JPH10234737A - 代謝情報測定用プローブ - Google Patents
代謝情報測定用プローブInfo
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- JPH10234737A JPH10234737A JP9044411A JP4441197A JPH10234737A JP H10234737 A JPH10234737 A JP H10234737A JP 9044411 A JP9044411 A JP 9044411A JP 4441197 A JP4441197 A JP 4441197A JP H10234737 A JPH10234737 A JP H10234737A
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- probe
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- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 拍動している心臓の心筋代謝情報測定を、操
作性良く確実に行うことができる代謝情報測定用プロー
ブを提供する。 【解決手段】 制御装置1に着脱自在であってユニバー
サルコード17と先端部18を有して構成されており、
上記制御装置1の照射手段2から発せられる近赤外光を
先端部18まで導く照射用ファイバ11と、この照射用
ファイバ11により照射されて心筋の内部を透過した散
乱光を上記先端部18から入射して制御装置1の受光手
段4まで導く受光用ファイバ15と、上記先端部18を
心筋に対して接触させる際に術者の指先に装着すること
により該先端部18を保持するためのベルト状をなす保
持手段19とを備えた代謝情報測定用プローブ10。
作性良く確実に行うことができる代謝情報測定用プロー
ブを提供する。 【解決手段】 制御装置1に着脱自在であってユニバー
サルコード17と先端部18を有して構成されており、
上記制御装置1の照射手段2から発せられる近赤外光を
先端部18まで導く照射用ファイバ11と、この照射用
ファイバ11により照射されて心筋の内部を透過した散
乱光を上記先端部18から入射して制御装置1の受光手
段4まで導く受光用ファイバ15と、上記先端部18を
心筋に対して接触させる際に術者の指先に装着すること
により該先端部18を保持するためのベルト状をなす保
持手段19とを備えた代謝情報測定用プローブ10。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、代謝情報測定用プ
ローブ、より詳しくは、近赤外光を照射して測定対象の
内部を透過した散乱光を検出する代謝情報測定用プロー
ブに関する。
ローブ、より詳しくは、近赤外光を照射して測定対象の
内部を透過した散乱光を検出する代謝情報測定用プロー
ブに関する。
【0002】
【従来の技術】近赤外光を照射して測定対象の内部を透
過した散乱光を検出する代謝情報測定用プローブは、従
来より種々のものが提案されていて、例えば心臓の心筋
の代謝測定を行う際に用いられている。
過した散乱光を検出する代謝情報測定用プローブは、従
来より種々のものが提案されていて、例えば心臓の心筋
の代謝測定を行う際に用いられている。
【0003】このような代謝情報測定用プローブの一例
として、例えば特開平7−380号公報には、可撓性の
挿入部と、この挿入部先端より前方に光を出射する出射
端面が該挿入部先端面に設けられた出射手段と、この出
射手段から出射された光による観察体の光学情報を受光
する受光端面が前記挿入部先端面に設けられた受光手段
とを備え、前記出射端面及び前記受光端面が互いに反対
方向に、外方に向けて傾斜している酸素代謝測定装置が
記載されている。
として、例えば特開平7−380号公報には、可撓性の
挿入部と、この挿入部先端より前方に光を出射する出射
端面が該挿入部先端面に設けられた出射手段と、この出
射手段から出射された光による観察体の光学情報を受光
する受光端面が前記挿入部先端面に設けられた受光手段
とを備え、前記出射端面及び前記受光端面が互いに反対
方向に、外方に向けて傾斜している酸素代謝測定装置が
記載されている。
【0004】また、例えば脳組織等の体内器官の機能を
診断する際に、体内器官内の酸素量が十分なものであっ
て適切に利用されているか否かは、基本的かつ重要なパ
ラメータとなる。
診断する際に、体内器官内の酸素量が十分なものであっ
て適切に利用されているか否かは、基本的かつ重要なパ
ラメータとなる。
【0005】このような体内器官の酸素量を早期にかつ
容易に診断するために、チトクロームやヘモグロビンな
どを吸光度測定することにより代謝情報を取得する手段
が従来より開発されていて、例えば米国特許42816
45号にその詳しい原理や構成などが説明されており、
また、この米国特許4281645号に記載された内容
を簡単に説明したものとしては特開昭63−27703
8号公報が一例として挙げられる。
容易に診断するために、チトクロームやヘモグロビンな
どを吸光度測定することにより代謝情報を取得する手段
が従来より開発されていて、例えば米国特許42816
45号にその詳しい原理や構成などが説明されており、
また、この米国特許4281645号に記載された内容
を簡単に説明したものとしては特開昭63−27703
8号公報が一例として挙げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平7−380号公報に記載されたような形状のプロー
ブにより心外膜側から代謝測定を行う場合には、プロー
ブを心筋に対してほぼ垂直状態にして接触させる必要が
