JPH10285871A - アクチュエータ - Google Patents
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- JPH10285871A JPH10285871A JP8902297A JP8902297A JPH10285871A JP H10285871 A JPH10285871 A JP H10285871A JP 8902297 A JP8902297 A JP 8902297A JP 8902297 A JP8902297 A JP 8902297A JP H10285871 A JPH10285871 A JP H10285871A
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Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
- Gear Transmission (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トルク伝動装置2を構成する第2樹脂回動体
12の小径ギヤ20や第3樹脂回動体14の大径ギヤ3
0の強度の低下を抑えながらも、トルク伝動装置2の体
格を小型化することができるドアロックアクチュエータ
を提供する。 【解決手段】 樹脂ケースの裏面に一体成形されたスト
ッパ56および軸受部58を、クッションゴム39がス
トッパ56に当接して第3樹脂回動体14の回動が規制
された際に発生する衝撃力に対する反力が、第2樹脂回
動体12の小径ギヤ20と第3樹脂回動体14の大径ギ
ヤ30との軸間ピッチが小さくなる方向に、第3樹脂回
動体14に作用する形状にする。例えばストッパ56の
第1回動軸6側を切り欠き、円筒形状の軸受部58の第
1回動軸6側に対して反対側を切り欠く。これにより、
第3樹脂回動体14の回動が規制された際に、第2樹脂
回動体12の小径ギヤ20と第3樹脂回動体14の大径
ギヤ30との噛み合いが深くなるので、小径ギヤ20と
大径ギヤ30のモジュールを小さくすることができる。
12の小径ギヤ20や第3樹脂回動体14の大径ギヤ3
0の強度の低下を抑えながらも、トルク伝動装置2の体
格を小型化することができるドアロックアクチュエータ
を提供する。 【解決手段】 樹脂ケースの裏面に一体成形されたスト
ッパ56および軸受部58を、クッションゴム39がス
トッパ56に当接して第3樹脂回動体14の回動が規制
された際に発生する衝撃力に対する反力が、第2樹脂回
動体12の小径ギヤ20と第3樹脂回動体14の大径ギ
ヤ30との軸間ピッチが小さくなる方向に、第3樹脂回
動体14に作用する形状にする。例えばストッパ56の
第1回動軸6側を切り欠き、円筒形状の軸受部58の第
1回動軸6側に対して反対側を切り欠く。これにより、
第3樹脂回動体14の回動が規制された際に、第2樹脂
回動体12の小径ギヤ20と第3樹脂回動体14の大径
ギヤ30との噛み合いが深くなるので、小径ギヤ20と
大径ギヤ30のモジュールを小さくすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータのトルクを
出力軸に伝達するトルク伝動装置を内蔵したアクチュエ
ータに関するもので、特にモータのトルクを出力軸を経
てドアロック装置に伝達するトルク伝動装置を内蔵した
ドアロックアクチュエータに係わる。
出力軸に伝達するトルク伝動装置を内蔵したアクチュエ
ータに関するもので、特にモータのトルクを出力軸を経
てドアロック装置に伝達するトルク伝動装置を内蔵した
ドアロックアクチュエータに係わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、特開昭63−165676号
公報においては、車両用ドアロック装置の操作レバーを
ロック位置とアンロック位置との間で往復移動させるド
アロックアクチュエータが記載されている。このドアロ
ックアクチュエータは、ケース内に、モータ、およびこ
のモータのトルクを、操作レバーに駆動連結された出力
軸に伝達するためのトルク伝動装置を収容している。
公報においては、車両用ドアロック装置の操作レバーを
ロック位置とアンロック位置との間で往復移動させるド
アロックアクチュエータが記載されている。このドアロ
ックアクチュエータは、ケース内に、モータ、およびこ
のモータのトルクを、操作レバーに駆動連結された出力
軸に伝達するためのトルク伝動装置を収容している。
【0003】このトルク伝動装置は、モータの回転軸に
設けられた駆動ギヤに噛み合って回動軸を中心に回動す
る大径ギヤを有する減速ギヤと、この減速ギヤの小径ギ
ヤに噛み合って出力軸を中心にして回動する主ギヤとを
備えている。そして、トルク伝動装置は、その主ギヤに
クッションバネを介して連結されて出力軸を中心にして
回動する回動体と、この回動体を出力軸に固着するロー
レットピンとを備えている。さらに、回動体には、ケー
ス本体に設けられたストッパを間にして両側に、そのス
トッパに当接する2個の当接部が一体成形されている。
また、主ギヤの軸受は、金属シャフトで構成された出力
軸で受け持っている。
設けられた駆動ギヤに噛み合って回動軸を中心に回動す
る大径ギヤを有する減速ギヤと、この減速ギヤの小径ギ
ヤに噛み合って出力軸を中心にして回動する主ギヤとを
備えている。そして、トルク伝動装置は、その主ギヤに
クッションバネを介して連結されて出力軸を中心にして
回動する回動体と、この回動体を出力軸に固着するロー
レットピンとを備えている。さらに、回動体には、ケー
ス本体に設けられたストッパを間にして両側に、そのス
トッパに当接する2個の当接部が一体成形されている。
また、主ギヤの軸受は、金属シャフトで構成された出力
軸で受け持っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のドア
ロックアクチュエータにおいては、回動体の当接部がケ
ース本体のストッパに当接した時に、主ギヤには、主ギ
ヤの出力軸と減速ギヤの回動軸との軸間ピッチが大きく
なる方向に衝撃力が作用する。それによって、主ギヤと
減速ギヤの小径ギヤとの噛み合いが浅くなり、ギヤの強
度が低下する。このため、主ギヤと減速ギヤとの噛み合
いが浅くなってもギヤの強度の低下を抑制するために、
主ギヤのモジュールと減速ギヤのモジュールを大きくす
る必要がある。
ロックアクチュエータにおいては、回動体の当接部がケ
ース本体のストッパに当接した時に、主ギヤには、主ギ
ヤの出力軸と減速ギヤの回動軸との軸間ピッチが大きく
なる方向に衝撃力が作用する。それによって、主ギヤと
減速ギヤの小径ギヤとの噛み合いが浅くなり、ギヤの強
度が低下する。このため、主ギヤと減速ギヤとの噛み合
いが浅くなってもギヤの強度の低下を抑制するために、
主ギヤのモジュールと減速ギヤのモジュールを大きくす
る必要がある。
【0005】したがって、主ギヤや減速ギヤを含むトル
ク伝動装置の体格を大きくする必要があるので、トルク
伝動装置を収容する樹脂ケースのサイズが大きくなり、
ドアロックアクチュエータ全体のサイズが大型化すると
いう問題が生じている。また、主ギヤの軸受を金属シャ
フト(出力軸)で受け持っているので、部品点数や組付
工数が多くなることにより、ドアロックアクチュエータ
の製品コストを上昇させるという問題も生じている。
ク伝動装置の体格を大きくする必要があるので、トルク
伝動装置を収容する樹脂ケースのサイズが大きくなり、
ドアロックアクチュエータ全体のサイズが大型化すると
いう問題が生じている。また、主ギヤの軸受を金属シャ
フト(出力軸)で受け持っているので、部品点数や組付
工数が多くなることにより、ドアロックアクチュエータ
の製品コストを上昇させるという問題も生じている。
【0006】
【発明の目的】本発明の目的は、第1ギヤや第2ギヤの
強度の低下を抑えながらも第1トルク伝動部材の体格お
よび第2トルク伝動部材の体格を小型化することのでき
