JP3514966B2 - 後輪懸架装置の支持構造 - Google Patents
後輪懸架装置の支持構造Info
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Description
輪懸架装置の支持構造に関する。
に上下揺動自在に枢支されたサスペンションアームに後
輪を軸支し、該サスペンションアームと車体との間に緩
衝器及び緩衝ばねを架設して構成されている。
来、例えば図6に示すものがある。この支持構造は、リ
ヤフロアパネル50の左, 右側部にインナパネル50a
を内方に膨出形成するとともに、該インナパネル50a
にアウタパネル51をフランジ結合して後輪52を覆う
リヤホイルハウス53を形成する。そして上記リヤフロ
アパネル50の下面のインナパネル50a側部分に車体
前後方向に延びるサイドメンバ54を結合し、このサイ
ドメンバ54の下面に緩衝ばね55の上端を支持するば
ね支持座56を結合して構成されている。
造では、ばね支持座56がサイドメンバ54に直接結合
されており、このため緩衝ばね55からの衝撃荷重はサ
イドメンバ54を介してリヤフロアパネル50だけで負
担されることとなる。その結果、衝撃力に対する強度を
確保する点で不利であり支持剛性が不足し、振動,騒音
により乗り心地が悪化する場合がある。
たもので、緩衝ばねからの衝撃力がリヤフロアパネルだ
けで負担されるのを回避することにより、振動,騒音を
低減できるとともに、衝撃力に対する強度を確保できる
後輪懸架装置の支持構造を提供することを目的としてい
る。
フロアパネルの左,右側部にリヤホイルハウスを形成
し、上記リヤフロアパネル下面の上記リヤホイルハウス
内側縁に車体前後方向に延びるサイドメンバを結合し、
該サイドメンバの下面に緩衝ばねの上端を支持するばね
支持座を配設した後輪懸架装置の支持構造において、上
記リヤホイルハウスのサイドメンバ側部分に上下方向に
延びるリインホースメントを結合し、該リインホースメ
ントの下縁に上記サイドメンバの下面と略面一となるフ
ランジ部を屈曲形成し、上記ばね支持座を上記サイドメ
ンバの中心より車幅方向外側にオフセットさせて配置す
るとともに、上記サイドメンバの下面とリインホースメ
ントのフランジ部とに架け渡して結合したことを特徴と
している。
記リインホースメントが、上側ほど広くなる大略扇状に
形成されており、かつ放射状に延びるビードを有してい
ることを特徴としている。
の支持構造によれば、リヤホイルハウスのフロアパネル
側部分に結合したリインホースメントの下縁にサイドメ
ンバの下面と略面一となるフランジ部を形成し、ばね支
持座を車幅方向外側にオフセット配置するとともに、上
記サイドメンバの下面とリインホースメントのフランジ
部とに架け渡して結合したので、緩衝ばねからの衝撃力
は、サイドメンバ,及びリインホースメントを介してリ
ヤホイルハウスに分散される。これにより衝撃力の支持
剛性を向上でき、振動,騒音を低減でき、乗り心地を向
上できる効果がある。
メンバの中心より車幅方向外側にオフセット配置したの
で、フロアパネルの基本形状を変化させることなく左,
右車輪間隔を拡げることが可能となり、走行安定性の向
上を図ることができる。この場合、車体自体の車幅寸法
は変えなくても済むので、車体変更にともなうコスト上
昇を回避できる。
ントを上側ほど広い扇状とし、かつリインホースメント
に放射状に延びるビードを形成したので、リインホース
メントからの入力を車体に効率よく分散でき、またリイ
ンホースメント自体の強度,剛性を向上でき、振動,騒
音をさらに低減できる効果がある。
図面に基づいて説明する。図1ないし図5は、請求項
1,2の発明の一実施形態による後輪懸架装置の支持構
造を説明するための図であり、図1は後輪懸架装置の支
持部分の断面背面図、図2は後輪懸架装置の側面図、図
3,図4はリインホースメントの側面図,平面図、図5
は後輪懸架装置が搭載された自動車の斜視図である。
れた自動車の車体であり、これはサイドパネル2と、該
サイドパネル2の下縁に配設された前後方向に延びるロ
ッカパネル3とで形成されたドア開口にフロントドア
4,リヤドア5を開閉可能に配設し、該サイドパネル3
の後端部内側に配設されたリヤホイルハウス6内に後輪
7を配設した概略構造のものである。
はリヤフロアパネル8が配設されている。このリヤフロ
アパネル8の車体後部の左, 右側部には車室内方に膨出
するインナパネル8aが一体形成されており、該インナ