あるが、拍動している心臓に対して一定時間、ほぼ垂直
状態に接触させていることは難しく、プローブが心筋か
ら離れてしまったり、あるいは、プローブが傾いてしま
ったりすることが少なくなかった。
開平7−380号公報に記載されたような形状のプロー
ブにより心外膜側から代謝測定を行う場合には、プロー
ブを心筋に対してほぼ垂直状態にして接触させる必要が
あるが、拍動している心臓に対して一定時間、ほぼ垂直
状態に接触させていることは難しく、プローブが心筋か
ら離れてしまったり、あるいは、プローブが傾いてしま
ったりすることが少なくなかった。
【0007】また、プローブ先端部の照射端面および受
光端面は、互いに略反対方向を向くように設けられてい
るために、心外膜側からプローブを心筋に接触させた場
合には蛍光灯などの外乱光が心筋により反射されて、そ
の反射光が受光端面から入射してノイズが大きくなって
しまうことがあった。
光端面は、互いに略反対方向を向くように設けられてい
るために、心外膜側からプローブを心筋に接触させた場
合には蛍光灯などの外乱光が心筋により反射されて、そ
の反射光が受光端面から入射してノイズが大きくなって
しまうことがあった。
【0008】このようにして、従来の代謝情報測定用プ
ローブを用いて、測定対象として拍動している心臓の心
筋の代謝測定を心外膜側から行う場合には、操作性が良
いとはいえず、代謝情報が得られなかったり、得られた
としても信頼性が低くなってしまうことがあった。
ローブを用いて、測定対象として拍動している心臓の心
筋の代謝測定を心外膜側から行う場合には、操作性が良
いとはいえず、代謝情報が得られなかったり、得られた
としても信頼性が低くなってしまうことがあった。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、変動する測定対象について、操作性良く確実に測
定を行うことができる代謝情報測定用プローブを提供す
ることを目的としている。
あり、変動する測定対象について、操作性良く確実に測
定を行うことができる代謝情報測定用プローブを提供す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明による代謝情報測定用プローブは、光
源から発せられる近赤外光を当該プローブの先端部に配
設された照射端面から照射して測定対象まで導く照射光
導光手段と、この照射光導光手段により照射されて上記
測定対象の内部を透過した散乱光を当該プローブの先端
部に配設された受光端面から入射して検出手段まで導く
散乱光導光手段と、上記照射光導光手段の照射端面およ
び上記散乱光導光手段の受光端面を上記測定対象に対し
て接触させる際に当該プローブの先端部を保持するため
の保持手段とを備えたものである。
めに、第1の発明による代謝情報測定用プローブは、光
源から発せられる近赤外光を当該プローブの先端部に配
設された照射端面から照射して測定対象まで導く照射光
導光手段と、この照射光導光手段により照射されて上記
測定対象の内部を透過した散乱光を当該プローブの先端
部に配設された受光端面から入射して検出手段まで導く
散乱光導光手段と、上記照射光導光手段の照射端面およ
び上記散乱光導光手段の受光端面を上記測定対象に対し
て接触させる際に当該プローブの先端部を保持するため
の保持手段とを備えたものである。
【0011】また、第2の発明による代謝情報測定用プ
ローブは、上記第1の発明による代謝情報測定用プロー
ブにおいて、上記保持手段がバンド状をなして構成され
ているものである。
ローブは、上記第1の発明による代謝情報測定用プロー
ブにおいて、上記保持手段がバンド状をなして構成され
ているものである。
【0012】さらに、第3の発明による代謝情報測定用
プローブは、上記第1または第2の発明による代謝情報
測定用プローブにおいて、上記保持手段が突起状をなし
て構成されているものである。
プローブは、上記第1または第2の発明による代謝情報
測定用プローブにおいて、上記保持手段が突起状をなし
て構成されているものである。
【0013】従って、第1の発明による代謝情報測定用
プローブは、照射光導光手段の照射端面および散乱光導
光手段の受光端面を測定対象に対して接触させる際に、
保持手段により当該プローブの先端部を保持し、照射光
導光手段が光源から発せられる近赤外光を当該プローブ
の先端部に配設された照射端面から照射して測定対象ま
で導き、散乱光導光手段がこの照射光導光手段により照
射されて上記測定対象の内部を透過した散乱光を当該プ
ローブの先端部に配設された受光端面から入射して検出
手段まで導く。
プローブは、照射光導光手段の照射端面および散乱光導
光手段の受光端面を測定対象に対して接触させる際に、
保持手段により当該プローブの先端部を保持し、照射光
導光手段が光源から発せられる近赤外光を当該プローブ
の先端部に配設された照射端面から照射して測定対象ま
で導き、散乱光導光手段がこの照射光導光手段により照
射されて上記測定対象の内部を透過した散乱光を当該プ
ローブの先端部に配設された受光端面から入射して検出
手段まで導く。
【0014】また、第2の発明による代謝情報測定用プ
ローブは、術者が指先にバンド状をなす保持手段を装着
して使用する。
ローブは、術者が指先にバンド状をなす保持手段を装着
して使用する。
【0015】さらに、第3の発明による代謝情報測定用
プローブは、術者が指により突起状をなす保持手段を摘
んで使用する。
プローブは、術者が指により突起状をなす保持手段を摘
んで使用する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1から図5は本発明の第1の実
