JPH10235850A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- JPH10235850A JPH10235850A JP4383497A JP4383497A JPH10235850A JP H10235850 A JPH10235850 A JP H10235850A JP 4383497 A JP4383497 A JP 4383497A JP 4383497 A JP4383497 A JP 4383497A JP H10235850 A JPH10235850 A JP H10235850A
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- ink jet
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Links
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Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 インクジェット記録装置において、簡易なハ
ードウエア構成で、高速にかつ精度良く記録ヘッドのイ
ンク吐出回数を計数できるようにする。 【解決手段】 マルチスキャン方式のインクジェット記
録装置において、シリアルのデータ転送信号線と転送ク
ロック線の両方にカウンタを設置し、転送クロックのカ
ウンタの値から転送データに対応する吐出口を判定し、
特定の吐出口に対応する転送データのみをカウントす
る。
ードウエア構成で、高速にかつ精度良く記録ヘッドのイ
ンク吐出回数を計数できるようにする。 【解決手段】 マルチスキャン方式のインクジェット記
録装置において、シリアルのデータ転送信号線と転送ク
ロック線の両方にカウンタを設置し、転送クロックのカ
ウンタの値から転送データに対応する吐出口を判定し、
特定の吐出口に対応する転送データのみをカウントす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクを吐出して
形成した複数の画素の集合によって記録を行うインクジ
ェット記録装置に関するものである。
形成した複数の画素の集合によって記録を行うインクジ
ェット記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的にインクジェット記録装置におい
ては、記録ヘッドのインク吐出に対する駆動データ数を
カウントすることは重要なことである。これは、記録ヘ
ッドのインク吐出口の目詰まりを解消したり記録ヘッド
内の泡を取り除く際に行う回復手段の時期を決定するた
め、また記録ヘッドの昇温による吐出インク量の変動を
防ぐ温度制御のため、あるいは記録ヘッドにインクを供
給するインクタンクのインク残量の検出のために必須の
要件となっている。
ては、記録ヘッドのインク吐出に対する駆動データ数を
カウントすることは重要なことである。これは、記録ヘ
ッドのインク吐出口の目詰まりを解消したり記録ヘッド
内の泡を取り除く際に行う回復手段の時期を決定するた
め、また記録ヘッドの昇温による吐出インク量の変動を
防ぐ温度制御のため、あるいは記録ヘッドにインクを供
給するインクタンクのインク残量の検出のために必須の
要件となっている。
【0003】例えば、USP(米国特許)第47914
35号明細書、USP第4910528号明細書に示さ
れているように、記録ヘッドの吐出に対する駆動データ
の数をカウントして、温度制御や吐出制御を行うものが
知られている。また、特公平05−19467号公報に
示されているように、記録ヘッドの吐出に対する駆動デ
ータの数をカウントして、インクタンクのインク残量を
検出しようとするものが知られている。
35号明細書、USP第4910528号明細書に示さ
れているように、記録ヘッドの吐出に対する駆動データ
の数をカウントして、温度制御や吐出制御を行うものが
知られている。また、特公平05−19467号公報に
示されているように、記録ヘッドの吐出に対する駆動デ
ータの数をカウントして、インクタンクのインク残量を
検出しようとするものが知られている。
【0004】ところで近年、記録ヘッドの吐出口数は例
えば64から128に、また吐出周波数も5KHzから
10KHzにと、増加する傾向にあり、解像度において
も300dpi(dot per inch:画素密度
を表す数字で1inchの中に300個のドットが文字
等を形成する)から600dpiにと、高解像度化が進
んでいる。
えば64から128に、また吐出周波数も5KHzから
10KHzにと、増加する傾向にあり、解像度において
も300dpi(dot per inch:画素密度
を表す数字で1inchの中に300個のドットが文字
等を形成する)から600dpiにと、高解像度化が進
んでいる。
【0005】このため、記録ヘッドに対するデータ転送
レートも非常に大きくなっており、記録ヘッドの吐出に
対する駆動データ数をカウントするには、ある程度のカ
ウント精度を確保するとともに、高速で動作することが
要求されている。
レートも非常に大きくなっており、記録ヘッドの吐出に
対する駆動データ数をカウントするには、ある程度のカ
ウント精度を確保するとともに、高速で動作することが
要求されている。
【0006】なお、特公平03−31352号公報に見
られるように、記録ヘッドの吐出に対する駆動データの
数を精度を犠牲にしてカウントする方法があるが、これ
は精度の面で温度の制御や予測に使用できるものではな
い。
られるように、記録ヘッドの吐出に対する駆動データの
数を精度を犠牲にしてカウントする方法があるが、これ
は精度の面で温度の制御や予測に使用できるものではな
い。
【0007】また、インクジェット記録方式では、吐出
口ごとの吐出インク量にばらつきがあると本来均一であ
るべき濃度が不均一となり、画像にスジが生じたり濃度
むらが生じるという問題がある。この濃度の不均一によ
るスジや濃度ムラの発生は、吐出口数の増加や高解像度
化に伴ってこれまで以上に重要な課題となっており、そ
のためインクジェット記録方式においては、いわゆるマ
ルチスキャン方式と呼ばれる印字方式を用いることが多
い。
口ごとの吐出インク量にばらつきがあると本来均一であ
るべき濃度が不均一となり、画像にスジが生じたり濃度
むらが生じるという問題がある。この濃度の不均一によ