るアクチュエータを提供することにある。また、部品点
数を低減することにより、製品コストの低減化を図るこ
とのできるアクチュエータを提供することにある。
強度の低下を抑えながらも第1トルク伝動部材の体格お
よび第2トルク伝動部材の体格を小型化することのでき
るアクチュエータを提供することにある。また、部品点
数を低減することにより、製品コストの低減化を図るこ
とのできるアクチュエータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、回動規制手段が少なくとも一方のトルク伝動部
材の回動を規制した際に発生する衝撃力に対する反力
が、第1トルク伝動部材に設けられた第1ギヤと第2ト
ルク伝動部材に設けられた第2ギヤとの軸間ピッチが小
さくなる方向に作用するように回動規制手段が設けられ
ている。すなわち、回動規制手段が少なくとも一方のト
ルク伝動部材の回動を規制した際に発生する衝撃力に対
する反力が、第1ギヤと第2ギヤとの噛み合いが深くな
る方向に作用するため、第1ギヤのモジュールと第2ギ
ヤのモジュールとを小さくすることができる。それによ
って、第1ギヤの強度の低下および第2ギヤの強度の低
下を抑えながらも、第1トルク伝動部材の体格および第
2トルク伝動部材の体格を小型化することができる。こ
のため、第1トルク伝動部材および第2トルク伝動部材
を収容する樹脂ケースのサイズを小さくすることができ
るので、アクチュエータ全体のサイズを小型化すること
ができる。
よれば、回動規制手段が少なくとも一方のトルク伝動部
材の回動を規制した際に発生する衝撃力に対する反力
が、第1トルク伝動部材に設けられた第1ギヤと第2ト
ルク伝動部材に設けられた第2ギヤとの軸間ピッチが小
さくなる方向に作用するように回動規制手段が設けられ
ている。すなわち、回動規制手段が少なくとも一方のト
ルク伝動部材の回動を規制した際に発生する衝撃力に対
する反力が、第1ギヤと第2ギヤとの噛み合いが深くな
る方向に作用するため、第1ギヤのモジュールと第2ギ
ヤのモジュールとを小さくすることができる。それによ
って、第1ギヤの強度の低下および第2ギヤの強度の低
下を抑えながらも、第1トルク伝動部材の体格および第
2トルク伝動部材の体格を小型化することができる。こ
のため、第1トルク伝動部材および第2トルク伝動部材
を収容する樹脂ケースのサイズを小さくすることができ
るので、アクチュエータ全体のサイズを小型化すること
ができる。
【0008】請求項2に記載の発明によれば、第1樹脂
回動体がモータのトルクを受けると第1回動軸を中心に
回転する。そして、第1樹脂回動体が回転すると、ゴム
系弾性体を介して第2樹脂回動体にモータのトルクが伝
達されて回転する。そして、第2樹脂回動体が回転する
と、その第2樹脂回動体にインサート成形された小径ギ
ヤと噛み合う大径ギヤを持つ第3樹脂回動体にモータの
トルクが伝達されて第3樹脂回動体が第2回動軸を中心
にして回転する。そして、回動規制手段が少なくとも一
方のトルク伝動部材の回動を規制した際の衝撃をゴム系
弾性体で吸収することにより、第1樹脂回動体およびモ
ータにその衝撃力が伝わらず、アクチュエータの耐久性
を向上することができる。
回動体がモータのトルクを受けると第1回動軸を中心に
回転する。そして、第1樹脂回動体が回転すると、ゴム
系弾性体を介して第2樹脂回動体にモータのトルクが伝
達されて回転する。そして、第2樹脂回動体が回転する
と、その第2樹脂回動体にインサート成形された小径ギ
ヤと噛み合う大径ギヤを持つ第3樹脂回動体にモータの
トルクが伝達されて第3樹脂回動体が第2回動軸を中心
にして回転する。そして、回動規制手段が少なくとも一
方のトルク伝動部材の回動を規制した際の衝撃をゴム系
弾性体で吸収することにより、第1樹脂回動体およびモ
ータにその衝撃力が伝わらず、アクチュエータの耐久性
を向上することができる。
【0009】請求項3に記載の発明によれば、第3樹脂
回動体に第2回動軸を樹脂により一体成形することによ
り、アクチュエータを構成する構成部品の部品点数が減
るので、アクチュエータの製品コストを低減することが
できる。また、請求項4に記載の発明によれば、樹脂ケ
ースに樹脂により一体成形された軸受部は、第1回動軸
側に対して逆側が切り欠かれている。したがって、第3
樹脂回動体がストッパに回動を規制されて、小径ギヤと
大径ギヤとの軸間ピッチが小さくなる方向に第3樹脂回
動体にストッパで規制された反力が作用した場合に、第
3樹脂回動体が第1回動軸側に変位することができる。
すなわち、ストッパが第3樹脂回動体の回動を規制した
場合には、小径ギヤと大径ギヤとの噛み合いが深くなる
方向に反力が作用するため、小径ギヤのモジュールと大
径ギヤのモジュールとを小さくすることができる。それ
によって、請求項1に記載の発明と同様な効果が得られ
る。
回動体に第2回動軸を樹脂により一体成形することによ
り、アクチュエータを構成する構成部品の部品点数が減
るので、アクチュエータの製品コストを低減することが
できる。また、請求項4に記載の発明によれば、樹脂ケ
ースに樹脂により一体成形された軸受部は、第1回動軸
側に対して逆側が切り欠かれている。したがって、第3
樹脂回動体がストッパに回動を規制されて、小径ギヤと
大径ギヤとの軸間ピッチが小さくなる方向に第3樹脂回
動体にストッパで規制された反力が作用した場合に、第
3樹脂回動体が第1回動軸側に変位することができる。
すなわち、ストッパが第3樹脂回動体の回動を規制した
場合には、小径ギヤと大径ギヤとの噛み合いが深くなる
方向に反力が作用するため、小径ギヤのモジュールと大
径ギヤのモジュールとを小さくすることができる。それ
によって、請求項1に記載の発明と同様な効果が得られ
る。
【0010】
〔実施例の構成〕図1ないし図8は本発明の実施例を示
したもので、図1はカバーを示した図で、図2および図
3はドアロックアクチュエータを示した図である。
したもので、図1はカバーを示した図で、図2および図
3はドアロックアクチュエータを示した図である。
【0011】本実施例のドアロックアクチュエータは、
車両(特に自動車)に設けられたドアの施錠または解錠
を行うドアロック装置(図示せず)を駆動する車両用ド
アロック駆動装置である。なお、ドアロック装置は、ラ
ッチとストライカ等の係脱装置(いずれも図示せず)か
ら構成され、施錠、解錠を司る操作レバー(図示せず)
を介してドアロックアクチュエータと連結されている。
また、操作レバーには、連結ロッドを介して、車両の乗
員に手動操作されるロックノブが連結されている。
車両(特に自動車)に設けられたドアの施錠または解錠
を行うドアロック装置(図示せず)を駆動する車両用ド
アロック駆動装置である。なお、ドアロック装置は、ラ
ッチとストライカ等の係脱装置(いずれも図示せず)か
ら構成され、施錠、解錠を司る操作レバー(図示せず)
を介してドアロックアクチュエータと連結されている。
また、操作レバーには、連結ロッドを介して、車両の乗
員に手動操作されるロックノブが連結されている。
【0012】そして、ドアロックアクチュエータは、モ
ータ(駆動源)1と、このモータ1のトルク(回転動
力)を伝達するトルク伝動装置(動力伝達装置)2と、
内部にモータ1およびトルク伝動装置2を収容する樹脂
ケース9とを備えている。モータ1は、図示しない車載
電源(バッテリ)より電力の供給を受けて(通電される
と)、ドアの施錠時とドアの解錠時とで回転軸3の回転
方向が反転する正逆回転可能な直流電動機である。ま
た、モータ1は、電力の供給を受けていない(通電が停
止している)時には回転軸3はフリーとなる。なお、モ
ータ1の回転軸3の先端側は、略D字型断面を有してい
る。
ータ(駆動源)1と、このモータ1のトルク(回転動
力)を伝達するトルク伝動装置(動力伝達装置)2と、
内部にモータ1およびトルク伝動装置2を収容する樹脂
ケース9とを備えている。モータ1は、図示しない車載
電源(バッテリ)より電力の供給を受けて(通電される
と)、ドアの施錠時とドアの解錠時とで回転軸3の回転
方向が反転する正逆回転可能な直流電動機である。ま
た、モータ1は、電力の供給を受けていない(通電が停
止している)時には回転軸3はフリーとなる。なお、モ
ータ1の回転軸3の先端側は、略D字型断面を有してい
る。
【0013】次に、トルク伝動装置2を図2ないし図5
に基づいて説明する。ここで、図4はモータ1とトルク
伝動装置2の主要構造を示した図で、図5は第1トルク
伝動部材を示した図である。このトルク伝動装置2は、
モータ1により回転駆動されるピニオンギヤ10、この
ピニオンギヤ10からモータ1のトルクを受けて出力軸
4を駆動する減速歯車装置5等を備えている。
に基づいて説明する。ここで、図4はモータ1とトルク
伝動装置2の主要構造を示した図で、図5は第1トルク
伝動部材を示した図である。このトルク伝動装置2は、
モータ1により回転駆動されるピニオンギヤ10、この
ピニオンギヤ10からモータ1のトルクを受けて出力軸
4を駆動する減速歯車装置5等を備えている。
【0014】ピニオンギヤ10は、例えばポリプロピレ
ン樹脂等の樹脂により略中空丸棒形状に一体成形され、
モータ1の回転軸3に着脱自在に固定されて回転軸3と
一体的に回転する円筒ウォームである。なお、ピニオン
ギヤ10のモータ1側には、回転軸3の先端側を差し込
むための略D字型の軸挿入穴が形成されている。これに
より、回転軸3が空回りすることはない。
ン樹脂等の樹脂により略中空丸棒形状に一体成形され、
モータ1の回転軸3に着脱自在に固定されて回転軸3と
一体的に回転する円筒ウォームである。なお、ピニオン
ギヤ10のモータ1側には、回転軸3の先端側を差し込
むための略D字型の軸挿入穴が形成されている。これに
より、回転軸3が空回りすることはない。
【0015】出力軸4は、モータ1の回転軸3と直交し
た状態で、且つ第1、第2回動軸6、7と同一方向に延
ばされ、下端部(一端部)が樹脂ケース9より突出した
状態で樹脂ケース9に回転自在に支持されている。ま
た、出力軸4の下端部には、出力軸4と一体的に回動す
る出力レバー8(図6ないし図8参照)が固定されてい
る。なお、第1回動軸6は、モータ1の回転軸3と直交
した状態で上下方向に延長され、両端部が樹脂ケース9
にそれぞれ圧入されて固定されている。そして、第1回
動軸6は、後述する第1トルク伝動部材を構成する第
1、第2樹脂回動体11、12の軸受部を構成する。ま
た、出力レバー8は、図示しない係止ピンを介してドア
ロックの操作レバーに連結されている。
た状態で、且つ第1、第2回動軸6、7と同一方向に延
ばされ、下端部(一端部)が樹脂ケース9より突出した
状態で樹脂ケース9に回転自在に支持されている。ま
た、出力軸4の下端部には、出力軸4と一体的に回動す
る出力レバー8(図6ないし図8参照)が固定されてい
る。なお、第1回動軸6は、モータ1の回転軸3と直交
した状態で上下方向に延長され、両端部が樹脂ケース9
にそれぞれ圧入されて固定されている。そして、第1回
動軸6は、後述する第1トルク伝動部材を構成する第
1、第2樹脂回動体11、12の軸受部を構成する。ま
た、出力レバー8は、図示しない係止ピンを介してドア
ロックの操作レバーに連結されている。
【0016】減速歯車装置5は、モータ1の回転軸3の
回転速度を減速して出力軸4にモータ1のトルクを伝達
する変速歯車装置である。この減速歯車装置5は、図5
に示したように、ピニオンギヤ10と共に円筒ウォーム
ギヤを形成する第1樹脂回動体11と、この第1樹脂回
動体11からモータ1のトルクを受ける第2樹脂回動体
12と、第1樹脂回動体11から第2樹脂回動体12に
トルクを伝達するゴム系弾性体(エラストマ)13と、
第2樹脂回動体12からモータ1のトルクを受ける第3
樹脂回動体14と、この第3樹脂回動体14からモータ
1のトルクを受けて出力軸4を回動させる作動レバー1
5とからなる。なお、第1樹脂回動体11、第2樹脂回
動体12およびゴム系弾性体13は、本発明の第1トル
ク伝動部材を構成する。
回転速度を減速して出力軸4にモータ1のトルクを伝達
する変速歯車装置である。この減速歯車装置5は、図5
に示したように、ピニオンギヤ10と共に円筒ウォーム
ギヤを形成する第1樹脂回動体11と、この第1樹脂回
動体11からモータ1のトルクを受ける第2樹脂回動体
12と、第1樹脂回動体11から第2樹脂回動体12に
トルクを伝達するゴム系弾性体(エラストマ)13と、
第2樹脂回動体12からモータ1のトルクを受ける第3
樹脂回動体14と、この第3樹脂回動体14からモータ
1のトルクを受けて出力軸4を回動させる作動レバー1
5とからなる。なお、第1樹脂回動体11、第2樹脂回
動体12およびゴム系弾性体13は、本発明の第1トル
ク伝動部材を構成する。
【0017】第1樹脂回動体11は、例えばポリプロピ
レン樹脂等の樹脂により略二重円筒形状に一体成形され
ている。この第1樹脂回動体11は、図5に示したよう
に、回転中心を成す第1回動軸6に回動自在に嵌合する
円筒形状のボス部16、このボス部16の外周側に設け
られた円筒形状の大径ギヤ(中間減速ギヤ)17、ボス
部16と大径ギヤ17との間に設けられた部分円筒形状
の直立壁18、およびこれらの各壁を連結する略円環板
形状の底側壁19等から構成されている。
レン樹脂等の樹脂により略二重円筒形状に一体成形され
ている。この第1樹脂回動体11は、図5に示したよう
に、回転中心を成す第1回動軸6に回動自在に嵌合する
円筒形状のボス部16、このボス部16の外周側に設け
られた円筒形状の大径ギヤ(中間減速ギヤ)17、ボス
部16と大径ギヤ17との間に設けられた部分円筒形状
の直立壁18、およびこれらの各壁を連結する略円環板
形状の底側壁19等から構成されている。
【0018】第2樹脂回動体12は、例えばポリプロピ
レン樹脂等の樹脂により略円環板形状に一体成形されて
いる。この第2樹脂回動体12は、図5に示したよう
に、第1樹脂回動体11のボス部16と同一軸心上に設
けられ、内周側にインサート成形された小径ギヤ20、
この小径ギヤ20の外周側に設けられた部分円筒形状の
外側壁21、およびこれらの壁を連結する天側壁22等
から構成されている。
レン樹脂等の樹脂により略円環板形状に一体成形されて
いる。この第2樹脂回動体12は、図5に示したよう
に、第1樹脂回動体11のボス部16と同一軸心上に設
けられ、内周側にインサート成形された小径ギヤ20、
この小径ギヤ20の外周側に設けられた部分円筒形状の
外側壁21、およびこれらの壁を連結する天側壁22等
から構成されている。
【0019】小径ギヤ20は、本発明の第1ギヤに相当
するもので、金属材料により略円筒形状に形成され、第
1回動軸6の外周に回動自在に嵌め合わされた中間ピニ
オンギヤである。この小径ギヤ20の下端部は第2樹脂
回動体12内に埋設され、上端部は第2樹脂回動体12
の上端面より突出している。
するもので、金属材料により略円筒形状に形成され、第
1回動軸6の外周に回動自在に嵌め合わされた中間ピニ
オンギヤである。この小径ギヤ20の下端部は第2樹脂
回動体12内に埋設され、上端部は第2樹脂回動体12
の上端面より突出している。
【0020】ゴム系弾性体13は、図3および図5に示
したように、略部分円筒形状に形成され、第1樹脂回動
体11と第2樹脂回動体12との間に形成される略円弧
形状の空間内に収容され、第3樹脂回動体14が回動を
規制された時に、第1樹脂回動体11に加わる力を吸収
することによりモータ1を保護するクッションゴムであ
る。
したように、略部分円筒形状に形成され、第1樹脂回動
体11と第2樹脂回動体12との間に形成される略円弧
形状の空間内に収容され、第3樹脂回動体14が回動を
規制された時に、第1樹脂回動体11に加わる力を吸収
することによりモータ1を保護するクッションゴムであ
る。
【0021】第3樹脂回動体14は、本発明の第2トル
ク伝動部材に相当するもので、例えばポリプロピレン樹
脂等の樹脂により部分円筒形状に一体成形されている。
