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JPH10221500A - 軟x線検査装置 - Google Patents

軟x線検査装置

Info

Publication number
JPH10221500A
JPH10221500A JP9020275A JP2027597A JPH10221500A JP H10221500 A JPH10221500 A JP H10221500A JP 9020275 A JP9020275 A JP 9020275A JP 2027597 A JP2027597 A JP 2027597A JP H10221500 A JPH10221500 A JP H10221500A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soft
sample
ray
rays
inspection apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9020275A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Nagai
宏明 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP9020275A priority Critical patent/JPH10221500A/ja
Publication of JPH10221500A publication Critical patent/JPH10221500A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像の歪みを生じることなく、多層膜構造を有
する試料を、該試料が使用される軟X線領域の波長で非
破壊的に検査できる軟X線検査装置を提供する。 【解決手段】 基板上に2種類以上の物質を積層した多
層膜構造を有する試料4を、軟X線を用いて検査する軟
X線検査装置であって、軟X線を発生する軟X線源1
と、この軟X線源1からの軟X線を直入射領域の入射角
で試料4に入射させるコンデンサレンズ2と、試料4で
反射される軟X線を集光して拡大像を形成する対物レン
ズ6と、その拡大像を受ける軟X線検出器7とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、基板上に2種類
以上の物質を積層した多層膜構造を有する試料を軟X線
拡大光学系を用いて検査する軟X線検査装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体デバイスにおけるパターン
形式の微細化に伴い、リソグラフィー技術としてX線リ
ソグラフィー技術がもっとも有望視されている。このX
線リソグラフィーに用いられるマスクには、X線を透過
する膜の上にX線を通さない物質でパターンを形成する
透過型マスクや、基板上にX線を反射する多層膜構造で
パターンを形成する反射型マスクがあるが、耐久性など
の点で反射型マスクが実用的である。
【0003】この反射型マスクに要求される重要な性能
としては、 1)表面が平滑で、傷やピンホールがないこと、 2)使用するX線の波長において、十分な反射率を有す
ること、 3)使用するX線の波長において、パターンの欠陥がな
いこと、 4)使用するX線の波長において、面内の反射率が一様
であること、が挙げられる。 また、半導体デバイスだけでなく、最近注目を集めてい
るX線レーザに用いられる多層膜反射鏡においても、ミ
ラーの表面の反射率が一様であることが要求されてい
る。
【0004】一方、微細構造を検査する検査装置とし
て、本出願人は、例えば、特開平3−282300号公
報において、軟X線源からの軟X線をコンデンサレンズ
を経て試料に投射し、該試料を透過、回折した軟X線を
対物レンズにより集光結像させて拡大像を得るようにし
た軟X線検査装置を提案している。また、「First stag
e in development of a soft-x-ray reflection imagin
g microscope in the Schwarzschild configuration us
ing a soft-x-ray laser at 18.2nm」,D.S.DiCicco,D.K
im,R.Rosser,and S,Suckewer,OPTICS LETTERS,Vol.17,N
o.2,January 15,1992,pp.157-159には、軟X線源からの
軟X線をコンデンサレンズを経て20°の斜入射角で試
料面に投射し、該試料面で反射した軟X線を対物レンズ
により集光結像させて拡大像を得るようにした軟X線検
査装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
