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JPH10286732A - ターニングセンタ - Google Patents

ターニングセンタ

Info

Publication number
JPH10286732A
JPH10286732A JP10517597A JP10517597A JPH10286732A JP H10286732 A JPH10286732 A JP H10286732A JP 10517597 A JP10517597 A JP 10517597A JP 10517597 A JP10517597 A JP 10517597A JP H10286732 A JPH10286732 A JP H10286732A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
spindle
turning
turning center
spindles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10517597A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Takahashi
昇 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Seiki Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Seiki Co Ltd filed Critical Hitachi Seiki Co Ltd
Priority to JP10517597A priority Critical patent/JPH10286732A/ja
Publication of JPH10286732A publication Critical patent/JPH10286732A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】直交する2つの工具主軸に固定工具と回転工具
の両方が装着可能であり、工作物の形状に合わせて2工
具主軸のいずれかに工具を選択して装着できる。 【構成】機械本体1上に設けられている主軸ヘッドA
は、X軸方向にのみ移動可能であり、これに工作物主軸
Bが垂直に配置されている。直交するY,Z軸方向に工
具主軸ヘッドEは移動し、これに二つのエ具主軸6,7
が搭載されている。二つの工具主軸6,7は、回転工
具、旋削工具である固定工具が装着できる。自動工具交
換装置は2主軸で共用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、直交する方向に2
つの工具主軸を備えたターニングセンタに関する。さら
に、詳しくは、直交する2つの工具主軸に固定工具と回
転工具を装着可能にしたターニングセンタに関する。
【0002】
【従来の技術】ターニングセンタとは、主として工作物
を回転させ、工具の自動交換機能(タレット形を含む)
を備え、工作物の取付け替えなしに、旋削可能のほか、
多種類の加工を行う数値制御工作機械である。
【0003】このようなターニングセンタには、チャッ
クに把持した工作物を回転させる工作物主軸が水平方向
にあるタイプ(以下、横型ターニンクセンタと記載す
る)と、チャックに把持した工作物を回転させる工作物
主軸が垂直方向にある立型のタイプ(以下、立型ターニ
ングセンタと記載する。)とがある。横型ターニングセ
ンタの例としては、特公平7―16801号公報のよう
な複合加工用旋盤がある。しかしながら、タレット刃物
台に装着されるX軸方向回転工具とZ軸方向回転工具と
の共通化が困難であるという問題点がある。
【0004】また、立型ターニングセンタの例として
は、特開昭62―259735号公報の複合工作機械な
どがある。この複合工作機械では、旋削用工具と回転工
具とを別々の工具マガジン、工具主軸等を備えたもので
あった。また、複合工作機械の自動工具交換装置(以
下、ATCと記載)の共通化を図った技術が特開平6−
126571号公報に記載されている。しかしながら、
特開昭62−259735号公報および特開平6−12
6571号公報に記載されている複合工作機械は、工具
主軸を平行に備えているために、つぎのような問題点が
生じていた。工作物を旋削加工する旋削用工具は主軸軸
線方向に延びたボーリングバー方式のボーリングバイト
とするしかなく、軸線方向寸法の長い工作物の場合、ボ
ーリングバイトの軸線方向寸法の長さが長くなって剛性
が不足し、切削能力が低下するという問題点が生じてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
技術的背景に基づいてなされたものであり、下記のよう
な目的を達成する。
【0006】本発明の目的は、直交する2つの工具主軸
を備え、各工具主軸に旋削工具等の固定工具と回転工具
の両方が装着可能なターニングセンタを提供することに
ある。
【0007】本発明の他の目的は、直交する2つの工具
主軸を備え、工作物の形状に合わせて2工具主軸のいず
れかに工具を選択して装着できるターニングセンタを提
供することにある。
【0008】本発明の更に他の目的は、直交する2つの
工具主軸を備え、工作物の形状に合わせて2工具主軸の
いずれかに工具をを選択して装着できるので切削部位の
剛性の向上が図れ、加工時間を短縮できるターニングセ
ンタを提供することにある。
【0009】本発明の更に他の目的は、直交する2つの
工具主軸を備え、1台の工具マガジンの工具を2工具主
軸で共用できるターニングセンタを提供することにあ
る。
【0010】本発明の更に他の目的は、固定工具でも刃
先近傍に切削油剤を供給できるターニングセンタを提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために次の手段を採用する。
【0012】本発明1のターニングセンタは、本体を構
成する台であるベッドと、このベッド上に設けられた主
軸台と、この主軸台に回転自在に支持され、工作物を回
転させる工作物主軸と、この工作物主軸を回転および割
り出し回転駆動する工作物主軸駆動体と、前記工作物主
軸と対向するように設けられ、前記工作物主軸と平行な
方向および前記工作物主軸と直交する方向に二つの工具
主軸を備え、かつ、前記工作物主軸に対して前記工具主
軸を前記二つの工具主軸の軸線を含む直交3軸方向に相
対移動可能な主軸頭と、工具を貯蔵するための工具マガ
ジンと、前記工具主軸と前記工具マガジンとのあいだで
工具交換するための自動工具交換装置とからなることを
特徴としている。
【0013】本発明2のターニングセンタは、前記発明
1において、前記ターニングセンタは、前記工作物主軸
が垂直方向に配置されている立形ターニングセンタであ
ることを特徴としている。
【0014】本発明3のターニングセンタは、前記発明
1,2から選択される1発明において、前記二つの工具
主軸は、各々、旋削工具または回転工具が着脱自在に装
着可能であることを特徴としている。
【0015】本発明4のターニングセンタは、前記発明
3において、前記工具主軸に装着された前記旋削工具と
係合して前記旋削工具の回転を固定するために、前記主
軸頭と前記旋削工具に各々設けられた回転方向固定手段
を有することを特徴としている。
【0016】本発明5のターニングセンタは、前記発明