施形態を示したものであり、図1は代謝情報測定装置の
全体的な構成を示すブロック図、図2はプローブの先端
部を示す縦断面図、図3はプローブの先端部を示す横断
面図、図4は術者の指先に保持手段を装着して先端部を
心筋に接触させた状態を示す斜視図およびその拡大斜視
図、図5は術者の指先に保持手段を装着して先端部を心
筋に接触させた状態を示す断面図である。
施の形態を説明する。図1から図5は本発明の第1の実
施形態を示したものであり、図1は代謝情報測定装置の
全体的な構成を示すブロック図、図2はプローブの先端
部を示す縦断面図、図3はプローブの先端部を示す横断
面図、図4は術者の指先に保持手段を装着して先端部を
心筋に接触させた状態を示す斜視図およびその拡大斜視
図、図5は術者の指先に保持手段を装着して先端部を心
筋に接触させた状態を示す断面図である。
【0017】この代謝情報測定装置は、図1に示すよう
に、制御装置1と、この制御装置1に着脱自在に接続さ
れている代謝情報測定用プローブ(以下、プローブとい
う)10とを有して構成されている。
に、制御装置1と、この制御装置1に着脱自在に接続さ
れている代謝情報測定用プローブ(以下、プローブとい
う)10とを有して構成されている。
【0018】上記制御装置1は、波長が異なる複数の図
示しない光源(例えば半導体レーザー、LEDなど)を
有する照射手段2と、測定対象たる心筋に照射される照
射光強度を測定して電気信号に変換する検出手段(例え
ばPMT、PDなど)を有する参照光受光手段3と、心
筋深部に至り透過してきた散乱光強度を測定して電気信
号に変換する検出手段(例えばPMT、PDなど)を有
する受光手段4と、上記照射手段2を制御するとともに
これに同期して上記参照光受光手段3と受光手段4によ
り変換された電気信号から心筋の代謝情報を演算処理す
る制御手段5とを有して構成されている。
示しない光源(例えば半導体レーザー、LEDなど)を
有する照射手段2と、測定対象たる心筋に照射される照
射光強度を測定して電気信号に変換する検出手段(例え
ばPMT、PDなど)を有する参照光受光手段3と、心
筋深部に至り透過してきた散乱光強度を測定して電気信
号に変換する検出手段(例えばPMT、PDなど)を有
する受光手段4と、上記照射手段2を制御するとともに
これに同期して上記参照光受光手段3と受光手段4によ
り変換された電気信号から心筋の代謝情報を演算処理す
る制御手段5とを有して構成されている。
【0019】上記プローブ10は、上記照射手段2から
の光を導通する照射光導光手段たる照射用ファイバ11
と、この照射用ファイバ11の一端部に取り付けられた
着脱自在の照射用コネクタ12と、上記参照光受光手段
3へ参照光を導通する参照用ファイバ13と、この参照
用ファイバ13の一端部に取り付けられた着脱自在の参
照用コネクタ14と、受光した散乱光を上記受光手段4
へ導通する散乱光導光手段たる受光用ファイバ15と、
この受光用ファイバ15の一端部に取り付けられた着脱
自在の受光用コネクタ16と、上記照射用ファイバ1
1,参照用ファイバ13,受光用ファイバ15を結束し
て覆っている伸張可能かつ細径なフレキシブルチューブ
により構成されたユニバーサルコード17と、このユニ
バーサルコード17の先端側に設けられた保持手段19
を有する先端部18とを有して構成されている。
の光を導通する照射光導光手段たる照射用ファイバ11
と、この照射用ファイバ11の一端部に取り付けられた
着脱自在の照射用コネクタ12と、上記参照光受光手段
3へ参照光を導通する参照用ファイバ13と、この参照
用ファイバ13の一端部に取り付けられた着脱自在の参
照用コネクタ14と、受光した散乱光を上記受光手段4
へ導通する散乱光導光手段たる受光用ファイバ15と、
この受光用ファイバ15の一端部に取り付けられた着脱
自在の受光用コネクタ16と、上記照射用ファイバ1
1,参照用ファイバ13,受光用ファイバ15を結束し
て覆っている伸張可能かつ細径なフレキシブルチューブ
により構成されたユニバーサルコード17と、このユニ
バーサルコード17の先端側に設けられた保持手段19
を有する先端部18とを有して構成されている。
【0020】次に、図2,図3を参照して上記先端部1
8について説明する。
8について説明する。
【0021】この先端部18は、上記照射用ファイバ1
1の出射端が光学的に接続されていてその光の出射方向
を直角方向に変換するプリズム等で構成されるとともに
上記参照用ファイバ13の入射端が接続されている照射
端面25と、上記受光用ファイバ15の入射端が光学的
に接続されていて同様に光の入射方向を直角方向に変換
するプリズム等で構成される受光端面26とを有して構
成されている。
1の出射端が光学的に接続されていてその光の出射方向
を直角方向に変換するプリズム等で構成されるとともに
上記参照用ファイバ13の入射端が接続されている照射
端面25と、上記受光用ファイバ15の入射端が光学的
に接続されていて同様に光の入射方向を直角方向に変換
するプリズム等で構成される受光端面26とを有して構
成されている。
【0022】さらにこの先端部18には、心筋接触面側
である照射端面25と受光端面26が設けられている側
とは反対側に、術者の指先に装着して使用するためのベ
ルト状(輪状)をなす保持手段19が設けられている。
この保持手段19のベルトの長さ(輪の円周の長さ)
は、指に装着可能な長さであって、かつ指先から外れな
い程度の長さであることが望ましい。
である照射端面25と受光端面26が設けられている側
とは反対側に、術者の指先に装着して使用するためのベ
ルト状(輪状)をなす保持手段19が設けられている。
この保持手段19のベルトの長さ(輪の円周の長さ)
は、指に装着可能な長さであって、かつ指先から外れな
