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JPH10231075A - エレベータの遠隔監視システム - Google Patents

エレベータの遠隔監視システム

Info

Publication number
JPH10231075A
JPH10231075A JP3635497A JP3635497A JPH10231075A JP H10231075 A JPH10231075 A JP H10231075A JP 3635497 A JP3635497 A JP 3635497A JP 3635497 A JP3635497 A JP 3635497A JP H10231075 A JPH10231075 A JP H10231075A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
remote monitoring
elevator
abnormality
position data
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3635497A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Ishimura
準一 石村
Yutaka Nakajima
豊 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Elevator Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Elevator Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3635497A priority Critical patent/JPH10231075A/ja
Publication of JPH10231075A publication Critical patent/JPH10231075A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異常が発生したエレベータの所在地をセンタ
ーの表示装置の地図画面上にマーク表示して、保守対策
が迅速にできるようにした。 【解決装置】 このエレベータの遠隔監視システムは、
エレベータに異常が発生して遠隔監視端末6が異常情報
を遠隔監視装置2に送信する時には、自装置の設置され
ている建物の位置データ61を異常情報に付加して送信
し、異常情報を受信した遠隔監視装置では、表示装置に
監視受持エリアの地図と異常通報してきた遠隔監視端末
の位置データに基づき該当する地図上の位置とを表示す
る。これによって、広域災害が発生したような場合に
は、遠隔監視装置2の表示装置に表示される異常発生エ
レベータの位置表示の数を見てエレベータの被災規模を
一目で把握することができ、復旧対策が立てやすくな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエレベータの遠隔監
視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各地に点在する建物に設置されて
いるエレベータそれぞれの運転状況を監視し、異常発生
時にそのエレベータの存在するエリアを受け持つ監視セ
ンターに公衆通信回線を通じて通報する遠隔監視端末
と、監視センターに設置されていて、遠隔監視端末から
送られてくる異常通報を受信し、どの建物のエレベータ
にどんな異常が発生したかを把握し、監視員に知らせる
エレベータの遠隔監視システムでは、通信回線に公衆電
話回線を使用し、遠隔監視端末に監視センターの電話番
号を登録しておいて、異常発生時にその電話番号を自動
発呼し、回線が閉結した時に異常情報を自装置のIDコ
ードと共に送信し、一方、遠隔監視装置側では受信した
IDコードをもとにして自装置に登録されているデータ
ベースから異常通報してきた遠隔監視端末の所在地を割
り出し、異常情報と共にそのエレベータの所在地を特定
して表示装置に表示し、監視員に知らせる構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のエレベータの遠隔監視システムでは、異常通報に
公衆電話回線網を使用しているために、災害発生時に公
衆電話回線網が寸断されると、遠隔監視端末と監視セン
ターとの間で通信することができなくなり、システム本
来の目的が果たせなくなる問題点があった。
【0004】またいずれかの建物のエレベータに異常が
発生した場合、そのエレベータの所在地を正確に特定し
て保守員に指示する必要があるが、特に広域災害発生時