るスジや濃度ムラの発生は、吐出口数の増加や高解像度
化に伴ってこれまで以上に重要な課題となっており、そ
のためインクジェット記録方式においては、いわゆるマ
ルチスキャン方式と呼ばれる印字方式を用いることが多
い。
【0008】このマルチスキャン方式は、記録ヘッドの
走査方向に対して一例に並んでいる画素群を複数の吐出
口で形成するという方法であり、各吐出口の吐出量のバ
ラツキによるスジや濃度ムラを軽減する他、吐出口の使
用頻度が均一化されるため、記録ヘッドの寿命の低下を
防止することができる。
走査方向に対して一例に並んでいる画素群を複数の吐出
口で形成するという方法であり、各吐出口の吐出量のバ
ラツキによるスジや濃度ムラを軽減する他、吐出口の使
用頻度が均一化されるため、記録ヘッドの寿命の低下を
防止することができる。
【0009】また、マルチスキャン方式としては、特開
平5−330083号公報に示されているシーケンシャ
ル・マルチスキャン方式のほか、様々な方式が提案され
ている。
平5−330083号公報に示されているシーケンシャ
ル・マルチスキャン方式のほか、様々な方式が提案され
ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のインクジェット記録装置において、例えば記録
ヘッドにデータをパラレル転送する場合、転送するデー
タ数をカウントするためには、データを転送する各信号
線にそれぞれカウンタを設けるとともに、各カウンタの
データを高速で加算する必要がある。
な従来のインクジェット記録装置において、例えば記録
ヘッドにデータをパラレル転送する場合、転送するデー
タ数をカウントするためには、データを転送する各信号
線にそれぞれカウンタを設けるとともに、各カウンタの
データを高速で加算する必要がある。
【0011】現在の技術では、カウンタの数に関しては
実装数を多くすることで容易に実現可能であるが、前述
の吐出周波数で多数のノズルのデータを高速に加算する
ことは特殊な技術を導入しなければならず、コストの大
幅な上昇につながる。
実装数を多くすることで容易に実現可能であるが、前述
の吐出周波数で多数のノズルのデータを高速に加算する
ことは特殊な技術を導入しなければならず、コストの大
幅な上昇につながる。
【0012】また、モノクロームのインクジェット記録
装置であっても、その高速性は言うに及ばないが、4本
の記録ヘッドを搭載したカラーのインクジェット記録装
置であると、必要とされる高速性及び電気回路の規模は
非常に大きくなる。
装置であっても、その高速性は言うに及ばないが、4本
の記録ヘッドを搭載したカラーのインクジェット記録装
置であると、必要とされる高速性及び電気回路の規模は
非常に大きくなる。
【0013】このように、記録ヘッドの温度制御、回復
動作、インク残量検知等においてある程度のカウント精
度を確保しつつ、高速に記録ヘッドの吐出に対する駆動
データの数をカウントすることは非常に困難であるとい
う問題があった。
動作、インク残量検知等においてある程度のカウント精
度を確保しつつ、高速に記録ヘッドの吐出に対する駆動
データの数をカウントすることは非常に困難であるとい
う問題があった。
【0014】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、簡易な構成で、高速に精度良く記録ヘ
ッドの吐出データ数をカウントすることができるインク
ジェット記録装置を提供することを目的としている。
なされたもので、簡易な構成で、高速に精度良く記録ヘ
ッドの吐出データ数をカウントすることができるインク
ジェット記録装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係るインクジェ
ット記録装置は、次のように構成したものである。
ット記録装置は、次のように構成したものである。
【0016】(1)インクを吐出する複数の吐出口を有
した記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録
装置であって、前記記録ヘッドの走査方向に対して一列
に並んでいる画素群が前記複数の吐出口に対応して形成
されるように記録ヘッドの駆動データを操作するデータ
操作手段と、その駆動データを所定の転送クロックに同
期して同一の信号線を通して記録ヘッド側に転送するシ
リアル転送手段と、前記駆動データの中で特定の吐出口
に割り当てられたデータを計数するカウント手段を備え
た。
した記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録
装置であって、前記記録ヘッドの走査方向に対して一列
に並んでいる画素群が前記複数の吐出口に対応して形成
されるように記録ヘッドの駆動データを操作するデータ
操作手段と、その駆動データを所定の転送クロックに同
期して同一の信号線を通して記録ヘッド側に転送するシ
リアル転送手段と、前記駆動データの中で特定の吐出口
に割り当てられたデータを計数するカウント手段を備え
た。
【0017】(2)上記(1)の記録装置において、カ
ウント手段は固定された吐出口の駆動データを計数する
ようにした。
ウント手段は固定された吐出口の駆動データを計数する
ようにした。
【0018】(3)上記(1)の記録装置において、カ
ウント手段は記録ヘッドの走査ごとに変更された吐出口
の駆動データを一部に計数するようにした。
ウント手段は記録ヘッドの走査ごとに変更された吐出口
の駆動データを一部に計数するようにした。
【0019】(4)上記(1)ないし(3)何れかの記
録装置において、カウント手段の計数結果に応じて各吐
出口の回復制御を行うようにした。
録装置において、カウント手段の計数結果に応じて各吐
出口の回復制御を行うようにした。
【0020】(5)上記(1)ないし(3)何れかの記
録装置において、カウント手段の計数結果に応じて各吐
出口の駆動制御を行うようにした。
録装置において、カウント手段の計数結果に応じて各吐
出口の駆動制御を行うようにした。
【0021】(6)上記(1)ないし(5)何れかの記
録装置において、カウント手段の計数結果に基づいてイ
ンクの残量を検出するようにした。
録装置において、カウント手段の計数結果に基づいてイ
ンクの残量を検出するようにした。
【0022】(7)上記(1)ないし(6)何れかの記
録装置において、記録ヘッドは、インクを吐出するため
の熱エネルギーを発生する熱エネルギー発生体を有する
