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JPH10275864A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JPH10275864A
JPH10275864A JP9079334A JP7933497A JPH10275864A JP H10275864 A JPH10275864 A JP H10275864A JP 9079334 A JP9079334 A JP 9079334A JP 7933497 A JP7933497 A JP 7933497A JP H10275864 A JPH10275864 A JP H10275864A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
material layer
impurity
region
semiconductor material
polysilicon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9079334A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Tsukamoto
雅則 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP9079334A priority Critical patent/JPH10275864A/ja
Publication of JPH10275864A publication Critical patent/JPH10275864A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 互いに異なる導電型の不純物の両方を含むポ
リSi等の半導体材料とシリサイド等の金属系材料を積
層した構造を有する半導体装置を、不純物の相互拡散の
問題なく、スループットを低下させずに得る製造方法を
提供する。 【解決手段】 半導体基板1上に、互いに異なる導電
型を半導体材料に付与する第1,第2の不純物がその第
1,第2の領域に含まれた半導体材料層6と、金属系材
料層8とを積層した配線構造を備えた半導体装置の製造
方法において、第1の不純物を第1の領域の半導体材
料層上から半導体材料層に導入し、第2の不純物を第2
の領域の金属系材料層上から半導体材料層に導入する工
程とを有する。第1の不純物を第1の領域の半導体材
料層上から半導体材料層に導入し、第2の不純物を全領
域の金属系材料層上から半導体材料層に導入する工程と
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板上に、
半導体材料層と金属系材料層とを積層してなり、かつ該
半導体材料層には互いに異なる導電型を与える第1、第
2の不純物の両方が含まれる配線構造を備える半導体装
置の製造方法に関する。たとえば、ポリシリコンと金属
シリサイドとを積層した配線構造いわゆるポリサイド構
造や、ポリシリコンと金属とを積層した配線構造、ある
いは、ポリシリコンと金属化合物とを積層した配線構造
において、ポリシリコンにN型不純物とP型不純物との
両方が含まれる半導体装置について、両不純物が互いに
配線層中を拡散することにより生じる不都合を防止する
ようにした製造方法を提供するものである。本発明は、
たとえば、上記積層配線構造をMOSFETのゲート電
極として用いるデュアルゲート(Dual Gate)
CMOSの形成方法として好適に利用することができ
る。
【0002】
【従来の技術】上記異なる導電型を与える第1、第2の
不純物の両方がたとえばポリシリコン中に含まれる構造
を有するたとえばMOSFETにあっては、第1、第2
の不純物の相互拡散によるMOSFET特性の変動、ま
たボロン等の不純物の突き抜けによるMOSFET特性
の変動が生じることがあるという問題点がある。以下、
従来技術の問題点について、詳しく説明する。
【0003】近年、半導体装置について、そのさらなる
微細化と、高性能化が要求されている。たとえば、NM
OSFETとPMOSFET両者で形成するCMOS
は、低消費電力であり、かつ高速であるという特長を有
するため、メモリ・ロジックをはじめ、多くのLSI構
成デバイスとして広く用いられているが、このようなC
MOSについて、今後も、高集積化とともに、FETゲ
ート長の微細化が行われている。
【0004】ところで、従来、PMOSFETのゲート
電極は、プロセスの簡略化、埋め込みチャネル型である
が故の高性能、等の理由から、NMOSFETと同じ
く、N+ 型が用いられてきた。しかし、ディープサブミ
クロン世代以降は、埋め込みチャネル型では、短チャネ
ル効果の抑制が困難であり、よって表面チャネル型とな
るP+ 型ゲートの適用が有効である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】NMOSをN+ ゲート
とし、PMOSをP+ ゲートとした異極性のゲートを作
