JPH10287277A - 自動車の車体フロア補強構造 - Google Patents
自動車の車体フロア補強構造Info
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- JPH10287277A JPH10287277A JP11641297A JP11641297A JPH10287277A JP H10287277 A JPH10287277 A JP H10287277A JP 11641297 A JP11641297 A JP 11641297A JP 11641297 A JP11641297 A JP 11641297A JP H10287277 A JPH10287277 A JP H10287277A
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- floor panel
- seat
- reinforcing plate
- support
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 クロスメンバにおけるラテコンステーの支持
部と、フロアパネルにおけるシートストライカやシート
ベルトアンカの各取り付け部とのそれぞれの強度を向上
させると共に、これらの強度向上が簡単な構成で達成さ
れるようにする。 【解決手段】 左右サイドメンバ10,10に架設され
るクロスメンバ13,14を設ける。上記クロスメンバ
14にラテコンブラケット38を支持させる。フロアパ
ネル16にシート支持具46と、シートベルトアンカ4
8とを取り付ける。上記フロアパネル16に補強板50
を取り付ける。この補強板50を上記クロスメンバ14
におけるラテコンブラケット38の支持部と、上記フロ
アパネル16におけるシート支持具46、およびシート
ベルトアンカ48の各取り付け部の各近傍に位置させる
と共に、上記補強板50をそれ自体一体成形する。
部と、フロアパネルにおけるシートストライカやシート
ベルトアンカの各取り付け部とのそれぞれの強度を向上
させると共に、これらの強度向上が簡単な構成で達成さ
れるようにする。 【解決手段】 左右サイドメンバ10,10に架設され
るクロスメンバ13,14を設ける。上記クロスメンバ
14にラテコンブラケット38を支持させる。フロアパ
ネル16にシート支持具46と、シートベルトアンカ4
8とを取り付ける。上記フロアパネル16に補強板50
を取り付ける。この補強板50を上記クロスメンバ14
におけるラテコンブラケット38の支持部と、上記フロ
アパネル16におけるシート支持具46、およびシート
ベルトアンカ48の各取り付け部の各近傍に位置させる
と共に、上記補強板50をそれ自体一体成形する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体のクロスメン
バにラテコンステーを支持させ、上記クロスメンバ上に
敷設させたフロアパネルにシート支持具と、シートベル
トアンカとを取り付けた場合に、上記フロアパネルを補
強するようにした自動車の車体フロア補強構造に関する
ものである。
バにラテコンステーを支持させ、上記クロスメンバ上に
敷設させたフロアパネルにシート支持具と、シートベル
トアンカとを取り付けた場合に、上記フロアパネルを補
強するようにした自動車の車体フロア補強構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体には、従来、前後方向に延
びる左右一対のサイドメンバと、これら左右サイドメン
バに架設される前後一対のクロスメンバとを備え、上記
クロスメンバにラテラルロッドを枢支するラテコンブラ
ケットを支持させたものがある。
びる左右一対のサイドメンバと、これら左右サイドメン
バに架設される前後一対のクロスメンバとを備え、上記
クロスメンバにラテラルロッドを枢支するラテコンブラ
ケットを支持させたものがある。
【0003】また、同上車体には、従来、実開平5‐3
7661号公報で示されたものがある。
7661号公報で示されたものがある。
【0004】これによれば、上記両クロスメンバに跨る
ようにフロアパネルが敷設され、このフロアパネル上に
シートが設けられると共に、上記フロアパネルに取り付
けられてこのフロアパネルに上記シートを支持させるシ
ート支持具が設けられ、かつ、上記フロアパネルに取り
付けられてこのフロアパネルにシート用シートベルトの
端部を連結させるシートベルトアンカが設けられてい
る。
ようにフロアパネルが敷設され、このフロアパネル上に
シートが設けられると共に、上記フロアパネルに取り付
けられてこのフロアパネルに上記シートを支持させるシ
ート支持具が設けられ、かつ、上記フロアパネルに取り
付けられてこのフロアパネルにシート用シートベルトの
端部を連結させるシートベルトアンカが設けられてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車の走
行時には、上記クロスメンバにおけるラテコンステーの
支持部に対し、上記ラテラルロッドを介して車輪側から
大きい外力が負荷される。
行時には、上記クロスメンバにおけるラテコンステーの
支持部に対し、上記ラテラルロッドを介して車輪側から
大きい外力が負荷される。
【0006】また、特に、急制動時などには、上記フロ
アパネルにおけるシートストライカやシートベルトアン
カの各取り付け部に対し、シート側やこのシートへの着
座者側から大きい外力が負荷される。
アパネルにおけるシートストライカやシートベルトアン
カの各取り付け部に対し、シート側やこのシートへの着
座者側から大きい外力が負荷される。
【0007】このため、上記支持部や各取り付け部の強
度を向上させることが望まれている。
度を向上させることが望まれている。
【0008】そこで、従来、上記各取り付け部について
は、それぞれ補強板が取り付けられているが、上記支持
部に対しては、新たに補強板を取り付けることが考えら
れる。
は、それぞれ補強板が取り付けられているが、上記支持
部に対しては、新たに補強板を取り付けることが考えら
れる。
【0009】しかし、上記各補強板を、上記支持部や各
取り付け部に対し、それぞれに設けると、車体フロアの
部品点数が増えて、その構成が複雑になるおそれがあ
る。
取り付け部に対し、それぞれに設けると、車体フロアの
部品点数が増えて、その構成が複雑になるおそれがあ
る。
【0010】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、クロスメンバにおけるラテコンステーの
支持部と、フロアパネルにおけるシートストライカやシ
ートベルトアンカの各取り付け部とのそれぞれの強度を
向上させると共に、これらの強度向上が簡単な構成で達
成されるようにすることを課題とする。
されたもので、クロスメンバにおけるラテコンステーの
支持部と、フロアパネルにおけるシートストライカやシ
ートベルトアンカの各取り付け部とのそれぞれの強度を
向上させると共に、これらの強度向上が簡単な構成で達
成されるようにすることを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の自動車の車体フロア補強構造は、前後方向に
延びる左右一対のサイドメンバ10,10を設け、これ
ら左右サイドメンバ10,10に架設される前後一対の
クロスメンバ13,14を設け、上記クロスメンバ14
にラテラルロッド43を枢支するラテコンブラケット3
8を支持させ、
の本発明の自動車の車体フロア補強構造は、前後方向に
延びる左右一対のサイドメンバ10,10を設け、これ
ら左右サイドメンバ10,10に架設される前後一対の
クロスメンバ13,14を設け、上記クロスメンバ14
にラテラルロッド43を枢支するラテコンブラケット3
8を支持させ、
【0012】上記両クロスメンバ13,14に跨るよう
にフロアパネル16を敷設し、このフロアパネル16上
にシート18を設けると共に、上記フロアパネル16に
取り付けられてこのフロアパネル16に上記シート18
を支持させるシート支持具46を設け、かつ、上記フロ
アパネル16に取り付けられてこのフロアパネル16に
シート18用シートベルト18aの端部を連結させるシ
ートベルトアンカ48を設けた自動車において、
にフロアパネル16を敷設し、このフロアパネル16上
にシート18を設けると共に、上記フロアパネル16に
取り付けられてこのフロアパネル16に上記シート18
を支持させるシート支持具46を設け、かつ、上記フロ
アパネル16に取り付けられてこのフロアパネル16に
シート18用シートベルト18aの端部を連結させるシ
ートベルトアンカ48を設けた自動車において、
【0013】上記フロアパネル16に補強板50を取り
付け、この補強板50を上記クロスメンバ14における
ラテコンブラケット38の支持部と、上記フロアパネル
16におけるシート支持具46、およびシートベルトア
ンカ48の各取り付け部の各近傍に位置させると共に、