には災害によりエレベータが被害にあった地域の範囲、
規模などを把握して、復旧のために送込む人員の応援や
対策を迅速に練る必要があるが、従来のエレベータの遠
隔監視システムでは、被災したエレベータ個々の電話番
号あるいは保守番号からその所在地を特定する機能を有
していただけなので、広域災害発生時に地理的に見てど
の程度の被害が発生しているのかを把握することができ
ず、そのような対策を迅速に立てることができない問題
点もあった。
【0005】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、有線の通信回線が切断されてもエレベ
ータの遠隔監視機能を維持することができるエレベータ
の遠隔監視システムを提供することを目的とする。
【0006】本発明はまた、特に広域災害発生時に地理
的にどの程度の規模でエレベータに被害が発生してるの
かを容易に把握することができ、迅速な復旧対策が立て
やすいエレベータの遠隔監視システムを提供することを
目的とする。
【0007】本発明はさらに、外に出ている保守員に対
して異常が発生したエレベータの所在地を視覚的に知ら
せることができるエレベータの遠隔監視システムを提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、エレ
ベータの運転状況を監視し、異常発生時に通信回線を通
じて監視センターに異常発生を自動通報する遠隔監視端
末と、前記監視センターに設置され、前記通信回線を通
じて前記遠隔監視端末から送られてくる異常情報を受信
する遠隔監視装置とから成るエレベータの遠隔監視シス
テムにおいて、前記遠隔監視端末が、自装置の設置され
ている建物の位置データを前記異常情報に付加して前記
遠隔監視装置に送信する位置データ送信手段を有し、前
記遠隔監視装置が、監視受持エリアの地図と前記異常通
報してきた遠隔監視端末の位置データに基づき該当する
地図上の位置とを表示する地図情報表示手段を有するも
のである。
【0009】請求項1の発明のエレベータの遠隔監視シ
ステムでは、エレベータに異常が発生して遠隔監視端末
が異常情報を遠隔監視装置に送信する時には、自装置の
設置されている建物の位置データを異常情報に付加して
送信し、異常情報を受信した遠隔監視装置では、表示手
段に監視受持エリアの地図と異常通報してきた遠隔監視
端末の位置データに基づき該当する地図上の位置とを表
示する。
【0010】これによって、地図上の位置マークによっ
て異常が発生したエレベータの所在地を容易に知ること
ができ、また広域災害が発生したような場合には、遠隔
監視装置の表示手段に表示される異常発生エレベータの
位置表示の数を見てエレベータの被災規模を一目で把握
することができ、復旧対策が立てやすくなる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1のエレベータ
の遠隔監視システムにおいて、前記エレベータの設置さ
れている建物に地震感知手段が設置され、前記地震感知
手段が地震感知した時に、前記位置データ送信手段が前
記遠隔監視端末が前記位置データと共に地震感知信号の
みを前記遠隔監視装置に送信する機能を有するものであ
る。
【0012】請求項2の発明のエレベータの遠隔監視シ
ステムでは、建物に設置されている地震感知手段が地震
感知した時に、遠隔監視端末が位置データと共に地震感
知信号のみを遠隔監視装置に送信することにより、特に
広域災害の代表的なものであり、多数のエレベータが一
斉に停止する地震発生時に通信回線が混雑するのを抑制
することができる。
【0013】請求項3の発明は、請求項1または2のエ
レベータの遠隔監視システムにおいて、前記通信回線に
無線通信回線を用いたものであり、これによって、地震
や大火のように公衆電話回線が切断されるような広域災
害が発生しても通信機能を確保することができ、システ
ムの信頼性を保ち、エレベータの異常発生に対処しやす
くなる。
【0014】請求項4の発明は、請求項3のエレベータ
の遠隔監視システムにおいて、前記遠隔監視端末が前記
遠隔監視装置の電話番号と共に携帯端末の電話番号を記
憶し、自動発呼する機能を備えたものであり、これによ
って、エレベータの異常発生時に遠隔監視装置に異常情
報と位置データとを通報すると共に、特定の携帯端末に
も通報することができ、その携帯端末を所持する保守員
が携帯端末に表示される地図情報を見て異常が発生した
エレベータの所在地を容易に認識し保守のために出向く
ことができるようになり、復旧のために迅速に対応する
ことが可能となる。
【0015】請求項5の発明は、請求項1〜3のエレベ
ータの遠隔監視システムにおいて、前記遠隔監視装置
が、前記通信回線と異なった通信回線を通じて携帯端末
