[go: up one dir, main page]

JPH10241308A - アクチュエータ制御装置及び磁気ディスク装置 - Google Patents

アクチュエータ制御装置及び磁気ディスク装置

Info

Publication number
JPH10241308A
JPH10241308A JP9044322A JP4432297A JPH10241308A JP H10241308 A JPH10241308 A JP H10241308A JP 9044322 A JP9044322 A JP 9044322A JP 4432297 A JP4432297 A JP 4432297A JP H10241308 A JPH10241308 A JP H10241308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
actuator
pass filter
low
equation
digital
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9044322A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3317333B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Ono
裕幸 小野
Tetsuo Ueda
哲生 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Priority to JP04432297A priority Critical patent/JP3317333B2/ja
Priority to US09/032,218 priority patent/US6216050B1/en
Publication of JPH10241308A publication Critical patent/JPH10241308A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3317333B2 publication Critical patent/JP3317333B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
    • G11B5/5526Control therefor; circuits, track configurations or relative disposition of servo-information transducers and servo-information tracks for control thereof
    • G11B5/553Details
    • G11B5/5534Initialisation, calibration, e.g. cylinder "set-up"

Landscapes

  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 LPFを含むハイブリッド制御系を、状態推
定器を必要とせず、現行のHDDのハードウェアアーキ
テクチャで処理可能にしたアクチュエータ制御装置及び
磁気ディスク装置を提供する。 【解決手段】 アクチュエータ制御装置は、アクチュエ
ータ10と、アクチュエータ10を駆動するVCM駆動
回路11と、アクチュエータ10からの位置信号をディ
ジタル信号に変換するADC12と、ディジタル信号に
変換された位置信号に応答してアクチュエータ10への
制御信号を発生するMPU13と、制御信号をアナログ
信号に変換するDAC14と、DAC14とVCM駆動
回路11との間に接続されたLPF15とを備え、MP
U13は、LPF15の挿入による位相遅れをディジタ
ル制御により補償し、かつそのディジタル制御が、LP
F15を含むプラントの状態モデルを状態推定器を必要
としない状態モデルに再構築する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記憶装置等に
用いられるアクチュエータ制御装置及び磁気ディスク装
置に係り、詳細には、ディジタル制御特有の折り返し歪
みの影響を低減するアクチュエータ制御装置及び磁気デ
ィスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記憶装置、特にハードディスクドラ
イブ(HDD)のヘッド位置制御系のアクチュエータ制
御では、ヘッド・サスペンションの機械共振に起因する
折り返し歪みが問題となる。具体的には、ヘッドジンバ
ルアセンブリ(HGA)とアクチュエータそれぞれの機
械共振の影響によるロバスト性の低下と、高速シーク動
作時のアコースティックノイズが挙げられる。
【0003】上述した問題点を解決できるものとして、
本出願人は特開平5−166312号公報記載の装置を
既に提案した。この公報記載の装置は、制御入力を出力
するD/Aコンバータの直後に低い極を持つ低域通過フ
ィルタ(LPF)を置いて共振の存在する高周波数帯域
のゲインを下げ、またこれによるナイキスト周波数以下
の帯域での位相遅れをディジタル制御により補償するも
のである。
【0004】このハイブリッド制御系アクチュエータ装
置は、簡単な構成で機械共振に起因する折り返し歪みを
最小にすることができ、ヘッド・サスペンションの共振
モード管理に余裕をとるようにして、品質の面の向上を
実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記ハイブリッド制御
系アクチュエータ装置は、上述した優れた特長を有する
ものであるが、ハードウェアとして高い演算処理能力を
有するプロセッサの使用を前提として設計したため、現
行のHDDのマイクロプロセッサ(MPU)では処理速
度が間に合わず、製品に適用されなかった。特に、状態
推定器を導入し、DSPの高い演算処理能力に合わせた
アリゴリズムであったため、現行のHDDのマイクロプ
ロセッサ(MPU)の処理速度では適用できない。
【0006】HDD製品は、低コスト化の要求が厳し
く、コスト増が見込まれる高い演算処理能力を有するプ
ロセッサ(例えば、DSP)の採用には消極的にならざ
るを得ないのが現状である。そこで、上記ハイブリッド
制御の利点を活かしつつ、通常のマイクロプロセッサ
(MPU)で処理可能な程度にアリゴリズムを簡略化す
ることが求められている。
【0007】本発明は、LPFを含むハイブリッド制御
系を、状態推定器を必要とせず、現行のHDDのハード
ウェアアーキテクチャで処理可能にしたアクチュエータ
制御装置及び磁気ディスク装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のアクチュエータ
制御装置は、駆動回路からの出力によって駆動されるア
クチュエータからの位置信号に応答して該アクチュエー
タへの制御信号を発生するアクチュエータ制御装置であ
って、制御信号をアナログ信号に変換するディジタル・
アナログ変換器と駆動回路との間に接続された低域通過
フィルタと、低域通過フィルタの挿入による位相遅れを
ディジタル制御により補償するディジタル制御手段とを
備え、ディジタル制御手段は、低域通過フィルタを含む
プラントの状態モデルを状態推定器を必要とせず、直接
観測可能な状態変数のみを用いた状態モデルに再構築
し、フィードバック系設計の際に低域通過フィルタの挿
入による位相遅れをプラントの一部として一括して補償
することを特徴とする。
【0009】また、本発明のアクチュエータ制御装置
は、駆動回路からの出力によって駆動されるアクチュエ
ータからの位置信号に応答して該アクチュエータへの制
御信号を発生するアクチュエータ制御装置であって、制
御信号をアナログ信号に変換するディジタル・アナログ
変換器と駆動回路との間に接続された低域通過フィルタ
と、低域通過フィルタの挿入による位相遅れをディジタ
ル制御により補償するディジタル制御手段とを備え、デ
ィジタル制御手段は、低域通過フィルタを含む系の状態
方程式を、可制御標準形に変換して設計し、すべての状
態変数を直接測定可能にしたことを特徴とする。
【0010】上記ディジタル制御手段は、低域通過フィ
ルタを含む系の状態方程式を、式(9)及び式(10)
に示す可制御標準形に変換して設計したものであっても
よい。
【0011】
【数6】
【0012】上記ディジタル制御手段は、低域通過フィ
ルタを含む系を、式(11)に示す状態フィードバック
を基に制御するものであってもよい。
【0013】
【数7】
【0014】上記ディジタル制御手段は、低域通過フィ
ルタを含む系の状態方程式を、式(12)及び式(1
3)に示す速度系の可制御標準形に変換して設計したも
のであってもよい。
【0015】
【数8】
【0016】上記ディジタル制御手段は、低域通過フィ
ルタを含む系の状態方程式から、式(4)に基づいた演
算により、伝達関数行列Gを求め、
【数9】
【0017】式(4)の伝達関数を入力uと出力y及び
それらの遅延値に基づく離散状態方程式に再実現して、
式(5)及び式(6)で示される可制御標準形を得、該
式(5)及び式(6)で表される可制御標準形を基に制
御系を設計したものであってもよい。
【0018】
【数10】
【0019】上記ディジタル制御手段は、可制御標準形
に、出力の差分である擬似速度項を状態変数v(i)とし
て導入し、状態変数v(i)を式(7)に従って導入した
可制御標準形を基に制御系を設計したものであってもよ
い。
【0020】 v(i)=x(i)−x(i-1) …式(7) 但し、x(i)は制御出力、x(i-1)はその過去値である。
【0021】上記ディジタル制御手段は、可制御標準形
に、さらに出力の積分項を状態変数w(i)として導入
し、状態変数w(i)を式(8)に従って導入した可制御
標準形を基に制御系を設計したものであってもよい。
【0022】 w(i)=w(i-1)+x(i-1) …式(8) 但し、w(i-1)は状態変数w(i)の過去値、x(i-1)は制
御出力x(i)の過去値である。
【0023】上記ディジタル制御装置は、低域通過フィ
ルタのカットオフ周波数が、ナイキスト周波数よりも高
い周波数領域におけるピークを十分に減衰させるように
設定されるものであってもよい。
【0024】上記低域通過フィルタは、ナイキスト周波
数よりも低い周波数に極をもつアナログ一次低域通過フ
ィルタであってもよい。
【0025】上記低域通過フィルタは、ナイキスト周波
数よりも低い周波数に極をもつアナログ一次低域通過フ
ィルタと等価とみなせるオーバーサンプリングにより構
成されたディジタル低域通過フィルタであってもよい。
【0026】上記ディジタル制御手段は、ナイキスト周
波数よりも低い周波数領域における位相遅れを補償する
ように設定されるものであってもよい。
【0027】上記ディジタル制御手段は、マイクロプロ
セッサであってもよい。
【0028】本発明の磁気ディスク装置は、アクチュエ
ータと、アクチュエータを駆動する駆動回路と、アクチ
ュエータからの位置信号をディジタル信号に変換するア
ナログ・ディジタル変換器と、ディジタル信号に変換さ
れた位置信号に応答してアクチュエータへの制御信号を
発生するディジタル制御手段と、制御信号をアナログ信
号に変換するディジタル・アナログ変換器と、ディジタ
ル・アナログ変換器と駆動回路との間に接続された低域
通過フィルタとを備え、ディジタル制御手段は、低域通
過フィルタの挿入による位相遅れをディジタル制御によ
り補償する手段を備え、ディジタル制御手段として上述
したものを用いることを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明に係るアクチュエータ制御
装置及び磁気ディスク装置は、ハードディスクドライブ
(HDD)等のヘッド位置制御系に用いられる磁気ディ
スク装置に適用することができる。
【0030】図1は本発明の実施形態に係るアクチュエ
ータ制御装置の構成を示す図である。
【0031】図1において、アクチュエータ制御装置
は、ヘッド・サスペンション機構及びヘッド移動用直流
モータ(例えば、ボイス・コイル・モータ:VCM)を
含むアクチュエータ10、アクチュエータ10のVCM
を駆動するVCM駆動回路11、アクチュエータ10か
らのヘッド位置を示す信号y(t)をディジタル信号に
変換するアナログ・ディジタル変換器(ADC)12、
ディジタル位置信号に応答してヘッドを所望位置に移動
するための制御信号を、後述する数26に示す状態フィ
ードバックに従って発生するディジタル制御手段として
のマイクロプロセッサ(MPU)13、MPU13から
のディジタル制御信号をアナログ制御信号u(t)に変
換するディジタル・アナログ変換器(DAC)14、D
AC14とVCM駆動回路11の間に挿入されたアナロ
グ低域通過フィルタ(LPF)15から構成される。
【0032】上記アクチュエータ10は、電流駆動され
るVCM、ピボット(図示略)により枢支されVCMの
回転を磁気ヘッドに伝えるアーム17、位置検出系とし
ての磁気ヘッド18から構成される。
【0033】上記LPF15は、DAC14の直後に挿
入された低い極を持つ一次のアナログLPFである。こ
のアナログLPF15の挿入により機械共振の存在する
高周波帯域のゲインを下げる。このLPF15の周波数
特性については図2により後述する。
【0034】上記MPU13は、ヘッドを所望位置に移
動するための制御信号を、後述する式(11)に示す制
御系に従って発生する。ここで、式(11)に示す制御
系は、上記アナログLPF15挿入によるナイキスト周
波数fN以下の帯域での位相遅れをディジタル制御によ
り補償するものであって、しかもそのディジタル制御
が、状態推定器を必要とせず、現行HDDのハードウェ
アアーキテクチャで処理可能な簡易化された制御系によ
り構築されている。
【0035】以下、上述のように構成されたアクチュエ
ータ制御装置の動作原理を説明する。
【0036】まず、アナログLPF15挿入によるナイ
キスト周波数fN以下の帯域での位相遅れをディジタル
制御により補償する補償対象について説明する。
【0037】図2及び図3はアクチュエータ10を含む
制御対象の周波数特性を示す図であり、図2はLPF1
5挿入によるナイキスト周波数fN以下の帯域での位相
遅れをディジタル制御により補償する前の周波数特性
を、図3は補償後の周波数特性を示している。図中、縦
軸はゲイン、横軸は周波数を示す。
【0038】図2の破線はアクチュエータ10を含む制
御対象の周波数特性であり、図2に示すように機械共振
に起因する周波数特性のピークがナイキスト周波数fN
よりも高い高周波領域に生じている。
【0039】LPF15を挿入すると、図2の実線に示
すように、カットオフ周波数fc以上の周波数領域にお
いて所定量減衰した減衰特性となる。これにより、ナイ
キスト周波数fNよりも高い高周波領域に生じている機
械共振に起因する周波数特性のピークを減衰させること
ができる。
【0040】そして、LPF15挿入により、カットオ
フ周波数fcからナイキスト周波数fNまでの低い低周波
領域に生じたロス(位相遅れ)を、ディジタル制御によ
り補償しナイキスト周波数fN未満の領域(図2ハッチ
ング部参照)においては元の特性が現れるようにする。
ディジタル制御が可能な周波数領域は、ナイキスト周波
数fN未満の領域であり、結果的にはナイキスト周波数
fN未満の領域の周波数特性がディジタル的に補償さ
れ、機械共振に起因する周波数特性のピークがある高周
波領域のみが大きく減衰する。図3はディジタル制御に
よる補償後の周波数特性であり、図3のハッチング部が
減衰部分である。
【0041】次に、LPF15挿入によるナイキスト周
波数fN以下の帯域での位相遅れをディジタル制御によ
り補償する最適設計手法について説明する。
【0042】本最適設計手法は、このディジタル制御
を、状態推定器を必要とせず、現行HDDのハードウェ
アアーキテクチャで処理可能な簡易化された制御系によ
り実現するものである。
【0043】HDDのアクチュエータ10は、上記のよ
うに電流駆動されるVCM16、ピボットにより枢支さ
れたVCM16の動作を支えるアーム17、位置検出系
としての磁気ヘッド18からなる。また、通常VCM1
6の駆動電流は、MPU13からDAC14を介して出
力された出力値に比例している。したがって、制御入力
は加速度、制御出力は位置となるので、基本的な系は二
次積分系である。
【0044】ここで、DAC14の出力に一次LPF1
5を置くと、ラプラス演算子をsとして一次LPF15
を含む制御対象の伝達関数g(s)は式(1)に示す3
次系となる。
【0045】
【数11】
【0046】式(1)において、uはDAC14の出力
で、制御入力を示す。また、yは位置誤差信号(Positi
on Error Signal:PES)で、制御出力を示す。aは
LPF15の極、bは系の直流ゲインである。
【0047】上記式(1)を、サンプリング間隔T、演
算時間遅れτで離散化した状態方程式で表すと、式
(2)及び式(3)で示すようになる。
【0048】
【数12】
【0049】この式(2)及び式(3)に基づく制御系
設計例が、本出願人が先に出願した装置である。この制
御系設計例では、LPFと本来の系である二次積分系を
一括して補償するゲインパラメータを公知の最適制御理
論(例えば、LQ法)により求めており、閉ループ開ル
ープ共に自然な周波数特性が得られている。
【0050】ここで、ヘッドの位置、速度及び加速度を
表す状態変数x(i)、dx(i)/dt及びd2x(i)/dt
2のうち、直接観測できるのはx(i)のみであるから、残
りのdx(i)/dt及びd2x(i)/dt2は状態推定器を
用いて推定することになる。状態推定器としてカルマン
フィルタを用い、現在型と予測型を使い分けることによ
り、1サンプル分のPESが何らかの障害により欠落し
た場合でも制御系全体の挙動に影響することなく安定し
た動作を続けることができた。しかし、状態推定器を用
いるためにはハードウェアとして高い演算処理能力を有
するマイクロプロセッサあるいはDSPの使用が前提と
なるため、現行のHDDのマイクロプロセッサ(MP
U)では処理速度が間に合わなかった。
【0051】そこで、通常のHDDのマイクロプロセッ
サ(MPU)で処理可能な程度にアリゴリズムを簡略化
することが求められている。
【0052】まず、上記式(2)及び式(3)に示す系
の実現を可制御標準形に変換して設計する。これが実現
できれば、すべての状態変数が直接測定可能になり、状
態推定器を省略することができる。また、閉ループはL
PFと元の二次系を一括して補償する設計となるので、
自然な特性を得やすい。LQ法も適用することができ
る。但し、状態推定器を持たないので、欠落したサンプ
ルがあった場合の補間の精度は低下する。
【0053】上記式(2)及び式(3)に示す系の伝達
関数行列Gを求める。以降、Iを適当な次元の単位行列
とすると、伝達関数行列Gは式(4)で示される。
【0054】
【数13】
【0055】上記数23に示す式(4)の伝達関数を入
力uと出力y及びそれらの遅延値に基づく離散状態方程
式に再実現すると、例えば可制御標準形を採用すれば式
(5)及び式(6)のようになる。
【0056】
【数14】
【0057】上記式(5)及び式(6)において、x
(i)は制御出力であり、x(i-1)はその1つ前の、x(i-
2)はその2つ前の、x(i-3)はその3つ前のそれぞれ過
去値である。また、u(i)は制御入力であり、u(i-1)は
その1つ前の、u(i-2)はその2つ前の、u(i-3)はその
3つ前のそれぞれ過去値である。
【0058】ここで、上記制御出力x(i)、制御入力u
(i)を見た場合、x(i)及びu(i)の他は全て制御出力x
(i)、制御入力u(i)の両者の過去値、すなわち直接観測
できる値(メモリに保存しておけばよい)で表されるこ
とに着目すると、上記式(4)から上記式(5)及び式
(6)を導き出せる。
【0059】実際の制御の際には、出力の差分、すなわ
ち擬似速度項が状態変数として陽に現れていた方が都合
がよいので、これをv(i)として式(7)に変形し、さ
らに状態変数として出力の積分項w(i)を式(8)に従
って導入すると、系は式(9)及び式(10)に示すよ
うな7次で表すことができる。
【0060】上記積分項w(i)の導入は、次のような目
的で行われる。すなわち、HDDはフレキシブルテンシ
ョンあるいは風の影響等によるノイズがあり、上記式
(5)及び式(6)に示されるだけのフィードバックで
は誤差が0に収束しない。これを収束させるためには、
実際の位置と目標位置との誤差を積分する積分項w(i)
を導入し、該積分項w(i)により上記誤差を収束させる
必要がある。
【0061】 v(i)=x(i)−x(i-1) …式(7) 但し、x(i)は制御出力、x(i-1)はその過去値である。
【0062】 w(i)=w(i-1)+x(i-1) …式(8) 但し、w(i-1)は状態変数w(i)の過去値、x(i-1)は制
御出力x(i)の過去値である。
【0063】
【数15】
【0064】上記式(9)及び式(10)の系に基づい
て式(11)に示す状態フィードバックを構成する。実
際には、上記式(9)及び式(10)の系をモデルと
し、予め実験等により最適なフィードバックになるよう
な式(11)のパラメータf1〜f7を求める。最終的に
は、MPU13は、式(11)に基づく7次の計算を行
って前述したディジタル補償を含むアクチュエータ制御
を行う。
【0065】
【数16】
【0066】LPFを用いない従来型の離散系は積分器
を含み5次である。したがって、本実施形態に係る制御
系は5次から7次へと2次増えたことになるから、状態
フィードバックにおける積和演算の増加量はたかだか2
組である。
【0067】ところで、上記式(9)及び式(10)の
系は位置系であり、セトリング及びトラックフォローイ
ングの制御系設計に用いられる。シーク動作の制御に
は、通常速度系が用いられるが、上記式(9)及び式
(10)から積分項を除きx(i)をv(i)の積分として考
えると、上記式(9)及び式(10)の上でも同等の設
計が可能である。参考のため、速度系を式(12)及び
式(13)に示す。
【0068】
【数17】
【0069】以上説明したように、本実施形態に係るア
クチュエータ制御装置は、アクチュエータ10と、アク
チュエータ10を駆動するVCM駆動回路11と、アク
チュエータ10からの位置信号をディジタル信号に変換
するADC12と、ディジタル信号に変換された位置信
号に応答してアクチュエータ10への制御信号を発生す
るMPU13と、制御信号をアナログ信号に変換するD
AC14と、DAC14とVCM駆動回路11との間に
接続されたLPF15とを備え、MPU13は、LPF
15の挿入による位相遅れをディジタル制御により補償
し、かつそのディジタル制御が、LPF15を含むプラ
ントの状態モデルを状態推定器を必要とせず、直接観測
可能な状態変数のみを用いた状態モデルに再構築し、フ
ィードバック系設計の際にLPF15の挿入による位相
遅れをプラントの一部として一括して補償するように構
築された制御系により実現される。
【0070】本実施形態では、この制御系を、LPF1
5を含む系の状態方程式を可制御標準形に変換して設計
することによって求め、MPU13が、ヘッドを所望位
置に移動するための制御信号を、上記式(11)に示す
フィードバック制御に従って発生する。
【0071】このように、本最適設計方法は、上記式
(11)に示すように7次の状態フィードバックで表現
することができ、状態推定器を必要とせず、現行HDD
のハードウェアアーキテクチャで処理可能な簡易化され
た制御系により実現できる。
【0072】したがって、DSPを使用することなく現
行のHDDのマイクロプロセッサを用いたディジタル制
御が可能になるため、本来、優れた特長を有するハイブ
リッド制御系アクチュエータ装置を、低コストで実施す
ることが可能になる。
【0073】本発明を実際のHDD上に適用した実験結
果について説明する。
【0074】DAC14の直後に挿入するアナログLP
F15の極は、1.6kHzに置いた。このLPF15
は、元々VCM駆動回路11に入っているコンデンサを
大きな値に変えるだけで実現できるので、コスト、基板
面積等にデメリットを与えることはない。
【0075】本方法をHDDに適用、実験したところ、
ナイキスト周波数以上の帯域で5dB以上のゲインの改
善が見られた。これにより機械共振に対するロバスト性
が向上した。また、アコースティックノイズも、例えば
8kHzで4dBの改善が見られた。このとき、シーク
タイムは従来法による結果と同等であり、パフォーマン
スを劣化させることはなかった。
【0076】以上述べた実験結果から以下のような効果
を得ることができる。
【0077】一次アナログLPFとディジタル補償を組
み合わせた本制御系をHDD製品上に適用すれば、アク
セス速度を犠牲にすることなく、以下(1)(2)(3)の効果
を得ることができる。
【0078】(1) ナイキスト周波数fN以上の帯域にお
けるロバスト性の向上を図ることができる。すなわち、
長年にわたり解決が困難であったロバスト性の向上を、
現行HDDのハードウェアアーキテクチャで処理可能な
簡易化された制御系において実現することができ、製品
の信頼性が高まるとともに、工程内での歩留まりも改善
することができる。
【0079】(2) シーク動作時のアコースティックノ
イズを低減することができ、使用に当たっての快適性が
向上する。
【0080】(3) HDDに取り付けている制振部品の
省略、従ってこれに伴う大幅なコストダウンの可能性が
ある。
【0081】したがって、このような優れた特長を有す
るアクチュエータ制御装置を、HDDのヘッド位置制御
系に適用すれば、このHDDにおいてヘッドジンバルア
センブリ(HGA)とアクチュエータそれぞれの機械共
振の影響によるロバスト性の低下や高速シーク動作時の
アコースティックノイズがない装置を実現することがで
き、DSPを使用することなく現行のHDDのマイクロ
プロセッサを用いることができるため、低コストで実施
することが可能になる。
【0082】なお、本実施形態では、HDDのヘッド位
置制御系に適用した例を説明したが、これに限らず、上
述したハイブリッド制御系アクチュエータ装置であれ
ば、どのようなアクチュエータ装置であってもよい。例
えば、HDD以外の外部記録装置や他の制御系の位置制
御に用いてもよいことは言うまでもない。すなわち、式
(9)、式(10)及び式(11)で示される状態フィ
ードバックを含む制御系であればその制御対象は限定さ
れない。
【0083】また、本実施形態に係るアクチュエータ制
御装置を、低域通過フィルタを含むプラントの状態モデ
ルを状態推定器を必要としない状態モデルに再構築した
ものであればよく、本実施形態で説明した実現法以外に
も状態推定器を用いない実現法は存在する。しかしそれ
らが本方式をベースとした簡単な式変形に基づくなら
ば、式(11)に示すように、6次の基本型+積分器
(本実施形態では1次)の形式に変わりはない。
【0084】また、本実施形態では、アクチュエータ制
御装置に適用しているが、アクチュエータ制御装置とい
う名称に限定されるものではない。本発明の技術的思想
の範囲内であればヘッド位置決め装置等のように適宜変
更することができ、HDD等の一部に組み込まれる態様
であってもよい。
【0085】さらに、上記アクチュエータ制御装置を構
成する低域通過フィルタ、DAC、ADC等の種類、ビ
ット数などは前述した実施形態に限られないことは言う
までもない。
【0086】
【発明の効果】本発明に係るアクチュエータ制御装置及
び磁気ディスク装置では、低域通過フィルタの挿入によ
る位相遅れをディジタル制御により補償するディジタル
制御手段が、低域通過フィルタを含むプラントの状態モ
デルを状態推定器を必要とせず、直接観測可能な状態変
数のみを用いた状態モデルに再構築したので、低域通過
フィルタを含むハイブリッド制御系を、現行のHDDの
ハードウェアアーキテクチャで実現することができ、低
コスト化を図りつつ、ヘッドジンバルアセンブリ(HG
A)とアクチュエータそれぞれの機械共振の影響による
ロバスト性の向上及び、シーク動作時のアコースティッ
クノイズの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施形態に係るアクチュエー
タ制御装置及び磁気ディスク装置の構成を示すブロック
図である。
【図2】上記アクチュエータ制御装置のアクチュエータ
を含む制御対象の周波数特性を示す図である。
【図3】上記アクチュエータ制御装置のアクチュエータ
を含む制御対象の周波数特性を示す図である。
【符号の説明】
10 アクチュエータ、11 VCM駆動回路、12
アナログ・ディジタル変換器(ADC)、13 マイク
ロプロセッサ(MPU)(ディジタル制御手段)、14
ディジタル・アナログ変換器(DAC)、15 アナ
ログ低域通過フィルタ(LPF)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 哲生 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動回路からの出力によって駆動される
    アクチュエータからの位置信号に応答して該アクチュエ
    ータへの制御信号を発生するアクチュエータ制御装置で
    あって、 前記制御信号をアナログ信号に変換するディジタル・ア
    ナログ変換器と前記駆動回路との間に接続された低域通
    過フィルタと、 前記低域通過フィルタの挿入による位相遅れをディジタ
    ル制御により補償するディジタル制御手段とを備え、 前記ディジタル制御手段は、前記低域通過フィルタを含
    むプラントの状態モデルを直接観測可能な状態変数のみ
    を用いた状態モデルに再構築し、フィードバック系設計
    の際に前記低域通過フィルタの挿入による位相遅れを前
    記プラントの一部として一括して補償することを特徴と
    するアクチュエータ制御装置。
  2. 【請求項2】 駆動回路からの出力によって駆動される
    アクチュエータからの位置信号に応答して該アクチュエ
    ータへの制御信号を発生するアクチュエータ制御装置で
    あって、 前記制御信号をアナログ信号に変換するディジタル・ア
    ナログ変換器と前記駆動回路との間に接続された低域通
    過フィルタと、 前記低域通過フィルタの挿入による位相遅れをディジタ
    ル制御により補償するディジタル制御手段とを備え、 前記ディジタル制御手段は、前記低域通過フィルタを含
    む系の状態方程式を、可制御標準形に変換して設計し、
    すべての状態変数を直接測定可能にしたことを特徴とす
    るアクチュエータ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記ディジタル制御手段は、前記低域通
    過フィルタを含む系の状態方程式を、式(9)及び式
    (10)に示す可制御標準形に変換して設計した 【数1】 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のアクチュエー
    タ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記ディジタル制御手段は、前記低域通
    過フィルタを含む系を、式(11)に示す状態フィード
    バックを基に制御する 【数2】 ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のアクチュ
    エータ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記ディジタル制御手段は、前記低域通
    過フィルタを含む系の状態方程式を、式(12)及び式
    (13)に示す速度系の可制御標準形に変換して設計し
    た 【数3】 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のアクチュエー
    タ制御装置。
  6. 【請求項6】 前記ディジタル制御手段は、前記低域通
    過フィルタを含む系の状態方程式から、式(4)に基づ
    いた演算により、伝達関数行列Gを求め、 【数4】 前記式(4)の伝達関数を入力uと出力y及びそれらの
    遅延値に基づく離散状態方程式に再実現して、式(5)
    及び式(6)で示される可制御標準形を得、該式(5)
    及び式(6)で表される可制御標準形を基に制御系を設
    計した 【数5】 ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のアクチュ
    エータ制御装置。
  7. 【請求項7】 前記ディジタル制御手段は、前記可制御
    標準形に、出力の差分である擬似速度項を状態変数v
    (i)として導入し、 前記状態変数v(i)を式(7)に従って導入した可制御
    標準形を基に制御系を設計した v(i)=x(i)−x(i-1) …式(7) 但し、x(i)は制御出力、x(i-1)はその過去値である。
    ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のアクチュ
    エータ制御装置。
  8. 【請求項8】 前記ディジタル制御手段は、前記可制御
    標準形に、さらに出力の積分項を状態変数w(i)として
    導入し、 前記状態変数w(i)を式(8)に従って導入した可制御
    標準形を基に制御系を設計した w(i)=w(i-1)+x(i-1) …式(8) 但し、w(i-1)は状態変数w(i)の過去値、x(i-1)は制
    御出力x(i)の過去値である。ことを特徴とする請求項
    1、2、3又は7に記載のアクチュエータ制御装置。
  9. 【請求項9】 前記低域通過フィルタのカットオフ周波
    数は、ナイキスト周波数よりも高い周波数領域における
    ピークを十分に減衰させるように設定されることを特徴
    とする請求項1、2、3、4、5又は6に記載のアクチ
    ュエータ制御装置。
  10. 【請求項10】 前記低域通過フィルタは、ナイキスト
    周波数よりも低い周波数に極をもつアナログ一次低域通
    過フィルタであることを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5又は6に記載のアクチュエータ制御装置。
  11. 【請求項11】 前記低域通過フィルタは、ナイキスト
    周波数よりも低い周波数に極をもつアナログ一次低域通
    過フィルタと等価とみなせるオーバーサンプリングによ
    り構成されたディジタル低域通過フィルタであることを
    特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6に記載のア
    クチュエータ制御装置。
  12. 【請求項12】 前記ディジタル制御手段は、ナイキス
    ト周波数よりも低い周波数領域における位相遅れを補償
    するように設定されることを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5、6、7又は8に記載のアクチュエータ制御
    装置。
  13. 【請求項13】 前記ディジタル制御手段は、マイクロ
    プロセッサであることを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6、7、8又は12に記載のアクチュエータ制
    御装置。
  14. 【請求項14】 アクチュエータと、 前記アクチュエータを駆動する駆動回路と、 前記アクチュエータからの位置信号をディジタル信号に
    変換するアナログ・ディジタル変換器と、 前記ディジタル信号に変換された位置信号に応答して前
    記アクチュエータへの制御信号を発生するディジタル制
    御手段と、 前記制御信号をアナログ信号に変換するディジタル・ア
    ナログ変換器と、 前記ディジタル・アナログ変換器と前記駆動回路との間
    に接続された低域通過フィルタとを備え、 前記ディジタル制御手段は、前記低域通過フィルタの挿
    入による位相遅れをディジタル制御により補償する手段
    を備え、 前記ディジタル制御手段として請求項1乃至13のいず
    れかに記載のものを用いることを特徴とする磁気ディス
    ク装置。
JP04432297A 1997-02-27 1997-02-27 アクチュエータ制御装置及び磁気ディスク装置 Expired - Fee Related JP3317333B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04432297A JP3317333B2 (ja) 1997-02-27 1997-02-27 アクチュエータ制御装置及び磁気ディスク装置
US09/032,218 US6216050B1 (en) 1997-02-27 1998-02-27 Actuator control apparatus and magnetic disk unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04432297A JP3317333B2 (ja) 1997-02-27 1997-02-27 アクチュエータ制御装置及び磁気ディスク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10241308A true JPH10241308A (ja) 1998-09-11
JP3317333B2 JP3317333B2 (ja) 2002-08-26

Family

ID=12688267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04432297A Expired - Fee Related JP3317333B2 (ja) 1997-02-27 1997-02-27 アクチュエータ制御装置及び磁気ディスク装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6216050B1 (ja)
JP (1) JP3317333B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100408025B1 (ko) * 2001-05-11 2003-12-03 엘지전자 주식회사 고밀도 기록/재생 장치의 헤드위치 제어장치 및 방법
JP2007206830A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Hitachi Via Mechanics Ltd 移動体のサーボ制御装置及びレーザ加工装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000031738A1 (fr) * 1998-11-26 2000-06-02 International Business Machines Corporation Lecteur de disque, son procede de production, et controleur de lecteur de disque
US6873489B2 (en) 2002-03-25 2005-03-29 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Method, system, and program for estimating coil resistance of a voice coil motor in a disk drive system
US7034490B2 (en) * 2003-05-19 2006-04-25 Acutechnology Semiconductor Motor positioning servo loop using oversampling bitstream DAC
JP2005304095A (ja) * 2004-04-06 2005-10-27 Renesas Technology Corp モータ駆動用半導体集積回路および磁気ディスク記憶装置
EP1601113A1 (en) * 2004-05-25 2005-11-30 STMicroelectronics S.r.l. Transmission system, particularly for wcdma cellular telephony
JP5152781B2 (ja) * 2007-09-20 2013-02-27 ルネサスエレクトロニクス株式会社 Vcmドライバとpwmアンプ

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG47005A1 (en) * 1990-06-28 1998-03-20 Mitsubishi Electric Corp Movable head position controlling device for magnetic recording and reproducing apparatuses
AU8739091A (en) * 1990-09-18 1992-04-15 Thomas James Frederick Digital servo control system for use in disk drives
JP3087255B2 (ja) 1991-12-18 2000-09-11 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレ−ション 低域通過フィルタを用いたディジタル・アクチュエータ制御装置
JP2714905B2 (ja) * 1992-01-31 1998-02-16 富士通株式会社 位置決め制御装置
US5510939A (en) * 1992-07-16 1996-04-23 Micropolis Corporation Disk drive with adaptive positioning
JP2771929B2 (ja) * 1992-10-06 1998-07-02 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイション ディジタル・サーボ制御システム
US5325247A (en) * 1992-11-12 1994-06-28 Quantum Corporation Digital multi-rate notch filter for sampled servo digital control system
US5377096A (en) 1992-12-16 1994-12-27 International Business Machines Corporation Digital actuator controller using low-pass filter
JP3351163B2 (ja) * 1994-07-27 2002-11-25 株式会社日立製作所 情報記録再生装置及び信号処理回路
US6023383A (en) * 1996-03-19 2000-02-08 Texas Instruments Incorporated Error estimation circuit and method for providing a read channel error signal
US5949608A (en) * 1996-06-05 1999-09-07 Mobile Storage Technology Inc. Time dependent velocity-controlled disk drive actuator system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100408025B1 (ko) * 2001-05-11 2003-12-03 엘지전자 주식회사 고밀도 기록/재생 장치의 헤드위치 제어장치 및 방법
JP2007206830A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Hitachi Via Mechanics Ltd 移動体のサーボ制御装置及びレーザ加工装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3317333B2 (ja) 2002-08-26
US6216050B1 (en) 2001-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2714905B2 (ja) 位置決め制御装置
JP3037946B2 (ja) サ―ボ制御式アクチュエ―タ・システムを安定化するための能動制御
US6538839B1 (en) Disk drive employing adaptive feed-forward vibration compensation to enhance a retry operation
US6914743B1 (en) Vibration cancellation in a disk drive by using an acceleration sensor and adaptively adjusting its gain to minimize external acceleration effects
JP4886130B2 (ja) ハードディスクドライブ,シーク軌跡最適化方法,コンピュータプログラム製品
US7019938B2 (en) Head positioning method, and disk apparatus using the same
US20020159187A1 (en) Rotary recording apparatus and method of controlling the apparatus
US20030058571A1 (en) Shock control for rotational recording apparatus
JP3317333B2 (ja) アクチュエータ制御装置及び磁気ディスク装置
US7864484B2 (en) Hard-disk drive
US5377096A (en) Digital actuator controller using low-pass filter
US6469861B2 (en) Head positioning apparatus and method therefor
JP2697641B2 (ja) 磁気ディスク装置のマルチレートサンプルレートの共振抑制方式
US8412360B2 (en) Method and system for robust attenuation of mechanical resonances using a multi-rate low pass filter
JPH0950303A (ja) 繰り返し補償器およびこの繰り返し補償器を備えたディスク装置
JP2006202368A (ja) 振動を抑制したヘッドシーク制御方法、及び回転記録再生装置
JP2002042434A (ja) ディスク装置
JP3087255B2 (ja) 低域通過フィルタを用いたディジタル・アクチュエータ制御装置
US6870342B2 (en) Cosine bang-bang seek control for a voice coil of a disc drive
JP2647291B2 (ja) 記録装置のヘッドを高速に位置決めする方法
JP4109812B2 (ja) 位置決め制御装置
KR100333583B1 (ko) 디지털/아날로그 변환기의 양자화 잡음에 기인하는 트랙오정렬을 감소시키는 방법 및 장치
JP2001210032A (ja) ディスク装置におけるアクチュエータ制御装置
JP4139065B2 (ja) 位置決め装置及び位置決め方法
JP2002374588A (ja) 音響ノイズ低減装置及び低減方法

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080614

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080614

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090614

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100614

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees