JPH10242507A - 発光ダイオードおよびその製造方法 - Google Patents
発光ダイオードおよびその製造方法Info
- Publication number
- JPH10242507A JPH10242507A JP3819697A JP3819697A JPH10242507A JP H10242507 A JPH10242507 A JP H10242507A JP 3819697 A JP3819697 A JP 3819697A JP 3819697 A JP3819697 A JP 3819697A JP H10242507 A JPH10242507 A JP H10242507A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light emitting
- emitting diode
- light
- emitting portion
- manufacturing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 27
- 238000005253 cladding Methods 0.000 claims abstract description 21
- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims abstract description 18
- 238000001039 wet etching Methods 0.000 claims abstract description 8
- 239000000969 carrier Substances 0.000 claims abstract description 7
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 26
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 19
- 238000010030 laminating Methods 0.000 claims description 4
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 4
- 125000005842 heteroatom Chemical group 0.000 abstract description 4
- 229910001218 Gallium arsenide Inorganic materials 0.000 description 36
- KRKNYBCHXYNGOX-UHFFFAOYSA-N citric acid Chemical compound OC(=O)CC(O)(C(O)=O)CC(O)=O KRKNYBCHXYNGOX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 18
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 15
- 229910000980 Aluminium gallium arsenide Inorganic materials 0.000 description 14
- 238000002955 isolation Methods 0.000 description 10
- 238000000206 photolithography Methods 0.000 description 6
- NBIIXXVUZAFLBC-UHFFFAOYSA-N Phosphoric acid Chemical compound OP(O)(O)=O NBIIXXVUZAFLBC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 4
- 238000003491 array Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 3
- MHAJPDPJQMAIIY-UHFFFAOYSA-N Hydrogen peroxide Chemical compound OO MHAJPDPJQMAIIY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052581 Si3N4 Inorganic materials 0.000 description 2
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910000147 aluminium phosphate Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 2
- 238000001312 dry etching Methods 0.000 description 2
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 2
- 238000002488 metal-organic chemical vapour deposition Methods 0.000 description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 2
- HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N silicon nitride Chemical compound N12[Si]34N5[Si]62N3[Si]51N64 HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052814 silicon oxide Inorganic materials 0.000 description 2
- ZAMOUSCENKQFHK-UHFFFAOYSA-N Chlorine atom Chemical compound [Cl] ZAMOUSCENKQFHK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005229 chemical vapour deposition Methods 0.000 description 1
- 239000000460 chlorine Substances 0.000 description 1
- 229910052801 chlorine Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Led Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 発光ダイオードの光取出効率を向上するとと
