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JPH10226350A - 操舵制御装置 - Google Patents

操舵制御装置

Info

Publication number
JPH10226350A
JPH10226350A JP2921297A JP2921297A JPH10226350A JP H10226350 A JPH10226350 A JP H10226350A JP 2921297 A JP2921297 A JP 2921297A JP 2921297 A JP2921297 A JP 2921297A JP H10226350 A JPH10226350 A JP H10226350A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
steering angle
dead zone
wheel
angle value
Prior art date
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Granted
Application number
JP2921297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3563909B2 (ja
Inventor
Yutaka Kawaguchi
裕 川口
Hideki Touzu
秀起 東頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP2921297A priority Critical patent/JP3563909B2/ja
Publication of JPH10226350A publication Critical patent/JPH10226350A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3563909B2 publication Critical patent/JP3563909B2/ja
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  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同じハンドル操作がなされた場合にも、高速
走行時には低速走行時に比べて車両の動きが敏感とな
り、ハンドル操作に対する車両の制御性が低下するおそ
れがあった。 【解決手段】 この操舵制御装置は、操舵角センサで検
出された操舵角Θを変換して所定の舵角値Θsとして出
力する舵角演算器を備える。この舵角演算器は、入力さ
れた操舵角Θが舵角値0に変換される不感帯を有してお
り、この不感帯の領域幅を、車速がV1、V2、V3と
増加するに伴って、w1、w2、w3と増大するように
補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操舵ハンドルの回
動に応じて転舵輪を転舵させる操舵制御装置に関し、特
に、操舵ハンドルに結合した操舵軸と転舵輪を転舵させ
る転舵機構とが機械的に分離され、これらの連結機構を
電気的制御装置で置換した操舵制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような操舵制御装置の一例を図7に
示す(特公平6−98931)。操舵ハンドル120を
取り付けた操舵軸121には操舵軸モータ122が設け
られており、操舵軸モータ122によって操舵軸121
を回転駆動することで操舵ハンドル120に操舵反力が
付与される。また、転舵軸モータ130によって転舵軸
132が回転駆動されると転舵軸先端のピニオン131
と歯合したラック軸134が軸方向に沿って変位され、
このラック軸134に連動して転舵輪133が転舵され
る。このとき、転舵変位量センサ137で検出される転
舵量が、操舵角センサ123の検出結果を基に操舵変位
量演算器144で演算された目標制御量と一致するよう
に、転舵軸モータ制御回路141によって転舵軸モータ
130が駆動制御される。
【0003】また、通常、操舵角の中立域には一定の不
感帯が設けられており、操舵ハンドル120によって操
作された操舵角が、この不感帯内の操舵角であれば、そ
の操舵角が操向車輪133に伝達されず、転舵輪133
