成されていて、リンク
機構52の簡素化が図られている。
【0025】したがって、SP操作ペダル30を右側に
揺動させると、リンク機構52を介してスプールS4が
引き出されて、例えば油圧アタッチメントの油圧モータ
が正転し、SP操作ペダル30を左側に揺動させると、
スプールS4が押し込まれて、油圧アタッチメントの油
圧モータが逆転するようになっている。バケット・ブー
ム用操作レバー25は、右側の操作台24Rの支持部材
59に支持機構60を介して前後方向に揺動自在で且つ
左右方向に揺動自在に支持されており、この支持機構6
0と、ブーム用制御バルブB1スプールS1及びバケッ
ト用制御バルブB2のスプールS2とはプッシュプルケ
ーブルからなるブーム用ケーブル61及びバケット用ケ
ーブル62によって連動連結されている。
【0026】そして、バケット・ブーム用操作レバー2
5を前側に揺動させると、ブーム17が上方に揺動し、
バケット・ブーム用操作レバー25を後側に揺動させる
と、ブーム17が下方に揺動し、また、バケット・ブー
ム用操作レバー25を右側に揺動させると、バケット1
9がダンプ動作し、バケット・ブーム用操作レバー25
を左側に揺動させると、バケット19がかき動作(スク
イ動作)するようになっている。
【0027】旋回・アーム用操作レバー28は、図9に
示すように、左側の操作台24Lの支持部材63に支持
機構64を介して前後方向に揺動自在で且つ左右方向に
揺動自在に支持されており、この支持機構64と、旋回
用制御バルブB8のスプールS8及びアーム用制御バル
ブB6のスプールS6とはプッシュプルケーブルからな
る旋回用ケーブル65及びアーム用ケーブル66によっ
て連動連結されている。
【0028】そして、旋回・アーム用操作レバー28を
前側に揺動させると、アーム18がダンプ動作(前側に
揺動)し、旋回・アーム用操作レバー28を後側に揺動
させると、アーム18がかき動作(後側に揺動)し、ま
た、旋回・アーム用操作レバー28を右側に揺動させる
と、旋回台6が右方向に旋回し、旋回・アーム用操作レ
バー28を左側に揺動させると、旋回台6が左方向に旋
回するようになっている。
【0029】図10〜図13に示すように、スイング用
操作ペダル31の下面側には、揺動アーム67が下方突
出状に固定され、この揺動アーム67は、旋回台6上面
側に固定された支持台68に固定の前後方向の筒体69
に相対回動自在に内嵌支持された支軸70を介して前後
方向の軸心廻りに左右揺動自在に支持されている。この
スイング用操作ペダル31と、スイング用制御バルブB
4とはリンク機構71によって連動連結されている。こ
のリンク機構71は、揺動アーム67の下端側に球継手
を介して枢着されると共に右方に延設された連動ロッド
72と、この連動ロッド72の右端側に球継手を介して
枢着され且つ前記取付台46に固定の支軸74に上下方
向の軸心廻りに回動自在に外嵌された筒体75に固定さ
れた揺動レバー73と、この揺動レバー73に左方突出
状に固定されたアーム76と、このアーム76に球継手
を介して枢着されて後方に延設された連動ロッド77
と、この連動ロッド77の後端側に球継手を介して枢着
され且つ前記取付台47に固定の支軸78に上下方向の
軸心廻りに回動自在に外嵌された筒体79に固定された
連動レバー80と、前記筒体79に後方突出状に固定さ
れたアーム81と、このアーム81に上下方向の軸心廻
りに回動自在に枢着され且つスイング用制御バルブB7
のスプールS7に上下方向の軸心廻りに回動自在に枢着
されたリンク82とから構成されている。
【0030】したがって、スイング用操作ペダル31を
右側に揺動させると、リンク機構71を介してスプール
S7が押し込まれて、揺動ブラケット16が右方に揺動
し、スイング用操作ペダル31を左側に揺動させると、
スプールS7が引き出されて、揺動ブラケット16が左
方に揺動するよう構成されている。ドーザ用操作レバー
26は、該レバー26の下端のボス部26aが右側の操
作台24に左右方向の軸心廻りに回動自在に支持されて
前後揺動可能とされ、このドーザ用操作レバー26とド
ーザ用制御バルブB9とは、プッシュプルケーブルから
なるドーザ用ケーブル83及びリンク機構84を介して
連動連結されている。
【0031】リンク機構84は、取付台47に固定の支
持板85に固定された支軸86に前後方向の軸心廻りに
回動自在に外嵌された筒体87と、この筒体87前部に
下方突出状に固定されたアーム88と、このアームに前
後方向の軸心割りに回動自在に枢着され且つスプールS