い程度の長さであることが望ましい。
【0023】続いて、このような実施形態の作用を説明
する。
する。
【0024】制御装置1を操作することにより、制御手
段5の制御に基づいて照射手段2から4つの異なる波長
のパルス光が順次照射される。これらの波長は、酸素代
謝情報に関係するチトクローム、ヘモグロビン等に吸収
のある700〜950nmの4波長の近赤外光である。
段5の制御に基づいて照射手段2から4つの異なる波長
のパルス光が順次照射される。これらの波長は、酸素代
謝情報に関係するチトクローム、ヘモグロビン等に吸収
のある700〜950nmの4波長の近赤外光である。
【0025】これらの照射光は、照射用コネクタ12を
介して照射用ファイバ11に入射し、この照射用ファイ
バ11により導光されて、先端部18に到達する。そし
て、先端部18の照射端面25を介して、心筋に順次照
射される。
介して照射用ファイバ11に入射し、この照射用ファイ
バ11により導光されて、先端部18に到達する。そし
て、先端部18の照射端面25を介して、心筋に順次照
射される。
【0026】この心筋に照射された照射光の内の、心筋
表面もしくは心筋表面から浅い部分からの反射光は、上
記照射端面25および参照用ファイバ13を介して参照
光受光手段3により受光され、照射光強度として検出さ
れる。
表面もしくは心筋表面から浅い部分からの反射光は、上
記照射端面25および参照用ファイバ13を介して参照
光受光手段3により受光され、照射光強度として検出さ
れる。
【0027】一方、心筋に照射された照射光は、組織に
よる光散乱のために、心筋組織内を拡散しながら透過す
る。この散乱光の一部は、照射端面25から約5mm〜
約1cm程度離れた受光端面26を介して入射し、受光
用ファイバ15と受光用コネクタ16を介して受光手段
4により受光されて、散乱光強度として検出される。従
って、心筋組織の深部を透過した散乱光強度を捕らえる
ことができる。
よる光散乱のために、心筋組織内を拡散しながら透過す
る。この散乱光の一部は、照射端面25から約5mm〜
約1cm程度離れた受光端面26を介して入射し、受光
用ファイバ15と受光用コネクタ16を介して受光手段
4により受光されて、散乱光強度として検出される。従
って、心筋組織の深部を透過した散乱光強度を捕らえる
ことができる。
【0028】こうして、それぞれ異なる4つの波長の照
射光を順次検出して、それぞれの波長の照射光強度と散
乱光強度を制御手段5で相互に演算処理することによ
り、ヘモグロビン、チトクロームの酸素飽和度を求める
ことができる。この求められた結果は、制御装置1に設
けられている図示しない表示部に表示される。
射光を順次検出して、それぞれの波長の照射光強度と散
乱光強度を制御手段5で相互に演算処理することによ
り、ヘモグロビン、チトクロームの酸素飽和度を求める
ことができる。この求められた結果は、制御装置1に設
けられている図示しない表示部に表示される。
【0029】なお、上記従来の技術で述べたように、チ
トクロームやヘモグロビンなどの吸光度測定による代謝
情報取得の原理や手段などは、米国特許4281645
号に詳しい説明が、また特開昭63−277038号公
報に簡単な説明が記載されている。
トクロームやヘモグロビンなどの吸光度測定による代謝
情報取得の原理や手段などは、米国特許4281645
号に詳しい説明が、また特開昭63−277038号公
報に簡単な説明が記載されている。
【0030】すなわち、これらに記載の手段では、血液
中の酸素運搬媒体であるヘモグロビンと、酸素還元反応
を行う細胞中のチトクロームa,a3 とによる近赤外光
の吸収スペクトルに基づいて、測定対象の酸素量を測定
するようになっている。
中の酸素運搬媒体であるヘモグロビンと、酸素還元反応
を行う細胞中のチトクロームa,a3 とによる近赤外光
の吸収スペクトルに基づいて、測定対象の酸素量を測定
するようになっている。
【0031】より詳しくは、酸素と結合したヘモグロビ
ン(HbO2 )と酸素の取り除かれたヘモグロビン(H
b)とは、700〜1300nm程度の波長の近赤外光
による吸収スペクトルが異なり、同様に、酸化されたチ
トクロームa,a3 (CyO2 )と還元されたチトクロ
ームa,a3 (Cy)とは吸収スペクトルが異なる。こ
れを利用して、測定対象に例えば4種類の異なる波長
(一例として、775nm,800nm,825nm,
850mn)の近赤外光を時分割して照射し、該測定対
象を透過した光を検出して所定の演算処理を施すこと
で、上記4つの未知数、すなわち、酸素と結合したヘモ
グロビン(HbO2 )、酸素の取り除かれたヘモグロビ
ン(Hb)、酸化されたチトクロームa,a3 (CyO
2 )、還元されたチトクロームa,a3 (Cy)の各濃
度変化量を算出し、これらに基づいて測定対象の酸素量
の変化を測定するようになっている。
ン(HbO2 )と酸素の取り除かれたヘモグロビン(H
b)とは、700〜1300nm程度の波長の近赤外光
による吸収スペクトルが異なり、同様に、酸化されたチ
トクロームa,a3 (CyO2 )と還元されたチトクロ
ームa,a3 (Cy)とは吸収スペクトルが異なる。こ
れを利用して、測定対象に例えば4種類の異なる波長
(一例として、775nm,800nm,825nm,
850mn)の近赤外光を時分割して照射し、該測定対
象を透過した光を検出して所定の演算処理を施すこと
で、上記4つの未知数、すなわち、酸素と結合したヘモ
グロビン(HbO2 )、酸素の取り除かれたヘモグロビ
ン(Hb)、酸化されたチトクロームa,a3 (CyO
2 )、還元されたチトクロームa,a3 (Cy)の各濃
度変化量を算出し、これらに基づいて測定対象の酸素量
の変化を測定するようになっている。
【0032】次に、使用方法の一例として、心筋の代謝
情報測定を行う場合、つまり、心筋Viability(心筋生
死判別)評価法を行う場合について、図4,図5を参照
して説明する。
情報測定を行う場合、つまり、心筋Viability(心筋生
死判別)評価法を行う場合について、図4,図5を参照
して説明する。
【0033】例えばCABG(冠動脈バイパス術)など
の外科的治療を行う場合には、図4に示すように患者の
開胸を行って、心臓を直接処置することができるような
状態にする。
の外科的治療を行う場合には、図4に示すように患者の
開胸を行って、心臓を直接処置することができるような
状態にする。
【0034】そして術者の指先に上記保持手段19を装
着し、心筋Viability(心筋生死判別)評価を行う領域
の心筋表面に図4,図5に示すようにプローブ10の先
端部18を接触させて、照射手段2から上述したような
異なる4波長の近赤外光を順次照射する。このときに、
制御装置1の上記図示しない表示部において、チトクロ
ームやヘモグロビンなどの代謝に関するデータが安定し
て得られていることを確認する。
着し、心筋Viability(心筋生死判別)評価を行う領域
の心筋表面に図4,図5に示すようにプローブ10の先
端部18を接触させて、照射手段2から上述したような
異なる4波長の近赤外光を順次照射する。このときに、
制御装置1の上記図示しない表示部において、チトクロ
ームやヘモグロビンなどの代謝に関するデータが安定し
て得られていることを確認する。
【0035】その後、図示しないペースメーカーなどに
より現状の心拍数よりも速い心拍数にペーシングを行
い、心臓に負荷を、つまり代謝変化を与える。こうして
一定期間だけ代謝変化を与えた後に、ペーシングを終了
させる。
より現状の心拍数よりも速い心拍数にペーシングを行
い、心臓に負荷を、つまり代謝変化を与える。こうして
一定期間だけ代謝変化を与えた後に、ペーシングを終了
させる。
【0036】上述した一連の手順において、代謝変化を
伴うチトクロームやヘモグロビンなどのパラメータの相
対的変化を上記表示部により観察する。
伴うチトクロームやヘモグロビンなどのパラメータの相
対的変化を上記表示部により観察する。
【0037】チトクロームが代謝変化に伴って変化した
場合にはViability有り(心筋生存)と判断され、一
方、チトクロームが代謝変化にも関わらず変化しない場
合にはViability無し(心筋壊死)と判断される。
場合にはViability有り(心筋生存)と判断され、一
方、チトクロームが代謝変化にも関わらず変化しない場
合にはViability無し(心筋壊死)と判断される。
【0038】以上の手順を心筋の位置を変えながら順次
行って、心筋の生存範囲あるいは壊死範囲を確定し、こ
れらの情報に基づいて必要な治療を行う。
行って、心筋の生存範囲あるいは壊死範囲を確定し、こ
れらの情報に基づいて必要な治療を行う。
【0039】なお、上述では照射端面25と受光端面2
6をプリズムにより構成して心筋への光の照射および心
筋からの散乱光の受光を行うように構成したが、これに
限るものではなく、例えば照射用ファイバ11、参照用
ファイバ13および受光用ファイバ15を先端部18の
内部でそれぞれ曲折することにより、これらのファイバ
の端面から、照射光を心筋に直接照射するとともに、参
照光および散乱光を直接受光するように構成しても良
い。
6をプリズムにより構成して心筋への光の照射および心
筋からの散乱光の受光を行うように構成したが、これに
限るものではなく、例えば照射用ファイバ11、参照用
ファイバ13および受光用ファイバ15を先端部18の
内部でそれぞれ曲折することにより、これらのファイバ
の端面から、照射光を心筋に直接照射するとともに、参
照光および散乱光を直接受光するように構成しても良
い。
【0040】このような第1の実施形態によれば、プロ
ーブの先端部に保持手段を設けたために、該先端部を、
拍動している心臓の心筋から離れることなく追従させる
ことができ、確実に代謝情報を測定することができる。
ーブの先端部に保持手段を設けたために、該先端部を、
拍動している心臓の心筋から離れることなく追従させる
ことができ、確実に代謝情報を測定することができる。
【0041】そして、先端部を心筋に接触して使用する
ことができるために、所望の領域(局所領域)の心筋代
謝情報を測定することが可能になる。
ことができるために、所望の領域(局所領域)の心筋代
謝情報を測定することが可能になる。
【0042】図6から図9は本発明の第2の実施形態を
示したものであり、図6はプローブの先端部を示す斜視
図、図7はプローブの先端部を示す縦断面図、図8はプ
ローブの先端部を示す横断面図、図9は術者の指先によ
り保持手段を摘んで先端部を心筋に接触させた状態を示
す断面図である。
示したものであり、図6はプローブの先端部を示す斜視
図、図7はプローブの先端部を示す縦断面図、図8はプ
ローブの先端部を示す横断面図、図9は術者の指先によ
り保持手段を摘んで先端部を心筋に接触させた状態を示
す断面図である。
【0043】この第2の実施形態において、上述の第1
の実施形態と同様である部分については同一の符号を付
して説明を省略し、主として異なる点についてのみ説明
する。
の実施形態と同様である部分については同一の符号を付
して説明を省略し、主として異なる点についてのみ説明
する。
【0044】この第2の実施形態は、先端部18に設け
た保持手段の形状を異なる構成とし、さらに照射端面2
5および受光端面26の配置を変更したものである。
た保持手段の形状を異なる構成とし、さらに照射端面2
5および受光端面26の配置を変更したものである。
【0045】すなわち、本実施形態の保持手段30は、
図6,図7,図8に示すように、先端部18の心筋接触
面側である照射端面25と受光端面26が設けられてい
る側とは反対側に、術者が指で摘んで使用するための、
先端頭部を有する柱状突起でなる保持手段30が設けら
れている。
図6,図7,図8に示すように、先端部18の心筋接触
面側である照射端面25と受光端面26が設けられてい
る側とは反対側に、術者が指で摘んで使用するための、
先端頭部を有する柱状突起でなる保持手段30が設けら
れている。
【0046】また、この先端部18に設けられた照射端
面25と受光端面26は、前方から見た場合に、互いに
反対方向に傾斜するように設けられている。つまり、照
射端面25をその光の出射方向が上記受光端面26から
やや遠ざかるように外側に向けて、また、受光端面26
を光の入射方向が上記照射端面25からやや遠ざかるよ
うに外側に向けて、それぞれ配設している。
面25と受光端面26は、前方から見た場合に、互いに
反対方向に傾斜するように設けられている。つまり、照
射端面25をその光の出射方向が上記受光端面26から
やや遠ざかるように外側に向けて、また、受光端面26
を光の入射方向が上記照射端面25からやや遠ざかるよ
うに外側に向けて、それぞれ配設している。
【0047】次に、このような第2の実施形態の代謝情
報測定装置の作用は、上述の第1の実施形態とほぼ同様
であるが、心筋の代謝情報測定を行う際に、図9に示す
ように、術者が保持手段30を指で摘んで、先端部18
を心筋に接触させるようになっている。
報測定装置の作用は、上述の第1の実施形態とほぼ同様
であるが、心筋の代謝情報測定を行う際に、図9に示す
ように、術者が保持手段30を指で摘んで、先端部18
を心筋に接触させるようになっている。
【0048】また、照射端面25から照射された光は、
より円に近い弧状の散乱経路を描いて受光端面26に到
達する。
より円に近い弧状の散乱経路を描いて受光端面26に到
達する。
【0049】このような第2の実施形態によれば、上述
の第1の実施形態とほぼ同様の効果を奏するとともに、
保持手段が指で摘むタイプのものであるために、指先に
装着する必要がなく、保持動作が容易である。
の第1の実施形態とほぼ同様の効果を奏するとともに、
保持手段が指で摘むタイプのものであるために、指先に
装着する必要がなく、保持動作が容易である。
【0050】また、照射端面と受光端面を互いに反対方
向に傾斜して配設したために、心筋内を透過する散乱光
の光学的経路がより長くなり、照射端面と受光端面をよ
り近接させて配置することが可能となって、プローブ先
端部の小型化を図ることが可能となる。
向に傾斜して配設したために、心筋内を透過する散乱光
の光学的経路がより長くなり、照射端面と受光端面をよ
り近接させて配置することが可能となって、プローブ先
端部の小型化を図ることが可能となる。
【0051】図10から図14は本発明の第3の実施形
態を示したものであり、図10はプローブの先端部を示
す斜視図、図11はプローブの先端部を示す底面図、図
12はプローブの先端部を示す縦断面図、図13はプロ
ーブの先端部を示す横断面図、図14はプローブの先端
部を心筋に接触させた状態を示す断面図である。
態を示したものであり、図10はプローブの先端部を示
す斜視図、図11はプローブの先端部を示す底面図、図
12はプローブの先端部を示す縦断面図、図13はプロ
ーブの先端部を示す横断面図、図14はプローブの先端
部を心筋に接触させた状態を示す断面図である。
【0052】この第3の実施形態において、上述の第
1,第2の実施形態と同様である部分については同一の
符号を付して説明を省略し、主として異なる点について
のみ説明する。
1,第2の実施形態と同様である部分については同一の
符号を付して説明を省略し、主として異なる点について
のみ説明する。
【0053】本実施形態のプローブ10の先端部18
は、上述の第1の実施形態と同様の保持手段19を有す
るとともに、照射端面25と受光端面26を上述の第2
の実施形態と同様に配置し、さらに、その心筋接触面に
外乱光を遮断するための遮光手段35を設けたものであ
る。
は、上述の第1の実施形態と同様の保持手段19を有す
るとともに、照射端面25と受光端面26を上述の第2
の実施形態と同様に配置し、さらに、その心筋接触面に
外乱光を遮断するための遮光手段35を設けたものであ
る。
【0054】この遮光手段35は、先端部18の心筋接
触面に、照射端面25および受光端面26を囲む外周壁
状の凸部として設けられている。なお、この遮光手段3
5の高さとしては、先端部18を心筋に接触させた場合
に、該遮光手段35が心筋に食い込むとともに、かつ、
照射端面25および受光端面26も心筋に接触するよう
な高さであることが望ましい(図14参照)。
触面に、照射端面25および受光端面26を囲む外周壁
状の凸部として設けられている。なお、この遮光手段3
5の高さとしては、先端部18を心筋に接触させた場合
に、該遮光手段35が心筋に食い込むとともに、かつ、
照射端面25および受光端面26も心筋に接触するよう
な高さであることが望ましい(図14参照)。
【0055】次に、このような第3の実施形態の代謝情
報測定装置の作用は上述の第1,第2の実施形態とほぼ
同様であるが、先端部18を心筋に接触させると、図1
4に示すように、照射端面25と受光端面26が心筋に
接触するとともに、遮光手段35も心筋を凹状に押圧し
た状態で接触する。
報測定装置の作用は上述の第1,第2の実施形態とほぼ
同様であるが、先端部18を心筋に接触させると、図1
4に示すように、照射端面25と受光端面26が心筋に
接触するとともに、遮光手段35も心筋を凹状に押圧し
た状態で接触する。
【0056】このような状態においては、照射端面25
および受光端面26を囲む周壁状の凸部をなす遮光手段
35の作用により、先端部18の心筋接触面に蛍光灯な
どの外乱光が入射することはない。
および受光端面26を囲む周壁状の凸部をなす遮光手段
35の作用により、先端部18の心筋接触面に蛍光灯な
どの外乱光が入射することはない。
【0057】このような第3の実施形態によれば、上述
の第1,第2の実施形態とほぼ同様の効果を奏するとと
もに、先端部の心筋接触面に遮光手段を設けたことによ
り、外乱光の影響を受けることなく、精度良く心筋の代
謝情報を測定することができる。
の第1,第2の実施形態とほぼ同様の効果を奏するとと
もに、先端部の心筋接触面に遮光手段を設けたことによ
り、外乱光の影響を受けることなく、精度良く心筋の代
謝情報を測定することができる。
【0058】なお、本発明は上述した各実施形態に限定
されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々の変形や応用が可能であることは勿論であ
る。
されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々の変形や応用が可能であることは勿論であ
る。
【0059】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下のごとき構成を得ることができ
る。
実施形態によれば、以下のごとき構成を得ることができ
る。
【0060】(1) 光源から発せられる近赤外光を当
該プローブの先端部に配設された照射端面から照射して
測定対象まで導く照射光導光手段と、この照射光導光手
段により照射されて上記測定対象の内部を透過した散乱
光を当該プローブの先端部に配設された受光端面から入
射して検出手段まで導く散乱光導光手段と、上記照射光
導光手段の照射端面および上記散乱光導光手段の受光端
面を上記測定対象に対して接触させる際に当該プローブ
の先端部を保持するための保持手段と、を具備したこと
を特徴とする代謝情報測定用プローブ。
該プローブの先端部に配設された照射端面から照射して
測定対象まで導く照射光導光手段と、この照射光導光手
段により照射されて上記測定対象の内部を透過した散乱
光を当該プローブの先端部に配設された受光端面から入
射して検出手段まで導く散乱光導光手段と、上記照射光
導光手段の照射端面および上記散乱光導光手段の受光端
面を上記測定対象に対して接触させる際に当該プローブ
の先端部を保持するための保持手段と、を具備したこと
を特徴とする代謝情報測定用プローブ。
【0061】(2) 上記保持手段は、バンド状をなし
て構成されていることを特徴とする付記(1)に記載の
代謝情報測定用プローブ。
て構成されていることを特徴とする付記(1)に記載の
代謝情報測定用プローブ。
【0062】(3) 上記保持手段は、突起状をなして
構成されていることを特徴とする付記(1)に記載の代
謝情報測定用プローブ。
構成されていることを特徴とする付記(1)に記載の代
謝情報測定用プローブ。
【0063】(4) 当該プローブの先端部に、上記照
射光導光手段の照射端面および上記散乱光導光手段の受
光端面を外乱光から遮光するための遮光手段を設けたこ
とを特徴とする付記(1)に記載の代謝情報測定用プロ
ーブ。
射光導光手段の照射端面および上記散乱光導光手段の受
光端面を外乱光から遮光するための遮光手段を設けたこ
とを特徴とする付記(1)に記載の代謝情報測定用プロ
ーブ。
【0064】これによれば、外乱光の影響を受けること
なく、精度良く測定を行うことができる。
なく、精度良く測定を行うことができる。
【0065】(5) 上記照射光導光手段の照射端面と
上記散乱光導光手段の受光端面は、互いに離反する方向
を向くようにやや傾斜して配設されていることを特徴と
する付記(1)、付記(2)、付記(3)、または付記
(4)に記載の代謝情報測定用プローブ。
上記散乱光導光手段の受光端面は、互いに離反する方向
を向くようにやや傾斜して配設されていることを特徴と
する付記(1)、付記(2)、付記(3)、または付記
(4)に記載の代謝情報測定用プローブ。
【0066】これによれば、測定対象を透過する散乱光
の光学的経路がより長くなり、照射端面と受光端面をよ
り近接させて配置することが可能となるために、先端部
の小型化を図ることが可能となる。
の光学的経路がより長くなり、照射端面と受光端面をよ
り近接させて配置することが可能となるために、先端部
の小型化を図ることが可能となる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明の代謝情報測
定用プローブによれば、変動する測定対象について、操
作性良く確実に測定を行うことができる。
定用プローブによれば、変動する測定対象について、操
作性良く確実に測定を行うことができる。
【図1】本発明の第1の実施形態の代謝情報測定装置の
全体的な構成を示すブロック図。
全体的な構成を示すブロック図。
【図2】上記第1の実施形態のプローブの先端部を示す
縦断面図。
縦断面図。
【図3】上記第1の実施形態のプローブの先端部を示す
横断面図。
横断面図。
【図4】上記第1の実施形態において、術者の指先に保
持手段を装着して先端部を心筋に接触させた状態を示す
斜視図およびその拡大斜視図。
持手段を装着して先端部を心筋に接触させた状態を示す
斜視図およびその拡大斜視図。
【図5】上記第1の実施形態において、術者の指先に保
持手段を装着して先端部を心筋に接触させた状態を示す
断面図。
持手段を装着して先端部を心筋に接触させた状態を示す
断面図。
【図6】本発明の第2の実施形態のプローブの先端部を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図7】上記第2の実施形態のプローブの先端部を示す
縦断面図。
縦断面図。
【図8】上記第2の実施形態のプローブの先端部を示す
横断面図。
横断面図。
【図9】上記第2の実施形態において、術者の指先によ
り保持手段を摘んで先端部を心筋に接触させた状態を示
す断面図。
り保持手段を摘んで先端部を心筋に接触させた状態を示
す断面図。
【図10】本発明の第3の実施形態のプローブの先端部
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図11】上記第3の実施形態のプローブの先端部を示
す底面図。
す底面図。
【図12】上記第3の実施形態のプローブの先端部を示
す縦断面図。
す縦断面図。
【図13】上記第3の実施形態のプローブの先端部を示
す横断面図。
す横断面図。
【図14】上記第3の実施形態のプローブの先端部を心
筋に接触させた状態を示す断面図。
筋に接触させた状態を示す断面図。
1…制御装置 2…照射手段(光源) 3…参照光受光手段 4…受光手段(検出手段) 5…制御手段 10…代謝情報測定用プローブ 11…照射用ファイバ(照射光導光手段) 15…受光用ファイバ(散乱光導光手段) 18…先端部 19,30…保持手段 25…照射端面 26…受光端面 35…遮光手段
Claims (3)
- 【請求項1】 光源から発せられる近赤外光を当該プロ
ーブの先端部に配設された照射端面から照射して測定対
象まで導く照射光導光手段と、 この照射光導光手段により照射されて上記測定対象の内
部を透過した散乱光を当該プローブの先端部に配設され
た受光端面から入射して検出手段まで導く散乱光導光手
段と、 上記照射光導光手段の照射端面および上記散乱光導光手
段の受光端面を上記測定対象に対して接触させる際に当
該プローブの先端部を保持するための保持手段と、 を具備したことを特徴とする代謝情報測定用プローブ。 - 【請求項2】 上記保持手段は、バンド状をなして構成
されていることを特徴とする請求項1に記載の代謝情報
測定用プローブ。 - 【請求項3】 上記保持手段は、突起状をなして構成さ
れていることを特徴とする請求項1に記載の代謝情報測
定用プローブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9044411A JPH10234737A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 代謝情報測定用プローブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9044411A JPH10234737A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 代謝情報測定用プローブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10234737A true JPH10234737A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=12690776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9044411A Withdrawn JPH10234737A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 代謝情報測定用プローブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10234737A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005204869A (ja) * | 2004-01-22 | 2005-08-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 歯茎観察装置 |
JP2009233404A (ja) * | 2009-07-21 | 2009-10-15 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 非侵襲型生体成分の定量装置 |
JP2013031644A (ja) * | 2011-06-30 | 2013-02-14 | Og Giken Co Ltd | 手指装着型電極及びこれを備えた電気刺激装置 |
-
1997
- 1997-02-27 JP JP9044411A patent/JPH10234737A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005204869A (ja) * | 2004-01-22 | 2005-08-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 歯茎観察装置 |
JP2009233404A (ja) * | 2009-07-21 | 2009-10-15 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 非侵襲型生体成分の定量装置 |
JP2013031644A (ja) * | 2011-06-30 | 2013-02-14 | Og Giken Co Ltd | 手指装着型電極及びこれを備えた電気刺激装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040511 |