4において、前記回転方向固定手段は、前記主軸頭に設
けられた位置決めブロックと、前記旋削工具に前記位置
決めブロックに係脱自在に設けられ、前記旋削工具が前
記工具主軸に装着されたとき前記位置決めブロックと係
合して前記旋削工具の回転を固定する係合部とからなる
ことを特徴としている。
【0017】本発明6のターニングセンタは、前記発明
1,2,3,4,5から選択される1発明において、前記工
具マガジンおよび前記自動工具交換装置は各々一つであ
り、一つの前記工具マガジンおよび前記自動工具交換装
置によって、前記二つの工具主軸に工具交換可能にした
ことを特徴としている。
【0018】本発明7のターニングセンタは、前記発明
2,3,4,5,6から選択される1発明において、前記工
作物主軸が、この工作物主軸と直交する水平面を含む1
軸線方向に移動可能であり、前記主軸頭が他の2軸方向
に移動可能としたことを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1、図2及び図3は、本発明の工作機械
として立型ターニングセンタに実施した実施形態1を示
している。
【0020】[全体構成]図1、図2及び図3は、本発
明による立型ターニングセンタの全体構成を示し、図1
はその立型ターニングセンタの平面図、図2は図1の側
面図、図3は図1の正面図である。
【0021】本発明による立型ターニングセンタは、工
作機械の本体を構成する台である機械本体1と機械本体
1上に設けられている工作物主軸ヘッド(以下、主軸ヘ
ッドと記載)Aと、主軸ヘッドAに回転自在に設けられ
ている工作物主軸(以下、主軸と記載)Bと、ワークパ
レットを移送するための自動パレットチェンジャQと、
機械本体1上に垂直に固定されて設けられているコラム
Dと、主軸ヘッドAに対して3次元方向に相対移動自在
に設けられている工具主軸ヘッドEと、工具主軸ヘッド
Eに設けられ2工具主軸を一つのモータの回転力を伝達
して回転させる回転伝達機構Fと、工具を収納する工具
マガジンGと、2工具主軸と工具マガジンGとの間で工
具を交換するための自動工具交換装置Hとから概略構成
されている。
【0022】機械本体1上に、旋削加工等を行う主軸B
にパレット3を固定するパレット固定部2が上下方向に
昇降自在に設けられている。主軸Bは旋削加工を行う場
合は所定の回転数で回転し、工具主軸に回転工具が装着
された場合には、C軸として制御され、所定の回転位置
への移動、位置決め、割出し、他の軸との補間などの制
御が行なわれる。ワークはパレット3上に取付け、固定
される。パレット固定部2は上昇状態でパレット搬送
(パレットアンクランプ状態)が可能となり、下降状態
でパレットクランプ状態となる。
【0023】主軸Bに隣接して平行にパレットガイド2
aが2組配置されている。パレットガイド2aは、パレ
ットの被搬送面に係合して、パレット固定部2b上のパ
レット3をガイドして主軸Bのパレット固定部2に移動
させるためのガイドである。パレット固定部2bは上昇
状態でパレット搬送(パレットアンクランプ状態)が可
能となり、下降状態でパレットクランプ状態となる。
【0024】2つのパレットガイド2a,2aとパレッ
ト固定部2b,2bの間にはパレット搬送手段2cが配
置されている。パレット搬送手段2cの係合部(図示せ
ず)がパレット3に設けられた被係合部(図示せず)と
係脱して、所定のパレット交換位置に移動したパレット
固定部2とパレット固定部2b,2bとの間でパレット
3を搬出入する。結局、2つのパレットガイド2a,2
a、パレット固定部2b,2b及びパレット搬送手段2
cは、自動パレットチェンジャQを構成する。自動パレ
ットチェンジャQの構造、機能は公知であり、その詳細
な説明は省略する。
【0025】ワークが取付けられ、かつ、主軸Bに固定
されたパレット3は、主軸Bの軸心線であるC軸の回り
に回転可能であり、かつ、X軸方向に移動可能である。
コラムDに支持されている工具主軸ヘッドEは、Z軸方
向に昇降移動自在であり、コラムDはY軸方向に移動可
能である。X、Y、Zは、3軸をもつ右手直交座標系と
なる。Z軸は、主軸Bの軸線方向であり垂直軸である。
【0026】工具主軸ヘッドE内に直交する2つの工具
主軸6,7が設けられている。一方の工具主軸6の軸心
線6aは、Z軸に平行である。他方の工具主軸7の軸心
線7a(図4参照)は、Z軸に直交し、Y軸に平行であ
る。工具主軸6と工具主軸7は、下記する回転伝達機構
Fにより回転が伝達されている。
【0027】[回転伝達機構F]工具主軸6と工具主軸
7を回転させるための回転伝達機構Fが、図4に示され
ている。回転伝達機構Fは、工具主軸ヘッドE内に設け
られている。回転伝達機構Fはビルインモータと伝達歯
車群と、軸方向変換用の傘歯車とから構成されている。
【0028】工具主軸ヘッドEの本体にステータとロー
タとからなるモータ11がビルトインされており、いわ
ゆるビルトインモータを構成する。モータ11の出力軸
12は、垂直方向に向いて配置されている。出力軸12
は、工具主軸6と一体に形成されている。工具主軸6の
下端部は、工具を保持することができる主軸端13とし
て形成されている。
【0029】工具主軸6の下端には、工具のツールシャ
ンク14を装着、保持するためのテーパ穴13aが形成
されている。また、工具主軸6内には、ツールシャンク
14にねじ込まれたプルスタッド14aを保持するため
のドローバ14c、ドローバ14cの先端側のコレット
14b、クランプ力を発生させる皿バネ、コイルバネな
どであるバネ部材14d等を備えている。
【0030】この実施形態では、コレット式引張り機構
で説明を行っているが、ボール式引張り機構であっても
よく、2面拘束タイプの工具クランプ機構であってもよ
い。ドローバ14cは、バネ部材14dにより常時クラ
ンプする方向、すなわち垂直方向(図示上の上方)に引
っ張る方向に付勢されている。即ち、ツールシャンク1
4は、主軸端13のテーパ穴13aに押圧されてクラン
プ状態になる。ドローバ14cの上方には、工具アンク
ランプ時に作動する公知のアンクランプ用シリンダ(図
示せず)が設けられている。これらの部材で、工具クラ
ンプ、アンクランプ機構が構成されている。
【0031】出力軸12の上端部に歯車15が同軸に固
定されている。一方、従動軸16が、工具主軸ヘッドE
内に回転自在に支持されている。従動軸16は、出力軸
12に平行に、かつ垂直方向に向いて配置されている。
従動軸16の上端には歯車17が同軸にキー固定されて
いる。歯車15と歯車17とは、図示しない中間軸に固
定されている歯車18に噛み合っており、歯車15から
歯車17に回転が伝達される。
【0032】他方の工具主軸7には、傘歯車19により
工具主軸7側に固定された傘歯車を介して従動軸16よ
り回転が伝達されている。工具主軸7は、水平向きの前
記した回転軸心線7aを有している。工具主軸7にも、
工具主軸6と同様に工具クランプ、工具アンクランプ機
構が設けられている(図示せず)。結局、工具主軸6と
工具主軸7は、同一のビルトインモータであるモータ1
1により回転駆動される。以上のように、2工具主軸、
回転伝達手段、駆動手段から構成される連動回転のため
の工具主軸回転駆動系が構成されている。
【0033】工具主軸6、7には、回転工具のほか、旋
削加工を行うための旋削工具(固定工具)も着脱され
る。旋削工具は、係合部が工具主軸ヘッドEの端部と係
合することにより固定工具となり旋削加工を行うことが
できる。この機構の詳細については後記する。
【0034】[工具マガジンG]立型ターニングセンタ
の工具マガジンGが、図5に示されている。図5は、図
1の一部をより詳しく示したものであり、工具マガジン
Gと自動工具交換装置Hの位置関係をより詳しく示して
いる。工具マガジンGそのものの構造、機能は、公知の
技術であり、チェーン回転式、ディスク回転式、マトリ
ックス式のものがよく知られている。
【0035】本例ではチェーンに、複数の工具が工具ポ
ット等の工具保持具23に保持されている。工具保持具
23は、図示しない工具交換位置に高精度で停止するこ
とができる。図5の紙面は、当該機械系において水平面
即ちX―Y平面に平行である。工具マガジンGのチェー
ンの移動領域を含む面は、垂直面である。工具26が、
工具保持具23に保持される。
【0036】[自動工具交換装置H]図5には立型ター
ニングセンタの自動工具交換装置Hが、工具マガジンG
との位置関係で示されている。自動工具交換装置Hは、
工具マガジンGと工具主軸6,7との間で工具を交換す
るためのものである。自動工具交換装置Hは、自動工具
交換装置H全体を工具マガジンGが配置されている側と
工具主軸6,7が配置されている側との間で旋回(揺
動)させるための第1旋回手段H2を備えている。
【0037】自動工具交換装置Hは両端に工具を把持す
る交換アームRを有しており、この交換アームRの両端
には工具を把持するための把持手段H1を備えている
(図10参照)。また、自動工具交換装置Hは、第1旋
回手段H2が停止している状態で、把持手段H1を工具
主軸6,7側又は工具マガジンG側で、工具主軸6,7
に装着された工具又は工具保持具23に保持された工具
と係脱可能な距離だけ直線上で案内して往復運動させる
ことができる第1往復運動手段H3を備えている(図5
参照)。
【0038】また、自動工具交換装置Hは、第1旋回手
段H2及び第1往復運動手段H3が停止している状態で
把持手段H1を2工具主軸6,7の直交した角度だけ旋
回させることができる第2旋回手段H4を備えている。
この第2旋回手段H4により、90度直交して配置され
た工具主軸6と工具主軸7との間の角度を揺動し、それ
ぞれの工具交換に対応できる。
【0039】更に、自動工具交換装置Hは、把持手段H
1を2つの工具主軸6,7の間の距離だけ直線移動させ
る第3往復運動手段H8とから構成されている(図9参
照)。自動工具交換装置Hは、第2旋回手段H4及び第
3往復運動手段H8を備えていることにより、90度直
交してかつ離れた距離に配置された工具主軸6と工具主
軸7と、工具マガジンGとの間での工具交換を1台の自
動工具交換装置Hで可能としたものである。
【0040】更に、自動工具交換装置Hは、第1旋回手
段H2、第1往復運動手段H3及び第2旋回手段H4が
停止している状態の把持手段H1を、工具マガジンG側
及び工具主軸6,7側で、第1旋回手段H2の旋回軸心
線に直交する面上で工具マガジンGが工具を保持する保
持軸の保持軸方向及び工具主軸6,7の工具主軸6,7
方向に案内してそれぞれに往復運動させることができる
第2往復運動手段H5、把持手段H1、把持手段H1の
位置を180度反転させて入れ替える第3旋回手段H6
を含んでいる。
【0041】[工具交換装置Hの第1旋回手段H2]図
5に示すように、工具交換装置Hの旋回支持台31が、
工具マガジンGの本体上に固定されている。なお、旋回
支持台31は機械本体1に固定されていてもよい。旋回
支持台31上には第1旋回中心軸32の両端が垂直に支
持されている。第1旋回中心軸32には、第1回転体3
4が回転自在に支持されている。
【0042】第1回転体34に設けられた回転腕33の
一端は、第1回転駆動手段33aのピストンロッドが固
定されており、この第1回転駆動手段33aより第1回
転体34が旋回駆動される。第1回転駆動手段33a
は、選択的に3位置に駆動しかつ位置決めできる駆動手
段である。第1回転駆動手段33aは流体圧シリンダ3
3b,33cから構成され、そのピストンロッドの進退
動作により、工具マガジンG側の位置21A、中間位置
である待機位置21B、工具主軸側位置21Cの三位置
の中で、選択された何れかの位置に旋回位置決めが可能
である。
【0043】[工具交換装置Hの第1往復運動手段H
3]工具交換装置Hの第1往復運動手段H3は、工具主
軸6,7又は工具マガジンGに保持されている工具を工
具軸線と直交する方向に移動させて、かつ把持及び把持
解除の状態で把持手段H1とツールシャンクのフランジ
部とを係脱させることができる機構である。第1往復運
動手段H3は、第1回転体34に搭載されている。
【0044】第1往復運動手段H3は、第1回転体34
に固定された直線案内部材35と第1往復運動駆動手段
(流体圧シリンダ)35aとからなり、第1回転体34
に対して第1直線運動体36を移動させる。第1直線運
動体36は、X―Y平面又は水平面に含まれる直線上で
運動する。第1往復運動手段H3は、工具主軸6,7に
装着された工具又は工具保持具23に保持された工具と
係脱可能な距離だけ直線上で案内して往復運動させるこ
とができるものである。
【0045】[工具交換装置Hの第2旋回手段H4]第
1直線運動体36に、図5に示すように、第2旋回台本
体37が両側に設けられている。第2旋回台本体37
に、第2回転体38が回転(揺動、旋回ともいう。)自
在に設けられている。第2回転体38は、Z―Y平面又
はそれに平行な面上で少なくとも90度旋回することが
でき、第2回転体38の旋回軸心線39は水平向きであ
り、第1旋回手段H2で工具主軸側位置21c に旋回さ
せた場合(図5の状態)にはX軸方向に向いている。
【0046】図6は、第2旋回手段H4の側面図であり
それぞれに図5よりも更に詳しく示している。旋回軸心
線39を有する第2旋回軸41が、第2旋回台本体37
を貫通している。第2旋回台本体37と第2回転体38
は、第2旋回軸41を介して回転(旋回又は揺動)可能
に連結されている。
【0047】第2回転体38の一部は、回転駆動端部4
2として形成されている。回転駆動端部42に第2旋回
駆動手段(流体圧シリンダ)43の駆動端部であるピス
トンロッドが回転自在に結合されている。第2旋回駆動
手段43の一方の端部は、第2旋回台本体37に揺動軸
43aにより揺動自在に支持されている。
【0048】[工具交換装置Hの第2往復運動手段H
5]第2回転体38に対して交換アームRが移動自在に
取り付けられている。交換アームRはスプライン軸55
に案内されており、第2線形駆動手段52(流体圧シリ
ンダ)により駆動される(図8参照)。交換アームR
は、旋回軸心線39に直交する向き、即ち、スプライン
軸55の旋回軸心線55a方向に移動することができ
る。
【0049】この移動距離Sは、図5に距離Sで示され
ている。この距離Sは、後述される。第2回転体38
に、第2線形駆動手段52の不動側が固定されている。
第2線形駆動手段52の可動側(ピストンロッド)53
が交換アームR側に結合されている。
【0050】[工具交換装置Hの第3旋回手段H6]交
換アームRは、第2回転体38に対して旋回することも
できる。この旋回は、工具マガジンG又は工具主軸6,
7で加工完了した工具とこれから加工に使用する工具と
を交換するために角度180度旋回させるためのもので
ある。交換アームRは、旋回軸心線55aのまわりに旋
回する(図5,図7参照)。
【0051】図5、特に図7に示すように、第2回転体
