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JPH10248017A - 色校正方法 - Google Patents

色校正方法

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Publication number
JPH10248017A
JPH10248017A JP9063911A JP6391197A JPH10248017A JP H10248017 A JPH10248017 A JP H10248017A JP 9063911 A JP9063911 A JP 9063911A JP 6391197 A JP6391197 A JP 6391197A JP H10248017 A JPH10248017 A JP H10248017A
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JP
Japan
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color
image data
special
data
output device
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Application number
JP9063911A
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English (en)
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Inventor
Hiroshi Ifuku
洋 伊福
Noriyuki Yamaguchi
紀之 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP06391197A priority Critical patent/JP3935549B2/ja
Publication of JPH10248017A publication Critical patent/JPH10248017A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プロセスインキの色再現範囲に限定されずに特
色インキの色再現を行うことができる色校正方法を提供
する。 【解決手段】本印刷機において用いるプロセス色画像デ
ータに対して前記本印刷機の色再現と校正出力機の色再
現を一致させる変換を行い前記校正出力機で用いるプロ
セス色変換画像データを得るプロセス色変換過程と、特
色色見本データに対応する前記校正出力機の色再現デー
タを参照して特色参照データを得る特色参照過程と、前
記本印刷機において用いる特色画像データと前記特色参
照データに基づき前記校正出力機で用いる特色変換画像
データを得る特色変換過程と、前記プロセス色変換画像
データと前記特色変換画像データを合成し合成画像デー
タを得る合成過程と、前記合成画像データを前記校正出
力機で出力する出力過程と、を有する色校正方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本印刷機による色再現
を校正出力機において模擬する色校正方法に関する。特
に、プロセスインキだけでなく特色インキを用いて印刷
が行われる場合に、特色の色再現性が良好な色校正方法
を提供する。
【0002】
【従来の技術】プロセスインキは、Y(Yellow),M
(Magenta ),C(Cyan),K(Black)の4色刷で色
再現が可能な組合せのインキである。多くのカラー印刷
物ではこのプロセスインキを用いて印刷が行われるが、
特色インキを用いて印刷が行われる場合がある。たとえ
ば、印刷物において特別な色が広い面積を占める場合、
高い印刷効果が要求される場合、プロセスインキだけで
は表現できない場合、等である。特に、多くの軟包装材
料やカートン材料への印刷においてはプロセスインキで
印刷する部分と特色インキで印刷する部分の両方が含ま
れる。
【0003】一般に、印刷機(本印刷機)で製品として
の印刷物を印刷する(本機刷)前に、通常は校正印刷機
で校正印刷物を印刷する(校正刷)ことが行われる。校
正印刷物において、文字絵柄の内容や配置が適正である
か、色再現性が適正であるか(色校正)、等を前もって
検査しておくためである。この校正印刷には、たとえば
ディジタルデータを入力してカラー印刷物を出力するD
DCP(Direct Dijital Color Printer) が用いられ
る。従来のDDCPによる色校正では、通常ルックアッ
