JPH10238418A - Egrクーラー付egr装置 - Google Patents
Egrクーラー付egr装置Info
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- JPH10238418A JPH10238418A JP9045908A JP4590897A JPH10238418A JP H10238418 A JPH10238418 A JP H10238418A JP 9045908 A JP9045908 A JP 9045908A JP 4590897 A JP4590897 A JP 4590897A JP H10238418 A JPH10238418 A JP H10238418A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジンのEGR装置において、EGRガス
の過冷却を防止して、HC白煙の発生や硫酸腐蝕及びカ
ーボンの付着の原因となるEGRクーラー内の結露を防
止できる、耐久性能の良いEGRクーラー付きEGR装
置を提供する。 【解決手段】 EGR装置を備えたエンジンのEGR通
路にEGRクーラーを設け、このEGRクーラーの冷却
システムを、エンジンの冷却水温度に基づいてオン・オ
フ操作されて、前記EGRクーラーに冷媒を供給するポ
ンプと、前記EGRクーラー内の冷媒の全部を収容でき
るリザーブタンクと、前記冷媒を冷却するための熱交換
器とを備え、前記ポンプが停止した時に前記EGRクー
ラー内の冷媒が前記リザーブタンクに移動するように構
成する。
の過冷却を防止して、HC白煙の発生や硫酸腐蝕及びカ
ーボンの付着の原因となるEGRクーラー内の結露を防
止できる、耐久性能の良いEGRクーラー付きEGR装
置を提供する。 【解決手段】 EGR装置を備えたエンジンのEGR通
路にEGRクーラーを設け、このEGRクーラーの冷却
システムを、エンジンの冷却水温度に基づいてオン・オ
フ操作されて、前記EGRクーラーに冷媒を供給するポ
ンプと、前記EGRクーラー内の冷媒の全部を収容でき
るリザーブタンクと、前記冷媒を冷却するための熱交換
器とを備え、前記ポンプが停止した時に前記EGRクー
ラー内の冷媒が前記リザーブタンクに移動するように構
成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンのEGR
において、EGRクーラーを使用してEGRガスの温度
を下げて空気の吸入効率を向上させて、エンジンの燃焼
を良好に保つと共に、燃焼温度を下げて排気ガス中のN
Oxを低減するEGRクーラー付きEGR装置に関する
ものである。
において、EGRクーラーを使用してEGRガスの温度
を下げて空気の吸入効率を向上させて、エンジンの燃焼
を良好に保つと共に、燃焼温度を下げて排気ガス中のN
Oxを低減するEGRクーラー付きEGR装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンなどの排気ガス対策
において、排気ガス中のNOxの排出量を低減するため
に、排気ガスの一部を吸気に還流することで、燃焼温度
を低く抑えて、NOxの生成を抑制させるEGR(排気
再循環)が有効であることが知られ、広く実用化されて
いる。
において、排気ガス中のNOxの排出量を低減するため
に、排気ガスの一部を吸気に還流することで、燃焼温度
を低く抑えて、NOxの生成を抑制させるEGR(排気
再循環)が有効であることが知られ、広く実用化されて
いる。
【0003】このEGR装置においては、エンジンの排
気通路から排気ガスを分流するEGR通路を吸気通路側
に接続して、EGR通路に設けたEGR弁でEGRガス
量を調整しながらEGRを行っている。しかし、このよ
うに、高温のEGRガスをそのまま吸気側に循環させる
と、高温で膨張したEGRガスが吸気マニホールドに供
給されるので、吸気時のシリンダー内のEGRガスが占
める割合が多くなり、シリンダー内に入る空気量が低減
してしまうという問題がある。
気通路から排気ガスを分流するEGR通路を吸気通路側
に接続して、EGR通路に設けたEGR弁でEGRガス
量を調整しながらEGRを行っている。しかし、このよ
うに、高温のEGRガスをそのまま吸気側に循環させる
と、高温で膨張したEGRガスが吸気マニホールドに供
給されるので、吸気時のシリンダー内のEGRガスが占
める割合が多くなり、シリンダー内に入る空気量が低減
してしまうという問題がある。
【0004】そのため、EGR通路の途中に例えば水冷
式のEGRクーラーを設けて、エンジン冷却水を冷却水
通路を通じて循環して、この冷却水によりEGRガスを
冷却して体積を減少してから、吸気マニホールドに供給
することによって、シリンダー内に供給される空気量を
確保している。
式のEGRクーラーを設けて、エンジン冷却水を冷却水
通路を通じて循環して、この冷却水によりEGRガスを
冷却して体積を減少してから、吸気マニホールドに供給
することによって、シリンダー内に供給される空気量を
確保している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エンジ
ンの排気ガス中には燃焼により生成される水分が水蒸気
として含まれており、冬季やエンジンスタート直後のよ
うにEGRクーラーが冷えている時や、EGRガス量の
少ない低EGR率に於ける運転時には、EGRガスが過
冷却されてEGRクーラー内でEGRガス中の水蒸気が
結露する。
ンの排気ガス中には燃焼により生成される水分が水蒸気
として含まれており、冬季やエンジンスタート直後のよ
うにEGRクーラーが冷えている時や、EGRガス量の
少ない低EGR率に於ける運転時には、EGRガスが過
冷却されてEGRクーラー内でEGRガス中の水蒸気が
結露する。
【0006】そのため、このEGRクーラー内で発生し
た結露水にEGRガス中のカーボンが捕捉されて、これ
が伝熱管などへの付着して伝熱抵抗層を形成して、EG
Rクーラーの効率を低下させたり、さらに、EGRガス
中の硫黄酸化物が結露水中に溶解して硫酸を生じて、E
GRクーラー、EGR通路およびエンジン内部を腐蝕す
るという問題がある。
た結露水にEGRガス中のカーボンが捕捉されて、これ
が伝熱管などへの付着して伝熱抵抗層を形成して、EG
Rクーラーの効率を低下させたり、さらに、EGRガス
中の硫黄酸化物が結露水中に溶解して硫酸を生じて、E
GRクーラー、EGR通路およびエンジン内部を腐蝕す
るという問題がある。
【0007】この腐蝕が進みEGRクーラーの伝熱パイ
プの破損が生じると、冷却水がEGRガス側に漏れて、
シリンダ内に吸引され、潤滑油に混入し潤滑不良を起こ
したり、漏れが大量になるとウォーターハンマーにより
最悪の場合にはエンジンの破損につながる。また、結露
水が吸気行程で潤滑油中に混入されて潤滑油を酸化する
ので、潤滑性能が低下して各部の磨耗が促進されるとい
う問題もあり、更に、エンジンが暖機する前にEGRガ
スを冷却すると、燃焼温度が下がってHC白煙が多量に
発生するという問題もある。
プの破損が生じると、冷却水がEGRガス側に漏れて、
シリンダ内に吸引され、潤滑油に混入し潤滑不良を起こ
したり、漏れが大量になるとウォーターハンマーにより
最悪の場合にはエンジンの破損につながる。また、結露
水が吸気行程で潤滑油中に混入されて潤滑油を酸化する
ので、潤滑性能が低下して各部の磨耗が促進されるとい
う問題もあり、更に、エンジンが暖機する前にEGRガ
スを冷却すると、燃焼温度が下がってHC白煙が多量に
発生するという問題もある。
【0008】これらの問題を解決するために、特開昭55
-131556 号公報や特開昭55-131557号公報では、EGR
クーラーへの冷却水の循環量を制御してEGRガス温度
をある温度範囲に抑える方法が提案されているが、常に
冷却水がEGRクーラー内に充填されているため、始動
時の冷却を避けることができず、EGRクーラー内での
結露やHC白煙の発生を防止できないという問題があ
る。
-131556 号公報や特開昭55-131557号公報では、EGR
クーラーへの冷却水の循環量を制御してEGRガス温度
をある温度範囲に抑える方法が提案されているが、常に
冷却水がEGRクーラー内に充填されているため、始動
時の冷却を避けることができず、EGRクーラー内での
結露やHC白煙の発生を防止できないという問題があ
る。
【0009】本発明は、上述の問題を解決するためにな
されたもので、その目的は、エンジンのEGR装置にお
いて、EGRガスの冷却を精度良く制御でき、しかも、
始動時などのエンジンの冷却水温度が低い時でもEGR
ガスの過冷却を防止して、HC白煙の発生や硫酸腐蝕及
びカーボンの付着の原因となるEGRクーラー内の結露
を防止できる、耐久性能の良いEGRクーラー付きEG
R装置を提供することにある。
されたもので、その目的は、エンジンのEGR装置にお
いて、EGRガスの冷却を精度良く制御でき、しかも、
始動時などのエンジンの冷却水温度が低い時でもEGR
ガスの過冷却を防止して、HC白煙の発生や硫酸腐蝕及
びカーボンの付着の原因となるEGRクーラー内の結露
を防止できる、耐久性能の良いEGRクーラー付きEG
R装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するためのEGRクーラー付きEGR装置は、EGR装
置を備えたエンジンのEGR通路にEGRクーラーを設
け、このEGRクーラーの冷却システムを、エンジンの
冷却水温度に基づいてオン・オフ操作されて、前記EG
Rクーラーに冷媒を供給するポンプと、前記EGRクー
ラー内の冷媒の全部を収容できるリザーブタンクと、前
記冷媒を冷却するための熱交換器とを備え、前記ポンプ
が停止した時に前記EGRクーラー内の冷媒が前記リザ
ーブタンクに移動するように構成したものであり、EG
Rクーラーを通過するEGRガス温度をエンジンの状態
に合わせて調整できる。
するためのEGRクーラー付きEGR装置は、EGR装
置を備えたエンジンのEGR通路にEGRクーラーを設
け、このEGRクーラーの冷却システムを、エンジンの
冷却水温度に基づいてオン・オフ操作されて、前記EG
Rクーラーに冷媒を供給するポンプと、前記EGRクー
ラー内の冷媒の全部を収容できるリザーブタンクと、前
記冷媒を冷却するための熱交換器とを備え、前記ポンプ
が停止した時に前記EGRクーラー内の冷媒が前記リザ
ーブタンクに移動するように構成したものであり、EG
Rクーラーを通過するEGRガス温度をエンジンの状態
に合わせて調整できる。
【0011】また、前記熱交換器をバイパスする冷媒の
分岐通路を設け、その分岐点にサーモスタット、また
は、冷媒温度により切り替わる切替弁を設けることで、
より精密な排気ガス温度の調整が可能となる。更に、前
記ポンプの回転数をEGRクーラーを通過する冷媒の温
度が一定になるように制御して、EGRガス温度を更に
精密に調整できるようにする。
分岐通路を設け、その分岐点にサーモスタット、また
は、冷媒温度により切り替わる切替弁を設けることで、
より精密な排気ガス温度の調整が可能となる。更に、前
記ポンプの回転数をEGRクーラーを通過する冷媒の温
度が一定になるように制御して、EGRガス温度を更に
精密に調整できるようにする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1に示すように、エンジン11の排
気マニホールドや排気管などの排気通路12と吸気通路13
とを、EGR通路14で接続し、このEGR通路14にEG
Rクーラー1とEGR弁15を直列に設ける。
の形態を説明する。図1に示すように、エンジン11の排
気マニホールドや排気管などの排気通路12と吸気通路13
とを、EGR通路14で接続し、このEGR通路14にEG
Rクーラー1とEGR弁15を直列に設ける。
【0013】このEGRクーラー1には、エンジン11の
冷却水とは独立した、専用の冷却システムを設け、EG
Rクーラー1内を流れるEGRガスを冷却する。この冷
却システムはエンジン11の冷却水温度TWに応じて、E
GRクーラー1に冷媒である冷却水を供給するポンプ4
と、このポンプ4の停止中にEGRクーラー1内の冷却
水を収容するリザーブタンク2と、この冷却水を冷却す
るための熱交換器3とを備え、冷却水が、ポンプ4の作
動により、ポンプ4からEGRクーラー1を経由してリ
ザーブタンク2に入り、更に、リザーブタンク2から熱
交換器3を経由してポンプ4に戻るように配管して構成
する。
冷却水とは独立した、専用の冷却システムを設け、EG
Rクーラー1内を流れるEGRガスを冷却する。この冷
却システムはエンジン11の冷却水温度TWに応じて、E
GRクーラー1に冷媒である冷却水を供給するポンプ4
と、このポンプ4の停止中にEGRクーラー1内の冷却
水を収容するリザーブタンク2と、この冷却水を冷却す
るための熱交換器3とを備え、冷却水が、ポンプ4の作
動により、ポンプ4からEGRクーラー1を経由してリ
ザーブタンク2に入り、更に、リザーブタンク2から熱
交換器3を経由してポンプ4に戻るように配管して構成
する。
【0014】つまり、水ポンプ4の稼働中は、図2に示
すように、EGRクーラー1の冷媒である冷却水は、水
ポンプ4の稼働によりリザーブタンク2から配管23内に
吸引されて熱交換器であるラジエター3に供給されて冷
却された後、配管24を経由して水ポンプ4をX方向に通
過して、配管25によりEGRクーラー1下部より供給さ
れてEGRガスを冷却した後に、EGRクーラー1の上
部より配管26に排出されてリザーブタンク2に戻る。こ
の循環を繰り返すように配管が構成されている。
すように、EGRクーラー1の冷媒である冷却水は、水
ポンプ4の稼働によりリザーブタンク2から配管23内に
吸引されて熱交換器であるラジエター3に供給されて冷
却された後、配管24を経由して水ポンプ4をX方向に通
過して、配管25によりEGRクーラー1下部より供給さ
れてEGRガスを冷却した後に、EGRクーラー1の上
部より配管26に排出されてリザーブタンク2に戻る。こ
の循環を繰り返すように配管が構成されている。
【0015】また、ポンプ4には例えばベーンポンプの
ように停止すると重力によって、水が簡単に吐出側から
吸込側に移動できるような隙間を有するものを使用し、
このポンプ4の運転を停止した時に、図3に示すよう
に、EGRクーラー1内の水路中の冷却水全部が重力に
よってポンプ4のベーンなどの隙間部を通ってY方向に
流れリザーブタンク2に入るように、EGRクーラー1
を、冷却水がリザーブタンク2に戻った時の水位21より
も上方に配置し、また、ポンプ4には常に冷却水が充満
しているように、冷却水循環時のリザーブタンク2の水
位22より下方に配設する。
ように停止すると重力によって、水が簡単に吐出側から
吸込側に移動できるような隙間を有するものを使用し、
このポンプ4の運転を停止した時に、図3に示すよう
に、EGRクーラー1内の水路中の冷却水全部が重力に
よってポンプ4のベーンなどの隙間部を通ってY方向に
流れリザーブタンク2に入るように、EGRクーラー1
を、冷却水がリザーブタンク2に戻った時の水位21より
も上方に配置し、また、ポンプ4には常に冷却水が充満
しているように、冷却水循環時のリザーブタンク2の水
位22より下方に配設する。
【0016】また、ポンプ4の型式によって冷却水がポ
ンプ4を通過して戻ることが難しい場合には図示しない
開閉弁を備えたEGRクーラー1とリザーブタンク2を
連結するパイパス通路を設けて、冷却水をリザーブタン
ク2に戻すように構成したり、あるいは、ポンプ4の停
止時に一時的に作動する別のポンプを設けてEGRクー
ラー1の内部の冷却水をリザーブタンク2に戻すように
構成しても良い。要するにポンプ4の停止時にEGRク
ーラー1の内部の冷却水全部をリザーブタンク2に移動
できるように構成すればよく、必ずしも、EGRクーラ
ー1、リザーブタンク2、ポンプ4も上方から順に配設
する必要はない。
ンプ4を通過して戻ることが難しい場合には図示しない
開閉弁を備えたEGRクーラー1とリザーブタンク2を
連結するパイパス通路を設けて、冷却水をリザーブタン
ク2に戻すように構成したり、あるいは、ポンプ4の停
止時に一時的に作動する別のポンプを設けてEGRクー
ラー1の内部の冷却水をリザーブタンク2に戻すように
構成しても良い。要するにポンプ4の停止時にEGRク
ーラー1の内部の冷却水全部をリザーブタンク2に移動
できるように構成すればよく、必ずしも、EGRクーラ
ー1、リザーブタンク2、ポンプ4も上方から順に配設
する必要はない。
【0017】また、リザーブタンク2には、エンジンの
ラジエターに付いているような圧力調整弁5を設け、冷
却系内を加圧して冷却水の沸騰を防止する。そして、水
ポンプ4の制御のために、エンジン11の冷却水温度TW
を計測するエンジン冷却水水温センサ16をエンジンの冷
却水通路に設けて、その出力をエンジンのコントローラ
であるECU(エンジン・コントロール・ユニット)17
に入力し、この入力値に応じて水ポンプ4を制御するよ
うに構成する。
ラジエターに付いているような圧力調整弁5を設け、冷
却系内を加圧して冷却水の沸騰を防止する。そして、水
ポンプ4の制御のために、エンジン11の冷却水温度TW
を計測するエンジン冷却水水温センサ16をエンジンの冷
却水通路に設けて、その出力をエンジンのコントローラ
であるECU(エンジン・コントロール・ユニット)17
に入力し、この入力値に応じて水ポンプ4を制御するよ
うに構成する。
【0018】さらに、エンジン11の運転状態に対応して
EGRガスの冷却を調整するために、図4〜6の何れか
に示すような構成とする。図4の構成では、熱交換器3
をバイパスする冷媒の分岐通路32を設け、その分岐点に
サーモスタット31を設けて低水温時は冷却水をバイパス
通路32に流して、EGRクーラー内を通過する冷却水の
温度TCが一定に制御できるように構成して、EGRク
ーラー1での放熱量を制御する。なお、図4では、サー
モスタット31を熱交換器3の上流側の分岐点に設けてい
るが下流側の分岐点に設けてもよい。
EGRガスの冷却を調整するために、図4〜6の何れか
に示すような構成とする。図4の構成では、熱交換器3
をバイパスする冷媒の分岐通路32を設け、その分岐点に
サーモスタット31を設けて低水温時は冷却水をバイパス
通路32に流して、EGRクーラー内を通過する冷却水の
温度TCが一定に制御できるように構成して、EGRク
ーラー1での放熱量を制御する。なお、図4では、サー
モスタット31を熱交換器3の上流側の分岐点に設けてい
るが下流側の分岐点に設けてもよい。
【0019】図5の構成では、サーモスタット31の替わ
りに切換弁34を設けて、水温センサ33の値によって、そ
の値が目標温度TWAの上下幅ΔTCS内の一定範囲内にな
るように、切換弁34をコントロールして、EGRクーラ
ー1と通過させたり、分岐通路32を通過させたりして、
冷却水温度TCを目標温度TWAにする制御ができるよう
に構成して、EGRクーラー1での放熱量を制御する。
りに切換弁34を設けて、水温センサ33の値によって、そ
の値が目標温度TWAの上下幅ΔTCS内の一定範囲内にな
るように、切換弁34をコントロールして、EGRクーラ
ー1と通過させたり、分岐通路32を通過させたりして、
冷却水温度TCを目標温度TWAにする制御ができるよう
に構成して、EGRクーラー1での放熱量を制御する。
【0020】また、図6の構成では、水ポンプ4の回転
数をEGRクーラー1を通過する冷却水の温度が一定に
なるように制御する構成とし、EGRクーラー1の冷却
水入口又は出口近傍に水温センサ33又は36を設けて、そ
の検出値が目標温度TWAの上下幅ΔTCS内の一定範囲内
になるように、水ポンプ4の回転数即ち吐出量をコント
ロールするように構成して、冷却水温度TCを目標温度
TWAにして、EGRクーラー1での放熱量を制御する。
数をEGRクーラー1を通過する冷却水の温度が一定に
なるように制御する構成とし、EGRクーラー1の冷却
水入口又は出口近傍に水温センサ33又は36を設けて、そ
の検出値が目標温度TWAの上下幅ΔTCS内の一定範囲内
になるように、水ポンプ4の回転数即ち吐出量をコント
ロールするように構成して、冷却水温度TCを目標温度
TWAにして、EGRクーラー1での放熱量を制御する。
【0021】また、図6に示すように、この水ポンプ4
の回転数のコントロールを、冷却水温度ではなく、ガス
温度センサ35をEGRクーラー1の出口側に設けて直接
EGRガス温度を計測して、このEGRガス温度に基づ
いて行ってもよい。以上のような構成のEGR装置の運
転制御は次のように行う。図7の(a)に示すようにエ
ンジン始動直後などのエンジンの冷却水温度TWが所定
のEGR開始温度TW1より低い状態Aでは排気ガス温度
も低いために、燃焼温度が低い。そのため、この運転領
域ではEGRを行うと更に燃焼温度が低くなって、大量
のHC白煙を発生するのでEGR率を0%にしてEGR
を行わない。
の回転数のコントロールを、冷却水温度ではなく、ガス
温度センサ35をEGRクーラー1の出口側に設けて直接
EGRガス温度を計測して、このEGRガス温度に基づ
いて行ってもよい。以上のような構成のEGR装置の運
転制御は次のように行う。図7の(a)に示すようにエ
ンジン始動直後などのエンジンの冷却水温度TWが所定
のEGR開始温度TW1より低い状態Aでは排気ガス温度
も低いために、燃焼温度が低い。そのため、この運転領
域ではEGRを行うと更に燃焼温度が低くなって、大量
のHC白煙を発生するのでEGR率を0%にしてEGR
を行わない。
【0022】次に図7の(b)に示すように、ある程度
暖機されてエンジンの冷却水温度TWがEGR開始温度
TW1以上になってはいるが予め設定されたEGRガス冷
却開始温度TW2未満である状態BではEGRを行うが、
この状態BではEGR率を増加するとHC白煙が増加す
るために、EGR率を低く抑える。また、EGRガスの
冷却は燃焼温度を低下させてやはりHC白煙の増加を招
くので、また、EGR率が小さくEGRガスの冷却によ
る空気の吸入効率の増加の効果が少ないのでEGRガス
の冷却を行わない。
暖機されてエンジンの冷却水温度TWがEGR開始温度
TW1以上になってはいるが予め設定されたEGRガス冷
却開始温度TW2未満である状態BではEGRを行うが、
この状態BではEGR率を増加するとHC白煙が増加す
るために、EGR率を低く抑える。また、EGRガスの
冷却は燃焼温度を低下させてやはりHC白煙の増加を招
くので、また、EGR率が小さくEGRガスの冷却によ
る空気の吸入効率の増加の効果が少ないのでEGRガス
の冷却を行わない。
【0023】そして、図7の(c)に示すように、十分
暖機され、エンジンの冷却水温度TWが、EGRガス冷
却開始温度TW2以上になった状態Cでは暖機後の制御と
なり、EGR率を高くすると共に、主にスモーク抑制の
ために水ポンプをONにして、EGRガスの冷却を冷却
して、十分な吸入効率を確保する。なお、EGRガス冷
却開始温度TW2は暖機してサーモスタットが作動を開始
する冷却水温度に近い温度に設定される。
暖機され、エンジンの冷却水温度TWが、EGRガス冷
却開始温度TW2以上になった状態Cでは暖機後の制御と
なり、EGR率を高くすると共に、主にスモーク抑制の
ために水ポンプをONにして、EGRガスの冷却を冷却
して、十分な吸入効率を確保する。なお、EGRガス冷
却開始温度TW2は暖機してサーモスタットが作動を開始
する冷却水温度に近い温度に設定される。
【0024】また、以上のような運転をタイミングチャ
ートで示したのが図8であり、エンジンの冷却水温度T
Wの推移により、水ポンプ4をON・OFFの作動させ
る状態や排気ガス温度及びEGR率の時間変化の様子を
示している。図面のA,B,Cは図7の状態A,B,C
にそれぞれ対応する。また、この制御を行うフローチャ
ートの実施例を図9、図10に示す。
ートで示したのが図8であり、エンジンの冷却水温度T
Wの推移により、水ポンプ4をON・OFFの作動させ
る状態や排気ガス温度及びEGR率の時間変化の様子を
示している。図面のA,B,Cは図7の状態A,B,C
にそれぞれ対応する。また、この制御を行うフローチャ
ートの実施例を図9、図10に示す。
【0025】図9のフローチャートは、水ポンプ4のO
N・OFF制御に関するものであり、スタートするとま
ずS1で水ポンプ4をOFFの状態にし、次のS2でエ
ンジン冷却水温度TWが設定温度TW2以上か未満かを判
断し、未満であれば、S1に戻り水ポンプ4をOFFの
状態に維持する。また、以上であればS3に進み、水ポ
ンプ4をONの状態にし、冷却水でEGRガスを冷却す
る。
N・OFF制御に関するものであり、スタートするとま
ずS1で水ポンプ4をOFFの状態にし、次のS2でエ
ンジン冷却水温度TWが設定温度TW2以上か未満かを判
断し、未満であれば、S1に戻り水ポンプ4をOFFの
状態に維持する。また、以上であればS3に進み、水ポ
ンプ4をONの状態にし、冷却水でEGRガスを冷却す
る。
【0026】図10は、EGRクーラー1用の冷却水の
循環量の制御に関するフローチャートの例であり、メイ
ンの制御フローから繰り返し呼び出されて、水ポンプの
回転数を制御する。先ず、スタートするとS10で水温度
センサのデータを取り込む。次にS11でEGRクーラー
用の冷却水温度TCと予め設定した目標温度TCAとの差
が許容できる値ΔTCS未満であれば、水ポンプ4の回転
数を変化させずにリターンする。
循環量の制御に関するフローチャートの例であり、メイ
ンの制御フローから繰り返し呼び出されて、水ポンプの
回転数を制御する。先ず、スタートするとS10で水温度
センサのデータを取り込む。次にS11でEGRクーラー
用の冷却水温度TCと予め設定した目標温度TCAとの差
が許容できる値ΔTCS未満であれば、水ポンプ4の回転
数を変化させずにリターンする。
【0027】S11の判定で、冷却水温度TCと設定温度
TCAとの差が許容できる値ΔTCS以上であるならば、S
12に進み、冷却水温度TCが目標温度TCAより低いか高
いかを判断し、低い場合には冷却水の供給量を減少して
EGRガス温度の低下を防止するためにS13で水ポンプ
4の回転数をDOWNしてリターンする。また、高い場
合には冷却水の供給量を増加してEGRガス温度の上昇
を防止するためにS14で水ポンプ4の回転数をUPして
リターンする。
TCAとの差が許容できる値ΔTCS以上であるならば、S
12に進み、冷却水温度TCが目標温度TCAより低いか高
いかを判断し、低い場合には冷却水の供給量を減少して
EGRガス温度の低下を防止するためにS13で水ポンプ
4の回転数をDOWNしてリターンする。また、高い場
合には冷却水の供給量を増加してEGRガス温度の上昇
を防止するためにS14で水ポンプ4の回転数をUPして
リターンする。
【0028】なお、図7,図8は、基本的な制御のイメ
ージを説明した模式図であり、排気ガス温度が運転状態
によって多様に異なるので、実際にはもっと複雑なもの
となる。また、図9,図10の制御のフローチャートも
実施例の一つとして説明しているが、実際には、エンジ
ンが運転制御は多様なデータに基づいて行われるので、
複雑な制御フローチャートになる。
ージを説明した模式図であり、排気ガス温度が運転状態
によって多様に異なるので、実際にはもっと複雑なもの
となる。また、図9,図10の制御のフローチャートも
実施例の一つとして説明しているが、実際には、エンジ
ンが運転制御は多様なデータに基づいて行われるので、
複雑な制御フローチャートになる。
【0029】以上のような構成のEGRクーラー付きE
GR装置によれば、次のような効果を奏することができ
る。エンジンの運転時でエンジンの冷却水が低水温の時
は、ポンプ4を停止するとEGRクーラー1とリザーブ
タンク2の上下位置関係による圧力差によって、EGR
クーラー1内の水路中の冷却水はポンプ4の内部の隙間
を通って全てリザーブタンク2に戻るため、EGRクー
ラー内1を空にした状態にすることができるので、EG
Rガスが過冷却されるのを防止でき、EGRガス中の水
蒸気の結露による硫酸腐蝕や伝熱管へのカーボン付着を
防止できるので、EGRクーラー等の耐久性を向上で
き、また、冷却効率の低下も防止できる。
GR装置によれば、次のような効果を奏することができ
る。エンジンの運転時でエンジンの冷却水が低水温の時
は、ポンプ4を停止するとEGRクーラー1とリザーブ
タンク2の上下位置関係による圧力差によって、EGR
クーラー1内の水路中の冷却水はポンプ4の内部の隙間
を通って全てリザーブタンク2に戻るため、EGRクー
ラー内1を空にした状態にすることができるので、EG
Rガスが過冷却されるのを防止でき、EGRガス中の水
蒸気の結露による硫酸腐蝕や伝熱管へのカーボン付着を
防止できるので、EGRクーラー等の耐久性を向上で
き、また、冷却効率の低下も防止できる。
【0030】特にディーゼルエンジンに適用した場合は
燃料油の性状上、水分、硫黄分の含有がまぬがれず硫酸
腐蝕及び燃焼時のカーボンの発生が多いのでより効果的
となる。また、エンジン停止中はEGRクーラー1の冷
却水がリザーブタンク2に戻るので、万一EGRクーラ
ー1が破損しても、エンジン停止中に冷却水が吸気・排
気通路を通ってシリンダ内に溜まることを防止できるの
で、シリンダ内に水を溜めたまま再始動してエンジンに
ダメージが発生する、所謂ウォーターハンマを防止でき
る。
燃料油の性状上、水分、硫黄分の含有がまぬがれず硫酸
腐蝕及び燃焼時のカーボンの発生が多いのでより効果的
となる。また、エンジン停止中はEGRクーラー1の冷
却水がリザーブタンク2に戻るので、万一EGRクーラ
ー1が破損しても、エンジン停止中に冷却水が吸気・排
気通路を通ってシリンダ内に溜まることを防止できるの
で、シリンダ内に水を溜めたまま再始動してエンジンに
ダメージが発生する、所謂ウォーターハンマを防止でき
る。
【0031】その上、エンジンの暖機後はポンプ4を駆
動してEGRクーラー1に冷却水を供給して、適切な温
度に冷却したEGRガスを供給できるので、シリンダの
空気の吸入効率を高めて良好な燃焼を得ることができ
る。更に、EGRクーラー1の冷却水温度を一定に保つ
ことができ、適切な温度のEGRガスを供給できるの
で、空気の吸入効率を良好に保ちながら、EGRを行う
ことができ、低NOxでしかも良好なエンジンの燃焼を
行うことができる。
動してEGRクーラー1に冷却水を供給して、適切な温
度に冷却したEGRガスを供給できるので、シリンダの
空気の吸入効率を高めて良好な燃焼を得ることができ
る。更に、EGRクーラー1の冷却水温度を一定に保つ
ことができ、適切な温度のEGRガスを供給できるの
で、空気の吸入効率を良好に保ちながら、EGRを行う
ことができ、低NOxでしかも良好なエンジンの燃焼を
行うことができる。
【0032】
【発明の効果】本発明に係るEGRクーラー付きEGR
装置によれば、次のような効果を奏することができる。
エンジンの稼働時でエンジンの冷却水が低水温の時は、
ポンプを停止してEGRクーラー内の冷却水を一旦リザ
ーブタンクに戻して、EGRクーラー内の冷却水を抜い
た状態で、EGRガスを通過させてEGRガスが過冷却
されるのを防止できるので、EGRガス中の水蒸気の結
露に起因する硫酸腐蝕や伝熱管へのカーボン付着を防止
でき、EGRクーラー等の耐久性の向上と冷却効率の低
下の防止ができる。
装置によれば、次のような効果を奏することができる。
エンジンの稼働時でエンジンの冷却水が低水温の時は、
ポンプを停止してEGRクーラー内の冷却水を一旦リザ
ーブタンクに戻して、EGRクーラー内の冷却水を抜い
た状態で、EGRガスを通過させてEGRガスが過冷却
されるのを防止できるので、EGRガス中の水蒸気の結
露に起因する硫酸腐蝕や伝熱管へのカーボン付着を防止
でき、EGRクーラー等の耐久性の向上と冷却効率の低
下の防止ができる。
【0033】また、エンジン停止中もポンプを停止して
EGRクーラーの冷却水をリザーブタンクに戻してEG
Rクーラーの冷却水を空にしているので、万一EGRク
ーラーが破損しても、エンジン停止中に冷却水が吸気・
排気通路を通ってシリンダ内に溜まることがなく、ま
た、ウォーターハンマによるエンジンの損傷を防止でき
る。
EGRクーラーの冷却水をリザーブタンクに戻してEG
Rクーラーの冷却水を空にしているので、万一EGRク
ーラーが破損しても、エンジン停止中に冷却水が吸気・
排気通路を通ってシリンダ内に溜まることがなく、ま
た、ウォーターハンマによるエンジンの損傷を防止でき
る。
【0034】更に、エンジンの暖機後はポンプを駆動し
てEGRクーラーに冷却水を供給してEGRガスを適切
な温度に冷却することができるので、シリンダの空気の
吸入効率を向上でき、良好な燃焼状態を保つことができ
る。また、EGRクーラーの冷却水温度を一定範囲内に
保つように構成したため、適切な温度のEGRガスを供
給でき、空気の吸入効率を良好に保ちながら、EGRを
行うことができるので、良好なエンジンの燃焼を行いな
がら、NOxの低減ができる。
てEGRクーラーに冷却水を供給してEGRガスを適切
な温度に冷却することができるので、シリンダの空気の
吸入効率を向上でき、良好な燃焼状態を保つことができ
る。また、EGRクーラーの冷却水温度を一定範囲内に
保つように構成したため、適切な温度のEGRガスを供
給でき、空気の吸入効率を良好に保ちながら、EGRを
行うことができるので、良好なエンジンの燃焼を行いな
がら、NOxの低減ができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すEGR装置の
構成図である。
構成図である。
【図2】本発明の実施の形態のEGRクーラーの水ポン
プ停止時の冷却水の水位の状態を示す図である。
プ停止時の冷却水の水位の状態を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態のEGRクーラーの水ポン
プ稼働時の冷却水の循環を示す図である。
プ稼働時の冷却水の循環を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の熱交換器部分を示
す部分構成図である。
す部分構成図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態のEGRクーラー部
分を示す部分構成図である。
分を示す部分構成図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態の熱交換器を示す部
分構成図である。
分構成図である。
【図7】負荷とエンジン回転数とEGR率の関係を示す
図であり、(a)はエンジンの冷却水温度がTW1未満の
場合であり、(b)はエンジンの冷却水温度がTW2未満
でかつTW1以上の場合であり、(c)エンジンの冷却水
温度がTW2以上の場合である。
図であり、(a)はエンジンの冷却水温度がTW1未満の
場合であり、(b)はエンジンの冷却水温度がTW2未満
でかつTW1以上の場合であり、(c)エンジンの冷却水
温度がTW2以上の場合である。
【図8】本発明の実施の形態の水ポンプの稼働状態を示
すタイミングチャートである。
すタイミングチャートである。
【図9】本発明の水ポンプのオンオフ制御を示すフロー
チャート図である。
チャート図である。
【図10】本発明の水ポンプの回転数制御を示すフロー
チャート図である。
チャート図である。
1 … EGRクーラー 2 … リザーブ
タンク 3 … 熱交換器 4 … 水ポンプ 5 … 圧力調整弁 11 … エンジン 12 … 排気管 13 … 吸気管 14 … EGR通路 15 … EGRバ
ルブ 16 … エンジン冷却水水温センサ 17 … ECU 21 … 水ポンプ停止時水位 22 … 水ポンプ
稼働時水位 31 … サーモスタット 32 … バイパス
通路 33 … 水温センサ(EGRクーラー入口) 34 … 切換弁 35 … ガス温度
センサ 36 … 水温センサ(EGRクーラー出口) G … 排気ガス W …冷却水
タンク 3 … 熱交換器 4 … 水ポンプ 5 … 圧力調整弁 11 … エンジン 12 … 排気管 13 … 吸気管 14 … EGR通路 15 … EGRバ
ルブ 16 … エンジン冷却水水温センサ 17 … ECU 21 … 水ポンプ停止時水位 22 … 水ポンプ
稼働時水位 31 … サーモスタット 32 … バイパス
通路 33 … 水温センサ(EGRクーラー入口) 34 … 切換弁 35 … ガス温度
センサ 36 … 水温センサ(EGRクーラー出口) G … 排気ガス W …冷却水
Claims (3)
- 【請求項1】 EGR装置を備えたエンジンのEGR通
路にEGRクーラーを設け、このEGRクーラーの冷却
システムを、エンジンの冷却水温度に基づいてオン・オ
フ操作されて、前記EGRクーラーに冷媒を供給するポ
ンプと、前記EGRクーラー内の冷媒の全部を収容でき
るリザーブタンクと、前記冷媒を冷却するための熱交換
器とを備え、前記ポンプが停止した時に前記EGRクー
ラー内の冷媒が前記リザーブタンクに移動するように構
成したEGRクーラー付EGR装置。 - 【請求項2】 前記熱交換器をバイパスする冷媒の分岐
通路を設け、その分岐点にサーモスタット、または、冷
媒温度により切り替わる切替弁を設けた請求項1記載の
EGRクーラー付EGR装置。 - 【請求項3】 前記ポンプの回転数をEGRクーラーを
通過する冷媒の温度が一定になるように制御する請求項
1又は2記載のEGRクーラー付EGR装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9045908A JPH10238418A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | Egrクーラー付egr装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9045908A JPH10238418A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | Egrクーラー付egr装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10238418A true JPH10238418A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=12732355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9045908A Pending JPH10238418A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | Egrクーラー付egr装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10238418A (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100369148B1 (ko) * | 2000-06-21 | 2003-01-24 | 기아자동차주식회사 | 디젤 엔진용 배기가스 재순환 장치 |
JP2007040141A (ja) * | 2005-08-02 | 2007-02-15 | Toyota Motor Corp | Egrクーラシステム |
JP2010223179A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Toyota Industries Corp | 低圧egr装置を備えた内燃機関 |
JP2010281213A (ja) * | 2009-06-02 | 2010-12-16 | Fuji Heavy Ind Ltd | Egr冷却装置 |
US8893495B2 (en) | 2012-07-16 | 2014-11-25 | Cummins Intellectual Property, Inc. | Reversible waste heat recovery system and method |
US8919328B2 (en) | 2011-01-20 | 2014-12-30 | Cummins Intellectual Property, Inc. | Rankine cycle waste heat recovery system and method with improved EGR temperature control |
US9021808B2 (en) | 2011-01-10 | 2015-05-05 | Cummins Intellectual Property, Inc. | Rankine cycle waste heat recovery system |
US9140209B2 (en) | 2012-11-16 | 2015-09-22 | Cummins Inc. | Rankine cycle waste heat recovery system |
US9217338B2 (en) | 2010-12-23 | 2015-12-22 | Cummins Intellectual Property, Inc. | System and method for regulating EGR cooling using a rankine cycle |
US9334760B2 (en) | 2011-01-06 | 2016-05-10 | Cummins Intellectual Property, Inc. | Rankine cycle waste heat recovery system |
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KR20230127898A (ko) * | 2022-02-25 | 2023-09-01 | 만 에너지 솔루션즈, 필리알 아프 만 에너지 솔루션즈 에스이, 티스크란드 | 이산화탄소 포집을 위한 방법 및 대형 2행정 단류 소기식 내연기관 |
-
1997
- 1997-02-28 JP JP9045908A patent/JPH10238418A/ja active Pending
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100369148B1 (ko) * | 2000-06-21 | 2003-01-24 | 기아자동차주식회사 | 디젤 엔진용 배기가스 재순환 장치 |
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EP1772612A1 (en) * | 2005-08-02 | 2007-04-11 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | EGR cooler system |
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US11092069B2 (en) | 2011-01-20 | 2021-08-17 | Cummins Inc. | Rankine cycle waste heat recovery system and method with improved EGR temperature control |
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KR20230127898A (ko) * | 2022-02-25 | 2023-09-01 | 만 에너지 솔루션즈, 필리알 아프 만 에너지 솔루션즈 에스이, 티스크란드 | 이산화탄소 포집을 위한 방법 및 대형 2행정 단류 소기식 내연기관 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
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