上記補強板50をそれ自体一体成形したものである。
付け、この補強板50を上記クロスメンバ14における
ラテコンブラケット38の支持部と、上記フロアパネル
16におけるシート支持具46、およびシートベルトア
ンカ48の各取り付け部の各近傍に位置させると共に、
上記補強板50をそれ自体一体成形したものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
により説明する。
【0015】図2において、符号1はツーボックスタイ
プの自動車、矢印Frはこの自動車1の前方を示してい
る。なお、下記する左右とは、上記前方に向っての車幅
方向をいうものとする。
プの自動車、矢印Frはこの自動車1の前方を示してい
る。なお、下記する左右とは、上記前方に向っての車幅
方向をいうものとする。
【0016】上記自動車1の車体2には、左右一対の前
車輪3と、左右一対の後車輪4とが前、後サスペンショ
ン5により懸架され、これら前、後車輪3,4、および
サスペンション5を介して上記車体2が路面6上に支持
されている。
車輪3と、左右一対の後車輪4とが前、後サスペンショ
ン5により懸架され、これら前、後車輪3,4、および
サスペンション5を介して上記車体2が路面6上に支持
されている。
【0017】図1〜4において、上記車体2の内部空間
が車室8とされ、この車室8の底部が車体2下部を構成
する車体フロア9とされている。この車体フロア9は板
金製で、前後方向に延びる左右一対のサイドメンバ1
0,10を有している。上記サイドメンバ10,10の
各後端部同士を互いに結合するロアバックパネル11が
設けられている。また、上記両サイドメンバ10,10
の前後方向の中途部同士を互いに結合させる前、後クロ
スメンバ13,14と、上記ロアバックパネル11と後
側のクロスメンバ14との間で上記両サイドメンバ1
0,10同士を互いに結合させる他のクロスメンバ15
とが、それぞれ上記両サイドメンバ10,10に架設さ
れている。
が車室8とされ、この車室8の底部が車体2下部を構成
する車体フロア9とされている。この車体フロア9は板
金製で、前後方向に延びる左右一対のサイドメンバ1
0,10を有している。上記サイドメンバ10,10の
各後端部同士を互いに結合するロアバックパネル11が
設けられている。また、上記両サイドメンバ10,10
の前後方向の中途部同士を互いに結合させる前、後クロ
スメンバ13,14と、上記ロアバックパネル11と後
側のクロスメンバ14との間で上記両サイドメンバ1
0,10同士を互いに結合させる他のクロスメンバ15
とが、それぞれ上記両サイドメンバ10,10に架設さ
れている。
【0018】上記両サイドメンバ10,10、ロアバッ
クパネル11、および各クロスメンバ13〜15の各上
面に跨ってフロアパネル16が敷設されると共に、上記
各上面にスポット溶接により強固に結合させられてい
る。上記車室8内で、上記フロアパネル16上には、
前、後シート17,18が設けられている。
クパネル11、および各クロスメンバ13〜15の各上
面に跨ってフロアパネル16が敷設されると共に、上記
各上面にスポット溶接により強固に結合させられてい
る。上記車室8内で、上記フロアパネル16上には、
前、後シート17,18が設けられている。
【0019】図1〜4において、上記各サイドメンバ1
0につき、より詳しく説明する。
0につき、より詳しく説明する。
【0020】上記各サイドメンバ10はプレス成形され
たもので、正面視断面がほぼU字形状をなし、左右に少
し離れて対面する側板10a,10aと、これら両側板
10a,10aの下端縁同士を一体的に連結する底板1
0bと、上記各側板10aの上端縁にそれ自体一体成形
された外向きフランジ10cとで構成されている。
たもので、正面視断面がほぼU字形状をなし、左右に少
し離れて対面する側板10a,10aと、これら両側板
10a,10aの下端縁同士を一体的に連結する底板1
0bと、上記各側板10aの上端縁にそれ自体一体成形
された外向きフランジ10cとで構成されている。
【0021】また、上記各サイドメンバ10は、その前
部を構成して前後にほぼ水平に延びる前部メンバ20
と、上記サイドメンバ10の前後方向の中途部を構成し
て上記前部メンバ20の後端部から後上方に向って一体
的に延びる中途部メンバ21と、上記サイドメンバ10
の後部を構成して上記中途部メンバ21の後端部から後
方に向ってほぼ水平に一体的に延びる後部メンバ22と
で構成されている。上記前部メンバ20の後端部、中途