プテーブル(LUT)によりデータ変換したデータを用
いて出力が行われる。そのルックアップテーブルは、本
印刷機でプロセスインキを用いて印刷が行われる場合の
データに対して、DDCPにおいて適正な色再現が得ら
れるデータを得るためのデータ変換用のルックアップテ
ーブルである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この場合、軟包装材料
への印刷のようにプロセスインキで印刷する部分だけで
なく特色インキで印刷する部分が含まれる場合において
は色再現上の問題が生じる。すなわち、プロセスインキ
で印刷物として表現できる色再現範囲に特色インキの色
が含まれていないような場合には、適正な色再現を印刷
物において得ることができない。そこで本願発明の目的
は、プロセスインキの色再現範囲に限定されずに特色イ
ンキの色再現を行うことができる色校正方法を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は下記の本発明
によって達成される。すなわち、本発明は「本印刷機に
よる色再現を校正出力機において模擬する色校正方法で
あって、前記本印刷機において用いるプロセス色画像デ
ータに対して前記本印刷機の色再現と前記校正出力機の
色再現を一致させる変換を行い前記校正出力機で用いる
プロセス色変換画像データを得るプロセス色変換過程
と、特色色見本データに対応する前記校正出力機の色再
現データを参照して特色参照データを得る特色参照過程
と、前記本印刷機において用いる特色画像データと前記
特色参照データに基づき前記校正出力機で用いる特色変
換画像データを得る特色変換過程と、前記プロセス色変
換画像データと前記特色変換画像データを合成し合成画
像データを得る合成過程と、前記合成画像データを前記
校正出力機で出力する出力過程と、を有することを特徴
とする色校正方法」である。
【0006】本発明によれば、プロセス色に関しては、
プロセス色変換過程により本印刷機において用いるプロ
セス色画像データに対して本印刷機の色再現と校正出力
機の色再現を一致させる変換が行われ校正出力機で用い
るプロセス色変換画像データが得られる。一方特色に関
しては、特色参照過程により特色色見本データに対応す
る校正出力機の色再現データを参照して特色参照データ
が得られ、特色変換過程により本印刷機において用いる
特色画像データと特色参照データに基づき校正出力機で
用いる特色変換画像データが得られる。このように、プ
ロセス色と特色とは処理が独立分離している。そして合
成過程により、プロセス色変換画像データと特色変換画
像データを合成し合成画像データが得られ、出力過程に
より合成画像データが校正出力機で出力される。したが
って、プロセスインキの色再現範囲に限定されずに特色
インキの色再現を行うことができる色校正方法が提供さ
れる。
【0007】また本発明は「特色は複数であって、特色
変換過程は、複数の特色見本データと本印刷機において
用いる複数の特色画像データに基づき校正出力機で用い
る特色変換画像データを得る過程である色校正方法」で
ある。本発明によれば、特色変換過程により複数の特色
見本データと本印刷機において用いる複数の特色画像デ
ータに基づき校正出力機で用いる特色変換画像データが
得られる。したがって、複数の特色インキの色再現を行
うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の色校正方法につい
て実施の形態により説明する。図1は本発明の色校正方
法を実施する場合の処理過程を示すフロー図である。図
1に基づき処理過程を説明する。ステップS1のプロセ
ス色変換過程において、本印刷機において用いるプロセ
ス色画像データに対して本印刷機の色再現と校正出力機
の色再現を一致させる変換が行われ校正出力機で用いる
プロセス色変換画像データが得られる。プロセス色画像
データは本印刷機で印刷が行われる場合の各色プロセス
インキの印刷版を形成する基となる画像データである。
したがって、プロセス色画像データの各画素の値はC,
M,Yの3色の値(または、C,M,Y,Kの4色の
値)の組からなる。すなわち、各画素の値は色ベクトル
で表すことができる。
【0009】プロセス色変換過程は、入力した色ベクト
ルに対しプロセスLUT(look uptable )を参照し対
応する色べクトルを出力する過程であり、プロセス色画
像データを構成するすべての画素に対して変換済みの色
ベクトルを求める過程である。プロセスLUTは本印刷
機の色再現と校正出力機の色再現を一致させるデータテ
ーブルであり(後述する)、変換済みの色ベクトルを画
素値とするプロセス色変換画像データを校正出力機で出
力すると、その色再現は本印刷機の色再現と一致する。
【0010】ステップS2の特色参照過程において、特
色色見本データに対応する校正出力機の色再現データを
参照して特色参照データが得られる。特色の色は通常は
色見本によって(得意先より)指定されるから、まず色
見本を測色装置を用いて数値化し色見本の測色データ
(すなわち特色色見本データ)を得る。一方、校正出力
機の色再現データは、入力データである色ベクトル、す
なわちC,M,Yの3色の値(または、C,M,Y,K
の4色の値)と、その入力データに基づいて校正出力機
により出力された印刷物の測色データとを対応付けした
データである。そこで、色見本の測色データに基づいて
校正出力機の色再現データを参照して対応する色ベクト
ル(特色参照データ)を求める。逆に、この特色参照デ
ータを入力データとして校正出力機により出力を行う
と、再現される色は色見本の色と一致する。
【0011】ステップS3の特色変換過程において、本
印刷機において用いる特色画像データと特色参照データ
に基づき校正出力機で用いる特色変換画像データが得ら
れる。特色画像データは本印刷機で印刷が行われる場合
の特色インキの印刷版を形成する基となる画像データで
ある。特色インキは、本印刷機において印刷が行われた
場合の印刷物において、色見本の色と一致する色が再現
されるように、特別に調合されたインキである。すなわ
ち、1つの特色は1つの特色インキを用いて1つの印刷
版により印刷が行われる。したがって、特色画像データ
の各画素値はスカラーである。特色変換過程は、このス
カラーである各画素値を色ベクトルである特色参照デー
タによって変換(通常は置き換え)を行い変換済みの色
ベクトルを画素値とする特色変換画像データを得る過程
である。
【0012】通常は特色の色見本の色を100%(ベ
タ)で表現し、特色画像データの各画素値を0%と10
0%の2つで表現することが多い。その場合には、画素
値0%を零ベクトルに、画素値100%を色ベクトル
(特色参照データ)に変換する(置き換える)。特色画
像データが半調部分を含む(各画素値を0%〜100%
で表現する)ような場合において、直接対応するデータ
が無い画素値には、特色参照データに基づいて補間法を
適用する等により対応するデータを求め、そのデータに
変換する。
【0013】ステップS4の合成過程において、プロセ
ス色変換画像データと特色変換画像データを合成し合成
画像データが得られる。前述のようにプロセス色変換画
像データと特色変換画像データとは、いずれも、各画素
値はC,M,Yの3色の値(または、C,M,Y,Kの
4色の値)からなる色ベクトルである。本発明は合成方
法によっては限定されないが、たとえば次のように行わ
れる。まず、プロセス色と特色の画像データの対応する
画素の画素値を比較し、両者が零ベクトルの場合には零
ベクトルをその画素の合成後の画素値とする。また、一
方が零ベクトルである場合には零ベクトルでない色ベク
トルをその画素の合成後の画素値とする。また、両者が
零ベクトルでない色ベクトルの場合にはプロセス色と特
色の印刷版の刷り重ねの順番を考慮し、印刷物の目視面
の表面層を形成する色ベクトル(通常はプロセス色)を
その画素の合成後の画素値とする。
【0014】ステップS5の出力過程において、合成画
像データを校正出力機で出力する。上記の処理過程によ
り得られた合成画像データが用いられるため、プロセス
インキの色再現範囲に限定されずに特色インキの色再現
を行うことができる。
【0015】次に、本発明の校正方法による色再現範囲
について説明を行う。図2は本発明の校正方法による色
再現範囲を模式的に示す図である。図2において、横軸
はL* * * 表色系におけるa* の値、縦軸はb*
値である。L* の値は図2の紙面に垂直な方向の軸であ
り、図2はL* * * 表色系(色立体)におけるL*
が定数の切断面を示している。また、プロセス色1で示
す内側の六角形はプロセスインキを用いた本印刷機の色
再現範囲の境界を表しており、その内部が再現できる色
である。また、従来の色校正2で示す中間の六角形は従
来の色校正方法による色再現範囲の境界を表しており、
その内部が再現できる色である。また、本発明の色校正
3で示す外側の六角形は本発明の色校正方法による色再
現範囲の境界を表しており、その内部が再現できる色で
ある。
【0016】プロセス色1の六角形と従来の色校正2の
六角形とは、理論的には同形状となるのであるが、印刷
物が有する誤差、測色誤差、演算誤差、等の誤差があり
現実は僅かに異なる。本発明の色校正3の六角形は、プ
ロセス色1の六角形と従来の色校正2の六角形とを包含
するように、色再現範囲が最も広く示されている。一般
に色校正に使用するDDCPの色再現範囲は、その目的
から当然であるが、プロセスインキを用いた本印刷機に
よる色再現範囲と少なくとも同等、通常は十分に広いも
のとする。これは、DDCPで使用するインキの色材と
してその目的に合致するものを選定する、必要な印
刷濃度が得られるように装置そのものを改良する等によ
り実現される。
【0017】次に、特色の色再現について例を挙げて説
明する。図2において、特色Aはプロセス色1の六角形
の内部にある。すなわち、この特色Aは従来の色校正2
の六角形の内部にあり、また本発明の色校正3の六角形
の内部にある。したがって、この特色Aは従来の色校正
によっても、本発明の色校正によっても同様に適正な本
印刷機の色再現を行うことができる。特色Bは従来の色
校正2の六角形の外部にある。しかし、この特色Bは本
発明の色校正3の六角形の内部にある。したがって、こ
の特色Bは従来の色校正では本印刷機の色再現を適正に
行うことができないが、本発明の色校正によれば本印刷
機の色再現を適正に行うことができる。従来の色校正で
は、通常は矢印bで示す色校正2の六角形の境界の色を
近似色として色再現が行われる。
【0018】特色Cは従来の色校正2の六角形の外部に
あり、また本発明の色校正3の六角形の外部にある。し
たがって、この特色Cは従来の色校正でも本発明の色校
正でも本印刷機の色再現を適正に行うことができない。
しかし、従来の色校正では矢印c1で示す色校正2の六
角形の境界の色が最も良い近似色であるのに対し、本発
明の色校正によれば矢印c2で示す色校正3の六角形の
境界の色にまで適正な色再現により近い色とすることが
できる。
【0019】次に、本発明で用いるDDCP測色データ
およびプロセスLUTについて説明する。DDCP測色
データは校正出力機の色再現データとして前述の特色参
照過程で用られ、プロセスLUTは本印刷機の色再現と
校正出力機の色再現を一致させる前述のプロセス色変換
過程で用いられる。図3はプロセスLUTを作成する過
程を示す図である。DDCP測色データはその過程の途
中で得られる。図3において、まず、印刷色のチャート
を作成するためのチャート画像データ11を準備する。
画像データの各画素値は、たとえば、色ベクトル(C,
M,Y)で与えられ、各要素C,M,Yは0〜255
(8bit)の値を各々有する。そこで、印刷色のチャ
ートを作成する場合には、たとえば、約32間隔の10
個の値である0,16,32,64,96,128,1
60,192,224,255を選択し各要素に与え
る。すなわち、画素値としては1000(10×10×
10)種類の色ベクトル(C,M,Y)となる、その画
素値に対応する色パッチからなるチャート画像データ1
1を作成する。
【0020】そのチャート画像データ11を入力してD
DCP装置12により出力を行いDDCP出力チャート
14を得る。また、そのチャート画像データ11に基づ
いて、標準の条件で製版を行い得られた印刷版とプロセ
スインキを用いて本印刷機13により印刷を行い本機印
刷チャート15を得る。次に、測色機16を用いて、D
DCP出力チャート14の各色パッチを測色しDDCP
測色データ17を得る。また、測色機16を用いて、本
機印刷チャート15の各色パッチを測色し本機測色デー
タ18を得る。測色値は、たとえば、表色系L* *
* の値である。もちろん、他の表色系RGB、XYZ、
等の値であってもよい。DDCP測色データ17と本機
測色データ18の測色データは、この(L* ,a* ,b
* )の値と対応する(C,M,Y)の値がテーブル形式
で(すなわち、関連する値として)登録されたデータで
ある。
【0021】次に、プロセスLUT19を作成する。
(C,M,Y)の値に基づいて本印刷機13により印刷
を行って得る色と、(C’,M’,Y’)の値を入力し
てDDCP装置12により出力を行って得る色とが、測
色値(L* ,a* ,b* )が同一(色差が最小)である
とする。プロセスLUT19は、そのような、(C,
M,Y)の値と(C’,M’,Y’)の値がテーブル形
式で(すなわち、関連する値として)登録されたデータ
である。
【0022】ところで前述のように、チャート画像デー
タ11はC,M,Yの各要素がたとえば約32間隔の値
を有する離散的なデータであり、DDCP測色データ1
7と本機測色データ18も離散的なデータである。そこ
で、それらデータに基づいて補間法を適用する等により
C,M,Yの各要素が1間隔の連続的なデータとして、
測色値(L* ,a* ,b* )が同一(色差が最小)であ
る(C,M,Y)の値に対応する(C’,M’,Y’)
の値を求める。このようなプロセスLUT19を求める
方法は、特開平1−234251号、特開平2−214
266号、等に記載されているからここでは詳細な説明
を省略する。
【0023】本印刷機用の画像データ(C,M,Y)を
このプロセスLUT19を参照してDDCP用の画像デ
ータ(C’,M’,Y’)に変換する。そして、そのD
DCP用の画像データ(C’,M’,Y’)を入力して
DDCP装置12により出力を行う。その出力により得
る色は、本印刷機用の画像データ(C,M,Y)に基づ
いて本印刷機13により印刷を行って得る色と同一(色
差が最小)となる。
【0024】続いて本発明の色校正方法についてより詳
細を説明する。図4は製版工程において本発明の色校正
方法を適用した一例を示す説明図である。図4において
図3と同一部分には同一番号を付す。以下、本発明を説
明する図において同様とする。CEPS(color electr
onic prepress system)31によって、カラー原稿(写
真)、線画等の原稿または画像データから各インキ色で
印刷する分解画像データを得る(作業1)。プロセスイ
ンキで印刷する写真32と線画(1)33のC,M,
Y,Kの分解画像データと、特色インキで印刷する線画
(2)の特色(1),特色(2),特色(3),特色
(4)の分解画像データを得る。
【0025】プロセス色カラーマッチングアプリケーシ
ョン36によるデータ処理が行われ、写真32の分解画
像データに対してプロセスLUT19が参照されマッチ
ング済み写真38が得られる(作業2;プロセス色変換
過程)。マッチング済み写真37はDDCP12に入力
する色データ(C’,M’,Y’)で表され、図2に示
す従来の色校正2の範囲の色データからなる画像データ
である。また、プロセス色カラーマッチングアプリケー
ション36によるデータ処理が行われ、線画(1)33
の分解画像データに対してプロセスLUT19が参照さ
れ、マッチング済み線画(1)38が得られる(作業
3;プロセス色変換過程)。マッチング済み線画(2)
38もDDCPに入力する色データ(C’,M’,
Y’)で表され、図2に示す従来の色校正2の範囲の色
データからなる画像データである。
【0026】一方、特色(1),特色(2),特色
(3),特色(4)に対応して4つの色見本41a〜4
1dが存在する(得意先;印刷物の発注元が指定す
る)。その4つの色見本41a〜41dの色を測色機4
2によって測色し、4つの色見本測色データ43を得る
(作業4)。色見本測色データ43の各々は、たとえ
ば、表色系L* * * の値である。次に、L* *
* →CMY変換アプリケーション44によるデータ処理
が行われ、前述した(図3参照)DDCP測色データ1
7を参照し、4つの色見本測色データ43(L* *
* )を4つのCMYデータ46に変換する(作業5;特
色参照過程)。このCMYデータ46は、DDCPに入
力する色データ(C’,M’,Y’)で表され、DDC
Pによって再現される色の範囲のデータ、すなわち、図
2の本発明の色校正3の範囲の色データである。
【0027】上記の変換により特色インキで印刷する線
画(2)34の特色(1),特色(2),特色(3),
特色(4)の分解画像データ(分版画像データ)は、各
々色データ(C’,M’,Y’)で表されるから、画像
データ(C’,M’,Y’)に合成することができる。
すなわち、特色の数の要素で表される画像データを3つ
(C’,M’,Y’)の要素で表される画像データとし
て表すことができる。特色版の分版、合成アプリケーシ
ョン47によるデータ処理が行われ、その画像データ
(C’,M’,Y’)であるマッチング済み線画(2)
48が得られる(作業6;特色変換過程)。
【0028】上記のようにして得られた、マッチング済
み写真37、マッチング済み線画(1)38、マッチン
グ済み線画(2)47は、図4における合成アプリケー
ション49によるデータ処理が行われ、出力用データ5
0が得られる(作業7;合成過程)。出力用データ50
をDDCP装置51に入力し出力を行い出力(印刷物)
52を得る(作業8;出力過程)。この出力(印刷物)
52の色は、プロセスインキと特色インキを用いて本印
刷機により印刷を行って得る色と同一(色差が最小)と
なる。
【0029】次に、上述のL* * * →CMY変換ア
プリケーション44によるデータ処理(作業5)につい
て一例を詳細に説明する。図5はL* * * →CMY
変換アプリケーションのデータ処理過程を示す説明図で
ある。図4で前述したように、色見本41に対して測色
機42による測色が行われ色見本測色データ(L* *
* )43が得られる。また、図3で前述したように、
DDCP測色データ17が得られている。DDCP出力
チャート14の離散的なCMYの値の変化の一例が矩形
