JPH10291583A - 輸送コンテナ - Google Patents
輸送コンテナInfo
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- JPH10291583A JPH10291583A JP9101568A JP10156897A JPH10291583A JP H10291583 A JPH10291583 A JP H10291583A JP 9101568 A JP9101568 A JP 9101568A JP 10156897 A JP10156897 A JP 10156897A JP H10291583 A JPH10291583 A JP H10291583A
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Abstract
積み卸しできかつ簡単な構造で荷崩れなく貨物の投入お
よび排出を行える輸送コンテナを提供する。 【解決手段】 箱形のコンテナ本体10と、コンテナ本
体10の長手方向端面の上部に設けられた貨物投入口1
1と、長手方向端面の下部に設けられた貨物排出口12
と、コンテナ本体10の長手方向に沿った側面に設けら
れた積み卸し口13,14とを有して輸送コンテナ1を
構成する。これにより、積み卸し口13,14を閉塞し
たまま樹脂ペレット等の貨物を貨物投入口11から投入
して貨物排出口12から排出すれば、荷崩れの発生を防
止できるので従来の緊結手段等を省略できるから、輸送
コンテナ1の構造を簡略化できる。
Description
し、詳しくは、樹脂ペレット等のバルク荷、飼料等の粉
粒体等の貨物の輸送に用いる輸送コンテナに関する。
輸送コンテナが用いられている。輸送コンテナは、通
常、略直方体の箱状に形成され、その長手方向端面に貨
物の積み卸しをするための積み卸し口を備えている。こ
のようなコンテナを用いて樹脂ペレット等のバルク荷や
粉粒体等の貨物を輸送する場合には、コンテナ内に直方
体形状の袋体を収納し、この袋体に貨物を充填して輸送
している。袋体への貨物の充填は、通常、積み卸し口の
扉を開放した状態で行われていた。具体的には、コンテ
ナ内に懸吊した袋体を膨らませて、その形状を緊縮手段
等によりコンテナに対応した形状に保持しながら、袋体
の頂面の積み卸し口側の端部に設けた投入口から粉粒体
等を注入していた。また、荷卸しの際には、積み卸し口
の扉を開放して、伸長度規制手段等により袋体の姿勢を
保持しながら袋体の端部を積み卸し口から引き出し、袋
体の底面に設けた排出口から粉粒体等を排出していた
(特開昭63−294387号公報)。
は、積み卸し口の扉を開放した状態で貨物の投入および
排出を行うので、積み卸し口から荷崩れが生じるのを防
ぐために緊結手段や伸長度規制手段等を設けて袋体の形
状を保持しなければならないため、輸送コンテナの構造
が複雑になるという問題があった。また、従来のコンテ
ナでは、その長手方向端面に積み卸し口が設けられてい
るため、定形性を有する貨物、例えば各種荷姿のバラ荷
等を積み卸す場合に、コンテナ内の奥の部分、つまり積
み卸し口と反対側の部分への貨物の積み卸しに手間がか
かっていた。
分に対しても貨物を容易に積み卸しできるとともに、簡
単な構造で荷崩れすることなく貨物の投入および排出を
行える輸送コンテナを提供することにある。
は、略直方体形状の箱形のコンテナ本体と、このコンテ
ナ本体の長手方向端面の上部に設けられた貨物投入口
と、長手方向端面の下部に設けられた貨物排出口と、コ
ンテナ本体の長手方向に沿った側面に設けられた積み卸
し口とを備えたことを特徴とする。
向端面の上部に貨物投入口が設けられているので、樹脂
ペレット等のバルク荷、飼料等の粉粒体等、各種の定形
性を有しない貨物を積み込む場合には、貨物をこの貨物
投入口から投入すれば、積み卸し口を閉塞したままでも
コンテナ本体の上部まで貨物を充填できる。また、コン
テナ本体の長手方向端面の下部に貨物排出口が設けられ
ているので、この貨物排出口から貨物を排出すれば、積
み卸し口を閉塞したままでもコンテナ本体内部の貨物を
排出できる。このように積み卸し口を閉塞した状態で貨
物の投入および排出を行えるため、投入および排出の際
に荷崩れが生じることがなくなる。従って、荷崩れを防
