JPH10237431A - 超撥水性表面を有する部材 - Google Patents
超撥水性表面を有する部材Info
- Publication number
- JPH10237431A JPH10237431A JP5982697A JP5982697A JPH10237431A JP H10237431 A JPH10237431 A JP H10237431A JP 5982697 A JP5982697 A JP 5982697A JP 5982697 A JP5982697 A JP 5982697A JP H10237431 A JPH10237431 A JP H10237431A
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- Japan
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- water
- fluororesin
- repellent
- surface layer
- substrate
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- Laminated Bodies (AREA)
- Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 基材表面が水との接触角に換算して140゜
以上の超撥水性を呈し、かつその超撥水性を恒久的に維
持することが可能な部材の提供。 【解決手段】 基材表面に、光触媒粒子とシリコ−ンと
撥水性フッ素樹脂、或いは光触媒粒子と無定型シリカと
撥水性フッ素樹脂とを含有する表面層が形成されてお
り、前記表面層の膜厚は撥水性フッ素樹脂の2次粒子径
よりも小さいことを特徴とする超撥水性表面を有する部
材。
以上の超撥水性を呈し、かつその超撥水性を恒久的に維
持することが可能な部材の提供。 【解決手段】 基材表面に、光触媒粒子とシリコ−ンと
撥水性フッ素樹脂、或いは光触媒粒子と無定型シリカと
撥水性フッ素樹脂とを含有する表面層が形成されてお
り、前記表面層の膜厚は撥水性フッ素樹脂の2次粒子径
よりも小さいことを特徴とする超撥水性表面を有する部
材。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面が水との接触
角に換算して140゜以上の超撥水性を呈し、かつその
超撥水性を恒久的に維持可能な部材にに関する。より詳
しくは防滴性に優れる表面を有する部材に関する。また
水切れ性に優れる表面を有する部材に関する。また水系
汚れが付着しにくい表面を有する部材に関する。また流
水洗浄性に優れる表面を有する部材に関する。また着雪
防止性に優れる表面を有する部材に関する。
角に換算して140゜以上の超撥水性を呈し、かつその
超撥水性を恒久的に維持可能な部材にに関する。より詳
しくは防滴性に優れる表面を有する部材に関する。また
水切れ性に優れる表面を有する部材に関する。また水系
汚れが付着しにくい表面を有する部材に関する。また流
水洗浄性に優れる表面を有する部材に関する。また着雪
防止性に優れる表面を有する部材に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のフロントガラス、サイドガラ
ス、ドアミラ−、フェンダ−ミラ−、道路鏡が雨天に降
雨や水しぶきを受けて、離散した多数の水滴が付着し
て、可視性を失うことはしばしば経験されることであ
る。また、送電線に水滴が付着すると、水滴の形状は下
向きの円錐状となるため、放電しやすくなり、送電ロス
に繋がる。また冬季には水滴がツララ状に垂れ下がり、
先端は尖ってさらに放電量が多くなる。また、碍子の沿
面絶縁性は、水滴の付着により著しく低下する。また、
熱交換器では、フィンに付着した湿分が水滴状に成長し
て、フィン間に毛細管現象により保持され、水滴がフィ
ン間を流れる空気の抵抗となり、熱交換効率を低下させ
る。また、降雪地域の屋根では、多量の着雪のため、そ
の重みによって屋根の変形が生じるおそれがあり、その
ため頻繁に重労働である雪おろしを行う必要があった。
また、降雪地域のアンテナでは、着氷雪が電界強度の低
下等の通信障害の原因となることがあった。また、浴槽
ではエプロン部に水垢汚れが付着しやすく、それが使用
する浴槽の美観を損ねることがあった。
ス、ドアミラ−、フェンダ−ミラ−、道路鏡が雨天に降
雨や水しぶきを受けて、離散した多数の水滴が付着し
て、可視性を失うことはしばしば経験されることであ
る。また、送電線に水滴が付着すると、水滴の形状は下
向きの円錐状となるため、放電しやすくなり、送電ロス
に繋がる。また冬季には水滴がツララ状に垂れ下がり、
先端は尖ってさらに放電量が多くなる。また、碍子の沿
面絶縁性は、水滴の付着により著しく低下する。また、
熱交換器では、フィンに付着した湿分が水滴状に成長し
て、フィン間に毛細管現象により保持され、水滴がフィ
ン間を流れる空気の抵抗となり、熱交換効率を低下させ
る。また、降雪地域の屋根では、多量の着雪のため、そ
の重みによって屋根の変形が生じるおそれがあり、その
ため頻繁に重労働である雪おろしを行う必要があった。
また、降雪地域のアンテナでは、着氷雪が電界強度の低
下等の通信障害の原因となることがあった。また、浴槽
ではエプロン部に水垢汚れが付着しやすく、それが使用
する浴槽の美観を損ねることがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記水滴付着による諸
課題は流滴性表面を形成することにより解決される。従
来の通念では、上記流滴性を表面で発現させるために、
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のような撥水
性の塗料を基材表面に被覆することが提案されている。
しかしながら、ポリテトラフルオロエチレン板では11
0゜程度と撥水性能が充分でなく、かつ表面が静電気を
帯びやすいため、埃等が付着しやすく、上記撥水性能も
維持されにくい。さらに後述する実施例に示したよう
に、上記撥水性の塗料を被覆した表面に水滴を付着さ
せ、基材を傾斜させた場合には、60゜以上傾斜させな
いと水滴は容易に動かず、かつ動いた場合に水滴の頂点
が優先的に移動し、糸を引くように動くために、水滴落