るには、ゲート電極を構成するたとえばポリシリコン
に、N型には砒素やリンをイオン注入し、P型にはボロ
ンやBF2 をイオン注入するといったように、イオン注
入を打ち分けてこれを形成する場合が多い。しかし、ゲ
ート電極にポリシリコンと金属シリサイドとを積層した
配線構造いわゆるポリサイド構造や、ポリシリコンと金
属とを積層した配線構造を用いた場合、金属シリサイド
中の不純物の拡散速度がSiやSiO2 に比較して非常
に速いため(拡散係数で約4桁速い)、P+ とN+ の不
純物が相互拡散してしまい、ポリシリコン中の不純物を
補償してしまうことになる。この現象によって、ポリシ
リコン中のフェルミレベルが変動したり、ゲート電圧印
加時にゲート電極が空乏化することによって、しきい値
電圧Vthが変動し、デバイス特性の低下を生じること
がある。
【0006】図14を参照して、従来技術によるデュア
ルゲート(Dual Gate)CMOSの形成方法に
ついて述べる。高融点金属シリサイドであるタングステ
ンシリサイド(WSix)膜8とポリシリコン層6とか
らなるWポリサイド構造において、NMOSとPMOS
のタングステンシリサイドには、それぞれN型(たとえ
ばリン)と、P型(たとえばボロン)の不純物がドーピ
ングされている。高温熱処理(たとえば活性化アニー
ル)を行うと、リンは矢印Iで示すようにタングステン
シリサイド8を拡散し、P型ゲート領域7Bのポリシリ
コンへ拡散し、ボロンは矢印IIで示すようにタングス
テンシリサイド8を拡散し、N型ゲート領域7Aのポリ
シリコンへ拡散する。したがって、ゲート電極中のフェ
ルミレベルが変動したり、ゲート電圧印加時にゲート電
極が空乏化することによって、しきい値電圧Vthが変
動し、デバイス特性の低下させる傾向を生じる。また、
タングステンシリサイド中にフッ素が含まれている場合
には、フッ素がポリシリコンの結晶粒界を拡散してゲー
ト酸化膜に達し、ボロンの突き抜けが生じる。
【0007】P+ とN+ の不純物の相互拡散を抑制する
ために、タングステンシリサイド中の拡散速度を減少さ
せる目的で、タングステンシリサイド(WSix)の組
成をSi過剰とする技術が報告されている。このメカニ
ズムは、WSixの組成をシリコンリッチとすること
で、タングステンの鎖状構造を崩し、拡散パスを無くす
というものである(T.Fjii,et.al.,“D
ual(n+ /P+ )Polycide Gate T
echnology using Si−Rich W
Six to Exterminate Latera
l DopantDiffusion”in VLSI
Symp.Tech.Dig.,p.117,(19
94))。しかし、シリコンの組成比を増加させると、
タングステンシリサイドの抵抗値が増加し、これによっ
て、配線抵抗の増大、回路動作の遅延等を生じさせるこ
とになるので、必ずしも得策ではない。
【0008】また、WSixへ高濃度の不純物が拡散す
ることを防止するために、ポリシリコンへボロンやリン
をイオン注入した後、アニールによって不純物をポリシ
リコン中に拡散し、その後WSixを堆積する技術が、
本発明者により提案されている。しかしこの場合は、ポ
リシリコンへのイオン注入をN+ 領域、P+ 領域とで別
々に行ったり、P+ の不純物にボロンを用いる場合には
低加速エネルギーのイオン注入を行う等、スループット
を低下させるという傾向が生じ、さらなる改良が望まれ
る。
【0009】また、従来技術においては、ゲートパター
ニングの際にはポリシリコン中の、N+ 、P+ の不純物
が活性化されているため、エッチングの際にN+ /P+
のエッチングレートが異なり、Si基板が掘れたり、残
渣が生じる問題が生じる。すなわち、図15に示すの
は、シート抵抗に対するエッチング速度の変化を示す図
であるが、この図から、ポリシリコン中の不純物が活性
化されている場合、N+、P+ の不純物の導電型によ
り、エッチング速度が変わることがわかる。この図は、
SiH4 を用いるLPCVDにより形成したポリシリコ
ンに、リンまたはボロンをイオン注入し、その後、10
00℃で、熱処理時間を変えて、シート抵抗の異なる試
料を作成して、それらのエッチング速度を調べたもので
ある。すなわち、試料を容器内に入れ、Cl2 ガスを導
入し、Hg−Xeランプの紫外線を照射して、エッチン
グを行ったところ、伝導帯中の電子密度が高いほど、エ
ッチング速度が速いことがわかった。加工形状をSEM
により観察すると、n型では、アンダーカットが生じ、
p型では、光照射された部分のみ、エッチングされると
いう現象も起き、いずれにしても、不純物の導電型によ
り、エッチング加工の挙動が異なってしまうことがわか
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の問題点に
鑑みて提案されたものであり、ポリシリコン等の半導体
材料と金属系材料(金属シリサイドや金属、金属化合物
等)を積層した構造で、互いに異なる導電型の不純物
(N+ 不純物とP+ 不純物)の両方がポリシリコン等の
半導体材料中に含まれる配線構造において、いずれかの