止するための従来の緊結手段等を省略できるから、輸送
コンテナの構造を簡略化できる。
設けられているので、この積み卸し口からバラ荷等の定
形性を有する貨物を積み卸しできるから、定形性を有す
る貨物を積載するコンテナにも兼用できる。さらに、積
み卸し口はコンテナ本体の長手方向に沿った側面に設け
られているので、貨物の積み卸しにあたっても、貨物を
積み卸し口からコンテナ本体内の所定位置まで移動させ
る際の貨物の移動距離を短くできるから、コンテナ本体
内の如何なる部分に対しても貨物を容易に積み卸しでき
る。
の略全面に設けられていることが好ましい。ここで、積
み卸し口は、一つをコンテナ本体の側面の略全面に亘る
大きさに形成してもよく、複数をコンテナ本体の側面の
略全面に並設してもよい。このようにすると、貨物のコ
ンテナ本体内での移動距離を一層短くできるので、貨物
の積み卸し作業を一層容易化できる。また、積み卸し口
を大きく形成した場合には、形状の複雑な貨物や大型の
貨物でも簡単に積み卸しできるうえに、フォークリフト
による荷役を容易化できる。
底面と面一に形成され、コンテナ本体の貨物排出口側の
下角隅部にはスペーサが設置されていることが望まし
い。
体の底面と面一にして段差が生じないようにすると、コ
ンテナ本体を傾けて貨物排出口から貨物を排出する場合
に、コンテナ本体の底面上に堆積した貨物を貨物排出口
から効率よく円滑に排出できるうえに、貨物排出口の底
面とコンテナ本体の底面との境界部分に貨物が溜まるこ
とがないからコンテナ本体内部に残留する貨物を少なく
できる。また、コンテナ本体の貨物排出口側の下角隅部
はスペーサによって覆われるので、排出時に貨物がその
下角隅部に溜まることなく貨物排出口から確実に排出さ
れるから、コンテナ本体内に残留する貨物の量を低減で
きる。
よいが、スペーサは、三角形板状に形成されかつその各
辺縁がそれぞれコンテナ本体の底面、長手方向端面およ
び側面に接するように傾斜配置され、コンテナ本体の底
面に接する辺縁およびコンテナ本体の長手方向端面に接
する辺縁からなる角部は、貨物排出口の開口端に接続さ
れていることが望ましい。
ると、ブロック状にした場合よりも少ない材料で簡単に
スペーサを形成できる。また、コンテナ本体の底面およ
び長手方向端面に各々接する一対の辺縁からなる角部は
貨物排出口の開口端に接続されているため、コンテナ本
体を傾けたときに、コンテナ本体の底面においてスペー
サの角部と貨物排出口との間に隙間、つまり段差が生じ
ることがなくなり、貨物の滞留を防止できる。従って、
コンテナ本体の底面上の貨物をスペーサの表面に沿って
貨物排出口まで確実に導くことができるため、貨物の残
留を一層低減できる。
場合、スペーサは、いずれか一つの辺縁を軸に回動可能
に設けられていることが好ましい。このようなスペーサ
は、その表面がコンテナ本体の底面、長手方向端面およ
び側面のいずれかに当接するまで回動させることによっ
て折り畳むことができるため、バラ荷等の定形性を有す
る貨物を積む場合等にスペーサを折り畳むようにすれ
ば、コンテナ本体内のスペースを下角隅部まで有効利用
できる。
するための袋体を内蔵していてもよい。このようにコン
テナ本体内に袋体を収納すると、樹脂ペレット等のバル
ク荷や粉粒体等の貨物によるコンテナ本体内部の汚染を
防止できるので、コンテナ本体の洗浄の手間を簡略化で
きる。また、種類の異なる貨物を充填する場合には袋体
を取り替えるだけでよいから、貨物の切り替えを簡単か
つ低コストに行える。
直方体形状に形成されるとともに、貨物投入口からコン
テナ本体の外部に突出可能な充填口および貨物排出口か
らコンテナ本体の外部に突出可能な吐出口を備え、充填
口は、袋体の長手方向端面の上部に突出して設けられ、
吐出口は、袋体の長手方向端面に突出して設けられ、か
つその底面が袋体の底面と面一に形成されていることが
望ましい。
な充填口および吐出口を有して袋体を構成することで、
貨物投入口からの貨物の投入および貨物排出口からの貨
物の排出を円滑に行えるうえに、コンテナ本体と袋体と
の間に貨物が漏れるのを防止できる。また、吐出口の底
面を袋体の底面と面一にすることで、コンテナ本体を傾
けて貨物を排出するときに、袋体の底面上に堆積した貨
物を吐出口から効率よく排出できるうえに、吐出口の底