部メンバ21、および後部メンバ22の前端部は、サイ
ドメンバ10におけるいわゆるキックアップ部となって
いる。
部を構成して前後にほぼ水平に延びる前部メンバ20
と、上記サイドメンバ10の前後方向の中途部を構成し
て上記前部メンバ20の後端部から後上方に向って一体
的に延びる中途部メンバ21と、上記サイドメンバ10
の後部を構成して上記中途部メンバ21の後端部から後
方に向ってほぼ水平に一体的に延びる後部メンバ22と
で構成されている。上記前部メンバ20の後端部、中途
部メンバ21、および後部メンバ22の前端部は、サイ
ドメンバ10におけるいわゆるキックアップ部となって
いる。
【0022】図2〜4において、上記車体フロア9の下
側で車幅方向に延び上記左右の後車輪4,4を回転自在
に支承する後車輪支承体24が設けられている。この後
車輪支承体24は、左右の後車輪4,4の中央部に配設
される差動装置25と、この差動装置25の左右各側部
からその外側方の各後車輪4に向って突出するアクスル
ハウジング26,26とを有している。これら各アクス
ルハウジング26は、車幅方向に延びる同一の軸心上に
位置し、その突出端部にその軸心回りに回転自在となる
よう上記各後車輪4が支承されている。
側で車幅方向に延び上記左右の後車輪4,4を回転自在
に支承する後車輪支承体24が設けられている。この後
車輪支承体24は、左右の後車輪4,4の中央部に配設
される差動装置25と、この差動装置25の左右各側部
からその外側方の各後車輪4に向って突出するアクスル
ハウジング26,26とを有している。これら各アクス
ルハウジング26は、車幅方向に延びる同一の軸心上に
位置し、その突出端部にその軸心回りに回転自在となる
よう上記各後車輪4が支承されている。
【0023】上記車体2の前部に搭載された不図示のエ
ンジンに、上記差動装置25の入力部がプロペラシャフ
ト27により連動連結されている。上記各アクスルハウ
ジング26内には、その軸心上に車軸28が内有され、
これら各車軸28を介して同上差動装置25の左右各出
力部に上記各後車輪4が連動連結されている。
ンジンに、上記差動装置25の入力部がプロペラシャフ
ト27により連動連結されている。上記各アクスルハウ
ジング26内には、その軸心上に車軸28が内有され、
これら各車軸28を介して同上差動装置25の左右各出
力部に上記各後車輪4が連動連結されている。
【0024】そして、上記エンジンの出力が上記差動装
置25と各車軸28を介して各後車輪4に伝達されるよ
うになっている。
置25と各車軸28を介して各後車輪4に伝達されるよ
うになっている。
【0025】同上図1〜4において、前記した前、後サ
スペンション5のうち、後側のサスペンション5につき
説明する。
スペンション5のうち、後側のサスペンション5につき
説明する。
【0026】上記サスペンション5は、各サイドメンバ
10の中途部メンバ21に対し、上記後車輪支承体24
の各アクスルハウジング26を上下に揺動自在に枢支さ
せる上下一対のリンクを有している。また、上記各サイ
ドメンバ10の後部メンバ22の前部には上ばね受座3
3が形成され、上記各アクスルハウジング26の突出端
部には下ばね受座34が形成されている。これら上ばね
受座33と下ばね受座34とは上下に対向させられて、
これら各上ばね受座33と下ばね受座34との間に、そ
れぞれ圧縮ばねが挟み付けられている。これら両圧縮ば
ねにより、上記後車輪支承体24の各アクスルハウジン
グ26上に車体フロア9の各サイドメンバ10が弾性的
に支持されている。
10の中途部メンバ21に対し、上記後車輪支承体24
の各アクスルハウジング26を上下に揺動自在に枢支さ
せる上下一対のリンクを有している。また、上記各サイ
ドメンバ10の後部メンバ22の前部には上ばね受座3
3が形成され、上記各アクスルハウジング26の突出端
部には下ばね受座34が形成されている。これら上ばね
受座33と下ばね受座34とは上下に対向させられて、
これら各上ばね受座33と下ばね受座34との間に、そ
れぞれ圧縮ばねが挟み付けられている。これら両圧縮ば
ねにより、上記後車輪支承体24の各アクスルハウジン
グ26上に車体フロア9の各サイドメンバ10が弾性的
に支持されている。
【0027】一端部が上記各サイドメンバ10の後部メ
ンバ22に連結され、他端部が上記後車輪支承体24の
各アクスルハウジング26に連結される緩衝器37が設
けられている。この緩衝器37は、上記サイドメンバ1
0と後車輪支承体24との間で、いずれか一方から他方