この第3樹脂回動体14は、図3および図4に示したよ
うに、部分円筒形状の大径ギヤ30、この大径ギヤ30
の内周側に設けられた円筒形状の第2回動軸7、大径ギ
ヤ30と第2回動軸7との間に設けられた台形形状の直
立壁32、リターンスプリング33を保持する2個の直
立壁34、35、およびこれらの壁を連結する底側壁3
6等から構成されている。
ク伝動部材に相当するもので、例えばポリプロピレン樹
脂等の樹脂により部分円筒形状に一体成形されている。
この第3樹脂回動体14は、図3および図4に示したよ
うに、部分円筒形状の大径ギヤ30、この大径ギヤ30
の内周側に設けられた円筒形状の第2回動軸7、大径ギ
ヤ30と第2回動軸7との間に設けられた台形形状の直
立壁32、リターンスプリング33を保持する2個の直
立壁34、35、およびこれらの壁を連結する底側壁3
6等から構成されている。
【0022】大径ギヤ30は、本発明の第2ギヤに相当
するもので、第3樹脂回動体14の部分円筒形状の外側
壁の一部に歯部が列設され、第2樹脂回動体12にイン
サート成形された金属製の小径ギヤ20に噛み合ってモ
ータ1のトルクが伝達される。なお、外側壁の残部であ
る大径ギヤ30から両側に円弧形状に延長された部分
は、他の箇所の大径ギヤ30よりも板厚が薄く、大径ギ
ヤ30の歯部が設けられていない第1、第2係止壁3
7、38とされている。これらの第1、第2係止壁3
7、38は、第3樹脂回動体14が中立点にある時にリ
ターンスプリング33の両端部を係止する第1、第2係
止部である。
するもので、第3樹脂回動体14の部分円筒形状の外側
壁の一部に歯部が列設され、第2樹脂回動体12にイン
サート成形された金属製の小径ギヤ20に噛み合ってモ
ータ1のトルクが伝達される。なお、外側壁の残部であ
る大径ギヤ30から両側に円弧形状に延長された部分
は、他の箇所の大径ギヤ30よりも板厚が薄く、大径ギ
ヤ30の歯部が設けられていない第1、第2係止壁3
7、38とされている。これらの第1、第2係止壁3
7、38は、第3樹脂回動体14が中立点にある時にリ
ターンスプリング33の両端部を係止する第1、第2係
止部である。
【0023】そして、第2回動軸7は、底側壁36の内
周側より上方に延びるように一体成形され、樹脂ケース
9に回動自在に支持されている。直立壁32の周囲に
は、衝突音を低減するため、さらに衝撃を吸収するため
の略円筒形状のクッションゴム39が嵌め合わされてい
る。なお、底側壁36の底側面からは、下方側に膨出す
るように所定の形状のカム40が一体成形されている。
このカム40は、作動レバー15に当接して作動レバー
15を駆動することにより作動レバー15をロック位置
側またはアンロック位置側のいずれかへ変位させる。
周側より上方に延びるように一体成形され、樹脂ケース
9に回動自在に支持されている。直立壁32の周囲に
は、衝突音を低減するため、さらに衝撃を吸収するため
の略円筒形状のクッションゴム39が嵌め合わされてい
る。なお、底側壁36の底側面からは、下方側に膨出す
るように所定の形状のカム40が一体成形されている。
このカム40は、作動レバー15に当接して作動レバー
15を駆動することにより作動レバー15をロック位置
側またはアンロック位置側のいずれかへ変位させる。
【0024】リターンスプリング33は、第3樹脂回動
体14の大径ギヤ30とこの大径ギヤ30の内側に設け
られた2個の直立壁34、35との間で複数巻回された
中立点戻しバネである。そして、リターンスプリング3
3の両端部には、そのコイル部分の一方側の端部に設け
られた略コの字形状の第1被係止部41と、コイル部分
の他方側の端部に設けられた略コの字形状の第2被係止
部42とが設けられている。
体14の大径ギヤ30とこの大径ギヤ30の内側に設け
られた2個の直立壁34、35との間で複数巻回された
中立点戻しバネである。そして、リターンスプリング3
3の両端部には、そのコイル部分の一方側の端部に設け
られた略コの字形状の第1被係止部41と、コイル部分
の他方側の端部に設けられた略コの字形状の第2被係止
部42とが設けられている。
【0025】なお、リターンスプリング33の第1被係
止部41は、第3樹脂回動体14がロック位置側からア
ンロック位置側に回転する際に、第3樹脂回動体14の
第1係止壁37に係止される。また、第2被係止部42
は、第3樹脂回動体14がアンロック位置側からロック
位置側に回転する際に、第3樹脂回動体14の第2係止
壁38に係止される。そして、第1、第2被係止部4
1、42は、第3樹脂回動体14が中立点にあるとき、
第1、第2係止壁37、38にそれぞれ係止される。
止部41は、第3樹脂回動体14がロック位置側からア
ンロック位置側に回転する際に、第3樹脂回動体14の
第1係止壁37に係止される。また、第2被係止部42
は、第3樹脂回動体14がアンロック位置側からロック
位置側に回転する際に、第3樹脂回動体14の第2係止
壁38に係止される。そして、第1、第2被係止部4
1、42は、第3樹脂回動体14が中立点にあるとき、
第1、第2係止壁37、38にそれぞれ係止される。
【0026】作動レバー15は、第3樹脂回動体14と
部分的に重なるように配設され、例えばポリプロピレン
樹脂等の樹脂により所定の形状に一体成形されている。
この作動レバー15の回転中心には、金属製の出力軸4
がインサートされている。そして、作動レバー15に
は、カム40からモータ1のトルクを受ける施錠側、解
錠側トルク受け部43、44が設けられている。そし
て、作動レバー15は、これらの施錠側、解錠側トルク
受け部43、44が第3樹脂回動体14の回転に伴って
カム40の側壁面に摺接しながらカム形状に従って駆動
されることにより、出力軸4を回動中心としてロック位
置(施錠位置)とアンロック位置(解錠位置)との間で
揺動(回動)する。なお、第3樹脂回動体14、作動レ
バー15およびリターンスプリング33により中立点戻
しクラッチを構成する。
部分的に重なるように配設され、例えばポリプロピレン
樹脂等の樹脂により所定の形状に一体成形されている。
この作動レバー15の回転中心には、金属製の出力軸4
がインサートされている。そして、作動レバー15に
は、カム40からモータ1のトルクを受ける施錠側、解
錠側トルク受け部43、44が設けられている。そし
て、作動レバー15は、これらの施錠側、解錠側トルク
受け部43、44が第3樹脂回動体14の回転に伴って
カム40の側壁面に摺接しながらカム形状に従って駆動
されることにより、出力軸4を回動中心としてロック位
置(施錠位置)とアンロック位置(解錠位置)との間で
揺動(回動)する。なお、第3樹脂回動体14、作動レ
バー15およびリターンスプリング33により中立点戻
しクラッチを構成する。
【0027】次に、樹脂ケース9を図1ないし図3に基
づいて説明する。この樹脂ケース9は、モータ1および
トルク伝動装置2を内蔵する略容器形状のケース本体5
1、およびこのケース本体51の開口部分を塞ぐための
樹脂カバー52等から構成されている。ケース本体51
の側壁部分には、モータ1に給電を行う2本のターミナ
ル(図示せず)を保持する防水コネクタ53が一体成形
されている。また、ケース本体51の底壁部分の底面
(内側面)には、第1回動軸6の一端部(下端部)を回
転自在に支持する凹形状の軸受部54、および出力軸4
の一端部(下端部)を回転自在に支持する丸穴形状の軸
受部55が形成されている。なお、軸受部54、55
は、その他の底壁部分よりも板厚が大きい。
づいて説明する。この樹脂ケース9は、モータ1および
トルク伝動装置2を内蔵する略容器形状のケース本体5
1、およびこのケース本体51の開口部分を塞ぐための
樹脂カバー52等から構成されている。ケース本体51
の側壁部分には、モータ1に給電を行う2本のターミナ
ル(図示せず)を保持する防水コネクタ53が一体成形
されている。また、ケース本体51の底壁部分の底面
(内側面)には、第1回動軸6の一端部(下端部)を回
転自在に支持する凹形状の軸受部54、および出力軸4
