JPH10242601A - プリント配線板と筐体の接続方法、および電子機器 - Google Patents
プリント配線板と筐体の接続方法、および電子機器Info
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- JPH10242601A JPH10242601A JP4051497A JP4051497A JPH10242601A JP H10242601 A JPH10242601 A JP H10242601A JP 4051497 A JP4051497 A JP 4051497A JP 4051497 A JP4051497 A JP 4051497A JP H10242601 A JPH10242601 A JP H10242601A
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- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 7
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-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/0213—Electrical arrangements not otherwise provided for
- H05K1/0216—Reduction of cross-talk, noise or electromagnetic interference
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
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- H05K1/0213—Electrical arrangements not otherwise provided for
- H05K1/0237—High frequency adaptations
-
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- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/18—Printed circuits structurally associated with non-printed electric components
- H05K1/181—Printed circuits structurally associated with non-printed electric components associated with surface mounted components
Landscapes
- Structure Of Printed Boards (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 周波数に対する接続部のインピーダンスの調
整が可能で、広い周波数域にわたって放射ノイズの対策
に有効なプリント配線板と筺体の接続方法を提供する。 【解決手段】 プリント配線板1のグランドパターン3
と機器筐体の導電部に通じるランド穴2とを接続する接
続部において、抵抗R6とコンデンサC5とインダクタ
L7を直列接続した3つの回路を並列に構成することに
より、周波数に対してインピーダンスの異なる3つの経
路を接続部に形成する。
整が可能で、広い周波数域にわたって放射ノイズの対策
に有効なプリント配線板と筺体の接続方法を提供する。 【解決手段】 プリント配線板1のグランドパターン3
と機器筐体の導電部に通じるランド穴2とを接続する接
続部において、抵抗R6とコンデンサC5とインダクタ
L7を直列接続した3つの回路を並列に構成することに
より、周波数に対してインピーダンスの異なる3つの経
路を接続部に形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器からの放
射ノイズを抑えるための、プリント配線板と筐体の導電
部部分との接続方法に関する。
射ノイズを抑えるための、プリント配線板と筐体の導電
部部分との接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器からの放射ノイズを抑えるの
に、プリント配線板に設けられているグランドは電位変
動の少ない安定なグランドとする必要がある。この方法
として配線板のグランド部分と電位変動の少ない機器筐
体の導電部とを接続することがある。
に、プリント配線板に設けられているグランドは電位変
動の少ない安定なグランドとする必要がある。この方法
として配線板のグランド部分と電位変動の少ない機器筐
体の導電部とを接続することがある。
【0003】筐体との接続方法は、通常、配線板のグラ
ンド部分と筐体導電部の一部をねじ止めなどの手段によ
り、低インピーダンス接続することが多い。しかしこの
場合には、プリント配線板および筐体導電部を流れる電
流が、基板の長さや誘電体などの条件によって決まる特
定周波数での定在波を起こし、強い放射ノイズが発生す
る。
ンド部分と筐体導電部の一部をねじ止めなどの手段によ
り、低インピーダンス接続することが多い。しかしこの
場合には、プリント配線板および筐体導電部を流れる電
流が、基板の長さや誘電体などの条件によって決まる特
定周波数での定在波を起こし、強い放射ノイズが発生す
る。
【0004】この定在波を抑える従来の接続方法として
は、特開平7−225634号公報で取り挙げられてい
るような、接続部に抵抗性を持たせる方法があった。接
続部に抵抗性を持たせた場合には、接続部に流れる電流
を抑制し、かつ筐体導電部に対する配線板のインピーダ
ンスと整合させることにより反射をなくし、定在波によ
るノイズの増大を抑える方法である。
は、特開平7−225634号公報で取り挙げられてい
るような、接続部に抵抗性を持たせる方法があった。接
続部に抵抗性を持たせた場合には、接続部に流れる電流
を抑制し、かつ筐体導電部に対する配線板のインピーダ
ンスと整合させることにより反射をなくし、定在波によ
るノイズの増大を抑える方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来例では、抵抗性のみで接続部が構成される時には、定
在波でのノイズの増大は防げる一方、インピーダンス整
合させる必要のために、抵抗値は一定値を選ぶので、周
波数変化に応じて接続部のインピーダンスを調整するこ
とが難しい。通常のプリント配線板では整合値は数10
Ω程度であることが多く、放射ノイズ対策が必要な周波
数域でノイズの抑制に働かない場合がある。
来例では、抵抗性のみで接続部が構成される時には、定
在波でのノイズの増大は防げる一方、インピーダンス整
合させる必要のために、抵抗値は一定値を選ぶので、周
波数変化に応じて接続部のインピーダンスを調整するこ
とが難しい。通常のプリント配線板では整合値は数10
Ω程度であることが多く、放射ノイズ対策が必要な周波
数域でノイズの抑制に働かない場合がある。
【0006】特に例えば300MHz以下の低周波域に
おいては、整合値よりも高いインピーダンスによる接続
を行った方が、良い結果が得られたり、例えば700M
Hz以上の高周波域では整合値より低いインピーダンス