もに生産コストを低減する。 【解決手段】 活性層の上下両面をクラッド層で挟んで
なるダブルヘテロ接合構造の発光部121とこの発光部
121にキャリアを注入するための電極対110,12
3とを少なくとも備えた端面発光型の発光ダイオード1
20において、ウエットエッチングにより発光部の光取
出面を逆メサ形状に形成する。
もに生産コストを低減する。 【解決手段】 活性層の上下両面をクラッド層で挟んで
なるダブルヘテロ接合構造の発光部121とこの発光部
121にキャリアを注入するための電極対110,12
3とを少なくとも備えた端面発光型の発光ダイオード1
20において、ウエットエッチングにより発光部の光取
出面を逆メサ形状に形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばLEDプ
リンタヘッドのLEDアレイ等として使用される発光ダ
イオードおよびその製造方法に関するものである。
リンタヘッドのLEDアレイ等として使用される発光ダ
イオードおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、発光素子の一種として発光ダ
イオード(LED;Light Emitting Diode)が知られて
いる。また、かかる発光ダイオードを用いたデバイスと
して、例えばLEDアレイが知られている。このLED
アレイは、多数個の発光ダイオードを一次元に配列する
ことによって構成されており、例えば電子写真プリンタ
の光源であるLEDプリンタヘッドに使用されている。
イオード(LED;Light Emitting Diode)が知られて
いる。また、かかる発光ダイオードを用いたデバイスと
して、例えばLEDアレイが知られている。このLED
アレイは、多数個の発光ダイオードを一次元に配列する
ことによって構成されており、例えば電子写真プリンタ
の光源であるLEDプリンタヘッドに使用されている。
【0003】以下、LEDプリンタヘッド用のLEDア
レイに使用される発光ダイオードの場合を例に採って説
明する。
レイに使用される発光ダイオードの場合を例に採って説
明する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような発光ダイオ
ードには、以下のような課題があった。
ードには、以下のような課題があった。
【0005】従来のLEDプリンタヘッド用のLEDア
レイでは、発光ダイオードを高密度(例えば400個/
インチ)に形成しなければならず、このため個々の発光
ダイオードは非常に小さくしなければならなかった。こ
のため、従来の発光ダイオードには、発光光量が非常に
小さくLEDプリンタヘッドの発光光量としては十分で
はないという欠点があった。
レイでは、発光ダイオードを高密度(例えば400個/
インチ)に形成しなければならず、このため個々の発光
ダイオードは非常に小さくしなければならなかった。こ
のため、従来の発光ダイオードには、発光光量が非常に
小さくLEDプリンタヘッドの発光光量としては十分で
はないという欠点があった。
【0006】また、従来のLEDアレイの製造工程で
は、活性層やクラッド層等からなる積層構造を基板の全
面に形成した後で、塩素系ガス等を用いたドライエッチ
ングによって素子分離を行なっていた。このため、従来
のLEDアレイの製造工程には、ドライエッチングを行
なうための高価な設備(例えばドライエッチャーや排ガ
ス処理装置など)を必要とし、また1回のエッチング工
程で処理できるLEDアレイ数が少ないために、量産性
が悪く、このため製造コストが高くなってしまうという
欠点があった。
は、活性層やクラッド層等からなる積層構造を基板の全
面に形成した後で、塩素系ガス等を用いたドライエッチ
ングによって素子分離を行なっていた。このため、従来
のLEDアレイの製造工程には、ドライエッチングを行
なうための高価な設備(例えばドライエッチャーや排ガ
ス処理装置など)を必要とし、また1回のエッチング工
程で処理できるLEDアレイ数が少ないために、量産性
が悪く、このため製造コストが高くなってしまうという
欠点があった。
【0007】なお、このような発光光量や量産性につい
ての課題は、発光ダイオードをLEDプリンタヘッド用
のLEDアレイに使用する場合に限定されるものではな
く、他の用途の発光ダイオードにおいても生じる課題で
ある。
ての課題は、発光ダイオードをLEDプリンタヘッド用
のLEDアレイに使用する場合に限定されるものではな
く、他の用途の発光ダイオードにおいても生じる課題で
ある。
【0008】
(1)第1の発明に係る発光ダイオードは、活性層の上
下両面をクラッド層で挟んでなるダブルヘテロ接合構造
の発光部とこの発光部にキャリアを注入するための電極
対とを少なくとも備えた端面発光型の発光ダイオードに
関するものである。
下両面をクラッド層で挟んでなるダブルヘテロ接合構造
の発光部とこの発光部にキャリアを注入するための電極
対とを少なくとも備えた端面発光型の発光ダイオードに
関するものである。
【0009】そして、発光部の光取出面が、逆メサ形状
に形成されたことを特徴とする。
に形成されたことを特徴とする。
【0010】このような構成によれば、発光ダイオード
の発光効率を向上させることができる。
の発光効率を向上させることができる。
【0011】(2)第2の発明に係る発光ダイオードの
製造方法は、活性層の上下両面をクラッド層で挟んでな
るダブルヘテロ接合構造の発光部とこの発光部にキャリ
アを注入するための電極対とを少なくとも備えた端面発
光型の発光ダイオードの製造方法に関するものである。
製造方法は、活性層の上下両面をクラッド層で挟んでな
るダブルヘテロ接合構造の発光部とこの発光部にキャリ
アを注入するための電極対とを少なくとも備えた端面発
光型の発光ダイオードの製造方法に関するものである。
【0012】そして、基板上に、活性層の上下両面をク
ラッド層で挟んでなる積層構造を形成する積層工程と、
この積層工程で形成された積層構造をウエットエッチン
グ法により複数の発光部に分離する素子分離工程とを備
えたことを特徴とする。
ラッド層で挟んでなる積層構造を形成する積層工程と、
この積層工程で形成された積層構造をウエットエッチン
グ法により複数の発光部に分離する素子分離工程とを備
えたことを特徴とする。
【0013】このような製造方法によれば、発光ダイオ
ードの量産性を向上させ、製造コストを低減させること
ができる。
ードの量産性を向上させ、製造コストを低減させること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を用いて説明する。なお、図中、各構成成分