38に第3線形駆動手段(流体圧シリンダ)61が固定
され設けられている。第2回転体38にピニオン62が
回転可能に支持されている。ピニオン62の回転軸心線
は、旋回軸心線55aと一致している。ピニオン62
は、第3線形駆動手段61により直線方向に駆動される
ラック61aに噛み合っている。
【0052】ピニオン62がキーで固定されているピニ
オン軸63は、第2直線運動体52に係合部材(スプラ
イン軸55、スプライン穴)を介して係合されている。
即ち、交換アームRに旋回軸心線55aの軸線方向に進
退移動と旋回軸心線55aのまわりの旋回運動とを可能
にしている。
【0053】[工具交換装置Hの把持手段H1]図9
は、第3往復運動手段H8とともに把持手段H1を示し
ている。第3往復運動手段H8は、工具の把持手段H1
を工具主軸6、工具主軸7に対応させるために交換アー
ムRを伸縮する方向に駆動するためのものである。把持
手段H1は、第3往復運動手段H8に取り付けられてい
る。第3往復運動手段H8は、第4線形駆動手段(流体
圧シリンダ)74と第4線形駆動手段74により直線方
向に駆動される往復動作体71とから構成されている。
往復動作体71は、交換アーム基体51上に移動可能で
ある。
【0054】往復動作体71には、両端部に工具を把持
するための把持部分72A、72Bが形成されている。
第3旋回手段H6により旋回させられる交換アーム基体
51、往復動作体71などの旋回中心線は、同図中に示
すように、旋回軸心線55aである。交換アーム基体5
1、把持手段H1、第3往復運動手段H8で交換アーム
Rが形成されている。
【0055】把持部分72A、72Bは、工具を把持す
るために半円状に形成されている。把持部分72A、7
2Bには、脱落防止用爪73A、73Bが設けられてい
る。把持部分72A、72Bは、工具主軸7及び工具マ
ガジンGとの間で工具を工具交換するときには、第4線
形駆動手段74のピストンロッドが縮小方向に移動した
A位置(縮小把持位置)に移動する。
【0056】工具主軸6の工具を工具交換するときに
は、ピストンロッドが伸長方向に移動したB位置(伸長
把持位置)に移動する。この距離の差Lが2つの工具主
軸6,7間の距離である。交換アームRの交換アーム基
体51と往復動作体71との間には直線案内部材51
a、51bが設けられており、往復動作体71が直線案
内部材51a、51bに案内されて移動する。交換アー
ム基体51には、第4線形駆動手段74、74の固定部
が固定部材51cを介して固定されている。第4線形駆
動手段74、74の可動部であるピストンロッドが取付
け部材71aを介して往復動作体71に固定されてい
る。すなわち、往復動作体71は第4線形駆動手段74
の駆動により往復移動される。この往復動作体71の先
端には、把持手段H1の把持部分72A、72Bが一体
に形成されている。
【0057】図9及び図10(a),(b)は、往復動
作体71上には脱落防止用爪73Aによる工具把持状
態、すなわち工具ロックを解除する把持解除手段81を
示している。図10(a),(b)は、図9の平面図で
あり、図10(a)は工具マガジンG側の把持解除手段
81を示し、図10(b)は工具主軸側の把持解除手段
である。
【0058】把持解除手段81は、概略四辺形平行リン
ク82により構成されている。四辺形平行リンク82
は、2点の可動軸83、83と2点の不動軸84、84
により四辺形平行リンクを形成している。不動軸84
は、往復動作体71に揺動自在に支持されている。図9
に示すように、不動軸84は、往復動作体71を貫通し
て反対側まで延びている。
【0059】不動軸84を基軸として作用腕86、87
が、把持解除手段81の変位に対応して回転(揺動)す
る。作用腕86、87の動作端部にそれぞれに転輪(カ
ムフォロワ)89、91が設けられている。一方、不動
軸84の一端部に操作腕92が固定されている。往復動
作体71には把持解除アーム94が揺動自在に支持され
ている。
【0060】把持解除アーム94の一端には、把持され
ている工具が脱落するのを防止するための脱落防止用爪
73Aが形成されている。把持解除アーム94の他端
は、操作腕92の他端に係合されている。把持解除手段
81は、スプリング95の力により通常は把持解除アー
ム94を係合している位置、すなわち脱落防止用爪73
Aが工具をロックする位置に位置している。
【0061】工具マガジンGの本体側に、動作傾斜体
(カム又はドッグ)96が工具マガジンGの所定の箇所
に固定されている(図5参照)。また、第2回転体38
に動作傾斜体91aが固定されている。図5に示すマガ
ジン側工具交換位置21Aに、交換アームRの往復動作
体71が旋回軸心線55a方向に後退するとともに第1
往復手段H3により工具マガジンG側に旋回移動した位
置では、転輪89は動作傾斜体96の頂部に位置する。
【0062】このような位置関係にあるときは、作用腕
87、可動軸83がスプリング95のばね力に抗して回
転変位して、図9に示すように、操作腕92と把持解除
アーム94との係合が解除される。この状態では脱落防
止用73A(または73B)は、スプリング94bのば
ね力で押圧されている軸体94aにより工具把持方向に
位置している。しかしながら、スプリング94bのばね
力は弱くしてあるため、図10のイ方向に把持手段H1
を移動させると工具のフランジ部より容易に離脱・係合
する。
【0063】また、工具主軸側工具交換位置21C(図
5参照)では次のようになる。工具主軸7とのあいだで
工具交換する場合には、第3往復運動手段H8は両方の
把持部分72A、72Bを各々A位置(ピストンロッド
を縮小させた位置)に位置させている。この縮小状態を
標準アーム状態とする。
【0064】図5の実線で示したような交換アーム基体
51、往復動作体71等からなる交換アームRが旋回軸
心線55a方向に後退した状態になると、動作傾斜体9
1aと作用腕87の転輪89とが係合し、工具主軸7側
の把持部分(例えば、72A)は工具把持解除状態とな
り、工具主軸7の反対側の把持部分(新工具を把持した
把持部分、例えば、72B)は工具把持状態を維持して
いる。すなわち、交換アームRを高速搬送しても問題が
生じない。
【0065】同様に、工具主軸6とのあいだで工具交換
する場合には、第3往復運動手段H8は両方の把持部分
72A、72BをB位置(ピストンロッドを伸長させた
位置)に位置させている。この状態をロングアーム状態
とする。往復動作体71が旋回軸心線55方向に後退し
た状態になると、動作傾斜体91aと作用腕86の転輪
91とが係合し、工具主軸7側の把持部分を工具把持解
除状態とし、工具主軸7の反対側の把持部分の工具把持
状態を維持する(図11(a)の状態)。
【0066】この把持解除状態は、交換アーム基体5
1、往復移動体71等からなる交換アームRが旋回軸心
線55a方向に前進すると、作用腕86の転輪91また
は作用腕87の転輪89と、動作傾斜体91aとが離隔
するので係合状態が解除され、把持部分72A、72B
は両方ともに、スプリング95の強力なばね力によっ
て、操作腕92等を介して脱落防止用爪73A、73B
が把持状態となる。
【0067】このように、工具主軸6、工具主軸7のど
ちらの工具主軸とのあいだの工具交換であっても、工具
把持又は解除状態とすることができる。把持解除状態の
とき、脱落防止用爪73Aには、軸体94aを押圧して
いるばね94bのばね力より大きな力をかければ、脱落
防止用爪73Aは、解放方向に回転する。
【0068】したがって、動作傾斜体96と転輪89と
が係合している場合には、工具主軸6、工具主軸7側の
把持手段H7の把持部分(例えば72A)に入っている
工具のフランジ部(被把持部)から把持部分72aが離
脱又は把持することを可能にする。即ち、工具主軸6、
工具主軸7側の把持手段H7は、把持解除又は把持状態
になる。
【0069】このような位置関係にない場合、即ち、往
復動作体71が旋回軸心線55aの軸線方向に前進して
いるときなどでは、操作腕92と把持解除アーム94と
がスプリング95のばね力で付勢されて係合し、脱落防
止用爪73Aを強制的に把持方向に押圧し工具の脱落を
防止している。脱落防止用爪73Bの作用は、脱落防止
用爪73Aの作用に同じである。
【0070】往復動作体71が図10に示す距離Lだけ
移動した場合にも、転輪91が動作傾斜体91aの頂部
に位置し、把持状態が解除される。この距離Lは、2工
具軸6,7の間の距離に等しくなるように等しくなるよ
うに設計されている。
【0071】[外径加工用バイトホルダ110]図11
及び図12は、外径加工用バイトホルダである。外径加
工用バイトホルダ110は、軸線が水平(横)方向に配
置された工具主軸7に装着固定される工具主軸7用の外
径加工用バイトホルダ110を示し、図14は正面図、
図15は図14の右側面図である。ツールシャンク11
1のテーパ部112は、工具主軸7のテーパ穴に挿入し
て装着して固定されるものであり、ツールシャンク14
と同一の形状をした規格化されたものである。ツールシ
ャンク111には図示しないプルスタッドがねじ込まれ
ており、工具主軸7内の工具クランプ機構でクランプさ
れる。
【0072】バイトホルダ本体114には、主軸の軸線
7aと直交する方向に第1バイト固定溝116と、これ
と直交する第2バイト固定溝117が形成されている。
第1バイト固定溝116には、主に荒加工用バイト(以
下、荒加工バイトと記載)118がボルト120または
止ねじで固定される。第2バイト固定溝117には、仕
上げ加工用バイト(以下、仕上げバイトと記載)119
がボルト120で固定される。
【0073】バイトホルダ本体114内には切削油剤が
流通する切削油路121が形成されている。切削油路1
21は、2個のノズル122に接続されている。ノズル
122は、荒加工バイト119及び仕上げバイト118
の先端のチップに切削油を噴射して切削部位の冷却およ
び潤滑を行う。バイトホルダ本体114の延長部125
には、切削油剤を供給するための位置決め部材126が
テーパ部112の軸線と平行に配置され設けられてい
る。位置決め部材126は、バイトホルダ本体114の
延長部125に設けられた位置決め部材挿入孔124に
摺動自在に挿入されている。
【0074】位置決め部材126の主軸頭Eに設けられ
る位置決めブロック140側(以下、一方の側と記載)
には、位置決め係合部128が一体に形成されている。
位置決め係合部128にはテーパ面129が形成され、
そのテーパ面129は位置決めブロック140と接しな
い部分が削れた形状をしている。テーパ面129は位置
決め部材126の軸心を中心とするテーパの一部であ
る。
【0075】また、位置決め部材126には切削油路1
30となる段付穴が形成されており、他方の側の穴には
コイルばね131が挿入されている。切削油路130は
前記した切削油路121と連通されている。128Cは
ストッパであり、位置決め部材126および位置決め係
合部128の回転方向の位置を規制するとともに、軸線
方向の移動ストロークのストッパともなっている。
【0076】コイルばね131の一端面は位置決め部材
126に接し、他端面はバイトホルダ本体141にボル
ト134で固定された蓋133に接している。したがっ
て、位置決め部材126は、位置決め部材挿入孔124
に摺動自在に挿入され、一方の側の方向に付勢され、位
置決めブロック140と係合していないときにはストッ
パ128Cに当接して止まっている。
【0077】位置決め部材126の他方の穴には係合部
材127が挿入されている。位置決め部材126の他方
の穴と係合部材127とのあいだには、コイルばね12
8aが設けられており、位置決め部材126に対して係
合部材127を常時一方の側に付勢している。シール部
材128bは抜け止めと切削油剤のシールとを兼ねた0
リング、リップパッキン等シール部材である。シール部
材128bは位置決め部材126に形成された内周溝内
を所定のストローク分係合部材127が移動可能にかつ
抜け出てこないようにしている。
【0078】[位置決めブロック140]図13
(a),(b)は、位置決めブロックを示す。位置決め
プロック140は、工具ヘッドEの工具主軸6、7の端
面141(図3参照)に固定されている。位置決めブロ
ック140は、外径加工用バイトホルダ110の位置決
めブロック128が係合され、外径加工用バイトホルダ
110の回転方向の位置を定めるとともに回転を規制す
る。位置決めブロック本体142は、一体で作られたも
のであり第1凹部143が形成されている。
【0079】第1凹部143の両側面は、傾斜面144
が形成されている。傾斜面144には外径加工用バイト
ホルダ110の位置決め係合部128のテーパ面129
が係合する。傾斜面144とテーパ面129との接触
は、コイルばね131で付勢されたテーパ結合のために
強固に正確に位置決め固定される。第1凹部143の底
面には更に第2凹部145が形成されている。
【0080】第2凹部145の底面の中心位置には切削
油供給孔146が形成されている。第2凹部145の底
面の切削油供給孔146の外周には、Oリング溝147
が形成されている。Oリング溝147にはOリング14
8が挿入され配置されている。Oリング148に係合部
材127の前端面がコイルばね128aの付勢力で接し
て、切削油の漏れを防ぐ。Oリング148はリップパッ
キン等、他のシール部材であってもよい。
【0081】位置決めブロック本体142は、ボルト1
50で工具ヘッドEの下端面141(図4参照)に固定
されている。結局、外径加工用バイトホルダ110の位
置決めブロック128と、工具ヘッドEの下端面141
の位置決めブロック140とは、外径加工用バイトホル
ダ110が工具ヘッドEとの間で相対回転運動を起こさ
ない回転方向固定手段155を構成する。
【0082】前記した外径加工用バイトホルダ110
は、軸線が水平(横)方向に配置された工具主軸7に装
着固定される外径加工用バイトホルダ110として説明
し、そのための回転方向固定手段155を説明した。軸
線が垂直(縦)方向に配置された工具主軸6に装着固定
される工具については実質的に前記外径加工用バイトホ
ルダ110と同様の構造であり、主軸ヘッドEの工具主
軸6近傍にも位置決めブロック140aが設けられてい
るが、その説明は省略する。ただし、工具主軸6には旋
削加工用の旋削工具(固定工具)のうち主に内径加工用
のボーリングバイトを固定することができる内径加工用
バイトホルダが装着固定される。
【0083】この場合、位置決めブロック140が工具
主軸6の位置決めブロック140aにかわるだけであ
る。すなわち、外径加工用バイトホルタ110、内径加
工用バイトホルダ等旋削工具(固定工具)は、共通(一
つ)の工具マガジンGより自動工具交換装置Hによっ
て、工具主軸6および工具主軸7のどちらにも装着可能
となっている。
【0084】また、工具主軸6、7には、ドリル、タッ
プ、エンドミル、ボーリングバ−など工具のほうが回転
