JPH10288378A - 系統連系発電装置付空気調和機 - Google Patents
系統連系発電装置付空気調和機Info
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- JPH10288378A JPH10288378A JP9097576A JP9757697A JPH10288378A JP H10288378 A JPH10288378 A JP H10288378A JP 9097576 A JP9097576 A JP 9097576A JP 9757697 A JP9757697 A JP 9757697A JP H10288378 A JPH10288378 A JP H10288378A
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- unit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 発電電力と商用電源の電力とを監視するため
の整定値を容易に変更可能にする。 【解決手段】 室内ユニット12及び室外ユニット14
を備えたエアコン10には、ソーラパネル152によっ
て発生された電気エネルギーを商用電源に変換するSO
L154が設けられた太陽光発電装置が設けられてい
る。SOL154のマイコンには、EEPROMが接続
され、EEPROMには種々のデータと共に、発電電力
と商用電源の電力とを監視するための整定値が複数の項
目で記憶され設定されている。この整定値は、室内ユニ
ット12との間で情報交換可能なリモコン120によっ
て、表示パネルに表示しながら、各項目ごとに設定され
ている設定可能範囲内で数値を変更することによって設
定変更が可能となっている。
の整定値を容易に変更可能にする。 【解決手段】 室内ユニット12及び室外ユニット14
を備えたエアコン10には、ソーラパネル152によっ
て発生された電気エネルギーを商用電源に変換するSO
L154が設けられた太陽光発電装置が設けられてい
る。SOL154のマイコンには、EEPROMが接続
され、EEPROMには種々のデータと共に、発電電力
と商用電源の電力とを監視するための整定値が複数の項
目で記憶され設定されている。この整定値は、室内ユニ
ット12との間で情報交換可能なリモコン120によっ
て、表示パネルに表示しながら、各項目ごとに設定され
ている設定可能範囲内で数値を変更することによって設
定変更が可能となっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽光等をエネル
ギー源として発電した電力を商用電源として供給する太
陽光発電装置等の系統連系発電装置が接続されている系
統連系発電装置付空気調和機に関する。
ギー源として発電した電力を商用電源として供給する太
陽光発電装置等の系統連系発電装置が接続されている系
統連系発電装置付空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機(以下「エアコン」と言う)
は、室内ユニットと室外ユニットの間に設けられている
冷凍サイクル中を循環される冷媒によって熱交換を行う
ことにより、室内ユニットが設けられている被空調室内
の空気調和を図るようになっている。
は、室内ユニットと室外ユニットの間に設けられている
冷凍サイクル中を循環される冷媒によって熱交換を行う
ことにより、室内ユニットが設けられている被空調室内
の空気調和を図るようになっている。
【0003】このエアコンには、室内ユニットと室外ユ
ニットのそれぞれにマイクロコンピュータ(マイコン)
が設けられており、それぞれがマイコンによって制御さ
れている。また、それぞれのマイコンは、シリアル通信
等によってデータ交換可能に接続されており、室内ユニ
ットに設けられているマイコンによってエアコンの全体
の制御が可能となっている。
ニットのそれぞれにマイクロコンピュータ(マイコン)
が設けられており、それぞれがマイコンによって制御さ
れている。また、それぞれのマイコンは、シリアル通信
等によってデータ交換可能に接続されており、室内ユニ
ットに設けられているマイコンによってエアコンの全体
の制御が可能となっている。
【0004】近年、太陽エネルギーを利用した太陽光発
電装置が普及しつつある。この太陽光発電装置は、太陽
光による発電電力を商用電源に変換して出力するように
なっている。エアコンには、このような太陽光発電装置
が組み合わされたものがある。このような装置では、エ
アコンが商用電源の電力によって運転される一方で、太
陽光発電装置が発電した電力を商用電源として出力す
る。
電装置が普及しつつある。この太陽光発電装置は、太陽
光による発電電力を商用電源に変換して出力するように
なっている。エアコンには、このような太陽光発電装置
が組み合わされたものがある。このような装置では、エ
アコンが商用電源の電力によって運転される一方で、太
陽光発電装置が発電した電力を商用電源として出力す
る。
【0005】ところで、太陽光発電装置によって発電し
た電力を商用電源として供給する場合、商用電源の周波
数、位相、電圧などの整合を図って、発電電力を商用電
源と整合させて供給する必要がある。
た電力を商用電源として供給する場合、商用電源の周波
数、位相、電圧などの整合を図って、発電電力を商用電
源と整合させて供給する必要がある。
【0006】一方、系統連系発電装置によって発電した
電力を商用電源として供給しているときに商用電源に停
電などの異常が発生したときには、系統連系発電装置を
保護するために、電力の供給を停止する必要がある。
電力を商用電源として供給しているときに商用電源に停
電などの異常が発生したときには、系統連系発電装置を
保護するために、電力の供給を停止する必要がある。
【0007】このため、系統連系発電装置の発電を制御
するマイコンには、ディップスイッチ、ロータリースイ
ッチなどが設けられた保護装置が接続されている。この
保護装置には、商用電源からの電力を監視するために種
々の整定値が設定される。オペレータは、保護装置に設
けられたディップスイッチを用いた入力設定や、ロータ
リースイッチ及び可変抵抗とA/D変換入力装置とを用
いた入力によって系統連系発電装置の設置場所や連系さ
れる系統の種類に基づいて整定値を設定する。設定され
た整定値は、スイッチの操作によって対応する信号に変
換されて、マイコンに設けられたポートを介してマイコ
ンに入力する。これによって、商用電源からの電力が整
定値を越えた場合に、エアコン側に異常が発生したと判
断されて、系統連系発電装置がエアコンを解列するよう
になっている。
するマイコンには、ディップスイッチ、ロータリースイ
ッチなどが設けられた保護装置が接続されている。この
保護装置には、商用電源からの電力を監視するために種
々の整定値が設定される。オペレータは、保護装置に設
けられたディップスイッチを用いた入力設定や、ロータ
リースイッチ及び可変抵抗とA/D変換入力装置とを用
いた入力によって系統連系発電装置の設置場所や連系さ
れる系統の種類に基づいて整定値を設定する。設定され
た整定値は、スイッチの操作によって対応する信号に変
換されて、マイコンに設けられたポートを介してマイコ
ンに入力する。これによって、商用電源からの電力が整
定値を越えた場合に、エアコン側に異常が発生したと判
断されて、系統連系発電装置がエアコンを解列するよう
になっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発電電
力と商用電源の電力とを適切に監視するために、整定値
を複数設定する必要があり、このため、設定する項目数
が増加する。このような複数の整定値を各項目ごとに設
定することは、煩わしい。また、項目ごとに設定するた
めに、スイッチなどを各項目ごとに設定可能にしなけれ
ばならない。さらに、エアコンの室内ユニットは室内に
配置されているが、太陽光発電装置などの系統連系発電
装置は室外に設けられているため、整定値を設定するた
めに太陽光発電装置が配置されている室外へ移動しなけ
ればならない。この太陽光発電装置は室内ユニットの近
くの室外に配置されているとは限らないため、整定値を
容易に設定することができない。
力と商用電源の電力とを適切に監視するために、整定値
を複数設定する必要があり、このため、設定する項目数
が増加する。このような複数の整定値を各項目ごとに設
定することは、煩わしい。また、項目ごとに設定するた
めに、スイッチなどを各項目ごとに設定可能にしなけれ
ばならない。さらに、エアコンの室内ユニットは室内に
配置されているが、太陽光発電装置などの系統連系発電
装置は室外に設けられているため、整定値を設定するた
めに太陽光発電装置が配置されている室外へ移動しなけ
ればならない。この太陽光発電装置は室内ユニットの近
くの室外に配置されているとは限らないため、整定値を
容易に設定することができない。
【0009】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、整定値の設定を容易に行うことができる系統連系発