ようにした。
録装置において、記録ヘッドは、インクを吐出するため
の熱エネルギーを発生する熱エネルギー発生体を有する
ようにした。
【0023】
【発明の実施の形態】まず、図1〜図4を参照してイン
クジェット記録装置でのマルチスキャン方式による印字
の手順を詳細に説明する。
クジェット記録装置でのマルチスキャン方式による印字
の手順を詳細に説明する。
【0024】図1は一般的なインクジェット記録装置の
要部概略構成を示す斜視図である。同図の構成におい
て、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、
K(ブラック)の各インクを吐出するそれぞれの記録ヘ
ッド1Y、1M、1C、1Kには1/300inchの
間隔で記録紙2の搬送方向(以下副走査方向という)A
に2列に配列された例えば16個の吐出口が設けられて
おり、各吐出口に対応してこれに連通するインク路には
吐出のために利用される熱エネルギーを発生するための
ヒータが備えられている。
要部概略構成を示す斜視図である。同図の構成におい
て、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、
K(ブラック)の各インクを吐出するそれぞれの記録ヘ
ッド1Y、1M、1C、1Kには1/300inchの
間隔で記録紙2の搬送方向(以下副走査方向という)A
に2列に配列された例えば16個の吐出口が設けられて
おり、各吐出口に対応してこれに連通するインク路には
吐出のために利用される熱エネルギーを発生するための
ヒータが備えられている。
【0025】上記のヒータは、駆動データに応じて印加
される電気パルスにより熱を発し、これによりインク中
に膜沸騰を生じさせるもので、この膜沸騰による気泡の
生成に伴って上記吐出口からインク滴が吐出される。な
お、ヒータの駆動周波数、すなわち吐出周波数は例えば
10KHzである。
される電気パルスにより熱を発し、これによりインク中
に膜沸騰を生じさせるもので、この膜沸騰による気泡の
生成に伴って上記吐出口からインク滴が吐出される。な
お、ヒータの駆動周波数、すなわち吐出周波数は例えば
10KHzである。
【0026】上記の各ヘッド1Y,1M,1C,1Kか
らなる記録ヘッドユニット1を搭載したキャリッジ4
は、本体内を摺動可能に係合する2本のガイド軸5A,
5Bに案内されながら図のCR方向及びPT方向に移動
する。なお、このキャリッジ4の移動は、例えばキャリ
ッジ4の一部にプーリによって張設されたワイヤ8が取
付けられ、このワイヤ8がプーリを介したキャリッジモ
ータ102の回転によって移動することにより行われ
る。また、記録ヘッド1Y,1M,1C,1Kに供給さ
れるインクは、キャリッジ4内のそれぞれのインクカー
トリッジ(図示せず)に貯留される。そして、このイン
クは不図示のインク供給路を介して各記録ヘッド1Y,
1M,1C,1Kに供給される。
らなる記録ヘッドユニット1を搭載したキャリッジ4
は、本体内を摺動可能に係合する2本のガイド軸5A,
5Bに案内されながら図のCR方向及びPT方向に移動
する。なお、このキャリッジ4の移動は、例えばキャリ
ッジ4の一部にプーリによって張設されたワイヤ8が取
付けられ、このワイヤ8がプーリを介したキャリッジモ
ータ102の回転によって移動することにより行われ
る。また、記録ヘッド1Y,1M,1C,1Kに供給さ
れるインクは、キャリッジ4内のそれぞれのインクカー
トリッジ(図示せず)に貯留される。そして、このイン
クは不図示のインク供給路を介して各記録ヘッド1Y,
1M,1C,1Kに供給される。
【0027】フレキシブルケーブル7C,7M,7Y,
7Kは、記録ヘッド1Y,1M,1C,1Kにそれぞれ
対応して接続されており、これによりその一部に設けら
れた駆動回路(ヘッドドライバ)へ本装置の制御ボード
15からの記録データに基づいた駆動信号や制御信号を
送信することができる。
7Kは、記録ヘッド1Y,1M,1C,1Kにそれぞれ
対応して接続されており、これによりその一部に設けら
れた駆動回路(ヘッドドライバ)へ本装置の制御ボード
15からの記録データに基づいた駆動信号や制御信号を
送信することができる。
【0028】紙送りローラ3A,3Bは、その長手方向
がガイド軸5A,5Bと並行に延在しており、紙送りモ
ータ104の駆動に応じて回転して、被記録媒体である
記録紙2を搬送する。この紙送りローラ3A,3Bの下
方には、同様の紙送りローラ6A,6bが設けられ、上
記記録紙2の搬送に伴って回転し、紙送りローラ3A,
3Bとの間で記録紙2の記録面を平坦に規制する。
がガイド軸5A,5Bと並行に延在しており、紙送りモ
ータ104の駆動に応じて回転して、被記録媒体である
記録紙2を搬送する。この紙送りローラ3A,3Bの下
方には、同様の紙送りローラ6A,6bが設けられ、上
記記録紙2の搬送に伴って回転し、紙送りローラ3A,
3Bとの間で記録紙2の記録面を平坦に規制する。
【0029】そして、以上の構成において、記録ヘッド
1Y,1M,1C,1Kはキャリッジ4の移動に伴い、
記録紙2の記録面、すなわち上述の吐出口に対向する部
分にそれぞれインクを吐出して記録を行う。
1Y,1M,1C,1Kはキャリッジ4の移動に伴い、
記録紙2の記録面、すなわち上述の吐出口に対向する部
分にそれぞれインクを吐出して記録を行う。
【0030】図2は図1のインクジェット記録装置にお
ける一つの記録ヘッドを吐出方向から見た模試図であ
り、矢印Bの主走査方向に記録ヘッドが走査されて印字
が行われる。なお、矢印Bの方向の走査を往路走査、矢
印Bの方向とは逆の走査を復路走査とし、本実施例では
往路走査時に記録が行われるものとする。
ける一つの記録ヘッドを吐出方向から見た模試図であ
り、矢印Bの主走査方向に記録ヘッドが走査されて印字
が行われる。なお、矢印Bの方向の走査を往路走査、矢
印Bの方向とは逆の走査を復路走査とし、本実施例では
往路走査時に記録が行われるものとする。
【0031】図2中、201〜216は記録ヘッドの各
吐出口であり、各吐出口の奇数の列と偶数の列の2列で
記録ヘッドは構成されており、各列の間は概略8/30
0inchの距離がある。また、各列のそれぞれの吐出
口の間隔は1/300inchであり、両列の各吐出口
はそれぞれ千鳥状に配列されている。すなわち、記録ヘ
ッドの走査方向と直角方向には1/600inchの分
解能を有していることとなる。