面と袋体の底面との境界部分に貨物が溜まることがない
から袋体内部に残留する貨物を低減できる。
断面形状を有することが好ましく、これによると、吐出
口の底面の幅を大きく確保できるので、貨物の排出を一
層効率よく円滑に行うことができる。
付けられていることが好ましい。このような補強材を設
けると、袋体が補強されるから、貨物の荷重による袋体
の伸びや破損を防止できる。また、補強材を袋体の外側
から取り付けることで、補強材による段差が袋体内部に
形成されるのを回避できるので、コンテナ本体を傾けて
貨物を排出する場合等に、補強材の部分で貨物が溜まる
ことがなくなるから、袋体内部における貨物の残留を防
止できる。
に基づいて説明する。図1および図2には、本実施形態
の輸送コンテナ1が示されている。輸送コンテナ1は、
炭素鋼からなる略直方体形状の箱形のコンテナ本体10
と、このコンテナ本体10の一方の長手方向端面の上部
に設けられた貨物投入口11と、コンテナ本体10の一
方の長手方向端面の下部に設けられた貨物排出口12
と、コンテナ本体10の長手方向に沿った側面に設けら
れた一対の積み卸し口13,14と、コンテナ本体10
に着脱自在に内蔵された袋体15(図1では図示省略)
とを備えている。
それぞれ扉21,22が取り付けられ、これらの貨物投
入口11および貨物排出口12を開閉できるようになっ
ている。この貨物投入口11の頂面11Aは、コンテナ
本体10の天井面10Aと面一になるように形成され、
貨物排出口12の底面12Bは、コンテナ本体10の底
面10Bと面一に形成されている。積み卸し口13,1
4はコンテナ本体10の側面の略全面に亘って形成さ
れ、これらの積み卸し口13,14を開閉するために、
各一組の観音開き式の扉23,24,25,26が取り
付けられている。これらの扉23〜26にはそれぞれ扉
23〜26の回動を規制するためのかんぬき27が着脱
自在に装着され、閉塞状態を維持できるようになってい
る。
物排出口12側の下角隅部10C,10Dにはそれぞれ
スペーサ30が設置され、このスペーサ30によって各
下角隅部10C,10Dが内側から覆われている。スペ
ーサ30は、図4にも示すように、三角形板状に形成さ
れ、その各辺縁31,32,33がそれぞれコンテナ本
体10の底面10B、一方の長手方向端面10Eおよび
側面10Fに接するように傾斜配置されている。コンテ
ナ本体10の底面10Bに接する底面側辺縁31および
コンテナ本体10の一方の長手方向端面10Eに接する
端面側辺縁32からなる角部34は、貨物排出口12の
開口端に接続されている。具体的には、スペーサ30
は、その角部34が貨物排出口12の底面12B側の角
隅部に当接するように設置されている。
を介してコンテナ本体10の長手方向端面10Eに固定
され、スペーサ30を、端面側辺縁32を軸にしてその
表面がコンテナ本体10の長手方向端面10Eに当接す
るまで回動させることで折り畳めるようになっている。
また、スペーサ30の各辺縁31,32,33にはアー
ル加工が施され、袋体15を破損しないようになってい
る。
テナ本体10の内部には、前述した袋体15を係止する
ための複数のフック28が取り付けられている。これら
のフック28は、コンテナ本体10の各上角隅部と、コ
ンテナ本体10の貨物排出口12とは反対側の二つの下
角隅部と、これらの下角隅部の間の隅部と、コンテナ本
体10の底面10Bのスペーサ30近傍(図4参照)
と、貨物投入口11の頂面11Aと、貨物排出口12の
各角隅部とに取り付けられ、これらのフック28に袋体
15の各部を係止することにより、袋体15のずれを防
止できるようになっている。
備えていない貨物、例えば、樹脂ペレット等のバルク
荷、飼料および穀粉等の粉粒体等を充填するためのもの
であり、ポリエチレン等の樹脂を筒状に成形して両端部
をそれぞれ接着等により塞いだ構造を備えている。な
お、袋体15は布により形成してもよい。この袋体15
は、コンテナ本体10の内面に沿う略直方体形状に形成
され、貨物投入口11に接続される充填口16と、貨物
排出口12に接続される吐出口17とを有して構成され
ている。
端面の上部に突設された円筒状の充填部18からなり、
この充填部18はコンテナ本体10の貨物投入口11に
挿通される。充填部18の中間部分には充填口16を開