の大きさ、形状および配置関係は、この発明が理解でき
る程度に概略的に示してあるにすぎず、また、以下に説
明する数値的条件は単なる例示にすぎないことを理解さ
れたい。
いて、図面を用いて説明する。なお、図中、各構成成分
の大きさ、形状および配置関係は、この発明が理解でき
る程度に概略的に示してあるにすぎず、また、以下に説
明する数値的条件は単なる例示にすぎないことを理解さ
れたい。
【0015】第1の実施の形態 以下、この発明の第1の実施の形態について、LEDプ
リンタヘッド用のLEDアレイに使用される発光ダイオ
ードの場合を例に採って説明する。
リンタヘッド用のLEDアレイに使用される発光ダイオ
ードの場合を例に採って説明する。
【0016】図1は、この実施の形態にかかる発光ダイ
オードを用いたLEDアレイの構造を概略的に示す図で
あり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面
図である。
オードを用いたLEDアレイの構造を概略的に示す図で
あり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面
図である。
【0017】同図に示したように、n型GaAs基板1
10の表面には、発光部121とこの発光部121にキ
ャリアを注入するための電極対122とを備えた発光ダ
イオード120が一次元に配列形成されている。なお、
この実施の形態では、n型GaAs基板110の(10
0)面を用いるものとする。
10の表面には、発光部121とこの発光部121にキ
ャリアを注入するための電極対122とを備えた発光ダ
イオード120が一次元に配列形成されている。なお、
この実施の形態では、n型GaAs基板110の(10
0)面を用いるものとする。
【0018】ここで、発光ダイオード120の発光部1
21は、後述するように、活性層の上下両面をクラッド
層で挟んでなるダブルヘテロ接合構造を有している。
21は、後述するように、活性層の上下両面をクラッド
層で挟んでなるダブルヘテロ接合構造を有している。
【0019】この発光部121およびn型GaAs基板
110の全面は、絶縁膜130で覆われている。但し、
発光部121の上面は、外縁部を除いて絶縁膜130で
覆われず、露出面121aを形成している。
110の全面は、絶縁膜130で覆われている。但し、
発光部121の上面は、外縁部を除いて絶縁膜130で
覆われず、露出面121aを形成している。
【0020】また、p型電極123は、パッド部123
aと配線パターン部123bとによって構成されてい
る。ここで、パッド部123aは、上述の発光部121
の配列に添って、絶縁膜130上に、千鳥状に形成され
ている。また、配線パターン部123bは、一方の端部
が発光部121の露出面121aに配置され、他方の端
部がパッド部123aにつながっている。
aと配線パターン部123bとによって構成されてい
る。ここで、パッド部123aは、上述の発光部121
の配列に添って、絶縁膜130上に、千鳥状に形成され
ている。また、配線パターン部123bは、一方の端部
が発光部121の露出面121aに配置され、他方の端
部がパッド部123aにつながっている。
【0021】そして、このような構成のp型電極123
とn型GaAs基板110とにより、この発明の電極対
122が構成されている。
とn型GaAs基板110とにより、この発明の電極対
122が構成されている。
【0022】以上説明したような構成により、図1
(C)にIで示した方向の光射出を行なうことができ
る。
(C)にIで示した方向の光射出を行なうことができ
る。
【0023】図2は、図1に示した発光ダイオードの発
光部121の構造を示す断面図であり、n型GaAs基
板110の[01 /1 ]方向から見た側面を(A)に、
[011]方向から見た側面を(B)に示す。
光部121の構造を示す断面図であり、n型GaAs基
板110の[01 /1 ]方向から見た側面を(A)に、
[011]方向から見た側面を(B)に示す。
【0024】同図に示したように、この発光部121
は、n型GaAs基板110の表面(すなわち(10
0)面)に、厚さが例えば0.5μmのn型GaAsバ
ッファ層201と、厚さが例えば1μmのn型AlGa
Asクラッド層202と、厚さが例えば0.5μmのノ
ンドープAlGaAs活性層203と、厚さが例えば1
μmのp型AlGaAsクラッド層204と、厚さが例
えば0.5μmのp+ 型GaAsコンタクト層205と
を順次堆積することによって形成されている。
は、n型GaAs基板110の表面(すなわち(10
0)面)に、厚さが例えば0.5μmのn型GaAsバ
ッファ層201と、厚さが例えば1μmのn型AlGa
Asクラッド層202と、厚さが例えば0.5μmのノ
ンドープAlGaAs活性層203と、厚さが例えば1
μmのp型AlGaAsクラッド層204と、厚さが例
えば0.5μmのp+ 型GaAsコンタクト層205と
を順次堆積することによって形成されている。
【0025】そして、この発光部121の側面は、[0
1 /1 ]方向から見た側壁(すなわち光取出面およびそ
の裏面)は順メサ形状を有しており(同図(A)参
照)、また、[011]方向から見た面は逆メサ形状に
形成されている(同図(B)参照)。ここで、「順メサ
形状」とは幅が底面で最も広く且つ上面で最も狭くなっ
た形状を言う。一方、「逆メサ形状」とは一般的には幅
が底面で最も狭く且つ上面で最も広くなった形状を言う
が、ここでは図2(B)に示したように発光部121の
幅が中央部付近で最も狭くなっている形状をも含むもの
とする。すなわち、この実施の形態では、図2(B)で
示した形状に代えて、幅が底面で最も狭く且つ上面で最
も広くなった形状を採用してもよい。
1 /1 ]方向から見た側壁(すなわち光取出面およびそ
の裏面)は順メサ形状を有しており(同図(A)参
照)、また、[011]方向から見た面は逆メサ形状に
形成されている(同図(B)参照)。ここで、「順メサ
形状」とは幅が底面で最も広く且つ上面で最も狭くなっ
た形状を言う。一方、「逆メサ形状」とは一般的には幅
が底面で最も狭く且つ上面で最も広くなった形状を言う
が、ここでは図2(B)に示したように発光部121の
幅が中央部付近で最も狭くなっている形状をも含むもの
とする。すなわち、この実施の形態では、図2(B)で
示した形状に代えて、幅が底面で最も狭く且つ上面で最
も広くなった形状を採用してもよい。
【0026】次に、図1に示したLEDアレイの製造方
法について説明する。
法について説明する。
【0027】図3は、かかるLEDアレイの製造工程を
示す断面図である。なお、ここでは一枚の半導体ウエハ
に複数個のLEDアレイを同時に作り込む場合について
説明する。
示す断面図である。なお、ここでは一枚の半導体ウエハ
に複数個のLEDアレイを同時に作り込む場合について
説明する。
【0028】まず、図3(A)に示したように、n型
GaAs基板110の表面(すなわち(100)面)
に、n型GaAsバッファ層201と、n型AlGaA
sクラッド層202と、ノンドープAlGaAs活性層
203と、p型AlGaAsクラッド層204と、p+
型GaAsコンタクト層205とを、例えばMOCVD
(Metal Organic Chemical Vapor Deposition) 法を用い
て順次堆積する。
GaAs基板110の表面(すなわち(100)面)
に、n型GaAsバッファ層201と、n型AlGaA
sクラッド層202と、ノンドープAlGaAs活性層
203と、p型AlGaAsクラッド層204と、p+
型GaAsコンタクト層205とを、例えばMOCVD
(Metal Organic Chemical Vapor Deposition) 法を用い
て順次堆積する。
【0029】そして、通常のフォトリソグラフィー技
術等を用いて、素子分離を行なうためのエッチングマス
ク301をp+ 型GaAsコンタクト層205の表面に
形成する。ここで、このエッチングマスク301は、後
の工程で行なう素子分離によって作製する発光部がn型
GaAs基板110の結晶方向に添って配列されるよう
に形成する。例えば、この実施の形態ではn型GaAs
基板110の(100)面を用いているので、発光部が
(011)面に平行に配列されるように、このエッチン
グマスク301も(011)面に平行に配列させて形成
する。これにより、後のエッチング工程で、図2に示し
たような形状の発光部を得ることができる。
術等を用いて、素子分離を行なうためのエッチングマス
ク301をp+ 型GaAsコンタクト層205の表面に
形成する。ここで、このエッチングマスク301は、後
の工程で行なう素子分離によって作製する発光部がn型
GaAs基板110の結晶方向に添って配列されるよう
に形成する。例えば、この実施の形態ではn型GaAs
基板110の(100)面を用いているので、発光部が
(011)面に平行に配列されるように、このエッチン
グマスク301も(011)面に平行に配列させて形成
する。これにより、後のエッチング工程で、図2に示し
たような形状の発光部を得ることができる。
【0030】次に、リン酸系またはクエン酸系のエッ
チング液を用いたウエットエッチングにより、素子分離
を行なう。例えば、クエン酸系のエッチング液として
は、50重量%のクエン酸水溶液と過酸化水素水とを所
定の混合比で混合した液を使用することができる。ま
た、エッチングの深さは、n型AlGaAsクラッド層
202を完全に分離することができる深さであれば、特
に限定されない。そして、この素子分離により、図3
(B)に示したような、多数個の発光部121を形成す
ることができる。
チング液を用いたウエットエッチングにより、素子分離
を行なう。例えば、クエン酸系のエッチング液として
は、50重量%のクエン酸水溶液と過酸化水素水とを所
定の混合比で混合した液を使用することができる。ま
た、エッチングの深さは、n型AlGaAsクラッド層
202を完全に分離することができる深さであれば、特
に限定されない。そして、この素子分離により、図3
(B)に示したような、多数個の発光部121を形成す
ることができる。
【0031】続いて、n型GaAs基板110の全表
面に、厚さ例えば10〜20nmの絶縁膜302を形成
する。この絶縁膜302としては、例えばアルミナ膜、
窒化シリコン膜または酸化シリコン膜等が使用できる。
そして、通常のフォトリソグラフィー技術等を用いて、
発光部121の上面にコンタクトホール303を形成す
る。これにより、後の工程で発光部121とp型電極1
23との電気的接続を行なう(図1参照)ための露出面
121aを得ることができる。
面に、厚さ例えば10〜20nmの絶縁膜302を形成
する。この絶縁膜302としては、例えばアルミナ膜、
窒化シリコン膜または酸化シリコン膜等が使用できる。
そして、通常のフォトリソグラフィー技術等を用いて、
発光部121の上面にコンタクトホール303を形成す
る。これにより、後の工程で発光部121とp型電極1
23との電気的接続を行なう(図1参照)ための露出面
121aを得ることができる。
【0032】その後、通常のフォトリソグラフィー技
術等を用いて、p型電極123を形成する。このp型電
極123のうち配線パターン123bは、断線の発生を
防止するために、発光部121の順メサ形状の側壁面に
形成することが望ましい。なお、このp型電極123の
形成材料は、発光部121のp+ 型GaAsコンタクト
層205とオーミックコンタクトが取れる材料であれば
特に限定されるものではなく、例えばAuZn/Au積
層膜を使用することができる。
術等を用いて、p型電極123を形成する。このp型電
極123のうち配線パターン123bは、断線の発生を
防止するために、発光部121の順メサ形状の側壁面に
形成することが望ましい。なお、このp型電極123の
形成材料は、発光部121のp+ 型GaAsコンタクト
層205とオーミックコンタクトが取れる材料であれば
特に限定されるものではなく、例えばAuZn/Au積
層膜を使用することができる。
【0033】最後に、n型GaAs基板110をダイ
シングすることにより、図1に示したようなLEDアレ
イを完成する。
シングすることにより、図1に示したようなLEDアレ
イを完成する。
【0034】このように、この実施の形態に係るLED
アレイの製造方法では、ウエットエッチングにより素子
分離を行なうこととしたので、素子分離の行程時間が大
幅に短縮できて量産に適したプロセスとなるとともに、
高額の設備投資が不要となるので、製造コストを低減す
ることができる。
アレイの製造方法では、ウエットエッチングにより素子
分離を行なうこととしたので、素子分離の行程時間が大
幅に短縮できて量産に適したプロセスとなるとともに、
高額の設備投資が不要となるので、製造コストを低減す
ることができる。
【0035】第2の実施の形態 次に、この発明の第2の実施の形態について、LEDプ
リンタヘッド用のLEDアレイに使用される発光ダイオ
ードの場合を例に採って説明する。
リンタヘッド用のLEDアレイに使用される発光ダイオ
ードの場合を例に採って説明する。
【0036】この実施の形態は、発光部の光取出面の形
状が、上述の第1の実施の形態と異なる。
状が、上述の第1の実施の形態と異なる。
【0037】図4は、この実施の形態にかかる発光ダイ
オードを用いたLEDアレイの構造を概略的に示す図で