9に前後方向の軸心廻りに回動自在に枢着されたリンク
89と、前記筒体87後部に上方突出状に固定されたア
ーム90とから構成され、ドーザ用ケーブル83の一端
側は、前記ボス部26aに下方突出状に固定されたアー
ム91に球継手を介して枢着され、端側は、リンク機構
84のアーム90に球継手を介して枢着されている。
【0032】そして、ドーザ用操作レバー26を前側に
揺動させると、ドーザ用ケーブル83及びリンク機構8
4を介してスプールS9が押し込まれ、ドーザ5を下方
に揺動させ、ドーザ用操作レバー26を後側に揺動させ
ると、ドーザ用ケーブル83及びリンク機構84を介し
てスプールS9が引き出され、ドーザ5を上方に揺動さ
せるように構成されている。
【0033】前記左右の操作台24は後部が左右方向の
軸心廻りに回動自在に支持されていて、乗降時に邪魔に
ならないように後側に起立させることができるようにな
っており、その際に操作レバー25,28が動かないよ
うにロックするためのものであり、右側のロックレバー
27は、図14に示すように、下端側が右側の操作台2
4に左右方向の軸心廻りに回動自在に支持されて前後揺
動自在とされている。
【0034】このロックレバー27下端のボス部27a
には、アーム93が固定され、このアーム93にはリン
ク94の前端部がピン95を介して左右方向の軸心廻り
に回動自在に枢着され、このリンク94の後端部には、
操作台24に支軸96を介して左右方向の軸心廻りに回
動自在に支持されたリンク97がピン98を介して左右
方向の軸心廻りに回動自在に枢着されている。前記ピン
98と、支軸96の下方側に設けられたピン99とに亘
って引張りバネ100が介装されている。
【0035】一方、ロックレバー27下端のボス部27
aの下方側には、操作台24に支軸101を介して左右
方向の軸心廻りに回動自在に支持された筒体102が設
けられ、この筒体102には、第1レバー103と第2
レバー104とが固定され、第1レバーには長手方向の
長孔105が形成され、この長孔105に前記ピン95
が挿通されている。第2レバー104には左右方向のピ
ン106が設けられ、このピン106は、ブロック体1
08に形成した長孔109に挿通され、ブロック体10
8にはバケット・ブーム用操作レバー25の取付台11
1に形成した係合孔112に挿脱自在に挿入されるロッ
クロッド110の下端側が固定され、このロックロッド
110はガイド筒113によって長手方向に案内される
よう構成されている。
【0036】前記構成のものにあっては、ロックレバー
27が図14の実線で示す位置では、ロックロッド11
0が係合孔112から抜脱されていると共に、引張りバ
ネ100の付勢力によってリンク94が後方に引かれて
ロックレバー27が矢示A方向に付勢されている。この
状態からロックレバー27を後方に揺動させて仮想線で
示す位置に引動すると、アーム93によって第1レバー
103が前方側に揺動されると共に第2レバー104が
上方側に揺動され、ロックロッド110が上方に押し上
げられて係合孔112に挿入され、これによって、バケ
ット・ブーム用操作レバー25の揺動操作が不能とな
る。
【0037】このとき、リンク94は前方側に移動され
て、引張りバネ100の付勢方向が切り換わり、リンク
94が前方に押されてロックレバー27が矢示B方向に
付勢されるように構成されている。4ポストキャノピ9
は、図3、図4、図5及び図15に示すように、前支柱
114と後支柱115と連結材116とが、一本のパイ
プ材で一体形成されたポスト117を左右一対備え、左
右のポスト117は、前支柱114下端に固定の取付板
118、前側のテスリ119、前上部の連結パイプ12
0A、後上部の連結パイプ120B及び後支柱115下
端に固定の取付台121によって相互に連結されてい
る。
【0038】取付板118は旋回台6の上面前端側にボ
ルトによって固定され、取付台121は隔壁体12上面
にボルトによって固定されている。また、左右連結材1
16間にはキャノピルーフ122が固定され、左右後支
柱115の下部には、U字状のテスリ123が固定され
ている。なお、この4ポストキャノピ9の代わりに、図
16に示すように、2ポストキャノピ124と、前テス
リ125及び左右一対の側テスリ126が取り付けられ
るよになっている。2ポストキャノピ124の取付台1
27は、4ポストキャノピ9の取付台121のボルト挿
通孔を介してボルト固定され、前テスリ125の取付板
128は、4ポストキャノピ9の取付板118のボルト
挿通孔を介してボルト固定され、側テスリ126の取付
板129は旋回台6上面側部にボルト固定される。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、各種油圧機器を制御す
る制御バルブをスプールの操作方向に直交する方向に設
けてなるコントロールバルブを、走行用操作レバーにリ
ンク機構を介して連動連結される走行用制御バルブを含
む第1コントロールバルブと第2コントロールバルブと
に分割することによって、狭い旋回台内にコントロール
バルブを配置するにあたって、第1コントロールバルブ
を、走行用操作レバーの側方側で且つスプールの操作方
向が前後方向となるように配置することができ、これに
よって、走行用操作レバー揺動方向と、走行用制御バル
ブのスプールの操作方向とを一致させることができ、走
行用操作レバーと走行用制御バルブとを連動連結するリ
ンク機構の簡素化が図れる。
【0040】また、運転席の側方に、左右方向に揺動操
作されると共に、旋回台の旋回用油圧モータを制御する
制御バルブを操作する旋回用操作レバーが設けられ、第
2コントロールバルブは旋回用制御バルブを含むと共
に、スプールの操作方向が左右方向となるように配置さ
れることによって、旋回用操作レバーと旋回用制御バル
ブとを連動連結するケーブル等の連動機構の簡素化が図
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】旋回台の平面断面図である。
【図2】コントロールバルブの配置を示す側面図であ
る。
【図3】バックホーの側面図である。
【図4】バックホーの正面図である。
【図5】バックホーの背面図である。
【図6】操作レバー等と制御バルブとの連動構造を示す
正面断面図である。
【図7】操作レバー等と制御バルブとの連動構造を示す
側面一部断面図である。
【図8】操作レバー等と制御バルブとの連動構造を示す
平面図である。
【図9】操作レバーと制御バルブとの連動構造を示す平
面図である。
【図10】操作レバー等と制御バルブとの連動構造を示
す側面図である。
【図11】操作ペダルと制御バルブとの連動構造を示す
正面図である。
【図12】操作レバー等と制御バルブとの連動構造を示
す平面図である。
【図13】操作レバーと制御バルブとの連動構造の一部
を示す正面図である。
【図14】操作レバーのロック機構を示す側面図であ
る。
【図15】4ポストキャノピの斜視図である。
【図16】2ポストキャノピ及びテスリの分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
3 走行装置 6 旋回台 8 運転席 23L 走行用操作レバー 23R 走行用操作レバー 32 コントロールバルブ 32A 第1コントロールバルブ 32B 第2コントロールバルブ 33 リンク機構 B3 走行用操作レバー B5 走行用操作レバー S3 スプール S5 スプール M1 走行用油圧モータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置上に旋回自在に支持された旋回
    台を備え、この旋回台上に設けられた運転席の前方に、
    前後に揺動操作されると共に、走行用油圧モータを制御
    する走行用制御バルブとリンク機構を介して連動連結さ
    れた走行用操作レバーを備え、前記旋回台内に、各種油
    圧機器を制御する制御バルブをスプールの操作方向に直
    交する方向に設けてなるコントロールバルブを備えたバ
    ックホーにおいて、 前記コントロールバルブは、走行用制御バルブを含む第
    1コントロールバルブと第2コントロールバルブとに分
    割され、第1コントロールバルブは、走行用操作レバー
    の側方側で且つスプールの操作方向が前後方向となるよ
    うに配置されていることを特徴とするバックホー。
  2. 【請求項2】 運転席の側方に、左右方向に揺動操作さ
    れると共に、旋回台の旋回用油圧モータを制御する制御
    バルブを操作する旋回用操作レバーが設けられ、第2コ
    ントロールバルブは旋回用制御バルブを含むと共に、ス
    プールの操作方向が左右方向となるように配置されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のバックホー。
JP10357997A 1997-04-21 1997-04-21 バックホー Pending JPH10292425A (ja)

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