閉するための開閉紐41が取り付けられている。吐出口
17は、袋体15の一方の長手方向端面の下部に突設さ
れて貨物排出口12に挿通される吐出部19からなる。
この吐出部19は断面半円形の筒状に形成され、面状に
形成された吐出部19の底部、つまり吐出口17の底面
17Bが袋体15の底面15Bと面一になるように取り
付けられている。吐出部19の中間部分には、吐出口1
7を開閉するための開閉紐42が取り付けられている。
部19を囲むように補強材としての補強シート43が外
側から取り付けられ、袋体15の他方の長手方向端面に
は、袋体15の下角隅部を含む隅部に跨る補強材である
補強シート44および帯状補強材45が外側から取り付
けられている。また、袋体15のスペーサ30の底面側
辺縁31が当接される部分にも補強材としての帯状補強
材46が外側から取り付けられている。これらの補強シ
ート43,44および帯状補強材45,46により、貨
物の荷重による袋体15の伸びや破損を防止できるよう
になっている。
ナ本体10内部のフック28に対応した位置に係止ロー
プ47が取り付けられている。この係止ロープ47をフ
ック28に係止して袋体15の各部をコンテナ本体10
内の各部に固定することにより、袋体15を正しい姿勢
で保持できるようになっている。
は、次のような手順で各種貨物の積み卸しを行う。貨物
を輸送コンテナ1に積み込む場合、予め袋体15をコン
テナ本体10内に取り付けておく。すなわち、積み卸し
口13,14の扉23〜26を開放した状態で、コンテ
ナ本体10のスペーサ30を回動させて各辺縁31,3
3をコンテナ本体10の底面10Bおよび側面10Fに
当接させ、コンテナ本体10の下角隅部10C,10D
を覆う。このコンテナ本体10内に袋体15を搬入し、
その係止ロープ47をそれぞれコンテナ本体10の各フ
ック28に係止し、袋体15の吐出部19側の下角隅部
をスペーサ30の表面に沿わせる。また、吐出部19の
開閉紐42を締め付けて吐出口17を閉塞しておき、充
填部18を貨物投入口11に挿通してその開閉紐41を
解いて充填口16を開放しておく。なお、貨物排出口1
2の扉22は閉じておく。
後、積み卸し口13,14の扉23〜26を閉じて、貨
物投入口11より引き出された充填口16から貨物を注
入する。この際、充填口16から袋体15内に空気を注
入して膨らませた後に貨物を充填してもよい。貨物を袋
体15の上部まで充填したら、充填部18の開閉紐41
を締めて充填口16を閉塞し、充填部18を貨物投入口
11からコンテナ本体10内に押し込み、貨物投入口1
1の扉21を閉めてから、輸送或いは保管する。
合、図6に示すように、貨物排出口12の扉22を開け
て吐出部19を貨物排出口12から引き出し、開閉紐4
2を弛めて吐出口17から袋体10内の貨物を排出す
る。この際、コンテナ本体10の貨物排出口12側とは
反対側をジャッキ等の加力手段39により持ち上げて、
コンテナ本体10を貨物排出口12が下方になるように
傾けた状態で貨物を排出する。すると、吐出口17の底
面は袋体15の底面15Bと面一であるため、その境界
部分に貨物が溜まることなく排出される。また、袋体1
5の吐出口17側の下角隅部はスペーサ30に沿わされ
ているので、貨物はスペーサ30の表面に沿って吐出口
17に導かれ、その下角隅部に滞留することなく排出さ
れる。さらに、袋体15は、係止ロープ47を介してコ
ンテナ本体10の各部に固定されているため、コンテナ
本体10を傾けても袋体15はそのままの姿勢でコンテ
ナ本体10からずれることなく保持される。このため、
袋体15にはほとんど皺が発生しないから、皺による貨
物の滞留を防止できる。
る貨物を輸送コンテナ1に積み卸しする場合には、スペ
ーサ30を回動させてその表面がコンテナ本体10の長
手方向端面10Eに沿うように倒しておく。バラ荷等の
貨物の積み卸しはコンテナ本体10の積み卸し口13,
14から行う。この際、貨物のコンテナ本体10内にお
ける配置に応じて積み卸し口13,14を選択して貨物
の搬入および搬出を行う。また、スペーサ30により覆
われていたコンテナ本体10の下角隅部にも貨物を配置
してコンテナ本体10内の空間を有効利用する。なお、
定形性を有する貨物の積み卸しにはフォークリフトを用
いてもよい。