あり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面
図である。
オードを用いたLEDアレイの構造を概略的に示す図で
あり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面
図である。
【0038】同図に示したように、n型GaAs基板4
10の表面には、発光部421とこの発光部421にキ
ャリアを注入するための電極対422とを備えた発光ダ
イオード420が一次元に配列形成されている。なお、
この実施の形態でも、n型GaAs基板410の(10
0)面を用いるものとする。
10の表面には、発光部421とこの発光部421にキ
ャリアを注入するための電極対422とを備えた発光ダ
イオード420が一次元に配列形成されている。なお、
この実施の形態でも、n型GaAs基板410の(10
0)面を用いるものとする。
【0039】ここで、発光ダイオード420の発光部4
21は、上述の第1の実施の形態と同様、活性層の上下
両面をクラッド層で挟んでなるダブルヘテロ接合構造を
有している。そして、この発光部421およびn型Ga
As基板410の全面は、絶縁膜430で覆われてい
る。但し、発光部421の上面は、外縁部を除いて絶縁
膜430で覆われず、露出面421aを形成している。
また、p型電極423は、発光部421の配列に添って
絶縁膜430上に千鳥状に形成されたパッド部423a
と、一方の端部が発光部421の露出面421aに配置
され且つ他方の端部がパッド部423aにつながってい
る配線パターン部423bとによって構成されている。
かかるp型電極423とn型GaAs基板410とによ
り、この発明の電極対422が構成されている。
21は、上述の第1の実施の形態と同様、活性層の上下
両面をクラッド層で挟んでなるダブルヘテロ接合構造を
有している。そして、この発光部421およびn型Ga
As基板410の全面は、絶縁膜430で覆われてい
る。但し、発光部421の上面は、外縁部を除いて絶縁
膜430で覆われず、露出面421aを形成している。
また、p型電極423は、発光部421の配列に添って
絶縁膜430上に千鳥状に形成されたパッド部423a
と、一方の端部が発光部421の露出面421aに配置
され且つ他方の端部がパッド部423aにつながってい
る配線パターン部423bとによって構成されている。
かかるp型電極423とn型GaAs基板410とによ
り、この発明の電極対422が構成されている。
【0040】以上説明したような構成により、図4
(C)にIで示した方向の光射出を行なうことができ
る。
(C)にIで示した方向の光射出を行なうことができ
る。
【0041】図5は、図4に示した発光ダイオード42
0の発光部421の構造を示す断面図であり、n型Ga
As基板410の[011]方向から見た側面を(A)
に、[01 /1 ]方向から見た側面を(B)に示す。
0の発光部421の構造を示す断面図であり、n型Ga
As基板410の[011]方向から見た側面を(A)
に、[01 /1 ]方向から見た側面を(B)に示す。
【0042】同図に示したように、この発光部421
も、上述の第1の実施の形態の場合と同様、n型GaA
s基板410の表面(すなわち(100)面)に、厚さ
が例えば0.5μmのn型GaAsバッファ層501
と、厚さが例えば1μmのn型AlGaAsクラッド層
502と、厚さが例えば0.5μmのノンドープAlG
aAs活性層503と、厚さが例えば1μmのp型Al
GaAsクラッド層504と、厚さが例えば0.5μm
のp+ 型GaAsコンタクト層505とを順次堆積する
ことによって形成されている。
も、上述の第1の実施の形態の場合と同様、n型GaA
s基板410の表面(すなわち(100)面)に、厚さ
が例えば0.5μmのn型GaAsバッファ層501
と、厚さが例えば1μmのn型AlGaAsクラッド層
502と、厚さが例えば0.5μmのノンドープAlG
aAs活性層503と、厚さが例えば1μmのp型Al
GaAsクラッド層504と、厚さが例えば0.5μm
のp+ 型GaAsコンタクト層505とを順次堆積する
ことによって形成されている。
【0043】そして、この発光部421の側面は、[0
11]方向から見た側壁(すなわち光取出面およびその
裏面)は逆メサ形状を有しており(同図(A)参照)、
また、[01 /1 ]方向から見た面は順メサ形状に形成
されている(同図(B)参照)。この実施の形態でも、
上述の第1の実施の形態と同様、「逆メサ形状」には図
5(A)に示したように発光部421の幅が中央部付近
で最も狭くなっている形状をも含むものとする。すなわ
ち、この実施の形態でも、図5(A)で示した形状に代
えて、幅が底面で最も狭く且つ上面で最も広くなった形
状を採用してもよい。
11]方向から見た側壁(すなわち光取出面およびその
裏面)は逆メサ形状を有しており(同図(A)参照)、
また、[01 /1 ]方向から見た面は順メサ形状に形成
されている(同図(B)参照)。この実施の形態でも、
上述の第1の実施の形態と同様、「逆メサ形状」には図
5(A)に示したように発光部421の幅が中央部付近
で最も狭くなっている形状をも含むものとする。すなわ
ち、この実施の形態でも、図5(A)で示した形状に代
えて、幅が底面で最も狭く且つ上面で最も広くなった形
状を採用してもよい。
【0044】次に、図4に示したLEDアレイの製造方
法について説明する。
法について説明する。
【0045】図6は、かかるLEDアレイの製造工程を
示す断面図である。なお、ここでは一枚の半導体ウエハ
に複数個のLEDアレイを同時に作り込む場合について
説明する。
示す断面図である。なお、ここでは一枚の半導体ウエハ
に複数個のLEDアレイを同時に作り込む場合について
説明する。
【0046】まず、図6(A)に示したように、n型
GaAs基板410の表面(すなわち(100)面)
に、n型GaAsバッファ層501と、n型AlGaA
sクラッド層502と、ノンドープAlGaAs活性層
503と、p型AlGaAsクラッド層504と、p+
型GaAsコンタクト層505とを、例えばMOCVD
法を用いて順次堆積する。
GaAs基板410の表面(すなわち(100)面)
に、n型GaAsバッファ層501と、n型AlGaA
sクラッド層502と、ノンドープAlGaAs活性層
503と、p型AlGaAsクラッド層504と、p+
型GaAsコンタクト層505とを、例えばMOCVD
法を用いて順次堆積する。
【0047】そして、通常のフォトリソグラフィー技
術等を用いて、素子分離を行なうためのエッチングマス
ク601をp+ 型GaAsコンタクト層505の表面に
形成する。ここで、このエッチングマスク601は、後