による接続を行った方が良い放射ノイズ特性を示したり
する。
おいては、整合値よりも高いインピーダンスによる接続
を行った方が、良い結果が得られたり、例えば700M
Hz以上の高周波域では整合値より低いインピーダンス
による接続を行った方が良い放射ノイズ特性を示したり
する。
【0007】さらにR、L、Cを直列に構成して配線板
のグランドと筐体の導電部とを接続した場合、数百MH
zオーダーの周波数においては、実際の部品では寄生容
量や寄生インダクタンスの影響を受けるので、LC直列
回路のインピーダンスの周波数特性を理想的に変化させ
る事が難しい。そのため、定在波周波数でのインピーダ
ンス整合をとったり、共振現象による放射ノイズの増大
を避ける事が難しくなる。
のグランドと筐体の導電部とを接続した場合、数百MH
zオーダーの周波数においては、実際の部品では寄生容
量や寄生インダクタンスの影響を受けるので、LC直列
回路のインピーダンスの周波数特性を理想的に変化させ
る事が難しい。そのため、定在波周波数でのインピーダ
ンス整合をとったり、共振現象による放射ノイズの増大
を避ける事が難しくなる。
【0008】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に
鑑み、周波数に対する接続部のインピーダンスの調整が
可能で、広い周波数域にわたって放射ノイズの対策に有
効である、プリント配線板と筺体の接続方法および、こ
の方法で接続した構造の電子機器を提供することにあ
る。
鑑み、周波数に対する接続部のインピーダンスの調整が
可能で、広い周波数域にわたって放射ノイズの対策に有
効である、プリント配線板と筺体の接続方法および、こ
の方法で接続した構造の電子機器を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のプリント配線板と筐体の接続方法は、プリ
ント配線板のグランドパターンと機器筐体の導電部とを
インピーダンスの異なる複数の接続経路に分けて接続す
ることを特徴とする。
に、本発明のプリント配線板と筐体の接続方法は、プリ
ント配線板のグランドパターンと機器筐体の導電部とを
インピーダンスの異なる複数の接続経路に分けて接続す
ることを特徴とする。
【0010】また、本発明のプリント配線板と筐体の接
続方法において、前記プリント配線板のグランドパター
ンと前記機器筐体の導電部との接続部は、容量性とイン
ダクタンス性と抵抗性のうち少なくとも容量性を含む2
以上の電気特性を並列に持つ並列回路で構成されてい
る。さらに、前記接続部において分けられた接続経路の
各々において、容量性とインダクタンス性と抵抗性のう
ち少なくとも容量性を含む二つ以上の電気特性が直列に
構成されている。
続方法において、前記プリント配線板のグランドパター
ンと前記機器筐体の導電部との接続部は、容量性とイン
ダクタンス性と抵抗性のうち少なくとも容量性を含む2
以上の電気特性を並列に持つ並列回路で構成されてい
る。さらに、前記接続部において分けられた接続経路の
各々において、容量性とインダクタンス性と抵抗性のう
ち少なくとも容量性を含む二つ以上の電気特性が直列に
構成されている。
【0011】上記の発明は、具体的には、前記プリント
配線板のグランドパターンと前記機器筐体の導電部を接
続する該グランドパターンの一部を分離し、分離したグ
ランドパターン間に2つのパターン部分を並列に接続
し、該2つのパターン部分の各々に容量性とインダクタ
ンス性もしくは抵抗性を持たせている。この場合、前記
2つのパターン部分の各々にあらかじめ実装ランドを作
製しておき、チップ型部品を搭載することや、前記2つ
のパターン部分の各々にあらかじめスルーホールランド
を作製しておき、リード型部品を搭載することが考えら
れる。
配線板のグランドパターンと前記機器筐体の導電部を接
続する該グランドパターンの一部を分離し、分離したグ
ランドパターン間に2つのパターン部分を並列に接続
し、該2つのパターン部分の各々に容量性とインダクタ
ンス性もしくは抵抗性を持たせている。この場合、前記
2つのパターン部分の各々にあらかじめ実装ランドを作
製しておき、チップ型部品を搭載することや、前記2つ
のパターン部分の各々にあらかじめスルーホールランド
を作製しておき、リード型部品を搭載することが考えら
れる。
【0012】また前記接続部のインダクタンス性は、前
記グランドパターンにより形成されたプリントインダク
タからなるものでもよい。この場合、前記プリントイン
ダクタは折り返し形状であったり、スパイラル形状であ
ったりしてもよい。
記グランドパターンにより形成されたプリントインダク
タからなるものでもよい。この場合、前記プリントイン
ダクタは折り返し形状であったり、スパイラル形状であ
ったりしてもよい。
【0013】また前記接続部の容量性は、前記グランド
パターンにより形成されたプリントコンダクタからなる
ものでもよい。この場合、前記プリントコンデンサは櫛
形の形状であってもよい。
パターンにより形成されたプリントコンダクタからなる
ものでもよい。この場合、前記プリントコンデンサは櫛
形の形状であってもよい。
【0014】また前記接続部の容量性は、前記プリント
配線板のグランドパターンの一部と、前記機器筐体の導
電部にあらかじめ設けられた立ち上げ部とを前記プリン
ト配線板の誘電体を介して対向させることで得られたも
のでもよい。
配線板のグランドパターンの一部と、前記機器筐体の導
電部にあらかじめ設けられた立ち上げ部とを前記プリン
ト配線板の誘電体を介して対向させることで得られたも
のでもよい。
【0015】また前記接続部において、前記プリント配
線板のグランドパターンの一部から複数のパターン部分
をあらかじめ引き出し、各パターン部分ごとにインピー
ダンスの異なる回路を構成して前記機器筺体の導電部と
接続することにより、複数の接続経路を構成するものも
本発明に含まれる。
線板のグランドパターンの一部から複数のパターン部分
をあらかじめ引き出し、各パターン部分ごとにインピー
ダンスの異なる回路を構成して前記機器筺体の導電部と
接続することにより、複数の接続経路を構成するものも
本発明に含まれる。
【0016】さらに、上記のプリント配線板と筺体の接
続方法で接続した構造を備える電子機器も本発明に含ま
れる。
続方法で接続した構造を備える電子機器も本発明に含ま
れる。
【0017】次に、本発明の作用について図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0018】プリント配線板のグランドパターンと機器
筐体の導電部とを接続するのに、接続部分に二つ以上の
経路をつくり、例えば図1に示すように抵抗Rと容量C
とインダクタLを直列接続した3つの回路を並列に構成
する。
筐体の導電部とを接続するのに、接続部分に二つ以上の
経路をつくり、例えば図1に示すように抵抗Rと容量C
とインダクタLを直列接続した3つの回路を並列に構成
する。
【0019】接続部に図2の回路図に示すように3つの
RLC直列回路を並列に構成する事によって、接続部の
インピーダンスは図3に示すような周波数特性を持つ。
一般に図4に示すように一つのRLC直列回路のインピ
ーダンスは、図5のようである。ここで図2のA,B,
Cの3つのRLC直列回路において、抵抗Rは同じ抵抗
値R0をもち、容量CおよびインダクタLはそれぞれ
A,B,Cの順に小さい値を持つ。
RLC直列回路を並列に構成する事によって、接続部の
インピーダンスは図3に示すような周波数特性を持つ。
一般に図4に示すように一つのRLC直列回路のインピ
ーダンスは、図5のようである。ここで図2のA,B,
Cの3つのRLC直列回路において、抵抗Rは同じ抵抗
値R0をもち、容量CおよびインダクタLはそれぞれ
A,B,Cの順に小さい値を持つ。
【0020】この時の接続部を流れる電流は、図3に示
す周波数f1より低い周波数域では、各RLC直列回路
の中でもっとも小さい合成インピーダンスを持つAの回
路を通り、周波数f1とf2の間では同様な理由でBの回
路を通り、f2より高い周波数域ではCの回路を通る。
つまり周波数によってインピーダンスが異なる事から、
電気的な接続の経路を変える事が可能となる。すなわち
接続の経路を変えることにより、図4に示すような一つ
のRLC直列回路を構成するよりも広い周波数域でイン
ピーダンスの調整が可能になる。
す周波数f1より低い周波数域では、各RLC直列回路
の中でもっとも小さい合成インピーダンスを持つAの回
路を通り、周波数f1とf2の間では同様な理由でBの回
路を通り、f2より高い周波数域ではCの回路を通る。
つまり周波数によってインピーダンスが異なる事から、
電気的な接続の経路を変える事が可能となる。すなわち
接続の経路を変えることにより、図4に示すような一つ
のRLC直列回路を構成するよりも広い周波数域でイン
ピーダンスの調整が可能になる。
【0021】さらに単純に図7に示すように、二つの接
続経路に分けるためにRC並列回路を構成する事で、図
8に示すf0よりも低い周波数域で高インピーダンスと
なり、f0よりも高い周波数域では低インピーダンスに
なる。また接続の経路の電気特性は、図11に示す等価
回路図の様に抵抗Rの代わりにインダクタLを用いて
も、インピーダンスは図12に示すようになる。これら
の容量性やインダクタンス性、抵抗性を直列に組み合わ
せてもよい。
続経路に分けるためにRC並列回路を構成する事で、図
8に示すf0よりも低い周波数域で高インピーダンスと
なり、f0よりも高い周波数域では低インピーダンスに
なる。また接続の経路の電気特性は、図11に示す等価
回路図の様に抵抗Rの代わりにインダクタLを用いて
も、インピーダンスは図12に示すようになる。これら
の容量性やインダクタンス性、抵抗性を直列に組み合わ
せてもよい。
【0022】以上のように、少なくとも容量性を含む回
路を接続部に並列に構成するなどして、電流の経路を分
ける事により、周波数に対応したインピーダンスの調整
が可能となり、放射ノイズを広い周波数域にわたって、
効率よく抑える事が可能となる。
路を接続部に並列に構成するなどして、電流の経路を分
ける事により、周波数に対応したインピーダンスの調整
が可能となり、放射ノイズを広い周波数域にわたって、
効率よく抑える事が可能となる。
【0023】
(第1の実施形態)図1は、本発明によるプリント配線
板と筺体の接続方法の第1の実施形態を表す斜視図であ
る。同図は特に、プリント配線板のグランドと筐体導電
部との接続部分を示したものである。ここでは、チップ
型部品を使ったRLC直列回路を接続部分に3つ並列に
構成することにより、異なるインピーダンスを持つ三つ
の経路に分けて接続する例を示す。
板と筺体の接続方法の第1の実施形態を表す斜視図であ
る。同図は特に、プリント配線板のグランドと筐体導電
部との接続部分を示したものである。ここでは、チップ
型部品を使ったRLC直列回路を接続部分に3つ並列に
構成することにより、異なるインピーダンスを持つ三つ
の経路に分けて接続する例を示す。
【0024】図1において、プリント配線板1の一部
に、筐体導電部(不図示)とのねじ止めでの接続をする
ためのランド穴2が設けられている。ランド穴2と電気
的に接続される一本のグランドパターン3の一部は途中
で分離されており、分離したパターン間には3つのパタ
ーン部分が並列に接続されている。並列に配置された各
パターン部分の上には、チップ型コンデンサC5a〜
c、チップ型抵抗R6及びチップ型インダクタL7a〜
cを半田付け可能にするために、あらかじめ剥離部分が
形成され、かつ、実装ランド4が設けられている。ここ
で、抵抗Rは同じ抵抗値R0であり、コンデンサCおよ
びインダクタLの容量値はa、b、cの順に小さいもの
とする。そして最終的に、並列に配置された3つのパタ
ーン部分にはそれぞれ、チップ型コンデンサ5a、チッ
プ型抵抗6及びチップ型インダクタ7aと、チップ型コ
ンデンサ5b、チップ型抵抗6及びチップ型インダクタ
7bと、チップ型コンデンサ5c、チップ型抵抗6及び
チップ型インダクタ7cとが直列に半田で接続されてい
る。
に、筐体導電部(不図示)とのねじ止めでの接続をする
ためのランド穴2が設けられている。ランド穴2と電気
的に接続される一本のグランドパターン3の一部は途中
で分離されており、分離したパターン間には3つのパタ
ーン部分が並列に接続されている。並列に配置された各
パターン部分の上には、チップ型コンデンサC5a〜
c、チップ型抵抗R6及びチップ型インダクタL7a〜
cを半田付け可能にするために、あらかじめ剥離部分が
形成され、かつ、実装ランド4が設けられている。ここ
で、抵抗Rは同じ抵抗値R0であり、コンデンサCおよ
びインダクタLの容量値はa、b、cの順に小さいもの
とする。そして最終的に、並列に配置された3つのパタ
ーン部分にはそれぞれ、チップ型コンデンサ5a、チッ
プ型抵抗6及びチップ型インダクタ7aと、チップ型コ
ンデンサ5b、チップ型抵抗6及びチップ型インダクタ
7bと、チップ型コンデンサ5c、チップ型抵抗6及び
チップ型インダクタ7cとが直列に半田で接続されてい
る。
【0025】このように本形態の接続方法は、プリント
配線板1のグランドパターン部3と筐体導電部(不図
示)とを、RLC直列回路を並列に配してなる接続部を
介して接続することで、周波数に応じたインピーダンス
整合のために、異なるインピーダンスを持つ3つの電気
的な経路に分けて接続するものである。
配線板1のグランドパターン部3と筐体導電部(不図
示)とを、RLC直列回路を並列に配してなる接続部を
介して接続することで、周波数に応じたインピーダンス
整合のために、異なるインピーダンスを持つ3つの電気
的な経路に分けて接続するものである。
【0026】次に、本形態の接続方法による作用を図2
〜図5を参照して説明する。図2は図1に示した接続部
分の模式図、図3は図2に示した各RLC直列回路の周
波数特性を示すグラフである。
〜図5を参照して説明する。図2は図1に示した接続部
分の模式図、図3は図2に示した各RLC直列回路の周
波数特性を示すグラフである。
【0027】本形態の接続構成、すなわち図2に示すよ
うに3つのRLC直列回路を並列に構成した事によっ
て、接続部分のインピーダンスは図3に示すような周波
数特性を持つ。なお、一般に、図4に示すような一つの
RLC直列回路のインピーダンスは、図5に示す周波数
特性のグラフになる。
うに3つのRLC直列回路を並列に構成した事によっ
て、接続部分のインピーダンスは図3に示すような周波
数特性を持つ。なお、一般に、図4に示すような一つの
RLC直列回路のインピーダンスは、図5に示す周波数
特性のグラフになる。
【0028】この形態の接続部分を流れる電流は、図3
に示す周波数f1より低い周波域では、各RLC直列回
路の中でもっとも小さい合成インピーダンスを持つAの
回路を通り、周波数f1とf2の間では同様な理由でB