電装置付空気調和機を提供することを目的とする。
で、整定値の設定を容易に行うことができる系統連系発
電装置付空気調和機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、室内に設けられた室内ユニットと室外に設けられた
室外ユニットの間に形成された冷凍サイクルによって冷
媒を循環させて、室内ユニットが設けられている室内の
空気調和運転を行う空気調和部と、予め設定された整定
値を基準として商用電源の電力を監視しながら、太陽光
エネルギーを集光し、集光した太陽光エネルギーに応じ
た電力を発生すると共に発生させた電力を商用電源に整
合させた電力に変換して出力する系統連系発電部と、前
記空気調和部と前記系統連系発電部を情報交換可能に接
続する接続手段と、前記接続手段を介して、前記空気調
和部の室内ユニットから入力される前記系統連系発電部
の運転状態を表示する表示部と、操作手段の操作によっ
て、前記表示部に表示される数値を変更しながら整定値
を入力する整定値入力部と、を含むことを特徴としてい
る。
は、室内に設けられた室内ユニットと室外に設けられた
室外ユニットの間に形成された冷凍サイクルによって冷
媒を循環させて、室内ユニットが設けられている室内の
空気調和運転を行う空気調和部と、予め設定された整定
値を基準として商用電源の電力を監視しながら、太陽光
エネルギーを集光し、集光した太陽光エネルギーに応じ
た電力を発生すると共に発生させた電力を商用電源に整
合させた電力に変換して出力する系統連系発電部と、前
記空気調和部と前記系統連系発電部を情報交換可能に接
続する接続手段と、前記接続手段を介して、前記空気調
和部の室内ユニットから入力される前記系統連系発電部
の運転状態を表示する表示部と、操作手段の操作によっ
て、前記表示部に表示される数値を変更しながら整定値
を入力する整定値入力部と、を含むことを特徴としてい
る。
【0011】この発明では、表示手段と操作手段を備え
た整定値入力部とを有するので、系統連系発電部の運転
状態を示す数値を表示する表示部に整定値を表示し、表
示部の数値を操作手段によって変更することによって、
整定値を入力することができる。このため、表示部に表
示された整定値を操作手段によって変更し確認しながら
容易に整定値を入力することができる。また、表示部が
表示する系統連系発電部の運転状態が、室内ユニットか
ら接続手段を介して入力されるので、室内ユニットの近
傍で系統連系発電部の運転状態と、これと共に整定値を
表示させることができる。
た整定値入力部とを有するので、系統連系発電部の運転
状態を示す数値を表示する表示部に整定値を表示し、表
示部の数値を操作手段によって変更することによって、
整定値を入力することができる。このため、表示部に表
示された整定値を操作手段によって変更し確認しながら
容易に整定値を入力することができる。また、表示部が
表示する系統連系発電部の運転状態が、室内ユニットか
ら接続手段を介して入力されるので、室内ユニットの近
傍で系統連系発電部の運転状態と、これと共に整定値を
表示させることができる。
【0012】この結果、整定値を表示部に表示させなが
ら適切な値で設定入力し、発電電力及び商用電源の電力
の範囲が新たに定められ、この新たに設定された整定値
に基づいて監視が行われる。
ら適切な値で設定入力し、発電電力及び商用電源の電力
の範囲が新たに定められ、この新たに設定された整定値
に基づいて監視が行われる。
【0013】従って、整定値を、室内ユニットが設けら
れている室内から、表示手段で確認しながら入力手段に
よって入力し設定するので、整定値の設定を系統連系発
電部の近くまで移動しなくても、室内ユニットの近傍で
容易に設定することができる。
れている室内から、表示手段で確認しながら入力手段に
よって入力し設定するので、整定値の設定を系統連系発
電部の近くまで移動しなくても、室内ユニットの近傍で
容易に設定することができる。
【0014】請求項2に係る発明は、前記整定値入力部
の操作手段が、前記表示部と一体に設けられると共に整
定値を遠隔操作によって入力可能なリモートコントロー
ラであることを特徴としている。
の操作手段が、前記表示部と一体に設けられると共に整
定値を遠隔操作によって入力可能なリモートコントロー
ラであることを特徴としている。
【0015】この発明によれば、操作手段が表示部と一
体に設けられたリモートコントローラ(以下、リモコン
という)であるので、系統連系発電部の運転状態を、遠
隔操作によって表示部に表示させ、さらに、リモコン上
の操作手段を操作することによって整定値を容易に変更
することができる。
体に設けられたリモートコントローラ(以下、リモコン
という)であるので、系統連系発電部の運転状態を、遠
隔操作によって表示部に表示させ、さらに、リモコン上
の操作手段を操作することによって整定値を容易に変更
することができる。
【0016】これによって、系統連系発電部から離れた
場所から整定値の設定を容易に行うことができる。これ
によって、一層容易に整定値の設定を行うことができ
る。
場所から整定値の設定を容易に行うことができる。これ
によって、一層容易に整定値の設定を行うことができ
る。
【0017】なお、このリモコンは、整定値設定専用の
リモコンであってもよいが、系統連系発電部及び空気調
和部の運転状態を確認するためのリモコンや、空気調和
部を操作するためのリモコンと組み合わせることもでき
る。これによって、既存のリモコンに整定値設定機能を
付加し、装置を増やすことなく容易に整定値の設定を行
うことができる。
リモコンであってもよいが、系統連系発電部及び空気調
和部の運転状態を確認するためのリモコンや、空気調和
部を操作するためのリモコンと組み合わせることもでき
る。これによって、既存のリモコンに整定値設定機能を
付加し、装置を増やすことなく容易に整定値の設定を行
うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
を参照しながら説明する。
【0019】図1には、本発明を適用した太陽発電装置
付空気調和機であるエアコン10が示されている。この
エアコン10は、室内ユニット12と室外ユニット14
を備えており、リモコン120から送出される操作信号
(例えば赤外線を用いた信号)を室内ユニット12によ
って受信し、受信した操作信号に応じて各種運転モード
による空気調和運転及び停止を行うようになっている。
付空気調和機であるエアコン10が示されている。この
エアコン10は、室内ユニット12と室外ユニット14
を備えており、リモコン120から送出される操作信号
(例えば赤外線を用いた信号)を室内ユニット12によ
って受信し、受信した操作信号に応じて各種運転モード
による空気調和運転及び停止を行うようになっている。
【0020】また、このエアコン10には、系統連系発
電装置として太陽光発電装置150が設けられている。
この太陽光発電装置150は、太陽光を吸収して電気エ
ネルギーに変換するソーラパネル152と、室外ユニッ
ト14に設けられ、ソーラパネル152によって発生さ
れた電気エネルギー(以下「発電電力」と言う)が入力
される商用電源供給ユニット(以下「SOL154」と
言う)によって構成されている。
電装置として太陽光発電装置150が設けられている。
この太陽光発電装置150は、太陽光を吸収して電気エ
ネルギーに変換するソーラパネル152と、室外ユニッ
ト14に設けられ、ソーラパネル152によって発生さ
れた電気エネルギー(以下「発電電力」と言う)が入力
される商用電源供給ユニット(以下「SOL154」と
言う)によって構成されている。
【0021】エアコン10とSOL154は、別々に分
電盤156に接続されている。この分電盤156は、電
力積算計158に接続されている。この電力積算計15
8は、商用電源の電力(商用電力と言う)の使用量を積
算する買電メータと供給した電力を積算する売電メータ
を備えている。エアコン10は、この分電盤156から
供給される商用電力によって運転され、エアコン10等
の電力使用量が買電メータに積算される。また、SOL
154は、発電電力を商用電力として分電盤156を介
して出力する所謂売電を行うようになっており、出力さ
れる電力量が売電メータに積算されるようになってい
る。すなわち、エアコン10の室内ユニット12、室外
ユニット14が停止中でもSOL154は動作し、夜間
等のSOL154が停止しているときでも、室内ユニッ
ト12、室外ユニット14は、空気調和運転が可能とな
っている。
電盤156に接続されている。この分電盤156は、電
力積算計158に接続されている。この電力積算計15
8は、商用電源の電力(商用電力と言う)の使用量を積
算する買電メータと供給した電力を積算する売電メータ
を備えている。エアコン10は、この分電盤156から
供給される商用電力によって運転され、エアコン10等
の電力使用量が買電メータに積算される。また、SOL
154は、発電電力を商用電力として分電盤156を介
して出力する所謂売電を行うようになっており、出力さ
れる電力量が売電メータに積算されるようになってい