の転舵角がそのまま維持されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように操舵ハンド
ル120の操作量が転舵輪133に伝達されない不感帯
を設けているが、従来の操舵制御では、不感帯の領域幅
が一定の大きさに設定されているため、次のような場合
には、車両の操縦安定性が低下するおそれがあった。例
えば、同じハンドル操作がなされた場合にも、車両が高
速で走行する高速走行時には、低速走行時に比べて車両
の動きが敏感となり、ハンドル操作に対する車両の制御
性が低下するおそれがあった。また、操舵ハンドル12
0を速く回転させるような操作をした場合には、操舵ハ
ンドル120をゆっくりと回転させた場合に比べ、車両
の動きが敏感となり、車両の制御性が低下するおそれが
あった。
【0005】本発明はこのような課題を解決すべくなさ
れたものであり、その目的は、車両の速度或いは操舵速
度が変化した場合にも、ハンドル操作に対して適正な車
両応答性を得ることができる操舵制御装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1にかか
る操舵制御装置は、操舵ハンドルの回動に連動して転舵
輪を転舵させると共に、転舵反力に応じた操舵反力を操
舵ハンドルに付与する操舵制御装置において、操舵ハン
ドルの操舵角を検出する操舵角検出手段と、車速を検出
する車速検出手段と、操舵ハンドルと機械的に分離さ
れ、転舵輪に連結された転舵手段と、操舵角検出手段で
検出された操舵角の値を変換し出力する舵角値出力手段
と、舵角値出力手段から出力される舵角値に対して転舵
輪の転舵量が追従するように、転舵手段を駆動制御する
転舵制御手段とを備える。そして、この舵角値出力手段
は、入力された操舵角が舵角値零に変換される不感帯を
有しており、この不感帯の領域幅を車速に応じて補正す
ることを特徴とする。
【0007】この舵角値出力手段では、例えば、車速が
速くなるに連れて、不感帯の領域幅を増大させるなどの
補正処理を行い、車速に合った好適な不感帯を設定す
る。これにより、高速走行時においてもハンドル操作に
対して適正な車両応答性が得られる。
【0008】請求項2にかかる操舵制御装置は、操舵ハ
ンドルの回動に連動して転舵輪を転舵させると共に、転
舵反力に応じた操舵反力を操舵ハンドルに付与する操舵
制御装置において、操舵ハンドルの操舵角を検出する操
舵角検出手段と、操舵角の変化速度となる舵角速度を求
める舵角速度演算手段と、操舵ハンドルと機械的に分離
され、転舵輪に連結された転舵手段と、操舵角検出手段
で検出された操舵角の値を変換し出力する舵角値出力手
段と、舵角値出力手段から出力される舵角値に対して転
舵輪の転舵量が追従するように、転舵手段を駆動制御す
る転舵制御手段とを備える。そして、この舵角値出力手
段は、入力された操舵角が舵角値零に変換される不感帯
を有しており、この不感帯の領域幅を舵角速度に応じて
補正することを特徴とする。
【0009】この舵角値出力手段では、例えば、舵角速
度が速くなるに連れて、不感帯の領域幅を増大させるな
どの補正処理を行い、舵角速度に合った好適な不感帯を
設定する。これにより、操舵ハンドルを急速に操作した
場合にも、ハンドル操作に対して適正な車両応答性が得
られる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、
添付図面を参照して説明する。
【0011】図1に、第1の実施形態にかかる操舵制御
装置の構成を概略的に示す。この操舵制御装置は、運転
者が操作するマスタ部A、車輪を操向させるスレーブ部
B、及び、マスタ部Aとスレーブ部Bとを電気的に制御
する制御部Cで構成される。
【0012】マスタ部Aは、操舵ハンドル1が取り付け
られた操舵軸2と、操舵軸2を回転駆動する操舵軸モー
タ3とを備えると共に、操舵軸2には、操舵軸2の操舵
角Θを検出するための操舵角センサ4、及び、操舵力を
検出するための操舵力センサ5を設けている。
【0013】スレーブ部Bは、転舵軸13を変位駆動す
る際の駆動源となる転舵軸モータ11を備えており、こ
の転舵軸モータ11と転舵軸13との間には、転舵軸モ
ータ11の回転運動を直線運動に変換して転舵軸13を
軸方向に変位させる変換器12を設けている。転舵軸1
3の両端は、それぞれタイロッド15a,15b及びナ
ックルアーム16a,16bを介して操向車輪14a,
14bに各々接続されており、転舵軸13が軸方向に沿
って変位することで、その変位量及び変位方向に応じ
て、各操向車輪14a,14bの転舵がなされる機構と
なっている。タイロッド15a,15bには、左右の操
向車輪14a,14bからそれぞれタイロッド15a,
15bに付与される軸力(転舵反力)を検出する転舵反
力センサ18a,18bがそれぞれ取り付けられてい
る。また、転舵軸13には、この転舵軸13の変位量を
検出する転舵変位量センサ17が設けられており、転舵
軸13の変位量を転舵変位量センサ17で検出すること
で、操向車輪14a,14bの実転舵量が検知できる。
【0014】制御部Cは、操舵軸モータ3の駆動制御を
行う操舵軸モータ制御回路21、転舵軸モータ11の駆
動制御を行う転舵軸モータ制御回路26を備えており、
各演算器から与えられる演算結果などをもとに、両モー
タの駆動制御を実施する。
【0015】操舵軸モータ制御回路21には、操舵力演
算器23及び転舵反力演算器24の演算結果が与えられ
る。操舵力演算器23は、操舵力センサ5の検出結果を
もとに操舵軸2に付与された操舵力Tを演算すると共
に、操舵力Tが付与された方向に操舵軸2を回転させる
ための制御量aT(aは操舵力ギヤ比に相当する係数)
を演算する。転舵反力演算器24は、転舵反力センサ1
8a,18bの検出結果をもとに、転舵軸13に付与さ
れた転舵反力Fを演算する。操舵軸モータ制御回路21
は、これら操舵力演算器23と転舵反力演算器24との
演算結果をもとに、操舵軸2の回転制御量Mmを下記の
(1)式によって算出し、回転制御量Mmに応じた反力
制御信号を操舵軸モータ3に出力する。なお、(1)式
中、Gmは出力信号のゲインを示すゲイン係数である。
【0016】 Mm=Gm・(aT−F) …(1) 転舵軸モータ制御回路26には、転舵変位量演算器22
と目標制御量演算器25との演算結果が与えられる。転
舵変位量演算器22は、転舵変位量センサ17の検出結
果をもとに転舵軸13の変位量を転舵変位量Xとして求
めると共に、転舵変位量Xに比例する制御量bX(bは
操舵変位キ゛ヤ比に相当する係数)を出力する。目標制御
量演算器25は、後述する舵角演算器27から出力され
る舵角値Θsから、転舵制御、すなわち舵角値Θsに対
応するように操向車輪14a,14bを転舵させる際の
目標となる目標制御量θを演算する。転舵軸モータ制御
回路26は、これら転舵変位量演算器22及び目標制御
量演算器25の演算結果に基づき、操向車輪14a,1
4bの転舵量が目標制御量θとなるように転舵軸モータ
11の駆動制御を行う。すなわち、転舵軸13の制御変
位量Msを下記の(2)式によって算出し、制御変位量
Msに応じた転舵制御信号を転舵軸モータ11に出力す
る。なお、(2)式中、Gsは出力信号のゲインを示す
ゲイン係数である。
【0017】 Ms=Gs・(θ−bX) …(2) ここで、舵角演算器27について説明する。この舵角演
算器27には、操舵角センサ4で検出された操舵角Θが
入力されると共に、ここで車速センサ28の検出結果を
もとに所定の舵角演算処理がなされ、その演算結果が舵
角値Θsとして出力され、目標制御量演算器25に与え
られる。この操舵角Θと舵角値Θsとの関係は、図2の
グラフに示すようになっており、操舵角Θに対して舵角
値Θsが求まるが、この関係は車速センサ28で検出さ
れた車速Vに応じて変化し、車速Vが速いほど、操舵角
Θに対する舵角値Θsの変化率が低くなるように設定さ
れている。さらに、この舵角演算器27には、中立舵角
域に、入力された操舵角Θが舵角値0として出力され
る、いわゆる不感帯を有しており、この不感帯の領域幅
wが車速Vに応じて補正されるように設定されている。
すなわち、図2に示すように、車速V1における不感帯
の領域幅はw1であるが、車速V1よりも速い車速V2
における不感帯の領域幅は、w1よりも広いw2として
補正され、さらに、車速V2よりも速い車速V3におけ
る不感帯の領域幅は、w2よりも広いw3として補正さ
れる。舵角演算器27では、このように車速Vと操舵角
Θとをもとに、舵角値Θsを演算している。
【0018】次に、このように構成される操舵制御装置
の動作を説明する。車両が直進している状態から操舵ハ
ンドル1が回転されると、このとき操舵角センサ4で検
出された操舵角Θが舵角演算器27に入力され、車速セ
ンサ28の検出結果をもとに舵角演算が行われる。そし
て、この操舵角Θがこのときの車速Vに応じて定まる不
感帯の領域内の値であれば、舵角演算器27からは舵角
値0が出力され、この場合には、操舵ハンドル1の操舵
量は操向車輪14a,14bに伝達されない。一方、操
舵角Θがこのときの車速Vに応じて定まる不感帯の領域
外の値であれば、舵角演算器27から該当する舵角値Θ
sが出力され、目標制御量演算器25では、舵角値Θs
をもとに目標制御量θが演算される。転舵軸モータ制御
回路26は、この目標制御量θと転舵変位量演算器22
から出力される制御量bXとを用いて、式(2)により
制御変位量Msを演算し、この制御変位量Msに応じた
転舵制御信号を出力する。この転舵制御信号を受けて転
舵軸モータ11が作動し、転舵軸13が変位して操向車
輪14a,14bが転舵される。この操向車輪14a,
14bの実転舵量に対応する転舵変位量Xが転舵変位量
演算器22を介して転舵軸モータ制御回路26に与えら
れ、前出の(2)式に基づいて転舵軸モータ11のフィ
ードバック制御がなされる。そして、θ≒bXとなった
時点で転舵軸モータ11の動作が停止する。
【0019】また、操向車輪14a、14bが転舵され
ると転舵反力Fが発生するため、操舵軸モータ制御回路
21には、この転舵反力Fと操舵力Tに応じた制御量a
Tとが与えられ、前出の(1)式に基づいて操舵軸モー
タ3の駆動制御、すなわち操舵軸2に与えられる反力制
御がなされる。そして、aT≒Fとなった時点で操舵軸
モータ3の動作が停止する。
【0020】この後、この反力を上回る操舵力Tで操舵
ハンドル1を回すと、操舵角Θが増加するが、この操舵
角Θがこのときの車速Vに応じて定まる不感帯の領域外
の値であるとすると、操舵角Θの増加に伴って目標制御
量θも増加する。このため、(2)式における制御変位
量Msが増加して転舵軸13が変位駆動される。転舵軸
13が変位すると転舵反力Fが増大するため、(1)式
における回転制御量Mmが変化して、操舵反力が増大す
るように操舵軸モータ3が再び回転駆動される。この動
作の繰り返しにより、操舵ハンドル1の舵角に対応した
操向車輪14a,14bの転舵角が得られると共に、転
舵反力に応じた操舵反力が得られる。なお、操舵ハンド
ル1を戻す際にも同様に、操舵ハンドル1の戻し回転角
に対応して操向車輪14a、14bの転舵角が追従する
と共に、操舵ハンドル1の操舵力Tも転舵反力Fに対応
して減少する。
【0021】ここで、制御部Cで行われる操舵制御処理
について、図3のフローチャートに基づいて概略的に説
明する。なお、このフローチャートは、イグニッション
スイッチがオンされることで開始され、所定時間毎(例
えば、2msec.)に実行される。
【0022】まず、ステップ100(以下、「ステッ
プ」を「S」と記す)において、予めROMに記憶され
た係数a(操舵力キ゛ヤ比に相当する係数)、係数b(操
舵変位キ゛ヤ比に相当する係数)、Gm及びGsが読み込
まれ、初期設定がなされる。
【0023】続くS102では、操舵角センサ4で検出
された操舵角Θ、操向車輪14a、14bの転舵角に対
応する転舵変位量X、操舵力演算器23で演算された操
舵力T、転舵反力演算器24で演算された転舵反力F及
び車速センサ28で検出された車速Vがそれぞれ読み込
まれる。
【0024】続くS104では、読み込まれた操舵角Θ
及び車速Vをもとに舵角値Θsが演算され、続くS10
6において、舵角値Θsに対応する目標制御量θが演算
される。続くS108では、S102までに読み込まれ
た各値とS106の演算結果とを用いて、前出の(1)
式より回転制御量Mmが演算されると共に、前出の
(2)式より制御変位量Msが演算される。そして、S
110において、S108の演算結果となる回転制御量
Mmに応じた反力制御信号を操舵軸モータ3に出力する
と共に、制御変位量Msに応じた転舵制御信号を転舵軸
モータ11に出力する。
【0025】このように制御部Cでは、このような制御
処理を繰り返し実行することで車速Vを考慮した操舵制
御を行っている。
【0026】以上説明した第1の実施形態では、舵角演
算器27で舵角演算することで、舵角値Θsを求める例
を示したが、たとえば、車速V、操舵角Θ及び舵角値Θ
sの関係を予めマップ化しておき、舵角演算器27にお
いて、車速Vと操舵角Θとに基づいて、対応する舵角値
Θsをマップ検索しても良い。
【0027】また、第1の実施形態では、舵角演算器2
7を用いて、不感帯の領域幅wを車速Vに応じて補正す
る構成を例示したが、例えば、下記(3)式に示すよう
に、(2)式における目標制御量θを車速Vに応じて補
正してもよい。
【0028】 Ms=Gs・{(θ−θo)−bX} …(3) (3)式中、θoは車速Vに応じて定まる補正量であ
り、この補正量θoは、車速Vが大きくなるに連れて増
大する値である。そして、車速Vと補正量θoとの関係
を予め記憶させておき、操舵制御の際に、車速Vの値を
もとに補正量θoを設定すればよい。このように(2)
式に代えて(3)式を用いた場合にも、第1の実施形態
と同様に、車速Vに応じて不感帯の領域幅を補正するこ
とができる。
【0029】次に、第2の実施形態にかかる操舵制御装
置のブロック図を図4に示す。図中、図1と同一の機能
を有する構成には同一の参照符号を付して示し、説明は
省略する。
【0030】この第2の実施形態では、第1の実施形態
における舵角演算器27と車速センサ28に代えて、舵
角演算器29と舵角速度演算器30とを備えている。舵
角速度演算器30には操舵角センサ4で検出された操舵
角Θが与えられ、この操舵角Θの変化速度となる舵角速
度Θv(=dΘ/dt)が演算される。なお、この舵角
速度Θvは、操舵ハンドル1を操作した速度となる操舵
速度に対応する。舵角演算器29では演算された舵角速
度Θvに基づいて所定の舵角演算処理がなされ、その演
算結果が舵角値Θsとして出力され、目標制御量演算器
25に与えられる。この操舵角Θと舵角値Θsとの関係
は、図5のグラフに示すようになっており、操舵角Θに
対して舵角値Θsが求まるが、この関係は舵角速度Θv
に応じて変化し、舵角速度Θvが速いほど、操舵角Θに
対する舵角値Θsの変化率が低くなるように設定されて
いる。さらに、この舵角演算器29には、中立舵角域
に、入力された操舵角Θが舵角値0として出力される、
いわゆる不感帯を有しており、この不感帯の領域幅wが
舵角速度Θvに応じて補正されるように設定されてい
る。すなわち、図5に示すように、舵角速度Θv1にお
ける不感帯の領域幅はw1であるが、舵角速度Θv1よ
りも速い舵角速度Θv2における不感帯の領域幅は、w
1よりも広いw2として補正され、さらに、舵角速度Θ
v2よりも速い舵角速度Θv3における不感帯の領域幅
は、w2よりも広いw3として補正される。舵角演算器
29では、このように舵角速度Θvと操舵角Θとをもと
に、舵角値Θsを演算している。
【0031】次に、このように構成される操舵制御装置
の動作を説明する。車両が直進している状態から操舵ハ
ンドル1が回転されると、このとき操舵角センサ4で検
出された操舵角Θが舵角演算器29と舵角速度演算器3
0に与えられる。舵角速度演算器30では、この与えら
れた操舵角Θをもとに舵角速度Θvが演算される。ま
た、舵角演算器29では、舵角速度演算器30の演算結
果をもとに舵角演算が行われ、操舵角Θがこのときの舵
角速度Θvに応じて定まる不感帯の領域内の値であれ
ば、舵角演算器29からは舵角値0が出力され、この場
合には、操舵ハンドル1の操舵量は操向車輪14a,1
4bに伝達されない。一方、操舵角Θがこのときの舵角
速度Θvに応じて定まる不感帯の領域外の値であれば、
舵角演算器29から該当する舵角値Θsが出力される。
そして、目標制御量演算器25では、この舵角値Θsを
もとに目標制御量θが演算される。転舵軸モータ制御回
路26は、この目標制御量θと転舵変位量演算器22か
ら出力される制御量bXとを用いて、式(2)により制
御変位量Msを演算し、この制御変位量Msに応じた転
舵制御信号を出力する。この転舵制御信号を受けて転舵
軸モータ11が作動し、転舵軸13が変位して操向車輪
14a,14bが転舵される。この操向車輪14a,1
4bの実転舵量に対応する転舵変位量Xが転舵変位量演
算器22を介して転舵軸モータ制御回路26に与えら
れ、前出の(2)式に基づいて転舵軸モータ11のフィ
ードバック制御がなされる。そして、θ≒bXとなった
時点で転舵軸モータ11の動作が停止する。
【0032】また、操向車輪14a、14bが転舵され
ると転舵反力Fが発生するため、操舵軸モータ制御回路
21には、この転舵反力Fと操舵力Tに応じた制御量a
Tとが与えられ、前出の(1)式に基づいて操舵軸モー
タ3の駆動制御、すなわち操舵軸2に与えられる反力制
御がなされる。そして、aT≒Fとなった時点で操舵軸
モータ3の動作が停止する。
【0033】この後、この反力を上回る操舵力Tで操舵
ハンドル1を回すと、操舵角Θが増加するが、この操舵
角Θがこのときの舵角速度Θvに応じて定まる不感帯の
領域外の値であるとすると、操舵角Θの増加に伴って目
標制御量θも増加する。このため、(2)式における制
御変位量Msが増加して転舵軸13が変位駆動される。
転舵軸13が変位すると転舵反力Fが増大するため、
(1)式における回転制御量Mmが変化して、操舵反力
が増大するように操舵軸モータ3が再び回転駆動され
る。この動作の繰り返しにより、操舵ハンドル1の舵角
に対応した操向車輪14a,14bの転舵角が得られる
と共に、転舵反力に応じた操舵反力が得られる。なお、
操舵ハンドル1を戻す際にも同様に、操舵ハンドル1の
戻し回転角に対応して操向車輪14a、14bの転舵角
が追従すると共に、操舵ハンドル1の操舵力Tも転舵反
力Fに対応して減少する。
【0034】ここで、制御部Cで行われる操舵制御処理
について、図6のフローチャートに基づいて概略的に説
明する。なお、このフローチャートは、イグニッション
スイッチがオンされることで開始され、所定時間毎(例
えば、2msec.)に実行される。
【0035】まず、S200において、予めROMに記
憶された係数a、b、Gm及びGsが読み込まれ、初期
設定がなされる。
【0036】続くS202では、操舵角センサ4で検出
された操舵角Θ、操向車輪14a、14bの転舵角に対
応する転舵変位量X、操舵力演算器23で演算された操
舵力T及び転舵反力演算器24で演算された転舵反力F
がそれぞれ読み込まれる。
【0037】続くS204では、例えば今回のルーチン
で検出された操舵角Θと前回のルーチンで検出された操
舵角Θとの差をもとに舵角速度Θvが演算され、続くS
206では、操舵角Θと舵角速度Θvとをもとに舵角演
算がなされ、舵角値Θsが求められる。
【0038】続くS208では舵角値Θsに対応する目
標制御量θが演算され、続くS210では、S202ま
でに読み込まれた各値とS208の演算結果とを用い
て、前出の(1)式より回転制御量Mmが演算されると
共に、前出の(2)式より制御変位量Msが演算され
る。そして、S212において、S210の演算結果と
なる回転制御量Mmに応じた反力制御信号を操舵軸モー
タ3に出力すると共に、制御変位量Msに応じた転舵制
御信号を転舵軸モータ11に出力する。
【0039】このように制御部Cでは、このような制御
処理を繰り返し実行することで舵角速度Θvを考慮した
操舵制御を行っている。
【0040】以上説明した第2の実施形態では、舵角演
算器29で舵角演算することで、舵角値Θsを求める例
を示したが、たとえば、操舵角Θ、舵角速度Θv及び舵
角値Θsの関係を予めマップ化しておき、舵角演算器2
9において、操舵角Θと舵角速度Θvとに基づいて、対
応する舵角値Θsをマップ検索しても良い。
【0041】また、第2の実施形態では、舵角演算器2
9を用いて、不感帯の領域幅wを舵角速度Θvに応じて
補正する構成を例示したが、例えば、下記(4)式に示
すように、(2)式における目標制御量θを舵角速度Θ
v(=dΘ/dt)に応じて補正してもよい。なお、
(4)式中、Csは係数である。
【0042】 Ms=Gs・{(θ−Cs・dΘ/dt)−bX} …(4) この(4)式を用いて転舵軸モータ11の駆動制御を行
った場合には、操舵ハンドル1の操作により目標制御量
θが発生するが、この目標制御量θの値を舵角速度Θv
の項で補正することで、操舵ハンドル1の操舵量が操向
車輪14a,14bに伝達されない不感帯を設定でき
る。そして、Cs・dΘ/dtの値は、舵角速度の増加
に伴って増大するため、不感帯の領域幅が舵角速度に応
じて補正されることになる。このように(2)式に代え
て(4)式を用いた場合にも、舵角速度Θvを考慮して
不感帯の領域幅を補正することができる。
【0043】さらに、下記(5)式に示すように、
(2)式における目標制御量θを車速V及び舵角速度Θ
v(=dΘ/dt)に応じて補正することもできる。
【0044】 Ms=Gs・{(θ−θo−Cs・dΘ/dt)−bX} …(5) (5)式中、θoは車速Vに応じて定まる補正量であ
り、この補正量θoは、車速Vが大きくなるに連れて増
大する。そして、車速Vと補正量θoとの関係を予め記
憶させておき、操舵制御の際に、車速Vの値をもとに補
正量θoを設定すればよい。このように(2)式に代え
て(5)式を用いた場合には、車速Vと舵角速度Θvと
を考慮して不感帯の領域幅を設定することができる。
【0045】また、以上説明した第1及び第2の実施形
態では、転舵変位量センサ17の出力をフィードバック
することにより転舵軸モータ11の駆動制御を行う場合
を例示したが、このようなフィードバック制御が行われ
る場合に限定するものではない。例えば、転舵軸モータ
11をステップモータで構成し、このステップモータの
回転量を目標制御量θに応じて算出し、この算出結果に
基づいてステップモータの回転を制御してもよく、この
ような場合には、フィードバック制御は不要となる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1にかかる
操舵制御装置によれば、入力された操舵角が舵角値零に
変換される不感帯を有し、この不感帯の領域幅を車速に
応じて補正する舵角値出力手段を備えたので、車速の増
加に応じてこの不感帯の領域幅を増大させることが可能
となり、車両の高速走行時においてもハンドル操作に対
して適正な車両応答性を得ることができる。
【0047】また、請求項2にかかる操舵制御装置によ
れば、入力された操舵角が舵角値零に変換される不感帯
を有し、この不感帯の領域幅を舵角速度に応じて補正す
る舵角値出力手段を備えたので、ハンドル操作の速度を
示す舵角速度の増加に応じてこの不感帯の領域幅を増大
させることが可能となり、操舵ハンドルを急激に操作し
た場合にも、ハンドル操作に対して適正な車両応答性を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態にかかる操舵制御装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】車速Vに応じた操舵角Θと舵角値Θsとの関係
を示すグラフである。
【図3】制御部で行われる操舵制御処理を示すフローチ
ャートである。
【図4】第2の実施形態にかかる操舵制御装置の構成を
示すブロック図である。
【図5】舵角速度Θvに応じた操舵角Θと舵角値Θsと
の関係を示すグラフである。
【図6】制御部で行われる操舵制御処理を示すフローチ
ャートである。
【図7】従来の操舵制御装置を概略的に示す構成図であ
る。
【符号の説明】
A…マスタ部、B…スレーブ部、C…制御部、1…操舵
ハンドル、2…操舵軸、3…操舵軸モータ、4…操舵角
センサ、5…操舵力センサ、11…転舵軸モータ、13
…転舵軸(転舵手段)、14a,14b…操向車輪(転
舵輪)、18a,18b…転舵反力センサ、21…操舵
軸モータ制御回路、25…目標制御量演算器、26…転
舵軸モータ制御回路(転舵制御手段)、27、29…舵
角演算器(舵角値出力手段)、28…車速センサ、30
…舵角速度演算器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操舵ハンドルの回動に連動して転舵輪を
    転舵させると共に、転舵反力に応じた操舵反力を前記操
    舵ハンドルに付与する操舵制御装置において、 前記操舵ハンドルの操舵角を検出する操舵角検出手段
    と、車速を検出する車速検出手段と、前記操舵ハンドル
    と機械的に分離され、転舵輪に連結された転舵手段と、
    前記操舵角検出手段で検出された操舵角の値を変換し出
    力する舵角値出力手段と、前記舵角値出力手段から出力
    される舵角値に対して前記転舵輪の転舵量が追従するよ
    うに、前記転舵手段を駆動制御する転舵制御手段とを備
    え、 前記舵角値出力手段は、入力された操舵角が舵角値零に
    変換される不感帯を有しており、この不感帯の領域幅を
    前記車速に応じて補正することを特徴とする操舵制御装
    置。
  2. 【請求項2】 操舵ハンドルの回動に連動して転舵輪を
    転舵させると共に、転舵反力に応じた操舵反力を前記操
    舵ハンドルに付与する操舵制御装置において、 前記操舵ハンドルの操舵角を検出する操舵角検出手段
    と、前記操舵角の変化速度となる舵角速度を求める舵角
    速度演算手段と、前記操舵ハンドルと機械的に分離さ
    れ、転舵輪に連結された転舵手段と、前記操舵角検出手
    段で検出された操舵角の値を変換し出力する舵角値出力
    手段と、前記舵角値出力手段から出力される舵角値に対
    して前記転舵輪の転舵量が追従するように、前記転舵手
    段を駆動制御する転舵制御手段とを備え、 前記舵角値出力手段は、入力された操舵角が舵角値零に
    変換される不感帯を有しており、この不感帯の領域幅を
    前記舵角速度に応じて補正することを特徴とする操舵制
    御装置。
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