導電型の不純物、たとえばN+ 不純物、もしくはP+
純物のどちらか一方を金属系材料(金属シリサイドや金
属、金属化合物等)上から導入する構成をとることによ
り、不純物の相互拡散による問題を、スループットを低
下させることなく解決するようにしたものである。
【0011】本発明の半導体装置の製造方法に係る第1
の発明は、半導体基板上に、半導体材料層と、金属系材
料層とを積層した配線構造であって、かつ該半導体材料
層にはその第1の領域に第1の不純物が含まれ、その第
2の領域に第2の不純物が含まれ、該第1、第2の不純
物は互いに異なる導電型を半導体材料に付与するもので
ある配線構造を備えた半導体装置の製造方法において、
第1の不純物を第1の領域の半導体材料層上から半導体
材料層に導入する工程と、第2の不純物を第2の領域の
金属系材料層上から半導体材料層に導入する工程とを有
することを特徴とするものである。
【0012】本発明の半導体装置の製造方法に係る第2
の発明は、半導体基板上に、半導体材料層と、金属系材
料層とを積層した配線構造であって、かつ該半導体材料
層にはその第1の領域に第1の不純物が含まれ、その第
2の領域に第2の不純物が含まれ、該第1、第2の不純
物は互いに異なる導電型を半導体材料に付与するもので
ある配線構造を備えた半導体装置の製造方法において、
第1の不純物を第1の領域の半導体材料層上から半導体
材料層に導入する工程と、第2の不純物を全領域の金属
系材料層上から半導体材料層に導入する工程とを有する
ことを特徴とするものである。
【0013】上記第1の発明に係る製造方法は、第1の
不純物を第1の領域のポリシリコン上からドーピングす
る工程と、第2の不純物を第2の領域の金属シリサイド
や金属、金属化合物上からドーピングする工程とを備え
る態様で実施することができる。
【0014】上記第1の発明に係る製造方法は、第1の
不純物を第1の領域のポリシリコン上からドーピングす
る工程と、第2の不純物を全領域の金属シリサイドや金
属、金属化合物上からドーピングする工程とを備える態
様で実施することができる。
【0015】本発明の実施において、第1の不純物を第
1の領域のポリシリコン等の半導体材料上からドーピン
グする工程と、アニールによってこの第1の不純物をポ
リシリコン等中に拡散する工程とを有する態様をとるこ
とができる。
【0016】上記第1の不純物がN型であり、第2の不
純物がP型である態様で実施することができる。
【0017】この場合に、第2の不純物がボロンである
態様で実施することができる。
【0018】第1の発明に係る半導体装置の製造方法に
よれば、ポリシリコン等の半導体材料と金属系材料を積
層した構造で、たとえばN+ 不純物とP+ 不純物の両方
がポリシリコン等の半導体材料中に含まれる配線構造に
おいて、第1の不純物を第1の領域の半導体材料層であ
るポリシリコン等上から導入(たとえばドーピング)す
る工程と、第2の不純物を第2の領域の金属系材料層上
(第2の領域の金属シリサイドや金属、金属化合物上)
から半導体材料層に導入(たとえばドーピング)する工
程とを有することで、不純物相互拡散によるしきい値V
th変動を抑制しながら、第2の不純物をイオン注入す
る際には加速エネルギーを増加させることが可能であ
る。従って、イオン注入時間を削減でき、スループット
を向上することができる。
【0019】第2の発明に係る半導体装置の製造方法に
よれば、ポリシリコン等の半導体材料と金属系材料を積
層した構造で、かつポリシリコン等の半導体材料層が2
層以上で形成されている構造において、第1の不純物を
第1の領域のポリシリコン等の半導体材料上から導入
(たとえばドーピング)する工程と、第2の不純物を全
領域の金属系材料上(全領域の金属シリサイドや金属、
金属化合物上)からドーピングする工程とを有すること
で、不純物相互拡散によるしきい値Vth変動を抑制し
ながら、第2の不純物をイオン注入する際には加速エネ
ルギーを増加させることが可能である。かつイオン注入
や他の方法によって不純物をドーピングする場合に、フ
ォトリソグラフィ工程を削減することが可能である。し
たがって、イオン注入時間・工程数を削減でき、スルー
プットを向上することができる
【0020】第1の不純物を第1の領域のポリシリコン
上からドーピングする工程と、アニールによって第1の
不純物をポリシリコン中に拡散する工程とを有する態様
をとった場合、第1の不純物が金属系材料上へ拡散する
ことを抑制することが可能であり、不純物相互拡散によ
るしきい値Vth変動を抑制することができる。
【0021】第1の不純物がN型であり、第2の不純物
がP型である構成によれば、不純物相互拡散によるしき
い値Vth変動を抑制することができるとともに、高キ
ャリア濃度のN+ /P+ ポリシリコン等の半導体材料層
を形成することが可能であり、高性能なデュアルゲート
(Dual Gate)CMOSFETを形成すること
ができる。
【0022】第2の不純物(P型不純物)をボロンとす
ると、P+ ゲートにフッ素が含まれないので、ボロンの
ゲート酸化膜突き抜けを防止でき、しきい値Vth変動
を抑制することができる。また、ボロンをイオン注入す