る。すなわち、エアコン10の室内ユニット12、室外
ユニット14が停止中でもSOL154は動作し、夜間
等のSOL154が停止しているときでも、室内ユニッ
ト12、室外ユニット14は、空気調和運転が可能とな
っている。
【0022】なお、分電盤156には、例えば定格が単
相3線100V/200Vの電灯電力が供給されるよう
になっており、SOL154は、単相200Vの電灯電
力を出力するようになっている。
相3線100V/200Vの電灯電力が供給されるよう
になっており、SOL154は、単相200Vの電灯電
力を出力するようになっている。
【0023】ここで、まず、エアコン10の室内ユニッ
ト12及び室外ユニット14について説明する。
ト12及び室外ユニット14について説明する。
【0024】図2には、エアコン10の室内ユニット1
2と室外ユニット14との間に構成されている冷凍サイ
クルを示している。室内ユニット12と室外ユニット1
4の間には、冷媒を循環させる太管の冷媒配管16A
と、細管の冷媒配管16Bが対で設けられており、それ
ぞれの一端が室内ユニット12に設けられている熱交換
器18に接続されている。
2と室外ユニット14との間に構成されている冷凍サイ
クルを示している。室内ユニット12と室外ユニット1
4の間には、冷媒を循環させる太管の冷媒配管16A
と、細管の冷媒配管16Bが対で設けられており、それ
ぞれの一端が室内ユニット12に設けられている熱交換
器18に接続されている。
【0025】冷媒配管16Aの他端は、室外ユニット1
4のバルブ20Aに接続されている。このバルブ20A
は、マフラー22Aを介して四方弁24に接続されてい
る。この四方弁24には、それぞれがコンプレッサ26
に接続されているアキュムレータ28とマフラー22B
が接続されている。さらに、室外ユニット14には、熱
交換器30が設けられている。この熱交換器30は、一
方が四方弁24に接続され、他方が冷暖房用のキャピラ
リチューブ32、ストレーナ34、電動膨張弁36、モ
ジュレータ38を介してバルブ20Bに接続されてい
る。このバルブ20Bには、冷媒配管16Bの他端が接
続されており、これによって、室内ユニット12と室外
ユニット14の間に冷凍サイクルを形成する冷媒の密閉
された循環路が構成されている。
4のバルブ20Aに接続されている。このバルブ20A
は、マフラー22Aを介して四方弁24に接続されてい
る。この四方弁24には、それぞれがコンプレッサ26
に接続されているアキュムレータ28とマフラー22B
が接続されている。さらに、室外ユニット14には、熱
交換器30が設けられている。この熱交換器30は、一
方が四方弁24に接続され、他方が冷暖房用のキャピラ
リチューブ32、ストレーナ34、電動膨張弁36、モ
ジュレータ38を介してバルブ20Bに接続されてい
る。このバルブ20Bには、冷媒配管16Bの他端が接
続されており、これによって、室内ユニット12と室外
ユニット14の間に冷凍サイクルを形成する冷媒の密閉
された循環路が構成されている。
【0026】エアコン10では、四方弁24の切り換え
によって、運転モードが冷房モード(含むドライモー
ド)と暖房モードが切り換えられる。なお、図2では、
矢印で冷房モード(冷房運転)と暖房モード(暖房運
転)におけるそれぞれの冷媒の流れを示している。
によって、運転モードが冷房モード(含むドライモー
ド)と暖房モードが切り換えられる。なお、図2では、
矢印で冷房モード(冷房運転)と暖房モード(暖房運
転)におけるそれぞれの冷媒の流れを示している。
【0027】室内ユニット12では、クロスフローファ
ン44(図3参照)の作動によって室内の空気を吸引し
て熱交換器18を通過させた後に室内へ吹出す。このと
き、熱交換器18を通過する空気が冷媒との間で熱交換
が行われることにより、空調された空気が室内へ向けて
吹き出される。なお、室内ユニット12の空気吹出し口
50には、上下フラップ54及び左右フラップ52が設
けられており、室内を空調する空気を所望の方向へ向け
て吹出すことができるようになっている。
ン44(図3参照)の作動によって室内の空気を吸引し
て熱交換器18を通過させた後に室内へ吹出す。このと
き、熱交換器18を通過する空気が冷媒との間で熱交換
が行われることにより、空調された空気が室内へ向けて
吹き出される。なお、室内ユニット12の空気吹出し口
50には、上下フラップ54及び左右フラップ52が設
けられており、室内を空調する空気を所望の方向へ向け
て吹出すことができるようになっている。
【0028】図3に示されるように、室内ユニット12
には、空調制御部を構成する電源基板56、コントロー
ル基板58及びパワーリレー基板60が設けられてい
る。電源基板56には、エアコン10を運転するために
供給された電力(商用電力)を、モータ電源62、制御
回路電源64、シリアル電源66及び駆動回路68等へ
出力する。また、コントロール基板58には、シリアル
回路70、駆動回路72及びマイコン74が設けられて
いる。
には、空調制御部を構成する電源基板56、コントロー
ル基板58及びパワーリレー基板60が設けられてい
る。電源基板56には、エアコン10を運転するために
供給された電力(商用電力)を、モータ電源62、制御
回路電源64、シリアル電源66及び駆動回路68等へ
出力する。また、コントロール基板58には、シリアル
回路70、駆動回路72及びマイコン74が設けられて
いる。
【0029】電源基板56の駆動回路68には、クロス
フローファン44を駆動するファンモータ76(例えば
DCブラシレスモータ)が接続されており、コントロー
ル基板58に設けられているマイコン74からの制御信
号に応じてモータ電源62から駆動電力を供給する。こ
のとき、マイコン74は、駆動回路68からの出力電圧
を12V〜36Vの範囲で256ステップで変化させる
ように制御する。
フローファン44を駆動するファンモータ76(例えば
DCブラシレスモータ)が接続されており、コントロー
ル基板58に設けられているマイコン74からの制御信
号に応じてモータ電源62から駆動電力を供給する。こ
のとき、マイコン74は、駆動回路68からの出力電圧
を12V〜36Vの範囲で256ステップで変化させる
ように制御する。
【0030】コントロール基板58の駆動回路72に
は、パワーリレー基板60及び上下フラップ54を操作
する上下フラップモータ78が接続されている。パワー
リレー基板60には、パワーリレー80と温度ヒューズ
等が設けられており、マイコン74からの信号によっ
て、パワーリレー80を操作し、室外ユニット14へ電
力を供給するための接点80Aを開閉する。エアコン1
0は、接点80Aが閉じられることにより、室外ユニッ
ト14へ電力が供給されて運転される。
は、パワーリレー基板60及び上下フラップ54を操作
する上下フラップモータ78が接続されている。パワー
リレー基板60には、パワーリレー80と温度ヒューズ
等が設けられており、マイコン74からの信号によっ
て、パワーリレー80を操作し、室外ユニット14へ電
力を供給するための接点80Aを開閉する。エアコン1
0は、接点80Aが閉じられることにより、室外ユニッ
ト14へ電力が供給されて運転される。
【0031】また、上下フラップモータ78は、マイコ
ン74の制御信号に応じて制御されて、上下フラップ5
4を操作する。上下フラップ54が、上下方向へスイン
グされることにより、室内ユニット12の吹出し口50
から吹き出される空気の吹出し方向が上下方向へ変えら
れる。この上下フラップ54の操作は、吹出し風が任意
の方向へ向けられるように固定できるが、自動モードで
は、運転状態に応じて予め定められている方向へ向けら
れる。
ン74の制御信号に応じて制御されて、上下フラップ5
4を操作する。上下フラップ54が、上下方向へスイン
グされることにより、室内ユニット12の吹出し口50
から吹き出される空気の吹出し方向が上下方向へ変えら
れる。この上下フラップ54の操作は、吹出し風が任意
の方向へ向けられるように固定できるが、自動モードで
は、運転状態に応じて予め定められている方向へ向けら
れる。
【0032】このように、エアコン10の室内ユニット
12では、クロスフローファン44の回転と、上下フラ
ップ54の操作が制御されることにより、所望の風量及
び風向または室内を快適にするために設定される風量及
び風向とされて、空調された空気を室内へ吹出すことが
できるようになっている。
12では、クロスフローファン44の回転と、上下フラ
ップ54の操作が制御されることにより、所望の風量及
び風向または室内を快適にするために設定される風量及
び風向とされて、空調された空気を室内へ吹出すことが
できるようになっている。
【0033】マイコン74及び電源回路56のシリアル
電源66に接続されているシリアル回路70は、室外ユ
ニット14へ接続されており、マイコン74は、このシ
リアル回路70を介して室外ユニット14との間でシリ
アル通信を行い、室外ユニット14の作動を制御するよ
うになっている。
電源66に接続されているシリアル回路70は、室外ユ
