JPH10220247A - 小型船艇の推進装置 - Google Patents
小型船艇の推進装置Info
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- JPH10220247A JPH10220247A JP9039882A JP3988297A JPH10220247A JP H10220247 A JPH10220247 A JP H10220247A JP 9039882 A JP9039882 A JP 9039882A JP 3988297 A JP3988297 A JP 3988297A JP H10220247 A JPH10220247 A JP H10220247A
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- injection valve
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- combustion engine
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H21/00—Use of propulsion power plant or units on vessels
- B63H21/30—Mounting of propulsion plant or unit, e.g. for anti-vibration purposes
- B63H21/305—Mounting of propulsion plant or unit, e.g. for anti-vibration purposes with passive vibration damping
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B34/00—Vessels specially adapted for water sports or leisure; Body-supporting devices specially adapted for water sports or leisure
- B63B34/10—Power-driven personal watercraft, e.g. water scooters; Accessories therefor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H21/00—Use of propulsion power plant or units on vessels
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Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内燃機関をその上方から覆う蓋体を取り外し
た場合でも、この内燃機関のシリンダ内に燃料を噴射す
るために設けた燃料噴射弁に水が降り掛らないように
し、もって、この燃料噴射弁に錆が生じないようにし
て、寿命を向上させる。 【解決手段】 内燃機関13が船体3の底部に支持され
るクランクケース37と、このクランクケース37から
上方に向って突出するシリンダ40とを備える。上記内
燃機関13の外側方に上下方向に延びる吸気管53を設
ける。この吸気管53の下端部を上記内燃機関13に連
結させる一方、同上吸気管53の上端部に吸気箱54を
連結する。上記内燃機関13をその上方から開閉自在に
覆うシートを設ける。上記シリンダ40内に燃料57を
噴射して供給する燃料噴射弁56を上記シリンダ40に
取り付ける。上記燃料噴射弁56の少なくとも一部をそ
の上方から上記吸気箱54で覆う。
た場合でも、この内燃機関のシリンダ内に燃料を噴射す
るために設けた燃料噴射弁に水が降り掛らないように
し、もって、この燃料噴射弁に錆が生じないようにし
て、寿命を向上させる。 【解決手段】 内燃機関13が船体3の底部に支持され
るクランクケース37と、このクランクケース37から
上方に向って突出するシリンダ40とを備える。上記内
燃機関13の外側方に上下方向に延びる吸気管53を設
ける。この吸気管53の下端部を上記内燃機関13に連
結させる一方、同上吸気管53の上端部に吸気箱54を
連結する。上記内燃機関13をその上方から開閉自在に
覆うシートを設ける。上記シリンダ40内に燃料57を
噴射して供給する燃料噴射弁56を上記シリンダ40に
取り付ける。上記燃料噴射弁56の少なくとも一部をそ
の上方から上記吸気箱54で覆う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船体内のエンジン
室に収納された2サイクルの内燃機関を備えた小型船艇
の推進装置に関するものである。
室に収納された2サイクルの内燃機関を備えた小型船艇
の推進装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記小型船艇の推進装置には、従来、次
のように構成されたものがある。
のように構成されたものがある。
【0003】即ち、船体内のエンジン室に2サイクルの
内燃機関が収納させられ、この内燃機関が上記船体の底
部に支持されるクランクケースと、軸心が船体の長手方
向に向って延びこの軸心回りに回転自在となるよう上記
クランクケースに支承されるクランク軸と、上記クラン
クケースから上方に向って突出するシリンダとを備えて
いる。また、上記内燃機関に吸気管と、排気管とが取り
付けられている。
内燃機関が収納させられ、この内燃機関が上記船体の底
部に支持されるクランクケースと、軸心が船体の長手方
向に向って延びこの軸心回りに回転自在となるよう上記
クランクケースに支承されるクランク軸と、上記クラン
クケースから上方に向って突出するシリンダとを備えて
いる。また、上記内燃機関に吸気管と、排気管とが取り
付けられている。
【0004】上記構成において、内燃機関に燃料を供給
するための手段として、上記シリンダ内に燃料を噴射し
て供給する燃料噴射弁を設けることが考えられる。
するための手段として、上記シリンダ内に燃料を噴射し
て供給する燃料噴射弁を設けることが考えられる。
【0005】そして、上記内燃機関が駆動すれば、上記
吸気管を通して外部の空気が上記シリンダ内に供給され
ると共に、上記燃料噴射弁により、同上シリンダ内に燃
料が供給され、この燃料の燃焼により生じた熱エネルギ
ーが上記内燃機関で動力に変換され、この動力が船体の
後部に設けられたインペラに伝達されて、船艇が推進さ
せられるようになっている。また、上記燃焼により生じ
た燃焼ガスは、排気として上記排気管を通し外部に排出
される。
吸気管を通して外部の空気が上記シリンダ内に供給され
ると共に、上記燃料噴射弁により、同上シリンダ内に燃
料が供給され、この燃料の燃焼により生じた熱エネルギ
ーが上記内燃機関で動力に変換され、この動力が船体の
後部に設けられたインペラに伝達されて、船艇が推進さ
せられるようになっている。また、上記燃焼により生じ
た燃焼ガスは、排気として上記排気管を通し外部に排出
される。
【0006】上記内燃機関の上方で、上記船体の上部に
は開口が形成され、この開口を開閉自在に閉じるシート
などの蓋体が設けられ、この蓋体の開閉動作で、上記内
燃機関がその上方から開閉自在に覆われるようになって
いる。
は開口が形成され、この開口を開閉自在に閉じるシート
などの蓋体が設けられ、この蓋体の開閉動作で、上記内
燃機関がその上方から開閉自在に覆われるようになって
いる。
【0007】そして、上記蓋体を取り外せば、上記開口
を通し船体の外部から上記内燃機関の保守、点検作業が
できることとされている。
を通し船体の外部から上記内燃機関の保守、点検作業が
できることとされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、海
上で内燃機関を点検しようとして、上記蓋体を取り外
し、上記内燃機関の上方を開放させると、上記燃料噴射
弁にその上方から水が降り掛り易くなる。
上で内燃機関を点検しようとして、上記蓋体を取り外
し、上記内燃機関の上方を開放させると、上記燃料噴射
弁にその上方から水が降り掛り易くなる。
【0009】ここで、上記燃料噴射弁は、一般に、電子
的に制御されるものであって複雑な構造をしており、ま
た、ソレノイド作動式であって強磁性体(鉄)の部分を
有しており、このため、これに水、特に海水が付着すれ
ば、錆が生じ易いものである。
的に制御されるものであって複雑な構造をしており、ま
た、ソレノイド作動式であって強磁性体(鉄)の部分を
有しており、このため、これに水、特に海水が付着すれ
ば、錆が生じ易いものである。
【0010】このため、上記蓋体を取り外したときに、
上記燃料噴射弁に水が降り掛ると、これに錆が発生し、
寿命が低下するおそれを生じる。
上記燃料噴射弁に水が降り掛ると、これに錆が発生し、
寿命が低下するおそれを生じる。
【0011】また、上記燃料噴射弁は、一般に、棒状を
していてその占有空間が大きいため、上記燃料噴射弁を
単に設けると、この燃料噴射弁に干渉しないよう上記吸
気管と排気管とを配設させる必要上、これら吸気管と排
気管とが、船体の幅方向で、上記内燃機関から大きく離
れて配設されることとなり、つまり、推進装置の幅寸法
が大きくなるおそれがある。
していてその占有空間が大きいため、上記燃料噴射弁を
単に設けると、この燃料噴射弁に干渉しないよう上記吸
気管と排気管とを配設させる必要上、これら吸気管と排
気管とが、船体の幅方向で、上記内燃機関から大きく離
れて配設されることとなり、つまり、推進装置の幅寸法
が大きくなるおそれがある。
【0012】そして、上記したように推進装置の幅寸法
が大きくなれば、その分、これを収納する船体の幅寸法
が大きくなって、船艇の操向時の旋回性能が低下するお
それがある。
が大きくなれば、その分、これを収納する船体の幅寸法
が大きくなって、船艇の操向時の旋回性能が低下するお
それがある。
【0013】また、上記内燃機関の出力を向上させよう
とする場合には、一つのシリンダ内への燃料の噴射量を
多くさせるために、一つのシリンダに対し複数の燃料噴
射弁を設けることが考えられるが、単にこのようにする
と、前記した諸問題が更に悪化させられるおそれがあ
る。
とする場合には、一つのシリンダ内への燃料の噴射量を
多くさせるために、一つのシリンダに対し複数の燃料噴
射弁を設けることが考えられるが、単にこのようにする
と、前記した諸問題が更に悪化させられるおそれがあ
る。
【0014】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、内燃機関をその上方から覆う蓋体を取り
外した場合でも、この内燃機関のシリンダ内に燃料を噴
射するために設けた燃料噴射弁に水が降り掛らないよう
にし、もって、この燃料噴射弁に錆が生じないようにし
て、寿命を向上させることを課題とする。
されたもので、内燃機関をその上方から覆う蓋体を取り
外した場合でも、この内燃機関のシリンダ内に燃料を噴
射するために設けた燃料噴射弁に水が降り掛らないよう
にし、もって、この燃料噴射弁に錆が生じないようにし
て、寿命を向上させることを課題とする。
【0015】また、推進装置の幅寸法を小さくさせ、こ
れに伴い船体の幅寸法を小さくさせることにより、船艇
の操向時の旋回性能を向上させることを課題とする。
れに伴い船体の幅寸法を小さくさせることにより、船艇
の操向時の旋回性能を向上させることを課題とする。
【0016】更に、上記内燃機関の出力を向上させるた
めに、一つのシリンダ内への燃料の噴射量を多くさせよ
うとして、一つのシリンダに対し複数の燃料噴射弁を設
けた場合でも、前記諸課題が達成されるようにすること
を課題とする。
めに、一つのシリンダ内への燃料の噴射量を多くさせよ
うとして、一つのシリンダに対し複数の燃料噴射弁を設
けた場合でも、前記諸課題が達成されるようにすること
を課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の小型船艇の推進装置は、次の如くである。
の本発明の小型船艇の推進装置は、次の如くである。
【0018】請求項1の発明は、船体3内のエンジン室
9に内燃機関13を収納し、この内燃機関13が上記船
体3の底部に支持されるクランクケース37と、このク
ランクケース37から上方に向って突出するシリンダ4
0とを備え、上記内燃機関13の外側方に上下方向に延
びる吸気管53を設け、この吸気管53の下端部を上記
内燃機関13に連結させる一方、同上吸気管53の上端
部に吸気箱54を連結し、上記内燃機関13をその上方
から開閉自在に覆うシート(蓋体)32を設けた場合に
おいて、
9に内燃機関13を収納し、この内燃機関13が上記船
体3の底部に支持されるクランクケース37と、このク
ランクケース37から上方に向って突出するシリンダ4
0とを備え、上記内燃機関13の外側方に上下方向に延
びる吸気管53を設け、この吸気管53の下端部を上記
内燃機関13に連結させる一方、同上吸気管53の上端
部に吸気箱54を連結し、上記内燃機関13をその上方
から開閉自在に覆うシート(蓋体)32を設けた場合に
おいて、
【0019】上記シリンダ40内に燃料57を噴射して
供給する燃料噴射弁56を上記シリンダ40に取り付
け、上記燃料噴射弁56の少なくとも一部をその上方か
ら上記吸気箱54で覆ったものである。
供給する燃料噴射弁56を上記シリンダ40に取り付
け、上記燃料噴射弁56の少なくとも一部をその上方か
ら上記吸気箱54で覆ったものである。
