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JPH10229802A - 乗用作業機の防除機構 - Google Patents

乗用作業機の防除機構

Info

Publication number
JPH10229802A
JPH10229802A JP5391297A JP5391297A JPH10229802A JP H10229802 A JPH10229802 A JP H10229802A JP 5391297 A JP5391297 A JP 5391297A JP 5391297 A JP5391297 A JP 5391297A JP H10229802 A JPH10229802 A JP H10229802A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
spraying
medicine
work machine
control mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5391297A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiki Maniwa
芳樹 馬庭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP5391297A priority Critical patent/JPH10229802A/ja
Publication of JPH10229802A publication Critical patent/JPH10229802A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Special Spraying Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗用作業機に装着する防除機構に係わり、特
に、向い風の時でも、また追い風の時でも散布した薬剤
によりオペレータが被曝することがないようにする。 【解決手段】 運転席6前方に、薬剤を側方散布する左
右方向に延出したサイドブーム29を設け、運転席6の
前方と後方には、薬剤を前方散布する前部センターブー
ム36と後方散布する後部センターブーム50を設ける
と共に、上記前後のセンターブーム36,50を風向き
に応じて前方散布と後方散布とに選択切換え可能とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用作業機に装着
する防除機構に係わり、特に、向い風の時でも、また追
い風の時でも散布した薬剤によりオペレータが被曝しな
いようにした乗用型作業機の防除機構に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、野菜管理用の作業機等に装着す
る防除機構には、薬剤等を散布する左右方向のブームを
設けたものが知られている。ところで、このようなブー
ムを機体の前方に設けたものでは、オペレータからの視
認性が良好なのでブームの傾斜角調節等が容易ではある
が、散布した薬剤によるオペレータの被曝が大きく、特
に向い風のときには被曝が一層増大する。また、このよ
うなブームを機体の後方に設けると、オペレータからの
視認性が悪くなってブームの調節操作等が面倒なうえ、
追い風になったときにはオペレータが薬剤により被曝す
るという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
実情に鑑み創作されたものであって、オペレータからの
視認性を良好にでき、しかも向い風の時でも、また追い
風の時でも散布した薬剤によりオペレータが被曝するこ
となく、効率よく薬剤を散布することができる乗用作業
機の防除機構を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明が講じた技術的手段は、乗用作業機の運転席
前方に、薬剤を側方散布する左右方向に延出したサイド
ブームを設け、運転席の前方と後方には、薬剤を前方散
布する前部センターブームと後方散布する後部センター
ブームを設けると共に、上記前後のセンターブームを風
向きに応じて前方散布と後方散布とに選択切換え可能と
したことを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図1〜
図4に示された実施例に基いて詳細に説明する。図中、
1は乗用作業機の走行機体であって、前輪2および後輪
3を備えた機体フレーム4にエンジン部5が搭載され、
その後方に運転席6が配設されている。そして運転席6
の前方には薬剤を側方散布する左右方向のサイドブーム
と、薬剤を前方散布する前部センターブームが設けられ
ている。
【0006】すなわち、7は機体の前部に設けたバンパ
であって、該バンパ7の前面に上下方向の角パイブ8,
8が固定されている。9,9は上記角パイプ8,8に枢
着された上部リンク、10,10は下部リンクであっ
て、両リンク9,10の先端を角パイプ11,11で連
結することにより上下動する揺動リンク12が構成され
ている。
【0007】13は角パイブ8,8の下端部を連結する
連結パイプ、14は連結パイプ13に設けたシリンダ取
付プレートであって、該シリンダ取付プレート14と上
部リンク9との間に昇降シリンダ15が取付ピン16,
17を介して装着されていて、昇降シリンダ15の伸縮
操作に連動して揺動リンク12が上下に揺動する。また
18は上記上部リンク9に枢支ピン19を介して枢着さ
れたワイヤであって、該ワイヤ18が機体の後方に向け
て配設されている。
【0008】20は角パイプ11,11の対向間に設け
た前方に突出する左右のプレートであって、該プレート
20,20に固定したシリンダ取付プレート21には、
側方に突出するシリンダ22が取付けられている。23
は上記プレート20の取付ピン、24はシリンダ22の
取付ピンである。
【0009】また25はプレート20,20の前部側に
固定した左右方向の角パイプであって、該角パイプ25
の両端部にプレート26,26が固定されている。上記
プレート26の先端に取付プレート27が支点ピン28
を介して上下回動自在に枢支されており、該取付プレー
ト27には、それぞれ機体の側方に長く延出した薬剤を
側方散布する左右方向のサイドブーム29,29が取付
けられている。30はサイドブーム29の薬剤噴射ノズ
ルである。
【0010】そして前記シリンダ22の先端側を取付プ
レート27に取付ピン31を介して連結することによ
り、シリンダ22の伸縮操作に連動してサイドブーム2
9の取付角度を図4に示すように上下に調節できるよう
になっている。32は傾斜姿勢としたサイドブーム、3
3は平坦な地表面、34は傾斜した状態の地表面、また
Pは作物である。
【0011】35は前記角パイプ25の後面に垂設した
プレートであって、該プレート35に薬剤を前方散布す
る略機体巾の短い前部センターブーム36が固定されて
いる。37はセンターブーム36の薬剤噴射ノズルであ
る。
【0012】一方、走行機体1の後部には、3点リンク
38によって支持フレーム39が連結されており、支持
フレーム39の底板40上に薬剤等を貯溜するタンク4
1が搭載されている。42はロアリンク43に連結され
る前後フレーム、44はトップリンク45に連結される
上下フレームである。
【0013】46は上記前後フレーム42の後端に固定
された上下方向のガイドレールであって、該ガイドレー
ル46にローラ47を介して取付プレート48が上下動
自在に支持されており、取付プレート48の下端に設け
た取付座49に、薬剤を後方散布する略機体巾の短い後
部センターブーム50が固定されている。51はセンタ
ーブーム50の薬剤噴射ノズル、52はローラ47の取
付ピンである。
【0014】そしてガイドレール46の上端に設けたワ
イヤ取付プレート53に、前記したワイヤ18のアウタ
を固定してインナの先端を取付プレート48に連結する
ことにより、前部センターブーム36を揺動リンク12
に連動して上昇させると、後部センターブーム50も自
動的に上昇するようになっている。54は底板40上に
設けた薬剤の圧送ポンプであって、該圧送ポンプ54が
サクションホース55によってタンク41に連結されて
いる。56は動力を伝達するユニバーサルジョイントで
ある。
【0015】57は運転席6の近傍に設けた圧送される
薬剤の切替選択部であって、該切替選択部57がホース
58で圧送ポンプ54に連結されている。上記切替選択
部57には前部センターブーム36への連結ホース5
9、左右のサイドブーム29,29への連結ホース6
0,61、後部センターブーム50への連結ホース62
が連結されている。上記各連結ホースには、それぞれ薬
剤の圧送路を開閉する切替えレバー63が設けられてい
て、防除作業を行う際には、切替えレバー63の操作に
よって、左右のサイドブーム29,29で薬剤を側方散
布するとともに、前後のセンターブーム36,50は、
前部センターブーム36による前方散布、または後部セ
ンターブーム50による後方散布とに選択切替え可能と
なっている。
【0016】そして上記切替選択部57は、図3に示す
ようにサイドブーム29,29への連結ホース60,6
1を中心として、その右側に前部センターブーム36へ
の連結ホース59を配置し、左側に後部センターブーム
50への連結ホース62を配置することにより、左右に
隣接した3本の切替えレバー62を同時に持替え操作す
るのみで、サイドブーム29,29と前部センターブー
ム36とによる薬剤散布、あるいはサイドブーム29,
29と後部センターブーム50による薬剤散布とに容易
に選択切替えできるようになっている。
【0017】本発明は上記のように構成されているの
で、防除作業を行うにあたり、運転席6に搭乗したオペ
レータは、機体の前方に設けた前部センターブーム36
とサイドブーム29,29との視認性が良好となるの
で、作物Pの状態に応じて前部センターブーム36の高
さ及びサイドブーム29,29の傾斜角等を容易に調整
することができ、しかもセンターブーム36の昇降に連
動して機体後部に設けた後部センターブーム50が自動
的に昇降するので、前後のセンターブーム36,50と
左右のサイドブーム29,29とを常に適正な作業状態
として広い範囲に亘り満遍なく薬剤を散布することがで
きる。
【0018】そして風向きに応じて前部センターブーム
36による前方散布あるいは後部センターブーム50に
よる後方散布とに選択切替えて風下側に薬剤を散布すれ
ば、向い風の時でも、また追い風の時でも散布した薬剤
によりオペレータが被曝することはなく、効率よく防除
作業を行うことができる。しかも走行機体1の後部に略
機体巾の短い後部センターブーム50を設けるだけでよ
いから、重量増加を可及的に小さくして全体構造を簡単
にすにすることができる。
【0019】
【発明の効果】これを要するに本発明は、乗用作業機の
運転席前方に、薬剤を側方散布する左右方向に延出した
サイドブームを設け、運転席の前方と後方には、薬剤を
前方散布する前部センターブームと後方散布する後部セ
ンターブームを設けると共に、上記前後のセンターブー
ムを風向きに応じて前方散布と後方散布とに選択切換え
可能としたことから、運転席の前方に設けたサイドブー
ムは、運転席からの視認性が良好となるので、作物状態
に合わせてサイドブームの傾斜等を容易に調節すること
ができる。
【0020】そして左右方向に延出したサイドブーム
と、運転席の前後に設けたセンターブームとで薬剤を散
布するものでありながら、前後のセンターブームを、風
向きに応じて前部センターブームによる前方散布あるい
は後部センターブームによる後方散布とに選択切替えて
風下側に薬剤を散布すれば、向い風の時でも、また追い
風の時でも、散布した薬剤によりオペレータが被曝する
ことはなく、効率よく防除作業を行うことができ、しか
も機体の後方には後部センターブームのみを設ければよ
いから、全体構造を簡単にすることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】防除機構を備えた乗用作業機の全体側面図であ
る。
【図2】同上前部側の要部平面図である。
【図3】同上後部側の要部平面図である。
【図4】作業状態を示す前部側の正面図である。
【符号の説明】
6 運転席 29 サイドブーム 36 前部センターブーム 50 後部センターブーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗用作業機の運転席前方に、薬剤を側方散
    布する左右方向に延出したサイドブームを設け、運転席
    の前方と後方には、薬剤を前方散布する前部センターブ
    ームと後方散布する後部センターブームを設けると共
    に、上記前後のセンターブームを風向きに応じて前方散
    布と後方散布とに選択切換え可能としたことを特徴とす
    る乗用作業機の防除機構。
JP5391297A 1997-02-21 1997-02-21 乗用作業機の防除機構 Pending JPH10229802A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5391297A JPH10229802A (ja) 1997-02-21 1997-02-21 乗用作業機の防除機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5391297A JPH10229802A (ja) 1997-02-21 1997-02-21 乗用作業機の防除機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10229802A true JPH10229802A (ja) 1998-09-02

Family

ID=12955935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5391297A Pending JPH10229802A (ja) 1997-02-21 1997-02-21 乗用作業機の防除機構

Country Status (1)

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JP (1) JPH10229802A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU719303B2 (en) * 1998-09-14 2000-05-04 Bent Baek Agriculture/viticulture sprayer
JP2004275930A (ja) * 2003-03-17 2004-10-07 Yanmar Agricult Equip Co Ltd ブームスプレーヤ

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU719303B2 (en) * 1998-09-14 2000-05-04 Bent Baek Agriculture/viticulture sprayer
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