の一端部(下端部)を回転自在に支持する丸穴形状の軸
受部55が形成されている。なお、軸受部54、55
は、その他の底壁部分よりも板厚が大きい。
【0028】樹脂カバー52は、図3に示したように、
外側壁部分がケース本体51の側壁部分に熱溶着されて
樹脂ケース9の内部と外部とを液密的に区画する。この
樹脂カバー52の裏面(内側面)には、図1に示したよ
うに、直立壁32を係止して第3樹脂回動体14の回動
を規制するストッパ56、第1回動軸6の他端部(上端
部)を回転自在に支持する凹形状の軸受部57、第3樹
脂回動体14の第2回動軸7を回転自在に支持する凸形
状の軸受部58、および出力軸4の他端部(上端部)を
回転自在に支持する凹形状の軸受部59が一体成形され
ている。
外側壁部分がケース本体51の側壁部分に熱溶着されて
樹脂ケース9の内部と外部とを液密的に区画する。この
樹脂カバー52の裏面(内側面)には、図1に示したよ
うに、直立壁32を係止して第3樹脂回動体14の回動
を規制するストッパ56、第1回動軸6の他端部(上端
部)を回転自在に支持する凹形状の軸受部57、第3樹
脂回動体14の第2回動軸7を回転自在に支持する凸形
状の軸受部58、および出力軸4の他端部(上端部)を
回転自在に支持する凹形状の軸受部59が一体成形され
ている。
【0029】ストッパ56は、本発明の回動規制手段に
相当するもので、第3樹脂回動体14の第2回動軸7を
中心にしてその第2回動軸7を囲むように円弧形状(略
二重部分円筒形状)に形成され、第3樹脂回動体14が
ロック側に回転した際にクッションゴム39が当接する
施錠側ストッパ面61と、第3樹脂回動体14がアンロ
ック側に回転した際にクッションゴム39が当接する解
錠側ストッパ面62とを有している。そして、施錠側、
解錠側ストッパ面61、62は、軸受部57の中心と軸
受部58の中心とを結ぶ直線と並列な線に対して直交す
る方向に形成されている。
相当するもので、第3樹脂回動体14の第2回動軸7を
中心にしてその第2回動軸7を囲むように円弧形状(略
二重部分円筒形状)に形成され、第3樹脂回動体14が
ロック側に回転した際にクッションゴム39が当接する
施錠側ストッパ面61と、第3樹脂回動体14がアンロ
ック側に回転した際にクッションゴム39が当接する解
錠側ストッパ面62とを有している。そして、施錠側、
解錠側ストッパ面61、62は、軸受部57の中心と軸
受部58の中心とを結ぶ直線と並列な線に対して直交す
る方向に形成されている。
【0030】すなわち、ストッパ56は、第3樹脂回動
体14の回動を規制した際に、小径ギヤ20の第1回動
軸6と大径ギヤ30の第2回動軸7との軸間ピッチが小
さくなる方向に、第3樹脂回動体14にストッパ56と
第3樹脂回動体14とが当接した時に発生する衝撃力に
対する反力が作用するように、第1回動軸6側が切り欠
かれている。そして、軸受部57〜59は、その他の底
壁部分よりも板厚が大きい。また、軸受部58は、大径
ギヤ30がストッパ56に回動を規制された際に、その
反力が小径ギヤ20の第1回動軸6と大径ギヤ30の第
2回動軸7との軸間ピッチが小さくなる方向に、第3樹
脂回動体14に作用するように、第1回動軸6側に対し
て反対側が切り欠かれている。
体14の回動を規制した際に、小径ギヤ20の第1回動
軸6と大径ギヤ30の第2回動軸7との軸間ピッチが小
さくなる方向に、第3樹脂回動体14にストッパ56と
第3樹脂回動体14とが当接した時に発生する衝撃力に
対する反力が作用するように、第1回動軸6側が切り欠
かれている。そして、軸受部57〜59は、その他の底
壁部分よりも板厚が大きい。また、軸受部58は、大径
ギヤ30がストッパ56に回動を規制された際に、その
反力が小径ギヤ20の第1回動軸6と大径ギヤ30の第
2回動軸7との軸間ピッチが小さくなる方向に、第3樹
脂回動体14に作用するように、第1回動軸6側に対し
て反対側が切り欠かれている。
【0031】そして、樹脂カバー52の裏面(内側面)
には、図1および図2に示したように、第1、第2凸状
壁63、64が形成されている。これらの第1、第2凸
状壁63、64は、第3樹脂回動体14が中立点にある
時にリターンスプリング33の第1、第2被係止部4
1、42を係止する第1、第2係止部である。
には、図1および図2に示したように、第1、第2凸状
壁63、64が形成されている。これらの第1、第2凸
状壁63、64は、第3樹脂回動体14が中立点にある
時にリターンスプリング33の第1、第2被係止部4
1、42を係止する第1、第2係止部である。
【0032】ここで、ドアロックアクチュエータに使用
される通電制御装置(図示せず)は、2本のターミナル
を介して行われるモータ1への通電および通電の停止を
制御する。なお、この通電制御装置は、車速検知式また
は手動操作式の集中ドアロックスイッチ(車速感応スイ
ッチまたは手動操作スイッチ)、あるいはワイヤレスリ
モートコントロールドアロックスイッチ等の支持手段の
設定状態(ロック状態、アンロック状態)に応じた指示
信号(切替信号)に基づいてモータ1への通電制御を行
う。
される通電制御装置(図示せず)は、2本のターミナル
を介して行われるモータ1への通電および通電の停止を
制御する。なお、この通電制御装置は、車速検知式また
は手動操作式の集中ドアロックスイッチ(車速感応スイ
ッチまたは手動操作スイッチ)、あるいはワイヤレスリ
モートコントロールドアロックスイッチ等の支持手段の
設定状態(ロック状態、アンロック状態)に応じた指示
信号(切替信号)に基づいてモータ1への通電制御を行
う。
【0033】〔実施例の作用〕次に、本実施例のドアロ
ックアクチュエータの作用を図1ないし図8に基づいて
簡単に説明する。ここで、図6はドアロックアクチュエ
ータのロック位置(第3樹脂回動体14の中立点)を示
した図で、図7はドアロックアクチュエータのアンロッ
ク位置(第3樹脂回動体14のアンロック位置)を示し
た図で、図8はドアロックアクチュエータのアンロック
位置(第3樹脂回動体14の中立点)を示した図であ
る。
ックアクチュエータの作用を図1ないし図8に基づいて
簡単に説明する。ここで、図6はドアロックアクチュエ
ータのロック位置(第3樹脂回動体14の中立点)を示
した図で、図7はドアロックアクチュエータのアンロッ
ク位置(第3樹脂回動体14のアンロック位置)を示し
た図で、図8はドアロックアクチュエータのアンロック
位置(第3樹脂回動体14の中立点)を示した図であ
る。
【0034】図6に示したように、作動レバー15の施
錠側トルク受け部43がカム40に当接しており、作動
レバー15が出力軸4を中心にして最も左回転側に位置
している(ロック位置)のときには、作動レバー15と
出力軸4、出力レバー8および操作レバーを介して連結
するドアロック装置によるドアの施錠が成される。
錠側トルク受け部43がカム40に当接しており、作動
レバー15が出力軸4を中心にして最も左回転側に位置
している(ロック位置)のときには、作動レバー15と
出力軸4、出力レバー8および操作レバーを介して連結
するドアロック装置によるドアの施錠が成される。
【0035】ここで、集中ドアロックスイッチまたはリ
モコンドアロックスイッチ等の指示手段からアンロック
位置への切替信号が通電制御装置に入力されると、通電
制御装置から2本のターミナルを介してモータ1が通電
され、モータ1が作動して回転軸3が正転する。これに
より、ピニオンギヤ10も正転するので、第1樹脂回動
体11が第1回動軸6を中心にして右回転する。そし
て、第1樹脂回動体11からゴム系弾性体13を介して
第2樹脂回動体12にも第1回動軸6を中心にして右回
転のトルクが働き、小径ギヤ20と噛み合った大径ギヤ
30を外周に形成した第3樹脂回動体14がリターンス
プリング33の付勢力に抗して第2回動軸7を中心にし
て左回転する。
モコンドアロックスイッチ等の指示手段からアンロック
位置への切替信号が通電制御装置に入力されると、通電
制御装置から2本のターミナルを介してモータ1が通電
