JPH10257646A - グロメットの取付構造 - Google Patents
グロメットの取付構造Info
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- JPH10257646A JPH10257646A JP9060412A JP6041297A JPH10257646A JP H10257646 A JPH10257646 A JP H10257646A JP 9060412 A JP9060412 A JP 9060412A JP 6041297 A JP6041297 A JP 6041297A JP H10257646 A JPH10257646 A JP H10257646A
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- Japan
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- grommet
- peripheral surface
- burring
- outer peripheral
- box
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Links
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Landscapes
- Insulating Bodies (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ワイヤハーネスをエンジンルーム側へ引き戻
すことなく、ボックスへの一方向の挿入作業だけで組み
つけることができるようにする。 【解決手段】 自動車のエンジンルーム内に配置する電
子制御器内蔵のボックス内に、該ボックスの側壁に設け
た貫通穴にグロメットを介してワイヤハーネスを挿通す
るもので、貫通穴12はバーリング13を形成し、か
つ、グロメット15は、ワイヤハーネスを挿通する小径
筒部15aと、拡径筒部15bと、該拡径筒部の先端よ
り突出させた係止爪15cと、上記バーリングの外周面
に位置させるように上記拡径筒部の外周面より突出させ
た断面L形状のシール用鍔部15dとを一体に成形して
おり、グロメットをエンジンルーム側からボックス内へ
と通して上記係止爪を上記貫通穴の内周縁に係止すると
共に上記バーリング外周面に位置するシール用鍔部の外
周をベルト状締付部材で締め付け固定している。
すことなく、ボックスへの一方向の挿入作業だけで組み
つけることができるようにする。 【解決手段】 自動車のエンジンルーム内に配置する電
子制御器内蔵のボックス内に、該ボックスの側壁に設け
た貫通穴にグロメットを介してワイヤハーネスを挿通す
るもので、貫通穴12はバーリング13を形成し、か
つ、グロメット15は、ワイヤハーネスを挿通する小径
筒部15aと、拡径筒部15bと、該拡径筒部の先端よ
り突出させた係止爪15cと、上記バーリングの外周面
に位置させるように上記拡径筒部の外周面より突出させ
た断面L形状のシール用鍔部15dとを一体に成形して
おり、グロメットをエンジンルーム側からボックス内へ
と通して上記係止爪を上記貫通穴の内周縁に係止すると
共に上記バーリング外周面に位置するシール用鍔部の外
周をベルト状締付部材で締め付け固定している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のエンジン
ルーム内に配置する電子制御器(コンピュータ)内蔵の
ボックス内に、該ボックスの側壁に設けた貫通穴にグロ
メットを介してワイヤハーネスを挿通するものにおい
て、上記グロメットを操作性よくボックスに取り付ける
と共に、シール性能の向上を図るものである。
ルーム内に配置する電子制御器(コンピュータ)内蔵の
ボックス内に、該ボックスの側壁に設けた貫通穴にグロ
メットを介してワイヤハーネスを挿通するものにおい
て、上記グロメットを操作性よくボックスに取り付ける
と共に、シール性能の向上を図るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車において電装品制御用として不可
欠なコンピュータは収容しているボックスは、従来車室