うな効果がある。すなわち、コンテナ本体10の長手方
向端面10Eの上部に貨物投入口11が設けられている
ので、この貨物投入口11から貨物を投入することで、
積み卸し口13,14を閉塞したままの状態でコンテナ
本体10の上部まで貨物を充填できる。また、コンテナ
本体10の長手方向端面10Eの下部に貨物排出口12
が設けられているので、この貨物排出口12から貨物を
排出することで、積み卸し口13,14を閉塞したまま
コンテナ本体10内部の貨物を排出できる。このように
積み卸し口13,14を閉塞した状態で貨物の投入およ
び排出を行えるため、投入および排出の際に積み卸し口
13,14から荷崩れが生じることがなくなる。従っ
て、荷崩れを防止するための従来の緊結手段等を省略で
きるから、輸送コンテナ1の構造を簡略化できる。
口13,14が設けられているので、この積み卸し口1
3,14からバラ荷等の定形性を有する貨物を積み卸し
できるから、定形性を有する貨物を積載するコンテナに
兼用できる。さらに、積み卸し口13,14はコンテナ
本体10の長手方向に沿った側面に設けられているの
で、貨物の積み卸しにあたっても、貨物を積み卸し口1
3,14からコンテナ本体10内の所定位置まで移動さ
せる際の貨物の移動距離を短くできるから、コンテナ本
体10内の如何なる部分に対しても貨物を容易に積み卸
しできる。
本体10の側面の略全面に設けられているため、貨物の
コンテナ本体10内での移動距離をより短くできるの
で、貨物の積み卸し作業を一層容易化できる。また、二
つの積み卸し口13,14をコンテナ本体10の側面の
略全面に設け、各積み卸し口13,14を大きく形成し
たので、形状の複雑な貨物や大型の貨物でも簡単に積み
卸しできるうえに、フォークリフトによる荷役を容易に
行うことができる。
ンテナ本体10の底面10Bと面一にして段差が生じな
いようにしたので、コンテナ本体10を傾けて貨物を排
出する場合に、コンテナ本体10の底面10B上に堆積
した貨物を貨物排出口12から効率よく円滑に排出でき
るうえに、貨物排出口12の底面12Bとコンテナ本体
10の底面10Bとの境界部分等に貨物が溜まることが
ないからコンテナ本体10内部に残留する貨物を少なく
できる。また、コンテナ本体10の貨物排出口12側の
下角隅部10C,10Dにはスペーサ30が設置されて
いるので、これらの下角隅部10C,10Dはスペーサ
30によって覆われるようになる。従って、排出時に貨
物がそれらの下角隅部10C,10Dに溜まることなく
貨物排出口12から確実に排出されるから、コンテナ本
体10内に残留する貨物の量を低減できる。
したため、ブロック状にした場合よりも少ない材料で簡
単にスペーサ30を形成できる。そして、スペーサ30
の底面側辺縁31および端面側辺縁32からなる角部3
4は貨物排出口12の開口端に接続されているため、コ
ンテナ本体10を傾けたときに、コンテナ本体10の底
面10Bにおいてスペーサ30の角部34と貨物排出口
12との間に段差が生じることがなくなるから、貨物の
滞留を防止できる。従って、コンテナ本体10の底面1
0B上の貨物をスペーサ30の表面に沿って貨物排出口
12まで確実に導くことができるため、貨物の残留を一
層低減できる。
0の長手方向端面10Eに接する端面側辺縁32を軸に
回動可能に設けられているので、折り畳むことができる
から、定形性を有する貨物を積む場合等にスペーサ30
を折り畳むようにすれば、コンテナ本体10内のスペー
スをスペーサ30を設置した下角隅部まで有効利用でき
る。また、スペーサ30を折り畳んだときに、コンテナ
本体10の底面10Bに段差が形成されないので、貨物
を確実かつ円滑に排出できる。
収納したので、貨物によるコンテナ本体10内部の汚染
を防止できるので、コンテナ本体10の洗浄の手間を簡
略化できる。また、種類の異なる貨物を充填する場合に
は袋体15を取り替えるだけでよいから、貨物の切り替
えを簡単かつ低コストに行える。さらに、コンテナ本体
10の外部に突出可能な充填口16および吐出口17を
有して袋体15を構成したので、貨物投入口11からの
貨物の投入および貨物排出口12からの貨物の排出を円
滑に行えるうえに、コンテナ本体10と袋体15との間
に貨物が漏れるのを防止できる。