され、モータ1が作動して回転軸3が正転する。これに
より、ピニオンギヤ10も正転するので、第1樹脂回動
体11が第1回動軸6を中心にして右回転する。そし
て、第1樹脂回動体11からゴム系弾性体13を介して
第2樹脂回動体12にも第1回動軸6を中心にして右回
転のトルクが働き、小径ギヤ20と噛み合った大径ギヤ
30を外周に形成した第3樹脂回動体14がリターンス
プリング33の付勢力に抗して第2回動軸7を中心にし
て左回転する。
【0036】すると、第3樹脂回動体14の裏面に一体
成形されたカム40は、図7に示したように、施錠側ト
ルク受け部43と係合して、作動レバー15を出力軸4
を中心にして左回転させる。このとき、リターンスプリ
ング33の第2被係止部42は、第3樹脂回動体14の
第2係止壁38および樹脂カバー52の第2凸状壁64
に係止されている。ところが、リターンスプリング33
の第1被係止部41は、樹脂カバー52の第1凸状壁6
3から離れて第3樹脂回動体14の第1係止壁37に係
止され続ける。
成形されたカム40は、図7に示したように、施錠側ト
ルク受け部43と係合して、作動レバー15を出力軸4
を中心にして左回転させる。このとき、リターンスプリ
ング33の第2被係止部42は、第3樹脂回動体14の
第2係止壁38および樹脂カバー52の第2凸状壁64
に係止されている。ところが、リターンスプリング33
の第1被係止部41は、樹脂カバー52の第1凸状壁6
3から離れて第3樹脂回動体14の第1係止壁37に係
止され続ける。
【0037】これにより、リターンスプリング33の両
端部(第1、第2被係止部41、42)の距離が狭めら
れて、リターンスプリング33に両端部を離す方向に大
きな付勢力が働く。そして、第3樹脂回動体14の表面
に一体成形された直立壁32の周囲に設けたクッション
ゴム39が、樹脂カバー52に設けたストッパ56の解
錠側ストッパ面62に当接することにより、第3樹脂回
動体14および作動レバー15の回転が停止する。した
がって、作動レバー15が出力軸4を中心にして最も右
回転側に位置している(アンロック位置)のときには、
作動レバー15と出力軸4、出力レバー8および操作レ
バーを介して連結するドアロック装置によるドアの解錠
が成される。
端部(第1、第2被係止部41、42)の距離が狭めら
れて、リターンスプリング33に両端部を離す方向に大
きな付勢力が働く。そして、第3樹脂回動体14の表面
に一体成形された直立壁32の周囲に設けたクッション
ゴム39が、樹脂カバー52に設けたストッパ56の解
錠側ストッパ面62に当接することにより、第3樹脂回
動体14および作動レバー15の回転が停止する。した
がって、作動レバー15が出力軸4を中心にして最も右
回転側に位置している(アンロック位置)のときには、
作動レバー15と出力軸4、出力レバー8および操作レ
バーを介して連結するドアロック装置によるドアの解錠
が成される。
【0038】そして、モータ1への通電を停止すると、
リターンスプリング33の付勢力により、両端部(第
1、第2被係止部41、42)の距離を最も広げるよう
に第3樹脂回動体14が動く。すなわち、図8に示した
ように、リターンスプリング33の第1被係止部41が
第3樹脂回動体14の樹脂カバー52の第1凸状壁63
および第3樹脂回動体14の第1係止壁37に係止さ
れ、第2被係止部42が第3樹脂回動体14の樹脂カバ
ー52の第2凸状壁64および第3樹脂回動体14の第
2係止壁38に係止されるように広がる。これにより、
作動レバー15は止まったままであるが、第3樹脂回動
体14は第2回動軸7を中心にして右回転して中立点で
止まる。したがって、モータ1および作動レバー15を
除くトルク伝動装置2の各部品も中立点に戻される。な
お、ドアロックアクチュエータのアンロック位置からロ
ック位置への作動はモータ1を通電して回転軸3を反転
させることにより成される。
リターンスプリング33の付勢力により、両端部(第
1、第2被係止部41、42)の距離を最も広げるよう
に第3樹脂回動体14が動く。すなわち、図8に示した
ように、リターンスプリング33の第1被係止部41が
第3樹脂回動体14の樹脂カバー52の第1凸状壁63
および第3樹脂回動体14の第1係止壁37に係止さ
れ、第2被係止部42が第3樹脂回動体14の樹脂カバ
ー52の第2凸状壁64および第3樹脂回動体14の第
2係止壁38に係止されるように広がる。これにより、
作動レバー15は止まったままであるが、第3樹脂回動
体14は第2回動軸7を中心にして右回転して中立点で
止まる。したがって、モータ1および作動レバー15を
除くトルク伝動装置2の各部品も中立点に戻される。な
お、ドアロックアクチュエータのアンロック位置からロ
ック位置への作動はモータ1を通電して回転軸3を反転
させることにより成される。
【0039】このとき、車両の乗員がドアロック装置を
ロック位置に戻そうと、ロックノブを操作しても、例え
ばロックノブを押し込んでも、図6および図7に示した
ように、作動レバー15、出力軸4および出力レバー8
は一体的に出力軸4を中心にして左回転する。ところ
が、カム40が作動レバー15から解放されており、作
動レバー15が左回転しても、第3樹脂回動体14は動
かない。したがって、第3樹脂回動体14が中立点にあ
る時には、モータ1と作動レバー15とは非連結とされ
ているので、ロックノブの操作力が大きくなったり、大
きな操作力がモータ1の回転軸3に加わったりすること
はない。
ロック位置に戻そうと、ロックノブを操作しても、例え
ばロックノブを押し込んでも、図6および図7に示した
ように、作動レバー15、出力軸4および出力レバー8
は一体的に出力軸4を中心にして左回転する。ところ
が、カム40が作動レバー15から解放されており、作
動レバー15が左回転しても、第3樹脂回動体14は動
かない。したがって、第3樹脂回動体14が中立点にあ
る時には、モータ1と作動レバー15とは非連結とされ
ているので、ロックノブの操作力が大きくなったり、大
きな操作力がモータ1の回転軸3に加わったりすること
はない。
【0040】〔実施例の効果〕以上のように、本実施例
の樹脂カバー52の裏面には、第1回動軸6側が切り欠
かれたストッパ56が樹脂により一体成形されている。
したがって、モータ1を作動させてアンロック位置から
ロック位置へ、またはロック位置からアンロック位置へ
第3樹脂回動体14を回転させて、図7に示したよう
に、クッションゴム39がストッパ56の施錠側ストッ
パ面61または解錠側ストッパ面62に当接する際に発
生する衝撃力に対する反力が、第2樹脂回動体12の小
径ギヤ20と第3樹脂回動体14の大径ギヤ30との軸
間ピッチが小さくなる方向に第3樹脂回動体14に作用
するようになる。
の樹脂カバー52の裏面には、第1回動軸6側が切り欠
かれたストッパ56が樹脂により一体成形されている。
したがって、モータ1を作動させてアンロック位置から
ロック位置へ、またはロック位置からアンロック位置へ
第3樹脂回動体14を回転させて、図7に示したよう
に、クッションゴム39がストッパ56の施錠側ストッ
パ面61または解錠側ストッパ面62に当接する際に発
生する衝撃力に対する反力が、第2樹脂回動体12の小
径ギヤ20と第3樹脂回動体14の大径ギヤ30との軸
間ピッチが小さくなる方向に第3樹脂回動体14に作用
するようになる。
【0041】また、本実施例の樹脂カバー52の裏面に
は、第1回動軸6側に対して反対側が切り欠かれた軸受
部58が樹脂により一体成形されている。したがって、
上記のように小径ギヤ20と大径ギヤ30との軸間ピッ
チが小さくなる方向に反力が作用した場合に、第3樹脂
回動体14に樹脂により一体成形された第2回動軸7が
軸7が第1回動軸6側に容易に変位することができる。
は、第1回動軸6側に対して反対側が切り欠かれた軸受
部58が樹脂により一体成形されている。したがって、
上記のように小径ギヤ20と大径ギヤ30との軸間ピッ
