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JPH10262017A - Sdh多重伝送システム及びその装置 - Google Patents

Sdh多重伝送システム及びその装置

Info

Publication number
JPH10262017A
JPH10262017A JP9066896A JP6689697A JPH10262017A JP H10262017 A JPH10262017 A JP H10262017A JP 9066896 A JP9066896 A JP 9066896A JP 6689697 A JP6689697 A JP 6689697A JP H10262017 A JPH10262017 A JP H10262017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
end device
signal
byte
protection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9066896A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Abe
聡 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP9066896A priority Critical patent/JPH10262017A/ja
Priority to US08/915,012 priority patent/US6061329A/en
Publication of JPH10262017A publication Critical patent/JPH10262017A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/16Time-division multiplex systems in which the time allocation to individual channels within a transmission cycle is variable, e.g. to accommodate varying complexity of signals, to vary number of channels transmitted
    • H04J3/1605Fixed allocated frame structures
    • H04J3/1611Synchronous digital hierarchy [SDH] or SONET
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/02Details
    • H04J3/14Monitoring arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J2203/00Aspects of optical multiplex systems other than those covered by H04J14/05 and H04J14/07
    • H04J2203/0001Provisions for broadband connections in integrated services digital network using frames of the Optical Transport Network [OTN] or using synchronous transfer mode [STM], e.g. SONET, SDH
    • H04J2203/0028Local loop
    • H04J2203/003Medium of transmission, e.g. fibre, cable, radio
    • H04J2203/0035Radio
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J2203/00Aspects of optical multiplex systems other than those covered by H04J14/05 and H04J14/07
    • H04J2203/0001Provisions for broadband connections in integrated services digital network using frames of the Optical Transport Network [OTN] or using synchronous transfer mode [STM], e.g. SONET, SDH
    • H04J2203/0051Network Node Interface, e.g. tandem connections, transit switching
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J2203/00Aspects of optical multiplex systems other than those covered by H04J14/05 and H04J14/07
    • H04J2203/0001Provisions for broadband connections in integrated services digital network using frames of the Optical Transport Network [OTN] or using synchronous transfer mode [STM], e.g. SONET, SDH
    • H04J2203/0057Operations, administration and maintenance [OAM]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
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    • H04J2203/006Fault tolerance and recovery

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 SDH多重伝送システムに関し、簡単な構成
により受端局で予備回線使用有無の状態を的確に判別で
きるSDH多重伝送システムの提供を課題とする。 【解決手段】 送端装置と受端装置とがN+1冗長構成
の回線を介して接続するSDH多重伝送システムにおい
て、送端装置は現用として不使用中の予備回線に送信す
るSTMフレームのオーバヘッドにSDH規格に違反す
る所定の情報を搭載して送信し、受端装置は前記予備回
線の受信STMフレームを監視すると共に、そのオーバ
ヘッドに搭載された前記所定の情報につき所定の違反検
出条件を満足したことにより該予備回線が現用として不
使用中と判別する。違反情報としてはH1,MS−RE
I,STM−ID等のバイト情報がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はSDH多重伝送シス
テム及びその装置に関し、更に詳しくは送端装置と受端
装置とがN+1冗長構成の回線を介して接続するSDH
多重伝送システム及びその装置に関する。近年、通信網
のSDH(Synchronous Digital Hierarchy) 化に伴い、
光伝送装置は元より、無線伝送装置でもPDH(Presico
hronous Digital Hierarchy)方式からSDH方式ヘの移
行が進められている。
【0002】
【従来の技術】図14に従来のPDHディジタル多重無
線伝送システムの構成を示す。図において、端局装置3
00,400は無線回線を介して対向しており、中間に
中継器(不図示)が介在していても良い。各端局装置3
00,400は上り下り回線につき夫々に一対の送/受
端装置300T/R,400T/Rを備えており、双方
向通信が可能である。
【0003】送端装置300Tにおいて、TBBIFは