5の底面15Bと面一に形成されているので、コンテナ
本体10を傾けて貨物を排出するときに、袋体15の底
面15B上に堆積した貨物を吐出口17から効率よく排
出できるうえに、吐出口17の底面17Bと袋体15の
底面15Bとの境界部分に貨物が溜まることがないから
袋体15内部に残留する貨物の量を低減できる。
を有するので、吐出口17の底面17Bの幅を大きく確
保できるから、貨物の排出を一層効率よく円滑に行うこ
とができる。
ト43,44および帯状補強材45,46が取り付けら
れているので、袋体15が補強されて貨物の荷重による
袋体15の伸びや破損を防止できる。また、補強シート
43,44および帯状補強材45,46は袋体15の外
側から取り付けられているので、これらの補強シート4
3,44および帯状補強材45,46による段差が袋体
15内部に形成されるのを回避できるから、コンテナ本
体10を傾けて貨物を排出する場合等に、補強シート4
3,44および帯状補強材45,46の部分で貨物が溜
まることがなくなり、袋体15内部における貨物の残留
を防止できる。
ものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を
含み、以下に示すような変形なども本発明に含まれる。
すなわち、前記実施形態では、吐出口17の底面17B
を平坦にするために吐出部19を半円形断面の筒状に形
成したが、その形状はとくに限定されず、矩形等の多角
形断面の筒状に形成してもよい。例えば、図7に示すよ
うに、吐出部119を六角形断面の筒状に形成して六角
形断面の吐出口117としてもよい。しかし、貨物を円
滑に排出するためには、吐出口の底面が袋体の底面と面
一になるように面状に形成されていることが好ましく、
吐出口の底面の幅は広い方が好ましい。
の板状に形成したが、これに限定されず、例えば、コン
テナ本体の下角隅部に対応した三角錐ブロック状に形成
してもよい。また、スペーサは、コンテナ本体の側面側
の辺縁を軸に回動可能に取り付けてもよく、底面側辺縁
を軸に回動可能に取り付けてもよく、さらには、コンテ
ナ本体に対して着脱自在に設置してもよい。さらに、ス
ペーサ30の角部34は貨物排出口12の開口端に接続
されていたが、スペーサの角部は貨物排出口の開口端に
達していなくてもよい。
2近傍にフック28が設置されている場合等には、スペ
ーサ130を三角板の角部を切り欠いた形状として、切
り欠いた部分がフック28に接続されるように設置し、
スペーサ130とフック28との間に段差が生じないよ
うにしてもよい。これによると、フック28とスペーサ
130との間に貨物が溜まるのを確実に防止できる。
コンテナ本体の長手方向端面の上部に貨物投入口が設け
られているので、樹脂ペレットや粉粒体等の貨物を積み
込む場合には、この貨物投入口から貨物を投入すれば、
積み卸し口を閉塞したままでもコンテナ本体の上部まで
貨物を充填できる。また、コンテナ本体の長手方向端面
の下部に貨物排出口が設けられているので、この貨物排
出口から貨物を排出すれば、積み卸し口を閉塞したまま
でもコンテナ本体内部の貨物を排出できる。このように
積み卸し口を閉塞した状態で貨物の投入および排出を行
えるため、投入および排出の際に荷崩れが生じることが
なくなる。従って、荷崩れを防止するための従来の緊結
手段等を省略できるから、輸送コンテナの構造を簡略化
できる。
設けられているので、この積み卸し口からバラ荷等の定
形性を有する貨物を積み卸しできるから、定形性を有す
る貨物を積載するコンテナにも兼用できる。さらに、積
み卸し口はコンテナ本体の長手方向に沿った側面に設け
られているので、貨物の積み卸しにあたっても、貨物を
積み卸し口からコンテナ本体内の所定位置まで移動させ
る際の貨物の移動距離を短くできるから、コンテナ本体
内の如何なる部分に対しても貨物を容易に積み卸しでき
る。
る状態を示す斜視図。
Claims (9)
- 【請求項1】 略直方体形状の箱形のコンテナ本体と、
このコンテナ本体の長手方向端面の上部に設けられた貨
物投入口と、前記長手方向端面の下部に設けられた貨物
排出口と、前記コンテナ本体の長手方向に沿った側面に
設けられた積み卸し口とを備えたことを特徴とする輸送
コンテナ。 - 【請求項2】 請求項1に記載した輸送コンテナにおい
て、前記積み卸し口は前記コンテナ本体の側面の略全面
に設けられていることを特徴とする輸送コンテナ。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載した輸送
コンテナにおいて、 前記貨物排出口の底面は前記コンテナ本体の底面と面一
に形成され、 前記コンテナ本体の前記貨物排出口側の下角隅部にはス
ペーサが設置されていることを特徴とする輸送コンテ
ナ。 - 【請求項4】 請求項3に記載した輸送コンテナにおい
て、 前記スペーサは、三角形板状に形成されかつその各辺縁
がそれぞれ前記コンテナ本体の底面、長手方向端面およ
び側面に接するように傾斜配置され、 前記コンテナ本体の底面に接する辺縁および前記コンテ
ナ本体の長手方向端面に接する辺縁からなる角部は、前
記貨物排出口の開口端に接続されていることを特徴とす
る輸送コンテナ。 - 【請求項5】 請求項4に記載した輸送コンテナにおい
て、前記スペーサは、いずれか一つの辺縁を軸に回動可
能に取り付けられていることを特徴とする輸送コンテ
ナ。 - 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれかに
記載した輸送コンテナにおいて、前記コンテナ本体は貨
物を充填するための袋体を内蔵していることを特徴とす
る輸送コンテナ。 - 【請求項7】 請求項6に記載した輸送コンテナにおい
て、 前記袋体は、前記コンテナ本体の内面に沿う略直方体形
状に形成されるとともに、前記貨物投入口から前記コン
テナ本体の外部に突出可能な充填口および前記貨物排出
口から前記コンテナ本体の外部に突出可能な吐出口を備
え、 前記充填口は、前記袋体の長手方向端面の上部に突出し
て設けられ、 前記吐出口は、前記袋体の長手方向端面に突出して設け
られ、かつその底面が前記袋体の底面と面一に形成され
ていることを特徴とする輸送コンテナ。 - 【請求項8】 請求項7に記載した輸送コンテナにおい
て、前記吐出口は略半円形または多角形の断面形状を有
することを特徴とする輸送コンテナ。 - 【請求項9】 請求項6から請求項8までのいずれかに
記載した輸送コンテナにおいて、前記袋体には外側から
補強材が取り付けられていることを特徴とする輸送コン
テナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9101568A JPH10291583A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 輸送コンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9101568A JPH10291583A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 輸送コンテナ |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000074095A Division JP2000281175A (ja) | 2000-01-01 | 2000-03-16 | 輸送コンテナ用袋体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10291583A true JPH10291583A (ja) | 1998-11-04 |
Family
ID=14304019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9101568A Pending JPH10291583A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 輸送コンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10291583A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1997
- 1997-04-18 JP JP9101568A patent/JPH10291583A/ja active Pending
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