に向って伝達されようとする衝撃力を吸収する。
ンバ22に連結され、他端部が上記後車輪支承体24の
各アクスルハウジング26に連結される緩衝器37が設
けられている。この緩衝器37は、上記サイドメンバ1
0と後車輪支承体24との間で、いずれか一方から他方
に向って伝達されようとする衝撃力を吸収する。
【0028】上記車体フロア9から下方に向ってラテコ
ンブラケット38が突設されている。このラテコンブラ
ケット38は上記左右サイドメンバ10,10のうち、
一方(左側)のサイドメンバ10の中途部メンバ21の
前部から下方に向って突出するブラケット本体39と、
このブラケット本体39の突出端部を上記後側のクロス
メンバ14の長手方向の中途部に支持させるステー40
と、同上ブラケット本体39の突出端部を上記ブラケッ
ト本体39の後方で、上記一方(左側)のサイドメンバ
10の後部メンバ22に支持させる他のステー41とで
構成されている。
ンブラケット38が突設されている。このラテコンブラ
ケット38は上記左右サイドメンバ10,10のうち、
一方(左側)のサイドメンバ10の中途部メンバ21の
前部から下方に向って突出するブラケット本体39と、
このブラケット本体39の突出端部を上記後側のクロス
メンバ14の長手方向の中途部に支持させるステー40
と、同上ブラケット本体39の突出端部を上記ブラケッ
ト本体39の後方で、上記一方(左側)のサイドメンバ
10の後部メンバ22に支持させる他のステー41とで
構成されている。
【0029】上記後車輪支承体24の差動装置25と両
アクスルハウジング26の後方近傍で、これら25,2
6に沿って車幅方向に延びるラテラルロッド43が設け
られている。このラテラルロッド43の一端部(左端
部)は、上記ラテコンブラケット38のブラケット本体
39の突出端部に枢支軸44により枢支されている。こ
の枢支軸44を中心として、上記ラテラルロッド43の
他端部(右端部)が上下に回動自在とされ、このラテラ
ルロッド43の他端部が上記アクスルハウジング26に
枢支されている。そして、上記ラテラルロッド43は、
上記車体フロア9に対し、後車輪支承体24が左右に自
由に移動しようとすることを規制して、車体2に安定性
を確保させる。
アクスルハウジング26の後方近傍で、これら25,2
6に沿って車幅方向に延びるラテラルロッド43が設け
られている。このラテラルロッド43の一端部(左端
部)は、上記ラテコンブラケット38のブラケット本体
39の突出端部に枢支軸44により枢支されている。こ
の枢支軸44を中心として、上記ラテラルロッド43の
他端部(右端部)が上下に回動自在とされ、このラテラ
ルロッド43の他端部が上記アクスルハウジング26に
枢支されている。そして、上記ラテラルロッド43は、
上記車体フロア9に対し、後車輪支承体24が左右に自
由に移動しようとすることを規制して、車体2に安定性
を確保させる。
【0030】図1、3、5、6において、上記フロアパ
ネル16には、上記後側のシート18を係脱自在に係止
して支持させる左右一対のシートストライカであるシー
ト支持具46,46が設けられている。これら各シート
支持具46は上記フロアパネル16に締結具47により
着脱自在に締結により取り付けられている。この場合、
シート支持具46は上記クロスメンバ13と前後方向で
同じ位置に設けられており、このため、上記シート支持
具46はフロアパネル16に強固に取り付けられてい
る。
ネル16には、上記後側のシート18を係脱自在に係止
して支持させる左右一対のシートストライカであるシー
ト支持具46,46が設けられている。これら各シート
支持具46は上記フロアパネル16に締結具47により
着脱自在に締結により取り付けられている。この場合、
シート支持具46は上記クロスメンバ13と前後方向で
同じ位置に設けられており、このため、上記シート支持
具46はフロアパネル16に強固に取り付けられてい
る。
【0031】上記各シート支持具46の後方で、フロア
パネル16に上記シート18用のシートベルト18aの
端部を連結させる左右一対のシートベルトアンカ48,
48が設けられている。これら各シートベルトアンカ4
8は上記フロアパネル16に締結具49により着脱自在
に締結により取り付けられている。
パネル16に上記シート18用のシートベルト18aの
端部を連結させる左右一対のシートベルトアンカ48,
48が設けられている。これら各シートベルトアンカ4
8は上記フロアパネル16に締結具49により着脱自在
に締結により取り付けられている。
【0032】上記フロアパネル16の下面に面接触する
ようにして、このフロアパネル16に左右一対の板金製
補強板50,50がスポット溶接により強固に取り付け
られている。これら両補強板50,50は互いに同形同
大で、部品の共通化が図られている。上記両補強板50
のうちの右側の補強板50は、上記クロスメンバ14に
おけるラテコンブラケット38のステー40の支持部
と、フロアパネル16における右側のシート支持具4
6、および右側のシートベルトアンカ48の各取り付け
部の各近傍に位置させられている。このため、上記クロ
スメンバ14におけるラテコンブラケット38のステー
40の支持部と、上記フロアパネル16におけるシート
支持具46やシートベルトアンカ48の各取り付け部
は、上記右側の補強板50により補強されて、強度向上
が図られている。上記した右側の補強板50はそれ自体
が一体成形された一体物とされていて、上記した強度向
上は簡単な構成で達成されている。
ようにして、このフロアパネル16に左右一対の板金製
補強板50,50がスポット溶接により強固に取り付け
られている。これら両補強板50,50は互いに同形同
大で、部品の共通化が図られている。上記両補強板50
のうちの右側の補強板50は、上記クロスメンバ14に
おけるラテコンブラケット38のステー40の支持部
と、フロアパネル16における右側のシート支持具4
6、および右側のシートベルトアンカ48の各取り付け
部の各近傍に位置させられている。このため、上記クロ
スメンバ14におけるラテコンブラケット38のステー
40の支持部と、上記フロアパネル16におけるシート
支持具46やシートベルトアンカ48の各取り付け部
は、上記右側の補強板50により補強されて、強度向上
が図られている。上記した右側の補強板50はそれ自体
が一体成形された一体物とされていて、上記した強度向
上は簡単な構成で達成されている。
【0033】また、左側の補強板50は、フロアパネル
16における左側のシート支持具46、および左側のシ
ートベルトアンカ48の各取り付け部の各近傍に位置さ
せられている。このため、上記フロアパネル16におけ
るシート支持具46やシートベルトアンカ48の各取り
付け部は、上記左側の補強板50により補強されて、強
度向上が図られている。上記した左側の補強板50はそ
れ自体が一体成形された一体物とされていて、上記した
強度向上は簡単な構成で達成されている。
16における左側のシート支持具46、および左側のシ
ートベルトアンカ48の各取り付け部の各近傍に位置さ
せられている。このため、上記フロアパネル16におけ
るシート支持具46やシートベルトアンカ48の各取り
付け部は、上記左側の補強板50により補強されて、強
度向上が図られている。上記した左側の補強板50はそ
れ自体が一体成形された一体物とされていて、上記した
強度向上は簡単な構成で達成されている。
【0034】上記各補強板50の前端部は、上記クロス
メンバ13とフロアパネル16との間に挟まれて、これ
ら三部材13,16,50が一体的にスポット溶接され
て互いに強固に結合させられている。また、上記各補強
板50の後端部も、上記クロスメンバ14とフロアパネ
ル16と一体的にスポット溶接されて互いに強固に結合
させられている。
メンバ13とフロアパネル16との間に挟まれて、これ
ら三部材13,16,50が一体的にスポット溶接され
て互いに強固に結合させられている。また、上記各補強
板50の後端部も、上記クロスメンバ14とフロアパネ
ル16と一体的にスポット溶接されて互いに強固に結合
させられている。
【0035】更に、上記フロアパネル16と補強板50
とは、上記締結具47,49で共締めされている。
とは、上記締結具47,49で共締めされている。
【0036】よって、前記強度向上は更に効果的とされ
ている。
ている。
【0037】また、上記各サイドメンバ10の前記キッ
クアップ部における中途部メンバ21から後部メンバ2
2への遷移部は折れ曲がり部であり、このため、例え
ば、この自動車1への後方からの他の自動車の衝突時に
は、その衝突の衝撃力に対し、上記遷移部は強度が不足
しがちとなって容易に折れ曲がるおそれがある。
クアップ部における中途部メンバ21から後部メンバ2
2への遷移部は折れ曲がり部であり、このため、例え
ば、この自動車1への後方からの他の自動車の衝突時に
は、その衝突の衝撃力に対し、上記遷移部は強度が不足
しがちとなって容易に折れ曲がるおそれがある。
【0038】しかし、上記遷移部と、各補強板50とは
前後方向で同じところに位置させられており、このた