【0020】請求項2の発明は、船体3内のエンジン室
9に内燃機関13を収納し、この内燃機関13が上記船
体3の底部に支持されるクランクケース37と、このク
ランクケース37に支承されるクランク軸38と、上記
クランクケース37から上方に向って突出するシリンダ
40とを備え、上記内燃機関13の一側面の外側方に上
下方向に向って延びる吸気管53を設けた場合におい
て、
9に内燃機関13を収納し、この内燃機関13が上記船
体3の底部に支持されるクランクケース37と、このク
ランクケース37に支承されるクランク軸38と、上記
クランクケース37から上方に向って突出するシリンダ
40とを備え、上記内燃機関13の一側面の外側方に上
下方向に向って延びる吸気管53を設けた場合におい
て、
【0021】上記内燃機関13のシリンダ40の上記一
側面に、上記シリンダ40内に燃料57を噴射して供給
する棒状の燃料噴射弁56の一端部を取り付けて、この
燃料噴射弁56の他端部を上記シリンダ40の外側方に
向って突出させ、平面視で、上記シリンダ40の軸心4
0dを通り上記クランク軸38の軸心と直交する第1鉛
直面67に対し、上記燃料噴射弁56を傾斜させ、
側面に、上記シリンダ40内に燃料57を噴射して供給
する棒状の燃料噴射弁56の一端部を取り付けて、この
燃料噴射弁56の他端部を上記シリンダ40の外側方に
向って突出させ、平面視で、上記シリンダ40の軸心4
0dを通り上記クランク軸38の軸心と直交する第1鉛
直面67に対し、上記燃料噴射弁56を傾斜させ、
【0022】上記吸気管53の少なくとも一部を上記燃
料噴射弁56の他端部よりも上記シリンダ40側に配設
したものである。
料噴射弁56の他端部よりも上記シリンダ40側に配設
したものである。
【0023】請求項3の発明は、請求項2の発明に加え
て、上記クランク軸38に沿って二つのシリンダ40,
40を並設し、これら各シリンダ40にそれぞれ燃料噴
射弁56を取り付け、これら燃料噴射弁56をその各他
端部に向うに従い互いにより大きく離れるようにし、こ
れら両燃料噴射弁56,56間に上記吸気管53を配設
したものである。
て、上記クランク軸38に沿って二つのシリンダ40,
40を並設し、これら各シリンダ40にそれぞれ燃料噴
射弁56を取り付け、これら燃料噴射弁56をその各他
端部に向うに従い互いにより大きく離れるようにし、こ
れら両燃料噴射弁56,56間に上記吸気管53を配設
したものである。
【0024】請求項4の発明は、請求項3の発明に加え
て、上記各燃料噴射弁56の上面もしくは下面に燃料供
給口68を形成し、平面視で、上記クランク軸38とほ
ぼ平行に延びる燃料供給管59を上記各燃料供給口68
に連結したものである。
て、上記各燃料噴射弁56の上面もしくは下面に燃料供
給口68を形成し、平面視で、上記クランク軸38とほ
ぼ平行に延びる燃料供給管59を上記各燃料供給口68
に連結したものである。
【0025】請求項5の発明は、請求項2から4のうち
いずれか1つの発明に加えて、平面視で、上記燃料噴射
弁56がその他端部に向うに従い上記第1鉛直面67か
らより大きく離れるよう上記燃料噴射弁56を傾斜さ
せ、上記クランク軸38の軸方向で、上記第1鉛直面6
7を基準として、上記燃料噴射弁56の他端部側に上記
吸気管53の孔芯69を偏位させたものである。
いずれか1つの発明に加えて、平面視で、上記燃料噴射
弁56がその他端部に向うに従い上記第1鉛直面67か
らより大きく離れるよう上記燃料噴射弁56を傾斜さ
せ、上記クランク軸38の軸方向で、上記第1鉛直面6
7を基準として、上記燃料噴射弁56の他端部側に上記
吸気管53の孔芯69を偏位させたものである。
【0026】請求項6の発明は、請求項2から4のうち
いずれか1つの発明に加えて、平面視で、上記燃料噴射
弁56がその他端部に向うに従い上記第1鉛直面67か
らより大きく離れるよう上記燃料噴射弁56を傾斜さ
せ、上記クランク軸38の軸方向で、上記第1鉛直面6
7を基準として、上記燃料噴射弁56の他端部とは反対
側に上記吸気管53の孔芯69を偏位させたものであ
る。
いずれか1つの発明に加えて、平面視で、上記燃料噴射
弁56がその他端部に向うに従い上記第1鉛直面67か
らより大きく離れるよう上記燃料噴射弁56を傾斜さ
せ、上記クランク軸38の軸方向で、上記第1鉛直面6
7を基準として、上記燃料噴射弁56の他端部とは反対
側に上記吸気管53の孔芯69を偏位させたものであ
る。
【0027】請求項7の発明は、請求項2から6のうち
いずれか1つの発明に加えて、平面視で、上記シリンダ
40の一側面に、一対の燃料噴射弁56,56を取り付
け、これら燃料噴射弁56,56の間に上記第1鉛直面
67を位置させ、各燃料噴射弁56をその他端部に向う
に従い上記第1鉛直面67からより大きく離れるように
し、これら両燃料噴射弁56,56間の空間に上記吸気
管53を配設したものである。
いずれか1つの発明に加えて、平面視で、上記シリンダ
40の一側面に、一対の燃料噴射弁56,56を取り付
け、これら燃料噴射弁56,56の間に上記第1鉛直面
67を位置させ、各燃料噴射弁56をその他端部に向う
に従い上記第1鉛直面67からより大きく離れるように
し、これら両燃料噴射弁56,56間の空間に上記吸気
管53を配設したものである。
【0028】請求項8の発明は、請求項2から7のうち
いずれか1つの発明に加えて、上記シリンダ40内に燃
料57を噴射して供給する他の燃料噴射弁71を設け、
この他の燃料噴射弁71を上記シリンダ40のシリンダ
ヘッド40cに取り付けたものである。
いずれか1つの発明に加えて、上記シリンダ40内に燃
料57を噴射して供給する他の燃料噴射弁71を設け、
この他の燃料噴射弁71を上記シリンダ40のシリンダ
ヘッド40cに取り付けたものである。
【0029】請求項9の発明は、請求項1から8のうち
いずれか1つの発明に加えて、上下方向の燃料噴射弁5
6の位置を、船艇1の正常姿勢での喫水線72よりも上
側に位置させ、かつ、船艇1の180°転覆姿勢での喫
水線73よりも上側に位置させたものである。
いずれか1つの発明に加えて、上下方向の燃料噴射弁5
6の位置を、船艇1の正常姿勢での喫水線72よりも上
側に位置させ、かつ、船艇1の180°転覆姿勢での喫
水線73よりも上側に位置させたものである。
【0030】請求項10の発明は、船体3内のエンジン
室9に内燃機関13を収納し、この内燃機関13が上記
船体3の底部に支持されるクランクケース37と、軸心
が船体3の長手方向に向って延びこの軸心回りに回転自
在となるよう上記クランクケース37に支承されるクラ
ンク軸38と、上記クランクケース37から上方に向っ
て突出するシリンダ40とを備え、上記内燃機関13か
ら上方に向って突出する吸気管53を設け、上記クラン
ク軸38の軸心を通りこの軸心に沿って延びる第2鉛直
面75に対し、上記シリンダ40を一側方に傾斜させ、
上記吸気管53を他側方に傾斜させた場合において、
室9に内燃機関13を収納し、この内燃機関13が上記
船体3の底部に支持されるクランクケース37と、軸心
が船体3の長手方向に向って延びこの軸心回りに回転自
在となるよう上記クランクケース37に支承されるクラ
ンク軸38と、上記クランクケース37から上方に向っ
て突出するシリンダ40とを備え、上記内燃機関13か
ら上方に向って突出する吸気管53を設け、上記クラン
ク軸38の軸心を通りこの軸心に沿って延びる第2鉛直
面75に対し、上記シリンダ40を一側方に傾斜させ、
上記吸気管53を他側方に傾斜させた場合において、
【0031】上記シリンダ40内に燃料57を噴射して
供給する燃料噴射弁56を設け、この燃料噴射弁56を
上記シリンダ40と吸気管53とで挟まれた空間76内
に配設したものである。
供給する燃料噴射弁56を設け、この燃料噴射弁56を
上記シリンダ40と吸気管53とで挟まれた空間76内
に配設したものである。
【0032】請求項11の発明は、請求項10の発明に
加えて、傾斜した上記シリンダ40の下面側に、排気管
16の一端部を連結し、この排気管16の他端部に排気
膨張室77を形成し、一方、上記内燃機関13をその上
方から開閉自在に覆うシート(蓋体)32を設けた場合
において、
加えて、傾斜した上記シリンダ40の下面側に、排気管
16の一端部を連結し、この排気管16の他端部に排気
膨張室77を形成し、一方、上記内燃機関13をその上
方から開閉自在に覆うシート(蓋体)32を設けた場合
において、
【0033】上記排気膨張室77を、上記空間76内に
位置させると共に、上記燃料噴射弁56をその上方から
上記排気膨張室77で覆ったものである。
位置させると共に、上記燃料噴射弁56をその上方から
上記排気膨張室77で覆ったものである。
【0034】請求項12の発明は、船体3内のエンジン
室9に内燃機関13を収納し、この内燃機関13が上記
船体3の底部に支持されるクランクケース37と、この
クランクケース37に支承されるクランク軸38と、上
記クランクケース37から上方に向って突出するシリン
ダ40とを備え、上記クランク軸38の軸心を通りこの
軸心に沿って延びる第2鉛直面75に対し、上記シリン
ダ40を一側方に傾斜させた場合において、
室9に内燃機関13を収納し、この内燃機関13が上記
船体3の底部に支持されるクランクケース37と、この
クランクケース37に支承されるクランク軸38と、上
記クランクケース37から上方に向って突出するシリン
ダ40とを備え、上記クランク軸38の軸心を通りこの
軸心に沿って延びる第2鉛直面75に対し、上記シリン
ダ40を一側方に傾斜させた場合において、
【0035】上記シリンダ40内に燃料57を噴射して
供給する燃料噴射弁56を設け、この燃料噴射弁56を
傾斜した上記シリンダ40の下面側に取り付けたもので
ある。
供給する燃料噴射弁56を設け、この燃料噴射弁56を
傾斜した上記シリンダ40の下面側に取り付けたもので
ある。
【0036】請求項13の発明は、船体3内のエンジン
室9に内燃機関13を収納し、この内燃機関13が上記
船体3の底部に支持されるクランクケース37と、軸心
が船体3の長手方向に向って延びこの軸心回りに回転自
在となるよう上記クランクケース37に支承されるクラ
ンク軸38と、上記クランクケース37から上方に向っ
て突出するシリンダ40とを備え、上記内燃機関13か
ら上方に向って突出する吸気管53を設け、上記船体3
の幅方向における上記内燃機関13の一側面に吸気管5
3の下流側端部を取り付け、他側面に排気管16の上流
側端部を取り付けた場合において、
室9に内燃機関13を収納し、この内燃機関13が上記
船体3の底部に支持されるクランクケース37と、軸心
が船体3の長手方向に向って延びこの軸心回りに回転自
在となるよう上記クランクケース37に支承されるクラ
ンク軸38と、上記クランクケース37から上方に向っ
て突出するシリンダ40とを備え、上記内燃機関13か
ら上方に向って突出する吸気管53を設け、上記船体3
の幅方向における上記内燃機関13の一側面に吸気管5
3の下流側端部を取り付け、他側面に排気管16の上流
側端部を取り付けた場合において、
【0037】上記シリンダ40内に燃料57を噴射して
供給する燃料噴射弁56を設け、この燃料噴射弁56を
上記内燃機関13の前面側および/もしくは後面側に取
り付けたものである。
供給する燃料噴射弁56を設け、この燃料噴射弁56を
上記内燃機関13の前面側および/もしくは後面側に取
り付けたものである。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
により説明する。
【0039】(第1の実施の形態)
【0040】図1〜3は、第1の実施の形態を示し、こ
れは特に請求項1〜4、9の発明に対応している。
れは特に請求項1〜4、9の発明に対応している。
【0041】図において、符号1は跨座式(換言すれ
ば、鞍乗式)の小型の船艇であり、水2に浮かべられて
いる。また、矢印Frは、上記船艇1の進行方向の前方
を示し、下記する左右とは、上記前方に向っての水平方
向をいうものとする。
ば、鞍乗式)の小型の船艇であり、水2に浮かべられて
いる。また、矢印Frは、上記船艇1の進行方向の前方
を示し、下記する左右とは、上記前方に向っての水平方
向をいうものとする。
【0042】上記船艇1の船体3は繊維で強化された樹
脂(FRP)製で、その下部がハル4、上部がデッキ5
であり、これらハル4とデッキ5とは上下方向で結合さ
せられており、その結合部はガンネル6である。
脂(FRP)製で、その下部がハル4、上部がデッキ5
であり、これらハル4とデッキ5とは上下方向で結合さ
せられており、その結合部はガンネル6である。
【0043】上記船体3の内部を前部室であるエンジン
室9と、後部室10とに仕切る仕切壁11が設けられ、
この仕切壁11は上記ハル4とデッキ5の各内面に強固
に支持されている。
室9と、後部室10とに仕切る仕切壁11が設けられ、
この仕切壁11は上記ハル4とデッキ5の各内面に強固
に支持されている。
【0044】上記船体3に搭載されてこの船体3を推進
させる推進装置12が設けられている。この推進装置1
2は、上記エンジン室9に収納される内燃機関13を有
し、この内燃機関13は船体3の幅方向で、そのほぼ中
央に位置させられている。また、この内燃機関13に供
給されるべき燃料を溜める燃料タンク14も上記エンジ
ン室9に設置されている。
させる推進装置12が設けられている。この推進装置1
2は、上記エンジン室9に収納される内燃機関13を有
し、この内燃機関13は船体3の幅方向で、そのほぼ中
央に位置させられている。また、この内燃機関13に供
給されるべき燃料を溜める燃料タンク14も上記エンジ
ン室9に設置されている。
【0045】上記内燃機関13には吸気系部材15が取
り付けられると共に、同上内燃機関13から排気管16
が延出させられている。この排気管16は、上記エンジ
ン室9内に設けられて上記内燃機関13から延出する上
流側管18と、この上流側管18に緩衝体17を介して
連結される下流側管19とで構成されている。また、こ
の下流側管19には逆流防止箱20が連結され、この逆
流防止箱20に他の排気管21が連結され、これら逆流
防止箱20と他の排気管21とは上記後部室10内に設
けられている。
り付けられると共に、同上内燃機関13から排気管16
が延出させられている。この排気管16は、上記エンジ
ン室9内に設けられて上記内燃機関13から延出する上
流側管18と、この上流側管18に緩衝体17を介して
連結される下流側管19とで構成されている。また、こ
の下流側管19には逆流防止箱20が連結され、この逆
流防止箱20に他の排気管21が連結され、これら逆流
防止箱20と他の排気管21とは上記後部室10内に設
けられている。
【0046】前端が上記ハル4後部の底板に連結される
と共に上記船体3の後部の下方に向って開口し、後端が
上記船体3の後方に向って開口する流水管23が設けら
れている。この流水管23は断面が円形で、その内部
は、上記船体3の後部の下方を、同上船体3の後方に連
通させる水通路24となっている。
と共に上記船体3の後部の下方に向って開口し、後端が
上記船体3の後方に向って開口する流水管23が設けら
れている。この流水管23は断面が円形で、その内部
は、上記船体3の後部の下方を、同上船体3の後方に連
通させる水通路24となっている。
【0047】上記内燃機関13からの動力を受けて駆動
するジェット噴射手段27が設けられている。このジェ
ット噴射手段27は、上記内燃機関13から動力を受け
て回転する推進軸28を有し、この推進軸28は前後方
向に延びてその前端が上記内燃機関13に連動連結さ
れ、後端は上記水通路24内に位置してこの後端にイン
ペラ29が取り付けられている。
するジェット噴射手段27が設けられている。このジェ
ット噴射手段27は、上記内燃機関13から動力を受け
て回転する推進軸28を有し、この推進軸28は前後方
向に延びてその前端が上記内燃機関13に連動連結さ
れ、後端は上記水通路24内に位置してこの後端にイン
ペラ29が取り付けられている。
【0048】上記流水管23の後端に外嵌されて上記船
体3の後部に支承される操舵管30が設けられ、この操
舵管30はその後部が上下、左右に回動するよう支承さ
れている。一方、上記船体3の前上部にハンドル31が
突設され、このハンドル31に上記操舵管30が連動連
結されている。上記ハンドル31の後方で、同上船体3
のデッキ5の上面には跨座式のシート32が着脱自在に
取り付けられ、このシート32に着座したライダーによ
り上記ハンドル31の端部に設けられたグリップ31a
が把持可能とされている。
体3の後部に支承される操舵管30が設けられ、この操
舵管30はその後部が上下、左右に回動するよう支承さ
れている。一方、上記船体3の前上部にハンドル31が
突設され、このハンドル31に上記操舵管30が連動連
結されている。上記ハンドル31の後方で、同上船体3
のデッキ5の上面には跨座式のシート32が着脱自在に
取り付けられ、このシート32に着座したライダーによ
り上記ハンドル31の端部に設けられたグリップ31a
が把持可能とされている。
【0049】平面視で、上記内燃機関13とシート32
とはほぼ同じところに位置しており、かつ、上下方向
で、これら13,32の間に位置する上記デッキ5の部
分には、開口33が形成されている。上記デッキ5の部
分に上記シート32を着脱自在に取り付けることで、上
記開口33が開閉自在に閉じられると共に、上記内燃機
関13がその上方から開閉自在に覆われるようになって
おり、つまり、上記シート32は上記開口33や内燃機
関13に対しての蓋体とされている。そして、上記シー
ト32を取り外せば、上記開口33を通し船体3の外部
から上記内燃機関13の保守、点検作業ができることと
なっている。上記の場合、蓋体は、上記シート32に代
えて、FRP製のエンジンハッチ等のカバーであっても
よく、また、この蓋体はデッキ5に対し回動自在に枢支
されたものであってもよい。
とはほぼ同じところに位置しており、かつ、上下方向
で、これら13,32の間に位置する上記デッキ5の部
分には、開口33が形成されている。上記デッキ5の部
分に上記シート32を着脱自在に取り付けることで、上
記開口33が開閉自在に閉じられると共に、上記内燃機
関13がその上方から開閉自在に覆われるようになって
おり、つまり、上記シート32は上記開口33や内燃機
関13に対しての蓋体とされている。そして、上記シー
ト32を取り外せば、上記開口33を通し船体3の外部
から上記内燃機関13の保守、点検作業ができることと
なっている。上記の場合、蓋体は、上記シート32に代
えて、FRP製のエンジンハッチ等のカバーであっても
よく、また、この蓋体はデッキ5に対し回動自在に枢支
されたものであってもよい。
【0050】上記内燃機関13を駆動させると、この内
燃機関13が出力する動力が上記推進軸28に伝達さ
れ、この推進軸28と共に回転する上記インペラ29に
より、上記水通路24内の水2が後方に向って加速さ
れ、これにより、上記船体3の後部の下方の水2が上記
水通路24の前端からこの水通路24内に吸入される一
方、この水通路24を通過してその後端から後方に向っ
て噴射され、この噴射の反力により、上記船艇1が前方
に向って推進させられる。
燃機関13が出力する動力が上記推進軸28に伝達さ
れ、この推進軸28と共に回転する上記インペラ29に
より、上記水通路24内の水2が後方に向って加速さ
れ、これにより、上記船体3の後部の下方の水2が上記
水通路24の前端からこの水通路24内に吸入される一
方、この水通路24を通過してその後端から後方に向っ
て噴射され、この噴射の反力により、上記船艇1が前方
に向って推進させられる。
【0051】上記推進時に、ハンドル31を操作し、上
記操舵管30の姿勢を変化させるよう回動させれば、上
記噴射の方向が変化して、船艇1が所望の方向に操舵さ
れるようになっている。
記操舵管30の姿勢を変化させるよう回動させれば、上
記噴射の方向が変化して、船艇1が所望の方向に操舵さ
れるようになっている。
【0052】図1、3において、上記内燃機関13は2
サイクル多気筒(2気筒)エンジンである。上記内燃機
関13は、上記船体3の底部であるハル4に、ゴム製の
弾性緩衝体34とブラケット36とを介して支持された
クランクケース37を備えている。このクランクケース
37内には軸心が船体3の長手方向である前後方向にほ
ぼ水平に延びるクランク軸38が設けられ、このクラン
ク軸38はその軸心回りに回転自在となるよう上記クラ
ンクケース37に支承されている。上記の場合、内燃機
関13は4サイクル単、もしくは多気筒エンジンであっ
てもよい。また、クランクケース37は、上記ハル4に
対しブラケット36等を用いないで直接的に支持させて
もよい。
サイクル多気筒(2気筒)エンジンである。上記内燃機
関13は、上記船体3の底部であるハル4に、ゴム製の
弾性緩衝体34とブラケット36とを介して支持された
クランクケース37を備えている。このクランクケース
37内には軸心が船体3の長手方向である前後方向にほ
ぼ水平に延びるクランク軸38が設けられ、このクラン
ク軸38はその軸心回りに回転自在となるよう上記クラ
ンクケース37に支承されている。上記の場合、内燃機
関13は4サイクル単、もしくは多気筒エンジンであっ
てもよい。また、クランクケース37は、上記ハル4に
対しブラケット36等を用いないで直接的に支持させて
もよい。
【0053】上記内燃機関13は、上記クランクケース
37からほぼ垂直な上方に向って突出し上下方向に長く
延びる複数のシリンダ40,40を有している。これら
シリンダ40は互いにほぼ平行となるよう上記クランク
軸38に沿って前後に並設されている。これら各シリン
ダ40は、クランクケース37から突出したシリンダ本
体40aを有し、これら各シリンダ本体40aにはシリ
ンダ孔40bが上下に貫通するよう形成されている。上
記シリンダ孔40bの上端開口を閉じるよう上記シリン
ダ本体40aの突出端にシリンダヘッド40cが取り付
けられている。
37からほぼ垂直な上方に向って突出し上下方向に長く
延びる複数のシリンダ40,40を有している。これら
シリンダ40は互いにほぼ平行となるよう上記クランク
軸38に沿って前後に並設されている。これら各シリン
ダ40は、クランクケース37から突出したシリンダ本
体40aを有し、これら各シリンダ本体40aにはシリ
ンダ孔40bが上下に貫通するよう形成されている。上
記シリンダ孔40bの上端開口を閉じるよう上記シリン
ダ本体40aの突出端にシリンダヘッド40cが取り付
けられている。
【0054】上記各シリンダ40の軸心40d(各シリ
ンダ孔40bの軸心と同じ)上で、上記各シリンダ孔4
0bにそれぞれピストン41が軸方向に摺動自在に嵌入
され、これら各ピストン41と上記クランク軸38とが
連接棒42で連動連結されている。
ンダ孔40bの軸心と同じ)上で、上記各シリンダ孔4
0bにそれぞれピストン41が軸方向に摺動自在に嵌入
され、これら各ピストン41と上記クランク軸38とが
連接棒42で連動連結されている。
【0055】上記各シリンダ孔40b内において、上記
シリンダヘッド40cとピストン41とで挟まれた空間
がシリンダ40内である燃焼室46とされている。これ
ら各燃焼室46にそれぞれ放電部が臨む点火プラグ49
が設けられ、これら各点火プラグ49はそれぞれ上記シ
リンダ40のシリンダヘッド40cに着脱自在に取り付
けられている。
シリンダヘッド40cとピストン41とで挟まれた空間
がシリンダ40内である燃焼室46とされている。これ
ら各燃焼室46にそれぞれ放電部が臨む点火プラグ49
が設けられ、これら各点火プラグ49はそれぞれ上記シ
リンダ40のシリンダヘッド40cに着脱自在に取り付
けられている。
【0056】前記吸気系部材15は、上記クランクケー
ス37に各シリンダ40毎に形成された吸気口と、これ
ら各吸気口にそれぞれ取り付けられるリード弁を収容す
ると共に二つの上記吸気口から延びる二つの吸気通路を
一つに集合させるエアインテークマニホールド52と、
上記内燃機関13の一側面(右側面)の外側方(右側
方)近傍に配設されて上下方向に長く延びその下端部が
上記エアインテークマニホールド52に連結される単一
の吸気管53と、この吸気管53の上端部に締結具55
の締結により連結される吸気箱54とを有している。こ
れら吸気管53と吸気箱54は両シリンダ40,40に
兼用されるもので、前後方向で両シリンダ40,40の
間に位置している。上記吸気箱54、吸気管53、およ
びエアインテークマニホールド52は、この順序で、上
記内燃機関13の外部を上記内燃機関13のクランクケ
ース37の内部に連通させている。また、上記吸気管5
3内には、この吸気管53内を通る吸気の量を制御する
スロットル弁が設けられ、つまり、この吸気管53の一
部はスロットルボディで構成されている。
ス37に各シリンダ40毎に形成された吸気口と、これ
ら各吸気口にそれぞれ取り付けられるリード弁を収容す
ると共に二つの上記吸気口から延びる二つの吸気通路を
一つに集合させるエアインテークマニホールド52と、
上記内燃機関13の一側面(右側面)の外側方(右側
方)近傍に配設されて上下方向に長く延びその下端部が
上記エアインテークマニホールド52に連結される単一
の吸気管53と、この吸気管53の上端部に締結具55
の締結により連結される吸気箱54とを有している。こ
れら吸気管53と吸気箱54は両シリンダ40,40に
兼用されるもので、前後方向で両シリンダ40,40の
間に位置している。上記吸気箱54、吸気管53、およ
びエアインテークマニホールド52は、この順序で、上
記内燃機関13の外部を上記内燃機関13のクランクケ
ース37の内部に連通させている。また、上記吸気管5
3内には、この吸気管53内を通る吸気の量を制御する
スロットル弁が設けられ、つまり、この吸気管53の一
部はスロットルボディで構成されている。
【0057】上記シリンダ40のシリンダ本体40aに
は、ソレノイド作動式の燃料噴射弁56が取り付けられ
ている。この燃料噴射弁56は棒状をなし、その長手方
向の一端部(基部)が噴射口とされて上記シリンダ40
内である燃焼室46に開口し、同上燃料噴射弁56の一
端部が上記各シリンダ本体40aの一側面(右側面)に
取り付けられ、他端部(突出端部)は上記シリンダ40
の外側方に向って突出している。なお、上記燃料噴射弁
56はソレノイドを含む弁本体だけでなく、この弁本体
に取り付けられた圧力調整弁等も含む概念である。ま
た、上記の場合、燃料噴射弁56はシリンダヘッド40
cに取り付けてもよい。
は、ソレノイド作動式の燃料噴射弁56が取り付けられ
ている。この燃料噴射弁56は棒状をなし、その長手方
向の一端部(基部)が噴射口とされて上記シリンダ40
内である燃焼室46に開口し、同上燃料噴射弁56の一
端部が上記各シリンダ本体40aの一側面(右側面)に
取り付けられ、他端部(突出端部)は上記シリンダ40
の外側方に向って突出している。なお、上記燃料噴射弁
56はソレノイドを含む弁本体だけでなく、この弁本体
に取り付けられた圧力調整弁等も含む概念である。ま