の回路を通り、周波数f2より高い周波域ではCの回路
を通る。つまり周波数によってインピーダンスが異なる
事から、電気的な接続の経路を変える事が可能となる。
すなわち接続の経路を変えることにより、図3に示すよ
うな一つのRLC直列回路を構成するよりも広い周波数
でインピーダンスの調整が可能になる。また、本形態で
のRの抵抗値は同じ値でなくてもよい。
に示す周波数f1より低い周波域では、各RLC直列回
路の中でもっとも小さい合成インピーダンスを持つAの
回路を通り、周波数f1とf2の間では同様な理由でB
の回路を通り、周波数f2より高い周波域ではCの回路
を通る。つまり周波数によってインピーダンスが異なる
事から、電気的な接続の経路を変える事が可能となる。
すなわち接続の経路を変えることにより、図3に示すよ
うな一つのRLC直列回路を構成するよりも広い周波数
でインピーダンスの調整が可能になる。また、本形態で
のRの抵抗値は同じ値でなくてもよい。
【0029】(第2の実施形態)図6は、本発明による
プリント配線板と筺体の接続方法の第2の実施形態を表
す斜視図である。同図は特に、プリント配線板のグラン
ドと筐体導電部との接続部分を示したもので、第1の実
施形態と同一の部材には同一符号を付してある。
プリント配線板と筺体の接続方法の第2の実施形態を表
す斜視図である。同図は特に、プリント配線板のグラン
ドと筐体導電部との接続部分を示したもので、第1の実
施形態と同一の部材には同一符号を付してある。
【0030】ここでは、チップ型部品を使ったRC並列
回路を接続部分に構成することにより、異なるインピー
ダンスを持つ二つの経路に分けて接続する例を示す。
回路を接続部分に構成することにより、異なるインピー
ダンスを持つ二つの経路に分けて接続する例を示す。
【0031】図6において、プリント配線板1の一部
に、筐体導電部(不図示)とのねじ止めでの接続をする
ためのランド穴2が設けられている。ランド穴2と電気
的に接続される一方のグランドパターン3の一部は途中
で分離されており、分離したパターン間には2つのパタ
ーン部分が並列に接続されている。並列に配置された各
パターン部分の上には、チップ型コンデンサC5、チッ
プ型抵抗R6を半田付け可能にするために、あらかじめ
剥離部分が形成され、かつ、実装ランド4が設けられて
いる。そして最終的に、並列に配置された2つのパター
ン部分にはそれぞれ、チップ型コンデンサ5及びチップ
型抵抗6が半田で接続されている。
に、筐体導電部(不図示)とのねじ止めでの接続をする
ためのランド穴2が設けられている。ランド穴2と電気
的に接続される一方のグランドパターン3の一部は途中
で分離されており、分離したパターン間には2つのパタ
ーン部分が並列に接続されている。並列に配置された各
パターン部分の上には、チップ型コンデンサC5、チッ
プ型抵抗R6を半田付け可能にするために、あらかじめ
剥離部分が形成され、かつ、実装ランド4が設けられて
いる。そして最終的に、並列に配置された2つのパター
ン部分にはそれぞれ、チップ型コンデンサ5及びチップ
型抵抗6が半田で接続されている。
【0032】このように本形態の接続方法は、プリント
配線板1のグランドパターン部3と筐体導電部(不図
示)とを、RC並列回路からなる接続部を介して接続す
ることで、周波数に応じたインピーダンス調整のため
に、異なるインピーダンスを持つ2つの電気的な経路に
分けて接続するものである。また、ここでチップ型抵抗
6の代わりにチップ型インダクタを用いたLC並列回路
を介して接続してもよい。
配線板1のグランドパターン部3と筐体導電部(不図
示)とを、RC並列回路からなる接続部を介して接続す
ることで、周波数に応じたインピーダンス調整のため
に、異なるインピーダンスを持つ2つの電気的な経路に
分けて接続するものである。また、ここでチップ型抵抗
6の代わりにチップ型インダクタを用いたLC並列回路
を介して接続してもよい。
【0033】次に、本形態の接続方法による作用を図7
及び図8を参照して説明する。図7は図6に示した接続
部分の模式図、図8は図7に示したRC並列回路の周波
数特性を模式的に示すグラフである。また、図8では、
RとCのインピーダンスの代わる周波数をf0とした。
及び図8を参照して説明する。図7は図6に示した接続
部分の模式図、図8は図7に示したRC並列回路の周波
数特性を模式的に示すグラフである。また、図8では、
RとCのインピーダンスの代わる周波数をf0とした。
【0034】本形態の接続構成、すなわち図7に示すよ
うにRC並列回路で接続部分を2つの経路に分ける事に
よって、接続部分のインピーダンスは図8に示すような
周波数特性を持つ。すなわち、周波数f0よりも低い周
波数域では高インピーダンスとなり、周波数f0より高
い周波数域では低インピーダンスになる。つまり周波数
によってインピーダンスが異なる事から、電気的な接続
の経路を変える事が可能となる。
うにRC並列回路で接続部分を2つの経路に分ける事に
よって、接続部分のインピーダンスは図8に示すような
周波数特性を持つ。すなわち、周波数f0よりも低い周
波数域では高インピーダンスとなり、周波数f0より高
い周波数域では低インピーダンスになる。つまり周波数
によってインピーダンスが異なる事から、電気的な接続
の経路を変える事が可能となる。
【0035】(第3の実施形態)図9は、本発明による
プリント配線板と筺体の接続方法の第3の実施形態を表
す斜視図である。同図は特に、プリント配線板のグラン
ドと筐体導電部との接続部分を示したもので、第1の実
施形態と第1の実施形態と同一の部材には同一符号を付
してある。
プリント配線板と筺体の接続方法の第3の実施形態を表
す斜視図である。同図は特に、プリント配線板のグラン
ドと筐体導電部との接続部分を示したもので、第1の実
施形態と第1の実施形態と同一の部材には同一符号を付
してある。
【0036】ここでは、リード型部品を使ったRC並列
回路を接続部分に構成することにより、異なるインピー
ダンスを持つ二つの経路に分けて接続する例を示す。
回路を接続部分に構成することにより、異なるインピー
ダンスを持つ二つの経路に分けて接続する例を示す。
【0037】本実施形態では図9に示すように、ランド
穴2と電気的に接続される一本のグランドパターン3の
一部は途中で分離されており、分離したパターン間には
2つのパターンが並列に接続されている。並列に配置さ
れた各パターン部分の上には、リード型コンデンサC
9、リード型抵抗R10を半田付け可能にするために、
あらかじめ剥離部分が形成され、かつ、スルーホールラ
ンド8が設けられている。そして最終的に、並列に配置
された2つのパターン部分にはそれぞれ、リード型コン
デンサ9及びリード型抵抗10が半田で接続されてい
る。
穴2と電気的に接続される一本のグランドパターン3の
一部は途中で分離されており、分離したパターン間には
2つのパターンが並列に接続されている。並列に配置さ
れた各パターン部分の上には、リード型コンデンサC
9、リード型抵抗R10を半田付け可能にするために、
あらかじめ剥離部分が形成され、かつ、スルーホールラ
ンド8が設けられている。そして最終的に、並列に配置
された2つのパターン部分にはそれぞれ、リード型コン
デンサ9及びリード型抵抗10が半田で接続されてい
る。
【0038】このように本形態の接続方法は、プリント
配線板1のグランドパターン部3と筐体導電部(不図
示)とを、リード型部品によるRC並列回路からなる接
続部を介して接続することで、周波数に応じたインピー
ダンス調整のために、異なるインピーダンスを持つ2つ
の電気的な経路に分けて接続するものである。また、こ
こでリード型抵抗10の代わりにリード型インダクタを
用いたLC並列回路を介して接続してもよい。
配線板1のグランドパターン部3と筐体導電部(不図
示)とを、リード型部品によるRC並列回路からなる接
続部を介して接続することで、周波数に応じたインピー
ダンス調整のために、異なるインピーダンスを持つ2つ
の電気的な経路に分けて接続するものである。また、こ
こでリード型抵抗10の代わりにリード型インダクタを
用いたLC並列回路を介して接続してもよい。
【0039】(第4の実施形態)図10は、本発明によ
るプリント配線板と筺体の接続方法の第4の実施形態を
表す斜視図である。同図は特に、プリント配線板のグラ
ンドと筐体導電部との接続部分を示したもので、第1の
実施形態と第1の実施形態と同一の部材には同一符号を
付してある。
るプリント配線板と筺体の接続方法の第4の実施形態を
表す斜視図である。同図は特に、プリント配線板のグラ
ンドと筐体導電部との接続部分を示したもので、第1の
実施形態と第1の実施形態と同一の部材には同一符号を
付してある。
【0040】ここでは、折り返し形状のプリントインダ
クタを含むLC並列回路を接続部分に構成することによ
り、異なるインピーダンスを持つ二つの経路に分けて接
続する例を示す。
クタを含むLC並列回路を接続部分に構成することによ
り、異なるインピーダンスを持つ二つの経路に分けて接
続する例を示す。
【0041】本実施形態では図10に示すように、ラン
ド穴2と電気的に接続される一本のグランドパターン3
は途中で分離されており、分離したパターン間には2つ
のパターン部分が並列に接続されている。2つのパター
ン部分のうち一方には、リード型コンデンサ9を半田付
け可能にするために、あらかじめ剥離部分が形成され、
かつ、スルーホールランド8が設けられている。他方は
折り返し形状のプリントインダクタ11を形成してい
る。そして最終的に、一方のパターン部分のスルーホー
ルランド8に、リード型コンデンサ9が半田で接続され
ている。
ド穴2と電気的に接続される一本のグランドパターン3
は途中で分離されており、分離したパターン間には2つ
のパターン部分が並列に接続されている。2つのパター
ン部分のうち一方には、リード型コンデンサ9を半田付
け可能にするために、あらかじめ剥離部分が形成され、
かつ、スルーホールランド8が設けられている。他方は
折り返し形状のプリントインダクタ11を形成してい
る。そして最終的に、一方のパターン部分のスルーホー
ルランド8に、リード型コンデンサ9が半田で接続され
ている。
【0042】次に、本形態の接続方法による作用を図1
1及び図12を参照して説明する。図11は図10に示
した接続部分の模式図、図12は図11に示したLC並
列回路の周波数特性を模式的に示すグラフである。ま
た、図12ではLとCのインピーダンスの代わる周波数
をf0とした。
1及び図12を参照して説明する。図11は図10に示
した接続部分の模式図、図12は図11に示したLC並
列回路の周波数特性を模式的に示すグラフである。ま
た、図12ではLとCのインピーダンスの代わる周波数
をf0とした。
【0043】本形態の接続構成、すなわち図11に示す
ようにLC並列回路で接続部分を2つの経路に分ける事
によって、接続部分のインピーダンスは図12に示すよ
うな周波数特性を持つ。すなわち、図12に示すよう
に、f0より低い周波域ではインダクタLの方がコンデ
ンサCよりもインピーダンスが小さいのでインダクタL
側を通り、逆にf0よりも高い周波側ではコンデンサC
側を通る事になり、経路を変える事が可能となる。
ようにLC並列回路で接続部分を2つの経路に分ける事
によって、接続部分のインピーダンスは図12に示すよ
うな周波数特性を持つ。すなわち、図12に示すよう
に、f0より低い周波域ではインダクタLの方がコンデ
ンサCよりもインピーダンスが小さいのでインダクタL
側を通り、逆にf0よりも高い周波側ではコンデンサC
側を通る事になり、経路を変える事が可能となる。
【0044】(第5の実施形態)図13は、本発明によ
るプリント配線板と筺体の接続方法の第5の実施形態を
表す斜視図である。同図は特に、プリント配線板のグラ
ンドと筐体導電部との接続部分を示したものである。
るプリント配線板と筺体の接続方法の第5の実施形態を
表す斜視図である。同図は特に、プリント配線板のグラ
ンドと筐体導電部との接続部分を示したものである。
【0045】ここでは、折り返し形状プリントインダク
タの代わりとして、スパイラル形状のプリントインダク
タを含むLC並列回路を接続部分に構成することによ
り、異なるインピーダンスを持つ二つの経路に分けて接
続する例を示す。
タの代わりとして、スパイラル形状のプリントインダク
タを含むLC並列回路を接続部分に構成することによ
り、異なるインピーダンスを持つ二つの経路に分けて接
続する例を示す。
【0046】図13において、プリント配線板の一部
に、筐体導電部(不図示)とのねじ止めでの接続をする
ためのランド穴2が設けられている。ランド穴2はプリ
ント配線板の表面、裏面もしくは基板中の配線形成層1
3におけるグランドパターン3の一部と電気的に通じて
いる。この一本のグランドパターン3の一部は途中で分
離されており、分離したパターン間には2つのパターン
部分が並列に接続されている。2つのパターン部分のう
ち一方には、リード型コンデンサ9を半田付け可能にす
るために、あらかじめ剥離部分が形成され、かつ、スル
ーホールランド8が設けられている。他方はスパイラル
形状のプリントインダクタ12を形成している。そして
最終的に、一方のパターン部分のスルーホールランド8
に、リード型コンデンサ9が半田で接続されている。
に、筐体導電部(不図示)とのねじ止めでの接続をする
ためのランド穴2が設けられている。ランド穴2はプリ
ント配線板の表面、裏面もしくは基板中の配線形成層1
3におけるグランドパターン3の一部と電気的に通じて
いる。この一本のグランドパターン3の一部は途中で分
離されており、分離したパターン間には2つのパターン
部分が並列に接続されている。2つのパターン部分のう
ち一方には、リード型コンデンサ9を半田付け可能にす
るために、あらかじめ剥離部分が形成され、かつ、スル
ーホールランド8が設けられている。他方はスパイラル
形状のプリントインダクタ12を形成している。そして
最終的に、一方のパターン部分のスルーホールランド8
に、リード型コンデンサ9が半田で接続されている。
【0047】またここでは、2つに分離したパターン間
において、プリントインダクタ12のスパイラル中心に
おける端部は、配線形成層13とは異なる配線形成層1
4およびスルーホール15を介して接続してもよい。
において、プリントインダクタ12のスパイラル中心に
おける端部は、配線形成層13とは異なる配線形成層1
4およびスルーホール15を介して接続してもよい。
【0048】(第6の実施形態)図14は、本発明によ
るプリント配線板と筺体の接続方法の第6の実施形態を
表す斜視図である。同図は特に、プリント配線板のグラ
ンドと筐体導電部との接続部分を示したものである。
るプリント配線板と筺体の接続方法の第6の実施形態を
表す斜視図である。同図は特に、プリント配線板のグラ
ンドと筐体導電部との接続部分を示したものである。
【0049】ここでは、櫛形形状のプリントコンデンサ
を含むRC並列回路を接続部分に構成することにより、
異なるインピーダンスを持つ二つの経路に分けて接続す
る例を示す。
を含むRC並列回路を接続部分に構成することにより、
異なるインピーダンスを持つ二つの経路に分けて接続す
る例を示す。
【0050】本実施形態では図14に示すように、ラン
ド穴2と電気的に接続される一本のグランドパターン3
の一部は途中で分離されており、分離したパターン間に
は2つのパターン部分が並列に接続されている。2つの
パターン部分のうち一方には、リード型抵抗10を半田
付け可能にするために、あらかじめ剥離部分が形成さ
れ、かつ、スルーホールランド8が設けられている。他
方は櫛形形状のプリントインダクタ16を形成してい
る。そして最終的に、一方のパターン部分のスルーホー
ルランド8に、リード型コンデンサ9が半田で接続され
ている。
ド穴2と電気的に接続される一本のグランドパターン3
の一部は途中で分離されており、分離したパターン間に
は2つのパターン部分が並列に接続されている。2つの
パターン部分のうち一方には、リード型抵抗10を半田
付け可能にするために、あらかじめ剥離部分が形成さ
れ、かつ、スルーホールランド8が設けられている。他
方は櫛形形状のプリントインダクタ16を形成してい
る。そして最終的に、一方のパターン部分のスルーホー
ルランド8に、リード型コンデンサ9が半田で接続され
ている。
【0051】このような本実施形態は配線板のグランド
部分と筐体導電部(不図示)とをRC直列回路を介して
接続している例である。
部分と筐体導電部(不図示)とをRC直列回路を介して
接続している例である。
【0052】(第7の実施形態)図15は、本発明によ
るプリント配線板と筺体の接続方法の第7の実施形態を
表す斜視図である。同図は特に、プリント配線板のグラ
ンドと筐体導電部との接続部分を示したものである。
るプリント配線板と筺体の接続方法の第7の実施形態を
表す斜視図である。同図は特に、プリント配線板のグラ
ンドと筐体導電部との接続部分を示したものである。
【0053】ここでは、チップ型部品を使った、抵抗及
びコンデンサの直列回路と、これと抵抗値の違う抵抗と
の並列回路を接続部分に構成することにより、異なるイ
ンピーダンスを持つ二つの経路に分けて接続する例を示
す。
びコンデンサの直列回路と、これと抵抗値の違う抵抗と
の並列回路を接続部分に構成することにより、異なるイ
ンピーダンスを持つ二つの経路に分けて接続する例を示
す。
【0054】図15において、プリント配線板1の一部
に、筐体導電部(不図示)とのねじ止めでの接続をする
ためのランド穴2が設けられている。ランド穴2と電気
的に接続される一本のグランドパターン3の一部は途中
で分離されており、分離したパターン間には2つのパタ
ーン部分が並列に接続されている。並列に配置された2
つのパターン部分のうち一方には、チップ型抵抗R6を
半田付け可能にするために、あらかじめ剥離部分が形成
され、かつ、実装ランド4が設けられている。そして他
方には、チップ型コンデンサC5、チップ型抵抗R6を
半田付け可能にするために、あらかじめ剥離部分が形成
され、かつ、実装ランド4が設けられている。そして最
終的に、一方のパターン部分の実装ランド4にはチップ
型抵抗6が半田で接続されている。もう一方のパターン
部分の実装ランド4にはチップ型コンデンサ5及びチッ
プ型抵抗6’とが半田で接続されている。
に、筐体導電部(不図示)とのねじ止めでの接続をする
ためのランド穴2が設けられている。ランド穴2と電気
的に接続される一本のグランドパターン3の一部は途中
で分離されており、分離したパターン間には2つのパタ
ーン部分が並列に接続されている。並列に配置された2
つのパターン部分のうち一方には、チップ型抵抗R6を
半田付け可能にするために、あらかじめ剥離部分が形成
され、かつ、実装ランド4が設けられている。そして他
方には、チップ型コンデンサC5、チップ型抵抗R6を
半田付け可能にするために、あらかじめ剥離部分が形成
され、かつ、実装ランド4が設けられている。そして最
終的に、一方のパターン部分の実装ランド4にはチップ
型抵抗6が半田で接続されている。もう一方のパターン
部分の実装ランド4にはチップ型コンデンサ5及びチッ
プ型抵抗6’とが半田で接続されている。
【0055】このように接続する事により、低周波側で
はチップ型抵抗6側の経路を通り高いインピーダンスで
接続する事ができ、高周波側ではチップ型コンデンサ5
の方を通るので、チップ型抵抗6’側の経路を通り、チ
ップ型抵抗6側の経路より低いインピーダンスで接続が
可能となる。
はチップ型抵抗6側の経路を通り高いインピーダンスで
接続する事ができ、高周波側ではチップ型コンデンサ5
の方を通るので、チップ型抵抗6’側の経路を通り、チ
ップ型抵抗6側の経路より低いインピーダンスで接続が
可能となる。
【0056】(第8の実施形態)図16は、本発明によ
るプリント配線板と筺体の接続方法の第8の実施形態を
表す斜視図である。同図は特に、プリント配線板のグラ
ンドと筐体導電部との接続部分を示したものである。図
17は図16に示したプリント配線板と筐体導電部との
接続状態を示す断面図である。
るプリント配線板と筺体の接続方法の第8の実施形態を
表す斜視図である。同図は特に、プリント配線板のグラ
ンドと筐体導電部との接続部分を示したものである。図
17は図16に示したプリント配線板と筐体導電部との
接続状態を示す断面図である。
【0057】ここでは、プリント配線板の配線形成層に
2つの異なる面積を有する接続パターン部をグランドパ
ターンの一部から分岐させて引き出し、各グランドパタ
ーン部に対応するように筺体立ち上げ部を前記プリント
配線板の誘電体を介して配し、分岐した各グランドパタ
ーン部分にチップ型部品を搭載してなる2つのRC直列
回路を接続部分に構成することにより、異なるインピー
ダンスを持つ二つの経路に分けて接続する例を示す。
2つの異なる面積を有する接続パターン部をグランドパ
ターンの一部から分岐させて引き出し、各グランドパタ
ーン部に対応するように筺体立ち上げ部を前記プリント
配線板の誘電体を介して配し、分岐した各グランドパタ
ーン部分にチップ型部品を搭載してなる2つのRC直列
回路を接続部分に構成することにより、異なるインピー
ダンスを持つ二つの経路に分けて接続する例を示す。
【0058】図16において、プリント配線板1の一部
に、筐体導電部20とのねじ17での固定をするための
ねじ取り付け穴18が設けられている。ランド穴2の付
近のグランドパターン3の一部から2つのグランドパタ
ーンが平行に引き出されている。引き出した一方のグラ
ンドパターンには、チップ型抵抗6を半田付け可能にす
るために、あらかじめ剥離部分が形成され、かつ、実装
ランド4が設けられている。他方のグランドパターンに
は、チップ型抵抗6’を半田付け可能にするために、あ
らかじめ剥離部分が形成され、かつ、実装ランド4が設
けられている。そして最終的に、引き出した一方のグラ
ンドパターンの実装ランド4にはチップ型抵抗6が、他
方のグランドパターンにはチップ型抵抗6’が半田で接
続されている。
に、筐体導電部20とのねじ17での固定をするための
ねじ取り付け穴18が設けられている。ランド穴2の付
近のグランドパターン3の一部から2つのグランドパタ
ーンが平行に引き出されている。引き出した一方のグラ
ンドパターンには、チップ型抵抗6を半田付け可能にす
るために、あらかじめ剥離部分が形成され、かつ、実装
ランド4が設けられている。他方のグランドパターンに
は、チップ型抵抗6’を半田付け可能にするために、あ
らかじめ剥離部分が形成され、かつ、実装ランド4が設
けられている。そして最終的に、引き出した一方のグラ
ンドパターンの実装ランド4にはチップ型抵抗6が、他
方のグランドパターンにはチップ型抵抗6’が半田で接
続されている。
【0059】さらに、引き出した一方のグランドパター
ンの先端には所定の面積S1を有する接続用パターン1
9aが形成され、他方のグランドパターンの先端は所定
の面積S2を有する接続用パターン19bが形成されて
いる。そして、あらかじめ筐体導電部20には、接続用
パターン19a及び19bに対応するように、面積S1
およびS2を有する立ち上げ部21aおよび21bが作
製されている。そして、図17に示すように、ねじ止め
による固定によって、接続用パターン19と筐体導電部
20の立ち上げ部21とが、プリント配線板の誘電体2
2を介して対向させられている。
ンの先端には所定の面積S1を有する接続用パターン1
9aが形成され、他方のグランドパターンの先端は所定
の面積S2を有する接続用パターン19bが形成されて
いる。そして、あらかじめ筐体導電部20には、接続用
パターン19a及び19bに対応するように、面積S1
およびS2を有する立ち上げ部21aおよび21bが作
製されている。そして、図17に示すように、ねじ止め
による固定によって、接続用パターン19と筐体導電部
20の立ち上げ部21とが、プリント配線板の誘電体2
2を介して対向させられている。
【0060】このように接続することで、この対向部分
は面積S1およびS2に依存して次式に示す容量性を有
する事になる。
は面積S1およびS2に依存して次式に示す容量性を有
する事になる。
【0061】
【数1】C=εS/d ここでCは静電容量を表し、Sは面積、εは誘電体の誘
電率、dは誘電体の厚みを表す。
電率、dは誘電体の厚みを表す。
【0062】以上のように二つの接続経路を持たせ、か
つ接続用パターンおよび筐体導電部の立ち上げ部とを対
向させる事により、異なる容量値を有する電気的な接続
が可能となる。
つ接続用パターンおよび筐体導電部の立ち上げ部とを対
向させる事により、異なる容量値を有する電気的な接続
が可能となる。
【0063】またここで、筐体導電部20の立ち上げ部
21とプリント配線板1の間に新たな誘電体を挿入する
事で、接続部分の容量値を調整しても良い。また、ねじ
止めの個所は筐体導電部でなくてもよい。
21とプリント配線板1の間に新たな誘電体を挿入する
事で、接続部分の容量値を調整しても良い。また、ねじ
止めの個所は筐体導電部でなくてもよい。
【0064】(第9の実施形態)図18は、本発明によ
るプリント配線板と筺体の接続方法の第9の実施形態を
表す斜視図である。同図は特に、プリント配線板と筐体
導電部との接続部分を示したものである。ここでは、二
つの接続箇所を設けて接続経路を分けた例を示す。
るプリント配線板と筺体の接続方法の第9の実施形態を
表す斜視図である。同図は特に、プリント配線板と筐体
導電部との接続部分を示したものである。ここでは、二
つの接続箇所を設けて接続経路を分けた例を示す。
【0065】図18において、プリント配線板1の一部
に、筐体導電部(不図示)とのねじ止めでの接続をする
ためのランド穴2a及び2bが設けられている。ランド
パターン3から引き出されてランド穴2a及び2bの各
々に接続される2本のグランドパターンの一部はそれぞ
れ途中で分離されている。そして、一方のグランドパタ
ーンには、チップ型抵抗6を半田付け可能にするため
に、あらかじめ剥離部分が形成され、かつ、実装ランド
4が設けられている。他方のグランドパターンには、チ
ップ型コンデンサ5を半田付け可能にするために、あら
かじめ剥離部分が形成され、かつ、実装ランド4が設け
られている。そして最終的に、一方のグランドパターン
の実装ランド4にはチップ型抵抗6が、他方のグランド
パターンにはチップ型コンデンサ5が半田で接続されて
いる。
に、筐体導電部(不図示)とのねじ止めでの接続をする
ためのランド穴2a及び2bが設けられている。ランド
パターン3から引き出されてランド穴2a及び2bの各
々に接続される2本のグランドパターンの一部はそれぞ
れ途中で分離されている。そして、一方のグランドパタ
ーンには、チップ型抵抗6を半田付け可能にするため
に、あらかじめ剥離部分が形成され、かつ、実装ランド
4が設けられている。他方のグランドパターンには、チ
ップ型コンデンサ5を半田付け可能にするために、あら
かじめ剥離部分が形成され、かつ、実装ランド4が設け
られている。そして最終的に、一方のグランドパターン
の実装ランド4にはチップ型抵抗6が、他方のグランド
パターンにはチップ型コンデンサ5が半田で接続されて
いる。
【0066】このようにプリント配線板1のグランドパ
ターン1から、二つの接続箇所(ランド穴2a及び2
b)の各々に配線を引き出し、異なるインピーダンスを
持つ回路を構成する事で、接続経路を変えることが可能
となる。
ターン1から、二つの接続箇所(ランド穴2a及び2
b)の各々に配線を引き出し、異なるインピーダンスを
持つ回路を構成する事で、接続経路を変えることが可能
となる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プリント配線板のグランド部分と機器筐体の導電部との
接続部に、インピーダンスの異なる複数の接続経路を構
成することで、周波数に対する接続部のインピーダンス
の調整が可能になり、広い周波数域にわたって放射ノイ
ズの対策に有効になる。
プリント配線板のグランド部分と機器筐体の導電部との
接続部に、インピーダンスの異なる複数の接続経路を構
成することで、周波数に対する接続部のインピーダンス
の調整が可能になり、広い周波数域にわたって放射ノイ
ズの対策に有効になる。
【図1】本発明によるプリント配線板と筺体の接続方法
の第1の実施形態を表す斜視図である。
の第1の実施形態を表す斜視図である。
【図2】図2は図1に示した接続部分の模式図である。
【図3】図2に示した各RLC直列回路の周波数特性を
模式的に示すグラフである。
模式的に示すグラフである。
【図4】一つのRLC直列回路を示す図である。
【図5】一つのRLC直列回路のインピーダンスの周波
数特性を模式的に示すグラフである。
数特性を模式的に示すグラフである。
【図6】本発明によるプリント配線板と筺体の接続方法
の第2の実施形態を表す斜視図である。
の第2の実施形態を表す斜視図である。
【図7】図6に示した接続部分の模式図である。
【図8】図7に示したRC並列回路の周波数特性を模式
的に示すグラフである。
的に示すグラフである。
【図9】本発明によるプリント配線板と筺体の接続方法
の第3の実施形態を表す斜視図である。
の第3の実施形態を表す斜視図である。
【図10】本発明によるプリント配線板と筺体の接続方
法の第4の実施形態を表す斜視図である。
法の第4の実施形態を表す斜視図である。
【図11】図10に示した接続部分の模式図である。
【図12】図11に示したLC並列回路の周波数特性を
模式的に示すグラフである。
模式的に示すグラフである。
【図13】本発明によるプリント配線板と筺体の接続方
法の第5の実施形態を表す斜視図である。
法の第5の実施形態を表す斜視図である。
【図14】本発明によるプリント配線板と筺体の接続方
法の第6の実施形態を表す斜視図である。
法の第6の実施形態を表す斜視図である。
【図15】本発明によるプリント配線板と筺体の接続方
法の第7の実施形態を表す斜視図である。
法の第7の実施形態を表す斜視図である。
【図16】本発明によるプリント配線板と筺体の接続方
法の第8の実施形態を表す斜視図である。
法の第8の実施形態を表す斜視図である。
【図17】図16に示したプリント配線板と筐体導電部
との接続状態を示す断面図である。
との接続状態を示す断面図である。
【図18】本発明によるプリント配線板と筺体の接続方
法の第9の実施形態を表す斜視図である。
法の第9の実施形態を表す斜視図である。
1 プリント配線板 2、2a、2b ねじ取り付け用のランド穴 3 グランドパターン 4 実装ランド 5、5a、5b、5c チップ型コンデンサ 6、6’ チップ型抵抗 7a、7b、7c チップ型インダクタ 8 スルーホールランド 9 リード型コンデンサ 10 リード型抵抗 11 折り返し形状のプリントインダクタ 12 スパイラル形状のプリントインダクタ 13、14 配線形成層 15 スルーホール 16 櫛形形状のプリントコンデンサ 17 ねじ 18 ねじ取り付け穴 19、19a、19b 接続用パターン 20 筺体導電部 21、21a、21b 立ち上げ部 22 プリント配線板の誘電体
Claims (16)
- 【請求項1】 プリント配線板のグランドパターンと機
器筐体の導電部とをインピーダンスの異なる複数の接続
経路に分けて接続する、プリント配線板と筐体の接続方
法。 - 【請求項2】 前記プリント配線板のグランドパターン
と前記機器筐体の導電部との接続部は、容量性とインダ
クタンス性と抵抗性のうち少なくとも2以上の電気特性
を並列に持つ並列回路で構成されている、請求項1に記
載のプリント配線板と筐体の接続方法。 - 【請求項3】 前記接続部において分けられた接続経路
の各々において、容量性とインダクタンス性と抵抗性の
うち少なくとも二つ以上の電気特性が直列に構成されて
いる、請求項2に記載のプリント配線板と筐体の接続方
法。 - 【請求項4】 前記プリント配線板のグランドパターン
と前記機器筐体の導電部との接続部は、容量性とインダ
クタンス性と抵抗性を直列に接続した回路を複数並列に
接続した並列回路で構成されている請求項1に記載のプ
リント配線板と筐体の接続方法。 - 【請求項5】 前記プリント配線板のグランドパターン
と前記機器筐体の導電部との接続部は、少なくとも一方
に容量性を持たせ、他方にインダクタンス性もしくは抵
抗性を持たせた並列回路で構成されている請求項1に記
載のプリント配線板と筐体の接続方法。 - 【請求項6】 前記プリント配線板のグランドパターン
と前記機器筐体の導電部を接続する該グランドパターン
の一部を分離し、分離したグランドパターン間に2つの
パターン部分を並列に接続し、該2つのパターン部分の
各々に容量性とインダクタンス性もしくは抵抗性を持た
せた、請求項2または請求項3に記載のプリント配線板
と筐体の接続方法。 - 【請求項7】 前記2つのパターン部分の各々にあらか
じめ実装ランドを作製しておき、チップ型部品を搭載す
る、請求項6に記載のプリント配線板と筺体の接続方
法。 - 【請求項8】 前記2つのパターン部分の各々にあらか
じめスルーホールランドを作製しておき、リード型部品
を搭載する、請求項6に記載のプリント配線板と筺体の
接続方法。 - 【請求項9】 前記接続部のインダクタンス性は、前記
グランドパターンにより形成されたプリントインダクタ
からなる、請求項2から5の何れか1項に記載のプリン
ト配線板と筺体の接続方法。 - 【請求項10】 前記プリントインダクタは折り返し形
状である、請求項9に記載のプリント配線板と筺体の接
続方法。 - 【請求項11】 前記プリントインダクタはスパイラル
形状である、請求項9に記載のプリント配線板と筺体の
接続方法。 - 【請求項12】 前記接続部の容量性は、前記グランド
パターンにより形成されたプリントコンデンサからな
る、請求項2から5のいずれか1項に記載のプリント配
線板と筺体の接続方法。 - 【請求項13】 前記プリントコンデンサは櫛形の形状
である、請求項12に記載のプリント配線板と筺体の接
続方法。 - 【請求項14】 前記接続部の容量性は、前記プリント
配線板のグランドパターンの一部と、前記機器筐体の導
電部にあらかじめ設けられた立ち上げ部とを前記プリン
ト配線板の誘電体を介して対向させることで得られる請
求項2から5のいずれか1項に記載のプリント配線板と
筺体の接続方法。 - 【請求項15】 前記接続部において、前記プリント配
線板のグランドパターンの一部から複数のパターン部分
をあらかじめ引き出し、各パターン部分ごとにインピー
ダンスの異なる回路を構成して前記機器筺体の導電部と
接続することにより、複数の接続経路を構成する請求項
1から14のいずれか1項に記載のプリント配線板と筺
体の接続方法。 - 【請求項16】 請求項1から15のいずれか1項に記
載のプリント配線板と筺体の接続方法で接続した構造を
備える電子機器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4051497A JPH10242601A (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | プリント配線板と筐体の接続方法、および電子機器 |
US08/994,563 US6016084A (en) | 1996-12-27 | 1997-12-19 | Method for connecting printed circuit board with housing, and electronic instrument having connection structure according to the connecting method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4051497A JPH10242601A (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | プリント配線板と筐体の接続方法、および電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10242601A true JPH10242601A (ja) | 1998-09-11 |
Family
ID=12582648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4051497A Pending JPH10242601A (ja) | 1996-12-27 | 1997-02-25 | プリント配線板と筐体の接続方法、および電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10242601A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1997
- 1997-02-25 JP JP4051497A patent/JPH10242601A/ja active Pending
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