ニット14へ接続されており、マイコン74は、このシ
リアル回路70を介して室外ユニット14との間でシリ
アル通信を行い、室外ユニット14の作動を制御するよ
うになっている。
【0034】また、室内ユニット12には、リモコン1
20からの操作信号を受信する受信回路及び運転表示用
の表示LED等を備えた表示基板82が設けられてお
り、この表示基板82がマイコン74に接続されてい
る。図1に示されるように、この表示基板82の表示部
82Aは、室内ユニット12のケーシング42前面に設
けられており、リモコン120との間で操作信号等の送
受信が行われる。これにより、リモコン120からの操
作信号がマイコン74に入力される。
20からの操作信号を受信する受信回路及び運転表示用
の表示LED等を備えた表示基板82が設けられてお
り、この表示基板82がマイコン74に接続されてい
る。図1に示されるように、この表示基板82の表示部
82Aは、室内ユニット12のケーシング42前面に設
けられており、リモコン120との間で操作信号等の送
受信が行われる。これにより、リモコン120からの操
作信号がマイコン74に入力される。
【0035】図3に示されるように、室内ユニット12
のマイコン74には、室内温度を検出する室温センサ8
4及び熱交換器18のコイル温度を検出する熱交温度セ
ンサ86が接続され、また、コントロール基板58に設
けられているサービスLED及び運転切換スイッチ88
が接続されている。なお、リモコン120にも温度セン
サが設けられており、通常、室内温度はリモコン120
によって計測されて所定のタイミングで送出されてくる
ようになっている。
のマイコン74には、室内温度を検出する室温センサ8
4及び熱交換器18のコイル温度を検出する熱交温度セ
ンサ86が接続され、また、コントロール基板58に設
けられているサービスLED及び運転切換スイッチ88
が接続されている。なお、リモコン120にも温度セン
サが設けられており、通常、室内温度はリモコン120
によって計測されて所定のタイミングで送出されてくる
ようになっている。
【0036】運転切換スイッチ88は、通常運転とメン
テナンス時等に行う試験運転との切換用であると共に、
電源スイッチ88Aの接点を開放してエアコン10への
運転電力の供給を遮断できるようになっている。エアコ
ン10は、運転切換スイッチ88が通常運転位置に設定
された状態で使用される。なお、サービスLEDは、メ
ンテナンス時に点灯操作することにより、サービスマン
に自己診断結果を知らせるようになっている。
テナンス時等に行う試験運転との切換用であると共に、
電源スイッチ88Aの接点を開放してエアコン10への
運転電力の供給を遮断できるようになっている。エアコ
ン10は、運転切換スイッチ88が通常運転位置に設定
された状態で使用される。なお、サービスLEDは、メ
ンテナンス時に点灯操作することにより、サービスマン
に自己診断結果を知らせるようになっている。
【0037】この室内ユニット12は、端子板90のタ
ーミナル90A、90B、90Cを介して室外ユニット
14に接続されている。
ーミナル90A、90B、90Cを介して室外ユニット
14に接続されている。
【0038】一方、図4に示されるように、室外ユニッ
ト14には、端子板92が設けられ、この端子板92の
ターミナル92A、92B、92Cがそれぞれ、室内ユ
ニット12の端子板90のターミナル90A、90B、
90Cに接続されている。これにより、室外ユニット1
4には、室内ユニット12から運転電力が供給されると
共に、室内ユニット12との間でシリアル通信が可能と
なっている。
ト14には、端子板92が設けられ、この端子板92の
ターミナル92A、92B、92Cがそれぞれ、室内ユ
ニット12の端子板90のターミナル90A、90B、
90Cに接続されている。これにより、室外ユニット1
4には、室内ユニット12から運転電力が供給されると
共に、室内ユニット12との間でシリアル通信が可能と
なっている。
【0039】この室外ユニット14には、整流基板9
4、コントロール基板96が設けられている。コントロ
ール基板96には、マイコン98共に、ノイズフィルタ
100A、100B、100C、シリアル回路102及
びスイッチング電源104等が設けられている。
4、コントロール基板96が設けられている。コントロ
ール基板96には、マイコン98共に、ノイズフィルタ
100A、100B、100C、シリアル回路102及
びスイッチング電源104等が設けられている。
【0040】整流基板94には、ノイズフィルタ100
Aを介して供給される電力を整流し、ノイズフィルタ1
00B、100Cを介して平滑化してスイッチング電源
104へ出力する。スイッチング電源104は、マイコ
ン98と共にインバータ回路106に接続されている。
これにより、コンプレッサモータ108に誘導電動機を
用いる場合は、マイコン98から出力される制御信号に
応じた周波数の電力をインバータ回路106からコンプ
レッサモータ108へ出力して、コンプレッサ26を回
転駆動させるようになっている。
Aを介して供給される電力を整流し、ノイズフィルタ1
00B、100Cを介して平滑化してスイッチング電源
104へ出力する。スイッチング電源104は、マイコ
ン98と共にインバータ回路106に接続されている。
これにより、コンプレッサモータ108に誘導電動機を
用いる場合は、マイコン98から出力される制御信号に
応じた周波数の電力をインバータ回路106からコンプ
レッサモータ108へ出力して、コンプレッサ26を回
転駆動させるようになっている。
【0041】なお、マイコン98は、インバータ回路1
06から出力される電力の周波数が、オフまたは14Hz
以上(上限は運転電流の上限による)の範囲となるよう
に制御しており、これによって、コンプレッサモータ1
08、すなわちコンプレッサ26の回転数が変えられ、
コンプレッサ26の能力(エアコン10の冷暖房能力)
が制御される。また、コンプレッサモータ108に直流
ブラシレスモータを用いる際には、モータ(直流ブラシ
レスモータ)に印加する直流電圧をマイコン98からの
信号に基づいて変え、コンプレッサモータ108の回転
数を制御する。
06から出力される電力の周波数が、オフまたは14Hz
以上(上限は運転電流の上限による)の範囲となるよう
に制御しており、これによって、コンプレッサモータ1
08、すなわちコンプレッサ26の回転数が変えられ、
コンプレッサ26の能力(エアコン10の冷暖房能力)
が制御される。また、コンプレッサモータ108に直流
ブラシレスモータを用いる際には、モータ(直流ブラシ
レスモータ)に印加する直流電圧をマイコン98からの
信号に基づいて変え、コンプレッサモータ108の回転
数を制御する。
【0042】このコントロール基板96には、四方弁2
4及び熱交換器30を冷却するための図示しないファン
を駆動するファンモータ110、ファンモータコンデン
サ110Aが接続されている。また、室外ユニット14
には、外気温度を検出する外気温度センサ112、熱交
換器30の冷媒コイルの温度を検出するコイル温度セン
サ114及びコンプレッサ26の温度を検出するコンプ
レッサ温度センサ116が設けられており、これらがマ
イコン98に接続されている。
4及び熱交換器30を冷却するための図示しないファン
を駆動するファンモータ110、ファンモータコンデン
サ110Aが接続されている。また、室外ユニット14
には、外気温度を検出する外気温度センサ112、熱交
換器30の冷媒コイルの温度を検出するコイル温度セン
サ114及びコンプレッサ26の温度を検出するコンプ
レッサ温度センサ116が設けられており、これらがマ
イコン98に接続されている。
【0043】マイコン98は、運転モードに応じて四方
弁24を切り換えると共に、室内ユニット12からの制
御信号、外気温度センサ112、コイル温度センサ11
4及びコンプレッサ温度センサ116の検出結果に基づ
いて、ファンモータ110のオン/オフ及びコンプレッ
サモータ108(コンプレッサ26)の運転周波数等を
制御するようになっている。エアコン10の能力、すな
わち、コンプレッサ26の能力は、コンプレッサモータ
108の運転周波数によって定まる。
弁24を切り換えると共に、室内ユニット12からの制
御信号、外気温度センサ112、コイル温度センサ11
4及びコンプレッサ温度センサ116の検出結果に基づ
いて、ファンモータ110のオン/オフ及びコンプレッ
サモータ108(コンプレッサ26)の運転周波数等を
制御するようになっている。エアコン10の能力、すな
わち、コンプレッサ26の能力は、コンプレッサモータ
108の運転周波数によって定まる。
【0044】図5には、太陽光発電装置150に設けら
れる系統連系発電部を構成するSOL154の概略を示
している。SOL154には、マイクロコンピュータ
(以下「マイコン160」と言う)が設けられている。
このマイコン160には、IGBT駆動回路162を介
してインバータ回路164が接続されている。インバー
タ回路164には、ソーラパネル152によって発電さ
れた電力(直流電力)がコンデンサ166を介して供給