め、上記各補強板50により補強されたフロアパネル1
6の部分によって上記遷移部が補強され、つまり、補強
板50の利用による簡単な構成で、上記各サイドメンバ
10が効果的に補強され、上記した容易な折れ曲がりが
防止されている。
前後方向で同じところに位置させられており、このた
め、上記各補強板50により補強されたフロアパネル1
6の部分によって上記遷移部が補強され、つまり、補強
板50の利用による簡単な構成で、上記各サイドメンバ
10が効果的に補強され、上記した容易な折れ曲がりが
防止されている。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、前後方向に延びる左右
一対のサイドメンバを設け、これら左右サイドメンバに
架設される前後一対のクロスメンバを設け、上記クロス
メンバにラテラルロッドを枢支するラテコンブラケット
を支持させ、
一対のサイドメンバを設け、これら左右サイドメンバに
架設される前後一対のクロスメンバを設け、上記クロス
メンバにラテラルロッドを枢支するラテコンブラケット
を支持させ、
【0040】上記両クロスメンバに跨るようにフロアパ
ネルを敷設し、このフロアパネル上にシートを設けると
共に、上記フロアパネルに取り付けられてこのフロアパ
ネルに上記シートを支持させるシート支持具を設け、か
つ、上記フロアパネルに取り付けられてこのフロアパネ
ルにシート用シートベルトの端部を連結させるシートベ
ルトアンカを設けた自動車において、
ネルを敷設し、このフロアパネル上にシートを設けると
共に、上記フロアパネルに取り付けられてこのフロアパ
ネルに上記シートを支持させるシート支持具を設け、か
つ、上記フロアパネルに取り付けられてこのフロアパネ
ルにシート用シートベルトの端部を連結させるシートベ
ルトアンカを設けた自動車において、
【0041】上記フロアパネルに補強板を取り付け、こ
の補強板を上記クロスメンバにおけるラテコンブラケッ
トの支持部と、上記フロアパネルにおけるシート支持
具、およびシートベルトアンカの各取り付け部の各近傍
に位置させてある。
の補強板を上記クロスメンバにおけるラテコンブラケッ
トの支持部と、上記フロアパネルにおけるシート支持
具、およびシートベルトアンカの各取り付け部の各近傍
に位置させてある。
【0042】このため、上記クロスメンバにおけるラテ
コンステーの支持部と、上記フロアパネルにおけるシー
トストライカやシートベルトアンカの各取り付け部は、
上記補強板によりそれぞれ補強されて、強度向上が達成
される。
コンステーの支持部と、上記フロアパネルにおけるシー
トストライカやシートベルトアンカの各取り付け部は、
上記補強板によりそれぞれ補強されて、強度向上が達成
される。
【0043】しかも、上記補強板をそれ自体一体成形し
てある。
てある。
【0044】このため、上記支持部や各取り付け部の補
強は、一体物の補強板により得られることから、車体フ
ロアの部品点数の増加が抑制され、よって、上記した強
度向上は簡単な構成で達成される。
強は、一体物の補強板により得られることから、車体フ
ロアの部品点数の増加が抑制され、よって、上記した強
度向上は簡単な構成で達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図5の1‐1線矢視断面図である。
【図2】自動車の全体側面図である。
【図3】車体フロアの後部の平面図である。
【図4】図3の4‐4線矢視断面図である。
【図5】図3の部分拡大図である。
【図6】図5の6‐6線矢視断面図である。
1 自動車 2 車体 4 後車輪 5 サスペンション 8 車室 9 車体フロア 10 サイドメンバ 13,14 クロスメンバ 16 フロアパネル 18 シート 18a シートベルト 38 ラテコンブラケット 43 ラテラルロッド 46 シート支持具 47,49 締結具 48 シートベルトアンカ 50 補強板
Claims (1)
- 【請求項1】 前後方向に延びる左右一対のサイドメン
バを設け、これら左右サイドメンバに架設される前後一
対のクロスメンバを設け、上記クロスメンバにラテラル
ロッドを枢支するラテコンブラケットを支持させ、 上記両クロスメンバに跨るようにフロアパネルを敷設
し、このフロアパネル上にシートを設けると共に、上記
フロアパネルに取り付けられてこのフロアパネルに上記
シートを支持させるシート支持具を設け、かつ、上記フ
ロアパネルに取り付けられてこのフロアパネルにシート
用シートベルトの端部を連結させるシートベルトアンカ