下後に水跡が移動した部分に残留してしまい、充分な流
滴性、防滴性を有しない。
課題は流滴性表面を形成することにより解決される。従
来の通念では、上記流滴性を表面で発現させるために、
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のような撥水
性の塗料を基材表面に被覆することが提案されている。
しかしながら、ポリテトラフルオロエチレン板では11
0゜程度と撥水性能が充分でなく、かつ表面が静電気を
帯びやすいため、埃等が付着しやすく、上記撥水性能も
維持されにくい。さらに後述する実施例に示したよう
に、上記撥水性の塗料を被覆した表面に水滴を付着さ
せ、基材を傾斜させた場合には、60゜以上傾斜させな
いと水滴は容易に動かず、かつ動いた場合に水滴の頂点
が優先的に移動し、糸を引くように動くために、水滴落
下後に水跡が移動した部分に残留してしまい、充分な流
滴性、防滴性を有しない。
【0004】本発明は上記事情を鑑みてなされたもので
あり、表面が水との接触角に換算して140゜以上の超
撥水性を呈し、かつその超撥水性を恒久的に維持可能な
部材を提供することを目的とする。
あり、表面が水との接触角に換算して140゜以上の超
撥水性を呈し、かつその超撥水性を恒久的に維持可能な
部材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決すべく、基材表面に光触媒性酸化物粒子とシリコ−
ンと撥水性フッ素樹脂とを含有する表面層が形成されて
おり、かつ前記表面層の膜厚は撥水性フッ素樹脂の2次
粒子径よりも小さいことを特徴とする超撥水性表面を有
する部材を提供する。このような構成にすることによ
り、光触媒を光励起したときに、光触媒作用によりシリ
コ−ン分子中のケイ素原子に結合した有機基が少なくと
も部分的に水酸基に置換されて親水性を呈するようにな
り、シリコ−ンが外気に露出した部分、及び/又は光触
媒性酸化物粒子が露出した部分からなる親水性を呈する
部分と、撥水性フッ素樹脂が外気に露出した撥水性を呈
する部分の双方が表面に微視的に分散された構造とな
る。このような構造では、親水性表面と撥水性表面が微
視的に隣接するため、水滴は本質的に表面になじむこと
ができない。さらに、ここで撥水性フッ素樹脂の2次粒
子径を前記表面層の膜厚よりも大きくすることで、撥水
性フッ素樹脂が確実に露出して、上記分散構造がより確
実に実現され、表面は巨視的には水との接触角に換算し
て140゜以上の高度の撥水性を呈するようになる。さ
らに、光触媒が存在することにより、撥水性フッ素樹脂
表面は光触媒の酸化分解作用により清浄な状態に維持さ
れるので、表面の撥水性は恒久的に維持される。また表
面に微視的に親水性を呈する部分が露出しているので、
テトラフルオロエチレンと比較して静電気を帯びにく
く、埃も付着しにくい。表面が140゜以上の高度の撥
水性を呈すると、水滴は本質的に表面になじむことがで
きない。従って、部材表面は付着水滴が容易に流滴しか
つ水跡を残さないようになる。
解決すべく、基材表面に光触媒性酸化物粒子とシリコ−
ンと撥水性フッ素樹脂とを含有する表面層が形成されて
おり、かつ前記表面層の膜厚は撥水性フッ素樹脂の2次
粒子径よりも小さいことを特徴とする超撥水性表面を有
する部材を提供する。このような構成にすることによ
り、光触媒を光励起したときに、光触媒作用によりシリ
コ−ン分子中のケイ素原子に結合した有機基が少なくと
も部分的に水酸基に置換されて親水性を呈するようにな
り、シリコ−ンが外気に露出した部分、及び/又は光触
媒性酸化物粒子が露出した部分からなる親水性を呈する
部分と、撥水性フッ素樹脂が外気に露出した撥水性を呈
する部分の双方が表面に微視的に分散された構造とな
る。このような構造では、親水性表面と撥水性表面が微
視的に隣接するため、水滴は本質的に表面になじむこと
ができない。さらに、ここで撥水性フッ素樹脂の2次粒
子径を前記表面層の膜厚よりも大きくすることで、撥水
性フッ素樹脂が確実に露出して、上記分散構造がより確
実に実現され、表面は巨視的には水との接触角に換算し
て140゜以上の高度の撥水性を呈するようになる。さ
らに、光触媒が存在することにより、撥水性フッ素樹脂
表面は光触媒の酸化分解作用により清浄な状態に維持さ
れるので、表面の撥水性は恒久的に維持される。また表
面に微視的に親水性を呈する部分が露出しているので、
テトラフルオロエチレンと比較して静電気を帯びにく
く、埃も付着しにくい。表面が140゜以上の高度の撥
水性を呈すると、水滴は本質的に表面になじむことがで
きない。従って、部材表面は付着水滴が容易に流滴しか
つ水跡を残さないようになる。
【0006】本発明の他の態様においては、基材表面に
光触媒性酸化物粒子と無定型シリカと撥水性フッ素樹脂
とを含有する表面層が形成されており、かつ前記表面層
の膜厚は撥水性フッ素樹脂の2次粒子径よりも小さいこ
とを特徴とする超撥水性表面を有する部材を提供する。
このような構成にすることにより、表面層中の無定型シ
リカ及び/又は光触媒性酸化物粒子が外気に露出した親
水性を呈する部分と、撥水性フッ素樹脂が外気に露出し
た撥水性を呈する部分の双方が表面に微視的に分散され
た構造となる。このような構造では、親水性表面と撥水
性表面が微視的に隣接するため、水滴は本質的に表面に
なじむことができない。さらに、ここで撥水性フッ素樹
脂の2次粒子径を前記表面層の膜厚よりも大きくするこ
とで、撥水性フッ素樹脂が確実に露出して、上記分散構
造がより確実に実現され、表面は巨視的には水との接触
角に換算して140゜以上の高度の撥水性を呈するよう
になる。さらに、光触媒が存在することにより、撥水性
フッ素樹脂表面は光触媒の酸化分解作用により清浄な状
態に維持されるので、表面の撥水性は恒久的に維持され
る。また表面に微視的に親水性を呈する部分が露出して
いるので、テトラフルオロエチレンと比較して静電気を
帯びにくく、埃も付着しにくい。表面が140゜以上の
高度の撥水性を呈すると、水滴は本質的に表面になじむ
ことができない。従って、部材表面は付着水滴が容易に
流滴しかつ水跡を残さないようになる。
光触媒性酸化物粒子と無定型シリカと撥水性フッ素樹脂
とを含有する表面層が形成されており、かつ前記表面層
の膜厚は撥水性フッ素樹脂の2次粒子径よりも小さいこ