る際には加速エネルギーを増加させることが可能であ
り、イオン注入時間を削減でき、スループットを向上す
ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下本発明の好ましい実施の形態
について説明し、また、図面を参照して具体的な実施の
形態例を説明する。なお当然のことではあるが、本発明
は以下述べる具体的実施の形態例により限定を受けるも
のではない。
【0024】実施の形態例1 以下に、図1〜図5を用いて、本発明の第1の実施の形
態例について説明する。この実施の形態例は、本発明
を、ポリシリコンと金属シリサイドとを積層したポリサ
イド構造、特にタングステンポリサイド構造のデュアル
ゲート(DualGate)CMOSの形成方法として
具体化したものである。
【0025】以下、工程順に、図面を参照して、説明す
る。 (a)フィールド酸化、及びウェル形成の工程 図1を参照する。半導体基板、ここではSi基板1上
に、LOCOS法(例えば950℃におけるウェット酸
化による酸化領域形成法)によって、フィールド酸化膜
2を形成する。
【0026】次に、NMOSFETを形成する領域に、
PWELL領域形成やトランジスタのパンチスルー阻止
を目的とした埋め込み層形成のためのイオン注入やしき
い値Vth調整のためのイオン注入を行う。これにより
NMOSチャンネル領域3が形成される。同様に、PM
OSFETを形成する領域にNWELL領域形成やトラ
ンジスタのパンチスルー阻止を目的とした埋め込み層形
成のためのイオン注入やしきい値Vth調整のためのイ
オン注入を行う。これによりPMOSチャンネル領域4
が形成される。
【0027】(b)ゲート酸化、ポリシリコン堆積、及
びP+ 領域の形成工程 図2を参照する。熱酸化、ここではピロジェニック酸化
(H2 /O2 雰囲気、850℃)により、ゲート酸化膜
5を、本例では6nm厚に形成する。
【0028】ゲート材とするポリシリコンを、ここでは
減圧CVD(たとえばSiH4 を原料ガスとし、堆積温
度を580〜620℃とした減圧CVD)により、本例
では50〜200nm堆積する。これによりポリシリコ
ン膜6を形成する。なおポリシリコンは、a−Si(ア
モルファスシリコン)で形成することもできる。
【0029】次に、フォトリソグラフィにより、パター
ニングを行ったレジストマスク(図示せず)により、P
MOSFETを形成する領域にのみ、B+ を、1〜10
E15/cm2 の条件でイオン注入する。これにより、
+ ゲート領域7を形成する。続いて、N2 中で800
℃、10分のアニールを行い、ボロンをポリシリコン中
に拡散する。アニールはRTAで行うこともできる。
【0030】(c)シリサイド(WSix)堆積、N+
領域形成、及びオフセット酸化膜形成の工程 図3を参照する。減圧CVD(例えばWF6 /SiCl
2 2 を原料ガスとし、堆積温度を580とした減圧C
VD)によって、シリサイド、本例ではWSixを、こ
こでは100nm堆積する。これによりシリサイド膜8
を形成する。
【0031】次に、シリサイド膜8(本例ではWSi
x)上から、全面にPhos+ を、1〜10E15/c
2 の条件でイオン注入する。符号9で、N+ 領域(一
方の領域において、最終的に必要なリンの導入領域)を
示す。しかしここで、イオン注入は全面に行っているの
である。
【0032】さらにその上に、CVD(たとえばSiH
4 /O2 を原料ガスとし、堆積温度を420℃としたC
VD)により、SiO2 をここでは150nm堆積し、
オフセット酸化膜付きのWポリサイド配線層を形成す
る。符号10により、オフセット酸化膜をなすSiO2
膜を示す。
【0033】(d)ゲート電極形成工程 図4を参照する。フォトリソグラフィ法によってレジス
トパターニングを行った後、該レジストパターンをマス
クとして異方性エッチングによって、ゲート電極パター
ン11を形成する。このときの異方性エッチングの手法
としては、たとえば、SiO2 に対してはフロロカーボ
ン系のガス、Wポリサイドに対してはCl2 /O2 をエ
ッチングガスとしたエッチングを採用することができ
る。
【0034】このとき、リンの拡散は行っていないの
で、N+ 領域のエッチングレートが特に速くなることは
ない。したがって、Wポリサイドのエッチングの際に、
+ /P+ のエッチングレートの差が大きくなることは
ないので、Si基板1が掘れたり、ポリシリコンの残渣
が生じることはない。
【0035】(e)MOSFET形成工程 図5を参照する。上記ののち、As+ を、たとえば20
keV、5E13/cm2 の条件でイオン注入し、NL
DD領域12を形成する。BF2 + を、たとえば20k
eV、2E13/cm2 の条件でイオン注入し、PLD
D領域13を形成する。次いで、たとえば減圧CVDに
より、SiO2 を150nm堆積した後、異方性エッチ
ングを行うことによって、サイドウォール14を形成す
る。
【0036】次にNMOSにイオン注入を行い(たとえ
ばAs+ を、20keV、3E15/cm2 の条件でイ