送端局ベースバンドインタフェース、TSWは回線切替
用送端スイッチ、MODは変調部、TXは送信部、TB
SCは送端局回線切替制御部、TTCUは送端局タイミ
ング制御部、PGはパターン発生部である。受端装置4
00Tにおいて、RXは受信部、DEMは復調部、RS
Wは回線切替用受端スイッチ、RBBIFは受端局ベー
スバンドインタフェース、RBSCは受端局回線切替制
御部、RTCUは受端局タイミング制御部、PDはパタ
ーン検査部である。
【0004】一般にこの種のシステムはN+1(図は2
+1)冗長構成を採用しており、現用回線MCH1/2
においてフェージング等の影響により通信障害が発生す
ると、予備回線PCHに切り替えて通信を継続する。切
替速度としては、フェージングの速さに追従するため1
0msecのレベルが要求されている。その際には、回
線を切り替えても送受端間におけるフレーム同期を維持
出来るように、各チャネルのデータ送信位相を自局のフ
レーム同期用信号FPに合わせている。
【0005】これを具体的に言うと、例えば上り回線の
主信号MCH1は、その受信再生クロック信号CLK´
により一旦TBBIF1内のエラスチックバッファ(不
図示)に格納され、その後、TTCUのフレーム同期用
信号FPに同期してクロック信号CLKにより順次読み
出される。該信号MCH1はTSW1を介してMOD1
に至り、ここで多値QAM等による無線信号に変調さ
れ、TX1を介して送信される。一方、受信側におい
て、該信号MCH1はRX1で受信・増幅され、DEM
1でディジタル信号に復調される。更にRSW1を介し
てRBBIF1に至り、その受信再生クロック信号CL
K´によりRBBIF1内のエラスチックバッファ(不
図示)に一旦格納される。主信号MCH2についても同
様である。こうして無線区間の位相同期が得られ、予備
回線への瞬時切替及び切戻しが可能となっている。
【0006】図15は従来の回線切替制御を説明する図
である。例えば受端局のDEM1で現用回線MCH1の
無線障害を検出すると、その旨をRBSCに知らせ、こ
れによりRBSCはステップS11以降の処理に入力す
る。ステップS11では、まず予備系PCH(回線、D
EMP等)の障害有無を調べ、障害が無い場合は、更に
ステップS12で該予備系が他の現用系により使用中か
否かを調べる。使用中でもない場合は、ステップS13
で下り回線を使用して送端局にTSW1の切替命令を送
出し、ステップS14では送端局からのTSW1の切替
応答を待つ。
【0007】送端局では、TBSCが切替命令を受けた
事によりステップS1でTSW1を予備系に切替え、ス
テップS2ではTSW1の切替応答を受端局に返送す
る。受端局のRBSCはステップS14でTSW1の応
答確認が得られると、ステップS15ではRSW1に切
替命令を送出する。そして、ステップS16ではRSW
1からの切替応答を待ち、その応答確認が得られると、
回線切替完了の状態となる。
【0008】しかし、上記ステップS11で予備系に障
害が有る場合、又はステップS12で予備系が他の現用
系により使用中の場合、又はステップS1でTSW1が
動作せず、このためにステップS15で応答確認が得ら
れない場合、又はステップS15でRSW1が動作せ
ず、このためにステップS16で応答確認が得られない
場合、等には回線切替不可の状態となる。
【0009】この様にN+1冗長構成のシステムでは、
受端局で現用回線の障害を検出した場合に、RBSCは
送信側に回線切替命令を送信する前提条件として、少な
くとも予備回線の受信に障害が無い事、及び予備回線が
空いている事を調べる必要がある。しかるに、受端局の
RBSCでは、前者(受信障害)の情報はDEMPから
直接に得られるが、後者(予備回線の空き)の情報につ
いては本来的に送端局のTBSC内にあるため、これを
直接には得られない。
【0010】なお、TBSCから回線制御情報を受け取
る方法もあるが、通信制御が煩雑化する上、必ずしも送
端局における回線制御情報と現実の回線切替状態とが一
致していると言う保証は無い。そこで、従来は以下の方
法により予備回線の空き有無の状態を調べていた。図1
6は従来の無線伝送システムの一部構成を示す図で、図
14の予備回線切替有無判定に係る部分の構成を詳細に
示している。
【0011】なお、図14のTSWP,RSWPは予備
回線をオケージョナルな用途で使用する場合に必要とな
るものであり、以下の説明とは直接関係が無いので省略
している。図において、TPNGは送端局擬似ランダム
信号発生部、RPNGは受端局擬似ランダム信号発生
部、CMPは比較部である。
【0012】TPNGは自局のフレーム同期用信号FP
に同期してクロック信号CLKにより擬似ランダムデー
タPNを発生する。擬似ランダムデータPNを発生する
のは信号レベルを一方に偏らせない為である。TSW1
は、TBSCからのスイッチ切替信号TSC1=0(切
替無し)の時は図示の接続状態にあり、主信号MCH1
はMOD1の側に接続し、かつ図の下側(串刺しライ
ン)からの擬似ランダムデータPNはMODPの側に接
続する。TSW2についても同様である。
【0013】従って、回線切替が行われていない状態で
は、各主信号MCH1,2は夫々現用回線側に接続する
と共に、TPNGが発生した擬似ランダムデータPNは
TSW1,2を縦に貫く串刺しラインを介して予備系の
MODPに至り、ここでフレーム同期用信号SYNが付
加され、予備回線PCHに送信される。受端局のDEM
Pでは、受信フレームに同期を取ると共に、フレーム同
期用信号FP´及びクロック信号CLK´を再生し、こ
れにより擬似ランダムデータPNを再生する。一方、受
端局のRPNGはフレーム同期用信号FP´に同期して
クロック信号CLK´により受信PNと同一の擬似ラン
ダムデータPN´を独自に生成しており、CMPは受信
PNと自局の生成PN´とを比較する。これによりCM
Pは、送端局で回線切替が行われていない場合は、PN
=PN´により、予備回線切替有無の判定信号PDAL
M=0(予備回線不使用中)をRBSCに出力し、また
現用系のMCH1/2に回線切替が行われている場合
は、MCH1/2≠PN´により、判定信号PDALM
=1(予備回線使用中)をRBSCに出力する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような擬
似ランダム信号発生部PNDGは一般に高価であり、ま
たシステムの安全な運用の為には受信PNに僅かなビッ
トエラーが存在していても直ちには不一致(PN≠PN
´)と判定しない様な工夫が必要となる。このことがP
Dの構成を一層複雑化させ、装置コストを増大させてい
た。
【0015】なお、有線系SDHシステムでは送受端装
置間におけるK1,K2バイトの授受により障害を起こ
した現用回線の自動切替(APS:Automatic Protection Sw
itch) 制御を行うが、この場合でも受端局において予備
回線の空き有無の状態を事前に把握する必要が有る事に
は変わりは無い。即ち、本発明は無線系SDHシステム
のみならず有線系SDHシステムに適用しても有用であ
る。
【0016】また、上記有線系SDHシステムにおける
切替要求速度は50msec程度であるため、その自動
切替制御をそのまま無線系SDHシステムに適用したと
してもフェージングの速さには追従できない。本発明は
上記従来技術に鑑み成されたものであり、その目的とす
る所は、簡単な構成により受端局で予備回線使用有無の
状態を的確に判別できるSDH多重伝送システム及びそ
の伝送装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の課題は例えば図1
の構成により解決される。即ち、本発明(1)のSDH
多重伝送システムは、送端装置と受端装置とがN+1冗
長構成の回線を介して接続するSDH多重伝送システム
において、前記送端装置は現用として不使用中の予備回
線PCHに送信するSTMフレームのオーバヘッドにS
DH規格を利用して所定の情報を搭載して送信し、前記
受端装置は予備回線PCHの受信STMフレームを監視
すると共に、そのオーバヘッドに搭載された前記所定の
情報につき所定の違反検出条件を満足したことにより予
備回線PCHが現用として不使用中と判別するものであ
る。
【0018】SDHシステムでは空き中の予備回線でも
STMフレームを転送し、予め受信同期を確立しておく
ことが好ましい。本発明(1)では、この様なSTMフ
レームのオーバヘッドを利用して、空き中の予備回線に
は所定の情報(例えば違反情報)を搭載して受端装置に
該予備回線が空き中の旨を判別させ、また現用として使
用中の予備回線には正規の主信号を転送する事により受
端装置に該予備回線が現用で使用中の旨を判別させる。
この様な違反情報の挿入及び判別は比較的簡単な構成で
実現出来ると共に、STMフレームの有効利用が図れ
る。
【0019】なお、上記予備回線への違反情報の挿抜方
法には幾つか考えられる。例えば違反情報を串刺しライ
ンの末端に加えた場合は、送端スイッチTSW1/2の
切替動作に連動して違反情報が自動的に挿抜される。又
は、違反情報を串刺しラインの末端に加える代わりに、
送端スイッチ切替用制御信号のON/OFFに連動して
違反情報信号を別途回路により消滅/発生させ、これを
串刺しラインの信号と切り替えて予備回線送端部TXP
の入力とする様に構成しても良い。
【0020】また、上記SDH規格に違反する所定の情
報とは、フレーム同期用バイトA1,A2を除き、SD
H規格により固定された値(ビットパターン)又はその
範囲から外れるような様々な情報を言う。SDH規格に
よる内容の固定の時期は現在、将来を問わない。また、
例えば送端局で正規の情報を送っても途中の伝送誤り等
により受端局では違反情報となる場合がある。逆に送端
局で違反情報を送っても受端局では正規の情報となる場
合がある。そこで、上記所定の違反検出条件が満足され
た場合とは、好ましくは違反情報が複数回連続して検出
された様な場合を言う。逆の判定も同様である。
【0021】好ましくは、本発明(2)においては、上
記本発明(1)において、送端装置はオーバヘッドのH
1バイト(AUポインタ)に規格に基づく情報を搭載し
て送信し、受端装置は受信オーバヘッドのH1バイトに
つき所定の違反条件を監視する。また好ましくは、本発
明(3)においては、上記本発明(1)において、送端
装置はオーバヘッドのMS−REIバイトに違反情報を
搭載して送信し、受端装置は受信オーバヘッドのMS−
REIバイトにつき所定の違反条件を監視する。
【0022】また好ましくは、本発明(4)において
は、上記本発明(1)において、送端装置はオーバヘッ
ドのSTM−IDバイトに違反情報を搭載して送信し、
受端装置は受信オーバヘッドのSTM−IDバイトにつ
き所定の違反条件を監視する。上記本発明(2)〜
(4)については、既にSDH規格によりバイト情報の
ビットパターン又はバイト情報の取り得る値の範囲が規
定されており、これらの情報に違反を加えることで、予
備回線の空き有無の状態を能率良く判別できる。
【0023】また上記の課題は例えば図10,図11の
構成により解決される。即ち、本発明(5)のSDH多
重伝送システムは、送端装置と受端装置とがN+1冗長
構成の回線を介して接続するSDH多重伝送システムに
おいて、前記送端装置は現用として不使用中の予備回線
PCHに送信するマルチSTMフレームの各RSセクシ
ョントレースバイトRS−STに該予備回線に固有の情
報を搭載して送信し、前記受端装置は前記予備回線の受
信マルチSTMフレームから得られた各RSセクション
トレースバイトRS−STと自己の予備回線に固有の情
報とを比較すると共に、両者間の一致検出により前記予
備回線が現用として不使用中と判別するものである。
【0024】SDH規格によれば、送受端装置間で回線
毎に最大15ASCIIコードから成る文字列をマルチ
STMフレームの各RSセクショントレースバイトRS
−STに搭載して転送可能である。そこで、予め送受端
装置間で回線毎に固有の文字列を設定しておき、これら
を送受端装置間で転送し、受端装置側で検査する。これ
を図11(B)に従い具体的に説明すると、送端装置は
空き中の予備回線PCHの各RS−STバイトに文字列
「APCH→BPCH」を順次搭載してマルチSTMフ
レーム転送する。受端装置では予備回線PCHの受信文
字列「APCH→BPCH」と自局で保持する該予備回
線に固有の文字列「APCH→BPCH」とが一致する
事により、予備回線PCHが現用として不使用中と判別
する。なお、現用回線MCH1でも受信文字列「AMC
H1→BMCH1」と該現用回線MCH1に固有の文字
列「AMCH1→BMCH1」とが一致する。
【0025】次に、送端装置の側で予備回線PCHを例
えば現用MCH1の側に切り替えると、この場合の予備
回線PCHには現用MCH1で正規に生成された該MC
H1に固有の文字列「AMCH1→BMCH1」が送信
される。その結果、受端装置の予備回線PCHでは文字
列「AMCH1→BMCH1」を受信する事となり、該
予備回線PCHに固有の文字列「APCH→BPCH」
と一致しない。これにより予備回線PCHが現用として
使用中と判別する。
【0026】好ましくは、本発明(6)においては、上
記本発明(5)において、送端装置と受端装置とがN+
1冗長構成の無線回線を介して接続すると共に、送端装
置は自己の予備回線の変調部MODPで該予備回線に固
有の情報を挿入し、受端装置は自己の予備回線の復調部
DEMPで比較一致検出を行う。一般に予備回線は、主
信号ラインに予備の回線を提供するのが主目的であるか
ら、独自のオーバヘッド処理機能を備えない場合も少な
く無い。係る場合でも、予備回線の変調部MODPと復
調部DEMPとを利用すれば、簡単な上記オーバヘッド
処理機能を容易に実現できる。また変復調部間で対応を
取る事により、変復調部間における信号ケーブル等の誤
接続等を有効に防止出来る。
【0027】また上記の課題は例えば図12の構成によ
り解決される。即ち、本発明(7)のSDH多重伝送シ
ステムは、送端装置と受端装置とがN+1冗長構成の回
線を介して接続するSDH多重伝送システムにおいて、
前記送端装置は現用として不使用中の予備回線に送信す
るSTMフレームのBIP−24パリティーバイトを1
フレームおきに反転させて送信し、前記受端装置は前記
予備回線の受信STMフレームにつきBIP−24パリ
ティーバイトによるパリティー検査を行うと共に、所定
のパリティーエラー検出条件が満足されたことにより前
記予備回線が現用として不使用中と判別するものであ
る。
【0028】BIP−24パリティーバイトによるパリ
ティー検査は正規の受信STMフレームについても時々
パリティーエラーと成り得るが、本発明(7)では、不
使用中の予備回線に送信するBIP−24パリティーバ
イト(B2バイト)を1フレームおきに反転させる事に
より受端装置では毎回強制的にパリティー検査エラーと
なる。従って、簡単な構成により予備回線の空き有無の
状態を的確に判別出来る。
【0029】また上記の課題は例えば図3の構成により
解決される。即ち、本発明(8)の送端装置は、送端装
置と受端装置とがN+1冗長構成の回線を介して接続す
るSDH多重伝送システムの前記送端装置において、入
力の主信号を現用回線MCH1,2に接続するための主
信号ラインと、何れかの入力の主信号を予備回線PCH
に接続するための刺し信号ラインとを備えると共に、回
線切替信号TSCの消勢により入力の主信号ラインを出
力の主信号ラインに、かつ入力の串刺し信号ラインを出
力の串刺し信号ラインに夫々接続し、また前記回線切替
信号の付勢により入力の主信号ラインを出力の串刺し信
号ラインに接続し、かつ入力の串刺し信号ラインを切断
する回線切替用送端スイッチTSWと、前記回線切替用
送端スイッチの入力の串刺し信号ラインに介在し、かつ
選択信号の消勢により入力の串刺し信号ラインを前記回
線切替用送端スイッチの入力の串刺し信号ラインに接続
し、また前記選択信号の付勢により他の入力端子の信号
を前記回線切替用送端スイッチの入力の串刺し信号ライ
ンに接続するセレクタSELとを、装置に挿抜可能なス
イッチモジュールSMとして一体的に備え、任意N個の
前記スイッチモジュールを装置に連装すると共に、最終
のスイッチモジュールの前記選択信号のみを付勢(LA
ST信号を印加)することによりN+1冗長構成の前記
串刺し信号ラインに所定の信号SXDを加えるものであ
る。
【0030】本発明(8)においては、例えば図示の如
く2個のスイッチモジュールSM1,2を装置に連装す
ると共に、その最終スイッチモジュールSM2の選択信
号のみを付勢(LAST信号を印加)することにより、
2+1冗長構成のシステムを容易に形成出来、かつその
際の全串刺し信号ラインに所定の信号FXDを加えられ
る。又は、例えば8個のスイッチモジュールSM1〜8
を装置に連装すると共に、その最終スイッチモジュール
SM8の選択信号のみを付勢することにより、8+1冗
長構成のシステムを様に形成出来、かつその際の全串刺
し信号ラインに所定の信号FXDを加えられる。従っ
て、任意のN+1冗長構成のシステムに柔軟に対応で
き、またスイッチモジュールSMの共通化により、回路
の量産効果(低価格化)が実現出来る。
【0031】好ましくは、本発明(9)においては、上
記本発明(8)において、セレクタSELの他の入力端
子に加える所定の信号はSDHのオーバヘッドに関する
1又は2以上の規格に違反する固定の情報である。上記
2以上の規格に違反する固定の情報とは、例えばH1バ
イトの規格に違反すると同時にMS−REIバイトの規
格にも違反する様な固定のバイト情報である。従って、
1個の違反情報を異なる種類の検査方式で利用出来る。
又は1個の違反情報に対して異なる種類の検査方式によ
る多重の検査を行える。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
好適なる複数の実施の形態を詳細に説明する。なお、全
図を通して同一符号は同一又は相当部分を示すものとす
る。図13はSTM−1(Synchronous Transport Modul
e Level One)のフレームフォーマットを示す図で、以下
に標準規格の概要を説明する。
【0033】図13(A)において、STM−1はSD
Hの基本となる多重単位であり、9行270列のバイト
配列で表現される。1フレーム周期は125μsである
ので、9×270×8×1/125μs=155.52
Mb/s のビットレートを有する。先頭の9行9列は
セクションオーバヘッド(SOH)とAUポインタとか
ら成り、続く9行261列は多重化情報を収容するペイ
ロードである。
【0034】図13(B)において、最初の3行9列は
中継セクションオーバヘッド(RSOH)と呼ばれ、中
継器相互間及び中継器と端局装置間のデータ伝送管理に
使用される。ここで、A1,A2はフレーム同期用バイ
トであり、A1=「11110110」,A2=「00
101000」の各固定ビットパターンから成る。な
お、実際にはA1,A2の境目を中心に前後の所要バイ
ト数を使用してフレーム同期を得る。C1はSTM−N
の識別用バイトであり、STM−1フレームの場合はC
1=「00000001」とされる。B1はBIP(Bit
Interleaved Parity)−8方式の符号誤り監視用バイト
であり、nフレーム目のスクランブル後の全情報につき
8ビット毎のビットインタリーブパリティー演算を行
い、得られた1バイト分の演算結果(偶数パリティー)
をn+1フレーム目のスクランブル前のB1バイトに挿
入する。更に、E1は中継器相互間及び中継器と端局装
置間の音声打合せ用バイト、F1はネットワーク管理者
が自由に使用するバイト、D1〜D3は中継器相互間及
び中継器と端局装置間で監視制御情報の転送を行う19
2kb/sのデータ通信チャネル(DCC:Data Communicat
ion Channel)用バイトである。
【0035】第4行目はAU(Administrative Unit) ポ
インタと呼ばれ、バーチャルコンテナVC3/4のペイ
ロードへの搭載位置等を管理する。詳細は後述する。続
く5行9列は端局セクションオーバヘッド(MSOH)
と呼ばれ、端局装置相互間のデータ伝送管理に使用され
る。ここで、B2はBIP−24方式の符号誤り監視用
バイトであり、nフレーム目のスクランブル前のRSO
Hを除いた全情報につき24ビット毎のビットインタリ
ーブパリティー演算を行い、得られた3バイト分の演算
結果(偶数パリティー)をn+1フレーム目のスクラン
ブル前のB2バイトに挿入する。K1,K2は回線の自
動切替(APS:Automatic Protection Switch) 用バイトで
あり、回線や中継器等の障害に対し、端局装置間におけ
る警告表示と、切替制御信号の授受に使用される。更
に、D4〜D12は端局装置間で監視制御情報の転送を
行う576kb/sのデータ通信チャネル(DCC)用
バイト、Z1,Z2は国際的使用に予約されたバイト、
E2は端局装置間の音声打合せ用バイトである。
【0036】また、図中の×印は国内的使用に予約され
たバイト、*印はデータスクランブルされないバイト、
△印はメディアに依存したバイト、空白は将来の国際標
準化にリザーブされたバイトである。なお、SDHに関
する標準規格は全てが確定した訳ではなく、現在迄にも
一部について新たな規定の追加や変更が行われている。
【0037】例えば第2行第8列目のバイト(○印)
は、RS−TSバイト(RS Section Trace Byte) と呼ば
れ、マルチフレーム転送時の各STM−1フレームのR
S−STバイトに最大15文字から成るASCIIコー
ドの文字列を1文字づつ搭載して転送できる。但し、こ
のセクショントレース機能についてはRSOHのC1バ
イトを使用して行う旨の規定もある。
【0038】また第9行第6列目のZ2バイトは、MS
−REIバイト(MS Remote Error Indication Byte) 又
はM1バイトと呼ばれ、受端局で受信STM−1フレー
ムにつきBIP−24の検査をした結果のビットエラー
カウント数を送信STM−1フレームのMS−REIバ
イトに搭載して送端局に知らせる(フィードバックす
る)ことが可能である。
【0039】なお、RS−ST,MS−REIを含む上
記各バイトは以下の各実施の形態でも適宜参照される
が、上記規格に不確定の要素が有ることから、各バイト
は、その位置や名称に捕らわれることなく、各バイトの
有する機能に着目して説明されるものである事に注意さ
れたい。図2に実施の形態によるSDH多重無線伝送シ
ステムの構成を示す。
【0040】図において、SDH規格に準拠する各端局
装置100,200は無線回線を介して対向しており、
中間に中継器(不図示)が介在していても良い。各端局
装置100,200は上り下り回線につき夫々に一対の
送/受端装置100T/R,200T/Rを備えてお
り、双方向通信が可能である。なお、この種のシステム
は一般にN+M冗長構成を採るが、ここでは説明の簡単
のため2+1冗長構成について説明する。
【0041】本システムの概要を説明すると、SDHシ
ステムでは各端局のTCUに同期網より基準クロック信
号f0 が分配され、これにより網同期が図られる。また
他の非同期網との接続や、端局間の主信号伝送に係る管
理処理は基本的にはTBBIF,RBBIFで行われ
る。即ち、主信号MCH1/2の送信フレームに挿入す
るB2バイトはTBBIF1/2で演算生成され、その
受信フレームのB2バイトによるパリティー検査はRB
BIF1/2で行われる。またK1,K2バイトを使用
した予備回線への自動切替/切戻し(APS制御)の処
理はTBSC,RBSC間で行われる。また送受信間の
フレーム同期に係る処理はMOD,DEM間で行われ
る。即ち、MODP/1/2はA1,A2バイトを生成
(上書)して送信し、DEMP/1/2は受信A1,A
2バイトに基づきフレーム同期検出及びその前方後方の
保護を行う。因みに、フレーム同期の保護段数は前方7
段、後方3段である。
【0042】図3〜図5は第1の実施の形態による無線
伝送システムを説明する図(1)〜(3)であり、本実
施の形態は、送端局より不使用中の予備回線に固定パタ
ーンバイトを含む擬似STM−1フレームを送信すると
共に、受端局では予備回線の受信STM−1フレームの
AUポインタ(H1バイト)を監視し、その監視結果に
基づいて予備回線使用有無の判定を行う場合を示してい
る。
【0043】なお、ここで擬似STM−1フレームと
は、フレーム同期用A1,A2バイト以外は任意のデー
タバイトから成るようなSTM−1フレームを言う。図
3は第1の実施の形態による予備回線使用有無判定に係
る部分の構成を詳細に示しており、図において、SMは
スイッチモジュール、SELはデータセレクタ、AU−
PCKRは予備回線の受信フレームにおけるAUポイン
タの監視を行うAUポインタ検査部である。
【0044】送端局において、TSW1とSEL1とは
対を成しており、これらは好ましくは同一パッケージ
(基板,LSI等)に実装され、装置に挿抜可能な1単
位(スイッチモジュールSM1)を成している。TSW
1にはTBBIF1からの主信号MCH1{データビッ
ト信号DT1〜DT8(各19.44MHzに相当),
クロック信号CLK,フレーム同期用信号FP}が入力
され、このTSW1はTBSCからのスイッチ切替信号
TSC1=0(切替無し)の時は図示の接続状態にあ
る。即ち、主信号MCH1はMOD1の側に接続し、同
時にSEL1の出力はMODPの側に接続する。一方、
SEL1の制御端子は開放(HIGHレベル)にされて
おり、これによりSEL1は端子b側(串刺しラインの
側)の入力を選択する。
【0045】SM2についても同様である。但し、SE
L2の制御端子には、このSM2がが現用系の最終モジ
ュールである旨の選択信号LAST(例えばGNDレベ
ル)が外部からジャンパ等の方法により加えられていお
り、これによりSEL2は端子a側の入力を選択する。
更に、このSEL2のデータ入力端子aには、従来の擬
似ランダムデータPNに代えて、各固定ビットFXD1
〜FXD8から成るデータバイトFXDと、クロック信
号CLK(19.44MHzに相当)と、フレーム同期
用信号FPとが入力されている。データバイトFXDの
一例のビットパターンはFXD=「1100***1」
(但し、*は任意の0/1)であり、好ましくはビット
*の部分は信号レベルが一方に偏らないように選ばれ
る。この様なデータバイトFXDは予めSEL2のLS
I中に組み込んでおき、又は素子外部からジャンパする
等の簡単な方法により容易に生成できる。
【0046】また、SEL2に対するこの様なデータ供
給構造はSEL1に適用しても回路規模の増加はない。
このため各SM1,2は全て回路を共通に構成でき、こ
れにより任意N+1冗長構成のシステムをSMの挿抜の
みで容易に実現出来る。即ち、例えば8+1冗長構成の
システムを実現する場合には、同一のSMを8枚連装す
ると共に、例えばバックプレーンより8枚目のSM8の
SEL8にのみ選択信号LASTを加えれば良い。かく
して、送端局より従来の様な高価なPNGを排除できる
と共に、SMの共通化による量産効果と、システム構成
の柔軟性を同時に実現している。
【0047】係る構成により、予備回線が現用として不
使用の状態(即ち、回線切替が行われていない状態)で
は、各主信号MCH1,2は夫々現用系のMOD1,2
に接続すると共に、SEL2に入力する固定データFX
DはSM2,1を縦に貫く串刺しラインを介して予備系
のMODPに至る。MODPは、全バイトが固定データ
FXDから成るような擬似STM−1フレームの先頭
に、FPに同期してフレーム同期用A1,A2バイトを
付加(上書)すると共に、これらを例えば64QAMに
よる無線信号に変調して、予備回線PCHに送信する。
【0048】受端局のDEMPでは、受信STM−1フ
レームのA1,A2バイトに同期を取ると共に、フレー
ム同期用信号FP´及びクロック信号CLK´を再生
し、各固定データFXDを復調・再生する。AU−PC
KRはフレーム同期用信号FP´に同期して受信STM
−1フレームにおけるAUポインタ(H1バイト)の部
分を監視しており、好ましくは以下のSDH規格に準拠
した方法で、予備回線の空き有無判定処理を行う。
【0049】図4(A)にAUポインタの構成(VC−
3の1個分に対応)を示す。H1バイトの先頭4ビット
はNビットと呼ばれ、新規データフラグ(NDF:NewData
Flag)を表す。Nビットは後の10ビットポインタ値の
変更制御等に使用される。即ち、ペイロードが変化した
場合は、Nビット=「1001」(変化あり)と成して
ポインタ値を即座に書換え、新たな同期状態に瞬時に移
行できる。またポインタ値の変更が必要ない場合はNビ
ット=「0110」(変化なし)とする。続く2ビット
はSビットと呼ばれ、AUタイプの表示に使用される。
現在はAU−3/AU−4を表すSビット=「10」が
規定されている。
【0050】図4(B)にNDFの受信状態定義を示
す。SDH規格によれば、Nビット=「1001」は任
意1ビット誤りまでは変化あり(NDF EN:NDF Enable) と
判断され、Nビット=「0110」も任意1ビット誤り
までは変化なし(NOR NDF:Normal NDF) と判断される。
また上記以外の2ビット誤りが生じた場合は不適正なN
DF(INV NDF:Invalid NDF) と判断される。表内に各場
合のビットパターンを示す。
【0051】図5(A)はポインタバイトによる監視状
態の遷移図、また図5(B)は状態遷移条件を夫々参考
として示している。主信号MCH1,2に関しては、R
BBIF1,2における各受信データ(AUポインタバ
イト)に基づきRBSC等において図示の様な状態遷移
制御が行われる。内容の詳細は規格書を参照されたい。
しかし、不使用中の予備回線PCHについてはRBSC
によるこの様な監視制御は行われない。そこで、予備回
線PCHに対してはAU−PCKRを別個に設け、以下
の監視制御を行う。
【0052】即ち、この場合のAU−PCKRは、例え
ばノーマルステートとLOP(LossOf Pointer) ステー
トを備える。そして、今、例えばノーマルステートにあ
ったとすると、予備回線不使用時のAU−PCKRは、
各受信フレームのNビットにつき固定データFXDの上
位4ビット=「1100」(INV NDF)を連続し
て8フレーム分検出することとなり、これによりLOP
ステートに移行し、判定信号INV NDF=1(予備
回線不使用中)を出力する。
【0053】次に、予備回線PCHが例えば主信号MC
H1に切り替えられた場合は、AU−PCKRはTBB
IF1が処理したノーマルポインタを連続して3フレー
ム分検出することとなり、これによりノーマルステート
に移行し、判定信号INVNDF=0(予備回線使用
中)を出力する。従って、受端局のRBSCはAU−P
CKRの信号INV NDFを監視することにより予備
回線の空き有無の状態を的確に知ることができる。な
お、この種のAU−PCKRは比較的簡単な回路(比較
器,カウンタ,フリップフロップ等)で構成出来る。ま
た単一ビット誤り訂正回路も2符号「1001」,「0
110」に対するものは容易に形成できる。
【0054】また、AU−PCKRは、図3に示す如く
独立に設けても良いが、好ましくはDEMP内のディジ
タルコンポーネント部DCに実装する。この場合に、S
DH規格に準拠したRBBIF,RBSC等におけるポ
インタ処理に係る部分の制御回路は、このAU−PCK
Rに流用可能である。更に、DEMP〜DEM2の構成
を共通化し、かつDEMPの上記検査機能のみを付勢す
る様に構成すれば、回路の量産効果が得られる。以上の
事は以下の各実施の形態でも同様である。
【0055】かくして、本第1の実施の形態によれば、
送端装置100T/200Tからは従来の様な高価なパ
ターン発生部PGが削除され、かつ受端装置200R/
100Rからも高価なパターン検査部PDが削除され
る。図6〜図8は第2の実施の形態による無線伝送シス
テムを説明する図(1)〜(3)であり、本実施の形態
は、送端局より不使用中の予備回線に固定パターンバイ
トを含む擬似STM−1フレームを送信すると共に、受
端局では予備回線のSTM−1フレームのMS−REI
(又はM1)バイトを監視し、その監視結果に基づいて
予備回線使用有無の判定を行う場合を示している。
【0056】図6は第2の実施の形態による予備回線使
用有無判定に係る部分の構成を詳細に示しており、図に
おいて、MS−REICKRは予備回線の受信STMフ
レームにおけるMS−REIバイトの監視を行うMS−
REI検査部である。なお、送端局の構成は図3と同様
で良い。図7(A)にSDH規格によるMS−REIバ
イトの使用方法を示す。ここには現用系の主信号MS1
につき上りと下りのラインに対応する各端局装置が示さ
れている。また図7(B)にBIP−24の演算方法を
示す。
【0057】下りラインの送端装置200Tでは、その
TBBIF1がnフレーム目のスクランブル前のRSO
Hを除いた全情報につき24ビット毎のビットインタリ
ーブパリティー演算を行い、得られた3バイト分の演算
結果(偶数パリティー)をn+1フレーム目のスクラン
ブル前のB2バイトに挿入して下りラインの受端装置1
00Rに送信する。
【0058】受端装置100Rでは、そのRBBIF1
がnフレーム目のデスクランブル後のRSOHを除いた
全受信情報につき24ビット毎のビットインタリーブパ
リティー演算を行うと共に、得られた演算結果とn+1
フレーム目のデスクランブル後の受信B2バイトとを比
較し、ビットエラーカウント数(不一致のあったビット
数)に応じて誤り監視結果を送信側に知らせるためのM
S−FEBE(MS FarEnd Block Error)のコーディング
を行う。
【0059】図8(B)にMS−FEBEのコーディン
グを示す。MS−FEBEの1ビット目(MSB)は常
に「1」とする。また自己のBIP−24演算結果と受
信B2バイトとが一致した場合はビットエラーカウント
数=0となり、この場合のMS−FEBEの2ビット目
以降のコーディングは「0000000」となる。また
不一致が1ビットの場合はビットエラーカウント数=1
となり、そのコーディングは「0000001」とな
る。以下、同様にして進み、最大のビットエラーカウン
ト数=24であり、そのコーディングは「001100
0」となる。これ以上のコーディングは存在し得ない。
【0060】図8(A)にMS−REIバイトのビット
構成を示す。上記得られたMS−FEBEは上り回線の
送端装置100Tに渡される。送端装置100TのTB
BIF1は受け取ったMS−FEBEの情報を上り回線
のMS−REIバイトに挿入して受端装置200Rに送
信する。受端装置200RのRBBIF1は受信MS−
REIバイトの内容を評価する。こうして、データ送信
元の端局装置200はビットエラーの発生状況を遠隔モ
ニタ出来る。
【0061】図6に戻り、係るSDH規格の下では、本
実施の形態によるMS−REICKRは、予備回線PC
Hが不使用の時は、各受信STMフレームのMS−RE
Iバイトにつき通常では有り得ない違反コード「110
0***1」を毎フレーム連続して検出することとな
り、これにより判定信号INV MS−REI=1(予
備回線不使用中)を出力する。
【0062】次に、予備回線PCHが例えば主信号MC
H1に切り替えられた場合は、MS−REICKRはT
BBIF1で処理された正常のMS−REIバイトを毎
フレーム連続して検出することとなり、これにより判定
信号INV MS−REI=0(予備回線使用中)を出
力する。従って、受端局のRBSCはMS−REICK
Rの信号INV MS−REIを監視することにより予
備回線の空き有無の状態を的確に知ることができる。
【0063】図9は第3の実施の形態による無線伝送シ
ステムを説明する図であり、本実施の形態は、送端局よ
り不使用中の予備回線に固定パターンバイトを含む擬似
STM−1フレームを送信すると共に、受端局では予備
回線のSTM−1フレームのSTM−IDバイトを監視
し、その監視結果に基づいて予備回線使用有無の判定を
行う場合を示している。
【0064】図9は第3の実施の形態による予備回線使
用有無判定に係る部分の構成を詳細示しており、図にお
いて、STM−IDCKRは予備回線の受信STMフレ
ームにおけるSTM−ID(C1)バイトの監視を行う
STM−ID検査部である。なお、送端局の構成は図3
と同様で良い。またSDH規格によるSTM−1フレー
ムのSTM−ID=「00000001」とする。
【0065】係る構成では、STM−IDCKRは、予
備回線PCHが不使用の時は、各受信フレームのSTM
−IDにつき不適切なデータバイトFXD=「1100
***1」を毎フレーム連続して検出することとなり、
これにより判定信号INVSTM−ID=1(予備回線
不使用中)を出力する。次に、予備回線PCHが例えば
主信号MCH1に切り替えられた場合は、STM−ID
CKRはTBBIF1が適正に処理したSTM−IDバ
イト=「00000001」を毎フレーム連続して検出
することとなり、これにより判定信号INV STM−
ID=0(予備回線使用中)を出力する。
【0066】従って、受端局のRBSCはSTM−ID
CKRの信号INV STM−IDを監視することによ
り予備回線の空き有無の状態を的確に知ることができ
る。図10,図11は第4の実施の形態による無線伝送
システムを説明する図(1),(2)であり、本実施の
形態は、送端局より不使用中の予備回線に所定のRSセ
クショントレースバイトを含む擬似STM−1フレーム
をマルチフレーム転送すると共に、受端局では予備回線
の各STM−1フレームのRSセクショントレースバイ
トを監視し、その監視結果に基づいて予備回線使用有無
の判定を行う場合を示している。
【0067】図10は第4の実施の形態による予備回線
使用有無判定に係る部分の構成を詳細に示しており、図
において、TSGPは自己の予備回線に固有のセクショ
ントレース信号STPを生成するトレース信号生成部、
TSCPは自己の予備回線に固有のセクショントレース
信号STPの検査を行うトレース信号検査部、O1はO
Rゲート回路である。なお、この例のTSW1,2はS
EL1,2を備えていない場合を示している。
【0068】RSセクショントレース(RS−ST)の
機能を利用すれば、予め回線毎に固有の15ASCII
文字列を付与(設定)しておき、送端局より夫々に固有
の文字列をマルチフレーム転送し、受端局では夫々に受
信文字列と自己の期待文字列とを比較すると共に、受信
文字列が期待文字列と一致する場合はマッチセクション
トレースと成し、また不一致の場合はミスマッチセクシ
ョントレースとできる。特に多数の回線が存在する様な
場合には、本機能を利用することで、端局間の接続状態
を容易に把握できると共に、端局間における回線の誤接
続等を有効に防止できる。
【0069】図11(A)にトレース信号のフレームフ
ォーマットを示す。トレースデータの第1ビット(MS
B)はマルチフレームインディケータビットと呼ばれ、
0 〜FF の内容でマルチフレームの転送シーケンスを
表す。1マルチフレームは16個のSTM−1フレーム
から成り、最初のSTM−1フレームのF0 =1、続く
15個のSTM−1フレームのF1 〜FF =0である。
mn(m=1〜F,n=1〜7)はASCII文字コー
ドから成り、セクショントレース信号のデータ部分を成
す。またC1 〜C7 はCRC−7のパリティービットで
あり、トレース信号のマルチフレーム分のCRC−7パ
リティー演算結果を挿入する。因みに生成多項式はX7
+X3 +1とされる。CRC−7演算はフレーム番号0
〜15の全ビットについて行うが、F0 =1,C1 〜C
7 =0,F1 〜FF =0に固定して演算を行い、次フレ
ームの先頭にあるCRC−7ビットと比較することによ
ってエラー検出を行う。
【0070】図10に戻り、送端局のTBSCは、予備
回線が現用として不使用の時は、スイッチ切替信号TS
C1,2を共に0(回線切替無し)としている。これに
よりMODPの入力には串刺しラインが接続される。M
ODPはFPとCLKとに基づき擬似STM−1フレー
ムを生成する。またこの状態で、ORゲート回路O1は
TSC1,2=0によりLOWレベルを出力する。TS
GPはこれにより付勢され、各擬似STM−1フレーム
のRS−STバイトの送信タイミングに該予備回線に固
有のセクショントレース信号STPを順次生成し、これ
により送信擬似STM−1フレームの当該RS−STバ
イトの内容を書き換える。TSGPは、必要ならCRC
−7演算を行い、CRC−7パリティービットを生成す
る。
【0071】但し、この例ではTSGPは送信側予備回
線に固有のセクショントレース信号STPを生成すれば
良いので、予め生成しておいたこれらの情報を単にRO
Mから読み出すだけでも良い。受端局のDEMPは、受
信STM−1フレームに同期を取り、FP´,CLK´
により擬似STM−1フレームを再生する。TSCPは
再生FP´に基づき各受信STMフレームからRS−S
Tバイトを抽出すると共に、受信トレース信号STPと
自己が保有するトレース信号STPとを比較し、一致す
る場合は正常、不一致の場合は異常(INV ST)と
する。
【0072】一方、主信号MCH1,2においても、送
端局より夫々に固有のセクショントレース信号ST1,
2が転送され、受端局で検査される。但し、主信号MC
H1,2におけるセクショントレース信号ST1,2の
生成は送端局のTBBIF1,2で行われ、その受信情
報のCRC−7検査及び受端局における期待値との比較
はRBBIF1,2で行われる。
【0073】図11(B)に従いトレース信号を使用し
た予備回線の切替判定を具体的に説明する。送端局で回
線切替が行われていない時は、TSW1等は図示の接続
状態にある。また送端局の予備回線PCHでは、TSC
1,2=0によりTSGPが付勢され、これにより各R
S−STバイトのタイミングにRS−ST信号「APC
H→BPCH」がマルチSTMフレームに挿入され、予
備回線PCHを介して転送される。この「APCH→B
PCH」はA局の予備回線PCHからB局の予備回線P
CHに向かう信号であることを意味する。
【0074】また、現用回線MCH1ではTBBIF1
によりマルチSTMフレームにセクショントレース信号
「AMCH1→BMCH1」が挿入され、現用回線MC
H1を介して転送される。この「AMCH1→BMCH
1」はA局の現用回線MCH1からB局の現用回線MC
H1に向かう信号であることを意味する。現用回線MC
H2についても同様である。
【0075】従って、この状態では、受端局における予
備回線PCHのTSCPは、受信RS−ST信号「AP
CH→BPCH」と自己の期待値「APCH→BPC
H」とが一致し、これにより判定信号INV ST=0
(予備回線不使用中)を出力する。必要なら一致が複数
回(例えば数回)連続して得られた時に判定信号INV
ST=0とする。また現用回線MCH1,2のRBBI
F1,2でも共に受信値と期待値との一致が得られ、正
常に処理進行する。
【0076】次に、送端局において例えば現用回線MC
H1が予備回線PCHに切り替えられた場合は、TSW
1の接続はMOD1の側から離れ、MODPの側に接続
される。同時に図の下側からの串刺しラインは切断され
る。また送端局のTSGPでは、TSC1=1によりO
Rゲート回路O1が付勢され、これによりRS−ST信
号「APCH→BPCH」の生成を停止する。
【0077】一方、この時のMODPにはTBBIF1
からの主信号MCH1が入力されており、これによりM
ODPはRS−ST信号「AMCH1→BMCH1」を
含むマルチSTMフレームを転送することになる。その
結果、受端局のTSCPでは、受信RS−ST信号「A
MCH1→BMCH1」と自己の期待値「APCH→B
PCH」とが不一致となり、これにより判定信号INV
ST=1(予備回線使用中)を出力する。必要なら不
一致が複数回(例えば数回)連続して得られた時に判定
信号INV ST=1とする。なお、この時の予備回線
の受信主信号MCH1については不図示のRSW1を介
してRBBIF1に転送され、ここでは受信値と期待値
の一致が得られる。よってMCH1の処理は正常に進行
する。
【0078】従って、受端局のRBSCはDEMP(即
ち、TSCP)の判定信号INVSTを監視することに
より、予備回線の空き有無の状態を的確に知ることがで
きる。なお、このセクショントレース機能についてはR
SOHのC1バイトを使用して行う旨の規定もある。図
12は第5の実施の形態による無線伝送システムを説明
する図であり、本実施の形態は、送端局より不使用中の
予備回線に送信するSTM−1フレームのBIP−24
(B2)バイトを反転制御すると共に、受端局では予備
回線の受信STM−1フレームのBIP−24によるパ
リティー検査を行い、その検査結果に基づいて予備回線
使用有無の判定を行う場合を示している。
【0079】図12は第5の実施の形態による予備回線
使用有無判定に係る部分の構成を詳細に示しており、図
において、B2ICはB2バイトの反転制御部、B2C
KRはBIP−24によるパリティー検査部、EはEX
−OR回路である。なお、B2バイトの生成及び受信B
2バイトを使用したBIP−24検査については既に説
明した。
【0080】図において、予備回線PCHが不使用の時
は、MODPの入力に串刺しラインが接続され、A1,
A2バイトを除く全データバイトに固定データFXD=
「1100***1」が転送される。SDH規格による
BIP−24の演算範囲は図7(B)に示す如く全部で
2403バイトであり、その1/3の801バイト(奇
数バイト)づつ各BIP−8演算を行ったとすると、結
果の各B2バイトは夫々「1100***1」となり、
これは固定データFXD=「1100***1」と一致
する。従って、このままでは受端局の側でパリティーエ
ラー検出とはならない。
【0081】また、もし各STMフレームのB2バイト
を送信端部で反転制御したとすると、送信nフレーム目
の各B2バイト=「0011***0」となり、これに
より受端局の側ではn+1フレーム目の各B2バイトと
して「0011***0」の受信を期待することにな
る。しかるに、この場合の送信側ではn+1フレーム目
の各B2バイトも反転して「0011***0」を送信
するから、この場合も受端局の側でパリティーエラー検
出とはならない。
【0082】そこで、本実施の形態によるのB2IC
は、回線切替えが行われていない時は、信号TSC1,
2=0の条件により付勢され、各送信STMフレームの
1フレーム置きにB2バイトの反転制御を行う。これに
より受端局のB2CKRでは、例えばnフレーム目の受
信データのBIP−24演算によりn+1フレーム目の
各B2バイトとして「0011***0」を生成した
が、n+1フレーム目の送信側からは各B2バイトとし
て「1100***1」が受信されるため、パリティー
エラー検出となる。次に受端局のB2CKRでは、n+
1フレーム目の受信データのBIP−24演算によりn
+2フレーム目の各B2バイトとして「1100***
1」を生成したが、n+2フレーム目の送信側からは各
B2バイトとして「0011***0」が受信されるた
め、パリティーエラー検出となる。従って、この場合の
B2CKRは毎フレーム連続してBIP−24パリティ
ーエラーを検出することとなり、連続して所定回数のエ
ラー検出により判定信号INV B2=1(予備回線不
使用中)を出力する。
【0083】次に、予備回線PCHが例えば主信号MC
H1に切り替えられた場合は、B2ICの反転制御はT
SC1=1により消勢される。またこの場合のB2CK
RはTBBIF1が適正に処理したSTMフレームを受
信することになり、よってBIP−24によるパリティ
ーエラーは検出されない。この場合は、連続して所定回
数のエラー非検出により判定信号INV B2=0(予
備回線使用中)を出力する。
【0084】従って、受端局のRBSCはB2CKRの
判定信号INV B2を監視することにより予備回線の
空き有無の状態を的確に知ることができる。なお、上記
各実施の形態ではSDH多重無線伝送システムへの適用
例を述べたが、本発明はSDH多重光伝送システムにも
適用できる事は言うまでも無い。また、上記各実施の形
態ではN+1冗長構成システムへの適用例を述べたが、
本発明は予備回線及び串刺しラインの構成を多重化する
ことで一般のN+M冗長構成システムにも適用出来る。
【0085】また、上記各実施の形態ではSTM−1フ
レームの処理について述べたが、他のSTM−N(N=
4,16等)フレームについても、STM−1フレーム
を単にNバイト多重したものであるから、STM−1フ
レーム毎に本発明を適用出来る。またSTM−1の1/
3のサイズのSTM−0フレームにも本発明を適用出来
ることは言うまでも無い。
【0086】また、上記本発明に好適なる複数の実施の
形態を述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で、各
部の構成、制御、及びこれらの組合せの様々な変更が行
えることは言うまでも無い。
【0087】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、N+1
冗長構成のSDH多重伝送システムにおいて、送端側よ
り現用として不使用中の予備回線に所定の違反情報等を
転送することにより、受端側では予備回線が現用として
使用中か否かを的確に判別でき、STMフレームの有効
利用が図れると共に、簡単な構成で実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理を説明する図である。
【図2】図2は実施の形態によるSDH多重無線伝送シ
ステムの構成を示す図である。
【図3】図3は第1の実施の形態による無線伝送システ
ムを説明する図(1)である。
【図4】図4は第1の実施の形態による無線伝送システ
ムを説明する図(2)である。
【図5】図5は第1の実施の形態による無線伝送システ
ムを説明する図(3)である。
【図6】図6は第2の実施の形態による無線伝送システ
ムを説明する図(1)である。
【図7】図7は第2の実施の形態による無線伝送システ
ムを説明する図(2)である。
【図8】図8は第2の実施の形態による無線伝送システ
ムを説明する図(3)である。
【図9】図9は第3の実施の形態による無線伝送システ
ムを説明する図である。
【図10】図10は第4の実施の形態による無線伝送シ
ステムを説明する図(1)である。
【図11】図11は第4の実施の形態による無線伝送シ
ステムを説明する図(2)である。
【図12】図12は第5の実施の形態による無線伝送シ
ステムを説明する図である。
【図13】図13はSTM−1のフレームフォーマット
を示す図である。
【図14】図14は従来のPDHディジタル多重無線伝
送システムの構成を示す図である。
【図15】図15は従来の回線切替制御を説明する図で
ある。
【図16】図16は従来の無線伝送システムの一部構成
を示す図である。
【符号の説明】
100,200 端局装置 AU−PCKR AUポインタ検査部 B2IC 反転制御部 B2CKR BIP−24パリティー検査部 DEM 復調部 E EX−OR回路 MOD 変調部 MS−REICKR MS−REI検査部 O1 ORゲート回路 PG パターン発生部 PD パターン検査部 RBBIF 受端局ベースバンドインタフェース RBSC 受端局回線切替制御部 RSW 回線切替用受端スイッチ RTCU 受端局タイミング制御部 RX 受信部 SEL データセレクタ SM スイッチモジュール STM−IDCKR STM−ID検査部 TBBIF 送端局ベースバンドインタフェース TBSC 送端局回線切替制御部 TSC トレース信号検査部 TSG トレース信号生成部 TSW 回線切替用送端スイッチ TTCU 送端局タイミング制御部 TX 送信部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送端装置と受端装置とがN+1冗長構成
    の回線を介して接続するSDH多重伝送システムにおい
    て、 前記送端装置は現用として不使用中の予備回線に送信す
    るSTMフレームのオーバヘッドにSDH規格を利用し
    て所定の情報を搭載して送信し、 前記受端装置は前記予備回線の受信STMフレームを監
    視すると共に、そのオーバヘッドに搭載された前記所定
    の情報につき所定の違反検出条件を満足したことにより
    前記予備回線が現用として不使用中と判別することを特
    徴とするSDH多重伝送システム。
  2. 【請求項2】 送端装置はオーバヘッドのH1バイトに
    規格に基づく情報を搭載して送信し、受端装置は受信オ
    ーバヘッドのH1バイトにつき所定の違反条件を監視す
    ることを特徴とする請求項1のSDH多重伝送システ
    ム。
  3. 【請求項3】 送端装置はオーバヘッドのMS−REI
    バイトに違反情報を搭載して送信し、受端装置は受信オ
    ーバヘッドのMS−REIバイトにつき所定の違反条件
    を監視することを特徴とする請求項1のSDH多重伝送
    システム。
  4. 【請求項4】 送端装置はオーバヘッドのSTM−ID
    バイトに違反情報を搭載して送信し、受端装置は受信オ
    ーバヘッドのSTM−IDバイトにつき所定の違反条件
    を監視することを特徴とする請求項1のSDH多重伝送
    システム。
  5. 【請求項5】 送端装置と受端装置とがN+1冗長構成
    の回線を介して接続するSDH多重伝送システムにおい
    て、 前記送端装置は現用として不使用中の予備回線に送信す
    るマルチSTMフレームの各RSセクショントレースバ
    イトに該予備回線に固有の情報を搭載して送信し、 前記受端装置は前記予備回線の受信マルチSTMフレー
    ムから得られた各RSセクショントレースバイトと自己
    の予備回線に固有の情報とを比較すると共に、両者間の
    一致検出により前記予備回線が現用として不使用中と判
    別することを特徴とするSDH多重伝送システム。
  6. 【請求項6】 送端装置と受端装置とがN+1冗長構成
    の無線回線を介して接続すると共に、送端装置は自己の
    予備回線の変調部で該予備回線に固有の情報を挿入し、
    受端装置は自己の予備回線の復調部で比較一致検出を行
    うことを特徴とする請求項5のSDH多重伝送システ
    ム。
  7. 【請求項7】 送端装置と受端装置とがN+1冗長構成
    の回線を介して接続するSDH多重伝送システムにおい
    て、 前記送端装置は現用として不使用中の予備回線に送信す
    るSTMフレームのBIP−24パリティーバイトを1
    フレームおきに反転させて送信し、 前記受端装置は前記予備回線の受信STMフレームにつ
    きBIP−24パリティーバイトによるパリティー検査
    を行うと共に、所定のパリティーエラー検出条件が満足
    されたことにより前記予備回線が現用として不使用中と
    判別することを特徴とするSDH多重伝送システム。
  8. 【請求項8】 送端装置と受端装置とがN+1冗長構成
    の回線を介して接続するSDH多重伝送システムの前記
    送端装置において、 入力の主信号を現用回線に接続するための主信号ライン
    と、 何れかの入力の主信号を予備回線に接続するための刺し
    信号ラインとを備えると共に、 回線切替信号の消勢により入力の主信号ラインを出力の
    主信号ラインに、かつ入力の串刺し信号ラインを出力の
    串刺し信号ラインに夫々接続し、また前記回線切替信号
    の付勢により入力の主信号ラインを出力の串刺し信号ラ
    インに接続し、かつ入力の串刺し信号ラインを切断する
    回線切替用送端スイッチと、 前記回線切替用送端スイッチの入力の串刺し信号ライン
    に介在し、かつ選択信号の消勢により入力の串刺し信号
    ラインを前記回線切替用送端スイッチの入力の串刺し信
    号ラインに接続し、また前記選択信号の付勢により他の
    入力端子の信号を前記回線切替用送端スイッチの入力の
    串刺し信号ラインに接続するセレクタとを、装置に挿抜
    可能なスイッチモジュールとして一体的に備え、 任意N個の前記スイッチモジュールを装置に連装すると
    共に、最終のスイッチモジュールの前記選択信号のみを
    付勢することによりN+1冗長構成の前記串刺し信号ラ
    インに所定の信号を加えることを特徴とする送端装置。
  9. 【請求項9】 セレクタの他の入力端子に加える所定の
    信号はSDHのオーバヘッドに関する1又は2以上の規
    格に違反する固定の情報であることを特徴とする請求項
    8の送端装置。
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