JPH10242293A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
- Publication number
- JPH10242293A JPH10242293A JP9043186A JP4318697A JPH10242293A JP H10242293 A JPH10242293 A JP H10242293A JP 9043186 A JP9043186 A JP 9043186A JP 4318697 A JP4318697 A JP 4318697A JP H10242293 A JPH10242293 A JP H10242293A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- type well
- forming
- type
- implanted
- transistor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 PMOSトランジスタ及びNMOSトランジ
スタとも同一の注入量が導入していたが、一方のトラン
ジスタに対する最適な条件が他方の最適条件となる可能
性が低く、不十分な条件で設定しなければならないとい
う問題がある。 【解決手段】 半導体基板上にN型ウエル及びP型ウエ
ルを形成した後、ゲート電極を形成し、該ゲート電極側
壁にサイドウォールを形成する。次に、P型ウエル領域
を第1のレジストパターンでマスクして、N型ウエルに
不純物イオンを注入し、Pチャネルトランジスタのソー
ス/ドレイン領域を形成する。次に、第1のレジストパ
ターンをマスクとして、Pチャネルトランジスタのゲー
ト電極側壁のサイドウォールを所定の量だけ除去する。
次に、全面にイオン注入し、Nチャネルトランジスタの
LDD部を形成するとともに、Pチャネルトランジスタ
のパンチスルーストッパ部を形成する。
スタとも同一の注入量が導入していたが、一方のトラン
ジスタに対する最適な条件が他方の最適条件となる可能
性が低く、不十分な条件で設定しなければならないとい
う問題がある。 【解決手段】 半導体基板上にN型ウエル及びP型ウエ
ルを形成した後、ゲート電極を形成し、該ゲート電極側
壁にサイドウォールを形成する。次に、P型ウエル領域
を第1のレジストパターンでマスクして、N型ウエルに
不純物イオンを注入し、Pチャネルトランジスタのソー
ス/ドレイン領域を形成する。次に、第1のレジストパ
ターンをマスクとして、Pチャネルトランジスタのゲー
ト電極側壁のサイドウォールを所定の量だけ除去する。
次に、全面にイオン注入し、Nチャネルトランジスタの
LDD部を形成するとともに、Pチャネルトランジスタ
のパンチスルーストッパ部を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関するもので、さらに詳しくはCMOS型トラン
ジスタの製造方法に関するものである。
方法に関するもので、さらに詳しくはCMOS型トラン
ジスタの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、LSIの高集積化に伴い、使用さ
れるトランジスタはますます微細化され、現在では0.
2〜0.3μmのゲート長を有するトランジスタが要求
されるまでになっている。また、消費電力などの点から
CMOS構造を採用するケースがほとんどで、製造工程
はより複雑で高コストになりつつある。
れるトランジスタはますます微細化され、現在では0.
2〜0.3μmのゲート長を有するトランジスタが要求
されるまでになっている。また、消費電力などの点から
CMOS構造を採用するケースがほとんどで、製造工程
はより複雑で高コストになりつつある。
【0003】そこで、より低コストで微細なトランジス
タを形成する方法が、特開平6−61438号公報に開
示されている。以下、図3及び図4を用いて、この製造
方法を説明する。
タを形成する方法が、特開平6−61438号公報に開
示されている。以下、図3及び図4を用いて、この製造
方法を説明する。
【0004】まず、図3(a)に示すように、シリコン
基板21にPウエル22、Nウエル23を形成した後、
素子分離のためのフィールド酸化膜24を形成する。次
に、ゲート酸化膜形成のための酸化工程を行った後、N
MOSトランジスタ形成領域及びPMOSトランジスタ
形成領域にゲート電極25を形成する。
基板21にPウエル22、Nウエル23を形成した後、
素子分離のためのフィールド酸化膜24を形成する。次
に、ゲート酸化膜形成のための酸化工程を行った後、N
MOSトランジスタ形成領域及びPMOSトランジスタ
形成領域にゲート電極25を形成する。
【0005】次に、図3(b)に示すように、レジスト
マスクなしに、リンイオンを注入角度を30°として、
回転注入する。符号26がリンイオン注入領域である。