内に配置されているが、近時、エンジンルーム内に搭載
することが検討されている。その場合、コンピュータを
収容したボックス内にワイヤハーネスを挿通させる必要
があるが、エンジンルーム内においては浸水が問題とな
るため、ワイヤハーネスにグロメットを取り付け、該グ
ロメットを上記ボックスの貫通穴に取り付けてシールを
図る必要がある。
欠なコンピュータは収容しているボックスは、従来車室
内に配置されているが、近時、エンジンルーム内に搭載
することが検討されている。その場合、コンピュータを
収容したボックス内にワイヤハーネスを挿通させる必要
があるが、エンジンルーム内においては浸水が問題とな
るため、ワイヤハーネスにグロメットを取り付け、該グ
ロメットを上記ボックスの貫通穴に取り付けてシールを
図る必要がある。
【0003】この種のグロメットとしては、従来、エン
ジンルームと車室を仕切るパネルに設けたワイヤハーネ
ス貫通穴に取り付けるグロメットが種々提案されてい
る。この種のグロメットを利用して、上記コンピュータ
収容ボックス(以下、ECUボックスと略す)にワイヤ
ハーネスを挿通するものとして、図5(A)(B)
(C)に示す構造のものが提案されている。
ジンルームと車室を仕切るパネルに設けたワイヤハーネ
ス貫通穴に取り付けるグロメットが種々提案されてい
る。この種のグロメットを利用して、上記コンピュータ
収容ボックス(以下、ECUボックスと略す)にワイヤ
ハーネスを挿通するものとして、図5(A)(B)
(C)に示す構造のものが提案されている。
【0004】シール用のグロメット1は電線挿通用筒部
1aの先端に拡径筒部1bを備え、該拡径筒部1bの外
周に係止溝1cを形成しており、図5(C)に示すよう
に、係止溝1cをECUボックス2の貫通穴2aの周縁
に係止してシール状態で取り付けている。
1aの先端に拡径筒部1bを備え、該拡径筒部1bの外
周に係止溝1cを形成しており、図5(C)に示すよう
に、係止溝1cをECUボックス2の貫通穴2aの周縁
に係止してシール状態で取り付けている。
【0005】グロメット1の取り付け方は、図6に示す
ように、まず、(A)に示すように、グロメット1に挿
通しているワイヤハーネスW/Hを通し、ついで、
(B)に示すように、グロメット1の拡径筒部1bを縮
径して貫通穴2aを通して、小径筒部1a側までボック
ス2内(X)に通しておき、最後に(C)に示すよう
に、エンジンルーム側(Y)のワイヤハーネスW/Hを
矢印で示すようにエンジンルーム側へと引っ張り戻し
て、拡径筒部1bの係止溝1cに係止している。
ように、まず、(A)に示すように、グロメット1に挿
通しているワイヤハーネスW/Hを通し、ついで、
(B)に示すように、グロメット1の拡径筒部1bを縮
径して貫通穴2aを通して、小径筒部1a側までボック
ス2内(X)に通しておき、最後に(C)に示すよう
に、エンジンルーム側(Y)のワイヤハーネスW/Hを
矢印で示すようにエンジンルーム側へと引っ張り戻し
て、拡径筒部1bの係止溝1cに係止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エンジ
ンルーム内のECUボックス配置付近には種々の機器が
密に配置されており、上記図6(C)に示すワイヤハー
ネスを引っ張り戻す作業をするスペースを確保しにくい
問題がある。よって、ワイヤハーネスの組付作業性が非
常に困難となり、その結果、グロメットを確実にECU
ボックスに係止しにくい問題がある。
ンルーム内のECUボックス配置付近には種々の機器が
密に配置されており、上記図6(C)に示すワイヤハー
ネスを引っ張り戻す作業をするスペースを確保しにくい
問題がある。よって、ワイヤハーネスの組付作業性が非
常に困難となり、その結果、グロメットを確実にECU
ボックスに係止しにくい問題がある。
【0007】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、ワイヤハーネスをエンジンルームからECUボッ
クスへと挿入した後に、エンジンルーム側へと引き戻す
作業を不要とし、言い換えれば、ワイヤハーネスをエン
ジンルームからECUボックスへと一方向に通す作業だ
けで済むようにして、ワイヤハーネスの組付作業性を改