を設けた自動車において、 上記フロアパネルに補強板を取り付け、この補強板を上
記クロスメンバにおけるラテコンブラケットの支持部
と、上記フロアパネルにおけるシート支持具、およびシ
ートベルトアンカの各取り付け部の各近傍に位置させる
と共に、上記補強板をそれ自体一体成形した自動車の車
体フロア補強構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11641297A JPH10287277A (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | 自動車の車体フロア補強構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11641297A JPH10287277A (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | 自動車の車体フロア補強構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10287277A true JPH10287277A (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14686431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11641297A Pending JPH10287277A (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | 自動車の車体フロア補強構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10287277A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100351357B1 (ko) * | 2000-07-26 | 2002-09-05 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 시트의 장착구조 |
KR100461062B1 (ko) * | 2002-10-31 | 2004-12-14 | 현대자동차주식회사 | 자동차 유아용시트의 마운팅부 보강구조 |
US20110012285A1 (en) * | 2008-03-14 | 2011-01-20 | Dong-Seob Kim | Method for fabricating 3d structure having hydrophobic surface using metal foil |
JP2016132329A (ja) * | 2015-01-16 | 2016-07-25 | トヨタ自動車株式会社 | 車両フロア構造 |
-
1997
- 1997-04-17 JP JP11641297A patent/JPH10287277A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100351357B1 (ko) * | 2000-07-26 | 2002-09-05 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 시트의 장착구조 |
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US20110012285A1 (en) * | 2008-03-14 | 2011-01-20 | Dong-Seob Kim | Method for fabricating 3d structure having hydrophobic surface using metal foil |
US8257630B2 (en) * | 2008-03-14 | 2012-09-04 | Postech Academy-Industry Foundation | Method for fabricating 3D structure having hydrophobic surface using metal foil |
JP2016132329A (ja) * | 2015-01-16 | 2016-07-25 | トヨタ自動車株式会社 | 車両フロア構造 |
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