して加工を行う回転工具も装着される。すなわち、一つ
の工具マガジンG、自動工具交換装置Hによって、工具
主軸6、7のどちらにも回転工具が装着可能であり、い
わゆる5面加工が行える。このような回転工具は、マシ
ニングセンタで通常使用される公知の工具であり、ここ
では、これ以上説明しない。さらに、工具主軸6、7に
は、オイルホール工具と呼ばれる工具が装着される。オ
イルホール工具は、位置決めブロック140の第2凹部
145にオイルホール工具の位置決めピンが係合して、
切削油剤が主軸ヘッドE側からオイルホール工具側に供
給される公知のオイルホール工具と同様な使用方法であ
り、ここでは、これ以上説明しない。
【0085】[工具マガジンGと自動工具交換装置Hと
の工具交換動作]以上のような構造において、工具マガ
ジンGと自動工具交換装置Hとの間の工具交換動作につ
いて述べる。自動工具交換装置Hは、通常待機位置(自
動工具交換装置原点)21Bで待機している(図5参
照)。第1旋回手段H2は第1回転体34を待機位置2
1Bに、第2旋回手段H4は第2回転体38を水平方向
に、第2往復運動手段H5は交換アーム基体51、すな
わち交換アームRを後退位置に位置させている。また、
第1往復運動手段H3の状態は、第2旋回台本体37を
工具マガジンG側に位置させている。
【0086】さらに、工具マガジン側把持部分には、工
具マガジンGに返却する旧工具(加工が完了した工具)
を把持している状態とする。さらに、第3往復手段H8
は把持部分72A、72Bが、旋回軸心線55a にお
互いに近づいている標準アーム状態(A位置:縮小把持
位置)となっている(図10参照)。工具マガジンGと
の工具交換指令が指令されると、第2往復運動手段H5
は交換アーム基体51を介して交換アームRを前進位置
に移動させる。
【0087】次に、第1旋回手段H2は、第1回転体3
4を介して交換アームRを工具マガジン側工具交換位置
21Aに旋回させる。同時に、工具マガジンGは、返却
される旧工具を保持する所定の工具ポットを工具マガジ
ン工具交換装置に割り出す。次に、第2往復運動手段H
5が、交換アームRを後退位置に移動させ、工具ポット
内に旧工具を挿入し工具マガジンG内のクランプ機構で
保持させる。このとき、動作傾斜体96と作用腕87の
転輪89とが係合するので、工具マガジン側把持部分の
みが工具把持解除状態となる。
【0088】第1往復運動手段H3によって、第2旋回
台本体37を介して交換アームRを工具主軸側に(この
状態では、工具マガジンGより離れる方向に)移動させ
ることにより、把持部分を旧工具の径方向に移動させ、
旧工具のツールシャンクのフランジ部より工具マガジン
側把持部分を離脱させる。
【0089】工具マガジンGは指令された新工具を保持
している所定の工具ポットを工具マガジン工具交換位置
に呼び出す。第1往復運動手段H3によって、交換アー
ムRを工具マガジンG側に移動させることにより、把持
部分を新工具の径方向に移動させ、新工具のツールシャ
ンクのフランジ部(被把持部)に交換アームRの把持部
分の工具マガジン側把持部分を挿入させ係合させる。
【0090】第2往復運動手段H5が交換アームRを前
進位置に移動させることにより、新工具を工具の軸線方
向に工具ポットより離脱させる。このとき、動作傾斜体
96より作用腕87の転輪89が離れるので、工具マガ
ジン側把持部分が工具把持状態となり、高速搬送が可能
となる。
【0091】第1旋回手段H2は第1回転体34を介し
て交換アームRを待機位置に旋回させる。旋回後、第2
往復運動手段H5によって、交換アームRを後退位置に
移動させ、新工具を工具マガジン側把持部分に把持した
待機状態に戻る。
【0092】[工具主軸7と自動工具交換装置Hとの工
具交換動作]自動工具交換装置Hは、待機位置(自動工
具交換装置原点)21Bで、工具マガジン側把持部分に
新工具を把持している状態として説明を行う。また、工
具主軸6、工具主軸7を支持している工具主軸ヘッドE
は工具交換位置に移動しているものとする。さらに、第
3往復手段H8は把持部分72A、72Bが、旋回軸心
線55にお互いに近づいている標準アーム状態(A位
置)となっている。
【0093】図示しないシャッタを開状態にし、自動工
具交換装置Hの加工領域への移動を可能にする。第1旋
回手段H2は第1回転体34を介して交換アームRを待
機位置21Bより工具主軸側位置21Cに旋回させる。
第1往復運動手段H3が第2旋回台本体37を工具主軸
側に移動させる。
【0094】このとき、動作傾斜体91aと工具主軸側
把持部分の作用腕87の転輪89とが係合しているの
で、工具主軸側把持部分は工具把持解除状態になってい
る。そのために、工具主軸側把持部分は、工具主軸に装
着されている旧工具のツールシャンクのフランジ部に工
具の径方向より挿入され係合する。工具主軸7の工具ク
ランプ・アンクランプ手段をアンクランプ状態にする。
【0095】第2往復運動手段H5が交換アーム基体5
1を介して交換アームRを前進位置に移動させ、旧工具
を工具主軸7より工具主軸7の軸線方向に離脱させる。
このとき、動作傾斜体91aより工具主軸側把持部分の
作用腕87の転輪89が離れるので、工具主軸側把持部
分は工具把持状態になり、高速搬送が可能となる。
【0096】第3旋回手段H6により、交換アームRの
把持部分72A、72Bを180度旋回させ、新工具を
把持している把持部分を工具主軸側に、旧工具を把持し
ている把持部分を工具マガジン側に位置させる。すなわ
ち、新旧工具の位置が入れ替わったのである。第2往復
運動手段H5によって、交換アームRを後退位置に位置
させ、新工具を工具主軸7に工具主軸7の軸線方向に挿
入する。
【0097】工具主軸7の工具クランプ・アンクランプ
手段をクランプ状態にし、工具主軸7に新工具を装着す
る。また、交換アームRが後退位置に移動したとき、動
作傾斜体91aと工具主軸側把持部分の作用腕87の転
輪89とが係合しているので、工具主軸側把持部分は工
具把持解除状態となる。
【0098】第1往復運動手段H3が交換アームRを工
具マガジンG側に移動させ、交換アームRを新工具の径
方向に移動させ、新工具のツールシャンクのフランジ部
より交換アームRの工具主軸側把持部分を離脱させる。
第1旋回手段H2によって、交換アームRを工具主軸側
工具交換位置より待機位置に旋回させる。シャッタが閉
状態となって、加工領域が遮蔽され、新工具による加工
を開始する。
【0099】[工具主軸6と自動工具交換装置Hとの工
具交換動作]自動工具交換装置Hは、待機位置(自動工
具交換装置原点)21Bで、工具マガジン側把持部分に
新工具を把持している状態として説明を行う。また、工
具主軸6は工具交換位置に移動しているものとする。さ
らに、第3往復手段H8は把持部分が、旋回軸心線55
にお互いに近づいている標準アーム状態(A位置)とな
っている。
【0100】図示しないシャッタを開状態にし、自動工
具交換装置Hの加工領域への移動を可能にする。第1旋
回手段H2は第1回転体34を介して交換アームRを待
機位置21Bより工具主軸側位置21Cに旋回させる。
第2旋回手段H4によって、第2回転体38を介して交
換アームRが把持している新工具の軸線が垂直方向を向
くように旋回させる。
【0101】また、第3往復運動手段H8により、工具
主軸6側の把持部分を、旋回軸心線55より離れる方向
に位置するロングアーム状態(B位置:伸長把持位置)
とする。このとき、動作傾斜体91aと工具主軸側把持
部分の作用腕87の転輪89との係合は解除されるが、
ロングアーム状態となったときに、作用腕86の転輪9
1と動作傾斜体91aとが係合するので、工具主軸側把
持部分は工具把持解除状態となる。
【0102】第1往復運動手段H3が第2旋回台本体3
7を介して交換アームRを工具主軸6側に移動させる。
工具主軸側把持部分は、工具主軸6に装着されている旧
工具のツールシャンクのフランジ部に工具の径方向より
挿入され係合する。工具主軸6の工具主軸6の工具クラ
ンプ・アンクランプ手段をアンクランプ状態にする。
【0103】第2往復運動手段H5が交換アームRを前
進位置に移動させ、旧工具を工具主軸6より工具主軸6
の軸線方向に離脱させる。このとき、動作傾斜体91a
より工具主軸側把持部分の作用腕87の転輪89が離れ
るので、工具主軸側把持部分は工具把持状態になり、高
速搬送が可能となる。
【0104】第3往復運動手段H8により、工具主軸6
側の把持部分を標準アーム状態に位置させる。第3旋回
手段H6により、交換アームRの把持手段72A、72
Bを180度旋回させ、新工具を把持している把持部分
を工具主軸側に、旧工具を把持している把持部分を工具
マガジン側に位置させる。すなわち、新旧工具の位置が
入れ替わったのである。
【0105】第3往復運動手段H8により、工具主軸6
側の把持部分をロングアーム状態に位置させる。第2往
復手段H5によって、交換アームRを後退位置に位置さ
せ、新工具を工具主軸6に工具軸線6の軸線方向に挿入
する。工具主軸6の工具クランプ・アンクランプ手段を
クランプ状態にし、工具主軸6に新工具を装着する。
【0106】また、交換アームRが後退位置に移動した
とき、動作傾斜体91aと工具主軸側把持部分の作用腕
87の転輪89とが係合しているので、工具主軸側把持
部分は工具把持解除状態となる。第1往復運動手段H3
が第2旋回台本体37を介して交換アームRを工具マガ
ジンG側に移動させ、工具主軸側把持部分を新工具の径
方向に移動させ、新工具のツールシャンクのフランジ部
より工具主軸側把持部分を離脱させる。
【0107】第3往復運動手段H8により、把持部分を
標準アーム状態に位置させる。第2旋回手段H4によっ
て、第2回転体38を介して交換アームRが把持してい
る新工具の軸線が水平方向を向くように旋回させる。第
1旋回手段H2によって、第1回転体34を介して交換
アームRを工具主軸側工具交換位置21Cより待機位置
21Bに旋回させる。シャッタが閉状態となって、加工
領域が遮断され、新工具により加工が開始される。
【0108】[回転方向固定手段155の固定機能]工
具主軸7に新工具である外径加工用バイトホルダ110
が装着固定される。外径加工用バイトホルダ110の位
置決め部材126は、位置決め部材挿入孔124に摺動
自在に挿入され、一方の側(主軸ヘッドEに固定されて
いる位置決めブロック側)にコイルぱね131で付勢さ
れている。そのため、工具主軸7に装着されると、位置
決めブロック140の傾斜面144、144に位置決め
係合部128が当接し、コイルぱね131の付勢力に抗
して位置決め部材126が他方の側に移動する。すなわ
ち、傾斜面144、144と位置決め係合部128がコ
イルばね131の付勢力で付勢された状態でテーパ結合
する。
【0109】同様に、係合部材127が、コイルばね1
28aによって、一方の側に付勢されているので、係合
部材127の前端面が位置決めブロック140のOリン
グ148を押圧して、切削油剤の漏れを防止する。
【0110】傾斜面144とテーパ面129との接触
は、テーパ結合のために強固に正確に位置決め固定され
る。外径加工用バイトホルダ110の位置決めブロック
128と、工具ヘッドEの下端面141の位置決めブロ
ック140とは、外径加工用バイトホルダ110が工具
ヘッドEとの間で相対回転運動を起こさない回転方向固
定手段155を構成する。
【0111】[立型ターニングセンタによる加工]工作
物をパレット固定部2b上のパレット3に取付け、自動
パレットチェンジャQによって、工作物主軸B側に搬送
する。工作物が取りつけられたパレット3を工作物主軸
Bのパレット固定部2に固定する。
【0112】工具マガジンGには、旋削加工を行うため
の旋削工具(固定工具)と、工具が回転した加工を行う
回転工具よりなる各種工具が収納されている。
【0113】工作物を旋削加工する場合には、工作物主
軸Bを所定の回転数で回転させるとともに、自動工具交
換装置Hによって、工具主軸6、7に旋削工具(固定工
具)である外径加工用バイトホルダ110または内径加
工用バイトホルダを装着し加工を行う。すなわち、工作
物と外径加工用バイトホルダ110または内径加工用バ
イトホルダとを、相対的に、工作物主軸の軸線方向およ
びこの工作物主軸の軸線方向と直交する方向に移動制御
させて旋削加工を行う。このとき、外径加工用バイトホ
ルダ110または内径加工用バイトホルダに設けられた
位置決め部材126と、工具主軸ヘッドEの工具主軸6
または工具主軸7近傍に設けられた位置決めブロック1
40、140aとが係合して、回転方向固定手段115
を構成している。
【0114】工作物の内径部を旋削加工するときには、
工具主軸6に内径加工用バイトホルダを装着して加工を
行う。また、工作物の外径部を加工するときには、工具
主軸7に外径加工用バイトホルダ110を装着して旋削
加工を行う。工作物の軸線方向が短く、ボーリングバー
形式のボーリングバイトにしても工具の剛性があまり低
下しないときには、工具主軸6にボーリングバ−形式の
バイトホルダを装着して外径加工を行ってもよい。ま
た、内径加工用バイトホルダと外径加工用バイトホルダ
を兼用すなわち、内径加工用工具と外径加工用工具とを
固定したバイトホルダで加工を行えば、工具交換時間が
短縮できてさらによい。工具主軸7に外径加工用バイト
ホルダ110を装着して旋削加工を行う場合には、荒加
工のときには第2バイト固定溝117に荒加工用バイト
118を固定し、仕上げ加工のときには第1バイト固定
溝114に荒加工用バイト119を固定を固定するよう
にするのが好適である。すなわち、このような態様とす
ることにより、荒加工時には工具および主軸系の剛性向
上を図り、仕上げ加工時には機械本体の熱変形の影響を
受けにくくすることができるのである。また、内外径
部、上端面に内周溝、外周溝、端面溝、内径ねじ、外径
ねじ等各種旋削加工を行うこともできる。
【0115】また、工具主軸6、7に回転工具を装着し
ていわゆる5面加工を行うこともできる。この場合、工
具主軸6または工具主軸7に装着した回転工具を所定の
回転数で回転させるとともに、工作物主軸Bを、C軸と
して連続的に回転位置制御または割り出し制御できる制
御軸とする。このようにして、工作物と回転工具とを、
X、Y、Z軸方向に相対的に移動制御するとともに、工
作物を所定の角度位置に回転割り出し制御して5面加工
を行うのである。このことにより、工作物の上面、外周
面等に穴あけ加工、タップ加工、平面加工、溝加工等い
ろいろな加工を施すことができる。なお、回転工具のツ
ールシャンクには、位置決め部材126は形成されてい
ないので、回転工具回転時に工具主軸へッドEの工具主
軸6または工具主軸7近傍に設けられた位置決めブロッ
ク140、140aとが干渉することはない。
【0116】また、工具主軸6、7のうち、加工に使用
しない工具主軸に装着・固定されている工具が、工作物
加工時に工作物等と干渉が生じるおそれがある場合に