良し、かつ、グロメットのシール部をECUボックスに
確実に圧接してシール性の向上を図ることを課題として
いる。
ので、ワイヤハーネスをエンジンルームからECUボッ
クスへと挿入した後に、エンジンルーム側へと引き戻す
作業を不要とし、言い換えれば、ワイヤハーネスをエン
ジンルームからECUボックスへと一方向に通す作業だ
けで済むようにして、ワイヤハーネスの組付作業性を改
良し、かつ、グロメットのシール部をECUボックスに
確実に圧接してシール性の向上を図ることを課題として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1で、自動車のエンジンルーム内
に配置する電子制御器内蔵のボックス(ECUボック
ス)内に、該ボックスの側壁に設けた貫通穴にグロメッ
トを介してワイヤハーネスを挿通するものであって、上
記貫通穴はエンジンルーム側の外方へ突出したバーリン
グを備える一方、上記グロメットは、ワイヤハーネスを
密着させて挿通する小径筒部と、該小径筒部の一端より
拡径する拡径筒部と、該拡径筒部の先端より突出させた
係止爪と、上記バーリングの外周面に位置させるように
上記拡径筒部の外周面より突出させた断面L形状のシー
ル用鍔部とを一体に成形しており、上記グロメットをエ
ンジンルーム側からボックス内へと通して上記係止爪を
上記貫通穴の内周縁に係止すると共に、上記バーリング
外周面に位置するシール用鍔部の外周を、ベルト状締付
部材で締め付け固定していることを特徴とするグロメッ
トの取付構造を提供している。
め、本発明は、請求項1で、自動車のエンジンルーム内
に配置する電子制御器内蔵のボックス(ECUボック
ス)内に、該ボックスの側壁に設けた貫通穴にグロメッ
トを介してワイヤハーネスを挿通するものであって、上
記貫通穴はエンジンルーム側の外方へ突出したバーリン
グを備える一方、上記グロメットは、ワイヤハーネスを
密着させて挿通する小径筒部と、該小径筒部の一端より
拡径する拡径筒部と、該拡径筒部の先端より突出させた
係止爪と、上記バーリングの外周面に位置させるように
上記拡径筒部の外周面より突出させた断面L形状のシー
ル用鍔部とを一体に成形しており、上記グロメットをエ
ンジンルーム側からボックス内へと通して上記係止爪を
上記貫通穴の内周縁に係止すると共に、上記バーリング
外周面に位置するシール用鍔部の外周を、ベルト状締付
部材で締め付け固定していることを特徴とするグロメッ
トの取付構造を提供している。
【0009】上記したグロメットでは、エンジンルーム
側からECUボックスへワイヤハーネスを挿入する一方
向の作業だけでよく、挿入後は、上方からの作業で、グ
ロメットのシール用鍔部にベルト状締付部材を巻き付け
て締め付けるだけでよくなる。このように、ワイヤハー
ネスをエンジンルーム側へ引っ張り戻す作業がなくなる
ため、ワイヤハーネスの組付作業性を改善することがで
きる。
側からECUボックスへワイヤハーネスを挿入する一方
向の作業だけでよく、挿入後は、上方からの作業で、グ
ロメットのシール用鍔部にベルト状締付部材を巻き付け
て締め付けるだけでよくなる。このように、ワイヤハー
ネスをエンジンルーム側へ引っ張り戻す作業がなくなる
ため、ワイヤハーネスの組付作業性を改善することがで
きる。
【0010】上記ベルト状締付部材としては、樹脂製、
金属製の無段状に締め付けるタイ・ベルト、あるいはロ
ック式のベルトなどが好適に用いられる(請求項2)。
このベルト状締付部材は材質および締め付け方は限定さ
れず、グロメットのシール用鍔部をECUボックスのバ
ーリング外周面に締め付けることができるものであれば
よいが、特に、簡単に締め付け固定できるものが好まし
い。
金属製の無段状に締め付けるタイ・ベルト、あるいはロ
ック式のベルトなどが好適に用いられる(請求項2)。
このベルト状締付部材は材質および締め付け方は限定さ
れず、グロメットのシール用鍔部をECUボックスのバ
ーリング外周面に締め付けることができるものであれば
よいが、特に、簡単に締め付け固定できるものが好まし
い。
【0011】上記グロメットには、バーリングの内周面
に圧接する第1シールリブを上記拡径筒部の外周面に突
設すると共に、上記ベルト状締付部材と対向する位置の
シール用鍔部の内周面に第2シールリブを設け、該第2
シールリブを上記バーリングの外周面に圧接している
(請求項3)。このようにバーリングの内周面と外周面
の両面にグロメットのシールリブを圧接すると、シール
性能を高めることができる。
に圧接する第1シールリブを上記拡径筒部の外周面に突
設すると共に、上記ベルト状締付部材と対向する位置の
シール用鍔部の内周面に第2シールリブを設け、該第2
シールリブを上記バーリングの外周面に圧接している
(請求項3)。このようにバーリングの内周面と外周面
の両面にグロメットのシールリブを圧接すると、シール
性能を高めることができる。
【0012】さらに、上記グロメットには、そのバーリ
ング外周面に位置するシール用鍔部の外周面に上記ベル
ト状締付部材の挿入溝を設けていることが好ましい(請
求項4)。上記のように挿入溝を設けておくて、ベルト
状締付部材に位置ずれが発生しにくくなり、シール用鍔
部をバーリング外周面に確実に締め付けてシールを確保
することができる。
ング外周面に位置するシール用鍔部の外周面に上記ベル
ト状締付部材の挿入溝を設けていることが好ましい(請
求項4)。上記のように挿入溝を設けておくて、ベルト
状締付部材に位置ずれが発生しにくくなり、シール用鍔
部をバーリング外周面に確実に締め付けてシールを確保
することができる。
【0013】さらにまた、上記グロメットの拡径筒部の
内部にシール剤を充填することが好ましい(請求項
5)。
内部にシール剤を充填することが好ましい(請求項
5)。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1および図2において、10は自
動車のエンジンルーム内に配置するコンピュータ内蔵の
ボックスを示し、該ボックス10の側壁11に設けた貫
通穴12には、その周縁よりエンジンルーム側(Y)へ
突出するバーリング13を設けている。
参照して説明する。図1および図2において、10は自
動車のエンジンルーム内に配置するコンピュータ内蔵の
ボックスを示し、該ボックス10の側壁11に設けた貫
通穴12には、その周縁よりエンジンルーム側(Y)へ
突出するバーリング13を設けている。
【0015】上記ボックス10の内部(X)へエンジン
ルーム側(Y)より貫通穴12を通して配索するワイヤ
ハーネスW/Hにはグロメット15を予め取り付けてい
る。該グロメット15は、ワイヤハーネスW/Hを密着
させて挿通する小径筒部15aと、該小径筒部15aの
一端より拡径する拡径筒部15bと、該拡径筒部15b
の先端より径方向外方へ突出させた係止爪15cと、上
記バーリング13の外周面13aに沿って位置させるよ
うに拡径筒部15bの外周面より突出させた断面L形状
のシール用鍔部15dとを、ゴムあるいはエラストマー
より一体に成形している。
ルーム側(Y)より貫通穴12を通して配索するワイヤ
ハーネスW/Hにはグロメット15を予め取り付けてい
る。該グロメット15は、ワイヤハーネスW/Hを密着
させて挿通する小径筒部15aと、該小径筒部15aの
一端より拡径する拡径筒部15bと、該拡径筒部15b
の先端より径方向外方へ突出させた係止爪15cと、上
記バーリング13の外周面13aに沿って位置させるよ
うに拡径筒部15bの外周面より突出させた断面L形状
のシール用鍔部15dとを、ゴムあるいはエラストマー
より一体に成形している。
【0016】さらに、拡径筒部15bの外径は上記バー
リング13および貫通穴12の内径よりも若干小さくし
て、拡径筒部15bがバーリング13および貫通穴12
にスムーズに通るように設定している、該拡径筒部15
bの外周面にはバーリング13の内周面13bに圧接さ
せる第1シールリブ15eを環状に突出している。
リング13および貫通穴12の内径よりも若干小さくし
て、拡径筒部15bがバーリング13および貫通穴12
にスムーズに通るように設定している、該拡径筒部15
bの外周面にはバーリング13の内周面13bに圧接さ
せる第1シールリブ15eを環状に突出している。
【0017】上記シール用鍔部15dは他の部分より厚
肉としており、バーリング外周面13aに対向する内周
面より第2シールリブ15fを突出しており、該第2シ
ールリブ15fと上記第1シールリブ15eとはバーリ
ング13を両側から圧接挟持するように位置決めしてい
る。この第2シールリブ15fと対向するシール用鍔部