パネル8aの外フランジ8bには車室外方に膨出するア
ウタパネル9の上フランジ9bが結合されている。この
インナパネル8aとアウタパネル9とで上記リヤホイル
ハウス6が構成されており、該アウタパネル9の下フラ
ンジ9aに上記サイドパネル2の下フランジ2aが結合
されている。
ネル8a内側縁には車体前後方向に延びるサイドメンバ
10が配設されている。該サイドメンバ10は、横断面
略コ字状のもであり、上記リヤフロアパネル8の下面に
結合された略水平な内側フランジ10aと、上記インナ
パネル8aの外面に結合された略垂直な外側フランジ1
0bとを備えている。
11の上部が支持されている。この後輪懸架装置11
は、図2に示すように、サイドメンバ10の底壁10c
の下面に固着された懸架ブラケット12に弾性ブッシュ
14を介してサスペンションアーム13の前端部を上下
揺動自在に支持し、該サスペンションアーム13の後端
部で後輪7の後輪軸7aを軸支し、該サスペンションア
ーム13の後端とサイドメンバ10との間に緩衝器1
5,及び緩衝ばね16を介在させて構成されている。車
体側方から見て上記緩衝器15は後方に傾斜しており、
また上記緩衝ばね16は前方に少し傾斜している。
実施形態の特徴をなすリインホースメント20が配設さ
れている。このリインホースメント20は、上記サイド
メンバ10の外面,及びインナパネル8aの下面に沿っ
て上下方向に湾曲して延びる本体部20aと、該本体部
20bの上縁に屈曲形成された縦フランジ部20bと、
上記本体部20bの下縁に屈曲形成された横フランジ部
20cとを有し、この横フランジ20cの下面はサイド
メンバ10の底壁10cの下面と面一をなすように形成
されている。
上側ほど広くなる大略扇状に形成されている。また上記
本体部20bには上下方向に放射状に延び、かつ内方に
凹設された複数のビード21・・が形成されている。こ
の各ビード21の下部には上記サイドメンバ10の外側
フランジ10bに当接する当接座21aが、また中央部
にはインナパネル8aに当接する当接座21bが屈曲形
成されている。
a及び外側フランジ10bに3枚重ねてスポット溶接さ
れており、上側の当接座21bはインナパネル8aにス
ポット溶接されている。また上記リインホースメント2
0の縦フランジ部20bはインナパネル8aの外フラン
ジ8bとアウタパネル9の上フランジ9bとの間に挿入
されて3枚重ねでスポット溶接されている。
下側,上側の当接座21a,21bだけスポット溶接し
てもよく、このようにした場合には縦フランジ部20b
を含む上端部部分を省略できる。
衝ばね16の上端が嵌合装着されたばね支持座23が配
設されている。このばね支持座23は大略碗状の碗部2
3aの開口周縁に接合フランジ部23bを一体形成した
断面ハット状のものである。また上記緩衝ばね16の下
端は上記サスペンションアーム13の上面に固着された
ばね受け座24に嵌合装着されている。
中心線Cより車幅方向外側にAだけオフセットさせて配
置されており、このオフセット量A分だけ左, 右の後輪
7,7間は広くなっている。そして上記ばね支持座23
の接合フランジ部23bはサイドメンバ10の底壁10
c下面とリインホースメント20の横フランジ20cと
に架け渡してスポット溶接されている。
る。路面の凹凸等による衝撃荷重は緩衝ばね16で吸収
されつつばね支持座23に入力される。この場合、従来
構造では、サイドメンバからリヤフロアパネルだけに直
接伝達されることから、支持剛性が不足する場合がある
という問題があった。
バ10,及びインナパネル8aに結合したリインホース
メント20の下縁にサイドメンバ10の下面と面一をな
す横フランジ部20cを形成し、ばね支持座23を車幅
方向外側にオフセットさせて配置するとともに、上記サ
イドメンバ10の下面と横フランジ部20cとに架け渡
して溶接したので、緩衝ばね16からの入力はサイドメ
ンバ10,及びリインホースメント20を介してリヤホ
イルハウス6に分散され、車体の広い領域に伝達される
こととなる。これにより衝撃力に対する支持剛性を向上
でき、振動,騒音を低減でき、乗り心地を向上できる。
オフセットしたので、その分だけ左, 右の後輪7,7の
間隔を広くすることができ、走行安定性の向上を図るこ
とができる。この場合、車体自体の車幅寸法は変える必
要がないので、車体変更にともなうコスト上昇を回避で
きる。
20を上側ほど広くなる大略扇状のものとし、かつリイ
ンホースメント20に放射状に延びる複数のビード21
を形成したので、緩衝ばね16からの入力をリインホー
スメント10を介して車体に効率よく分散でき、またリ
インホースメント20自体の強度,剛性を向上でき、ひ
いては振動,騒音の抑制効果をさらに向上できる。
構造を説明するための断面背面図である(図2のI−I
線断面図)。
ースメントの側面図である。
示す斜視図である。
構成部品) 9 アウタパネル(リヤホイルハウスの
構成部品) 10 サイドメンバ 11 後輪懸架装置 16 緩衝ばね 20 リインホースメント 20c 横フランジ部 21 ビード 23 ばね支持座
Claims (2)
- 【請求項1】 リヤフロアパネルの左,右側部にリヤホ
イルハウスを形成し、上記リヤフロアパネル下面の上記
リヤホイルハウス内側縁に車体前後方向に延びるサイド
メンバを結合し、該サイドメンバの下面に緩衝ばねの上
端を支持するばね支持座を配設した後輪懸架装置の支持
構造において、上記リヤホイルハウスのサイドメンバ側
部分に上下方向に延びるリインホースメントを結合し、
該リインホースメントの下縁に上記サイドメンバの下面
と略面一となるフランジ部を屈曲形成し、上記ばね支持
座を上記サイドメンバの中心より車幅方向外側にオフセ
ットさせて配置するとともに、上記サイドメンバの下面
とリインホースメントのフランジ部とに架け渡して結合
したことを特徴とする後輪懸架装置の支持構造。 - 【請求項2】 請求項1において、上記リインホースメ
ントが、上側ほど広くなる大略扇状に形成されており、
かつ放射状に延びるビードを有していることを特徴とす
る後輪懸架装置の支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00496498A JP3514966B2 (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | 後輪懸架装置の支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00496498A JP3514966B2 (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | 後輪懸架装置の支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11198863A JPH11198863A (ja) | 1999-07-27 |
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Family
ID=11598283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00496498A Expired - Fee Related JP3514966B2 (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | 後輪懸架装置の支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3514966B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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KR100643961B1 (ko) * | 2004-12-22 | 2006-11-10 | 현대자동차주식회사 | 차량의 쇽업소버 장착브라켓의 보강구조 |
KR100756632B1 (ko) | 2005-12-10 | 2007-09-07 | 기아자동차주식회사 | 후륜 현가장치의 마운팅 구조 |
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CN105539590B (zh) * | 2015-12-30 | 2018-09-11 | 广州汽车集团股份有限公司 | 后悬架安装结构及汽车 |
-
1998
- 1998-01-13 JP JP00496498A patent/JP3514966B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11198863A (ja) | 1999-07-27 |
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