は、その工具主軸の工具を蓋工具(図14参照)と工具
交換して蓋工具を工具主軸に装着・固定しておくほうが
好ましい。図14に示すように蓋工具155はツールシ
ャンク151とフランジ部152とよりなり、加工時に
飛散する切粉や切削油剤が工具主軸のテーパ面、前端面
等に付着するのを防止できる。特に、2面拘束工具の場
合には、主軸前端面の付着防止が必要となる。さらに、
位置決めブロック140,140aの付着防止を蓋工具
で行ってもよい。
【0117】また、自動パレットチェンジャを付属させ
ているので、一方のパレット上の工作物を加工している
間に、他方のパレット上の工作物の段取り替えを行うこ
とにより、ターニングセンタの稼働率を低下させること
もない。
【0118】[他の実施例]この実施形態では、チェー
ン型工具マガジンで説明を行っているが、工具マガジン
もマトリックス型工具マガジンであってもよい。更に、
交換アームRは、シングルアームであってもよい。ま
た、工作物主軸を水平方向に有するターニングセンタで
あってもよい。
【0119】
【発明の効果】本発明によるターニンクセンタは、直交
する2つの工具主軸に旋削工具である固定工具と回転工
具の両方が装着可能になった。また、工作物の形状に合
わせて2工具主軸のいずれかに工具を選択して装着でき
る。更に、工作物の形状に合わせて2工具主軸のいずれ
かを選択して工具を装着できるので切削部位の剛性の向
上が図れ、加工時間を短縮できる。更に、1台の工具マ
ガジンの工具を2工具主軸で共用できる。更に、固定工
具の刃先近傍に切削油剤を供給できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、立型ターニングセンタの平面図であ
る。
【図2】図2は、図1の側面図である。
【図3】図3は、図1の正面図である。
【図4】図4は、工具主軸部分の断面図である。
【図5】図5は、図1の部分拡大図であり、自動工具交
換装置部分である。
【図6】図6は、工具交換装置の一部の左側面断面図で
ある。
【図7】図7は、工具交換装置の一部の背面図である。
【図8】図8は、図5の部分拡大図であり、工具交換装
置の回転位置を定めるセンサーの配置を示す正面図であ
る。
【図9】図9は、把持手段の平面図である。
【図10】図10は、把持手段の一部の背面図である。
【図11】図11は、外径加工用バイトホルダであり、
正面図である。
【図12】図12は、図14の右側面図である。
【図13】図13(a),(b)は、位置決めブロック
を示す図である。
【図14】図14は、蓋工具を示す正面図である。
【符号の説明】
1…機械本体 6,7…工具主軸 11…ビルトインモータ 34…第1回転体 36…直線運動体 38…第2回転体 51又は71…第2直線運動体 E…工具主軸ヘッド G…工具マガジン H…工具交換装置 71…往復動作体 H1…把持手段 H2…第1旋回手段 H3…第1往復運動手段 H4…第2旋回手段 H5…第2往復運動手段 H6…第3旋回手段 H8…第3往復運動手段 110…外径加工用バイトホルダ 126…パイプ継手 140…位置決めブロック

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体を構成する台であるベッドと、 このベッド上に設けられた主軸台と、 この主軸台に回転自在に支持され、工作物を回転させる
    工作物主軸と、 この工作物主軸を回転および割り出し回転駆動する工作
    物主軸駆動体と、 前記工作物主軸と対向するように設けられ、前記工作物
    主軸と平行な方向および前記工作物主軸と直交する方向
    に二つの工具主軸を備え、かつ、前記工作物主軸に対し
    て前記工具主軸を前記二つの工具主軸の軸線を含む直交
    3軸方向に相対移動可能な主軸頭と、 工具を貯蔵するための工具マガジンと、 前記工具主軸と前記工具マガジンとのあいだで工具交換
    するための自動工具交換装置とからなることを特徴とす
    るターニングセンタ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のターニングセンタにおい
    て、 前記ターニングセンタは、 前記工作物主軸が垂直方向に配置されている立形ターニ
    ングセンタであることを特徴とするターニングセンタ。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載のターニン
    グセンタにおいて、 前記二つの工具主軸は、各々、旋削工具または回転工具
    が着脱自在に装着可能であることを特徴とするターニン
    グセンタ。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のターニングセンタにおい
    て、 前記工具主軸に装着された前記旋削工具と係合して前記
    旋削工具の回転を固定するために、前記主軸頭と前記旋
    削工具に各々設けられた回転方向固定手段を有すること
    を特徴とするターニングセンタ。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のターニングセンタにおい
    て、 前記回転方向固定手段は、 前記主軸頭に設けられた位置決めブロックと、 前記旋削工具に前記位置決めブロックに係脱自在に設け
    られ、前記旋削工具が前記工具主軸に装着されたとき前
    記位置決めブロックと係合して前記旋削工具の回転を固
    定する係合部とからなることを特徴とするターニングセ
    ンタ。
  6. 【請求項6】請求項1〜5から選択される1項に記載の
    ターニングセンタにおいて、 前記工具マガジンおよび前記自動工具交換装置は各々一
    つであり、 一つの前記工具マガジンおよび前記自動工具交換装置に
    よって、前記二つの工具主軸に工具交換可能にしたこと
    を特徴とするターニングセンタ。
  7. 【請求項7】請求項2〜6から選択される1項に記載の
    ターニングセンタにおいて、 前記工作物主軸が、この工作物主軸と直交する水平面を
    含む1軸線方向に移動可能であり、前記主軸頭が他の2
    軸方向に移動可能としたことを特徴とするターニングセ
    ンタ。
JP10517597A 1997-04-08 1997-04-08 ターニングセンタ Pending JPH10286732A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002320626A (ja) * 2001-03-26 2002-11-05 Kaltenbach & Voigt Gmbh & Co 歯科医療加工物を製造するための切削/研削機
JP2014014916A (ja) * 2012-07-11 2014-01-30 Komatsu Ntc Ltd 工作機械
JP2022503623A (ja) * 2018-09-03 2022-01-12 エーエフダブリュー ホールディング ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 工作物を機械加工するための機械加工装置
CN118342271A (zh) * 2024-06-17 2024-07-16 山东途顺数控设备有限公司 数控开齿穿条一体机及使用方法

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