とを特徴とする超撥水性表面を有する部材を提供する。
このような構成にすることにより、表面層中の無定型シ
リカ及び/又は光触媒性酸化物粒子が外気に露出した親
水性を呈する部分と、撥水性フッ素樹脂が外気に露出し
た撥水性を呈する部分の双方が表面に微視的に分散され
た構造となる。このような構造では、親水性表面と撥水
性表面が微視的に隣接するため、水滴は本質的に表面に
なじむことができない。さらに、ここで撥水性フッ素樹
脂の2次粒子径を前記表面層の膜厚よりも大きくするこ
とで、撥水性フッ素樹脂が確実に露出して、上記分散構
造がより確実に実現され、表面は巨視的には水との接触
角に換算して140゜以上の高度の撥水性を呈するよう
になる。さらに、光触媒が存在することにより、撥水性
フッ素樹脂表面は光触媒の酸化分解作用により清浄な状
態に維持されるので、表面の撥水性は恒久的に維持され
る。また表面に微視的に親水性を呈する部分が露出して
いるので、テトラフルオロエチレンと比較して静電気を
帯びにくく、埃も付着しにくい。表面が140゜以上の
高度の撥水性を呈すると、水滴は本質的に表面になじむ
ことができない。従って、部材表面は付着水滴が容易に
流滴しかつ水跡を残さないようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の具体的な構成につ
いて説明する。本発明の一態様においては、図1に示す
ように、基材表面に光触媒性酸化物粒子とシリコ−ンと
撥水性フッ素樹脂とを含有する表面層が形成されてお
り、かつ前記表面層の膜厚は撥水性フッ素樹脂の2次粒
子径よりも小さいことを特徴とする。撥水性フッ素樹脂
の2次粒子径が表面層の膜厚よりも大きいので、撥水性
フッ素樹脂が外気に接するように確実に露出している。
いて説明する。本発明の一態様においては、図1に示す
ように、基材表面に光触媒性酸化物粒子とシリコ−ンと
撥水性フッ素樹脂とを含有する表面層が形成されてお
り、かつ前記表面層の膜厚は撥水性フッ素樹脂の2次粒
子径よりも小さいことを特徴とする。撥水性フッ素樹脂
の2次粒子径が表面層の膜厚よりも大きいので、撥水性
フッ素樹脂が外気に接するように確実に露出している。
【0008】本発明の他の態様においては、図2に示す
ように、基材表面に光触媒性酸化物粒子と無定型シリカ
と撥水性フッ素樹脂とを含有する表面層が形成されてお
り、かつ前記表面層の膜厚は撥水性フッ素樹脂の2次粒
子径よりも小さいことを特徴とする。撥水性フッ素樹脂
の2次粒子径が表面層の膜厚よりも大きいので、撥水性
フッ素樹脂が外気に接するように確実に露出している。
ように、基材表面に光触媒性酸化物粒子と無定型シリカ
と撥水性フッ素樹脂とを含有する表面層が形成されてお
り、かつ前記表面層の膜厚は撥水性フッ素樹脂の2次粒
子径よりも小さいことを特徴とする。撥水性フッ素樹脂
の2次粒子径が表面層の膜厚よりも大きいので、撥水性
フッ素樹脂が外気に接するように確実に露出している。
【0009】本発明の他の態様においては、図3に示す
ように、基材表面に光触媒性酸化物粒子とシリコ−ンと
無定型シリカと撥水性フッ素樹脂とを含有する表面層が
形成されており、かつ前記表面層の膜厚は撥水性フッ素
樹脂の2次粒子径よりも小さいことを特徴とする。撥水
性フッ素樹脂の2次粒子径が表面層の膜厚よりも大きい
ので、撥水性フッ素樹脂が外気に接するように確実に露
出している。
ように、基材表面に光触媒性酸化物粒子とシリコ−ンと
無定型シリカと撥水性フッ素樹脂とを含有する表面層が
形成されており、かつ前記表面層の膜厚は撥水性フッ素
樹脂の2次粒子径よりも小さいことを特徴とする。撥水
性フッ素樹脂の2次粒子径が表面層の膜厚よりも大きい
ので、撥水性フッ素樹脂が外気に接するように確実に露
出している。
【0010】光触媒とは、その結晶の伝導帯と価電子帯
との間のエネルギ−ギャップよりも大きなエネルギ−
(すなわち短い波長)の光(励起光)を照射したとき
に、価電子帯中の電子の励起(光励起)が生じて、伝導
電子と正孔を生成しうる物質をいい、光触媒性酸化物に
は、例えば、アナタ−ゼ型酸化チタン、ルチル型酸化チ
タン、酸化亜鉛、酸化錫、酸化第二鉄、三酸化二ビスマ
ス、三酸化タングステン、チタン酸ストロンチウム等の
酸化物が好適に利用できる。ここで光触媒性酸化物が、
アナタ−ゼ型酸化チタン、ルチル型酸化チタン、酸化亜
鉛、チタン酸ストロンチウムの場合には、光触媒の光励
起に用いる光源としては、太陽光、室内照明、蛍光灯、
水銀灯、白熱電灯、キセノンランプ、高圧ナトリウムラ
ンプ、メタルハライドランプ、BLBランプ等が好適に
利用できる。また、光触媒性酸化物が酸化錫の場合に
は、殺菌灯、BLBランプ等が好適に利用できる。光触
媒の光励起させるためには、励起光の照度は0.001
mW/cm2以上あればよいが、0.01mW/cm2以
上だと好ましく、0.1mW/cm2以上だとより好ま
しい。
との間のエネルギ−ギャップよりも大きなエネルギ−
(すなわち短い波長)の光(励起光)を照射したとき
に、価電子帯中の電子の励起(光励起)が生じて、伝導
電子と正孔を生成しうる物質をいい、光触媒性酸化物に
は、例えば、アナタ−ゼ型酸化チタン、ルチル型酸化チ
タン、酸化亜鉛、酸化錫、酸化第二鉄、三酸化二ビスマ
ス、三酸化タングステン、チタン酸ストロンチウム等の
酸化物が好適に利用できる。ここで光触媒性酸化物が、
アナタ−ゼ型酸化チタン、ルチル型酸化チタン、酸化亜
鉛、チタン酸ストロンチウムの場合には、光触媒の光励
起に用いる光源としては、太陽光、室内照明、蛍光灯、
水銀灯、白熱電灯、キセノンランプ、高圧ナトリウムラ
ンプ、メタルハライドランプ、BLBランプ等が好適に
利用できる。また、光触媒性酸化物が酸化錫の場合に
は、殺菌灯、BLBランプ等が好適に利用できる。光触
媒の光励起させるためには、励起光の照度は0.001
mW/cm2以上あればよいが、0.01mW/cm2以
上だと好ましく、0.1mW/cm2以上だとより好ま
しい。
【0011】シリコ−ンには、平均組成式 RpSiO(4-p)/2 (式中、Rは一価の有機基の1種若しくは2種以上から
なる官能基、又は、一価の有機基と水素基から選ばれた
2種以上からなる官能基であり、Xはアルコキシ基、又
は、ハロゲン原子であり、pは0<p<2を満足する数
である)で表される樹脂が利用できる。
なる官能基、又は、一価の有機基と水素基から選ばれた
2種以上からなる官能基であり、Xはアルコキシ基、又
は、ハロゲン原子であり、pは0<p<2を満足する数
である)で表される樹脂が利用できる。
【0012】撥水性フッ素樹脂には、ポリテトラフルオ
ロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリヘ
キサフルオロプロピレン、テトラフルオロエチレン−ヘ
キサフルオロプロピレンコポリマ−等が好適に利用でき
る。ここで撥水性フッ素樹脂の2次粒子径とは、電子顕
微鏡的に観察されるフッ素樹脂粒子(1次粒子)の凝集
体の粒径をいう。
ロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリヘ
キサフルオロプロピレン、テトラフルオロエチレン−ヘ
キサフルオロプロピレンコポリマ−等が好適に利用でき
る。ここで撥水性フッ素樹脂の2次粒子径とは、電子顕
微鏡的に観察されるフッ素樹脂粒子(1次粒子)の凝集
体の粒径をいう。
【0013】表面層の膜厚は、0.4μm以下にするの
が好ましい。そうすれば、光の乱反射による白濁を防止
することができ、表面層は実質的に透明となる。さらに
表面層の膜厚を、0.2μm以下にすると一層好まし
い。そうすれば、光の干渉による表面層の発色を防止す
ることができる。また表面層が薄ければ薄いほどその透
明度は向上する。更に、膜厚を薄くすれば、表面層の耐
摩耗性が向上する。
が好ましい。そうすれば、光の乱反射による白濁を防止
することができ、表面層は実質的に透明となる。さらに
表面層の膜厚を、0.2μm以下にすると一層好まし
い。そうすれば、光の干渉による表面層の発色を防止す
ることができる。また表面層が薄ければ薄いほどその透
明度は向上する。更に、膜厚を薄くすれば、表面層の耐
摩耗性が向上する。
【0014】表面層には、Ag、Cu、Znのような金
属を添加することができる。前記金属を添加した表面層
は、表面に付着した細菌や黴を暗所でも死滅させること
ができる。
属を添加することができる。前記金属を添加した表面層
は、表面に付着した細菌や黴を暗所でも死滅させること
ができる。
【0015】表面層にはPt、Pd、Ru、Rh、I
r、Osのような白金族金属を添加することができる。
前記金属を添加した表面層は、光触媒の酸化還元活性を
増強でき、有機物汚れの分解性、有害気体や悪臭の分解
性を向上させることができる。
r、Osのような白金族金属を添加することができる。
前記金属を添加した表面層は、光触媒の酸化還元活性を
増強でき、有機物汚れの分解性、有害気体や悪臭の分解
性を向上させることができる。
【0016】本発明の適用可能な基材としては、その材
質としては、金属、セラミックス、ガラス、プラスチッ
ク、木、石、セメント、コンクリ−ト、繊維、布帛、そ
れらの組合せ、それらの積層体が好適に利用できる。本
発明の適用可能な基材は、表面の防滴性、水切れ性、水
系汚れ付着防止性、流水洗浄性、着氷雪防止性等の表面
を超撥水性にすることにより解決できる課題を有するあ
らゆる基材に適用できる。
質としては、金属、セラミックス、ガラス、プラスチッ
ク、木、石、セメント、コンクリ−ト、繊維、布帛、そ
れらの組合せ、それらの積層体が好適に利用できる。本
発明の適用可能な基材は、表面の防滴性、水切れ性、水
系汚れ付着防止性、流水洗浄性、着氷雪防止性等の表面
を超撥水性にすることにより解決できる課題を有するあ
らゆる基材に適用できる。
【0017】表面の防滴性が要求される基材としては、
自動車のサイドガラス、鉄道車両用の窓ガラスなどの乗
物の窓ガラス、自動車のフロントガラス、オ−トバイの
風防ガラスなどの乗物の風防ガラス、自動車のドアミラ
−、オ−トバイのバックミラ−などの車両用ミラ−、自
動車の前照灯カバ−、オ−トバイの前照灯カバ−などの
車両用照明カバ−、オ−トバイの計器盤カバ−のような
計器盤カバ−、建築用窓ガラス、道路鏡、屋外照明カバ
−、眼鏡レンズ、ゴ−グル、オ−トバイ用のヘルメット
シ−ルド、カメラレンズ、カメラレンズカバ−などの透
明基材、鏡基材(又はその上に貼着するフィルム)で雨
滴等の付着により視認性を失うもの;碍子(又はその上
に貼着するフィルム)のように水滴の付着が電気絶縁性
を低下させるもの;熱交換器用のフィン(又はその上に
貼着するフィルム)のように、通風路に水滴が連結する
ことにより効率を低下させるもの;などが好適に利用で
きる。
自動車のサイドガラス、鉄道車両用の窓ガラスなどの乗
物の窓ガラス、自動車のフロントガラス、オ−トバイの
風防ガラスなどの乗物の風防ガラス、自動車のドアミラ
−、オ−トバイのバックミラ−などの車両用ミラ−、自
動車の前照灯カバ−、オ−トバイの前照灯カバ−などの
車両用照明カバ−、オ−トバイの計器盤カバ−のような
計器盤カバ−、建築用窓ガラス、道路鏡、屋外照明カバ
−、眼鏡レンズ、ゴ−グル、オ−トバイ用のヘルメット
シ−ルド、カメラレンズ、カメラレンズカバ−などの透
明基材、鏡基材(又はその上に貼着するフィルム)で雨
滴等の付着により視認性を失うもの;碍子(又はその上
に貼着するフィルム)のように水滴の付着が電気絶縁性
を低下させるもの;熱交換器用のフィン(又はその上に
貼着するフィルム)のように、通風路に水滴が連結する
ことにより効率を低下させるもの;などが好適に利用で
きる。
【0018】表面の水切れ性が要求される基材として
は、食器、浴槽、便器、洗面台、キッチンシンク、流
し、調理レンジ、食器洗浄器、食器乾燥器、食器棚、水
切り篭、浴室用床材、浴室用壁材、浴室用天井材、乗物
の外装及び塗装(又はその上に貼着するフィルム)のよ
うに、表面の水切れがよいことにより、速乾性、水付着
による微生物繁殖防止性などが期待できる基材に好適に
利用できる。
は、食器、浴槽、便器、洗面台、キッチンシンク、流
し、調理レンジ、食器洗浄器、食器乾燥器、食器棚、水
切り篭、浴室用床材、浴室用壁材、浴室用天井材、乗物
の外装及び塗装(又はその上に貼着するフィルム)のよ
うに、表面の水切れがよいことにより、速乾性、水付着
による微生物繁殖防止性などが期待できる基材に好適に
利用できる。
【0019】表面の水系汚れ付着防止性が要求される基
材としては、食器、浴槽、便器、洗面台、キッチンシン
ク、流し、調理レンジ、食器洗浄器、食器乾燥器、食器
棚、水切り篭、浴室用床材、浴室用壁材、浴室用天井
材、航空機、海辺の建築物(又はその上に貼着するフィ
ルム)のように、表面に水垢汚れやカルシウム塩やマグ
ネシウム塩が付着し、それにより外観上の汚れを呈する
もの;コンクリ−ト系建材のように、アルカリ塩が付着
し、長期的には内部拡散して芯材を侵すもの;などが好
適に利用できる。
材としては、食器、浴槽、便器、洗面台、キッチンシン
ク、流し、調理レンジ、食器洗浄器、食器乾燥器、食器
棚、水切り篭、浴室用床材、浴室用壁材、浴室用天井
材、航空機、海辺の建築物(又はその上に貼着するフィ
ルム)のように、表面に水垢汚れやカルシウム塩やマグ
ネシウム塩が付着し、それにより外観上の汚れを呈する
もの;コンクリ−ト系建材のように、アルカリ塩が付着
し、長期的には内部拡散して芯材を侵すもの;などが好
適に利用できる。
【0020】表面の流水洗浄性が要求される基材として
は、建材、建物外装、窓枠、建築用窓ガラス、乗物用窓
ガラス、乗物の外装及び塗装、看板、交通標識、道路用
遮音壁、鉄道用遮音壁、ガ−ドレ−ルの外装及び塗装、
屋外照明カバ−、橋梁、碍子、太陽電池カバ−、太陽熱
温水器集熱カバ−、ビニ−ルハウス、車両用照明灯のカ
バ−、視線誘導標、道路用反射板、道路用化粧板、高
欄、車両用ミラ−、屋外監視カメラ(又はその上に貼着
するフィルム)などの降雨にさらされ、それにより清浄
化されうる屋外部材;トンネル内装及び塗装、建材、建
物内装、窓枠、窓ガラス、住宅設備、便器、浴槽、洗面
台、照明器具、照明カバ−、台所用品、食器、食器洗浄
器、食器乾燥器、流し、調理レンジ、キッチンフ−ド、
換気扇、浴室用床材、浴室用壁材、浴室用天井材、キッ
チンシンク(又はその上に貼着するフィルム)などの流
水で洗浄可能な部材;などが好適に利用できる。
は、建材、建物外装、窓枠、建築用窓ガラス、乗物用窓
ガラス、乗物の外装及び塗装、看板、交通標識、道路用
遮音壁、鉄道用遮音壁、ガ−ドレ−ルの外装及び塗装、
屋外照明カバ−、橋梁、碍子、太陽電池カバ−、太陽熱
温水器集熱カバ−、ビニ−ルハウス、車両用照明灯のカ
バ−、視線誘導標、道路用反射板、道路用化粧板、高
欄、車両用ミラ−、屋外監視カメラ(又はその上に貼着
するフィルム)などの降雨にさらされ、それにより清浄
化されうる屋外部材;トンネル内装及び塗装、建材、建
物内装、窓枠、窓ガラス、住宅設備、便器、浴槽、洗面
台、照明器具、照明カバ−、台所用品、食器、食器洗浄
器、食器乾燥器、流し、調理レンジ、キッチンフ−ド、
換気扇、浴室用床材、浴室用壁材、浴室用天井材、キッ
チンシンク(又はその上に貼着するフィルム)などの流
水で洗浄可能な部材;などが好適に利用できる。
【0021】表面の着氷雪防止性が要求される基材とし
ては、屋根材、アンテナ、送電線、氷雪滑走具などが好
適に利用できる。
ては、屋根材、アンテナ、送電線、氷雪滑走具などが好
適に利用できる。
【0022】その他、真空容器内壁(又はその上に貼着
するフィルム)のように、基材表面に付着した水分の速
やかな除去が要求される基材、生体親和性材料などにも
利用できる可能性がある。
するフィルム)のように、基材表面に付着した水分の速
やかな除去が要求される基材、生体親和性材料などにも
利用できる可能性がある。
【0023】次に、基材表面に、光触媒性酸化物粒子と
シリコ−ンと撥水性フッ素樹脂とを含有する表面層が形
成されている防汚性部材の製法について説明する。この
場合の製法は、基本的には、基材表面にコ−ティング組
成物を塗布し、硬化させることによる。
シリコ−ンと撥水性フッ素樹脂とを含有する表面層が形
成されている防汚性部材の製法について説明する。この
場合の製法は、基本的には、基材表面にコ−ティング組
成物を塗布し、硬化させることによる。
【0024】ここでコ−ティング組成物は、光触媒粒
子、撥水性フッ素樹脂の他にシリコ−ンの前駆体を必須
構成要件とし、その他に水、エタノ−ル、プロパノ−ル
等の溶媒や、塩酸、硝酸、硫酸、酢酸、マレイン酸等の
シリコ−ンの前駆体の加水分解を促進する触媒や、トリ
ブチルアミン、ヘキシルアミンなどの塩基性化合物類、
アルミニウムトリイソプロポキシド、テトライソプロピ
ルチタネ−トなどの酸性化合物類等のシリコ−ンの前駆
体を硬化させる触媒や、シランカップリング剤等のコ−
ティング液の分散性を向上させる界面活性剤などを添加
してもよい。
子、撥水性フッ素樹脂の他にシリコ−ンの前駆体を必須
構成要件とし、その他に水、エタノ−ル、プロパノ−ル
等の溶媒や、塩酸、硝酸、硫酸、酢酸、マレイン酸等の
シリコ−ンの前駆体の加水分解を促進する触媒や、トリ
ブチルアミン、ヘキシルアミンなどの塩基性化合物類、
アルミニウムトリイソプロポキシド、テトライソプロピ
ルチタネ−トなどの酸性化合物類等のシリコ−ンの前駆
体を硬化させる触媒や、シランカップリング剤等のコ−
ティング液の分散性を向上させる界面活性剤などを添加
してもよい。
【0025】ここでシリコ−ンの前駆体としては、平均
組成式 RpSiXqO(4-p-q)/2 (式中、Rは一価の有機基の1種若しくは2種以上から
なる官能基、又は、一価の有機基と水素基から選ばれた
2種以上からなる官能基であり、Xはアルコキシ基、又
は、ハロゲン原子であり、p及びqは0<p<2、0<
q<4を満足する数である)で表されるシロキサンから
なる塗膜形成要素、又は一般式 RpSiX4-p (式中、Rは一価の有機基の1種若しくは2種以上から
なる官能基、又は、一価の有機基と水素基から選ばれた
2種以上からなる官能基であり、Xはアルコキシ基、又
は、ハロゲン原子であり、pは1または2である)で表
される加水分解性シラン誘導体からなる塗膜形成要素、
が好適に利用できる。
組成式 RpSiXqO(4-p-q)/2 (式中、Rは一価の有機基の1種若しくは2種以上から
なる官能基、又は、一価の有機基と水素基から選ばれた
2種以上からなる官能基であり、Xはアルコキシ基、又
は、ハロゲン原子であり、p及びqは0<p<2、0<
q<4を満足する数である)で表されるシロキサンから
なる塗膜形成要素、又は一般式 RpSiX4-p (式中、Rは一価の有機基の1種若しくは2種以上から
なる官能基、又は、一価の有機基と水素基から選ばれた
2種以上からなる官能基であり、Xはアルコキシ基、又
は、ハロゲン原子であり、pは1または2である)で表
される加水分解性シラン誘導体からなる塗膜形成要素、
が好適に利用できる。
【0026】ここで上記加水分解性シラン誘導体からな
る塗膜形成要素としては、メチルトリメトキシシラン、
メチルトリエトキシシラン、メチルトリプロポキシシラ
ン、メチルトリブトキシシラン、エチルトリメトキシシ
ラン、エチルトリエトキシシラン、エチルトリプロポキ
シシラン、エチルトリブトキシシラン、フェニルトリメ
トキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、フェニル
トリプロポキシシラン、フェニルトリブトキシシラン、
ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラ
ン、ジメチルジプロポキシシラン、ジメチルジブトキシ
シラン、ジエチルジメトキシシラン、ジエチルジエトキ
シシラン、ジエチルジプロポキシシラン、ジエチルジブ
トキシシラン、フェニルメチルジメトキシシラン、フェ
ニルメチルジエトキシシラン、フェニルメチルジプロポ
キシシラン、フェニルメチルジブトキシシラン、n−プ
ロピルトリメトキシシラン、n−プロピルトリエトキシ
シラン、n−プロピルトリプロポキシシラン、n−プロ
ピルトリブトキシシラン、γ−グリコキシドキシプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルトリ
メトキシシラン等が好適に利用できる。
る塗膜形成要素としては、メチルトリメトキシシラン、
メチルトリエトキシシラン、メチルトリプロポキシシラ
ン、メチルトリブトキシシラン、エチルトリメトキシシ
ラン、エチルトリエトキシシラン、エチルトリプロポキ
シシラン、エチルトリブトキシシラン、フェニルトリメ
トキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、フェニル
トリプロポキシシラン、フェニルトリブトキシシラン、
ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラ
ン、ジメチルジプロポキシシラン、ジメチルジブトキシ
シラン、ジエチルジメトキシシラン、ジエチルジエトキ
シシラン、ジエチルジプロポキシシラン、ジエチルジブ
トキシシラン、フェニルメチルジメトキシシラン、フェ
ニルメチルジエトキシシラン、フェニルメチルジプロポ
キシシラン、フェニルメチルジブトキシシラン、n−プ
ロピルトリメトキシシラン、n−プロピルトリエトキシ
シラン、n−プロピルトリプロポキシシラン、n−プロ
ピルトリブトキシシラン、γ−グリコキシドキシプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルトリ
メトキシシラン等が好適に利用できる。
【0027】また上記シロキサンからなる塗膜形成要素
としては、上記加水分解性シラン誘導体の部分加水分解
及び脱水縮重合、又は上記加水分解性シラン誘導体の部
分加水分解物と、テトラメトキシシラン、テトラエトキ
シシラン、テトラプロポキシシラン、テトラブトキシシ
ラン、ジエトキシジメトキシシラン等の部分加水分解物
との脱水縮重合等で作製することができる。
としては、上記加水分解性シラン誘導体の部分加水分解
及び脱水縮重合、又は上記加水分解性シラン誘導体の部
分加水分解物と、テトラメトキシシラン、テトラエトキ
シシラン、テトラプロポキシシラン、テトラブトキシシ
ラン、ジエトキシジメトキシシラン等の部分加水分解物
との脱水縮重合等で作製することができる。
【0028】上記コ−ティング組成物の塗布方法として
は、スプレ−コ−ティング法、ディップコ−ティング
法、フロ−コ−ティング法、スピンコ−ティング法、ロ
−ルコ−ティング法、刷毛塗り、スポンジ塗り等の方法
が好適に利用できる。硬化方法としては、熱処理、室温
放置、紫外線照射等により重合させて行うことができ
る。
は、スプレ−コ−ティング法、ディップコ−ティング
法、フロ−コ−ティング法、スピンコ−ティング法、ロ
−ルコ−ティング法、刷毛塗り、スポンジ塗り等の方法
が好適に利用できる。硬化方法としては、熱処理、室温
放置、紫外線照射等により重合させて行うことができ
る。
【0029】次に、基材表面に、光触媒粒子と無定型シ
リカと撥水性フッ素樹脂とを含有する表面層が形成され
ている防汚性部材の製法について説明する。この場合の
製法は、基本的には、基材表面にコ−ティング組成物を
塗布し、硬化させることによる。
リカと撥水性フッ素樹脂とを含有する表面層が形成され
ている防汚性部材の製法について説明する。この場合の
製法は、基本的には、基材表面にコ−ティング組成物を
塗布し、硬化させることによる。
【0030】ここでコ−ティング組成物は、光触媒粒
子、撥水性フッ素樹脂の他にシリカ粒子又はシリカの前
駆体を必須構成要件とし、その他に水、エタノ−ル、プ
ロパノ−ル等の溶媒や、塩酸、硝酸、硫酸、酢酸、マレ
イン酸等のシリカの前駆体の加水分解を促進する触媒
や、トリブチルアミン、ヘキシルアミンなどの塩基性化
合物類、アルミニウムトリイソプロポキシド、テトライ
ソプロピルチタネ−トなどの酸性化合物類等のシリカの
前駆体を硬化させる触媒や、シランカップリング剤等の
コ−ティング液の分散性を向上させる界面活性剤などを
添加してもよい。
子、撥水性フッ素樹脂の他にシリカ粒子又はシリカの前
駆体を必須構成要件とし、その他に水、エタノ−ル、プ
ロパノ−ル等の溶媒や、塩酸、硝酸、硫酸、酢酸、マレ
イン酸等のシリカの前駆体の加水分解を促進する触媒
や、トリブチルアミン、ヘキシルアミンなどの塩基性化
合物類、アルミニウムトリイソプロポキシド、テトライ
ソプロピルチタネ−トなどの酸性化合物類等のシリカの
前駆体を硬化させる触媒や、シランカップリング剤等の
コ−ティング液の分散性を向上させる界面活性剤などを
添加してもよい。
【0031】ここでシリコ−ンの前駆体としては、平均
組成式 SiXqO(4-q)/2 (式中、Xはアルコキシ基、又は、ハロゲン原子であ
り、qは0<q<4を満足する数である)で表されるシ
リケ−トからなる塗膜形成要素、又は一般式 SiX4 (式中、Rは一価の有機基の1種若しくは2種以上から
なる官能基、又は、一価の有機基と水素基から選ばれた
2種以上からなる官能基であり、Xはアルコキシ基、又
は、ハロゲン原子である)で表される4官能加水分解性
シラン誘導体からなる塗膜形成要素等が好適に利用でき
る。
組成式 SiXqO(4-q)/2 (式中、Xはアルコキシ基、又は、ハロゲン原子であ
り、qは0<q<4を満足する数である)で表されるシ
リケ−トからなる塗膜形成要素、又は一般式 SiX4 (式中、Rは一価の有機基の1種若しくは2種以上から
なる官能基、又は、一価の有機基と水素基から選ばれた
2種以上からなる官能基であり、Xはアルコキシ基、又
は、ハロゲン原子である)で表される4官能加水分解性
シラン誘導体からなる塗膜形成要素等が好適に利用でき
る。
【0032】ここで上記4官能加水分解性シラン誘導体
からなる塗膜形成要素としては、テトラメトキシシラ
ン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキシシラン、
テトラブトキシシラン、ジエトキシジメトキシシラン等
が好適に利用できる。
からなる塗膜形成要素としては、テトラメトキシシラ
ン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキシシラン、
テトラブトキシシラン、ジエトキシジメトキシシラン等
が好適に利用できる。
【0033】また上記シリケ−トからなる塗膜形成要素
としては、上記4官能加水分解性シラン誘導体の部分加
水分解及び脱水縮重合等で作製することができる。
としては、上記4官能加水分解性シラン誘導体の部分加
水分解及び脱水縮重合等で作製することができる。
【0034】上記コ−ティング組成物の塗布方法として
は、スプレ−コ−ティング法、ディップコ−ティング
法、フロ−コ−ティング法、スピンコ−ティング法、ロ
−ルコ−ティング法、刷毛塗り、スポンジ塗り等の方法
が好適に利用できる。硬化方法としては、熱処理、室温
放置、紫外線照射等により重合させて行うことができ
る。
は、スプレ−コ−ティング法、ディップコ−ティング
法、フロ−コ−ティング法、スピンコ−ティング法、ロ
−ルコ−ティング法、刷毛塗り、スポンジ塗り等の方法
が好適に利用できる。硬化方法としては、熱処理、室温
放置、紫外線照射等により重合させて行うことができ
る。
【0035】
【実施例】アナタ−ゼ型酸化チタンゾル(日産化学、T
A−15)と、シリカゾル(日本合成ゴム、グラスカT
2202のA液)と、メチルトリメトキシシラン(日本
合成ゴム、グラスカT2202のB液)と、ポリテトラ
フルオロエチレン(PTFE)粒子(ダイキン工業、ル
ブロンL−5、1次粒子径0.2μm、2次粒子径7μ
m)と、エタノ−ルを混合し、2〜3分撹拌して得たコ
−ティング液を、スプレ−コ−ティング法にて5×10
cm角の施釉タイル基材(東陶機器、AB02E11)
上に塗布し、200℃で10分熱処理して、アナタ−ゼ
型酸化チタン粒子33重量部、ポリテトラフルオロエチ
レン粒子66重量部、シリカ6重量部、シリコ−ン5重
量部からなる膜厚5μmの表面層を形成した#1試料を
得た。#1試料の水との接触角は140゜であった。次
いで#1試料表面に、紫外線光源(三共電気、ブラック
ライトブル−(BLB)蛍光灯)を用いて0.3mW/
cm2の紫外線照度で1日照射し、#2試料を得た。そ
の結果、#2試料の水との接触角は146゜とやや上昇
する傾向を示した。これは、光触媒作用によりシリコ−
ン分子中のシリコン原子に結合するオルガノ基が水酸基
に置換され、外気に露出したシリコ−ンが親水性を呈す
るために、外気に露出した親水性を呈する部分と、撥水
性フッ素樹脂が外気に露出した撥水性を呈する部分の双
方が表面に微視的に分散された構造がより確実に実現さ
れるためと考えられる。
A−15)と、シリカゾル(日本合成ゴム、グラスカT
2202のA液)と、メチルトリメトキシシラン(日本
合成ゴム、グラスカT2202のB液)と、ポリテトラ
フルオロエチレン(PTFE)粒子(ダイキン工業、ル
ブロンL−5、1次粒子径0.2μm、2次粒子径7μ
m)と、エタノ−ルを混合し、2〜3分撹拌して得たコ
−ティング液を、スプレ−コ−ティング法にて5×10
cm角の施釉タイル基材(東陶機器、AB02E11)
上に塗布し、200℃で10分熱処理して、アナタ−ゼ
型酸化チタン粒子33重量部、ポリテトラフルオロエチ
レン粒子66重量部、シリカ6重量部、シリコ−ン5重
量部からなる膜厚5μmの表面層を形成した#1試料を
得た。#1試料の水との接触角は140゜であった。次
いで#1試料表面に、紫外線光源(三共電気、ブラック
ライトブル−(BLB)蛍光灯)を用いて0.3mW/
cm2の紫外線照度で1日照射し、#2試料を得た。そ
の結果、#2試料の水との接触角は146゜とやや上昇
する傾向を示した。これは、光触媒作用によりシリコ−
ン分子中のシリコン原子に結合するオルガノ基が水酸基
に置換され、外気に露出したシリコ−ンが親水性を呈す
るために、外気に露出した親水性を呈する部分と、撥水
性フッ素樹脂が外気に露出した撥水性を呈する部分の双
方が表面に微視的に分散された構造がより確実に実現さ
れるためと考えられる。
【0036】次に、#2試料及びテトラフルオロエチレ
ン板(水との接触角105゜)について、水滴の流滴性
を調べた。その結果、テトラフルオロエチレン板では9
0゜近く傾斜させるとようやく水滴は付着表面から移動
した。しかし、完全に表面から除去はされずに、水が移
動した跡に糸を引くように残留する水跡が観察された。
それに対し、#2試料では、20゜程度の傾斜で水滴
は転がり、しかも水が移動した跡にも残留水は全く観察
されなかった。
ン板(水との接触角105゜)について、水滴の流滴性
を調べた。その結果、テトラフルオロエチレン板では9
0゜近く傾斜させるとようやく水滴は付着表面から移動
した。しかし、完全に表面から除去はされずに、水が移
動した跡に糸を引くように残留する水跡が観察された。
それに対し、#2試料では、20゜程度の傾斜で水滴
は転がり、しかも水が移動した跡にも残留水は全く観察
されなかった。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、基材表面が水との接触
角に換算して140゜以上の超撥水性を呈し、かつその
超撥水性を恒久的に維持することが可能となるので、基
材に、防滴性、水系汚れ付着防止性、流水洗浄性、着雪
防止性等の性質を付加することが可能となる。
角に換算して140゜以上の超撥水性を呈し、かつその
超撥水性を恒久的に維持することが可能となるので、基
材に、防滴性、水系汚れ付着防止性、流水洗浄性、着雪
防止性等の性質を付加することが可能となる。
【図1】本発明に係る部材の表面構造を示す図。
【図2】本発明に係る部材の他の表面構造を示す図。
【図3】本発明に係る部材の他の表面構造を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 183/04 C09D 183/04
Claims (3)
- 【請求項1】 基材表面に光触媒性酸化物粒子とシリコ
−ンと撥水性フッ素樹脂とを含有する表面層が形成され
ており、かつ前記表面層の膜厚は撥水性フッ素樹脂の2
次粒子径よりも小さいことを特徴とする超撥水性表面を
有する部材。 - 【請求項2】 基材表面に、光触媒性酸化物粒子と無定
型シリカと撥水性フッ素樹脂とを含有する表面層が形成
されており、かつ前記表面層の膜厚は撥水性フッ素樹脂
の2次粒子径よりも小さいことを特徴とする超撥水性表
面を有する部材。 - 【請求項3】 基材表面に、光触媒性酸化物粒子とシリ
コ−ンと無定型シリカと撥水性フッ素樹脂とを含有する
表面層が形成されており、かつ前記表面層の膜厚は撥水
性フッ素樹脂の2次粒子径よりも小さいことを特徴とす
る超撥水性表面を有する部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5982697A JPH10237431A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 超撥水性表面を有する部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5982697A JPH10237431A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 超撥水性表面を有する部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10237431A true JPH10237431A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=13124431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5982697A Pending JPH10237431A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 超撥水性表面を有する部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10237431A (ja) |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10310740A (ja) * | 1997-05-13 | 1998-11-24 | Toto Ltd | 滑水性コーティング組成物及び滑水性表面を有する部材 |
WO2000053689A1 (fr) * | 1999-03-09 | 2000-09-14 | Toto Ltd. | Element hydrophile, son procede de preparation, agent de revetement et appareil de preparation |
US6194346B1 (en) * | 1996-08-05 | 2001-02-27 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Photocatalyst and method of making |
US6211112B1 (en) * | 1998-12-11 | 2001-04-03 | Junkosha Inc. | Photocatalyst carrier and manufacturing method therefor |
US6764745B1 (en) | 1999-02-25 | 2004-07-20 | Seiko Epson Corporation | Structural member superior in water repellency and method for manufacturing the same |
US6863933B2 (en) | 2001-01-30 | 2005-03-08 | The Procter And Gamble Company | Method of hydrophilizing materials |
JP2007039063A (ja) * | 2005-08-02 | 2007-02-15 | Takashima Sangyo:Kk | 食品用容器 |
JP2007523959A (ja) * | 2003-06-23 | 2007-08-23 | チューリッヒ大学 | 超疎水性コーティング |
JP2008088436A (ja) * | 1998-04-14 | 2008-04-17 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 光触媒を含む塗料組成物 |
JP2009256396A (ja) * | 2008-04-11 | 2009-11-05 | Toppan Printing Co Ltd | 建造物用機能性樹脂 |
JP2013099706A (ja) * | 2011-11-07 | 2013-05-23 | Tosoh Corp | 撥水性薄膜およびその製造方法 |
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WO2016056489A1 (ja) * | 2014-10-07 | 2016-04-14 | 富士フイルム株式会社 | 防汚層付積層体、監視カメラ用保護材、及び監視カメラ |
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-
1997
- 1997-02-27 JP JP5982697A patent/JPH10237431A/ja active Pending
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