15dの外周面には、ベルト状締付部材用の挿入溝15
gを環状に凹設している。
肉としており、バーリング外周面13aに対向する内周
面より第2シールリブ15fを突出しており、該第2シ
ールリブ15fと上記第1シールリブ15eとはバーリ
ング13を両側から圧接挟持するように位置決めしてい
る。この第2シールリブ15fと対向するシール用鍔部
15dの外周面には、ベルト状締付部材用の挿入溝15
gを環状に凹設している。
【0018】上記挿入溝15gには樹脂製のタイ・ベル
ト16を取り付けるようにしている。該タイ・ベルトは
周知の構成のもので、一端に係止部16aを備えると共
にベルト部16bに係止溝16cを連続して設け、該係
止溝16cを上記係止部16aの貫通穴に通して該貫通
穴内に突設した係止片16dにより所要位置で係止する
ものである。
ト16を取り付けるようにしている。該タイ・ベルトは
周知の構成のもので、一端に係止部16aを備えると共
にベルト部16bに係止溝16cを連続して設け、該係
止溝16cを上記係止部16aの貫通穴に通して該貫通
穴内に突設した係止片16dにより所要位置で係止する
ものである。
【0019】上記構成からなるグロメット15をワイヤ
ハーネスW/Hに予め取り付けた後、拡径筒部15b側
より小径筒部15cへとシール剤18を充填して硬化
し、グロメット15の内周面とワイヤハーネスW/Hと
の間をシールしている。
ハーネスW/Hに予め取り付けた後、拡径筒部15b側
より小径筒部15cへとシール剤18を充填して硬化
し、グロメット15の内周面とワイヤハーネスW/Hと
の間をシールしている。
【0020】上記のように、グロメット15を取り付け
て、シール剤18を充填したワイヤハーネスW/Hは、
図3(A)(B)(C)に示すように、エンジンルーム
側(Y)よりワイヤハーネスW/Hを貫通穴12に通
す。其の際、グロメット15の拡径筒部15bの外径を
バーリング13の内径よりも若干小さくしているため、
突出した係止爪15cは圧縮しながらも、スムーズに挿
通させることが出来る。
て、シール剤18を充填したワイヤハーネスW/Hは、
図3(A)(B)(C)に示すように、エンジンルーム
側(Y)よりワイヤハーネスW/Hを貫通穴12に通
す。其の際、グロメット15の拡径筒部15bの外径を
バーリング13の内径よりも若干小さくしているため、
突出した係止爪15cは圧縮しながらも、スムーズに挿
通させることが出来る。
【0021】拡径筒部15bの先端の係止爪15cが貫
通穴12より出てボックス10内に突出すると、貫通穴
12の内周縁に係止して図3(B)の状態となる。この
状態で、拡径筒部15bの第1シールリブ15eがバー
リング13の内周面に圧接すると共に、シール用鍔部1
5dがバーリング13の外周面に位置し、該シール用鍔
部15dの内周面に突設した第2シールリブ15fがバ
ーリング13の外周面に当接する。
通穴12より出てボックス10内に突出すると、貫通穴
12の内周縁に係止して図3(B)の状態となる。この
状態で、拡径筒部15bの第1シールリブ15eがバー
リング13の内周面に圧接すると共に、シール用鍔部1
5dがバーリング13の外周面に位置し、該シール用鍔
部15dの内周面に突設した第2シールリブ15fがバ
ーリング13の外周面に当接する。
【0022】この状態で、図3(C)に示すように、タ
イ・ベルト16をシール用鍔部15dの挿入溝15gに
嵌合した状態で締め付け固定する。該タイ・ベルト16
による締め付けで、第2シールリブ15fがバーリング
13の外周面13bに押圧されて圧接する。
イ・ベルト16をシール用鍔部15dの挿入溝15gに
嵌合した状態で締め付け固定する。該タイ・ベルト16
による締め付けで、第2シールリブ15fがバーリング
13の外周面13bに押圧されて圧接する。
【0023】このように、ワイヤハーネスW/Hをエン
ジンルーム側(Y)からボックス内(X)へと挿入する
一方向の挿入作業をした後、上方からタイ・ベルト16
を締め付けるだけでよく、ワイヤハーネスW/Hをエン
ジンルーム側(Y)へ引き戻す作業がないため、エンジ
ンルーム側にスペースがなくてもワイヤハーネスの組付
作業を容易に行うことができる。
ジンルーム側(Y)からボックス内(X)へと挿入する
一方向の挿入作業をした後、上方からタイ・ベルト16
を締め付けるだけでよく、ワイヤハーネスW/Hをエン
ジンルーム側(Y)へ引き戻す作業がないため、エンジ
ンルーム側にスペースがなくてもワイヤハーネスの組付
作業を容易に行うことができる。
【0024】しかも、ボックス10の貫通穴12より突
出させたバーリング13の内周面と外周面との両方のシ
ールリブが圧接するため、シール性能を向上させること
ができる。
出させたバーリング13の内周面と外周面との両方のシ
ールリブが圧接するため、シール性能を向上させること
ができる。
【0025】図4はベルト状態締付部材の変形例を示
し、金属製の円環状バンド部16b’の一端にロック式
係止部16a’を設ける一方、他端にロック爪16c’
を設け、該ロック爪16c’をロック式係止部16a’
に挿入するとワンタッチでロック係止する構成としてい
る。
し、金属製の円環状バンド部16b’の一端にロック式
係止部16a’を設ける一方、他端にロック爪16c’
を設け、該ロック爪16c’をロック式係止部16a’
に挿入するとワンタッチでロック係止する構成としてい
る。
【0026】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、エンジンルーム側からボックスへの一方向作
業でよく、引っ張り作業がしずらいエンジンルーム側へ
引っ張り作業をしなくてもよくなるため、取付作業性を
向上させることができる。
によれば、エンジンルーム側からボックスへの一方向作
業でよく、引っ張り作業がしずらいエンジンルーム側へ
引っ張り作業をしなくてもよくなるため、取付作業性を
向上させることができる。
【0027】また、ボックス側の貫通穴の周縁のバーリ
ングの内外周面にシールリブを挟持するように圧接する
ため、グロメットの防水性能を向上させ、コンピュータ
内蔵のボックスへの浸水を確実に防止することができ
る。
ングの内外周面にシールリブを挟持するように圧接する
ため、グロメットの防水性能を向上させ、コンピュータ
内蔵のボックスへの浸水を確実に防止することができ
る。
【図1】 本発明の実施形態の分解斜視図である。
【図2】 本発明の実施形態のグロメットの取付状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図3】 (A)(B)(C)は本発明の実施形態の取
付工程を示す断面図である。
付工程を示す断面図である。
【図4】 (A)は本発明のベルト状締付部材の変形例
を示す斜視図、(B)はロック機構を示す概略断面図で
ある。
を示す斜視図、(B)はロック機構を示す概略断面図で
ある。
【図5】 従来例を示し、(A)は全体概略斜視図、
(B)は要部拡大斜視図、(C)は(B)のC−C線断
面図である。
(B)は要部拡大斜視図、(C)は(B)のC−C線断
面図である。
【図6】 (A)(B)(C)は従来例のグロメットの
取付工程を示す断面図である。
取付工程を示す断面図である。
10 ECUボックス 12 貫通穴 13 バーリング 15 グロメット 15a 小径筒部 15b 拡径筒部 15c 係止爪 15d シール用筒部 15e 第1シールリブ 15f 第2シールリブ 16 ベルト状締付部材 W/H ワイヤハーネス X ボックス内 Y エンジンルーム側
Claims (5)
- 【請求項1】 自動車のエンジンルーム内に配置する電
子制御器内蔵のボックス内に、該ボックスの側壁に設け
た貫通穴にグロメットを介してワイヤハーネスを挿通す
るものであって、 上記貫通穴はエンジンルーム側の外方へ突出したバーリ
ングを備える一方、 上記グロメットは、ワイヤハーネスを密着させて挿通す
る小径筒部と、該小径筒部の一端より拡径する拡径筒部
と、該拡径筒部の先端より突出させた係止爪と、上記バ
ーリングの外周面に位置させるように上記拡径筒部の外
周面より突出させた断面L形状のシール用鍔部とを一体
に成形しており、 上記グロメットをエンジンルーム側からボックス内へと
通して上記係止爪を上記貫通穴の内周縁に係止すると共
に、上記バーリング外周面に位置するシール用鍔部の外
周を、ベルト状締付部材で締め付け固定していることを
特徴とするグロメットの取付構造。 - 【請求項2】 上記ベルト状締付部材は、樹脂製、金属
製の無段状に締め付けるタイ・ベルト、あるいはロック
式のベルトからなる請求項1に記載のグロメットの取付
構造。 - 【請求項3】 上記グロメットには、バーリングの内周
面に圧接する第1シールリブを上記拡径筒部の外周面に
突設すると共に、上記ベルト状締付部材と対向する位置
のシール用鍔部の内周面に第2シールリブを設け、該第
2シールリブを上記バーリングの外周面に圧接している
請求項1または請求項2に記載のグロメットの取付構
造。 - 【請求項4】 上記グロメットには、そのバーリング外
周面に位置するシール用鍔部の外周面に上記ベルト状締
付部材の挿入溝を設けている請求項1乃至請求項3のい
ずれか1項に記載のグロメットの取付構造。 - 【請求項5】 上記グロメットの拡径筒部の内部にシー
ル剤を充填している請求項1乃至請求項4のいずれか1
項に記載のグロメットの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9060412A JPH10257646A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | グロメットの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9060412A JPH10257646A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | グロメットの取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10257646A true JPH10257646A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=13141452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9060412A Withdrawn JPH10257646A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | グロメットの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10257646A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010284054A (ja) * | 2009-06-08 | 2010-12-16 | Kobashi Kogyo Co Ltd | 電気接続箱 |
JP2012239342A (ja) * | 2011-05-13 | 2012-12-06 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | グロメット |
JP2013038978A (ja) * | 2011-08-10 | 2013-02-21 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | グロメット |
JP2016015851A (ja) * | 2014-07-03 | 2016-01-28 | 住友電装株式会社 | グロメット |
US20180215330A1 (en) * | 2015-07-31 | 2018-08-02 | Yanmar Co., Ltd. | Tractor |
JP2023052331A (ja) * | 2019-05-24 | 2023-04-11 | 株式会社プロテリアル | ワイヤハーネス |
-
1997
- 1997-03-14 JP JP9060412A patent/JPH10257646A/ja not_active Withdrawn
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JP2023052331A (ja) * | 2019-05-24 | 2023-04-11 | 株式会社プロテリアル | ワイヤハーネス |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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