チが小さくなる方向に反力が作用した場合に、第3樹脂
回動体14に樹脂により一体成形された第2回動軸7が
軸7が第1回動軸6側に容易に変位することができる。
【0042】すなわち、小径ギヤ20と大径ギヤ30と
の噛み合いが深くなる方向に、第3樹脂回動体14に反
力が作用するように、ストッパ56の形状および軸受部
58の形状が定められているため、小径ギヤ20のモジ
ュールと大径ギヤ30のモジュールとを小さくすること
ができる。それによって、小径ギヤ20の強度の低下お
よび大径ギヤ30の強度の低下を抑えながらも、第2樹
脂回動体12の体格および第3樹脂回動体14の体格を
小型化することができる。このため、モータ1およびト
ルク伝動装置2を内蔵する樹脂ケース9のサイズを小さ
くすることができるので、ドアロックアクチュエータを
軽量、小型化することができる。
の噛み合いが深くなる方向に、第3樹脂回動体14に反
力が作用するように、ストッパ56の形状および軸受部
58の形状が定められているため、小径ギヤ20のモジ
ュールと大径ギヤ30のモジュールとを小さくすること
ができる。それによって、小径ギヤ20の強度の低下お
よび大径ギヤ30の強度の低下を抑えながらも、第2樹
脂回動体12の体格および第3樹脂回動体14の体格を
小型化することができる。このため、モータ1およびト
ルク伝動装置2を内蔵する樹脂ケース9のサイズを小さ
くすることができるので、ドアロックアクチュエータを
軽量、小型化することができる。
【0043】また、第1樹脂回動体11と第2樹脂回動
体12との間には、モータ1のトルクを第1樹脂回動体
11から第2樹脂回動体12へ伝達するためのゴム系弾
性体13が挿入されている。したがって、上記のように
小径ギヤ20と大径ギヤ30との軸間ピッチが小さくな
る方向に反力が作用した場合に、第3樹脂回動体14か
ら第2樹脂回動体12に伝わった衝撃をゴム系弾性体1
3で吸収することができる。これにより、第1樹脂回動
体11およびピニオンギヤ10を介してモータ1にその
衝撃力が伝わらないので、モータ1の耐久性を向上する
ことができる。
体12との間には、モータ1のトルクを第1樹脂回動体
11から第2樹脂回動体12へ伝達するためのゴム系弾
性体13が挿入されている。したがって、上記のように
小径ギヤ20と大径ギヤ30との軸間ピッチが小さくな
る方向に反力が作用した場合に、第3樹脂回動体14か
ら第2樹脂回動体12に伝わった衝撃をゴム系弾性体1
3で吸収することができる。これにより、第1樹脂回動
体11およびピニオンギヤ10を介してモータ1にその
衝撃力が伝わらないので、モータ1の耐久性を向上する
ことができる。
【0044】さらに、本実施例では、第3樹脂回動体1
4に第2回動軸7を樹脂により一体成形している。これ
により、ドアロックアクチュエータのトルク伝動装置2
を構成する構成部品の部品点数および組付工数を減少す
ることができるので、ドアロックアクチュエータの製造
価格を低減することができる。
4に第2回動軸7を樹脂により一体成形している。これ
により、ドアロックアクチュエータのトルク伝動装置2
を構成する構成部品の部品点数および組付工数を減少す
ることができるので、ドアロックアクチュエータの製造
価格を低減することができる。
【0045】〔変形例〕本実施例では、本発明を車両
(特に自動車)用ドアロックアクチュエータに適用した
が、本発明を車両のトランクリッドの施錠または解錠を
行うトランクリッドアクチュエータに適用しても良い。
本実施例では、車両のドアの施錠または解錠を行うドア
ロックアクチュエータに適用したが、空気調和装置の各
種ダンパ等のドア以外の従動部材を駆動するアクチュエ
ータに適用しても良い。
(特に自動車)用ドアロックアクチュエータに適用した
が、本発明を車両のトランクリッドの施錠または解錠を
行うトランクリッドアクチュエータに適用しても良い。
本実施例では、車両のドアの施錠または解錠を行うドア
ロックアクチュエータに適用したが、空気調和装置の各
種ダンパ等のドア以外の従動部材を駆動するアクチュエ
ータに適用しても良い。
【0046】また、本発明を自動車以外の車両のドアの
施錠または解錠を行う車両用ドアロックアクチュエー
タ、船舶のドアの施錠または解錠を行う船舶用ドアロッ
クアクチュエータ、航空機のドアの施錠または解錠を行
う航空機用ドアロックアクチュエータ、あるいは建築物
のドアの施錠または解錠を行う建築物用ドアロックアク
チュエータに適用しても良い。
施錠または解錠を行う車両用ドアロックアクチュエー
タ、船舶のドアの施錠または解錠を行う船舶用ドアロッ
クアクチュエータ、航空機のドアの施錠または解錠を行
う航空機用ドアロックアクチュエータ、あるいは建築物
のドアの施錠または解錠を行う建築物用ドアロックアク
チュエータに適用しても良い。
【0047】本実施例では、第1、第2樹脂回動体1
1、12およびゴム系弾性体13により第1トルク伝動
部材を構成したが、1個の部品のみで第1トルク伝動部
材を構成しても良い。また、本実施例では、第3樹脂回
動体14のみで第2トルク伝動部材を構成したが、2個
以上の部品で第2トルク伝動部材を構成しても良い。さ
らに、本実施例では、耐久性を向上するために小径ギヤ
(中間ピニオンギヤ)20を金属材料により製作した
が、組付作業工数を減少するために小径ギヤ(中間ピニ
オンギヤ)20を樹脂(材料)により製作しても良い。
1、12およびゴム系弾性体13により第1トルク伝動
部材を構成したが、1個の部品のみで第1トルク伝動部
材を構成しても良い。また、本実施例では、第3樹脂回
動体14のみで第2トルク伝動部材を構成したが、2個
以上の部品で第2トルク伝動部材を構成しても良い。さ
らに、本実施例では、耐久性を向上するために小径ギヤ
(中間ピニオンギヤ)20を金属材料により製作した
が、組付作業工数を減少するために小径ギヤ(中間ピニ
オンギヤ)20を樹脂(材料)により製作しても良い。
【0048】本実施例では、第3樹脂回動体14の表面
に一体形成された直立壁32の周囲をクッションゴム3
9で覆ったが、ストッパ56の周囲をクッションゴムで
覆っても良い。また、第1〜第3樹脂回動体11、1
2、14を金属材料で製作しても良い。さらに、本実施
例では、1個のストッパ56の両端部に施錠側、解錠側
ストッパ面61、62を設けたが、ストッパ56を2分
割して、それぞれのストッパを施錠側、解錠側ストッパ
としても良い。
に一体形成された直立壁32の周囲をクッションゴム3
9で覆ったが、ストッパ56の周囲をクッションゴムで
覆っても良い。また、第1〜第3樹脂回動体11、1
2、14を金属材料で製作しても良い。さらに、本実施
例では、1個のストッパ56の両端部に施錠側、解錠側
ストッパ面61、62を設けたが、ストッパ56を2分
割して、それぞれのストッパを施錠側、解錠側ストッパ
としても良い。
【図1】カバーを示した概略図である(実施例)。
【図2】ドアロックアクチュエータを示した平面図であ
る(実施例)。
る(実施例)。
【図3】図2のA−A断面図である(実施例)。
【図4】モータとトルク伝動装置の主要構造を示した説
明図である(実施例)。
明図である(実施例)。
【図5】第1トルク伝動部材を示した分解図である(実
施例)。
施例)。
【図6】第3樹脂回動体の中立点を示した説明図である
(実施例)。
(実施例)。
【図7】第3樹脂回動体のアンロック位置を示した説明
図である(実施例)。
図である(実施例)。
【図8】第3樹脂回動体の中立点を示した説明図である
(実施例)。
(実施例)。
1 モータ 2 トルク伝動装置 3 回転軸 4 出力軸 5 減速歯車装置 6 第1回動軸 7 第2回動軸 9 樹脂ケース 11 第1樹脂回動体(第1トルク伝動部材) 12 第2樹脂回動体(第1トルク伝動部材) 13 ゴム系弾性体(第1トルク伝動部材) 14 第3樹脂回動体(第2トルク伝動部材) 15 作動レバー 17 大径ギヤ 20 小径ギヤ(第1ギヤ) 30 大径ギヤ(第2ギヤ) 33 リターンスプリング 37 第1係止壁 38 第2係止壁 39 クッションゴム 40 カム 41 第1被係止部 42 第2被係止部 56 ストッパ(回動規制手段) 58 軸受部 61 施錠側ストッパ面 62 解錠側ストッパ面 63 第1凸状壁 64 第2凸状壁