吐出口であり、各吐出口の奇数の列と偶数の列の2列で
記録ヘッドは構成されており、各列の間は概略8/30
0inchの距離がある。また、各列のそれぞれの吐出
口の間隔は1/300inchであり、両列の各吐出口
はそれぞれ千鳥状に配列されている。すなわち、記録ヘ
ッドの走査方向と直角方向には1/600inchの分
解能を有していることとなる。
【0032】図3は図1のインクジェット記録装置の制
御系の構成を示すブロック図である。
御系の構成を示すブロック図である。
【0033】メインコントローラ100はCPU等から
なり、ホストコンピュータ200から送られてくるキャ
ラクタコードや画像データなどを一旦メモリ100Mに
格納する。また、メインコントローラ100は、メモリ
100Mに格納されているキャラクタコードや画像デー
タなどを各色の記録ヘッドの各走査に対応して駆動デー
タRAM110Mにドライバコントローラ110を介し
て格納する。
なり、ホストコンピュータ200から送られてくるキャ
ラクタコードや画像データなどを一旦メモリ100Mに
格納する。また、メインコントローラ100は、メモリ
100Mに格納されているキャラクタコードや画像デー
タなどを各色の記録ヘッドの各走査に対応して駆動デー
タRAM110Mにドライバコントローラ110を介し
て格納する。
【0034】ドライバコントローラ110は、メインコ
ントローラ100からの制御信号に応じて、駆動データ
RAM110Mに格納されている駆動データを読み出
し、これをヘッドドライバ114に供給するとともに、
その駆動タイミングを制御する。
ントローラ100からの制御信号に応じて、駆動データ
RAM110Mに格納されている駆動データを読み出
し、これをヘッドドライバ114に供給するとともに、
その駆動タイミングを制御する。
【0035】以上の構成において、メインコントローラ
100は、記録ヘッドによるインク吐出、キャリッジモ
ータ102の回転及び紙送りモータ104の回転をそれ
ぞれドライバコントローラ110、モータドライバ10
4D及びモータドライバ102Dを介して制御する。こ
れにより、記録紙2上に画像データに応じた文字、画像
等が記録される。
100は、記録ヘッドによるインク吐出、キャリッジモ
ータ102の回転及び紙送りモータ104の回転をそれ
ぞれドライバコントローラ110、モータドライバ10
4D及びモータドライバ102Dを介して制御する。こ
れにより、記録紙2上に画像データに応じた文字、画像
等が記録される。
【0036】図4は上記の記録ヘッドを用いてシーケン
シャル・マルチスキャン方式により4回の走査で印字を
行う場合の印字動作を模式的に示す図であり、以下この
図を基に説明する。
シャル・マルチスキャン方式により4回の走査で印字を
行う場合の印字動作を模式的に示す図であり、以下この
図を基に説明する。
【0037】4回走査の場合、同一画素上を記録ヘッド
の4個の異なる吐出口が通過する。本例では、ノズル#
1(吐出口201)、ノズル#5(吐出口205)、ノ
ズル#9(吐出口209)及びノズル#13(吐出口2
13)と、ノズル#2(吐出口202)、ノズル#6
(吐出口206)、ノズル#10(吐出口210)及び
ノズル#14(吐出口214)と、ノズル#3(吐出口
203)、ノズル#7(吐出口207)、ノズル#11
(吐出口211)及びノズル#15(吐出口214)
と、ノズル#4(吐出口204)、ノズル#8(吐出口
208)、ノズル#12(吐出口212)及びノズル#
16(吐出口216)とが、それぞれ同一画素上を通過
するように、記録紙の送りも4ノズル分に相当する距離
ずつ行われる。
の4個の異なる吐出口が通過する。本例では、ノズル#
1(吐出口201)、ノズル#5(吐出口205)、ノ
ズル#9(吐出口209)及びノズル#13(吐出口2
13)と、ノズル#2(吐出口202)、ノズル#6
(吐出口206)、ノズル#10(吐出口210)及び
ノズル#14(吐出口214)と、ノズル#3(吐出口
203)、ノズル#7(吐出口207)、ノズル#11
(吐出口211)及びノズル#15(吐出口214)
と、ノズル#4(吐出口204)、ノズル#8(吐出口
208)、ノズル#12(吐出口212)及びノズル#
16(吐出口216)とが、それぞれ同一画素上を通過
するように、記録紙の送りも4ノズル分に相当する距離
ずつ行われる。
【0038】ここで、ホストコンピュータ200から送
られた画素データの一部が図4の(a)の如くであった
とする。メインコントローラ100はその画像データを
一旦メモリ100Mに格納した後、各色の記録ヘッドの
各走査に対応して駆動データRAM110Mにドライバ
コントローラ110を介して格納する。以下、その際の
処理について説明する。
られた画素データの一部が図4の(a)の如くであった
とする。メインコントローラ100はその画像データを
一旦メモリ100Mに格納した後、各色の記録ヘッドの
各走査に対応して駆動データRAM110Mにドライバ
コントローラ110を介して格納する。以下、その際の
処理について説明する。
【0039】メインコントローラ100は、メモリ10
0M上のデータを記録ヘッドの走査方向ついて調べ、駆
動データに対して「1」から「4」(n回走査であれば
「1」から「n」)の数字を順に割り当てていく。この
割り当てられた数字は走査の回数に対応しており、
「1」が割り当てられれば第1回目の走査で記録が行わ
れる。この数字をドライバコントローラ110が参照す
る走査番号として、駆動データRAM110M上に格納
しておく。
0M上のデータを記録ヘッドの走査方向ついて調べ、駆
動データに対して「1」から「4」(n回走査であれば
「1」から「n」)の数字を順に割り当てていく。この
割り当てられた数字は走査の回数に対応しており、
「1」が割り当てられれば第1回目の走査で記録が行わ
れる。この数字をドライバコントローラ110が参照す
る走査番号として、駆動データRAM110M上に格納
しておく。
【0040】ドライバコントローラ110は、駆動デー
タRAM110Mに格納されている駆動データを、吐出
口番号及び走査番号を参照して読み出し、これをヘッド
ドライバ114に供給してインク吐出を行わせる。
タRAM110Mに格納されている駆動データを、吐出
口番号及び走査番号を参照して読み出し、これをヘッド
ドライバ114に供給してインク吐出を行わせる。
【0041】図4の(b)は、(a)の画像データの記
録を上述の手順によって行った場合の記録結果の変化を
示したものである。
録を上述の手順によって行った場合の記録結果の変化を
示したものである。
【0042】なお、本例では、ノズル#13から#16
は常に走査第1回目の駆動データの記録を行い、同様に
ノズル#9から#12は常に走査第2回目の駆動デー
タ、ノズル#5から#8は常に走査第3回目の駆動デー
タ、ノズル#5から#8は常に走査第3回目の駆動デー
タ、ノズル#1から#は常に走査第4回目の駆動データ
の記録をそれぞれ行うことになる。
は常に走査第1回目の駆動データの記録を行い、同様に
ノズル#9から#12は常に走査第2回目の駆動デー
タ、ノズル#5から#8は常に走査第3回目の駆動デー
タ、ノズル#5から#8は常に走査第3回目の駆動デー
タ、ノズル#1から#は常に走査第4回目の駆動データ
の記録をそれぞれ行うことになる。
【0043】(第1の実施例)図5は本発明の第1の実
施例の構成を示すブロック図であり、図2に示す記録ヘ
ッドの各吐出口の駆動データの転送部及び加熱部の構成
と、図3に示すメインコントローラ100及びドライバ
コントローラ110が有する1色分の構成を示す図(各
色の記録ヘッドによって相違はない)であり、これによ
り各記録ヘッドの各吐出口に対する吐出の数をカウント
することができるようになっている。
施例の構成を示すブロック図であり、図2に示す記録ヘ
ッドの各吐出口の駆動データの転送部及び加熱部の構成
と、図3に示すメインコントローラ100及びドライバ
コントローラ110が有する1色分の構成を示す図(各
色の記録ヘッドによって相違はない)であり、これによ
り各記録ヘッドの各吐出口に対する吐出の数をカウント
することができるようになっている。
【0044】図5において、H1〜H16は図2の各吐
出口に対応して設けられた前述の熱エネルギーを発生す
るためのヒータ、tr1〜tr16は各ヒータH1〜H
16を駆動するためのトランジスタで、各ヒータH1〜
H16に対応して設けられている。
出口に対応して設けられた前述の熱エネルギーを発生す
るためのヒータ、tr1〜tr16は各ヒータH1〜H
16を駆動するためのトランジスタで、各ヒータH1〜
H16に対応して設けられている。
【0045】501,502は共にデータ操作手段であ
る8bitのラッチ(Latch)で、各ヒータH1〜
H16の駆動データをLT1とLT2の信号でラッチす
る。503,504は共にシリアル転送手段である8b
itのシフトレジスタ(Shitr Resiste
r)で、それぞれSCK1とSCK2の転送クロック信
号に同期して、それぞれSD1とSD2の信号線を通し
て各ヒータH1〜H16の駆動データを転送するための
ものである。
る8bitのラッチ(Latch)で、各ヒータH1〜
H16の駆動データをLT1とLT2の信号でラッチす
る。503,504は共にシリアル転送手段である8b
itのシフトレジスタ(Shitr Resiste
r)で、それぞれSCK1とSCK2の転送クロック信
号に同期して、それぞれSD1とSD2の信号線を通し
て各ヒータH1〜H16の駆動データを転送するための
ものである。
【0046】505,506は駆動データ数をカウント
するカウント手段であるカウンタ(Counter)、
507,508は転送クロックをカウントする3bit
のカウンタで、カウンタ507の出力側はデコーダ(D
ecoder)509,510に、カウンタ508の出
力側はデコーダ511,514にそれぞれ接続されてい
る。
するカウント手段であるカウンタ(Counter)、
507,508は転送クロックをカウントする3bit
のカウンタで、カウンタ507の出力側はデコーダ(D
ecoder)509,510に、カウンタ508の出
力側はデコーダ511,514にそれぞれ接続されてい
る。
【0047】また、上記デコーダ509,511の出力
側はJKフリップフロップ513,514のJ入力端子
に、デコーダ510,512の出力側はJKフリップフ
ロップ513,514のK入力端子にそれぞれ接続され
ている。このJKフリップフロップ513,514は、
駆動データ数をカウントするカウンタ505,506を
制御するためものものであり、JKフリップフロップ5
13,514の出力が「H」のときのみカウントが行わ
れる。
側はJKフリップフロップ513,514のJ入力端子
に、デコーダ510,512の出力側はJKフリップフ
ロップ513,514のK入力端子にそれぞれ接続され
ている。このJKフリップフロップ513,514は、
駆動データ数をカウントするカウンタ505,506を
制御するためものものであり、JKフリップフロップ5
13,514の出力が「H」のときのみカウントが行わ
れる。
【0048】上記構成において、クロック信号SCK1
及びSCK2に同期して、それぞれの信号線SD1及び
SD2より各ヒータH1〜H16に対応するデータが転
送される。このとき、奇数番号のヒータH15からヒー
タH1までと、偶数番号のヒータH16からH2までの
データが転送される。すなわち、クロック信号SCK1
とSCK2はそれぞれ8ずつ送られてくる。
及びSCK2に同期して、それぞれの信号線SD1及び
SD2より各ヒータH1〜H16に対応するデータが転
送される。このとき、奇数番号のヒータH15からヒー
タH1までと、偶数番号のヒータH16からH2までの
データが転送される。すなわち、クロック信号SCK1
とSCK2はそれぞれ8ずつ送られてくる。
【0049】次に、上記の8個のデータが転送されて、
クロック信号SCK1及びSCK2が止まると、信号L
T1及びLT1が出力されて、それまで転送されていた
データがそれぞれ8bitのラッチ501,502にラ
ッチされる。すなわち、各ヒータH1〜H16に対応し
たデータが8bitのラッチ501及び502に保持さ
れることになる。
クロック信号SCK1及びSCK2が止まると、信号L
T1及びLT1が出力されて、それまで転送されていた
データがそれぞれ8bitのラッチ501,502にラ
ッチされる。すなわち、各ヒータH1〜H16に対応し
たデータが8bitのラッチ501及び502に保持さ
れることになる。
【0050】次に、信号ENB1及びENB2が出力さ
れると、8bitのラッチ501,502に保持されて
いるデータに対応した信号が各トランジスタtr1〜t
r16に供給され、そのデータに基づいて各ヒータH1
〜H16が加熱され、各吐出口からインクが吐出され
る。また、各信号ENB1及びENB2が供給されてイ
ンク吐出が行われるのと同時に、次のインク吐出に係る
データがそれぞれクロック信号SCK1及びSCK2に
同期して8bitのシフトレジスタ503,504に転
送される。
れると、8bitのラッチ501,502に保持されて
いるデータに対応した信号が各トランジスタtr1〜t
r16に供給され、そのデータに基づいて各ヒータH1
〜H16が加熱され、各吐出口からインクが吐出され
る。また、各信号ENB1及びENB2が供給されてイ
ンク吐出が行われるのと同時に、次のインク吐出に係る
データがそれぞれクロック信号SCK1及びSCK2に
同期して8bitのシフトレジスタ503,504に転
送される。
【0051】以降、同様にインク吐出のシーケンスを繰
り返し、記録紙に画像が形成されていく。なお、信号E
NB1及びENB2は1本の信号線からの信号であるた
め、ヒータH1〜H15とヒータH2〜H16は同時に
加熱されることになるが、信号線を複数にすることで、
各ヒータH1〜H16による吐出タイミングをずらすこ
とも可能である。
り返し、記録紙に画像が形成されていく。なお、信号E
NB1及びENB2は1本の信号線からの信号であるた
め、ヒータH1〜H15とヒータH2〜H16は同時に
加熱されることになるが、信号線を複数にすることで、
各ヒータH1〜H16による吐出タイミングをずらすこ
とも可能である。
【0052】また、デコーダ509,511の出力は、
カウンタ507,508の出力が「7」の時に「H」
(高レベル)となり、デコーダ510,512の出力は
入力つまりカウンタ507,508の出力が「8」の時
に「H」となる。したがって、カウンタ507,508
は、ノズル#13から#16の駆動データについてのみ
カウントを行う。すなわち、駆動データ数をカウントす
るカウンタ507,508は、走査第1回目のデータの
みをカウントすることになる。
カウンタ507,508の出力が「7」の時に「H」
(高レベル)となり、デコーダ510,512の出力は
入力つまりカウンタ507,508の出力が「8」の時
に「H」となる。したがって、カウンタ507,508
は、ノズル#13から#16の駆動データについてのみ
カウントを行う。すなわち、駆動データ数をカウントす
るカウンタ507,508は、走査第1回目のデータの
みをカウントすることになる。
【0053】上記の説明より明らかなように、本実施例
においては全吐出口のデータの1/4しかカウントしな
いが、シーケンシャル・マルチスキャン方式により各吐
出口の使用頻度は均一化されているので、カウント値を
4倍することで容易かつ高い精度で全吐出口のデータを
推定することが可能となる。したがって、カウンタ50
7,508の最大カウント数も全吐出口のデータ数の1
/8となる。
においては全吐出口のデータの1/4しかカウントしな
いが、シーケンシャル・マルチスキャン方式により各吐
出口の使用頻度は均一化されているので、カウント値を
4倍することで容易かつ高い精度で全吐出口のデータを
推定することが可能となる。したがって、カウンタ50
7,508の最大カウント数も全吐出口のデータ数の1
/8となる。
【0054】また本実施例では、精度の面で問題ない上
にカウンタ507,508の全ビット数が1/8である
ため、高速性の面で優れ、ハードウエアの負担も小さく
なる。
にカウンタ507,508の全ビット数が1/8である
ため、高速性の面で優れ、ハードウエアの負担も小さく
なる。
【0055】(第2の実施例)図6は本発明の第2の実
施例の構成を示すブロック図であり、第1の実施例と同
様、図2に示す記録ヘッドの各吐出口の駆動データの転
送部及び加熱部の構成と、図3に示すメインコントロー
ラ100及びドライバコントローラ110が有する構成
を示している。
施例の構成を示すブロック図であり、第1の実施例と同
様、図2に示す記録ヘッドの各吐出口の駆動データの転
送部及び加熱部の構成と、図3に示すメインコントロー
ラ100及びドライバコントローラ110が有する構成
を示している。
【0056】図6において、図5と同等の機能の部分に
は同一の番号を付してある。本実施例においては、転送
クロック信号をカウントする3bitのカウンタ507
の出力側が比較器(Comparator)601,6
02の一方の入力端子に、カウンタ508の出力側が比
較器603,604の一方の入力端子にそれぞれ接続さ
れている。また、比較器601〜604のもう一方の入
力端子は、メインコントローラ100により書き換え可
能なレジスタ(Register)605〜608の出
力側と接続されている。
は同一の番号を付してある。本実施例においては、転送
クロック信号をカウントする3bitのカウンタ507
の出力側が比較器(Comparator)601,6
02の一方の入力端子に、カウンタ508の出力側が比
較器603,604の一方の入力端子にそれぞれ接続さ
れている。また、比較器601〜604のもう一方の入
力端子は、メインコントローラ100により書き換え可
能なレジスタ(Register)605〜608の出
力側と接続されている。
【0057】さらに、比較器601,603の出力側は
JKフリップフロップ513,514のJ入力端子に、
比較器602,604の出力側はJKフリップフロップ
513,514のK入力端子にそれぞれ接続されてい
る。また、JKフリップフロップ513,514は、第
1の実施例と同様、駆動データ数をカウントするカウン
タ505,506を制御するためのものであり、このJ
Kフリップフロップ513,514の出力が「H」のと
きのみカウントが行われる。
JKフリップフロップ513,514のJ入力端子に、
比較器602,604の出力側はJKフリップフロップ
513,514のK入力端子にそれぞれ接続されてい
る。また、JKフリップフロップ513,514は、第
1の実施例と同様、駆動データ数をカウントするカウン
タ505,506を制御するためのものであり、このJ
Kフリップフロップ513,514の出力が「H」のと
きのみカウントが行われる。
【0058】本実施例では、偶数番号と奇数番号で異な
る走査回数の駆動データ数をカウントできるだけでな
く、カウントする走査回数を自在に変えることが可能と
なる。したがって、吐出口の使用頻度の均一化の点でシ
ーケンシャル・マルチスキャン方式に劣るマルチスキャ
ン方式においても、例えば走査4回ごとにカウントする
走査回数をランダムに変えることで、高いカウント精度
を確保すことが可能となる。
る走査回数の駆動データ数をカウントできるだけでな
く、カウントする走査回数を自在に変えることが可能と
なる。したがって、吐出口の使用頻度の均一化の点でシ
ーケンシャル・マルチスキャン方式に劣るマルチスキャ
ン方式においても、例えば走査4回ごとにカウントする
走査回数をランダムに変えることで、高いカウント精度
を確保すことが可能となる。
【0059】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも前記熱エネルギーを利用する方式の記録ヘッド、
記録装置おいて、優れた効果をもたらすものである。
中でも前記熱エネルギーを利用する方式の記録ヘッド、
記録装置おいて、優れた効果をもたらすものである。
【0060】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生
させしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、結果
的にこの駆動信号に一対一対応し液体(インク)内の気
泡を形成できるので有効である。
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生
させしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、結果
的にこの駆動信号に一対一対応し液体(インク)内の気
泡を形成できるので有効である。
【0061】この気泡の成長,収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも一つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に
優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4
463359号明細書,同第4345262号明細書に
記載されているようなものが適している。尚、上記熱作
用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第43131
24号明細書に記載されている条件を採用すると、更に
優れた記録を行うことができる。
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも一つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に
優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4
463359号明細書,同第4345262号明細書に
記載されているようなものが適している。尚、上記熱作
用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第43131
24号明細書に記載されている条件を採用すると、更に
優れた記録を行うことができる。
【0062】記録ヘッドの構成としては、前記の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書,米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59年第138461号公報に基いた構
成としても本発明の効果は有効である。
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書,米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59年第138461号公報に基いた構
成としても本発明の効果は有効である。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
実現可能な簡易なハードウエア構成で、高速にかつ精度
良く記録ヘッドの吐出駆動数を計数することができると
いう効果があり、したがって記録ヘッドの温度制御、回
復動作制御、あるいはインク残量検知等で適切な制御を
行なうことができる。
実現可能な簡易なハードウエア構成で、高速にかつ精度
良く記録ヘッドの吐出駆動数を計数することができると
いう効果があり、したがって記録ヘッドの温度制御、回
復動作制御、あるいはインク残量検知等で適切な制御を
行なうことができる。
【図1】 インクジェット記録装置の概略構成を示す斜
視図
視図
【図2】 図1のインクジェット記録装置の記録ヘッド
を示す模試図
を示す模試図
【図3】 図1のインクジェット記録装置の制御系の構
成を示すブロック図
成を示すブロック図
【図4】 シーケンシャル・マルチスキャン方式の印字
動作を示す説明図
動作を示す説明図
【図5】 本発明の第1の実施例の構成を示すブロック
図
図
【図6】 本発明の第2の実施例の構成を示すブロック
図
図
1 記録ヘッドユニット 1K ブラックインク記録ヘッド 1C シアンインク記録ヘッド 1M マゼンタインク記録ヘッド 1Y イエローインク記録ヘッド 2 記録紙 4 キャリッジ 100 メインコントローラ 100M フレームメモリ 102 キャリッジモータ 102D モータドライバ 104 紙送りモータ 104D モータドライバ 110 ドライバコントローラ 110M 駆動データRAM 114 ヘッドドライバ 200 ホストコンピュータ 501 ラッチ(データ操作手段) 502 ラッチ(データ操作手段) 503 シフトレジスタ(シリアル転送手段) 504 シフトレジスタ(シリアル転送手段) 505 カウンタ(カウント手段) 506 カウンタ(カウント手段) 507 カウンタ 508 カウンタ 509 デコーダ 510 デコーダ 511 デコーダ 512 デコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笠松 健彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 インクを吐出する複数の吐出口を有した
記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置
であって、前記記録ヘッドの走査方向に対して一列に並
んでいる画素群が前記複数の吐出口に対応して形成され
るように記録ヘッドの駆動データを操作するデータ操作
手段と、その駆動データを所定の転送クロックに同期し
て同一の信号線を通して記録ヘッド側に転送するシリア
ル転送手段と、前記駆動データの中で特定の吐出口に割
り当てられたデータを計数するカウント手段を備えたこ
とを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項2】 カウント手段は固定された吐出口の駆動
データを計数することを特徴とする請求項1記載のイン
クジェット記録装置。 - 【請求項3】 カウント手段は記録ヘッドの走査ごとに
変更された吐出口の駆動データを一部に計数することを
特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項4】 カウント手段の計数結果に応じて各吐出
口の回復制御を行うことを特徴とする請求項1ないし3
何れか記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項5】 カウント手段の計数結果に応じて各吐出
口の駆動制御を行うことを特徴とする請求項1ないし3
何れか記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項6】 カウント手段の計数結果に基づいてイン
クの残量を検出することを特徴とする請求項1ないし5
何れか記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項7】 前記記録ヘッドは、インクを吐出するた
めの熱エネルギーを発生する熱エネルギー発生体を有す
ることを特徴とする請求項1ないし6何れか記載のイン
クジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4383497A JPH10235850A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4383497A JPH10235850A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | インクジェット記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10235850A true JPH10235850A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=12674788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4383497A Withdrawn JPH10235850A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10235850A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001025017A1 (fr) * | 1999-10-04 | 2001-04-12 | Seiko Epson Corporation | Enregistreur a jet d'encre, dispositif semi-conducteur et dispositif tete d'enregistrement |
WO2001025016A1 (fr) * | 1999-10-04 | 2001-04-12 | Seiko Epson Corporation | Enregistreur, dispositif semi-conducteur et dispositif tete d'enregistrement |
-
1997
- 1997-02-27 JP JP4383497A patent/JPH10235850A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001025017A1 (fr) * | 1999-10-04 | 2001-04-12 | Seiko Epson Corporation | Enregistreur a jet d'encre, dispositif semi-conducteur et dispositif tete d'enregistrement |
WO2001025016A1 (fr) * | 1999-10-04 | 2001-04-12 | Seiko Epson Corporation | Enregistreur, dispositif semi-conducteur et dispositif tete d'enregistrement |
US6494559B1 (en) | 1999-10-04 | 2002-12-17 | Seiko Epson Corporation | Ink-jet recorder, semiconductor device, and recording head device |
US6862652B1 (en) | 1999-10-04 | 2005-03-01 | Seiko Epson Corporation | Recording apparatus, semiconductor device, and recording head device |
EP1658976A1 (en) * | 1999-10-04 | 2006-05-24 | Seiko Epson Corporation | Ink jet recording apparatus, semiconductor device, and recording head apparatus |
US7093927B2 (en) | 1999-10-04 | 2006-08-22 | Seiko Epson Corporation | Ink jet recording apparatus semiconductor device and recording head apparatus |
US7396115B2 (en) | 1999-10-04 | 2008-07-08 | Seiko Epson Corporation | Ink jet apparatus, recording head apparatus, and semiconductor device with data relating to usage of recording head apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040511 |