の工程で行なう素子分離によって作製する発光部がn型
GaAs基板410の結晶方向に添って配列されるよう
に形成する。例えば、この実施の形態ではn型GaAs
基板410の(100)面を用いているので、発光部が
(01 /1 )面に平行に配列されるように、このエッチ
ングマスク601も(01 /1 )面に平行に配列させて
形成する。これにより、後のエッチング工程で、図5に
示したような形状の発光部を得ることができる。
術等を用いて、素子分離を行なうためのエッチングマス
ク601をp+ 型GaAsコンタクト層505の表面に
形成する。ここで、このエッチングマスク601は、後
の工程で行なう素子分離によって作製する発光部がn型
GaAs基板410の結晶方向に添って配列されるよう
に形成する。例えば、この実施の形態ではn型GaAs
基板410の(100)面を用いているので、発光部が
(01 /1 )面に平行に配列されるように、このエッチ
ングマスク601も(01 /1 )面に平行に配列させて
形成する。これにより、後のエッチング工程で、図5に
示したような形状の発光部を得ることができる。
【0048】次に、リン酸系またはクエン酸系のエッ
チング液を用いたウエットエッチングにより、素子分離
を行なう。例えば、クエン酸系のエッチング液として
は、50重量%のクエン酸水溶液と過酸化水素水とを所
定の混合比で混合した液を使用することができる。ま
た、エッチングの深さは、n型AlGaAsクラッド層
502を完全に分離することができる深さであれば、特
に限定されない。そして、この素子分離により、図6
(B)に示したような、多数個の発光部421を形成す
ることができる。
チング液を用いたウエットエッチングにより、素子分離
を行なう。例えば、クエン酸系のエッチング液として
は、50重量%のクエン酸水溶液と過酸化水素水とを所
定の混合比で混合した液を使用することができる。ま
た、エッチングの深さは、n型AlGaAsクラッド層
502を完全に分離することができる深さであれば、特
に限定されない。そして、この素子分離により、図6
(B)に示したような、多数個の発光部421を形成す
ることができる。
【0049】続いて、n型GaAs基板410の全表
面に、厚さ例えば10〜20nmの絶縁膜602を形成
する。この絶縁膜602としては、例えばアルミナ膜、
窒化シリコン膜または酸化シリコン膜等が使用できる。
そして、通常のフォトリソグラフィー技術等を用いて、
発光部421の上面にコンタクトホール603を形成す
る。これにより、後の工程で発光部421とp型電極4
23との電気的接続を行なう(図4参照)ための露出面
421aを得ることができる。
面に、厚さ例えば10〜20nmの絶縁膜602を形成
する。この絶縁膜602としては、例えばアルミナ膜、
窒化シリコン膜または酸化シリコン膜等が使用できる。
そして、通常のフォトリソグラフィー技術等を用いて、
発光部421の上面にコンタクトホール603を形成す
る。これにより、後の工程で発光部421とp型電極4
23との電気的接続を行なう(図4参照)ための露出面
421aを得ることができる。
【0050】その後、通常のフォトリソグラフィー技
術等を用いて、p型電極423を形成する。このp型電
極423のうち配線パターン423bは、断線の発生を
防止するために、発光部421の順メサ形状の側壁面に
形成することが望ましい。なお、このp型電極423の
形成材料は、発光部421のp+ 型GaAsコンタクト
層505とオーミックコンタクトが取れる材料であれば
特に限定されるものではなく、例えばAuZn/Au積
層膜を使用することができる。
術等を用いて、p型電極423を形成する。このp型電
極423のうち配線パターン423bは、断線の発生を
防止するために、発光部421の順メサ形状の側壁面に
形成することが望ましい。なお、このp型電極423の
形成材料は、発光部421のp+ 型GaAsコンタクト
層505とオーミックコンタクトが取れる材料であれば
特に限定されるものではなく、例えばAuZn/Au積
層膜を使用することができる。
【0051】最後に、n型GaAs基板410をダイ
シングすることにより、図4に示したようなLEDアレ
イを完成する。
シングすることにより、図4に示したようなLEDアレ
イを完成する。
【0052】図7は、発光部の光取出面が逆メサ形状の
発光ダイオード(すなわちこの実施の形態に係る発光ダ
イオード)および光取出面が順メサ形状の発光ダイオー
ドの電流−発光出力特性を示すグラフである。このグラ
フにおいて、縦軸は発光出力特性を規格化して表したも
のであり、横軸は発光ダイオードの供給電流を表したも
のである。このグラフからわかるように、発光部の光取
出面を逆メサ形状にすることにより、光取出効率を約3
倍にすることができた。
発光ダイオード(すなわちこの実施の形態に係る発光ダ
イオード)および光取出面が順メサ形状の発光ダイオー
ドの電流−発光出力特性を示すグラフである。このグラ
フにおいて、縦軸は発光出力特性を規格化して表したも
のであり、横軸は発光ダイオードの供給電流を表したも
のである。このグラフからわかるように、発光部の光取
出面を逆メサ形状にすることにより、光取出効率を約3
倍にすることができた。
【0053】このように、この実施の形態に係る発光ダ
イオードによれば、発光部の光取出面を逆メサ形状にし
たので光取出効率を向上させることが可能となる。
イオードによれば、発光部の光取出面を逆メサ形状にし
たので光取出効率を向上させることが可能となる。
【0054】また、ウエットエッチングにより素子分離
を行なうこととしたので製造コストを低減することがで
きる点は、上述の第1の実施の形態と同じである。
を行なうこととしたので製造コストを低減することがで
きる点は、上述の第1の実施の形態と同じである。
【0055】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
係る発光ダイオードによれば、光取出効率を向上させる
ことが可能となる。また、この発明にかかる発光ダイオ
ードの製造方法によれば、製造コストを低減して安価な
発光ダイオードを提供することができる。
係る発光ダイオードによれば、光取出効率を向上させる
ことが可能となる。また、この発明にかかる発光ダイオ
ードの製造方法によれば、製造コストを低減して安価な
発光ダイオードを提供することができる。
【図1】第1の実施の形態にかかる発光ダイオードの構
造を概略的に示す図であり、(A)は平面図、(B)は
正面図、(C)は側面図である。
造を概略的に示す図であり、(A)は平面図、(B)は
正面図、(C)は側面図である。
【図2】(A)、(B)ともに第1の実施の形態に係る
発光ダイオードの発光部の構造を示す側面図である。
発光ダイオードの発光部の構造を示す側面図である。
【図3】(A)〜(D)ともに第1の実施の形態の製造
方法を説明するための工程断面図である。
方法を説明するための工程断面図である。
【図4】第2の実施の形態にかかる発光ダイオードの構
造を概略的に示す図であり、(A)は平面図、(B)は
正面図、(C)は側面図である。
造を概略的に示す図であり、(A)は平面図、(B)は
正面図、(C)は側面図である。
【図5】(A)、(B)ともに第2の実施の形態に係る
発光ダイオードの発光部の構造を示す側面図である。
発光ダイオードの発光部の構造を示す側面図である。
【図6】(A)〜(D)ともに第2の実施の形態の製造
方法を説明するための工程断面図である。
方法を説明するための工程断面図である。
【図7】第2の実施の形態にかかる発光ダイオードの電
流−発光出力特性を示すグラフである
流−発光出力特性を示すグラフである
110 n型GaAs基板 120 発光ダイオード 121 発光部 121a 露出面 122 電極対 123 p型電極 123a パッド部 123b 配線パターン部 130 絶縁膜 201 n型GaAsバッファ層 202 n型AlGaAsクラッド層 203 ノンドープAlGaAs活性層 204 p型AlGaAsクラッド層 205 p型GaAsコンタクト層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小泉 真澄 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 活性層の上下両面をクラッド層で挟んで
なるダブルヘテロ接合構造の発光部とこの発光部にキャ
リアを注入するための電極対とを少なくとも備えた端面
発光型の発光ダイオードにおいて、 前記発光部の光取出面が、逆メサ形状に形成されたこと
を特徴とする発光ダイオード。 - 【請求項2】 前記発光部の幅が中央部付近で最も狭く
なるように、前記逆メサ形状の前記光取出面が形成され
たことを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオード。 - 【請求項3】 前記発光部の幅が下側の層ほど狭くなる
ように、前記逆メサ形状の前記光取出面が形成されたこ
とを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオード。 - 【請求項4】 前記発光部の光取出面が、ウエットエッ
チング法によりメサ形状に形成されたことを特徴とする
請求項1〜3のいずれかに記載の発光ダイオード。 - 【請求項5】 活性層の上下両面をクラッド層で挟んで
なるダブルヘテロ接合構造の発光部とこの発光部にキャ
リアを注入するための電極対とを少なくとも備えた端面
発光型の発光ダイオードの製造方法において、 基板上に、活性層の上下両面をクラッド層で挟んでなる
積層構造を形成する積層工程と、 この積層工程で形成された前記積層構造をウエットエッ
チング法により複数の発光部に分離する素子分離工程
と、 を備えたことを特徴とする発光ダイオードの製造方法。 - 【請求項6】 前記素子分離工程が、前記発光部の前記
光取出面をメサ形状に形成する工程であることを特徴と
する請求項5に記載の発光ダイオードの製造方法。 - 【請求項7】 前記発光部の幅が中央部付近で最も狭く
なるように、前記逆メサ形状の前記光取出面が形成され
たことを特徴とする請求項6に記載の発光ダイオードの
製造方法。 - 【請求項8】 前記発光部の幅が下側の層ほど狭くなる
ように、前記逆メサ形状の前記光取出面が形成されたこ
とを特徴とする請求項6に記載の発光ダイオードの製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3819697A JPH10242507A (ja) | 1997-02-21 | 1997-02-21 | 発光ダイオードおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3819697A JPH10242507A (ja) | 1997-02-21 | 1997-02-21 | 発光ダイオードおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10242507A true JPH10242507A (ja) | 1998-09-11 |
Family
ID=12518611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3819697A Withdrawn JPH10242507A (ja) | 1997-02-21 | 1997-02-21 | 発光ダイオードおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10242507A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000208811A (ja) * | 1999-01-14 | 2000-07-28 | Agilent Technol Inc | 半導体装置 |
WO2007126094A1 (ja) * | 2006-05-02 | 2007-11-08 | Mitsubishi Chemical Corporation | 半導体発光素子 |
WO2007126092A1 (ja) * | 2006-05-01 | 2007-11-08 | Mitsubishi Chemical Corporation | 集積型半導体発光装置およびその製造方法 |
WO2007126093A1 (ja) * | 2006-05-01 | 2007-11-08 | Mitsubishi Chemical Corporation | 集積型半導体発光装置およびその製造方法 |
JP2010177447A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Kyocera Corp | 発光素子アレイ及びその製造方法 |
JP2011035017A (ja) * | 2009-07-30 | 2011-02-17 | Hitachi Cable Ltd | 発光素子 |
US8222056B2 (en) | 2009-05-13 | 2012-07-17 | Sony Corporation | Manufacturing method of light-emitting diode |
JP2017054954A (ja) * | 2015-09-10 | 2017-03-16 | 株式会社東芝 | 発光装置 |
JP2021125599A (ja) * | 2020-02-06 | 2021-08-30 | ローム株式会社 | 半導体装置 |
JP2022127396A (ja) * | 2021-02-19 | 2022-08-31 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 積層基板の製造方法、積層基板および発光素子基板 |
-
1997
- 1997-02-21 JP JP3819697A patent/JPH10242507A/ja not_active Withdrawn
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000208811A (ja) * | 1999-01-14 | 2000-07-28 | Agilent Technol Inc | 半導体装置 |
CN101479858B (zh) | 2006-05-01 | 2011-05-11 | 三菱化学株式会社 | 集成型半导体发光装置及其制造方法 |
WO2007126092A1 (ja) * | 2006-05-01 | 2007-11-08 | Mitsubishi Chemical Corporation | 集積型半導体発光装置およびその製造方法 |
WO2007126093A1 (ja) * | 2006-05-01 | 2007-11-08 | Mitsubishi Chemical Corporation | 集積型半導体発光装置およびその製造方法 |
US8581274B2 (en) | 2006-05-01 | 2013-11-12 | Mitsubishi Chemical Corporation | Integrated semiconductor light-emitting device and its manufacturing method |
WO2007126094A1 (ja) * | 2006-05-02 | 2007-11-08 | Mitsubishi Chemical Corporation | 半導体発光素子 |
CN101512783B (zh) | 2006-05-02 | 2011-07-27 | 三菱化学株式会社 | 半导体发光元件 |
JP2010177447A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Kyocera Corp | 発光素子アレイ及びその製造方法 |
US8222056B2 (en) | 2009-05-13 | 2012-07-17 | Sony Corporation | Manufacturing method of light-emitting diode |
JP2011035017A (ja) * | 2009-07-30 | 2011-02-17 | Hitachi Cable Ltd | 発光素子 |
JP2017054954A (ja) * | 2015-09-10 | 2017-03-16 | 株式会社東芝 | 発光装置 |
JP2021125599A (ja) * | 2020-02-06 | 2021-08-30 | ローム株式会社 | 半導体装置 |
JP2022127396A (ja) * | 2021-02-19 | 2022-08-31 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 積層基板の製造方法、積層基板および発光素子基板 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11810943B2 (en) | Light-emitting device and manufacturing method thereof | |
JPH11168262A (ja) | 面型光デバイス、その製造方法、および表示装置 | |
JP2010219502A (ja) | 発光素子 | |
JP4957130B2 (ja) | 発光ダイオード | |
JP2011009386A (ja) | Iii族窒化物半導体発光素子およびその製造方法 | |
JPH10242507A (ja) | 発光ダイオードおよびその製造方法 | |
US20230246126A1 (en) | Micro-led, micro-led array panel and manufacturing method thereof | |
US20230246130A1 (en) | Micro-led, micro-led array panel and manufacturing method thereof | |
US20110300654A1 (en) | Method of manufacturing semiconductor light emitting device | |
JP4058937B2 (ja) | 半導体発光装置及びその製造方法 | |
JP5277066B2 (ja) | 半導体発光素子およびその製造方法 | |
US20230246131A1 (en) | Micro-led, micro-led array panel and manufacturing method thereof | |
JP2000323750A (ja) | 発光ダイオードアレイ | |
JPH09129922A (ja) | 発光素子と発光素子の製造方法 | |
JPH10173230A (ja) | 発光素子 | |
KR101521574B1 (ko) | 반도체 발광소자를 제조하는 방법 | |
TWI883725B (zh) | 用於製造微型led之方法 | |
US20230246129A1 (en) | Micro-led, micro-led array panel and manufacturing method thereof | |
US20230016028A1 (en) | Semiconductor light-emitting component and light-emitting device | |
JP2007214345A (ja) | 発光ダイオードアレイ | |
JP2001044502A (ja) | 複合発光素子及びその製造方法 | |
JP2001077411A (ja) | 発光ダイオードアレイおよびその製造方法 | |
JPS62156884A (ja) | アレイ型半導体発光装置 | |
JPH11233826A (ja) | 端面発光型半導体発光装置およびその製造方法 | |
JP2003078168A (ja) | 窒化物半導体発光素子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040511 |