JPH10272355A - 改良された有害物質除去部材 - Google Patents
改良された有害物質除去部材Info
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- JPH10272355A JPH10272355A JP9098846A JP9884697A JPH10272355A JP H10272355 A JPH10272355 A JP H10272355A JP 9098846 A JP9098846 A JP 9098846A JP 9884697 A JP9884697 A JP 9884697A JP H10272355 A JPH10272355 A JP H10272355A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】良好な有害物質の除去性能乃至浄化性能を有
し、環境保護に好ましい有害物質除去部材の提供 【解決手段】本発明の有害物質除去部材は、水硬性化合
物、骨材、光触媒及び水からなる混合物から得られた水
和凝集物であり、混合物には更に消石灰、強塩基と弱酸
の水溶性塩、高性能減水剤、吸着性物質の少なくともい
ずれかを含有している。光触媒は、一種の半導体物質で
あり、二酸化チタン等である。水溶性塩は、炭酸ナトリ
ウム、炭酸水素ナトリウム、酢酸ナトリウム、次亜塩素
酸ナトリウム、さらし粉等であり、高性能減水剤は、ナ
フタレンスルホン酸ホルムアルデヒド高縮合物のナトリ
ウム塩等であり、また吸着性物質は、活性炭、ゼオライ
ト、マガディアイト、ペタライト等である。この有害物
質除去部材で除去可能な有害物質は、NOX 、メルカプ
タン類、アンモニア、硫化水素、アミン類、エチレン等
が好ましく除去される。
し、環境保護に好ましい有害物質除去部材の提供 【解決手段】本発明の有害物質除去部材は、水硬性化合
物、骨材、光触媒及び水からなる混合物から得られた水
和凝集物であり、混合物には更に消石灰、強塩基と弱酸
の水溶性塩、高性能減水剤、吸着性物質の少なくともい
ずれかを含有している。光触媒は、一種の半導体物質で
あり、二酸化チタン等である。水溶性塩は、炭酸ナトリ
ウム、炭酸水素ナトリウム、酢酸ナトリウム、次亜塩素
酸ナトリウム、さらし粉等であり、高性能減水剤は、ナ
フタレンスルホン酸ホルムアルデヒド高縮合物のナトリ
ウム塩等であり、また吸着性物質は、活性炭、ゼオライ
ト、マガディアイト、ペタライト等である。この有害物
質除去部材で除去可能な有害物質は、NOX 、メルカプ
タン類、アンモニア、硫化水素、アミン類、エチレン等
が好ましく除去される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、改良された有害物
質除去部材に関し、更に詳しくは本発明は、浄化性能が
向上した有害物質除去部材に関する。
質除去部材に関し、更に詳しくは本発明は、浄化性能が
向上した有害物質除去部材に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、地球環境の破壊が問題視されるな
か、光触媒又は光触媒物質が地球環境の汚染防止乃至は
浄化に役に立つことが注目され、例えば、表面の汚れの
防止、大気中のNOX の浄化、水の浄化、抗菌・防カ
ビ、脱臭等に応用された製品の開発が進められている。
この光触媒としては半導体、例えば二酸化チタン等の光
電導体が用いられ、具体的に特開平2−273514号
公報には、二酸化チタンの半導体と粘土とを練り合わ
せ、乾燥して得られる有害物質の除去剤が開示されてい
る。また特開平6−327965号公報には、エチレン
等の有害物質の除去剤として、水硬性化合物の水和凝集
物に特定の半導体を分散したものが開示されている。
か、光触媒又は光触媒物質が地球環境の汚染防止乃至は
浄化に役に立つことが注目され、例えば、表面の汚れの
防止、大気中のNOX の浄化、水の浄化、抗菌・防カ
ビ、脱臭等に応用された製品の開発が進められている。
この光触媒としては半導体、例えば二酸化チタン等の光
電導体が用いられ、具体的に特開平2−273514号
公報には、二酸化チタンの半導体と粘土とを練り合わ
せ、乾燥して得られる有害物質の除去剤が開示されてい
る。また特開平6−327965号公報には、エチレン
等の有害物質の除去剤として、水硬性化合物の水和凝集
物に特定の半導体を分散したものが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如く、特開平2−273514号公報に記載の有害物質
の除去剤は、有害物質の除去速度が低いため除去剤を大
量に使用する必要があり今一つ問題があり、また特開平
6−327965号公報に記載の有害物質除去剤は、そ
の除去効率は改善されているものの、なおいっそうの改
良が望まれている。そこで本発明者等は、前述の如き有
害物質除去剤の除去速度乃至除去効率を向上させる点に
つき、種々検討したところ、光触媒の光吸収率を向上さ
せ得る有害物質除去部材の構成とし、また光吸収率を向
上させる環境を形成することにより優れた有害物質除去
性能が得られることを見出し、本発明は、この知見に基
づいてなされたものである。したがって、本発明が解決
しようとする課題は、良好な有害物質の除去性能乃至浄
化性能を有し、環境保護に好ましい有害物質除去部材を
提供することにある。
如く、特開平2−273514号公報に記載の有害物質
の除去剤は、有害物質の除去速度が低いため除去剤を大
量に使用する必要があり今一つ問題があり、また特開平
6−327965号公報に記載の有害物質除去剤は、そ
の除去効率は改善されているものの、なおいっそうの改
良が望まれている。そこで本発明者等は、前述の如き有
害物質除去剤の除去速度乃至除去効率を向上させる点に
つき、種々検討したところ、光触媒の光吸収率を向上さ
せ得る有害物質除去部材の構成とし、また光吸収率を向
上させる環境を形成することにより優れた有害物質除去
性能が得られることを見出し、本発明は、この知見に基
づいてなされたものである。したがって、本発明が解決
しようとする課題は、良好な有害物質の除去性能乃至浄
化性能を有し、環境保護に好ましい有害物質除去部材を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、以
下の各発明によりそれぞれ達成される。
下の各発明によりそれぞれ達成される。
【0005】(1)水硬性化合物、骨材、光触媒及び水
からなる混合物から得られた水和凝集物であることを特
徴とする有害物質除去部材。 (2)混合物に消石灰を含有していることを特徴とする
前記第1項に記載の有害物質除去部材。 (3)混合物に強塩基と弱酸の水溶性塩を含有している
ことを特徴とする前記第1項又は第2項に記載の有害物
質除去部材。 (4)混合物に高性能減水剤を含有していることを特徴
とする前記第1項乃至第3項のいずれかに記載の有害物
質除去部材。 (5)混合物に吸着性物質を含有していることを特徴と
する前記第1項乃至第4項のいずれかに記載の有害物質
除去部材。
からなる混合物から得られた水和凝集物であることを特
徴とする有害物質除去部材。 (2)混合物に消石灰を含有していることを特徴とする
前記第1項に記載の有害物質除去部材。 (3)混合物に強塩基と弱酸の水溶性塩を含有している
ことを特徴とする前記第1項又は第2項に記載の有害物
質除去部材。 (4)混合物に高性能減水剤を含有していることを特徴
とする前記第1項乃至第3項のいずれかに記載の有害物
質除去部材。 (5)混合物に吸着性物質を含有していることを特徴と
する前記第1項乃至第4項のいずれかに記載の有害物質
除去部材。
【0006】このように本発明の有害物質除去部材は、
水硬性化合物、骨材、光触媒及び水からなる混合物から
得られた水和凝集物であり、特に骨材を混合したことに
より空隙ができ、光触媒の露出度が増大して光吸収率を
向上させることができ、その結果、優れた有害物質の除
去性能乃至浄化性能が得られるものである。また前記有
害物質除去部材に更に消石灰が含有していることにより
pHが向上し、その結果有害物質中、特にNOX を可溶
性塩として光触媒の系外に排出することにより光触媒の
浄化効率を向上させると共に自然環境の保護に好ましい
有害物質除去部材が得られる。また基体がコンクリート
である場合には、コンクリートの経時による酸性化を防
ぐことができる。
水硬性化合物、骨材、光触媒及び水からなる混合物から
得られた水和凝集物であり、特に骨材を混合したことに
より空隙ができ、光触媒の露出度が増大して光吸収率を
向上させることができ、その結果、優れた有害物質の除
去性能乃至浄化性能が得られるものである。また前記有
害物質除去部材に更に消石灰が含有していることにより
pHが向上し、その結果有害物質中、特にNOX を可溶
性塩として光触媒の系外に排出することにより光触媒の
浄化効率を向上させると共に自然環境の保護に好ましい
有害物質除去部材が得られる。また基体がコンクリート
である場合には、コンクリートの経時による酸性化を防
ぐことができる。
【0007】本発明において、混合物に強塩基と弱酸の
水溶性塩を含有していることにより、NOxの分解で生
じた硝酸イオンをpHの緩衝作用のある前記水溶性塩に
よって中和してNOx浄化機能の低下を防止することが
できる。
水溶性塩を含有していることにより、NOxの分解で生
じた硝酸イオンをpHの緩衝作用のある前記水溶性塩に
よって中和してNOx浄化機能の低下を防止することが
できる。
【0008】また本発明では、前記混合物に更に高性能
減水剤を含有していることにより、混合物を均一に分散
することができるので、したがって、光触媒も均一に存
在して光吸収作用に寄与することができる。更にまた前
記混合物に吸着性物質を含有していることにより、昼
間、光が当たっている状態では、有害物質は分解除去さ
れ、更に夜間では、有害物質は吸着性物質に吸着されて
除去される。更にまた昼間になり光が当たると吸着性物
質に吸着された有害物質が放出され光によって分解除去
される。したがって、昼夜にわたって有害物質の除去が
可能となるという優れた浄化性能を有するものである。
更に本発明では、半導体の特性から大気中のNOX の浄
化ばかりでなく、表面の汚れの防止、水の浄化、抗菌・
防カビ、脱臭等を行うことができ、したがって、多目的
に使用しうるばかりでなく個々の性質に絞った用途の製
品とすることもできる。
減水剤を含有していることにより、混合物を均一に分散
することができるので、したがって、光触媒も均一に存
在して光吸収作用に寄与することができる。更にまた前
記混合物に吸着性物質を含有していることにより、昼
間、光が当たっている状態では、有害物質は分解除去さ
れ、更に夜間では、有害物質は吸着性物質に吸着されて
除去される。更にまた昼間になり光が当たると吸着性物
質に吸着された有害物質が放出され光によって分解除去
される。したがって、昼夜にわたって有害物質の除去が
可能となるという優れた浄化性能を有するものである。
更に本発明では、半導体の特性から大気中のNOX の浄
化ばかりでなく、表面の汚れの防止、水の浄化、抗菌・
防カビ、脱臭等を行うことができ、したがって、多目的
に使用しうるばかりでなく個々の性質に絞った用途の製
品とすることもできる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を挙
げるが、本発明は、これに限定されるものではない。
げるが、本発明は、これに限定されるものではない。
【0010】本発明の有害物質除去部材は、水硬性化合
物と光触媒とからなる混合物に、骨材、消石灰、高性能
減水剤又は吸着性物質の少なくとも1種を加えて混練し
た後、これを使用して製造した種々の水和凝集物であ
る。ここにその実施形態を挙げると、本発明の有害物質
除去部材は、水硬性化合物、骨材、光触媒及び水からな
る混合物から得られた水和凝集物であるが、本発明に用
いられる水硬性化合物は、水と反応して水和物を生成
し、かつ凝集する性質を有する無機化合物であり、特に
限定されるものではない。この水硬性化合物の具体例
は、セメント類、例えば、普通ポルトランドセメント、
早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメン
ト、超早強ポルトランドセメント、耐硫酸塩ポルトラン
ドセメント、白色ポルトランドセメント、高炉セメン
ト、フライアッシュセメント、シリカセメント、アルミ
ナセメント、超速硬セメント等が挙げられる。この他、
硫酸カルシウム、珪酸カルシウム、アルミン酸カルシウ
ム、鉄酸カルシウム、セリット、シーライト、ゲーレナ
イト、灰長石、ドロマイト等が挙げられる。好ましく
は、前記セメント類、特に白色ポルトランドセメントを
はじめ、硫酸カルシウム、焼き石膏である。
物と光触媒とからなる混合物に、骨材、消石灰、高性能
減水剤又は吸着性物質の少なくとも1種を加えて混練し
た後、これを使用して製造した種々の水和凝集物であ
る。ここにその実施形態を挙げると、本発明の有害物質
除去部材は、水硬性化合物、骨材、光触媒及び水からな
る混合物から得られた水和凝集物であるが、本発明に用
いられる水硬性化合物は、水と反応して水和物を生成
し、かつ凝集する性質を有する無機化合物であり、特に
限定されるものではない。この水硬性化合物の具体例
は、セメント類、例えば、普通ポルトランドセメント、
早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメン
ト、超早強ポルトランドセメント、耐硫酸塩ポルトラン
ドセメント、白色ポルトランドセメント、高炉セメン
ト、フライアッシュセメント、シリカセメント、アルミ
ナセメント、超速硬セメント等が挙げられる。この他、
硫酸カルシウム、珪酸カルシウム、アルミン酸カルシウ
ム、鉄酸カルシウム、セリット、シーライト、ゲーレナ
イト、灰長石、ドロマイト等が挙げられる。好ましく
は、前記セメント類、特に白色ポルトランドセメントを
はじめ、硫酸カルシウム、焼き石膏である。
【0011】本発明に用いられる光触媒は、一種の半導
体物質であり、具体的には、二酸化すず、酸化亜鉛、三
酸化タングステン、酸化セリウム、二酸化チタン、チタ
ン酸バリウム、酸化第二鉄等の金属酸化物;硫化亜鉛、
硫化カドミウム、硫化鉛、セレン化亜鉛、セレン化カド
ミウム等の金属カルコゲナイト;シリコン、ゲルマニウ
ム等の第IV族金属;ガリウムリン、ガリウム砒素、イ
ンジウムリン等の第III族元素と第V族元素との化合
物;ポリアセチレン、ポリピロール、ポリチオフェン、
ポリアニリン、ポリビニルカルバゾール等の有機半導体
が挙げられる。これらのうち、更に好ましいものは、二
酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セレニウム、三酸化タング
ステン、ポリビニルカルバゾール等の半導体である。ま
た半導体に亜鉛、鉄、バナジウム等の金属又は金、白金
等の貴金属を共に用いることにより有害物質除去性能を
向上させることができる。本発明に用いられる半導体
は、粉末で用いられ、該半導体粉末を水硬性化合物に混
合して分散する。
体物質であり、具体的には、二酸化すず、酸化亜鉛、三
酸化タングステン、酸化セリウム、二酸化チタン、チタ
ン酸バリウム、酸化第二鉄等の金属酸化物;硫化亜鉛、
硫化カドミウム、硫化鉛、セレン化亜鉛、セレン化カド
ミウム等の金属カルコゲナイト;シリコン、ゲルマニウ
ム等の第IV族金属;ガリウムリン、ガリウム砒素、イ
ンジウムリン等の第III族元素と第V族元素との化合
物;ポリアセチレン、ポリピロール、ポリチオフェン、
ポリアニリン、ポリビニルカルバゾール等の有機半導体
が挙げられる。これらのうち、更に好ましいものは、二
酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セレニウム、三酸化タング
ステン、ポリビニルカルバゾール等の半導体である。ま
た半導体に亜鉛、鉄、バナジウム等の金属又は金、白金
等の貴金属を共に用いることにより有害物質除去性能を
向上させることができる。本発明に用いられる半導体
は、粉末で用いられ、該半導体粉末を水硬性化合物に混
合して分散する。
【0012】本発明に用いられる半導体物質は、水硬性
化合物100重量部に対して5重量部〜800重量部で
あり、好ましくは水硬性化合物100重量部に対して1
0重量部〜600重量部であり、更に好ましくは水硬性
化合物100重量部に対して10重量部〜300重量部
である。これは骨材を配合することにより浄化性能を向
上させることができるので、骨材を含まないものに比べ
て相対的に少なくて済むという優れた効果を奏するもの
である。
化合物100重量部に対して5重量部〜800重量部で
あり、好ましくは水硬性化合物100重量部に対して1
0重量部〜600重量部であり、更に好ましくは水硬性
化合物100重量部に対して10重量部〜300重量部
である。これは骨材を配合することにより浄化性能を向
上させることができるので、骨材を含まないものに比べ
て相対的に少なくて済むという優れた効果を奏するもの
である。
【0013】また本発明において、混合物に更に消石灰
を加えてもよく、この消石灰を加えることにより、排水
の酸性化を防ぐことができる。特に水硬性化合物の水和
凝集物がセメントの場合、セメントは経時において中性
化によってアルカリ性を失って劣化されるが、消石灰に
よりアルカリ性が保たれるばかりでなく、NOX の如き
有害物質が光触媒で酸性物質に変化するときは、これを
中和して無害化することができる。また本発明において
は、前記混合物に強塩基と弱酸の水溶性塩が含有されて
おり、この水溶性塩としては、炭酸ナトリウム、炭酸水
素ナトリウム、酢酸ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウ
ム、さらし粉等が挙げられる。これらは強塩基と弱酸の
水溶性塩であるので、pHの緩衝作用を有している。
を加えてもよく、この消石灰を加えることにより、排水
の酸性化を防ぐことができる。特に水硬性化合物の水和
凝集物がセメントの場合、セメントは経時において中性
化によってアルカリ性を失って劣化されるが、消石灰に
よりアルカリ性が保たれるばかりでなく、NOX の如き
有害物質が光触媒で酸性物質に変化するときは、これを
中和して無害化することができる。また本発明において
は、前記混合物に強塩基と弱酸の水溶性塩が含有されて
おり、この水溶性塩としては、炭酸ナトリウム、炭酸水
素ナトリウム、酢酸ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウ
ム、さらし粉等が挙げられる。これらは強塩基と弱酸の
水溶性塩であるので、pHの緩衝作用を有している。
【0014】更に本発明においては、骨材が用いられ、
この骨材としては、砂、砕石、珪砂、ガラス等が挙げら
れる。この骨材の大きさは、通常、砂の大きさが好まし
いが、これに限定されることなく、粒径が0.1mm〜
10mmの範囲の粒度でよい。また本発明では、混合物
に更に高性能減水剤が加えるのがよく、この高性能減水
剤としては、ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド高
縮合物のナトリウム塩、クレオソート油スルホン酸縮合
物のナトリウム塩等が挙げられる。高性能減水剤を加え
ることにより混合物を均一に分散することができ、その
結果光触媒に均一に光が当たり浄化性能を向上させるこ
とができる。
この骨材としては、砂、砕石、珪砂、ガラス等が挙げら
れる。この骨材の大きさは、通常、砂の大きさが好まし
いが、これに限定されることなく、粒径が0.1mm〜
10mmの範囲の粒度でよい。また本発明では、混合物
に更に高性能減水剤が加えるのがよく、この高性能減水
剤としては、ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド高
縮合物のナトリウム塩、クレオソート油スルホン酸縮合
物のナトリウム塩等が挙げられる。高性能減水剤を加え
ることにより混合物を均一に分散することができ、その
結果光触媒に均一に光が当たり浄化性能を向上させるこ
とができる。
【0015】本発明において、混合物には、更に吸着性
物質を加えることができ、具体的には、活性炭、シリカ
ゲル、ゼオライト、マガディアイト、ペタライト等が挙
げられる。マガディアイトは、Na2 Si14O29nH2
Oの化学式を有し、吸着性物質として有効である。更に
ペタライトは外観が石英に似て白色や灰色の鉱物で、鉱
物学的には長石族に属する珪酸塩鉱物(Li2 OAl2
O3 8SiO2 )である。吸着性能に優れている。これ
らの吸着性物質は、いずれも吸着性能に優れており、有
害物質を吸収することにより除去することができる。こ
の吸着性物質の作用を更に詳しく説明すると、日中の太
陽光(これに含有される紫外線)によりNOx 等の有害
物質が浄化除去されるばかりでなく夜間でも該吸着材料
に有害物質が吸着され、これが日中、紫外線により分解
されることにより、有害物質の浄化が行われる。これら
の吸着性物質のうち、好ましくは活性炭がよい。
物質を加えることができ、具体的には、活性炭、シリカ
ゲル、ゼオライト、マガディアイト、ペタライト等が挙
げられる。マガディアイトは、Na2 Si14O29nH2
Oの化学式を有し、吸着性物質として有効である。更に
ペタライトは外観が石英に似て白色や灰色の鉱物で、鉱
物学的には長石族に属する珪酸塩鉱物(Li2 OAl2
O3 8SiO2 )である。吸着性能に優れている。これ
らの吸着性物質は、いずれも吸着性能に優れており、有
害物質を吸収することにより除去することができる。こ
の吸着性物質の作用を更に詳しく説明すると、日中の太
陽光(これに含有される紫外線)によりNOx 等の有害
物質が浄化除去されるばかりでなく夜間でも該吸着材料
に有害物質が吸着され、これが日中、紫外線により分解
されることにより、有害物質の浄化が行われる。これら
の吸着性物質のうち、好ましくは活性炭がよい。
【0016】本発明において、有害物質除去部材は、水
硬性化合物、骨材、光触媒及び水の混合物を均一に混練
して製造するが、これらの各成分の添加順序は特に限定
されるものではない。好ましくは骨材、水の一部、水硬
性化合物、光触媒及び水の残部の順に添加混合するのが
よい。混合物の混練後、適宜の形態で使用するものであ
り、その形態の一つ目は、前記混練物の水和凝集物を粉
砕して、粒状体として使用することである。この粒状体
は、装置として用いる場合には、このまま透明容器に入
れ、光を照射しながら、この容器中へ汚染媒体を通すこ
とにより汚染媒体の浄化に使用することができる。また
その形態の二つ目は、前記混練物を成形手段を用いて各
種の形状に成形する方法である。この方法により板状体
を形成することにより光を照射しながら、空気の浄化、
水の浄化をすることができる。更に、抗菌・防カビ、防
汚染等の用途に使用することができる。また光触媒の量
を多くすることにより光が当たらなくても抗菌・防カ
ビ、防汚染等の用途に使用することができる。更に混練
物は、板状体の表面に適用することも可能であり、これ
により光触媒のコストダウンを図ることができ、いっそ
う経済的である。
硬性化合物、骨材、光触媒及び水の混合物を均一に混練
して製造するが、これらの各成分の添加順序は特に限定
されるものではない。好ましくは骨材、水の一部、水硬
性化合物、光触媒及び水の残部の順に添加混合するのが
よい。混合物の混練後、適宜の形態で使用するものであ
り、その形態の一つ目は、前記混練物の水和凝集物を粉
砕して、粒状体として使用することである。この粒状体
は、装置として用いる場合には、このまま透明容器に入
れ、光を照射しながら、この容器中へ汚染媒体を通すこ
とにより汚染媒体の浄化に使用することができる。また
その形態の二つ目は、前記混練物を成形手段を用いて各
種の形状に成形する方法である。この方法により板状体
を形成することにより光を照射しながら、空気の浄化、
水の浄化をすることができる。更に、抗菌・防カビ、防
汚染等の用途に使用することができる。また光触媒の量
を多くすることにより光が当たらなくても抗菌・防カ
ビ、防汚染等の用途に使用することができる。更に混練
物は、板状体の表面に適用することも可能であり、これ
により光触媒のコストダウンを図ることができ、いっそ
う経済的である。
【0017】本発明の有害物質除去部材の各成分の重量
割合は、通常の水硬性化合物の水和凝集物の形成の時の
重量割合でよいが、好ましくは水硬性化合物100重量
部に対して、骨材50重量部〜500重量部、光触媒5
重量部〜200重量部及び水10重量部〜300重量部
である。更に好ましくは水硬性化合物100重量部に対
して、骨材100重量部〜300重量部、光触媒10重
量部〜100重量部及び水20重量部〜150重量部で
ある。これらの範囲を越えると、実質的に有害物質除去
性能がないばかりかコスト的に好ましくない。本発明の
有害物質除去部材において、消石灰の量は、水硬性化合
物100重量部に対して1重量〜50重量であり、好ま
しくは水硬性化合物100重量部に対して5重量〜30
重量であある。消石灰の量は、水硬性化合物100重量
部に対して1重量未満のときは、有害物質の浄化性能の
向上に寄与しない。また消石灰の量が、50重量を越え
ると、かえって光触媒の量が相対的に減り浄化性能が落
ちるので好ましくない。
割合は、通常の水硬性化合物の水和凝集物の形成の時の
重量割合でよいが、好ましくは水硬性化合物100重量
部に対して、骨材50重量部〜500重量部、光触媒5
重量部〜200重量部及び水10重量部〜300重量部
である。更に好ましくは水硬性化合物100重量部に対
して、骨材100重量部〜300重量部、光触媒10重
量部〜100重量部及び水20重量部〜150重量部で
ある。これらの範囲を越えると、実質的に有害物質除去
性能がないばかりかコスト的に好ましくない。本発明の
有害物質除去部材において、消石灰の量は、水硬性化合
物100重量部に対して1重量〜50重量であり、好ま
しくは水硬性化合物100重量部に対して5重量〜30
重量であある。消石灰の量は、水硬性化合物100重量
部に対して1重量未満のときは、有害物質の浄化性能の
向上に寄与しない。また消石灰の量が、50重量を越え
ると、かえって光触媒の量が相対的に減り浄化性能が落
ちるので好ましくない。
【0018】本発明において、前記の強塩基と弱酸の水
溶性塩の添加量は、水硬性化合物100重量部に対して
0.5重量〜30重量であり、好ましくは水硬性化合物
100重量部に対して1重量〜10重量であある。この
水溶性塩の量は、水硬性化合物100重量部に対して
0.5重量未満のときは、有害物質の浄化性能の向上に
寄与しない。また水溶性塩の量が、30重量を越える
と、セメントの硬化反応である水和反応に悪影響を及ぼ
し、硬化体強度が得られないばかりか光触媒の量が相対
的に減り浄化性能が落ちるので好ましくない。
溶性塩の添加量は、水硬性化合物100重量部に対して
0.5重量〜30重量であり、好ましくは水硬性化合物
100重量部に対して1重量〜10重量であある。この
水溶性塩の量は、水硬性化合物100重量部に対して
0.5重量未満のときは、有害物質の浄化性能の向上に
寄与しない。また水溶性塩の量が、30重量を越える
と、セメントの硬化反応である水和反応に悪影響を及ぼ
し、硬化体強度が得られないばかりか光触媒の量が相対
的に減り浄化性能が落ちるので好ましくない。
【0019】本発明の有害物質除去部材において、高性
能減水剤の量は、セメントの技術分野で通常用いられる
量でよく、水硬性化合物100重量部に対して0.1重
量〜10重量であり、好ましくは水硬性化合物100重
量部に対して0.5重量〜5.0重量であある。高性能
減水剤の量は、水硬性化合物100重量部に対して0.
1重量未満のときは、混合物の均一分散することができ
ない。また高性能減水剤の量が、10重量を越えると、
コストアップを招き好ましくない。更に本発明の有害物
質除去部材において、吸着性物質の量は、その種類にも
よるが、水硬性化合物100重量部に対して5重量部〜
50重量部であり、好ましくは水硬性化合物100重量
部に対して10重量部〜30重量部であある。吸着性物
質の量は、水硬性化合物100重量部に対して5重量部
未満のときは、有害物質の吸着が十分行えないので、浄
化性能を向上させることができない。また吸着性物質の
量が、50重量部を越えると、かえって光触媒の量が相
対的に減り浄化性能が落ちるので好ましくない。
能減水剤の量は、セメントの技術分野で通常用いられる
量でよく、水硬性化合物100重量部に対して0.1重
量〜10重量であり、好ましくは水硬性化合物100重
量部に対して0.5重量〜5.0重量であある。高性能
減水剤の量は、水硬性化合物100重量部に対して0.
1重量未満のときは、混合物の均一分散することができ
ない。また高性能減水剤の量が、10重量を越えると、
コストアップを招き好ましくない。更に本発明の有害物
質除去部材において、吸着性物質の量は、その種類にも
よるが、水硬性化合物100重量部に対して5重量部〜
50重量部であり、好ましくは水硬性化合物100重量
部に対して10重量部〜30重量部であある。吸着性物
質の量は、水硬性化合物100重量部に対して5重量部
未満のときは、有害物質の吸着が十分行えないので、浄
化性能を向上させることができない。また吸着性物質の
量が、50重量部を越えると、かえって光触媒の量が相
対的に減り浄化性能が落ちるので好ましくない。
【0020】本発明の有害物質除去部材の使用に際し、
照射される光は、紫外線を含む光がよく、その光の波長
範囲は、200nm〜400nmが好ましい。特に紫外
線が好ましいが、戸外で使用するときは、太陽光で十分
である。また室内での使用は、超高圧水銀灯、キセノン
ランプ、低圧水銀灯灯からでる紫外線を有害物質除去部
材に照射する。この際、有害物質除去部材にできるだけ
近づけて用いることが好ましい。この有害物質除去部材
で除去可能な有害物質は、NOX 、メルカプタン類、ア
ンモニア、硫化水素、アミン類、エチレン等が好ましく
除去される。本発明において、有害物質除去部材の使用
量は、有害物質の種類、光照度等を考慮して決めること
ができる。しかしながら、本発明では、有害物質除去部
材の除去乃至浄化性能が高いので、その使用量は少なく
てよい。
照射される光は、紫外線を含む光がよく、その光の波長
範囲は、200nm〜400nmが好ましい。特に紫外
線が好ましいが、戸外で使用するときは、太陽光で十分
である。また室内での使用は、超高圧水銀灯、キセノン
ランプ、低圧水銀灯灯からでる紫外線を有害物質除去部
材に照射する。この際、有害物質除去部材にできるだけ
近づけて用いることが好ましい。この有害物質除去部材
で除去可能な有害物質は、NOX 、メルカプタン類、ア
ンモニア、硫化水素、アミン類、エチレン等が好ましく
除去される。本発明において、有害物質除去部材の使用
量は、有害物質の種類、光照度等を考慮して決めること
ができる。しかしながら、本発明では、有害物質除去部
材の除去乃至浄化性能が高いので、その使用量は少なく
てよい。
【0021】
【実施例】以下に本発明を実施例を挙げて更に詳しく説
明するが、本発明はこの例にのみ限定されるものではな
い。
明するが、本発明はこの例にのみ限定されるものではな
い。
【0022】〔実施例1〕白色セメント100重量部、
砂220重量部、二酸化チタン粉末25重量部及び水3
0重量部を混練した後、10×20cmの型枠に該混練
物を入れ振動成形して成形体を成形した。この試験体は
養生後、粉砕して粒径1〜10mmの有害物質除去部材
とした。ついで、この有害物質除去部材を入り口と出口
のある透明容器に入れ、下記の試験方法でNO除去率の
測定を行った。比較例としては、白色セメント100重
量部及び二酸化チタン粉末25重量部を水で混練したも
のを同様にして成形、養生、粉砕して、有害物質除去部
材を製造した。比較例の有害物質除去部材を使用したと
きは、NO除去率は、65%であるのに対して、本発明
の有害物質除去部材の場合は、NO除去率は、73%で
あり、浄化性能の向上がみられた。
砂220重量部、二酸化チタン粉末25重量部及び水3
0重量部を混練した後、10×20cmの型枠に該混練
物を入れ振動成形して成形体を成形した。この試験体は
養生後、粉砕して粒径1〜10mmの有害物質除去部材
とした。ついで、この有害物質除去部材を入り口と出口
のある透明容器に入れ、下記の試験方法でNO除去率の
測定を行った。比較例としては、白色セメント100重
量部及び二酸化チタン粉末25重量部を水で混練したも
のを同様にして成形、養生、粉砕して、有害物質除去部
材を製造した。比較例の有害物質除去部材を使用したと
きは、NO除去率は、65%であるのに対して、本発明
の有害物質除去部材の場合は、NO除去率は、73%で
あり、浄化性能の向上がみられた。
【0023】〔NO除去試験方法1〕試験は試験体を密
閉容器に入れ、入口から1ppmのNOガスを含む模擬
ガスを流した。出口からでるガスの濃度を測定し、これ
からNOの除去率を測定した。試験は24時間行い、1
0分毎の除去率を平均した数値を試験結果とした。な
お、試験方法1では、10W×3本の紫外線ランプを2
4時間点灯したままで試験を行った。
閉容器に入れ、入口から1ppmのNOガスを含む模擬
ガスを流した。出口からでるガスの濃度を測定し、これ
からNOの除去率を測定した。試験は24時間行い、1
0分毎の除去率を平均した数値を試験結果とした。な
お、試験方法1では、10W×3本の紫外線ランプを2
4時間点灯したままで試験を行った。
【0024】〔実施例2〕実施例1と同じ有害物質除去
部材を製造した。NO除去試験方法1において、NOガ
スにかえ、エチレンを用いた以外,同様にしてこの有害
物質除去部材の性能を調べた。砂の有無により本発明の
有害物質除去部材は、比較例の有害物質除去部材を使用
したときは、エチレンの除去率は、55%であるのに対
して、本発明の有害物質除去部材の場合は、エチレンの
除去率は、64%であり、エチレンの除去率の向上した
ものが得られた。なお、エチレンの出口の濃度は、ガス
クロマトグラフィーで測定された。エチレンの除去率の
向上したものが得られた。更に本発明では、この有害物
質除去部材に更に吸着性物質として、活性炭、ゼオライ
ト、マガディアイト、ペタライトのいずれかを加えるこ
とにより夜間に有害物質を吸収し、昼間それらを放出し
て分解するので、いっそうの有害物質除去性能を向上さ
せることができる。
部材を製造した。NO除去試験方法1において、NOガ
スにかえ、エチレンを用いた以外,同様にしてこの有害
物質除去部材の性能を調べた。砂の有無により本発明の
有害物質除去部材は、比較例の有害物質除去部材を使用
したときは、エチレンの除去率は、55%であるのに対
して、本発明の有害物質除去部材の場合は、エチレンの
除去率は、64%であり、エチレンの除去率の向上した
ものが得られた。なお、エチレンの出口の濃度は、ガス
クロマトグラフィーで測定された。エチレンの除去率の
向上したものが得られた。更に本発明では、この有害物
質除去部材に更に吸着性物質として、活性炭、ゼオライ
ト、マガディアイト、ペタライトのいずれかを加えるこ
とにより夜間に有害物質を吸収し、昼間それらを放出し
て分解するので、いっそうの有害物質除去性能を向上さ
せることができる。
【0025】〔実施例3〕焼石膏100重量部、砂22
0重量部、二酸化チタン粉末50重量部及び水30重量
部を混練した後、実施例1と同様にして有害物質除去部
材を製造した。砂の有無により本発明の有害物質除去部
材は、NO除去率の向上したものが得られた。
0重量部、二酸化チタン粉末50重量部及び水30重量
部を混練した後、実施例1と同様にして有害物質除去部
材を製造した。砂の有無により本発明の有害物質除去部
材は、NO除去率の向上したものが得られた。
【0026】〔実施例4〕ブロック基層の配合としてポ
ルトランドセメント100重量部、砕石195重量部、
砂240重量部及び水31を混練した後、10×20c
mの型枠に該混練物を入れ振動成形してコンクリート基
層を成形した。この上に表面として、白色セメント10
0重量部、砂220重量部及び二酸化チタン粉末25重
量部を水30重量部で混練したものを流し込み成形し
た。得られた成形体は養生した。また比較例としては、
前記の成形体の製造において、砂を除いた混練物を同様
にして成形、養生して有害物質除去部材を製造した。こ
れらの成形体をそれぞれ密閉容器に入れ、実施例1と同
様にしてNO除去率の測定を行った。比較例の有害物質
除去部材を使用したときは、NO除去率は、60%であ
るのに対して、本発明の有害物質除去部材の場合は、N
O除去率は、72%であり、浄化性能の向上がみられ
た。白色セメントの代わりにポルトランドセメントを用
いてもNOX の浄化性能の向上がみられた。
ルトランドセメント100重量部、砕石195重量部、
砂240重量部及び水31を混練した後、10×20c
mの型枠に該混練物を入れ振動成形してコンクリート基
層を成形した。この上に表面として、白色セメント10
0重量部、砂220重量部及び二酸化チタン粉末25重
量部を水30重量部で混練したものを流し込み成形し
た。得られた成形体は養生した。また比較例としては、
前記の成形体の製造において、砂を除いた混練物を同様
にして成形、養生して有害物質除去部材を製造した。こ
れらの成形体をそれぞれ密閉容器に入れ、実施例1と同
様にしてNO除去率の測定を行った。比較例の有害物質
除去部材を使用したときは、NO除去率は、60%であ
るのに対して、本発明の有害物質除去部材の場合は、N
O除去率は、72%であり、浄化性能の向上がみられ
た。白色セメントの代わりにポルトランドセメントを用
いてもNOX の浄化性能の向上がみられた。
【0027】〔実施例5〕実施例4に記載の表面層の混
練物として、白色セメント100重量部、砂220重量
部、二酸化チタン粉末25重量部及び消石灰30重量部
を水30重量部で混練したものを流し込み成形した。得
られた成形体は養生した。また比較例としては、前記の
成形体の製造において、砂を除いた混練物を同様にして
成形、養生して有害物質除去部材を製造した。これらの
成形体をそれぞれ密閉容器に入れ、実施例1と同様にし
てNO除去率の測定を行った。この際、成形体に上から
雨のように水をふりかけた。比較例の有害物質除去部材
を使用したときは、NO除去率は、60%であるのに対
して、本発明の有害物質除去部材の場合は、NO除去率
は、74%であり、浄化性能の向上がみられると共に、
更に比較例では酸性の水が得られたのに対して本発明で
は、中性乃至弱アルカリ性の水が得られ、自然環境保護
の観点からも好ましいものであった。
練物として、白色セメント100重量部、砂220重量
部、二酸化チタン粉末25重量部及び消石灰30重量部
を水30重量部で混練したものを流し込み成形した。得
られた成形体は養生した。また比較例としては、前記の
成形体の製造において、砂を除いた混練物を同様にして
成形、養生して有害物質除去部材を製造した。これらの
成形体をそれぞれ密閉容器に入れ、実施例1と同様にし
てNO除去率の測定を行った。この際、成形体に上から
雨のように水をふりかけた。比較例の有害物質除去部材
を使用したときは、NO除去率は、60%であるのに対
して、本発明の有害物質除去部材の場合は、NO除去率
は、74%であり、浄化性能の向上がみられると共に、
更に比較例では酸性の水が得られたのに対して本発明で
は、中性乃至弱アルカリ性の水が得られ、自然環境保護
の観点からも好ましいものであった。
【0028】〔実施例6〕実施例4に記載の表面層の混
練物に、更に高性能減水剤0.6重量部を添加した以外
は、実施例4と同様にして本発明の成形体かなる有害物
質除去部材を製造し、実施例4と同様にNO除去率の測
定を行った。得られた成形体は均一に分散され、その結
果、NOの除去率が向上した。
練物に、更に高性能減水剤0.6重量部を添加した以外
は、実施例4と同様にして本発明の成形体かなる有害物
質除去部材を製造し、実施例4と同様にNO除去率の測
定を行った。得られた成形体は均一に分散され、その結
果、NOの除去率が向上した。
【0029】〔実施例7〕実施例4に記載の表面層の混
練物に、更に吸着性物質として活性炭25重量部を混合
した以外は、実施例4と同様にして本発明の成形体かな
る有害物質除去部材を製造した。NO除去率の測定は、
以下のNO除去試験方法2で行った。比較例では活性炭
を加えないもので比較したところ、NO除去率は、比較
例に比べて30%〜60%の向上が見られた。なお、吸
着性物質として、ゼオライト、マガディアイト、ペタラ
イトを用いても同様に浄化性能に優れたものが得られ
た。
練物に、更に吸着性物質として活性炭25重量部を混合
した以外は、実施例4と同様にして本発明の成形体かな
る有害物質除去部材を製造した。NO除去率の測定は、
以下のNO除去試験方法2で行った。比較例では活性炭
を加えないもので比較したところ、NO除去率は、比較
例に比べて30%〜60%の向上が見られた。なお、吸
着性物質として、ゼオライト、マガディアイト、ペタラ
イトを用いても同様に浄化性能に優れたものが得られ
た。
【0030】〔NO除去性能試験方法2〕NO除去性能
試験方法1を行う場合において、紫外線ランプを2時間
毎に点灯、消灯を繰り返した。したがって24時間の試
験時間中、ランプが点灯していたのは12時間であっ
た。
試験方法1を行う場合において、紫外線ランプを2時間
毎に点灯、消灯を繰り返した。したがって24時間の試
験時間中、ランプが点灯していたのは12時間であっ
た。
【0031】〔実施例8〕実施例5に記載の表面層の混
練物に、更に吸着性物質として活性炭25重量部を混合
した以外は、実施例5と同様にして本発明の成形体かな
る有害物質除去部材を製造した。NO除去率の測定は、
以下のNO除去試験方法2で行った。比較例では活性炭
を加えないもので比較したところ、NO除去率は、比較
例に比べて30%〜60%の向上が見られた。更に消石
灰が添加されているので、中性乃至弱アルカリ性の水が
得られ、自然環境保護の観点からも好ましいものであっ
た。
練物に、更に吸着性物質として活性炭25重量部を混合
した以外は、実施例5と同様にして本発明の成形体かな
る有害物質除去部材を製造した。NO除去率の測定は、
以下のNO除去試験方法2で行った。比較例では活性炭
を加えないもので比較したところ、NO除去率は、比較
例に比べて30%〜60%の向上が見られた。更に消石
灰が添加されているので、中性乃至弱アルカリ性の水が
得られ、自然環境保護の観点からも好ましいものであっ
た。
【0032】〔実施例9〕実施例1と同じ有害物質除去
部材を製造した。NO除去試験方法1において、NOガ
スにかえ、メチルメルカプタンを用いた以外,同様にし
てこの有害物質除去部材の性能を調べた。砂の有無によ
り本発明の有害物質除去部材は、比較例の有害物質除去
部材を使用したときは、メチルメルカプタンの除去率
は、40%であるのに対して、本発明の有害物質除去部
材の場合は、メチルメルカプタンの除去率は、55%で
あり、悪臭の除去率の向上したものが得られた。なお、
硫化水素、アンモニアについても本発明の有害物質除去
部材を用いて同様に試験したところ、十分な悪臭の除去
ができた。
部材を製造した。NO除去試験方法1において、NOガ
スにかえ、メチルメルカプタンを用いた以外,同様にし
てこの有害物質除去部材の性能を調べた。砂の有無によ
り本発明の有害物質除去部材は、比較例の有害物質除去
部材を使用したときは、メチルメルカプタンの除去率
は、40%であるのに対して、本発明の有害物質除去部
材の場合は、メチルメルカプタンの除去率は、55%で
あり、悪臭の除去率の向上したものが得られた。なお、
硫化水素、アンモニアについても本発明の有害物質除去
部材を用いて同様に試験したところ、十分な悪臭の除去
ができた。
【0033】〔実施例10〕実施例4に記載の本発明の
有害物質除去部材及び比較例の有害物質除去部材の二酸
化チタンの量を表1の如くかえて製造し、日光の当たら
ない場所でかつ湿気の多い作業場の外壁材として用い、
6ヵ月後、黴の状態を調査し、表2の結果を得た。黴の
状態を、僅かに付着している場合、僅少;全く付着して
いない場合、良;として評価した。
有害物質除去部材及び比較例の有害物質除去部材の二酸
化チタンの量を表1の如くかえて製造し、日光の当たら
ない場所でかつ湿気の多い作業場の外壁材として用い、
6ヵ月後、黴の状態を調査し、表2の結果を得た。黴の
状態を、僅かに付着している場合、僅少;全く付着して
いない場合、良;として評価した。
【0034】
【表1】
【0035】〔実施例11〕白色セメント100重量
部、砂220重量部、二酸化チタン粉末25重量部、炭
酸ナトリウム3重量部及び水30重量部を混練した後、
10×20cmの型枠に該混練物を入れ振動成形して成
形体を成形した。この試験体は養生後、粉砕して粒径1
〜10mmの有害物質除去部材とした。ついで、この有
害物質除去部材を入り口と出口のある透明容器に入れ、
実施例1に記載のNO除去試験方法1でNO除去率の測
定を行った。実施例1の有害物質除去部材を使用したと
きは、NO除去率は、73%であるのに対して、強塩基
と弱酸の塩を含有する有害物質除去部材の場合は、NO
除去率は、78%であり、浄化性能の向上がみられ、ま
た実施例1のものよりも長期間の持続性を有していた。
なお、NOxばかりでなくエチレン、メルカプタンにつ
いても、同様に試験したところ、優れた分解効率で分解
できることがわかった。
部、砂220重量部、二酸化チタン粉末25重量部、炭
酸ナトリウム3重量部及び水30重量部を混練した後、
10×20cmの型枠に該混練物を入れ振動成形して成
形体を成形した。この試験体は養生後、粉砕して粒径1
〜10mmの有害物質除去部材とした。ついで、この有
害物質除去部材を入り口と出口のある透明容器に入れ、
実施例1に記載のNO除去試験方法1でNO除去率の測
定を行った。実施例1の有害物質除去部材を使用したと
きは、NO除去率は、73%であるのに対して、強塩基
と弱酸の塩を含有する有害物質除去部材の場合は、NO
除去率は、78%であり、浄化性能の向上がみられ、ま
た実施例1のものよりも長期間の持続性を有していた。
なお、NOxばかりでなくエチレン、メルカプタンにつ
いても、同様に試験したところ、優れた分解効率で分解
できることがわかった。
【0036】〔実施例12〕セメントクリンカーに二酸
化チタン及び石膏を混合し、粉砕して得た水硬性混合物
(白色セメント4:二酸化チタン粉末1)125重量
部、砂220重量部、炭酸ナトリウム3重量部及び水3
0重量部を混練した以外は、実施例11と同様にして有
害物質除去部材を製造した。この方法で製造した場合に
は、セメントに二酸化チタン粉末を混合する方法よりN
Ox浄化機能が優れていた。
化チタン及び石膏を混合し、粉砕して得た水硬性混合物
(白色セメント4:二酸化チタン粉末1)125重量
部、砂220重量部、炭酸ナトリウム3重量部及び水3
0重量部を混練した以外は、実施例11と同様にして有
害物質除去部材を製造した。この方法で製造した場合に
は、セメントに二酸化チタン粉末を混合する方法よりN
Ox浄化機能が優れていた。
【0037】
【発明の効果】本発明の有害物質除去部材は、水硬性化
合物、骨材、光触媒及び水からなる混合物から得られた
水和凝集物であり、特に骨材を混合したことにより空隙
ができ、光触媒の露出度が増大して光吸収率を向上させ
ることができ、その結果、優れた有害物質の除去性能乃
至浄化性能が得られるものである。また前記有害物質除
去部材に消石灰が含有していることによりpHが向上
し、その結果有害物質中、特にNOX を可溶性塩として
光触媒の系外に排出することにより光触媒の浄化効率を
向上させると共に自然環境の保護に好ましい有害物質除
去部材が得られる。
合物、骨材、光触媒及び水からなる混合物から得られた
水和凝集物であり、特に骨材を混合したことにより空隙
ができ、光触媒の露出度が増大して光吸収率を向上させ
ることができ、その結果、優れた有害物質の除去性能乃
至浄化性能が得られるものである。また前記有害物質除
去部材に消石灰が含有していることによりpHが向上
し、その結果有害物質中、特にNOX を可溶性塩として
光触媒の系外に排出することにより光触媒の浄化効率を
向上させると共に自然環境の保護に好ましい有害物質除
去部材が得られる。
【0038】また本発明において、混合物に強塩基と弱
酸の水溶性塩を含有していることにより、NOxの分解
で生じた硝酸イオンをpHの緩衝作用のある前記水溶性
塩によって中和してNOx浄化機能の低下を防止するこ
とができる。また本発明では、前記混合物に高性能減水
剤を含有していることにより、混合物を均一に分散する
ことができるので、したがって、光触媒も均一に存在し
て光吸収作用に寄与することができる。更にまた前記混
合物に活性炭を含有していることにより、昼間、光が当
たっている状態では、有害物質は分解除去され、更に夜
間では、有害物質は吸着性物質に吸着されて除去され
る。更にまた昼間になり光が当たると吸着性物質に吸着
された有害物質が放出され光によって分解除去される。
したがって、昼夜に渡って有害物質の除去が可能となる
という優れた浄化性能を有するものである。
酸の水溶性塩を含有していることにより、NOxの分解
で生じた硝酸イオンをpHの緩衝作用のある前記水溶性
塩によって中和してNOx浄化機能の低下を防止するこ
とができる。また本発明では、前記混合物に高性能減水
剤を含有していることにより、混合物を均一に分散する
ことができるので、したがって、光触媒も均一に存在し
て光吸収作用に寄与することができる。更にまた前記混
合物に活性炭を含有していることにより、昼間、光が当
たっている状態では、有害物質は分解除去され、更に夜
間では、有害物質は吸着性物質に吸着されて除去され
る。更にまた昼間になり光が当たると吸着性物質に吸着
された有害物質が放出され光によって分解除去される。
したがって、昼夜に渡って有害物質の除去が可能となる
という優れた浄化性能を有するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E01C 19/00 (72)発明者 神谷 清志 埼玉県大宮市北袋町一丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社セメント研究所内
Claims (5)
- 【請求項1】水硬性化合物、骨材、光触媒及び水からな
る混合物から得られた水和凝集物であることを特徴とす
る有害物質除去部材。 - 【請求項2】混合物に消石灰を含有していることを特徴
とする請求項1に記載の有害物質除去部材。 - 【請求項3】混合物に強塩基と弱酸の水溶性塩を含有し
ていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
有害物質除去部材。 - 【請求項4】混合物に高性能減水剤を含有していること
を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
有害物質除去部材。 - 【請求項5】混合物に吸着性物質を含有していることを
特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の有
害物質除去部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9098846A JPH10272355A (ja) | 1997-01-28 | 1997-04-16 | 改良された有害物質除去部材 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1379197 | 1997-01-28 | ||
JP9-13791 | 1997-01-28 | ||
JP9098846A JPH10272355A (ja) | 1997-01-28 | 1997-04-16 | 改良された有害物質除去部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10272355A true JPH10272355A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=26349633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9098846A Pending JPH10272355A (ja) | 1997-01-28 | 1997-04-16 | 改良された有害物質除去部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10272355A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6589912B2 (en) * | 1999-07-01 | 2003-07-08 | Hiroshi Kawai | Composition for being sprayed on foliage of plant and use of the same |
US7300514B2 (en) * | 2002-10-03 | 2007-11-27 | Ciments Francais | Photocatalytic granular mixture for mortar and concrete and its use |
JP2009214027A (ja) * | 2008-03-11 | 2009-09-24 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 多孔質浄化材料及びそれを用いた多孔質フィルターによる浄化方法 |
JP2009214029A (ja) * | 2008-03-11 | 2009-09-24 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 多孔質浄化材料及びそれを用いた多孔質フィルターによる浄化方法 |
CN115073049A (zh) * | 2022-05-23 | 2022-09-20 | 唐山冀东水泥外加剂有限责任公司 | 一种聚羧酸减水剂及其制备方法及使用方法 |
-
1997
- 1997-04-16 JP JP9098846A patent/JPH10272355A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6589912B2 (en) * | 1999-07-01 | 2003-07-08 | Hiroshi Kawai | Composition for being sprayed on foliage of plant and use of the same |
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US7556683B2 (en) | 2002-10-03 | 2009-07-07 | Ciments Francais | Photocatalytic granular mixture for mortar and concrete and its use |
JP2009214027A (ja) * | 2008-03-11 | 2009-09-24 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 多孔質浄化材料及びそれを用いた多孔質フィルターによる浄化方法 |
JP2009214029A (ja) * | 2008-03-11 | 2009-09-24 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 多孔質浄化材料及びそれを用いた多孔質フィルターによる浄化方法 |
CN115073049A (zh) * | 2022-05-23 | 2022-09-20 | 唐山冀东水泥外加剂有限责任公司 | 一种聚羧酸减水剂及其制备方法及使用方法 |
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