オン注入する)、N型のソース/ドレイン領域15を形
成し、PMOSにイオン注入を行い(たとえばBF2 +
を、20keV、3E15/cm2 の条件でイオン注入
する)、P型のソース/ドレイン領域16を形成する。
【0037】次いで、RTA(Rapid Therm
al Aneal)により、1000℃、10秒の条件
で不純物の活性化を行い、CMOSFETを形成する。
このRTAの際に、シリサイド膜(ここではWSix)
8中のリンが、ポリシリコン中に拡散して、NMOSF
ET領域には、N+ ゲートが形成される。
【0038】本実施の形態例では、P+ 領域でのボロン
は、シリサイド(WSix)堆積前にポリシリコン中に
拡散しているので、ボロンのシリサイド(WSix)を
介しての拡散は抑制できる。また、シリサイド(WSi
x)膜8中のリンが、ポリシリコン中に拡散して行く
が、ボロン濃度を高く設定しておけば、拡散による補償
でN+ 化することはない。よって、不純物の相互拡散に
よるしきい値Vthの変動は抑制できる。
【0039】さらに、リンのイオン注入は全面に行って
いるので、従来技術に比較して、フォトリソグラフィ工
程を削減することが可能である。
【0040】なお、上記実施の形態例ではリンのドーピ
ングをイオン注入によって行ったが、他の手段、たとえ
ば、PSG等からの固相拡散や、あるいは、気相拡散に
よって、リンの導入を行うことも可能である。その他、
各構成を、適宜の他の手段を用いて実施してよいこと
は、当然である。
【0041】実施の形態例2 上記実施の形態例1では、PMOS領域のポリシリコン
にのみ、B+ をイオン注入し、タングステンシリサイド
上からリンのドーピングを行ったが、逆に、NMOS領
域のポリシリコンにのみ、Phos+ をイオン注入し、
タングステンシリサイド上からボロンのドーピングを行
うようにすることも可能であり、この実施の形態例2
は、そのような形態を採用したものである。以下に、図
6〜図9を用いて、本発明の第2の実施の形態例につい
て説明する。この実施の形態例も、基本的に本発明を、
ポリシリコンと金属シリサイドとを積層したポリサイド
構造、特にタングステンポリサイド構造のデュアルゲー
ト(Dual Gate)CMOSの形成方法として具
体化したものである。
【0042】以下、工程順に、図面を参照して、説明す
る。 (a)フィールド酸化、及びウェル形成の工程 この工程については、実施の形態例1と同様である(図
1参照)。
【0043】(b)ゲート酸化、ポリシリコン堆積、及
びN+ 領域の形成工程 図6を参照する。熱酸化、ここではピロジェニック酸化
(H2 /O2 雰囲気、850℃)により、ゲート酸化膜
5を、本例では6nm厚に形成する。
【0044】ゲート材とするポリシリコンを、ここでは
減圧CVD(たとえばSiH4 を原料ガスとし、堆積温
度を580〜620℃とした減圧CVD)により、本例
では50〜200nm堆積する。これによりポリシリコ
ン膜6を形成する。なおポリシリコンは、a−Si(ア
モルファスシリコン)で形成することもできる。
【0045】次に、フォトリソグラフィにより、パター
ニングを行ったレジストマスク(図示せず)により、本
例ではここで、NMOSFETを形成する領域にのみ、
Phos+ を、1〜10E15/cm2 の条件でイオン
注入する。これにより、N+ゲート領域7aを形成す
る。続いて、N2 中で800℃、10分のアニールを行
い、リンをポリシリコン中に拡散する。アニールは、R
TAで行うこともできる。
【0046】(c)シリサイド(WSix)堆積、P+
領域形成、及びオフセット酸化膜形成の工程 図7を参照する。減圧CVD(例えばWF6 /SiCl
2 2 を原料ガスとし、堆積温度を580とした減圧C
VD)によって、シリサイド、本例ではWSixを、こ
こでは100nm堆積する。これによりシリサイド膜8
を形成する。
【0047】その上に、CVD(たとえばSiH4 /O
2 /B2 6 を原料ガスとし、堆積温度を420℃とし
たCVD)により、BSGをここでは150nm堆積
し、オフセット酸化膜(特に本例では、不純物含有酸化
膜)付きのWポリサイド配線層を形成する。符号10a
により、不純物拡散源を兼ねたオフセット酸化膜をなす
BSG膜を示す。
【0048】(d)ゲート電極形成工程 図8を参照する。フォトリソグラフィ法によってレジス
トパターニングを行った後、該レジストパターンをマス
クとして異方性エッチングによって、ゲート電極パター
ン11を形成する。このときの異方性エッチングの手法
としては、たとえば、SiO2 に対してはフロロカーボ
ン系のガス、Wポリサイドに対してはCl2 /O2 をエ
ッチングガスとしたエッチングを採用することができ
る。
【0049】このとき、ボロンの拡散は行っていないの
で、P+ 領域のエッチングレートが特に遅くなることは
ない。したがって、Wポリサイドのエッチングの際に、
+/P+ のエッチングレートの差が大きくなることはな
いので、Si基板1が掘れたり、ポリシリコンの残渣が
生じることはない。
【0050】(e)MOSFET形成工程 図9を参照する。上記ののち、As+ を、たとえば20
keV、5E13/cm2 の条件でイオン注入し、NL
DD領域12を形成する。BF2 + を、たとえば20k
eV、2E13/cm2 の条件でイオン注入し、PLD
D領域13を形成する。次いで、たとえば減圧CVDに
より、SiO2 を150nm堆積した後、異方性エッチ
ングを行うことによって、サイドウォール14を形成す
る。
【0051】次にNMOSにイオン注入を行い(たとえ
ばAs+ を、20keV、3E15/cm2 の条件でイ
オン注入する)、N型のソース/ドレイン領域15を形
成し、PMOSにイオン注入を行い(たとえばBF2 +
を、20keV、3E15/cm2 の条件でイオン注入
する)、P型のソース/ドレイン領域16を形成する。
【0052】次いで、RTA(Rapid Therm
al Aneal)により、1000℃、10秒の条件
で不純物の活性化を行い、CMOSFETを形成する。
このRTAの際に、不純物拡散源を兼ねたオフセット酸
化膜10aであるBSG中のボロンが、ポリシリコン膜
6中に拡散して、PMOSFET領域にはP+ ゲートが
形成される。
【0053】本実施の形態例では、N+ 領域のリンは、
シリサイド(WSix)堆積前にポリシリコン中に拡散
しているので、リンのシリサイド(WSix)を介して
のP+ 領域への拡散は抑制できる。また、BSG中のボ
ロンがポリシリコン中に拡散して行くが、リンの濃度を
高く設定しておけば、拡散による補償でP+ 化すること
はない。よって、不純物の相互拡散によるしきい値Vt
hの変動は抑制できる。
【0054】そのほか、本実施の形態例では、上述した
実施の形態例1と同様の具体的効果を得ることができ
る。
【0055】実施の形態例3 上記実施の形態例2では、ボロンのドーピングを、不純
物含有膜特に不純物含有酸化膜(具体的にはBSG)か
らの固相拡散によって行った。これに対し、この実施の
形態例3では、シリサイド特にタングステンシリサイド
上から、ボロンの全面イオン注入を行う形態をとる。以
下に、図10〜図13を用いて、本発明の第3の実施の
形態例について説明する。この実施の形態例も、基本的
に本発明を、ポリシリコンと金属シリサイドとを積層し
たポリサイド構造、特にタングステンポリサイド構造の
デュアルゲート(Dual Gate)CMOSの形成
方法として具体化したものである。
【0056】以下、工程順に、図面を参照して、説明す
る。 (a)フィールド酸化、及びウェル形成の工程 この工程については、実施の形態例1と同様である(図
1参照)。
【0057】(b)ゲート酸化、ポリシリコン堆積、及
びN+ 領域の形成工程 図10を参照する。熱酸化、ここではピロジェニック酸
化(H2 /O2 雰囲気、850℃)により、ゲート酸化
膜5を、本例では6nm厚に形成する。
【0058】ゲート材とするポリシリコンを、ここでは
減圧CVD(たとえばSiH4 を原料ガスとし、堆積温
度を580〜620℃とした減圧CVD)により、本例
では50〜200nm堆積する。これによりポリシリコ
ン膜6を形成する。なおポリシリコンは、a−Si(ア
モルファスシリコン)で形成することもできる。
【0059】次に、フォトリソグラフィにより、パター
ニングを行ったレジストマスク(図示せず)により、N
MOSFETを形成する領域にのみ、Phos+ を、1
〜10E15/cm2 の条件でイオン注入する。これに
より、N+ ゲート領域7bを形成する。続いて、N2
で800℃、10分のアニールを行い、リンをポリシリ
コン中に拡散する。アニールはRTAで行うこともでき
る。
【0060】(c)シリサイド(WSix)堆積、及び
オフセット酸化膜形成の工程 図11を参照する。減圧CVD(例えばWF6 /SiC
2 2 を原料ガスとし、堆積温度を580とした減圧
CVD)によって、シリサイド、本例ではWSixを、
ここでは100nm厚に堆積する。これによりシリサイ
ド膜8を形成する。
【0061】次に、シリサイド膜8(本例ではWSi
x)上から、全面にB+ を、1〜10E15/cm2
条件でイオン注入する。このイオン注入によるP+ 領域
を、符号9bで示す。
【0062】さらにその上に、CVD(たとえばSiH
4 /O2 を原料ガスとし、堆積温度を420℃としたC
VD)により、SiO2 をここでは150nm堆積し、
オフセット酸化膜付きのWポリサイド配線層を形成す
る。符号10により、オフセット酸化膜をなすSiO2
膜を示す。
【0063】(d)ゲート電極形成工程 図12を参照する。フォトリソグラフィ法によってレジ
ストパターニングを行った後、該レジストパターンをマ
スクとして異方性エッチングによって、ゲート電極パタ
ーン11を形成する。このときの異方性エッチングの手
法としては、たとえば、SiO2 に対してはフロロカー
ボン系のガス、Wポリサイドに対してはCl2 /O2
エッチングガスとしたエッチングを採用することができ
る。
【0064】このとき、ボロンの拡散は行っていないの
で、P+ 領域のエッチングレートが特に遅くなることは
ない。したがって、Wポリサイドのエッチングの際に、
+/P+ のエッチングレートの差が大きくなることは