枠内に示されている。図5に示すように、L* * *
→CMY変換アプリケーション44によるデータ処理の
結果、CMYデータ46が得られる。そのデータ処理の
過程は〜のステップから成る。
【0030】まず、ステップにおいて、1000組
(1000の色ベクトル)のDDCP測色データ17の
内から、色見本測色データ(L* * * )43に最も
近い(色差が最も小さい)27組のデータを選択する。
図6は、色見本測色データ(L* * * )43と選択
した27組のDDCP測色データ17との関係を三次元
グラフとして示した図である。次に、ステップにおい
て、たとえば32刻みの離散的なCMYの値を有する各
組のDDCP測色データ17の間を、1刻みの連続的な
CMYの値を有する点、すなわち、32×32×32×
8点に細分化し、各点のL* * * 値を補間法(たと
えば8点補間)により求める。次に、ステップにおい
て、色見本測色データ(L* * * )43に最も近い
(色差が最も小さい)L* * * 値を、ステップの
補間により得た32×32×32×8点の内から選択
し、CMYの値をCMYデータ46として出力する。
【0031】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明によれば、
プロセスインキの色再現範囲に限定されずに特色インキ
の色再現を行うことができる色校正方法が提供される。
また、特色は複数であって、特色変換過程は、複数の特
色見本データと本印刷機において用いる複数の特色画像
データに基づき校正出力機で用いる特色変換画像データ
を得る過程である本発明によれば、複数の特色インキの
色再現を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の色校正方法を実施する場合の処理過程
を示すフロー図である。
【図2】本発明の校正方法による色再現範囲を模式的に
示す図である。
【図3】プロセスLUTを作成する過程を示す図であ
る。
【図4】製版工程において本発明の色校正方法を適用し
た一例を示す説明図である。
【図5】L* * * →CMY変換アプリケーションの
データ処理過程を示す説明図である。
【図6】色見本測色データと選択した27組のDDCP
測色データとの関係を三次元グラフとして示した図であ
る。
【符号の説明】
1 プロセス色 2 従来の色校正 3 本発明の色校正 11 チャート画像データ 12 DDCP装置 13 本印刷機 14 DDCP出力チャート 15 本機印刷チャート 16 測色機 17 DDCP測色データ 18 本機測色データ 19 プロセスLUT 31 CEPS 32 写真 33 線画(1) 34 線画(2) 36 プロセス色カラーマッチングアプリケーション 37 マッチング済み写真 38 マッチング済み線画(1) 41a〜41d 色見本1〜色見本4 42 測色機 43 色見本測色データ 44 L* * * →CMY変換アプリケーション 46 CMYデータ 47 特色版の分版、合成アプリケション 48 マッチング済み線画(2) 49 合成アプリケション 50 出力用データ 52 出力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/46 H04N 1/46 Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本印刷機による色再現を校正出力機におい
    て模擬する色校正方法であって、 前記本印刷機において用いるプロセス色画像データに対
    して前記本印刷機の色再現と前記校正出力機の色再現を
    一致させる変換を行い前記校正出力機で用いるプロセス
    色変換画像データを得るプロセス色変換過程と、 特色色見本データに対応する前記校正出力機の色再現デ
    ータを参照して特色参照データを得る特色参照過程と、 前記本印刷機において用いる特色画像データと前記特色
    参照データに基づき前記校正出力機で用いる特色変換画
    像データを得る特色変換過程と、 前記プロセス色変換画像データと前記特色変換画像デー
    タを合成し合成画像データを得る合成過程と、 前記合成画像データを前記校正出力機で出力する出力過
    程と、 を有することを特徴とする色校正方法。
  2. 【請求項2】前記特色は複数であって、前記特色変換過
    程は、複数の特色見本データと前記本印刷機において用
    いる複数の特色画像データに基づき前記校正出力機で用
    いる特色変換画像データを得る過程であることを特徴と
    する請求項1記載の色校正方法。
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