Claims (4)
- 【請求項1】トルクを発生するモータと、 第1ギヤを有し、前記モータのトルクが伝達されて第1
回動軸を中心にして回動する第1トルク伝動部材と、 前記第1ギヤに噛み合う第2ギヤを有し、第2回動軸を
中心にして回動する第2トルク伝動部材と、 内部に前記第1トルク伝動部材および前記第2トルク伝
動部材を収容する樹脂ケースと、 前記第1トルク伝動部材または前記第2トルク伝動部材
のうちの少なくとも一方のトルク伝動部材の回動範囲を
規制する回動規制手段とを備えたアクチュエータであっ
て、 前記回動規制手段は、前記少なくとも一方のトルク伝動
部材の回動を規制した際に発生する衝撃力に対する反力
が、前記第1ギヤと前記第2ギヤとの軸間ピッチが小さ
くなる方向に作用するように設けられていることを特徴
とするアクチュエータ。 - 【請求項2】請求項1に記載のアクチュエータにおい
て、 前記第1トルク伝動部材は、前記モータのトルクが伝達
されて第1回動軸を中心にして回動する第1樹脂回動体
と、この第1樹脂回動体と同一軸心上に配され、前記第
1ギヤを構成する小径ギヤをインサート成形した第2樹
脂回動体と、前記第1樹脂回動体から前記第2樹脂回動
体へ前記モータのトルクを伝達するゴム系弾性体とから
なり、 前記第2トルク伝動部材は、前記第2回動軸を中心に回
動し、前記第2ギヤを構成する大径ギヤが形成された第
3樹脂回動体からなり、 前記ゴム系弾性体は、前記第2樹脂回動体または前記第
3樹脂回動体のうちの少なくとも一方の樹脂回動体が前
記回動規制手段に回動を規制された際の衝撃を吸収する
ことを特徴とするアクチュエータ。 - 【請求項3】請求項2に記載のアクチュエータにおい
て、 前記第2回動軸は、前記第3樹脂回動体に樹脂により一
体成形されたことを特徴とするアクチュエータ。 - 【請求項4】請求項3に記載のアクチュエータにおい
て、 前記回動規制手段は、前記樹脂ケースに樹脂により一体
成形され、前記第3樹脂回動体の回動範囲を規制するス
トッパであって、 前記樹脂ケースは、前記第2回動軸を回動自在に支持す
る軸受部が樹脂により一体成形され、 前記軸受部は、前記第3樹脂回動体が前記ストッパに回
動を規制された際に発生する衝撃力に対する反力が、前
記小径ギヤと前記大径ギヤとの軸間ピッチが小さくなる
方向に前記第3樹脂回動体に作用するように、前記第1
回動軸側に対して逆側が切り欠かれていることを特徴と
するアクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08902297A JP3449163B2 (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08902297A JP3449163B2 (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | アクチュエータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10285871A true JPH10285871A (ja) | 1998-10-23 |
JP3449163B2 JP3449163B2 (ja) | 2003-09-22 |
Family
ID=13959296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08902297A Expired - Fee Related JP3449163B2 (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3449163B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002038792A (ja) * | 2000-07-26 | 2002-02-06 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用ドア操作アクチュエータ |
JP2005315022A (ja) * | 2004-04-30 | 2005-11-10 | Shiroki Corp | 車両のバックドア用電動解錠式ロック装置 |
JP2007112407A (ja) * | 2005-10-20 | 2007-05-10 | Hyundai Motor Co Ltd | 可変ステアリングラックシステム |
JP2008312433A (ja) * | 2007-05-17 | 2008-12-25 | Nsk Ltd | アクチュエータ |
US7723882B2 (en) | 2007-11-06 | 2010-05-25 | Asmo Co., Ltd. | Electric motor |
JP2011062009A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | Japan Climate Systems Corp | アクチュエータ制御装置 |
JP2012036638A (ja) * | 2010-08-06 | 2012-02-23 | Piolax Inc | ロック解除用アクチュエータ |
JP2012057700A (ja) * | 2010-09-08 | 2012-03-22 | Ntn Corp | クラッチユニット |
JP2015145595A (ja) * | 2014-02-04 | 2015-08-13 | 三井金属アクト株式会社 | 車両用ドアラッチ装置 |
-
1997
- 1997-04-08 JP JP08902297A patent/JP3449163B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002038792A (ja) * | 2000-07-26 | 2002-02-06 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用ドア操作アクチュエータ |
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JP4523795B2 (ja) * | 2004-04-30 | 2010-08-11 | シロキ工業株式会社 | 車両のバックドア用電動解錠式ロック装置 |
JP2007112407A (ja) * | 2005-10-20 | 2007-05-10 | Hyundai Motor Co Ltd | 可変ステアリングラックシステム |
JP2008312433A (ja) * | 2007-05-17 | 2008-12-25 | Nsk Ltd | アクチュエータ |
US7723882B2 (en) | 2007-11-06 | 2010-05-25 | Asmo Co., Ltd. | Electric motor |
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JP2012036638A (ja) * | 2010-08-06 | 2012-02-23 | Piolax Inc | ロック解除用アクチュエータ |
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JP2015145595A (ja) * | 2014-02-04 | 2015-08-13 | 三井金属アクト株式会社 | 車両用ドアラッチ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3449163B2 (ja) | 2003-09-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |