JPH10237823A - 高架橋の架替工法 - Google Patents
高架橋の架替工法Info
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- JPH10237823A JPH10237823A JP4324697A JP4324697A JPH10237823A JP H10237823 A JPH10237823 A JP H10237823A JP 4324697 A JP4324697 A JP 4324697A JP 4324697 A JP4324697 A JP 4324697A JP H10237823 A JPH10237823 A JP H10237823A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高速道路等の高架橋の架替を短時間で効率よ
く行う。 【解決手段】 支保工ブロック8を下方から上方へ順次
継ぎ足して架替橋桁2aを支持させた後、前記架替橋桁
2aを高架橋体から切り離し、下部の支保工ブロック8
から順次撤去することにより前記架替橋桁2aを降下さ
せ、その後、前記架替橋桁2aを解体、撤去した後、支
保工ブロック8上部に新規橋桁2cを載置し、支保工ブ
ロック8を下方から上方へ順次継ぎ足して新規橋桁2c
を揚重し架設することを特徴とする高架橋の架替工法で
ある。
く行う。 【解決手段】 支保工ブロック8を下方から上方へ順次
継ぎ足して架替橋桁2aを支持させた後、前記架替橋桁
2aを高架橋体から切り離し、下部の支保工ブロック8
から順次撤去することにより前記架替橋桁2aを降下さ
せ、その後、前記架替橋桁2aを解体、撤去した後、支
保工ブロック8上部に新規橋桁2cを載置し、支保工ブ
ロック8を下方から上方へ順次継ぎ足して新規橋桁2c
を揚重し架設することを特徴とする高架橋の架替工法で
ある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、市街地区域に架橋
されている高速道路橋等の高架橋の架替工法に関する。
されている高速道路橋等の高架橋の架替工法に関する。
【0002】
【従来の技術】市街地区域に架橋されている高速道路橋
は高架橋が多く、この高架橋は、経年変化、交通量の増
加、重量物積載車両の増加、交通渋滞等により高架橋の
疲労が激しく、架替の必要性が生じている。
は高架橋が多く、この高架橋は、経年変化、交通量の増
加、重量物積載車両の増加、交通渋滞等により高架橋の
疲労が激しく、架替の必要性が生じている。
【0003】前述の高速道路橋等の高架橋は、例えば、
スパン30mの橋脚上に四車線の幅の橋桁で架設された
ケースが多く、橋桁は、例えば、重量400トンを越え
るものであり、架替工事はこのような橋桁を撤去し、そ
の後、新規橋桁を架設する工事である。
スパン30mの橋脚上に四車線の幅の橋桁で架設された
ケースが多く、橋桁は、例えば、重量400トンを越え
るものであり、架替工事はこのような橋桁を撤去し、そ
の後、新規橋桁を架設する工事である。
【0004】我が国では、高速道路の歴史が浅く、特に
大都市部での高速道路の高架橋を新規に架替た実績は皆
無に等しい。
大都市部での高速道路の高架橋を新規に架替た実績は皆
無に等しい。
【0005】前記の架替工事を想定すれば、高架橋下に
並設する道路にトラッククレーンを配置して、架替橋桁
を前記のトラッククレーンで吊り上げ可能な重量、即
ち、橋桁の骨組である主桁単位で撤去し、新規橋桁も主
桁単位で前記トラッククレーンで吊り上げ、架設する方
法が考えられる。
並設する道路にトラッククレーンを配置して、架替橋桁
を前記のトラッククレーンで吊り上げ可能な重量、即
ち、橋桁の骨組である主桁単位で撤去し、新規橋桁も主
桁単位で前記トラッククレーンで吊り上げ、架設する方
法が考えられる。
【0006】また、大重量の橋桁を一挙に撤去、架設す
る方法として、特開平5−140914号公報に示す自
走式トランスポータを用いる方法も考えられる。
る方法として、特開平5−140914号公報に示す自
走式トランスポータを用いる方法も考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
トラッククレーンを用いる方法では、吊り上げ可能な部
材が軽量な主桁単位であるので、橋桁の撤去、架設が長
期化し、交通渋滞の長期化をまねく恐れがある。
トラッククレーンを用いる方法では、吊り上げ可能な部
材が軽量な主桁単位であるので、橋桁の撤去、架設が長
期化し、交通渋滞の長期化をまねく恐れがある。
【0008】また、前記特開平5−140914号公報
に示す自走式トランスポータを用いる方法では、自走式
トランスポータの車高が1.5mで油圧サスペンション
が±300mmしかないので、地上からの高さが8〜1
1mもある高架橋の橋桁の降下、揚重には使用不能であ
る。さらに、前記自走式トランスポータに新規橋桁を載
置できたとしても、道路面状態を考えると市街地を走行
して現場に到達するまでに、転倒の危険性が大である。
また、現地で新規橋桁を組立てた場合も、前記自走式ト
ランスポータに載置する手段が問題となる。
に示す自走式トランスポータを用いる方法では、自走式
トランスポータの車高が1.5mで油圧サスペンション
が±300mmしかないので、地上からの高さが8〜1
1mもある高架橋の橋桁の降下、揚重には使用不能であ
る。さらに、前記自走式トランスポータに新規橋桁を載
置できたとしても、道路面状態を考えると市街地を走行
して現場に到達するまでに、転倒の危険性が大である。
また、現地で新規橋桁を組立てた場合も、前記自走式ト
ランスポータに載置する手段が問題となる。
【0009】本発明は、橋桁の撤去、架設からなる架替
工事を、特殊な装置を用いることなく、安価なコスト
で、かつ、迅速化を図ることにより架替期間の短縮化を
図ることを目的としたものである。
工事を、特殊な装置を用いることなく、安価なコスト
で、かつ、迅速化を図ることにより架替期間の短縮化を
図ることを目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決する第
一の手段は、支保工ブロックを下方から上方へ順次継ぎ
足して架替橋桁を支持させた後、前記架替橋桁を高架橋
体から切り離し、下部の支保工ブロックから順次撤去す
ることにより前記架替橋桁を降下させ、その後、前記架
替橋桁を解体、撤去した後、支保工ブロック上部に新規
橋桁を載置し、支保工ブロックを下方から上方へ順次継
ぎ足して新規橋桁を揚重し架設することを特徴とする高
架橋の架替工法である。
一の手段は、支保工ブロックを下方から上方へ順次継ぎ
足して架替橋桁を支持させた後、前記架替橋桁を高架橋
体から切り離し、下部の支保工ブロックから順次撤去す
ることにより前記架替橋桁を降下させ、その後、前記架
替橋桁を解体、撤去した後、支保工ブロック上部に新規
橋桁を載置し、支保工ブロックを下方から上方へ順次継
ぎ足して新規橋桁を揚重し架設することを特徴とする高
架橋の架替工法である。
【0011】前述の課題を解決する第二の手段は、架替
橋桁を支保工ブロックの順次撤去により降下させ、解体
中に、桁幅方向の隣接する区画で新規橋桁の支保工ブロ
ックへの載置を行い、前記架替橋桁の解体撤去後に、前
記新規橋桁を支保工ブロックに載置した状態で前記架替
橋桁の解体撤去後の位置に移動し、その後、新規橋桁を
支保工ブロックの順次継ぎ足しにより揚重し架設するこ
とを特徴とする高架橋の架替工法である。
橋桁を支保工ブロックの順次撤去により降下させ、解体
中に、桁幅方向の隣接する区画で新規橋桁の支保工ブロ
ックへの載置を行い、前記架替橋桁の解体撤去後に、前
記新規橋桁を支保工ブロックに載置した状態で前記架替
橋桁の解体撤去後の位置に移動し、その後、新規橋桁を
支保工ブロックの順次継ぎ足しにより揚重し架設するこ
とを特徴とする高架橋の架替工法である。
【0012】前述の課題を解決する第三の手段は、最上
段の支保工ブロックと新規橋桁との間に高さ調整用のジ
ャッキを配置し、新規橋桁が架設位置に達した後前記ジ
ャッキにより新規橋桁のレベル調整を行いながら架設す
ることを特徴とする前記第一または第二の手段に記載の
高架橋の架替工法である。
段の支保工ブロックと新規橋桁との間に高さ調整用のジ
ャッキを配置し、新規橋桁が架設位置に達した後前記ジ
ャッキにより新規橋桁のレベル調整を行いながら架設す
ることを特徴とする前記第一または第二の手段に記載の
高架橋の架替工法である。
【0013】前述の課題を解決する第四の手段は、高架
橋の架替が橋桁幅の略1/2づつ行われることを特徴と
する前記第一、第二、または第三の手段に記載の高架橋
の架替工法である。
橋の架替が橋桁幅の略1/2づつ行われることを特徴と
する前記第一、第二、または第三の手段に記載の高架橋
の架替工法である。
【0014】前述の手段によれば、架替橋桁は、支保工
ブロックの順次下方から上方への積み上げにより、安定
した状態で支保工ブロックに支持され、その後、支保工
ブロックの順次撤去により、安定した状態で解体位置ま
で下降させることができる。
ブロックの順次下方から上方への積み上げにより、安定
した状態で支保工ブロックに支持され、その後、支保工
ブロックの順次撤去により、安定した状態で解体位置ま
で下降させることができる。
【0015】また、新規橋桁の架設は、前記とは逆に、
新規橋桁を載置した状態で支保工ブロックの積み上げで
高架橋の高さまで揚重される。
新規橋桁を載置した状態で支保工ブロックの積み上げで
高架橋の高さまで揚重される。
【0016】以上の作業は、高架橋の真下で行われるの
で、側部の地上道路を占有することによる交通渋滞がな
い。また、架替橋桁の解体中に隣接する区画(橋桁幅の
略1/2スペース)で新規橋桁の準備を行い、架替橋桁
の解体撤去後直ちに、新規橋桁の揚重が行えるので、作
業が迅速化される。
で、側部の地上道路を占有することによる交通渋滞がな
い。また、架替橋桁の解体中に隣接する区画(橋桁幅の
略1/2スペース)で新規橋桁の準備を行い、架替橋桁
の解体撤去後直ちに、新規橋桁の揚重が行えるので、作
業が迅速化される。
【0017】また、新規橋桁のレベル調整は、支保工ブ
ロックと新規橋桁との間に配置されたジャッキにより行
えるので、レベル調整作業が迅速にできる。
ロックと新規橋桁との間に配置されたジャッキにより行
えるので、レベル調整作業が迅速にできる。
【0018】橋桁ブロックが橋桁幅の1/2単位の大型
で架替されるので、作業が迅速であり、高架橋道路であ
る高速道路等の渋滞期間が短縮化される。
で架替されるので、作業が迅速であり、高架橋道路であ
る高速道路等の渋滞期間が短縮化される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の高架橋の架替工法
について、図面を参照しながら説明する。
について、図面を参照しながら説明する。
【0020】図1は、本発明の高架橋の架替工法の工程
を示す側面図である。尚、以下側面図は、架替部分の橋
桁のみを図示してある。
を示す側面図である。尚、以下側面図は、架替部分の橋
桁のみを図示してある。
【0021】図1において、1は地上道路面であり、
2、3、4、5は橋脚P1,P2,P3,P 4,に架設された橋
桁である。6は支保工ブロック台、7は支保工昇降装置
(詳細は後述する)、8は支保工ブロックである。
2、3、4、5は橋脚P1,P2,P3,P 4,に架設された橋
桁である。6は支保工ブロック台、7は支保工昇降装置
(詳細は後述する)、8は支保工ブロックである。
【0022】図2は図1の平面図で、本発明において
は、橋桁2、3、4、5を桁幅の各々1/2に分割し
て、架替を行う。即ち、2a,3a,4a,5a・・は
架替橋桁で、2b,3b,4b,5b・・は通行橋桁で
あり、該通行橋桁の二車線は上り、下りの対面通行車線
として活用し、架替橋桁2a,3a,4a,5a・・の
二車線の架替が終了したら、前記通行橋桁2b,3b,
4b,5b・・を架替するものである。
は、橋桁2、3、4、5を桁幅の各々1/2に分割し
て、架替を行う。即ち、2a,3a,4a,5a・・は
架替橋桁で、2b,3b,4b,5b・・は通行橋桁で
あり、該通行橋桁の二車線は上り、下りの対面通行車線
として活用し、架替橋桁2a,3a,4a,5a・・の
二車線の架替が終了したら、前記通行橋桁2b,3b,
4b,5b・・を架替するものである。
【0023】前記通行橋桁2bの下方である地上面に、
新規橋桁の組立ヤードAを設け、該組立ヤードAと前記
支保工昇降装置7との間に軌条9、9および10、10
を設けて、架替橋桁2aの撤去中に、新規橋桁2cを組
立てる。
新規橋桁の組立ヤードAを設け、該組立ヤードAと前記
支保工昇降装置7との間に軌条9、9および10、10
を設けて、架替橋桁2aの撤去中に、新規橋桁2cを組
立てる。
【0024】図3は、本発明の高架橋の架替工法の次工
程を示す側面図である。図3において、支保工ブロック
8を継ぎ足すことにより、その上端が架替橋桁2aの下
面に当接したら、通行橋桁2bを橋脚P1,P2 に残した
状態で架替橋桁2aの両端および通行橋桁2bとの分離
帯の切断を行い、該架替橋桁2aの荷重を支保工ブロッ
ク8に支持させる。尚、11は架替橋桁2aの両端の切
断線である。
程を示す側面図である。図3において、支保工ブロック
8を継ぎ足すことにより、その上端が架替橋桁2aの下
面に当接したら、通行橋桁2bを橋脚P1,P2 に残した
状態で架替橋桁2aの両端および通行橋桁2bとの分離
帯の切断を行い、該架替橋桁2aの荷重を支保工ブロッ
ク8に支持させる。尚、11は架替橋桁2aの両端の切
断線である。
【0025】図4は、本発明の高架橋の架替工法の次工
程を示す側面図である。図4において、架替橋桁2aの
荷重が支保工ブロック8に支持されたら、該支保工ブロ
ック8を下部の部分から1ケづつ撤去して、該架替橋桁
2aを降下させる。
程を示す側面図である。図4において、架替橋桁2aの
荷重が支保工ブロック8に支持されたら、該支保工ブロ
ック8を下部の部分から1ケづつ撤去して、該架替橋桁
2aを降下させる。
【0026】図5は、本発明の高架橋の架替工法の次工
程を示す平面図であり、降下した架替橋桁2aは、その
場で解体、撤去され、橋軸方向に隣接する架替橋桁3a
の下方の地上面に架替橋桁3aの架替用の支保工昇降装
置7が準備される。
程を示す平面図であり、降下した架替橋桁2aは、その
場で解体、撤去され、橋軸方向に隣接する架替橋桁3a
の下方の地上面に架替橋桁3aの架替用の支保工昇降装
置7が準備される。
【0027】図6は、本発明の高架橋の架替工法の次工
程を示す側面図である。図6において、降下した架替橋
桁2aが撤去されたら、通行橋桁2b下で組立られた新
規橋桁2cが軌条9、10を利用して架替橋桁2aが存
在した位置に移動されて配置される。移動手段はウィン
チ、ジャッキが使用される。
程を示す側面図である。図6において、降下した架替橋
桁2aが撤去されたら、通行橋桁2b下で組立られた新
規橋桁2cが軌条9、10を利用して架替橋桁2aが存
在した位置に移動されて配置される。移動手段はウィン
チ、ジャッキが使用される。
【0028】図7は、本発明の高架橋の架替工法の次工
程を示す側面図である。図7において、前記新規橋桁2
cが揚重のため支保工昇降装置7上に置かれ、該支保工
昇降装置7を使用して、前述と同様に支保工ブロック8
を継ぎ足しながら上方へ揚重される。また、橋軸方向に
隣接する架替橋桁3aが前述と同様の支保工ブロック8
の継ぎ足しにより荷重支持を行い、切断を行った後、支
保工ブロック8の撤去により、徐々に降下される。
程を示す側面図である。図7において、前記新規橋桁2
cが揚重のため支保工昇降装置7上に置かれ、該支保工
昇降装置7を使用して、前述と同様に支保工ブロック8
を継ぎ足しながら上方へ揚重される。また、橋軸方向に
隣接する架替橋桁3aが前述と同様の支保工ブロック8
の継ぎ足しにより荷重支持を行い、切断を行った後、支
保工ブロック8の撤去により、徐々に降下される。
【0029】図8は、本発明の高架橋の架替工法の次工
程を示す平面図で、前記架替橋桁3aの降下、解体中に
通行橋桁3bの下方地上面の組立ヤードBで新規橋桁の
組立が行われる。
程を示す平面図で、前記架替橋桁3aの降下、解体中に
通行橋桁3bの下方地上面の組立ヤードBで新規橋桁の
組立が行われる。
【0030】図9は、本発明の高架橋の架替工法の次工
程を示す側面図である。図9において、架替橋桁3aが
撤去されたら、橋脚P2 上の橋桁連結ブロック12の新
替えがトラッククレーン13を使用して行われ、新規橋
桁2cの端部と接合(溶接または高力ボルト)が行われ
る。
程を示す側面図である。図9において、架替橋桁3aが
撤去されたら、橋脚P2 上の橋桁連結ブロック12の新
替えがトラッククレーン13を使用して行われ、新規橋
桁2cの端部と接合(溶接または高力ボルト)が行われ
る。
【0031】図10は、本発明の高架橋の架替工法の次
工程を示す側面図で、新規橋桁3cが支保工ブロック8
の継ぎ足しにより揚重される。その間、橋軸方向に隣接
する架替橋桁4aの撤去のための支保工昇降装置7が準
備され、以下、同様の工程で撤去、架設の架替が行われ
る。
工程を示す側面図で、新規橋桁3cが支保工ブロック8
の継ぎ足しにより揚重される。その間、橋軸方向に隣接
する架替橋桁4aの撤去のための支保工昇降装置7が準
備され、以下、同様の工程で撤去、架設の架替が行われ
る。
【0032】架替橋桁2a,3a,4a,5a,・・の
架替が終了したら、反対側の通行橋桁2b,3b,4
b,5b,・・を架替橋桁とし、新規橋桁を通行車帯と
し、架替を行う。
架替が終了したら、反対側の通行橋桁2b,3b,4
b,5b,・・を架替橋桁とし、新規橋桁を通行車帯と
し、架替を行う。
【0033】次に、図11は、前記支保工昇降装置7の
側面図であり、図12は、その平面図である。
側面図であり、図12は、その平面図である。
【0034】図11および図12において、支保工昇降
装置7は、架台7aと流体シリンダー機構7bおよび支
保工ブロック8の受け部7cとからなる。
装置7は、架台7aと流体シリンダー機構7bおよび支
保工ブロック8の受け部7cとからなる。
【0035】さらに、支保工昇降装置7の側方には、支
保工ブロック台6が配置されており、該支保工台6の上
部には、支保工ブロック8が並べられており、切り梁8
aにより連結されて支保工幅の支持単位を構成する。
尚、切り梁8aは直交する方向にも設ける。 また、支
保工ブロック8の側面には、ブラケット8bが設けら
れ、前記流体シリンダー機構7bおよび受け部7cと係
合する。尚、6a,6bは、支保工ブロック8を支保工
昇降装置7方向へ押し出すジャッキ機構である。
保工ブロック台6が配置されており、該支保工台6の上
部には、支保工ブロック8が並べられており、切り梁8
aにより連結されて支保工幅の支持単位を構成する。
尚、切り梁8aは直交する方向にも設ける。 また、支
保工ブロック8の側面には、ブラケット8bが設けら
れ、前記流体シリンダー機構7bおよび受け部7cと係
合する。尚、6a,6bは、支保工ブロック8を支保工
昇降装置7方向へ押し出すジャッキ機構である。
【0036】図13(図11のA−A線側面図)は、支
保工昇降装置7の側面図である。図13において、架台
7aの下部は軌条9、10上を摺動すべく接触してい
る。
保工昇降装置7の側面図である。図13において、架台
7aの下部は軌条9、10上を摺動すべく接触してい
る。
【0037】8cは、前記ブラケット8bに付加して取
付けられる係合ブラケットで、流体シリンダー機構7b
の反力受けとして、また、架台7aの受け部7cにピン
7dで係止するため、および、揚重時の支保工ブロック
8の揺れ止め用として、取付けられる。
付けられる係合ブラケットで、流体シリンダー機構7b
の反力受けとして、また、架台7aの受け部7cにピン
7dで係止するため、および、揚重時の支保工ブロック
8の揺れ止め用として、取付けられる。
【0038】8dは、支保工ブロック8のフランジ部で
あり、ボルト締結により複数の支保工ブロック8が一体
化される。
あり、ボルト締結により複数の支保工ブロック8が一体
化される。
【0039】また、最上段の支保工ブロック8と新規橋
桁2cの間にジャッキ14を設けると橋桁の橋面レベル
調整が容易となり、新規橋桁の設置時に効果的である。
桁2cの間にジャッキ14を設けると橋桁の橋面レベル
調整が容易となり、新規橋桁の設置時に効果的である。
【0040】図14(a),(b),(c),(d)
は、支保工昇降装置7により新規橋桁2cを上昇させる
工程の説明図であり、以下、工程順に述べる。
は、支保工昇降装置7により新規橋桁2cを上昇させる
工程の説明図であり、以下、工程順に述べる。
【0041】(a)新規橋桁2cを支持した最上段の支
保工ブロック8が流体シリンダー機構7bにより上昇さ
せられる。
保工ブロック8が流体シリンダー機構7bにより上昇さ
せられる。
【0042】(b)架台7aの受け部7cに、前記最上
段支保工ブロック8の係合ブラケット8cがピン7dで
係止される。
段支保工ブロック8の係合ブラケット8cがピン7dで
係止される。
【0043】(c)最上段の支保工ブロック8が上昇し
た後の空間に、次段の支保工ブロック8が挿入され、そ
の後、流体シリンダー機構7bが下方へ縮小する。
た後の空間に、次段の支保工ブロック8が挿入され、そ
の後、流体シリンダー機構7bが下方へ縮小する。
【0044】(d)ピン7dが抜かれ、流体シリンダー
機構7bが次段の支保工ブロック8の係合ブラケット8
cに当接して押し上げる。次段支保工ブロック8の係合
ブラケット8cと架台7aの受け部7cに再びピン7d
が差し込まれて、次段の支保工ブロック8が係止され
る。
機構7bが次段の支保工ブロック8の係合ブラケット8
cに当接して押し上げる。次段支保工ブロック8の係合
ブラケット8cと架台7aの受け部7cに再びピン7d
が差し込まれて、次段の支保工ブロック8が係止され
る。
【0045】以上の動作を繰り返すことにより、新規橋
桁2cの上昇動作を行う。また、架替橋桁2aの撤去に
おいて、架替橋桁2aを降下させる場合は、前記の工程
の逆となる。
桁2cの上昇動作を行う。また、架替橋桁2aの撤去に
おいて、架替橋桁2aを降下させる場合は、前記の工程
の逆となる。
【0046】
【発明の効果】本発明は以上のとおりであるから、架替
高架橋幅の範囲内で橋桁の撤去、架設からなる架替工事
が行えるので、高架橋下の側部道路の渋滞がなく、特殊
な装置を使用しないので機材コストが安価で済み、か
つ、大型橋桁単位で行うので、作業が迅速であり、架替
期間の大幅な短縮化を図ることができる。
高架橋幅の範囲内で橋桁の撤去、架設からなる架替工事
が行えるので、高架橋下の側部道路の渋滞がなく、特殊
な装置を使用しないので機材コストが安価で済み、か
つ、大型橋桁単位で行うので、作業が迅速であり、架替
期間の大幅な短縮化を図ることができる。
【図1】本発明の高架橋の架替工法の工程を示す側面図
【図2】本発明の高架橋の架替工法の工程を示す平面図
【図3】本発明の高架橋の架替工法の次工程を示す側面
図
図
【図4】本発明の高架橋の架替工法の次工程を示す側面
図
図
【図5】本発明の高架橋の架替工法の次工程を示す平面
図
図
【図6】本発明の高架橋の架替工法の次工程を示す側面
図
図
【図7】本発明の高架橋の架替工法の次工程を示す側面
図
図
【図8】本発明の高架橋の架替工法の次工程を示す平面
図
図
【図9】本発明の高架橋の架替工法の次工程を示す側面
図
図
【図10】本発明の高架橋の架替工法の次工程を示す側
面図
面図
【図11】本発明に用いられる支保工昇降装置の側面図
【図12】本発明に用いられる支保工昇降装置の平面図
【図13】図11のA−A線側面図
【図14】(a),(b),(c),(d)は、支保工
昇降装置により新規橋桁を上昇させる工程の説明図
昇降装置により新規橋桁を上昇させる工程の説明図
1 地上道路面 2 橋桁 2a 架替橋桁 2b 通行橋桁 2c 新規橋桁 3 橋桁 4 橋桁 5 橋桁 6 支保工ブロック台 7 支保工昇降装置 7a 架台 7b 流体シリンダー機構 7c 受け部 7d ピン 8 支保工ブロック 8a 切り梁 8b ブラケット 8c 係合ブラケット 8d フランジ部 9 軌条 10 軌条 11 切断線 12 橋桁連結ブロック 13 トラッククレーン 14 ジャッキ
Claims (4)
- 【請求項1】 支保工ブロックを下方から上方へ順次継
ぎ足して架替橋桁を支持させた後、前記架替橋桁を高架
橋体から切り離し、下部の支保工ブロックから順次撤去
することにより前記架替橋桁を降下させ、その後、前記
架替橋桁を解体、撤去した後、支保工ブロック上部に新
規橋桁を載置し、支保工ブロックを下方から上方へ順次
継ぎ足して新規橋桁を揚重し架設することを特徴とする
高架橋の架替工法。 - 【請求項2】 架替橋桁を支保工ブロックの順次撤去に
より降下させ、解体中に、桁幅方向の隣接する区画で新
規橋桁の支保工ブロックへの載置を行い、前記架替橋桁
の解体撤去後に、前記新規橋桁を支保工ブロックに載置
した状態で前記架替橋桁の解体撤去後の位置に移動し、
その後、新規橋桁を支保工ブロックの順次継ぎ足しによ
り揚重し架設することを特徴とする高架橋の架替工法。 - 【請求項3】 最上段の支保工ブロックと新規橋桁との
間に高さ調整用のジャッキを配置し、新規橋桁が架設位
置に達した後、前記ジャッキにより新規橋桁のレベル調
整を行いながら新規橋桁を架設することを特徴とする請
求項1または請求項2に記載の高架橋の架替工法。 - 【請求項4】 高架橋の架替が橋桁幅の略1/2づつ行
われることを特徴とする請求項1、請求項2または請求
項3に記載の高架橋の架替工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4324697A JPH10237823A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 高架橋の架替工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4324697A JPH10237823A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 高架橋の架替工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10237823A true JPH10237823A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=12658538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4324697A Pending JPH10237823A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 高架橋の架替工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10237823A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1997
- 1997-02-27 JP JP4324697A patent/JPH10237823A/ja active Pending
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