NMOSトランジスタ形成領域に形成されたリンイオン
注入領域26はLDD構造におけるN-層として働き、
PMOSトランジスタ形成領域のリンイオン注入領域2
6はパンチスルーストッパとして働くことになる。よっ
て、マスクを用いることなく、微細なPMOSトランジ
スタの形成が可能となる。
マスクなしに、リンイオンを注入角度を30°として、
回転注入する。符号26がリンイオン注入領域である。
NMOSトランジスタ形成領域に形成されたリンイオン
注入領域26はLDD構造におけるN-層として働き、
PMOSトランジスタ形成領域のリンイオン注入領域2
6はパンチスルーストッパとして働くことになる。よっ
て、マスクを用いることなく、微細なPMOSトランジ
スタの形成が可能となる。
【0006】次に、図3(c)に示すように、レジスト
マスク27aを用い、PMOSトランジスタ形成領域に
2フッ化ボロン(BF2)イオンを注入する。符号28
は2フッ化ボロンイオン注入領域であり、PMOSトラ
ンジスタのLDD構造におけるP-層として働く。次
に、図3(d)に示すように、サイドウォール形成用酸
化膜をCVD法により形成し、エッチバックにより、サ
イドウォール29を形成する。
マスク27aを用い、PMOSトランジスタ形成領域に
2フッ化ボロン(BF2)イオンを注入する。符号28
は2フッ化ボロンイオン注入領域であり、PMOSトラ
ンジスタのLDD構造におけるP-層として働く。次
に、図3(d)に示すように、サイドウォール形成用酸
化膜をCVD法により形成し、エッチバックにより、サ
イドウォール29を形成する。
【0007】次に、図4(a)に示すように、レジスト
マスク27bを用い、NMOSトランジスタ形成領域に
ひ素イオンを注入する。符号30がひ素イオン注入領域
で、NMOSトランジスタのソース/ドレイン領域とし
て働く。次に、図4(b)に示すように、レジストマス
ク27cを用い、PMOSトランジスタ形成領域に2フ
ッ化ボロンイオンを注入する。符号31が2フッ化ボロ
ンイオン注入領域で、PMOSトランジスタのソース/
ドレイン領域として働く。
マスク27bを用い、NMOSトランジスタ形成領域に
ひ素イオンを注入する。符号30がひ素イオン注入領域
で、NMOSトランジスタのソース/ドレイン領域とし
て働く。次に、図4(b)に示すように、レジストマス
ク27cを用い、PMOSトランジスタ形成領域に2フ
ッ化ボロンイオンを注入する。符号31が2フッ化ボロ
ンイオン注入領域で、PMOSトランジスタのソース/
ドレイン領域として働く。
【0008】レジストマスク27cを除去した図が図4
(c)であり、実際の工程ではこの後、配線形成工程等
があるが、本発明の特徴とは無関係であるので省略す
る。
(c)であり、実際の工程ではこの後、配線形成工程等
があるが、本発明の特徴とは無関係であるので省略す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の製造方法では、レジストマスクを用いることな
く、リンの回転注入を行うため、PMOSトランジスタ
及びNMOSトランジスタとも同一の注入量が導入され
ることになる。このリンイオン注入層はNMOSトラン
ジスタにおいては、上述のようにLDD構造のN-層と
して働くことになるが、PMOSトランジスタにおいて
は、パンチスルーストッパ層として働く。一方のトラン
ジスタに対する最適な条件が他方の最適条件となる可能
性が低く、不十分な条件で設定しなければならないとい
う問題がある。
従来の製造方法では、レジストマスクを用いることな
く、リンの回転注入を行うため、PMOSトランジスタ
及びNMOSトランジスタとも同一の注入量が導入され
ることになる。このリンイオン注入層はNMOSトラン
ジスタにおいては、上述のようにLDD構造のN-層と
して働くことになるが、PMOSトランジスタにおいて
は、パンチスルーストッパ層として働く。一方のトラン
ジスタに対する最適な条件が他方の最適条件となる可能
性が低く、不十分な条件で設定しなければならないとい
う問題がある。
【0010】例えば、PMOSトランジスタのショート
チャネル改善を目的に、リンの注入量やエネルギーを上
げると、NMOSトランジスタのショートチャネルが劣
化する。
チャネル改善を目的に、リンの注入量やエネルギーを上
げると、NMOSトランジスタのショートチャネルが劣
化する。
【0011】本発明は、マスク工程を追加することな
く、NMOSトランジスタのLDD部のN-層の最適化
とPMOSトランジスタのパンチスルーストッパ層の最
適化を同時に実現する半導体製造方法を提供することを
目的とするものである。
く、NMOSトランジスタのLDD部のN-層の最適化
とPMOSトランジスタのパンチスルーストッパ層の最
適化を同時に実現する半導体製造方法を提供することを
目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
半導体装置の製造方法は、半導体基板上にN型ウエル及
びP型ウエル並びに素子分離層を形成した後、N型ウエ
ル及びP型ウエル上にゲート酸化膜及びゲート電極を形
成した後、全面に絶縁膜を形成し、エッチバックするこ
とにより、上記ゲート電極側壁にサイドウォールを形成
する工程と、上記P型ウエル領域を第1のレジストパタ
ーンでマスクして、N型ウエルに不純物イオンを注入
し、Pチャネルトランジスタのソース/ドレイン領域を
形成する工程と、上記第1のレジストパターンをマスク
として、上記Pチャネルトランジスタのゲート電極側壁
のサイドウォールを所定の量だけ除去する工程と、上記
第1のレジストパターンを除去した後、全面にN型不純
物を所定の角度で回転イオン注入し、Nチャネルトラン
ジスタのLDD部を形成するとともに、Pチャネルトラ
ンジスタのパンチスルーストッパ部を形成する工程と、
上記N型ウエル領域を第2のレジストパターンでマスク
して、P型ウエルに不純物イオンを注入し、Nチャネル
トランジスタのソース/ドレイン領域を形成する工程と
を有することを特徴とするものである。
半導体装置の製造方法は、半導体基板上にN型ウエル及
びP型ウエル並びに素子分離層を形成した後、N型ウエ
ル及びP型ウエル上にゲート酸化膜及びゲート電極を形
成した後、全面に絶縁膜を形成し、エッチバックするこ
とにより、上記ゲート電極側壁にサイドウォールを形成
する工程と、上記P型ウエル領域を第1のレジストパタ
ーンでマスクして、N型ウエルに不純物イオンを注入
し、Pチャネルトランジスタのソース/ドレイン領域を
形成する工程と、上記第1のレジストパターンをマスク
として、上記Pチャネルトランジスタのゲート電極側壁
のサイドウォールを所定の量だけ除去する工程と、上記
第1のレジストパターンを除去した後、全面にN型不純
物を所定の角度で回転イオン注入し、Nチャネルトラン
ジスタのLDD部を形成するとともに、Pチャネルトラ
ンジスタのパンチスルーストッパ部を形成する工程と、
上記N型ウエル領域を第2のレジストパターンでマスク
して、P型ウエルに不純物イオンを注入し、Nチャネル
トランジスタのソース/ドレイン領域を形成する工程と
を有することを特徴とするものである。
【0013】また、請求項2記載の本発明の半導体装置
の製造方法は、上記サイドウォール除去工程後、不純物
イオンを注入し、PチャネルトランジスタのLDD部を
形成した後、上記第1のレジストパターンを除去するこ
とを特徴とする、請求項1記載の半導体装置の製造方法
である。
の製造方法は、上記サイドウォール除去工程後、不純物
イオンを注入し、PチャネルトランジスタのLDD部を
形成した後、上記第1のレジストパターンを除去するこ
とを特徴とする、請求項1記載の半導体装置の製造方法
である。
【0014】
【実施の形態】以下、一実施の形態に基づいて本発明に
ついて詳細に説明する。
ついて詳細に説明する。
【0015】図1及び図2は本発明の一実施の形態の半
導体装置の製造工程を示す図である。
導体装置の製造工程を示す図である。
【0016】以下、図1及び図2を用いて本発明の一実
施の形態の半導体装置の製造工程を説明する。
施の形態の半導体装置の製造工程を説明する。
【0017】まず、図1(a)に示すように、シリコン
基板1にNMOSトランジスタ形成領域となるP型ウエ
ル2及びPMOSトランジスタ形成領域となるN型ウエ
ル3を形成する。尚、本実施の形態では、次の条件を用
いた。すなわち、P型ウエル2の形成は、注入エネルギ
ーを30〜50keV、注入量を3〜6×1012cm-2
でボロンイオンを注入することで行う。また、N型ウエ
ル3の形成は、注入エネルギーを120〜160ke
V、注入量を1〜3×1013cm-2でリンイオンを注入
することで行う。また、ウエルのドライブインは100
0〜1100℃、100〜140分で行う。
基板1にNMOSトランジスタ形成領域となるP型ウエ
ル2及びPMOSトランジスタ形成領域となるN型ウエ
ル3を形成する。尚、本実施の形態では、次の条件を用
いた。すなわち、P型ウエル2の形成は、注入エネルギ
ーを30〜50keV、注入量を3〜6×1012cm-2
でボロンイオンを注入することで行う。また、N型ウエ
ル3の形成は、注入エネルギーを120〜160ke
V、注入量を1〜3×1013cm-2でリンイオンを注入
することで行う。また、ウエルのドライブインは100
0〜1100℃、100〜140分で行う。
【0018】次に、1000〜1100℃のウエット酸
化で膜厚が3000〜4000Åの素子分離用フィール
ド酸化膜4を形成し、800〜850℃で、膜厚が60
〜80Åのゲート酸化膜を形成し、その後、CVD法に
より、膜厚が1000〜3000Åのリンドープポリシ
リコンからなるMOSトランジスタのゲート電極5を形
成する。尚、本発明は、上記条件に限定されるものでは
ない。また、シリコン基板1はP型でもN型でもよい。
また、ゲート電極5は、シリサイド、ポリサイド等でも
よい。更に、工程順序も上記工程に限定されず、例え
ば、素子分離後にウエル形成を行ってもよい。
化で膜厚が3000〜4000Åの素子分離用フィール
ド酸化膜4を形成し、800〜850℃で、膜厚が60
〜80Åのゲート酸化膜を形成し、その後、CVD法に
より、膜厚が1000〜3000Åのリンドープポリシ
リコンからなるMOSトランジスタのゲート電極5を形
成する。尚、本発明は、上記条件に限定されるものでは
ない。また、シリコン基板1はP型でもN型でもよい。
また、ゲート電極5は、シリサイド、ポリサイド等でも
よい。更に、工程順序も上記工程に限定されず、例え
ば、素子分離後にウエル形成を行ってもよい。
【0019】次に、図1(b)に示すように、ゲート電
極5のサイドウォール形成用にCVD酸化膜を1000
〜1500Åを形成し、通常のRIE法を用いて、エッ
チバックすることにより、サイドウォール9を得る。こ
の際、サイドウォール9の幅は0.05〜0.1μmで
ある。
極5のサイドウォール形成用にCVD酸化膜を1000
〜1500Åを形成し、通常のRIE法を用いて、エッ
チバックすることにより、サイドウォール9を得る。こ
の際、サイドウォール9の幅は0.05〜0.1μmで
ある。
【0020】次に、図1(c)に示すように、NMOS
トランジスタ形成領域をレジストマスク7aで覆うこと
により、PMOSトランジスタ形成領域のみに、PMO
Sトランジスタのソース/ドレイン形成のための注入エ
ネルギーを30〜50keVとし、注入量を1〜4×1
015cm-2として、2フッ化ボロンのイオン注入を行
う。図1(c)における符号10aは2フッ化ボロンイ
オン注入領域を示す。尚、本実施の形態では、サイドウ
ォール9を完全に残した状態でイオン注入を行ったがサ
イドウォール9を軽くエッチングし、PMOSトランジ
スタ形成領域のサイドウォール9の幅を若干小さくして
注入してもよい。
トランジスタ形成領域をレジストマスク7aで覆うこと
により、PMOSトランジスタ形成領域のみに、PMO
Sトランジスタのソース/ドレイン形成のための注入エ
ネルギーを30〜50keVとし、注入量を1〜4×1
015cm-2として、2フッ化ボロンのイオン注入を行
う。図1(c)における符号10aは2フッ化ボロンイ
オン注入領域を示す。尚、本実施の形態では、サイドウ
ォール9を完全に残した状態でイオン注入を行ったがサ
イドウォール9を軽くエッチングし、PMOSトランジ
スタ形成領域のサイドウォール9の幅を若干小さくして
注入してもよい。
【0021】次に、図1(d)に示すように、レジスト
マスク7bを残したまま、エッチングを行い、PMOS
形成領域のサイドウォール9の幅を更に小さくする。こ
のエッチング量はトランジスタ特性との関係で自由に変
更してもよい。本実施の形態では完全に除去した。
マスク7bを残したまま、エッチングを行い、PMOS
形成領域のサイドウォール9の幅を更に小さくする。こ
のエッチング量はトランジスタ特性との関係で自由に変
更してもよい。本実施の形態では完全に除去した。
【0022】次に、レジストマスク7aを除去した後、
図2(a)に示すように、注入エネルギーを120〜1
60keVで、注入量を2〜5×1012cm-2で、注入
角度を30°としてリンイオンの回転注入を行った。こ
の際、NMOSトランジスタでは、サイドウォール9が
存在するため、ゲート電極下へは余り入らず(本実施の
形態では、ゲート電極5の端部から0〜0.05μ
m)、PMOSトランジスタではサイドウォール9が存
在しないため、ゲート電極5下へは深くは入る(本実施
の形態では、ゲート電極5の端部から0.05〜0.1
5μm)。図2(a)において、符号6はリンイオン注
入領域を示す。
図2(a)に示すように、注入エネルギーを120〜1
60keVで、注入量を2〜5×1012cm-2で、注入
角度を30°としてリンイオンの回転注入を行った。こ
の際、NMOSトランジスタでは、サイドウォール9が
存在するため、ゲート電極下へは余り入らず(本実施の
形態では、ゲート電極5の端部から0〜0.05μ
m)、PMOSトランジスタではサイドウォール9が存
在しないため、ゲート電極5下へは深くは入る(本実施
の形態では、ゲート電極5の端部から0.05〜0.1
5μm)。図2(a)において、符号6はリンイオン注
入領域を示す。
【0023】この不純物層のゲート電極5下への入り込
みは、PMOSトランジスタに用いるゲート長や所望の
特性等によって最適化を行うことになる。尚、本実施の
形態では、ゲート長は、NMOSトランジスタ及びPM
OSトランジスタとも0.3〜0.4μmとして行っ
た。
みは、PMOSトランジスタに用いるゲート長や所望の
特性等によって最適化を行うことになる。尚、本実施の
形態では、ゲート長は、NMOSトランジスタ及びPM
OSトランジスタとも0.3〜0.4μmとして行っ
た。
【0024】次に、図2(b)に示すように、レジスト
マスク7bを用い、NMOSトランジスタのソース/ド
レイン形成用に、注入エネルギーを20〜40keV
で、注入量を2〜5×1015cm-2でひ素イオンを注入
した。図2(b)において、符号10bはひ素イオン注
入領域を示す。
マスク7bを用い、NMOSトランジスタのソース/ド
レイン形成用に、注入エネルギーを20〜40keV
で、注入量を2〜5×1015cm-2でひ素イオンを注入
した。図2(b)において、符号10bはひ素イオン注
入領域を示す。
【0025】次に、図2(c)に示すように、レジスト
マスク7bを除去する。この後、実際の工程では、不純
物層の活性化等の熱処理工程を行ったり、配線形成工程
を行うが本発明の特徴とは関係無いため省略する。
マスク7bを除去する。この後、実際の工程では、不純
物層の活性化等の熱処理工程を行ったり、配線形成工程
を行うが本発明の特徴とは関係無いため省略する。
【0026】尚、図1(d)の工程後、注入エネルギー
を20〜40keV、注入量を1〜5×1013cm-2で
2フッ化ボロンイオンを注入することによって、PMO
SトランジスタのLDD部を形成してもよい。
を20〜40keV、注入量を1〜5×1013cm-2で
2フッ化ボロンイオンを注入することによって、PMO
SトランジスタのLDD部を形成してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明を
用いることにより、フォトマスクを用いることなく、N
MOSトランジスタのLDD部のN-層と、PMOSト
ランジスタのパンチスルーストッパのN型層を同一の注
入条件で形成することができるので、NMOSトランジ
スタの最適化と微細PMOSトランジスタの形成及び最
適化とをフォトマスク工程の増加なしに達成することが
できる。
用いることにより、フォトマスクを用いることなく、N
MOSトランジスタのLDD部のN-層と、PMOSト
ランジスタのパンチスルーストッパのN型層を同一の注
入条件で形成することができるので、NMOSトランジ
スタの最適化と微細PMOSトランジスタの形成及び最
適化とをフォトマスク工程の増加なしに達成することが
できる。
【図1】本発明の一の実施の形態の半導体装置の前半の
製造工程図である。
製造工程図である。
【図2】本発明の一の実施の形態の半導体装置の前半の
製造工程図である。
製造工程図である。
【図3】従来の半導体装置の前半の製造工程図である。
【図4】従来の半導体装置の後半の製造工程図である。
1 シリコン基板 2 P型ウエル 3 N型ウエル 4 フィールド酸化膜 5 ゲート電極 6 リンイオン注入領域 7a、7b レジストマスク 9 サイドウォール 10a 2フッ化ボロンイオン注入領域 10b ひ素イオン注入領域
Claims (2)
- 【請求項1】 半導体基板上にN型ウエル及びP型ウエ
ル並びに素子分離層を形成した後、N型ウエル及びP型
ウエル上にゲート酸化膜及びゲート電極を形成した後、
全面に絶縁膜を形成し、エッチバックすることにより、
上記ゲート電極側壁にサイドウォールを形成する工程
と、 上記P型ウエル領域を第1のレジストパターンでマスク
して、N型ウエルに不純物イオンを注入し、Pチャネル
トランジスタのソース/ドレイン領域を形成する工程
と、 上記第1のレジストパターンをマスクとして、上記Pチ
ャネルトランジスタのゲート電極側壁のサイドウォール
を所定の量だけ除去する工程と、 上記第1のレジストパターンを除去した後、全面にN型
不純物を所定の角度で回転イオン注入し、Nチャネルト
ランジスタのLDD部を形成するとともに、Pチャネル
トランジスタのパンチスルーストッパ部を形成する工程
と、 上記N型ウエル領域を第2のレジストパターンでマスク
して、P型ウエルに不純物イオンを注入し、Nチャネル
トランジスタのソース/ドレイン領域を形成する工程と
を有することを特徴とする、半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 上記サイドウォール除去工程後、不純物
イオンを注入し、PチャネルトランジスタのLDD部を
形成した後、上記第1のレジストパターンを除去するこ
とを特徴とする、請求項1記載の半導体装置の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9043186A JPH10242293A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9043186A JPH10242293A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10242293A true JPH10242293A (ja) | 1998-09-11 |
Family
ID=12656891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9043186A Pending JPH10242293A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10242293A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7737510B2 (en) | 2005-10-27 | 2010-06-15 | Panasonic Corporation | Semiconductor device and method for fabricating the same |
-
1997
- 1997-02-27 JP JP9043186A patent/JPH10242293A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7737510B2 (en) | 2005-10-27 | 2010-06-15 | Panasonic Corporation | Semiconductor device and method for fabricating the same |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0166167B1 (en) | A process for manufacturing a semiconductor device comprising p-channel and n-channel misfets | |
JP2003188276A (ja) | 半導体素子のcmos及びその製造方法 | |
JP2005136351A (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
JPH08186179A (ja) | 相補型半導体装置 | |
JP2790050B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2002076136A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2809080B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2000307015A (ja) | デュアルゲートcmosfetの製造方法 | |
JP2845186B2 (ja) | 半導体装置とその製造方法 | |
JP2000150880A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH10242293A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2897555B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2919690B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP3132460B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
US6013554A (en) | Method for fabricating an LDD MOS transistor | |
JP2003249567A (ja) | 半導体装置 | |
JP2743828B2 (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
JPH07263690A (ja) | サリサイド構造を有する半導体装置とその製造方法 | |
JPH0669439A (ja) | Cmos半導体装置の製造方法 | |
JPH07254645A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2748854B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2953915B2 (ja) | 半導体集積回路装置及びその製造方法 | |
JP2000311951A (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
JPH1131814A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2973984B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 |