本出願人の提案にかかる上記の軟X線検査装置にあって
は、軟X線を試料に投射して透過、回折させるため、試
料が厚い場合には、それをごく薄い切片にする必要があ
る。このため、試料の厚さによっては、非破壊検査がで
きない場合がある。また、後者の軟X線検査装置にあっ
ては、軟X線を20°の斜入射角で試料面に投射するよ
うにしているため、像の歪みが大きくなるという問題が
あると共に、試料のごく表面しか観察できないため、多
層膜構造の評価を行うことができないという問題があ
る。
【0006】なお、従来、基板上に2種類以上の物質を
積層してなる多層膜構造で形成された2次元パターンを
有する試料表面を非破壊で観察するものとして、電子線
を用いる走査型電子顕微鏡や、可視光を用いる顕微鏡が
知られているが、これらの顕微鏡では、試料が用いられ
る軟X線領域の波長で、試料を評価することはできな
い。
【0007】この発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、像の歪みを生じることなく、多層膜構造を有する
試料を、該試料が使用される軟X線領域の波長で非破壊
的に検査できるよう適切に構成した軟X線検査装置を提
供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、基板上に2種類以上の物質を積層した
多層膜構造を有する試料を、軟X線を用いて検査する軟
X線検査装置であって、軟X線を発生する軟X線源と、
この軟X線源からの軟X線を直入射領域の入射角で前記
試料に入射させるコンデンサレンズと、前記試料で反射
される軟X線を集光して拡大像を形成する対物レンズ
と、前記拡大像を受ける軟X線検出器と、を有すること
を特徴とするものである。
【0009】この発明の一実施形態では、前記コンデン
サレンズと前記試料との間に、軟X線を透過および反射
するハーフミラーを設ける。このように構成すれば、試
料を直入射で観察することが可能となるので、試料上で
フォーカスがあっている領域を広くできる。
【0010】この発明の一実施形態では、前記コンデン
サレンズの光軸と前記試料の法線とがなす角度をθ、前
記対物レンズの光軸と前記試料の法線とがなす角度をφ
とするとき、 14°≦θ=φ≦60° を満足するよう構成する。このように構成すれば、試料
に入射する軟X線と、試料で反射される軟X線とをハー
フミラーを用いることなく分離できるので、軟X線の利
用効率を高めることが可能となる。また、通常、対物レ
ンズは開口数が0.25以下のものが用いられるので、
14°≦θ=φとすることにより、対物レンズやコンデ
ンサレンズ等の光学素子の干渉を避けることが可能にな
り、また、θ=φ≦60°とすることにより、試料表面
での散乱光の影響を避けることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の第1実施形態
を示すものである。この実施形態では、レーザプラズマ
X線源の実質的に点光源と見做せる軟X線源1からの軟
X線を、内面を回転楕円面形状に形成した無酸素銅製の
鏡よりなるコンデンサレンズ2、および透過率30%、
反射率30%のMo/Si多層膜からなる軟X線ハーフ
ミラー3を経て収束して試料4に直入射で投射する。試
料4は、コンデンサレンズ2の光軸方向および光軸に対
して垂直な面内で移動可能に3軸ステージ5に載置す
る。試料4で反射される軟X線は、軟X線ハーフミラー
3で反射させた後、シュヴァルツシルト型対物レンズ6
を経て、マイクロチャンネルプレート(以下、MCPと
略称する)の裏面に螢光面を取りつけた軟X線検出器7
に結像させて観察する。なお、装置全体は、図示しない
真空容器内に収容する。
【0012】この実施形態では、試料4として、Mo/
Siを41層積層してなる多層膜構造のパターンが0.
2μm間隔で形成されたものを観察する。この試料4
は、その直入射での分光反射率特性を図2に曲線aで示
すように、14.3nmの波長領域で使用されるもので
ある。このため、この実施形態では、シュヴァルツシル
ト型対物レンズ6として、Mo/B4Cを41層積層し
た多層膜構造を有し、図2に曲線bで示すように、波長
14.3nmで最大の反射率が得られる分光反射率特性
を有する拡大結像倍率が200倍のものを用いる。
【0013】このように構成して、試料4を観察すれ
ば、試料4の表面に形成された0.2μm間隔の多層膜
構造のパターンを、軟X線検出器7上で40μmのパタ
ーンとして結像することができる。ここで、軟X線検出
器7のMCPで検出できる空間分解能は、通常、10μ
m〜20μmであるから、軟X線検出器7に結像された
像を観察することにより、試料4のパターンの欠陥の有
無を容易に検査することができる。
【0014】この実施形態によれば、軟X線ハーフミラ
ー3を用いて試料4を直入射で観察するようにしたの
で、歪みのない像を得ることができると共に、試料4上
でフォーカスが合っている領域を広く取れる利点があ
る。また、シュヴァルツシルト型対物レンズ6の分光反
射率特性を、試料4が使用される波長で最大の反射率が
得られるようにしたので、試料4の表面の反射ムラやゴ
ミの付着状態も容易に観察することができる。
【0015】図3は、この発明の第2実施形態を示すも
のである。この実施形態では、レーザプラズマX線源の
実質的に点光源と見做せる軟X線源11からの軟X線
を、内面を回転楕円面形状に形成した無酸素銅製の鏡よ
りなるコンデンサレンズ12を経て試料13に収束して
投射する。試料13は、その法線方向および該法線方向
に対して垂直な面内で移動可能な3軸ステージ14に載
置し、この試料13で反射される軟X線をシュヴァルツ
シルト型対物レンズ15を経て、軟X線検出器としての
2次元積層型固体撮像素子16上に結像させ、その出力
を図示しない信号処理回路で処理してモニタに表示して
観察する。
【0016】軟X線源11およびコンデンサレンズ12
は光学基盤17に支持し、シュヴァルツシルト型対物レ
ンズ15および2次元積層型固体撮像素子16は光学基
盤18に保持する。これら光学基盤17,18は、図4
に示すように、軸19を中心に回動可能に設ける。この
実施形態では、コンデンサレンズ12の光軸と試料13
の法線との成す角度をθ、シュヴァルツシルト型対物レ
ンズ15と試料13の法線との成す角度をφとすると
き、光学基盤17,18を、θ=φの関係を保った状態
で、14°≦θ=φ≦60°の範囲で回動可能に構成す
る。なお、装置全体は、図示しない真空容器内に収容す
る。
【0017】この実施形態では、試料13として、Mo
/Siを41層積層してなる多層膜構造のパターンが
0.1μm間隔で形成されたものを観察する。また、シ
ュヴァルツシルト型対物レンズ15は、Mo/Siを4
1層積層した多層膜構造を有する拡大結像倍率が100
倍のものを用いる。このようにして、試料13で反射さ
れる軟X線をシュヴァルツシルト型対物レンズ15によ
って2次元積層型固体撮像素子16上に結像させる。な
お、この実施形態の場合、2次元積層型固体撮像素子1
6上に結像される像は、視野中心を通りコンデンサレン
ズ12の光軸とシュヴァルツシルト型対物レンズ15の
光軸とを含む面に対して垂直な直線上(軸19と平行な
直線上)で、コンデンサレンズ12の開口数およびシュ
ヴァルツシルト型対物レンズ15の軸外結像性能等によ
って決定される微小範囲で、歪みもなくフォーカスが合
った最良の像となる。そこで、この実施形態では、観察
領域を広くとるため、試料13を試料面と平行な方向に
移動させて最良像が撮れる位置へ次々と走査するように
する。
【0018】このように構成して、試料13を観察すれ
ば、試料13の表面に形成された0.1μm間隔の多層
膜構造のパターンを、2次元積層型固体撮像素子16上
に10μmのパターンで結像することができる。ここ
で、2次元積層型固体撮像素子16の空間分解能は、通
常、数μmであるから、この2次元積層型固体撮像素子
16の出力を処理してモニタで観察することにより、試
料13のパターンの欠陥の有無を容易に検査することが
できる。
【0019】この実施形態によれば、軟X線ハーフミラ
ーを用いることなく、直入射領域の入射角で試料13を
観察するようにしたので、第1実施形態におけるより
も、軟X線の利用効率を高めることができる。また、上
記θおよびφを、14°≦θ=φ≦60°としたので、
シュヴァルツシルト型対物レンズ15やコンデンサレン
ズ12等の光学素子の干渉を避けることができると共
に、試料13の表面での散乱光の影響を避けることもで
きる。なお、この実施形態の場合、試料13の多層膜の
反射率のピークの位置(波長)とシュヴァルツシルト型
対物レンズ15の透過率のピークの位置(波長)とがず
れていると、その総合反射率特性は、図5に曲線aで示
すようになって、軟X線の利用効率が低くなる。そこ
で、この実施形態では、検査に先立って、光学基盤1
7,18を調整して、θおよびφを上記の範囲で変えて
両ピークの位置をほぼ一致させて、図5に曲線bで示す
総合反射率特性が得られるようにする。このようにすれ
ば、軟X線の利用効率をより有効に高めることができ
る。
【0020】なお、この発明は、上述した実施形態にの
み限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可
能である。例えば、検査する試料は、上記のMo/Si
多層膜構造のものに限らず、Mo/B4C,Ni/T
i,NiCr/Ti,NiCr/BN,W/C,W/B
4C等、種々の波長領域に対応する物質を積層したもの
も有効に検査することができる。また、試料の多層膜構
造とシュヴァルツシルト型対物レンズの多層膜構造との
組み合わせも、上記の実施形態以外にも、例えば、試料
がNi/Tiの多層膜構造の場合には、シュヴァルツシ
ルト型対物レンズをNiCr/BNの多層膜構造とする
ように、任意に選択することができる。
【0021】さらに、コンデンサレンズは、上記の回転
楕円面形状の鏡に限らず、ウォルター鏡、ゾーンプレー
ト等の軟X線を集光できる任意のものを用いることがで
きると共に、対物レンズについても、シュヴァルツシル
ト型に限らず、ウォルター鏡やゾーンプレート等の軟X
線を集光結像できる任意のものを用いることができる。
また、第1実施形態では、軟X線検出器としてMCPを
有するX線検出器を用いたが、例えば、半導体検出器を
用いることができる。さらに、第2実施形態では、2次
元積層型固体撮像素子に代えて、1次元検出器を用いる
こともできる。この場合は、1次元検出器を最良像が得
られる線上に配置し、上述した手法で試料を走査すれば
よい。また、第2実施形態では、シュヴァルツシルト型
対物レンズの多層膜構造を、試料の多層膜構造と同じM
o/Siとしたが、これを例えばNiCr/BNとし、
θ=φ=約60°として、7nm近辺の短波長で検査す
ることもできる。さらにまた、第1,第2実施形態では
軟X線源として、レーザプラズマX線源を用いたが、シ
ンクロトロン放射光を用いることもできる。
【0022】付記項 1.基板上に2種類以上の物質を積層した多層膜構造を
有する試料を、軟X線を用いて検査する軟X線検査装置
であって、軟X線を発生する軟X線源と、この軟X線源
からの軟X線を直入射領域の入射角で前記試料に入射さ
せるコンデンサレンズと、前記試料の表面で反射される
軟X線を集光して拡大像を形成する対物レンズと、前記
拡大像を受ける軟X線検出器と、を有することを特徴と
する軟X線検査装置。 2.付記項1記載の軟X線検査装置において、前記試料
として、表面に2次元パターンを有するものを観察し得
るよう構成したことを特徴とする軟X線検査装置。 3.付記項1または2記載の軟X線検査装置において、
前記コンデンサレンズと前記試料との間に、軟X線を透
過および反射するハーフミラーを設けたことを特徴とす
る軟X線検査装置。 4.付記項3記載の軟X線検査装置において、前記コン
デンサレンズの光軸と、前記試料の法線とが一致するよ
う構成したことを特徴とする軟X線検査装置。 5.付記項1または2記載の軟X線検査装置において、
前記コンデンサレンズの光軸と前記試料の法線とがなす
角度をθ、前記対物レンズの光軸と前記試料の法線とが
なす角度をφとするとき、 14°≦θ=φ≦60° を満足するよう構成したことを特徴とする軟X線検査装
置。 6.付記項5記載の軟X線検査装置において、前記角度
θと前記角度φとを調節する機構を有することを特徴と
する軟X線検査装置。 7.付記項1〜6のいずれか記載の軟X線検査装置にお
いて、前記対物レンズは、曲面基板上に2種類以上の物
質を積層した多層膜構造を有する複数の反射鏡からなる
ことを特徴とする軟X線検査装置。 8.付記項7記載の軟X線検査装置において、前記対物
レンズは、凸面鏡と中央に開口を有する凹面鏡とを、前
記凸面鏡が前記凹面鏡の開口に対向するように共軸に配
置したシュヴァルツシルト光学系からなることを特徴と
する軟X線検査装置。 9.付記項1〜7のいずれか記載の軟X線検査装置にお
いて、前記対物レンズに積層した多層膜のうちの重元素
層に含まれる元素と、前記多層構造を有する試料のうち
の重元素層に含まれる元素とが同じであることを特徴と
する軟X線検査装置。 10.付記項1〜9のいずれか記載の軟X線検査装置に
おいて、前記軟X線検出器は、外部光電効果を利用した
検出器であることを特徴とする軟X線検査装置。 11.付記項1〜9のいずれか記載の軟X線検査装置に
おいて、前記軟X線検出器は、光電変換層を有する半導
体検出器であることを特徴とする軟X線検査装置。 12.付記項11記載の軟X線検査装置において、前記
軟X線検出器は、画素電極上に光電変換層を敷設し、該
光電変換層上に表面電極層を設けた積層型固体撮像素子
であることを特徴とする軟X線検査装置。 13.付記項10〜12のいずれか記載の軟X線検査装
置において、前記軟X線検出器は、2次元的に配列され
た画素を有することを特徴とする軟X線検査装置。 14.付記項10〜12のいずれか記載の軟X線検査装
置において、前記軟X線検出器は、1次元的に配列され
た画素を有することを特徴とする軟X線検査装置。 15.付記項10〜14のいずれか記載の軟X線検査装
置において、前記試料が有する2次元パターンの最小線
幅がdμmのとき、前記対物レンズの拡大率Mが、10
<M×d、を満足することを特徴とする軟X線検査装
置。 16.付記項7〜9のいずれか記載の軟X線検査装置に
おいて、前記試料の多層膜および前記対物レンズの多層
膜が、Mo/Si,Mo/B4C,Ni/Ti,NiC
r/Ti,NiCr/BN,W/C,W/B4Cのうち
のいずれかの物質をそれぞれ有することを特徴とする軟
X線検査装置。 17.付記項1〜16のいずれか記載の軟X線検査装置
において、前記コンデンサレンズは、回転楕円面鏡から
なることを特徴とする軟X線検査装置。
【0023】上記付記項における主な作用効果は以下の
通りである。 1)付記項2によれば、多層膜構造の試料を反射型の顕
微鏡で観察するので、試料上のパターンの状態を、それ
が使用される波長で検査することが可能となる。 2)付記項3,4によれば、直入射で観察できるので、
歪みがなく、試料上でフォーカスが合っている領域を広
く取ることが可能である。 3)付記項6によれば、試料の分光反射特性のピーク
と、対物レンズの分光透過率特性のピークとの波長を容
易に一致させることが可能となる。 4)付記項7,8によれば、対物レンズが直入射型であ
るので、結像性能が良くなる。 5)付記項9によれば、試料が使用される波長領域で良
好な反射率を得ることが可能となる。 6)付記項10によれば、波長10nmから20nmの
領域で特に検出効率を高めることが可能となる。 7)付記項11によれば、軟X線検出器の空間分解能が
良く、またその取り扱いも容易にできる。 8)付記項12によれば、軟X線検出器での検出効率を
高くできる。 9)付記項15によれば、軟X線検出器の空間分解能
は、10μmが限界であることから、試料上のパターン
を効率的に検査することが可能となる。
【0024】
【発明の効果】この発明によれば、軟X線源からの軟X
線を直入射領域の入射角で試料に入射させ、該試料で反
射される軟X線を集光して軟X線検出器に拡大して結像
させるようにしたので、基板上に2種類以上の物質を積
層してなる2次元パターン等の多層膜構造を有する試料
を、像の歪みを生じることなく、該試料が使用される軟
X線領域の波長で非破壊的に検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態を示す図である。
【図2】図1に示す試料およびシュヴァルツシルト型対
物レンズの分光反射率特性を示す図である。
【図3】この発明の第2実施形態を示す図である。
【図4】その部分詳細図である。
【図5】第2実施形態における総合反射率特性を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1 軟X線源 2 コンデンサレンズ 3 軟X線ハーフミラー 4 試料 5 3軸ステージ 6 シュヴァルツシルト型対物レンズ 7 軟X線検出器 11 軟X線源 12 コンデンサレンズ 13 試料 14 3軸ステージ 15 シュヴァルツシルト型対物レンズ 16 2次元積層型固体撮像素子 17,18 光学基盤 19 軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に2種類以上の物質を積層した多
    層膜構造を有する試料を、軟X線を用いて検査する軟X
    線検査装置であって、 軟X線を発生する軟X線源と、 この軟X線源からの軟X線を直入射領域の入射角で前記
    試料に入射させるコンデンサレンズと、 前記試料で反射される軟X線を集光して拡大像を形成す
    る対物レンズと、 前記拡大像を受ける軟X線検出器と、を有することを特
    徴とする軟X線検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の軟X線検査装置におい
    て、 前記コンデンサレンズと前記試料との間に、軟X線を透
    過および反射するハーフミラーを設けたことを特徴とす
    る軟X線検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の軟X線検査装置におい
    て、 前記コンデンサレンズの光軸と前記試料の法線とがなす
    角度をθ、前記対物レンズの光軸と前記試料の法線とが
    なす角度をφとするとき、 14°≦θ=φ≦60° を満足するよう構成したことを特徴とする軟X線検査装
    置。
JP9020275A 1997-02-03 1997-02-03 軟x線検査装置 Withdrawn JPH10221500A (ja)

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JP (1) JPH10221500A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1100092A2 (de) * 1999-11-12 2001-05-16 Helmut Fischer GmbH & Co. Vorrichtung zur Führung von Röntgenstrahlen
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