されるようになっている。太陽光を吸収するソーラパネ
ル152は、例えば複数のモジュールを枠にセットし、
建物の屋根等の太陽光に照らされる場所に設置される。
れる系統連系発電部を構成するSOL154の概略を示
している。SOL154には、マイクロコンピュータ
(以下「マイコン160」と言う)が設けられている。
このマイコン160には、IGBT駆動回路162を介
してインバータ回路164が接続されている。インバー
タ回路164には、ソーラパネル152によって発電さ
れた電力(直流電力)がコンデンサ166を介して供給
されるようになっている。太陽光を吸収するソーラパネ
ル152は、例えば複数のモジュールを枠にセットし、
建物の屋根等の太陽光に照らされる場所に設置される。
【0045】インバータ回路164では、マイコン16
0によって制御されてIGBT駆動回路162から供給
されるスイッチング信号に応じて、ソーラパネル152
から供給される直流電力を、商用電源と同じ周波数(例
えば50Hz又は60Hz)の交流電力(このインバー
タ回路164の出力は、例えばノコギリ状波)に変換す
る役目を有している。
0によって制御されてIGBT駆動回路162から供給
されるスイッチング信号に応じて、ソーラパネル152
から供給される直流電力を、商用電源と同じ周波数(例
えば50Hz又は60Hz)の交流電力(このインバー
タ回路164の出力は、例えばノコギリ状波)に変換す
る役目を有している。
【0046】このインバータ回路164で交流に変換さ
れた電力は、コンデンサ168及びチョークトランス1
70を介して分電盤156へ供給され、分電盤156か
ら商用電力として出力される。このとき、インバータ回
路164から出力された交流電力は、コンデンサ168
及びチョークトランス170を通過することにより、直
流成分の除去が行われ、正弦波の交流電力として出力さ
れる。
れた電力は、コンデンサ168及びチョークトランス1
70を介して分電盤156へ供給され、分電盤156か
ら商用電力として出力される。このとき、インバータ回
路164から出力された交流電力は、コンデンサ168
及びチョークトランス170を通過することにより、直
流成分の除去が行われ、正弦波の交流電力として出力さ
れる。
【0047】また、マイコン160には、発電電流検出
回路172、発電電圧検出回路174、電流検出回路1
76、第3高調波検出回路178及び系統電圧のゼロク
ロス入力回路180、U相電圧検出回路(U相系統電圧
検出回路)182及びV相電圧検出回路(V相系統電圧
検出回路)184が接続されている。
回路172、発電電圧検出回路174、電流検出回路1
76、第3高調波検出回路178及び系統電圧のゼロク
ロス入力回路180、U相電圧検出回路(U相系統電圧
検出回路)182及びV相電圧検出回路(V相系統電圧
検出回路)184が接続されている。
【0048】このマイコン106には、ゼロクロス検出
回路180、U、V相電圧検出回路182、184から
商用電力の電圧、位相を検出し、この検出結果に基づい
てIGBT駆動回路162を制御し、インバータ回路1
64の出力が商用電源と略同じ電圧で、かつ周波数及び
位相が一致するようにスイッチング信号を発生させる。
なお、インバータ回路164から出力される交流電力
は、電圧が商用電源の電圧より僅かに高めで略一致する
ようにしており、これによって、インバータ回路164
から商用電力として出力されるようにしている。
回路180、U、V相電圧検出回路182、184から
商用電力の電圧、位相を検出し、この検出結果に基づい
てIGBT駆動回路162を制御し、インバータ回路1
64の出力が商用電源と略同じ電圧で、かつ周波数及び
位相が一致するようにスイッチング信号を発生させる。
なお、インバータ回路164から出力される交流電力
は、電圧が商用電源の電圧より僅かに高めで略一致する
ようにしており、これによって、インバータ回路164
から商用電力として出力されるようにしている。
【0049】また、マイコン160は、第3次高調波検
出回路178によって、商用電力に含まれる第3次高調
波を検出し、この第3次高調波の比率から停電か否かを
判定する。
出回路178によって、商用電力に含まれる第3次高調
波を検出し、この第3次高調波の比率から停電か否かを
判定する。
【0050】ここで、マイコン160は、分電盤156
への商用電力の停止、すなわち停電を検出すると、チョ
ークトランス170の分電盤156側に設けられている
系統コンダクタ186の接点を開放し、インバータ回路
164を商用電力から切り離す(解列)ようになってい
る。このときは、インバータ回路164のスイッチング
動作も停止される。すなわち、マイコン160は、商用
電力の停電を検出すると、駆動回路188を介して系統
コンダクタ186のリレーコイル186Aを駆動するよ
うになっている。
への商用電力の停止、すなわち停電を検出すると、チョ
ークトランス170の分電盤156側に設けられている
系統コンダクタ186の接点を開放し、インバータ回路
164を商用電力から切り離す(解列)ようになってい
る。このときは、インバータ回路164のスイッチング
動作も停止される。すなわち、マイコン160は、商用
電力の停電を検出すると、駆動回路188を介して系統
コンダクタ186のリレーコイル186Aを駆動するよ
うになっている。
【0051】マイコン160は、発電電流検出回路17
2及び発電電圧検出回路174の検出結果からソーラパ
ネル152が発電状態であるか否かの判定及び、ソーラ
パネル152で発電されている電力(発電電力)を計測
し、また、電流検出回路176の検出結果から出力電力
を計測するようになっている。
2及び発電電圧検出回路174の検出結果からソーラパ
ネル152が発電状態であるか否かの判定及び、ソーラ
パネル152で発電されている電力(発電電力)を計測
し、また、電流検出回路176の検出結果から出力電力
を計測するようになっている。
【0052】このマイコン160には、EEPROM1
90が接続されている。このEEPROM190には、
直流電力を商用電力に応じた周波数の交流電力に変換す
るためのデータが記憶されている。マイコン160は、
EEPROM190に記憶されているデータに基づいて
各機器の作動を制御するようになっている。
90が接続されている。このEEPROM190には、
直流電力を商用電力に応じた周波数の交流電力に変換す
るためのデータが記憶されている。マイコン160は、
EEPROM190に記憶されているデータに基づいて
各機器の作動を制御するようになっている。
【0053】また、このマイコン160には、接続手段
としてシリアル回路192が接続されている。このシリ
アル回路192は、ターミナル192Aと、エアコン1
0の室外ユニット14に設けられているターミナル92
Cとの間に通信線194(図4も参照、接地線は省略)
が接続されている。すなわち、マイコン160は、シリ
アル回路192を介してエアコン10の室内ユニット1
2に設けられているマイコン74に接続されている。
としてシリアル回路192が接続されている。このシリ
アル回路192は、ターミナル192Aと、エアコン1
0の室外ユニット14に設けられているターミナル92
Cとの間に通信線194(図4も参照、接地線は省略)
が接続されている。すなわち、マイコン160は、シリ
アル回路192を介してエアコン10の室内ユニット1
2に設けられているマイコン74に接続されている。
【0054】マイコン160は、マイコン74からの要
求によってこのシリアル回路192介してソーラパネル
152の発電状態、SOL154の運転状態等の太陽光
発電装置150の運転情報等のデータを出力する。ま
た、室内ユニット12に設けられているマイコン74
は、SOL154を制御するための制御信号を出力する
ようになっており、SOL154のマイコン160は、
マイコン74から送出される制御信号に応じた制御を行
うようになっている。
求によってこのシリアル回路192介してソーラパネル
152の発電状態、SOL154の運転状態等の太陽光
発電装置150の運転情報等のデータを出力する。ま
た、室内ユニット12に設けられているマイコン74
は、SOL154を制御するための制御信号を出力する
ようになっており、SOL154のマイコン160は、
マイコン74から送出される制御信号に応じた制御を行
うようになっている。
【0055】ところで、EEPROM190には、直流
電力を商用電力に応じた周波数の交流電力に変換するた
めのデータに加えて、SOL154を的確に作動させる
ための種々の整定値が記憶されている。
電力を商用電力に応じた周波数の交流電力に変換するた
めのデータに加えて、SOL154を的確に作動させる
ための種々の整定値が記憶されている。
【0056】この整定値は、ソーラパネル152から供
給されてインバータ回路164で変換される電力と商用
電源の電力とから、太陽光発電装置150及びエアコン
10の作動状態を監視し、いずれか一方又は両方で異常
が発生したときにこれを検知するための値である。
給されてインバータ回路164で変換される電力と商用
電源の電力とから、太陽光発電装置150及びエアコン
10の作動状態を監視し、いずれか一方又は両方で異常
が発生したときにこれを検知するための値である。
【0057】整定値として、商用電力の電圧、周波数等
の異常を検出する系統過電圧値(R相及びT相)及び系
統過電圧継続時間、系統不足電圧値(R相及びT相)及
び系統不足電圧継続時間、系統過周波数値及び系統過周
波数継続時間、系統不足周波数値及び系統不足周波数継
続時間、保護リレー復帰時間、電圧上昇抑制レベル値、
単独運転検出レベル値、単独運転検出時限、DC地絡検
出時限等が設定される(図8参照)。これらの数値は、
設定可能な範囲として記憶されており、各項目につい
て、それぞれ予め適当と思われる数値が標準設定状態と
して1つずつ選択されている(デフォルト値)。太陽光
発電装置150を接続する商用電力に応じてこれらの整
定値を設定することにより、太陽光発電装置150が出
力する電力が適切に商用電力として供給されるようにし
ている。
の異常を検出する系統過電圧値(R相及びT相)及び系
統過電圧継続時間、系統不足電圧値(R相及びT相)及
び系統不足電圧継続時間、系統過周波数値及び系統過周
波数継続時間、系統不足周波数値及び系統不足周波数継
続時間、保護リレー復帰時間、電圧上昇抑制レベル値、
単独運転検出レベル値、単独運転検出時限、DC地絡検
出時限等が設定される(図8参照)。これらの数値は、
設定可能な範囲として記憶されており、各項目につい
て、それぞれ予め適当と思われる数値が標準設定状態と
して1つずつ選択されている(デフォルト値)。太陽光
発電装置150を接続する商用電力に応じてこれらの整
定値を設定することにより、太陽光発電装置150が出
力する電力が適切に商用電力として供給されるようにし
ている。
【0058】EEPROM190に記憶されている整定
値は、室内ユニット12に設けられているマイコン74
からの要求によって、SOL154のマイコン160か
ら出力される。
値は、室内ユニット12に設けられているマイコン74
からの要求によって、SOL154のマイコン160か
ら出力される。
【0059】また、室内ユニット12のマイコン74
は、整定値のデータをSOL154のマイコン160に
出力するようになっており、マイコン160は、EEP
ROM190に記憶され設定された整定値を、マイコン
74から入力された整定値に変更する。
は、整定値のデータをSOL154のマイコン160に
出力するようになっており、マイコン160は、EEP
ROM190に記憶され設定された整定値を、マイコン
74から入力された整定値に変更する。
【0060】一方、リモコン120には、SOL154
のマイコン160から出力される太陽光発電装置150
の運転情報が表示可能となっている。なお、運転情報の
表示は、リモコン120に設けられている図示しない表
示切換えボタンによって行われるものであってもよく、
エアコン10の運転状態の表示と別に設けられている専
用の表示パネルに表示するものであっても良い。また、
リモコン120とは別に、太陽光発電装置150の運転
状態を表示する専用のリモコンを用いても良い。
のマイコン160から出力される太陽光発電装置150
の運転情報が表示可能となっている。なお、運転情報の
表示は、リモコン120に設けられている図示しない表
示切換えボタンによって行われるものであってもよく、
エアコン10の運転状態の表示と別に設けられている専
用の表示パネルに表示するものであっても良い。また、
リモコン120とは別に、太陽光発電装置150の運転
状態を表示する専用のリモコンを用いても良い。
【0061】室内ユニット12は、リモコン120(ま
たは専用リモコン)から、SOL154のマイコン16
0から出力された運転状態に関する情報を要求する操作
信号を受信すると、要求された運転情報をリモコン12
0へ向けて出力する。リモコン120は、この運転情報
を表示パネル196に表示するようになっている。
たは専用リモコン)から、SOL154のマイコン16
0から出力された運転状態に関する情報を要求する操作
信号を受信すると、要求された運転情報をリモコン12
0へ向けて出力する。リモコン120は、この運転情報
を表示パネル196に表示するようになっている。
【0062】また、リモコン120には、SOL154
のEEPROM190に記憶された所定範囲の整定値が
各項目ごとに表示可能となっている。リモコン120に
は、この設定可能範囲内で数値の変更及び設定を行うた
めの操作ボタンが設けられている。操作ボタンは、各項
目の整定値を設定可能範囲内の数値から選択し設定する
ように操作される。
のEEPROM190に記憶された所定範囲の整定値が
各項目ごとに表示可能となっている。リモコン120に
は、この設定可能範囲内で数値の変更及び設定を行うた
めの操作ボタンが設けられている。操作ボタンは、各項
目の整定値を設定可能範囲内の数値から選択し設定する
ように操作される。
【0063】図6に示されるように、リモコン120の
操作によって指示された整定値の変更及び設定は、空気
調和運転及び停止の操作と同様に、リモコン120から
室内ユニット12へ送信されて、室内ユニット12のマ
イコン74を介して、SOL154のマイコン160に
出力される。
操作によって指示された整定値の変更及び設定は、空気
調和運転及び停止の操作と同様に、リモコン120から
室内ユニット12へ送信されて、室内ユニット12のマ
イコン74を介して、SOL154のマイコン160に
出力される。
【0064】図7には、表示パネル196の概略が示さ
れている。この表示パネル196には、表示ランプと共
に7セグメントのLEDが備えられており、これらの点
灯を制御することによって表示が行われる。表示パネル
196では、SOL154のオン/オフ表示、発電電
力、出力電力等の表示に加えて、EEPROM190に
記憶されている整定値が表示されるようになっている。
また、異常が発生したときのエラーコード、エラーチャ
ンネル等の表示が可能となっている。
れている。この表示パネル196には、表示ランプと共
に7セグメントのLEDが備えられており、これらの点
灯を制御することによって表示が行われる。表示パネル
196では、SOL154のオン/オフ表示、発電電
力、出力電力等の表示に加えて、EEPROM190に
記憶されている整定値が表示されるようになっている。
また、異常が発生したときのエラーコード、エラーチャ
ンネル等の表示が可能となっている。
【0065】これらの表示パネル196上の表示は、例
えば、発電中を示す表示マークを表示すると共に『発電
電力』、『出力電力』等を表示する。また、夜間等でソ
ーラパネル102での発電が停止又は十分な発電電力が
得られていないときには、発電中を示す表示マークが消
えると共に、『待機』表示等がなされ、商用電力の停止
(停電中)には、『異常』又は『抑制』の表示がなされ
ると共に、必要に応じてエラーコードが表示される。
えば、発電中を示す表示マークを表示すると共に『発電
電力』、『出力電力』等を表示する。また、夜間等でソ
ーラパネル102での発電が停止又は十分な発電電力が
得られていないときには、発電中を示す表示マークが消
えると共に、『待機』表示等がなされ、商用電力の停止
(停電中)には、『異常』又は『抑制』の表示がなされ
ると共に、必要に応じてエラーコードが表示される。
【0066】次に本実施の形態の作用を説明する。エア
コン10の室内ユニット12と室外ユニット14による
室内の空気調和運転は、空調運転停止状態でリモコン1
20の運転/停止、運転モード設定、温度設定、風流設
定、風向設定等の設定操作によって行われる。エアコン
10の室内ユニット12に設けられているマイコン74
は、リモコン120から設定操作に基づく所定コードの
操作信号を受信すると、この操作信号のコード解析を行
い、解析結果に応じた空気調和運転の制御を開始する。
コン10の室内ユニット12と室外ユニット14による
室内の空気調和運転は、空調運転停止状態でリモコン1
20の運転/停止、運転モード設定、温度設定、風流設
定、風向設定等の設定操作によって行われる。エアコン
10の室内ユニット12に設けられているマイコン74
は、リモコン120から設定操作に基づく所定コードの
操作信号を受信すると、この操作信号のコード解析を行
い、解析結果に応じた空気調和運転の制御を開始する。
【0067】また、室内ユニット12及び室外ユニット
14は、リモコン120の運転/停止の操作によって停
止が指示されると、空気調和運転を停止する。
14は、リモコン120の運転/停止の操作によって停
止が指示されると、空気調和運転を停止する。
【0068】一方、太陽光発電装置150のソーラパネ
ル102は、太陽光を受光すると、この太陽光のエネル
ギーを変換して受光した太陽光に応じた直流電力を発生
する。この発電電力は、室外ユニット14に設けられて
いるSOL154のインバータ回路164へ出力され
る。SOL154のマイコン160は、発電電力を検出
すると、ゼロクロス検出回路180、U、V相電圧検出
回路182、184の検出結果及びEEPROM190
に記憶されているデータに基づいてIGBT駆動回路1
62を制御し、インバータ回路164へ商用電力に応じ
た所定のスイッチング信号を出力する。
ル102は、太陽光を受光すると、この太陽光のエネル
ギーを変換して受光した太陽光に応じた直流電力を発生
する。この発電電力は、室外ユニット14に設けられて
いるSOL154のインバータ回路164へ出力され
る。SOL154のマイコン160は、発電電力を検出
すると、ゼロクロス検出回路180、U、V相電圧検出
回路182、184の検出結果及びEEPROM190
に記憶されているデータに基づいてIGBT駆動回路1
62を制御し、インバータ回路164へ商用電力に応じ
た所定のスイッチング信号を出力する。
【0069】インバータ回路164では、入力されるス
イッチング信号に応じて駆動して直流電力を商用電力の
周波数、電圧に合わせた交流電力に変換して出力する。
また、SOL154のマイコン160は、ソーラパネル
152の発電電流及び発電電圧(又は発電電力)、商用
電力としての出力電流、SOL154の各部が正常に作
動しているか否等の運転情報を、逐次又は室内ユニット
12のマイコン74の要求に応じて、シリアル回路19
2を介して出力する。
イッチング信号に応じて駆動して直流電力を商用電力の
周波数、電圧に合わせた交流電力に変換して出力する。
また、SOL154のマイコン160は、ソーラパネル
152の発電電流及び発電電圧(又は発電電力)、商用
電力としての出力電流、SOL154の各部が正常に作
動しているか否等の運転情報を、逐次又は室内ユニット
12のマイコン74の要求に応じて、シリアル回路19
2を介して出力する。
【0070】ここで、リモコン120の表示切換等の操
作がなされると、室内ユニット12へ向けてSOL15
4の運転情報を要求する所定のコードが、リモコン12
0から室内ユニット12のマイコン74へ送出される。
室内ユニット12のマイコン74は、リモコン120か
らSOL154の運転情報を要求する所定のコードを受
信すると、SOL154から入力される運転情報をリモ
コン120へ送出する。
作がなされると、室内ユニット12へ向けてSOL15
4の運転情報を要求する所定のコードが、リモコン12
0から室内ユニット12のマイコン74へ送出される。
室内ユニット12のマイコン74は、リモコン120か
らSOL154の運転情報を要求する所定のコードを受
信すると、SOL154から入力される運転情報をリモ
コン120へ送出する。
【0071】これによって、リモコン120の表示パネ
ル196にSOL154の運転状態を示す種々の情報が
表示される。したがって、室外(屋外)にあるSOL1
54からの信号によって太陽光発電装置150の運転状
態が室内に居ながらにして容易に確認することができ
る。
ル196にSOL154の運転状態を示す種々の情報が
表示される。したがって、室外(屋外)にあるSOL1
54からの信号によって太陽光発電装置150の運転状
態が室内に居ながらにして容易に確認することができ
る。
【0072】このリモコン120の表示パネル196に
は、ソーラパネル152が発電中であるか否かが表示さ
れ、ソーラパネル152が発電中であるときには発電電
力が表示される。また、ソーラパネル152による発電
電力が十分(商用電力として出力するための最低電力以
上)であるときには、表示パネル196には、出力電力
等が表示されるため、ソーラパネル152の発電電力、
SOL154の出力電力等を測定するための高価な測定
機を、特別に設置する必要がない。
は、ソーラパネル152が発電中であるか否かが表示さ
れ、ソーラパネル152が発電中であるときには発電電
力が表示される。また、ソーラパネル152による発電
電力が十分(商用電力として出力するための最低電力以
上)であるときには、表示パネル196には、出力電力
等が表示されるため、ソーラパネル152の発電電力、
SOL154の出力電力等を測定するための高価な測定
機を、特別に設置する必要がない。
【0073】ところで、SOL154のEEPROM1
90には、予め複数の項目(図8参照)について整定値
が標準設定状態の値に設定されている。設定された複数
の項目の整定値によって、正常運転状態と判断可能な範
囲が画定される。マイコン160は、設定された整定値
と、ソーラパネル152から供給されてインバータ回路
164で変換される発電電力及び商用電源の電力の対応
する値とを常に比較する。
90には、予め複数の項目(図8参照)について整定値
が標準設定状態の値に設定されている。設定された複数
の項目の整定値によって、正常運転状態と判断可能な範
囲が画定される。マイコン160は、設定された整定値
と、ソーラパネル152から供給されてインバータ回路
164で変換される発電電力及び商用電源の電力の対応
する値とを常に比較する。
【0074】発電電力又は商用電源の電力が変動して設
定された整定値を越え、正常運転状態と判断可能な範囲
から逸脱する値が検出されると、太陽光発電装置150
又はエアコン10の異常が発生したと判断して、インバ
ータ回路164を商用電力から解列する。これによっ
て、太陽光発電装置150とエアコン10とが切り離さ
れる。
定された整定値を越え、正常運転状態と判断可能な範囲
から逸脱する値が検出されると、太陽光発電装置150
又はエアコン10の異常が発生したと判断して、インバ
ータ回路164を商用電力から解列する。これによっ
て、太陽光発電装置150とエアコン10とが切り離さ
れる。
【0075】このような整定値は、太陽光発電装置15
0の設置場所やエアコン10の種類、設置環境に応じ
て、リモコン120で書換え可能となっている。
0の設置場所やエアコン10の種類、設置環境に応じ
て、リモコン120で書換え可能となっている。
【0076】図8には、書換え可能な整定値の設定範囲
の一例が示されている。リモコン120の図示しない操
作ボタンを操作することによって、整定値の変更を指示
するモードに表示を切り換える。変更を所望する項目を
選択し操作ボタンを操作すると、表示パネル196に設
定可能範囲が表示され、変更可能状態となる。表示パネ
ル196に所望する値が表示されると、操作ボタンを操
作して、この値を選択し設定する。この整定値の変更を
行う項目及び整定値の値の表示は、リモコン120の表
示パネル196に設けられている7セグメントLEDを
点灯して行うため、変更を行う整定値の項目と値を見易
く表示することができる。
の一例が示されている。リモコン120の図示しない操
作ボタンを操作することによって、整定値の変更を指示
するモードに表示を切り換える。変更を所望する項目を
選択し操作ボタンを操作すると、表示パネル196に設
定可能範囲が表示され、変更可能状態となる。表示パネ
ル196に所望する値が表示されると、操作ボタンを操
作して、この値を選択し設定する。この整定値の変更を
行う項目及び整定値の値の表示は、リモコン120の表
示パネル196に設けられている7セグメントLEDを
点灯して行うため、変更を行う整定値の項目と値を見易
く表示することができる。
【0077】変更された整定値に設定されると、リモコ
ン120から、室内ユニット12のマイコン74、室外
ユニット14のマイコン98を介して、SOL154の
マイコン160に送られる。SOL154のマイコン1
60は、EEPROM190に記憶されている該当する
項目の整定値を、変更された値に変更する。これによっ
て、太陽光発電装置150の設置場所やエアコン10の
種類、設置環境に応じた新たな整定値に基づいて、太陽
光発電装置150及びエアコン10の作動状態の監視を
行う。
ン120から、室内ユニット12のマイコン74、室外
ユニット14のマイコン98を介して、SOL154の
マイコン160に送られる。SOL154のマイコン1
60は、EEPROM190に記憶されている該当する
項目の整定値を、変更された値に変更する。これによっ
て、太陽光発電装置150の設置場所やエアコン10の
種類、設置環境に応じた新たな整定値に基づいて、太陽
光発電装置150及びエアコン10の作動状態の監視を
行う。
【0078】従って、整定値の書換えを室内ユニット1
2に対してデータの送信が可能なリモコン120を用い
て簡便に行うことができる。また、ソーラパネル152
の発電状態などを表示可能なリモコン120に、整定値
の変更機能を付加しているので、整定値の変更を行うた
めの特別なスイッチなどの装置を用いることなく、整定
値の変更を行うことができる。このとき、リモコン12
0の表示パネル196に整定値の設定可能範囲及び項目
を表示することができるので、表示された設定可能範囲
及び項目に基づいて容易に整定値を変更することができ
る。
2に対してデータの送信が可能なリモコン120を用い
て簡便に行うことができる。また、ソーラパネル152
の発電状態などを表示可能なリモコン120に、整定値
の変更機能を付加しているので、整定値の変更を行うた
めの特別なスイッチなどの装置を用いることなく、整定
値の変更を行うことができる。このとき、リモコン12
0の表示パネル196に整定値の設定可能範囲及び項目
を表示することができるので、表示された設定可能範囲
及び項目に基づいて容易に整定値を変更することができ
る。
【0079】また、整定値を設定可能範囲としてEEP
ROM190に記憶させているので、具体的な数値で設
定可能であり、また長期に記憶させて、細かく設定され
た数値に基づいて発電電力と商用電源の電力とを監視す
ることができる。また、EEPROM190を用いてい
るので、太陽光発電装置150の設置場所などに応じて
予め設定された設定可能範囲を更に、書き換えて変更す
ることができる。この場合には、整定値の変更と同様
に、リモコン120を用いて行うことができる。
ROM190に記憶させているので、具体的な数値で設
定可能であり、また長期に記憶させて、細かく設定され
た数値に基づいて発電電力と商用電源の電力とを監視す
ることができる。また、EEPROM190を用いてい
るので、太陽光発電装置150の設置場所などに応じて
予め設定された設定可能範囲を更に、書き換えて変更す
ることができる。この場合には、整定値の変更と同様
に、リモコン120を用いて行うことができる。
【0080】本実施の形態では、整定値の書換えを、室
内ユニット12に対して空気調和運転及び停止を指示す
るリモコン120又は、明細書中に述べたように、太陽
光発電装置150の運転状態を表示する専用のリモコン
を用いた場合を例に説明したが、整定値切替え用のリモ
コンを用いてもよい。
内ユニット12に対して空気調和運転及び停止を指示す
るリモコン120又は、明細書中に述べたように、太陽
光発電装置150の運転状態を表示する専用のリモコン
を用いた場合を例に説明したが、整定値切替え用のリモ
コンを用いてもよい。
【0081】また、整定値の変更はリモコンを用いた場
合に限られない。例えば、室内ユニット12上に整定値
の変更用の操作パネルなどを設け、室内ユニット12に
対して直接操作することで、整定値の変更を行ってもよ
い。さらに、室内ユニット12にパソコン等の入力手段
を別個設けて、入力手段からのデータの入力によって整
定値の変更を行うこともできる。
合に限られない。例えば、室内ユニット12上に整定値
の変更用の操作パネルなどを設け、室内ユニット12に
対して直接操作することで、整定値の変更を行ってもよ
い。さらに、室内ユニット12にパソコン等の入力手段
を別個設けて、入力手段からのデータの入力によって整
定値の変更を行うこともできる。
【0082】本実施の形態は、系統連系発電装置として
太陽光を用いて発電した電力を商用電力として出力する
太陽光発電装置を用いて説明したが、空気調和機に接続
する系統連系発電装置は、任意の構成であって良い。ま
た、系統連系発電装置が接続される空気調和機の構成
は、エアコン10に限るものではなく、少なくとも室内
に配置されるユニット(室内ユニット等)にマイコンを
含む空調制御部を備えたものであればよい。
太陽光を用いて発電した電力を商用電力として出力する
太陽光発電装置を用いて説明したが、空気調和機に接続
する系統連系発電装置は、任意の構成であって良い。ま
た、系統連系発電装置が接続される空気調和機の構成
は、エアコン10に限るものではなく、少なくとも室内
に配置されるユニット(室内ユニット等)にマイコンを
含む空調制御部を備えたものであればよい。
【0083】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、系
統連系発電部の運転状態を表示する表示部に表示される
整定値を操作手段によって変更しながら入力することが
できるので、整定値を容易に設定することができる。
統連系発電部の運転状態を表示する表示部に表示される
整定値を操作手段によって変更しながら入力することが
できるので、整定値を容易に設定することができる。
【図1】本実施の形態に適用したエアコンの概略構成図
である。
である。
【図2】エアコンの室内ユニットと室外ユニットの間に
設けられている冷凍サイクルを示す概略図である。
設けられている冷凍サイクルを示す概略図である。
【図3】室内ユニットの概略構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図4】室外ユニットの概略構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図5】SOLの概略構成を示すブロック図である。
【図6】リモコンとSOLとの信号の流れの概略を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図7】表示パネルの表示の一例を示す概略図である。
【図8】リモコンで設定可能な整定値の項目及び範囲の
一例を示す表である。
一例を示す表である。
10 エアコン(系統連系発電装置付空気調和機) 12 室内ユニット(空気調和部) 14 室外ユニット(空気調和部) 58 コントロール基板 70、192 シリアル回路(接続手段) 74 マイコン 120 リモコン(整定値入力部) 150 太陽光発電装置(系統連系発電装置) 152 ソーラパネル 154 SOL 164 インバータ回路 196 表示パネル(表示部)
Claims (2)
- 【請求項1】 室内に設けられた室内ユニットと室外に
設けられた室外ユニットの間に形成された冷凍サイクル
によって冷媒を循環させて、室内ユニットが設けられて
いる室内の空気調和運転を行う空気調和部と、 予め設定された整定値を基準として商用電源の電力を監
視しながら、太陽光エネルギーを集光し、集光した太陽
光エネルギーに応じた電力を発生すると共に発生させた
電力を商用電源に整合させた電力に変換して出力する系
統連系発電部と、 前記空気調和部と前記系統連系発電部を情報交換可能に
接続する接続手段と、 前記接続手段を介して、前記空気調和部の室内ユニット
から入力される前記系統連系発電部の運転状態を表示す
る表示部と、 操作手段の操作によって、前記表示部に表示される数値
を変更しながら整定値を入力する整定値入力部と、 を含むことを特徴とする系統連系発電装置付空気調和
機。 - 【請求項2】 前記整定値入力部の操作手段が、前記表
示部と一体に設けられると共に整定値を遠隔操作によっ
て入力可能なリモートコントローラであることを特徴と
する請求項1に記載の系統連系発電装置付空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9097576A JPH10288378A (ja) | 1997-04-15 | 1997-04-15 | 系統連系発電装置付空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9097576A JPH10288378A (ja) | 1997-04-15 | 1997-04-15 | 系統連系発電装置付空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10288378A true JPH10288378A (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14196078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9097576A Pending JPH10288378A (ja) | 1997-04-15 | 1997-04-15 | 系統連系発電装置付空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10288378A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001182986A (ja) * | 1999-12-24 | 2001-07-06 | Sharp Corp | 空気調和機 |
JP2014159913A (ja) * | 2013-02-20 | 2014-09-04 | Mitsubishi Electric Corp | 遠隔操作表示装置 |
CN115986603A (zh) * | 2023-03-22 | 2023-04-18 | 浙江省通信产业服务有限公司 | 光伏供电机柜及其管道控制方法 |
-
1997
- 1997-04-15 JP JP9097576A patent/JPH10288378A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001182986A (ja) * | 1999-12-24 | 2001-07-06 | Sharp Corp | 空気調和機 |
JP2014159913A (ja) * | 2013-02-20 | 2014-09-04 | Mitsubishi Electric Corp | 遠隔操作表示装置 |
CN115986603A (zh) * | 2023-03-22 | 2023-04-18 | 浙江省通信产业服务有限公司 | 光伏供电机柜及其管道控制方法 |
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