に前記異常情報及び位置データを再送信する再送信手段
を備え、前記携帯端末が、前記遠隔監視装置から再送信
されてきた位置データに基づき、該当するエリアの地図
とその地図上の該当する異常発生地点の位置とを表示す
る表示手段を備えたものである。
【0016】請求項5の発明のエレベータの遠隔監視シ
ステムでは、外に出ている保守員が所持している携帯端
末に異常情報と位置データとを再送信することによって
エレベータの保守作業が必要となった建物の所在地を携
帯端末の表示手段に地図表示することができ、異常が発
生したエレベータの所在地の近くにいる保守員が地理に
不案内であっても復旧のために迅速に対応することが可
能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の第1の実施の形態の
エレベータの遠隔監視システムを示している。この第1
の実施の形態の遠隔監視システムは、エレベータ保守会
社の監視センター1に主にコンピュータで成る遠隔監視
装置2が設置されており、この監視センター1の受持エ
リア内の各地に点在するエレベータそれぞれの運行制御
をなすエレベータ制御装置3と遠隔監視装置2とは、電
話回線のような公衆通信回線4で結ばれていている。
【0018】エレベータ制御装置3には、エレベータの
異常の前兆をキャッチしたり、故障を確認する等のエレ
ベータの運行状態を監視するマイコン制御部31と、エ
レベータの各種信号やスイッチ状態を取り込んでマイコ
ン制御部31に渡すI/O部32が備わっており、また
地震感知器5がI/O部32に接続されている。エレベ
ータ制御装置3にはさらに、マイコン制御部31のデー
タを外部に伝送するデータ伝送部33が備わっている。
【0019】エレベータ制御装置3にはまた、監視セン
ター1の遠隔監視装置2を通信回線4を通じて呼出し、
エレベータ異常を通報する遠隔監視端末6がデータ伝送
部33を介して接続されている。この遠隔監視端末6に
は、例えばカーナビゲーションシステムで利用されてい
る現在位置データと同じフォーマットで当該遠隔監視端
末6が設置されている場所を示す位置データ(通常、経
緯度データ)を登録する位置データ保持部61が設けら
れていて、異常情報や地震感知信号を監視センター1へ
送信する時にはこの位置データ保持部61に保持されて
いる位置データを同時に送信するようにしてある。
【0020】次に、上記構成のエレベータの遠隔監視シ
ステムの動作について説明する。エレベータ制御装置3
によってエレベータ運行を制御している間、I/O部3
2からエレベータ各部の信号やスイッチ状態を入力して
マイコン制御部31に渡し、マイコン制御部31がエレ
ベータの異常の前兆をキャッチしたり、故障の有無、故
障発生時の故障状態の確認等、エレベータの運転状況を
監視し、異常発生時には異常発生場所、時刻、異常状態
などの異常情報をデータ伝送部33を通じて遠隔監視端
末6に出力する。
【0021】遠隔監視端末6は、公衆電話回線のような
通信回線4を通じてあらかじめ登録されている電話番号
を発呼し、監視センター1の遠隔監視装置2を呼出し、
回線が閉結すると位置データ保持部61に保持されてい
る位置データと共に、異常情報を遠隔監視装置2に送信
する。
【0022】遠隔監視装置2では、異常情報を受信する
と、自装置の記憶装置に受信した情報を保存し、また表
示装置に表示して異常発生を監視員に知らせる。これと
共に、遠隔監視装置2は表示装置に、受信した位置デー
タに基づき、あらかじめ自装置に登録されている地図情
報を検索し、位置データに対応する地点を含む地図情報
を呼出して画面表示し、同時に位置データに対応する場
所をその地図上に分かりやすくマークで示す。この異常
発生場所の表示形態としては、該当する地点に所定形状
のマークを点滅表示させたり、地図情報と一瞥して区別
できる色のマークで表示したり、これらを組み合わせた
形式で表示する方法がとられる。
【0023】またこの第1の実施の形態では、図2のフ
ローチャートに示すように、地震が発生した場合、地震
感知器5が地震を感知すると(ステップS1)、マイコ
ン制御部31はI/O部32を通じて入力された地震感
知信号を遠隔監視端末6に出力し、遠隔監視端末6は通
信回線4を通じて監視センター1に地震感知と位置デー
タのみを通報するようになる(ステップS2,S3)。
そして監視センター1の遠隔監視装置2では、地震発生
を受信すると、前述した異常発生の場合に同様に、表示
装置に地図情報と共に地震発生地点を示すマークを表示
するようになる(ステップS4)。
【0024】これによって監視員は異常発生場所を地図
上のマークから容易に把握することができるようにな
る。そして保守員をその異常が発生したエレベータの設
置されている建物に派遣する際には、保守員が該当する
地域の地理に不案内であっても、表示装置の地図表示を
見て容易に場所を認識することができ、復旧のためにの
対応を迅速に行うことができるようになる。なお、表示
装置に表示されている地図情報をプリントアウトするよ
うにすれば、そのプリント出力を保守員に持たせて現地
に派遣させることができるようになる。
【0025】また広域災害が発生して多数のエレベータ
が被害を受けたような場合には、被災したエレベータが
どの程度存在するか、被災地域はどのエリアか等を遠隔
監視装置2側の表示装置の地図上の異常発生場所のマー
ク群を見て容易に把握することができ、復旧作業のため
に必要となる技術者の数、応援要請の規模などの復旧対
策を迅速に立てることができるようになる。
【0026】さらに地震発生で多数のエレベータの地震
感知器が動作した場合、従来であれば各地の多数の遠隔
監視端末6から一斉に通信回線4を通じて監視センター
1に通常の異常発生情報と同じ情報量の通報が発せられ
るために通信回線4が混雑してしまっていたが、この実
施の形態のように地震感知通報の場合には位置データだ
けを通報するようにすれば、回線占有時間を短くし、多
数の遠隔監視端末6からの一斉通報で回線がパンクする
のを防止することができる。
【0027】次に、本発明の第2の実施の形態を図3に
基づいて説明する。この第2の実施の形態の特徴は、遠
隔監視端末6と監視センター1の遠隔監視装置2との間
の通信に無線通信回線10を利用する点にある。また遠
隔監視端末6は監視センター1の電話番号と共に、保守
員が携帯する特定の携帯端末装置9の電話番号も記憶し
ている。その他の構成要素は、図1に示した第1の実施
の形態と同じであり、同一の要素については同一の符号
を付すことによって詳しい説明は省略する。
【0028】第2の実施の形態のエレベータの遠隔監視
システムでは、遠隔監視端末6はエレベータ異常時に、
移動体通信回線のような無線通信回線10を通じて監視
センター1の電話番号を発呼し、回線が閉結すれば異常
情報を位置データと共に監視センター1の遠隔監視装置
2に送信する。遠隔監視装置2では、異常情報を受信す
ると、図1の第1の実施の形態と同様に、自装置の記憶
装置に受信した情報を保存し、また表示装置に表示して
異常発生を監視員に知らせる。これと共に、遠隔監視装
置2は表示装置に、受信した位置データに基づき、あら
かじめ自装置に登録されている地図情報を検索し、位置
データに対応する地点を含む地図情報を呼出して画面表
示し、同時に位置データに対応する場所をその地図上に
表示する。
【0029】また遠隔監視端末6は監視センター1の電
話番号と共に特定の携帯端末装置9の電話番号をも発呼
し、携帯端末装置9との間で回線が閉結すれば、監視セ
ンター1に送信する内容と同じデータを位置データと共
に携帯端末装置9にも送信する。そして携帯端末装置9
では、異常情報を受信すると、監視センター1の遠隔監
視装置2と同様に表示装置に異常情報を表示すると共
に、異常発生場所の地図上の位置もマーク表示する。
【0030】これによって、外を出歩いている保守員に
この携帯端末装置9を携帯させることにより、保守員は
エレベータ異常が発生した場合には携帯端末装置9に異
常情報と共に表示される異常が発生したエレベータの所
在地の地図情報から場所を容易に特定することができる
ようになり、地理に詳しくない保守員であっても異常が
発生したエレベータの所在地に早く出向くことができ、
復旧のために迅速な対応がとれるようになる。
【0031】次に、本発明の第3の実施の形態を図4に
基づいて説明する。この第3の実施の形態は、エレベー
タ制御装置3側の構成を変更したもので、データ伝送部
33に位置データを保持するRAM33bを設け、遠隔
監視端末6には従来と同様に、単にデータ伝送部33を
通じてマイコン制御部31から出力されてくる情報を通
信回線4または無線通信回線10を通じて監視センター
1の遠隔監視装置2に送信する機能だけを持たせたこと
を特徴する。その他の構成は、図1の第1の実施の形
態、図3の第2の実施の形態と同一である。
【0032】この第3の実施の形態のエレベータの遠隔
監視システムでは、遠隔監視端末6は従来と同様の構
造、機能にして異常情報と位置データとを共に監視セン
ター1側に送信し、監視センター1の遠隔監視装置2で
は異常情報と、異常発生したエレベータの所在地の地図
情報とを表示することができる。
【0033】次に、本発明の第4の実施の形態を図5に
基づいて説明する。この第4の実施の形態の特徴は、監
視センター1とエレベータ制御装置3との間は通常の通
信回線4で結ぶが、監視センター1と保守員が携帯する
携帯端末装置9との間を無線通信回線11で結び、監視
センター1の遠隔監視装置2が異常情報と位置データを
受信すると、受信した位置データを無線通信回線11に
よって携帯端末装置9に再送信するようにした点にあ
る。なお、図1に示した第1の実施の形態と共通する部
分には同一の符号を付してその詳しい説明は省略する。
【0034】この第4の実施の形態では、図1に示した
第1の実施の形態と同様に、エレベータ制御装置3に異
常が発生した場合、マイコン制御部31がエレベータの
異常情報をデータ伝送部33を通じて遠隔監視端末6に
出力し、遠隔監視端末6は通信回線4を通じて監視セン
ター1の遠隔監視装置2を呼出し、回線が閉結すると位
置データ保持部61に保持されている位置データと共
に、異常情報を遠隔監視装置2に送信する。また地震感
知時には図2に示したフローチャートに基づき、遠隔監
視端末6から監視センター1の遠隔監視装置2に地震感
知信号と位置データのみを送信する。
【0035】遠隔監視装置2では、異常情報や地震感知
信号を受信すると、自装置の記憶装置に受信した情報を
保存し、また表示装置に表示して異常発生を監視員に知
らせる。これと共に、遠隔監視装置2は表示装置に、受
信した位置データに基づき、あらかじめ自装置に登録さ
れている地図情報を検索し、位置データに対応する地点
を含む地図情報を呼出して画面表示し、同時に位置デー
タに対応する場所をその地図上にマーク表示する。
【0036】また遠隔監視装置2は再送信機能により、
携帯端末装置9を発呼し、無線通信回線11が閉結すれ
ば、異常発生地点の位置データのみを無線通信回線11
を通じて携帯端末装置9に送信する。
【0037】これによって監視センター1の監視員は異
常発生場所を地図上から容易に把握することができるよ
うになる。そして保守員をその異常が発生したエレベー
タの設置されている建物に派遣する際には、保守員が該
当する地域の地理に不案内であっても、表示装置の地図
表示を見て容易に場所を認識することができ、復旧のた
めにの対応を迅速に行うことができるようになる。
【0038】また異常発生地点の位置データの再送信を
受けた携帯端末装置9を携帯する保守員は、地理に詳し
くなくても、その表示装置に表示される地図情報から異
常発生地点を容易に認識することができ、異常が発生し
たエレベータの所在地に迅速に出向いて保守、点検を行
うことができるようになる。
【0039】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
エレベータに異常が発生して遠隔監視端末が異常情報を
遠隔監視装置に送信する時には、自装置の設置されてい
る建物の位置データを異常情報に付加して送信し、異常
情報を受信した遠隔監視装置では、表示手段に監視受持
エリアの地図と異常通報してきた遠隔監視端末の位置デ
ータに基づき該当する地図上の位置とを表示するように
したので、地理に不案内な保守員でも表示手段の地図情
報から異常が発生したエレベータの所在地を容易に特定
して保守、点検に出向くことができ、また特に広域災害
が発生したような場合には、遠隔監視装置の表示手段に
表示される異常の発生したエレベータの設置地点の数を
見てエレベータの被災規模を一目で把握することがで
き、復旧対策が立てやすくなる。
【0040】請求項2の発明によれば、建物に設置され
ている地震感知手段が地震感知した時に、遠隔監視端末
が位置データと共に地震感知信号のみを遠隔監視装置に
送信するようにしたので、特に広域災害の代表的なもの
で、多数のエレベータが一斉に停止する地震発生時に通
信回線が混雑するのを抑制することができる。
【0041】請求項3の発明によれば、遠隔監視端末か
ら遠隔監視装置へ異常を通報する通信回線に無線通信回
線を用いたので、請求項1及び請求項2の発明の効果に
加え、地震や大火のように公衆電話回線が切断されるよ
うな広域災害が発生しても通信機能を確保することがで
き、システムの信頼性を保ち、エレベータの異常発生に
対処しやすくなる。
【0042】請求項4の発明によれば、遠隔監視端末が
遠隔監視装置の電話番号と共に携帯端末の電話番号を記
憶し、自動発呼するようにしたので、エレベータの異常
発生時に遠隔監視装置に異常情報と位置データとを通報
すると共に、携帯端末にも通報することができ、その携
帯端末を所持する保守員が携帯端末に表示される地図情
報を見て異常が発生したエレベータの所在地を容易に認
識し保守のために出向くことができるようになり、復旧
のために迅速に対応することが可能となる。
【0043】請求項5の発明によれば、外に出ている保
守員が所持している携帯端末に異常情報と位置データと
を再送信することによってエレベータの保守作業が必要
となった建物の所在地を携帯端末の表示手段に地図表示
することができ、地理の不案内な保守員であっても異常
が発生したエレベータの所在地の近くにいる保守員がそ
の復旧のために迅速に対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の回路ブロック図。
【図2】上記の実施の形態の地震感知通報動作を示すフ
ローチャート。
【図3】本発明の第2の実施の形態の回路ブロック図。
【図4】本発明の第3の実施の形態の回路ブロック図。
【図5】本発明の第4の実施の形態の回路ブロック図。
【符号の説明】
1 監視センター 2 遠隔監視装置 3 エレベータ制御装置 4 通信回線 5 地震感知器 6 遠隔監視端末 9 携帯端末装置 10 無線通信回線 11 無線通信回線 31 マイコン制御部 32 I/O部 33 データ伝送部 33a ROM 33b RAM 61 位置データ保持部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータの運転状況を監視し、異常発
    生時に通信回線を通じて監視センターに異常発生を自動
    通報する遠隔監視端末と、前記監視センターに設置さ
    れ、前記通信回線を通じて前記遠隔監視端末から送られ
    てくる異常情報を受信する遠隔監視装置とから成るエレ
    ベータの遠隔監視システムにおいて、 前記遠隔監視端末は、自装置の設置されている建物の位
    置データを前記異常情報に付加して前記遠隔監視装置に
    送信する位置データ送信手段を有し、 前記遠隔監視装置は、監視受持エリアの地図と前記異常
    通報してきた遠隔監視端末の位置データに基づき該当す
    る地図上の位置とを表示する地図情報表示手段を有して
    成るエレベータの遠隔監視システム。
  2. 【請求項2】 前記エレベータの設置されている建物に
    地震感知手段が設置され、前記位置データ送信手段は前
    記地震感知手段が地震感知した時に、前記遠隔監視端末
    が前記位置データと共に地震感知信号のみを前記遠隔監
    視装置に送信する機能を有することを特徴とする請求項
    1に記載のエレベータの遠隔監視システム。
  3. 【請求項3】 前記通信回線に無線通信回線を用いるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータの
    遠隔監視システム。
  4. 【請求項4】 前記遠隔監視端末は前記遠隔監視装置の
    電話番号と共に携帯端末の電話番号を記憶し、自動発呼
    する機能を備えたことを特徴とする請求項3に記載のエ
    レベータの遠隔監視システム。
  5. 【請求項5】 前記遠隔監視装置は、前記通信回線と異
    なった通信回線を通じて携帯端末に前記異常情報及び位
    置データを再送信する再送信手段を備え、 前記携帯端末は、前記遠隔監視装置から再送信されてき
    た位置データに基づき、該当するエリアの地図とその地
    図上の該当する異常発生地点の位置とを表示する表示手
    段を備えて成る請求項1〜3のいれずれかに記載のエレ
    ベータの遠隔監視システム。
JP3635497A 1997-02-20 1997-02-20 エレベータの遠隔監視システム Pending JPH10231075A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3635497A JPH10231075A (ja) 1997-02-20 1997-02-20 エレベータの遠隔監視システム

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JP3635497A JPH10231075A (ja) 1997-02-20 1997-02-20 エレベータの遠隔監視システム

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JPH10231075A true JPH10231075A (ja) 1998-09-02

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JP3635497A Pending JPH10231075A (ja) 1997-02-20 1997-02-20 エレベータの遠隔監視システム

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JP (1) JPH10231075A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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