ないので、Si基板1が掘れたり、ポリシリコンの残渣
が生じることはない。
【0065】(e)MOSFET形成工程 図13を参照する。上記ののち、As+ を、たとえば2
0keV、5E13/cm2 の条件でイオン注入し、N
LDD領域12を形成する。BF2 + を、たとえば20
keV、2E13/cm2 の条件でイオン注入し、PL
DD領域13を形成する。次いで、たとえば減圧CVD
により、SiO2 を150nm堆積した後、異方性エッ
チングを行うことによって、サイドウォール14を形成
する。
【0066】次にNMOSにイオン注入を行い(たとえ
ばAs+ を、20keV、3E15/cm2 の条件でイ
オン注入する)、N型のソース/ドレイン領域15を形
成し、PMOSにイオン注入を行い(たとえばBF2 +
を、20keV、3E15/cm2 の条件でイオン注入
する)、P型のソース/ドレイン領域16を形成する。
【0067】次いで、RTA(Rapid Therm
al Aneal)により、1000℃、10秒の条件
で不純物の活性化を行い、CMOSFETを形成する。
このRTAの際に、シリサイド膜(ここではWSix)
中のP+ 領域9b(図11参照)中のボロンが、ポリシ
リコン中に拡散して、PMOSFET領域には、P+
ートが形成される。
【0068】本実施の形態例では、N+ 領域のリンは、
シリサイド(WSix)堆積前にポリシリコン中に拡散
しているので、リンのシリサイド(WSix)を介して
のP+ 領域への拡散は抑制できる。また、シリサイド
(WSix)中のボロンがポリシリコン中に拡散して行
くが、リンの濃度を高く設定しておけば、拡散による補
償でP+ 化することはない。よって、不純物の相互拡散
によるしきい値Vthの変動は抑制できる。
【0069】さらに、ボロンのドーピンブをイオン注入
によって行う際、シリサイド(WSix)上からイオン
注入できるので、ポリシリコン上からイオン注入する場
合に比較して、高加速エネルギ化を行うことが可能であ
り、イオン注入時間を短縮できる。
【0070】実施の形態例4 ここでは、金属系材料として、シリサイドに代えて、金
属であるタングステン(W)を用いて、その他は、上記
実施の形態例と同様に実施した。これにより、上記各実
施の形態例と同様の効果が得られた。また、モリブデン
(Mo)を用いて同様に実施したところ、同様の効果が
得られた。
【0071】実施の形態例5 ここでは、金属系材料として、シリサイドに代えて、金
属化合物であるチタンナイトライド(TiN)を用い
て、その他は、上記実施の形態例と同様に実施した。こ
れにより、上記各実施の形態例と同様の効果が得られ
た。
【0072】
【発明の効果】本発明に係る半導体装置の製造方法によ
れば、ポリシリコンと、金属シリサイドや、金属、金属
化合物を積層した構造であり、かつ互いに異なる導電型
の不純物(たとえばN+ 不純物とP+ 不純物)の両方が
ポリシリコンに含まれる構造を有する半導体装置を形成
する際に、不純物導入の際の(たとえばN+ もしくはP
+ ドーピングの際の)、フォトリソグラフィ工程やイオ
ン注入工程などの時間を削減しながら、しかも、不純物
の相互拡散を抑制できる。また、エッチングの際に、互
いに異なる導電型の不純物が導入されたポリシリコン
(N+ /P+ ポリシリコン)が同時には存在しないの
で、エッチングレートの差による基板の掘れや、ポリシ
リコン残差が生じることが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態例1の工程を順に断面図
で示すものである(1)。
【図2】 本発明の実施の形態例1の工程を順に断面図
で示すものである(2)。
【図3】 本発明の実施の形態例1の工程を順に断面図
で示すものである(3)。
【図4】 本発明の実施の形態例1の工程を順に断面図
で示すものである(4)。
【図5】 本発明の実施の形態例1の工程を順に断面図
で示すものである(5)。
【図6】 本発明の実施の形態例2の工程を順に断面図
で示すものである(1)。
【図7】 本発明の実施の形態例2の工程を順に断面図
で示すものである(2)。
【図8】 本発明の実施の形態例2の工程を順に断面図
で示すものである(3)。
【図9】 本発明の実施の形態例2の工程を順に断面図
で示すものである(4)。
【図10】 本発明の実施の形態例3の工程を順に断面
図で示すものである(1)。
【図11】 本発明の実施の形態例3の工程を順に断面
図で示すものである(2)。
【図12】 本発明の実施の形態例3の工程を順に断面
図で示すものである(3)。
【図13】 本発明の実施の形態例3の工程を順に断面
図で示すものである(4)。
【図14】 従来技術の工程を断面図で示すものであ
る。
【図15】 従来技術の問題点を説明するための図であ
り、シート抵抗に対するエッチング速度の変化を示す図
である。
【符号の説明】
1・・・半導体基体(シリコン等の基板)、2・・・素
子分離領域(LOCOS SiO2 )、3・・・N型M
OSFET領域、4・・・P型MOSFET領域、5・
・・ゲート絶縁膜(SiO2 )、6・・・半導体材料層
(ポリシリコン膜)、7・・・P+ ゲート領域、7a,
7b・・・N+ ゲート領域、8・・・金属系材料層(シ
リサイド層、WSix膜)、9・・・N+ 領域、9b・
・・P+領域、10・・・オフセット酸化膜(Si
2 )、10a・・・(不純物拡散源を兼ねる)オフセ
ット酸化膜(BSG)、11・・・ゲート電極パター
ン、12,13・・・LDD、14・・・サイドウォー
ル(SiO2 )、15,16・・・ソース/ドレイン。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に、半導体材料層と、金属系
    材料層とを積層した配線構造であって、かつ該半導体材
    料層にはその第1の領域に第1の不純物が含まれ、その
    第2の領域に第2の不純物が含まれ、該第1、第2の不
    純物は互いに異なる導電型を半導体材料に付与するもの
    である配線構造を備えた半導体装置の製造方法におい
    て、 第1の不純物を第1の領域の半導体材料層上から半導体
    材料層に導入する工程と、 第2の不純物を第2の領域の金属系材料層上から半導体
    材料層に導入する工程とを有することを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】金属系材料層は、金属シリサイド、金属、
    または金属化合物から形成される層であることを特徴と
    する請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】半導体材料層は、ポリシリコン層であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方
    法。
  4. 【請求項4】第1の領域の半導体材料層上から半導体材
    料層に導入した第1の不純物を、熱処理により半導体材
    料層中に拡散する工程を有することを特徴とする請求項
    1に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】第1の不純物は半導体材料にN+ 型の導電
    型を付与するものであり、 第2の不純物は半導体材料にP+ 型の導電型を付与する
    ものであることを特徴とする請求項1に記載の半導体装
    置の製造方法。
  6. 【請求項6】第2の不純物がボロンであることを特徴と
    する請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】半導体基板上に、半導体材料層と、金属系
    材料層とを積層した配線構造であって、かつ該半導体材
    料層にはその第1の領域に第1の不純物が含まれ、その
    第2の領域に第2の不純物が含まれ、該第1、第2の不
    純物は互いに異なる導電型を半導体材料に付与するもの
    である配線構造を備えた半導体装置の製造方法におい
    て、 第1の不純物を第1の領域の半導体材料層上から半導体
    材料層に導入する工程と、 第2の不純物を全領域の金属系材料層上から半導体材料
    層に導入する工程とを有することを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
  8. 【請求項8】金属系材料層は、金属シリサイド、金属、
    または金属化合物から形成される層であることを特徴と
    する請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】半導体材料層は、ポリシリコン層であるこ
    とを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方
    法。
  10. 【請求項10】第1の領域の半導体材料層上から半導体
    材料層に導入した第1の不純物を、熱処理により半導体
    材料層中に拡散する工程を有することを特徴とする請求
    項7に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】第1の不純物は半導体材料にN型の導電
    型を付与するものであり、 第2の不純物は半導体材料にP型の導電型を付与するも
    のであることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置
    の製造方法。
  12. 【請求項12】第2の不純物がボロンであることを特徴
    とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001297995A (ja) * 2000-04-13 2001-10-26 Nec Corp 回路製造方法および装置
JP2004311585A (ja) * 2003-04-03 2004-11-04 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法

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