た、上記の場合、燃料噴射弁56はシリンダヘッド40
cに取り付けてもよい。
【0058】上記燃料噴射弁56に上記燃料タンク14
内の燃料57を加圧して供給する燃料供給手段58が設
けられている。この燃料供給手段58は、上記燃料タン
ク14内の燃料57を吸入する一方、この燃料57を吐
出する不図示の燃料ポンプと、この燃料ポンプの吐出口
を上記燃料噴射弁56に連通させる燃料供給管59と、
この燃料供給管59に取り付けられるレギュレータ60
と、余剰燃料を上記燃料タンク14に戻す燃料戻し管と
で構成され、このレギュレータ60の調整で、所望の圧
力の燃料57が上記燃料噴射弁56に供給されるように
なっている。
内の燃料57を加圧して供給する燃料供給手段58が設
けられている。この燃料供給手段58は、上記燃料タン
ク14内の燃料57を吸入する一方、この燃料57を吐
出する不図示の燃料ポンプと、この燃料ポンプの吐出口
を上記燃料噴射弁56に連通させる燃料供給管59と、
この燃料供給管59に取り付けられるレギュレータ60
と、余剰燃料を上記燃料タンク14に戻す燃料戻し管と
で構成され、このレギュレータ60の調整で、所望の圧
力の燃料57が上記燃料噴射弁56に供給されるように
なっている。
【0059】上記燃料噴射弁56は、ソレノイドにより
開閉作動するものであって、所定のクランク角における
作動で、上記燃料57を上記燃焼室46に噴射して供給
する。
開閉作動するものであって、所定のクランク角における
作動で、上記燃料57を上記燃焼室46に噴射して供給
する。
【0060】上記船体3の外部を上記エンジン室9に連
通させる吸気ダクト62が設けられている。また、上記
船体3の外部を上記後部室10に連通させる他の吸気ダ
クト63が設けられている。これら吸気ダクト62,6
3を通し、上記船体3の外部の空気64が上記エンジン
室9に導入可能とされている。
通させる吸気ダクト62が設けられている。また、上記
船体3の外部を上記後部室10に連通させる他の吸気ダ
クト63が設けられている。これら吸気ダクト62,6
3を通し、上記船体3の外部の空気64が上記エンジン
室9に導入可能とされている。
【0061】上記内燃機関13が駆動すれば、上記船体
3の外部の空気64が、上記各吸気ダクト62,63を
通し上記エンジン室9に導入される。上記内燃機関13
の駆動によるピストン41の往復摺動に伴い、上記エン
ジン室9内の空気64が上記吸気系部材15を通して、
上記クランクケース37内に吸入され、ここで予圧縮さ
れる。この予圧縮された空気64は上記シリンダ40内
の燃焼室46で更に圧縮され、この燃焼室46内の空気
64に対し上記燃料噴射弁56により燃料57が噴射に
より供給されて混合気が生成される。
3の外部の空気64が、上記各吸気ダクト62,63を
通し上記エンジン室9に導入される。上記内燃機関13
の駆動によるピストン41の往復摺動に伴い、上記エン
ジン室9内の空気64が上記吸気系部材15を通して、
上記クランクケース37内に吸入され、ここで予圧縮さ
れる。この予圧縮された空気64は上記シリンダ40内
の燃焼室46で更に圧縮され、この燃焼室46内の空気
64に対し上記燃料噴射弁56により燃料57が噴射に
より供給されて混合気が生成される。
【0062】そして、所定のクランク角で、上記点火プ
ラグ49が放電し、これにより、上記燃焼室46で燃料
57が燃焼させられ、この燃焼により生じる熱エネルギ
ーが動力に変換されて、上記クランク軸38から出力さ
れる。この動力は前記したように推進軸28を介してイ
ンペラ29に伝達され、船艇1が推進させられる。
ラグ49が放電し、これにより、上記燃焼室46で燃料
57が燃焼させられ、この燃焼により生じる熱エネルギ
ーが動力に変換されて、上記クランク軸38から出力さ
れる。この動力は前記したように推進軸28を介してイ
ンペラ29に伝達され、船艇1が推進させられる。
【0063】また、上記燃焼により生じた燃焼ガスは排
気65として、上記排気管16、逆流防止箱20、およ
び他の排気管21を順次通って、船体3の外部に排出さ
れる。
気65として、上記排気管16、逆流防止箱20、およ
び他の排気管21を順次通って、船体3の外部に排出さ
れる。
【0064】上記構成において、各燃料噴射弁56は、
少なくともその一部、もしくは、全部がその上方から上
記吸気箱54で覆われている。
少なくともその一部、もしくは、全部がその上方から上
記吸気箱54で覆われている。
【0065】このため、上記内燃機関13の保守、点検
作業のために、蓋体である前記シート32を取り外した
ときでも、上記燃料噴射弁56はその上方から上記吸気
箱54で覆われており、波が高いときや雨天時などに、
上記燃料噴射弁56に水2が降り掛ることは上記吸気箱
54により、防止される。
作業のために、蓋体である前記シート32を取り外した
ときでも、上記燃料噴射弁56はその上方から上記吸気
箱54で覆われており、波が高いときや雨天時などに、
上記燃料噴射弁56に水2が降り掛ることは上記吸気箱
54により、防止される。
【0066】よって、上記燃料噴射弁56は、一般に、
電子的に制御されるものであって複雑な構造をしてお
り、また、ソレノイド作動式であって強磁性体(鉄)の
部分を有しており、このため、水2が付着することによ
り、錆が生じ易いものであるが、上記したように、燃料
噴射弁56に水2の降り掛ることが防止されることから
錆の発生が防止されて、寿命の向上が達成される。特に
船艇1を海上で用いる場合は、燃料噴射弁56に海水が
降り掛ることが防止されて都合がよい。
電子的に制御されるものであって複雑な構造をしてお
り、また、ソレノイド作動式であって強磁性体(鉄)の
部分を有しており、このため、水2が付着することによ
り、錆が生じ易いものであるが、上記したように、燃料
噴射弁56に水2の降り掛ることが防止されることから
錆の発生が防止されて、寿命の向上が達成される。特に
船艇1を海上で用いる場合は、燃料噴射弁56に海水が
降り掛ることが防止されて都合がよい。
【0067】また、上記内燃機関13のシリンダ40の
上記一側面に、棒状の燃料噴射弁56の一端部が取り付
けられて、この燃料噴射弁56の他端部が上記シリンダ
40の外側方に向って突出し、平面視で、上記シリンダ
40の軸心40dを通り上記クランク軸38の軸心と直
交する第1鉛直面67に対し、上記燃料噴射弁56が傾
斜させられ、かつ、上記燃料噴射弁56の軸心は上記シ
リンダ40の軸心40dを通過している。
上記一側面に、棒状の燃料噴射弁56の一端部が取り付
けられて、この燃料噴射弁56の他端部が上記シリンダ
40の外側方に向って突出し、平面視で、上記シリンダ
40の軸心40dを通り上記クランク軸38の軸心と直
交する第1鉛直面67に対し、上記燃料噴射弁56が傾
斜させられ、かつ、上記燃料噴射弁56の軸心は上記シ
リンダ40の軸心40dを通過している。
【0068】このため、上記燃料噴射弁56の他端部
が、単に上記第1鉛直面67を通り上記シリンダ40か
ら船体3の幅方向に突出させられることに比べて、同上
幅方向における推進装置12の寸法は小さくなる。
が、単に上記第1鉛直面67を通り上記シリンダ40か
ら船体3の幅方向に突出させられることに比べて、同上
幅方向における推進装置12の寸法は小さくなる。
【0069】また、上記吸気管53の少なくとも一部は
上記燃料噴射弁56の他端部よりも上記シリンダ40側
に配設されている。より具体的には、平面視で、クラン
ク軸38の軸心から最も離れている燃料噴射弁56の部
分を通り、かつ、上記クランク軸38の軸心に平行な仮
想線66よりも、上記吸気管53の少なくとも一部が、
上記クランク軸38の軸心寄りに配置されている。
上記燃料噴射弁56の他端部よりも上記シリンダ40側
に配設されている。より具体的には、平面視で、クラン
ク軸38の軸心から最も離れている燃料噴射弁56の部
分を通り、かつ、上記クランク軸38の軸心に平行な仮
想線66よりも、上記吸気管53の少なくとも一部が、
上記クランク軸38の軸心寄りに配置されている。
【0070】このため、上記燃料噴射弁56は上記シリ
ンダ40に取り付けられていて、これらシリンダ40と
燃料噴射弁56とは、もとより互いに接近しているが、
これに加えて、上記吸気管53の少なくとも一部も上記
シリンダ40に、より接近させられることとなり、同上
幅方向における上記推進装置12の幅寸法が小さくな
る。
ンダ40に取り付けられていて、これらシリンダ40と
燃料噴射弁56とは、もとより互いに接近しているが、
これに加えて、上記吸気管53の少なくとも一部も上記
シリンダ40に、より接近させられることとなり、同上
幅方向における上記推進装置12の幅寸法が小さくな
る。
【0071】よって、上記推進装置12の幅寸法が小さ
くなる分、これを収納する船体3の幅寸法も小さくさ
れ、このようにして、船艇1の操向時の旋回性能が向上
させられている。
くなる分、これを収納する船体3の幅寸法も小さくさ
れ、このようにして、船艇1の操向時の旋回性能が向上
させられている。
【0072】また、上記クランク軸38に沿って二つの
シリンダ40,40が並設され、これら各シリンダ40
にそれぞれ燃料噴射弁56が取り付けられ、これら燃料
噴射弁56はその各他端部に向うに従い互いにより大き
く離れることとされ、これら両燃料噴射弁56,56間
に上記吸気管53が配設されている。
シリンダ40,40が並設され、これら各シリンダ40
にそれぞれ燃料噴射弁56が取り付けられ、これら燃料
噴射弁56はその各他端部に向うに従い互いにより大き
く離れることとされ、これら両燃料噴射弁56,56間
に上記吸気管53が配設されている。
【0073】このため、両燃料噴射弁56,56間の空
間は、より広くなることから、上記両燃料噴射弁56,
56間に配設された吸気管53は、上記した空間を通し
て上記シリンダ40に、より接近させられている。これ
により、上記推進装置12の同上幅方向の寸法が、より
小さくされている。
間は、より広くなることから、上記両燃料噴射弁56,
56間に配設された吸気管53は、上記した空間を通し
て上記シリンダ40に、より接近させられている。これ
により、上記推進装置12の同上幅方向の寸法が、より
小さくされている。
【0074】また、上記各燃料噴射弁56の下面に燃料
供給口68が形成されている。一方、平面視で、上記内
燃機関13近傍の燃料供給管59は、上記クランク軸3
8とほぼ平行に延びるよう配置され、上記燃料供給管5
9が上記各燃料供給口68に連結させられている。な
お、上記燃料供給口68は燃料噴射弁56の上面に形成
してもよい。
供給口68が形成されている。一方、平面視で、上記内
燃機関13近傍の燃料供給管59は、上記クランク軸3
8とほぼ平行に延びるよう配置され、上記燃料供給管5
9が上記各燃料供給口68に連結させられている。な
お、上記燃料供給口68は燃料噴射弁56の上面に形成
してもよい。
【0075】このため、上記各燃料噴射弁56の燃料供
給口68と燃料供給管59とは平面視で重ね合わせるよ
うに配置させられて、船体3の幅方向における上記各燃
料噴射弁56と燃料供給管59との配設がコンパクトに
され、これにより、上記推進装置12の同上幅方向の寸
法が、より小さくされている。
給口68と燃料供給管59とは平面視で重ね合わせるよ
うに配置させられて、船体3の幅方向における上記各燃
料噴射弁56と燃料供給管59との配設がコンパクトに
され、これにより、上記推進装置12の同上幅方向の寸
法が、より小さくされている。
【0076】また、特に図2において、上下方向の燃料
噴射弁56の位置は、船艇1の正常姿勢での喫水線72
よりも上側に位置させられている。一方、船艇1の18
0°転覆姿勢を仮定して図2を上下で逆に見れば、図中
一点鎖線で示す喫水線73よりも、上記燃料噴射弁56
は上側に位置させられている。なお、この構成は、船艇
1に、少なくとも乗員が乗船していない状態で、得られ
るものとされている。
噴射弁56の位置は、船艇1の正常姿勢での喫水線72
よりも上側に位置させられている。一方、船艇1の18
0°転覆姿勢を仮定して図2を上下で逆に見れば、図中
一点鎖線で示す喫水線73よりも、上記燃料噴射弁56
は上側に位置させられている。なお、この構成は、船艇
1に、少なくとも乗員が乗船していない状態で、得られ
るものとされている。
【0077】このため、船艇1の推進中に正常、転覆姿
勢を繰り返すなどして、この推進に支障のない範囲で、
上記船体3内に水2が浸入している場合において、この
船艇1が正常姿勢と転覆姿勢のいずれをとる場合でも、
上記船体3内に浸入していた水2の水位は上記喫水線7
2,73よりも高くなることはないことから、上記燃料
噴射弁56に水2が付着することが抑制される。よっ
て、上記燃料噴射弁56に錆が生じることが防止され
て、寿命の向上が達成される。
勢を繰り返すなどして、この推進に支障のない範囲で、
上記船体3内に水2が浸入している場合において、この
船艇1が正常姿勢と転覆姿勢のいずれをとる場合でも、
上記船体3内に浸入していた水2の水位は上記喫水線7
2,73よりも高くなることはないことから、上記燃料
噴射弁56に水2が付着することが抑制される。よっ
て、上記燃料噴射弁56に錆が生じることが防止され
て、寿命の向上が達成される。
【0078】以下の説明は、第2〜11の実施の形態を
示している。これら各実施の形態は、前記第1の実施の
形態と構成、作用において多くの点で共通している。そ
こで、これら共通するものについては、対応する図面に
共通の符号を付してその重複した説明を省略し、異なる
点につき主に説明する。
示している。これら各実施の形態は、前記第1の実施の
形態と構成、作用において多くの点で共通している。そ
こで、これら共通するものについては、対応する図面に
共通の符号を付してその重複した説明を省略し、異なる
点につき主に説明する。
【0079】(第2の実施の形態)
【0080】図4は、第2の実施の形態を示し、これは
特に請求項1〜4の発明に対応している。
特に請求項1〜4の発明に対応している。
【0081】これによれば、エアインテークマニホール
ド52内の吸気通路は各シリンダ40,40毎に独立し
て設けられており、これら各吸気通路に対してそれぞれ
独立した吸気管53,53が設けられ、これら両吸気管
53,53はクランク軸38の軸心に沿って前後に配置
されている。なお、以下の実施の形態において、吸気管
53が複数設けられている場合には、上記と同じ構成で
ある。
ド52内の吸気通路は各シリンダ40,40毎に独立し
て設けられており、これら各吸気通路に対してそれぞれ
独立した吸気管53,53が設けられ、これら両吸気管
53,53はクランク軸38の軸心に沿って前後に配置
されている。なお、以下の実施の形態において、吸気管
53が複数設けられている場合には、上記と同じ構成で
ある。
【0082】(第3の実施の形態)
【0083】図5は、第3の実施の形態を示し、これは
特に請求項5、6の発明に対応している。
特に請求項5、6の発明に対応している。
【0084】これによれば、シリンダ40は前後に三つ
設けられている。また、各シリンダ40毎に吸気管53
が設けられている。
設けられている。また、各シリンダ40毎に吸気管53
が設けられている。
【0085】図中実線で示すように、平面視で、上記燃
料噴射弁56は、その他端部に向うに従い上記第1鉛直
面67からより大きく離れるよう傾斜させられている。
また、上記クランク軸38の軸方向で、上記第1鉛直面
67を基準として、上記燃料噴射弁56の他端部側に上
記吸気管53の孔芯69が偏位させられている。
料噴射弁56は、その他端部に向うに従い上記第1鉛直
面67からより大きく離れるよう傾斜させられている。
また、上記クランク軸38の軸方向で、上記第1鉛直面
67を基準として、上記燃料噴射弁56の他端部側に上
記吸気管53の孔芯69が偏位させられている。
【0086】このため、上記クランク軸38の軸方向
で、シリンダ40から上記吸気管53が大きく前方、も
しくは後方に偏位することが抑制されて、これらシリン
ダ40、吸気管53、および燃料噴射弁56がコンパク
トに配置されている。
で、シリンダ40から上記吸気管53が大きく前方、も
しくは後方に偏位することが抑制されて、これらシリン
ダ40、吸気管53、および燃料噴射弁56がコンパク
トに配置されている。
【0087】よって、クランク軸38の軸方向で推進装
置12が大形になることが防止され、その分、船体3の
長手方向(前後方向)の寸法が小さくされている。
置12が大形になることが防止され、その分、船体3の
長手方向(前後方向)の寸法が小さくされている。
【0088】図中一点鎖線で示すように、平面視で、上
記燃料噴射弁56は、その他端部に向うに従い上記第1
鉛直面67からより大きく離れるよう傾斜させられてい
る。また、上記クランク軸38の軸方向で、上記第1鉛
直面67を基準として、上記燃料噴射弁56の他端部と
は反対側に上記吸気管53の孔芯69が偏位させられて
いる。
記燃料噴射弁56は、その他端部に向うに従い上記第1
鉛直面67からより大きく離れるよう傾斜させられてい
る。また、上記クランク軸38の軸方向で、上記第1鉛
直面67を基準として、上記燃料噴射弁56の他端部と
は反対側に上記吸気管53の孔芯69が偏位させられて
いる。
【0089】このため、上記船体3の幅方向で、上記吸
気管53と燃料噴射弁56とが互いに干渉し合うことが
防止される。
気管53と燃料噴射弁56とが互いに干渉し合うことが
防止される。
【0090】よって、上記吸気管53を上記シリンダ4
0に、より接近させることができ、このため、上記推進
装置12の同上幅方向の寸法がより小さくされる。
0に、より接近させることができ、このため、上記推進
装置12の同上幅方向の寸法がより小さくされる。
【0091】(第4の実施の形態)
【0092】図6は、第4の実施の形態を示し、これは
特に請求項7の発明に対応している。
特に請求項7の発明に対応している。
【0093】これによれば、平面視で、上記各シリンダ
40の一側面に、それぞれ一対の燃料噴射弁56,56
が取り付けられ、これら燃料噴射弁56,56の間に上
記第1鉛直面67が位置させられている。また、上記各
燃料噴射弁56はその他端部に向うに従い上記第1鉛直
面67からより大きく離れることとされ、これら両燃料
噴射弁56,56間の空間に上記吸気管53が配設され
ている。
40の一側面に、それぞれ一対の燃料噴射弁56,56
が取り付けられ、これら燃料噴射弁56,56の間に上
記第1鉛直面67が位置させられている。また、上記各
燃料噴射弁56はその他端部に向うに従い上記第1鉛直
面67からより大きく離れることとされ、これら両燃料
噴射弁56,56間の空間に上記吸気管53が配設され
ている。
【0094】このため、一つのシリンダ40に一対の燃
料噴射弁56,56が取り付けられたことから、一つの
シリンダ40に対する燃料57の噴射量が多くなって、
内燃機関13の出力の向上が達成される。
料噴射弁56,56が取り付けられたことから、一つの
シリンダ40に対する燃料57の噴射量が多くなって、
内燃機関13の出力の向上が達成される。
【0095】そして、上記のようにした場合でも、上記
船体3の幅方向で、上記吸気管53と各燃料噴射弁5
6,56とが互いに干渉し合うことが防止される。
船体3の幅方向で、上記吸気管53と各燃料噴射弁5
6,56とが互いに干渉し合うことが防止される。
【0096】よって、上記吸気管53を上記シリンダ4
0に、より接近させることができ、このため、上記推進
装置12の同上幅方向の寸法がより小さくされている。
0に、より接近させることができ、このため、上記推進
装置12の同上幅方向の寸法がより小さくされている。
【0097】(第5の実施の形態)
【0098】図7は、第5の実施の形態を示し、これは
特に請求項8の発明に対応している。
特に請求項8の発明に対応している。
【0099】これによれば、上記各シリンダ40内にそ
れぞれ燃料57を噴射して供給する他の燃料噴射弁71
が設けられ、この他の燃料噴射弁71は上記各シリンダ
40のシリンダヘッド40cに取り付けられている。
れぞれ燃料57を噴射して供給する他の燃料噴射弁71
が設けられ、この他の燃料噴射弁71は上記各シリンダ
40のシリンダヘッド40cに取り付けられている。
【0100】このため、一つのシリンダ40に対し燃料
噴射弁56が取り付けられているのに加えて、他の燃料
噴射弁71も取り付けられたことから、一つのシリンダ
40に対する燃料57の噴射量が多くなって、内燃機関
13の出力の向上が達成される。
噴射弁56が取り付けられているのに加えて、他の燃料
噴射弁71も取り付けられたことから、一つのシリンダ
40に対する燃料57の噴射量が多くなって、内燃機関
13の出力の向上が達成される。
【0101】そして、上記したように、シリンダ40内
により多くの燃料57を噴射して供給させるために、燃
料噴射弁56に加えて他の燃料噴射弁71が設けられた
が、上記燃料噴射弁56は上記シリンダ40の一側面に
取り付けられ、一方、上記他の燃料噴射弁71は同上シ
リンダ40のシリンダヘッド40c、つまり、このシリ
ンダ40の頂部に取り付けられているため、これら両燃
料噴射弁56,71が互いに干渉し合うことが防止され
て、これらの各シリンダ40に対する組み付け作業が容
易にできる。
により多くの燃料57を噴射して供給させるために、燃
料噴射弁56に加えて他の燃料噴射弁71が設けられた
が、上記燃料噴射弁56は上記シリンダ40の一側面に
取り付けられ、一方、上記他の燃料噴射弁71は同上シ
リンダ40のシリンダヘッド40c、つまり、このシリ
ンダ40の頂部に取り付けられているため、これら両燃
料噴射弁56,71が互いに干渉し合うことが防止され
て、これらの各シリンダ40に対する組み付け作業が容
易にできる。
【0102】(第6の実施の形態)
【0103】図8は、第6の実施の形態を示し、これは
特に請求項8の発明に対応している。
特に請求項8の発明に対応している。
【0104】図中実線で示したものは、前記第5の実施
の形態と同様である。
の形態と同様である。
【0105】また、図中一線鎖線で示す他の燃料噴射弁
71を、実線の他の燃料噴射弁71に代え、もしくはこ
れと共に設けてもよい。
71を、実線の他の燃料噴射弁71に代え、もしくはこ
れと共に設けてもよい。
【0106】(第7の実施の形態)
【0107】図9は、第7の実施の形態を示し、これは
特に請求項10、11の発明に対応している。
特に請求項10、11の発明に対応している。
【0108】これによれば、船体3内のエンジン室9に
2サイクルの内燃機関13が収納され、この内燃機関1
3が上記船体3の底部に支持されるクランクケース37
と、軸心が船体3の長手方向に向って延びこの軸心回り
に回転自在となるよう上記クランクケース37に支承さ
れるクランク軸38と、上記クランクケース37から上
方に向って突出するシリンダ40とを備えている。上記
クランクケース37から上方に向って突出する吸気管5
3が設けられ、上記クランク軸38の軸心を通りこの軸
心に沿って延びる第2鉛直面75に対し、上記シリンダ
40が一側方に傾斜させられ、上記吸気管53が他側方
に傾斜させられている。
2サイクルの内燃機関13が収納され、この内燃機関1
3が上記船体3の底部に支持されるクランクケース37
と、軸心が船体3の長手方向に向って延びこの軸心回り
に回転自在となるよう上記クランクケース37に支承さ
れるクランク軸38と、上記クランクケース37から上
方に向って突出するシリンダ40とを備えている。上記
クランクケース37から上方に向って突出する吸気管5
3が設けられ、上記クランク軸38の軸心を通りこの軸
心に沿って延びる第2鉛直面75に対し、上記シリンダ
40が一側方に傾斜させられ、上記吸気管53が他側方
に傾斜させられている。
【0109】上記シリンダ40内に燃料57を噴射して
供給する燃料噴射弁56が設けられ、この燃料噴射弁5
6は上記シリンダ40と吸気管53とで挟まれた空間7
6内に位置するように、シリンダ本体40aのうち、空
間76に面した側面に取り付けられている。
供給する燃料噴射弁56が設けられ、この燃料噴射弁5
6は上記シリンダ40と吸気管53とで挟まれた空間7
6内に位置するように、シリンダ本体40aのうち、空
間76に面した側面に取り付けられている。
【0110】このため、上記シリンダ40と吸気管53
とで挟まれた空間76が上記燃料噴射弁56の配設に有
効に利用されることとなる。
とで挟まれた空間76が上記燃料噴射弁56の配設に有
効に利用されることとなる。
【0111】よって、燃料噴射弁56の配設の空間を別
途に設けることに比べて、船体3の幅方向における上記
推進装置12の幅寸法が小さくなり、その分、船体3の
幅寸法を小さくでき、このため、船艇1の操向時の旋回
性能が向上させられる。
途に設けることに比べて、船体3の幅方向における上記
推進装置12の幅寸法が小さくなり、その分、船体3の
幅寸法を小さくでき、このため、船艇1の操向時の旋回
性能が向上させられる。
【0112】また、傾斜した上記シリンダ40の下面側
に、排気管16の上流側管18の上流側端部である一端
部が連結され、この排気管16の下流側管19である他
端部に排気膨張室77が形成されている。
に、排気管16の上流側管18の上流側端部である一端
部が連結され、この排気管16の下流側管19である他
端部に排気膨張室77が形成されている。
【0113】上記排気膨張室77は、上記空間76内に
位置させられ、かつ、上記燃料噴射弁56はその上方か
ら上記排気膨張室77で覆われている。
位置させられ、かつ、上記燃料噴射弁56はその上方か
ら上記排気膨張室77で覆われている。
【0114】このため、内燃機関13の保守、点検作業
のために、前記シート32を取り外したときでも、上記
燃料噴射弁56はその上方から上記排気膨張室77で覆
われており、上記燃料噴射弁56に水2が降り掛ること
は上記排気膨張室77により、防止される。
のために、前記シート32を取り外したときでも、上記
燃料噴射弁56はその上方から上記排気膨張室77で覆
われており、上記燃料噴射弁56に水2が降り掛ること
は上記排気膨張室77により、防止される。
【0115】よって、上記燃料噴射弁56に水2が付着
することが防止され、錆の発生が防止されて、寿命の向
上が達成される。
することが防止され、錆の発生が防止されて、寿命の向
上が達成される。
【0116】(第8の実施の形態)
【0117】図10は、第8の実施の形態を示し、これ
は特に請求項12の発明に対応している。
は特に請求項12の発明に対応している。
【0118】これによれば、船体3内のエンジン室9に
2サイクルの内燃機関13が収納され、この内燃機関1
3が上記船体3の底部に支持されるクランクケース37
と、軸心が船体3の長手方向に向って延びこの軸心回り
に回転自在となるよう上記クランクケース37に支承さ
れるクランク軸38と、上記クランクケース37から上
方に向って突出するシリンダ40とを備えている。上記
クランク軸38の軸心を通りこの軸心に沿って延びる第
2鉛直面75に対し、上記シリンダ40が一側方に傾斜
させられている。
2サイクルの内燃機関13が収納され、この内燃機関1
3が上記船体3の底部に支持されるクランクケース37
と、軸心が船体3の長手方向に向って延びこの軸心回り
に回転自在となるよう上記クランクケース37に支承さ
れるクランク軸38と、上記クランクケース37から上
方に向って突出するシリンダ40とを備えている。上記
クランク軸38の軸心を通りこの軸心に沿って延びる第
2鉛直面75に対し、上記シリンダ40が一側方に傾斜
させられている。
【0119】上記シリンダ40内に燃料57を噴射して
供給する燃料噴射弁56が設けられ、この燃料噴射弁5
6は傾斜した上記シリンダ40のシリンダ本体40aの
下面側に取り付けられている。
供給する燃料噴射弁56が設けられ、この燃料噴射弁5
6は傾斜した上記シリンダ40のシリンダ本体40aの
下面側に取り付けられている。
【0120】このため、内燃機関13の保守、点検作業
のために、前記シート32を取り外したときでも、上記
燃料噴射弁56はその一部、もしくは全部がその上方か
ら上記シリンダ40で覆われており、上記燃料噴射弁5
6に水2が降り掛ることは上記シリンダ40により、防
止される。
のために、前記シート32を取り外したときでも、上記
燃料噴射弁56はその一部、もしくは全部がその上方か
ら上記シリンダ40で覆われており、上記燃料噴射弁5
6に水2が降り掛ることは上記シリンダ40により、防
止される。
【0121】よって、上記燃料噴射弁56に水2が付着
することが防止され、錆の発生が防止されて、寿命の向
上が達成される。
することが防止され、錆の発生が防止されて、寿命の向
上が達成される。
【0122】(第9の実施の形態)
【0123】図11は、第9の実施の形態を示し、これ
は特に請求項12の発明に対応している。
は特に請求項12の発明に対応している。
【0124】これは、前記第8の実施の形態と同様であ
る。
る。
【0125】(第10の実施の形態)
【0126】図12は、第10の実施の形態を示し、こ
れは特に請求項13の発明に対応している。
れは特に請求項13の発明に対応している。
【0127】これによれば、船体3内のエンジン室9に
2サイクルの内燃機関13が収納され、この内燃機関1
3が上記船体3の底部に支持されるクランクケース37
と、軸心が船体3の長手方向に向って延びこの軸心回り
に回転自在となるよう上記クランクケース37に支承さ
れるクランク軸38と、上記クランクケース37から上
方に向って突出するシリンダ40とを備えている。上記
クランクケース37から上方に向って突出する吸気管5
3が設けられ、上記船体3の幅方向における上記内燃機
関13の一側面に吸気管53の下流側端部が取り付けら
れ、他側面に排気管16の上流側管18の上流側端部が
取り付けられている。
2サイクルの内燃機関13が収納され、この内燃機関1
3が上記船体3の底部に支持されるクランクケース37
と、軸心が船体3の長手方向に向って延びこの軸心回り
に回転自在となるよう上記クランクケース37に支承さ
れるクランク軸38と、上記クランクケース37から上
方に向って突出するシリンダ40とを備えている。上記
クランクケース37から上方に向って突出する吸気管5
3が設けられ、上記船体3の幅方向における上記内燃機
関13の一側面に吸気管53の下流側端部が取り付けら
れ、他側面に排気管16の上流側管18の上流側端部が
取り付けられている。
【0128】上記シリンダ40内に燃料57を噴射して
供給する燃料噴射弁56が設けられ、この燃料噴射弁5
6は上記内燃機関13の前面側および後面側に位置する
ようにシリンダ本体40aに取り付けられている。な
お、上記燃料噴射弁56は内燃機関13の前面側もしく
は後面側の一方にだけ取り付けてもよい。上記の場合、
シリンダ40の前面側、もしくは後面側は、いずれも平
面視で円弧形をなしている。このような場合には、上記
燃料噴射弁56は、その一端部を上記シリンダ40の前
端部、もしくは後端部に取り付け、この燃料噴射弁56
の上記一端部から他端部に向うに従って、上記第1鉛直
面67から離れるように配置させればよい。
供給する燃料噴射弁56が設けられ、この燃料噴射弁5
6は上記内燃機関13の前面側および後面側に位置する
ようにシリンダ本体40aに取り付けられている。な
お、上記燃料噴射弁56は内燃機関13の前面側もしく
は後面側の一方にだけ取り付けてもよい。上記の場合、
シリンダ40の前面側、もしくは後面側は、いずれも平
面視で円弧形をなしている。このような場合には、上記
燃料噴射弁56は、その一端部を上記シリンダ40の前
端部、もしくは後端部に取り付け、この燃料噴射弁56
の上記一端部から他端部に向うに従って、上記第1鉛直
面67から離れるように配置させればよい。
【0129】このため、上記吸気管53、排気管16、
および燃料噴射弁56は、上記内燃機関13の外面のう
ち互いに異なった面に取り付けられることから、上記吸
気管53、排気管16、および燃料噴射弁56は、これ
らの互いの干渉を避けて上記内燃機関13により接近さ
せることができ、船体3の幅方向における推進装置12
の幅寸法が小さくされている。
および燃料噴射弁56は、上記内燃機関13の外面のう
ち互いに異なった面に取り付けられることから、上記吸
気管53、排気管16、および燃料噴射弁56は、これ
らの互いの干渉を避けて上記内燃機関13により接近さ
せることができ、船体3の幅方向における推進装置12
の幅寸法が小さくされている。
【0130】よって、上記推進装置12の幅寸法を小さ
くできる分、船体3の幅寸法も小さくでき、このため、
船艇1の操向時の旋回性能が向上させられる。
くできる分、船体3の幅寸法も小さくでき、このため、
船艇1の操向時の旋回性能が向上させられる。
【0131】(第11の実施の形態)
【0132】図13は、第11の実施の形態を示し、こ
れは特に請求項1に対応している。
れは特に請求項1に対応している。
【0133】これによれば、平面視で、第1鉛直面67
上に、燃料噴射弁56が配設されている。
上に、燃料噴射弁56が配設されている。
【0134】他は、前記第1の実施の形態と同様であ
る。
る。
【0135】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0136】請求項1の発明は、船体内のエンジン室に
内燃機関を収納し、この内燃機関が上記船体の底部に支
持されるクランクケースと、このクランクケースから上
方に向って突出するシリンダとを備え、上記内燃機関の
外側方に上下方向に延びる吸気管を設け、この吸気管の
下端部を上記内燃機関に連結させる一方、同上吸気管の
上端部に吸気箱を連結し、上記内燃機関をその上方から
開閉自在に覆う蓋体を設けた小型船艇の推進装置におい
て、
内燃機関を収納し、この内燃機関が上記船体の底部に支
持されるクランクケースと、このクランクケースから上
方に向って突出するシリンダとを備え、上記内燃機関の
外側方に上下方向に延びる吸気管を設け、この吸気管の
下端部を上記内燃機関に連結させる一方、同上吸気管の
上端部に吸気箱を連結し、上記内燃機関をその上方から
開閉自在に覆う蓋体を設けた小型船艇の推進装置におい
て、
【0137】上記シリンダ内に燃料を噴射して供給する
燃料噴射弁を上記シリンダに取り付け、上記燃料噴射弁
の少なくとも一部をその上方から上記吸気箱で覆ってあ
る。
燃料噴射弁を上記シリンダに取り付け、上記燃料噴射弁
の少なくとも一部をその上方から上記吸気箱で覆ってあ
る。
【0138】このため、上記内燃機関の保守、点検作業
のために、上記蓋体を取り外したときでも、上記燃料噴
射弁はその上方から上記吸気箱で覆われており、上記燃
料噴射弁に水が降り掛ることは上記吸気箱により、防止
される。
のために、上記蓋体を取り外したときでも、上記燃料噴
射弁はその上方から上記吸気箱で覆われており、上記燃
料噴射弁に水が降り掛ることは上記吸気箱により、防止
される。
【0139】よって、上記燃料噴射弁は、一般に、電子
的に制御されるものであって複雑な構造をしており、ま
た、ソレノイド作動式であって強磁性体(鉄)の部分を
有しており、このため、水が付着することにより、錆が
生じ易いものであるが、上記したように、燃料噴射弁に
水の降り掛ることが防止されることから錆の発生が防止
されて、寿命の向上が達成される。
的に制御されるものであって複雑な構造をしており、ま
た、ソレノイド作動式であって強磁性体(鉄)の部分を
有しており、このため、水が付着することにより、錆が
生じ易いものであるが、上記したように、燃料噴射弁に
水の降り掛ることが防止されることから錆の発生が防止
されて、寿命の向上が達成される。
【0140】請求項2の発明は、船体内のエンジン室に
内燃機関を収納し、この内燃機関が上記船体の底部に支
持されるクランクケースと、このクランクケースに支承
されるクランク軸と、上記クランクケースから上方に向
って突出するシリンダとを備え、上記内燃機関の一側面
の外側方に上下方向に向って延びる吸気管を設けた小型
船艇の推進装置において、
内燃機関を収納し、この内燃機関が上記船体の底部に支
持されるクランクケースと、このクランクケースに支承
されるクランク軸と、上記クランクケースから上方に向
って突出するシリンダとを備え、上記内燃機関の一側面
の外側方に上下方向に向って延びる吸気管を設けた小型
船艇の推進装置において、
【0141】上記内燃機関のシリンダの上記一側面に、
上記シリンダ内に燃料を噴射して供給する棒状の燃料噴
射弁の一端部を取り付けて、この燃料噴射弁の他端部を
上記シリンダの外側方に向って突出させ、平面視で、上
記シリンダの軸心を通り上記クランク軸の軸心と直交す
る第1鉛直面に対し、上記燃料噴射弁を傾斜させてあ
る。
上記シリンダ内に燃料を噴射して供給する棒状の燃料噴
射弁の一端部を取り付けて、この燃料噴射弁の他端部を
上記シリンダの外側方に向って突出させ、平面視で、上
記シリンダの軸心を通り上記クランク軸の軸心と直交す
る第1鉛直面に対し、上記燃料噴射弁を傾斜させてあ
る。
【0142】このため、上記燃料噴射弁の他端部が、単
に上記第1鉛直面に沿うように上記シリンダから突出さ
せられることに比べて、推進装置の寸法は小さくなる。
に上記第1鉛直面に沿うように上記シリンダから突出さ
せられることに比べて、推進装置の寸法は小さくなる。
【0143】また、上記吸気管の少なくとも一部を上記
燃料噴射弁の他端部よりも上記シリンダ側に配設してあ
る。
燃料噴射弁の他端部よりも上記シリンダ側に配設してあ
る。
【0144】このため、上記燃料噴射弁は上記シリンダ
に取り付けられていて、これらシリンダと燃料噴射弁と
は、もとより互いに接近しているが、これに加えて、上
記吸気管の少なくとも一部も上記シリンダに、より接近
させられることとなり、上記推進装置の幅寸法が小さく
なる。
に取り付けられていて、これらシリンダと燃料噴射弁と
は、もとより互いに接近しているが、これに加えて、上
記吸気管の少なくとも一部も上記シリンダに、より接近
させられることとなり、上記推進装置の幅寸法が小さく
なる。
【0145】よって、上記推進装置の幅寸法が小さくな
る分、これを収容する船体をコンパクトにできる。特
に、クランク軸の軸心が船体の長手方向に向って延びる
ように内燃機関を船体に収納した場合には、この内燃機
関を収納する船体の幅寸法を小さくでき、このため、船
艇の操向時の旋回性能が向上する。
る分、これを収容する船体をコンパクトにできる。特
に、クランク軸の軸心が船体の長手方向に向って延びる
ように内燃機関を船体に収納した場合には、この内燃機
関を収納する船体の幅寸法を小さくでき、このため、船
艇の操向時の旋回性能が向上する。
【0146】請求項3の発明は、上記クランク軸に沿っ
て二つのシリンダを並設し、これら各シリンダにそれぞ
れ燃料噴射弁を取り付け、これら燃料噴射弁をその各他
端部に向うに従い互いにより大きく離れるようにし、こ
れら両燃料噴射弁間に上記吸気管を配設してある。
て二つのシリンダを並設し、これら各シリンダにそれぞ
れ燃料噴射弁を取り付け、これら燃料噴射弁をその各他
端部に向うに従い互いにより大きく離れるようにし、こ
れら両燃料噴射弁間に上記吸気管を配設してある。
【0147】このため、両燃料噴射弁間の空間は、より
広くなることから、上記両燃料噴射弁間に配設された吸
気管は、上記した空間を通して上記シリンダに、より接
近させることができ、これにより、上記推進装置の同上
幅方向の寸法が、より小さくなる。
広くなることから、上記両燃料噴射弁間に配設された吸
気管は、上記した空間を通して上記シリンダに、より接
近させることができ、これにより、上記推進装置の同上
幅方向の寸法が、より小さくなる。
【0148】請求項4の発明は、上記各燃料噴射弁の上
面もしくは下面に燃料供給口を形成し、平面視で、上記
クランク軸とほぼ平行に延びる燃料供給管を上記各燃料
供給口に連結してある。
面もしくは下面に燃料供給口を形成し、平面視で、上記
クランク軸とほぼ平行に延びる燃料供給管を上記各燃料
供給口に連結してある。
【0149】このため、上記各燃料噴射弁の燃料供給口
と燃料供給管とを平面視で重ね合わせるように配置させ
ることができて、幅方向における上記各燃料噴射弁と燃
料供給管との配設がコンパクトにでき、これにより、上
記推進装置の同上幅方向の寸法が、より小さくなる。
と燃料供給管とを平面視で重ね合わせるように配置させ
ることができて、幅方向における上記各燃料噴射弁と燃
料供給管との配設がコンパクトにでき、これにより、上
記推進装置の同上幅方向の寸法が、より小さくなる。
【0150】請求項5の発明は、平面視で、上記燃料噴
射弁がその他端部に向うに従い上記第1鉛直面からより
大きく離れるよう上記燃料噴射弁を傾斜させ、上記クラ
ンク軸の軸方向で、上記第1鉛直面を基準として、上記
燃料噴射弁の他端部側に上記吸気管の孔芯を偏位させて
ある。
射弁がその他端部に向うに従い上記第1鉛直面からより
大きく離れるよう上記燃料噴射弁を傾斜させ、上記クラ
ンク軸の軸方向で、上記第1鉛直面を基準として、上記
燃料噴射弁の他端部側に上記吸気管の孔芯を偏位させて
ある。
【0151】このため、上記クランク軸の軸方向で、シ
リンダから上記吸気管が大きく前方、もしくは後方に偏
位することが抑制されて、これらシリンダ、吸気管、お
よび燃料噴射弁がコンパクトに配置される。
リンダから上記吸気管が大きく前方、もしくは後方に偏
位することが抑制されて、これらシリンダ、吸気管、お
よび燃料噴射弁がコンパクトに配置される。
【0152】よって、クランク軸の軸方向で推進装置が
大形になることが防止され、特に、クランク軸の軸心が
船体の長手方向に向って延びるように内燃機関を船体に
収納した場合には、船体の長手方向(前後方向)の寸法
を小さくできる。
大形になることが防止され、特に、クランク軸の軸心が
船体の長手方向に向って延びるように内燃機関を船体に
収納した場合には、船体の長手方向(前後方向)の寸法
を小さくできる。
【0153】請求項6の発明は、平面視で、上記燃料噴
射弁がその他端部に向うに従い上記第1鉛直面からより
大きく離れるよう上記燃料噴射弁を傾斜させ、上記クラ
ンク軸の軸方向で、上記第1鉛直面を基準として、上記
燃料噴射弁の他端部とは反対側に上記吸気管の孔芯を偏
位させてある。
射弁がその他端部に向うに従い上記第1鉛直面からより
大きく離れるよう上記燃料噴射弁を傾斜させ、上記クラ
ンク軸の軸方向で、上記第1鉛直面を基準として、上記
燃料噴射弁の他端部とは反対側に上記吸気管の孔芯を偏
位させてある。
【0154】このため、上記船体の幅方向で、上記吸気
管と燃料噴射弁とが互いに干渉し合うことが防止され
る。
管と燃料噴射弁とが互いに干渉し合うことが防止され
る。
【0155】よって、上記吸気管を上記シリンダに、よ
り接近させることができ、このため、上記推進装置の同
上幅方向の寸法をより小さくできる。
り接近させることができ、このため、上記推進装置の同
上幅方向の寸法をより小さくできる。
【0156】請求項7の発明は、平面視で、上記シリン
ダの一側面に、一対の燃料噴射弁を取り付け、これら燃
料噴射弁の間に上記第1鉛直面を位置させ、各燃料噴射
弁をその他端部に向うに従い上記第1鉛直面からより大
きく離れるようにし、これら両燃料噴射弁間の空間に上
記吸気管を配設してある。
ダの一側面に、一対の燃料噴射弁を取り付け、これら燃
料噴射弁の間に上記第1鉛直面を位置させ、各燃料噴射
弁をその他端部に向うに従い上記第1鉛直面からより大
きく離れるようにし、これら両燃料噴射弁間の空間に上
記吸気管を配設してある。
【0157】このため、一つのシリンダに一対の燃料噴
射弁が取り付けられたことから、一つのシリンダに対す
る燃料の噴射量が多くなって、内燃機関の出力の向上が
達成される。
射弁が取り付けられたことから、一つのシリンダに対す
る燃料の噴射量が多くなって、内燃機関の出力の向上が
達成される。
【0158】そして、上記のようにした場合でも、上記
吸気管と各燃料噴射弁とが互いに干渉し合うことが防止
される。
吸気管と各燃料噴射弁とが互いに干渉し合うことが防止
される。
【0159】よって、上記吸気管を上記シリンダに、よ
り接近させることができ、このため、上記推進装置の同
上幅方向の寸法をより小さくできる。
り接近させることができ、このため、上記推進装置の同
上幅方向の寸法をより小さくできる。
【0160】請求項8の発明は、上記シリンダ内に燃料
を噴射して供給する他の燃料噴射弁を設け、この他の燃
料噴射弁を上記シリンダのシリンダヘッドに取り付けて
ある。
を噴射して供給する他の燃料噴射弁を設け、この他の燃
料噴射弁を上記シリンダのシリンダヘッドに取り付けて
ある。
【0161】このため、一つのシリンダに対し燃料噴射
弁が取り付けられているのに加えて、他の燃料噴射弁も
取り付けられたことから、一つのシリンダに対する燃料
の噴射量が多くなって、内燃機関の出力の向上が達成さ
れる。
弁が取り付けられているのに加えて、他の燃料噴射弁も
取り付けられたことから、一つのシリンダに対する燃料
の噴射量が多くなって、内燃機関の出力の向上が達成さ
れる。
【0162】そして、上記したように、シリンダ内によ
り多くの燃料を噴射して供給させるために、燃料噴射弁
に加えて他の燃料噴射弁が設けられたが、上記燃料噴射
弁は上記シリンダの一側面に取り付けられ、一方、上記
他の燃料噴射弁は同上シリンダのシリンダヘッド、つま
り、このシリンダの頂部に取り付けられているため、こ
れら両燃料噴射弁が互いに干渉し合うことが防止され
て、これらの各シリンダに対する組み付け作業が容易に
できる。
り多くの燃料を噴射して供給させるために、燃料噴射弁
に加えて他の燃料噴射弁が設けられたが、上記燃料噴射
弁は上記シリンダの一側面に取り付けられ、一方、上記
他の燃料噴射弁は同上シリンダのシリンダヘッド、つま
り、このシリンダの頂部に取り付けられているため、こ
れら両燃料噴射弁が互いに干渉し合うことが防止され
て、これらの各シリンダに対する組み付け作業が容易に
できる。
【0163】請求項9の発明は、上下方向の燃料噴射弁
の位置を、船艇の正常姿勢での喫水線よりも上側に位置
させ、かつ、船艇の180°転覆姿勢での喫水線よりも
上側に位置させてある。
の位置を、船艇の正常姿勢での喫水線よりも上側に位置
させ、かつ、船艇の180°転覆姿勢での喫水線よりも
上側に位置させてある。
【0164】このため、船艇の推進中に正常、転覆姿勢
を繰り返すなどして、この推進に支障のない範囲で、上
記船体内に水が浸入している場合において、この船艇が
正常姿勢と転覆姿勢のいずれをとる場合でも、上記船体
内に浸入していた水の水位は上記喫水線よりも高くなる
ことはないことから、上記燃料噴射弁に水が付着するこ
とが抑制される。よって、上記燃料噴射弁に錆が生じる
ことが防止されて、寿命の向上が達成される。
を繰り返すなどして、この推進に支障のない範囲で、上
記船体内に水が浸入している場合において、この船艇が
正常姿勢と転覆姿勢のいずれをとる場合でも、上記船体
内に浸入していた水の水位は上記喫水線よりも高くなる
ことはないことから、上記燃料噴射弁に水が付着するこ
とが抑制される。よって、上記燃料噴射弁に錆が生じる
ことが防止されて、寿命の向上が達成される。
【0165】請求項10の発明は、船体内のエンジン室
に内燃機関を収納し、この内燃機関が上記船体の底部に
支持されるクランクケースと、軸心が船体の長手方向に
向って延びこの軸心回りに回転自在となるよう上記クラ
ンクケースに支承されるクランク軸と、上記クランクケ
ースから上方に向って突出するシリンダとを備え、上記
内燃機関から上方に向って突出する吸気管を設け、上記
クランク軸の軸心を通りこの軸心に沿って延びる第2鉛
直面に対し、上記シリンダを一側方に傾斜させ、上記吸
気管を他側方に傾斜させた小型船艇の推進装置におい
て、
に内燃機関を収納し、この内燃機関が上記船体の底部に
支持されるクランクケースと、軸心が船体の長手方向に
向って延びこの軸心回りに回転自在となるよう上記クラ
ンクケースに支承されるクランク軸と、上記クランクケ
ースから上方に向って突出するシリンダとを備え、上記
内燃機関から上方に向って突出する吸気管を設け、上記
クランク軸の軸心を通りこの軸心に沿って延びる第2鉛
直面に対し、上記シリンダを一側方に傾斜させ、上記吸
気管を他側方に傾斜させた小型船艇の推進装置におい
て、
【0166】上記シリンダ内に燃料を噴射して供給する
燃料噴射弁を設け、この燃料噴射弁を上記シリンダと吸
気管とで挟まれた空間内に配設してある。
燃料噴射弁を設け、この燃料噴射弁を上記シリンダと吸
気管とで挟まれた空間内に配設してある。
【0167】このため、上記シリンダと吸気管とで挟ま
れた空間が上記燃料噴射弁の配設に有効に利用されるこ
ととなる。
れた空間が上記燃料噴射弁の配設に有効に利用されるこ
ととなる。
【0168】よって、燃料噴射弁の配設の空間を別途に
設けることに比べて、船体の幅方向における上記推進装
置の幅寸法が小さくなり、その分、船体の幅寸法を小さ
くでき、このため、船艇の操向時の旋回性能が向上す
る。
設けることに比べて、船体の幅方向における上記推進装
置の幅寸法が小さくなり、その分、船体の幅寸法を小さ
くでき、このため、船艇の操向時の旋回性能が向上す
る。
【0169】請求項11の発明は、傾斜した上記シリン
ダの下面側に、排気管の一端部を連結し、この排気管の
他端部に排気膨張室を形成し、一方、上記内燃機関をそ
の上方から開閉自在に覆う蓋体を設けた小型船艇の推進
装置において、
ダの下面側に、排気管の一端部を連結し、この排気管の
他端部に排気膨張室を形成し、一方、上記内燃機関をそ
の上方から開閉自在に覆う蓋体を設けた小型船艇の推進
装置において、
【0170】上記排気膨張室を、上記空間内に位置させ
ると共に、上記燃料噴射弁をその上方から上記排気膨張
室で覆ってある。
ると共に、上記燃料噴射弁をその上方から上記排気膨張
室で覆ってある。
【0171】このため、内燃機関の保守、点検作業のた
めに、上記蓋体を取り外したときでも、上記燃料噴射弁
はその上方から上記排気膨張室で覆われており、上記燃
料噴射弁に水が降り掛ることは上記排気膨張室により、
防止される。
めに、上記蓋体を取り外したときでも、上記燃料噴射弁
はその上方から上記排気膨張室で覆われており、上記燃
料噴射弁に水が降り掛ることは上記排気膨張室により、
防止される。
【0172】よって、上記燃料噴射弁に水が付着するこ
とが防止され、錆の発生が防止されて、寿命の向上が達
成される。
とが防止され、錆の発生が防止されて、寿命の向上が達
成される。
【0173】請求項12の発明は、船体内のエンジン室
に内燃機関を収納し、この内燃機関が上記船体の底部に
支持されるクランクケースと、このクランクケースに支
承されるクランク軸と、上記クランクケースから上方に
向って突出するシリンダとを備え、上記クランク軸の軸
心を通りこの軸心に沿って延びる第2鉛直面に対し、上
記シリンダを一側方に傾斜させた小型船艇の推進装置に
おいて、
に内燃機関を収納し、この内燃機関が上記船体の底部に
支持されるクランクケースと、このクランクケースに支
承されるクランク軸と、上記クランクケースから上方に
向って突出するシリンダとを備え、上記クランク軸の軸
心を通りこの軸心に沿って延びる第2鉛直面に対し、上
記シリンダを一側方に傾斜させた小型船艇の推進装置に
おいて、
【0174】上記シリンダ内に燃料を噴射して供給する
燃料噴射弁を設け、この燃料噴射弁を傾斜した上記シリ
ンダの下面側に取り付けてある。
燃料噴射弁を設け、この燃料噴射弁を傾斜した上記シリ
ンダの下面側に取り付けてある。
【0175】このため、上記燃料噴射弁はその上方から
上記シリンダで覆われており、仮に、内燃機関をその上
方から覆う蓋体を設けた場合で、この内燃機関の保守、
点検作業のために、上記蓋体を取り外したときでも、上
記燃料噴射弁に水が降り掛ることは上記シリンダによ
り、防止される。
上記シリンダで覆われており、仮に、内燃機関をその上
方から覆う蓋体を設けた場合で、この内燃機関の保守、
点検作業のために、上記蓋体を取り外したときでも、上
記燃料噴射弁に水が降り掛ることは上記シリンダによ
り、防止される。
【0176】よって、上記燃料噴射弁に水が付着するこ
とが防止され、錆の発生が防止されて、寿命の向上が達
成される。
とが防止され、錆の発生が防止されて、寿命の向上が達
成される。
【0177】請求項13の発明は、船体内のエンジン室
に内燃機関を収納し、この内燃機関が上記船体の底部に
支持されるクランクケースと、軸心が船体の長手方向に
向って延びこの軸心回りに回転自在となるよう上記クラ
ンクケースに支承されるクランク軸と、上記クランクケ
ースから上方に向って突出するシリンダとを備え、上記
内燃機関から上方に向って突出する吸気管を設け、上記
船体の幅方向における上記内燃機関の一側面に吸気管の
下流側端部を取り付け、他側面に排気管の上流側端部を
取り付けた小型船艇の推進装置において、
に内燃機関を収納し、この内燃機関が上記船体の底部に
支持されるクランクケースと、軸心が船体の長手方向に
向って延びこの軸心回りに回転自在となるよう上記クラ
ンクケースに支承されるクランク軸と、上記クランクケ
ースから上方に向って突出するシリンダとを備え、上記
内燃機関から上方に向って突出する吸気管を設け、上記
船体の幅方向における上記内燃機関の一側面に吸気管の
下流側端部を取り付け、他側面に排気管の上流側端部を
取り付けた小型船艇の推進装置において、
【0178】上記シリンダ内に燃料を噴射して供給する
燃料噴射弁を設け、この燃料噴射弁を上記内燃機関の前
面側および/もしくは後面側に取り付けてある。
燃料噴射弁を設け、この燃料噴射弁を上記内燃機関の前
面側および/もしくは後面側に取り付けてある。
【0179】このため、上記吸気管、排気管、および燃
料噴射弁は、上記内燃機関の外面のうち互いに異なった
面に取り付けられることから、上記吸気管、排気管、お
よび燃料噴射弁は、これらの互いの干渉を避けて上記内
燃機関により接近させることができ、船体の幅方向にお
ける推進装置の幅寸法を小さくできる。
料噴射弁は、上記内燃機関の外面のうち互いに異なった
面に取り付けられることから、上記吸気管、排気管、お
よび燃料噴射弁は、これらの互いの干渉を避けて上記内
燃機関により接近させることができ、船体の幅方向にお
ける推進装置の幅寸法を小さくできる。
【0180】よって、上記推進装置の幅寸法を小さくで
きる分、船体の幅寸法も小さくでき、このため、船艇の
操向時の旋回性能が向上する。
きる分、船体の幅寸法も小さくでき、このため、船艇の
操向時の旋回性能が向上する。
【図1】第1の実施の形態で、図2の1‐1線矢視断面
図である。
図である。
【図2】第1の実施の形態で、船艇の全体側面図であ
る。
る。
【図3】第1の実施の形態で、推進装置の平面図であ
る。
る。
【図4】第2の実施の形態で、図3に相当する図であ
る。
る。
【図5】第3の実施の形態で、図3に相当する図であ
る。
る。
【図6】第4の実施の形態で、図3に相当する図であ
る。
る。
【図7】第5の実施の形態で、図3に相当する図であ
る。
る。
【図8】第6の実施の形態で、図1に相当する図であ
る。
る。
【図9】第7の実施の形態で、図1に相当する図であ
る。
る。
【図10】第8の実施の形態で、図1に相当する図であ
る。
る。
【図11】第9の実施の形態で、図1に相当する図であ
る。
る。
【図12】第10の実施の形態で、図3に相当する図で
ある。
ある。
【図13】第11の実施の形態で、図3に相当する図で
ある。
ある。
1 船艇 2 水 3 船体 9 エンジン室 12 推進装置 13 内燃機関 16 排気管 32 シート(蓋体) 33 開口 37 クランクケース 38 クランク軸 40 シリンダ 40a シリンダ本体 40b シリンダ孔 40c シリンダヘッド 40d 軸心 41 ピストン 42 連接棒 46 燃焼室 53 吸気管 54 吸気箱 56 燃料噴射弁 57 燃料 58 燃料供給手段 59 燃料供給管 64 空気 65 排気 67 第1鉛直面 68 燃料供給口 60 孔芯 71 他の燃料噴射弁 72,73 喫水線 75 第2鉛直面 76 空間 77 排気膨張室
Claims (13)
- 【請求項1】 船体内のエンジン室に内燃機関を収納
し、この内燃機関が上記船体の底部に支持されるクラン
クケースと、このクランクケースから上方に向って突出
するシリンダとを備え、上記内燃機関の外側方に上下方
向に延びる吸気管を設け、この吸気管の下端部を上記内
燃機関に連結させる一方、同上吸気管の上端部に吸気箱
を連結し、上記内燃機関をその上方から開閉自在に覆う
蓋体を設けた小型船艇の推進装置において、 上記シリンダ内に燃料を噴射して供給する燃料噴射弁を
上記シリンダに取り付け、上記燃料噴射弁の少なくとも
一部をその上方から上記吸気箱で覆った小型船艇の推進
装置。 - 【請求項2】 船体内のエンジン室に内燃機関を収納
し、この内燃機関が上記船体の底部に支持されるクラン
クケースと、このクランクケースに支承されるクランク
軸と、上記クランクケースから上方に向って突出するシ
リンダとを備え、上記内燃機関の一側面の外側方に上下
方向に向って延びる吸気管を設けた小型船艇の推進装置
において、 上記内燃機関のシリンダの上記一側面に、上記シリンダ
内に燃料を噴射して供給する棒状の燃料噴射弁の一端部
を取り付けて、この燃料噴射弁の他端部を上記シリンダ
の外側方に向って突出させ、平面視で、上記シリンダの
軸心を通り上記クランク軸の軸心と直交する第1鉛直面
に対し、上記燃料噴射弁を傾斜させ、上記吸気管の少な
くとも一部を上記燃料噴射弁の他端部よりも上記シリン
ダ側に配設した小型船艇の推進装置。 - 【請求項3】 上記クランク軸に沿って二つのシリンダ
を並設し、これら各シリンダにそれぞれ燃料噴射弁を取
り付け、これら燃料噴射弁をその各他端部に向うに従い
互いにより大きく離れるようにし、これら両燃料噴射弁
間に上記吸気管を配設した請求項2に記載の小型船艇の
推進装置。 - 【請求項4】 上記各燃料噴射弁の上面もしくは下面に
燃料供給口を形成し、平面視で、上記クランク軸とほぼ
平行に延びる燃料供給管を上記各燃料供給口に連結した
請求項3に記載の小型船艇の推進装置。 - 【請求項5】 平面視で、上記燃料噴射弁がその他端部
に向うに従い上記第1鉛直面からより大きく離れるよう
上記燃料噴射弁を傾斜させ、上記クランク軸の軸方向
で、上記第1鉛直面を基準として、上記燃料噴射弁の他
端部側に上記吸気管の孔芯を偏位させた請求項2から4
のうちいずれか1つに記載の小型船艇の推進装置。 - 【請求項6】 平面視で、上記燃料噴射弁がその他端部
に向うに従い上記第1鉛直面からより大きく離れるよう
上記燃料噴射弁を傾斜させ、上記クランク軸の軸方向
で、上記第1鉛直面を基準として、上記燃料噴射弁の他
端部とは反対側に上記吸気管の孔芯を偏位させた請求項
2から4のうちいずれか1つに記載の小型船艇の推進装
置。 - 【請求項7】 平面視で、上記シリンダの一側面に、一
対の燃料噴射弁を取り付け、これら燃料噴射弁の間に上
記第1鉛直面を位置させ、各燃料噴射弁をその他端部に
向うに従い上記第1鉛直面からより大きく離れるように
し、これら両燃料噴射弁間の空間に上記吸気管を配設し
た請求項2から6のうちいずれか1つに記載の小型船艇
の推進装置。 - 【請求項8】 上記シリンダ内に燃料を噴射して供給す
る他の燃料噴射弁を設け、この他の燃料噴射弁を上記シ
リンダのシリンダヘッドに取り付けた請求項2から7の
うちいずれか1つに記載の小型船艇の推進装置。 - 【請求項9】 上下方向の燃料噴射弁の位置を、船艇の
正常姿勢での喫水線よりも上側に位置させ、かつ、船艇
の180°転覆姿勢での喫水線よりも上側に位置させた
請求項1から8のうちいずれか1つに記載の小型船艇の
推進装置。 - 【請求項10】 船体内のエンジン室に内燃機関を収納
し、この内燃機関が上記船体の底部に支持されるクラン
クケースと、軸心が船体の長手方向に向って延びこの軸
心回りに回転自在となるよう上記クランクケースに支承
されるクランク軸と、上記クランクケースから上方に向
って突出するシリンダとを備え、上記内燃機関から上方
に向って突出する吸気管を設け、上記クランク軸の軸心
を通りこの軸心に沿って延びる第2鉛直面に対し、上記
シリンダを一側方に傾斜させ、上記吸気管を他側方に傾
斜させた小型船艇の推進装置において、 上記シリンダ内に燃料を噴射して供給する燃料噴射弁を
設け、この燃料噴射弁を上記シリンダと吸気管とで挟ま
れた空間内に配設した小型船艇の推進装置。 - 【請求項11】 傾斜した上記シリンダの下面側に、排
気管の一端部を連結し、この排気管の他端部に排気膨張
室を形成し、一方、上記内燃機関をその上方から開閉自
在に覆う蓋体を設けた小型船艇の推進装置において、 上記排気膨張室を、上記空間内に位置させると共に、上
記燃料噴射弁をその上方から上記排気膨張室で覆った請
求項10に記載の小型船艇の推進装置。 - 【請求項12】 船体内のエンジン室に内燃機関を収納
し、この内燃機関が上記船体の底部に支持されるクラン
クケースと、このクランクケースに支承されるクランク
軸と、上記クランクケースから上方に向って突出するシ
リンダとを備え、上記クランク軸の軸心を通りこの軸心
に沿って延びる第2鉛直面に対し、上記シリンダを一側
方に傾斜させた小型船艇の推進装置において、 上記シリンダ内に燃料を噴射して供給する燃料噴射弁を
設け、この燃料噴射弁を傾斜した上記シリンダの下面側
に取り付けた小型船艇の推進装置。 - 【請求項13】 船体内のエンジン室に内燃機関を収納
し、この内燃機関が上記船体の底部に支持されるクラン
クケースと、軸心が船体の長手方向に向って延びこの軸
心回りに回転自在となるよう上記クランクケースに支承
されるクランク軸と、上記クランクケースから上方に向
って突出するシリンダとを備え、上記内燃機関から上方
に向って突出する吸気管を設け、上記船体の幅方向にお
ける上記内燃機関の一側面に吸気管の下流側端部を取り
付け、他側面に排気管の上流側端部を取り付けた小型船
艇の推進装置において、 上記シリンダ内に燃料を噴射して供給する燃料噴射弁を
設け、この燃料噴射弁を上記内燃機関の前面側および/
もしくは後面側に取り付けた小型船艇の推進装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9039882A JPH10220247A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 小型船艇の推進装置 |
US09/020,368 US6095876A (en) | 1997-02-07 | 1998-02-09 | Engine component layout |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9039882A JPH10220247A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 小型船艇の推進装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10220247A true JPH10220247A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12565359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9039882A Pending JPH10220247A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 小型船艇の推進装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6095876A (ja) |
JP (1) | JPH10220247A (ja) |
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JP2002242690A (ja) | 2001-02-15 | 2002-08-28 | Yamaha Motor Co Ltd | 水ジェット推進艇 |
US6681712B1 (en) | 2002-12-31 | 2004-01-27 | Polaris Industries Inc. | Foam maintenance center for personal watercraft |
US6994603B2 (en) * | 2004-01-30 | 2006-02-07 | Clark Tim T | Integrated transmission bell housing |
US7229601B2 (en) * | 2004-02-06 | 2007-06-12 | Seh-America, Inc. | Ammonia reclamation system |
US7014519B1 (en) * | 2004-07-30 | 2006-03-21 | Brunswick Corporation | Marine propulsion system with a tilted in-line engine |
US10793228B2 (en) | 2016-12-02 | 2020-10-06 | Polaris Industries Inc. | Structure and assembly for recessed deck portion in pontoon boat |
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---|---|---|---|---|
US5309885A (en) * | 1992-02-13 | 1994-05-10 | Outboard Marine Corporation | Marine propulsion device including a fuel injected, four-cycle internal combustion engine |
JP3362868B2 (ja) * | 1992-04-30 | 2003-01-07 | 三信工業株式会社 | 吸気装置 |
US5524597A (en) * | 1993-12-06 | 1996-06-11 | Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha | Ignition system for watercraft |
JP3724823B2 (ja) * | 1994-02-28 | 2005-12-07 | ヤマハマリン株式会社 | 水上滑走艇 |
US5846102A (en) * | 1996-09-11 | 1998-12-08 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Four-cycle engine for a small jet boat |
-
1997
- 1997-02-07 JP JP9039882A patent/JPH10220247A/ja active Pending
-
1998
- 1998-02-09 US US09/020,368 patent/US6095876A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
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---|---|
US6095876A (en) | 2000-08-01 |
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